平成10年3月定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 1時03分 開議

◯議長(柴田君) これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(柴田君) 日程第1 議案第2号から議案第40号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計予算外38件を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 藤井外志男君。
  〔産業建設常任委員長 藤井外志男 登壇〕

◯産業建設常任委員長(藤井君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第2号 平成10年度富山県砺波市一般会計予算所管部分外12件を審査するため、去る3月11日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け慎重に審議いたしました結果、付託議案については、平成10年度富山県砺波市一般会計予算中、第5款 労働費、第1項 労働諸費、勤労者多目的運動施設建設事業の建設予定地について、太田地区専用の運動施設ではなく、市内全域の勤労者が出かけて来る運動施設であることを踏まえて現地視察をした結果、予定地の駐車場スペースが足りないこと、進入路の幅が狭いこと、隣接する太田幼稚園の園児の交通安全対策上危険性があること、同じく太田幼稚園のプールが日陰になるおそれがあること等の問題点が確認されたことから、建設予定地については不適切であるとの意見を申し入れたところ、市長より、指摘事項については前向きの提言と受けとめ、建設予定地について再検討をするとの答弁がありましたので、勤労者多目的運動施設建設事業の建設予定地については、「市内全域の用地をもって再考を要する」との要件を付して可決することとし、その他の付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、平成10年度富山県砺波市一般会計予算所管部分につきましては、農林水産業費では、対前年度比75.6%の7億4,697万円が計上されておりますが、これは米の生産調整を推進するに当たり、前年度は新生産調整推進対策事業として国の補助金を受けて地域とも補償を推進してきたが、米の過剰状態がより強まっている中において、平成10年度は生産調整面積が過去最高の1,245.9ヘクタールに設定され、緊急生産調整推進対策事業として、国の補助金が全国とも補償資金より直接生産者に交付されるようになったことが大きな要因であります。このような国の基本政策を受けながらも、平成10年度においては、「アグリTONAMI21」創造プランに基づき、コシヒカリを主体とした稲作経営の安定やチューリップなど特産物の振興を図る等、地域の特色を生かした足腰の強い砺波型農業の実現を目指し、効率的な土地利用を図り、集落営農体制の整備や意欲ある経営体の育成を継続的に進めようとするものであります。
 また、農業農村整備事業としては、五鹿屋、東野尻地内の広域農道において、増え続ける交通量に対応し、歩行者の安全を図るため、ふるさと農道整備事業で歩道を設置するものであり、このほか団体営農道整備事業、かんがい排水事業、土地改良総合整備事業、中山間地域総合整備事業も積極的に推進するものであります。
 次に、商工費では、第4工業団地に北陸コカ・コーラボトリング(株)が立地したこと及びハイテク・ミニ企業団地が完成したこと等により、前年度比88.1%の8億1,753万円が計上されています。
 まず、観光費として、前年に引き続き、夢の平観光地駐車場等整備事業を行い、新たに夢の平多目的広場と歩道を整備するものであります。なお、チューリップ四季彩館の利用を一層向上させるため、チューリップ四季彩館条例の一部を改正し、常設展示の観覧料を一部減額するよう見直しを図るものであります。
 次に、労働費では、新たに勤労者福祉対策費として砺波市勤労者多目的運動施設を建設するものであります。
 次に、土木費では、住宅建設費で前年より増額したが、道路橋梁費、都市計画費において減額したことにより、前年度比70.6%の19億6,254万円が計上されています。まず、道路整備として、市道については、道路改良としてインター苗加線、十年明鷹栖線、交通安全対策として頼成徳万寺線等の道路整備を行うものであります。国道については、国道156号については荒高屋地内において、また国道359号については庄下地内において、それぞれ用地買収に取り組むものであります。県道の整備については、砺波福光線、井栗谷大門線について、物件移転、用地買収が進められ、工事が行われるものであります。なお、井栗谷大門線の(仮称)峰橋は、平成11年度の完成が予定されています。
 都市計画費では、街路事業として、県施行の国道359号西町・末広町地内の拡幅改良事業において、一部築造工事が平成10年度から始まります。また、都市計画道路豊町高道線は舗装等の工事を行い、太郎丸東部土地区画整理事業区域内も含め、全線の供用開始が予定されています。さらに、駅前自転車駐車場は、平成10年9月に完成する予定であります。土地区画整理事業としては、砺波駅南地区につきましては、先月5日JR砺波駅橋上駅舎が開業されたところであり、駅周辺の整備を進め、本年度には工事がおおむね完了する予定であります。深江地区につきましても、道路築造等を行い、事業の推進を図るものであります。また、新たに、市街地北部において、杉木地区土地区画整理事業を推進するため、基本計画、事業計画を作成しようとするものであります。
