平成22年9月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時04分 開会

               開 会 の 宣 告
◯議長(井上五三男君) ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これより、平成22年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名

◯議長(井上五三男君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において
 4番 島 崎 清 孝 君
 5番 川 岸   勇 君
 6番 大 楠 匡 子 君
を指名いたします。

                  日程第2
                会期の決定について

◯議長(井上五三男君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月24日までの19日間としたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(井上五三男君) 異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月24日までの19日間と決定いたしました。

                  日程第3
               特別委員会の報告

◯議長(井上五三男君) 次に、日程第3 特別委員会の報告を議題といたします。
 特別委員長の報告を求めます。
 下水道対策特別委員長 岡本晃一君。
  〔下水道対策特別委員長 岡本晃一君 登壇〕

◯下水道対策特別委員長(岡本晃一君) 下水道対策特別委員会の御報告を申し上げます。
 当委員会は、去る8月23日、午後1時30分から、市長を初め関係部課長の出席を得て、下水道整備基本計画の見直しについて協議をいたしたところであります。
 まず、見直しの経緯については、昨年度から流域下水道を運営している県を初め県内各市町村の平成23年度から向こう10年間の下水道整備計画に関して、県下一斉に行われているものであり、当市では、未認可地域における今後の整備事業の選定が一番の課題であるとのことでありました。
 次に、これまでの見直しに係る作業については、昨年9月に県の全県域下水道化新世紀構想の見直しに関する説明会があり、見直し作業が始まった。並行して当市では、人口、世帯数の推移を初めとして、整備に関する基礎データの収集や概算費用等の調査を行った。
 昨年12月から今年の1月にかけて、未整備地域において無作為抽出した2,000世帯を対象に下水道に関するアンケート調査を実施した。2月には、学識経験者と未整備地域の7地区から選出された委員からなる検討委員会を設けて、2月1日、4月30日、7月28日と3回の検討委員会及び途中6月4日の学識経験者打合会を開催し、今後の下水道整備に関する調査、検討を重ねて、8月5日に意見書が提出されたものであります。
 次に、提出された意見書の内容は、下水道整備基本計画としては、庄川左岸の下水道未整備地域の整備については、現計画を踏まえて特定環境保全公共下水道事業として整備することが望ましいという内容で、附帯意見としては、1、整備手法について。特定環境保全公共下水道事業で小矢部川流域下水道幹線に接続を検討するに当たり、砺波庄川幹線、または、基本計画策定時のII期幹線を基本とするが、各地区の実情を考慮した新たな幹線が必要な場合、関係機関との調整により、これを取り入れることが望ましい。2、財政運営への配慮として、下水道整備には多額の費用が必要なことから、財政運営に十分留意して整備を進めることが望ましい。3、水質保全への配慮として、当面の間下水道計画が見込めない地域においては、公共用水域の水質保全を図るため、合併処理浄化槽設置もやむを得ないものと思われます。なお、特定環境保全公共下水道整備事業が完了した時点で、接続の切り換えが速やかに実施されるよう望みますの3項目であります。
 市では、この検討委員会からの意見を基本として、下水道基本計画策定に向けた方針を定めて、下流域へ排水するための流域下水道との関係がある隣接市や県と調整を進めるとともに、基本計画を策定していきたいと考えているとのことでありました。
 計画策定に向けた方針については、1、未認可区域については、特定環境保全公共下水道事業で整備する。2、関係する隣接の高岡市及び小矢部市並びに富山県と協議して整備を推進する。3、財政運営に配慮して整備する。4、下水道整備には、相当の期間を要することから、整備時期が遅くなる地域については合併処理浄化槽の設置に配慮するとのことでありました。
 次に、主な意見、要望について申し上げます。まず、市の北部方面は下水道がどのように接続されるのか。明確に示されていないことについてただしたところ、現在、まだ決まっていないので、これから下水道工事の進みぐあいにより、隣接する高岡市・小矢部市、富山県と最終的に調整して決めていく方針であるとのことでありました。
 次に、この見直しの下水道計画が示されてから、20年、30年たってもまだ未認可の地域については、散居村という地理的な特徴のあるところだから、今までの計画にとらわれず設置費も安く納期も早い合併処理浄化槽で整備したらどうかただしたところ、一部未認可地域の人たちには、財政上の問題等で大変遅れるのは申しわけないと思っている。しかし、公平の原則があり、特定環境保全公共下水道事業で整備したいとのことでありました。
 次に、今後の下水道整備計画では、栴檀山地区の市設置型の合併処理浄化槽での整備をする考えはあるのかただしたところ、そのような考えは持っていないとのことでありました。
 次に、未認可地域が遅れたのはなぜかただしたところ、その理由として、1、自然流下での工事ができなかったところであった。2、家と家との距離が大変長いところであったという2つの大きな理由があるとのことでありました。
 次に、最近の下水道接続率、水洗化率はどうかただしたところ、平成22年3月31日現在で下水道工事完了の世帯は約1万900世帯で、そのうち接続している世帯は約9,200世帯であり、接続率は84%程度であるとのことでありました。
 以上、まことに簡単でありますが、委員会での協議の概要を申し上げまして、下水道対策特別委員会の御報告といたします。

