平成24年9月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(飯田修平君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。
 次に、先に設置されました決算特別委員会において、正・副委員長を互選されました結果、
 委員長に  山 森 文 夫 君
 副委員長に  村 岡 修 一 君
がそれぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。

                  日程第1
           議案第49号から議案第56号まで、
             認定第1号から認定第8号まで

◯議長(飯田修平君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第49号から議案第56号まで、平成24年度砺波市一般会計補正予算(第3号)外7件について及び認定第1号から認定第8号まで、平成23年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件についてを議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)

◯議長(飯田修平君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 井上五三男君。
  〔産業建設常任委員長 井上五三男君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(井上五三男君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第49号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外1件について審査するため、去る9月13日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第49号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第54号 砺波市夢の平リフト条例の一部改正について、以上、議案2件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、今9月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、砺波市夢の平リフト条例の一部改正についてただしたところ、夢の平スキー場の利用者の増加を図るため、また市民の多様なニーズに応えるため、冬季間のリフト利用券に新たにシーズン券を追加するとのことでありました。シーズン券の料金は高校生以上は1万4,000円で、中学生以下は1万円とし、近隣のスキー場を参考に算定したものであります。また、利用期間は12月から翌年3月までとし、スキーセンターで販売するとのことであります。
 次に、土地改良総合事業の県営経営体育成基盤整備事業の進捗状況についてただしたところ、現在、市内7地区で工事施工中であり、東野尻南部地区は今年度中の完成予定で、その他の地区は、今のところ平成28年度までに順次完成を目指すとのことでありました。
 今後は、若林地区は平成25年に採択予定で、南般若地区は平成26年度採択予定になっているとのことであります。なお、1地区あたり、着工から完了まで5年から6年かかるとのことでありました。
 次に、四季彩館管理運営のチューリップ球根貯蔵冷蔵設備改修についてただしたところ、球根を冷やすための冷蔵庫3台のうち1台が老朽化により故障したので改修するものであります。3台の冷蔵庫で最大2,600ケース、6万9,000球の球根が温度管理されているとのことであります。3台の冷蔵庫で順次温度を調整し、開花させていかなければならないことから、早急に整備が必要とのことであります。
 次に、商工業振興条例に基づく企業立地助成金についてただしたところ、太田工業団地にあるサンエツ金属株式会社から企業立地助成金の申請があったもので、助成額は、設備投資額10億円の15%以内の額で、1億5,000万円となっております。内訳は、県は5%で5,000万、市は10%で1億円の助成額となり、その額を5年間で分割して交付するものであるとのことでありました。
 また今回、商工業振興条例等に基づく企業立地助成の対象となった事業は、カメラマウントの製造工場で、カメラとレンズの接続部品であるとのことでありました。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑・意見等では、スマートインターチェンジの進捗状況について、先日の豪雨での浸水の状況と今後の対応について、地域活性化事業について、空き家情報バンクについて、散居村ミュージアムの活用について、景観まちづくり計画の取り組みについてなど、意見及び要望があったところであります。
 また、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る8月7日から9日まで、青森市役所、秋田県横手市役所及び山形県上山市役所を行政視察いたしました。
 青森市役所では、放置危険空き家対策事業について、横手市役所では、空き家等の適正管理に関する条例について、上山市役所では、住まいる夫婦新生活スタート支援事業について、上山EVエコタウンプロジェクトについて、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 民生病院常任委員長 村岡修一君。
  〔民生病院常任委員長 村岡修一君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(村岡修一君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第49号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外2件について及び請願1件を審査するため、去る9月14日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第49号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第50号 平成24年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第51号 平成24年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、受理番号14番 「B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願」、以上、議案3件及び請願1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。また、請願1件については、採択とすることに決したのであります。ここで、今9月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、老人福祉センター施設4カ所の備品内訳についてただしたところ、今回、市内4カ所の施設、苗加苑、北部苑、やなぜ苑デイサービスセンター、庄東デイサービスセンターに発電機、ハロゲンライト、パーティション、赤外線ヒーターなどの備品を購入、配備することや、災害発生を想定した地域住民等による避難支援活動に関する研修や避難訓練を行うなど、災害時に備えるとのことでありました。
