平成27年9月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(村岡修一君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより平成27年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく公益法人等の経営状況説明書について、砺波市土地開発公社、公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団、公益財団法人砺波市農業公社、公益財団法人砺波市体育協会より、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名
○議長(村岡修一君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
 20番 山 森 文 夫 君
  1番 山 本 篤 史 君
  2番 桜 野 孝 也 君
を指名いたします。

                  日程第2
               会期の決定について
○議長(村岡修一君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月18日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村岡修一君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から9月18日までの17日間と決定いたしました。

                  日程第3
       施政方針、並びに議案第44号から議案第56号まで、
            及び認定第1号から認定第8号まで
○議長(村岡修一君) 次に、日程第3 施政方針、並びに議案第44号から議案第56号まで、平成27年度砺波市一般会計補正予算(第2号)外12件について、認定第1号から認定第8号まで、平成26年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件についてを議題といたします。

           (施政方針表明並びに提案理由の説明)
○議長(村岡修一君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。
 平成27年9月砺波市議会定例会の開催に当たり、提出いたしました平成27年度一般会計補正予算案を初めとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位を初め、市民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。
 まず、平成28年度予算の編成に係る国の動向等について申し上げます。
 政府は去る7月24日に、平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針についてを閣議了解いたしました。
 方針では、平成28年度予算は、基本方針2015で示された経済・財政再生計画の初年度の予算であり、手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組むとともに、地方交付税交付金等については、経済・財政再生計画との整合性に留意しつつ要求することとしております。
 また、経済財政運営と改革の基本指針2015における、平成28年度予算編成に向けた基本的な考え方の中では、地方財政については、国庫支出金等を見直すとともに、地方創生予算への重点化を行うことにより、新型交付金を創設、活用し、地方創生の深化を図るとともに、地方交付税制度において、頑張る地方自治体を支援する算定を強化、推進するとしております。
 ただ、一方で、新型交付金については、内閣府の概算要求では、1,080億円と当初の想定より少額となっていることや、交付税措置についても、具体的な算定について不透明な点もあることなどから、本市におきましては、引き続き国の動向及び地方財政への影響等を見極めながら、「もうひとつ上の“となみ”」づくりを目指し、今後、平成28年度予算編成方針を策定してまいりたいと考えております。
 次に、提出しております平成26年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算の概要について申し上げます。
 初めに、平成26年度一般会計決算につきましては、歳入総額243億7,245万8,000円、歳出総額225億218万7,000円で、形式収支は18億7,027万1,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源2億7,795万2,000円を除いた実質収支では、15億9,231万9,000円の黒字決算となりました。
 次に、特別会計では、国民健康保険事業特別会計が1億2,479万8,000円、後期高齢者医療事業特別会計が394万4,000円、霊苑事業特別会計が462円、下水道事業特別会計が8,510万9,000円のそれぞれ黒字決算となったところであります。
 また、企業会計では、損益計算において水道事業会計は1億9,781万8,000円の黒字決算となりましたが、工業用水道事業会計においては495万6,000円、病院事業会計においては4億2,728万8,000円のそれぞれ純損失を計上したところであります。
