平成10年6月定例会(第4号) 本文 

1.会議の経過

 午後 2時28分 開議

◯議長(宮木君) これより、本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した、例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第50号から議案第52号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)外2件及び報告第3号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 これより、各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 石田隆紀君。
  〔産業建設常任委員長 石田隆紀君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(石田君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第50号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分を審査するため、去る6月15日午前10時より、市当局の出席を得て委員会を開催いたしました。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、議案については原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、一般会計補正予算(第1号)につきましては、労働費では、働く婦人の家の館長及び職業訓練センター所長を嘱託職員として配置されたため、それぞれの報酬を計上するものであります。
 次に、農林水産業費では、農業振興費として、いずれも国の政策変更に伴うものであり、新たに麦大豆等生産振興緊急対策事業として実施するもので、財源として県経由の全額国庫支出金を充当するものであります。
 また、畜産業費として、大家畜生産に関する畜産基盤再編総合整備に係る実施計画書を策定するものであります。
 林業振興費として補助内示を受け、増山城跡線の改良事業費を計上するもので、施行延長は460メートルであります。
 次に、商工費では、商工振興費として中心市街地活性化イベントを支援しようとするもので、8月に「鮎フェスティバル」が企画されることに対するものであります。
 また、砺波市商業活性化基本計画が平成9年度において策定されましたが、今回、活性化プロジェクトの事業化を具体的に検討するため、推進事業費に補助を行うものであります。
 次に、土木費では、道路橋梁維持修繕費として水力発電施設周辺地域交付金を充当して、市道増山東保線など2路線の補修工事を行うものであります。
 道路橋梁新設改良費においては、市道改良事業の公共関連として、十年明鷹栖線、単独関連として矢木石丸線が主なものであります。
 次に、都市計画費の公園建設事業費においては、砺波総合運動公園建設事業費の補助内示による増額補正であり、事業内容といたしましては、プレ国体での使用の県西部体育館及び市営温水プールの翌年度オープンに向けての周辺整備で、花の大階段、集いの広場、ふれあい広場などの築造工事を進めるものであります。
 以上、いずれも当面必要な措置として了としたところであります。
 次に、主な意見、要望などについて申し上げます。
 まず、今回の補正予算に計上されております新たな麦大豆等生産振興緊急対策事業等、新たな事業等の実施に向けて、農家に対する周知が遅れており、内容が理解されていないのではないかとただしたところ、従来の転作の体系でなく、自主流通米の価格保証、農家のとも補償も含め、農林水産省が検討している期間が長くなり、これらの指針も示されず市に対する通知も遅くなった。しかし、転作が大幅に強化される中において、水田営農の健全な発展を図るためには必要な事業であると考えている。
 麦大豆等生産振興緊急対策事業の内容としては、麦大豆の収量・品質の向上を図るため、技術対策を計画的に行う農業者と市が技術実証の実施について契約を締結し、収量・品質の向上を目指すものでありますので、制度改正の内容について御理解をいただきたいとのことでした。
 次に、今後、農業を続けるためにも農協の役割も大切であると思うが、地域の生産組合などの集落体系が今後続けられるためにも、今後の行政の考えについてただしたところ、みんなで地域の農地を守っていくような方策をJAとも相談しながら、新しい基本法が出た段階で、県のアグロピア21の見直し作業を踏まえ、またアグリTONAMI21も見直しを行い、新しい農村づくりを目指して計画をしてまいりたいとのことでありました。
 次に、今年のチューリップフェアは開花が早く、5月2日以降、途中での入場料の割引もされたが、観光客の入場者の状況と今後の対策についてただしたところ、5月の大型連休の間は観光客も多く動くことから、全体の3分の1強の6万人の有料入場者がありました。
 今年は開幕の10日前から花が開き、観光客も多く来られましたが、会期を拡大すれば人員配置も長期にわたり、花の入れ替えや看板設置などの経費もかかる一方、5月の3連休に観光客が全体の約半分近くが集中していることからも、この期間を外すことはできない状況にあるとのことでありました。
 また、当市としては、自然の花を生かしてフェアを行っていくために、今後は品種を晩生のものを増やすなど、構成配分を変えていくこともあわせて検討していきたいとのことでありました。
 次に、下水道計画検討委員会の委員構成、設置目的についてただしたところ、自治振興会、土地改良区、用水土地改良区、婦人団体、青年団体より、あわせて20名以内の構成を考えているとのことでした。
 設置するに当たって、まずそれぞれの事業内容を十分説明するとともに、事業目的についてよく理解をしていただくことが必要であり、11年度末まで作成を完了したいと思っているが、普及にも努めながら進めていきたいとのことでありました。
 また、提案をいただいたことの集約をしたものについては、議会と協議をしてマップをつくっていくこととし、そのためにも排水の問題、道路使用の問題、地区全体の考え方、女性、青年層の御意見をお聞きするものとし、検討委員会を設置し進めてまいりたいとのことでありました。
 そのほか、夜高行事と商店街の活性化、グリーンキーパー、その他ボランティアグループの保険加入体制、小口事業資金の貸付け対応、駅のコミュニティーセンターの活用、生ごみ処理機の補助制度、市道の改良及びガードレールの補修等についての意見及び要望があったところであります。
 以上、審査の概要を申し上げ、まことに簡単でありますが、産業建設常任委員会の報告といたします。

