平成24年6月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時08分 開会

               開 会 の 宣 告
◯議長(飯田修平君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより、平成24年6月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく公益法人等の経営状況説明書について、砺波市土地開発公社、公益財団法人砺波市花と緑の財団、株式会社フラワーランドとなみ、公益財団法人砺波市農業公社、公益財団法人砺波市文化振興会、財団法人砺波市体育協会より、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名

◯議長(飯田修平君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において
 18番 江 守 俊 光 君
 19番 堀 田 信 一 君
 20番 山 森 文 夫 君
を指名いたします。

                  日程第2
               会期の決定について

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本6月定例会の会期は、本日から6月26日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から6月26日までの19日間と決定いたしました。

                  日程第3
       施政方針、並びに議案第36号から議案第47号まで、
            及び報告第4号から報告第9号まで

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第3 施政方針、並びに議案第36号から議案第47号まで、平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)外11件について、及び報告第4号から報告第9号まで、継続費の逓次繰越しについて外5件についてを議題といたします。

           (施政方針表明並びに提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) まず、冒頭でございますが、ただいま、全国市議会議長会から永年議員として15年以上の議員表彰を受けられました山森議員、そして、10年以上の表彰を受けられました飯田議員には、このたび、晴れて永年議員としての表彰を心からお祝い申し上げたいと思います。大変おめでとうございます。
 さて、平成24年6月砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました平成24年度一般会計補正予算を初めとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位を初め市民の皆さんの御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 初めに、最近の経済情勢等について申し上げます。
 5月の月例経済報告によりますと、景気は依然として厳しい状況にあるものの、緩やかに回復しつつあるとされており、また、先行きについても、復興需要などを背景に、景気回復の動きが確かなものとなることが期待されるとしております。また、北陸財務局発表の経済調査によると、総括判断で持ち直しているとされ、1年10カ月ぶりに上方修正されたところであります。なお、海外景気や電力供給、原油高の影響などに注意する必要があるとされているところでもあります。
 このため、市といたしましては、平成24年度予算の早期執行に努め、また、国、県の施策に呼応した積極的な施策の遂行によりまして、社会資本整備の推進、金融対策などの中小企業支援、雇用機会の創出などの経済・雇用対策に取り組み、地域経済の活性化と市民生活の安定を図ってまいります。
 次に、平成23年度の決算見込みについて御報告申し上げます。
 各会計の決算につきましては現在調整中でありますが、一般会計の決算では、歳出において、事業の効率的な執行と経費の削減等により、限られた財源の有効活用に努めたところであり、また、歳入では、市税や地方交付税など一般財源の確保に努めた結果、平成23年度一般会計は実質収支で剰余金が生じる見込みとなっております。
 次に、主な事業の進捗状況について申し上げます。
 まず、砺波市総合計画後期計画タウンミーティングについて申し上げます。
 今年度から総合計画後期計画がスタートいたしました。この計画は総合計画審議委員を初め、多くの市民に御協力をいただいてつくり上げたものであります。つきましては、今後とも市民と行政との協働による市政運営を推進する観点から、総合計画の実行に当たり、市民各位の御理解と御協力をいただくことが大切であると考え、現在、小学校区ごとにタウンミーティングを開催しているところであります。
