平成15年第1回臨時会(第1号)本文

1.会議の経過
 午後 2時04分 開議

◯議長(高田君) ただいまより、平成15年第1回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員から地方自治法第235条の2第1項の規定により実施されました例月出納検査の結果報告を受け、お手元に配付いたしておりますので、御検討のほどお願いを申し上げます。

◯議長(高田君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により議長において
    1番 飯田 修平 君
    2番 林  忠男 君
    3番 柴田 智  君
を指名いたします。

◯議長(高田君) 日程第2 これより、会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたします。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(高田君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定をいたしました。

◯議長(高田君) 次に、日程第3 議案第1号から議案第3号まで、平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)外2件及び報告第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 安念 鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、ここに一般会計補正予算案を初め、当面必要となってまいりました議案につきまして御審議願いたく、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多忙中にもかかわらず、御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。
 初めに、市町村合併について申し上げます。
 合併の枠組みについての提案につきましては、議会の御理解を賜り、また庄川町の御賛同も賜りまして、昨年12月26日に砺波市・庄川町任意合併協議会を設置し、庄川町との1市1町による合併について具体的な検討を行う法定合併協議会の設置に向けて協議してまいりました。
 これまで3回の会議を開催し、「合併の方式」、「目途とする合併の期日」、「新市の名称」、「新市の事務所の位置」の基本4項目について、当市の提案を確認するとともに、この4月1日に法定合併協議会を立ち上げることで一致し、法定協議会の設置に係る規約案のほか、事業計画案や収支予算案等について協議、確認してきたところであります。
 これより、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第1号 平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億5,239万7,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は175億4,542万7,000円となるところであります。
 歳出予算の増額するものについて御説明申し上げます。
 まず、芹谷野、針山口、三合新の3用水土地改良区がこのたび合併し、庄東用水土地改良区として新たに事業を進められることとなり、2月3日に県知事の認可があったところであります。そこで、先の市選挙管理委員会において2月27日に総代選挙を執行することに決定されましたので、これらに係る経費について全額受託事業として補正しようとするものであります。
 また、市立南般若公会堂の雨漏りが発生し、公会堂利用者に支障を来していることから、早急に補修が必要となりましたので、補正をしようとするものであります。
 また、今通常国会において、経済対策に呼応した第1次補正予算が先般成立いたしましたことに伴うもの等により、水道事業及び義務教育施設整備事業につきまして国庫補助を受け実施するものであります。事業内容といたしましては、水道企業会計の事業として行われる北部地区の上水道未普及地域解消事業に対し、一般会計の繰り出しを行うことの補正、並びに砺波東部小学校プール建設事業として25メートル、7コースのプールを建設するための事業費として1億5,020万円追加補正しようとするものであります。
 なお、今回の国の補正予算では、地方債の充当率を100%とし、後年度において、その元利償還金の全額を基準財政需要額に算入される有利な起債内容となっているものであります。
 あわせて、地方債補正につきましては、今ほど御説明申し上げました上水道未普及地域解消事業、並びに砺波東部小学校プール建設事業に係る起債限度額をそれぞれ増額するものであります。
 次に、議案第2号 平成14年度砺波市水道事業会計補正予算(第5号)につきましては、若林、林地区及び高波地区の水道未普及地域解消について、関係者より市に対し早期事業化の要望がなされたことから、国及び県に国庫補助事業の要望をしてきましたところ、先ほどの一般会計補正予算で御説明いたしましたとおり、北部地区の上水道未普及地域解消事業として配水管施設整備を行おうとするものであります。
 今回の補正予算内容といたしまして、資本的収支において、企業債、工事負担金、国・県補助金及び出資金を1億5,402万円増額し、資本的収入の総額は4億3,612万円となり、資本的支出においては、設備改良費1億2,841万8,000円の増額により、総額8億1,908万2,000円となるところであります。
 次に、議案第3号 砺波市斎場を庄川町民の使用に供することについて申し上げます。
 このたび、庄川町より当市の斎場の使用について申し出がありましたので、地方自治法の規定により議会の議決を経て、本年4月1日から砺波市民と同じ使用料で庄川町民の使用に供することといたしたいと考えております。
 次に、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて申し上げます。
 専決処分第1号 平成14年度砺波市水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、水道事業における債務負担行為として、国道改良事業等により水道管移設を行うに当たり必要事項を定めたものであります。
 次に、専決処分第2号 平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第6号)につきましては、除雪経費に係る既決予算は、一斉出動で5回相当分を計上しておりましたが、近年にない降雪が続きましたことにより、生活道路及び通学路、歩道の確保を行うため、さらに3回相当分の除雪経費として1,906万円の専決処分を行ったものであります。この財源として、市税をもって充てるものであります。
 今回の専決処分を行うに当たり、歳入歳出予算に1,906万円を増額し、歳入歳出予算の総額は173億9,303万円と相なったところであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決、承認を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(高田君) これより、ただいま議題となっています議案に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(高田君) 質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっています議案3件及び報告1件については、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託をいたします。
 この際、暫時休憩をいたします。