 次に、短期入所施設やなぜ苑についての概要と内容についてただしたところ、やなぜ苑の施設整備については、第5期介護保険事業計画で、平成25年には20床、平成26年度は20床の増床計画を立てており、今回、やなぜ苑と協議が調ったことから、整備を実施するものであります。
 背景として、近年介護認定者の重度化や家庭の都合などの理由で利用者が年々増加傾向にあることから、事業費3億6,000万円に対して、県が4,000万円、1床当たり166万8,000円、市が県負担の3分の2、2,700万円を補助するもので、建屋は3階建てで1階は厨房、2階、3階はショートステイ各12床の24床を増設するものであり、現在、基本計画策定中とのことでありました。参考までに、近隣市の状況は、南砺市が5施設で95床、小矢部市が4施設で68床、砺波市は2施設で40床となっていることから、今回、増床するものであるとのことでありました。
 次に、ポリオ不活化ワクチン接種での自己負担と、ポリオワクチンと生ワクチン、不活化ワクチンの違いについてただしたところ、定期予防接種であり、自己負担はないとのことでありました。また、ポリオワクチンと生ワクチン、不活化ワクチンの違いについては、ポリオワクチンは小児麻痺用ワクチンであるとのこと、不活化ワクチンについては殺したウイルスからつくられ、1回の接種ではなかなか抗体がつかないため、4回の接種が必要であるとのことでありました。
 次に、油田駅前自転車駐車場整備事業内容についてただしたところ、当初予算では、691万8,000円のうち、油田駅前自転車駐車場整備事業費として250万円を計上していたが、JR近接工事の場合は見積もりが難しく、詳細について協議した結果、JR城端線の安全対策に関する経費など総額で360万円に変更となり、今回、110万円の補正額を計上したとのことでありました。
 次に、当委員会所管の市政一般に関する質疑、意見等では、市営バスの運行改正に伴う福祉バス、ふれあいバスとの関連性について、自由乗降とバス停の新設について、市立砺波総合病院での医師及び看護師の確保について、市立砺波総合病院での待ち時間とジェネリック薬品の対応について、市立砺波総合病院南棟改修事業の概要について、マイクロアレイ検査とアミノインデックス検査の採用について、介護施設の整備計画とホームヘルプ事業についてなどの意見及び要望があったところであります。
 また、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る8月5日から7日まで、北海道伊達市のだて地域生活支援センター、北海道の市立室蘭総合病院及び北海道の砂川市立病院を行政視察いたしました。
 だて地域生活支援センターでは、障害者の自立・就労支援とそのサポート体制について、市立室蘭総合病院では、病院経営について、病院改革プランの評価について、地域医療連携について、地方公営企業全部適用について、砂川市立病院では、病院経営について、病院改革プランの評価について、地域医療連携について、今後の経営形態について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、民生病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 総務文教常任委員長 今藤久之君。
  〔総務文教常任委員長 今藤久之君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(今藤久之君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第49号 平成24年度砺波市一般会計予算補正予算(第3号)所管部分外3件について及び請願1件を審査するため、去る9月18日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第49号 平成24年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第52号 砺波市防災会議条例の一部改正について、議案第53号 砺波市災害対策本部条例の一部改正について、議案第56号 交通事故に係る和解及び損害賠償の額の決定について、受理番号13番 「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願、以上、議案4件及び請願1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。また、請願1件については採択とすることに決したのであります。
 ここで、今9月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、震災復興支援チューリップ球根贈呈費についてただしたところ、仮設住宅の解消など、ある程度、復旧の目途がたつまでの5年程度、支援を継続していきたいと考えている。また、予算の内訳に関しては、球根代のほか、用土、メッセージシール、派遣職員の宿泊費、高速代などであるとのことでありました。
 関連して、球根の植え込みと今後の贈呈数確保についてただしたところ、市職員8名と、技術指導としてチューリップ四季彩館から2名の派遣を予定している。また、球根組合にも声かけを行っているとのことでありました。贈呈数については、今年度は市が5,000球、球根組合が5,000球を提供する予定であるが、来年度以降については未定であるとのことでありました。
 次に、砺波市防災会議条例の一部改正について、学識経験者等から委員に何人入れるのかただしたところ、現在、その他市長が特に必要があると認める者として、自主防災組織の代表者を1名委員として委嘱しており、その委員をこの区分での委員に置きかえて、当面、運用していきたいと考えているとのことでありました。
 次に、出町中学校耐震改修事業の進捗状況についてただしたところ、耐震改修事業の工事は予定どおり進捗している。今回の補正予算は、西棟の校舎改修事業に係る国の補助金の交付決定等を受けたものであり、工事については、繰越事業として平成25年度に完成予定となるとのことでありました。
 関連して、学校耐震改修事業は進んでいるが、その後の施設メンテナンスをどう考えているのかについてただしたところ、施設の維持管理については総合計画実施計画に基づき実施してきたが、長寿命化計画等の策定も考えていかなければならないと思っている。学校耐震改修事業の完了後に、公共施設全体を管理する組織を設置することも検討しているとのことでありました。
 次に、当委員会の市政一般に関する質疑、意見では、出町小学校に保存されている民具の収納場所について、いじめ問題について、小水力発電について、登下校時の交通事故発生状況と通学路安全点検結果等について、空き家対策について、特例公債法案の影響と合併特例債の発行状況等について等の質問、意見及び要望があったところであります。
 また、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る8月7日から9日まで、広島県府中市役所、山口県防府市役所及び山口県萩市役所を行政視察いたしました。
 府中市役所では小中一貫教育について、防府市役所では行政改革について、萩市役所では防災行政施策について、先進的図書館事例について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 決算特別委員長 山森文夫君。
  〔決算特別委員長 山森文夫君 登壇〕