 次に、空き家対策について申し上げます。
 過日、自治振興会やNPO法人の代表など、関係の皆さんに参画をいただき、空き家再生等推進協議会を立ち上げたところであります。協議会では、空き家情報バンクの内容や運営方針、モデルケースとなる空き家の利活用方策のほか、廃屋の今後の取り扱いについても協議、検討をいただくこととしております。空き家の利活用は、散居景観の保全や交流、定住の促進に直結するものであることから、市民各位の理解を得ながら積極的に推進をしてまいります。
 次に、ボランティア団体について申し上げます。
 市町の合併以降もそれぞれで活動されておりました砺波市ボランティア連絡協議会と庄川町ボランティア連絡協議会が去る5月25日に合併され、新たに砺波市ボランティア連絡協議会として活動を開始されました。今後とも、お互いのよい点が相乗効果となって発揮され、組織の活性化とより活発な活動の展開を期待したいと思います。
 次に、行政改革の推進について申し上げます。
 去る4月4日に行政改革推進本部会議を開催し、砺波市行政改革大綱に基づき、今年度において検討する課題などを確認いたしたところであります。今後は、市の職員で構成する行政改革推進委員会や、市内外の有識者で構成する行政改革委員会での議論や御意見、御提案を踏まえ、具体的な検討を行ってまいります。
 次に、防災対策について申し上げます。
 東日本大震災を教訓に、国を初めとして全国の自治体が地域防災計画の見直しに取り組んでいるところであります。当市においても、国、県の修正等を踏まえ、砺波市地域防災計画の修正を進めてまいります。この防災計画の修正に当たりましては、市議会、自治振興会、自主防災会を初めとした関係機関並びに市民の皆さんの御意見などを十分に伺うとともに、庁内検討組織として設置した砺波市地域防災計画検討委員会及び砺波市地域防災計画専門部会において具体的な検討を行い、最終的には砺波市防災会議において修正計画を決定したいと考えております。
 次に、保健衛生について申し上げます。
 昨年、市内で発生した焼肉チェーン店の集団食中毒事件から1年余りが経過しましたが、この間、食肉管理の安全基準の強化を国に要望するとともに、市民の食の安全施策を推進してまいりました。これから食中毒が発生しやすい時節となりますので、来る6月17日に食育イベントと食中毒予防研修会を開催し、市民への食育と食中毒予防の啓発普及に努めてまいります。
 次に、社会福祉について申し上げます。
 今年度から砺波市社会福祉協議会に設置いたしました地域福祉コーディネーターにつきましては、市内全地区から推薦のあった方々をコーディネーターに委嘱したところであります。今後、研修等を通じまして、コーディネーターの役割や福祉施策の概要等について認識を深めていただき、自治振興会と福祉推進協議会との情報の橋渡しなど、民生委員・児童委員や福祉サポーターの皆さんと一体となって、地域福祉の増進に御活躍をいただきたいと考えております。
 また、ひとり親家庭等の医療費助成事業につきましては、ひとり親家庭等の自立を促進するため、4月から所得限度額を引き上げ、適用対象者の拡大を図ったところであります。
 次に、環境行政について申し上げます。
 去る4月1日と5月27日の2日間、市民ごみゼロ運動を実施いたしましたところ、早朝から多くの市民に参加をいただき、約7.7トンのごみを回収いたしました。皆さんの積極的な御協力に感謝を申し上げますとともに、今後とも環境美化の向上に努めてまいります。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 昨年は交通死亡事故が多発いたしましたが、昨年8月を最後に交通死亡事故は発生していない状況にあります。これは、交通安全活動に取り組んでいただいた関係者の方々の御尽力のたまものであると思っております。今後とも、今年3月に策定いたしました第9次砺波市交通安全計画に基づき、人優先の交通安全思想を基本として、交通安全活動を推進してまいります。
 次に、公共交通について申し上げます。
 昨年10月に大幅な市営バス路線の見直しを行い、交通空白地域、重複路線の解消や、通学、通院、買い物などの利便性の向上を図りましたが、その後、各方面の御意見を伺い、この4月からは、バス停の増設やJR城端線のダイヤ改正に合わせた運行時刻の変更を行ったところであります。
 さらには、来る10月には一部の運行経路の見直しを行いたいと考えております。今後とも、一層利用しやすい市営バスとなるように努めてまいりますので、多くの市民の皆さんに利用していただくようお願いするものであります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 平成23年度の決算につきましては、入院患者数の減少から厳しい予測をしておりましたが、病院改革プランに基づき収益の確保と経費の節減に努めた結果、約3億8,000万円の黒字決算となる見込みであります。しかしながら、病院の耐震化整備や高額医療器械などの更新など喫緊の課題もあり、病院経営は依然として厳しい状況が続くものと予想されます。平成24年度診療報酬改定の影響も見極めながら、より一層の経営の効率化を進め、自治体病院として市民の皆さんの安心・安全の確保のため、良質で信頼される医療の提供に努めてまいります。
