1.会議の経過
午後 2時05分 開議
◯議長(石田君) ただいまより、平成15年第4回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
監査委員から地方自治法第235条の2第1項の規定により実施されました例月出納検査の結果報告を受け、お手元に配付いたしておりますので、御検討をお願い申し上げます。
◯議長(石田君) これより、本日の日程に入ります。
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名をいたします。
1番 飯田 修平 君
2番 林 忠男 君
3番 柴田 智 君
を指名いたします。
◯議長(石田君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。
これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。
◯議長(石田君) 次に、日程第3 議案第62号 決算の認定についてを議題といたします。
去る9月、市議会定例会において、決算審査特別委員会に付託をいたし、継続審査となっておりました各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
決算審査特別委員長 高田 隼水君。
〔決算審査特別委員長 高田隼水君 登壇〕
◯決算審査特別委員長(高田君) 決算審査特別委員会の審査結果とその概要について、御報告を申し上げます。
去る9月定例会において提案され、当特別委員会に付託された議案第62号 決算の認定について、平成14年度砺波市水道事業会計及び平成14年度砺波市病院事業会計の2企業会計決算につきましては、慎重に審査を行うべく、閉会中の継続審査となっていたのであります。
このため、10月21日、22日と23日の3日間にわたり委員会を開催し、監査委員から適切な審査所見を承り、その後当局から詳細な決算内容の説明を受け、引き続き関係諸帳簿等をつぶさに審査をいたしたのであります。
その結果、当委員会といたしましては、両事業会計とも原案のとおり認定すべきものと決定いたしたのであります。
以下、審査の概要について御報告を申し上げます。
水道事業の平成14年度の経営状況につきましては、消費税抜きの損益計算書では総収益8億7,593万円と、前年度より211万1,000円、0.2パーセントの減、総費用は8億7,407万4,000円と、前年度より861万6,000円、1.0パーセントの減となり、収支差引額は185万6,000円の黒字決算となっております。
経営収支の状況は、景気の低迷や節水等により給水収益の減少、他会計補助金の減少などがあったほか、下水道事業に伴う給水管移設の受託工事の増加があったものの、収益は前年度を下回っております。
一方、費用については、原水費は昨年と同額であり、配水及び給水費、支払利息等においては減少しておりますが、受託工事費において増加しております。その結果、全体として費用は減少し、黒字決算となったものであります。
また、業務状況につきましては、平成14年度末における給水人口は、4万2,037人と、前年度に比べ249人、0.6パーセントの増、給水件数は、1万2,473件で、前年度に比べ191件、1.6パーセントの増となっております。
このような給水人口等の伸びにより、総配水量は、564万1,028立方メートルと、前年度に比べ2万4,173立方メートル、0.4パーセントの増となり、また有収水量も402万8,084立方メートルで、前年度に比べ1万2,540立方メートル、0.3パーセントの増となっており、有収率は71.41パーセントと前年度に比べ0.08ポイントを低下いたしております。
次に、主な意見、要望等について申し上げます。
まず、未収金の状況及び滞納対策についてただしたところ、平成14年度末における未収金の残高は、8,617万6,000円とのことでありましたが、本年9月末現在では回収が進み、974万8,000円に減少しているとのことでした。
そのうち、平成14年度末に不納欠損処理を行ったものは、15件の95万5,000円であり、対前年度に比較して件数では6件の減、金額では29万7,000円の増とのことであり、その内訳は、行方不明が2件、倒産によるものが2件、自己破産によるものが3件、生活困窮によるものが2件、閉栓後の転出により不納欠損となったものが6件とのことでありました。
また、滞納対策としては、滞納者に対し、納付期限を1ヶ月経過したものについて、毎月督促状を出しているとのことでありました。
さらに、平成14年10月からは、6ヶ月間入金がない場合には、文書であらかじめ予告をし、給水停止の措置を行っており、その結果、未収金の回収率が好転しているとのことでありました。その他、面談による支払い相談を行い、誓約書の提出を求めるなどしており、事情によっては、分割納付などにも応じているとのことであります。当委員会としても、常に滞納状況を把握され、未収金の発生の防止に努められるよう、強く要望をするものであります。
次に、有収率については71.41パーセントと平成10年度をピークに低下傾向にあることから、その向上対策についてただしたところ、従来からも専門業者による漏水調査を実施しており、漏水箇所が発見された場合には直ちに修理を行い、対策を講じているとのことでありました。
有収率の向上対策としては、今後とも専門業者による漏水調査を実施し、漏水箇所の早期発見に努めるとともに、石綿セメント管等の老朽管の更新を計画的に実施し、あわせて各メーター機器の再点検も実施するとのことでありました。
また、石綿セメント管の布設替え事業の見通しについては、国の補助事業により平成3年度から実施しており、平成14年度末では、総延長62キロメートルの内、47キロメートルが完了しており、進捗率は77.3パーセントであり、平成15年度末では、累積更新延長を53.3キロメートル、86パーセントを見込んでいるとのことでありました。今後の布設替え事業については、下水道工事等にあわせて行うなど計画的に実施していくとのことであります。
