令和2年8月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(山本善郎君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 さきに設置されました決算特別委員会において、正・副委員長を互選されました結果、
 委員長に   島 崎 清 孝 君
 副委員長に  雨 池 弘 之 君
が、それぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。

                日程第1
  議案第74号から議案第82号まで及び認定第1号から認定第8号まで
○議長(山本善郎君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)から議案第82号 財産の取得について、認定第1号 令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 令和元年度砺波市病院事業会計決算認定についてを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(山本善郎君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 桜野孝也君。
 〔産業建設常任委員長 桜野孝也君 登壇〕
○産業建設常任委員長(桜野孝也君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分外2件について審査するため、去る9月9日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分、議案第76号 砺波市中小企業新型コロナウイルス感染症対応資金等利子補給金基金条例の制定について、議案第81号 市道路線の認定について、受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願、以上、議案3件及び請願1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに、また、請願1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、クマ被害防止緊急対策事業の概要についてただしたところ、この事業は、要望のあった栴檀野、栴檀山、東山見の3地区において、熊の餌となる柿の木等の放任果樹を伐採する事業で、主に民家の周辺にある木を合計50本伐採するとのことでありました。伐採した後の処理については、業者委託する地区、また、まきストーブに使用するという地区もあるとのことでありました。
 委員からは、熊が山から下りてこないように、柿の木などを山中に植えたらどうかとの提案もありましたが、相当の予算がかかるため難しいとのことでありました。
 次に、新型コロナウイルス感染症対応資金等の保証料助成、利子補給金及び利子補給金基金積立金についてただしたところ、コロナ関連の融資が大幅に上回ることが予想されることから、保証料助成と利子補給金の対象が、現在47件のところ100件まで見込んでの補正であるとのことでした。また、利子補給金基金積立てについては、令和3年度から3年間の利子補給金を積み立てるとのことでありました。
 次に、第70回となみチューリップフェアに向けた開催準備等補助金の内容についてただしたところ、入場口等で使用する検温測定器が16台、公園の装飾や、各地区及び公共施設へ配布し有効活用したプランターが8,000箱、コロナ禍によりPR活動が制限されるため、エージェントに利用してもらうためDVDを300枚作製するほか、感染防止を呼びかける看板の設置などを考えているとのことでありました。
 次に、都市公園遊具更新工事について、遊具を減らすのはなぜかただしたところ、平成29年度から、市内公園の遊具を様々な観点から定期点検しているが、点検項目には遊具の間隔を空けなければならないという決め事があり、今回対象となっている8か所の公園では、老朽化に伴う更新と同時に、間隔の確保のため、仕方なく遊具を減らさなければならない公園もあるとのことでした。
 なお、委員からは、弁財天公園や風の丘公園のような広い公園は、もっと公園の機能を強化すればどうかとの意見があったところであります。
 次に、田園サイクリングコース整備事業についてただしたところ、この事業は富山県が平成27年度から計画した事業であり、コースについては県のほうから素案という形で提示されたが、砺波市からの要望として、市街地及び観光地である砺波チューリップ公園やチューリップ四季彩館を通るルートを要望したとのことでありました。今後の周知については、県のホームページやパンフレットを道の駅や観光案内所に配置することでPRされるとのことでありました。
 次に、市道路線の認定について、まだ土地区画整理事業が完了していない中で市道認定を行う必要性についてただしたところ、新たに出町東部第3土地区画整理事業というまちづくりをするに当たり、市がしっかりと支援していくということを示すために必要な手続として行うものであるとのことで、具体的には、今回の土地区画整理事業の面積が2ヘクタールと小さく、国の補助対象が10ヘクタール以上でないと対象にならないため、今回は公共管理者負担金を活用することとなり、砺波市が組合へ公共管理者負担金を支出するためには、市の道路であるということを明らかにする必要があり、それに対する手順のための認定であるとのことでありました。
