1.会議の経過
午後 2時00分 開議
◯議長(江守俊光君) ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告について、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。
日程第1
議案第5号から議案第36号まで
◯議長(江守俊光君) これより本日の日程に入ります。
日程第1 議案第5号から議案第36号まで、平成19年度砺波市一般会計予算外31件についてを議題といたします。
(各常任委員会の審査報告)
◯議長(江守俊光君) これより、各常任委員長の審査結果の報告を求めます。
産業建設常任委員長 山田幸夫君。
〔産業建設常任委員長 山田幸夫君 登壇〕
◯産業建設常任委員長(山田幸夫君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第5号 平成19年度砺波市一般会計予算所管部分外11議案を審査するため、去る3月15日、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開会いたしました。
それでは、本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第5号 平成19年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第10号 平成19年度砺波市下水道事業特別会計予算、議案第11号 平成19年度砺波市水道事業会計予算、議案第12号 平成19年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第20号 砺波市下水道条例の一部改正について、議案第21号 砺波市水道事業給水条例の一部改正について、議案第29号 庄川左岸水害予防組合規約の変更について、議案第30号 庄川右岸水害予防組合規約の変更について、議案第31号 市道路線の認定について、議案第32号 平成18年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第35号 平成18年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、議案第36号 平成18年度砺波市水道事業会計補正予算(第4号)、以上、議案12件であります。
当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決しました。
ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
まず、地下水涵養対策費が昨年に続き計上されているが、その効果についてただしたところ、地下水涵養事業は平成17年から開始し、平成18年度と2カ年間行った。目的は工業用水確保のためであります。4,400平方メートルの土地を借り上げ取水した結果、1日当たり深さ約28センチメートル分が地下浸透することがわかったとのことであります。水量でいえば1日当たり約1,200トンであります。水利権の問題もあり、年間200日程度しか取水できませんが、単純計算すれば年間24万トンが地下水になったと思われます。これは5人家族の年間使用水量の約400世帯分に相当するものであり、効果が大変大きいことがわかったとのことであります。地下水保全の見地からも、この事業に対して大いに期待しているところであります。
次に、地名案内看板の設置場所について、並びに防犯カメラのリース料及び設置場所についてただしたところ、地名案内看板について、旧砺波市においては地名の板約270枚を昭和59年、平成7年、8年ごろに設置してきたとのことであります。今回合併に伴い、通行者の位置確認や観光に来られた方にわかりやすくするため、庄川地区を重点に縦60センチ、横18センチのアルミ板約270枚を設置しようとするものであります。
また、防犯カメラについては、近年砺波駅付近でいたずらが発生しているため、自由通路などにリースで3カ所設置するものとのことであります。ハードディスクに1カ月分を記録するもので、費用は3台で年間50万円ぐらいとのことであります。
次に、4月1日から発足する砺波市観光協会の補助金の根拠と設立準備状況及び1,250万円の観光協会イベント補助金の内容についてただしたところ、観光協会への400万円の補助金は、ほとんどが局長と事務員の2人の人件費であります。旧砺波市、旧庄川町の各協会は3月20日に解散総会を、3月26日に新砺波市観光協会の設立総会を予定されております。
また、観光イベント補助金の1,250万円については、砺波夜高祭り、庄川観光祭、コスモスウォッチング等々、平成18年までやってきたイベントを当分の間は引き継ぎ、将来は見直しを含め、自主性を持って運営していこうというものであります。
次に、民具展示館整備事業基本構想及び基本設計の進め方についてただしたところ、散居村ミュージアムは、開館以来多くの方に来ていただき、大変人気があるとのことであります。旧砺波市、旧庄川町には多くの民具や農具があることから、砺波地方の歴史や文化を伝える勉強の場として、旧出町小学校を散居村ミュージアムに移設し、そうしたものを整理しようとするものであります。どのような物、方法がよいか検討委員会を組織し、有識者の方々などの参加も願って、各地でどのようなことをやっているのか調査研究してもらったり、砺波地方の特性も考慮して基本構想を定め、その後、基本設計に着手する予定であるとのことでありました。
