平成9年11月定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時03分 開議

◯議長(柴田君) ただいまから、平成9年11月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。

◯議長(柴田君) 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(柴田君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名いたします。
   1番 寺 島 良 三 君
   2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君
を指名いたします。

◯議長(柴田君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本11月定例会の会期は、本日から12月5日までの9日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月5日までの9日間と決定しました。

◯議長(柴田君) 次に日程第3 議案第68号 決算の認定についてを議題といたします。
 本案について、委員長の報告を求めます。
 決算審査特別委員長 山岸銀七君。
  〔決算審査特別委員長 山岸銀七君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(山岸君) 決算審査特別委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 当特別委員会は、去る11月11日、12日、13日の3日間をもって委員会を開催し、さきの第4回臨時会において付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第68号 決算の認定について、平成8年度富山県砺波市一般会計、平成8年度砺波市国民健康保険事業特別会計、平成8年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計、平成8年度砺波市老人保健医療事業特別会計、平成8年度砺波市赤坂霊苑特別会計、平成8年度砺波市下水道事業特別会計、平成8年度砺波市農業集落排水事業特別会計、以上7会計の歳入歳出決算及び財産調書等について審査いたしました。
 審査に当たり、まず監査委員から適切な審査所見を賜り、当局より詳細な決算内容の説明を受けた後、関係諸帳簿等の審査と全般にわたって質疑を行い、要望意見等を述べたのであります。
 その結果、当委員会といたしましては、各会計決算を原案のとおり認定すべきとの結論を得たのであります。
 以下、審査の内容について御報告申し上げます。
 まず、一般会計決算の概要について申し上げます。
 平成8年度決算額は、収入済額175億3,489万5,000円、支出済額168億7,186万8,000円、差引き6億6,302万7,000円の黒字決算となっています。
 このうち、平成8年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた平成8年度単年度収支は3,462万3,000円の黒字決算となっています。
 まず、歳入決算の主なものを見ますと、市税全体の収入では52億2,577万6,000円で、対前年度比3.0%の増となっています。歳入総額に占める市税の割合は29.8%で、前年度に比べ0.8ポイント上回っています。
 その主な要因としては、景気の低迷が継続する中、個人市民税の減収があったものの、誘致企業の新規納税等による法人市民税の増加及び順調な住宅供給活動等による固定資産税の増加が大きなものであります。
 また、市税の収納率は前年度に比べ、市民税が0.5ポイント、固定資産税が0.6ポイント下回り、全体では0.6ポイント下回った96.1%となっております。
 次に、地方交付税の収入は39億5,336万7,000円で、対前年度比3.6%の増となり、歳入総額に占める割合は22.5%、前年度に比べ0.7ポイント上回っています。
 さらに、市債については、チューリッププラザ建設事業、美術館建設事業、顔づくり事業など31億5,890万円で、対前年度比3.1%の減となり、歳入総額の18.0%を占めています。
 一方、歳入決算全体を見ますと、自主財源は75億8,936万8,000円、構成比43.3%と、対前年度より0.5ポイント上がり、依存財源は99億4,552万8,000円、構成比56.7%と、前年度より0.5ポイント下がっております。
