平成28年6月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時08分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(今藤久之君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年6月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名
○議長(今藤久之君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
 17番 飯 田 修 平 君
 18番 林   忠 男 君
 19番 江 守 俊 光 君
を指名いたします。

                  日程第2
               会期の決定について
○議長(今藤久之君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本6月定例会の会期は、本日から6月21日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から6月21日までの16日間と決定いたしました。

                  日程第3
        施政方針、並びに議案第34号から議案第40号まで
              報告第3号及び報告第4号
○議長(今藤久之君) 次に、日程第3 施政方針並びに議案第34号から議案第40号まで、平成28年度砺波市一般会計補正予算(第1号)外6件について、報告第3号及び報告第4号、歳出予算の繰越しについて外1件についてを議題といたします。

            (施政方針表明並びに提案理由の説明)
○議長(今藤久之君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 本日は大変多くの傍聴者がいらっしゃいますので、まことにありがとうございます。
 平成28年6月砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました平成28年度一般会計補正予算案を初めとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位を初め、市民の皆さんの御理解と御協力をいただきたいと存じます。
 初めに、最近の経済情勢等について申し上げます。
 政府が発表いたしました5月の月例経済報告では、全体の景気判断を、このところ弱さも見られるが緩やかな回復基調が続いているとし、2カ月連続で据え置きました。個別項目では、個人消費が概ね横ばいとなっているとして、前月から判断を据え置く中で、住宅建設については、このところ持ち直しの動きが見られるとし、9カ月ぶりに上方修正した一方、企業収益については、改善傾向にあるがそのテンポは緩やかになっているとして、2カ月ぶりに判断を下方修正したところであります。
 また、先行きにつきましては、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待されております。
 また、政府は、引き続き、東日本大震災からの復興、創生に向けて取り組むとともに、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していくため、平成27年度補正予算を迅速かつ着実に実施するとともに、平成28年度予算について、できる限り上半期に前倒して実施することとしております。
 このような中、本市におきましても、国の平成27年度補正予算による地方創生加速化交付金のほか、平成28年度予算に計上されました地方創生推進交付金の活用も視野に入れながら、地域経済の発展や人口減少の克服による活力ある地域社会の形成を目指す“となみ創生”の実現に向け、着実に重点施策を実行してまいります。
 また、先月、安倍首相は、消費税率10%への引き上げを、平成31年10月まで2年半延期することを表明されましたが、これにより、今後の消費落ち込みによる景気腰折れリスクの低減が期待できる一方で、子育て支援や社会保障費などの財源確保に支障が出ることが懸念されることから、全国市長会等を通じ、国に対し必要な財源の確保を強く要望してまいりたいと考えております。
 次に、平成27年度の決算見込みについて申し上げます。