                  日程第4
       施政方針、並びに議案第30号から議案第36号まで、
  認定第1号から認定第10号まで、及び報告第12号から報告第13号まで

◯議長(井上五三男君) 次に、日程第4 施政方針並びに議案第30号から議案第36号まで、平成22年度砺波市一般会計補正予算(第3号)外6件について、認定第1号から認定第10号まで、平成21年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外9件について、及び報告第12号から報告第13号まで、専決処分の承認を求めることについて外1件についてを議題といたします。

          (施政方針表明並びに提案理由の説明)

◯議長(井上五三男君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 上田信雅君。
  〔市長 上田信雅君 登壇〕

◯市長(上田信雅君) 平成22年9月砺波市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました平成22年度一般会計補正予算案を初めとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位を初め市民の皆さんの御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 まず、提出しております平成21年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算の概要と当面の財政運営について申し上げます。
 平成21年度一般会計決算は、歳入総額218億3,747万8,000円、歳出総額208億8,453万7,000円で、形式収支は9億5,294万1,000円の黒字となり、そのうち、翌年度へ繰り越すべき財源は8,314万1,000円で、実質収支では8億6,980万円の黒字決算となりました。
 特別会計では、国民健康保険事業特別会計が1億5,493万円、同じく太田診療所事業特別会計が1,391万円、老人保健医療事業特別会計が359万5,000円、後期高齢者医療事業特別会計が67万8,000円、霊苑事業特別会計が52万7,000円、下水道事業特別会計が5,689万4,000円のそれぞれ黒字決算となったところであります。
 また、企業会計では、損益計算において、水道事業会計が8,676万円、工業用水道事業会計が162万9,000円、病院事業会計が927万2,000円のそれぞれ黒字決算となりました。
 さて、政府が発表した8月の月例経済報告によると、景気は着実に持ち直してきており、自立的回復への基盤が整いつつあるものの、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にあるとされております。
 また、政府は7月末に平成23年度予算の概算要求基準を定め、1兆円を相当程度超える元気な日本復活特別枠を含む歳出の大枠を本年度と同水準の約71兆円とし、その枠内で積極的な予算の組み替えを行うとともに、今年4月から6月期の実質国内総生産(GDP)成長率の低下と円高等への対応として、追加経済対策の検討を始めております。市といたしましても、今後の国の施策等に合わせ、積極的な対応を心がけてまいりたいと考えております。
 次に、主な事業の進捗状況について申し上げます。
 まず、総合計画につきましては、平成24年度から始まる総合計画後期基本計画を策定するため、6月下旬に市民と職員とで構成するまちづくり研究会を設置し、市民と協働で策定作業を進めているところであります。
 また、市民の声を計画に反映させるため、先月2,000人を対象に市民アンケート調査を実施いたしました。現在、集計を進めているところであり、今後、調査結果を参考にまちづくり研究会での議論を深めてまいります。
 次に、男女共同参画の推進について申し上げます。
 本年4月に委嘱した45人の推進員の皆さんには、各地区で男性料理教室や研修会などの啓発活動に取り組んでいただいているほか、12月に開催予定の男女共同参画推進のつどいに向け準備を進められております。
 また、平成23年度を初年度とする男女共同参画推進計画を策定するため、市民と職員とで調査研究を進めているほか、総合計画に合わせ市民アンケート調査を実施したところであります。
 次に、行政改革について申し上げます。
 本市の保育所、幼稚園の今後のあり方について検討する懇談会につきましては、これまで3回開催し、現地を視察したほか、委員の皆さんよりさまざまな角度から御意見をいただいており、今後、意見集約を行い、各専門部会からの提案と合わせて行政改革委員会で取りまとめることとしております。
 次に、防災対策について申し上げます。
 本年の砺波市総合防災訓練につきましては、砺波東部小学校を訓練の主会場として8月29日に実施いたしました。