その他、田んぼダム支援委託費の事業内容について、中山間地域など直接支払い補助金の内容について、新しいインターチェンジの考え方について、上水道水の紫外線滅菌装置について、ニューカッスル病のその後の経過についてなど、意見及び要望があったところであります。
以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の報告といたします。
◯議長(江守俊光君) 民生文教常任委員長 寺井武彦君。
〔民生文教常任委員長 寺井武彦君 登壇〕
◯民生文教常任委員長(寺井武彦君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第5号 平成19年度砺波市一般会計予算所管部分外13議案を審査するため、去る3月16日、三役を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開会いたしました。
それでは、本定例会において、民生文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第5号 平成19年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第6号 平成19年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第7号 平成19年度砺波市国民健康保険太田診療所事業特別会計予算、議案第8号 平成19年度砺波市老人保健医療事業特別会計予算、議案第9号 平成19年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第16号 砺波市福祉センター条例の一部改正について、議案第17号 砺波市保育所条例の一部改正について、議案第18号 砺波市心身障害者福祉金支給条例の一部改正について、議案第26号 砺波地方介護保険組合規約の変更について、議案第27号 砺波地区老人福祉施設組合規約の変更について、議案第28号 砺波地方衛生施設組合規約の変更について、議案第32号 平成18年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第33号 平成18年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第34号 平成18年度砺波市霊苑事業特別会計補正予算(第1号)、以上、議案14件であります。
当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
まず、平成19年度介護保険制度改正によりホームヘルパー2名削減とのことであるが、どのような制度改正となるのかただしたところ、介護保険制度改正は、要支援1、2の新予防給付と要介護1から5の介護給付の2つに細分化された。そのため、要支援1、2の方が生活援助と身体介護の区分がなくなり、生活援助を受けられなくなったり、また、要介護1から5の方で家にだれかがいる場合、日中の生活援助等の介護が受けられなくなったことにより、ヘルパーの需要が少なくなった。さらに、団塊の世代の方々が退職されることなどにより、デイサービスを利用しながら親の世話をする方も多くなることなどから、今回ホームヘルパー2名を削減するとのことであります。
次に、訪問リハビリサービス実施負担金が、昨年より約400万円減額となった理由について、また、リハビリ制度が緩和され、理学療法士の常勤化が必要ではないかとただしたところ、介護保険制度の改正により、介護1から5までの利用範囲が狭くなったこと、また、リハビリの方々が在宅より通所リハビリやデイサービスの中でリハビリを受けることなどにより、訪問リハビリサービスが少なくなることによるものである。また、理学療法士の常勤化については、現在、半日で週5日勤務し、1日3件、5日で15件見ることができる。また、現実的に在宅で家族の方がリハビリを行っている場合も多く、現在のやり方で問題はないということであります。
次に、ミニドック検診事業について、平成18年度実績及び健康センターの受診者数をただしたところ、ミニドック検診の平成18年度決算見込み数は360名である。また、健診センター受診者数は3月末で4,314名の申し込みがあり、1カ月392名となり、平成17年度と比較し1カ月80名増加となる。費用は昨年度7,000万円に対し、平成18年度は8,000万円を超える見込みであるとのことであります。
次に、今回の予算に各学校の保健室にエアコン設置をすることになっているが、環境にやさしい学校にするため、南向きテラスに自然の日陰をつくり、涼しさを創造すべきでないか、また、エアコン設置に関し補助金があるのかとただしたところ、学校の保健室へのエアコン設置については、体調を崩した生徒のためにぜひ設置をお願いしたいという校長会の要望で、今回取りつける予定である。また、現在建設中の東部小学校の2階のベランダでは花が植えられるように取り組んでいる。今後改修する学校では、エコスクールの方法もあり検討したい。エアコン設置に関しては、国、県からの電源立地補助金を利用しているとのことであります。
