平成13年第4回臨時会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午後 1時05分 開議

◯議長(村中君) ただいまから、平成13年第4回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員から地方自治法第235条の2第1項の規定により実施されました例月出納検査の結果報告を受け、お手元に配付いたしておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(村中君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により議長において
    4 番 寺島 良三 君
    5 番 江守 俊光 君
    6 番 松本 昇  君
を指名いたします。

◯議長(村中君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。
 これに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。

◯議長(村中君) 次に、日程第3 議案第61号 決算の認定についてを議題といたします。
 去る9月、市議会定例会において、決算審査特別委員会に付託をいたしました各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
 決算審査特別委員長 松本 恒美君。
  〔決算審査特別委員長 松本恒美君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(松本君) 決算審査特別委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 去る9月定例会において提案され、当特別委員会に付託された議案第61号決算の認定について、平成12年度砺波市水道事業会計及び、平成12年度砺波市病院事業会計の2企業会計決算につきましては、慎重に審査を行うべく、閉会中の継続審査となっていたのであります。
 このため、10月24日、25日と26日の3日間にわたって委員会を開催し、監査委員から適切な審査所見を承り、その後、当局より詳細な決算内容の説明を受け、引き続き、関係諸帳簿等をつぶさに審査いたしたのであります。
 その結果、当委員会といたしましては、両事業会計とも原案のとおり認定すべきものと決定いたしたのであります。
 以下、審査の概要について御報告申し上げます。水道事業の平成12年度の経営状態につきましては、消費税抜きの損益計算書では総収益9億2,599万6千円と、前年度より3,654万2千円、3.9%の減、総費用は8億8,319万2千円と、前年度より2,159万円、2.4%の減となり、収支差引額、すなわち当年度純利益は4,280万4千円の黒字決算となっております。
 これは、平成10年度及び11年度に続いて、3年連続の黒字決算であります。
 この収益及び費用の内訳を見ますと、収益に関しましては、給水収益において、基本料金基準の改定による値下げが行なわれたにもかかわらず、給水件数増や猛暑による使用水量増により、400万円余りの増収となっておりますが、受託工事収益が前年度に比べ、3,800万円の減、他会計補助金が前年度に比べ、約500万円の減となっております。
 また、費用に関しましては、受託工事費や支払利息等で、3,900万円余りの減、漏水調査費や減価償却費で、1,000万円余りの増となり、総経費では減額となったものであります。
 また、業務状況については、平成12年度末における給水人口は、4万1,468人と、前年度に比べ351人、0.9%の増、給水契約件数は、1万2,162件で、前年度に比べ273件、2.3%の増となっております。
 このことから、総配水量は、562万9,248立方メートルと、前年度に比べ36万7,828立方メートル、7.0%の増であり、有収水量も406万3,472立方メートルで、前年度に比べ9万1,319立方メートル、2.3%の増となっております。その結果、有収水量1立方メートル当たりの供給単価は、198円99銭で、前年度に比べ、3円46銭安く、給水原価も204円15銭と、前年度に比べ、0.7%低くなっております。