当委員会としても、良質な上水道水の安定供給と水道事業会計経営の安定化のため、有収率の向上に向けた実効ある対策を強く要望するものであります。
次に、上水道水の水質検査の実施状況についてただしたところ、砺波広域水道企業団に委託をし、年に1回、市内の11箇所の上水道水について46項目及び41項目の水質調査を実施するとともに、13項目の水質調査を毎月実施しているとのことでありました。
また、平成14年度に国の緊急地域雇用創出特別交付金事業を活用して、市内の鉛給水管に関するリストを作成したとのことでありました。平成15年4月には国の水質基準が改訂されたことから、平成15年度より水質調査を実施をし、新しい基準を満たしていない箇所については順次取り替えを行うとのことであります。
当委員会としても、引き続き、安全で安心できる上水道水の供給に万全を期すよう強く要望するものであります。
このほか、未収金徴収の外部委託について、企業債の借りかえについて、自己水源の活用状況について、砺波広域水道企業団からの責任受水について、配水管の耐震対策について、庄川町種田地区への給水状況について等の意見、要望があったところであります。
次に、病院事業会計について申し上げます。
まず、経営状況につきましては、消費税抜きの総収益は99億4,503万2,000円と前年度に比べ、8,558万円、0.9パーセントの増、総費用は101億5,277万円と前年度に比べ、5億4,872万4,000円、5.1パーセントの減となり、収支差引決算額は2億773万8,000円の赤字となっております。
業務状況では、年間入院延べ患者数は15万7,830人と前年度より1万927人、7.4パーセントの増となっておりますが、年間外来延べ患者数は32万8,783人と前年度より3万2,643人、9.0パーセントの減となっております。
また、一般病床利用率は83.6パーセントで、前年度に比べ0.9ポイントの増となっておりますが、これは平均在院日数の短縮があったものの、西棟病床の全面稼動等に伴い入院患者数が増加したことによるものであるとのことでありました。
収益及び費用の内訳は、医業収益のうち入院収益が、集中治療室病床の開設、西棟病床の全面稼動等による入院患者数の増加に伴い、59億5,388万5,000円と前年度より5億1,005万3,000円、9.4パーセントの増となっております。
また、外来収益は、薬剤投与期間に係る規制の原則廃止等の影響による外来患者数の減少により、31億5,192万5,000円と前年度より5億944万7,000円、13.9パーセントの減収となっており、医業収益全体では前年度に比べ0.7パーセントの伸びとなっております。
また、医業外収益も補助金、負担金交付金などの増加に伴い、4億1,913万1,000円と前年度より1,995万6,000円の増となっております。
一方、費用については、医業費用が95億7,261万6,000円であり、前年度より4,085万円の減となっており、この内訳としては、全体の51.0パーセントを占める給与費が、集中治療室病床の開設に伴う看護職員の増加などにより51億7,439万4,000円と前年度より1億7,270万1,000円の増であり、また27.7パーセントを占める材料費が、院外処方等の増加により使用薬品費が減少したことにより28億1,469万3,000円と前年度より3億283万円、9.7パーセントの減となっております。
経費については、9億5,066万2,000円で、前年度より576万2,000円の増であり、減価償却費は前年度より増加し、資産減耗費は前年度より減少をいたしております。
また、医業外費用は、5億5,420万1,000円と前年度より256万円、0.5パーセントの増となっております。
今後は、増改築事業の進展に伴い償還金や維持管理経費の増大が見込まれ、また平成14年度のマイナスの診療報酬改定にも見られるような医療費抑制政策の実施が懸念されることから、病院経営を取り巻く環境は一層厳しいものが予測されます。
ついては、砺波医療圏の中核病院として、近隣の病院、診療所と連携を図り、医療水準の向上、地域住民に信頼される良質な医療サービスの提供に努めるとともに、効率的な病院経営に向け、さらなる努力をされるよう期待をするものであります。
ここで、主な意見、要望について申し上げます。
まず、診療報酬の改定に伴う病院経営への影響についてただしたところ、平成14年4月の診療報酬の改定率は、診療でマイナス1.3パーセント、薬品でマイナス1.4パーセント、全体ではマイナス2.7パーセントと大変厳しいものであり、さらには、外来診療科の月内逓減制と投薬期間の原則撤廃による再診外来患者の来院回数の減少により、外来収益は前年度より減少したとのことでありました。しかし、集中治療室の開設、西棟病床の全面稼動等の結果、入院患者が、増え、入院収益は前年度よりも増額し、医業収益では前年並みを確保できたとのことでありました。
また、開業医等からの患者紹介については、本年8月の紹介率は20パーセント弱であり、前年度より4、5ポイント上昇したとのことでありました。開業医等との連携により病床の利用率を高めることが収益の改善にもつながることから、今年度内に紹介率20パーセント台を確保できるよう努めているとのことでありました。その具体策としては、院内に地域医療連携室を設置するとともに、一層の連携を深め、開放型病床や医療機器の共同利用を促進したり、診療内容や担当医師等を紹介した「地域医療連携の手引き」を近隣の医療機関に配布しているとのことでありました。
当委員会としても、質の高い医療サービスの提供と医業収益の改善のために、他の医療機関との連携をなお一層推進をされ、経営の効率化に努められるよう強く要望するものであります。