次に、学校給食で週1回のパン食を減らし、月1回のパン食とし、御飯食のよさを議論し、増やすべきではないかとただしたところ、県内で御飯食を週5回行っている学校は3校である。平均で週3.2回である。子どもたちの嗜好もあり、平成19年度にアンケートを実施して調査するとのことであります。
次に、病院群輪番制事業の内容についてただしたところ、砺波広域圏内に公的病院が交代で2次医療の当直体制をつくっている。砺波総合病院は病床数で割り振られ、全体の45%から46%の日数割を担当しているとのことであります。
次に、給食費の滞納について、小学校入学前、保育所、幼稚園時代から保護者への意識づけが大切ではないかとただしたところ、今回、子ども課が設置される予定であり、幼稚園、保育所、小学校、中学校の連携を密にし、家庭への教育をどのように取り組むべきか、子育ての輪のパンフレットを作成し、すべての家庭に配布し、呼びかけていくとのことであります。
次に、民間保育所開設に伴い、メニュー等資料を出し、指導等の連絡を密に対応してもらいたいとただしたところ、今回開設の民間保育所は定員90名、延長・休日保育を行い、子育て支援センターを設置するとのことである。延長保育に関しては、砺波市は午後7時までとしているが、今回開設の保育所はもっと遅い時間まで行う予定である。しかし、10時、11時の深夜は子どもたちにも影響があると思われ、対応について話し合いを行っていくとのことであります。
次に、国民健康保険事業のうちで医療制度改正もあり、電算システム等の委託料が多くある。経費節減を図るべきではないかとただしたところ、新しい医療制度の実施に伴う電算システムについては、国の情報を得ながら国保連合会や広域連合と調整を図りつつ現在も検討しているところであり、契約時にはコスト削減に努めることとしたい。また、国の補助金が交付される予定であるとのことであります。
このほか、公害分析等委託料について、無資格者がインスリン注射を行った件について、合併特例債事業、青山墓地周辺整備及びやまぶき荘の改修工事の早期に取り組む件などについて質問、意見、要望のあったところであります。
以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生文教常任委員会の報告といたします。
◯議長(江守俊光君) 総務病院常任委員長 堀田信一君。
〔総務病院常任委員長 堀田信一君 登壇〕
◯総務病院常任委員長(堀田信一君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について御報告を申し上げます。
今3月定例会におきまして、当委員会に付託されました、議案第5号 平成19年度砺波市一般会計予算所管部分外9議案を審査するため、去る3月19日、三役を初め関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしたのであります。
それでは、本定例会において、総務病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第5号 平成19年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第13号 平成19年度砺波市病院事業会計予算、議案第14号 砺波市職員定数条例の一部改正について、議案第15号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第19号 砺波市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第22号 栴檀山東部及び南部辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第23号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第24号 富山県市町村総合事務組合規約の変更について、議案第25号 富山県市町村会館管理組合規約の変更について、議案第32号 平成18年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、以上、議案10件であります。
当局からの議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
ここで、主な質疑、要望、意見について申し上げたいと思います。
まず、法人市民税の当市の伸び率が、県内他市の伸び率に比べ3.1%と低い理由についてただしたところ、当市の法人市民税の見積もりに当たっては、今年度のこれまでの市内の企業の申告の実績をもとに、昨年行った主要企業60社に対するアンケート調査の結果や、近年のこれまでの収入実績を勘案して、5億3,101万1,000円の予算額を見積もった。市内企業の本年2月末日現在の申告実績では、前年同月比4.6%の増であり、それほど大きく伸びていないのが実情である。また、企業に対するアンケート調査の結果を見ても、来年度大きなプラスを予想するところは少なく、各企業の財務担当者の予想は、市内の企業はそれほど業績回復について楽観視をしていないということが伺われる。このようなことから総合的に勘案して、3.1%の小幅な伸びを見込んだ。法人市民税が大きく伸びることを予想しているのは、都市部の自治体のことであろうと推測している次第であるとのことでありました。
