平成24年6月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(飯田修平君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
            議案第36号から議案第47号まで

◯議長(飯田修平君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第36号から議案第47号まで、平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)外11件についてを議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)

◯議長(飯田修平君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 井上五三男君。
  〔産業建設常任委員長 井上五三男君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(井上五三男君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告を申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外2件について審査するため、去る6月20日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告申し上げます。
 付託案件は、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第46号 砺波市下水道条例の一部改正について、議案第47号 砺波市水道事業給水条例の一部改正について、以上、議案3件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。ここで、今6月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げたいと思います。
 まず、土木災害復旧の事業内容についてただしたところ、庄川環状線と県道本町高木出線の交差点にある昭和53年に設置された道路案内板が4月3日の強風により根元から折損し、風速計が構造の基準を超える54.2メートルを表示していたので国へ申請いたしましたところ採択されたものであり、新たに設置するものについては柱を太くし、また案内板がしっかりと固定された構造のものとのことでありました。
 次に、職業能力開発センターの施設照明器具改修等工事についてただしたところ、今年度は国庫補助1,360万円を受けて改修するもので、昨年改修した部屋はLEDが設置されているので、今年度はそれ以外の照明器具についてLEDに取りかえ工事をするものであります。なお、補助金は照明器具以外のものでも使用できるとのことでありました。
 次に、市内企業人材育成事業委託についてただしたところ、地域の雇用情勢が厳しい中で、離職者の再就職を支援するため、市内企業等に委託して地域ニーズに応じた人材を育成し雇用に結びつけるもので、市内企業8社で10名の雇用を予定している。また、商工会議所主催の9月の産業フェアにも1名を雇用し、中心市街地活性化事業で取り組む駅前商店街のにぎわいサロンにも1名を雇用予定であるとのことでありました。
 次に、担い手育成・規模拡大推進事業補助金についてただしたところ、この事業の内容については、農協の営農指導員を通じて各経営体から要望を上げていただいたもので、もみすり機と色彩選別機導入要望があり、補助するものであるとのことでありました。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑・意見では、パナソニック株式会社デバイス社半導体事業グループ北陸工場砺波地区の動向について、高岡砺波スマートインターチェンジのアクセス道路について、新しい企業誘致活動について、農地内での開発行為に対する対応策について、チューリップ公園の活用について、最後に散居の空き家対策として空き家モデルハウスの計画についてなど、質問、意見及び要望があったところであります。
 最後に、当委員会は、調査研究の一環として、去る6月15日、上中野配水場を視察し、更新整備工事の概要について説明を受けたところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 民生病院常任委員長 村岡修一君。
  〔民生病院常任委員長 村岡修一君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(村岡修一君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外6件について及び請願1件を審査するため、去る6月21日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、今定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第38号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第39号 砺波市手数料条例の一部改正について、議案第41号 砺波市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について、議案第43号 砺波市心身障害者福祉金支給条例の一部改正について、議案第44号 砺波市霊苑条例の一部改正について、議案第45号 砺波市印鑑条例の一部改正について、受理番号10番 「公的年金の改悪に反対する意見書提出を求める請願」、以上、議案7件及び請願1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。また、請願1件については継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、今6月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、認知症高齢者グループホームの整備状況と今後の施設整備の地域バランスについて及び今後の補助金の継続見通しと平成25年度以降の開設についてただしたところ、認知症高齢者グループホームについては現在6カ所の整備が完了している。これに平成23年度繰り越し分の1カ所と今回の林、庄川地区の2カ所を加えると、平成24年度末では計9カ所が整備されるとのことでありました。
 一方、地域バランスについては、平成24年度から26年度までの3カ年計画で、市内を5つの生活圏域(北部、南部、東部、庄東、庄川地区)に区分し、各生活圏域に最低2カ所を目標に整備することとしている。今後の補助金の継続については、今回の補助金は平成24年度までであり、その後については何らかの支援策を講じていきたい。また、今後の開設希望に対しては、給付費と保険料のバランスを考慮し、施設整備を検討していきたいとのことでありました。
 次に、認知症高齢者グループホームのスプリンクラー整備事業補助金についてただしたところ、認知症高齢者グループホームのスプリンクラー設置については、平成21年度の消防法の改正により、275平米以上の施設に設置が義務づけされたところであり、平成22年度から24年度にかけて毎年1カ所に補助金を支出した結果、設置義務が必要な施設についてはすべて設置を完了したとのことでありました。なお、平成23年度からは275平米以下の施設の設置についても、新たに補助金の対象になったとのことでありました。
