1.会議の経過
午前 9時00分 開会
(2月定例会付託案件の審査)
○山田委員長 それでは、ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
本日、当委員会の進め方につきましては、大変多くの付託案件がございまして、時間を見て一時また暫時休憩を入れながら進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件15件であります。
これより、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外14件について審査をいたします。
なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
それでは発言される方はどうぞ。
有若委員。
○有若委員 では、私のほうから、歳入について幾つか質問をいたしたいと思います。
予算編成に当たりましては「入るを量りて出ずるを為す」という基本に基づいて、多様化する市民ニーズに応えるため、財政調整基金等からの繰入れを見込むなど、前年度比10億1,700万円増、合併後2番目の規模となる予算案を編成され、大変苦労されたのではなかろうかと拝察をいたしております。
歳入につきましては、夏野市長から提案理由並びに山森議員の代表質問で答弁をしていただきましたが、市の重要な自主財源であります市税等について幾つかお伺いをいたします。
まず、市税についてでありますけれども、前年度比1億6,600万円増としておられますけれども、この市税の見積りの根拠について境税務課長にお尋ねをしたいと思います。
○山田委員長 境税務課長。
○境税務課長 まず、市税全体の見積り根拠についてでございますが、基本的には前年度の決算額や今年度の収入見込み、また、今後の税制改正、企業の業績予測などを勘案しながら、過大にならないよう慎重に積算をしております。基本的には、前年度に当たります今年度の収入見込額をベースに、より現実的な数値を算定をしております。
そこで、令和5年度の予算の市税見積りに当たりましては、令和4年度の個人市民税の調定実績が当初予算を上回っている、また、市税の収入約5割を占めます固定資産税についても、新増築家屋の増加等により増収が見込まれることから、今ほど委員もおっしゃれられましたとおり、前年度予算比で1億6,600万円増の積算をしたところであります。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 今、市税の積算の根拠についてお伺いをいたしたところでございます。重要な一般財源であります。堅く見積りをされたのかなと思っておりますし、そしてまた、固定資産税については令和3年度に評価替えをされて、令和6年度に向けてというふうになるかと思っておりますけれども、固定資産税の特に家屋は、令和4年度では当然といいましょうか、評価替えをした翌年というのは当然下がるわけでありますけれども、これの詳細につきまして、説明をもう一回お願いできませんでしょうか。
○山田委員長 境税務課長。
○境税務課長 家屋につきましては、基本的に評価替えの3年間については価格は据置きとなっておりますけれども、予算に当たりましては新増築分ということで、来年度、確認申請等の件数を基に、210件ほど砺波市内で家屋が増えると見込んでおりまして、その分が増になると見積もったところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、自主財源であります一般財源の地方交付税についてお尋ねをしたいと思っております。
地方交付税につきましては、7,000万円増と見積りをされております。今ほどお話ございましたように、市税と地方交付税の普通交付税は相反する相関図になっているわけでありますけれども、一般的に市税が伸びれば交付税は落ちるという構図になるわけでありますけれども、この7,000万円増、予算で見ますと前年度に比して普通交付税で2,000万円、そしてまた特別交付税で5,000万円増と見込んでおりますけれども、これにつきまして質問したいと思います。二俣財政課長、よろしくお願いします。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 交付税の算定のときに、市税収入が基準財政収入額の大きな割合を占めております。
一方、基準財政需要額が前年度と同じであれば、市税収入が増えれば普通交付税も一定程度減少する関係ではございますが、国のほうの地方財政計画においては、令和5年度において、地方税を1.6兆円余り、3.8%増とする一方で、歳出においても地域におけるデジタル化や脱炭素化の推進、また、自治体施設の光熱費の高騰への対応として、一般行政経費等の増額を上げております。
当市におきましても、この地方財政計画の動向を踏まえながら普通交付税の増を見積もっております。
