平成11年第3回臨時会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時21分 開議

◯議長(山岸君) ただいまから、平成11年第3回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち報告事項を申し上げます。監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告を、お手元に配付のとおり受けておりますので、ご検討をお願い申し上げます。
 これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名いたします。
   6番  石田 隆紀君
   7番  藤井 外志男君
   8番  高田 隼水君
を指名いたします。

◯議長(山岸君) 次に、日程第2 会期の決定についてを、議題といたします。
 お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) ご異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。

◯議長(山岸君) 次に、日程第3 議案第56号 決算の認定についてを議題といたします。
 去る9月、市議会定例会において決算審査特別委員会に付託をいたしました各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
 決算審査特別委員長 中西 宏一君
  [決算審査特別委員長 中西 宏一君 登壇]

◯決算審査特別委員長(中西君) 決算審査特別委員会の審査結果とその概要についてご報告申し上げます。
 去る9月定例会において提案され、当特別委員会に付託された議案第56号決算の認定について、平成10年度砺波市水道事業会計及び平成10年度砺波市病院事業会計の2企業会計決算につきましては、慎重に審査を行うべく、閉会中の継続審査としていたのであります。このため、10月18日・19日と21日の3日間にわたって委員会を開催し、監査委員から適切な審査所見を承り、その後、当局より詳細な決算内容の説明を受け、引き続き関係諸帳簿等をつぶさに審査いたしたのであります。その結果、当委員会といたしましては、両事業会計とも原案のとおり認定すべきものと決定いたしたのであります。
 以下、審査の概要についてご報告申し上げます。
 水道事業の平成10年度の経営状態につきましては、消費税抜きの損益計算書では、総収益は、9億826万円、総費用は8億8,682万4千円であり、この結果、収支差し引き額は2,143万6千円の黒字決算となっています。これは、平成6年度以来、4年ぶりの黒字決算であります。この収益及び費用の内訳をみますと、総収益のうち増加した主なものとしては、今冬における寒波襲来の影響によるものであり、さらには宅地開発等で給水契約件数が増加したことにより、給水収益が前年度に比べ2,971万円3.9%の増となり、また、減少した主なものとしては、受託工事収益454万1千円7.9%の減があげられるものであります。なお、原水費につきましては、前年度とほぼ同額の3億4,426万8千円でありますが、費用全体に占める割合が38.8%と依然として高く、経営を圧迫する要因となっております。
 また、業務状況については、平成10年度末における給水人口は、4万671人と前年度に比べ262人0.6%の増、給水契約件数は、1万1,648件で、前年度に比べ273件2.4%の増となっております。このことから、総配水量は、489万2,828m3と、前年度に比べ17万8,763m33.8%の増であり、有収水量も383万3,074m3で、前年度に比べ14万9,374m34.1%の増となっております。
 その結果、有収水量1m3当たりの供給単価は、204円6銭、前年度に比べ21銭安く、給水原価も218円92銭と、前年度に比べ10円88銭安くなっております。従いまして、1m3当たりの供給単価から給水原価を差し引いた、販売利益は14円86銭となり、マイナス巾が前年度より10円67銭改善されております。