◯議長(宮木君) 民生病院常任委員長 高田隼水君。
  〔民生病院常任委員長 高田隼水君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(高田君) 民生病院常任委員会の審査の結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第50号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外1件を審査するため、去る6月16日午前10時より市当局の出席を得て委員会を開催いたしました。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたした結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件については、採択とすることに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、一般会計補正予算(第1号)につきましては、総務費の交通安全対策費において、新規に県単独事業の交通安全特別対策事業として、高齢者を対象とした交通安全教室を開催するものであります。
 また、バス運行費では、市営バス栴檀山線の柱尾バス停に待合所を新たに建設するものであります。
 次に、民生費では、在宅福祉費においては、ホームヘルパー派遣事業の充実等の経費及び介護保険ニーズ調査事務費を計上するものであります。
 児童措置費では、児童福祉法の一部改正に伴う保育所の広域入所に対応するもので、当市該当者16名分の運営委託料を計上するものであります。
 次に、衛生費では、じんかい処理費において、ごみのリサイクル減量化対策の一環として、環境にやさしい推進事業費補助金を婦人会などの推進母体にマイバック運動への助成をするための経費を計上するものであります。
 次に、老人保健医療事業特別会計補正予算につきましては、平成9年度の老人医療の確定に伴い、支払基金交付金、国庫負担金、県負担金を精算をし返還をするものです。
 以上、いずれも当面必要な措置として了としたところであります。
 また、遺伝子組み換え食品の「表示」と「安全性の検証」を求める国への意見書採択についての請願につきましては、採択とすることに決しました。
 次に、主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、県内に先駆けて取り入れたマイバックについて、バックの経費負担及び実施時期についてただしたところ、ペットボトルの再生した原料が55%以上入っているものでつくられており、推進母体の婦人団体に3分の1を補助しようとするもので、7月以降に実施を予定したいとのことでありました。
 次に、保育料の改定が予定されているが、改定する内容についてただしたところ、国の保育料徴収額基準表の改正に伴い、当市においても7月分の保育料徴収分より改定するものであります。
 改正の趣旨は、国の徴収基準額表が10階層から7階層に改正されたことにより、市はこれに準じて、国の徴収基準額の80%を目途に行った。このことにより、一部の階層での負担増となる世帯については、極力負担増の幅を少なくしたとのことで、その結果、改定率は総額でマイナス4.17%となるものであるとことでありました。
 次に、保育所の広域入所として、現在16名が他の市町村の保育所に入所されているが、制度の内容と現在の状況をただしたところ、本人の申し出により広域入所されているもので、その保育料を砺波市が徴収して、受託先に対し委託料として支払っているものでありますが、他の市町村から砺波市の保育所に入所されている方は、現在のところはないとのことであり、このような状況となった場合は、施設や人員の配置等を検討しながら受け入れていきたいとのことでありました。
 次に、介護保険の事業計画策定の現在の準備状況と広域化の見通し状況についてただしたところ、介護保険制度の導入に当たり事業計画を策定する必要があり、その事前調査として第1次調査と第2次調査がありますが、第1次調査として、民生委員の方々に調査をしていただくもので、65歳以上の全員を対象とした調査と、第2次調査では、第1次調査の結果から、要介護状態に該当する方及び該当する可能性がある方に対して、保健婦、看護婦、介護福祉士等が直接面談する調査があるとのことであります。
 今回の調査で、介護保険制度が始まるまでに、どれくらいのニーズがあるかを実施に向けて調査をし検討しているところであるとのことでありました。
 なお、介護サービスの単価については国からはまだ示されていないことから、当市の事業規模については、現在の段階では推測できない状態であるとのことでありました。
 また、広域化の取り組み状況として、県内9市の対応については、近接の町村からの相談はないが、県からは広域的に取り組んでほしいということでありました。
 介護保険事業計画策定に当たって、委員会の設置については、市民からの公募によることが国から示されていることから、そのような対応をしていきたいとのことでありました。
 次に、病院の増改築に当たり、医療・保健・福祉を一体化としたメディカルゾーン構想の一環として、ミニドックも取り入れた健診体制の充実は、予防医療の面からも市民が望んでいるものであり、今回の増改築に組み込むことを検討してもよいのではないかとただしたところ、現在の増改築計画の中において、ミニドックなど予防医学の面からも、どのように包括をし活用していけばよいのか、さらには収支面についても検討をしていきたいとのことでありました。
 次に、住みよさ日本一となったが、今後予定される障害者計画の策定において、車いすなどの市民の方の参加協力を得て、公共施設の点検や調査をされる考えはないかとただしたところ、公共施設については十分調査をしてまいりたいとのことであり、また民間の施設についてもあわせて調査をしてまいりたいとのことでありました。
 そのほか、収集ごみとしてのスプレー缶など、ボンベの出し方の徹底、残飯のリサイクル方法、医療費の今後の動向、外国人の無年金者の対応、介護保険導入の際の庁内事務の対応などについて意見があったところであります。
 以上、審査の一端を申し上げ、まことに簡単ではありますが、民生病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(宮木君) 総務文教常任委員長 山岸銀七君。
  〔総務文教常任委員長 山岸銀七君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(山岸君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第50号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外1件及び報告1件を審査するため、去る6月17日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、審議いたしました結果、付託議案については原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、一般会計補正予算(第1号)につきましては、追加補正3億6,610万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ152億9,910万2,000円としたものであります。
 所管部分における主なものとしては、総務費のうち一般管理費としては、情報公開審議会委員の報償費を補正するものであります。
 次に、教育費のうち文化振興費については、花総合センター南側の遺跡発掘調査として増額補正するものであり、全額国庫支出金で充当するものであります。
 また、出町子供歌舞伎の曳山が、県の無形文化財となっておりますが、県の補助金を受けて、曳山を保存するための修理事業として補助金を計上するものであります。
 次に、体育施設費については、国体のラグビー会場となる総合運動公園の既存の管理棟施設を一部改修するもので、来年度のプレ国体に合わせ、選手の控室、シャワー室を整備し、施設改修をするための補正をするものであります。
 次に、議案第52号 砺波広域水道企業団規約の変更については、砺波広域水道企業団の業務を執行するに当たり、企業長を補佐する副企業長を新しく設けること及び企業長の任期を改正するものであります。