次に、医薬分業による院外処方の状況についてただしたところ、院外処方については国の施策として推進されているものであり、本年8月現在では、院外処方率が42.5パーセントとのことでありました。しかし、院内処方も残しており、どちらを選択するかについては患者の意向を聞いて対応しているとのことでありました。
また、安く販売されている後発の医薬品については、臨床データ等がないことから安全性を不安視するケースもあり、使用に関しては、院内の薬事委員会において協議の上、対応しているとのことであり、平成14年度末では68品目の後発医薬品を使用しており、これは院内で使用している全医薬品の約3パーセントを占めているとのことでありました。
当委員会としても、患者本位を基本として、安全で安心な医療サービスの提供に万全を期されるよう要望するものであります。
次に、医療事故防止への取組みについてただしたところ、院内に医療安全管理委員会を組織し、職員等にヒヤッとしたことを報告してもらい、それを回避するためのマニュアルを作り、業務に生かしているとのことでありました。
また、院内を巡回して問題点の把握を常に行っているとのことでありました。
当委員会としても、医療事故の防止対策にさらなる努力を傾けられるよう強く要望するものであります。
このほか、医療費の滞納状況について、人件費増の理由について、自家発電施設について、医療器械の指名業者選定と機器の保証期間、耐用年数について、給食材料の地産地消について、企業債の償還について、夜間の当直及び救急体制について、職員一人当たりの医業収益について、超過勤務の状況について、清掃業務委託について、小児救急医療への対応についてなどの意見、要望があったところであります。
以上、水道事業及び病院事業の両事業会計の決算につきまして、審査の結果とその所見を申し上げ、決算審査特別委員会の報告といたします。
◯議長(石田君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
◯議長(石田君) これより討論に入ります。
討論はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(石田君) 討論なしと認めます。
これより議案第62号を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第62号 決算の認定について、平成14年度砺波市水道事業会計決算、平成14年度砺波市病院事業会計決算、以上2会計決算に対する委員長の報告は、認定することが妥当であるとするものであります。本決算を委員長報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(石田君) 起立全員であります。よって、議案第62号 決算の認定については、委員長報告のとおり認定することに決しました。
◯議長(石田君) 次に、日程第4 議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外6件及びに報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
本案について提案理由の説明を求めます。
市長 安念 鉄夫君。
〔市長 安念鉄夫君 登壇〕
◯市長(安念君) 本日、ここに当面必要となってまいりました議案につきまして御審議願いたく、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多用中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
初めに、衆議院議員総選挙について申し上げます。
去る11月9日に行われました衆議院議員総選挙においては、投票率が66.42%と県平均を約5%上回る結果となりました。しかしながら、前回の投票率71.35%に比べますと約5ポイント下がり、選挙に対する市民の関心の低下を憂慮いたしております。
続いて、事業の進捗等について申し上げます。
まず、砺波市・庄川町合併協議会での協議につきましては、去る11月10日に開催されました第8回会議までに、合計52の協定項目中、42項目について調整案が提案され、うち37項目について調整方針が決定されたところであります。新市建設計画の一部を除くその他の項目につきましても、本年中に提案されるものと考えております。
また、10月3日に開催されました第6回会議におきまして、第1回会議で「平成16年12月目途」と決定しておりました合併の期日についての修正協議が行われ、「平成16年11月1日」とすることが決定されたところであります。
この11月1日という日は、月初めの月曜日ということで、新市への引き継ぎ業務上においても都合のよい節目の日であるとともに、「南砺市」の発足と同一日でもあり、砺波広域圏事務組合等の関係一部事務組合への影響その他諸般の事情を考慮いたしましても、より好都合なことと存じております。富山県を初め、関係市町村並びに合併協議会等とも十分調整しながら、平成16年11月1日の新市誕生に向け万全を期してまいりたいと考えております。
これより、本日提案いたしました議案について御説明申し上げます。
まず、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ5,015万8,000円を減額補正し、歳入歳出予算総額は171億7,242万8,000円となるところであります。
歳出予算の増額補正の主なものとしては、
社会福祉団体活動推進費 398万7,000円
観光地整備事業 330万0,000円
教材備品整備費 350万0,000円
農業集落排水会計繰出金 141万1,000円
下水道会計繰出金 114万0,000円
などであり、また、減額補正のものとしては、人事院勧告に基づく給与改定に伴う人件費など、6,818万7,000円であります。
これらの歳出補正に対する財源として、寄附金500万円、諸収入250万円を増額し、繰越金5,765万8,000円を減額補正しようとするものであります。