なお、普通交付税ともう一つ特別交付税で、この2つで地方交付税は編成されておりますが、特別交付税におきましても、例年当初予算では8億円ほど見込んでおりますが、令和5年度においては歳出予算を増額しております。こちらについてはDXの推進事業、具体的には庁内テレワーク推進事業において、特別交付税の算定対象ということが見込まれることから5,000万円の増として計上しております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 では、特別交付税なんですが、予算で当初見ておられますこの額に比しまして、令和3年度の決算額は12億円余り、そしてまた令和2年度は11億円余りという特別交付税の決算額になっているわけでありますけれども、大変堅く見積もっておられるんではなかろうかなと思っておりますが、令和4年度の特別交付税の見込みはいかがでしょうか。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 令和4年度の特別交付税につきましては、年2回、特別交付税が交付されますが、まだ2億数千万円しか1回目の交付で受けておりません。
2回目の交付につきましては3月中でございますが、これにつきましては一切特に内示というものがございませんが、前年度、これまでの実績等を踏まえ、予算以上、8億円以上の歳入の見込みは財政当局としては見込んでおりますが、具体的に幾らかということはこの段階では申し上げられません。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、市債について質問をいたしたいと思います。
臨時財政対策債が2億円減になっているということでございます。これは普通交付税と当然リンクしてくるわけでございますが、この減の理由について説明をお願いいたします。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 御存じのとおり、臨時財政対策債は地方交付税の原資が足りない場合に発行されるものであり、近年、原資となる国税収入が好調であることから、また、国のほうでも地方財政の健全化への取組を着実に進めていくため、国の臨時財政対策債の発行を抑制する方針を、先ほどから申し上げておりますが、国の地方財政計画の中で示されております。
そちらについて、国のほうでは44%、前年度比で減にしておりますので、今年度の当市の臨時財政対策債の発行見込みを踏まえて、半分程度、2億円減にさせていただいた予算計上をしております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 臨時財政対策債の減というのは、財政の健全化に資すると思っておりますので、大変いいことだと思います。
次に参ります。
2年ぶりとなります借換債についてお伺いをしたいと思います。
資料には民間資金一括償還となっておりまして、これは縁故債10年物の借換えと聞いているわけでございますけれども、この借換え、10年前の金利と、今度、借換えが予想されるときは長期金利が上昇しておりますけれども、どういう想定をされておられるのか、想定金についてお伺いしたいと思います。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 令和5年度の予算に借換債を計上しております。
借換債につきましては、過去に発行した地方債の償還資金を調達するために新たに発行する起債でして、新規財源債とは異なり、債務残高の増加をもたらさないものとなっております。
そういう中で、10年がたちましたので借換えをするということなんですが、実際に令和5年度の予算で借換えをするのは令和6年の3月末ぐらいになりますので、そのときの情勢というものはなかなか少し見込みにくいものがございますが、現在、具体的に令和5年度借換えする借換債につきましては、当時の利率が0.58%となっております。
一方、令和3年度の借換債の実績としましては、10年固定利率で0.135%から0.150%と、その当時の0.58%を大幅にまだ下回っている状態でございますので、この後の金利上昇は見込まれますが、令和5年度の借換債につきましては、当時の0.58%を下回るものと見込んでおります。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 安心をいたしました。当市は財政力指数、3年平均が0.58%ということでございます。自主財源が潤沢ではなく、歳入の柱であります市税の収入確保のため、今後とも、となみ暮らし応援プロジェクトなど移住・定住施策の推進、そしてまた企業誘致等の推進にしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 令和5年度砺波市一般会計予算の男女共同参画推進費についてお伺いしたいと思っております。
これは、昨年11月にチューリップタワーでパープル・ライトアップがされたことは、市民の皆さんにとっても記憶に新しいところではないかなと感じております。
今年度は、この事業にパープルリボンツリー事業費ということで拡充がなされます。女性に対する暴力根絶を広く呼びかけるためには非常によい試みだなと感じております。