 このほかの付託案件に関しては、となみ散居村ミュージアム高圧気中開閉器更新事業について、空き店舗再生みんなでチャレンジ事業補助金について、道路橋りょう維持修繕費について、街路バナー更新委託料について、質疑及び意見があったところです。
 次に、受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願について、慎重に審議した結果、不採択となりました。
 また、市政一般に関しては、有害鳥獣捕獲後の処理について、砺波市斎場のペット用火葬炉で全面的に処理できないかただしたところ、基本的には焼却処分としているが、一度に多くの幼獣が捕獲された場合には十分に焼却ができないため、やむを得ず埋却処分も行っているとのことであり、そういうことからも、斎場のペット用火葬炉だけでは限界があるとのことでありました。
 また、クリーンセンターでの焼却処分については、幼獣を中心に焼却しており、自治体と職員が一緒になって3階の投入口まで運ぶなど、協力しながら行っているとのことであり、今後も、どうすれば効率よく衛生的に処分できるか、話し合いながら業務を行っていきたいとのことでありました。
 そのほか、イノシシ対策として河川敷の雑木等の伐採について、屋敷林の保全について、砺波市プレミアム付商品券及びグルとな&安心おかえり券発行事業について、TONAMI-STAY、地元で泊まろう、Go Toトラベルによる市内ホテル、旅館の状況について、水道事業における水量・水圧不足の解消について、出町東部第3土地区画整理事業について、散居村展望台及び展望広場の樹木伐採等についてなどの質疑及び意見があったところです。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 民生病院常任委員会委員長 山田順子君。
 〔民生病院常任委員長 山田順子君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山田順子君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分外1件について審査するため、去る9月10日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分、議案第75号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第3号)、以上、2件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、民間バス事業運行補助費についてただしたところ、本補助の目的は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い利用者が激減する中、民間バス事業者が混雑する朝夕の運行本数を3密状態にならないよう維持してきていることに対し、県が6月補正した公共交通感染防止運行協力支援事業と連携し、市内運行相当分について支援するものであり、平日の午前7時から9時、午後5時から7時の朝夕の混雑時間帯に運行している便を補助対象にしているとのことでした。
 また、補助金の算定基準については、キロメートル当たりの経費に市内運行相当距離及び算定期間とする4月から9月までの平日121日を乗じた額の4分の1を補助するとのことでした。
 次に、子どもインフルエンザ予防接種助成事業費についてただしたところ、新型コロナウイルス感染予防対策の一環として、令和2年度に限り、任意接種である中学生に対して、1回分のインフルエンザ予防接種費用を3,000円を上限として助成するとのことでした。
 次に、がん検診の新しい受付体制についてただしたところ、新型コロナウイルス感染予防対策のため、がん検診の受付体制を予約制とし、さらにインターネットでの予約システムを導入するもので、財源には国庫補助金が充てられるとのことでした。
 次に、となベジプロジェクトについてただしたところ、となベジプロジェクトは、糖尿病など生活習慣予防の一環として、野菜から食べると血糖値の急上昇が抑えられるということに着目して、野菜を食べることによる健康づくりを始めたもので、今後、壮年期をターゲットとして、富山健康企業宣言をしておられる事業所への出前講座を実施し、また、市民から募集中の元気アップお手軽レシピを冊子にまとめ1,500部作成する等して、生活習慣病への予防推進に努めていくとのことでありました。
 このほか、付託案件に関しては、北部苑の高圧気中開閉器更新工事について、生活保護システム改修費について、住民基本台帳システムの改修について、新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金についてなどの意見及び要望があったところです。
 なお、公益社団法人砺波市シルバー人材センターから、人生100年時代におけるシルバー人材センターの決意と支援の要望が提出されており、このことについて委員間で協議した結果、引き続き調査研究することといたしました。
 次に、市政一般に関しては、発熱外来の今後の整備予定についてただしたところ、全国的にも感染防止機器の需要が急増している現状にあり、感染防止フィルター装置や陰圧装置等の特殊な機器の製作や納入に時間を要す見込みであるものの、当初の計画どおり令和3年3月の完成予定とのことでありました。
