1.会議の経過
午後 2時00分 開議
◯議長(村中君) ただいまから、本日の会議を開きます。
本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。
次に、御報告を申し上げます。
先に設置されました決算審査特別委員会において、正・副委員長を互選されました結果、
委員長に 松 本 恒 美 君
副委員長に 前 田 喜代志 君
がそれぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。
◯議長(村中君) これより日程に入ります。
日程第1 議案第53号から議案第61号まで、平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)外8件、及び報告第8号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
これより、各委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員長 江守俊光君。
〔産業建設常任委員長 江守俊光君 登壇〕
◯産業建設常任委員長(江守君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外3議案を審査するため、去る9月17日午前10時より、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第54号 平成13年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第55号 平成13年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第60号 砺波市の区域内において庄川町長が町道の路線認定することの承諾について、以上議案4件であります。
当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
まず、田園空間整備事業の計画についてただしたところ、当該事業は、平成10年度に全体基本計画、平成11年度に全体実施計画を、昨年度において施設基本計画が策定され、本年5月に田園空間整備事業となみ野地区推進協議会が設立され、今回、砺波市太郎丸地内において施設の整備が行われる予定になっております。
今後の年次整備計画といたしましては、平成14年度におきましては、用地確保及び敷地造成並びに移設家屋の解体工事、平成15年度及び16年度の2カ年で、コア施設、コミュニティー施設及び調整池の整備が行われるものであります。
また、設置場所については、当初より、出町市街地の溢水対策のため若林口用水の上流部で調整池機能を活用した水辺空間の整備を考えていたところであり、出町地区で散居形態を残している太郎丸の堀田島地内に用地の確保を予定したいとのことでありました。
また、事業の内容については、田園空間整備事業として、富山県が一体として整備を行うコア施設のあずま建ち家屋の新築が1棟、及びコミュニティー施設としてあずま建ちの既存家屋2棟の移築、並びに県営の農業農村整備事業において調整池をビオトープとして整備しようとするものであります。
また、事業費については、現在の整備計画として、田園空間整備事業で10億4,300万円、調整池の農業農村整備事業においては3億8,000万円、合計14億2,300万円で、うち砺波市負担分は3億4,925万2,000円の予定とのことでありました。
また、完成後の維持管理については、今後、直営方式、公益法人及び第三セクター方式を含め、県と十分協議するとのことでありました。
当委員会としても、この田園空間整備事業が全国40カ所のモデルとなるよう、また、道路アクセス及びサインを計画的に整備し、市内の他の施設と連携のあるものとされるよう強く要望するものであります。
次に、主要地方道砺波小矢部線の新富町交差点付近、主要地方道坪野小矢部線及び市道十年明千保線の各路線の道路改良見通しについてただしたところ、主要地方道砺波小矢部線については、現在、都市計画決定がされておらず、平成11年度に調査を行ったところであり、今後、砺波小矢部線全体の測量などの調査により法線を求め、全体計画を検討の上、必要となれば、中神地区内の用途地域内の都市計画決定を行いたいとのことでありました。
また、主要地方道坪野小矢部線及び市道十年明千保線の千保地内から国道156号までの区間については、両路線とも今後、歩道の新設を含め改良工事を要望並びに計画をすることとしているが、JR城端線との交差をどのようにするか等、今後検討しなければならない問題があり、地元を含め関係機関とも十分協議を行うとのことでありました。
その他、砺波市農村農業計画について、道の駅の活用について、ヤロバの泉について、違法看板の撤去について、合併処理浄化槽について、農道埋設の下水道管について、野鳥対策について、土地区画整理における保留地の処分について、狂牛病及び輸入農産物について、五連水車の改修について等、意見要望があったところであります。
最後に、当委員会は、所管事務調査研究として、7月18日に砺波市ハイテクミニ企業団地において、管理者である商工会議所及び入居の起業家と懇談し、経済状況を踏まえた今後の経営方針及び行政への要望等についての意見交換並びに工場の見学を行ったところであります。
以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げて、産業建設常任委員会の御報告といたします。
◯議長(村中君) 民生病院常任委員長 松本 昇君。
〔民生病院常任委員長 松本 昇君 登壇〕
