令和5年2月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                日程第1
        議案第1号から議案第32号まで、及び報告第1号
○議長(川辺一彦君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算から議案第32号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)まで、及び報告第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(川辺一彦君) 以上の案件につきましては、各常任委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 島崎清孝君。
 〔産業建設常任委員長 島崎清孝君 登壇〕
○産業建設常任委員長(島崎清孝君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外9件、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、請願1件及び陳情1件を審査するため、去る3月8日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第5号 令和5年度砺波市工業団地造成事業特別会計予算、議案第6号 令和5年度砺波市水道事業会計予算、議案第7号 令和5年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第8号 令和5年度砺波市下水道事業会計予算、議案第21号 砺波市農村環境改善湯山サブセンター条例の廃止について、議案第22号 工事請負変更契約の締結について、議案第27号 市道路線の認定及び廃止について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第31号 令和4年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、受理番号4番 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書、以上、議案10件、報告1件、請願1件及び陳情1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」または「承認」することに、また、請願1件、陳情1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において意見、要望がありましたので、次の6点について申し上げます。
 まず、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算のうち、1点目、金融対策費について、長引くコロナ禍の影響に加え、昨今の経済状況から、新型コロナウイルス感染症関連融資の返済が難しい状況にある。市内企業の融資返済状況を尋ねるとともに、借換えによる利子補給の継続に対する市の考えをただしたところ、新型コロナウイルス感染症の拡大に対応して実施された実質無利子、無担保のゼロゼロ融資や、金利、返済条件が優遇される新型コロナウイルス感染症関連融資については、既に6割近くの企業が返済を開始されていると聞いている。今後の借換えによる利子補給の継続支援については、本年1月から新たにコロナ融資の借換え保証制度が創設され、今後、借換えによる融資実行が進むものと思われるが、一度融資を行った資金について、借換え時に何度も利子補給を行う必要性について、商工団体等と協議するなど検討していくとのことでありました。
 委員からは、今後、融資の返済が本格化する中、事業継続が困難となる企業が懸念される。市内企業が廃業に追い込まれることのないよう、国や県の支援対策に加え、引き続き市の支援対策を講じていただきたいとの要望がありました。
 2点目、夢の平コスモス荘の管理運営費のうち、地域おこし協力隊の募集状況をただしたところ、各関係機関等とも連携しながら募集活動を進め、関心のある方との面談も実施しているが、現時点ではマッチングまでには至っていない。引き続き人材の適正を見極めながら人員の確保に努めたいとのことでありました。
 委員からは、応募者が求めるのは、魅力ある地域に移り住み、新たな暮らしを始めてみたい、地域の活性化にチャレンジしたいと感じさせる必要な情報であるが、一般的な求人情報ではこうした一番知りたい内容が応募者には届かない。そこで、砺波市の魅力をPRしつつ、併せて求人募集をかける専用サイトがあり、他市でも実績があることから、ぜひ検討されたいとの提案がありました。
 3点目、中山間地域農業活性化対策費のうち、湯山サブセンターの解体に係る課題等についてただしたところ、当該施設の過去3か年の利用状況は、地区の会合など年間の利用回数が2回、利用者数も30名程度の実績であり、今後は、近くのお寺や庄川支所に併設する庄川農村環境改善センターを利用されることとなる。また、災害時の避難所については、現在の建物が土砂災害警戒区域内にあることから、全ての災害に備えて、庄川支所、庄川小学校を活用されることになる。解体後の跡地利用については、県道沿いにあることから、道路ののり面として整備する方針であるとのことでありました。