 続きまして、報告第3号 専決処分の承認を求めることについては、市税条例の一部改正でありますが、去る5月29日に特別減税関連法案が国会を通過し、可決、成立したもので、所得税及び住民税の追加の特別減税の実施を行うこととしたものであり、条例改正の内容といたしましては、個人市民税の追加減税実施のため所要の改正を行ったものであります。
 以上、いずれも当面必要な措置として了としたところであります。
 ここで、審査の過程での主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、奨学資金の貸与するに当たり、申し込み状況及び金額の見直しをする予定についてただしたところ、高校生については、今年度から2,000円引き上げ月額1万円とし、大学生については、月額2万5,000円を貸与しており、今年度の新規貸付けについては大学生9名に決定したとのことでありました。
 また、奨学資金の額の見直しについては、教育費にかかる経費の動向を調査しながら、今後検討してまいりたいとのことでありました。
 次に、高齢化社会が進んでいる中において、各地区において、人と人の触れ合いができるコミュニケーション施設が必要であると思うが、体育施設などの建設計画についてただしたところ、地区からも要望として聞いているが、現在、体育施設のないところを対象に、コミュニケーションを図ることや体力増進をしていただくこと、また憩いの場にしていただくような施設を配置してまいりたいとのことであり、体育施設を建てるに当たっては、保育所や幼稚園などの教育施設あるいは福祉施設などに隣接をして建てることも検討し、管理面での体制が取れるようマニュアルをつくるように指示しており、総合計画の中で盛り込んでいくとのことでありました。
 次に、今年度から一部の幼稚園に専任園長を配置されたが、残りの幼稚園の今後の配置計画はあるのか。また中学校に図書司書を配置したいとのことでありましたが、小学校の配置計画についてただしたところ、専任園長が配置されていないところについては園児数を見ながら考えていく必要があり、小規模幼稚園の場合は、園長代理として配置することも今後検討していきたいとのことでありました。
 また、学校図書司書の配置については、心の教育の大切さからも、来年度から臨時職員として図書司書の配置をするものでありますが、1人で中学校3校の対応をしていただくことから、7校の小学校に配置するに当たっては、中学校でのやり方、中身について検討した上で考えていきたいとのことでありました。
 次に、行財政改革を実施するに当たっては、具体的な数値目標を持って進めることを検討すべきではないかとただしたところ、第9次の事務改善委員会が本年の3月に市長に具申をし、随時、改善を実施しているとのことでありました。
 現在、国、県挙げて行財政改革が行われており、平成8年3月に砺波市においても行財政改革大綱を作成したが、国の指導により、この際見直しすべきという指導があり、この指導を受け、新たに事務改善委員会を組織して具体的な数値目標を定め、そして市民の声を聞きながら進めてまいりたいとのことでありました。
 次に、学校給食の食器の材質にどのようなものが使われており、また今後の入れ替えなどの計画についてただしたところ、現在使用されている食器の材質は、ポリカーボネート製品とポリプロピレン製品を半分ずつ使っているとのことであり、最近、ポリカーボネート製品の使用に当たっては、体に悪い影響があるのではないかと指摘されておりますので、ポリカーボネートの材質の使用に当たっては、現在、情報を収集しながら検討をしているとのことでありました。
 そのほか、中学生議会の取り組みについて、教育予算の年次計画、非常備消防と行政組織、国体に向けた選手育成の取り組み状況、図書館の利用時間帯、子供110番の家の現状、選挙での投票時間延長したことの対応、広報の配布状況、温水プールの排水などについて意見があったところであります。
 以上、審査の概要を申し上げ、まことに簡単でありますが、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(宮木君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 討論なしと認めます。
 これより、議案第50号から議案第52号まで及び報告第3号の議案3件、報告1件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第50号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第1号)、議案第51号 平成10年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第1号)、議案第52号 砺波広域水道企業団規約の変更について、報告第3号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案3件及び報告1件に対する各委員長報告は、それぞれ原案のとおり可決または承認であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議案3件並びに報告1件は、原案のとおり可決または承認されました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 遺伝子組み換え食品の「表示」と「安全性の検証」を求める国への意見書採択についての請願を議題といたします。
 請願に対する委員長の審査結果につきましては、お手元に配付してあります審査結果報告書のとおりであります。
 これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、受理番号16 遺伝子組み換え食品の「表示」と「安全性の検証」を求める国への意見書採択についての請願を採決いたします。
 お諮りいたします。この請願に対する委員長報告は採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第3 議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明申し上げます。
 現人権擁護委員 河合智之氏については、来る11月14日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を人権擁護委員の候補として推薦いたしたく、議会の御意見を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) お諮りいたします。本議案については、事情を十分に御了承のことと存じますので、この際直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第53号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、河合智之氏を適任とすることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、河合智之氏を適任とすることに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第4 砺波広域圏事務組合議会議員の一般選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、指名の方法は議長において指名することに決しました。
 砺波広域圏事務組合議会議員に、
 梶 谷 公 美 君
 林     紘 君
 前 田 喜代志 君
 山 岸 銀 七 君
 高 田 隼 水 君
を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました
 梶 谷 公 美 君
 林     紘 君
 前 田 喜代志 君
 山 岸 銀 七 君
 高 田 隼 水 君
を砺波広域圏事務組合議会議員の当選人と定めることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました
 梶 谷 公 美 君
 林     紘 君
 前 田 喜代志 君
 山 岸 銀 七 君
 高 田 隼 水 君
が砺波広域圏事務組合議会議員に当選されました。
 ただいま当選されました
 梶 谷 公 美 君
 林     紘 君
 前 田 喜代志 君
 山 岸 銀 七 君
 高 田 隼 水 君
が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により、当選の告知をいたします。