◯民生病院常任委員長(松本君) 民生病院常任委員会の審査の結果とその概要について御報告を申し上げます。
今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外1議案を審査するため、去る9月18日午前10時より、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
それでは、当委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第59号 住居表示を実施すべき市街地の区域の変更について、以上議案2件であります。
当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたしました結果、付託議案については、原案のとおり可決することに決したのであります。
ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
今回、一般会計補正予算(第3号)として、予防接種事業についての補正が出されているが、その理由についてただしたところ、予防接種法の一部改正が予定されており、高年齢者を対象としたインフルエンザの予防接種が2種疾病に格付けされるため、当市においては、予防接種経費の一部を助成し、また対象者には、市広報及びはがき等で制度の趣旨の周知を行うとともに、医師会の協力のもとに、高齢者に対するインフルエンザ予防接種事業に取り組むとのことであります。
また、本年度は3年周期説における流行の年に当たることから、厚生労働省の資料を参考として、高齢者の30%程度の接種率を見込み、補正予算を上程したとのことでありました。
当委員会においても十分にPRを行い、予防接種の普及啓発に努められ、インフルエンザの感染予防を図られるよう要望するものであります。
次に、総合病院の寝具リースにおいて、本年8月に公正取引委員会から独占禁止法違反で排除勧告された業者についてただしたところ、公正取引委員会により、独占禁止法違反により排除勧告を受けた寝具等のリース業者は県内に6社あり、そのうち4社から当院に指名願いが提出されているとのことであります。
当院としても、この事態を重く受けとめ、8月24日に関係業者が公正取引委員会の勧告を受け入れ、違反が確定したため、8月28日から3カ月の指名停止処分を行ったとのことであります。
当委員会としても、公正な方法及び価格で業者が選定されるよう強く要望するものであります。
次に、総合病院増改築事業におけるヘリポート設置についての今後のスケジュールについてただしたところ、ヘリポートについては、平成15年11月の東棟完成時の供用開始に向け、昨年より認可手続を行っているところであります。
先般、国土交通省大阪航空局より、ヘリポート設置に関する地元公聴会を10月19日、砺波市役所において開催する旨通知があったとのことであり、本ヘリポートについては大変公益性が高いこともあり、特に問題等もないものと思われ、計画どおり認可される見通しとのことでありました。
基本健康診査の周知方法及び受診状況についてただしたところ、対象者には郵送により通知しており、また前年度にドック等により受診しなかった方々には電話等において確認をしており、さらに申し出などがあれば直ちに対応するとのことでありました。また、受診者数については、昨年度比3.1%、232人増の7,728人となっているとのことでありました。
当委員会としても、基本健康診査について、さらに受診率を高めるため、該当者への通知などに遺漏のないように努力されるよう要望するものであります。
次に、一時保育及び延長保育の状況についてただしたところ、平成12年度における公立、私立をあわせた午後4時以降の長時間保育の実施については、1日当たり350人の実績があり、また、一時保育の年間延べ人数は、油田保育所において921人、東般若保育園において713人とそれぞれ実績があったとのことであり、本年度においては、北部保育所に新たに設置されるとのことであり、今後一層利用の増加が見込まれるとのことでありました。
そのほか、乳児保育推進事業費について、地区社会福祉協議会の活動助成について、乳幼児医療費助成について、健康日本21計画について、戸籍の電算化について、鳥害対策について、北部総合福祉センター計画について等、質疑、要望があったところであります。
最後に、当委員会は、先進地の調査研究として、8月1日から3日まで、北海道滝川市及び芦別市を行政視察いたしました。
滝川市では、すぐれた自然環境や施設整備等の活用により、市民一人一人が積極的に健康づくりに取り組む「健康滝川21計画」について調査いたしました。
また、芦別市においては、病院と併設し、在宅保健・福祉・医療支援の3分野の緊密な連携のもと、総合的な在宅サービスを行っている保健福祉施設「すばる」を調査いたしました。
以上、簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、民生病院常任委員会の報告といたします。
◯議長(村中君) 総務文教常任委員長 高田隼水君。
〔総務文教常任委員長 高田隼水君 登壇〕
◯総務文教常任委員長(高田君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外3件及び報告第8号 専決処分の承認を求めることについてを審査するため、去る9月19日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
