平成29年12月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時05分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(今藤久之君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより平成29年12月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名
○議長(今藤久之君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
 11番 島 崎 清 孝 君
 12番 川 岸   勇 君
 13番 大 楠 匡 子 君
を指名いたします。

                  日程第2
               会期の決定について
○議長(今藤久之君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本12月定例会の会期は、本日から12月19日までの19日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日から12月19日までの19日間と決定いたしました。

                  日程第3
         議案第53号及び認定第1号から認定第8号まで
○議長(今藤久之君) 次に、日程第3 議案第53号 平成28年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、平成28年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件についてを議題といたします。

              (特別委員会の審査報告)
○議長(今藤久之君) 去る9月市議会定例会において、決算特別委員会に付託をいたし閉会中の継続審査となっておりました、砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、一般会計及び各特別会計並びに各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
 決算特別委員長 山本善郎君。
 〔決算特別委員長 山本善郎君 登壇〕
○決算特別委員長(山本善郎君) おはようございます。
 それでは、決算特別委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 去る9月12日開催の9月定例会本会議におきまして、当特別委員会に付託されました、議案第53号 平成28年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、平成28年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件につきましては、慎重に審査を行うべく「閉会中の継続審査」となっていたのであります。
 このため、9月25日から28日までの4日間にわたって委員会を開催し、議案第53号及び平成28年度の各会計決算について、慎重に審査を行ったのであります。
 また、審査に当たりましては、監査委員から各会計決算についての審査所見を承り、その後、当局から詳細な決算内容の説明を受けるとともに、関係諸帳簿及び証拠書類等の提示を求め、予算執行の適否などについて審査を行ったのであります。
 その結果、議案第53号については、「全会一致」で、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 また、各会計決算については法令並びに議決に基づき適正に執行されており、所期の事業を計画的に遂行されるとともに、行政効果も上げられているものと認め、当委員会に付託されました認定第1号から認定第4号まで及び認定第6号から認定第8号までによる各会計決算については、「全会一致」で、認定第5号による会計決算については、「賛成多数」で、それぞれの原案のとおり「認定」すべきものと決したのであります。
 以下、審査の過程における各委員からの主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、三世代同居推進事業についての、平成28年度決算と平成29年度の改善見通しについてただしたところ、平成28年度は9事業を実施し、平成29年度からは一部の事業について近居も対象とするなど、概ね順調に利用され、市民に喜んでいただいている。
 特に三世代同居・近居住宅支援事業については、平成28年度は、700万円の予算に対し998万9,000円の54件となったため、年度末の申請分については、次年度の予算により早急に交付した。その件数は約20件であり、特に苦情はなかったとのことでありました。
 三世代同居推進事業は、平成27年度からスタートし5カ年計画で進めているため、現段階で利用度の少ない事業については、今後も出前講座を含め、より一層のPRに努めたく、もう少し見守ってほしいとのことでありました。
 関連して、窓口のワンストップ化についてただしたところ、必要な手続は一人一人異なり、手続によっては詳細な説明が必要な場合があるため、今の体制が望ましいと考えているとのことでありました。