 なお、病院事業会計における4億円余りの純損失につきましては、新会計制度への移行に伴う特別損失の計上や、消費税率の引き上げによる影響が大きな要因になったものであります。
 次に、主な事業の進捗状況について申し上げます。
 まず、砺波市総合計画及び総合戦略について申し上げます。
 本市総合計画及び総合戦略の策定に当たり、その基礎資料とするため、市民アンケートを実施したところであり、引き続き、総合計画審議会や“となみ創生”まちづくり委員会などにより、各界各層の皆さんの御意見や御提案をいただきながら、計画策定を進めてまいります。
 次に、防災対策につきましては、去る8月23日に、出町中学校グラウンド周辺及び砺波総合病院を主会場として、出町地区の皆さんを初め、防災関係機関や医療機関など約1,500人の参加をいただき、本市総合防災訓練を実施いたしました。
 今年度の新たな取り組みとして、砺波救急医療・消防連絡協議会による災害拠点病院訓練の実施や、Wi―Fiを活用した放送型映像配信による避難情報を伝達する実証実験を行い、防災関係機関及び医療機関との連携体制の強化を図ったところであります。
 本市といたしましては、今後とも、より実践的な訓練の実施により、自主防災組織を初めとした地域防災力の向上と住民の防災意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。
 次に、陸上自衛隊富山駐屯地の拡張事業について申し上げます。
 本市ではこれまで、近年多発しております大規模な災害に対応するため、大型ヘリコプターの離発着が可能となるよう、陸上自衛隊富山駐屯地の拡張整備につきまして、市議会や県等と連携しながら、防衛省に要望活動を行ってまいりました。このたび、富山駐屯地の拡張に伴う施設の基本検討や用地取得に伴う事業費が、防衛省の平成28年度概算要求に盛り込まれたとのことであり、引き続き情報の収集や、地域の皆さんとも情報の共有化を図りながら、駐屯地拡張事業の早期実現に努めてまいりたいと考えております。
 次に、空き家対策事業について申し上げます。
 まず、空き家利活用につきましては、空き家利活用、移住・定住事業の推進を図るため、総務省プログラムを利用した地域おこし協力隊員1名を昨日9月1日に嘱託したところであり、空き家情報バンクの管理運営や利活用可能な物件の掘り起こし、移住・定住施策の提案など、積極的な活動を期待しております。
 また、空き家利活用事業につきましては、第2のふるさと発見事業を活用し、去る8月17日から20日まで、全国から50名余りの学生や指導教員の皆さんが定住体験施設佐々木邸などに宿泊し、日本方言研究会の「サマーセミナー はじめての方言調査」が開催され、砺波地方の方言調査とともに、砺波暮らしの体験を全国に発信していただいたところであります。
 次に、本市独自の方式である砺波型老朽危険空き家除却事業につきましては、その第1号となる危険空き家の解体が、般若地区の皆さんの御尽力のもと6月末に完了し、その跡地が地域で有効活用されたところであります。また、本事業の第2号となる鷹栖地内の危険空き家の解体費用につきまして、本定例会に補正予算を提出したところであり、引き続き地域の居住環境の向上に努めてまいります。
 次に、国内姉妹都市交流事業につきましては、北海道むかわ町との姉妹都市締結20周年並びにむかわ町合併10周年を記念して、去る8月5日から8月8日までむかわ町において、砺波市・むかわ町高校野球交流事業を実施いたしました。
 私も現地で応援をしてまいりましたが、砺波高校及び砺波工業高校の球児と鵡川高校を初めとする北海道の3校の球児との交流試合や交流会を通じて、技術レベルの向上と生徒間の友好を深めるとともに、両市町の一層の交流が図られたものと考えております。
 次に、結婚支援事業につきましては、昨年度に引き続き、国の地域少子化対策強化交付金を活用し、婚活、恋愛の相談に応じる縁結び相談会の実施や、若い方を対象に、早い時期から結婚について考えてもらうための婚育セミナーなどを継続して開催しております。なお、このたび、縁結び相談会に来られた方が婚約されるなど、その成果が徐々にあらわれ始めており、引き続き結婚支援に向けた事業に積極的に取り組んでまいります。
 次に、地域福祉について申し上げます。
 本年度策定する第2次砺波市地域福祉計画及び第2次砺波市障がい者福祉計画につきましては、これまで市民アンケートや地区懇談会を通じて、市民の皆さんから直接御意見をいただいたところであり、引き続きこれらの御意見を十分に踏まえながら、学識経験者や関係機関、市民等で構成する策定委員会において、計画策定を進めてまいります。
 また、2年目となります臨時福祉給付金支給事業につきましては、去る8月27日から申請受け付けを開始したところであり、本年11月末までを申請期間とし、円滑な支給に努めてまいります。
 次に、避難行動要支援者の支援体制の充実を図ることを目的に実施する、ほっとなみ“地域の力でささえ愛”事業につきましては、新たに、避難行動要支援者登録の対象者2,159名に対し、本年7月に制度周知のチラシと登録申請書を郵送し、登録を呼びかけたところであり、10月以降に実施する全地区への避難行動要支援者登録情報の提供に向けて、要支援者名簿及び地図情報システムの整備を進めてまいります。
 また、仮称でありますが、庄川健康福祉施設等整備事業につきましては、基本・実施設計業務の指名型プロポーザル審査を実施し、去る8月28日に設計業者を決定したところであり、今後は、庄川清流温泉や周辺の軽スポーツ施設など、庄川地域の特性を生かした、市民の皆さんが利用しやすい施設の建設に向け、準備を進めてまいります。
