平成26年2月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(山森文夫君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                  日程第1
            議案第3号から議案第40号まで

◯議長(山森文夫君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第3号から議案第40号まで、平成26年度砺波市一般会計予算外37件についてを議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)

◯議長(山森文夫君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 山本善郎君。
  〔産業建設常任委員長 山本善郎君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(山本善郎君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今2月定例会におきまして当委員会に付託されました、議案第3号 平成26年度砺波市一般会計予算所管部分外16件についてを審査するため、去る3月12日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第3号 平成26年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第7号 平成26年度砺波市下水道事業特別会計予算、議案第8号 平成26年度砺波市水道事業会計予算、議案第9号 平成26年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第11号 砺波市景観まちづくり条例の制定について、議案第23号 砺波市農村環境改善センター条例の一部改正について、議案第24号 砺波市商工業振興条例の一部改正について、議案第25号 チューリップ四季彩館条例の一部改正について、議案第26号 砺波市下水道条例の一部改正について、議案第27号 砺波市道路占用料条例の一部改正について、議案第28号 砺波市水道事業給水条例の一部改正について、議案第29号 砺波市工業用水道事業給水条例の一部改正について、議案第30号 砺波市出町子供歌舞伎曳山会館条例の一部改正について、議案第33号 市道路線の認定について、議案第34号 平成25年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分、議案第37号 平成25年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第4号)、議案第38号 平成25年度砺波市水道事業会計補正予算(第3号)、以上、議案17件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、今2月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、ゆずまつり開催補助金のうち、その生産体制と支援についてただしたところ、当市のユズ栽培は、最適地の北端に位置し、近年は裏作の年に当たり、不作が続いている。県の指導を仰ぎ、若い苗木の育成や継ぎ木の技術を利用し、支援をしていきたいとのことでした。
 次に、日本型直接支払制度の内容と制度改正についてただしたところ、まず、中山間地域等直接支払は5年間の営農継続が原則であり、第3期対策5年目の最終年度となる。内容は、中山間地域における耕作放棄の防止や多面的機能の確保である。現在、協定地区20地区のうち、法指定が13地区、知事特認が7地区である。過日、実施地区並びに未実施集落に対し、説明会を開催した。また、農地・水保全管理支払交付金が多面的機能支払に制度改正されることについては、過日、現制度継続地区並びに未実施地区全てに対し、説明会を実施したところであり、今後要望を取りまとめていくとのことで、平成25年度現在60地区で取り組まれており、説明会以後、新たに10地区余りから希望が寄せられているとのことでした。なお、中山間地域等直接支払と多面的機能支払の両方に取り組むことが可能とのことであり、PRしていきたいとのことでした。
 次に、チューリップ球根生産イノベーション創出事業補助金の技術指導内容と省力化の効果についてただしたところ、オランダから輸入してすぐに使用できるものではなく、生産者や関係団体とで取り組むこととしている。省力化の効果については、ウイルス対策には薬剤を注入することで可能となることや、労働時間を日本では10アール当たり200時間かかるところを、オランダ並みに、10アール当たり20時間に近づけたいとのことでした。
 次に、砺波チューリップ公園再整備事業のうち、五連水車についてただしたところ、大きい2連の水車を3月末までにステンレス製に改修し、チューリップフェア開幕に間に合わせたい。フェア終了後、残り3連について改修に取りかかる予定である。また、小水力発電には、水の落差が必要なことやごみの問題があり、大きな発電はできないため、再生可能エネルギー利用の啓発や学習を目的として取り組みたいとのことでした。
 次に、となメシ大作戦事業の内容についてただしたところ、砺波の食のアピールとさらなる販路拡大を目指すもので、現在のとなみ野弁当の販売促進や、郷土料理のよごしやニューグルメのよごっちとコラボした、新しいメニューの弁当開発などを行うものとのことでした。
 次に、鳥獣被害対策実施隊活動費について内容をただしたところ、現在のイノシシ用のおりの数は4基であり、今年度6基増やす予定である。捕獲数は、秋まで20頭を捕獲し、その後さらに4頭捕獲したため、計24頭であったとのことでした。
 次に、花のまちとなみPRステッカー制作について内容をただしたところ、チューリップフェアに間に合うよう、グリーンキーパーなどを通じて配布したい。大きさは、プランター用に、A4サイズの中に3から4分割でデザインし、2万枚を制作するとのことでした。