 4点目、農業経営等構造対策費のうち、新規就農者育成総合対策事業補助金及び経営発展支援事業補助金についてただしたところ、この2つの事業はいずれも新規就農者を対象に実施する補助事業である。このうち、新規就農者育成総合対策事業補助金は、新規就農者に対し、新たに農業経営を開始する資金として支援するソフト事業であり、経営発展支援事業補助金については、新規就農者の農業機械・設備等の導入に係る費用を補助するものである。現在、対象者は2名であり、専門農家での研修を終えた後、新年度から自立して果樹や花卉栽培に取り組む計画となっている。引き続き青年等新規就農計画の実施に向け支援していきたいとのことでありました。
 委員からは、新規就農者を地域農業の担い手として育成するためにも、就農段階から発展段階まで一貫した継続支援の要望がありました。
 5点目、環境保全型農業直接支払交付金についての現状をただしたところ、現在、市内5つの組織がこの事業に取り組んでおり、市はこれを支援している。作物は、米を主体とした大麦、大豆、チューリップ球根、ソバなどである。対象となる主な生産活動については、主作物の栽培期間の前後いずれかにカバークロップ(緑肥)を作付する取組や堆肥の施用、有機農業などである。また、市内の取組状況については、従来から現在の5組織にとどまっているとのことでありました。
 委員からは、この事業は化学肥料、化学合成農薬を低減する取組と併せて、農業を通して地球温暖化の防止や生物多様性の保全等にも効果の高い制度である。こうした農業を広げるためにも、関係組織への周知に努めていただきたいとの要望がありました。
 6点目、庄川水記念公園整備事業費について、公園再整備計画の全体を貫く基本的な考え方をただしたところ、庄川水記念公園再整備検討委員会では、公園が目指す方向性を「水に親しみ、時を忘れて特別な日常を楽しむ」と定め、観光交流の拠点としてのにぎわい、さらには水に親しみながら楽しめる公園を目指すとの基本方針を基に検討を進めているとのことでありました。
 これに対し委員からは、庄川水記念公園一帯は一級河川庄川の雄大な流れに加え、県下随一を誇る桜並木の名所でもある。また、庄川健康プラザを核とした砺波市の健康ゾーンにも位置づけられている。こうした特長に加え、庄川地域の活性化を生み出すにぎわいのある公園づくりが必要だ。この3つの要素をうまく織り交ぜることが公園再整備計画のポイントであり、面的にも、よりダイナミックな視点で捉えた公園づくりを要望するとの提案に対し、当局からは、提案内容も含めて検討を進め、市内外の皆さんから選ばれ、親しまれる公園づくりに努めたいとの見解が示されました。
 次に、市政一般に関する審議の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 相次ぐ物価高騰に対する市民生活への影響緩和や、新型コロナウイルス感染症の影響による市内経済の回復を図るため、プレミアム付商品券発行事業の実施についてただしたところ、令和5年度については、既に県が富山県生活支援・消費喚起プロジェクト支援補助金を創設し予算づけもなされている。今後は、実施主体である商工会議所、商工会や関係団体等の意見を聞きながら検討を進めたいとのことでありました。
 委員からは、機を逃さないタイムリーな事業となるよう要望がありました。
 次に、受理番号4番 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願については、委員間討議において、米のミニマム・アクセスは、全ての加入国の合意の下に導入された国際ルールであるため、輸入の中止や数量の見直しは極めて困難であること。また、戸別所得補償制度の復活についても、米価の下落を招く過剰作付の要因となりかねない上、農地の集積ペースを遅らせるなど問題が多いことなどの理由から、賛成少数で不採択となりました。
 また、受理番号1番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情についても、第2次安倍政権以降の政府方針である、失業率や経済状況を見極めながら年率3%程度の緩やかな最低賃金の引上げを継続することには賛成するが、陳情にある政府主導による最低賃金の大幅な引上げは、結果として大量の失業者を生み出し、本来最も救わなければならない若者や弱い立場にある人々を苦しめることになるとの理由から、賛成少数で不採択となりました。
 なお、当委員会では、去る1月23日から25日にかけ、茨城県下妻市、常総市、取手市及び龍ケ崎市を行政視察いたしました。下妻市では市街地再生によるにぎわいのあるまちづくりについて、常総市では圏央道常総インターチェンジ周辺地域整備事業について、取手市では議会改革の取組について、龍ケ崎市では自然環境等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例及びCO2削減の取組について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、審査の結果と意見、要望について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会委員長 山本善郎君。