 以上のことから、経営状況につきましては、前年度に比べ、よくなっておりますが、次年度以降の経営につきましても、極力経費の節減に努めると共に、給水収益につながる水の利用増対策について検討するよう要望するものであります。また、有収率につきましても、老朽管の布設替え等の漏水防止対策の効果により有収率78.3%と前年度に比べ0.2ポイント上昇しており、目標の80%まで、後わずかであり、有収率の向上に更なる努力を望むものであります。
 次に、おもな意見、要望等について申し上げます。
 まず、有収率の更なる改善対策の計画について質したところ、老朽管の更新事業を国の補助を受けて計画的に行っていくことや、漏水調査の実施に当たっては、より漏水発見の効果を得るために、各戸の水圧を測定し漏水の有無を調査するなどの新しい方法を国の臨時雇用対策の補助を利用して対応をして行きたいとのことでありました。
 次に、水道料金の長期未収金対策及び漏水等による減免に関して質したところ、未納者の対応については、平成9年度以前の未収金は260万円余りでありますが、平成10年度分の未収金と合わせ、毎月督促を行い、状況によっては、給水停止などを行っているが、未納者は新築住宅のローンなどを抱えている方が多く、生活困窮となっているものであり、臨戸徴収を行うなど収納に努めているとのことでありました。本年度における不納欠損額は、16万3千円、9件となっており、自己破産や行方不明者について、回収不能となったことから、不納欠損を行ったとのことでありました。減免の対象として、生活困窮者としての減免を行ったものは無く、漏水により水道使用料が異常に増えた場合に、手続きを行っていただくことにより、減免の措置を行っているが、減免に対して納得がいただけない方も少しはあるとのことでありました。ただ、このことにより未納となることはないとのことでありました。今後の未納金の徴収に対して、回収のシステムを確立して、未収とならない方法等について検討するよう要望したところであります。
 次に、老朽管の布設替えの際に消火栓の設置等を考え、口径の増径について質したところ、老朽管の布設替えに際しては、補助対象となるものは口径の1ランク上のものまでに限られていたが、昨年度の第3次補正において、これを超えるものも補助対象となったとのことであります。ただし、これまでは1ランク上のものしか対応できなかったとのことでありました。原則として老朽管の布設替えに際しては、増径を考えて対応をして行きたいとのことでありました。なお、消火栓については、口径が150mm以上のものを設置することが原則となっております。150mm以下のものについては水量等で効果が限定されると思われますが、消防等から依頼があれば検討をして行きたいとのことでありました。
 次に、良質の水の提供に関し、原水の状況把握について質したところ、砺波市上水道の水源として、企業団から購入しているものと、一部自己水源として中野の水源等で井戸を汲み上げているものがあり、自己水源に対しては47項目について監視しているとのことであります。また、日常的にも濁度を監視しているところであり、また井戸水に関しては塩素で滅菌しているとのことでありました。企業団からの購入分については、企業団において責任を持って管理しているとのことでありました。また、今後一層の現状把握に努められ、市民に安全な水の提供を要望したところであります。
 このほか、断水時における早期復旧、老朽管の布設替工事による路肩の残土処理、企業債の借入先、検針にかかる費用、工事における設計変更、今後の経営見通しなどについて意見、要望があったところであります。
 次に、病院事業会計について申し上げます。
 まず、経営状況につきましては、消費税抜きの総収益では94億3,429万8千円と前年度より1億3,447万円1.4%の増となり、総費用で93億5,979万3千円と前年度より1,386万3千円0.1%の減となっております。
 この結果、収支差し引き額7,450万円の黒字決算となり、これは平成3年度以来、7年ぶりの黒字決算となったものであります。業務状況では、延べ入院患者数は15万6,637人と前年度に比べ669人0.4%の増となり、1日平均入院患者数は429.1人0.4%の増となっております。なお、一般病床利用率は94.1%と前年度と同様となっており、また、延べ外来患者数は35万2,899人、前年度に比べ3.8%の増となり、1日平均外来患者数は、1,440.4人と前年度に比べ3.3%の増となっております。全体としては、病院経営として、平成10年度の社会保険診療報酬が実質マイナスの改定にみられるように、いろいろな医療費抑制策が打ち出されるなど、大変厳しい現状にあると言えます。こうした中で、入院・外来とも延べ患者数が増加し、医業収支では、入院収益は大幅に伸びておりますが、外来収益は減少となり、一方、費用におきましては、給与費は増加しておりますが、経費及び減価償却費は減少となり、医業利益は大幅な増加となっているものであります。