 したがいまして、1立方メートル当たりの供給単価から給水原価を差し引いた販売利益は、マイナス5円16銭となり、マイナス幅が料金値下げにより前年度に比べ、2円8銭拡大されております。
 以上のことから、経営状況につきましては、前年度に引き続き黒字決算となっておりますが、次年度以降の経営につきましても、極力経費の節減に努めるとともに、給水収益につながる水の利用増対策について、検討するよう要望するものであります。
 また、有収率につきましては、72.18%と前年度に比べ、3.32ポイントと連続して降下しており、一層の有収率の向上を望むものであります。
 次に、主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、水圧調査事業の実施効果についてただしたところ、平成12年度から2ヵ年にわたり、国の補助事業である緊急雇用創出基金市町村補助事業によりまして、砺波市が給水している全戸を対象に水圧調査を実施するものであります。この調査で、24時間の水圧を測定することにより、各家庭への給水の状態及び漏水状況等を把握することが可能となり、平成12年度においては、5,880件を調査したところであり、その中で、中野地区で1件、五鹿屋地区で1件、東野尻地区で2件、鷹栖地区で4件、南般若地区で2件、柳瀬地区で3件及び、太田地区で1件の漏水個所を発見し、修理されたところであります。また、水圧の低下が見られた出町市街地においては、バルブ操作による増圧作業を行い、すべて解消したとのことでありました。
 また最終年度の平成13年度においては、3,901件の水圧調査を実施し、全戸の調査を終了するとのことでありました。当委員会においても、各給水の状況を的確に把握し、低水圧地域の解消に努められるよう、要望するものであります。
 次に、未収金の回収についてただしたところ、水道料の滞納者に対して、納付期限を1ヶ月経過したものについては督促状を出すなどし、以降毎月督促を行っており、さらに6ヶ月を経過したものについては、給水停止の警告を行うとともに、面談による督促を行い、誓約書の提出を求めるなどしており、事情によっては、分割納付などにも応じているとのことであります。また、滞納常習者には臨戸徴収を行い、未収の解消に努めているとのことでありました。当委員会としても、常に滞納状況を把握され、未収金の発生の防止に努められるよう、強く要望するものであります。
 次に、将来の需要水量の見込み及び、今後の原水単価の見通しについてただしたところ、今後人口増等により、給水量が不足したときは、砺波広域水道企業団の供給水量に余裕があるため、追加供給を受けることが可能であるが、約3千トン程度までは、太田地内及び安川地内にある既存の遊休自己水源を活用しながら、コストの安い原水の確保を図るとのことでありました。
 また、供給原水単価の見通しについては、砺波広域水道企業団から二万石用水への水利権の利用負担等が解消するため、平成15年度には原水費の大幅な減額が可能となる見込みとのことでありました。当委員会においても、ライフラインとしての重要性を鑑み、需要に即応し安定供給が可能な原水の活用を要望するものであります。
 次に、石綿セメント管の敷設替えの今後の見通しについてただしたところ、当市における石綿セメント管の敷設替えについては、国の補助事業により、平成3年度から実施しているが、当初10ヵ年の予定であった補助期間が延長されたことにより、平成13年度以降も可能な限り補助事業を活用し対応するとのことであり、敷設替えの個所については、公共下水道の敷設工事に併せることを含め、計画的に行っているとのことであります。
 平成12年度末現在での老朽管敷設替えの進捗率は、総延長62キロメートルのうち51.5%となっているとのことであり、平成13年度においては、事業費3億6,500万円で、累積更新延長を39.6キロメートル、63.9%を見込むとのことでありました。