 なお、病院耐震化整備事業につきましては、災害拠点病院として十分な安全性を確保するよう、基本設計、実施設計を進めているところであります。
 また、病院が組織的に医療を提供するための基本的な活動が適切に実施されているかどうかを第三者が評価する病院機能評価につきましては、平成19年に認定された日本医療評価機構の定める認定基準のバージョン5の更新が本年3月までと迫っておりましたが、本年2月に現在の最新基準であるバージョン6を受審し、先月、認定基準を達成していると認められ、認定書の交付を受けたところであります。
 次に、商工業の振興につきましては、引き続き緊急雇用対策事業を活用し、観光や教育などの重点分野や市内企業等の人材育成を目的とした雇用創出事業や、空き店舗を利用した商店街の活性化拠点の運営支援を実施してまいります。
 また、企業誘致活動につきましては、先般、岐阜県、愛知県において情報収集を行ったところであり、引き続き中京圏において砺波市の立地環境のPRを行うとともに、市内企業に対して展示会、商談会への参加を呼びかけるなど、商工団体や企業間の交流を積極的に働きかけてまいります。なお、商工業の振興及び企業誘致の促進等を目的とする産業振興計画につきましては、現在、策定委員会の設置に向けて準備作業を進めているところであります。
 次に、観光振興について申し上げます。
 砺波市観光振興戦略プランの重要施策である交流人口の拡大と地域の活性化を図るため、富山国際大学の協力を得て、庄川峡、庄川温泉郷の観光資源の魅力を全国へ発信する大学連携庄川峡魅力アップ事業に着手したところであります。本事業の中で、学生諸君が若い観点でまとめる庄川峡観光活性化ビジョンの提案に大きな期待を寄せております。
 イベントの開催状況につきましては、6月2日、3日に開催されました庄川観光祭では、庄川峡花火大会や庄川音頭街流し、ヨサコイ、夜高行燈の街練りなどに大勢の人出があり、盛況に開催をされました。また、本日とあすの2日間、出町市街地でとなみ夜高まつりが開催されるほか、今月の22日から7月1日までの10日間にわたって、第27回目を迎える頼成の森花しょうぶ祭りが県民公園頼成の森で開催されます。会場では、国内最大級の600品種、70万株のハナショウブを観賞できるほか、多彩な催しが繰り広げられます。このほか、7月28日、29日は、子どもから大人まで楽しめる庄川水まつり、8月には、チューリップ公園でカンナフェスティバルを開催するなど、より一層、魅力あふれる観光のまちづくりを進めてまいります。
 次に、農業振興について申し上げます。
 農作物の生育状況につきましては、コシヒカリは品質を高めるため、5月15日を中心とした田植えを推進しており、ほぼ計画どおりに実施されたところであります。また、大麦やチューリップ球根につきましては、平年並みの生育状況となっております。タマネギにつきましては、苗づくりや排水対策など、技術指導に加え、10月定植の推進により年内生育量が確保され、暴風や降雪による葉折れなどが発生したものの、順調な生育を見せております。
 4月の暴風で被災した農業施設への支援につきましては、国が新たに農業用ハウスの再建、修繕に助成する支援策を示したことから、現在、要望を取りまとめているところであります。
 国が進める集落や地域が抱える人や農地の問題を自ら解決するための地域農業マスタープランの策定につきましては、県砺波農林振興センターやとなみ野農協とともに地区説明会を順次開催し、周知に努めてきたところであり、今後はプラン作成に向け、地区の皆さんと協議を進めてまいります。
 次に、農林業関係事業について申し上げます。
 4月の暴風による屋敷林の倒木被害につきましては、散居景観保全事業対象地域内で被害件数が498件、倒木本数が1,091本を確認しており、その倒木被害処理に対する支援につきましては、散居景観保存活動特別補助金として県と協調し、支援をしてまいります。また、県に対して要望しておりました散居景観保全事業の制度改善につきましては、今年度から支援内容が拡充されることとなったことから、さらなる利用促進に努めてまいります。
 次に、国営総合農地防災事業につきましては、附帯県営農地防災事業庄川左岸二期地区が今年度当初予算において新規採択されましたので、関係地域と調整を図り推進に努めてまいります。なお、平成23年度末の本事業の進捗率は、事業費ベースで国営事業が22.7%、附帯県営事業一期地区が30.8%となっております。引き続き、予算確保について、国、県等へ働きかけてまいります。また、県営基幹水利施設ストックマネジメント事業、庄西1期地区は、平成25年度新規採択を目指して、関係受益者の同意の取りまとめが行われているところであります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 一般国道359号砺波東バイパス事業につきましては、般若地内の一部と栴檀野地内の用地境界立ち会いを4月中に終え、すべての用地確認作業が完了したことから、現在、用地取得に向けた準備が進められております。今後は、国に対し、事業予算の確保とともに、スムーズな用地取得と早期工事着手を働きかけてまいります。