 次に、コロナ禍における訪問看護ステーション運営の課題についてただしたところ、看護師等が患者宅を訪れる際の3密対策、看護師等自身の不安や戸惑いへの対応、事務所内での密集回避対策について、それぞれ利用者、御家族の発熱症状などの有無について訪問前に電話確認をし、3密防止対策及び自身の感染予防対策を徹底していること、看護師等に対する所属長面談等、心のサポートの実施、また事務所内の密集回避対策としては、外部で使用できる訪問看護業務専用タブレット端末機の台数拡大に向け検討しているとのことでした。
 そのほか、生活福祉資金、生活保護の申請、執行状況について、入院患者の面会及び手術中の患者家族の待機体制について、ECMO(体外式膜型人工肺)について、ほか4件の意見及び要望があったところです。
 また、当委員会では、去る7月16日、今年7月に新しくオープンした認知症対応型共同生活介護グループホーム「たかのす」を現地視察したところであります。
 続いて、8月12日、今年5月に富山県砺波総合庁舎内に開設された、砺波市、小矢部市、南砺市による砺波圏域障害者基幹相談支援センターの役割と運営内容について研修を受けたところです。
 以上、審査の結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 総務文教常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔総務文教常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○総務文教常任委員長(有若 隆君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今8月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分外4件について審査するため、去る9月11日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)所管部分、議案第77号 砺波市公民館条例の一部改正について、議案第78号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について、議案第80号 財産の無償譲渡について、議案第82号 財産の取得について、以上、5件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、企画費の砺波市生涯活躍のまちづくり整備補助金について、補助対象経費の内容と補助率及び補助限度額についてただしたところ、この補助金については、国が示した生涯活躍のまちづくりに関するガイドラインの基本コンセプトの下、法人格を有する団体が医療、介護、福祉、地域の交流等を包括的に提供する砺波型生涯活躍のまちづくりの整備事業として、当市太田に建設予定のものがたりの街の整備に要するものであり、補助対象経費は約4,300万円で、子どもから高齢者をはじめ、障害を持った方など、市民誰もが利用できるコミュニティー施設等を対象とするとのことでありました。
 この事業の補助率2分の1については、国の地方創生推進交付金の補助率に合わせるとともに、補助限度額1,000万円については、砺波市空き家再生等推進事業補助金の補助スキームに統一したとのことでありました。また、補助金の事業者を法人とした根拠等についてただしたところ、事業の継続性の観点から補助金の事業者を法人としたとのことでありました。
 次に、消防施設管理費中野分団消防サイレン更新工事について、また、消防分団のサイレン塔は設置から年数が経過しているものもあり、更新を計画的に進めるべきでないかとただしたところ、中野分団の消防サイレンは、凍結防止装置の故障により冬期間の使用ができないため、更新工事を行うもの、また、他の消防分団のサイレン塔については、今後、消防分団のサイレンの実態調査を実施し、総合的に判断して優先順位を定め、計画的に更新するよう検討していくとのことでありました。
 次に、小中学校教育奨励費の児童生徒1人1台端末導入ソフト設定料についてのアプリケーションソフトウエアの内容及び使用可能時期についてただしたところ、アプリケーションソフトウエアの内容については、県下統一したものではなく、各市町村ごとに検討しているとのことであり、タブレット端末の納入期限は12月25日としており、その後、アプリケーションソフトウエアの設定作業を行い、学校への配布は令和3年3月を予定しているとのことでありました。
 また、校内通信ネットワーク整備の見通しについてただしたところ、校内通信ネットワーク整備については、令和3年3月の完了を予定しているとのことでありました。これに関連して、児童生徒が順調に活用できるよう指導する教員の研修についてただしたところ、現在各校にICTの担当教諭が1名ずつ配置されている。導入するソフトが決まったら、事前にソフトの使い方などの研修を行い、それぞれの学校において先生方に使い方などを伝える役割をしていただく予定であるとのことであり、加えて、新年度からは、ICT支援員の導入を検討しているとのことでありました。
 次に、中学校教育奨励費補助費の修学旅行キャンセル料補助金の内容について及び修学旅行におけるGo Toトラブルキャンペーンの活用についてただしたところ、キャンセル料は当初に2泊3日で実施を予定していた修学旅行の行程を1泊2日に変更したため、一部の業者で当初の2泊3日での修学旅行の企画料に対するものとのことでありました。また、Go Toトラベルキャンペーンの活用については、全ての中学校で活用し、保護者負担の軽減を図ることとしているとのことでありました。