 次に、歳出について執行内容を性質別の支出区分から見ますと、人件費、扶助費及び公債費のいわゆる義務的経費の構成比は33.7%であり、前年度と比較して1.4ポイント上がっております。また、投資的経費においては、前年度と比較して3.6ポイント下がり、36.8%なっています。こうした中、公債費比率は15.4%と、前年度の15.1%より0.3ポイント上昇しているところであります。なお、経常収支比率については、前年度より5.9ポイント高い80.0%となっております。
 次に、特別会計決算の概要について申し上げます。
 まず、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。
 歳入歳出差引きの結果は1億4,768万5,000円の黒字決算となり、単年度収支でも3,458万円の黒字となっております。今後の高齢化社会に向け、市民の健康保持と自主的健康管理に重点を置く予防施策の啓蒙の徹底が必要となっています。
 次に、国民健康保険太田診療所特別会計について、歳入歳出差引きの結果は795万9,000円の黒字決算となっているものの、単年度収支では229万9,000円の赤字となっております。今後、なお一層地域住民の理解と協力により、地域の身近な診療所として運営されることを期待するものであります。
 次に、老人保健医療事業特別会計については、70歳以上の5,150人の老人を対象に医療給付が行われ、歳入歳出差引きの結果は666万円の平成4年度以来4年ぶりの赤字決算となっており、単年度収支でも3,584万3,000円の赤字となっております。
 また、受給資格者1人当たりの医療給付費が57万2,000円と、前年度54万2,000円に対して3万円の増となっており、これからの医療費の増加が懸念されるところであります。
 次に、赤坂霊苑特別会計については、平成8年度は20区画の墓地について使用を許可したことにより、処分率は88%となっております。これにより、未処分区画は48区画となったため、残存区画の計画的な売却に努力するとともに、今後の新たな霊苑計画の立案が必要であります。
 次に、下水道事業特別会計については、公共下水道事業区域、特定環境保全公共下水道事業区域としては、各々昨年度と同面積の328ヘクタール、73.7ヘクタールを実施しております。そのうち、平成8年度中に13ヘクタールを整備をした結果、整備完了面積は254ヘクタールで、進捗率は63%となり、今後とも積極的な事業の推進を望むものであります。決算内容は、歳入歳出差引き1,405万6,000円の黒字決算となっております。
 次に、農業集落排水事業特別会計については、農村環境の保全と水質の向上を目的として、東般若地区は平成8年3月から供用開始されております。また、般若地区は平成6年度より下水道管布設工事、平成8年度より処理施設工事に着手いたしております。
 決算内容は、歳入歳出差引き3,209万3,000円の黒字決算となっております。
 ここで、審査の過程で出されました意見、要望等について申し上げます。
 まず、ここ数年増加傾向にある公債費比率が平成8年度も増加し、昨年度より0.3ポイント上昇した15.4%となっていることから、今後の大型プロジェクトの推進と、義務的経費の増加に伴う財政運営についてただしたところ、国の指導においても、これまでの拡大再生産方針が見直され、補助金、交付税とも削減の方向となってきているので、これを受けて総合計画の見直しを進めるとともに、各種事業を推進するに当たっては、事業の貢献度を十分に調査の上執行し、あわせて各種補助金を支出する場合においても事業の効果を把握し、広く市民の理解を得るよう努力するとのことでありました。
 また、昨今の厳しい財政状況下において、限られた財源の有効活用の面から、補助事業等実施の指導と補助金の監査状況についてただしたところ、事業の承認に当たっては、過去の経緯にとらわれることなく精査することはもとより、事業執行中は十分な指導体制をとるとともに、事業報告及び補助金を監査するに当たっても、事業執行者自体の内部監査の状況を把握しながら、各種の証拠書類を検査するなど、事業の適正化に努めているとのことでありました。
 次に、市税収入額は、昨年に続いて順調に伸びている中、収納率が前年度0.6ポイント低下の96.1%にとどまり、収入未済額が前年度比23.1%増の2億円を超える状況になっていることから、収納率の向上についてただしたところ、500万円以上を滞納している大口滞納者は6件、また、200万円以上では19件と大口滞納者が増加傾向にあるとともに、全滞納額の半分以上を占めるに至っている。滞納の主な原因は、長引く経済の不安定な情勢にあるものの、税の公平負担の原則から、滞納者に対する督促はもとより、たび重なる訪問徴収の実施や、場合によっては滞納処分を行うなど納入の促進を行い、収納率の向上に努めているとのことでありました。