 〔民生病院常任委員長 山本善郎君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山本善郎君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外10件について審査するため、去る3月9日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第2号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号 令和5年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第4号 令和5年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第9号 令和5年度砺波市病院事業会計予算、議案第16号 砺波市国民健康保険条例の一部改正について、議案第17号 砺波市斎場条例の一部改正について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第29号 令和4年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第30号 令和4年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第32号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)、以上11件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件に関する審議の過程において意見、要望がありましたので、次の6点について報告いたします。
 1点目、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、交通安全対策費のうち、高齢者運転免許自主返納支援事業費と交通安全広報車EV購入費については、運転免許証を自主的に返納される方や既に返納された方には、警察署で返納手続を行った際に、全員を対象に支援事業の御案内をしているとのこと。
 委員からは、返納により交付される支援券はとてもよく、免許証自主返納事業の周知をさらに進めていただき、返納件数を増やす取組を拡充され、高齢ドライバーによる交通事故が起きないよう自主返納を勧めていただきたいとのこと。また、EV車については購入を考えており、庁舎に専用のコンセントを設置するとのことでした。
 次に2点目、同じく地域包括支援センター運営事業費のうち、いきいき百歳体操の拡充については、令和4年度には、いきいき百歳体操チャレンジ事業をR-1事業とタイアップし、福祉センター苗加苑で12回を1クールとし開催したとのこと。令和5年度も引き続き、福祉センターやその他の施設等で新規参加者を募り開催したいとのこと。
 委員からは、男性がもっと参加していただけるような方法も含め、ますます発展するように考えていただきたいとの要望が。
 次に3点目、同じく保健事業介護予防一体的事業費については、個別的支援の対象者を一定の選定基準によって抽出し、特に糖尿病や高血圧など生活習慣病の重症化予防は市の実態に応じ優先的に介入する方で絞り込み、効率的に実施するとのこと。
 委員からは、大変手厚い取組でありしっかりと進めていただきたいとのことでした。
 次に4点目、同じく母子保健対策費については、国が創設した出産・子育て応援事業は今年1月からスタートし、3回の面談を原則対面で行うことが要件であるとのこと。しかしながら、国も面談で妊婦さんの負担が増になることから、妊娠8か月についてはSNSや子育て応援アプリなどを使った相談支援体制でもいいとのことから、昨年の6月から導入した子育て支援アプリ「となみっ子なび」を改修し、対応するとのこと。
 委員からは、サポートできるようなアプリであってほしいとのことや、オンラインで面談できるようになったらいいねという声がたくさんあることも紹介し、さらに要望していきたいとのこと。
 次に5点目、同じく予防接種事業費については、子宮頸がんワクチンについて、これまで2価と4価が定期接種のワクチンとして認められていたが、9種類のウイルスに対応している9価ワクチンが新たに承認され、予防効果が高いとのこともあり、今回の当初予算では9価ワクチンの単価で積算したとのこと。
 委員からは、接種対象者に御理解をいただくことが重要であり、また対象者が未成年者であることから、保護者の方にも御理解いただけるように進めていただくとのことでした。
 次に6点目、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分のうち、障害福祉サービス費については、精神に障害がある方等が利用される自立支援医療の認定者数は増加傾向にあり、福祉サービスを利用される方も増えてくるとのこと。
 委員からは、障害福祉サービスを提供することで、その方の自立や就労支援などの取組がされているが、今後も福祉サービス事業所、企業、行政がしっかり情報交換をしていかなければならない。また、お互いのニーズをしっかり把握し続けるということも重要であるとのこと。
 次に、市政一般における審議の過程において、主なものについて申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症5類変更に伴い、今後の市立砺波総合病院経営の影響及び経営指針については、これまでどおり地域の急性期医療を補う立場とともに、これからは人口減少による入院患者の減少及び在宅医療との連携等を考慮した病院経営の在り方を検討している。そこで、がん患者に対する緩和ケア医療について、現在、急性期病棟内の8床で運用している緩和ケア病床を拡充する形で、令和7年度以降に緩和ケア病棟としての開設を目指しており、令和5年度には病棟の改修設計を予定しているとのことでした。
 以上、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 総務文教常任委員会委員長 山田順子君。