 次に、青少年女性育成事業費100万円の寄附で購入する大型モニターの用途及び活用方法についてただしたところ、砺波ロータリークラブからの寄附で同一の70型大型モニターを予定しているとのことであり、設置場所については砺波ロータリークラブの意向もあり、新砺波図書館、砺波体育センター、砺波市文化会館に設置する。活用の方法については、青少年健全育成活動を中心に、生涯学習や文化芸術、スポーツなどの各種研修会や講習会での動画やスライド発表用、イベント時における情報発信用のモニターとして幅広く有効に活用していきたいとのことでありました。
 このほか、付託案件に関しては、市長選挙及び県知事選挙費の新型コロナウイルス感染症対策について、一般会計補正予算(第6号)を踏まえた令和2年度の財政見通しについて、議案82号 財産の取得について、国のGIGAスクール構想で児童生徒に1人1台配備するタブレット端末、小中学校4,020台の共同購入の取得内容についてなどの意見及び要望があったところです。
 また、市政一般に関しては、国勢調査の準備状況と今後の対応等について、本市の出生率及び合計特殊出生率の推移と市人口ビジョン総合戦略との対比分析について、コロナ禍における学校施設の夜間開放の状況について、コロナ禍における放課後児童クラブの運営について、各種公共施設の新型コロナウイルス感染症による影響について、学校の授業や給食時における児童生徒への新型コロナウイルス感染症防止対策について、砺波市立学校のあり方検討委員会における検討内容等についてなどの意見及び要望があったところです。
 また、8月26日には、新砺波図書館を訪ね、建設工事が完了した新砺波図書館の施設設備や備品等の整備状況と、11月1日の開館に向けた準備状況について調査研究を行いました。
 さらに、9月4日には砺波市体育協会との意見交換会を行い、指定管理をしている体育施設の老朽化と大規模修繕について、今後の中学校の部活動について、スポーツイベントの開催について意見交換会を行ったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 決算特別委員会委員長 島崎清孝君。
 〔決算特別委員長 島崎清孝君 登壇〕
○決算特別委員長(島崎清孝君) 決算特別委員会の審査結果について、御報告申し上げます。
 去る9月7日、今8月定例会本会議において、令和元年度の砺波市各会計決算を審査するため、決算特別委員会が設置されたところであります。翌9月8日に、議案第79号 令和元年度砺波市水道事業会計未処分利益剰余金の処分について及び認定第1号から認定第8号まで、令和元年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定について外7件が当特別委員会に付託となりましたので、これを審査するため、当日直ちに委員会を開催いたしたのであります。
 まず、正・副委員長互選の後、議案について審議した結果、付託案件9件につきましては、閉会中に継続して審査することに決したのであります。
 なお、日程につきましては、9月17日、18日、23日及び24日の4日間にわたり審査を行うことといたしました。
 以上、誠に簡単ではありますが、決算特別委員会の御報告といたします。
○議長(山本善郎君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 2番 境 欣吾君。
 〔2番 境 欣吾君 登壇〕
○2番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)に対する反対討論を行います。
 この補正予算に反対する理由は、マイナンバー制度を促進する施策が含まれているということです。特典を付与したり、様々な行政サービスをひもづけして利便性を強調したりと、国民をマイナンバー制度に誘導しようと、なりふり構わぬ手だてが講じられていますが、カードの取得率は思ったほどは伸びていないようです。国民の要望からではなく、個人情報を一元的に管理しようとする行政の思惑から進められたこの制度に、これ以上莫大な税金を投入し続けるべきではないと考えます。
 昨年の12月議会では、万全に守られているはずの個人情報の漏えいが後を絶たないことを指摘しました。絶対に安全な仕組みなどというものは、個人情報分野での安全神話とでも言うべきものです。神話にすがり続けることが取り返しのつかない事態を招くことは、福島の事故が教えたとおりです。
 さらに、この制度が私たちをどんな社会に導こうとしているのかについても考えてみる必要があると思います。中国の杭州市では、IT大企業アリババの本拠地で、町全体のIT化が世界で一番進んでいるそうです。監視カメラとAIを活用した交通渋滞対策や顔認証でのキャッシュレス支払いが行われていますが、町中に監視カメラが数千台も設置してあるそうです。
 また、中国では、信用スコアの活用が進んでいるそうです。AIが様々なデータから個人の信用度を分析して点数をつけるのがスコアです。学歴、職業、年収、預金などの資産や消費行動などがスコアに反映されるのだそうです。ボランティア活動に参加すると点数が上がり、交通事故やごみのポイ捨てを行うと減点になるのだそうです。スコアの高さが融資や就職の可否、結婚相手の選定にまで影響するという異様な監視社会に向かっているとのことです。