 なお、平成8年度の不納欠損額は、前年度比10%増の381万8,000円でありました。
 次に、赤坂霊苑が開苑されてから11年を経た現在、現施設の補修関係費と霊苑の増設計画についてただしたところ、照明設備や墓地区画表示等、長年の風雨で一部損傷した箇所は、安心して利用していただけるよう修繕を施すとともに、墓地区画は平成8年度末で、全403区画のうち355区画が売却され、あと3年ほどで売り切れる見通しとなったため、平成9年度において調査費を計上し、増設計画を進めているとのことでありました。
 次に、昨年は全国都市緑化とやまフェアが開かれた関係で、チューリップフェア期間中のチューリップ公園入場者は多かったが、オールシーズン的な利用形態として長期的に見ると、入場者に減少傾向が予想されることから、魅力あるチューリップ公園としての将来構想についてただしたとろ、オランダのキューケンホフ公園の視察研究など、これまでの国際交流の成果を生かしながら、関係する行政各部門の特徴を有効に機能させ、栽培農家の協力、専門家による大規模な花壇設計、球根の市民参加による植え込み等のさまざまな新しい取り組みを進めることにより、チューリップ公園に魅力ある特色を発揮させたいとのことでありました。
 また、チューリップ公園に隣接するチューリップ四季彩館の入場者数については、開館当初の見込みより下回ってはいるものの、文化的施設に共通して言えるように、利用者の数ばかりにとらわれていると、施設の設置目的の焦点がぼやけることにもなるので、利用者の質も大切にしながら積極的な運営に努めているとのことでありました。
 次に、全国的な米余りの状況に加え、農産物の地域間競争が激しくなっていることから、足腰の強い砺波型農業の実現についてただしたところ、平成8年度は21世紀に向けての指針として、全農家に「アグリTONAMI21創造プラン」を配布し、地域に合った農業の具体的な手法を提示したところであり、JAとタイアップしながら良質米の生産、基幹作物への取り組み、営農の組織化等を指導してきているとのことでありました。
 次に、2000年とやま国体が間近に迫っていることから、スポーツ優秀選手の育成についてただしたところ、開催全般については、砺波市準備委員会を設立し、基盤づくりをしたところであり、個々の競技力の向上については、体育協会と連携をとりながら指導者の援助を仰いでいるとのことでありました。
 次に、スクールバス利用児童に体力低下の恐れがあることから、スクールバス運行と児童の心身教育の充実についてただしたところ、スクールバスの利用以前は遠距離通学児童や山間部の児童の脚力は比較的強かったが、現在は低下しつつあるようで、加えてこれらの児童を含め、全般的に児童・生徒がほかの公共交通機関を利用する場合に、座席を譲り合う精神に欠けていることもあるので、社会生活の中からの教育を進めるといった観点から、スクールバスの運行には多様な利用形態も含めて配意していきたいとのことでありました。
 そのほか、企業誘致動向と固定資産税の推移、納税奨励金の組合補助状況及び納税の口座振替利用割合、各種公共施設管理費委託料積算根拠と経費の抑制及び借地の状況、自衛隊施工による道路工事の推進、コスモス荘の利用と周辺の環境整備、駅前広場及び市道の植栽管理、地区公民館事業と補助金交付状況、松くい虫対策、英語指導助手の待遇と関連諸経費、幼稚園の3歳児受け入れの実態などについて、質疑、意見があったところであります。
 以上、平成8年度一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算につきまして、主なる概要と審査の結果を申し上げまして、決算審査特別委員会の報告といたします。

◯議長(柴田君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(柴田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 議案第68号 平成8年度一般会計決算について、不認定の立場で意見を述べたいと存じます。
 決算の実績を見ますと、財政事情を考えずに、市民生活には不要不急なチューリップ四季彩館や美術館が建設され、砺波の顔づくり事業までも実施されています。3事業で建設事業費は45億、管理運営費は年間2億8,000万円かかることになります。
 チューリップ四季彩館やインターの出口の大型スクリーンについても、市民は大変不可解に思っています。