 〔総務文教常任委員長 山田順子君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山田順子君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外14件及び請願1件についてを審査するため、去る3月10日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第11号 砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第12号 砺波市立美術館条例の一部改正について、議案第13号 砺波市保育所条例の一部改正について、議案第14号 砺波市児童館条例の一部改正について、議案第15号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第18号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第19号 砺波市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第20号 砺波市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第23号 財産の無償譲渡について、議案第24号 財産の無償譲渡について、議案第25号 辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第26号 砺波市過疎地域持続的発展計画の変更について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書、以上、議案15件及び請願1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに、また、請願1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において意見、要望がありましたので、次の5点について報告いたします。
 まず、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分のうち、1点目、男女共同参画推進費、パープルリボンツリー事業費については、内閣府(国)が定める女性に対する暴力をなくす運動期間である11月12日から25日に合わせて、昨年から実施したチューリップタワーのパープルライトアップと同時に、市役所正面玄関、砺波図書館の2か所にて実施。装飾だけでなく、市民がメッセージを書きツリーに結ぶことで市民参加型の取組とし、意識啓発を図りたいとのこと。
 委員からは、今後も市民の皆さんへ女性に対する暴力根絶を広く呼びかけていただきたいとの意見がありました。
 2点目、市営バス路線再編に向けたダイヤ改正については、令和5年度中に21地区全てにおいて説明会や意見交換会を開催し、利用状況等の検証を実施し、様々な地域公共交通サービスとの差別化や路線の最適化を図りながら検討する。ダイヤ改正時期は、小学校の新学期に合わせた令和6年4月に実施したいとのこと。
 委員からは、市営バスのダイヤ改正に当たり、加越能バスへの接続やJR城端線への乗り継ぎを考慮に入れる等、市民の意見を十分に取り入れて検討していただきたいとの意見がありました。
 3点目、スマート窓口対象事務拡大に係る作業経費については、主として転入の際に必要な手続を自宅でできるように対応し、利便性の向上を図るものであり、令和6年3月スタートを見込んでいる。また、将来的には、お悔やみに関連する手続の拡大も検討しているとのこと。
 委員からは、市民の利便性向上のためにも、今後も積極的にスマート窓口対象事務拡大を進めていただきたいとの意見がありました。
 4点目、史跡公有化事業費については、増山城跡の大手道の候補である七曲がり等、史跡整備を優先的に実施または促進する範囲に当たることから購入するとのこと。
 委員からは、増山城跡及び周辺の整備を図り後世に残すことは大変重要であるので、史跡文化を今後も機会を捉えて進めていただきたいとの意見がありました。
 次に5点目、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分について、全国的に問題となっている園児の送迎車等の置き去り防止として安全装置を設置するもので、降車時確認式と自動検知式があり、国のガイドラインからどの装置がよいのか検討して決定し、整備したいとのこと。
 委員からは、人の目視だけでなく機械でも再確認することで、事故の発生を未然に防げる装置の設置を速やかにお願いしたいとの要望があったところです。
 次に、受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書については、3月3日に松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の両施設と一部収蔵品を保管する庄川支所を現地調査し、担当課から詳細な説明を受け、また、常任委員会において委員間討議を開催し、慎重に審議した結果、賛成者なしで不採択となったところです。
 委員からの意見としては、両施設は築後30年余り経過しており、今後10年間存続させるとなると6億5,000万円以上の維持管理費が必要となり、将来負担が年々増大する。また、両施設を廃止しても収蔵作品、展示物などの芸術的機能は移転するのみであり、その本質的機能を残す計画となっていることなどから、本請願には賛成できない意見があったところであります。
