平成28年9月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時04分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(今藤久之君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく公益法人等の経営状況説明書について、砺波市土地開発公社、公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団、公益財団法人砺波市農業公社、公益財団法人砺波市体育協会より、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名
○議長(今藤久之君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
 20番 山 森 文 夫 君
  1番 山 本 篤 史 君
  2番 桜 野 孝 也 君
を指名いたします。

                  日程第2
               会期の決定について
○議長(今藤久之君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月21日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から9月21日までの17日間と決定いたしました。

                  日程第3
        施政方針、並びに議案第41号から議案第52号まで
         認定第1号から認定第8号まで及び報告第5号
○議長(今藤久之君) 次に、日程第3 施政方針、並びに議案第41号から議案第52号まで、平成28年度砺波市一般会計補正予算(第2号)外11件について、認定第1号から認定第8号まで、平成27年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件について及び報告第5号 専決処分の報告についてを議題といたします。

            (施政方針表明並びに提案理由の説明)
○議長(今藤久之君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。
 平成28年9月砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました平成28年度一般会計補正予算案を初めとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位を初め市民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。
 初めに、最近の経済情勢等について申し上げます。
 政府が発表いたしました8月の月例経済報告では、全体の景気判断を、このところ弱さも見られるが緩やかな回復基調が続いているとし、5カ月連続で据え置きました。個別項目では、公共投資についてはこのところ底がたい動きとなっているとし、2年3カ月ぶりに上方修正した一方、消費者物価については横ばいとなっているとして、1年4カ月ぶりに上昇の表現が消えるなど、変化が見える状況にあります。
 また、政府は、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していくため、経済財政運営と改革の基本方針2016、ニッポン一億総活躍プランなどを着実に実行するとし、さらに、働き方改革に取り組むとともに、デフレから完全に脱却し、しっかりと成長していく道筋をつけるため、去る8月2日に閣議決定した、未来への投資を実現する経済対策の実施を具体化する、平成28年度第2次補正予算を取りまとめたところであります。
 このような中、本市におきましては、引き続き国の動向及び地方財政への影響等を見極めながら、地域経済の発展や人口減少の克服による、活力ある地域社会の形成を目指す“となみ創生”の実現に向け、着実に施策を実行してまいります。
 次に、提出しております平成27年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算の概要について申し上げます。
 初めに、平成27年度一般会計決算につきましては、歳入総額234億6,305万8,000円、歳出総額213億6,535万4,000円で、形式収支は20億9,770万4,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源2億2,757万4,000円を除いた実質収支では、18億7,013万円の黒字決算となりました。
 次に、特別会計では、国民健康保険事業特別会計が9,214万4,000円、後期高齢者医療事業特別会計が351万7,000円、霊苑事業特別会計が153万8,000円、下水道事業特別会計が3,876万9,000円のそれぞれ黒字決算となったところであります。
 また、企業会計では、損益計算において、水道事業会計が1億8,530万5,000円、工業用水道事業会計が387万1,000円のそれぞれ黒字決算となりましたが、病院事業会計においては1億9,250万9,000円の純損失を計上したところであります。
