平成7年12月定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時06分 開議

◯議長(平木君) これより、本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。
 日程第1 議案第70号から議案第85号まで、平成7年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外15件を議題といたします。
 これより、各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 南本友一君。
  〔産業建設常任委員長 南本友一君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(南本君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第70号 平成7年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外5件並びに請願1件を審査するため、去る12月18日午前10時より、市長をはじめ関係当局の出席を得て委員会を開催いたしたのであります。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたしました結果、議案については6議案とも原案のとおり可決とし、請願については継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、一般会計補正予算(第4号)所管部分につきましては、労働費では、中村多目的運動広場拡張整備と勤労者体育施設の駐車場増設として、約1万平方メートルの用地を買収や借地をして造成するものです。これにより、不整形な広場の整備とチューリップフェアの慢性的駐車場不足も緩和されることになります。
 次に、商工費のチューリッププラザ建設事業では、四季彩館の竣工記念事業としての図書の作成に要する費用と、平成8年度に行われる全国都市緑化とやまフェア対策費としては、四季彩館で実施するフラワーショーの企画製作費用及びイベント広場整備費の増額であります。
 次に、農林水産業費の林業振興費としては、県営ふるさと林道東別所市谷線の駐車場に、水道施設、照明施設、トイレの新設など、新たに追加する工事費の額の確定に伴うものです。また、農道整備事業費の中村地区市営ふるさと農道整備事業費及び砺波東地区県営ふるさと農道整備事業負担金の増額は、それぞれ工事費の額の確定に伴い、負担金などを補正するものです。
 次に、土木費では、市道高道中村線ほか3路線の道路改良事業及び市道千保東開発線歩道新設事業の工事費の額の確定による事業費の増額補正をしようとするものです。
 また、除雪対策費として、冬期間の除雪委託料として、10回程度の除雪出動費を計上するものであります。
 都市計画費につきましては、区画整理費として、組合施行の太郎丸西部地区土地区画整理事業ほか2地区に対して、工事費の額の確定に伴う地元負担金の増額補正であります。
 次に、下水道事業特別会計補正予算につきましては、歳出として、維持管理費の流域下水道維持管理負担金の追加、さらに公共下水道建設事業では、太郎丸東部地区組合施行土地区画整理事業区域内の下水道の追加工事に要する補正であります。その財源としては、下水道使用料、国庫補助金、一般会計繰入金を充てようとするものであります。
 次に、農業集落排水事業特別会計補正予算につきましては、東般若地区の農業集落排水事業において、事業が完了したことによる減額補正を行っているものの、引き続き実施している般若地区農業集落排水事業に対する国の2次補正により増額補正をするものです。また、これに見合う財源としては、国庫補助金、一般会計繰入金及び事業債を充てるものです。
 次に、水道事業会計補正予算については、歳出として、職員給与費、排水管及び給水官の補修材料購入、漏水管修理費を追加補正し、その財源としては、給水量の伸びによる給水収益と過年度分損益勘定留保資金を充てるものであります。
 次に、砺波市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の制定につきましては、農村の生活環境の改善と農業用用排水路の水質保全、あわせて公共用水域の水質保全を図ることを目的としており、今回供用が開始される東般若地区の排水処理施設の設置及び管理について必要な事項を定めるものです。
 次に、市道路線の認定及び廃止につきましては、農道整備事業により完成した6路線4,606.1メートルを市道に認定し、2路線1,877.8メートルを一時廃止するものであります。
 以上、当面必要な措置であり、了としたところであります。
 ここで、要望、意見について申し上げます。
 まず、公社営畜産基地建設事業について、行政当局と周辺地区の方々との話し合いは必ずしも順調に進んでいないように見えるが、現在の状況と今後の取り組みをただしたところ、3月以降話し合いの場がなかったが、ようやく地元の関係者の間で対策委員会が組織され、12月9日に続いて12月17日に話し合いを持ち、対策委員会から提出された11項目の質問等について説明を行った。
 当局は、環境保全委員会の設置や公害防止協定の締結を提案したが、対策委員会の主張は、あくまで公社営畜産基地建設事業の中止、もしくは養豚業者の移転を望んでおり、理解を得ることができなかった。しかし、次回の話し合いの場も予定されているので、事業の有効性を説明し、でき得る限りの一致点を早急に見出すよう、誠心誠意努力していきたいとのことでした。
 これに対して、これまでの経過を素直に反省し、今後、積極的に問題の解決に当たるよう強い要望が出されました。
 明年4月20日から実施される全国都市緑化とやまフェアは、従来のチューリップフェア以上に観光客の入り込みが期待できるが、駐車場対策とチューリップ四季彩館の準備状況をただしたところ、今回の補正予算で公園に隣接する中村多目的運動広場の拡張及び勤労者体育施設駐車場の増設計画を計上しており、これらを活用することで約1,200台の駐車が可能となり、駐車場不足も解消できるとのことでした。
 また、チューリップ四季彩館の工事進捗状況については、外構工事は最終工程の樹木の植え込みとチューリップの植え付けは終了している。また、内部については、資料館の展示計画や花の植物コーナーのチューリップ常設展示は準備が予定どおり進み、工期内に完成し、4月19日に竣工式を行う予定にしているとのことでした。
 次に、平成8年度の生産調整面積の配分方針と農家への実効確保措置をただしたところ、転作配分の方針は、従来どおり、地域間での生産調整面積の調整、とも補償の充実、国の奨励金のほかに、県や市の奨励金の充実の3段階で進めていきたい。また、実効確保措置については、新食糧法では強制はしないとしているものの、配分面積を守ることが米価に直接影響するという認識を持ち、現在、砺波市全体でとも補償に取り組む検討をとなみ野農協と行っているとのことでした。
 そのほか、ふるさと農道整備事業の今後の計画、建築確認申請件数や開発行為の申請件数、さらに野立看板の規制等について質問、意見がありました。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(平木君) 文教民生常任委員長 柴田豊明君。
  〔文教民生常任委員長 柴田豊明君 登壇〕