 次に、空き家等対策事業の推進についてただしたところ、高齢者のひとり暮らし世帯が増えている中で、空き家の増加が懸念されることから、その情報を関係各課で共有することは重要であると考えている。
 また、空き家の予防については、情報発信と当事者の意識高揚が必要であることから、広報となみで特集を組んだり、固定資産税の納税通知書に啓発チラシを同封するなどして、今後もあらゆる機会を通じて啓発を図りたいとのことでありました。
 次に、企業誘致への今後の推進についてただしたところ、企業誘致対策としては、東京、名古屋、大阪で開催する「とやま企業立地セミナー」等に参加し、本市の立地環境、砺波インターや高岡砺波スマートインター周辺の工場適地、民間が保有する未利用地等を、市長のトップセールスなどにより積極的にPRし、企業誘致に努めている。企業誘致は、本市経済の活性化や税収の確保・雇用の拡大につながることから、すぐれた立地条件をPRし、工場適地や企業団地用地への誘致を図りたい。一方で、本市の有効求人倍率が2.5を超えており、恒常的な人手不足が課題となっている。企業立地助成金など7,000万を超える予算を執行しており、引き続き、企業誘致に取り組むとともに、既存企業の事業拡大への支援にも努めていきたいとのことでありました。
 次に、チューリップ球根の販路拡大についてただしたところ、気候的にチューリップ栽培が非常に困難な台湾に販路を拡大するに当たり、どのような品種が適しているか等について試験するため、球根約3万球を使用し、その結果として8,000球を購入していただいたところである。この費用対効果を単年度で判断することは難しく、今後も継続して砺波産球根のよさをPRしていきたいとのことでありました。
 次に、農村下水道の維持管理費についてただしたところ、庄川右岸の農村下水道施設については、古いもので30年が経過しており、修繕費や施設点検委託料、汚泥処理費等が、農村下水道維持管理費7,414万1,000円の中に計上されている。
 施設の老朽化対策については、最低限度の手当てにとどめており、将来的には公共下水道へ接続する計画として、流域下水道高岡庄川幹線の事業化を進めていただけるように県に要望している。
 処理排水の水質管理が一番重要なので定期的に検査を行っており、万全の体制をとって維持管理を行っているとのことでありました。
 関連して、合併処理浄化槽は普及率に含まれているかただしたところ、下水道普及率には含まれておらず、合併処理浄化槽を含めた汚水処理人口普及率は87.9%でありました。
 また、合併処理浄化槽整備後の下水道接続については、公共ます設置後、速やかな接続をお願いしているが、合併処理浄化槽を設置して間もない方もあり、長期的な視野に立ち接続をお願いしているとのことでありました。
 次に、南部認定こども園排水管勾配改善工事についてただしたところ、原因は、工事施工者が、たび重なる現場での変更に伴い、適正管内流速を計算した上でやむを得ず自然流下を選択し、施工したが、条例等の排水管勾配基準を満たしていなかった。また、工事施工者に対し、工事監理者及び監督員による排水管勾配の事前確認が徹底できなかったとのことでありました。改善工事については、工事の工法などを検討し、2年を目途に実施するとのことでありました。
 次に、防犯灯のLED化への今後の計画についてただしたところ、市民が理解を示し、積極的に取り組み、電気料も下がっている。蛍光灯をLED化した場合に支援することとしているが、150万円で150基の予算のところ、多くの申請があり、264基を取りかえたが、この分は電気料の下がった分を流用している。過去の経緯のとおり、設置は地域とし、電気料は市が負担するといった役割を分担しているとのことでありました。
 このほか、市税等の滞納状況と各課連携による徴収対策強化、「となみ創生」地域交付金事業実績、民生委員児童委員活動への支援、霊苑事業の管理、コンベンション事業の実績と推進、歩道のカラー舗装整備、道路台帳のデジタル化、病院事業の経営改善状況、不用額500万円以上の事業と発生理由、1億円産地づくりたまねぎに続く次の作物への取り組み、基金の運用方針、農業人材力強化総合支援事業、図書館の利用状況についてなどの意見、要望があったところであります。
 以上、平成28年度の各会計決算等につきまして、審査結果とその所見を申し上げ、決算特別委員会の報告といたします。
○議長(今藤久之君) 以上をもって、委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)
○議長(今藤久之君) これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)
○議長(今藤久之君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)