 病院事業会計の純損失につきましては、在院日数の適正化やかかりつけ医の推進に努めたことで、入院患者、外来患者がともに減少したことや、病院南棟分を新たに費用として減価償却費に計上したことなどが主な要因であります。
 次に、主な事業の進捗状況について申し上げます。
 まず、砺波市総合計画について申し上げます。
 平成29年度を初年度とし、平成38年度までの10年間を計画期間とする第2次砺波市総合計画につきましては、これまで市民との協働で策定作業を進めてきたところであり、現在、この計画案についてパブリックコメントを実施しております。あわせて、8月30日に開催されました総合計画審議会にその計画案を諮問し、9月中下旬には答申をいただくこととしており、それらを踏まえまして、9月末までの策定を目途に作業を進めてまいります。
 次に、とやま呉西圏域連携中枢都市圏について申し上げます。
 砺波市と高岡市、射水市、氷見市、小矢部市、そして南砺市で構成する連携中枢都市圏の形成に向けては、過日、学識経験者や商工業等の代表者及び6市の市長による第2回呉西圏域ビジョン懇談会が開催され、中長期的な将来像や具体的な取り組み等を示す、とやま呉西圏域都市圏ビジョン(案)について協議されたところであります。このたび、関係市による協議が整いましたので、今定例会に、連携中枢都市圏形成に係る連携協約締結に関する議案を提出したところであります。
 次に、防災対策について申し上げます。
 平成28年度富山県総合防災訓練、また、砺波市総合防災訓練につきましては、去る8月27日に、砺波市、小矢部市及び南砺市の3市において、砺波市中村グラウンドをメーン会場に、庄東4地区等と合わせて開催し、約5,000人の多くの方々に参加をいただき、総合的でかつ実践的な訓練を実施いたしました。
 本訓練は、県の総合防災訓練として実施したこともあり、土砂災害による孤立集落への対応や、避難行動要支援者の個別支援計画に基づく避難支援など、本市では初となる訓練や大規模な訓練を数多く行うことができました。
 次に、陸上自衛隊富山駐屯地の拡張整備事業につきましては、防衛省と本市により、周辺地区の自治会等への説明会を終え、現在、拡張予定地の地権者との協議を進めており、引き続き防衛省が実施する基本検討業務や用地交渉業務に協力することで、早期整備に向けた取り組みを推進してまいります。
 次に、国際交流について申し上げます。
 去る7月13日から16日、訪問団自体は17日まで、砺波市日中友好交流協会や市経済界の皆さんとともに、本年4月に友好都市締結25周年を迎えた中国・盤錦市等を訪問してまいりました。
 盤錦市では、高科市長を初め、盤錦市人民政府や盤錦市人民代表大会の方々とお会いし、市内視察や記念樹の植樹、交流会などを通じて両市の友好を深めるとともに、教育、医療、福祉、スポーツなどの交流について意見を交わしてきたところであります。
 また、北京では、在中国日本大使館を訪問し、本県出身の横井大使と会談するとともに、中国の政治・経済情勢について、第一線の生のお話を伺うことができました。
 次に、地域おこし協力隊によるシティプロモーションについて申し上げます。
 本年5月から活動している地域おこし協力隊員は、となみコミュニティーブログ、となブロやフェイスブック等のソーシャル・ネットワーキング・サービスを活用し、本市の魅力ある地域資源や生活情報などを市内外へ広く発信しているところであります。また、あわせて、本市のさらなる知名度の向上を図り、移住定住の促進や郷土愛の醸成、若者の地元定着につなげるための「WE LOVE TONAMIキャンペーン」の一環として、砺波らしさをイメージした、となみんポロシャツを作成し、現在、市観光協会において販売しているところであります。このポロシャツを着用していただくことにより、砺波愛を育み、皆さんと一丸となって本市の魅力を発信できればと考えております。
 次に、空き家の利活用推進について申し上げます。
 空き家利活用の促進のため、先般、各地区に1名ずつ委嘱いたしました砺波市空き家情報連絡員、通称空き家コーディネーターに対する説明会を開催し、新たに空き家情報バンクへの物件登録の増加につながる橋渡しなどの役割を担っていただくことで、地域ぐるみによる空き家利活用を推進してまいります。
 次に、男女共同参画の推進について申し上げます。
 現在、砺波市男女共同参画推進員連絡会との協働で、市内事業所100社を対象に、男女共同参画に対するアンケート調査を実施しているところであり、企業における取り組みの実態や課題を確認することで、今後の施策に反映してまいりたいと考えております。
 次に、地域福祉について申し上げます。
 砺波市健康福祉施設、ゆずの郷やまぶきにつきましては、去る7月1日から指定管理者を公募したところ、1件の応募があり、審査の結果、適当と認められたことから、今定例会に指定管理者の選定議案を提出したところであります。
 なお、建設工事につきましては、現在、基礎工事が完了したところであり、今年度末の完成に向け、順調に進捗しているところであります。
 次に、高齢者向けの給付金につきましては、議会での先議もいただき、県内自治体では最も早い本年4月から受け付けを開始した結果、対象者の約96%に当たる3,787人から申請があり、総額1億1,361万円の給付を行ったところであります。