次に、平成19年度末市債残高見込みと、高い利率の市債の繰り上げ償還見込みについてただしたところ、平成19年度末市債残高については、一般会計では262億3,715万円、下水道特別会計では175億4,545万円、上水道事業会計では22億2,141万円、病院事業会計では144億3,170万円となる。また、年利5%を超える高い利率の公的資金の繰り上げ償還については、平成20年3月の定時償還後の市債残高は、市全体で元金ではおよそ41億8,000万円、支払い利息では13億6,800万円となる。国全体では利率5%を超える地方債は約10兆円ほどあり、その2分の1の5兆円ほどについて繰り上げ償還を認める計画と聞いている。
なお、繰り上げ償還の条件としては、各会計の財政状況が厳しいことが証明されている自治体で、なおかつ将来の行財政改革にしっかり取り組むことが挙げられており、今後さらに具体的に決まってくるものと考えている。当市においては、経営状況が比較的良好である上水道事業会計の繰り上げ償還については今のところ難しい部分があると考えるとのことでありました。
次に、市庁舎等の清掃業務の改善についてただしたところ、清掃業務を委託している部分は、トイレ、廊下、階段など共通部分である。委託料の軽減を図るためには、これまで毎月行ってきた床のワックスがけを2カ月に1回と減らしたり、常に業務内容を見直しており、今後も経費の節減に努めていきたい。
なお、職員の身の回り執務室については、毎日就業時間が終わった後に職員が清掃をしており、庁舎周辺の除草作業等についても年数回職員が行っている。職員ができるだけ自発的に清掃をするように促し、そういう機運を高めるよう努めていきたいとのことでありました。
次に、総務費に計上されている顧問弁護士の相談件数や相談内容についてただしたところ、平成16年度、平成17年度ともに12件ずつの相談をしており、その主な内容は、事業にかかわる協定書の内容確認、イベント開催中に発生した事故の処理、公共料金や税金の滞納対策などについてであるとのことでありました。
次に、診療費等の消滅時効の期間短縮に伴う未収金の対応についてただしたところ、判決により私法上の債権とされたことにより、5年から3年に消滅時効の期間が短縮されるもので、これにより従来に増して未収金を出さないように努めるともに、未収金が出た場合には早期回収に努め、従来より厳しく対応しなければならなくなった。昨年4月から未収金の専門の担当者を配置し、古いものから回収している。また、1人ではできないので病院事務局が一丸となり班編成をして、時間外や休日にも未収金の徴収に努力をしている。
なお、今後は悪質な滞納者については法的手続を検討したいと考えているとのことでありました。
次に、病院事業会計予算について、ここ3年連続して十数億円の赤字予算となっている収益的収支を初め、厳しい状況の損益計算書、資金計画から見た財政の改善策についてただしたところ、昨年4月に診療報酬のマイナス3.16%という大変厳しい改定と、さらには医師不足というダブルパンチがあった。こうした中での経営であり、収益的収支の赤字予算については、現金支出の伴わない費用である減価償却費と繰延勘定償却費を除くと、資金としては黒字となるものの、今後投資ができなくなることから、収益の向上と経費の節減をさらに徹底していかなければならない。今後、収益を増やすためには、他の病院にはない特殊外来として、女性骨盤底再建センター、ガンの化学的療法、緩和ケアなどを行い、市内のみならず市外、県外からの患者の受け入れも考えている。
また、病院と診療所と連携する病診連携による診療所からの患者の紹介、10対1から7対1看護への移行による診療点数の加算による診療収入の増収も検討していきたい。さらには、経費的には、不採算部門を外して採算部門だけを行えば収益は改善するが、地域性を考慮し、急性期病院としての特性を持ちながら、一般の方の救急も行い、患者さんに安心して来ていただける公的病院として財政の改善に努力していきたいとのことでありました。
次に、セカンドオピニオン制の導入についてただしたところ、患者本人や患者の同意を得た家族が、主治医以外の専門の医師の意見を聞くものであり、他の専門病院のセカンドオピニオンを紹介したり、あるいは他の病院から紹介を受けたりと、両方のケースがある。相談は予約制で紹介状などを持参してもらい、受け付けは相談窓口、あるいは地域連携室において行うとのことでありました。
このほか、税源移譲による増収の見込まれる個人住民税の滞納額の増額の対応について、公民館のホームページの開設状況について、消火施設設置予定について、市政バスの利用実績と今後の対応について、歳出予算の性質別内訳について、職員の新規採用と今後の計画について、終末期医療について、改築後の患者動向について、院外処方せんの現状について、オープンベッドの利用状況についてなど、意見及び要望があったところであります。
以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げ、総務病院常任委員会の報告といたします。
◯議長(江守俊光君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。
(質 疑)
◯議長(江守俊光君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(江守俊光君) 質疑なしと認めます。
(討 論)
◯議長(江守俊光君) これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(江守俊光君) 討論なしと認めます。