○議長(今藤久之君) これより、議案第53号 平成28年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、平成28年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件についてを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第53号 平成28年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について、認定第1号 平成28年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について、認定第2号 平成28年度砺波市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成28年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第4号 平成28年度砺波市霊苑事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成28年度砺波市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第6号 平成28年度砺波市水道事業会計決算認定について、認定第7号 平成28年度砺波市工業用水道事業会計決算認定について、認定第8号 平成28年度砺波市病院事業会計決算認定について、以上の案件に対する委員長の報告は、原案のとおり可決または認定すべきであるとするものであります。以上の案件は、委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(今藤久之君) 起立多数であります。よって、以上の案件は、委員長報告のとおり可決または認定することに決しました。

                  日程第4
    施政方針、並びに議案第57号から議案第81号まで、及び報告第9号
○議長(今藤久之君) 次に、日程第4 施政方針、並びに議案第57号から議案第81号まで、平成29年度砺波市一般会計補正予算(第4号)外24件について及び報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

            (施政方針表明並びに提案理由の説明)
○議長(今藤久之君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) おはようございます。
 平成29年12月の砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました平成29年度一般会計補正予算案を初めとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げまして、議員各位を初め市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。
 初めに、提案理由の説明に先立ちまして、職員の不祥事につきまして、御報告とおわびを申し上げます。
 去る11月5日、本市職員が、酒気帯び運転で人身事故を起こしました。
 当該職員は、深夜まで飲酒したにもかかわらず、翌朝、私用で、いわゆる二日酔いの状態で自動車を運転し、事故を起こしたものであり、法令を遵守する立場にある公務員として断じて許されない行為でございます。
 当該職員に対しては、11月15日付で停職6カ月の懲戒処分を行ったところであり、同日、当該職員は依願退職をいたしました。
 これまで、職員に対し、機会を捉えて飲酒運転の防止及び交通法規の遵守の徹底について指導してきたところでありますが、今回の不祥事が発生したことにつきましては、被害者御本人や関係者各位を初め、市民の皆様に対して深くおわび申し上げますとともに、再発防止に向けまして、全力で職員の意識改革に取り組んでまいる所存でございます。まことに申しわけございませんでした。
 次に、国の動向について申し上げます。
 去る10月22日に執行されました衆議院議員選挙の結果を受けて、11月1日に第4次安倍内閣が発足いたしました。安倍総理は、内閣の基本方針に「復興の加速化」、「人づくり革命の断行」、「一億総活躍社会の実現」、「世界の中心で輝く日本」の4本柱を掲げ、同日の初閣議で各大臣に今年度補正予算案の編成を指示したところであります。
 これを受けまして政府は、「人づくり革命」の推進に向けた保育所の受け皿整備や生産性向上に取り組む中小企業の支援、自由貿易に備えた農業強化策を柱に補正予算案の追加歳出を2兆円台前半とする方向で調整に入ったところであります。
 このような中、本市におきましては、引き続き国の動向及び地方財政への影響等を見極めながら、地域経済の発展や人口減少の克服による活力ある地域社会の実現に取り組んでまいります。
 次に、新年度の予算編成方針について申し上げます。
 昨年9月に本市の住みよさをさらに拡充させ、より魅力的で活力ある安全で安心なまちづくりを進めていく上での羅針盤となる「第2次砺波市総合計画」を策定いたしました。この計画では、市の将来像を「~庄川と散居が織りなす花と緑のまち~ もっと元気 ほっと安心 ずっと幸せ“やっぱり砺波”」とし、新年度はこの計画の2年目に当たることから着実な事業展開を行うとともに、また、財政状況が厳しいこともあり、費用対効果をしっかり見極め、事業の選択と集中をより一層推進し、財政健全化に取り組んでまいります。