 次に、市政一般における審査の経過において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 適応指導教室「ひよどり」から4月1日に改称される教育支援センター「ひよどり」については、委員から、今後も支援を要する生徒には、社会的に自立することを目指しながら学校関係者や家庭と情報共有し、児童生徒に応じたきめ細かい支援策をお願いしたいとの要望がありました。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、委員長報告に対する質疑、討論に入りますが、請願についての質疑、討論は、日程第2及び日程第3にて行うこととし、日程第1の議案、報告についてのみ行うことといたします。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 7番 境 欣吾君。
 〔7番 境 欣吾君 登壇〕
○7番(境 欣吾君) 議長の許可がありましたので、通告に基づき、反対討論を行います。
 最初に、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算についての反対討論を行います。
 当予算案には賛成しない理由は次のとおりです。
 第1に、この予算案では、これまで無料であった70歳以上の方のがん検診を今後段階的に引き上げていくとして、検診に関する事業を計上してあることです。既に受診される方の4割以上が70歳以上であり、今後この年代の方が増えていくことを考えると、応分の負担をしていただかないと財政負担が大きくなり過ぎるとのことでしたが、逆に、このことが医療費の増大を招くことにならないかと懸念されます。
 コロナ禍の下で検診を受ける方が減ったが、そのためか、進行した状態でがんが発見される患者が増えているとの報道がありました。物価が高騰するのに年金がそれに応じて増えない中、不安を抱えながら生活する方々が検診を受けづらくする施策は好ましくないと考えます。
 第2に、この予算には、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館をなくすことを前提にした庄川水記念公園再整備のための作品の移転費用や公園の設計委託業務が計上されていることです。再整備には反対ではありませんし、庄川水資料館の展示物のデジタル化には、資料館をなくすか残すかにかかわらず大切な意味はあると思いますが、問題は再整備の中身です。
 議員の議論の中でも共通して言われていたのは、庄川のあの地のすばらしさをさらに引き出す再整備を行ってほしいということです。繰り返しますが、庄川の地に生まれた偉大な芸術家の奇想から始まった地域の文化の営みが刻まれた美術館。庄川の要にあって、この川がつくってきた砺波地域の変遷の歴史を示す全国的にもまれな水資料館。庄川らしさを表すすばらしい財産です。これをなくしてどこにでも設置できる遊具や芝生の広場に置き換えてしまうということは何とも残念です。これから桜並木の美しい時期を迎えますが、庄川峡の四季の絶景と溶け合う庄川ならではの公園の再整備にこの施設は欠かせないものと考えるので、この予算案には賛成できません。
 第3に、この予算案には、食材が高騰する中での学校給食費への支援がなく、結果として保護者に負担の増大を強いることになるので賛成できません。
 賃金が上がらず格差が広がることでのコロナ禍と、それに追い打ちをかける物価の高騰が庶民の毎日の食事まで脅かしていると報道されています。相次ぐ子ども食堂の開設や給食費に補助する自治体の広がりはこういった事態の反映ですが、保護者に給食費の負担増を強いることは社会の動きに逆行するものです。市民の生活困難を支える市政運営とは言えません。医療費の窓口負担を18歳までなくすという進んだ施策を実施しようとしているときだけに残念です。よって、この予算案には賛成できません。
 続いて、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、反対討論を行います。
 議案第10号は、一昨年5月に国会で成立したデジタル関連法の中の個人情報保護法に基づくものです。これまでの市条例を廃止し、その代わりに、規制の緩い国の法律を施行するために新たな施行条例を制定し、これまで規定のなかった匿名加工情報を導入しようとするものです。これまでの砺波市の個人情報保護条例は、情報収集の際には本人同意を原則義務づけ、要配慮情報の収集やオンライン結合を原則禁止するなど、大切な役割を果たしてきた市独自の条例です。
 2020年9月に開催された個人情報保護制度の見直しに関する検討会の場では、全国知事会など地方3団体の代表も、全国の自治体が持つ条例については現状で支障は生じておらず、地方の自主性を尊重すべきであると述べています。私も同様の考えであり、現在の市条例を廃止すべきではないと考えます。経団連、大手IT企業などの強い働きかけの下で行われたこの法改正による国の狙いは、地方自治体が持つ膨大な個人情報を企業活動とその利益のために開放することにあります。そのために、地方自治体が個別に持つ独自の個人情報保護条例やシステムをリセットし、全国を一元化しようとするものであり、地方自治の独立性を侵すものと言わなければなりません。
 匿名加工情報については、これまでも非識別加工情報として2017年度から自治体に導入されてきましたが、非識別加工といっても他の情報と組み合わせれば個人を特定する可能性は十分にあり、AIによる情報処理技術が進んだ現況では、対策やルールづくりが十分でなければ情報が守られないのではとの危惧が拭えません。そのため、2019年4月時点の総務省の資料によっても、この制度を導入している自治体は2県5市町村にすぎませんでした。こういった状況を強引に変えるために、国はデジタル関連法の中で強制的に都道府県と政令指定都市に匿名加工情報の提案募集を義務づけたのです。自治体の独自判断を許さない不当なやり方と言わなければなりません。