◯文教民生常任委員長(柴田君) 文教民生常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第70号 平成7年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外3件を審査するため、去る12月19日、午前10時より、市長をはじめ関係当局の出席を得て委員会を開催いたしたのであります。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたしました結果、付託議案は原案のとおり可決することに決したのであります。
 以下、審査の概要について申し上げます。
 まず、一般会計補正予算(第4号)所管部分につきましては、民生費では、身体障害者福祉費のうち特別障害者手当等給付費の対象人数が増えたことと、国の補助基準額の改正により増額補正するものと、精神薄弱者福祉費では、施設入所者が4名増えたことによる援護措置委託費の補正をするものであります。
 次に、教育費では、小学校費の教材備品整備に1,000万円の指定寄附があり、同額の教材備品購入等を行うものです。また、教育振興補助として、東部小学校と庄南小学校の児童が、バトミントンの全国大会に出場する参加費用を補助する増額補正であります。また、幼稚園管理運営費では、電波法施行規則の改正に伴う放送機器の整備をする補正であります。
 社会教育費の文化会館管理運営委託料では、明年の3月24日に県の芸術文化協会が主催する子供ミュージカル公演の経費を負担するための増額補正を行うものです。
 次に、国民健康保険事業特別会計補正予算につきましては、直営診療施設繰出金として、特別調整交付金を一たん国保会計で受け入れたものを砺波総合病院へ繰り出すものと、給与改定に伴う職員の退職手当組合等負担金の増額補正であります。財源としては、それぞれ前年度繰越金と特別調整交付金を充てるものです。
 次に、太田診療所特別会計補正予算につきましては、人事院勧告に基づく給与費の増額であり、これに見合う財源としては、前年度繰越金などで措置しようとするものであります。
 次に、病院事業会計補正予算につきましては、収益収支では人事院勧告に基づく給与改定を行った一方、育児休業や途中退職などによる人件費を減額し、さらに上半期の入院や手術件数が少なかったことによる診療材料費等の減額と、事務的経費の節減による減額補正を行うものであります。また、資本的収支の支出においては、有形固定資産購入費の器械備品購入費として、本年度購入を予定していた給食管理電算機器の機種の変更に伴うものと、病理検査画像システム機器の購入時期延期による減額補正をするものであります。なお、病理検査画像システム機器の購入時期に伴う予算額は、債務負担行為として別途計上したものであります。
 以上、いずれも当面必要な措置として了としたところであります。
 ここで、審査の過程での意見、要望について申し上げます。
 まず、明年4月20日から実施される全国都市緑化とやまフェア期間中の美術館建設工事の状況をただしたところ、期間中の4月20日から5月6日までは工事を中止し、フェアを盛り上げるイベントに参加したいと考えている。工事中の敷地を白い布で囲み、建設中の建物を足場ネットで覆い、中学校の美術に登場する有名画家の名前をクロスワードの大きな垂幕にしてつり下げ、観光客に回答してもらう楽しいイベントを企画している。
 あわせて、明年の秋に実施される国民文化祭の開催事業計画をただしたところ、県が主体の企画は、となみ野一円の民家や文化財を散策しながら、となみ野文化を探究するものと、市が主体となって実施するイベントは、9月29日に、滋賀県長浜、石川県小松そして出町の子供歌舞伎競演会を計画しているとのことでした。
 次に、平成8年度の保育所の入所希望者数の把握と、定員を上回る希望者に対する対策についてただしたところ、最も近い段階の調査では、庄下保育所が定員110名のところ113名、東部保育所が定員100名のところ119名、油田保育所が定員180名のところ176名の入所申請がなされている。既に定員以上の申し込み者があり、今後3月末まで、さらに多くの申込みがあると予想される。その対策としては、比較的申込みの少ない保育所とのやり繰りを行い、総定員数610名の枠におさまるよう調整しているが、総定員数も上回っているため、申し込みの多い東部保育所、庄下保育所の定数改正が必要と思える。現在、施設の状況、職員の配置状況を的確にとらえながら、対策を県と協議中であるとのことでした。
 また、保育所の児童が増加している反面、幼稚園を利用する園児が減る実情から、幼稚園施設を活用した複合教育の可能性の意見、質問が出されました。
 次に、総合病院の将来構想に伴う職員の採用計画と財政計画についてただしたところ、このたびの将来構想は、病床数を現在の486床から686床に増床する増改築工事である。この686床に必要な職員数については、今後、計画の具体化に当たって段階的に増員を図っていきたい。また、財政計画の見通しについては、不良債権が生じない計画づくりをするとのことでした。
 そのほか、養豚業者からの汚水、悪臭等の環境汚染の状況や、砺波市美術館の美術品購入計画と企画展示内容等の質問、意見が出されました。
 以上、審査結果とその概要の一端を申し上げ、文教民生常任委員会の御報告といたします。