 また、平成28年度の臨時福祉給付金及び障害・遺族基礎年金受給者向け給付金につきましては、10月からの支給に向けて、先月30日から申請受け付けを行っているところであります。
 次に、ねんりんピック富山2018の開催につきましては、平成30年11月に、県内全市町村を会場に開催されることとなっており、去る7月に設立されました県の実行委員会において、本市は剣道競技の会場となることが決定したところであり、今後、大会の開催に向け、準備を進めてまいります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 去る7月25日に、中国黒龍江省医院との間で、昭和55年10月に最初の調印を取り交わして以来、今回で14回目となる医学友好交流合意書を取り交わしました。引き続き、医学分野での交流を進めてまいりたいと考えております。
 また、今年度に購入を予定しておりました、がん治療に有効な放射線治療システムにつきましては、今月から工事に入り、年度内に設置することとしております。新システムの導入により、さらに精度の高いがん治療を提供してまいります。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 本年秋の全国交通安全運動は、子どもと高齢者の交通事故防止を運動の基本として、来る9月21日から30日まで実施されます。本市の8月末現在の交通事故による死者数は、既に昨年の年間死者数を2人上回る5人という大変厳しい状況となっており、その全てが高齢者であることから、今後、さらに関係機関との連携を深め、高齢ドライバー交通安全教室への参加や、外出時における反射材の着用を積極的に推進してまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 農商工連携の推進につきましては、去る7月8日に砺波市農商工連携推進協議会総会を開催し、会員が開発した砺波産の六条大麦やふく福柿、タマネギの皮などの地域資源を活用した健康飲料のブレンド茶を発表したほか、食品加工における衛生管理に関する研修が行われたところであり、今後も、本協議会の活動を通じて、新商品や新サービスの開発、市内外への販路拡大や情報発信など、地域経済活性化に取り組んでまいります。
 また、今月3日には、となみ駅前商店街において、となみ伝承やぐら大祭が開催され、市内各地で守り継がれている太鼓や獅子舞などの伝統芸能が披露されたほか、となみブランドである三助焼のろくろ体験やミニ気球体験などが行われ、多くの来場者でにぎわいました。このような行事を通じて、中心市街地の活性化につながることを期待しております。
 次に、観光関係について申し上げます。
 真夏の恒例行事となりました庄川水まつりが、去る8月6日、7日の両日に庄川水記念公園において開催され、約3万人の来場者で大いににぎわいました。また、7月20日から8月15日までチューリップ四季彩館で開催されました、夏季特別企画展、妖怪ウォッチランドにつきましては、昨年度から富山市などと共同で実施している、孫とおでかけ事業との相乗効果もあり、約1万1,000人の多くの皆さんに御来場いただき、会期を延長するなど、大盛況のうちに終了いたしました。
 このほか、7月20日から8月31日までは、2016となみカンナフェスティバルが砺波チューリップ公園で開催され、8月20日には2016夏まつりinチューリップ公園が、ふるさと盆踊りをメーンに盛大に開催されました。今後とも、周辺施設と一層の連携を図りながら、公園の通年利用をさらに推進してまいります。
 また、来る10月1日から16日までの16日間、となみ夢の平スキー場で、2016となみ夢の平コスモスウォッチングが開催されます。日曜、祝日には、JR砺波駅及び庄川水記念公園からの無料シャトルバスを運行し、駐車場対策にあわせて、JR城端線等を利用した誘客を積極的に推進してまいります。
 次に、農業振興及び農地林務関係について申し上げます。
 まず、水稲につきましては、作柄は田植え期以降概ね天候に恵まれたことから、やや良と見込まれておりますが、高温で生育が早目に推移していることから、生産者に対して水管理を徹底し、適期刈り取りを行うよう、関係機関とともに指導を行っております。
 次に、国の強い農業づくり交付金事業で整備が進められておりました、となみ野農業協同組合の砺波カントリーエレベーターの改修につきましては、去る8月10日に竣工し、最新の色彩選別機や遠赤外線乾燥機の導入などの施設能力の増強が図られ、高品質で良食味なとなみ米の安定供給に向け、順調に稼働しているところであります。
 また、タマネギにつきましては、暖冬と春先の強風による影響を心配しておりましたが、栽培技術の普及と生産者の適正な管理により、10アール当たり5トンを超える収量が見込まれているところであり、今後もさらなる産地化に向け、支援をしてまいります。
 このほか、チューリップ球根につきましては、去る6月末にネット栽培機械による初めての収穫作業の実証試験を実施し、粘土質の圃場での操作性向上等の課題はあるものの、大幅な作業時間短縮の効果が見られたところであり、今後とも、市内の圃場に合わせた、機械の小型化、軽量化等に向けた研究など、早期の実用化が図られるよう支援をしてまいります。