◯決算特別委員長(山森文夫君) 決算特別委員会の審査結果について、御報告申し上げます。
 去る9月11日、今9月定例会本会議において、平成23年度の砺波市の各会計決算を審査するため、決算特別委員会が設置されたところであります。
 翌9月12日に、議案第55号 平成23年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、平成23年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件が当特別委員会に付託となりましたので、これを審査するため、当日直ちに委員会を開会したのであります。
 まず、正・副委員長を互選の後、議案について審議した結果、付託議案9件につきましては、閉会中に継続して審査することに決したのでございます。
 なお、日程につきましては、9月25日から28日の4日間にわたり審査を行うことといたしました。
 以上、まことに簡単でございますが、決算特別委員会の御報告といたします。

◯議長(飯田修平君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより採決をいたします。
 まず、議案第49号から議案第54号まで及び議案第56号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決であります。以上の案件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第55号及び認定第1号から認定第8号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する委員長の報告は閉会中の継続審査とするものであります。以上の案件は委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。

                  日程第2
  「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願外1件

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第2 「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願外1件を議題といたします。
 請願に対する各委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) まず、受理番号13番 「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 受理番号13 「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願について反対の討論を行います。
 住民からの請願ということで、これを尊重したいという気持ちを持って検討させていただきました。おっしゃるとおり、東日本大震災は未曽有の被害をもたらし、消防や警察、自衛隊、そして多くの国民や、海外からのボランティアなどの活動が大きな力となりました。しかし、そのことと外部からの武力攻撃、テロを同列に扱い、緊急事態基本法の制定を求めることには同意ができないのであります。
 平成16年に自民、公明、民主、3党が合意をした緊急事態基本法の骨子は、政府が緊急事態と認定をしたら、日本国憲法が保障する基本的人権を制限できるようにしようとするものであることが一番の問題であります。だからこそ、何年もたっても、国民がその制定を許してこなかったということではないのでしょうか。基本的人権を制限したら一体どうなるか。福島の原発事故で放出をされた放射性物質の拡散状況が国民の目から隠されていた、国民の知る権利が制限をされていたことが深刻な事態をもたらしたことを見ても明らかではないでしょうか。
 また、憲法9条を持つ国として、外国から侵略やテロなどに対しては、戦争の悲惨な体験をもとに、平和を求める粘り強い外交政策こそが必要であります。そして、自然災害や原発事故については、既に災害対策基本法、大規模地震対策特別措置法、原子力災害対策特別措置法などの法律があるではありませんか。
 大震災の救援活動で、例えば消防の皆さん、何か法的に問題があったということがありましたでしょうか。東日本大震災後の初動対応の遅れについては、これらの法律を適用することが遅かったということが問題なのであります。現行の法律で不十分であるとする根拠は見当たらないと考えるものです。大規模災害と他国からの侵略行為を同じにしてはいけないのであり、まして、震災に乗じて緊急事態基本法を制定しようというようなことは許されないのであり、この請願に賛成することはできないのであります。
 以上、討論とします。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより受理番号13番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号13番 「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願に対する委員長の報告は採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり採択とすることに決しました。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) 次に、受理番号14番 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより受理番号14番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号14番 B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書採択の請願に対する委員長の報告は採択であります。本請願は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり採択とすることに決しました。

