平成12年9月定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(堀田君) ただいまから、本日の会議を開きます。日程に入るに先立ち、ご報告を申し上げます。
 先に設置されました決算審査特別委員会におきまして、正・副委員長を互選されました結果、
 委員長に   村 中 昭 二 君
 副委員長に  前 田 喜代志 君
がそれぞれ選任されましたので、ご報告を申し上げます。

◯議長(堀田君) これより日程に入ります。
 日程第1 議案第64号から議案第73号まで、平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)外9件を議題といたします。
 これより、各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 石田隆紀君。
  〔産業建設常任委員長 石田隆紀君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(石田君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要についてご報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外4議案を審査するため、去る9月20日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果をご報告いたします。
 付託案件は、議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第65号 平成12年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第67号 砺波市若林ふれあい健康センター設置条例の制定について、議案第71号 砺波市営住宅管理条例の一部改正について、議案第72号 市道路線の認定及び廃止について、以上議案5件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、除雪対策のうち、歩道除雪の充実のため今定例会に、歩道用除雪機械の購入費及び地区除排雪機械購入補助が補正で出されているが、地区除排雪機械オペレーターの育成のための資格取得への助成について、及び道路の消雪についてただしたところ、オペレーター確保のための資格取得に対する助成については、集落圏等の地区への委託のほか、民間業者へも同様の条件で委託しているので、地区のオペレーターのみに助成することは公平性等の関係で困難と思われるが、今後研究したいとのことでありました。
 また、道路消雪については家が連檐し、幅員の狭隘な市道や坂道等を重点に設置するとのことで、また、従来からの地下水利用の消雪については、地下水位の低下も見られるため、河川水の利用も積極的に行っているとのことでありました。さらに、住宅団地等の道路については、地域ぐるみ除排雪の補助金を活用し、地域での消雪装置の設置を願いたいとのことでありました。
 次に、水道の老朽管更新事業の状況についてただしたところ、石綿セメント管の老朽度に併せて、計画的に更新を行っているところであるが、実施に当たっては漏水が多発しているところを重点的に、下水道工事及び道路改良工事などその他事業と同時施行が必要になる場合など、常に順位を見直しながら効率的に行い、その際、必要に応じ、管の口径増も併せて図っているとのことであり、現在、下水道事業の兼ね合いで、国道156号線の西側から順次整備を行っているとのことでありました。
 次に、今定例会補正予算に出されている、水稲直播栽培普及及び拡大事業補助金について、直播の現状及び今後の見通しについてただしたところ、現在、富山県は大規模農家を中心に、コスト低減策として実験的に水稲直播を推進しており、平成9年度から県単独の補助金が創設され、同補助金により、県内には現在20台の直播機械が導入されており、うち砺波市にはとなみ野農業協同組合において2台が稼働しており、今回の補正でさらに1台導入しようとするものであります。
 砺波市における、直播機械利用による播種面積については、平成11年度では20ヘクタール、平成12年度では32ヘクタールの直播実績があり、収量的に少なくなることから、転作カウントになるものであり、今後稲作コスト低減の一層の推進のため、実施面積は増加することが見込まれるとのことでした。
 次に、策定され公表された、中心市街地活性化基本構想の内容及び今後の実施計画についてただしたところ、この計画は12省庁の事業を広く活用することにより、住民自らが考えて、まちの活性化を図るものとのことで、地元の関係者で構成された検討委員により、自らのまちづくりについて充分検討され策定されたもので、今後の事業の実施に当たり地元の合意が大切であり、商業活性化には民間の方々による株式会社形式をつくっていただくことなど、検討が必要とのことであります。
 さらに、商業活性化基本計画の中の空き店舗対策として、県の商店街等魅力創造事業を活用した駅前のふれあいプラザの設置については、1年間の利用スケジュールを組み、商業者自らが活性化に取り組んでいるとのことであります。
 次に、田園空間博物館構想についてただしたところ、現在、コア施設及びサテライト施設については実施計画の策定段階であり、当市におけるサテライト施設については、水辺空間の整備として、若林口用水上流部に県営かんがい排水事業と田園空間博物館事業の両事業による調整池を活用した水辺施設を考えており、併せて県ではそれに対応したソフト的なものとして、伝統家屋部会や景観部会などの設置を検討しているところであるとのことでありました。
 当委員会としましては、当事業が市民に合意のできるような形になるよう要望したところであります。
 その他、受託作業に伴う小作米価の標準化について、養豚場の周辺環境への指導について、中心市街地の空地対策について、JR砺波駅の管理について、農産物の輸入制限についての意見及び要望があったところであります。
 最後に、当委員会は、先進地の調査研究として、8月23日から25日まで、岐阜県の明宝村及び大野町並びに大垣市を行政視察いたしました。明宝村では、第三セクター方式の特産品会社の運営について、住民と村が共同で設置した5つの会社経営の状況を調査しました。
 また、フラワー友好都市である大野町では、大野のバラの現状やバラ公園の管理運営について調査し、並びにごみ焼却余熱利用の室内温水プールについて視察したところであります。
 大垣市においては、ITを利用し住民に情報技術の普及を図っている大垣市情報工房の概要と市内産業の育成について、並びに中心市街地活性化策についての街づくりの状況を調査しました。
 以上、誠に簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会のご報告といたします。