◯議長(平木君) 総務常任委員長 吉澤邦麿君。
  〔総務常任委員長 吉澤邦麿君 登壇〕

◯総務常任委員長(吉澤君) 総務常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第70号 平成7年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外7件並びに請願2件を審査するため、去る12月20日午前10時より、市長をはじめ関係当局の出席を得て委員会を開催いたしたのであります。
 まず、当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたしました結果、議案については、8議案とも原案のとおり可決とし、請願については採択とすることに決したのであります。
 以下、審査の概要について申し上げます。
 まず、一般会計補正予算(第4号)につきましては、追加補正額10億4,569万6,000円の補正が行われ、この結果、予算総額は169億5,320万4,000円となったものであります。
 この補正財源の主なものは、市税2億円、地方交付税3億1,036万1,000円、国庫支出金5,033万3,000円、寄附金1,000万円、繰越金4,674万4,000円、市債4億2,050万円などで措置されております。
 また、所管部分の歳出につきましては、総務費では、職員給与費、共済費及び退職手当組合負担金が、人事院勧告に基づく給与改定により増額することと、セーナー園の全面改築工事に伴う各種団体負担金等の増額補正であります。また、県議会議員選挙費の第13回富山県議会選挙が無投票となったことにより、経費を精査し、減額補正をしたものであります。
 次に、議案第77号 砺波市長の資産等の公開に関する条例の制定については、政治倫理の確立のための国会議員の資産等の公開等に関する法律に基づき、市長の資産公開に関する条例を制定するものです。
 次に、議案第79号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正につきましては、人事院勧告に基づき国家公務員の給与改定が行われたので、当市の職員の給与についても、国や県の措置に準じて改正がなされたものであります。
 今回の改定内容は、給料表の0.9%の引き上げと、扶養手当及び医師の初任給調整手当並びに宿日直手当等の改正がなされたものであります。
 次に、議案第80号 砺波市税条例の一部改正につきましては、軽自動車税に係る改正と、平成8年度以降の年度分の固定資産税率を現行の1.55から1.53%に軽減する改正がなされたものであります。
 次に、議案第81号 新産業都市の区域の指定に伴う市税の特別措置に関する条例及び工業再配置促進法に基づく移転工場に対する市税の特別措置に関する条例の一部改正につきましては、砺波市税条例の一部改正による固定資産税率の引き下げに伴い、所要の改正を行うものであります。
 次に、議案第83号 富山県市町村会館管理組合規約の変更について、議案第84号 富山県市町村職員退職手当組合規約の変更について、議案第85号 富山県市町村消防補償組合規約の変更についての3議案については、富山県市町村会館の新築移転に伴って、所在地を変更することとなったため、関係規約の変更を行うものであります。
 ここで、審査の過程での意見、要望について申し上げます。