 次に、外国人登録法についてただしたところ、現在、市内には一時滞在者や観光者を除き約480名の方が登録をされており、主な内訳として中国人が約280名、日系ブラジル人が約90名、フィリピン人が約70名となっている。なお、今回の法改正により、入国の際に在留カードを発行された在留期間が3カ月以上の中長期滞在者や永住者なども住民基本台帳法に移行するとのことでありました。
 次に、社会福祉会館の改修工事に伴う今後の福祉器材の保管方法及びボランティアセンターの今後の窓口対応についてただしたところ、介護用福祉器材などの保管に使用してきたスペースを改修することから、福祉器材は市の施設である旧幸町保育所の施設の一部を借り受けて、そこで保管をしていくとのことでありました。また、ボランティアセンターの窓口業務については、当面、これまでどおり砺波及び庄川の2カ所体制を継続していくとのことでありました。
 次に、当委員会所管の市政一般に関する質疑・意見等では、生活保護不正受給者の有無について、総合病院と砺波医師会との連携について、総合病院耐震化整備事業建築設計業務委託での随意契約について、消費税が引き上げになった場合の病院経営への影響について、総合病院の医師及び看護師の確保について、総合病院の未収金状況とクレジットカード決済の導入について、院外処方での高齢者・障害者対応について、救急患者に対する医療情報の連携について、市営バスの自由乗降についてなどの意見及び要望があったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、民生病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 総務文教常任委員長 今藤久之君。
  〔総務文教常任委員長 今藤久之君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(今藤久之君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計予算補正予算(第2号)所管部分外3件についてを審査するため、去る6月22日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第37号 砺波市税条例の一部改正について、議案第40号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第42号 砺波市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部改正について、以上、議案4件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、今6月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、とやま型学力向上教育プラン研究事業についての取り組みと成果についてただしたところ、とやま型学力向上プログラムの取り組みについては、もちろん学力の向上も目指すものであるが、子どもたち同士の人間関係づくりを大切にするという目的もある、また学び合いも重視をしている。昨年度から市町村教育委員会プランとして組み入れることとなったもので、今年度は砺波東部小学校と出町中学校が推進校として取り組むが、教育委員会としてもあわせて学力向上に資する講演会などを企画していきたいと考える。成果については、推進校での取り組みを公開することや、研究発表などを行い、市内各小中学校に広めることができたのではないかと考えている。課題については、基礎的な部分も身につけながら、そのことを生かした学習をどのように展開していくかであるとのことでありました。
 次に、地域コミュニティー活動備品整備費補助について、どのような広報を行っているのか、現在の申請積み残しはあるのかただしたところ、毎年9月ころに、財団法人自治総合センターから募集案内が届く。その書類のコピーを各地区自治振興会へ送付している。また、同時に市のホームページに掲載し、周知を図っているとのことでありました。
 また、採択までの年数に関しては、今回の始聞社は2回目での採択であり、古上野は1回目の申請で採択を受けている。申請積み残しについてはないと理解している。1回目がだめで、2回目で採択となったのは始聞社が初めてのケースであるとのことでありました。
 次に、市税の過納付還付金不足額と市税の未納ついてただしたところ、法人市民税のうち法人税割額については、事業年度半ばで前年度の2分の1を予納することになっており、決算時に精算をして完納するという制度となっている。また、法人関係の税収見通しについては、11月末ごろにならないと明確にならないが、先行き不透明な社会経済情勢であり、未納も若干発生しているものの、公平・公正な徴収に手を尽くしているとのことでありました。
 次に、砺波市子育て支援医療費の助成及び砺波市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部改正による対象者と影響額についてただしたところ、前者に関しては、平成23年度において全体で5,815人の対象児童のうち、所得制限を超えない助成対象者が5,635人となっている。今回、制限額の変更により、さらに所得制限にかかる人は118人になる。影響額は200万円余となるとのことでありました。また、同様に、後者については、対象者はほとんどが若い方であることから、所得制限にかからない場合が多く、仮に10人程度の所得制限対象者がおられれば、約40万円程度の影響額が出るのではないかと思われるとのことでありました。
 関連して、所得制限の経緯と今後の見込みについてただしたところ、今回の児童手当法等の改正により所得制限額が引き上げられたが、富山県の医療費助成は通院が4歳になった月の末日まで、入院については就学前までに対して児童手当の受給対象者は中学生までであり影響が少ないと考えられる。砺波市としては、これまでも子育て支援に力を注いできており、今回の改正でほとんどの方が助成の対象となることから所得制限を廃止したものである。今後の見込みについては、何が保護者の方々に一番の支援になるのかを考えていきたいとのことでありました。
 次に、自主防災組織の備品整備と補助金の交付団体の決定方法ついてただしたところ、今回の林地区では、発電機、テント、ヘルメット、ヘッドライト、物品倉庫などが整備される。各自主防災会において防災活動に必要と判断される資機材を整備されるものであるとのことでありました。また、決定方法については、世帯数や60歳以上単身世帯数、地区人口、65歳以上4歳以下人口、自主防災組織結成順などを総合的に判断して整備順位が決められているもので、地区自治振興会協議会の同意を得ているとのことでありました。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑・意見等では、職員の職名について、行政評価の改善、廃止、休止事業の内訳と公表方法について、新学習指導要領の取り組みについて、家庭、学校、地域との連携の取り組みについて、道徳教育の取り組みについて、学校評価システムについて、自閉症、発達障害の現状について、自主財源の確保と行政財産の貸し付け、目的外使用の検討について、自主防災会の協力要請基準についてなどの意見及び要望があったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議案第36号から議案第47号まで、平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)外11件についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決であります。以上の案件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決されました。