                  日程第3
               議員提出議案第6号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第3 議員提出議案第6号 B型・C型肝炎患者の救済に関する意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 8番 村岡修一君。
  〔8番 村岡修一君 登壇〕

◯8番(村岡修一君) 議員提出議案第6号 B型・C型肝炎患者の救済に関する意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 我が国には、B型・C型肝炎感染者、患者が350万人いると推定され、その大半は、血液製剤の投与、輸血、注射針の使い回しなどの医療行為による感染が原因といわれています。
 肝炎対策基本法によって、法的救済、補償を受けられる患者はごく一部であり、一日も早く、B型・C型肝炎患者に対する肝炎治療と生活を支える公的支援制度を確立することが求められています。
 よって、国におかれては、B型・C型肝炎患者に対する肝炎治療と生活を支える公的支援制度を確立するよう強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第6号 B型・C型肝炎患者の救済に関する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第6号 B型・C型肝炎患者の救済に関する意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第4
               議員提出議案第7号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第4 議員提出議案第7号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第7号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 昨年の東日本大震災における我が国の対応は、当初、想定外という言葉に代表されるように、緊急事態における取り組みの甘さを国民と世界に広く知らしめる結果となりました。世界の多数の国々は、今回のような大規模自然災害時には非常事態宣言を発令し、政府主導のもとに震災救援と復興に対処しているのであります。
 一昨年来、中国漁船尖閣事件、ロシア閣僚級のたび重なる北方領土の訪問、北朝鮮核ミサイルの脅威など、自然災害以外にも国民の生命、財産、安全を脅かす事態が発生しています。
 よって、国におかれては、緊急事態基本法を早急に制定されるよう強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 議員提出議案第7号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書について、これは、先ほどの「緊急事態基本法制定の早期制定を国に求める」意見書提出に関する請願と同様の中身であります。
 この法律でおっしゃるように、国民の生命、財産、安全が本当に守れるのかということであります。いざ有事ということまで含めてしまった場合、例えば、身近な消防や何かの活動よりも自衛隊の作戦行動のほうが優先してしまう、そういうことを憲法9条を持つ私たちが容易に認めていいのかという問題がありますので、この意見書には賛成することができないということを述べ、討論とします。
 以上です。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第7号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第7号 「緊急事態基本法」の早期制定を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第5
               議員提出議案第8号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第5 議員提出議案第8号 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第8号 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 地球温暖化防止のための温室効果ガスの削減は、我が国のみならず地球規模の重要かつ喫緊の課題となっており、森林の持つ地球環境保護、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保持など、森林の公益的機能に対する国民の関心と期待は大きくなっています。
 しかしながら、市町村では、木材価格の暴落、低迷や林業従事者の高齢化、後継者不足など厳しい情勢にあり、森林吸収源対策などの地球温暖化対策に取り組むための恒久的、安定的な財源が大幅に不足しています。
 よって、国におかれては、二酸化炭素吸収源として最も重要な機能を有する森林の整備、保全等を推進する市町村の役割を踏まえ、地球温暖化対策のための税の一定割合を森林面積に応じて譲与する地方財源を確保、充実する仕組みを早急に構築することを強く希望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第8号 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第8号 地球温暖化対策に関する「地方財源を確保・充実する仕組み」の構築を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第6
               議員提出議案第9号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第6 議員提出議案第9号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第9号 「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 北朝鮮による日本人拉致事件の発生から既に30年以上が経過し、平成14年9月の日朝首脳会談において、北朝鮮が日本人の拉致を認め、初めて謝罪してから10年の歳月が流れました。