 公園建設事業としては、平成11年に開催されるプレ国体までに、(仮称)県西部総合体育館の西側において、砺波総合運動公園の園路や広場の造成工事を行い、逐次整備を進めるものであります。公営住宅建設事業としては、新栄町団地建替工事の第2期工事として、鉄筋コンクリート造り3階建て1棟27戸の建設に着手するものであります。
 次に、下水道事業特別会計予算につきましては、対前年度比2.6%増の13億6,180万円が計上されております。まず、公共下水道の事業区域は約430ヘクタールであり、事業内容は、太郎丸東部土地区画整理事業区域内の整備が平成10年度には完了し、新たに深江土地区画整理事業区域内の整備に着手しようとするものであります。さらに、特定環境保全公共下水道事業の事業区域は約241ヘクタールであり、油田地区内において事業の推進を図るものであります。
 次に、農業集落排水事業特別会計予算につきまして、対前年度比17.7%増の10億8,590万円が計上されております。般若地区は、平成10年度には管路工事が完了し、新たに栴檀野地区で管路工事に着手しようとするものであります。
 また、下水道マップの見直しにつきましては、平成11年度を予定しており、その際には、経済的な面や地理的な条件をもとに、市民の意向や上位計画をも考慮し、合併浄化槽の導入も協議、検討するものであります。
 次に、水道事業会計につきましては、石綿管などの老朽施設の更新を継続して進めるとともに、末端の給水不良を改善するため、平成10年度から計画的に末端給水改良事業に着手しようとするものであります。また、水道法の一部改正を受け、砺波市水道事業給水条例の全部が改正され、4月から新しい指定業者制度が始まるものであります。
 また、このほかの条例関係等の議案については、「砺波市コミュニティプラザ設置条例の制定」や「砺波市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正」があり、いずれも事業遂行上必要であり、了としたところであります。
 そのほか、平成9年度富山県砺波市一般会計補正予算(第6号)外、補正予算3件につきましては、主に国及び県の事業費の確定などにより増額または減額するものであり、必要やむを得ないものとして、了としたところであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、上水道の水圧が弱い地域があることから、改善策についてただしたところ、石綿管などの老朽管による漏水や管路網が環状化になっていないことで水圧が弱くなる原因があると考えられるので、平成10年度予算で2,500万円を計上し、まず五鹿屋、東野尻において改良事業を進めたいとのことでありました。
 なお、関連して、市内の一部で上水道の未配管地域があることから、配水管を整備し、水道水の普及率を向上させることについてただしたところ、陸砂利の採取や企業立地等、地下水の保全にとって悪条件となるような状況が増加しているので、安全な飲料水として水道水普及の意識を啓蒙するよう努力したいとのことでありました。
 次に、米の転作率が過去最高の28%以上にもなることから、きめ細かな対策と、転作の団地化の推進体制についてただしたところ、平成10年度は、新たに転作作物の生産技術改善支援として、麦大豆等生産振興緊急対策補助金が交付されるほか、団地化への誘導も強く図ることとなった。しかしながら、砺波市のような散居村にとって、団地の要件は、導水路や宅地のほか湿田等により成立しにくい面が多分にあるので、地域の現状をとらえ、転作農家の立場に立った米の生産調整の推進に努力したいとのことでありました。
 次に、暖冬の影響を受けてチューリップの開花時期が早まることから、チューリップフェア対策についてただしたところ、開花を遅らせるために遮光対策をとるとともに、フェア開幕に合わせて8万本のチューリップを入れ替えるよう準備をしているとのことでありました。また、チューリップ公園内の植栽について、経費の節減と、オランダのキューケンホフ公園のように樹木の特性を自然に生かすよう管理についてただしたところ、松の木等は日本庭園として樹木の雪つり等の管理を続けていくが、ある程度の大きさに育った樹木については、公園全体の植栽管理を進める上で、実情に合ったものに見直しをしたいとのことでありました。
 そのほか、JR砺波駅周辺の完工式、松くい虫防除の進め方、米の生産調整にかかる特別調整米の取り扱い、四季彩館利用料減額と管理運営委託料、まちのかおづくり事業の該当箇所と2年目以降の対応、堆肥施設のストックヤードの確保、緊急下水道整備事業の区域、道路工事と路面の復旧、水洗化促進等補助金の効果、農地銀行の活動状況、砺波市コミュニティプラザの管理運営、「夢の平」鉄塔跡地の整備などについて、質問、意見、要望があったところであります。
 また、委員会の休憩中に、砺波市コミュニティプラザ、(仮称)県西部総合体育館、般若地区農業集落排水事業処理施設、最終処分場、勤労者多目的運動施設建設事業の建設予定地の現場を視察いたしたところであります。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(柴田君) 文教民生常任委員長 山岸銀七君。
  〔文教民生常任委員長 山岸銀七君 登壇〕