 5月27日、新型コロナ禍の最中にスーパーシティ法が参議院を通過し、成立いたしました。Society5.0構想の先行的な実現の場として打ち出されたスーパーシティでは、遠隔医療や遠隔教育が当たり前で、車は自動運転が基本、電車も顔パスで乗車できます。町での買物も顔認証のキャッシュレスで、ドローンが物資を運び、ごみ収集はロボットが行うというものです。昨年の8月30日、日本政府と中国政府との間で、スーパーシティ構想で技術連携していくとの覚書が交わされているのです。
 コロナ後の社会でのデジタル化ということが盛んに言われていますが、利便性を追求するほど個人情報の一元的な管理と利用という方向に向かいます。しかも、情報を管理運営するのは民間企業です。マイナンバー制度は、この流れと別にあるのではないと考えます。マイナンバー制度を行政の執行に根づかせ、市民生活に広く浸透させようとする施策には賛成できません。
 以上で、反対討論を終わります。
○議長(山本善郎君) 11番 島崎清孝君。
 〔11番 島崎清孝君 登壇〕
○11番(島崎清孝君) 通告に基づき、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)、マイナンバーカード関連住民基本台帳等事務費補正予算について、賛成の立場から討論を行います。
 マイナンバー制度は、住民票を有する全ての国民に12桁の番号を付し、社会保障、税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関で管理する個人情報を相互に活用するものであります。
 マイナンバーは行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平かつ公正な社会を実現する社会基盤であり、行政サービスの受給状況が把握しやすくなるため、本当に困っている人へのきめ細かな支援が可能となるほか、添付書類の削減など行政手続が簡素化され、国民の負担軽減につながる優れた制度であります。
 今般の戸籍法の一部改正に伴う住民基本台帳等システムの改修は、国において法務省の戸籍副本データと総務省が管理するマイナンバーを連携させるシステムを整備することにより、社会保障分野や戸籍に係る事務手続に、従来必要であった戸籍謄抄本の添付が不要となるなど、行政手続の簡素化や効率化が図られるメリットがあります。
 このように、マイナンバー制度は国民生活の向上に資するものであり、その普及、利活用が期待されるところであります。
 反面、マイナンバーの取扱いについては、個人情報の漏えいを懸念する声もあるわけでありますが、こうした不安に対しては、法律に規定があるものを除いて、マイナンバーを含む個人情報の収集、保管を禁止し、正当な理由なしに情報を提供した場合には厳しい罰則を定めています。また、システム面の保護措置としては、個人情報を一元管理せずに、各機関で分散管理を行い、行政機関同士の情報のやり取りは暗証化し、マイナンバーを直接使えないようにするといったセキュリティーが講じられています。
 したがって、反対討論の論点でありますマイナンバー制度の導入目的及びリスクについては、過度に危険性を誇張しているような気がしてなりません。
 ただ、現在十分なセキュリティーであっても、これは将来にわたって保証されるものではなく、制度の運用にあっては国と連携しながら、常に警戒心を持って業務の遂行を図られるよう当局に要望いたします。
 砺波市においては、国の方針の下、市民がマイナンバー制度のメリットをより実感できるようマイナンバーカードの取得促進に努めており、デジタル社会を実現するためのマイナンバーカード関連の本予算は必要であると考えます。
 以上の観点から、議案第74号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第6号)、マイナンバーカード関連住民基本台帳等事務費補正予算についての賛成討論といたします。
○議長(山本善郎君) 2番 境 欣吾君。
 〔2番 境 欣吾君 登壇〕
○2番(境 欣吾君) 通告に基づき、議案第78号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正案に対する反対討論を行います。
 この条例の直接の目的は、砺波市賃貸住宅管理条例による賃貸住宅の管理に関する事務や、砺波市特定公共賃貸住宅管理条例による住宅の管理に関する事務において、マイナンバーを利用して行政事務を簡素化し、申請者、利用者の利便性を高めようとするものです。
 入居時の実務や入居後の毎年の収入の状況の提示等が簡易になることは、住宅を利用する市民にとっても望ましいことではありますが、その利便性がマイナンバーにひもづけして得られる仕組みなので賛成できません。
 マイナンバーカードの普及が進まないことへの対策として、今後、マイナンバーが様々な行政サービス、民間サービスとひもづけされることが予想されますが、そのたびに利便性は増していきますが、リスクもグレードアップしていきます。簡単に目先の利便性を追ってはならないと考えます。
 マイナンバー制度を行政に根づかせ、市民の生活に広く浸透させようとする施策の一環なので、この条例の改正案には反対します。
○議長(山本善郎君) 5番 有若 隆君。
 〔5番 有若 隆君 登壇〕