 平成11年度より大型の病院増改築工事が着手され、後年度において多額の財政負担を伴うことから、病院経営にあたっては、より一層、経営健全化のため、効率的な運営にあたるよう努めていただくよう要望するとともに、また、砺波医療圏の中核病院として、質の高い医療サービスの提供をし、医療水準の向上と住民福祉の増進に、更なる努力をしていただくよう期待するものであります。
 ここで、意見、要望について申し上げます。
 まず、今回の決算は、平成3年度以来、7年ぶりの黒字決算となったが、病院経営の面及び管理的な面で改善した点について質したところ、全国自治体病院協議会における、平成10年度決算見込み額調査によりますと、全国で66.4%の病院が赤字決算を見込んでいるとのことであり、経営悪化が一層進行している調査結果となっております。このような医療情勢の中において、今後、病院増改築が着手されることから、医師を初めとして、職員一人一人が従前より更に経営意識をもち、また、経費の節減に努めているとのことでありました。病院の管理的な面におきましても、今年の10月から、副院長を3人体制とし、病院管理部門、診療部門、救急部門を充実することにより、医療体制、並びに管理体制の強化を図ると共に、患者サービスの提供並びに高齢化社会への対応や医療・保健・福祉の連携も促進し、住民に信頼される病院へと努力しているとのことでありました。
 次に、医業未収金の状況について質したところ、未収金の中で、特にウェートを占めるものとして、交通事故に係る医療費請求の遅延による未収金があげられ、一般の医療費請求と異なり請求事務が遅れるもので、事故の相手方との示談の長期化により、医療費の支払い方法を決定するまでに日時を要することが要因となっているとのことであり、このほかに勤務先の倒産により納付が困難なものや、外国人の帰国により収納が困難なものが挙げられるとのことでありました。このことについては、保証人を設けることや、雇用主の責任体制の理解を求めることなど、回収システムの改善、強化を諮ることを要望したところであります。
 次に、委託契約における業者の選定方法、及び作業点検、チェック体制について質したところ、契約を行うにあたっては、見積り競争入札で行っているところであり、1業者を固定としているものではなく、見積りを収受した後、職員立ち会いのうえで、適正に入札業務を行っているとのことでありました。今後の大規模な病院増改築にあたり、設備や備品の購入や、医療機器や設備のメンテナンス、清掃業務など、多くの契約締結を行うことから、入札業務については、適正に業者選定を行うことは勿論のこと、価格面やアフターケアの面においても配慮し、適正な事務の執行に努めていくとのことでありました。設備点検や清掃業務における作業報告の確認については、書類確認に併せて現場の確認等を行うとともに、また、作業中においても患者への迷惑にならないように、配慮が行われるよう要望したところであります。
 次に、病院窓口における患者対応と職員の配置について質したところ、病院窓口は、患者と接する要となる部所であることから、接遇については特に細心の注意を払っているところであり、窓口には正職員の配置を行いたいが、現在、一部窓口では、民間の医療専門会社からの職員派遣を行っている個所、及び臨時職員で対応している個所があるとのことでありました。また、接遇については、毎月、研修を行うなど、患者サービスの面で劣ることのないよう指導を徹底していくとのことでありました。
 このほか、救急医療の迅速な対応、入院・外来の地区別患者の状況、売店等の使用料金の内容、高度医療機器のPR、医学交流の今後の方向、退院患者の説明・相談、病院建設に向け職員の連携強化などについて意見、要望があったところであります。
 以上、水道事業および病院事業の両事業会計決算につきまして、審査の結果とその所見を申し上げ、当決算審査特別委員会の審査報告といたします。