 この間、日本人拉致被害者5人とその家族の帰国が実現し、政府においては、内閣総理大臣を本部長とする拉致問題対策本部を設置し、拉致問題担当大臣を任命して、被害者の即時帰国や拉致問題への総合的な対策を推進されてはいるものの、いまだ政府認定の拉致被害者や、北朝鮮によって拉致された可能性が排除できない多くの失踪者の消息がつかめていません。
 拉致問題は人権侵害であるばかりでなく、国家主権の侵害でもあることから、我が国にとって極めて重要な問題であり、国の責任において解決すべき喫緊の課題であることは揺るぎません。
 よって、国におかれては、北朝鮮政府に拉致被害者の再調査を強く求めるとともに、北朝鮮による人権の侵害を世界にさらに広く訴え、強固な国際連携のもと、北朝鮮への制裁措置や圧力を強化して、拉致問題の全容解明及び早期解決に向け全力で取り組むよう強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 議員提出議案第9号 「北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書について、変則的ですが賛成の討論を行います。
 この問題については一貫した態度をとってまいりました。そして、市議会の意見書として提出をするに当たっては、その文章、文言についても極めて重要であると考えるものであります。実は、本年6月定例会においても、同じタイトルの意見書を私も含め全会一致で採択をしています。
 さて、今回の意見書案では、この8月の政府間協議等に触れるなど、この間の情勢を反映した内容となっており、途中までは私も十分賛成をできる内容となっています。しかし、残念ながら2つの点で、表現に若干、私としては問題を感じるので、その立場を表明をし、可能であれば修正を求め、賛成したいと思うものであります。
 まず第1に、意見書案にある人工衛星打ち上げに関する記述であります。このことは拉致問題とは関係のない別の問題であり、削除をすべきであると考えます。
 2点目は、あの横田さん御夫妻も、制裁措置や圧力だけではだめだというふうにおっしゃっています。そうした中、この意見書の最後が制裁措置や圧力の強化、要するに、力ずくで解決しようというニュアンスがあることを見過ごすことができないのであります。
 以上2点、表現上の問題を指摘させていただき、圧力を強化するというだけでなく、対話等の努力が大切であるということを改めて表明をし、そうした対応策を含めて、取り組みの強化を求めるものであるという立場に立って、この意見書に賛成をしたいと思います。
 以上、討論とします。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第9号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第9号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第7
               議員提出議案第10号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第7 議員提出議案第10号 中国の香港民間団体による領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第10号 中国の香港民間団体による領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 8月15日、中国の香港の活動家らによる船が我が国領海に侵入し、乗組員の一部が尖閣諸島の魚釣島に不法上陸しました。
 今回の不法上陸に関しては事前に予告があり、政府としても対応方針を決めていたはずであるにもかかわらず、みすみす不法上陸をさせることとなりました。これらに対する一連の政府の対応は、我が国の国家主権も守れない愚行と言わざるを得ません。今回の事案は、民主党政権の国家観の欠如、外交の基本姿勢の欠如が招いたものであると言わざるを得ません。
 よって、国におかれては、日本の国家主権を断固として守ることを強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 議員提出議案第10号 中国の香港民間団体による領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書について反対の討論を行います。
 もちろん、中国各地で日本人に対する暴力行為や威嚇、日本関連企業や建物への破壊活動が行われているなどということは大きな問題であります。中国政府は日本人、企業、大使館の安全確保に万全の対策をとるべきであります。いかなる理由であっても、批判や抗議の意思を暴力であらわすことは、どんな場合であれ、絶対にあってはならないのであります。
 さて、尖閣諸島は、1895年に日本領に編入したのが最初の領有行為であり、国際法上、正当と認められています。中国が異議を唱え始めたのはごく最近の話であり、歴史的にも、国際法上も、尖閣諸島が日本の領土であることは明白であります。
 さて、領土問題については、歴史的な事実と国際法上の道理にのっとり、冷静な外交交渉で解決を図ることが一番大事であります。隣の国との領土問題で感情的な対立をあおり、緊張をさらに激しくさせるような内容の意見書には、残念ながら賛成することができないのであります。
 もう少し文章をコンパクトにすればいいんですが、項目の中でどうしてもそういう部分のニュアンスが感じられるというところにおいて賛成できないことを表明をし、以上、討論とします。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第10号 中国の香港民間団体による領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第10号 中国の香港民間団体による領海侵入及び尖閣諸島不法上陸に関する意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第8
               議員提出議案第11号

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第8 議員提出議案第11号 李明博韓国大統領の言動に抗議し、政府に対韓国外交の見直しを求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 7番 今藤久之君。
  〔7番 今藤久之君 登壇〕