 また、平成14年度以降については、年間1億5,000万円程度の事業費により、平成17年度末までに累積更新延長55.5キロメートル、90%の更新率を見込むとのことでありました。
 当委員会としても、速やかに石綿セメント管等の老朽管の敷設替えを行われ、有収率の向上に努められるよう要望するものであります。
 次に、有収率が平成11年度及び12年度と続いて低下しているが、有収率向上対策についてただしたところ、2カ年連続で、有収率が低下した原因は、まず、平成11年度については、配水流量計測器の誤作動が確認され、修理したため低下したものであり、平成12年度における低下の主な原因は、平成12年度から市内全域における水圧調査が実施されたため、従来から実施している専門業者による漏水調査を平成11年度から2ヵ年にわたり実施しなかったこと及び、出町市街地増圧に伴う赤水対策のために実施した洗管用水抜き等に伴うもの、さらに供給水圧の上昇に伴う漏水量の増加等が考えられるとのことでありました。
 今後の有収率の向上対策としては、平成12年度から2ヵ年にわたる水圧調査の結果を参考にして漏水調査を専門業者に委託し、漏水個所の早期発見並びに計画的な老朽管の更新を併せて行うとのことでありました。
 当委員会においても、漏水個所の早期発見に伴う有収率の向上を強く要望するものであります。
 このほか、漏水時の修理費負担及び減免基準について、災害発生時の緊急水源の確保について、周辺市町村との管路接続について、遠隔メーターの設置について、内部留保資金の効率的運用について、配管施工業者への技術指導について、意見・要望があったところであります。
 次に、病院事業会計について申し上げます。
 まず、経営状況につきましては、消費税抜きの総収益は95億7,929万円と前年度に比べ1億6,820万円、1.7%の減、総費用は95億2,914万円と前年度に比べ2億3,306万円、2.4%の減となり、収支差引決算額は5,015万円の黒字となっております。
 業務状況では、年間入院延べ患者数が14万5,691人と前年度より7,175人、4.7%の減となっております。一方、外来部門では、年間延べ外来患者数が36万2,931人と前年度より2,374人、0.7%の増となっております。
 なお、一般病床利用率は88.4%で、前年度に比べ3.7ポイントの減となっておりますが、これは増改築工事等の影響によるものと考えられます。
 全体といたしましては、平成12年度に入り増改築工事が本格的に始まり、病棟部門においてベッド数の減少などの影響を受けたために、医業収益は前年度に比べ減少している一方、医業費用において材料費の増加があったものの、減価償却費、給与費、経費等が減少し、費用全体も前年度に比べ減少しております。
 収益及び費用の内訳としては、医業収益のうち、入院収益は入院患者数の減少に伴い53億899万円で前年度より1億7,141万円、3.1%の減少となっておりますが、外来収益は外来患者数の増加に伴い、35億5,353万円と前年度より7,694万円、2.2%の増収となりましたが、医業収益全体では前年度に比べ減少となっております。
 また、医業外収益も他会計補助金、負担金交付金などの減少に伴い、3億7,649万円と前年度より4,267万円の減となっております。
 一方費用については、医業費用が90億4,911万円と前年度より、1億5,424万円の減となっており、この内訳としては、全体の52.1%を占める給与費が、47億1,774万円と前年度より、5,459万円の減少であり、また34.0%を占める材料費が、30億8,059万円と前年度より5,715万円、1.9%の増となっております。
 経費につきましても、7億9,093万円で前年度より2,235万円の減であり、減価償却費、資産減耗費なども前年度より減となっております。
 次に医業外費用は、4億8,003万円と前年度より167万円、0.4%の増となっております。
 今後、近隣市町において、公立総合病院の開設が予定されているが、砺波医療圏の中核病院として、質の高い医療サービスの実施及び、医療水準の向上、並びに住民福祉の増進を図るため、さらなる努力をされるよう期待するものであります。