次に、議案第66号から議案第69号まで、各特別会計及び企業会計の補正予算につきましては、主に一般会計の補正予算と同様に、人事院勧告に基づく給与改定に伴う人件費の補正を行う必要などからそれぞれ予算の補正をいたすものでございます。
次に、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、国の人事院勧告の実施に伴い、それに準じて砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正を行うものであります。
次に、議案第71号 決算の認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成14年度の富山県砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所、砺波市老人保健医療事業、砺波市赤坂霊苑、砺波市下水道事業及び砺波市農業集落排水事業の各特別会計の歳入歳出決算を監査委員の意見を付して、議会の認定をお願いするものであります。
次に、報告第9号 専決処分第6号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、衆議院解散に伴う選挙執行経費を追加計上するものや砺波市温水プールの水安全対策及び駐車場消雪水を確保するためのさく井工事にかかる経費、並びにこのことに関し地下水の影響を調査する経費について、早急に対応する必要がありましたので、専決処分したものであります。
この補正により、一般会計歳入歳出予算に3,621万1,000円を増額し、歳入歳出予算の総額は172億2,258万6,000円と相成ったところであります。
以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
何とぞ慎重に御審議の上、可決、認定、承認を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(石田君) これより、ただいま議題となっております議案に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
ただいま議題となっております議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外6件、並びに報告第9号 専決処分の承認を求めることについては、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会並びに決算審査特別委員会に付託いたします。
この際、暫時休憩いたします。
午後 2時38分 休憩
午後 4時29分 再開
◯議長(石田君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより、付託いたしました案件について所管の委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長 齊藤 源秋君。
〔産業建設常任委員長 齊藤源秋君 登壇〕
◯産業建設常任委員長(齊藤君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
今第4回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案4件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
本臨時会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、以上議案4件であります。
市当局から案件について詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決したのであります。
ここで、審査の概要について申し上げます。
まず、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分の内容といたしましては、自治総合センターの一般コミュニティ事業助成金を活用し、別所の郷山菜まつりのステージ整備事業に対する補助を行うものであります。本事業の実施により、別所の郷山菜まつりの事業主体である栴檀山東別所・塩谷・浅谷地区住民の連携と融和が深まり、一層コミュニティ活動の発展が図られ、中山間地域の活性化に資するものであると考えられることから必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
また、議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、以上議案3件につきましては、国の人事院勧告の実施に伴い所要の予算措置を行うものであり、いずれの案件も、やむを得ないものとして認めたものであります。
以上、審査の結果とその概要の一端を申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
◯議長(石田君) 民生文教常任委員長 寺島 良三君。
〔民生文教常任委員長 寺島良三君 登壇〕
◯民生文教常任委員長(寺島君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
今第4回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案1件及び報告1件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
本臨時会において、文教民生常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分、以上議案1件及び報告1件であります。
市当局から議案について詳細な説明を受け、慎重に審査いたしました結果、付託案件につきましては、いずれも原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