◯7番(今藤久之君) 議員提出議案第11号 李明博韓国大統領の言動に抗議し、政府に対韓国外交の見直しを求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 韓国の李明博大統領は、8月10日に島根県竹島に不法上陸しました。このような行為は、これまで連綿と築き上げられてきた日韓の信頼関係を根本から覆すものであると言わざるを得ません。日本政府は、この事態を深刻に受けとめ、韓国に対し、我が国の断固たる抗議の意思を伝えるとともに、早急に対応方針を固め、毅然とした措置をとらねばなりません。
 民主党政権は、政権交代後、対韓融和路線をとり続けています。竹島を韓国による不法占拠と言わず、韓国に対し不必要な謝罪談話を行い、また、朝鮮王室儀軌の返還では、日韓間の賠償請求権問題は日韓基本条約と関連協定で完全かつ最終的に解決されているにもかかわらず、韓国に対して過剰に配慮し、韓国側の要求以上の返還に応じてきました。
 さらに、韓国が竹島への定期航路を就航させたことに対しても、事前に抗議しないなど、しばしば国益を毀損する対応をし続けた結果、韓国の行動は歯どめがきかなくなっています。
 よって、国におかれては、竹島問題の重要性に鑑み、韓国の行動に歯どめをかけるために、国際司法裁判所提訴にとどまらず、日韓通貨協定更新の見直しなど、対韓外交の総合的見直しを進めることを強く要望します。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(飯田修平君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(飯田修平君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 1番 多田裕計君。
  〔1番 多田裕計君 登壇〕

◯1番(多田裕計君) 議員提出議案第11号 李明博韓国大統領の言動に抗議し、政府に対韓国外交の見直しを求める意見書について反対の討論を行います。
 きょうは傍聴の方もたくさんいるので、本当はもっと暮らしにかかわる意見書があればよかったんですが、極めて政治的な話ばかりで申しわけないです。
 竹島を日本に編入したのは1905年であり、国際法上も有効なものであります。しかし、この時代というのは、日本が武力を持って韓国を植民地化していく時期でもあり、韓国の外交権は失われており、異議を唱えることもできなかったという特殊な背景を考えないわけにはいきません。
 植民地支配の反省に立って、話し合いのテーブルに着くことこそが大切であります。さて、意見書の案には1965年の日韓基本条約において、いわゆる従軍慰安婦問題等を含めた諸問題は、完全かつ最終的に解決されておりとありますが、この認識は誤っていると考えます。
 1991年、韓国で元慰安婦の人が名乗りを上げ、1993年、当時の河野官房長官がおわびと反省の気持ちを表明、1995年、被害者に償い金を払うアジア女性基金が設立をされましたが、これは日本政府としてではなく、国民に寄附を募るというものであり、法的にも道義的にも、日本政府の責任を明確にはしていないのであります。
 この間、国連の各委員会、国際労働機関が、日本政府に対して被害者の追訴、謝罪と補償を求める勧告を何回も出し、アメリカ、オランダ、カナダ3カ国と、EUの議会が謝罪や補償を求める決議を上げています。それは、戦時下における性暴力を二度と繰り返さないための努力を続ける国際社会が、日本政府の責任を逃れることは許さないという姿勢を示したものであります。
 1965年の日韓基本条約と請求権協定について、2005年に公開をされた外交交渉文書によると、協定で放棄をした請求権には、日本政府が関与した反人道的不法行為である慰安婦問題は含まれていないことを韓国側が明らかにしました。日本政府は決着済みとの立場でありますが、同協定の3条1項は、日韓両国に解釈上の違いがある場合は、外交的に解決することを明記しています。そうした経緯を踏まえれば、意見書にある解決済みとの認識は間違っていると言わざるを得ません。
 また儀軌は、日本の植民地とされていた1922年、朝鮮総督府が寄贈して、宮内庁に保管されていたものであり、数年前から返還の運動が起こり、日本共産党が国会などで取り上げ、返還にこぎつけたものであります。韓国が求めたもの以外でも、侵略で奪ったものはきちんと返すというのが筋ではないでしょうか。
 意見書案は、全体として冷静な外交交渉による解決の立場が欠けていると、さらに緊張を激化させるものであるというふうに読めてしまいますので、このような意見書については、私は賛成することができないのであります。
 以上、討論とします。

◯議長(飯田修平君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより議員提出議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第11号 李明博韓国大統領の言動に抗議し、政府に対韓国外交の見直しを求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(飯田修平君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第11号 李明博韓国大統領の言動に抗議し、政府に対韓国外交の見直しを求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第9
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