 各会計の決算は、現在精査中でありますが、一般会計につきましては、歳出において事業の効率的な執行と経費の削減など、限られた財源の有効活用に努めたところであり、また、歳入についても、市税や地方交付税など、一般財源の確保に努めた結果、実質収支は黒字となる見込みであります。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、第2次砺波市総合計画につきましては、昨年度策定いたしました砺波市人口ビジョン及び“となみ創生”まちづくり総合戦略とあわせ、市民との協働により策定作業を進めてきたところであり、これまで総合計画審議会や“となみ創生”まちづくり委員会において、その基本理念や将来像、基本方針などについて御審議いただいたところであります。引き続き、市議会を初め各界各層の皆さんの御意見や御提案を賜りながら、本年9月の策定に向け作業を進めてまいります。
 次に、連携中枢都市圏構想につきましては、県西部6市で構成する連携中枢都市圏の形成に向けて、過日、学識経験者や商工業等の代表者及び6市の市長による第1回呉西圏域ビジョン懇談会が開催され、具体的な取り組みを提案した、仮称でありますが、とやま呉西圏域都市圏ビジョンについて協議されたところであり、今後、パブリックコメント等を実施した上で、9月定例会に連携協約案を提出する予定としております。
 次に、地域おこし協力隊につきましては、去る5月1日に新たな地域おこし協力隊員1名を採用したところであり、今後、チューリップや散居村などの地域資源や、魅力ある生活情報等を市内外に広く発信するシティプロモーションに積極的に取り組み、本市のイメージアップにつなげることで、さらなる交流人口の拡大や移住定住の促進に努めてまいります。
 次に、ふるさと回帰同窓会支援事業について申し上げます。
 本市出身の若者に、地元の魅力を再発見し、ふるさと回帰への思いを強めていただくとともに、出会いの機会創出と地域経済の活性化を図ることを目的に、本年4月より、市内で開催される同窓会に対する補助制度を創設し、去る4月29日に第1号として、庄川中学校卒業生50名、うち市外は19名でございますが、による同窓会に対して支援したところであります。
 次に、防災対策事業について申し上げます。
 防災拠点機能の充実を図ることを目的に、かねてより国に要望してまいりました陸上自衛隊富山駐屯地の拡張整備事業につきましては、このたび、防衛省より取得予定用地を含めた平成28年度の事業計画が示されたところであり、今後、防衛省とともに周辺の自治会等への説明会を開催するなど、住民の皆様の御理解をいただきながら、早期整備に向け取り組んでまいります。
 また、今年度の富山県総合防災訓練が、8月27日に砺波市、小矢部市及び南砺市の3市において実施され、本市では、中村グラウンドをメーン会場に、市立砺波総合病院及び庄東4地区の6会場で訓練が行われることから、あわせて、本市の総合防災訓練を実施することとしております。
 なお、訓練の内容等につきましては、現在、県を初め関係機関と調整しているところでありますが、土砂災害による孤立集落への対応や避難所におけるペットの対応など新たな訓練も取り入れ、4月に発生いたしました熊本地震や近年の大規模災害の教訓を生かした実効性のある訓練を行うことで、災害に対する備えと市民の防災意識の普及啓発を図ってまいります。
 次に、観光・防災Wi―Fiステーション事業につきましては、このたび、国の地域公共ネットワーク等強じん化事業の補助内示を受けたことから、公共施設のWi―Fiアクセスポイントを新たに15カ所増設いたします。この整備により、市内の公共施設のWi―Fiフリーアクセスポイントは96カ所となり、主な観光地や避難所を網羅することから、今後は積極的に活用していただけるよう、さらなるPRに取り組んでまいります。
 次に、地域福祉について申し上げます。
 平成29年春のオープンを目指し、現在、建設準備を進めております新たな健康福祉施設整備事業につきましては、本年3月から募集しておりました施設名称に全国から551件の応募があり、選考の結果、庄川地域の特産品であるユズとなれ親しんだ旧施設の名称を採用して、「ゆずの郷やまぶき」とすることとし、今定例会に施設設置条例案を提出したところであります。
 また、元気な高齢者が支援を必要とする高齢者を支える仕組みづくりとして実施する、シニア元気あっぷポイント事業につきましては、来月1日からの実施に向け、現在、社会福祉協議会と連携し、ボランティア団体やボランティア受け入れ事業所となる介護保険施設への説明会を開催するなど、円滑な導入に向け準備を進めているところであります。
 次に、高齢者福祉・介護の充実について申し上げます。
 本年4月から実施いたしました介護予防・日常生活支援総合事業につきましては、要支援者への給付サービスに、従来型の訪問介護や通所介護のほか、事業者の指定基準を緩和した新たなサービスを設けるなど多様化を図り、一人一人の生活に合わせたきめ細やかなサービスが提供できるよう、ケアマネジメントの充実に努めたところであります。
 また、総合病院地域包括支援センターとして開設しております街なか包括につきましては、開設から3年目を迎え、活動が次第に市民に周知され、利用者も増加してきております。引き続き、総合病院患者総合支援センターおあしすや関係機関・多職種との連携を図り、在宅生活への医療と介護の連携による地域包括ケアの充実に努めてまいります。