 ここで、意見、要望について申し上げます。
 まず、薬品費の伸びと今後の院外処方の実施に伴う影響についてただしたところ、薬品費については、前年度に比べ4.9%の伸びであり、当院が急性期患者を主に診療しており、新薬等の高価薬の使用頻度が高いためでありますが、患者1人当たりの収益増にも見られるように、薬品費の増嵩については、診療に反映されているとのことであります。
 また、平成13年7月から実施されました院外処方の影響については、本年度の上半期における薬品費は、値引交渉と院外処方の結果、平成12年度より3%減少しているが、さらに2年ごとの薬価改定による薬価額の引き下げが進み、採算ベースの6%の薬価差益を切ることになれば、より一層院外処方を推進していく必要があるとのことであります。
 今後、院外処方の増加があれば、院内薬局の薬剤師の増員は行わないとのことであり、診療報酬として請求が可能な薬剤師による服薬指導を行うなど、薬価差益にこだわらず、医療の質の充実を図るとのことでありました。
 次に、来院患者数の市町村別の割合及び経営方針についてただしたところ、来院患者数の割合については、砺波市内が全体の約40%を占めており、入院・外来の内訳としては、入院が33.8%、外来が42.8%とのことであります。また、市外からの患者の割合については、福光町からが、入院14.4%、外来12.9%、続いて小矢部市からが、入院12.5%、外来12.7%の順になっているとのことであり、主に病院を建設中の市町からの患者が多いとのことであります。
 今後、当病院しても、急性期と慢性期との患者の選択を迫られるところであるが、急性期患者の受入病院として、他の病院とすみ分けを行いたいとのことでありました。
 当委員会としても、今後患者数の変動が予測されるが、地域の急性期患者を受け入れる地域中核病院として、他病院と相互に役割分担を行い、患者の確保に努められるよう要望するものであります。
 次に、受け付け業務等の委託状況についてただしたところ、現在、受付などの業務委託については、医事外来業務及び夜間警備を専門業者に委託しているとのことであります。
 医事外来業務については、株式会社ニチイ学館へ外来窓口における受付業務及び外来診療報酬の請求事務を委託しており、平成12年度当初は16名、途中から1名増員し、合計17名の体制とのことであり、患者への応対等の接遇教育についても、万全を期しているとのことでありました。
 また、夜間警備については、株式会社富山県綜合警備保障へ夜間2名の常駐体制で、院内及び院外の警備並びに電話交換業務を委託しているとのことでありました。
 当委員会としても、来院患者への接遇の徹底及び夜間の患者の事故防止、並びに院内の防犯を含め病院の安全対策について万全を期されるよう要望するものであります。
 次に、大型医療機器の導入状況及び医療機器のメンテナンスについてただしたところ、主な大型医療機器の導入については、各診療科からの要望を取りまとめ、院内に設置されている13名の委員で構成された医療機器選定委員会において、性能や採算性などを検討し導入機器を選定した後、入札により決定し導入しているとのことでありました。また入札業務に関しては、複数の職員で行うなど、厳正に対応しているとのことでありました。
 医療機器のメンテナンスについては、スケジュールに従い実施しており、特にMRIのような高額かつ精密で代替がきかない医療機器については、経費はかかるものの、フルメンテナンスを行い故障の防止に努めているとのことでありました。
 このほか、運転資金の需要見込み及び運用について、へき地医療活動費について、給食材料の仕入状況について、他病院との診療単価の比較について、医療廃棄物の処理状況について、医療事故防止対策について、院内の保育施設の状況について、院内売店の運営状況について、今後の経営方針について、病診連携事業について、増改築事業に伴う患者対応について、感染症病棟の状況について等の意見、要望があったところであります。
 以上、水道事業及び病院事業の両事業会計の決算につきまして、審査の結果とその所見を申し上げ、決算審査特別委員会の報告といたします。