◯議長(飯田修平君) 次に、日程第9 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中継続審査の申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了まで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることとに決しました。

                追加日程第10
                 議案第57号

◯議長(飯田修平君) 次に、お諮りいたします。
 本日、市長から、議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第10として議題といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

               (提案理由の説明)

◯議長(飯田修平君) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) ただいま追加提案いたしました、議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明申し上げます。
 議案第57号につきましては、現人権擁護委員の西脇順祐氏の任期が平成24年12月31日をもって満了となりますので、後任の人権擁護委員の候補者として原野敬司氏を推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(飯田修平君) お諮りいたします。本案については事情を十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(飯田修平君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原野敬司氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、議案第57号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、原野敬司氏を適任とすることに決しました。
  〔19番 堀田信一君 退場〕

◯議長(飯田修平君) ただいま、堀田信一君から議員の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、議員辞職の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。

                 議員辞職の件

◯議長(飯田修平君) 議員辞職の件を議題といたします。
 まず、辞職願を朗読させます。

◯議会事務局長(神島英弘君)
                 辞 職 願
 このたび、一身上の都合により、砺波市議会議員を辞職したいので、許可されるよう願い出ます。
  平成24年9月20日
                    砺波市議会議員 堀田信一
 砺波市議会議長 飯田修平 殿

◯議長(飯田修平君) お諮りいたします。堀田信一君の議員の辞職については、地方自治法第126条の規定により許可することに、御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(飯田修平君) 御異議なしと認めます。よって、堀田信一君の議員の辞職を許可することに決しました。
  〔堀田信一君 入場〕

◯議長(飯田修平君) ただいま堀田信一君から発言を求められておりますので、これを許します。
 堀田信一君。
  〔堀田信一君 登壇〕

◯堀田信一君 ただいまは、議員辞職願につきまして、皆さんから御承認を賜りましたこと、御礼を申し上げたいと思います。
 さて、私は平成元年12月24日に市議会議員の補欠選挙に当選をいたし、今日まで22年と9カ月、砺波市政の発展に私なりに尽力をさせていただきました。
 特に、私が議員を目指したのは、砺波青年会議所活動を通じて萩原茂裕先生のまちづくりは人づくり、地域づくりは人づくり、このフレーズに大変感銘をいたしまして、やはり私たち若者が地域をつくるために頑張っていかなければならないと、このようなことで私は議員生活に入ったわけでございます。
 特に私自身、土地区画整理事業、自分たちで自分たちの地域をつくろう、そして、自分たちの地域をみんなで守っていこうと。このような区画整理事業に私自身も積極的に参加、参画してまいりました。
 また、人づくりの点については、やはり教育施設をいわゆる官主導でなしに、民主導の設計をしようと。そして、プロポーザルで業者を決めよう。業者という業者じゃなしに、人を決める、感性あふれる人を決めて出町幼稚園や出町小学校、そして出町中学校に取り組むと。そして、すばらしい先生方も頑張っていただけますし、子どもたちも頑張ると。そのようなことが、最終的に地域力や地域の魅力をつくっていくということが、私、今日まで取り組まさせていただきました。
 昨年は、特に上田市長さんに大変お世話になりまして、小惑星探査機の「はやぶさ」を砺波市美術館で展示をしていただいたと。これは、なかなかできないことでありまして、上田市長自ら東京のほうへ出かけていただいて、本当に子どもたちのために夢をつくっていただいたということに心から感謝を申し上げたいと、このように思うわけでございます。
 本当に長きにわたりまして、きょう御列席の議員各位、そして退任をされた先輩の議員各位、そしてまた、岡部、安念、上田市長を初め、行政当局の皆様方に大変御指導、御示唆を賜りましたこと、大変心から感謝を申し上げたいと、このように思います。
 最後になりましたが、新しい総合計画に基づいて、しっかりとした砺波市づくりにさらに議員各位の御尽力を期待し、そしてまた、きょう御参会の皆さん方の御健勝、御多幸を心から御祈念を申し上げまして、私の感謝の言葉といたします。ありがとうございました。(拍手)