 次に、病院事業につきましては、超高齢社会への対応を目指した地域包括ケアシステムの確立に向け、現在の病院完結型から地域完結型医療への転換を図るため、地域の開業医等との連携のさらなる強化を目指し、市民の皆さんにかかりつけ医を持っていただくための取り組みの一環として、現在、連携医療機関紹介リーフレットを作成中であり、今後、病院正面に配置し、来院される患者さんを初め、市民の皆さんに情報提供してまいります。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 来る9月21日から30日まで、秋の全国交通安全運動が実施されます。市内においては、事故件数及び人身事故件数は、前年同期と比べ減少しているものの、残念ながら本年6月30日以降、2件の交通死亡事故が発生し、既に昨年の年間発生件数を1件上回っていることから、今後とも関係機関とのさらなる連携を深め、より一層の交通安全活動を推進してまいります。
 次に、地域公共交通につきましては、昨年10月に改定した市営バスの定期ダイヤの次期改定も見据え、高齢化や家族構成の変化等を踏まえた将来の地域公共交通のあり方について研究するため、学識経験者を初め、県、関係団体及び庁内の関係職員による、新たな公共交通を考える研究会を設置し、去る8月20日に第1回会議を開催したところであり、一層の公共交通の利便性向上等に向け、検討してまいります。
 また、JR城端線の利用活性化につきましては、去る7月31日に、沿線4市とJR西日本が合同で、城端線・氷見線観光列車の名称、ダイヤについて発表いたしました。本市といたしましても、この観光列車を活用し、市の魅力を広くPRするため、観光ガイドによる解説のほか、地域の食材や地酒の提供など、さまざまなおもてなしを検討、提案しております。
 また、城端線砺波市利用促進実行委員会(通称:城端線もりあげ隊)では、JR氷見線応援委員会との共催で開催中のフォトコンテストにおいて、観光列車特別賞を設けられるなど、一層の利用促進に貢献いただいております。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 農商工連携の推進につきましては、去る7月10日に砺波市農商工連携推進協議会総会を開催し、チューリップの花びらやふく福柿などの地域資源を使用した新商品開発の状況について協議したほか、海外でのビジネスチャンスに関する研修が行われたところであり、今後も、本協議会の活動を通じて、新商品や新サービスの開発、市内外への販路開拓や情報発信など、引き続き農商工連携による地域経済活性化に取り組んでまいります。
 また、来る9月12日、13日の両日には、となみ産業フェア・パワー博2015が3年ぶりに開催されます。市内産業が一堂に会するほか、県内外企業からの出展もあることから、本展を通じ、ビジネスマッチングや企業間交流がより一層図られることを期待しております。
 次に、観光関係について申し上げます。
 真夏の恒例行事となりました庄川水まつりが、去る8月1日、2日の両日に庄川水記念公園において開催され、本年も約3万人の来場者で大いににぎわったところであります。
 また、去る7月31日から8月31日までチューリップ四季彩館で開催された夏季特別企画展「名探偵コナンワールド」につきましては、2015となみカンナフェスティバルや、8月22日に開催された2015夏まつりinチューリップ公園のほか、本年度より実施している孫とおでかけ支援事業との相乗効果もあり、市内外から多くの皆さんに御来場いただき、大盛況のうちに終了いたしました。
 今後とも、周辺施設とのさらなる連携を図りながら、チューリップ公園の通年利用の促進に努めてまいります。
 このほか、北陸新幹線の開業効果を生かし、10月から12月までの3カ月間、北陸3県とJR並びに観光事業者等が共同で実施する北陸ディスティネーションキャンペーンが開催され、本市にも多くの観光客の来訪が期待されることから、改めて、本市らしい観光客へのおもてなしと観光サービスの充実を図ってまいります。
 なお、この期間中となる10月3日から18日までの16日間、となみ夢の平スキー場で2015となみ夢の平コスモスウォッチングが開催される予定であり、日曜、祝日にはJR砺波駅からの無料シャトルバスを運行するなど、JR利用者の誘客も積極的に図ってまいります。
 次に、農業振興及び農地林務関係について申し上げます。
 まず、水稲につきましては、夏場の天候に恵まれたことから、現段階の作柄はやや良と見込まれておりますが、平年より生育が早目に推移していることから、生産者に対して適期刈り取りを行い、収量の確保と品質向上に努めるよう、関係機関とともに指導を行っております。
 また、チューリップ球根につきましては、このほど国のロボット技術開発実証事業を活用して開発したネット栽培専用機械が完成し、今月末に納品される予定となっており、今秋の植え込み作業から、圃場での実証試験が行われる見込みであります。
 このほか、タマネギにつきましては、春先の天候不順により収量の減少が心配されたものの、生産者の徹底した栽培管理により、10アール当たり平均4.5トンと十分な収量が見込まれており、また、となみブランドとして市場での評価も高く、タマネギ主産地の一つとして徐々に定着してきたことは、関係者や各生産者の努力のたまものであり、深く敬意を表したいと存じます。
 次に、鳥獣被害防止対策につきましては、去る7月に静岡県において発生した電気柵での感電事故を受け、直ちに県砺波農林振興センターやとなみ野農業協同組合等との合同で点検パトロールを実施し、電気柵の設置に問題がないことを確認いたしました。さらに、設置集落等に対して安全確保を徹底するよう通知を行うとともに、設置講習会等を開催するなど、安全対策に万全を期しております。