 一般会計の地方債残高では158億円に上り、1年間で何と21億円も増えています。歳入の分析を見ますと、地方債は人口1人当たり当市は8万円で18%も占めています。全国平均14%、類似自治体では当市の半分4万7,000円、12.8%という状況を見ますと、いかに借金の依存率が高いかということがわかります。
 平成7年度から地方債が急増しています。政府がアメリカの要求に応じ、公共投資基本計画で10年間630兆円としたことに影響されて、当市においても、4年前の単独事業費35億円であったものが48億円と13億円も増えています。富山県債発行残高6,800億円、35市町村では4,400億円、県内の自治体合計で1兆1,200億円であり、全国では150兆円と史上最悪の借金の国になっています。
 ごみの有料指定袋制の導入、ホームヘルパーの手数料の徴収、公民館の建設に地元負担の徴収など、他の自治体では考えられないことがやられています。一方では、不要不急な施設を安易に次々とつくられている一方、住民の暮らし、福祉や教育の予算を削っています。
 決算審査の意見にも「大型プロジェクト事業の実施により、起債への依存度が年々高まっている。起債残高が過大とならないよう配慮するとともに、適宜繰上償還を行うなど、将来の公債費の増加による深刻な財政硬直化を避けるよう財政運営の健全性に留意されたい」と述べざるを得ないほど事態は深刻な状況です。
 また、財政悪化が最もはっきりあらわれているのが経常収支比率と言われていますが、警戒水域とされる80%になっています。60%台であったこの比率が80%にもなって、職員給与や公債費、福祉関係費でさえ税収や地方交付税などの一般財源だけでは賄えないようになってきています。
 以上のことを指摘して、反対討論といたします。

◯議長(柴田君) 以上で、討論を終結いたします。
 これより議案第68号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第68号 決算の認定について、平成8年度富山県砺波市一般会計、平成8年度砺波市国民健康保険事業特別会計、平成8年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計、平成8年度砺波市老人保健医療事業特別会計、平成8年度砺波市赤坂霊苑特別会計、平成8年度砺波市下水道事業特別会計、平成8年度砺波市農業集落排水事業特別会計、以上7会計の各歳入歳出決算に対する委員長の報告は、認定することが妥当であるとするものであります。
 本決算を委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(柴田君) 起立多数であります。よって、議案第68号 決算の認定については委員長報告のとおり認定することに決しました。

◯議長(柴田君) 次に、日程第4 施政方針並びに議案第70号から議案第80号まで、平成9年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)外10件及び報告第12号 株式会社フラワーランドとなみ経営状況の報告についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 岡部昇栄君。
  〔市長 岡部昇栄君 登壇〕

◯市長(岡部君) 本日、ここに一般会計補正予算案をはじめ当面必要となってまいりました諸議案につきまして御審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多忙中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 初めに、市政の概要について申し上げます。
 まず、最近の経済情勢と今後の行財政運営等について申し上げます。
 我が国経済は、消費税率の引き上げ、特別減税の廃止、公共事業の削減など財政のデフレ要因により、自動車などの耐久消費財の個人消費や企業の設備投資が落ち込む一方、雇用の伸びも減少し、景気の腰折れ懸念が出てきております。
 また、こうした景気の先行き懸念や金融システムの不安感を背景に株価は大幅に下落し、株安、円安、債券安とトリプル安の様相を呈しています。
 こうした状況の中、経済企画庁は11月の月例経済報告の中で、景気を今までの回復基調から足踏み状態へと大幅に後退いたしました。そのため、政府は景気の回復力を強め、その持続性を確保し、中・長期的な安定成長につなげていくため、規制緩和、土地取引の活性化、中小企業対策などを柱とした120項目にものぼる「緊急経済対策」を発表いたしました。