◯議長(飯田修平君) 以上で、今定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

                 閉会の挨拶

◯議長(飯田修平君) 市長から御挨拶がございます。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) 9月の砺波市議会定例会の閉会に当たり御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提案いたしました、一般会計補正予算を初め当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ可決をいただきまことにありがとうございました。
 また、平成23年度の砺波市一般会計を初め各会計につきましては、今後、決算特別委員会において審査されることとなりますが、何とぞ認定を賜りますようお願いを申し上げます。
 さて、今議会が私にとりまして任期中最後の市議会であり、この場をお借りいたしまして、4年間の回顧と、皆様からお寄せいただいた御厚情に対する御礼の御挨拶を述べさせていただきたいと存じます。
 私が市長に就任してから4年間を振り返りますと、その間、リーマン・ショックに端を発した100年に一度と言われる経済危機による世界同時不況により、景気と雇用が低迷し、ハローワークとなみ管内でも、平成21年7月には有効求人倍率が過去最低となりました。また、平成21年には政権交代があり、政治の仕組みや政策が大きく転換され、情報収集やその対応に苦慮したところであります。さらに、戦後最大の国難ともいわれる東日本大震災により、未曽有の被害や急激な円高、電力不足、原油価格の高騰が市場経済に多大な影響を与えたのであります。
 こうした状況の中、市といたしましては、国の経済対策や景気雇用対策を積極的に活用するとともに、農業を含む地域産業の振興と、そのための若手の人材育成に努めてまいりました。中でも、平成21年度の国営総合農地防災事業庄川左岸地区の着工は長年の悲願であり、この上もない喜びでありました。
 また、市民の安心・安全を確保するために、全国で5番目、県内では初の常備消防広域化による砺波地域消防組合を設立するとともに、市内全地区で組織されている自主防災組織の充実に努めたほか、小中学校の耐震化事業を積極的に推進してまいりました。
 さらに、少子化や超高齢化に対応し、医療費助成などの子育て支援策を拡充するとともに、市民の誰もが心身ともに健康な生活を送ることができるよう、医療、保険、介護、福祉の充実や連携を図ってまいりました。市立砺波総合病院につきましては、病院改革に病院の総力を挙げて取り組み、3年連続の黒字を達成することができました。
 加えて、人口減少時代を迎え、今後はより一層、交流人口の拡大が不可欠であることから、東海北陸自動車道の開通や北陸新幹線の開業などを見据え、新たに観光振興戦略プランを策定したほか、中京・東海地方との市民交流などにも積極的に取り組んできたところであります。
 また、「庄川と散居に広がる健康フラワー都市」を砺波市の将来像とした砺波市総合計画の後期基本計画を策定し、砺波らしさや砺波の特徴を生かしたまちづくりを進めてまいりました。散居景観の保全と活用もこの一環であります。
 さらには、地方分権が大きな時代の趨勢となる中、市民と課題を共有して行う、市民参画のまちづくり、市民と行政との協働によるまちづくりを推進してまいりました。私が提唱した市民一人一ボランティアの精神は、ボランティアのポイント制度やまちづくりの協働事業の開始などを通じて、市民の皆さんに着実に理解されてきているものと考えており、自分たちのまちは自分たちで守り、育てるという意識の醸成にもつながっているものと確信をいたしております。
 さて、東日本大震災以来、改めて地域コミュニティーや人と人とのきずなの大切さが問い直されておりますが、砺波市にはそういったものに対するよき伝統や地域力がまだまだ残っているものと思っております。
 今、まさに、激動と激変の時代でありますが、多くの市民の理解を得て市政は概ね順調に推移をしてまいりました。先人の皆さんの努力によりまして、社会基盤も整っており、おかげさまで砺波市は全国住みよさランキングでは常に上位に位置しております。これからも、人が輝く活力あふれるまちづくり、市民が安全に、そして安心して生活できるまちづくりに努めていかなければなりません。残された期間も誠心誠意市長としての職務を全うし、市民の幸せと砺波市の発展のために全力を傾注してまいる所存でありますので、今度とも御指導のほどよろしくお願いを申し上げます。
 終わりに議員各位、行政委員の皆様、そして報道各社、そして市民の皆様に改めて心から感謝を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶といたします。大変ありがとうございました。(拍手)

               閉 会 の 宣 告

◯議長(飯田修平君) これをもちまして、平成24年9月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時23分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

平成    年    月    日

   議  長   飯 田 修 平

   署名議員   川 辺 一 彦

   署名議員   山 本 善 郎

   署名議員   島 崎 清 孝