まずは、いつ頃、どのような場所でなされるのかお伺いしたいなと思っております。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 新たに行うパープルリボンツリー事業につきましては、まずいつ頃かということでございますが、これは国、内閣府が主唱して行うわけですが、国が定める女性に対する暴力をなくす運動期間というのが、11月12日から25日に設定されています。この期間に合わせて、今ほどありました昨年から実施いたしましたチューリップタワーのパープル・ライトアップと併せて、同時に新たに実施したいと考えております。
どこでという御質問、もう1点ございますが、これは予算上では今回初めて行うということで2か所分の予算を計上してございます。まずは、砺波市役所の正面玄関の玄関ホールのほうで1か所、もう1か所については砺波図書館の中で、併せて公共施設の2か所で実施をしたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 ありがとうございます。今、市役所のほうと砺波図書館の公共施設ということで話を伺いましたが、確かに市民の方々はたくさん来場されるかと思うんですけれども、あわせて、例えば、多くの方々の目につく場所、公共施設以外のところも本市にとってはあるのではないかなと感じておりますが、その辺についてはいかがなものでしょうか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 今、取りあえず初めて行うというところで、いろんな管理も含めて公共施設でということで行いますが、やはりこの取組は非常に重要な取組だと思っておりますので、今後ですが、順次そういった民間の方々の御協力もいただきながら、当市といたしましては、官民連携事業という企業の皆さんの御協力をいただいて同時に一緒に行おうという施策も行っておりますので、今後については、そういった商業施設であるとか、多くのお客さんがお越しになって目につく場所でやっていくことも検討していきたいなと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、この質問の最後でございますが、パープルリボンツリーを実際になされるに当たって、どのようにそれを生かして市民の方に呼びかけられるのか、お聞かせいただければありがたいです。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 どのように呼びかけていくかということでございますが、この女性に対する暴力をなくす草の根運動のシンボルマークであるこのパープルリボン自体の存在を、まさに地道な活動ではございますが、広報となみ、市のホームページ、市のツイッター、報道機関への情報提供などにより、市民に分かりやすくかつ粘り強く発信をしていくことで、暴力根絶を広く呼びかけていきたいと思っております。
なお、この事業は県内では初めて、今、行うものではないかなとも思っておりますし、まず、これはどういう意味なのかということも含めて広く紹介したいと思います。
それとあと、パープルリボンをそのツリーに、ただリボンを飾るということではなく、ツリーのそばにはメッセージカードみたいなものを置きまして、そのカードに市民の方々が直接何かメッセージを書けるような、例えば、DVや性暴力のない社会を願いますとか、悩み事があるときは1人で悩まず相談してくださいねとか、そういったメッセージを書いて、その紙を、その札を直接、その書かれた方がツリーに結びつける、そういった市民参加型の取組を行うことによって、この事業の重要さを肌で感じてもらう、そのことによって市民の意識啓発をさらに図っていきたいなと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 私もぜひ市民の方にPRして、と思っております。この推進方ひとつよろしくお願いいたします。
続きまして、国際交流事業費についてお伺いしたいなと思っております。
今まで、トルコ、オランダ、そして中国、それぞれの友好協会があったものを、仮称でもありますが砺波市国際交流協会へと設立されるに当たって、今までの友好事業等があったかと思うんですが、どのような形で新協会へバトンタッチといいますか、引き継がれるのかお伺いしたいなと思っております。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 3つの協会が統合して新協会になるわけですが、その協会の中では部会制を設けるということでお伺いをしております。