◯議長(宮木君) 次に、日程第5 議員提出議案第2号 「食料・農業・農村の新たな基本法制定に関する意見書」の提出についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 6番 石田隆紀君。
  〔6番 石田隆紀君 登壇〕

◯6番(石田君) 議員提出議案第2号 「食料・農業・農村の新たな基本法制定に関する意見書」の提出について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 我が国の農業は、食料の安定を担うだけでなく、活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全など多様な機能を果たしており、その維持・発展は極めて重要であると思います。
 こうした中で、我が国、農業の持続的発展、食料の安定供給、地域社会の活性化を実現していくための新たな基本法策定に向け、関係機関に働きかけることが必要であります。
 1つには、食料・農業・農村に関する基本政策の確立
 2つには、国内生産を基礎とする食料の安定供給確保を目指す食料政策の確立
 3つ目には、持続的発展を目指す農業政策の確立
 4つ目には、都市と農村の共生による均衡のある発展を目指す農村政策の確立
 以上4点の要望について趣旨を御理解いただき、議員各位には全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(宮木君) これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、議員提出議案第2号 「食料・農業・農村の新たな基本法制定に関する意見書」の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第6 議員提出議案第3号 「飲酒運転の追放に関する決議」についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 8番 高田隼水君。
  〔8番 高田隼水君 登壇〕