付託案件は、議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第56号 砺波市ふれあい健康センター設置条例の制定について、議案第57号 砺波市税条例の一部改正について、議案第58号 砺波市学校運動場夜間照明施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、報告第8号 専決処分の承認を求めることについてであります。
当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議をいたしました結果、付託議案等については、原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
今9月定例会に地域イントラネット基盤整備事業費の補正が出されているが、同事業の内容についてただしたところ、地域イントラネット基盤整備事業は、教育委員会にサーバーを設置し、市内10カ所の各小中学校をケーブルテレビの光伝送路で結ぶことにより、インターネットへの接続及びテレビ会議システム等、パーソナルコンピューターを活用した学習に役立たせるものであります。今回、このシステムを民間通信事業者の専用回線を使用し、富山市内の県総合教育センターのサーバーに接続をし、高速でかつ児童に有害な情報を制限したインターネット環境を各小中学校に構築するものであります。
次に、税法改正に伴う税収への影響及び市内企業の動向についてただしたところ、今回の地方税法の一部改正により、株式等譲渡益に関する個人住民税の申告分離課税の納税者において、本年10月1日から平成15年3月31日までの特定の期間内において、所有期間が1年を超える上場株式等を譲渡した場合、その譲渡益から100万円の特別控除が行われることに伴うものであります。平成12年度における譲渡益の納税者の実績は、100万円以下が3件、また100万円を超えるものが4件であり、当市においては従来より件数も少なく、余り影響はないものと推測されるとのことであります。
また、市内企業の景気動向については、製造業及び建設業において厳しいようであり、特に建設業においては、公共並びに民間需要の低迷により大きく落ち込んでいるとのことであります。
さらに、来年度の税収予測についてただしたところ、固定資産税については地価の下落に伴う若干の減少があると考えており、個人市民税は本年度を若干下回ると思われ、また、法人市民税は経済情勢に大きく左右されるため予測が困難であるが、本年度並みを考えており、市税全体的としては本年度より低下する見込みとのことでありました。
当委員会としても、景気低迷の中でありますが、税収の確保に努められるよう要望するものであります。
次に、男女共同参画社会の今後の展開についてただしたところ、平成12年3月にとなみ男女共同参画プランが策定され、同年5月には、40名の砺波市男女共同参画推進員が委嘱され、各種推進活動が展開されており、さらに、本年8月の砺波市男女共同参画推進大会において、男女共同参画社会推進決議がなされる等、男女共同参画社会の実現に向けて各種施策を推進しているとのことでありました。
また、具体的な推進施策をただしたところ、平成13年3月策定の第7次砺波市総合計画「となみ21世紀プラン」にも掲げてあるように、4つの体系的な施策により推進することとなっているとのことであります。
まず最初に、平等観に立った教育・啓発の推進として、本年4月に創刊いたしました広報誌「あしたの風」の発行を初めとする男女共同参画の啓発パンフレットの作成等により、男女共同参画に関する情報を適時適切に提供するとのことであります。さらに、男性、女性の意識を高めるため、講演会の開催並びに各職場における職域研修会の開催も計画されているとのことであります。
次に、社会活動での男女共同参画の推進として、審議会や委員会への女性登用率の向上並びに男女共同参画推進員の活動支援を行うとのことであります。
また、現在の女性の登用率については、目標25%に対し21.6%で、目標達成に鋭意努力をしているとのことでありました。
3番目に、職場、家庭、地域における男女共同参画の推進として、預かり保育及び一時保育等における保育サービスの充実並びに放課後児童クラブのような放課後児童健全育成事業等の実施による仕事と子育ての両立支援を進めるとのことでありました。
最後に、健康づくりと福祉の向上として、高齢期における男女共同参画の実現として、高齢者等の福祉の向上、子育て環境の整備、健康づくりの啓発と支援対策としての健康づくりセンター建設、さらにボランティア活動の推進が掲げられるとのことでありました。
当委員会といたしましても、男女共同参画プラン並びに男女共同参画社会推進決議の実現及び実践に向けて、市民、地域、行政が三者一体となった全市的な推進活動を強く支援するものであります。
そのほか、市職員の交通安全教育について、消防団の退職慰労金について、陸上競技場トラックの公認について、庄川河川敷のマラソンコースについて、砺波東部小学校の不足教室について、体育施設のバリアフリー化について、金岡家の活用方法について、夜間照明の使用料について、給食センターの建設計画について、高岡市・福岡町総合斎場建設計画についての意見及び要望があったところであります。
最後に、当委員会は、先進地の調査研究として、8月31日から9月2日まで、愛知県の小牧市、知多市及び蒲郡市を行政視察いたしました。
小牧市では、余剰教室を活用した小学校区生涯学習キャンパス事業、ドライ方式による学校給食センターについて、また知多市においては、市民参加型のビデオ広報の制作並びにケーブルテレビの行政での活用について、蒲郡市においては、情報ネットワークセンターを視察し行政におけるITの推進について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、総務文教常任委員会の御報告といたします。