これまでの3つの交流協会が実施しておいでた事業については、新たに設置される、例えば、部会でトルコ部会、オランダ部会、中国部会というものが設けられると聞いておりますので、それぞれの部会の中で、これまでの事業は同様に継続して実施されると伺っております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、今まで独立していた3つの所属があったかと思うんです。市民の方々によっては、トルコとオランダに加盟されている方とか、個人的に私の場合は3つとも入っているんですけれども、今後、複数にわたって加盟されていた市民の方々の関わり方といいますか、その辺のところはどのように今後なっていく予定でございますか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 新協会では、先ほど言いましたように部会制というものになってまいりますので、基本的には、原則どこかの国の部会の1つの加入ということになるかと思われるんですが、その1つの国の部会だけに入って、それだけではなく、今回は1つの組織になりますから、その部会の活動にかかわらず、例えばオランダに入るんですけど、中国であるとか、トルコであるとか、そういった部会の活動にも当然参加はできるということになります。
また、今回の統合のスケールメリットといたしまして、今、加入しておいでた場合、会費がそれぞれで納入をいただいておったものが、今後は1つ、1回だけの会費納入ということになりますので、その辺は金銭的な負担も軽減されるということで、なお参加しやすい、また新たな加入の方も増えやすいという環境の下、より多文化共生の推進が図られるものだと思っております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 要望でございますが、改めて新協会になっても、国際交流なり、交流が大きな役割をこの協会が果たされるものと思っておりますので、さらなる推進のほうをまたひとつよろしくお願いしたいと思います。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、縁結び交流事業について伺います。
縁結び相談や婚育セミナー、異業種交流会の令和4年度の開催状況についてお伺いします。よろしくお願いします。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 令和4年度、今年度のそれぞれの事業の開催状況ということでございますが、まずは複数事業がございまして、縁結び相談会ということで、これは2月現在で11回、3月にもう1回開催予定ですが、合計23名の方に御参加をいただいております。
続いて、御本人であるとか親御さんの相談及び交流会ということで、これは1回開催をして4名の参加をいただいております。
それと、婚育セミナーということで、これは8月に1回開催をしておりまして、こちらのほうは男女18名の参加をいただいています。なお、この事業はもう一度、3月中下旬にもう1回行う予定にしております。
それとあと、異業種の交流会ということで2回、12月と2月に開催をしております。これは男女合わせて11名の方に参加をいただきました。
それと今年度から、コロナ禍もあったということで行っておりますミニ交流会、少人数での交流会については、2月までに9回開催をしております。こちらのほうは、男女合わせて28名の御参加をいただいています。また、3月にもう1回行う予定です。
あと、婚活事業のもう1点ですが、婚活支援を行っていただける団体への補助金ということで、今年度は1団体が婚活事業を行っていただきました。こちらのほうは15名参加をいただいております。
コロナ禍でいろいろ制限がある中ではございましたが、今年度、今、2月末現在では127名の男女の方が参加をいただき、恋愛であるとか、結婚について考える場であるとか機会を提供できたと認識をしております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 いろいろと行事をなされて本当にすごいなと思いますが、その成果について、昨年の本会議でも聞きましたが、その後どういった状況になっているか伺います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 昨年の本会議でもお答えをしました。あくまで個人情報が非常に多うございますので、本当に追跡調査であるとか、個人にいろいろ聞くということはなかなかできませんが、昨年度の中でも、これは数組ですが成婚に至っているというお話は届いているところでございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 継続して事業のほうをよろしくお願いします。
新年度の予算が前年度よりも若干削られていますが、婚活は人口減の対策として大変重要だと思いますので、今回、何か新たな取組を考えられているんでしょうか。伺います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 補助金の団体への交付金事業が、近年の実績を鑑みましてちょっと予算を減額したというところで、全体的な予算はちょっと減ったように見えてしまいますが、先ほど言いました全ての事業は継続して行ってやろうと思っています。非常に重要な事業だと思っております。
それと、新型コロナウイルス感染症も一通り、制限も緩和されていくのかなという中で、新年度におきましては新たに異業種の交流会ということで、これは商工会議所とか商工会のその関係機関、さらには企業の方々にも新たに御協力をいただいて、若手社員の方へアンケート調査を実施したいと思っております。その中で若い方がどのようなそういう婚活事業を望んでいらっしゃるのかということをお伺いしながら、新たな交流事業を展開したいと思っています。