 次に、多面的機能支払交付金につきましては、行政出前講座等を活用した事業説明により、本年度から新たに9組織で取り組みが始まり、合わせて87組織、市内農振農用地の約74%において活動が実施されております。これは、県内でも高い取り組み率であるだけでなく、本市の活動組織が、県農村振興・環境保全優良活動コンクールにおいて9年連続で県知事賞を受賞するなど、その活動の内容においても高く評価されているところであり、今後とも、農業、農村の多面的機能が適切に発揮されるよう、継続的に取り組みを支援してまいります。
 次に、土木及び都市計画事業について申し上げます。
 一般国道359号砺波東バイパスにつきましては、頼成排水路移設工事や埋蔵文化財調査が順調に進められており、今後、仮称でありますが、いかるぎの大橋の下部工等の工事も着手されることから、引き続き、工事進捗に向けた取り組みを支援してまいります。
 また、平成22年から庄川河川敷公園で整備を進めてまいりましたパークゴルフ場の整備が完了し、去る8月8日に竣工式を行いました。このパークゴルフ場は、日本パークゴルフ協会の公認コース認定を受け、公式大会の開催も可能なほか、庄川温泉郷にも隣接していることから、今後は、多くの皆さんに御利用いただき、健康の維持増進と地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。
 次に、砺波駅前広場イメージアップ事業につきましては、去る7月に街路事業の認可を受けたことから、速やかに測量業務を発注したところであります。
 また、市営住宅につきましては、老朽化している東矢木団地において住みかえを完了した6棟10戸分につきまして、現在、解体工事中であり、引き続き既存団地の空き室を活用するなど、残る入居者の住みかえを進めてまいります。
 次に、下水道事業につきましては、砺波市下水道事業計画に基づき、既に着手した種田地内に続き、林並びに高波地内におきましても、順次、枝線管渠工事に着手しており、県道北高木新富町線におきましては、県施行の高岡砺波幹線工事と並行し、枝線管渠工事を進めております。
 次に、教育関係について申し上げます。
 去る7月28日に開催いたしました2015となみイングリッシュ・サマー・キャンプにつきましては、市内4中学校から20名の参加があり、外国語指導助手、ALTや英語教諭の協力を得て、さまざまな活動を英会話で行うことで、英語力の向上や外国への興味、関心を高めることができたものと考えております。
 次に、新砺波図書館整備事業につきましては、先の6月定例会で申し上げたとおり、現在の砺波体育センター敷地を建設場所として整備することとしており、新砺波図書館整備計画策定委員会において、新砺波図書館建設の基本方針となる整備計画の策定作業を進めております。
 なお、現在、整備計画案に関するパブリックコメントを実施しており、広く市民の皆さんの御意見をいただきながら、学びの拠点や交流の場となる新図書館の計画づくりに努めてまいります。
 また、砺波図書館においても、市民との協働で運営する図書館づくりを目指して実施している図書館サポーター養成講座をこれまで2回開催したところであり、次回の講座では、図書館における協働の先進事例を紹介しながら、新たな図書館サポーターを育成するなど、ソフト面でも、新砺波図書館開館に向けた取り組みを進めてまいります。
 次に、子ども・子育て支援関係につきましては、10月末までの申請期間となっております子育て世帯臨時特例給付金について、8月末時点で対象と思われる世帯の約97%から申請があったところであり、本年10月26日より順次支給していくこととしております。
 次に、学校等の施設整備について申し上げます。
 まず、庄川小学校耐震改修事業につきましては、特別教室棟の補強改修工事及びランチルーム新築工事を11月末の完成に向けて進めているところでありますが、補修箇所などの増加や、労務資材単価の上昇等に伴う工事費の増額が必要と判断されたことから、本定例会において、予算の追加補正及び工事請負変更契約の締結を提出したところであります。
 また、非構造部材の耐震化事業につきましては、砺波東部小学校体育館つり天井改修工事を初め、他の小学校においても、夏休み期間を中心に実施したところであります。なお、残る中学校の体育館照明改修工事につきましては、本年11月の工事着手に向けて準備を進めております。
 次に、放課後児童クラブにつきましては、本年8月より出町小学校区放課後児童教室建設工事に着手したところであり、来年1月の完成に向け、順調に工事を進めております。
 次に、保育所の耐震化のうち、東山見保育所につきましては、先日、県の耐震診断評定委員会の評定を受けたところであり、評定結果に従い、来年度の耐震工事に向け、準備を進めてまいります。また、鷹栖保育所につきましては、耐震化診断の結果、施設のほぼ全面的な改築が必要となったことから、日々の保育環境に大きな影響を及ぼすことが想定されます。そのため、今後の改修計画につきましては、現在、平成29年4月開設に向けて取り組んでおります出町及び南部地区の認定こども園や、民営化する油田保育所への入園状況を踏まえた上で、適切に対応してまいりたいと考えております。
 次に、油田保育所の民営化につきましては、保護者や油田自治振興会など関係の皆さんに対する説明を終え、現在、砺波市土地開発公社による用地取得及び造成工事に向けた準備を進めております。