 次に、鳥獣被害防止対策につきましては、今年度、新たに東山見地区で電気柵が設置され、市内の中山間地域を抱える5地区全てにおいて、地域ぐるみの鳥獣被害防止対策が講じられたところであります。
 8月末現在のイノシシの捕獲頭数は、昨年同期を11頭上回る66頭となっており、今後とも、各地区鳥獣被害防止対策協議会や市鳥獣被害対策実施隊と連携し、被害防止に努めてまいります。
 次に、多面的機能支払支援交付金につきましては、行政出前講座等を活用した事業説明により、今年度から新たに2組織で取り組みが始まり、市内では、合わせて89組織で農村環境の維持保全活動が行われております。
 次に、農業用ため池の安全対策につきましては、去る6月4日の井栗谷での死亡事故を受け、市内67カ所のため池について、緊急パトロールを実施し、安全対策の状況を確認いたしました。
 この結果を踏まえ、安全対策が不備なため池については、警告看板、転落防止用ロープ柵、救助用ロープ及び浮きなどの安全施設を早急に設置するため、安全施設の設置費用に対する県の緊急対策支援を受けるとともに、本市においても補助率のかさ上げを行い、地元負担を軽減する支援を行うことといたしました。今後は、恒久対策であるフェンス設置について支援を受けることができるよう、県とともに国に要望を行っており、安全対策に万全を期してまいります。
 次に、土木及び都市計画事業について申し上げます。
 一般国道359号砺波東バイパスにつきましては、現在、仮称でありますが、いかるぎの大橋の橋脚等5基のほか、和田川共同水路橋下部工等の工事が順調に進められており、近く、残る橋脚や道路改良工事にも着手されることから、引き続き、工事進捗に向けた取り組みを支援してまいります。
 次に、砺波チューリップ公園の再整備事業につきましては、北門第2期工事である多目的棟及びトイレ棟の建築工事を順次進めているところであり、太陽光発電設備の設置も含め、平成29年3月までの完成を目指しております。
 次に、下水道事業につきましては、事業計画の変更協議が7月に整ったことから、北部Ⅱ期区域の測量設計業務及び出町市街地の雨水貯留施設の基本設計業務に着手し、事業進捗に努めております。
 次に、教育関係について申し上げます。
 まず、今年度の奨学資金新規貸与につきましては、高校生1人、大学生等19人と、例年に比べ多くの学生に貸与することとし、うち高校生1人と大学院生1人を含む大学生等2人を、このたび新設した一部給付型奨学生として決定したところであります。
 次に、去る7月7日から10日にかけてハンガリー・デブレツェン市で開催されました、第27回ベーラ・バルトーク国際合唱コンクールに、出町中学校合唱部が出場しました。初めての国際舞台への出場でありましたが、児童合唱部門において見事に予選を通過し、本選で4位という成績をおさめました。今後、ますますの活躍を期待したいと思います。
 また、7月15日には出町小学校において、台湾・嘉義市から嘉北国民小学の管楽団を迎えて、同小学校管楽器クラブとの交流演奏会を実施し、音楽を通じて両小学校児童の交流を深めたところであります。
 また、7月26日から27日にかけて1泊2日で開催いたしました、2016となみイングリッシュ・サマー・キャンプにつきましては、市内4中学校から14名の参加があり、外国語指導助手等の協力を得て、寸劇を初めさまざまな活動を英会話で行うことで、英語力の向上や外国への興味、関心を高めることができたものと考えております。
 次に、庄川小学校グラウンド改修事業につきましては、工事が順調に進捗しており、10月30日には学習発表会に合わせて、耐震改修事業の落成式を予定しているところであります。また、中学校普通教室冷房化事業につきましては、夏休み中の工事が順調に進捗し、既に一部の学校では使用を開始しており、残りの学校においても、早期の使用に向けて試運転を行っております。
 次に、新砺波図書館整備事業につきましては、去る8月20日に、これから将来にわたって利用してもらう子どもたちを対象とした市民参加のワークショップを開催し、市内の小中学生の親子連れなど26人が参加して、新砺波図書館整備に向け、それぞれの思いを込めた模型づくりを行ったところであります。今後、本がたくさんあって明るく楽しい図書館という、子どもたちの思いを基本設計に生かしてまいります。
 次に、子育て支援関係について申し上げます。
 まず、平成29年4月に開園を予定しております認定こども園等の施設整備につきましては、それぞれ順調に進捗しております。また、平成29年度の認定こども園を初め、保育所、幼稚園への入所・入園申し込みは、例年どおり10月に申請書等を配布、受け付けを行うこととしており、現在、その準備を進めております。
 次に、子どもの貧困対策につきましては、子どもを取り巻く環境や必要とされる支援ニーズなどを把握するため、現在、アンケート調査実施に向けて調査項目等について調整を行うなど、支援体制に関する整備計画を策定するための準備を進めております。
 次に、女性団体リーダー養成事業につきましては、去る7月11日に、砺波市女性団体連絡協議会の主催による砺波市女性議会が開会され、現在、最終日となる11月22日の本会議に向け、学習会を重ねられているところであります。