(採 決)
◯議長(江守俊光君) これより、議案第5号から議案第36号まで、平成19年度砺波市一般会計予算外31件についてを一括して採決いたします。
お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決であります。以上の案件は各委員長の報告のとおりに決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(江守俊光君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決されました。
日程第2
議員提出議案第1号
◯議長(江守俊光君) 次に、日程第2 議員提出議案第1号 砺波市議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
◯議長(江守俊光君) 本案について提案理由の説明を求めます。
20番 山岸銀七君。
〔20番 山岸銀七君 登壇〕
◯20番(山岸銀七君) 議員提出議案第1号 砺波市議会会議規則の一部改正について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
地方公共団体の自主性、自律性の拡大等のための所要の措置を講じた地方自治法の一部を改正する法律が昨年6月7日に公布され、そのうち議会関係規定につきましては、同年11月24日に施行されたところでございます。
この改正地方自治法の施行に伴い、砺波市議会におきまして、各委員会の活性化を図るとともに、議員の資質を高め、砺波市の発展に寄与するように、委員会に議案提出権を付与するものとし、さらに電磁的記録をもって会議録とすることもできるようにするなど、砺波市議会会議規則について所要の改正を行うものであります。
議員各位には、何とぞ慎重審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
(討 論)
◯議長(江守俊光君) これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(江守俊光君) 討論なしと認めます。
(採 決)
◯議長(江守俊光君) これより、議員提出議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。議員提出議案第1号 砺波市議会会議規則の一部改正については原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(江守俊光君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第1号 砺波市議会会議規則の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第3
議員提出議案第2号
◯議長(江守俊光君) 次に、日程第3 議員提出議案第2号 砺波市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
◯議長(江守俊光君) 本案について提案理由の説明を求めます。
20番 山岸銀七君。
〔20番 山岸銀七君 登壇〕
◯20番(山岸銀七君) 議員提出議案第2号 砺波市議会委員会条例の一部改正について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
地方公共団体の自主性、自律性の拡大等のための所要の措置を講じた地方自治法の一部を改正する法律が昨年6月7日に公布され、そのうち議会関係規定につきましては、同年11月24日に施行されたところでございます。
この改正地方自治法の施行に伴い、砺波市議会におきまして、各委員会の円滑な運営を図るために、閉会中において補欠選挙により議員となった者の委員の選任は、議長の指名によるものとし、さらに電磁的記録をもって会議録とすることもできるようにするなど、砺波市議会委員会条例について所要の改正を行うものであります。
議員各位には、何とぞ慎重審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
(討 論)
◯議長(江守俊光君) これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(江守俊光君) 討論なしと認めます。
(採 決)
◯議長(江守俊光君) これより、議員提出議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。議員提出議案第2号 砺波市議会委員会条例の一部改正については原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(江守俊光君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第2号 砺波市議会委員会条例の一部改正については原案のとおり可決されました。
日程第4
所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
◯議長(江守俊光君) 次に、日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第114条の規定により、お手元に配付しました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(江守俊光君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。