◯8番(高田君) 議員提出議案第3号 「飲酒運転の追放に関する決議」について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 近年の道路交通網の整備による自動車交通の増大と、高速化に伴い交通事故が多発しております。
 その中でも、飲酒運転につきましては、過去最高の摘発という極めて憂慮すべき状況となっております。
 砺波市においても、昨年は飲酒運転で過去最高の300名余りが摘発されております。
 このような状況から、安全で住みよいまちの実現のため、市民が一丸となって「飲酒運転は絶対に許さない」という環境づくりが必要であり、このことを実現するため決議を行うものであります。
 砺波市議会といたしましても、交通安全都市宣言を行い、積極的に市民総ぐるみで交通事故防止運動を行っておりますが、今回さらに飲酒運転の追放に関する決議を行い、全市民とともに決意を新たに、安全で住みよい砺波市を実現するため御決議を賜りますようお願いを申し提案理由といたします。
 なお、この件につきましては、決議文を朗読させていただきます。
       ────────────────────────
             飲酒運転の追放に関する決議
 交通秩序の確立と悲惨な交通事故の根絶は、市民すべての切実な願いである。
 富山県においては、交通事故は年々減少し、死者についても平成5年から5年連続で減少して昨年は90名にとどまったが、昨年の飲酒運転による死者数は前年の5名から12名に倍増し、また、飲酒運転で過去最高の6,700名余りが摘発されている。
 砺波市においては、昨年交通事故は減少したが、死者については前年の3名から6名に倍増し、幸い飲酒運転による死亡事故の発生はなかったが、これが原因による交通事故が相当数発生するとともに、飲酒運転で過去最高の300名余りが摘発されている。
 飲酒運転は、今や、市民の安全な暮らしと生命を脅かす社会的犯罪であり、断じて許すことはできない。
 この飲酒運転を根絶するためには、運転手一人ひとりの交通マナーの高揚はもとより、市民が一丸となって「飲酒運転は絶対に許さない」という世論と環境づくりが重要である。
 よって、本会議は、飲酒運転追放の諸施策を強力に推進し、反社会的な行為である飲酒運転を社会から根絶して、安全で快適な社会の実現を期すものである。
 以上、決議する。
  平成10年6月19日
                             砺 波 市 議 会
 以上であります。
 よろしくお願いをいたします。

◯議長(宮木君) お諮りいたします。本案につきましては、この際直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第3号は、この際直ちに採決することに決しました。
 これより、「飲酒運転の追放に関する決議」については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第3号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第7 議員提出議案第4号 「遺伝子組み換え食品に関する意見書」の提出についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 8番 高田隼水君。
  〔8番 高田隼水君 登壇〕

◯8番(高田君) 議員提出議案第4号 「遺伝子組み換え食品に関する意見書」の提出について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 現在、私たちの食卓に、遺伝子組み換えを原料とした食品がかなりの比率で混入されていると考えられることから、長期的な健康影響や生態系、環境などへの影響について調査し、検証していくことと、組み換え食品が入っているかどうかを確認し、選べるように表示されることが必要であります。
 国民の安全性への不安解消を図るために、安全性の確認の徹底と情報の公開、消費者が選択の自由を行使できるような表示を求めるものであります。
 議員各位には、この趣旨を御理解いただき、全員の御賛同を賜りますようお願いを申し上げ提案理由といたします。

◯議長(宮木君) これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、議員提出議案第4号 「遺伝子組み換え食品に関する意見書」の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案につきましては、この際直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第4号は、この際直ちに採決することに決しました。
 これより、「遺伝子組み換え食品に関する意見書」の提出については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第4号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第8 議員提出議案第5号 「インド及びパキスタンの核実験に抗議し、あらゆる核実験の中止を求める決議」についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 12番 山岸銀七君。
  〔12番 山岸銀七君 登壇〕