◯議長(堀田君) 民生病院常任委員長 池田昭作君。
  〔民生病院常任委員長 池田昭作君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(池田君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要についてご報告を申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外4議案を審査するため、去る9月21日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 それでは、当委員会に付託されました諸案件の審査結果をご報告いたします。
 付託案件は、議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第66号 平成12年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第68号 砺波市社会福祉事務所設置条例及び砺波市社会福祉法人の助成に関する条例の一部改正について、議案第69号 砺波市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部改正について、議案第70号 砺波市在宅ねたきり高齢者等福祉金支給条例の一部改正について、以上、議案5件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 今回、病院事業会計補正予算(第1号)として医療器械の購入等についての補正が出されておりましたが、その理由についてただしたところ、当初、病院西棟は平成13年8月末オープンの予定であったが、工事の進捗が進み、平成13年4月完成、7月オープンと当初計画より2カ月程度早まったことに伴い、平成13年4月に購入予定としておりました医療機器を本年度において購入し、躯体工事に併せて設置しようとするものとのことでありました。
 次に、ヘリポート用エレベーターの設置及びヘリコプターの利用計画についてただしたところ、当初、ヘリポートから西棟屋上まで、階段による患者搬送を計画しておりましたが、患者搬送の安全性等から、エレベーターの設置に変更いたしたいとのことでありました。ヘリコプターの利用計画につきましては、県内には常時、県警ヘリコプターと県防災ヘリコプターの2台が常置されており、また現在3病院にヘリポートが設置され、その利用状況は1カ月当たり1件ないし2件とのことであります。搬送エリアは救急時の救命率の観点から50キロメートルから60キロメートルの範囲からの搬送が予想されているとのことでありました。
 次に、砺波総合病院増改築事業で設置されることになりました、免震装置の耐用年数等についてただしたところ、免震装置は、天然ゴムと鉄板を20から30層張り合わせた構造のもの等で、現在、100基設置されているが、免震ゴムの耐用年数は60年から100年といわれており、その製造時においてメーカーでは製造全数の性能試験が行われ、かつ担当職員が工場に出向いて抜き取り検査をして合格したものを設置したとのことであります。また地震等で破損した場合には、交換することも可能であるとのことでありました。
 次に、補正予算にバス運行費が計上されているが、バス運行の実態に関してただしたところ、現在、砺波市を通過している平均乗車密度5人以下の第3種生活路線となる可能性のある8路線については、国・県の補助対象となる第2種生活路線として維持するため、沿線市町村で構成された民営乗合バス路線維持対策連絡協議会で充分協議のうえ、第2種生活路線としての維持必要額を負担することにより、地域住民の公共交通の確保を図っていきたいとのことでありました。
 次に、平成11年度に県で行われましたダイオキシン調査の結果と周辺環境への影響についてただしたところ、この調査は、富山県内の住居地域や工業地域37カ所で、大気、河川水、地下水、土壌についてダイオキシン濃度の調査が行われたものであり、砺波市関係としては、クリーンセンターとなみ周辺の太田、中野地内でそれぞれ測定されたものであります。大気については、環境基準値0.6ピコグラムパー立方メートルに対し、0.055ピコグラムパー立方メートル、河川水及び地下水については環境基準値それぞれ1.0ピコグラムパーリットルに対し、0.13ピコグラムパーリットル及び0.075ピコグラムパーリットル、土壌については環境基準値、1,000ピコグラムパーグラムに対し6.1ピコグラムパーグラムであり、それぞれ環境基準値を大幅に下回る結果となっており、周辺環境に及ぼす影響はないものということでありました。
 次に、砺波市生きがいセンターの利用状況についてただしたところ、7月14日のオープン以来の利用状況は、対象定員20名のところ、9月現在でそれを上回る平均30名前後の利用があるとのことでありました。
 当委員会としては、今後とも同センターの利用促進につきまして、充分PRされるよう要望したところであります。
 その他、砺波市在宅ねたきり高齢者等福祉支給条例の一部改正に伴う受給対象者への影響について、子供が安心して遊べる公園の設置について、総合病院の院内危機管理委員会の活動について及び職員の接遇教育について並びに病院駐車場の拡張対策について、その他今回65歳以上の方に対し、介護保険料の賦課通知がなされたことに伴う反響についての質疑・要望があったところであります。
 以上、誠に簡単でありますが、審査の結果の一端を申し上げまして、民生病院常任委員会の報告といたします。