◯議長(山岸君) ただ今の委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) 討論なしと認めます。
 これより議案第56号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第56号、決算の認定について 平成10年度砺波市水道事業会計決算、平成10年度砺波市病院事業会計決算、以上、2会計決算に対する委員長の報告は、認定することが妥当であるとするものであります。本決算を、委員長報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
  [賛成者起立]

◯議長(山岸君) 起立全員であります。
 よって、議案第56号 決算の認定については、委員長報告のとおり認定することに決しました。

◯議長(山岸君) 次に、日程第4 議案第59号及び議案第60号 平成11年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)外1件、並びに報告第10号地方自治法第180条による専決処分の報告についてを一括議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念 鉄夫君
  [市長 安念 鉄夫君 登壇]

◯市長(安念君) 本日、ここに決算の認定に係る議案等につきましてご審議願いたく、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、ご多忙中にもかかわらず、ご出席を賜り厚くお礼を申し上げます。
 はじめに、トルコ共和国北西部での大地震により、大きな被害を受けたヤロバ市への支援について報告申し上げます。先の定例市議会におきまして、ヤロバ市への災害見舞金として100万円の予算措置をお認めいただいたところであり、また、砺波市トルコ友好交流協会の募金活動につきましては、10月末日まで、精力的に展開され、その額は約700万円に達したと聞いております。つきましては、一日も早くこれらの義援金を確実な手法により、ヤロバ市へ送金いたしたいと考えております。しかしながら、トルコ共和国では非常事態が続いており、ヤロバ市では、いまだに通常業務の執行が困難な状況であると聞き及んでおります。従いまして、駐日トルコ大使館を経由するなど、早急に送金時期、方法につきまして結論づけたいと存じております。
 次に、介護保険について申し上げます。先日から介護保険料、利用者負担率などについて議論されていますが、明年4月からの実施に対応するため、10月から申請受付け及び認定訪問調査を開始いたしております。あらかじめ、地区別に割り振ったスケジュールに基づき実施いたしておりますので、現在のところ、施設入所者、在宅者ともに混乱なく進めており、10月中に約150件の訪問調査を終えております。また、認定審査会につきましては、砺波地方介護保険組合が10月18日を皮切りに、圏域内5会場10合議体で順次実施しており、申請者へは30日以内に認定結果を通知することになっております。
 次に、2000年とやま国体の準備状況について申し上げます。本年度、逐次開催してまいりました競技別リハーサル大会は、10月に軟式野球競技を終え、11月4日から4日間の日程で開催いたしますボウリング競技をもって、一連の日程を終了することになります。ボウリング競技については、全国44都道府県から56チームを迎えて実施することになっており、この運営にもこれまでと同様に、多数の市民の皆さんのご協力をいただきながら準備を進めております。なお、4競技のリハーサル大会を終えた段階で、各競技会運営に関する改善点を総合的に取り纏め、本国体の運営に万全を期してまいりたいと考えております。
 次に、本日提出いたしました議案等についてご説明申し上げます。
 まず、議案第59号 平成11年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,060万円を追加補正し、歳入歳出予算総額は166億4,952万1,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正は、
  農林水産業施設災害復旧費      2,060万0,000円
について、精査のうえ計上したものであります。
 これらは、8月の集中豪雨及び落雷により農地等の災害復旧に要する経費であります。
 これらの歳出補正に対する財源として増額するものは、
  分担金及び負担金          566万5,000円
  国庫支出金           1,308万1,000円
であり、なお不足する額185万4,000円につきましては、繰越金を充てようとするものであります。
 次に、議案第60号 決算の認定につきましては、地方自治法の定めにより、平成10年度の富山県砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所、砺波市老人保健医療事業、砺波市赤坂霊苑、砺波市下水道事業、砺波市農業集落排水事業及び砺波市地域振興券交付事業の各特別会計の歳入歳出決算を監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものであります。
 次に、報告第10号 地方自治法第180条による専決処分の報告につきましては、平成11年8月21日の豪雨による冠水事故の損害賠償額の決定について、専決処分をいたしたものであります。
 以上をもちまして、本日提出いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重にご審議の上、可決、認定を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(山岸君)これより、ただ今議題となっています議案に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) 質疑なしと認めます。ただいま議題となっております議案第59号外1件につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会並びに決算審査特別委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時50分 休憩
 午後 4時11分 再開

◯議長(山岸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより付託いたしました案件について委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 中西 宏一君
  [産業建設常任委員長 中西 宏一君 登壇]

◯産業建設常任委員長(中西君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、ご報告申し上げます。
 今臨時会におきまして、当委員会に付託されましたのは、議案第59号 平成11年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)についてであります。
 これを審査するため、本日、当局の出席を求め、委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果、原案のとおり可決することに決したのであります。
 付託された議案第59号につきましては、去る8月11日、12日に発生いたしました集中豪雨による災害、並びに8月24日に発生いたしました落雷による災害の復旧を行うもので、災害復旧費において、農地農業施設災害復旧事業費として、農地2個所、農業施設5個所、計7個所の災害復旧事業にかかるものであり、2,060万円を追加しての補正となるものであります。
 以上、誠に簡単でありますが、審査の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会のご報告といたします。

◯議長(山岸君) 決算審査特別委員長 中西 宏一君
  [決算審査特別委員長 中西 宏一君 登壇]

◯決算審査特別委員長(中西君) 決算審査特別委員会の審査結果について、ご報告申し上げます。本日、本会議におきまして、当特別委員会に付託となりました、議案第60号 決算の認定について、平成10年度富山県砺波市一般会計及び平成10年度の各特別会計、以上8会計の歳入歳出決算の認定につきまして審査するため、先程、特別委員会を開催いたしました。
 今後、慎重に審議を行うため、閉会中に継続して審査することに決したのであります。
 以上、誠に簡単でありますが、決算審査特別委員会のご報告といたします。

◯議長(山岸君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) 討論なしと認めます。
 これより、ただ今議題となっています議案第59号及び議案第60号、以上2件を採決いたします。

 お諮りいたします。
 まず、議案第59号 平成11年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第59号 平成11年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)の委員長報告は原案可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  [賛成者起立]