                  日程第2
        公的年金の改悪に反対する意見書提出を求める請願

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第2 公的年金の改悪に反対する意見書提出を求める請願を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより受理番号10番 「公的年金の改悪に反対する意見書提出を求める請願」について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 今回の議会では、議案にはすべて賛成できるものでありました。ぜひ、この請願も皆さんで賛成していただけると幸いであります。
 受理番号10 「公的年金の改悪に反対する意見書提出を求める請願」について賛成の討論を行います。
 まさに、きょうというか今、国会において消費税大増税と社会保障大改悪一体改革関連法案をほとんど審議もないままに採決をしようという、到底許されないことが行われようとしております。とりわけ、社会保障制度改革推進法案という全く新しい法案についても、わずか2日間の審議、中央公聴会の後から出されてきたものであり、改めて公聴会を開き、国民の意見をしっかり聞いて徹底審議をすることすらなしに採決などもってのほかであります。
 これは、自立・自助を社会保障の基本として、憲法第25条の生存権を保障する国の責務を投げ捨てようとするものであります。さらに、社会保障の財源を消費税に求めており、増税か社会保障かと二者択一を迫っているものであります。この法案については日本弁護士連合会も反対声明を発表、日本国憲法第25条に抵触をする恐れがあると批判。社会保障に消費税を充てることについては、財源確保は憲法13条、14条、25条、29条などから導かれる能力に応じた負担、応能負担の原則のもとで資産課税の強化など担税力、税金を担う能力のあるところからなされなければならないとしています。
 昨日の衆議院社会保障特別委員会では、日本共産党の高橋千鶴子議員が暮らせる年金制度は待ったなしであると指摘をし、自民・公明両党が100年安心の年金などとうそぶいて導入をした、年金の給付水準を毎年切り下げるマクロ経済スライドの実施は許されないと主張したところであります。
 社会保障制度改革推進法案は、自助・自立の名のもとに、国民に自己責任を押しつける内容であることを追求しております。この法案では、社会保障の基本を社会保険方式ということにしており、社会福祉をもすら自己責任とする、国民に否定をされた小泉構造改革の再来につながりかねないものであります。
 この法案がねらうのは、社会保障の削減と消費税の増税、これは政治が貧しい人を殺すことにもつながっていくものといえます。常任委員会では、年金制度は大きな問題であり、私たち自身も勉強していかなければならないという意見も多く、継続審査となったところでありますが、一方では、持続可能な市町村国保を求めるという意見書がこの後提案をされますが、これも立派な中身になっております。ぜひ、年金についても、細かい字句上の表現等はさておいても、年金者からの生活実態を踏まえた請願の趣旨を受けとめ、意見書を今こそ政府に提出すべきだと考えるものであります。
 年金生活者の生活実態に思いをはせること、あくまで市民の目線を忘れないことが議会としての良心であると考えます。どうかこの請願を採択いただけますようお願いをし、討論とします。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより受理番号10番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号10番 「公的年金の改悪に反対する意見書提出を求める請願」に対する委員長の報告は継続審査であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり継続審査とすることに決しました。