◯議長(堀田君) 総務文教常任委員長 村中昭二君。
  〔総務文教常任委員長 村中昭二君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(村中君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要についてご報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分を審査するため、去る9月22日午後2時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました案件の審査結果をご報告いたします。
 付託案件は、議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 今9月定例会にCATV整備事業補正が出されているが、CATV網の整備予定及び設置後の、利用料等についてただしたところ、現在、広域圏で整備しているCATV網については、9月末から順次整備され、11月中には全地区で完成する予定であるとのことでありました。
 また、CATVを設置する場所は、市内62ヵ所で小中学校及び保育所、幼稚園並びに各地区公民館等で総額1,500万円とのことであり、設置に伴う各地区公民館におけるCATV利用料については、今後、公民館運営補助に盛り込む等を検討したいとのことでありました。
 また、現在、各自治振興会へファクシミリで情報の提供を行っているが、今回のCATV網の活用による各種行政情報の相互発信の可能性についてただしたところ、今回の公民館等へのCATVの設置においては、当面、テレビ放送の受信を行うもので、公民館等からパソコン等の利用による情報発信については、今後検討するとのことでありました。
 当委員会におきましても、CATV網を活用した双方向の情報通信による住民サービスの向上の実現及びCATVの使い方などを解説したPRパンフレットの制作等について要望したところであります。
 次に、本年度で2年次を迎える社会に学ぶ「14歳の挑戦事業」についてただしたところ、今年度は11月6日から10日の5日間で行い、市内3中学校が実施し、現在、131事業所で461名の受け入れ予定であるとのことであり、今年も事業の趣旨について学校から各事業所に出向き、充分説明を行い、中学生が生きた体験を通して貴重な経験ができるようにしていきたいとのことでありました。
 また、取り組みの中で、事業所に対する謝金について、前年度実施の際には事業所によってはそれを辞退したいとの旨がございましたが、このことを含め、より適切な謝金の処理の方法を考えたいとのことでありました。
 今年度は、よりご協力を得やすい方法を模索し、家庭や地域ぐるみでこの事業がより成果の上がるようにしていきたいとのことでありました。
 当委員会としては、昨年は初めてのことであり、受け入れる事業所も苦労していたとの意見もあり、砺波型の「14歳の挑戦事業」を模索していくことを要望したところであります。
 次に、生涯スポーツ検討委員会の市長への提言内容についてただしたところ、この委員会は、本年5月に12人の委員により設置され、これまで計6回の委員会を行い、国体終了後の生涯スポーツについて検討を行い、8月末に市長へ提言が行われたものであります。
 提言の内容については、各地区に体育振興会を設立し、各地区のスポーツの振興を担うほか、将来的には、地区体育振興会相互の連携を図るため、(仮称)地区体育振興会協議会を設置すること。また、スポーツ少年団については、学校週5日制も視野に入れ、未加入者や、いろいろなスポーツを行える機会を与えるため、(仮称)「なんでもスポーツ少年団」を設立すること。また、指導者の養成については、指導者はボランティアの方がほとんどであり、これを支援するための体制づくりと、相互の連携を図ることの主に3つの提言がされたとのことでありました。
 当委員会としては、実施に当たり、大人のみの生涯スポーツではなく子供たちも参加できるよう地元の意向を充分に聞いて検討をされるよう要望したところであります。
 次に、近年新たな住宅の建設がみられるが、固定資産税をはじめとする市税の収納見込みについてただしたところ、税収に関しては、市税全般では、当初予算で50億9,200万円余りを計上したが、現時点で53億円の調定額となったもので、特に法人市民税においては8月末で対前年比120%となっており、また、市たばこ税においても99%となっているとのことであり、今後の動向にもよるが当初予算は充分に確保できると考えているとのことでありました。
 また、特に固定資産税については、平成12年度が評価替えの年であり、本年度の課税の特徴をただしたところ、土地に関しては負担調整の関係で対前年比2.8%の増となっており、家屋については評価額の見直しが行われたため、対前年比96.9%となっている。また、償却資産は元来償却をすることによって課税標準が下がるものであるが、近年の設備投資の関係でほぼ前年と同じとなる見込みであるとのことでありました。以上のことから、固定資産税合計では対前年比99.5%となる見込みであるとのことでありました。
 当委員会としましては、今後さらに税収確保に向け、収納向上に努められるよう要望したところであります。
 その他、消防屯所の設置面積基準について、学校図書の内容について、幼保一体化施設の管理運営について、教育委員の活動状況について、秋季国体への小中学生の見学について、及び一般観覧者の駐車場対応について、生活路線バスの確保についての意見及び要望があったところであります。
 最後に、当委員会は、先進地の調査研究として8月28日から30日まで滋賀県の水口町及び岐阜県可児市を行政視察いたしました。
 水口町では、CATV網を活用した住民への議会中継をはじめとする行政情報の提供について調査研修を行ったところであります。
 また、可児市においては、CATV網及び公衆網を利用したマルチメディアネットワークについて、及びごみ処理施設の調査研修をいたしたところであります。
 以上、誠に簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、総務文教常任委員会のご報告といたします。