 次に、認知症施策につきましては、認知症の方やその家族が地域で気軽に交流でき、さまざまな相談等を行える場として、本年4月から5月にかけて、市内2カ所にほっとなみ認知症カフェをオープンいたしました。利用者の方からは好評を得ており、今後、さらに利用しやすい雰囲気づくりやサービスの充実に努めるとともに、その増設について検討してまいります。
 次に、公共交通の整備につきましては、地域の実情に応じた市営バス等の運行を行うため、現在、その利用状況や高齢者等を対象としたニーズ調査に取り組んでいるところであり、これらの結果や地域の皆さんからの御意見なども踏まえ、身近な公共交通手段である市営バスの利便性向上に向け、検討を進めてまいります。
 次に、交通安全対策につきましては、子どもと高齢者の事故防止を重点課題として、去る4月6日から15日にかけて、春の交通安全運動を展開いたしました。本市の交通死亡事故につきましては、5月末現在で既に昨年1年間と同数の3件に達しており、人身事故につきましても昨年同期に比べ9件増加という、大変厳しい状況となっております。引き続き、悲惨な交通事故を減らすため、交通安全教育や交通安全活動を強力に推進し、市民の交通安全意識の高揚を図ってまいります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 平成27年度の決算につきましては、入院日数の適正化に努め、開業医等との連携強化を図ったことにより、診療単価は改善したものの、患者数が減少したため、収益は減収となりました。
 一方、費用では、前年度に計上いたしました新会計制度への移行に伴う特別損失分がなくなったものの、適切な病棟運営のため看護師等の人員増を図ったことなどによる給与費の増加や、病院南棟分を新たに減価償却費に計上したことなどから、費用が収益を上回り、前年度に引き続き赤字決算となる見込みであります。
 今後も、病院耐震化整備事業及び更新した医療機器に係る減価償却費や企業債償還金の負担は大きく、また、今年度の診療報酬改定に伴う施設基準の厳格化や患者数の減少傾向が続くことが予想されるなど、病院経営を取り巻く環境は厳しいものと考えられますが、市立砺波総合病院中長期計画の後期計画に基づき、より一層の経営健全化に努めるとともに、良質で安全な医療の提供に努めてまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 まず、中心市街地活性化につきましては、若い力で商店街の活性化を図る中心市街地創造研究会の取り組みにより、去る4月18日に、中心商店街の空き店舗に駄菓子屋さんが起業し、昔懐かしい風情が好評でにぎわっているところであり、引き続き、同店舗においてテンバラショップの開催や、中心商店街の空き店舗に関する情報発信を行うなど、市街地の魅力とにぎわいの創出に取り組んでまいります。
 また、本市での起業、創業を促進するため、産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画を策定し、去る5月20日に国の認定を受けたところであります。今後は、計画に基づき、金融機関や商工団体等の創業支援事業者と具体的な創業支援に係る情報共有や相互連携を図るとともに、ワンストップ相談窓口の設置や創業塾の開催など、民間ノウハウを活用した創業者ニーズに合った支援を行ってまいります。
 次に、観光振興について申し上げます。
 去る5月15日、16日の両日、山口県萩市において本年のフラワー都市交流連絡協議会総会が開催され、本市から26名の市民交流団が参加し、本市の魅力をPRするとともに、加盟都市の皆さんと交流を深めてまいりました。今後とも、民間ベースでの交流をさらに広げてまいりたいと考えております。
 また、6月4日、5日には、庄川地域において、けんらん豪華な夜高行燈が美しさを競い合うとともに、県内最初の花火が夜空を彩る庄川観光祭が盛大に開催され、県内外から多くの観光客でにぎわったところであります。
 今後、市内では、今週末の10日、11日の両日に、出町市街地においてとなみ夜高まつりが開催されるほか、10日から19日までの10日間にわたり頼成の森花しょうぶ祭りが、また、7月20日から8月31日まで、砺波チューリップ公園でカンナフェスティバルが、さらには、8月6日、7日の両日には、庄川水記念公園で庄川水まつりが開催されます。
 このような多彩なイベントに加え、市内各地の魅力ある観光スポットなどの観光資源をさらに磨き上げ、市民が地域に愛着や誇りを持って観光客をお迎えするまちづくりが大切であり、本年4月に策定いたしました、「本物を魅せるとなみ」を基本テーマに掲げる第2次砺波市観光振興戦略プランに基づき、これらを推進することにより、地域のさらなる活性化につなげてまいりたいと考えております。