 しかしながら、国、地方とも財政を取り巻く環境は、依然として極めて厳しい状況にあり、国においては平成10年から3年間を「集中改革期間」と定め、その期間は「一切の聖域なし」で歳出改革と削減を進め、公共投資の抑制など具体的な数値目標を示して歳出削減に取り組むこととしております。
 また、新年度予算編成に当たっては、公共事業についてはマイナス7%にするなど、各分野別の目標範囲内での概算要求がなされ、先般取りまとめられたところであります。
 一方、県においても、年度末には7,200億円の起債残高が見込まれるなど、従来にも増して困難な財政運営を余儀なくされている状況にあって、経常的経費については10%、投資的経費については7%削減を範囲内とする予算要求基準が示されたところであります。
 このような財政状況のもと、市においても新年度予算の編成期を迎え、歳入面では特別減税の廃止により個人市民税が順調に伸びているものの、固定資産税は税率の引き下げ等により、辛うじて平年ベースを確保している状況にあります。また、歳出面では、公債費、扶助費等の義務的経費の増嵩が見込まれ、従来にも増して厳しい財政運営を余儀なくされるものと思われます。
 このような財政状況を踏まえ、市の新年度予算の要求基準について、管理的経費においては伸び率ゼロとし、要求限度枠を設けたところであります。また、政策的、投資的経費においては、豊かで安心できる魅力ある地域社会づくりを実現するため、健全財政を基本として、第6次砺波市総合計画基本計画に基づく(仮称)南部福祉センター・デイサービスセンターの建設、総合運動公園施設整備、新栄町団地建替工事や団体施設関連の整備など、各種施策を着実に推進いたしたいと考えております。
 今後とも、行財政運営につきましては、財源の確保に努めるとともに、事務事業の合理化、財源の重点的な配分と経費の節減を図り、あらゆる施策に創意と工夫を凝らし、適切な行財政運営に努めてまいりたいと存じますので、議員各位の一層の御協力をお願い申し上げる次第であります。
 次に、主な事業の進捗状況について御報告申し上げます。
 まず、社会福祉対策について申し上げます。
 高齢者福祉対策として、(仮称)南部福祉センター・デイサービスセンター建設事業につきましては、去る19日に安全祈願祭がとり行われ、工事に着手したところであり、平成11年3月の完成、4月のオープンを目指して工事を進めてまいります。
 また、(仮称)シルバーワークプラザ建設事業につきましては、順調に工事を進めており、年内完成を目指し、来年1月にも竣工式を行う予定にいたしております。
 次に、障害者福祉対策として、公共施設のバリアフリー化事業の一環として進めております市庁舎のエレベーター設置工事につきましては、先月1日に着手し、来年1月末の完成予定で工事を進めております。
 次に、地域福祉対策につきましては、市からも支援を行い、社会福祉協議会が取り組んでおります「ふれあいのまちづくり事業」が、本年7月からスタートいたしました。この事業の柱の1つであります福祉総合相談につきましては、従来までは一般相談と法律相談による心配ごと相談事業を毎月4回実施しておりましたが、今回より、法律相談、健康介護相談、障害者相談などの専門相談と悩みごと相談などの一般相談による総合的な相談事業に取り組むことになりました。7月から10月までの相談件数は187件を数え、一月当たりの平均相談受付件数は、6月以前の約2.6倍に増加しております。
 また、住民参加による福祉事業といたしましては、「いきいきふれあいサロン事業」と称して、地域の公民館など憩いの場に高齢者に集まっていただき、健康相談を実施したり、おしゃべりや趣味など高齢者の憩いの場を提供する事業を進めており、現在、若林地区と北高木常会の2カ所において実施されております。
 また、福祉施設協働事業といたしましては、特別養護老人ホーム「やなぜ苑」の協力を得て、児童・生徒のボランティア体験講座を実施いたしました。講座には約60人の児童・生徒が参加し、高齢者の話し相手となり、一緒にレクリエーションを楽しむなど、実際にボランティア活動を体験する講座として有意義なものとなりました。今後も、数多くの児童・生徒がボランティア活動を体験できるよう、こうした講座を実施し、福祉の心の醸成や将来の福祉人材の育成に少しでも役立てたいと考えております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 病院の増改築計画につきましては、先月、基本設計業務の委託契約を締結し、現在、院内を挙げてその基本計画の素案づくりに鋭意努力をしているところであります。
 一方、本年9月の医療保険制度の改正に伴う病院外来患者数の動向につきましては、前年同月対比で9月が5.7%減、10月が1.8%減と、少なからず影響があったものと思われます。