○5番(有若 隆君) 議案第78号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について、賛成討論を行います。
 本条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法は、行政の効率化を図り、市民の利便性を向上させることなどが目的となっています。
 このたびの条例案件につきましては、マイナンバー法及び条例において既に利用が可能となっている市営住宅の手続に加え、市が管理している特定公共賃貸住宅及び賃貸住宅の手続についても、個人番号の利用を可能にするものであります。
 今回の条例改正により、毎年行う収入申告及び入居申込みなどの行政手続において、市民の皆さんが市の窓口で個人番号を提供することにより、市が保有する個人情報を、個人番号を活用してマイナンバー法の範囲内で利用することができるようになり、他の窓口での申請手続や各種証明書の提出が省略可能となることから、市民の皆さんの窓口手続に係る負担手続、手数料を軽減し、利便性向上に資することから、本条例の一部改正に賛成するものであります。
○議長(山本善郎君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより採決をいたします。
 まず、議案第74号及び議案第78号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立多数であります。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第75号から議案第77号及び議案第80号から議案第82号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第79号及び認定第1号から認定第8号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する委員長の報告は、閉会中の継続審査とするものであります。以上の案件は、委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、以上の案件は、委員長の報告のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。

                日程第2
コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願
○議長(山本善郎君) 次に、日程第2 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 2番 境 欣吾君。
 〔2番 境 欣吾君 登壇〕
○2番(境 欣吾君) 通告に基づき、コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願に対する賛成討論を行います。
 新型コロナウイルス感染の広がりは、医療や介護、教育の現場に多大な影響を与えました。強い緊張と経済的な負担が強いられています。観光業や飲食業のなりわいにも大きな打撃を与え続けています。雇用にも影響が及び、表に表れているだけでも5万人を超す雇い止めがあったと報じられています。
 コロナの感染は農産物の流通にも影響を与え、それが農業生産の現場にも跳ね返ってきています。自粛要請による外食の減少や、休校などによって学校給食が一時なくなるなど、米の需要が昨年より22万トンも落ち込む異常な事態となっています。
 国からの生産目標配分がなくなった後も、生産者や関係団体は市場動向などを見ながら自主的に生産量を調整し、2020年度は前の年より7万トンも少なかった昨年実績より、さらに9万トンから17万トンも減少させる計画で作付がされていました。それにもかかわらず需要が落ち込み、6月末在庫が200万トンを超える事態になろうとしているのです。何も対策しなければ米価の暴落は必至です。
 既に、今年度生産者に支払われる概算金が1,000円近く安くなっているところが出てきていますし、富山県内の取引でも、わせの品種では、1俵当たり800円も落ち込んだ、そういった報告も寄せられています。稲作が50ヘクタールを超えるような営農組織であれば、同じ経費を使いながら売上げが400万円から500万円もなくなってしまう、そういったことになります。
 今、コロナの影響で苦しむ現場を救おうとして様々な対策が行われています。決して十分ではないかもしれませんが、医療や介護の現場の対策に係る経費や慰労金が支払われています。国民各層に各種の給付金が届けられています。観光業などにも手を差し伸べようと、Go Toキャンペーンも実施されています。国、自治体が力を合わせてコロナ感染に対処し、国民、市民のなりわいを守ろうとの努力が続けられています。
 農業は日本の国の基幹産業であり、地域経済を支える大切な柱ですが、取り巻く環境の厳しさは繰り返し指摘されてきたところです。食料自給率は38%と、4割を切る異常な事態です。こういうときに、コロナ禍で生じた事態には当然対策がなされるべきだと考えます。
 備蓄米の追加と保管経費の補助を求める本請願の趣旨は、コロナ禍では当然のものであり、当市議会でもぜひ採択されることを要望いたしまして賛成討論とします。
○議長(山本善郎君) 9番 川辺一彦君。
 〔9番 川辺一彦君 登壇〕