◯議長(堀田君) 決算審査特別委員長 村中昭二君。
  〔決算審査特別委員長 村中昭二君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(村中君) 去る9月18日、本会議において平成11年度の砺波市の各会計決算を審査するため、決算審査特別委員会が設置され付託となりました議案第73号の平成11年度砺波市水道事業会計及び平成11年度砺波市病院事業会計の各決算を審査するため、19日に委員会を開催したのであります。
 まず、正・副委員長互選の後、付託になりました議案第73号につきましては、閉会中に継続して審議することに決したのであります。
 以上、誠に簡単でありますが、決算審査特別委員会のご報告といたします。

◯議長(堀田君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) 討論なしと認めます。
 これより、議案第64号から議案第72号までの9議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)、議案第65号 平成12年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第66号 平成12年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第67号 砺波市若林ふれあい健康センター設置条例の制定について、議案第68号 砺波市社会福祉事務所設置条例及び砺波市社会福祉法人の助成に関する条例の一部改正について、議案第69号 砺波市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部改正について、議案第70号 砺波市在宅ねたきり高齢者等福祉金支給条例の一部改正について、議案第71号 砺波市営住宅管理条例の一部改正について、議案第72号 市道路線の認定及び廃止について。以上、9議案対する各委員長報告は原案のとおり可決であります。
 各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(堀田君) 起立全員であります。よって、議案第64号から議案第72号までの議案9件は、原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第73号 決算の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長報告は、閉会中の継続審査とするものであります。
 本件を委員長報告のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、議案第73号 決算の認定につきましては、閉会中の継続審査とすることに決しました。
 次に、お諮りいたします。ただいま、議案第74号 砺波市教育委員会委員の任命について提出されました。
 この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 これより、議案第74号を議題といたします。
  〔教育委員長 長久太郎君 退場〕