 まず、今回の固定資産税率の引き下げで、税率を1.53%と改定されるが、地方税法で定められている固定資産標準税率1.4%にまで引き下げる年次計画についてただしたところ、現在の税収ペースで算出すると、税率を0.01%引き下げると、約1,600万円強の減収が予想されることから、財政需要等を勘案しながら、計画的かつ段階的に引き下げを実施していきたいとのことでした。
 次に、単年度の決算見通しが立った時点で、想定される次年度への剰余金の使途について、これからは、補助事業財源への充当優先の考え方から、住民にとって必要かつ身近な単独事業にも目を向け、その年度内にも速やかに配分する予算措置の考え方を重視すべきではないかとただしたところ、補助事業を基本としつつ、これまでも優先度を判断して、効果的な単独事業に充当している。また、決算見通しも、次年度近くにならないと判断しにくい面があり、年度内での補正措置の時期設定が難しいところがあるが、考え方は十分理解できるので、今後ともなるべく早く財政状況を見極めながら、きめ細かな地域への事業対応を図っていきたいとのことでありました。
 次に、地方分権への取り組みについてただしたところ、11月29日に、助役を委員長とした課長レベルの第1回砺波市地方分権検討委員会を開催した。その中で、県からの参考資料などにとらわれることなく、みずからの日常の業務の執行に必要となる許認可事項などを調査し、住民サービスの向上を目的に、砺波型地方分権の確立を目指し、今後、積極的に地方分権の諸問題に取り組んでいきたいとのことでありました。
 そのほか、低金利時代の資金の運用状況、職員間の連絡調整機能の徹底などについて、意見、要望があったところであります。
 以上、審査結果とその概要の一端を申し上げ、総務常任委員会の御報告といたします。

◯議長(平木君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 質疑なしと認めます。
 これより、討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 9番 西尾英宣君。
  〔9番 西尾英宣君 登壇〕

◯9番(西尾君) 私は、今議会に提案されました議案の中で、第70号 一般会計補正予算(第4号)のうち、2件について反対と若干の要望をいたします。
 全国都市緑化とやまフェア対策費450万円は、大テントの整備に必要であるとのことですが、市費から支出すべきなのか疑問があります。当然に、事業主体者が負担するものであります。
 第2に、勤労者福祉対策費1億8,451万5,000円につきましても、緑化フェアの駐車場にする提案です。勤労者グラウンドの整備は理解できますが、駐車場のみに借地で駐車場にすることには疑問があります。出町市街地には、砺波プラザの駐車場、市役所の駐車場、総合運動公園の駐車場など、今ある施設を活用すれば対応できるのであります。
 市民の切実な願いが山積しています。特別養護老人ホーム待機者42名、東部小学校の体育館が狭いこと、保育園の定数不足、下水道の取り組みなど、福祉や教育、環境整備を優先すべきと思います。
 緑化フェアなど、一過性のイベントの経費を極力抑えて、日常の市民生活に市政の温かい目を向けていくことが今必要であります。
 なお、スポーツ少年団の全国小学生バトミントン大会参加補助金37万8,000円を計上しています。7割補助でありますが、父兄負担のないようにされることを要望いたします。
 また、大辻の畜産基地につきましては、地域住民の十分な合意を得てから行われることを切に願うものです。
 以上で、私の反対討論を終わります。