◯文教民生常任委員長(山岸君) 文教民生常任委員会の審査の結果とその概要について御報告申し上げます。
 今定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第2号 平成10年度富山県砺波市一般会計予算所管部分外13件を審査するため、去る3月12日、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決しました。
 また、請願2件のうち、受理番号2 遺伝子組み換え食品の「表示」と「安全性の検証」を求める国への意見書採択の請願については継続審査とすることに決し、受理番号5 「サッカーくじ」法案(スポーツ振興投票法案)に反対する意見書の採択を求める請願については、不採択とすることに決したのであります。
 以下、審査の概要について申し上げます。
 まず、平成10年度富山県砺波市一般会計予算所管部分につきまして、民生費では、対前年度比99.3%の26億7,126万円が計上されております。
 このうち、社会福祉費では、阪神大震災等を契機に全国的にボランティア活動への関心が高まる中、砺波市社会福祉協議会で新たにボランティア基金が創設されることを受け、活動を積極的に支援するため、基金創設補助を行います。また、障害者基本法に基づき、障害者対策を総合的、計画的に推進するため、国・県の上位計画を受けて、新たに(仮称)砺波市障害者計画を策定しようとするものであります。
 また、老人福祉費では、昨年11月、2カ年継続事業として建設に着手した(仮称)南部福祉センター・デイサービスセンターは、平成11年3月の完成を予定しております。さらに、老人福祉施設建設分担金の関係施設として、この4月から小矢部市地内に開設される特別養護老人ホーム「ほっとはうす千羽」と小矢部市デイサービスセンターの建設分担金が新たに追加されたものであります。なお、「ほっとはうす千羽」には、市内から4名程度が入所できる予定であり、待機者の緩和となるものであります。
 また、在宅福祉費では、ホームヘルパーを1名増員して21名体制に強化するとともに、在宅ねたきり老人歯科保健推進事業では、歯科衛生士を新たに1名配置するなど、介護保険制度に向けたきめ細かなサービスの充実を図るものであります。加えて、新たに理学療法士を採用し、訪問リハビリ等を行うとともに、在宅痴呆性老人通所ホーム、基幹在宅介護支援センターを開設いたします。一方で、要介護認定モデル事業に取り組む等、多方面から在宅介護のネットワーク化を推進するものであります。さらに、平成8年10月から開始の訪問看護ステーション事業が、年を追うごとに利用者が増えていることから、訪問看護体制を強化しようとするものであります。
 次に、児童福祉費では、少子化対策として「エンゼルプラン」を作成し、子育て支援の基本計画を策定するものであり、保育所建設費では、鷹栖保育所において、今後の入所児童の増加と低年齢児保育の需要増にあわせて、保育室を増築するものであります。
 次に、衛生費では、対前年度比99.6%の17億1,871万円となっております。まず、母子保健対策費では、平成9年度に引き続き、母子保健相談指導、母子保健推進活動、妊産婦・乳児健康診査、虫歯予防パーフェクト作戦等の事業を展開し、また新たに満2歳未満児の通院医療を助成する乳幼児・妊産婦医療給付事業の充実を図るとともに、母子保健計画に基づいた保健指導や各種検診の充実を図るものであります。さらに、病気の予防と健康増進を目指し、健康づくり教室の開催等、啓蒙活動を広めるとともに、健康診査事業、がん予防検診事業等を継続して推進するものであります。
 また、環境対策費では、平成10年度から新たに資源ごみとしてペットボトルの分別収集が開始されます。また、ごみを焼却するときに猛毒のダイオキシンが発生するおそれがあることから、平成10年度から家庭用小型焼却炉購入への補助金を廃止するとともに、小・中学校等公共施設でのごみ焼却を中止するものであります。
 次に、教育費では、対前年度比95.2%の22億9,608万円が計上されております。まず、豊かな人間性を育てる教育を進めるため、小・中学校各1校において、新たに心の教育推進事業を展開するものであります。
 また、小学校建設費では、深江土地区画整理事業区域内で出町小学校の移転先の用地が確保できたことから、いよいよ建築の基本設計に取りかかることになります。また、文化振興費では、平成9年度から4カ年計画で始まった増山城跡の総合調査の第2年次調査が行われます。郷土資料館では、チューリップフェア期間にあわせて「砺波地方の嫁入り展」の開催を企画しております。また、砺波市文化会館においては、開館15年を経過したことで、舞台関係の設備を維持強化するとともに、自主事業にも積極的に取り組むものであります。さらに、開館2年目を迎える砺波市美術館は、各種企画展の開催と好評の市民アトリエの利用促進を図るとともに、65歳以上の高齢者の入館料を減免する等、子供から高齢者に至る幅広い利用を目指しております。
 また、保健体育費では、スポーツ振興のため、学校体育施設開放事業により環境づくりを進めるとともに、体育指導委員やスポーツ指導員の指導のもと、2000年とやま国体に向けて選手の育成強化に努めております。また、体育施設費では、(仮称)砺波市温水プールと砺波市野球場の夜間照明施設の建設に着手するものであります。さらに、学校給食センター費では、調理用備品を整備し、児童生徒の食品衛生安全対策により一層注意を払うものであります。