◯議長(堀田君) 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第74号 砺波市教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。
 現砺波市教育委員会委員 長久太郎氏については、来る9月30日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を砺波市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重にご審議をいただき、ご同意賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(堀田君) お諮りいたします。本議案につきましては、事情充分にご了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第74号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第74号 砺波市教育委員会委員の任命については、原案に同意することにご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、議案第74号は原案に同意することに決しました。
 次に、お諮りいたします。ただいま、議案第75号 砺波市教育委員会委員の任命について、提出されました。
 この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定をいたしました。
 これより、議案第75号を議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第75号 砺波市教育委員会委員の任命についてご説明申し上げます。
 現砺波市教育委員会委員 雄川美勝氏については、来る9月30日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を砺波市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重にご審議をいただき、ご同意賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(堀田君) お諮りいたします。本議案については、事情充分にご了承のことと存じますので、この際、直ちに採決をいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第75号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第75号 砺波市教育委員会委員の任命については、原案に同意することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、議案第75号は原案に同意することに決しました。
  〔教育委員長 長久太郎君 入場〕

◯議長(堀田君) 次に、お諮りいたします。ただいま、議案第76号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について、提出されました。
 この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 これより、議案第76号を議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第76号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任についてご説明申し上げます。
 現砺波市固定資産評価審査委員会委員 津田平八氏については、来る9月27日をもって任期満了となりますので、後任の砺波市固定資産評価審査委員会委員として、家城亜告氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重にご審議をいただき、ご同意賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(堀田君) お諮りいたします。本議案については、事情充分にご了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第76号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第76号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任については、原案に同意することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、議案第76号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任については、原案に同意することに決しました。

◯議長(堀田君) 次に、日程第2 議員提出議案第2号 「道路特定財源制度の堅持等に関する意見書」の提出についてを議題といたします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。
 8番 石田隆紀君
  〔8番 石田隆紀君 登壇〕