 国民の暮らしを便利にするためのデジタル化の推進は重要な課題であり、日本は大きな後れを取ってきましたが、デジタル化で先を行くEUをはじめ先進諸国は、個人情報保護をむしろ強化する方向で動いているということに注目すべきです。流れに逆行し保護規定を緩和する方向での日本でのデジタル化は後れを取り戻すことはできず、行き詰まるのは明らかです。市議会の保有する個人情報保護に関する条例案についても、同様の問題を含んでいますので賛成できません。
 以上で反対討論を終わります。
○議長(川辺一彦君) 13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算については賛成の立場で発言いたします。
 新年度の当初予算である令和5年度砺波市一般会計予算は、3か年にわたる新型コロナウイルス感染症の影響から脱却しなければならない重要な予算で、ウィズコロナ、アフターコロナの社会環境を早期に整備し、市民の生命と財産を守り抜くため、最も必要とされる新規事業をはじめ各種事業が組み込まれ、編成された必要不可欠な予算であります。
 その内容とは、健全な財政運営を基本とし、公平で公正な社会のため編成されたもので、砺波市の魅力と希望を与えられる数々の事業とともに、市民生活の新しい生活様式にも呼応できるよう、さらに市民生活に直結していることから停滞は許されず、速やかな執行が望まれます。
 以上のことから、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算については賛成することで討論といたします。
○議長(川辺一彦君) 17番 今藤久之君。
 〔17番 今藤久之君 登壇〕
○17番(今藤久之君) 議長より発言の許可がありましたので、通告に基づき、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、賛成討論をいたします。
 個人情報保護制度につきましては、これまで国の行政機関、独立行政法人、地方公共団体、民間事業者等において別々の法律、条例等による複数の法制度が縦割りで存在する中で運用されてまいりました。このような複数の法制度が混在することによる規制の不均衡や不整合により、データ利活用の支障となる事例が各所で顕在化しつつあり、これを是正する必要が生じてきたものであります。
 そこで、デジタル庁創設により国や地方のデジタル業務改革を強く推進していくため、官民のデータ流通を適正に規律する一元的な監視・監督体制の確立が求められるようになり、令和3年5月にデジタル社会の形成を図るための関係法律が制定され、この規定により個人情報の保護に関する法律、いわゆる個人情報保護法の改正が行われ、令和5年4月1日に施行されたのであります。
 この改正に伴い、これまで各機関ごとに別々の法律や条令等により運用されてきた個人情報の取扱いが全国的な共通ルールの下で一元化され、各地方公共団体においては、個人情報保護法の委任を受けた内容についてのみ条例で規定することとされました。これまで基礎自治体がそれぞれの条例等に基づき独自解釈や独自運用していた事項が、全て専門的な知見を有する個人情報保護委員会において統一的な基準下で制度運用されることとなるため、個人情報保護制度の取扱いがこれまで以上に高い水準となるものであります。現行の個人情報保護条例については、その規定内容が法律において一元的に規定されるため、廃止されるものであります。
 砺波市における個人情報の取扱いについては、これまでと変わるわけではなく、市の裁量部分についてもこれまでの取扱いと同様に規定するものであり、全国的統一ルールの下、これまで以上に厳正に制度運用が行われるものであることから、今回の砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定については賛成するものであります。
 以上、賛成討論といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 まず、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第2号から議案第9号まで、議案第11号から議案第32号まで、及び報告第1号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決または承認であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決または承認されました。

                日程第2
     松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書を採決いたします。
 お諮りいたします。松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第3
        ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、
      生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより、ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書を採決いたします。
 お諮りいたします。ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第4