 次に、高速バス後部ラッピング事業の内容と通年化についてただしたところ、高速バスのラッピングに係る経費は、1台につき1カ月当たり50万円であり、通年化するためには相当な費用がかかり、通年化は難しいが、車内には、チューリップフェアPR用パンフレットと割引券を置かせてもらい、期間を定めて集中的にPRを行いたいとのことでした。
 次に、キラキラ・アップ事業の内容と期間延長についてただしたところ、キラキラ・アップ事業は、チューリップ公園の通年型イベントの一つであり、冬の風物詩として、となみ元気道場の皆さんが始めた市民参加型の事業であり、今後も各種団体の方々を中心に協力を求めていきたい。昨年は、イルミネーションの設置ボランティアに述べ200名余りの参加があり、今後も定着するようにPRをしていきたい。期間延長については、市制合併10周年の年でもあり、前倒しして行えないか、実行委員会と協議したいとのことでした。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑、意見等では、中山間地の干ばつ被害への対応について、通学道路の補修状況について、出町東部第3地区の都市基盤整備について、杉木及び中神土地区画整理事業の進捗状況について、溢水対策の状況及び計画について、外国人観光客誘致について、よごっちの販売戦略についてなど、意見及び要望があったところであります。
 なお、当委員会は、去る1月23日、市内有限会社梅香園、農工房長者株式会社及び株式会社センティアを視察いたしました。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(山森文夫君) 民生病院常任委員長 川辺一彦君。
  〔民生病院常任委員長 川辺一彦君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今2月定例会におきまして当委員会に付託されました、議案第3号 平成26年度砺波市一般会計予算所管部分外10件についてを審査するため、去る3月13日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第3号 平成26年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第4号 平成26年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第5号 平成26年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第6号 平成26年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第10号 平成26年度砺波市病院事業会計予算、議案第12号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第21号 砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第22号 砺波市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、議案第34号 平成25年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分、議案第35号 平成25年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第36号 平成25年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、以上、議案11件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、今2月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、ホームヘルパーステーションの再編と人員配置についてただしたところ、市内への民間ホームヘルパー事業者進出により、平成17年の合併当時66%あった市直営事業所の利用者割合が、直近では43%と減ってきていることから、現在4カ所あるヘルパーステーションを3カ所に再編し運営する。なお、この3カ所のうち、高齢化の進む山間部を有している庄東及び庄川地域では、利用者の増加から、ヘルパーを増員して対応するものであり、再編後も、利用範囲は市内全域で変わらない。このことは、民間事業者の進出拡大に伴って、市役所ヘルパー事業を適正な規模とするための再編と考えているとのことでありました。
 次に、徘徊SOS見守りの輪事業における認知症サポーターの活用についてただしたところ、平成18年度から毎年実施している認知症サポーター養成講座では、市民が認知症の症状などを認識されることで、症状の発見に役立ててもらいたいと考えており、現在、約3,500名の方が養成されている。新年度では、さらに、高齢者と接する機会の多い中学生にも認知症を知ってもらい、その発見につなげたいと考えている。今後としては、国の認知症対策に沿った認知症支援員など設置の際には、地域サポーターとしての活躍を期待したいとのことでありました。
 次に、地域密着型施設整備の空き家活用と設置場所についてただしたところ、新年度予定している小規模多機能型居宅介護施設は3カ所であり、南部地区では砺波インターチェンジ出口付近の空き家を利用して1カ所、東部地区でも1カ所予定しており、現在、場所を選考中である。そして、庄川地区の青島地内に1カ所考えており、ここには、認知症グループホームを併設して設置する予定であるとのことでありました。