 次に、農林関係事業について申し上げます。
 主要作物の作柄につきまして、米は前半の低温日照不足や収穫期の降雨による倒伏があったものの、作況は11月15日現在、全国では102、富山県西部では100の平年並みとなっています。
 また、大豆につきましては、覆土など栽培管理の徹底等から生育は順調で、病害虫の被害も少なく、品質、単位収量とも平年並みを確保できるものと考えております。
 一方、米の需給は4年連続の全国的な豊作や消費の減退により、先月末の在庫は350万トンを超えるものと見られており、過剰基調が一層強まり、自主流通米価格の下落に拍車をかけている状況にあります。
 国においては、米需給の均衡回復と水田経営の安定について検討を進めており、具体的な仕組みや生産調整規模、政府買入価格等については、今月末から来月にかけて提示される予定であります。
 次に、工業の振興について申し上げます。
 第4工業団地への北陸コカ・コーラボトリング(株)の立地につきましては、このたび、高岡市中田地区の立地同意をいただきました。
 今後は、建築確認申請の許可が下り次第、工場建設に着手され、平成10年秋操業開始を目指すことになります。
 次に、第9回コスモスウオッチングについて申し上げます。
 今回のコスモスウオッチングは、10月5日から12日までの8日間開催され、期間中約9万2,000人の入園がありました。懸念された交通渋滞は、一部渋滞がありましたが、全体的には駐車場の整備、交通誘導員の充実、庄川町とのタイアップ事業による帰路の誘導効果が見られ、昨年より改善いたしました。
 次に、明年の第47回チューリップフェアについて申し上げます。
 会期は、4月24日から5月5日までの12日間、「花・愛あふれるまち砺波」をメイン・テーマに開催いたします。今回の特色は、観光客に評判の高いチューリップの丘を1基増やし2基とし、園内の花壇については、一部花の入替えにより常時きれいなチューリップが観賞できるよう計画しております。その他、フェア会場へのアクセス道路沿いに観光圃場を設け、砺波のチューリップをより一層アピールいたします。
 次に、チューリップ四季彩館について申し上げます。
 今年度の入館者数は、各種企画展の開催やPR効果により、先月末現在、15万5,529人と昨年よりも増えております。今月21日からは、「サンタが街にやってきた」というテーマでクリスマス展示を開催しており、来月20日、21日の両日には、クリスマスコンサートも企画し、これからもたくさんの方々に来ていただけるよう内容の充実やPRに努めてまいります。
 次に、土木関係事業について申し上げます。
 高規格幹線道路につきましては、北陸自動車道の新潟亀田インターチェンジから新潟空港インターチェンジ間が今月13日に供用したことにより、全線の487キロメートルが開通いたしました。
 また、首都圏への重要なアクセスであります「中部縦貫自動車道」の安房トンネルにつきましては、来月6日に開通する運びであり、冬期の交通が可能となります。
 国道整備につきましては、国道156号砺波除雪拡幅事業において、荒高屋地内の用地買収を行っているところであります。
 国道359号東バイパス事業につきましては、庄下地区において現在、用地測量及び物件調査中であり、今後は用地買収を進めてまいりたいと考えております。
 市道につきましては、市道十年明鷹栖線、インター苗加線の道路改良工事を順調に進めており、JR油田駅前の市道中村石丸線については、年内に事業完了を予定しているところであります。
 次に、今年度の除雪計画について申し上げます。
 新潟地方気象台が発表した長期予報によると、この冬の気温は平年に比べやや高めで、降雪量は少な目と予想されております。市内の除雪体制は、国道156号の8.2キロメートルについては建設省、国道359号主要地方道及び一般県道の102.9キロメートルについては県において除雪を行います。市道については744路線、439キロメートルを対象に、除雪車69台を確保し、新雪10センチメートルで市道の88%の除雪を行うことにいたしております。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 組合施行土地区画整理事業につきましては、砺波駅南地区において、JR砺波駅橋上駅舎や自由通路及びコミュニティー施設の建設工事が来年2月の橋上駅舎仮開業を目指して鋭意進められており、市としては、これらにあわせて駅南口広場や市営駐車場整備工事に着手してまいります。