○9番(川辺一彦君) 私は、コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願に反対の立場で討論いたします。
 新型コロナウイルス感染症の影響により米の需要が減少し、民間在庫が過剰になっていることは請願のとおりだと思います。
 しかし、その分を政府に備蓄米として買い上げてもらうことで、市場取引価格の安定や生産者米価下落の抑制に結びつくことは、米生産者や市場関係者にとっては良策なのでしょうが、全国民が同様に新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされている中で、米生産者やその関係者だけが支援を要請することはいかがなものかと考えるのです。
 総務省は、1946年(昭和21年)から始めている家計調査において、2011年(平成23年)に、初めてパン代が米代を上回ったというデータを示しました。この要因には、戦後にパン食を前提とした学校給食法によりパン食になじんできたという長い歴史もあるのですが、近年では、食事づくりの簡素化志向や、家族が学校や仕事の関係でばらばらになったことなどが挙げられると分析されているのです。
 特に、食事づくりの簡素化において、御飯にはおかずとみそ汁、汁物がつきものという、米食の形が敬遠されてきたようでありますし、加えて、米生産者や土地持ち農家の家庭でも年々米消費量は減少してきており、日本の食文化の変貌ぶりは、今や主食を失った状況となっています。けれども、やはり日本人は御飯が好きなようであり、コンビニのおにぎりや外食での回転ずし、そして牛丼などはとても人気が高いことがそれを物語っていると思います。さらに、この請願で表されている22万トンは、日本の人口で換算すると、年間で1人当たり約1,800グラムであり、1日に約150グラムを消費する御飯の日を12日間増やしてもらうことで消費される量でしかありません。
 このことから、まずは米生産者やその関係者が、自分の家庭における米の消費拡大を図り、自らの御飯食の在り方を見直す機会としたり、農業団体や米生産者団体には、単に政府を頼るのではなく、コロナ禍における米消費拡大の働きかけを実行することが必要なのではないでしょうか。
 まずは、自分たちにどのような取組ができ、そして行動に移せるかを考えることが前提だと思いますので、このたびの請願には反対することで討論といたします。
○議長(山本善郎君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより、受理番号6番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号6番 コロナ禍による需要の消滅と在庫増の影響から米価下落を阻止するための請願に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第3
             議員提出議案第2号
○議長(山本善郎君) 次に、日程第3 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、14番 今藤久之君。
 〔14番 今藤久之君 登壇〕
○14番(今藤久之君) 議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は戦後最大の経済危機に直面している。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税、地方交付税など、一般財源の激減が避け難くなっている。
 地方自治体では、医療、介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想される。
 よって、国においては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、確実に実現されるよう強く要望する。
 議員各位におかれましては、本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認めます。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第2号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出については、原案のとおり可決されました。

                日程第4
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(山本善郎君) 次に、日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

           追加日程第5及び追加日程第6
○議長(山本善郎君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から、議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上、議案2件が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第5から及び追加日程第6として議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号及び議案第84号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