 次に、マイカルテ事業における健康手帳との違いと対象年齢の考え方及び配布スケジュールについてただしたところ、今まで記入式だった健康手帳を、各検診結果や医療機関から受けたデータを張りつけ、または挟み込むファイル式とするもので、より自分の健康状態を見やすく、経年的に知ってもらうこととした。対象者は、健康増進法等に基づき40歳から74歳としているが、次に、39歳以下の若い世代への配布も考えている。最初の配布は、4月末のがん検診を予定しているが、初めての事業であることから、2年程度実際に使ってもらい、3年目においてアンケート調査などによる意見聴取により、内容の見直しや改善を実施したいとのことでありました。
 次に、臨時福祉給付金の申請手続と申請受け付け及び給付開始時期についてただしたところ、基本的に申請手続は対象者個人単位と考えているが、国では、世帯ごとの申請も可能とすることを考えている。個人情報漏えい等の観点から、本来は対象者本人の判断で申請してほしいが、平成26年度の非課税者が対象となることから、よりよい申請方法などについて検討している。申請受け付けは6月下旬からとし、最初の給付開始は7月上旬を目指しているが、申請期間は3カ月以内とされていることから、一挙集中することも想定されるため、スムーズな実施方策を考えていきたいとのことでありました。
 次に、緊急通報装置の現状と安否確認の事業連携状況についてただしたところ、利用対象者は、65歳以上のひとり暮らし高齢者、高齢者のみの世帯、身体障害者のみの世帯となっており、現在106名が利用されている。装置は、本体、首かけ通報器、安否センサー3カ所と火災報知器で1セットとなっている。今年1月中の利用では、安否通報が10件、センター相談が5件であり、大事に至る事態はなかったが、昨年度において、1件の緊急呼び出し通報があった。
 安否確認の事業連携としては、郵便局を初めとして、徘徊SOS事業に協力されているが、今年度は、県においても事業所との意見交換が行われていることから、市としても、公共団体や各事業所などとの体制づくりに向けて協議したいとのことでありました。
 次に、病院群輪番制事業の考え方及び行政と病院の連携協議についてただしたところ、2次救急を担う病院群輪番制については、砺波医療圏において、市立砺波総合病院が地域救急救命センターの機能を果たすため、他の公的病院が輪番体制を適切に担っていただくことが重要であり、今回の協議では、年間486当番日のうち、市立砺波総合病院は、これまでの245当番日から230当番日で合意したものである。
 今後、病院間の機能分担が求められ、病院と開業医、さらに介護サービス事業者などとの連携が、地域医療、在宅療養において必要になることから、行政と公的病院、医師会などの関係者間で、必要に応じ協議を行っているとのことでありました。
 また、このほか、今定例会議案に係る主な質疑、意見などでは、防犯カメラ設置状況と今後の対応について、市営バスダイヤ改正とデマンド交通について、高齢者運転免許自主返納支援事業の見直しについて、エコライフ・花と緑いっぱい事業について、社会福祉会館のトイレ改修について、DV相談事業の現況について、病院事業予定キャッシュフロー計算書について、病院事業会計予算及び医師、看護師の見込み数についてなど、質疑等があったところであります。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑、意見などでは、市民にわかりやすい健康カレンダーの活用法について、不妊治療費助成金交付事業の現状と今後について、診療報酬改定による地域包括ケア病棟の新設と病棟再編について、診療待ち時間の解消方策と南棟アメニティーゾーンの活用について、ドクターヘリ導入の手順について、総合病院事業の広報活動についてなどの意見及び要望があったところであります。
 最後に、当委員会は、調査研究の一環として、去る2月6日、市立砺波総合病院において、南棟耐震化整備事業工事の進捗状況や高度医療機器の装置を視察し、説明を受けたところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、民生病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(山森文夫君) 総務文教常任委員長 川岸 勇君。
  〔総務文教常任委員長 川岸 勇君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(川岸 勇君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今2月定例会におきまして当委員会に付託されました、議案第3号 平成26年度砺波市一般会計予算所管部分外13件についてを審査するため、去る3月14日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
 それでは、本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第3号 平成26年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第13号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、議案第14号 砺波市社会教育委員設置条例の一部改正について、議案第15号 砺波市文化会館条例の一部改正について、議案第16号 砺波市資料館条例の一部改正について、議案第17号 砺波市立美術館条例の一部改正について、議案第18号 砺波市立砺波散村地域研究所条例の一部改正について、議案第19号 砺波市生涯学習施設条例の一部改正について、議案第20号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第31号 砺波市行政財産の使用料に関する条例の一部改正について、議案第32号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更について、議案第34号 平成25年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分、議案第39号 工事請負契約の締結について、議案第40号 工事請負契約の締結について、以上、議案14件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、今2月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、城端線・氷見線活性化推進事業の内容についてただしたところ、沿線4市で構成する城端・氷見線活性化推進協議会で、来年3月から2年かけて、北陸新幹線開業に合わせて、JR城端線運行増発社会実験を実施する。実際の増便数は北陸新幹線ダイヤ決定後に確定するが、朝の通勤、通学時は過密であり、日中に増便となる可能性が高い。増便するとなると、車両をワンマン化に改造する必要があり、平成26年度予算において、改造経費と運行経費を合わせた600万円を予算計上したとのことでありました。