 また、将来像の実現に向けて計画の前期5年間で重点的かつ優先的に実施すべき施策である「10WAVEプロジェクト」については優先的に予算づけを行い、その波及効果も期待しながら、事業の着実な進捗に努めることで、本市の豊かさ、暮らしやすさにさらに磨きをかけてまいります。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、国際交流について申し上げます。
 去る10月5日及び6日に、世界チューリップサミット委員会議長の招請を受け、カナダの首都オタワにて開催された第7回サミットに参加してまいりました。サミットでは、「となみチューリップフェア」やチューリップ四季彩館、水上花壇展示、球根生産などについてプレゼンテーションを行うとともに、チューリップに関するイベント等について情報交換し、今後もチューリップを通じた交流を進めていくことを確認したところであります。
 また、「となみチューリップフェア」が、チューリップによる観光の魅力度などが評価され、「本年のチューリップディスプレイ賞」を受賞し、私も「本年のチューリップの人賞」をいただきました。まさに、「となみチューリップフェア」が世界の名立たるイベントと比較してもレベルが高いことを強く実感したところであります。
 これまでチューリップ生産や、「となみチューリップフェア」にかかわってこられた先人の方々に対し、改めて敬意を表するとともに、「2018となみチューリップフェア」では今回の受賞の効果を最大限に生かし、魅力あるイベントの創出に努めてまいります。
 次に、国内姉妹都市交流について申し上げます。
 本市と北海道むかわ町がそれぞれ合併により新たな市町となったことから、平成19年に「姉妹都市提携」の再調印を行って、本年で10年の節目を迎えました。これを記念して、去る11月13日にむかわ町において「砺波市・むかわ町姉妹都市再提携10周年記念式」が行われ、本市からは、むかわ町交流協会の皆さんを初め、交流関係者19名が出席をいたしました。
 記念式では、むかわ町で図案をデザインし、となみブランドである新光硝子工業株式会社の曲げガラスの技術を用いて作成した「10周年の記念盾」を交換し、両市町のさらなる相互交流を確認いたしました。
 次に、男女共同参画の推進について申し上げます。
 今年度の取り組みといたしまして、砺波市男女共同参画推進員連絡会との協働によります、市内事業所を対象としたワーク・ライフ・バランス推進企業を募集したところ、19社から応募がございました。
 今後、同連絡会において優良企業を選考し、12月3日開催の「砺波市男女共同参画推進のつどい」において表彰するとともに、応募された企業の取り組みについて、広報となみやホームページ等で広く周知するなど、ワーク・ライフ・バランスの推進に努めてまいります。
 次に、空き家対策について申し上げます。
 去る10月1日に「砺波市空き家等対策計画」を施行し、広報となみで空き家の特集記事を掲載したほか、計画推進の取り組みの一つとして、富山県司法書士会と空き家の所有者の確認や相続の手続き等に関する協定を締結いたしました。
 また、空き家の所有者や地域、市との円滑な連携を図る目的で委嘱しております「空き家情報連絡員」の全体会議を10月26日に開催し、空き家計画の共通理解を図るとともに、活動に関する意見交換を行ったところであります。
 今後は、連絡員と地域おこし協力隊員が市内の空き家の現地確認を行うこととしており、空き家の現状を的確に把握し、空き家情報のデータベース化を進めるとともに、出前講座の開催など広報活動を積極的に行い、空き家対策を効果的に推進してまいります。
 次に、シティプロモーションについて申し上げます。
 本市への移住を検討している県外在住の方を対象とする移住体験ツアーを「散居村の暮らし」をテーマに去る10月7日及び8日に実施いたしました。
 このツアーでは、サイクリングによる散居村体感や先輩移住者との交流のほか、空き家見学、伝統的家屋での宿泊体験などを行ったところであり、参加者の中には移住を決意された方もいるなど、事業の効果があらわれております。次回は、2月に「雪」と「まちの暮らし」をテーマに実施することとしており、砺波暮らしの魅力を発信することで定住人口の増加を推進してまいります。
 また、市のシティプロモーションを進める目的で、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のインスタグラムによる情報発信で多くの方々から支持されています「6151(ろくいちごいち)」氏をお招きし、10月13日及び14日の両日に、市の魅力を発信する「Team1073(チームとなみ)」と公募者とがワークショップによりまして、写真撮影のテクニックや効果的な情報発信の方法などを学びました。
 今後も、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSの活用による市民が主体となった地域の魅力発信を推進し、市のさらなるイメージアップに努めてまいります。
 次に、防災対策について申し上げます。
 今年度内に一部改定いたします「砺波市地域防災計画」及び「砺波市国民保護計画」、さらに、新たに策定する「砺波市業務継続計画」につきましては、現在、関係職員によるワーキンググループを設置し、現計画の応急対策業務の見直しや大規模災害時に優先して実施すべき通常業務の選定を行っており、今後とも防災対策のさらなる充実・強化に努めてまいります。