 次に、スポーツ振興事業につきましては、一般財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会では、2020東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、事前トレーニングに適した国内キャンプ候補地に関する情報をホームページで公表し、各国のオリンピック委員会及びパラリンピック委員会に対して発信することとしています。
 本市といたしましては、県を初め関係団体と連携を図りながら、市内のスポーツ施設を活用するキャンプ候補地として、本委員会が募集するキャンプ候補地ガイドへ情報を掲載し、誘致につなげてまいりたいと考えております。
 それでは、これより、本日提出いたしました議案について御説明を申し上げます。
 まず、議案第44号 平成27年度砺波市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億1,626万3,000円を追加し、歳入歳出予算総額を218億3,001万8,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  保育施設整備事業費         1億2,040万円
  庄川小学校耐震改修事業費        4,500万円
  生涯学習施設運営費           2,650万円
  体育施設費               1,600万円
などであり、その他当面必要となってまいりました、やむを得ない諸経費について精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源の主なものは、
  国庫支出金            220万1,000円
  市債                  4,200万円
などであり、不足いたします額1億7,129万6,000円を繰越金で措置するものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について御説明を申し上げます。
 まず、議案第45号につきましては、地方税法等の一部を改正する法律の施行並びに市税の減免申請期限を見直すことに伴い、砺波市税条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第46号につきましては、地方税法の一部を改正する法律の施行並びに国民健康保険税の減免申請期限を見直すことに伴い、砺波市国民健康保険税条例等の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第47号につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の施行に伴い、通知カード及び個人番号カードの再交付手数料を新たに定めるとともに、住民基本台帳カードの交付手数料を廃止するため、砺波市手数料条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第48号につきましては、市立砺波総合病院において無痛分娩を実施するため、砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第49号につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、特定個人情報等の取り扱いについて必要な措置を講じる必要があるため、砺波市個人情報保護条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第50号につきましては、砺波まなび交流館の利用者へのサービス向上を図るため、開館時間及び休館日を見直すことから、砺波まなび交流館条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第51号につきましては、平成26年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてであります。
 次に、議案第52号につきましては、躯体補修工事の増額に伴う庄川小学校耐震改修事業に係る工事請負変更契約を締結するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第53号につきましては、南部地区保育施設用地を取得するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第54号から第56号までにつきましては、現在、庄川右岸と庄川左岸の両岸にある2つの水害予防組合を統合して、新たに庄川水害予防組合を発足するため、必要となる議会の議決を求めるものであります。
 次に、認定第1号から第8号までにつきましては、平成26年度一般会計のほか4特別会計及び3企業会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。何とぞ慎重に御審議の上、可決、認定をいただきますようお願いを申し上げます。

○議長(村岡修一君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月3日から9月9日までの7日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(村岡修一君) 御異議なしと認めます。よって、明9月3日から9月9日までの7日間は、議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は、9月10日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時41分 閉議