また、参考までに、先日ですが市役所の若手職員に初めて婚活に向けてのアンケート調査を行った中では、近年、オンライン婚活とかビッグデータを活用したマッチングアプリなどを利用される方が増えてはきている一方で、やはり実際にお会いしてお話をしたい、リアルな出会いの場を望まれるという若い方も非常に多うございました。
そういったことも、御意見も含めまして、新年度では企業とか事業所の官民連携の下、知恵と工夫を凝らしながら、新たな事業が行えるように積極的に働きかけて、実際に取り組んでいきたいと思っております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 官民一体になって、本当に婚活事業は非常に大事な事業だと思いますので、いろんな場で交流の場を設けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、市営バス路線再編に向けたダイヤ改正について伺います。
令和6年4月に、市営バス路線のダイヤの改正が行われますが、このタイムスケジュールはどうなっていますかということと、その中には地域の意見を聞く場を設けてありますかということについて伺いたいと思います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 まず、市営バスダイヤの改正につきましては、令和5年度中に、今御希望がございました21地区全てで説明会や意見交換会を開催し、そこでの御意見も踏まえまして、これまでの利用状況等を改めて検証し直すとともに、チョイソコとなみが、今、3中学校区と、10月から市内全域ということもございますし、民営バス路線、スクールバス等々様々な地域公共交通サービスとの差別化を図りながら路線の最適化に向けてスケジュールを組んで、関係機関、団体の意見も伺いながら検討していきたいと思っております。
したがいまして、市営バスのダイヤ改正時期につきましては、当初、令和5年、新年度の10月を予定しておりましたが、一部の市営バス路線をスクールバス化にできないかということも今議論をしておりまして、そういったこともございます関係上、スクールバスを貸した場合、2学期の途中からということになりますので、いろいろ学校運営上の支障もございますので、そういったところは回避をすると。そして、スムーズな切替えを行いたいということもございますので、小学校の進学期のスタートに合わせた令和6年4月にダイヤ改正を行いたいと考えております。
その中で、主なスケジュールを申しますと、今ほど御質問ございました地域への21地区での説明会であるとか意見交換会については、令和5年の7月から8月にかけまして、21地区、これは全てこちらのほうから出向きまして地域の皆さんの御意見を伺いたいと思っております。
それらの御意見を踏まえてダイヤ改正案を策定後、令和5年後期、後半についてはまとめたものを地域にまた御紹介、確認をいただくという作業でありますとか、必要に応じて国土交通省のほうの手続でありますとか、そういったことを後半にかけて行い、令和6年4月に新ダイヤ、併せてスクールバスの運行を開始したいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 この改正時に、JR城端線のダイヤを中心に、朝夕の市営バスのダイヤを検討してほしいという意見が結構住民の方からも多いと思いますが、この辺に関してどのように考えられているのか伺いたいと思います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 市営バスのほうの新ダイヤにつきましては、先ほど申し上げましたように、チョイソコとなみであるとか、民営バスとかスクールバス、様々な公共交通との差別化をきっちり図って最適化をしたいと考えております。
当然、JR城端線との乗り継ぎも重視するということで、ちょっと具体例で申しますと、例えばチョイソコとなみの運行時間は午前9時から今15時の受付になっていますので、その間の市営バスは減便する一方で、その部分を朝夕の通勤、通学に利用する方々へ、特にJRの乗り継ぎに配慮したいと。朝では7時台の城端行き、高岡行き、この上下便に、また、帰りの時間については17時台の上下便への接続を予定をしていきながら、これは昨年地区回りでいろいろと御意見を聞いた中でも、特に高校生の通学に配慮してほしいという御意見もございましたので、それらの多くの御意見を踏まえて、本市の公共交通を本質的に見直すバスダイヤの運行を、市長が予算発表のときも概要説明で申しましたように、ある意味では大胆な再編に着手をしたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 また住民の方の意見をいろいろ聞いて取り入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 私のほうからは、加越能バス若林線の利用促進、これは民間交通事業者運行補助金3,430万4,000円のうち、65万8,000円の予算計上をされておるわけでございます。