 次に、「ねんりんピック富山2018剣道交流大会」について申し上げます。
 平成30年11月の本大会の開催に向け、富山県剣道連盟等と協力し、今月10日にリハーサル大会を県西部体育センターで開催することとしております。リハーサル大会では、歓迎アトラクションや食のおもてなしとして大門素麺の煮麺を選手に振る舞うなど、本大会を想定した内容で実施することとしており、ねんりんピック開催に向けた機運を高めてまいります。
 次に、国民健康保険事業について申し上げます。
 将来にわたって持続可能な制度とするため、平成30年度の都道府県単位化に向け、県と市町村の間で運営方針や保険料の標準的な算定方法などについて協議を進め、来年1月には県から新年度の納付金額及び標準保険料率が示される予定でございます。本市におきましては、今後、示される標準保険料率等を参考に保険税率を決定してまいります。
 次に、循環型社会の推進について申し上げます。
 ごみのリサイクル・再資源化の推進や収集の効率化、危険ごみの混入防止を目的とした「もっとリサイクルもっと資源化事業」につきましては、燃えないごみステーションを廃止し、資源ごみステーションにおいて一括して分別収集するものであり、地域の皆さんの御協力によりまして、14地区の自治振興会で事業を導入することができました。
 今後とも、地域住民の皆さんと連携しながら、ごみのリサイクル・再資源化の取り組みを推進してまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 去る11月8日から11日にかけまして、とやま呉西圏域連携事業として「メッセナゴヤ2017」に本市並びに市内企業2社が出展し、中京圏を中心とした本市への企業誘致や参加企業のビジネスマッチングに取り組んでまいりました。
 また、昨年度に引き続き、「ママの就活応援プロジェクト事業」として、出産や育児などを機に仕事を離れた女性の職場探しを支援する再就職応援セミナーを、11月21日と27日に開催いたしました。今年度は、ハローワークとなみのほか、砺波商工会議所や庄川町商工会と連携するとともに、開催日を2回とするなど、参加機会や内容を充実させたことで、多くの皆さんに参加いただきました。改めて、子育て世代女性の労働意欲の高さを感じたところであり、今後とも引き続き、ママの再就職を支援してまいります。
 次に、観光の推進について申し上げます。
 去る10月7日から22日にわたり開催されました「第30回記念となみ夢の平コスモスウォッチング」につきましては、開花調整が良好であったことや天候にも恵まれ、開幕日から見ごろ状態となっておりまして、会期前半から多くの来場者でにぎわったものの、会期後半は台風21号の影響などによりまして、全体では、昨年度同様の7万人の来場者にとどまったところであります。
 しかしながら、今回の第30回を記念したイベントでは、初登場したコスモスの大迷路が人気を博すなど、多くのお客様に100万本のコスモスを十分にお楽しみいただいたものと思っております。
 また、本日、開幕いたします「チューリップ公園KIRAKIRAミッション2017」につきましては、準備作業のボランティアや協賛金等に多大な御協力をいただくなど、多くの市民や企業、団体の皆さんに支えられておりますことに感謝申し上げます。本年で6回目を迎え、本市の新たな冬の風物詩として定着してきているこのイベントに、市内外から多くの方々が来場されることを期待しております。
 次に、11月25日から30日にかけまして、台湾誘客キャンペーンとして、県が台北市及び嘉義市において開催した富山県観光PRイベント及び新光三越百貨店嘉義垂楊店での富山県観光物産展に参加し、チューリップの切花配布や観光PRを行いました。
 さらに、台湾主要都市の旅行会社等を訪問し、チューリップフェアや庄川遊覧船等の観光資源の積極的なPRを行い、本市へのさらなる誘客強化を図ったところであり、チューリップ球根等の輸出につきましても、今後とも引き続き関係者とともに努力してまいりたいと考えております。
 次に、農業関係について申し上げます。
 主要作物であります水稲の作柄につきましては、富山県における作況指数は平年並みの100と発表されております。
 一方、品質につきましては、農家の皆さんの適切な肥培管理と関係機関の指導によりまして、11月末現在のとなみ野農業協同組合管内の1等米比率は、昨年より、4.4ポイント高い90.0%となっております。
 次に、特産のたまねぎにつきましては、平成30年産に向けて、市内では約130ヘクタールのたまねぎが定植されたところであります。これまでの台風や秋雨前線によります降雨の影響により、定植作業が11月中旬まで遅れるなど、今後の生育等が心配されるところでありますが、引き続き、関係機関による適切な栽培指導と生産農家による徹底した肥培管理により、たまねぎ産地として確固たる地位を確保できるよう努めてまいります。
 次に、農地防災事業「庄川左岸地区」につきましては、平成30年度の事業完了に向け、国や関係機関に対し、要望活動を実施したところであり、引き続き積極的な事業促進を図ってまいります。