ここで、審査の概要について申し上げます。
まず、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分の内容といたしましては、砺波市と庄川町両市町の社会福祉協議会の合併に向けた諸準備のため、砺波市社会福祉協議会への職員派遣に要するものであります。
その他、市内の篤志家からの幼稚園・小中学校への学校図書備品及び体育振興への寄附に関するもの、並びに駅伝競技及びマーチングバンド競技の全国大会へ出町中学校から8人、庄西中学校から53人の選手がそれぞれ派遣されることについてであり、いずれの案件も必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分につきましては、砺波市温水プールにおいて、プール水の循環頻度を高め、雑菌の発生を未然に防止するとともに、将来的には駐車場の消雪用の水の確保のため、地下水への影響調査を実施し、水源井戸を掘削するものであり、やむを得ないものとして認めたものであります。
以上、審査の結果とその概要の一端を申し上げ、民生文教常任委員会の報告といたします。
◯議長(石田君) 総務病院常任委員長 江守 俊光君。
〔総務病院常任委員長 江守俊光君 登壇〕
◯総務病院常任委員長(江守君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
今第4回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案3件及び報告1件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
本臨時会において、総務病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第69号 平成15年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分、以上議案3件及び報告1件であります。
市当局から案件について詳細な説明を受け、慎重に審査いたしました結果、付託案件については、いずれも原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
ここで、審査の概要について申し上げます。
まず、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正については、国の人事院勧告の実施に伴い、それに準じて市職員の一般職の給料の減額改定、特別職及び一般職の期末手当の支給月数の引き下げなど、給与に関する条例等の一部を改正するものであります。
また、この給与に関する条例等の一部改正に伴い、議案第65号として一般会計について、また議案第69号として病院事業会計について、それぞれ所要の予算措置を行うものであります。
以上、議案3件につきましては、いずれの案件も必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分については、去る11月9日に執行されました衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に係る諸経費について専決処分が行われたものであり、やむを得ないものとして認めたものであります。
なお、今回の選挙の執行経費につきましては、全額国庫支出金をもって充てられるものであります。
以上、審査の結果とその概要を申し上げ、総務病院常任委員会の報告といたします。
◯議長(石田君) 決算審査特別委員長 高田 隼水君。
〔決算審査特別委員長 高田隼水君 登壇〕
◯決算審査特別委員長(高田君) 決算審査特別委員会の審査結果について、御報告を申し上げます。
本日、本会議におきまして、当特別委員会に付託となりました議案第71号決算の認定について、平成14年度富山県砺波市一般会計及び平成14年度の各特別会計、以上7会計の歳入歳出決算の認定につきまして審査をするため、先ほど特別委員会を開催いたしたのでございます。協議の結果、本件につきましては、慎重に審議を行うため、閉会中に継続をして審査することに決したのであります。
以上、まことに簡単でございますが、決算審査特別委員会の御報告といたします。
◯議長(石田君) この際、本日の会議時間は、議事の都合により、会議終了まで延長いたします。
これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
14番 西尾 英宣君。
〔14番 西尾英宣君 登壇〕
◯14番(西尾君) 議案第65号から議案第70号にかけて、反対討論を行います。
人事院は、8月8日公務員の月額給与を引き下げる勧告を出したことで提案されたものです。年収は、5年連続マイナスで、月額給与の引き下げは、2年連続です。今回の全国平均16万3,000円の賃下げは、過去最大であり、国と地方の公務員全体で、総額7,000億円削減になります。
当市においても、一人当たり17万円、総額約1億7,000万円にもなるものです。賃下げは、公務員の生活をさらに悪化させ、国民の暮らしと日本経済にも計り知れない悪影響を与えるものであり、到底容認できません。雇用者所得7兆円減、人事院勧告による賃下げは、750万人に及ぶ公務関係労働者だけでなく、農協、病院、私立学校など広範囲な労働者にも波及し、さらに日本の労働者全体の賃下げにもつながるものです。
人事院は、公務員給与が、民間を上回り、逆格差が生じたことをマイナス勧告の理由にしています。しかも、民間企業のリストラ、賃下げをあおってきたのは、政府自身です。