 訓練には、地元の南般若地区を初め油田、柳瀬地区の自主防災会の皆さんや各種防災関係機関の方々の参加をいただき、避難訓練、救助訓練、災害復旧訓練、災害時相互応援協定による応援要請訓練など、いずれも実践的な訓練を実施し、地域の皆さんの防災意識の高揚に努めたところであります。
 次に、児童福祉について申し上げます。
 ひとり親家庭に対する児童扶養手当につきましては、8月から父子家庭においても支給されることとなりましたが、受給には申請が必要であり、早目に手続をしていただくようPRに努めております。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 去る8月30日に開催された砺波市交通安全対策会議において、9月21日から30日までの10日間「ゆずりあう 心でひろがる 無事故の輪」をスローガンに実施される秋の全国交通安全運動の実施計画が承認され、各種行事や交通安全教室が実施されることとなっております。今後とも、交通安全活動団体等と連携し、市民の交通事故防止と交通安全意識の高揚を図ってまいります。
 次に、雇用対策と商工業の振興について申し上げます。
 昨今の経済情勢や依然として厳しい雇用状況にかんがみ、市といたしましては、労働相談会の開催に協力するとともに、国の緊急雇用対策を着実に進め、さらなる雇用の創出に取り組むこととしております。
 また、9月3日、4日に開催された、となみ伝承やぐら大祭では、市内の伝統文化の紹介や特産品の販売、ものづくり体験などが行われ、地域の魅力をより広く伝えるとともに、これからのまちづくりについて考える機会になったものと考えております。
 次に、観光関係について申し上げます。
 本年で第26回となった庄川水まつりは、7月31日、8月1日に開催され、流木乗り選手権大会などの多彩な催しが繰り広げられ、多くの来場者でにぎわいました。
 また、8月7日、8日にかけて、災害時相互応援協定の締結を機に交流を図っている安城市の安城七夕まつりにおいて流木乗り選手権を披露するため、組み立て式の仮設プールを設置して体験会や競技会を行ったほか、本市のイベントをPRするなど、一層の交流が深まったものと思っております。
 さらに、8月6日から開催した2010となみカンナフェスティバルにおいては、夏休み期間中の子どもたちなどにカンナの大迷路を楽しんでいただいたほか、チューリップ四季彩館において開催した夏季特別企画展「滝平二郎 花のきり絵展」には、多くの皆さんにお越しいただいたところであります。
 このほか、第23回を迎える夢の平コスモスウォッチングは、10月2日から17日までの16日間、夢の平スキー場で開催されます。
 また、来春のチューリップフェアにつきましては、第60回の節目の開催となることから、チューリップフェア検討委員会の提言を参考に市民の皆さんとともに盛り上げ、地域の発展、未来への架け橋となるよう会場づくりやイベント企画を進めてまいりたいと考えております。
 本市におけるこれからの観光の振興に当たりましては、市民の皆さんに観光に対する理解を深めていただき、地域に愛着や誇りを持って観光客をお迎えする心を持っていただくことが何よりも大切であると考えております。10月31日に砺波市観光推進市民大会を開催し、意識の高揚を図っていきたいと考えております。
 また、広域観光の推進につきましては、南砺市との連携による越中・飛騨観光圏二次交通整備事業において、公共交通機関を利用した観光客の動向を調査するため、10月と11月にJRの駅と観光施設等を周遊バスで結ぶ二次交通の実証実験を行うこととしております。
 次に、農林業関係について申し上げます。
 梅雨明け以降、記録的な高温少雨が続き農作物等への影響が懸念されたことから、農作物や家畜の管理対策の徹底を関係機関とともに周知、指導してまいりました。
 水稲につきましては、主力品種のコシヒカリの生育はほぼ順調でありますが、猛暑による乳白粒や胴割米などの発生が懸念されることから、刈り取り前までの徹底した水管理の指導を関係機関とともに行ってきたところであります。
 大産地化を目指すタマネギにつきましては、春先の低温と日照不足により今季の出荷数量が目標値を下回ると見込まれており、引き続き、関係機関と連携しさらなる栽培技術の向上を図ってまいります。
 チューリップの球根につきましては、雪解けの遅れなどから生育期が短く、モザイク病の発生も見受けられましたが、平年並みの収量が見込まれております。
 また、本年度から実施された米の戸別所得補償モデル対策につきましては、制度の周知に努めたところ、市水田農業推進協議会に対し、市内ほとんどの経営体から約1,800件の加入申請がありました。
 次に、砺波市食育推進計画につきましては、食を通じて健全な子どもの育成や地産地消による地域の活性化など、本市の特色を盛り込んだ計画を策定するため、砺波市食育推進計画策定委員会を設置したところであります。
 次に、森林総合整備につきましては、庄川町三谷及び庄の両地区内において森林境界を明確にし、枝打ちや間伐などの適正な森林管理が行えるよう支援をしてまいります。