                  日程第3
               議員提出議案第3号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第3 議員提出議案第3号 持続可能な市町村国保の構築を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 8番 村岡修一君。
  〔8番 村岡修一君 登壇〕

◯8番(村岡修一君) 議員提出議案第3号 持続可能な市町村国保の構築を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 市町村により運営されている国民健康保険は年齢構成が高く医療費水準が高い、無職者、失業者、非正規労働者等の低所得者が多く所得水準が低い、被用者保険に比べ保険料(税)負担が重いなどといった構造的な問題を抱えています。市町村国保のあり方をどうするかは、国民皆保険制度を堅持する上で非常に重要な課題であります。
 よって、国会及び政府におかれては、地方の意見をしっかり踏まえながら、持続可能な市町村国保の構築に向けて国と地方の役割を明確にし、国定率負担の引き上げによる公費負担の拡大など、安定的財源の確保に向けた道筋を示すよう強く要望いたします。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第3号 持続可能な市町村国保の構築を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第3号 持続可能な市町村国保の構築を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第4
               議員提出議案第4号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第4 議員提出議案第4号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第4号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 基地施設周辺の市町村は、基地所在に伴う諸問題の解決に向けて鋭意努力をしているところであります。
 しかし、基地関係市町村は長期にわたる景気低迷による地域経済の著しい疲弊や、基地所在に伴う特殊な財政需要の増大等により、大変厳しい財政状況にあります。
 また、自衛隊等の行為または防衛施設の設置、運用により生ずる障害の防止、軽減のため、国の責任において防衛省所管の基地周辺対策事業が実施されています。
 よって、国におかれては、基地関係市町村の実情に配慮して、基地交付金及び調整交付金を平成25年度予算において増額するとともに、基地交付金の対象資産を拡大すること、また、基地周辺対策経費の所要額を確保するとともに、各事業の補助対象施設及び範囲の拡大等の適用基準のさらなる緩和を図ることを強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 議員提出議案第4号 基地対策予算の増額等を求める意見書について、許容できない項目が含まれていることから、反対の討論を行うものであります。
 1項目めの基地交付金及び調整交付金の増額等については、現実の問題として私どもも反対であるとは言いません。富山県内で自衛隊の駐屯地がある私たちの砺波市は、基地交付金及び調整交付金は現状ではありません、ゼロです。本来、非課税だけれどもということであんまりだということで、事務所の下地分として年間でわずか5万8,000円だけが入ってきているような状況であります。迷惑料にもならないという市民の声も聞いております。
 さて、2項目めが悩ましいところであります。適用基準のさらなる緩和ということでありますが、これをあえて私どもが求める必要があるのかということであります。少し調べてみましたら、同様の意見書は該当する各地で取り上げられているようでありますが、2項目めに相当する項目を入れているところは少数派のようであるようであります。それはなぜか、あえてこの項目を入れることが、いたずらに基地を拡大したり、固定化してしまうことにつながりかねない、そういう市民の気持ちを反映したものではないかと考えます。
 砺波市にいる部隊は平和的な部隊だといった言い方をされる人もいます。しかし、自衛隊の本来任務を考えれば、実は砺波にいる部隊は極めて重要な位置づけにあることも事実であります。震災時の活動を大きく評価する声がありますが、あのように訓練された部隊は日本にはほかにはないということであり、自衛隊は残念ながら災害救助隊ではないのであります。
 この間、アメリカの言いなりになるように、自衛隊の海外への派兵などが当たり前のようになってくる中、自衛隊の、あるいはその家族などからも悩ましい思いをされている方もいることも事実です。そうした中で、この砺波市議会として、交付金の増額について多くの納得が得られるものとしても、あえて基地の拡大や固定化につながるような項目を入れることはいかがなものでありましょうか。
 2項目めを削除していただけるならば、私も一緒に賛成をしたいところでありますが、それがならないのであれば、残念ながら賛成することはできないという立場であることを明らかにさせていただき、討論とします。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第4号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第4号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第5