 次に、国民健康保険事業特別会計予算につきましては、歳入歳出予算総額18億6,880万円となっており、対前年度比約99.1%であります。
 また、国民健康保険太田診療所特別会計予算は2,190万円で、前年度比約1.4%の増額となっています。
 さらに、老人保健医療事業特別会計予算は、対前年度比約10%増の34億4,650万円が計上されており、医療受給者の増加と医療給付の増嵩を見込んでおります。
 また、赤坂霊苑特別会計予算につきましては、墓地管理料の収入を対前年度比25%増の800万円と見込むものであります。
 次に、病院事業会計予算では、地域の中核病院として、保健や福祉との連携を図りながら、高度先進医療・救急医療・在宅医療の充実に努め、市民に親しまれ信頼される病院を目指したものとなっています。収益的支出について見ますと、材料費、維持管理費、人件費、へき地医療活動費等について、対前年度費0.5%増の94億5,200万円が計上されています。この財源としては、診療報酬等の事業収入、一般会計からの繰入金等の収益的収入92億5,400万円が計上され、差し引き1億9,800万円の欠損金計上となっております。また、資本的収支では、医療機器の購入、病院増改築設計委託費などの建設改良費が4億7,076万1,000円、企業債償還金5億4,073万9,000円が計上され、その財源として企業債、一般会計からの出資金等6億5,100万円をもって充て、不足額3億6,050万円は過年度分損益勘定留保資金と当年度分消費税資本的収支調整額をもって補てんする内容となっております。
 次に、予算以外の条例関係の議案については、乳児及び幼児の医療費助成の拡大、市営駐車場並びに駐輪場の新設、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の改正によるものであり、いずれも事業遂行上必要な改正として、了としたところであります。
 そのほか、平成9年度富山県砺波市一般会計補正予算(第6号)外補正予算3件につきましては、国及び県の事業費の確定並びに諸経費を精査の上補正するものであり、いずれも必要やむを得ないものとして、了としたところであります。
 ここで、主な質疑、要望、意見等について申し上げます。
 まず、社会福祉法人砺波市社会福祉協議会や社会福祉法人砺波福祉会の運営状況等についてただしたところ、両法人とも社会福祉の向上が叫ばれている中、その事業活動は社会福祉事業法により規定された重要な活動を担っている。資金的にも、砺波市からは、社会福祉法人砺波市社会福祉協議会には社会福祉団体活動推進費として補助金を支出しており、また社会福祉法人砺波福祉会には老人デイサービス事業や在宅介護支援センター事業等に、年間約1億2,000万円の委託料を支出しているところである。したがって、これらの事業活動と管理運営状況については、十分な把握に努めていきたいとのことであります。
 次に、砺波市野球場夜間照明施設の事業決定の経過についてただしたところ、平成8年11月から検討に入り、平成9年2月開催のスポーツ振興審議会において移動式照明の検討が提案されたことを受け、移動式、固定式の両方式について、コスト面、安全面等の多方面から検討をし、さらに北海道室蘭市において実施された移動式照明車を利用した野球競技を視察し、各種データを取るなどして検討を加えた結果、平成9年11月には固定式照明で結論がまとまり、今般平成10年度予算に2カ年継続事業として計上したものとのことでありました。しかしながら、このような大きな事業を進めるに当たって、照明方法の一部に、全体的な合意のために十分な審議をすべき点が見られたことから、今後の実施設計及び工事の施工に当たっては、慎重かつ効果的に事業が行われるよう要望したところであります。
 次に、保健・医療・福祉の連携についてただしたところ、市民の健康づくり対策については、健康都市という望ましい姿を実現するために、砺波総合病院と連携して取り組みたいとのことでありました。
 さらに、虫歯予防パーフェクト作戦の事業効果についてただしたところ、この事業は県の指導と歯科医師会の了解を得て平成8年度から取り組んでいるものであり、1歳6カ月児から6カ月ごとの幼児と保育所、幼稚園、小学校の児童を対象に親の了解のもと実施しており、効果については、もうしばらく期間が必要とのことでありました。
 そのほか、保育所保母の時差出勤と臨時保母の確保、「心の教育」の積極的な取り組み、住宅団地の増加による保育所の園児受け入れ等の対応、PTA活動と学校の施設整備及び出町中学校と般若中学校の校舎管理状況、特別養護老人ホームへの入所待機者数、ごみの指定袋の取り扱い利便化、優秀スポーツ選手の育成強化などについて質問、意見、要望があったところであります。
 また、委員会終了後、砺波市コミュニティプラザ、(仮称)県西部総合体育館、般若中学校の現場を視察したところであります。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、文教民生常任委員会の御報告といたします。