 また、杉木地区約52ヘクタールの区域において、新たに杉木土地区画整理組合設立準備委員会が結成されました。この地区は、市内で最大の面積であり、中心市街地北部地域の整備に向けて準備が始まるものであり、市としては、今後、現況測量に着手するとともに、組合の設立に向けて技術援助や指導を行ってまいりたいと考えております。
 次に、公営住宅事業につきましては、新栄町団地建替えの実施設計を本年中に終え、その後、住宅21戸の第1期建替工事に着手し、平成13年度までの継続事業により、住宅72戸の建設を行ってまいります。
 なお、1階部分の住宅20戸につきましては、高齢者や身体障害者の方が使用しやすいようにバリアフリー構造とし、安全性を考慮しまして、全住宅をオール電化方式にしたいと考えております。
 また、中堅所得者層のための特定公共賃貸住宅を12戸建設する予定にしております。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 工事の発注状況につきましては、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業とも発注率は90%を超え、年度内完成に向けて順調に進んでおります。
 農業集落排水事業における般若地区の処理場については、今月1日より試運転を開始し、場内外構工事についても、今年末完成に向けて順調に進んでおります。
 一方、栴檀野地区においても、一部年度内工事着工に向けて実施設計業務を進めております。
 次に、学校教育関係事業について申し上げます。
 出町文教ゾーン整備事業のうち、出町小学校の移転先用地取得につきましては、税務署等の事前協議も終わりましたので、地権者の御理解を得て、今年度内に用地取得を終えたいと考えております。
 また、2年間にわたり、庄南・鷹栖両校において進めてまいりました「心の教育推進事業」につきましては、去る15日、庄南小学校において、その成果を発表する心の教育研修発表大会が開催されました。研究発表やパネルディスカッションでは、学校、家庭、地域社会のかかわりについて話し合われ、多くの参加者に心の教育の重要性を認識いただきました。今後は、こうした心の教育をさらに進め、心豊かな思いやりのある子供たちを育てていきたいと思っております。
 次に、社会教育関係事業について申し上げます。
 増山城跡総合調査事業につきましては、国・県の補助を受け、今年度より4カ年計画で実施しておりますが、まず、専門的見地から指導いただくため、富山大学の宇野教授を座長に、有識者10名からなる調査委員会を設立し、先月中旬から地元の協力を得て、現地における試掘調査と地形測量を実施しております。
 今年度の調査結果は現在調整中でありますが、県指定の史跡範囲以外の地点にも、増山城跡の壮大な空堀をはじめとする遺構や遺物の存在が判明しており、近く現地で説明会を実施いたします。
 次に、2000年とやま国体の準備状況につきましては、事務局体制を整えるため、先月1日に国体事務局を設置し、現在、全庁的な推進会議を開催し、推進体制の強化を図っております。
 一方、実行委員会では、さきの「なみはや国体」視察報告会を開催し、参加者から砺波市における国体準備の参考となる意見をいただいたところであり、総務企画専門委員会や競技式典専門委員会においても、リハーサル国体や3年後に迫った国体開催に向けて、年次計画や基本計画などが協議されたところであります。
 今後は、宿泊衛生、輸送警備の各専門委員会において、年次計画や基本計画の競技を進めるとともに、広報や関係各種団体などを通じて、市民全体が国体運営に参加していただけるような機運の醸成を図ってまいります。
 以上、本年度の主な事業の進捗状況及び当面の課題等について、その概要を申し上げました。
 これより、本会議に提出いたしました諸議案等につきまして御説明申し上げます。
 まず、議案第70号 平成9年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ5億6,733万9,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は170億1,774万4,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものといたしましては、
 更生援護施設措置費           560万1,000円
 保育所施設整備事業費        1,777万9,000円
 市道改良事業              710万0,000円
 除雪対策費             1,978万0,000円
 下水道会計繰出金            604万1,000円
 公営住宅建設事業        4億9,880万6,000円