 次に、競技スポーツの推進につきましては、去る8月17日から25日までの9日間、県西部6市を会場に、「未来へつなぐ、笑顔と元気! 富山でPlayBall!」をテーマに、第26回世界少年野球大会富山大会が開催され、本市では8月24日に砺波市野球場において、中華台北及び香港の代表チームと市内小学生選抜2チームによる交流試合が行われたところであります。
 また、リオデジャネイロオリンピックに続いて、今月7日から開催されますパラリンピックには、本市出身の宮島徹也氏が車椅子バスケットボール競技に出場されることから、その活躍を期待するものであります。
 さて、私が市長に就任してから3年9カ月余りが経過し、今任期中、最後の定例会となりました。これまでを振り返りますと、選挙公約に掲げました「もうひとつ上の“となみ”」の実現に向け、「さらに質の高い“となみ”」、「活力がつながる“となみ”」、「健全で安心な“となみ”」の3つを基本指針に掲げ、着実な事業の進捗に努めてきたところであります。
 中でも、課題等に対して少し時間をかけて検討することが必要なものや、方向性について幅広く御意見をお聞きするという考え方で進めてまいりました芽出し事業につきましては、この間スピード感を持って取り組み、全ての事業において、開花、結実に向かって成長しており、概ね順調に市政を遂行できたものと考えております。
 また、市政遂行に当たりましては、議員各位を初め多くの市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら、職員とともに一生懸命取り組んでまいりました。改めまして、深く感謝を申し上げる次第であります。
 それでは、これより、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第41号 平成28年度砺波市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ4,338万8,000円を追加し、歳入歳出予算総額を233億4,484万1,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものといたしましては、
  新砺波体育センター整備事業費  1,464万6,000円
  畜産振興対策費           617万8,000円
  予防接種事業費                440万円
などであり、その他当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源の主なものは、
  県支出金              688万5,000円
  寄附金                     50万円
などであり、不足する額3,592万8,000円を繰越金で措置するものであります。
 また、債務負担行為の補正につきましては、平成29年度から平成31年度までのゆずの郷やまぶきの指定管理委託について追加するものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について御説明を申し上げます。
 まず、議案第42号につきましては、平成27年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてであります。
 次に、議案第43号及び議案第44号につきましては、労務単価の上昇に伴う、(仮称)出町認定こども園建設事業に係る工事請負変更契約を締結するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第45号につきましては、平成29年4月から運営を開始するゆずの郷やまぶきについて、指定管理者を指定するものであります。
 次に、議案第46号及び議案第47号につきましては、中神土地区画整理事業の換地処分に伴う字の区域の廃止及び新設並びに住居表示実施区域の変更について、法令の定めるところにより議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第48号から第52号までにつきましては、県西部6市で構成する、とやま呉西圏域連携中枢都市圏の形成に係る連携協約を関係5市とそれぞれ締結することに関し協議することについて、法令の定めるところにより議会の議決を求めるものであります。
 次に、認定第1号から第8号までにつきましては、平成27年度一般会計の外4特別会計の歳入歳出決算及び3企業会計の決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、報告第5号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。何とぞ慎重に御審議の上、可決、認定をいただきますようお願いを申し上げます。

○議長(今藤久之君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月6日から9月11日までの6日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 御異議なしと認めます。よって、明9月6日から9月11日までの6日間は、議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は、9月12日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時37分 閉議