◯議長(平木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、議案第70号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第70号 平成7年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)に対する委員長の報告は原案可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(平木君) 起立多数であります。よって、議案第70号は原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第71号から議案第85号まで、以上10議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第71号 平成7年度砺波市国民保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第72号 平成7年度砺波市国民健康保険太田診療所特別会計補正予算(第1号)、議案第73号 平成7年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第74号 平成7年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第75号 平成7年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第76号 平成7年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第77号 砺波市長の資産などの公開に関する条例の制定について、議案第78号 砺波市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の制定について、議案第79号 砺波市職員の給料に関する条例の一部改正について、議案第80号 砺波市税条例の一部改正について、議案第81号新産業都市の区域の指定に伴う市税の特別措置に関する条例及び工業再配置促進法に基づく移転工場に対する市税の特別措置に関する条例の一部改正について、議案第82号 市道路線の認定及び廃止について、議案第83号 富山県市町村会館管理組合規定の変更について、議案第84号 富山県市町村職員退職手当組合規約の変更について、議案第85号 富山県市町村消防補償組合規約の変更について、以上15議案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長報告のとおり、決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(平木君) 起立全員であります。よって、議案第71号から議案第85号までの15議案は原案のとおり可決されました。

◯議長(平木君) 次に、日程第2 食料・農業・農村基本法の制定に関する請願外2件を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査結果報告書のとおりであります。
 これより、食料・農業・農村基本法の制定に関する請願を採決いたします。
 お諮りいたします。食料・農業・農村基本法の制定に関する請願に対する委員長の報告は、継続審査であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(平木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり継続審査とすることに決しました。
 次に、地域防災計画に原子力災害を盛り込むことを求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。地域防災計画に原子力災害を盛り込むことを求める請願に対する委員長の報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(平木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり、不採択とすることに決しました。
 次に、日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書の提出を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書の提出を求める請願に対する委員長の報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(平木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。

◯議長(平木君) 次に、日程第3 議案第86号 固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 岡部昇栄君。
  〔市長 岡部昇栄君 登壇〕

◯市長(岡部君) ただいま追加提案いたしました議案第86号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、現砺波市固定資産評価審査委員会委員、高島芳雄氏が本日をもって任期満了となりますので、後任の砺波市固定資産評価審査委員会委員として水木保男氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ御審議いただき、御同意を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(平木君) お諮りいたします。本案については、事情十分に御承知のことと存じますので、この際直ちに採決いたします。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、本案は、この際直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第86号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第86号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、水木保男君を選任することに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、議案第86号 固定資産評価審査委員会委員の選任については、水木保男君を選任することに決しました。

◯議長(平木君) 次に、日程第4 庄川左岸水害予防市町村組合議会議員の一般選挙を行います。
 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。
 お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、指名の方法は議長において指名することに決しました。
 庄川左岸水害予防市町村組合議会議員に、
 小 西 利 平 君
 江 畑 清 助 君
 高 畑 吉 弘 君
 安 念 喜代志 君
を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました小西利平君、江畑清助君、高畑吉弘君、安念喜代志君を、庄川左岸水害予防市町村組合議会議員の当選人に定めることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました小西利平君、江畑清助君、高畑吉弘君、安念喜代志君が、庄川左岸水害予防市町村組合議会議員に当選されました。

◯議長(平木君) 次に、日程第5 議員提出議案第6号 青少年健全育成都市宣言の制定についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 11番 柴田豊明君。
  〔11番 柴田豊明君 登壇〕