 次に、古民家活用モデル事業についてただしたところ、この事業は、国が進める空き家再生等推進事業に準じ、また、全国の他市が行っている事業等も参考にして、1,000万円の予算措置を講じた。今回の事業は、古民家を活用して農家レストランに改修する事業であり、お客さんが入るエリアに限定して、必要最低限度の改修工事に係る経費の一部に対して補助するものである。古民家でもあり、耐震化もなっていないため、全館改修となると何千万円という経費を要することになることからも、客間等に限定し、その改修経費の一部を補助して、古民家活用に資するためのモデル事業とのことでありました。
 次に、合併10周年記念事業の「チューリ君リップちゃん物語」と「砺波市がおもしろいほどわかる本」の2件の作成内容についてただしたところ、「チューリ君リップちゃん物語」の紙芝居については、A3の横判で12枚から16枚程度のものとし、まずは、市内幼稚園、保育所を初め、子育てサークル、子育て支援ボランティア、図書館や砺波まなび交流館などに配布し、砺波の魅力を小さな子どもたちにもわかりやすく伝えるとともに、郷土愛を育みたいとのことでありました。
 また、「砺波市がおもしろいほどわかる本」については、B5判オールカラーでの約60ページ物で、3,000部程度を予定しているとのことであり、その内容は、中学校社会科副読本『郷土砺波』をベースに、砺波市の歴史、地理、民俗を初め、砺波市にまつわることなどを誰もがわかりやすく学ぶことができるように掲載し、作成したいとのことでありました。
 次に、体育施設改修工事費並びにその内容についてただしたところ、砺波市陸上競技場屋外公衆トイレは、昭和41年に設置され、老朽化が進み、手狭になっているため、誰もが利用しやすく、快適な洋式トイレに改修するとともに、新たに、多目的利用者(身障者用)トイレを設置したいとのことでありました。そのほか、砺波市温水プールろ過機の交換、砺波市B&G海洋センター床張り改修、砺波市野球場内野グラウンド改修などの工事費を計上したとのことでありました。
 次に、図書館運営活動費と他図書館との連携についてただしたところ、図書・雑誌等購入費1,400万円のうち、1,200万円が砺波・庄川両図書館の図書購入費である。所蔵していないものについては、図書館間の相互貸借を活用し、対応している。ただ、県内図書館を活用する場合は半年、県外図書館の場合は1年以上の所蔵が経過していないと借り受けできないので、複数の利用者からのリクエストがあれば購入することとしている。他市との連携については、小矢部市、南砺市、砺波市の3市で砺波図書館協会を組織し、研修会等の事業を展開しながら、連携を図っているとのことでありました。
 次に、財政調整基金等の残高見通しとまちづくり基金の資金使途についてただしたところ、平成25年度末の主なる基金の残高見込み額は、財政調整基金は26億9,777万円、減債基金は14億294万円、まちづくり基金は3億4,000万円となり、一般基金残高の見込み額は、11基金で63億5,815万円となる。平成26年度末基金残高見込み額は、基金の取り崩しが予算どおり実施された場合、財政調整基金は18億6,821万円、減債基金は13億6,615万円、まちづくり基金はゼロ円、そして一般基金残高見込み額は51億5,025万円となる。なお、まちづくり基金3億4,000万円については、平成26年度予算で全額取り崩すことにしており、使い道は、庁舎改修費、幼稚園・保育所エアコン設置工事費、四季彩館空調工事費、水辺プラザパークゴルフ場コース整備費、陸上競技場トイレ改修費など、21事業に充当するとのことでありました。
 次に、放課後子ども教室の土曜日学習推進事業についてただしたところ、今まで実施してきた放課後子ども教室の一部分を土曜日に移行実施するものであり、実施内容については、砺波東部小学校区の南般若地区で英語教室を、庄川小学校区では、庄川子どもわくわく教室で茶道、囲碁、将棋など、年間10回程度とし、今回は、この2教室で対応したいとのことでありました。
 また、このほか、今定例会議案に係る主な質疑、意見等では、庁舎正面玄関改修工事について、地域再生事業補助金について、旧出町小学校解体工事について、庄南・庄東小学校耐震改修事業について、結婚活動支援団体運営補助金について、児童館・児童センターと放課後児童教室について、心の教室運営の現状について、奨学金返済状況について、行政職員の定数見込みについてなど、質疑等があったところであります。
 また、次に、当委員会所管の市政一般に関する質疑、意見等では、財産台帳の整備について、図書館の現状と図書の選定基準について、新図書館構想について、土曜授業導入について、学校の太陽光発電パネルについて、砺波南部小学校区での保育所整備について、学校給食のアレルギー対策についてなどの意見及び要望があったところでもあります。
 終わりに、当委員会は、調査研究の一環として、去る3月13日、出町中学校で、耐震化事業の進捗状況と非構造物耐震化事業について、また、砺波東部小学校で、非構造物耐震化事業について視察を行ったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(山森文夫君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)