◯議長(村中君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 質疑なしと認めます。

◯議長(村中君) これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 討論なしと認めます。
 これより議案第61号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第61号 決算の認定について、平成12年度砺波市水道事業会計決算、平成12年度砺波市病院事業会計決算以上、2会計決算に対する委員長の報告は、認定することが妥当であるとするものであります。本決算を委員長報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
  [賛成者起立]

◯議長(村中君) 起立全員であります。よって、議案第61号 決算の認定については、委員長報告のとおり認定することに決しました。

◯議長(村中君) 次に、日程第4 議案第64号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)及び、議案第65号 決算の認定についてを一括議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念 鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、決算の認定を初め、当面必要となってまいりました議案につきまして御審議願いたく、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多忙中にもかかわらず、御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。
 初めに、国際交流事業について申し上げます。
 去る9月28日から30日まで、黒龍江省医学友好交流訪日団4名の皆さんが、砺波総合病院との医学友好交流20周年を記念し、当市を訪問されました。また、10月3日からは、砺波市日中友好交流協会第3次訪中団30名の皆さんが、盤錦市との友好都市締結10周年を記念し、盤錦市並びに中日友好協会等を訪問されたところであります。それぞれに節目の年をお祝いするとともに、一層の交流推進を確認したところであり、これらの交流を通じまして、さらに日中両国の友好親善に努めてまいりたいと考えております。
 次に、市民の健康増進に資するため、去る1 0月28日に「生き活き健康フェスティバル」を開催しましたところ、午前中から母子保健推進員による寸劇、食生活改善推進員による試食会、ヘルスボランティア等による血圧測定、歯科健診、骨密度測定等、各コーナーに多数の市民の参加がありました。また、午後からの大ホールでの国民健康保険・無受診表彰式や家族の介護をテーマとした映画鑑賞にも多数の参加があり、21世紀における「健康日本21」を市民の皆さんに伝える大変有意義な催しではなかったかと考えております。
 次に、環境保全対策について申し上げます。
 となみセントラルライオンズクラブから「ごみの不法投棄防止啓発看板」寄贈の申し出があり、国道359号庄下地内に10月14日設置いたしました。看板には、出町小学校の生徒から応募された標語「捨てないで ルールを守って きれいな砺波に」、「ポイ捨ては あなたの心も 捨てている」を掲げ、不法投棄防止を訴えております。今後とも、環境美化への啓発活動を積極的に推進してまいりたいと存じております。
 また、本年度の生活環境改善模範地区として、油田自治振興会が環境大臣表彰を、また、第11回全国花のまちづくりコンクールにおきまして、栴檀山花と緑の推進協議会並びに大島葉子さんが農林水産大臣賞をそれぞれ受賞されました。これまでの実効ある活動に心から敬意を表しますとともに、栄えある受賞を契機に、今後とも環境美化にそして国土緑化に努めていただきたいと期待をいたしております。
 さらには、環境省の「かおり風景100選」に、「砺波平野のチューリップ」が認定されました。これは、生活にうるおいや、やすらぎを与えてくれるかおりのある風景をいとおしみ、守り続けている地域を顕彰し、これからもずっと続くようにとの願いを込めて実施されたものであります。この認定を励みにさらに豊かな環境づくりに努め、後世に伝えてまいりたいと存じております。
 次に観光事業について申し上げます。
 10月に開催されました「2001となみ夢の平コスモスウォッチング」は、天候にも恵まれて、県内外から約8万人の来場があり大変賑わいました。夢の平スキー場ゲレンデ内のコスモスは、期間を通してきれいな状態が保たれ、来場者に好評でございました。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 先日、富山市で開催されました都市計画全国大会の席上で、当市が栄えある都市計画会長表彰を受賞いたしました。昭和43年から取り組んでおります土地区画整理事業によるまちづくりが評価されたものであり、今後とも、住民の皆さんと一体となって事業に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、スポーツの推進について申し上げます。
 庄西中学校及び般若中学校の夜間照明施設につきましては、それぞれ10月1日・2日に校下の皆さんを招き、点灯式並びに完成記念グラウンドゴルフ大会を開催いたしました。今後は、学校の部活動や地域のスポーツ活動に広く利用していただきたいと存じます。
 次に、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第64号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ225,802千円を追加補正し、歳入歳出予算総額は17,692,604千円となるところであります。
 歳出予算を増額するものとしては、健康増進とコミュニティの推進を図ることを目的として、高波地区に地域体育館を建設しようとするものであります。
 なお、現在、栴檀野地区に建設を進めております「栴檀野ふれあい健康センター」につきましては、12月のオープンに向け順調に工事が進んでおります。
 次に、議案第65号 決算の認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成12年度の富山県砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所、砺波市老人保健医療事業、砺波市赤坂霊苑、砺波市下水道事業及び砺波市農業集落排水事業の各特別会計の歳入歳出決算を監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決、認定を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(村中君) これより、ただいま議題となっています議案に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっております議案第64号並びに議案第65号につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会並びに決算審査特別委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 1時39分 休憩