 次に、農地防災事業庄川左岸地区につきましては、昨年度の国営事業の着工に引き続き、附帯県営事業がこの秋に着工されることから、両事業の合同起工式が10月5日に挙行される予定であります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 国道整備につきましては、一般国道156号金屋自歩道事業が、本年度中の事業完了を目指し、用地及び物件移転補償の交渉が進められており、用地取得が完了したところから順次、工事が進められております。
 一般国道359号砺波東バイパス事業につきましては、残り区間の主要地方道新湊庄川線以東の1.7キロメートルのうち、般若地区の設計協議がほぼまとまったことから、事業用地取得に向け用地測量作業等に入る予定と聞いております。
 また、庄川左岸部のスマートインターチェンジにつきましては、現地測量、予備設計等に基づき実施計画書を策定中であり、国の動向を見ながら申請手続が迅速に行えるよう進めております。
 次に、県道整備事業につきましては、権正寺地内において企業誘致に関連する坪野小矢部線の歩道新設工事が発注されたほか、市内全域で順調に進められております。
 市道整備の主なものにつきましては、上中野4号線、千保線、青島上中野線及び権正寺八十歩線の12月末までの完成に向け工事を進めているほか、示野上中野線、鷹栖高儀線の事業の進捗を図ってまいります。また、新たな整備路線である十年明千保線の調査準備を進めております。
 次に、冬期間の道路交通の確保につきましては、春日町永福町線、金屋青島2号線の消雪管リフレッシュ工事に着手するほか、南般若地区除雪ドーザーを更新するなど、通勤、通学路の確保に努めてまいります。
 次に、庄川水辺プラザ整備事業につきましては、10月以降の渇水期に着工できるよう準備を進めており、関係機関と調整の上、事業を推進してまいります。
 次に、住宅政策について申し上げます。
 現在実施している地域住宅交付金事業は、5カ年事業の最終年度であり、市営住宅の階段手すり新設工事や屋上防水改善工事を実施してまいります。
 次に、景観まちづくり事業について申し上げます。
 景観計画につきましては、現況調査による景観特性をもとに将来の土地利用区分を設定し、その区分ごとの土地利用方針に基づき、規制、誘導等の基準を作成したいと考えております。策定に当たっては、8月9日に第1回目の委員会を開催し、本年度中に素案を作成することとしております。今後、市民との協働による景観まちづくり研究会において、散居景観を初め良好な景観の保全・形成に向け策定を進めてまいります。
 次に、上水道事業について申し上げます。
 県道砺波細入線及び県道砺波庄川線の上水道管布設工事等につきましては、当初予算の65%の発注を終えており、残る工事につきましても早期発注に努めてまいります。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 中神地区の公共下水道事業及び中野、五鹿屋地区の特定環境保全公共下水道事業につきましては、本年度に予定する工事発注をほぼ終えており、引き続き、安全対策に留意して工期内に完了するよう努めてまいります。
 また、今後の下水道計画につきましては、8月5日に下水道計画検討委員会から提出された意見書をもとに、下水道整備基本計画策定に向けた基本方針を定めてまいります。
 次に、教育関係について申し上げます。
 砺波北部小学校耐震改修事業につきましては、現在、校舎棟の本年度中の完成に向けコンクリート躯体工事を進めております。また、体育館棟耐震補強・大規模改造につきましては、本年度内の発注に向け実施設計を行っております。
 青少年の国際交流につきましては、本年4月に予定しておりました派遣事業がアイスランドの火山噴火によって中止となっていましたが、その後、オランダ王国リッセ市との協議が調い、中学生使節団の一行10名が、8月13日から21日までリッセ市を訪問し、ホームステイを体験してオランダ文化に触れるなど交流の成果を上げてきたところであります。
 次に、青少年育成事業について申し上げます。
 砺波をもっと元気にするため、若者のユニークな視点のもと、活躍の場、経験の場を創出する闘魂元気道場が、昨年度に引き続いて9月14日から活動を開始することとなっております。また、合わせて昨年度提案された企画が1期生によって順次、実行されているところであります。
 次に、文化財保護について申し上げます。
 去る8月22日に子どもたちのふるさと学習を推進するため、夏休み企画として親子の増山城跡ウォークラリーを実施いたしました。
 また、10月31日には、市民協働事業としての第2回増山城戦国祭りが予定されており、越中三大山城の一つである増山城跡のPRに努めてまいります。
 次に、スポーツの振興について申し上げます。
 来月16日に迫りました第23回全国スポーツ・レクリエーション祭のターゲット・バードゴルフの競技につきましては、全国各地から約200名の選手、監督等が参加されることから、皆さんに満足いただけるよう、競技の実施や受け入れ体制の整備など最終準備を進めているところであります。
