平成17年9月 本会議 定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時06分 開会

               開 会 の 宣 告
◯議長(江守俊光君) ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、これより平成17年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく例月出納検査の結果報告についてお手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名

◯議長(江守俊光君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長において
  7番 稲 垣   修 君
  8番 井 上 五三男 君
  9番 嶋 村 信 之 君
を指名いたします。

                  日程第2
               会期の決定について

◯議長(江守俊光君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月21日までの17日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月21日までの17日間と決定いたしました。

                  日程第3
              特別委員会の報告について

◯議長(江守俊光君) 次に、日程第3 特別委員会の報告についてを議題といたします。
 特別委員会の報告を求めます。
 下水道対策特別委員長 飯田修平君。
  〔下水道対策特別委員長 飯田修平君 登壇〕

◯下水道対策特別委員長(飯田修平君) 下水道対策特別委員会の審査の概要について御報告申し上げます。
 当委員会は、去る8月11日、市長を初め関係当局の出席を得て、下水道事業の現況と今後の事業計画等について当局より説明を受け、当面する諸問題について審議をいたしたところであります。
 まず、公共下水道事業の現況については、太郎丸、杉木、苗加、庄川町示野地内の工事を進めているところであり、また、特定環境保全公共下水道事業については、庄下、南般若、庄川町示野地内の管渠工事を実施しており、このうち庄下、南般若については、平成17年度に完了する予定であるとのことでありました。
 今後の下水道の整備については、認可拡大をした柳瀬、太田地区は実施設計が完了しており、そのうち一部を着工したところであるが、来年度から本格的に着工したい。また、中野、五鹿屋地区については、測量設計を平成18年度から平成19年度にかけて行い、その後、工事に着手したいとのことでありました。
 現在、個別処理区域になっている地域については、合併処理浄化槽の普及PRをし、順次、汚水処理人口の普及率向上を目指すとのことでありました。
 農業集落排水事業については、般若、東般若、栴檀野、雄神の庄東4地区の事業はすべて完了しており、現在、4地区の処理場が稼働している中で、平成17年2月に庄東下水維持管理組合を設立し、庄東3地区の処理場と栴檀山地区の合併浄化槽の日常管理や水質保全等効率的な維持管理に努めているとのことでありました。
 次に、下水道事業の進捗状況については、まず公共下水道事業では、平成16年度において、旧砺波市区域は管路延長3,525メートル、事業費で2億2,000万円、旧庄川町区域は管路延長837メートル、事業費で3,600万円となっており、特定環境保全公共下水道事業では、旧砺波市区域は管路延長1万7,180メートル、事業費で12億8,000万円、旧庄川町区域は管路延長1,365メートル、事業費で1億2,600万円となっている。また、農村下水道事業では、栴檀山地区の特定地域生活排水処理事業第3年次の実施により27基の合併処理浄化槽を設置し、事業費で約3,800万円となっている。
 このことから、新砺波市における下水道普及率は、公共で41.8%、農集で12.3%、栴檀山地区0.7%を合わせて54.9%となり、富山県下の下水道処理人口普及率68%に比べるとまだ低い状況であるが、個別処理の15.3%を加えた汚水処理人口普及率は70.1%となっているとのことでありました。
 また、平成16年度の水洗化率については、新砺波市で公共下水道事業では86.2%、特定環境保全公共下水道事業では60.9%、農業集落排水事業では84.7%であり、今後とも水洗化促進に向け一層努力していきたいとのことでありました。
 次に、主な意見、要望について申し上げます。
 まず、2期幹線の今後の動向についてただしたところ、砺波市の下水道計画では、北部地区は2期幹線で整備することになっており、平成12年度の下水道マップの見直しを行ったときに2期幹線を県に要求したが、その時点で、県では2期幹線を整備する計画が取りやめとなっていた。今後の県の動向は、幹線に28億円かかるため、二上浄化センターはそれなりの計画はしているものの、投資的な面から非常に難しい状況になっている。このことから、2期幹線の復活の希望は関係の市や機関の強力な要望が必要と考えており、当面は、合併浄化槽の補助エリアとしていく方針であるとのことでありました。