 また、去る8月24日から26日にかけての集中豪雨及び10月の台風21号により被災した農地や農業用施設、林道の災害につきましては、国による災害査定が終了次第、早期の復旧に努めてまいります。
 次に、土木関係について申し上げます。
 一般国道359号砺波東バイパスにつきましては、現在、仮称でありますが、「いかるぎの大橋」の橋脚の上部工及び関連道路改良工事が鋭意進められております。
 また、主要地方道坪野小矢部線の砺波大橋の歩道拡幅につきましては、来年3月末までの供用開始に向け、庄川の出水期を避けた工事施工が進められているところであります。
 次に、今年度の道路除雪実施計画につきましては、市道の車道実延長の約85%に当たります636キロメートル及び歩道の約83%に当たります95キロメートルを対象といたしまして、冬季の安全・安心な生活道路の確保に取り組んでまいります。
 また、多年にわたり、地域ぐるみ除排雪に従事していただいている方々の功績をたたえるため、去る11月24日に、25人の方の除雪功労者表彰を行ったところであります。受彰されました皆さんのこれまでの御尽力に感謝申し上げます。
 なお、かねてから地域ぐるみ除排雪への取り組みが検討されておりました種田地区において、11月17日に新たに除雪委員会が設立されたところであり、今後とも各地区除雪委員会等と連携しながら、本市における除排雪体制の充実を図ってまいります。
 次に、都市計画関係について申し上げます。
 「チューリップ公園再整備事業」につきましては、去る10月5日にチューリップタワーの基本設計業務の指名型プロポーザル審査を実施し、設計業者を決定したところであり、今後は、デザインや機能性、経済性を十分考慮しながら公園の新たなシンボルとしてふさわしいものとなるよう基本設計業務を進めてまいります。
 次に、上下水道事業について申し上げます。
 上水道事業につきましては、現在、アセットマネジメント調査業務において現有資産の総点検とあわせ、送配水管の耐震化更新を含めた長期的な経営戦略の策定に向けて準備を進めております。
 また、下水道事業につきましては、北部Ⅰ期区域の高波地区において計画していた全ての枝線管渠工事が11月末に完了したところであり、今後の工事施工に向け、現在、北部Ⅱ期区域の出町地区及び林地区の測量設計業務を進めているところであります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 去る11月8日に市立砺波総合病院経営改善委員会を開催し、昨年度に策定いたしました新改革プランに基づく経営改善に向けた取り組み等について御意見をいただきました。その中で、新年度に目指しております地域医療支援病院の承認に向け、さらに患者紹介・逆紹介を推進し、病床利用率の向上に努めるようにとの御指摘があったところであり、今後一層の努力をしてまいります。
 また、今年度に取り組んでおります経営改善に向けたコンサルティングにつきましては、外部、内部の環境分析が終わり、今後、経営戦略及びアクションプランを策定し、医療の質の向上と収益の改善を積極的に進めてまいりたいと考えております。
 次に、教育関係について申し上げます。
 庄南小学校及び庄東小学校のグラウンド改修事業につきましては、順調に工事が進捗し、10月中旬に完了したところであります。
 また、10月23日に「第1回総合教育会議」を開催し、教職員の働き方改革や教育環境の整備、就学援助費支給制度の充実など、重点的に講ずべき施策について、教育委員から御意見をいただいたところであります。今後とも、教育委員会との連携を一層強化し、教育のさらなる充実に努めてまいります。
 一方、11月24日に開催いたしました「子ども・子育て会議」では、子ども・子育て支援事業計画における保育所施設等の利用定員を設定するとともに、市内幼稚園を取り巻く課題について御意見をいただいたところであります。
 次に、生涯スポーツの推進につきましては、11月19日に開催いたしました4回目を数える「となみ散居村縦断マラソン2017」では、全国から昨年を上回る3,600人を超えるランナーにエントリーをいただくなど、大いに盛り上がったものと思っております。
 なお、開催に当たりまして、協賛いただきました事業所や個人の皆さんを初め、650人を超えます大勢の協力員の方々、そして沿道で応援いただいた多くの市民の皆さんに、心から感謝を申し上げます。
 また、新砺波体育センター整備事業につきましては、順調に工事が進捗しており、年内に?体工事が完成し、翌年1月以降に屋根工事に取りかかることとなっております。
 それではこれより、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第57号 平成29年度砺波市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億7,851万6,000円を追加し、歳入歳出予算総額を218億6,977万6,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  除雪対策費                 9,000万円
  保育施設整備事業費             6,000万円