◯議長(江守俊光君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたします。
閉会のあいさつ
◯議長(江守俊光君) 市長からごあいさつがございます。
〔市長 安念鉄夫君 登壇〕
◯市長(安念鉄夫君) 議会閉会に当たりまして、お礼のごあいさつを申し上げたいと思います。
平成19年度の事務事業について、それに伴う予算案件と諸案件、それぞれ御審議をいただきまして、それぞれ可決、承認を賜りました。まことにありがとうございました。
つきましては、本会議及び各委員会で提案、御意見を賜りましたが、執行に当たりまして、それぞれ慎重に対応してまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
今日、景気が浮揚しておるようでありますが、都市と地方の格差がまだまだあるような感じでございます。地方は大変厳しい行財政にあると、このように思っておるところでございます。
しかし、市は末端の行政を預かるところでございます。お金がないから、そういう態度で市民に接しておってもいけません。市民に対しては温かく対応してまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
市の都市像に向かって、平成19年度も職員ともども努力してまいりたいと存じております。議員各位には、今後とも何かと御指導いただきますようお願いを申し上げたいと存じております。
このたび、地方自治法の改正に伴い、この際、収入役さんからぜひ退任いたしたいという申し出もございまして、これを受理したわけでございます。野村さんには、大変長い間市政発展に御足労賜りましたことを深く感謝申し上げたいと存じておる次第でございます。
終わりになりますが、議員各位には御健勝で御活躍されんことを御祈念申し上げて、御礼のあいさつといたします。ありがとうございました。
◯議長(江守俊光君) 収入役 野村泰則君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
収入役 野村泰則君。
〔収入役 野村泰則君 登壇〕
◯収入役(野村泰則君) 今、市長さんからお言葉がありましたように、今般の地方自治法の改正の趣旨にかんがみ、そして行政改革のことも考え、在任特例というものがございますけれども、ここで身を引かせていただきたいということをお願いしたわけでございます。
新しい市になりまして2年有余でありますけれども、市長さんを初め議会の皆様方、そして市の職員の皆様方にいろいろ御鞭撻を賜り、そして御指導賜りましたことを、高い席ではございますけれども、厚く御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
私は、昭和42年に砺波市役所へ入庁をいたしました。それから、旧の砺波市、そして新しい砺波市と、足かけ40年ほど地方行政に携わらせていただきました。私は、入ったときは片岡市長さんでございました。その後、川辺市長さん、岡部市長さん、そして安念市長さんと4代の市長さんに仕えてまいりました。私は、市長さんそれぞれに大変御指導を賜りました。
特に、片岡市長さんが入られたとき、私は大変生意気であったのでございましょう。衆議院議員に立候補されて退任されるその日、私に市長室へ来いと言われて、そのときに、おい、野村、苛斂誅求(かれんちゅうきゅう)という言葉を忘れたらあかんぞと。苛斂誅求という言葉は、私は当時、税務課におりましたので、取りやすいところから足をかけて取ることを苛斂誅求だと言うんだと、それをしたらあかんぞということと、それと、困難な課題であればあるほど高い山だと思って登れと。そして、例えば富士山を見れば登山口はいろいろあるぞと、その登山口をその課題によって選べばいいぞと、一挙に頂上をきわめようとすると、途中で息が切れてだめになるぞということを教えていただきました。その後、先生は国会議員、あるいは行政大臣を務められて、最後亡くなられたのでございますけれども、お会いするたびにいろいろと声をかけていただきました。その教訓は今も忘れておりません。
それから、川辺市長さんには、行政というものは長期で見なあかんぞということで、総合計画を2回携わらせていただきました。
それから、岡部市長さんには、私は当時、商工観光課長として松下の誘致という大変大きな課題を与えていだたきました。松下電器産業の誘致は、全国で8つほど誘致合戦があったかと思います。正直なところ、8つの中で一番優先順位は低い都市だと言われておりました。たくさん課題がありまして、工場排水、それから地下水の問題、それから庄川漁連の問題、それと用地買収の問題、いずれをとりましても日本全国の中で一番ハードルの高いケースだと言われました。当時、安念市長さんは収入役でございましたけれども、排水問題、それから工場用水の問題、漁連の問題、一番ハードルの高い部分を独自なパイプで鮮やかに解決されたことを明白に覚えております。
私は当時、商工観光課長でありましたけれども、市役所でプロジェクトチームをつくって、平生の業務が終わった後、大会議室へ各課から参集をしてまいりまして、徹夜して仕事をしたことを覚えております。私は当時、ここにおる吉田企画調整室長と用地買収を担当したわけでありますが、代替地を含めますと70人以上の地権者がおられました。そして、全国へその人たちが散らばっておりました。それを一軒一軒訪ねてお願いをしたわけであります。