 また、今後の基本計画の見直しの時期についてただしたところ、3省統一マニュアルでは家屋間距離80メートルを境に合併処理浄化槽か集合処理かの選択をすることになっているので、北部地区で家屋間距離が80メートル未満の地域を農業集落排水事業で整備する選択肢も考えられるので、中野、五鹿屋地区の工事が本格化する平成20年ごろに基本計画の見直しを行い、整備手法を決定していきたいとのことでありました。
 次に、下水道使用料の旧砺波市と旧庄川町の格差是正についてただしたところ、合併時の方針では5年をめどに料金の均一化を図るとされているので、市民平等の立場から次期の市総合計画の中で是正を盛り込んでいきたいとのことでありました。
 次に、下水道を整備した地域での未接続者数と接続の目標値についてただしたところ、下水道整備済みの世帯は約8,300世帯あり、そのうち約6,400世帯が接続済みで、未接続世帯は約1,900世帯となっているが、庄下や南般若については、工事後、日が浅いので3年をめどに接続をお願いしており、3年後には80%は達成するように努力をしたい。油田地区も今年度で水洗化補助金は終わりになるので、80%以上をお願いしている。庄東地区も80%をお願いしているところである。接続の目標値100%達成については、例えば、出町地区で最初の接続は38%で、現在は86%になっているが、十何年かけて80%以上になったのであり、難しい面がある。昨年は無届接続の調査にあわせて、未接続の全戸に早期接続のチラシを配布し、また市町排水設備業者にも営業を積極的にしていただくよう依頼し、水洗化率の向上を図ってきたとのことでありました。
 今後も、公共下水道で整備した区域について、管渠工事が完了した区域にはその旨を通知し、一日も早い接続をお願いするなど、あらゆる機会を通じて積極的に当該地区に働きかけるなどの努力をして、水洗化促進を図りたいとのことでありましたが、当委員会としても早期接続に向けた取り組みに積極的に協力していくことが肝要であると考えているところであります。
 その他、公共下水道及び農村下水道の有収率について、平成17年度公共下水道使用料収入の見込みについて、庄東地区の酵素処理による汚泥減量効果について、下水道発注工事の低入札価格調査実施の内容について、受注業者倒産による影響について等、意見、要望があったところであります。
 以上、当面する問題についての審議の概要を申し上げ、下水道対策特別委員会の報告といたします。

                  日程第4
        施政方針並びに議案第42号から議案第79号まで、
        認定第16号から認定第24号まで、及び報告第8号

◯議長(江守俊光君) 次に、日程第4 施政方針並びに議案第42号から議案第79号まで、平成17年度砺波市一般会計補正予算(第3号)外37件、認定第16号から認定第24号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外8件、及び報告第8号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念鉄夫君) 提案理由の説明をいたします。
 本日、ここに一般会計補正予算案を初め当面必要となってまいりました議案等につきまして御審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多忙中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 まず、平成16年度一般会計及び特別会計の決算の概要と当面の財政運営について御報告いたします。
 平成16年度一般会計決算は、歳入総額119億9,103万2,000円、歳出総額105億9,564万7,000円、翌年度へ繰り越すべき財源は1億4,126万3,000円で、実質収支は12億5,412万2,000円の黒字決算となりました。また、特別会計は、国民健康保険事業特別会計が1,633万9,000円、同太田診療所事業特別会計が1,292万5,000円、老人保健医療事業特別会計が1,723万3,000円、霊苑事業特別会計が268万6,000円、下水道事業特別会計が4,036万2,000円と、それぞれ黒字決算となっております。
 さて、政府が発表する8月の月例経済報告において、我が国経済は、企業収益が着実に改善していることから好調さが家計部門へ波及しており、国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれております。一方、引き続き原油価格の高騰が経済に与える影響には留意する必要があるとされております。
 国においては、政府の三位一体改革に関連し、国庫補助金の削減と同時に、地方への3兆円規模の税源移譲を目指してきたところでありますが、結論が先送りされております。