◯議長(柴田君) 総務常任委員長 宮木文夫君。
  〔総務常任委員長 宮木文夫君 登壇〕

◯総務常任委員長(宮木君) 総務常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第2号 平成10年度富山県砺波市一般会計予算所管部分外15件を審査するため、去る3月13日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件につきましては、不採択といたしたのであります。
 以下、審査の概要について申し上げます。
 まず、平成10年度予算に関しましては、国の経済情勢や国・県の新年度予算編成方針、地方財政計画等を勘案しながら、健全財政を基本に据え、第1に「行財政改革と広域行政の推進」、第2に「若者の定着と豊かな高齢社会の実現」、第3に「快適な環境の都市づくり」、第4に「スポーツと文化教育の推進」、第5に「産業経済の振興」の5本の柱を重点目標として、各種施策を推進する予算編成となっております。
 この重点目標のもと、一般会計、特別会計、企業会計の総額は344億7,970万円で、対前年同比0.8%の減となっています。このうち、一般会計については、対前年度比4.8%減の149億3,300万円が計上されております。
 ここで、一般会計の歳出予算における性質別状況について見ますと、人件費、扶助費、公債費などの義務的経費は61億1,760万円で対前年度比1.5%の増、建設的経費については33億4,744万円で対前年度比26.5%の減、物件費、維持補修費、補助費、他会計繰出金などの経費は54億6,796万円で、対前年度比7.0%の増となっております。
 次に、歳入について見ますと、市税については、経済情勢や資産評価等の動向、税制改正の内容及び地方財政計画、過去の実績を考慮して計上したのであり、53億8,151万円で対前年比4.2%の増となっております。
 地方交付税につきましては、基準財政需要額では、公共事業など建設地方債への振り替えが引き続き実施されることを勘案し、38億円で、対前年度比2.7%増となっております。
 次に、特定財源の国庫支出金及び県支出金につきましては、民生費負担金、公共事業費補助金等歳出に見合う額を算定し、国庫支出金は10億6,223万円で、対前年度比11.1%増、県支出金は5億1,462万円で対前年度比26.3%の減となっております。
 また、市債につきましては、14億2,910万円で、対前年度比41.5%の大幅減となっております。これは起債依存度の改善を目指しながら、特別減税に伴う減税補てん債や地域総合整備事業債など、適債事業を慎重に検討した結果であります。
 次に、予算以外の条例関係につきましては、消防の広域化に伴い所要の改正を行うもの7件をはじめ、砺波市職員定数条例の一部改正を行い、職員配置の適正化を行うもの等計12件について、事業執行上必要として認めたものであります。
 また、契約事項の2件につきましても、畜産環境改善対策事業として、畜産施設2棟を取得及び譲渡するためのものであり、事業執行上必要として認めたものであります。
 次に、平成9年度富山市県砺波市一般会計補正予算(第6号)につきましては,1億4,928万円が補正計上されているもので、各事業の額の確定や精査による補正であり、当面必要な措置として、了としたところであります。