              議員提出議案第1号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第4 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、15番 川岸 勇君。
 〔15番 川岸 勇君 登壇〕
○15番(川岸 勇君) 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 個人情報保護法の改正に伴い、砺波市議会の保有する個人情報に関して、砺波市議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護するため、個人情報の適正な取扱いに対し必要な事項を定めるものであります。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

                日程第5
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第5 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

○議長(川辺一彦君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 2月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げたいと思います。
 今定例会に提案いたしました令和5年度予算をはじめとする諸案件につきましては、可決または承認をいただきありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも十分注意し、今後とも適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 新年度におきましては、となみ暮らし魅力アップ予算Ⅲと銘打ちましたとおり、10WAVEプロジェクトをはじめとした各種事業の着実な進捗を図り、本市の豊かさ、暮らしやすさのさらなる向上を目指してまいりたいと考えております。
 ただ、議決はいただきましたが、予算に関する討論の中での発言で幾つか事実の誤認ですとか考え方の違いがございます。発言の機会はこれしかありませんので少し申し上げたいと思いますが、給食費の負担増につきましては、現況の厳しい中でやむを得ず最小の負担増をお願いするものでございます。支援がないと御発言がありましたが、要保護児童や生徒に対してはしっかり必要な支援を行うということも予算に明記してございます。
 また2つ目に、庄川美術館、また庄川水資料館について、どこにでも設置できる広場や遊具の置場という発言がありましたが、庄川を見下ろすすばらしい高台にあることにより庄川の地を代表したすばらしいものになるのではないかと思います。まさにそこに次世代の子供たちが集まる、すばらしいことではないかと考えております。
 3つ目には、個人情報保護条例でございます。これにつきましても、今までばらばらの実施主体であったことから、やはり解釈の違い等のそごが生じているのは間違いなかったのではないかと思っております。そういった中でより適正化するものでありますので、御理解をいただきたいと思いますし、また、先ほどの庄川美術館絡みのことで、勝手に署名されるということを承認する方の発言とは思えないということで、明らかにダブルスタンダードではないかと私は思います。
 いずれにしても、今回、しっかりと御議論いただきまして、御承認または可決をいただきましたことにつきまして、重ねて感謝を申し上げたいと思います。
 さて、新型コロナウイルス感染症の国内での感染拡大が始まってから3年を超えました。いまだ新規感染者の確認が続く日々ではありますが、昨日からはマスクの着用が状況に応じた個人判断となったほか、5月には新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に変更されるなど、新たな段階を迎えようとしております。
 本市の2022年重大ニュースの第1位は、「3年ぶり子供歌舞伎、庄川観光祭 市内イベントに活気戻る」でございました。さらに一歩進めて、ウィズコロナの中でも以前と遜色ない形で日常の地域活動やイベントが行えるよう、市といたしましても、引き続きワクチンの接種をはじめとした感染症対策に努め、市民の皆さんと共に工夫を重ねてまいりたいと考えております。
 となみチューリップフェアまであと1か月余りとなりました。昨日はちょっと寒かったですけれども、最近は暖かい日が続いていることから、例年より2週間ほど早く遮光ネットを設置するなど、準備に万全を期して開幕を迎えたいと考えております。
 なお、新年度におきましても、新たな感染対策が必要となった場合ですとか、また、国などの追加の物価高騰対策など経済対策にも適時適切に対応してまいりたいと考えておりますので、議員各位にはより一層の御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
 結びに、議員各位をはじめ関係各位に重ねて御礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) これをもちまして、令和5年2月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 3時08分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   川 辺 一 彦

   署名議員   今 藤 久 之

   署名議員   山 森 文 夫

   署名議員   境   佐余子