 次に、農業振興について申し上げます。
 主要作物である水稲の生育につきましては、強風による苗傷み等が見られたものの、概ね順調に推移しており、2年連続の1等米比率90%以上の高品質で良食味なとなみ米の安定生産に向け、関係機関と連携を図りながら、生産農家の指導に努めてまいります。
 また、特産のタマネギにつきましては、暖冬により一部に花芽が上がった抽だい株、とう立ちが見られたり、強風による葉折れが発生するなどいたしましたが、栽培農家による防除などの徹底管理により昨年を上回る収量が見込まれており、国の平成27年度補正予算で創設されました産地パワーアップ事業を活用して収穫関連機械を導入するなど、さらなる産地化に向け支援してまいります。
 次に、去る4月、5月の暴風により被災した農業施設につきましては、農業用ハウスの再建や修繕に対する農業者への融資等の集中相談窓口が県や関係機関に設置され、相談や農作物管理について指導が行われたところであり、引き続き県や関係機関と連携して、必要な支援に努めてまいります。
 次に、農地防災事業庄川左岸地区につきましては、国営及び附帯県営事業ともに、平成27年度補正予算と平成28年度予算を合わせますと、要求額と同額もしくは上回るものとなっております。これにより、国営事業の進捗率は84.4%、附帯県営事業一期地区は事業の完了、二期地区は97.6%と順調に進展することとなり、今後も事業効果の早期発現に向け、国や関係機関に強く働きかけてまいります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 一般国道359号砺波東バイパスにつきましては、(仮称)いかるぎの大橋の橋脚2基が完成し、現在、その他の橋脚・橋台5基のほか、和田川共同水路橋下部工等の工事に着手されており、今後とも、工事の進捗に向けた取り組みを支援してまいります。
 また、市道改良事業等につきましては、順次工事を発注しており、引き続き事業の進捗に努めてまいります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 昨年8月にオープンした庄川清流パークのパークゴルフ場につきましては、去る4月30日に来場者が1万人を達成し、となみブランドであるチューリップの花束や、庄川挽物木地の浅盆などを記念品として贈呈したところであります。
 また、砺波チューリップ公園の再整備事業につきましては、現在、北門二期工事である多目的棟及びトイレ棟の建築工事のほか、太陽光発電設備の新設に向けた設計業務について、発注手続を進めております。
 次に、景観まちづくりの取り組みにつきましては、散居景観モデル地域として指定した6自治会等に対し、地域ぐるみで行う散居景観保全活動を積極的に支援するとともに、さらなるモデル地域の拡大を目指して、去る5月12日に、景観まちづくり事業費補助制度の活用を検討されている自治会等を対象に、事業説明会を開催したところであります。
 次に、上下水道事業について申し上げます。
 上中野配水場において実施するマイクロ水力発電事業につきましては、プロポーザル方式により施工業者を選定することとし、現在、提案を受け付けているところであります。今後は、審査委員会を経て、年度内の発電開始を目指すこととしております。
 次に、下水道事業につきましては、現在、県施工の小矢部川流域下水道事業高岡砺波幹線工事の進捗に合わせて、林及び高波地区での管渠工事を順次発注し、事業進捗に努めております。また、出町市街地の浸水対策につきましては、事業計画の協議が整い次第、雨水貯留施設整備に向けて、基本設計に着手してまいります。
 次に、教育関係について申し上げます。
 このたび出町中学校合唱部が、7月にハンガリー・デブレツェン市で開催される第27回ベーラ・バルトーク国際合唱コンクールに出場することとなり、昨日、壮行演奏会が開催されたところであります。このコンクールは、ヨーロッパでは有数の合唱コンクールと聞いており、国際舞台での合唱部の皆さんの活躍を期待しております。
 次に、中学校普通教室冷房化事業につきましては、現在、実施設計を完了し、工事発注に向けて準備を進めております。
 次に、子ども・子育て支援関係につきましては、ホームページに専用バナー、「となみぃ~の子育て支援情報」を開設し、必要な子育て支援情報にアクセスしやすい環境を整えるとともに、企業向けパンフレットとして「となみぃ~の元気ッズ応援プロジェクト」を作成し、より安心で魅力ある子育て支援情報の発信に努めております。
 次に、東山見保育所の耐震化につきましては、10月中の完成を目指し、工事を順調に進めております。
 また、幼保連携型認定こども園として整備する、仮称でありますが、出町認定こども園につきましては、平成29年3月中の完成を目指し、順調に建設工事を進めるとともに、同じく仮称でありますが、南部地区認定こども園につきましては、起工式が今週末の11日に行われる予定となっております。