 また、総務部所管の平成10年度主要事業といたしましては、企画費では、次世代に向けての変革と創造を目指すための具体的方策として、男女共同参画社会の実現に向け、新たに女性プラン企画委員会を設置するものであります。また、花と緑の国際交流事業を継続して推進するとともに、国際交流員、国際アドバイザーを設置し、外国語教育、地域レベルでの国際交流の推進及び外国人への行政サービスの向上に努めるものであります。
 さらに、2000年とやま国体につきましては、職員9名を配置するとともに、国体開催費のうち1,997万円を砺波市実行委員会に交付し、開催の成功へ向けて万全を期するものであります。
 ここで、主な質疑、要望、意見等について申し上げます。
 まず、4月1日からの消防の広域合併と消防団活動の充実についてただしたところ、地域に密着した消防団活動は、住民の多様化する消防ニーズに応えるために非常に重要であるので、各署に副署長を配置するとともに、消防団の(仮称)連絡協議会を設置し、広域圏全体の消防団活動相互の連携を図っていきたいとのことでありました。
 次に、(仮称)南部福祉センターの開設に向けて、利用者の交通の便等の準備状況についてただしたところ、施設の名称については、市民から親しまれるものを考えており、JR城端線や加越能鉄道路線バスが利用者の交通手段となることも多いと予想されることから、駅舎やバス停における施設の案内等の表示については、関係機関と協議を進めながら、施設の名称を記載することを含め、利用しやすい状況づくりに努めたいとのことでありました。
 次に、2000年とやま国体への準備体制についてただしたところ、まず開催基本方針を定め、目的に向かってきめ細かな広報活動を進めながら、幅広い市民の協力と意識の向上を求めるため、各地区の自治振興会や公民館、婦人会等を中心に積極的な運動の展開を働きかけるとともに、事務局体制については平成11年度のリハーサル大会が迫っていることから、職員体制の充実を図りながら、実行委員会予算の中では、業務に見合った臨時職員による補助体制もとりながら、開催に向けて万全の体制で臨みたいとのことでありました。
 次に、開かれた行政の推進を目指すための手法の1つとして、情報公開制度の確立が全国的に叫ばれていることから、制度確立への見通しと、各種の文書、文献、資料等の庁内における管理状況についてただしたところ、情報公開条例の制定に向けて、本年度は行政事務改善委員会で専門部会を設けて研究を積み重ね準備を進めてきたところであるが、平成10年度末までに条例を制定できるよう努力したい。また、資料室の整備については、庁舎が狭隘なこともあって、現在のところは各部署を主体とした整備体制となっているので、今後、市民サロン等での資料展示ができないか検討したいとのことでありました。
 さらに、私有車が公務使用されている状況と交通事故の発生対策についてただしたところ、公共交通機関の利用が不便なために、現実に私有車を公務に使用しているのは、ホームヘルパー、保育所、幼稚園、学校用務員等の職員に多く見られ、私有車の使用を確認しながら実費を支給しているが、交通事故による損害賠償責任体制には定めがないので、使用車両の自動車保険加入状況を確認し、保険加入の条件等を定めた上で使用許可を認める制度を早急に検討したいとのことでありました。
 そのほか、砺波の顔づくり事業による大型スクリーンの情報提供内容、庄川河川敷ラグビーフットボール場の芝生管理、職員の超過勤務と健康管理、特殊勤務手当の内容と一部見直し、市役所庁舎駐車場の使用状況、インターネットのホームページへのアクセス状況などについて、質問、意見、要望があったところであります。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、総務常任委員会の御報告といたします。