 最後になりましたが、この夏開催された第92回全国高等学校野球選手権大会に、市内の高校として初めて砺波工業高等学校が出場いたしました。市内の高校の甲子園出場は市民の長年の念願であり、大変喜ばしいことでありました。試合は強豪報徳学園高校に惜しくも敗れたものの、最後まで気迫あふれるプレーを見せてくれ、多くの市民に夢と希望、そして感動を与えてくれたものと深く感謝をしているところであります。
 以上、主な事業の進捗状況等について、その概要を申し上げました。
 これより、本会議に提出しました議案等について御説明を申し上げます。
 まず、議案第30号 平成22年度砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億1,156万4,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額はそれぞれ199億1,884万9,000円となるところであります。
 歳出予算の主な増額補正は、
  財政管理費               1,391万円
  保育所費                1,360万円
  農業経営等構造対策費          1,560万円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として増額するものは、
  国庫支出金            223万7,000円
  県支出金           7,018万3,000円
  諸収入               66万5,000円
であり、不足する額3,847万9,000円を前年度繰越金で措置するものであります。
 次に、議案第31号 平成22年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、制度改正に伴うシステム改修費及び療養給付費の確定に伴う返還金等に係る補正を行うものであります。
 次に、議案第32号 平成22年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、県道拡幅に伴う農村下水道事業の公共ます移設工事について補正を行うものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について御説明を申し上げます。
 まず、議案第33号及び議案第34号の条例関係につきましては、いずれも法令の改正に伴うものであり、砺波市手数料条例の一部改正について、ほか1件であります。
 次に、議案第35号及び議案第36号の条例関係につきましては、いずれも出町東部第2土地区画整理事業による換地処分に合わせて制定するものであり、字の区域の新設について、ほか1件であります。
 次に、認定第1号から認定第7号までの決算認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成21年度の砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所事業、砺波市老人保健医療事業、砺波市後期高齢者医療事業、砺波市霊苑事業及び砺波市下水道事業の各特別会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、認定第8号から認定第10号までの決算認定につきましては、地方公営企業法の定めるところにより、平成21年度砺波市水道事業会計、砺波市工業用水道事業会計及び砺波市病院事業会計の各決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、報告第12号 専決処分の承認を求めることについてであります。専決処分いたしたものは、平成22年度砺波市一般会計補正予算(第2号)であり、となみ野農業協同組合ライスセンター整備事業に対する国及び県の補助金について、やむを得ず専決処分をいたしたものであります。
 次に、報告第13号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ、慎重御審議の上、可決、認定、承認を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(井上五三男君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月7日から9月13日までの7日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(井上五三男君) 御異議なしと認めます。よって、明9月7日から9月13日までの7日間は議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は、9月14日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時42分 閉議