◯12番(山岸君) 議員提出議案第5号 「インド及びパキスタンの核実験に抗議し、あらゆる核実験の中止を求める決議」について、提案者を代表いたしまして提案理由を申し上げます。
 このことにつきましては、本年5月に、インドが国際世論を無視して地下核実験を実施し、そしてこれに対抗するようにパキスタンが同じく地下核実験を強行しました。これは国際平和に対する挑戦であり、断じて容認できるものではありません。
 砺波市においても、平成7年9月「非核平和都市宣言」を行い、核兵器の廃絶とすべての戦争をなくすことを訴えてまいりました。
 当市議会としても、今回の核実験に抗議し、あらゆる核実験の中止を求めるため決議を行うものであります。
 議員各位には、この趣旨を御理解いただき、全員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、この件につきましては、決議文を朗読いたします。
       ─────────────────────────
          インド及びパキスタンの核実験に抗議し、
          あらゆる核実験の中止を求める決議
 平成7年に、砺波市議会では、核兵器の廃絶とすべての戦争をなくすことを訴え、世界中の人々とともに、かけがえのないこの地球上に、真の平和が実現することを願い「非核平和都市宣言」を決議しているものである。
 しかし、インド政府及びパキスタン政府は、去る5月に数回にわたり、核実験を強行した。このことは世界中から非難と抗議を受け、NPT(核拡散防止条約)体制を揺るがすものと憂慮されているものであり、核の相互威嚇によって戦争が防げるという、冷戦期以来の「核抑止理論」の瓦解を告げるもので、このことは、まことに遺憾である。また、CTBT(包括的核実験禁止条約)による、核実験の全面的禁止を目指す世界の潮流に逆行するものである。
 我が国は、世界で唯一の被爆国であり、被爆された方々は、戦後50数年を経た今も放射線障害に苦しみ続けられている。また、核実験が実施されたことにより、地球環境や生態系を破壊するばかりか、人類の生存をも脅かす恐ろしい事態を招くことになりかねない。
 砺波市議会は、インド政府及びパキスタン政府の核実験実施に強く抗議し、今後あらゆる核実験を中止するよう強く求める。
 以上、決議する。
  平成10年6月19日
                             砺 波 市 議 会
 以上であります。
 よろしくお願いします。

◯議長(宮木君) これより質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、議員提出議案第5号 「インド及びパキスタンの核実験に抗議し、あらゆる核実験の中止を求める決議」についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案につきましては、この際直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第5号は、この際直ちに採決することに決しました。
 これより、「インド及びパキスタンの核実験に抗議し、あらゆる核実験の中止を求める決議」については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第9 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(宮木君) 以上で、本定例会に付議されました全議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成10年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長から御挨拶があります。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日は、提出をいたしました全議案を可決、承認賜りまして、まことにありがとうございました。
 つきましては、議会中に賜りました御意見並びに御提案等につきましては、配慮しながら対処してまいりたい、このように存じております。
 中でも、一般会計の補正予算で3億6,600万円、さらには減税もございましたが、これだけだけでは今の不況に対応する、そういう事態にはならないと思いますが、おかげさまで国も先日予算成立をされました。
 このこともございまして、昨日、建設省富山工事事務所からわざわざ来庁されまして、例えば国道359号線の東バイパスについては、直轄であるけれども5億5,000万円ほどつけましたよと。ついては、地元の皆さんによろしくということと同時に、新道路5カ年計画等につきましても推進を図っていただきたい、こういう申し出がございました。これらを受けまして、その動向を見ながら振興策に寄与してまいりたいと、このように思っている次第でございます。
 今後とも、多くの課題もございます。今ほどはまた、閉会中の継続審査でこれからも議論をいただくわけでございますが、何とぞ今後ともよろしくお願いを申し上げたいと、このように存じております。
 議員各位には、これから暑さも増してまいります。十分健康に留意をしていただきまして、御健勝であることをお祈りを申し上げまして御挨拶にかえる次第でございます。
 ありがとうございました。

◯議長(宮木君) これをもって散会いたします。
 どうも長時間御苦労さまでございました。

 午後3時24分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成10年6月19日

      議    長    宮 木 文 夫

      署名議員      前 田 喜代志

      署名議員      林     紘

      署名議員      吉 澤 邦 麿