 また、財務省では、平成18年度予算の要求額の上限となる概算要求基準について、一般歳出上限を47兆5,430億円とする方針が発表されております。これは、平成17年度当初予算に比べ約2,600億円増となっておりますが、公共投資関係費及び政府の判断で増減できる裁量的経費をそれぞれ今年度当初予算比3%削減することとしております。
 このような国の歳出削減への取り組みで、地方との調整が続く中、十分な税源移譲が図られないまま国から地方への歳出の抑制が図られることから、引き続き苦しい地方財政の運営を強いられるものと思われます。本市においては、主要な財源である市税収入につきまして、来年度、固定資産の評価替えを行うことから若干の落ち込みを予想しているところでありますが、これらの極めて厳しい現状を踏まえ、行財政の簡素効率化の推進を図りながら市政の発展に努めてまいりたいと存じております。
 なお、郵政民営化法案が参議院で否決され、突然に衆議院が解散となり、激しい選挙戦が展開されております。その結果によっては、国政が混乱し、景気や地方行政にも影響するのではないかと存じております。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、総合計画について申し上げます。
 総合計画の策定に向け、市民の皆様と職員74人により7月に組織いたしました「まちづくり研究会」において、それぞれのテーマごとに活発な意見交換をしていただいております。
 次に、国際交流事業について申し上げます。
 姉妹友好都市のトルコ共和国ヤロバ市が独立記念祝賀祭においてジャパン・ウィークを計画されましたことから、ヤロバ市長から私に招請があり、砺波市トルコ友好交流協会の皆様とともにヤロバ市を訪問してまいりました。ヤロバ市においては、砺波市美術協会の皆様の御尽力により「トルコ・日本友好交流美術展」も開催され、日本の芸術文化を紹介したほか、さらに友好しながら発展することを誓い合ったところであります。
 次に、指定管理者制度について申し上げます。
 去る6月議会において議決いただきました指定管理者の指定手続等を定めた「砺波市公の施設に係る指定管理者の指定の手続等に関する条例」に基づき、今議会においては、平成18年4月からの指定管理者制度導入に向けて、個別施設条例の改正案を上程いたしております。さらに、各施設の指定管理者募集要項、仕様書等について鋭意検討を進めているところであります。
 次に、市の花、木、花木、鳥の選定について申し上げます。
 市民の皆様からの意見を参考に、「市の花等に関する懇談会」からの意見書を尊重し、市民の生活に結びついた郷土のシンボルとして、市の花は「チューリップ」、木は「スギ」、花木は「エドヒガンザクラ」、鳥は「ヒヨドリ」に決定いたしました。
 次に、来る11月1日は、旧砺波市と旧庄川町が合併し「新砺波市」が誕生して満1周年を迎えます。これを契機に、さらなる砺波市の発展を祈念し、本庁、庄川支所、幼稚園、保育所、小学校、中学校、そして各地区自治振興会におきまして、市の木であるスギと市の花木であるエドヒガンザクラで、合併1周年記念植樹を行いたいと考えております。特に、幼稚園や学校等での植樹につきましては、次代を担う子どもたちの手による植樹をそれぞれの施設での創意工夫のもとで行いたいと考えているところでございます。
 次に、男女共同参画の推進について申し上げます。
 かねてより検討しておりました男女共同参画推進条例につきましては、地域における男女共同参画推進の核として活動されている砺波市男女共同参画推進員の皆様の意見を踏まえ、今議会に条例案を上程しております。
 次に、防災対策について申し上げます。
 砺波市総合防災訓練は、昨日、北部地域を対象に、高波地内の農村公園などを訓練会場として、地元の高波防災会、県、広域消防、自衛隊及びライフライン等の関係機関や多くの市民の皆様の参加を得て実施いたしました。訓練は、大地震や火災等を想定し、被災した住民の役割を位置づけた実践的な避難、救助訓練等を行ったもので、今後とも、日ごろからの災害に対する備えに万全を期してまいりたいと存じております。
 次に、社会福祉事業について申し上げます。
 北部地区総合福祉施設の整備につきましては、年末までに本体の工事発注ができますよう実施設計作業を進めておりますが、その本体工事に先立って、敷地の耕土はぎ取り工事に着手いたしたいと考えております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 去る8月25日、中国黒龍江省ハルピン市において、当院と中国黒龍江省医院との間で医学友好交流合意書が取り交わされました。これは3年ごとに更新しているもので、特に今年は医学友好交流25周年に当たりますことから、病院長一行が祝賀行事に参加し、さらなる友好交流を深めてまいりました。
 また、病院経営状況につきましては、医療費の抑制という基調は変わらないことから医業収益の減少がやや見られますが、病診連携の推進や患者紹介率の向上を図るなど収益の改善と費用の縮減に努めてまいります。
 次に、環境政策について申し上げます。