  出町認定こども園建設事業費         4,700万円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上計上したものであります。
 これらの歳出予算に対する財源の主なものは、
  国庫支出金             352万4,000円
  県支出金              116万8,000円
  市債                   2,220万円
などであり、不足いたします1億5,161万7,000円を繰越金で措置するものであります。
 また、債務負担行為の補正につきましては、平成30年度以降の公の施設の指定管理委託のほか、平成30年度の施設保守管理業務委託等について、それぞれ追加するものであります。
 次に、議案第58号 平成29年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第59号 平成29年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第60号 平成29年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、平成30年度の電算保守管理及び施設保守管理等業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第61号 平成29年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、平成30年度の施設保守管理等業務委託について債務負担行為を設定するものであります。
 次に、議案第62号 平成29年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、平成30年度の医療器械等賃借及び施設保守管理等業務委託のほか、電子カルテシステムの更新に係る経費について債務負担行為を追加するものであります。
 次に、予算関係以外の議案について御説明をいたします。
 まず、議案第63号につきましては、国の人事院勧告による給料表及び諸手当の改正に準じ、砺波市職員の給与に関する条例など関連する4本の条例の一部改正をあわせて行うものであります。
 次に、議案第64号につきましては、出町認定こども園の園庭を整備するため砺波市出町体育館を解体することから、砺波市出町体育館を廃止することとし、砺波市体育施設条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第65号につきましては、平成30年度からの国民健康保険の都道府県単位化に向け、葬祭費の支給額を県内市町村で均一の給付となるよう支給額を統一するため、砺波市国民健康保険条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第66号から議案第68号までにつきましては、法令の改正に伴い、砺波市営住宅管理条例、砺波市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例及び砺波市地方活力向上地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第69号につきましては、労務単価の変更等に伴う新砺波体育センター整備事業建築主体工事に係る工事請負変更契約を締結するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第70号につきましては、砺波市営バスの車両として財産を取得するため、法令の定めるところにより、議会の議決を求めるものであります。
 次に、議案第71号から議案第81号までの指定管理者の指定につきましては、指定管理期間が平成29年度末をもって満了する施設のほか、新たに指定管理者制度に移行する施設について、平成30年4月からの指定管理者を指定するものであります。
 次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることにつきましては、平成29年度砺波市一般会計補正予算(第3号)についてであり、衆議院議員選挙費について歳入歳出それぞれ1,750万円を専決処分により補正したものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本日提出をいたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ御審議いただきまして、可決、承認いただきますようお願いを申し上げます。

○議長(今藤久之君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
 お諮りいたします。明12月2日から12月10日までの9日間は、議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(今藤久之君) 御異議なしと認めます。よって、明12月2日から12月10日までの9日間は、議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は、12月11日午前10時から再開いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前10時53分 閉議