◯議長(村中君) 決算審査特別委員長 松本恒美君。
〔決算審査特別委員長 松本恒美君 登壇〕
◯決算審査特別委員長(松本君) 去る9月13日、本会議において平成12年度の砺波市の各会計決算を審査するため、決算審査特別委員会が設置され、付託となりました議案第61号の平成12年度砺波市水道事業会計及び平成12年度砺波市病院事業会計の各決算を審査するため、9月14日に委員会を開催したのであります。
まず、正・副委員長互選の後、付託となりました議案第61号 決算の認定については、閉会中に継続して審査することに決したのであります。
以上、まことに簡単でありますが、決算審査特別委員会の御報告といたします。
◯議長(村中君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、発言を許します。
14番 西尾英宣君。
〔14番 西尾英宣君 登壇〕
◯14番(西尾君) 議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)の中の田園空間整備事業5,059万5,000円の支出について、十分な検討が必要であり、現段階では反対の立場で意見を述べます。
本年度の当初予算には、田園空間整備事業として26万8,000円が計上されており、伺うと、散居村ミュージアムの件で市民の意見を聞くために市民会議を結成して検討していくということで賛成をしました。しかし、市民会議を開くこともなく、議会でも十分に検討もされずに、あずま建ちの家を2軒解体・移転、1軒は新築、3戸のあずま建ちの家を並べ、庭園や鑑賞池を設け、来場者が散居村について学び体験できる施設として、調整池も含めて総事業費14億2,300万円であり、9月議会では測量設計費と用地購入費5,059万5,000円が補正予算として提案されています。
ここが太郎丸の場所(写真提示)ですが、美田2.7ヘクタールもつぶすことになっています。地元では必ずしも納得されていない状況だと聞いています。
3月に開かれた田園空間博物館地域懇話会においても、ミュージアム構想について、委員からの「施設をつくらないと住民が困るのか」との問いに対して、県は「住民の方が特別困るかと言われると、そういうこともないと思っています」との歯切れの悪い答弁で、委員から怒りの声が挙がっていました。
この地域懇話会の運営は、司会がコンサルタントでやっていることからも、多くの委員からコンサルタント任せという疑問の声があり、2月1日の新聞報道でも、だれが主体として進められているのか疑問が残る会議の進め方であったと報道されています。維持管理についても、地元で行うように県から指導されているようです。今後の管理については、直営にするか、第三セクター方式か、非営利団体でやっていくかはっきりしていないではありませんか。市民の理解を得ずに10億円もかけてなぜあえてつくらなければならないのか、多くの市民は疑問に思っています。
今、市民が切に願っていることは、砺波平野は「全国の命のふるさと水田稲作」(実物提示)で紹介されました。屋敷林やあずま建ちの家の保存や美田を残せるように、農業で成り立つようにしていくことではないでしょうか。
維持管理についても方針がはっきりしていません。チューリップ四季彩館の維持管理費に毎年1億5,000万円もかかっています。これ以上の大型施設の維持管理に財源を投入できるのでしょうか。
場所についても深く検討されていなく、地元でも反対されているようです。道路も広げなければならなく、新たな投資が必要となります。東京の設計事務所が計画策定、地域懇話会だけでなく、砺波市の有識者の方々が反対されているのに、十分な検討もなくゴーサインを出すのはいかがなものでしょうか。市街地の水があふれることによる調整池として活用されることには、必要なものであり賛成をいたします。
この際、提案させていただきたいと思います。
第1に、チューリップ公園の中島家(写真提示)、この中島家を活用して、フェア期間中は開いていますが、日常的にはかぎがかたくかけられていますが、農具の展示や事務所に活用されてはいかがでしょうか。そして、寄附の申し出がありました金岡家(写真提示)、大変立派なものです。砺波地方の代表的な農家建築で、貴重な砺波市文化財として、広く全国の人たちに見てもらうように活用することです。もちろん、市民の生涯学習として利用することも大切です。
第2に、屋敷林やあずま建ちの家の保全のための金融対策や屋敷林の対処方法など、相談窓口を設置することです。
第3に、学校教育にも活かしていくために、学校に屋敷林ガイドブックを備え、子供たちを屋敷林で遊ばせるようにすることと、空き家を活用して、団地の人たちや町の子供たちに民泊ができるような工夫もしていくことです。何よりも多くの市民の知恵を結集するため、市民会議を結成して、市民の意見をよく聞いて取り組まれることを求めるものです。
京都の知事を長くやっておられた蜷川虎三さんは、「見える建設よりも見えない建設」ということを言い続けておられました。人々が建設しようという気持ち、運動があったところにこそ、よしやろうということになりますが、運動もなく、住民がその気になっていないところには絶対に建てなかったと言われています。市民が望んでもいない散居村ミュージアム構想の再検討を求めて、私の討論といたします。
◯議長(村中君) 以上で討論を終結いたします。
これより、順次採決をいたします。
これより、議案第53号を採決いたします。
議案第53号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)に対する委員長報告は原案のとおり可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(村中君) 起立多数であります。