 午後 2時15分 休憩

 午後 3時41分 再開

◯議長(高田君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、付託いたしました案件について、所管の各常任委員会委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 寺島 良三君。
  〔産業建設常任委員長 寺島良三君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(寺島君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 第1回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案2件及び報告1件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 本臨時会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)所管部分、議案第2号 平成14年度砺波市水道事業会計補正予算(第5号)、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、以上議案2件及び報告1件であります。
 議案第1号については、労働費において市立南般若公会堂の建物について、雨漏りが発生し緊急に補修が必要となったため、地区集会施設改修委託料を補正するものであります。
 また、議案第2号については、若林、林及び高波地区の上水道未普及地域解消事業について、事業の早期着工を図るため、工事費の補正をするものであります。
 報告第1号の専決処分2件については、除雪の一斉出動に対する経費の増額について、及び道路改良工事に関する受託工事としての水道管移設について、あらかじめ債務負担行為として実施する必要があることから、それぞれ市長の専決により処分が行われたものであります。
 付託案件について、当局から詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、原案のとおり可決又は承認することに決したのであります。
 以上、まことに簡単でありますが、産業建設常任委員会の報告といたします。

◯議長(高田君) 民生文教常任委員長 宮木 文夫君。
  〔民生文教常任委員長 宮木文夫君 登壇〕

◯民生文教常任委員長(宮木君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 第1回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案2件について審査をするため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 本臨時会において、民生文教常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)所管部分、議案第3号 砺波市斎場を庄川町民の使用に供することについて、以上議案2件であります。
 議案第1号につきましては、小学校費において、砺波東部小学校のプール建設について、事業費の補正を行おうとするものであり、また議案第3号については、砺波市斎場を庄川町民の使用に供する協定を両市町間で締結しようとするものであります。
 本委員会におきまして、これら付託案件について、当局から詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、いずれの案件についても原案のとおり可決すべきものと決したのであります。
 以上、まことに簡単でありますが、民生文教常任委員会の報告といたします。

◯議長(高田君) 総務病院常任委員長 堀田 信一君。
  〔総務病院常任委員長 堀田信一君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(堀田君) 今臨時会におきまして、当委員会に付託されましたのは、議案1件であります。これを審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 総務病院常任委員会の審査結果について、御報告を申し上げます。
 付託案件は、議案第1号 平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)所管部分であります。
 議案の内容については、選挙費において、用水土地改良区の合併に伴う総代選挙に必要な経費を、また繰出金においては、水道事業会計で行われる水道未普及地域解消事業に対する一般会計の繰出金をそれぞれ補正するものであります。
 当局から案件の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、原案のとおり可決することに決したのであります。
 以上、まことに簡単でありますが、総務病院常任委員会の報告といたします。

◯議長(高田君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(高田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(高田君) 討論なしと認めます。
 これより、ただいま議題となっています議案3件及び報告1件について一括して採決をいたします。
 お諮りいたします。
 議案第1号 平成14年度富山県砺波市一般会計補正予算(第7号)、議案第2号 平成14年度砺波市水道事業会計補正予算(第5号)、議案第3号 砺波市斎場を庄川町民の使用に供することについて、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、以上議案3件及び報告1件に対する委員長の報告は原案可決又は承認するものであります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(高田君) 起立全員であります。よって、議案3件及び報告1件は、原案のとおり可決又は承認されました。

◯議長(高田君) 以上をもちまして、本臨時会に付議されました全議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成15年第1回砺波市議会臨時会を閉会いたします。
 市長からごあいさつがございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日は、国の補正予算が議決をされたことによりまして、臨時議会を開催させていただきました。円満裏にそれぞれ議決をいただきましたことを厚く御礼を申し上げたいとこのように存じております。
 国の補正予算、景気対策と私どもが要望しておりましたことが、一致をしたわけでございます。その意味でありがたいとこのように存じております。
 特に、東部小学校につきましては、議員各位も何度も御質問があって、御心配をかけておりましたが、いよいよ着工ということになって、本当にうれしく存じております。これからもいろいろ御意見のあったことに対して、設計をして進めさせていただきたいとこのように存じておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 なお、水道の未普及地区につきましても住民からあるいは議会の皆さんからも要望のあったところでございまして、それぞれ大変な経費を負担していただくわけですが、これから住みよさランキングをさらに上昇する意味で、必要なことではないかとこのように思っております。その意味でも景気対策とプラス私どもの要望が一致したとこれも大変うれしく存じております。よろしくお願いをいたしたいと思います。
 さて、先般からスペースシャトルのコロンビアが墜落したり、イラク問題があったり、北朝鮮問題があったり、世界を揺るがしているのではないかと世界中が憂慮いたしておることで、心配をしているところでございます。
 なお、国内ではWTOの関税の引き下げを強要されている状況の中で、農村としても随分厳しい時代を迎えるんではないかとこれも実は憂慮をせざるを得ない実態かと思います。
 先ほど、谷萩北陸農政局長と会談をしばらくいたしまして、米の問題も話をしておりました。要は、やっぱり現在の農林水産省だけの考え方じゃなくて、農民によく理解をすることが、何より大切ではないかとこういう議論を私から申し上げておきました。そのとおりだということで、きょうここで、今関係団体の皆さんとディスカッションをされております。ぜひ、安心して米も作れるし、安心して売れるそういう態勢づくりを希望しておきました。
 そんなこともございますが、これからこういった問題等いろいろございますけれども、せめて砺波市は、先ほど提案理由で申しましたように、庄川町との合併に向けて、調整を行い、明るくて、元気な新しい砺波市建設を目指して、努力していきたいもんだとこのように思っております。
 ついては、議員各位の今後ますますの御指導をお願い申し上げまして、臨時議会の閉会に当たりましてのごあいさつといたします。ありがとうございました。

◯議長(高田君) これをもって散会いたします。
 どうも、大変御苦労さまでございました。

   午後 3時54分 閉議

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

 平成15年2月18日

   議  長  高 田 隼 水

   署名議員  飯 田 修 平

   署名議員  林   忠 男

   署名議員  柴 田   智