 次に、高岡砺波スマートインターチェンジにつきましては、4月に用地境界立ち会いを実施し、現在、用地取得に向けた準備に入っております。今後は、高岡市とともに、中日本高速道路株式会社並びに地元関係者と協議、調整を行う一方、アクセス道路となる関連市道の整備を進めてまいります。
 県道整備事業の主なものにつきましては、砺波庄川線では、大門地内において年内事業完了に向け改良工事が進められており、また、富山戸出小矢部線では、高波地内において工事が本格的に進められております。市道整備事業につきましては、新たに駅南線及び寺島2号線において、それぞれ事業化へ向けた調査に着手をいたしました。また、引き続き、小杉狐島線、鷹栖高儀線、示野上中野線、久泉東開発線、十年明千保線において事業の進捗を図ってまいります。
 防災対策事業につきましては、やまぶき荘合口ダム線の災害防除事業や庄川町庄地内金剛寺地区の急傾斜地崩壊対策事業を継続して進めるとともに、土砂災害のハザードマップ作成に着手し、安全で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 中神土地区画整理事業につきましては、地区の中心となる商業街区を形成する都市計画道路や区画道路の築造工事など、事業の推進に向け、引き続き技術的援助を進めてまいります。また、杉木土地区画整理事業につきましては、公園修景整備などを行い、換地処分に向けた準備が進められております。都市計画道路中央町鷹栖線街路事業につきましては、すべての物件移転補償契約が整い、現在、道路築造工事が行われており、早期完成に向けて県と協力しながら進めてまいります。
 次に、景観まちづくりの取り組みについて申し上げます。
 現在、策定を進めております景観まちづくり計画につきましては、これまで各地区の自治振興会や婦人会、商工業関係団体、不動産関係団体、建築関係団体などの協力をいただいて説明会を開催するほか、市の広報やパブリックコメントなどを活用して、市民の理解の増進や意見の聴取に努めてきたところであります。実効性の高い景観まちづくりを推進するためには、市民と行政との協働、あるいは市民の機運の盛り上がりが大変重要であると考えておりますので、今後、シンポジウムや行政出前講座などを通じて、市民の皆さんが誇りを持って住み続けることのできる美しく活気のある砺波らしいまちづくりの姿をより明確にし、景観まちづくりへの市民の理解がさらに深まるよう努力してまいりたいと考えております。
 次に、上水道事業について申し上げます。
 市の基幹配水場である上中野配水場の更新につきましては、先に配水池築造工事を初め、場内配管工事、機械電気設備工事の契約を行ったところであります。今後、2カ年継続で工事を実施し、耐震性を満たす施設として、貯水容量も現在の3,600立方メートルから7,400立方メートル余に増強するなど、配水能力の安定化を図るものであります。
 次に、下水道事業につきましては、既に国の補助金交付決定額の7割の工事を発注しており、特に、特定環境保全公共下水道事業につきましては、中野・五鹿屋地区において順調に工事を進めております。また、小矢部川流域下水道事業高岡砺波幹線につきましては、県において事業計画の変更認可を受けた上で、順次、北部地域を含め地元説明を開始すると伺っております。
 次に、教育関係について申し上げます。
 去る5月21日、日本国内では25年ぶりとなる金環日食が観測されました。県内では部分日食でしたが、市内の全小中学校で観測会が実施されたところであり、自然や宇宙科学に興味を抱き、関心を高めるよい機会になったものと考えております。
 次に、出町中学校の耐震改修事業につきましては、校舎棟改築工事及び既設校舎の耐震補強・改修工事の契約が完了したことから、この6月15日に工事の安全祈願祭を行い、本格工事に着手する運びとなりました。今回の発注工事につきましては平成25年度末の完成予定であり、安全の確保に万全を期してまいりたいと考えております。また、庄川小学校の耐震改修事業につきましては、このほど基本設計が完了したところであり、引き続き実施設計を進めてまいります。
 次に、青少年の国際交流事業につきましては、去る4月17日から4月28日まで、中学生使節団一行10名をオランダ王国リッセ市へ派遣し、現地でのホームステイやフィオレッティ校訪問など、相互の交流を深めてまいりました。
 また、となみ“もっと”元気事業につきましては、チューリップの花びらを利用した花びら流しや足湯など、若者たちの企画によりチューリップフェアや庄川木工まつりなどを大いに盛り上げていただいたところであります。
 次に、文化財保護事業につきましては、去る6月3日に文化庁の「歩き・み・ふれる歴史の道」事業として増山城ふれあいウオークを、地元が主催する増山城戦国釣り大会とともに実施したところであります。市内外から大勢の参加があり、貴重な歴史遺産に直接触れることで、多くの方々に増山城跡についての理解を深めていただいたものと考えております。