次に、議案第54号から議案第60号まで、平成13年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)外6件及び報告第8号を一括採決いたします。
お諮りいたします。議案第54号 平成13年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第55号 平成13年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第56号 砺波市ふれあい健康センター設置条例の制定について、議案第57号 砺波市税条例の一部改正について、議案第58号 砺波市学校運動場夜間照明施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議案第59号 住居表示を実施すべき市街地の区域の変更について、議案第60号 砺波市の区域内において庄川町長が町道の路線認定することの承諾について、報告第8号 専決処分の承認を求めることについて、以上、議案7件及び報告1件に対する委員長報告は、原案のとおり可決または承認であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(村中君) 起立全員であります。よって、議案第54号から議案第60号までの議案7件及び報告1件は、原案のとおり可決または承認されました。
続きまして、議案第61号 決算の認定についてを採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する委員長報告は、閉会中の継続審査とするものであります。
本案を、委員長報告のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、議案第61号 決算の認定については、閉会中の継続審査とすることに決しました。
次に、お諮りいたします。ただいま議案第62号 砺波市教育委員会委員の任命についてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議案第62号を議題といたします。
本案について提案理由の説明を求めます。
市長 安念鉄夫君。
〔市長 安念鉄夫君 登壇〕
◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第62号 砺波市教育委員会委員の任命について御説明申し上げます。
現砺波市教育委員会委員 田島均氏については、来る9月30日をもって任期満了となりますので、後任の砺波市教育委員会委員として、瀬尾並木氏を任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
何とぞ慎重に御審議をいただき、御同意賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(村中君) お諮りいたします。本議案については、事情十分に御承知のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
これより、議案第62号を採決いたします。
お諮りいたします。議案第62号 砺波市教育委員会委員の任命について、原案に同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、議案第62号は原案に同意することに決しました。
次に、お諮りいたします。ただいま議案第63号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてが提出されました。
この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
これより、議案第63号を議題といたします。
本案について提案理由の説明を求めます。
市長 安念鉄夫君。
〔市長 安念鉄夫君 登壇〕
◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第63号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて御説明申し上げます。
去る6月28日に逝去されました前人権擁護委員故藤井正夫氏の後任の候補者として、平野正樹氏を推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願い申し上げます。
◯議長(村中君) お諮りいたします。本議案については、事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
これより、議案第63号を採決いたします。
お諮りいたします。議案第63号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、平野正樹氏を適任とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、平野正樹氏を適任とすることに決しました。
◯議長(村中君) 次に、日程第2 議員提出議案第4号 乳幼児医療費無料制度の創設を求める意見書の提出についてを議題といたします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
6番 松本 昇君。
〔6番 松本 昇君 登壇〕
◯6番(松本君) 議員提出議案第4号について、提案者を代表いたしまして、提案理由の説明をいたします。