 午後 3時46分 再開

◯議長(村中君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、付託いたしました案件について、常任委員会の報告を求めます。
 総務文教常任委員長 高田 隼水君。
  〔総務文教常任委員長 高田隼水君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(高田君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今臨時会におきまして、当委員会に付託されましたのは、議案第64号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)であります。
 これを審査するため、本日、三役を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 付託案件につきましては、慎重に審議いたしました結果、原案のとおり可決することに、決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 議案第64号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)の内容といたしましては、(仮称)高波地域体育館建設事業に関しましては、来年度から地域総合整備事業債の見直しが行われることとなったため、本年度において、鉄筋コンクリート、一部鉄骨造りの体育館の建設を行うものであります。
 その他、市内の篤家からの小中学校への学校図書備品及び、体育振興への寄附に関するもの、並びに山口県で開催される第9回全日本中学校駅伝大会に出町中学校から8人の選手が、派遣されることについてであり、いずれの案件も必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
 以上、審査の結果とその概要の一端を申し上げ、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(村中君) 決算審査特別委員長 松本 恒美君。
  〔決算審査特別委員長 松本恒美君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(松本君) 決算審査特別委員会の審査結果について、御報告申し上げます。
 本日、本会議におきまして、当特別委員会に付託となりました議案第65号決算の認定について、平成12年度富山県砺波市一般会計及び平成12年度の各特別会計、以上7会計の歳入歳出決算の認定につきまして審査するため、先ほど、特別委員会を開催いたしました。今後、慎重に審議を行うため、閉会中に継続して審査することに決したのであります。
 以上、まことに簡単でありますが、決算審査特別委員会の御報告といたします。

◯議長(村中君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 討論なしと認めます。
 これより、ただいま議題となっております議案第64号及び、議案第65号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 まず、議案第64号 平成13年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第64号の委員長報告は原案可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  [賛成者起立]

◯議長(村中君) 起立全員であります。よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。

◯議長(村中君) お諮りいたします。次に、議案第65号 決算の認定についてを採決いたします。本案に対する委員長の報告は、閉会中の継続審査とするものであります。
 本案を委員長報告のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(村中君) 御異議なしと認めます。よって、議案第65号は、閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(村中君) 以上をもって、本臨時会に付議されました議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成13年第4回砺波市議会臨時会を閉会いたします。
 市長よりごあいさつがあります。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 議長のお許しを得まして、臨時会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。提案いたしました補正予算につきましては、議決を賜りお礼申し上げたいと思います。
 先般、小泉総理大臣が所信表明を述べました。内容を見ますと構造改革ということで、私ども地方にとって、随分厳しい所信表明であったと思います。
 ただし、中には民間と地方の知恵で、活力を見いだす社会を強調されております。もう一つは、子供たちの夢と希望を育む社会について、これも強調されております。これが、印象的でございました。
 今、御存じのように不景気でございます。先般もマイナス0.9%でしたかマイナス成長であるということが述べられておったわけでございますが、今の小泉総理の言動を借りるならば、地方で教育やスポーツについて係わる公共投資をしてもいいんではないか、経済対策の一環として、前倒しということで私自身が判断をさせていただいて、高波体育館を建設に踏み切ったわけでございます。おかげさまで、財源のめども立ちましたので、提案をさせていただいて皆さんの御理解をいただいたところでございます。
 また、決算については、今後審議をいただくわけでございますが、何かと御意見を賜りたいと思います。その御意見をいただいて、新しい14年度の予算の反映に結びつけたいと、このように思いますので、何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
 本日は、大変いい天気でございましたが、これから木枯らしの吹く時期となりました。議員各位には、御健勝で、御活躍をされんことをお祈りを申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

◯議長(村中君) これをもって散会いたします。
 どうも、御苦労さまでございました。

 午後 3時44分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

 平成13年11月 8日

      議  長    村 中 昭 二

      署名議員    寺 島 良 三

      署名議員    江 守 俊 光

      署名議員    松 本   昇