 なお、民営化いたします油田保育所につきましては、社会福祉法人となみ中央福祉会により、(仮称)あぶらでん保育園の建設工事が順調に進められております。
 次に、新図書館整備事業につきましては、公募型プロポーザルにより選定いたしました設計者と基本設計業務の委託契約を締結し、現在、作業を進めております。
 また、新砺波体育センター整備事業につきましては、市民の日常的な生涯スポーツ活動や健康づくりの拠点として、各種競技基準に適合した広さや高さを有する施設を出町文教ゾーンに移転、改築するものであり、このほど基本設計が完了したところであり、現在、平成29年度の工事着手に向け、実施設計を進めております。
 それでは、これより、本日提出いたしました議案について御説明を申し上げます。
 まず、議案第34号 平成28年度砺波市一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ9,145万3,000円を追加し、歳入歳出予算総額を233億145万3,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
 まず、地方創生推進交付金の活用を視野に、チューリップ球根や切り花の販路拡大推進事業などの実施に係る
 園芸振興対策費               1,581万円
 観光振興戦略事業費             1,300万円
のほか、
 観光・防災Wi―Fiステーション整備に係る
 地域情報化推進事業費            1,800万円
などであり、その他、去る4月、5月の暴風被害の復旧に係る施設の修繕費用など、当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源の主なものは、
 国庫支出金            2,072万3,000円
 諸収入                   1,045万円
などであり、不足する額5,332万4,000円を繰越金で措置するものであります。
 次に、議案第35号 平成28年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、平成30年度の国民健康保険事業の県域化に向けて、システムのデータ連携に対応する改修費について、所要額を補正するものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について御説明をいたします。
 まず、議案第36号につきましては、新たに開設する砺波市健康福祉施設の設置及び管理運営に関し、必要な事項を定める条例を制定するものであります。
 次に、議案第37号につきましては、公職選挙法施行令の一部を改正する政令等の施行により、砺波市議会議員及び砺波市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第38号につきましては、地方税法等の一部改正に伴い、砺波市税条例等の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第39号につきましては、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、砺波市国民健康保険税条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第40号につきましては、庄川健康福祉施設(仮称)整備事業に係る工事請負契約を締結するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 次に、報告第3号につきましては、一般会計予算において、やむを得ず平成28年度へ支出予算を繰り越した事業費につきまして、法令の定めるところにより議会に報告するものであります。
 次に、報告第4号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました諸議案の説明といたします。何とぞ御審議いただきまして、可決または承認をいただきますようお願いを申し上げます。

○議長(今藤久之君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明6月7日から6月12日までの6日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 御異議なしと認めます。よって、明6月7日から6月12日までの6日間は、議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は、6月13日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時40分 閉議