◯議長(山森文夫君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(山森文夫君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 10番 川岸 勇君。
  〔10番 川岸 勇君 登壇〕

◯10番(川岸 勇君) 議案第11号 砺波市景観まちづくり条例の制定について、賛成の立場から討論を行います。
 砺波平野の散居景観は、四季折々の風景が楽しめる魅力的な景観であるとともに、貴重な歴史的、文化的な資産でもあります。しかしながら、時代の変化や生活環境の変化等により、この固有の景観も徐々に失われつつあります。
 このような地域の財産である散居景観を再認識し、地域経済の活性化と文化発展につながるまちづくりを進めるため、平成22年度から景観法に基づく当市の景観まちづくり計画が進められてきたところであります。
 平成24年3月景観行政団体の指定を受け、その計画や趣旨等について、タウンミーティングの開催や、地区自治振興会、商工会、各種業界等への詳細な説明が行われた結果、景観まちづくり計画について、概ね市民に理解され、周知されるまでに至ったものと認識しております。
 以上の理由から、我々自民会は、砺波市景観まちづくり条例を制定することに賛同するものであります。
 なお、条例制定に当たり、次のことを特に要望するものであります。
 今後の社会情勢や生活環境、農業環境の変化、個人ニーズの多様化などにより、景観まちづくり計画に変更もあり得ることを十分しんしゃくしていただき、弾力的かつ時代の流れに即応した景観まちづくり計画を一層推進していただくことを切にお願い申し上げます。
 また、景観づくりに係る支援諸施策につきましても、適宜適切な対策を講じられんことをあわせてお願い申し上げまして、自由民主党砺波市議会議員会を代表しての賛成討論といたします。