当市においては、平成12年度から、未就学児までの乳幼児医療費の公費負担を市単独により行っているところでありますが、少子化対策としての生み育てやすい環境づくり、また取り組んでいる市町村の財政負担の軽減を図ることにおきましても、乳幼児医療費無料制度の創設について、国に対し意見書を提出するものであります。
砺波市議会といたしましても、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由といたします。
◯議長(村中君) これより提案理由に対する討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 討論なしと認めます。
これより、議員提出議案第4号 乳幼児医療費無料制度の創設を求める意見書の提出についてを採決いたします。
お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(村中君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第4号は原案のとおり可決することに決しました。
◯議長(村中君) 次に、日程第3 議員提出議案第5号 男女共同参画都市宣言の制定についてを議題といたします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
10番 高田隼水君。
〔10番 高田隼水君 登壇〕
◯10番(高田君) 議員提出議案第5号について、提案者を代表いたしまして、提案理由の説明をいたします。
男女共同参画社会の実現につきましては、平成12年3月に「となみ男女共同参画プラン」が策定され、さらに、本年8月26日に開催されました「砺波市男女共同参画推進大会」において「男女共同参画社会推進決議」がなされたところであります。
男女共同参画社会の実現・実践について、市民、地域、行政が一体となった全市的な推進活動を実施するため、「男女共同参画都市宣言」を制定するものです。
砺波市議会といたしましても、適切な御決議を賜りますようお願いを申し上げ、提案理由といたします。
◯議長(村中君) これより提案理由に対する討論に入ります。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 討論なしと認めます。
これより、議員提出議案第5号 男女共同参画都市宣言の制定についてを採決いたします。
お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
◯議長(村中君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第5号は原案のとおり可決することに決しました。
◯議長(村中君) 次に、日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。
◯議長(村中君) 以上で、本定例会に付議されました全議案を議了いたしました。
これをもちまして、平成13年9月砺波市議会定例会を閉会いたします。
市長からごあいさつがあります。
〔市長 安念鉄夫君 登壇〕
◯市長(安念君) 議会閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げたいと思います。
先日から、一般会計補正予算を初め諸議案につきまして慎重審議を賜り、それぞれ可決、承認をいただきましたことをお礼を申し上げたいと存じます。
先ほどは、男女共同参画都市宣言が議決されました。砺波市は、御承知のように、健康都市、フラワー都市、非核平和都市、青少年健全育成都市、交通安全都市とそれぞれ宣言されてきたところでございます。この宣言の趣旨について、これからもその趣旨を十分遵守してまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
また、先般は、松本恒美議員からの代表質問により、不肖私の進退について伺っていただきました。私の心情を述べさせていただいたところでございます。
私は、市議会を通じまして市民に表明いたしたわけでございますが、これから市民各位の判断を願うわけでございます。よろしくお願いを申し上げたいと存じております。
なお、議会中、多くの質問等がございました。さらに多くの課題が山積をしております。総合計画もスタートしておりますが、改革の波が押し寄せてくるところでございます。議員各位の御指導によって、方向が誤らないように進めたいと存じておりますので、これからも御指導を願いたいと思います。
今や、秋たけなわでございますが、収穫も順調のようであります。議員各位には、元気な砺波市のために、健康で御活躍されんことをお祈り申し上げるわけでございます。
なお、一言つけ加えますけれども、先日はアメリカにおけるテロ事件があり、大変遺憾に思うところでございます。また、市内では悲惨な交通事故が先般から多発をいたしております。今、安全週間でございますけれども、先般、警察の署長と話し合いの上、緊急対策会議を実は開催をしたわけでございます。交通安全を市民に呼びかけておりますので、議員各位にも機会あるごとに御指導をいただければありがたいと、このように存じておる次第でございます。
9月定例会の閉会に当たりまして、お願いを申し上げて、お礼のごあいさつといたします。
ありがとうございました。
◯議長(村中君) これをもちまして散会いたします。
どうも長時間御苦労さまでございました。
午後 2時55分 閉議
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成13年9月21日
議 長 村 中 昭 二
署名議員 林 忠 男
署名議員 柴 田 智
署名議員 齊 藤 源 秋