◯議長(柴田君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 質疑なしと認めます。
 これより、討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 討論なしと認めます。
 これより、議案第2号 平成10年度富山県砺波市一般会計予算の1議案を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第2号 平成10年度富山県砺波市一般会計予算に対する委員長報告は原案可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立全員であります。よって、議案第2号 平成10年度富山県砺波市一般会計予算は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第3号から議案第40号まで、以上38議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第3号 平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号 平成10年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計予算、議案第5号 平成10年度砺波市老人保健医療事業特別会計予算、議案第6号 平成10年度砺波市赤坂霊苑特別会計予算、議案第7号 平成10年度砺波市下水道事業特別会計予算、議案第8号 平成10年度砺波市農業集落排水事業特別会計予算、議案第9号 平成10年度砺波市水道事業会計予算、議案第10号 平成10年度砺波市病院事業会計予算、議案第11号 砺波市林ふれあい会館設置条例の制定について、議案第12号 砺波市コミュニティプラザ設置条例の制定について、議案第13号 砺波市水道事業給水条例の制定について、議案第14号 砺波市選挙公報の発行に関する条例の一部改正について、議案第15号 砺波市職員定数条例の一部改正について、議案第16号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第17号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、議案第18号 砺波市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、議案第19号 砺波市税条例の一部改正について、議案第20号 砺波市森林等の火入れに関する条例の一部改正について、議案第21号 砺波市消防団条例の一部改正について、議案第22号 砺波市乳児及び幼児医療費助成に関する条例の一部改正について、議案第23号 砺波市営駐車場の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第24号 砺波市駐輪場の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第25号 砺波市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、議案第26号 チューリップ四季彩館条例の一部改正について、議案第27号 砺波市下水道条例の一部改正について、議案第28号 砺波市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第29号 砺波市用品調達基金の設置・管理及び処分に関する条例の廃止について、議案第30号 砺波市消防本部及び消防署の設置に関する条例及び砺波市火災予防条例の廃止について、議案第31号 富山県市町村職員退職手当組合規約の変更について、議案第32号 財産の取得契約の締結について、議案第33号 財産の譲渡契約の締結について、議案第34号 平成9年度富山県砺波市一般会計補正予算(第6号)、議案第35号 平成9年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第36号 平成9年度砺波市赤坂霊苑特別会計補正予算(第1号)、議案第37号 平成9年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第38号 平成9年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)、議案第39号 平成9年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第40号 平成9年度砺波市病院事業会計補正予算(第3号)、以上38議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第3号から議案第40号まで、平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算外37議案に対する委員長報告は原案可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立全員であります。よって、議案第3号から議案第40号まで、以上38議案は原案のとおり可決されました。

◯議長(柴田君) 次に、日程第2 遺伝子組み換え食品の「表示」と「安全性の検証」を求める国への意見書採択の請願外2件を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。
 これにより、受理番号2 遺伝子組み換え食品の「表示」と「安全性の検証」を求める国への意見書採択の請願を採決いたします。
 お諮りいたします。この請願に対する委員長報告は継続審査であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり継続審査とすることに決しました。
 続きまして、受理番号4 高金利の政府系地方債の借換え、繰上げ償還に関する意見書の提出についての請願につきましては、討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 受理番号4 高金利の政府系地方債の借換え、繰上げ償還に関する意見書の提出について、賛成討論をいたします。
 当市の地方債は10年末には342億円、内訳は、一般会計180億円、下水道61億円、農業集落排水事業32億円、水道21億円、病院48億円という状況です。返済のための公債費は36億円、内訳は、一般会計20億円、下水道4億円、農業集落排水事業1億円、水道3億円、病院8億円という状況で、利息だけで15億円が支払われています。当市の借入利率の状況は、いまだに6%以上のものが多く占めており、8%台のものも残っています。当市の財政を圧迫している最大要因は、地方債の増大であり、公債費をいかに少なくしていくか、重要な問題であります。
 我が党の提案で、縁故債は高金利のものについては順次償還が行われています。しかし、国は資金運用部資金の借換えは行おうとはしていません。地方財政法第5条第1項第3号「地方債の借換えのために要する経費の財源とする場合」となっていることに見られるように、地方債の借換えは、新しい債務を負担するものではなく、借換えた地方債をもって財源としていますから、地方財政法上認められています。大蔵省との借用証書の特約条項の第2条で「金融情勢に応じて甲が定める利率または違約金の割合に変更されても異存ないものとする」とされていることでもあります。資金運用部資金の60%が郵便局の原資であり、預金利率の低下によって莫大な利ざやが生じています。
 国は、1995年から2004年までの10年間に公共投資総額を630兆円に指導しているために、当市でも大型公共投資が次々と実施されました。当市は借金の重圧にあえいでいます。市の公債費比率はついに15%を超え、今後とも苦しい財政実態のもとで、この意見書の重みはあります。ぜひとも賛成していただきますようお願いいたしまして、私の賛成討論といたします。

◯議長(柴田君) 以上で、討論を終結いたします。
 受理番号4 高金利の政府系地方債の借換え、繰上げ償還に関する意見書の提出についての請願を採決いたします。
 お諮りいたします。この請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
 続きまして、受理番号5 「サッカーくじ」法案(スポーツ振興投票法案)に反対する意見書の採択を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。この請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。