私は忘れもしません。柳瀬の今のあの地面は、戦前、戦後を通じて数回庄川がはんらんして河原になったそうであります。今こそ頑丈な堤防ができて、そういうあれは見受けられませんけれども、私が行ったおばあちゃんは、玄関で荒くれだった手を玄関の式台にたたきながら、市役所は何てひどいやつだと。おらっちゃはこの血まみれで、あの河原の石を取って、あの田んぼにしてきたんだと。おまえたちはそんな大事な田んぼを取っていくがかと言って玄関で式台をたたいて泣かれたことを覚えております。私もひどいことをしているなということをいまだに忘れません。
柳瀬出身の市の職員の皆さんも、率先して田んぼを出していただきました。おかげさまで立派な工場を誘致することができました。本当に今の砺波市の発展は、あの工場誘致が寄与しておるものと思っております。そういう意味におきましては、立派な先祖伝来の土地を提供していただいた柳瀬の皆さんに深く感謝を申し上げる次第でございます。
それと、もう一つ、誘致をしておるときに、岡部市長さんと松下の本社に何遍も通ったときに、たしかあれは高槻市だったと思いますけれども、おりた駅が橋上駅でございました。当時、砺波駅は地下歩道で駅の裏へ結ぶという計画がございましたが、岡部市長さんに、この橋上駅いいねと、両方とも駅前やさかいいいねと言ったら、ああ、言われてみればそうやなということで、あの橋上駅の上で、市長、こんなふうにしよまいけと言ったら、市長もそうしよまいかと言って市役所へ帰られて、それを当時の担当した藪田君に言いましたところ、もう基本計画ができて2,000万ほど銭をかけてしまったんだと、そんなもの、何をしてくれるといって藪田君が暴れたことを覚えております。しかし、岡部さんはやろまいかというのでやって、両方とも駅前になったということを覚えております。
それと、安念市長さんになって、私は助役に登用していただきました。大変重い重い町村合併という課題を与えられました。市長さんは当時、町村合併については、市民の息づかいが聞こえる市であるべき、それから体温を感じる規模の市町村でないとあかんという信念を持っておられました。それと、もう一つは、やっぱりこの辺の農業の基盤でありますから、農協が2つあるじゃないかと、その農協を単位に合併するのもいいんじゃないかということで基本方針を掲げられておられました。
私は当時、広域圏の助役会の会長として、そして合併の準備会の座長として事務方の取りまとめをしておったわけでありますけれども、私は、ちょっと大げさな言い方でありますけれども、歴史的に見ても、文化というものは大きな河川の周りに花開く、チグリス・ユーフラテス、黄河とか。そういう小さい川でありますけれども、庄川と小矢部川があるじゃないかと。できれば、住民の生活というのは水に関連しておるから、用水、排水が一緒な地域が一緒の市になるのがいいんじゃないかということで提案申し上げておったわけでありますけれども、残念ながら、1年間の準備期間の間にはそういう機運がまとまりませんでした。ただ、砺波市とひっつくことが大前提だという議論で終始したわけであります。
安念市長は、このままほっかっておいたら合併できんぞと。それから、昭和の大合併を経験された先輩を訪ねますと、必ず市の名前と庁舎でもめるぞと、直前になって壊れた例はたくさんあるぞと。現に全国的にも、あるいは富山県内にも直前で壊れた例がございました。そういうようなことで、安念市長は、新しい市の名前は砺波にしよう、そして砺波市役所にしようと、砺波市役所はこの砺波市役所だという2つの条件を掲げられて、それでも一緒になる市町村は集まらんまいかといって、私が市長の意を受けて助役会議で提案したわけでありますけれども、残念ながら、最終的には庄川町さんだけが賛成されてこの砺波市ができたという経過がございます。
私は広域圏の会計長をしておったわけでありますけれども、その話をいたしますと、南砺の人たちは、そんな話があったがけという議員がほとんどでありました。そういう話が実はあまり表面に出てこなかったというのは大変残念でございます。私が何か、安念市長さんもそうでありますけれども、向こう気質だという話ばかりが出てまいりまして、ここで歴史的な事実として、そうではなかったんだと、条件を出したけれども一緒の市になれなかったということを、この場で私が歴史的な証言として、私の汚名を晴らさせていただきたいということであります。
小弁を弄しましたけれども、議会の皆様方には2年間余りでありましたけれども、大変お世話になりました。そして、職員の皆さん、大変どうもありがとうございました。高い席ではありますが、お礼の言葉を申し上げて退任のあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
◯議長(江守俊光君) 野村さんにおかれましては、いつまでもお元気であることをお祈り申し上げております。
閉会の宣告
◯議長(江守俊光君) それでは、これをもちまして、平成19年3月砺波市議会定例会を閉会いたします。どうも御苦労さまでした。
午後 2時55分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成 年 月 日
議 長 江 守 俊 光
署名議員 堀 田 信 一
署名議員 山 森 文 夫
署名議員 山 岸 銀 七