◯11番(柴田君) 議員提出議案第6号について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 少子社会を迎えている今日、次代を担う青少年が広い視野を持ち、心豊かにたくましく成長することは、市民すべての願いであります。しかし、ここ数年来、青少年を取り巻く社会環境は、社会風俗現象を反映して、性を売り物とする有害性の高いポルノ雑誌やアダルトビデオ、さらに女子の非行を助長するテレホンクラブ・ツーショットダイヤルなどの営業は、好奇心あふれる青少年が短絡的に性非行に陥りやすく、極めて憂慮すべき状況にあります。
 また、現在の豊かで安定した社会を享受している反面、家庭における教育機能や地域社会の非行防止機能の低下、モラルの希薄化、人と人とのコミュニケーションの欠如など、多くの問題が青少年の周りで指摘されています。
 無限の可能性に富み、まだ成長途上にある青少年の健全な育成を図るために、社会全体として総合的な対策が必要であります。青少年の非行防止については、関係機関や関係団体が緊密な連絡を行いながら総力を挙げて取り組んでいますが、さらに、砺波市は市民が一丸となって、砺波市民憲章のまちづくりの目標実現のため、日常取り組む行動の指針として、ここに「青少年健全育成都市宣言」を提案した次第であります。
 各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全員一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。
 なお、案文を朗読いたします。
            青少年健全育成都市宣言(案)
 21世紀を担う青少年の健やかな成長は、市民すべての願いであります。しかし、社会における少子化現象の進行、学校の教育課程の改革、家庭内の教育機能の低下、さらに地域社会の連帯感の希薄化など、青少年を取り巻く環境は大きく変化しており、地域社会として新しい秩序構築への勇気ある実践が求められています。
 花と緑に彩られたうるわし砺波に育まれる青少年が、地域の中で温かく見守られ、非行などに陥ることなく、生き生きと自己実現ができる確かな社会を築くことは、我々市民に課せられた大きな使命であります。
 家庭、学校、関係機関並びに関係団体及び地域社会が一体となって環境を浄化し、未来をひらく個性豊かな青少年の育成を目指すため、ここに、「青少年健全育成都市」を宣言いたします。
 平成7年12月22日
                              砺波市議会
 以上であります。

◯議長(平木君) お諮りいたします。本案は、この際直ちに採決したいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、この際直ちに採決することに決しました。
 これより、議員提出議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第6号 青少年健全育成都市宣言の制定については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(平木君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決されました。

◯議長(平木君) 以上をもって、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。
 これをもちまして、平成7年12月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長より挨拶がございます。
  〔市長 岡部昇栄君 登壇〕

◯市長(岡部君) 去る12日より、11日間にわたりまして、議会の皆様方には大変お忙しい中を御出席賜りまして、提案いたしました議案等につきましては、それぞれすべて原案どおり可決もしくは同意を賜りまして、まことにありがとうございました。厚く御礼を申し上げる次第でございます。
 特に今年は、正月以来いまわしい事件等がたくさんあった年でございまして、あまりいい年ではなかったのではないかと思っておる次第でございます。
 明年は、ぜひ明るい年を迎えたいものだと思っておるわけでございますが、幸いに都市緑化フェア等、明るい事業もあるわけでございまして、市民の皆さんとともに明るい年を迎え、市の発展を期していきたいと思っております。
 特に、ただいま御決議賜りました青少年健全育成都市宣言は、本当に時宜を得たすばらしい宣言ではないかと思っておりまして、最近、こうしたいじめとかあるいは登校拒否とか、いろんないまわしい事件が発生をいたしておりますが、これはやはり、戦後教育の半面はよくなりましたけれども、半面がおろそかになっておったのではないか。そしてまた日本も、経済的に非常に繁栄いたしたわけでございますが、こうした繁栄した国民は、どうかすると惰弱になりまして、それがもとで国が折れるということは、世界の歴史が証明いたしております。
 かつて、アメリカのケネディ大統領が「アメリカは今を楽しみ将来を苦しむのか、あるいはまた今を苦しみ将来を楽しむのか、どちらを選定すべきか」と言ったことを思い出すのでありますが、日本はまさに今を楽しみ、将来に苦しみを残しているのではないかという感じをいたす次第でございまして、こうした教育のもとをただすということは、たいへん今は大事なことではないかと思うところでございまして、我々も教育委員会とともに、皆さんの御指示に沿うように健全な青少年の育成に努力をいたしていきたいと思う次第でございます。
 厚く御礼を申し上げまして、御挨拶にかえさせていただきます。

◯議長(平木君) これをもって散会いたします。
 皆さん、苦労さまでございました。

 午後 2時58分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

  平成7年12月22日

       議  長    平 木 弥 吉

       署名議員    石 田 隆 紀

       署名議員    藤 井 外志男

       署名議員    高 田 隼 水