               議員提出議案第5号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第5 議員提出議案第5号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第5号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 北朝鮮による日本人拉致事件の発生から既に30年以上が経過し、平成14年の日朝首脳会談で北朝鮮が日本人の拉致を認めてからも、10年の歳月が流れようとしていますが、いまだ拉致問題は解決していません。
 これまでの膠着状態を打開するため、我が国は北朝鮮が新体制となったこの機会をとらえ、あらゆる可能性、方策を探りながら、これまで以上に強く、拉致問題解決に向けた具体的な行動に取り組まなければなりません。
 よって、政府及び国会におかれては、北朝鮮をめぐる情勢が大きく変化しているこの機をとらえ、すべての拉致被害者の方々の一刻も早い帰国の実現に向け、全力で取り組むよう強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第5号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第5号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第6
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中継続審査の申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了まで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることとに決しました。

                 追加日程第7
                 議案第48号

◯議長(飯田修平君) 次に、お諮りいたします。
 本日、市長から、議案第48号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第7として議題といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) ただいま追加提案いたしました、議案第48号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明申し上げます。
 議案第48号につきましては、人権擁護委員の仲村昭子氏がこのたび一身上の都合により辞職されたため、後任の人権擁護委員の候補者として老松久美子氏を推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(飯田修平君) お諮りいたします。本案については事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議案第48号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、老松久美子氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、老松久美子氏を適任とすることに決しました。

◯議長(飯田修平君) 以上で、今定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

                閉会のあいさつ

◯議長(飯田修平君) 市長からごあいさつがございます。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) 6月の砺波市議会定例会の閉会に当たりましてごあいさつを申し上げます。
 今定例会に提案いたしました一般会計補正予算を初め、当面必要となってまいりました諸案件につきまして、それぞれ可決をいただき、まことにありがとうございました。
 私は、今議会において、今期限りで市長職を辞する決断をいたしましたが、残された期間、将来の砺波市の礎を築き、ふるさと砺波の発展に全力を傾注してまいる所存でありますので、今後ともよろしくお願いを申し上げます。
 これから暑い夏を迎えます。各位には健康に十分留意していただきますようお願い申し上げるとともに、議員各位には、そして報道関係の皆様方にお礼を申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。ありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告

◯議長(飯田修平君) これをもちまして、平成24年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 2時50分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

平成    年    月    日

   議  長   飯 田 修 平

   署名議員   江 守 俊 光

   署名議員   堀 田 信 一

   署名議員   山 森 文 夫