◯議長(柴田君) 次に、日程第3から日程第5 議案第41号から議案第43号まで、砺波市公平委員会委員の選任についての3議案を議題といたします。
 本案についての提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第41号外2件、砺波市公平委員会委員の選任について御説明申し上げます。
 現砺波市公平委員会委員のうち大沢真夫氏については来る3月31日に、佃 昌好氏及び村岸清子氏については4月11日に任期満了となりますので、引き続き3氏を公平委員会委員として選任いたしたく、議会の同意を求めるものです。
 何とぞ慎重に御審議いただき、御同意を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(柴田君) お諮りいたします。
 本3議案については、事情十分御承知のことと存じますので、この際、直ちに採決いたします。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、本3件はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより議案第41号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第41号 砺波市公平委員会委員の選任につきましては、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号は原案に同意することに決しました。
 続きまして、議案第42号 砺波市公平委員会委員の選任につきましては、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第42号は原案に同意することに決しました。
 続きまして、議案第43号 砺波市公平委員会委員の選任につきましては、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号は原案に同意することに決しました。

◯議長(柴田君) 次に、日程6 議案第44号 固定資産評価員の選任についてを議題といたします。
 本案についての提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第44号 固定資産評価員の選任について御説明申し上げます。
 さきに辞職願いが提出されておりました柳原和夫氏の後任として、中島和之進氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものです。
 何とぞ慎重に御審議いただき、御同意を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(柴田君) お諮りいたします。
 本案については、事情十分御承知のことと存じますので、この際、直ちに採決いたします。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより議案第44号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第44号 固定資産評価員の選任につきましては、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第44号は原案に同意することに決しました。

◯議長(柴田君) 次に、日程第7 砺波地区老人福祉施設組合議会議員の選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は、指名推選することに決しました。
 お諮りいたします。指名については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しまた。
 砺波地区老人福祉施設組合議会議員に、
  安 念 鉄 夫 君
  河 原   誠 君
 を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
  安 念 鉄 夫 君
  河 原   誠 君
 を砺波地区老人福祉施設組合議会議員の当選人と定めることに異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
  安 念 鉄 夫 君
  河 原   誠 君
が、砺波地区老人福祉施設組合議会議員の当選人と決定いたしました。
 ただいま当選されました安念鉄夫君、河原 誠君に本席から、会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。

◯議長(柴田君) 日程第8 議員提出議案第1号 砺波市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 20番 吉澤邦麿君。
  〔20番 吉澤邦麿君 登壇〕

◯20番(吉澤君) 議員提出議案第1号について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 本年4月より常備消防の広域化に伴い、砺波市議会委員会条例の中で総務委員会の所管事項である消防本部が外れることから、この際、各常任委員会の所管事項を均衡させるともとに、これによって常任委員会の名称見直しを図るものであります。
 改正の内容について申し上げます。
 まず、従来の総務委員会の所管事項から消防本部所管に関する事項を外し、教育委員会所管に関する事項を加え、「総務委員会」の名称を「総務文教委員会」に改めるものであります。
 また、文教民生委員会から教育委員会所管に関する事項が外れたことにより、「文教民生委員会」の名称を「民生病院委員会」に改めるものであります。
 なお、産業建設委員会は、名称及び所管事項とも従来のとおりとします。
 所属の委員については、従来の総務委員会委員は総務文教委員会委員に、従来の文教民生委員会は民生病院委員会委員とするものであります。
 お手元に配付してあります議案書として御提案いたすものであります。
 以上、まことに簡単でありますが、提案理由の説明といたします。

◯議長(柴田君) これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告もありませんので、議員提出議案第1号 砺波市議会委員会条例の一部改正についてを採決いたします。
 本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第1号は、原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(柴田君) 以上をもって、本定例会に付議されました全議案を議了いたしました。

◯議長(柴田君) これをもちまして、平成10年3月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長より御挨拶がございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) それでは、閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 一般会計149億という膨大な数字、さらには総予算で344億余円の議決を賜りました。なお、また議案43件、それぞれ原案どおり可決をいただきまして、まことにありがとうございます。
 議案審議に当たりましては、それぞれ貴重な御意見を賜りました。あるいは激励もいただきました。職員ともどもその御意見を尊重しながら執行してまいりたい所存でございます。何とぞ今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 なお、また今回は、私の連絡調整も不十分でございまして、幾つかの御指摘もございました。このことにつきましても、これから意を用いまして連絡調整を図りたい、このように思っております。いずれにしましても、多くの御意見を拝聴いたしましたので、その意見を私ども胸にいたしまして一生懸命執行してまいりますので、皆さん方の御協力を心からお願いを申し上げまして、議会の皆さんの御礼にかえる次第でございます。
 ありがとうございました。

◯議長(柴田君) これをもって散会いたします。
 長時間ありがとうございました。御苦労さまでございました。

 午後 2時14分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

  平成10年3月17日

      議    長    柴 田 豊 明

      署名議員      堀 田 信 一

      署名議員      河 原   誠

      署名議員      山 岸 銀 七