 容器包装リサイクル法に基づく紙・プラスチックの分別収集を4月1日から実施しているところでありますが、7月末までの4カ月間で、プラスチックは66トン、紙は42トン回収したところです。
 また、可燃ごみにつきましては、対前年比360トン、14.3%の減量となり、市民の皆様の分別の意識が向上してきているものであると存じております。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 去る8月29日開催されました砺波市交通安全対策会議において、9月21日から30日までの10日間実施される「秋の全国交通安全運動」における実施計画が決議され、各種行事や交通安全教室が実施されることとなっております。
 次に、商工業の振興及び労働関係について申し上げます。
 昨年11月に施行した砺波市商工業振興条例では、商工業者の育成と企業立地の促進を図るため「砺波市商工業振興協議会」を設置することとしており、このほど公募を含む委員を内定したところであります。
 また、企業誘致に関しましては、新市の産業構造を分析しながら、これまで以上に県との連携を密にして進めてまいりたいと考えております。
 そのほか、雇用情勢では、一時期、有効求人倍率が1.0を超えていたものの、最近の企業倒産などから再び厳しい状況にあります。今後とも、ハローワークとなみと協調して就職支援に努めてまいります。
 次に、観光事業について申し上げます。
 本年で21回目となりました「庄川水まつり」は、流木乗り選手権大会をメイン行事に、水をテーマとした多彩な催しが繰り広げられました。
 また、13回目となりました「カンナフェスティバル」は、夏休み期間中の子どもたちやお盆に帰省した方々でカンナの大迷路がにぎわいを見せたほか、チューリップ四季彩館では「高橋まゆみ創作人形展」が開催されるなど、それぞれ砺波の夏のイベントとして多くの来場者をお迎えし、盛況に終えることができたものと存じております。
 そして、本年で18回目を迎えます「コスモスウォッチング」は、来る10月1日から16日までの16日間、夢の平スキー場で開催される予定であります。また、10月9日、10日に開催される「庄川流域特産市」との相乗効果並びに交通渋滞の緩和を図るため、夢の平スキー場と庄川水記念公園を結ぶシャトルバスの運行について準備を進めているところであります。
 次に、農林関係事業について申し上げます。
 農作物の作柄につきましては、チューリップ球根は、5月の低温により球根の生育はよく、また5月下旬以降の好天により、掘り取り作業も順調に進んだところであります。ウイルス病や球根腐敗病などの病害が発生したところもありましたが、予定球数に対する出荷率は100%となったところであります。
 また、稲作の主力品種である「コシヒカリ」につきましては、登熟期の高温を避けるため、出穂期を8月5日以降にするために、5月15日を中心とした田植え時期の繰り下げを指導してまいりました。初期生育は、田植え後の気温が低かったことからやや遅れてはいたものの、6月初旬からは高温で推移したことから稲の生育が回復し、想定した8月5日ごろの出穂期となったところであります。しかしながら、出穂後の高温により、乳白粒や胴割れ米などの発生が懸念されることから、刈り取り前までの徹底した水管理の指導を関係機関とともに行ってきたところであります。
 おいしい、安心、安全な米づくりにより、売れる米の実績によって次年度の作付面積が確定することから、生産履歴簿の記帳や適正な乾燥作業により品質を図るなど、関係機関とともに指導してまいります。
 また、昨年4月から始まりました米政策改革大綱での米の生産調整の達成率は、約101%となったところであります。
 産地づくりの取り組みにつきましては、砺波市水田農業ビジョンの目標に対し、大麦、大豆は概ね達成し、チューリップ球根は約80%の取り組みとなりました。
 次に、農山村の整備を図る各事業につきましては、国・県補助金交付決定に基づき、鋭意事業の推進に努めております。
 また、田園空間整備事業の中核的施設である(仮称)散居村ミュージアムにつきましては、県とともに、事務局棟、復元棟、リフォーム棟等の工事を鋭意進めているところであります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 国道整備に関しましては、一般国道156号金屋自歩道事業は、金屋交差点から小牧方面への用地交渉が継続して進められております。
 一般国道359号砺波東バイパス事業につきましては、太田久泉遺跡の発掘調査中であり、新長大橋の下部工事、柳瀬地内の道路工事にも着手されております。さらに、主要地方道新湊庄川線までの般若地区との設計協議が進められ、芹谷野河岸段丘通過工法につきましても継続して協議が行われております。
 次に、県道整備事業の主なものとして、主要地方道新湊庄川線庄川町五ケ地内の改良区間においては7月下旬より暫定断面にて供用開始されております。富山庄川線藤橋の整備には左岸側取り付け改良工事に着手、砺波細入線谷内地内の突角改良は用地買収が完了いたしました。また、一般県道井栗谷大門線は一部改良区間の舗装工事に着手されます。