などであり、また、減額補正の主なものといたしましては、
 農道整備事業            1,040万0,000円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として、
 地方交付税             4,943万5,000円
 国庫支出金           2億2,077万4,000円
 県支出金                573万9,000円
 繰越金               8,506万8,000円
 諸収入                 395万2,000円
 市債              2億0,020万0,000円
などを増額しようとするものであります。
 また、継続費につきましては、新栄町団地建替工事の内容が確定いたしましたので、継続費を設定するものであります。
 このほか地方債につきましては、事業内容の変更等により、限度額を2億20万円増額するものであります。
 次に、議案第71号 平成9年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,219万6,000円を追加補正し、歳入歳出総額は19億1,675万1,000円となるところであります。
 歳出補正は、直営診療施設繰出金及び一般管理費を増額するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、国庫支出金、繰越金を増額するものであります。
 次に、議案第72号 平成9年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,950万3,000円を減額補正し、歳入歳出総額は12億9,829万7,000円となるところであります。
 歳出補正は、下水道事業費を増額し、下水道維持管理費、特定環境保全公共下水道事業費等を減額するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、国庫支出金、一般会計繰入金を増額し、諸収入、市債を減額するものであります。
 次に、議案第73号 平成9年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ660万1,000円を追加補正し、歳入歳出総額は11億2,546万円となるところであります。
 歳出補正は公債費を増額するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、諸収入を増額するものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について説明申し上げます。
 条例関係として、新たに制定するものといたしましては、砺波市シルバーワークプラザの設置に伴い、管理運営に関する必要な事項を定める条例1件であります。
 また、一部化改正するものといたしましては、砺波市職員等の旅費に関する条例の一部改正ほか2件であります。
 条例関係以外の議案といたしましては、消防の広域化に伴う砺波広域圏事務組合規約変更ほか2件であります。
 報告案件といたしましては、株式会社フラワーランドとなみの経営状況の報告1件であります。
 以上をもちまして、市政の概要と本議会に提出いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
 なお、最後になりますが、私は3期12年にわたり砺波市の発展のため全力を傾注してまいりました。おかげさまで、花と緑を中心としたイメージアップや優良企業の誘致などにより人口も着実に増え、砺波市は大きく変わったと言われるまでに発展いたしました。
 しかし、21世紀を数年後に控え、高齢化、情報化、広域化など、取り組むべき課題は山積しており、これらに対処する基盤づくりを今世紀中に進めなければならないと考えております。
 私は、これからも「若者には夢と希望を お年寄りには生きがいと安心を 子供たちには思いやりとたくましい心」が持てる砺波市を目指し、誠心誠意努力していきたいと考えておりますので、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御支援を賜りますようお願いを申し上げます。
 以上であります。

◯議長(柴田君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 次会は、明28日午前10時から開会いたします。
 本日は、これをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午前10時53分 閉議