 次に、スポーツ推進事業につきましては、去る4月29日に、砺波総合運動公園並びに庄川水辺ふれあいロードを会場に、第8回となみ庄川清流マラソンを2キロから10キロまでの4コースで開催いたしました。当日は天候にも恵まれ、県内外から1,200名余の参加があったところであります。
 次に、子育て支援につきましては、去る4月12日、出町幼稚園に市内で7番目となる出町子育て支援センターを開所いたしました。また、この夏休みからは、新たに出町幼稚園と般若幼稚園において、長期休業時の預かり保育を実施することとしており、一層の子育て支援の拡充に努めてまいります。
 これより、本会議に提出いたしました議案等につきまして、その概要を御説明申し上げます。
 まず、議案第36号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億3,456万3,000円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ203億7,496万3,000円とするものであります。
 歳出予算の増額の主なものは、
  老人福祉施設整備費       1億992万5,000円
  農村環境創造事業費       2,197万9,000円
  商工振興費                1,670万円
などであり、その他、当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費についても精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として計上するものは、
  国庫支出金                1,440万円
  県支出金          1億4,787万5,000円
などであり、不足する額6,108万8,000円を前年度繰越金で措置するものであります。
 次に、予算関係以外の諸案件について御説明を申し上げます。
 まず、議案第37号から議案第39号までにつきましては、いずれも法令の改正に伴うものであり、砺波市税条例の一部改正について外2件であります。
 次に、議案第40号につきましては、児童等の保健の向上と福祉増進を図るために、その医療費の助成に係る所得制限を廃止することとし、砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部の改正を行うものであります。
 次に、議案第41号につきましては、法令の改正に伴うものであり、砺波市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第42号につきましては、母子の健康の保持及び増進を図るために、その医療費の助成に係る所得制限を廃止することとし、砺波市妊産婦医療費の助成に関する条例の一部の改正を行うものであります。
 次に、議案第43号から議案第46号までにつきましては、いずれも法令の改正に伴うものであり、砺波市心身障害者福祉金支給条例の一部改正について外3件であります。
 次に、議案第47号につきましては、口径150ミリメートルの水量料金区分の変更を行い、大口利用者への呼び水とするため、砺波市給水条例の一部改正を行うものであります。
 次に、報告第4号 継続費の逓次繰越しにつきましては、一般会計における継続事業であります出町中学校耐震改修事業については、平成24年度へ繰り越した事業費につきまして、法令の定めるところにより議会に報告するものであります。
 次に、報告第5号から報告第8号までにつきましては、一般会計、下水道事業特別会計、水道事業会計及び病院事業会計において、やむを得ず平成24年度へ繰り越した事業費につきましては、法令の定めるところにより議会に報告するものであります。
 次に、報告第9号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。さらに、公益法人等の経営状況につきましては、法令の定めるところにより、砺波市土地開発公社、公益財団法人砺波市花と緑の財団、株式会社フラワーランドとなみ、公益財団法人砺波市文化振興会、財団法人砺波市体育協会及び公益財団法人砺波市農業公社の各経営状況について報告書を提出するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(飯田修平君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明6月9日から6月17日までの9日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、明6月9日から6月17日までの9日間は議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は、6月18日、午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時42分 閉議