 次に、市道整備事業の主なものとして、麦秋苑前線は完了、伏木谷線、三谷12号線は事業完了に向け施工中であります。また、久泉東開発線、舟戸橋雄神橋線につきましては今年度から工事を発注しており、継続事業であります荒高屋高堀線、十年明鷹栖線等は発注の準備を進めております。
 次に、冬期間に向けた消雪施設整備事業につきましては、大辻五郎丸線及び三谷寺尾線の消雪施設リフレッシュ工事を進めるとともに、三谷4号線の消雪施設整備についても消雪管布設工事に着手したところであります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 街路事業の都市計画道路栄町苗加線、都市計画道路1号環状線につきましては、年度内完成を目指し、築造工事を進めているところであります。
 土地区画整理事業について申し上げます。
 深江土地区画整理事業につきましては、換地計画を決定し、知事の認可を受けたところであり、現在、換地処分が行われております。杉木土地区画整理事業につきましては、工事及び物件移転が順調に進捗しているところであり、事業の促進に向け技術的援助を進めてまいります。また、組合設立に向け準備が進められております出町東部第2地区につきましては、同意書の最終取りまとめがなされており、取りまとまり次第、設立認可申請が県へ提出されることになっております。
 まちづくり交付金事業で取り組んでおります市道駅前広上町線の歩道拡幅工事につきましては、年内完成を目指し、工事を進めているところであります。
 また、チューリップ公園の遊具等新設工事につきましては、現在、簡易公募型プロポーザル方式により施行することで、技術提案を受け付けているところであります。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 公共下水道事業につきましては、現在、苗加、杉木、庄川町示野地内の工事を進めております。特定環境保全公共下水道事業の太郎丸、庄下、南般若地区につきましても、工事を進めており、今年度で3地区の工事は完了いたします。また、柳瀬、太田地区につきましては、国道359号バイパスの関連等により、一部工事に着手したところであります。庄川町示野地区につきましても、現在、測量設計を進めながら工事も行っております。なお、両事業の発注率は90%に達しております。
 また、栴檀山地区の浄化槽市町村整備推進事業につきましても、現在工事を進めているところであります。
 次に、教育関係について申し上げます。
 教育施設へのアスベスト使用問題につきましては、まず学校関係の建物について、7月下旬に設計図書を参照の上、現地目視により調査を行いました。その結果、庄川中学校体育館天井への使用実態が確認されましたので、8月1日から使用禁止としております。
 続いて、8月に入り、文部科学省の「吹き付けアスベスト等使用実態調査」が示され、引き続き調査を実施しております。つきましては、今般、吹き付けアスベスト材除去費等の予算補正をお願い申し上げております。
 なお、安全第一の観点から、児童生徒が日常的に使用する箇所に限りましては、工法等を考慮の上、既決予算の中で夏休み期間中に緊急対応をいたしておりますので、御了解をいただきたいと存じます。
 次に、14歳の挑戦事業につきましては、市内4中学校で10月3日からの実施予定で、現在、事業所などの受け入れ意向調査の結果を取りまとめるなど、準備を進めているところであります。
 次に、去る8月27、28日に、大阪市の国立文楽劇場で開催されました「第47回近畿・東海・北陸ブロック民俗芸能大会」に、出町子供歌舞伎曳山が出演いたしました。この大舞台で、7人の小学生の皆さんには思い切り立派な演技をされ、会場から大きな拍手を浴びたとお聞きいたしております。歴史と伝統のあるこの出町子供歌舞伎曳山は、県の無形民俗文化財に指定されているところでもあり、これからも引き続き支援を続けてまいります。
 また、今月23日から26日にかけ、砺波市文化会館と砺波市美術館において、「県民芸術文化祭2005」総合フェスティバルが開催されます。文化会館では、出町小学校合唱クラブ等が出演するオープニングフェスティバルが開催され、美術館会場も含め、生活文化展として、生け花展示、美術作品展示、お茶会、舞台公演がございますので、この機会に多くの皆さんに芸術文化に触れていただきたいと存じております。
 次に、スポーツの振興について申し上げます。
 8月7日、「第1回となみ庄川清流マラソン大会」を庄川水辺ふれあいロードで開催いたしました。当日は天候にも恵まれ、県内外から約1,000人余りの方が庄川沿いを快走されました。
 次に、8月26日から28日を中心に、「第26回北信越国民体育大会」が県内一円で開催され、砺波市では、バスケットボール、軟式野球、剣道、ラグビーフットボール競技の熱戦が繰り広げられました。
 また、庄西中学校新体操部が、「第36回全国中学校新体操選手権大会」において上位入賞を果たしております。