◯議長(山岸君) 起立全員であります。よって、議案第59号は原案のとおり可決されました。

◯議長(山岸君) 続きまして、議案第60号 決算の認定についてを採決いたします。
 本案に対する委員長の報告は、閉会中の継続審査とするものであります。
 本案を、委員長報告のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(山岸君) ご異議なしと認めます。よって、議案第60号は、閉会中の継続審査とすることに決しました。
 以上をもって、本臨時会に付議されました議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成11年第3回砺波市議会臨時会を閉会いたします。
 市長よりご挨拶があります。
  [市長 安念 鉄夫君 登壇]

◯市長(安念君) 臨時会の閉会に当たりまして御挨拶を申し上げたいと思います。まず、企業会計の決算につきましては認定を賜りまして厚く御礼を申し上げます。審査の折に色々ご意見もございました。また、決算委員長からの要望もございました事項につきましては今後とも検討してより良きように対応して参りたいとこのように存じておる次第であります。なお、農地災害復旧等の予算につきましては速やかに執行するよう努めたいとこのように思っております。なお、一般会計及び特別会計の決算につきましては、後程それぞれ審査をいただくわけでございますが、宜しくお願いを申し上げたいとこのように思っておる次第であります。
 さて、この際若干触れておきたい訳でございますが、昨日知事と県の総合計画等についての協議、懇談をいたしまして、砺波市長として幾つかの要望を申し上げました骨子につきまして御了解をいただきたいと思いますので申し添えておきたいと思います。
 まず、基本的には少子高齢化時代を迎え情報化時代を向かえる訳であります。このことについての意見を一般的に申し上げました。なお、特に私は農業問題につきまして申し上げまして。特にチューリップの生産拡大、チューリップに対する後継者の問題、あるいはウイルス等の対策の問題、あるいはチューリップの機械等の問題について長期に亘っても結構ですから、速やかに対応あるいは専門研究員等を十分配置をしていただきたいという要望をして参りました。なお、このことにつきましては生産調整との兼ね合いもございます。今度の大綱では麦、大豆、飼料作物等については10アール当たり7万3千円と聞いております。但し球根等につきましてはずいぶん格差がつくこととなった訳でございます。これらについては十分県の花でありますし、チューリップという立場を考えて今後増額をしていただくように特にお願いをしてきた訳であります。なお、生産調整に拘りまして、新しい農業基本法は御存じのように農村環境を良くしよう、農村も振興をしようという一項がありますので、御存じのように田園空間整備については慎重に、そして充実した計画を樹立されるようにお願いを申し上げたところであります。
 2点目に付きましては議会でも議論をしていただきましたが、御存じのように東海北陸自動車道が平成14年に貫通する見込みでございます。従いまして砺波市はその玄関口であり、これらに関連いたします、アクセス主要道路等につきましては十分整備していただくと同時に、サイン計画等も徹底していないと、特に県道については十分措置をしていただきたいということを申し上げましたし、なお東海北陸道との繋がりを考えます時には特色のある観光地が必要であろうと、そのことについても県は意を用いて欲しいとこんなことを申し添えておきましたし、なお、空気あるいは水あるいは人情も清らかなところであると、従いまして企業誘致等についてでも一極集中の富山だけでなくて砺波地方にも地方の時代を向かえるという時代でございますから是非考えていただきたいという要望をしておきました。
 3点目は知事は一生懸命北陸新幹線をやっておられます、これも結構な話であります。市長会もこのことについては協力をして応援をしておる訳でございますが、しかし、城端線、氷見線を抜きにした考え方では私どもは納得できません。従いましてこれを含めてローカル線、それから地方におけるバスこれらについては県も多くを考えていただきたい、十分な補助体系、対応をしていただきたい、そのことによって過疎化を除去することにもなるのではないかとこんなことなど申し上げておった訳でございます。この点を強調しておきましたので皆さん方に御了解をいただきたいということで蛇足でございましたが申し上げた訳であります。
 さて、議員各位にはこれからも寒さが加わってくると思います。十分健康に留意されまして御活躍されることを御祈念申し上げまして閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。

◯議長(山岸君) これをもって散会いたします。
 どうもご苦労さまでした。

 午後 4時23分 閉議

地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成11年11月2日

      議  長  山 岸 銀 七

      署名議員  石 田 隆 紀

      署名議員  藤 井 外志男

      署名議員  高 田 隼 水