◯8番(石田君) 議員提出議案第2号について、提案者を代表いたしまして、提案理由の説明をいたします。
 道路は、豊かな国民生活や活力ある経済・社会活動を支える最も基礎的な社会資本であります。
 地域の活性化を促し、日常生活を支える生活関連施設であることから、道路網の整備を長期的視野に立って、着実に推進する必要があり、道路交通機能の確保はもとより、住みいまちづくりの要として、更には高齢化、少子化が進展している中、21世紀の社会基盤を計画的に充実させるためにも、高規格幹線道路から市町村道に至る道路網を早急に整備充実することが一層重要になっています。
 とりわけ本市は、富山県の西部に位置し、北陸自動車道に東海北陸自動車道及び能越自動車道が接続し、また国道156号、359号が交差する要衝として、道路網の整備を進めているところでありますが、その水準はいまだ不充分であるため、より一層推進する必要があります。
 よって、政府におかれましては、道路網の整備を長期的視野に立って着実に推進することが不可欠であり、それを支える道路特定財源を堅持すること、道路整備財源を確保し、道路整備費の拡大を図ることについて、特段の措置を講じられるよう強く要望いたします。
 砺波市議会といたしましても、適切なご決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(堀田君) これより提案理由に対する討論に入ります。
 討論の通告がありますので発言を許します。
 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 議員提出議案第2号について「道路特定財源制度の堅持等に関する意見書」の提出について、賛成できなく、反対討論をいたします。
 つり合いのとれた公共交通体系の確立が求められているときに、道路にのみ特定の財源確保を可能にすることはやめさせなければならないと痛感いたしております。
 97年度の「運輸白書」によりますと、96年度の交通関係公共投資総額は16兆7,833億円、そのうち86%が道路投資、次いで港湾7.1%、鉄道3.9%、空港3%、この比率は長い間変わっていないのであります。
 道路特定財源は、道路投資の財源を目的税として、田中角栄元首相が考えてできたものであります。
 国税分は、揮発油税、石油ガス税、自動車重量税で総額3兆4,500億円、地方税分は地方道路譲与税、石油ガス譲与税、自動車重量譲与税、都道府県目的税、市町村目的税で総額4兆円、その他、空港整備の特定財源となる航空機燃料税など、国と地方を合わせると約8兆円にもなるのです。
 公共事業見直しで「道路特定財源の使途を拡大せよ」と自民党内でも主導権争いの大きな争点になっています。
 特定財源を持たない鉄道投資の場合、交通関係公共投資総額に占める割合は、国鉄分割民営化の前後から、その割合は20%から10%に低下し、現在では3%台となっています。鉄道投資の大幅な減額は、昨年の鉄道事業の規制緩和と相まって、JRのローカル線の切り捨てや、特定区間の切り離し、駅の無人化などに拍車がかかり、住民に大変な不安を与えています。砺波駅を見ましても、駅の橋上化で駅員1人では安全性が心配されます。橋上駅になって最近2人も亡くなっております。砺波駅の状況を見ても明らかです。地域の公共交通機関を担っている第三セクターなどの中小鉄道の経営危機は一層深刻になっています。今必要なのは、国土のつり合いのとれた発展に役立つ総合的な交通体系をつくる必要があります。
 道路特定制度ではない交通機関の支出を特別会計として一本化し、優先順位をつけて、国民や地域住民にとって必要な交通基盤などへの投資を確立できる総合交通特別会計制度の創設をしていくことこそ、今求められています。
 この制度への転換によって、道路偏重でなく、中小の民間鉄道や地方バスなどの地域の公共輸送機関を整備、維持したり、都市部での混雑緩和対策などに思い切った投資配分ができるようになります。
 特に国や地方の未曾有の財政危機のもとで、国民や地域住民に必要な投資を確保しながら、無駄な道路に偏重した道路特定財源制度をやめて、総合交通特別会計制度の創設を求めて、私の反対討論といたします。

◯議長(堀田君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより、議員提出議案第2号 「道路特定財源制度の堅持等に関する意見書」の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(堀田君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(堀田君) 次に、日程第3 所管事務調査にかかわる閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(堀田君) 以上で、本定例会に付議されました全議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成12年9月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長からご挨拶があります。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 9月市議会の定例会の閉会に当たりまして、ご挨拶を申し上げます。
 提出いたしました諸議案のうち、企業会計決算につきましては継続して審査をしていただきます。その他、それぞれ可決、同意を賜りましたことに、御礼を申し上げたいと存じます。
 今、ご承知のように、シドニーでオリンピックが開催中でございますが、日本の成績はそれぞれ頑張って、すばらしいものがあるのではなかろうか。毎日すばらしい映像が送られてきておりまして、全国民も喜んでおられると存じておるわけであります。
 さて、先般の夏季国体におきましては、それぞれ皆様にもご協力をいただきまして、好評のうちに閉会することができました。いよいよ10月14日から秋季国体が開催されるわけでございます。準備を一生懸命やっておりまして、開幕を待つのみとなっております。
 ついては、これも市民総参加で、それぞれボランティアで協力をしていただきたいと思っております。皆さんとともに進めさせていただきたいと思いますので、議員各位にもよろしくお願いを申し上げたいと存じます。
 なお、議会中に賜りました総合計画、特に農業問題あるいは福祉問題、それぞれ先ほど委員長さんからも報告がございましたが、多くの課題がございます。今後ともこれらの課題につきましてご指導いただければ大変ありがたい、このように存じている次第であります。
 我々もこの時期、一生懸命頑張ってまいりたいと思いますので、ご指導をお願いを申し上げ、閉会のご挨拶といたします。
 ありがとうございました。

◯議長(堀田君) これをもって散会いたします。
 どうもご苦労さまでした。

 午後2時56分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成12年9月26日

      議  長    堀 田 信 一

      署名議員    西 尾 英 宣

      署名議員    宮 木 文 夫

      署名議員    柴 田 豊 明