 なおまた、9月10日、11日には、砺波市野球場において「日本女子ソフトボールリーグ1部第7節富山大会」が、9月23日からは、富山県西部体育センターにおいて「日本スポーツマスターズ2005富山大会」のバスケットボール競技が開催されます。市民の皆様には、この機会にぜひとも全国レベルのプレーをごらんいただきたいと存じております。
 以上、主な事業の進捗状況及び当面の課題等について、その概要を申し上げました。
 これより、本議会に提出いたしました議案等につきまして御説明申し上げます。
 まず、議案第42号 平成17年度砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ3億3,929万4,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は208億6,812万4,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものといたしましては、
 地域情報化推進事業費       1,700万0,000円
 国保事業会計費          2,573万5,000円
 病院事業会計費          8,700万0,000円
 林道治山事業           2,805万9,000円
 農道整備事業           1,544万0,000円
 農地災害復旧費          2,872万6,000円
 まちづくり交付金事業費      8,900万0,000円
 小学校施設管理費           804万0,000円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として、
 分担金及び負担金           888万1,000円
 国庫支出金            8,626万4,000円
 県支出金             1,824万1,000円
 諸収入              1,071万0,000円
 市  債             8,550万0,000円
であり、不足する額1億2,969万8,000円を前年度繰越金で措置するものであります。
 このほか、債務負担行為につきましては、特別養護老人ホームの増築事業に係る元利償還金補助として追加するものであります。
 次に、議案第43号 平成17年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ5,625万4,000円を減額補正し、歳入歳出総額は32億574万6,000円となるところであります。
 歳出補正の主なものは、老人保健医療費拠出金の額の確定により減額補正するもの、また、平成16年度療養給付費交付金について、額の確定により精算し、超過交付額を返還するものであります。なお、これらの歳出補正に対する財源として、財政調整基金繰入などで措置するものであります。
 次に、予算以外の案件につきましては、砺波市男女共同参画推進条例の制定についてほか35件であります。
 次に、認定第16号から第21号まで、決算認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成16年度の砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所事業、砺波市老人保健医療事業、砺波市霊苑事業及び砺波市下水道事業の各特別会計の歳入歳出決算について監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、認定第22号から第24号まで、決算認定につきましては、地方公営企業法の定めるところにより、平成16年度砺波市水道事業会計、砺波市工業用水道事業会計及び砺波市病院事業会計の各決算について監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、報告第8号 専決処分に関するものであります。
 専決処分第7号 平成17年度砺波市一般会計補正予算(第2号)につきましては、衆議院議員選挙に係る経費2,400万円について専決補正したものであります。これにより、歳入歳出総額は205億2,883万円となるところであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決、認定、承認を賜りますようお願いを申し上げます。

◯議長(江守俊光君) 以上をもちまして、本日の日程をすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月6日から9月11日までの6日間は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(江守俊光君) 御異議なしと認めます。よって、明9月6日から9月11日までの6日間は議案調査のため休会することに決定いたしました。
 次回は9月12日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午前10時49分 閉議