           議案第83号及び議案第84号
○議長(山本善郎君) これより、追加日程第5 議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて及び追加日程第6 議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、以上2議案については、関連がありますので、一括して議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 各議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加提案をいたしました議案第83号及び議案第84号の人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明いたします。
 現人権擁護委員の大谷幸毅氏及び鈴木誠一氏の任期が令和2年12月31日をもって満了となります。つきましては、議案第83号において大谷幸毅氏を引き続き、また議案第84号におきまして、鈴木誠一氏の後任として紫藤哲也氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものでございます。
 何とぞ御審議をいただきまして意見をいただきますよう、お願い申し上げます。
○議長(山本善郎君) お諮りいたします。本案については、事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより議案第83号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、大谷幸毅氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることにつきましては、大谷幸毅氏を適任とすることに決しました。
 次に、議案第84号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、紫藤哲也氏を適任とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、紫藤哲也氏を適任とすることに決しました。

○議長(山本善郎君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(山本善郎君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 8月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめ、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ御審議の上、可決をいただきまして、誠にありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などの趣旨にも意を配しながら、残り2か月余りとなりました任期を精いっぱい努めてまいりたいと存じます。
 また、令和元年度の砺波市一般会計をはじめ、各会計の決算及び関連議案につきましては、今後決算特別委員会において審議されることとなりますが、しかるべく認定等をいただきますようお願いを申し上げます。
 この会期中にも台風第9号、10号によります暴風雨の被害をはじめ、コロナ禍での生活の中、各地で風水害によります住民の避難が続くなど、命を守る行動の大切さが改めて認識をされております。提案理由でも申し上げましたが、9月27日に実施いたします砺波市総合防災訓練では、新型コロナウイルス感染症が懸念されている状況下での水害及び土砂災害を想定しており、市民の皆さんとともに新たな課題に対応した、より実践的な内容としてまいりたいと考えております。
 市民の皆さんの御協力や関係者の御努力もあり、新型コロナウイルスの感染者は、現在まで砺波市では確認されてはおりませんが、コロナ禍での先行きが不安視される中、最近では経済活動とのバランスも取りながら、少しずつウィズコロナの新しい生活様式が市民に定着してきております。
 これまでも、一つ一つの課題に市役所を挙げて全力で対応してまいりましたが、今後も気を緩めることなく事業の着実な進捗に取り組んでまいりたいと考えております。
 さて、今定例会は、私の任期中最後の定例会でございました。この任期中、市長再選時に掲げました「もうひとつ上の“となみ”」第2ステージの実現に向けて、職員とともに幅広い施策に取り組んでまいりました。
 おかげさまで、おおむね順調に市政を遂行することができたのではないかと考えてはおりますが、これもひとえに議員各位をはじめ、多くの市民の皆様の御理解と御支援の賜物と、改めて深く感謝を申し上げます。
 結びに、議員各位をはじめ関係各位に重ねてお礼を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) これをもちまして、令和2年8月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時11分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   山 本 善 郎

   署名議員   大 楠 匡 子

   署名議員   今 藤 久 之

   署名議員   稲 垣   修

   署名議員   嶋 村 信 之