◯議長(山森文夫君) 以上で討論を終結いたします。

                 (採  決)

◯議長(山森文夫君) これより採決いたします。
 まず、議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(山森文夫君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第3号から議案第10号まで及び議案第12号から議案第40号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決であります。以上の案件は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(山森文夫君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決されました。

                  日程第2
               議員提出議案第1号

◯議長(山森文夫君) 次に、日程第2 議員提出議案第1号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(山森文夫君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 10番 川岸 勇君。
  〔10番 川岸 勇君 登壇〕

◯10番(川岸 勇君) 議員提出議案第1号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明を申し上げます。
 北朝鮮による日本人拉致問題については、事件発生から既に30年以上が経過しました。これまでの間、平成14年の日朝首脳会談において、北朝鮮が日本人の拉致を認めて謝罪し、その後、5人の拉致被害者とその家族の帰国が実現したものの、いまだ、政府認定の拉致被害者や拉致の可能性が排除できない多くの失踪者の消息がつかめない現状にあります。
 拉致問題の解決に向けた日朝の政府間協議が一向に進展しない中、国連の特別委員会より、北朝鮮による日本人などの拉致については国際法上の人道に対する罪に当たるとし、国際的な司法手続を進めるべきだと勧告されました。
 よって、拉致問題の早期解決実現に向け、この機会を捉えて、政府は、拉致問題の解決の重要性を国際社会に強力に訴え、強固な国際連携のもと、北朝鮮への制裁措置や圧力を強化して、拉致問題の全容解明と早期解決に向け全力で取り組むよう、強く要望するものであります。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

                 (質  疑)

◯議長(山森文夫君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(山森文夫君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(山森文夫君) これより議員提出議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(山森文夫君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第1号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第3
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

◯議長(山森文夫君) 次に、日程第3 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中継続審査の申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

                 追加日程第4

◯議長(山森文夫君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から、議案第41号 砺波市教育委員会委員の任命についてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第4として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

                 議案第41号

◯議長(山森文夫君) これより、追加日程第4 議案第41号 砺波市教育委員会委員の任命についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(山森文夫君) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
  〔市長 夏野 修君 登壇〕

◯市長(夏野 修君) ただいま追加提案いたしました、議案第41号 砺波市教育委員会委員の任命についてを御説明申し上げます。
 現砺波市教育委員会委員の舘 俊博氏から、このたび一身上の都合により、3月31日付をもって辞職したい旨の願いが提出され、これに同意いたしましたので、補欠の砺波市教育委員会委員として山本仁史氏を任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。何とぞ慎重に御審議いただき、御同意をいただきますようお願い申し上げます。

◯議長(山森文夫君) お諮りいたします。本案については、事情を十分に御了承のことと存じますので、この際直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(山森文夫君) これより採決いたします。
 お諮りいたします。議案第41号 砺波市教育委員会委員の任命については、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山森文夫君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号 砺波市教育委員会委員の任命については、原案に同意することに決しました。

◯議長(山森文夫君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶

◯議長(山森文夫君) 市長から御挨拶がございます。
  〔市長 夏野 修君 登壇〕

◯市長(夏野 修君) 砺波市議会2月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 今回提案いたしました平成26年度予算や景観まちづくり条例を初めといたします諸案件につきまして、それぞれ可決または同意をいただき、ありがとうございました。
 中でも、平成25年度一般会計補正予算及び下水道事業特別会計補正予算につきましては、昨年に引き続き、本定例会の初日に先議をお願いし、可決をいただきました。早速、国の好循環実現のための経済対策等に合わせまして発注手続を進めており、事業の迅速な執行に取り組ませていただいているところであります。
 また、平成26年度予算は、私が市長に就任して2年目の予算であり、子育て支援の充実や新幹線開業に向けての対応、さらには、芽出し事業の具体化を進めるなど、市民の皆さんとともに引き続き、「もうひとつ上の“となみ”」を実現する施策を積極的に展開してまいる所存でございます。
 このほか、議会中にいただきました各般の御意見や御要望などの趣旨にも意を配しながら、適正で効率的な事業の執行に努めてまいりたいと存じます。
 今後とも、市民福祉の向上と砺波市のさらなる発展のため、誠心誠意努めてまいりますので、議員各位を初め、市民各位のより一層の御支援と御協力をいただきますようお願い申し上げますとともに、報道関係の皆様方にも感謝申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告

◯議長(山森文夫君) これをもちまして、平成26年2月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。

 午後 2時50分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

平成    年    月    日

   議  長   山 森 文 夫

   署名議員   村 岡 修 一

   署名議員   稲 垣   修

   署名議員   井 上 五三男