昨年、公務員の賃下げをしたことが、今春闘で民間の賃下げに拍車をかけており、賃下げの悪循環を招いていることは明らかです。民間と公務員の賃下げ競争は、何をもたらしているのでしょうか。現に、昨年の雇用者所得は昨年よりも6兆8,000億円以上も低下しており、今や異常な事態と言わなければなりません。働く国民の大幅な所得減少が、不況にあえぐ地域の商店街や地域経済もさらに冷え込ませ、日本経済全体が泥沼から抜け出せない大きな要因になっていることは明瞭です。この賃下げの悪循環からの脱却こそ、今必要ではないでしょうか。賃下げの勧告が、公務労働者の基本的な権利を侵害することも重大です。
人事院の勧告は、ストライキ権を奪われている公務員の生存権を保障するための代償機能とされてきました。その人事院が、賃下げ分を4月に溯って、期末手当で差し引くことは、不利益は過去に遡っては適用しないという最高裁判決にも背く、無法なやり方であり、許されないものです。見過ごせないのは、公務員の賃下げをてこにして、3,000万の年金受給者を初め、国民に給付の減額を押し付けようとしていることです。
政府は、消費者物価の変動を年金に反映させる物価スライドの実施を打ち出していますが、過去3年の物価下落の積み残し分を加えた2.1パーセントを減額すれば、年金の削減額は8,000億円にも上ります。しかも、減額は年金だけでなく、児童扶養手当や生活保護費などにも連動するもので、被害は多くの国民に及びます。既に、今年も減額された上に、医療費3割負担や庶民増税など4兆円の国民負担増が進行し、国民の暮らしは圧迫されているのに、またもや、ささやかな年金、手当まで減額するとは、何と冷たい政治でありますか。政治を暮らし応援に転換することこそ、求められています。
労働者と国民には、際限のない賃下げや負担増を強いる一方で、公共事業のむだと利権の構造にメスを入れることなく、巨額の軍事費や在日米軍への思いやり予算は聖域扱いにする逆立ち政治は、国民の願いに逆行するものです。
今、必要なのは、国民の暮らしを応援して、日本経済を建て直す方向に根本的に転換することであります。
以上の理由により、人事院勧告の賃下げはやめられることを求めて、私の討論といたします。
◯議長(石田君) 以上で討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外6件及びに報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。
〔17番 前田喜代志君 退場〕
まず、議案第65号から議案第70号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外5件を採決いたします。
お諮りいたします。議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)、議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第69号 平成15年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、以上議案6件に対する委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(石田君) 起立多数であります。よって、議案第65号から議案第70号までの6議案は原案のとおり可決されました。
〔17番 前田喜代志君 入場〕
◯議長(石田君) 次に、議案第71号 決算の認定についてを採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、閉会中の継続審査とするものであります。
本案を委員長報告のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号は、閉会中の継続審査とすることに決しました。
◯議長(石田君) 次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、承認とするものであります。
本案を委員長報告のとおり、承認とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(石田君) 起立全員であります。よって、報告第9号は原案のとおり承認されました。
◯議長(石田君) 以上をもちまして、本臨時会に付議されました全議案を議了いたしました。
これをもちまして、平成15年第4回砺波市議会臨時会を閉会いたします。
市長からごあいさつがございます。
〔市長 安念鉄夫君 登壇〕
◯市長(安念君) 臨時会を開催したところ、それぞれ御多忙の中、御出席をいただきまして、それぞれ可決・承認をいただきましたことを厚くお礼を申し上げたいと思います。
今回は、特別必要になった諸事項がございましたので、このような時期に開催をさせていただきました。今日、それぞれ議決をされましたこと等につきましては、忠実に守ってまいりたいと、このように思っております。
なお、西尾議員さんからの反対意見もあったわけですが、世間はそんなに甘くはないと私は思うんです。それぞれリストラがあって、賃下げがあって、公務員だけが、のうのうとハイわかりましたという、そういう時代が本当にいいのかどうか、十分議論をすべきところだと、私はそのように思っております。地域経済に及ぼす影響もという話でございますが、別の意味で、私は地域経済の活性化のために、市町村はがんばらなきゃいかんな、そんなことを思って、きょうはいろいろ補正にも出しましたが、このような仕事をさせていただいて、活気ある砺波市になればと、このように思っております。
なおまた、中学生ががんばってくれました。すばらしいことだと、私は思っております。みんなで応援をして、いい大会になるように御祈念を申し上げて、私からのごあいさつといたします。
ありがとうございました。
◯議長(石田君) これをもって散会いたします。
どうも、御苦労さまでした。
午後 4時53分 閉議
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成15年11月18日
議 長 石 田 隆 紀
署名議員 飯 田 修 平
署名議員 林 忠 男
署名議員 柴 田 智