新規事業として明記されておりますけれども、この中には砺波市、そしてまた小矢部市、南砺市との連携ということも記載をしてあるわけでありますけれども、この沿線には、今ほどお話ございましたように高校の通学という話もございましたが、小矢部園芸高等学校、そしてまた石動高等学校、砺波高等学校への通学に利用されているお子さんもおられると聞いておるわけでありますけれども、この加越能のバス若林線の利用促進キャンペーンの事業の内容について、まずお伺いしたいと思います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 こちらの加越能バスが運行する若林線、加越能線は砺波市、小矢部市、南砺市という3市を通過するバスでございます。
やはり新型コロナウイルス感染症で利用が落ち込んでいるという部分と、高校生自身がやはり石動高等学校に向かう場合にはこのバスが非常に便利であるというところは非常に重要なところではあるんですが、実際、利用者が非常に少ないという現状でございます。
そのバスの路線自体の存在をやはり皆さんに広く周知をしたいという意味で、啓発チラシ、利用時刻表を書いたもの、料金を書いたもの、乗り方なども書いたようなチラシを作って、さらには利用体験ということで、乗車体験のお試しのチケットなどもそこにはつけまして、ある一定期間、PRキャンペーンを行いたいという内容で今回予算化をしたものでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 今ほど言われましたように、高校生に対するアンケートをされたと聞いたんですが、アンケート結果はどういうことであったのでしょうか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 昨年度ですが、やはり新型コロナウイルス感染症で利用が落ち込んだという部分もございますし、高校再編もございまして、やはり公共交通に頼らざるを得ないという状況も踏まえまして、砺波市、小矢部市、南砺市が加盟している民営乗合バス路線の維持対策協議会というのがございまして、こちらのほうで、やはりこの喫緊の課題を何とかするために、実際、高校生を対象にアンケートを取ってみようということで昨年10月に行いました。
この中で、やはり特に気になったのは、そのアンケートの一つに、自宅の近くにバス停があるにもかかわらず利用しないというお答えが、実は62.9%も占めております。この点から、やはり存在を知られていないとか、利用の仕方が分からないということが恐らく想定されるものですから、やはり何か対策をしようということで、今回このアンケートを受けてのキャンペーン実施ということにつなげたものでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 この砺波小矢部線は、現在、県のほうで整備が進んでおるわけでありますけれども、現状の旧道路は大変交通量の割に狭いということで、大変危険性があると通ったときいつも思うわけであります。私たちも砺波小矢部線の県道の整備促進も訴えておるわけでありますけれども、子供たちの安全を確保するためには、このバスの利便性を高めるということがやはり大事じゃないかなと思っております。
加越能バスに対して、ダイヤを含めた利便性の向上について要請すべきでないかなと考えますが、いかがでしょうか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 特に砺波市においては、加越能バス若林線ということで砺波駅から石動駅まで往復をしてございます。実際は、現在のダイヤですと、やはりそれを相互に乗った場合に、高校の始業時間に間に合わないようなダイヤ編成に、現在はなってございます。
これは、この協議会には加越能バスも加盟をしてございますので、ぜひ高校生に利用できるようなダイヤにできないかということで、やはり要望したり協議を重ねていますので、新年度ではそのようなダイヤ改正が、今、見込まれていますので、朝7時台から8時台前半で、そのダイヤが正式に発表されれば、さらにそれを利用していただくように高校生にPRをしていきたいと思っております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 市は、加越能バスに対して補助金も出しているわけでありますから、しっかりと市の要望をしていただいて、子供たちの安全・安心のために、利便性を高めるように、通学に事故のないように対応をよろしくお願いしたいと思います。答弁は要りません。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、広報事業費について、となみシティプロモーションの映像制作費についてお伺いしたいなと思っております。
この事業は非常に重要な事業だと僕は認識しております。今回の映像制作は、「散りばめられた四季」に代わるものということでありますが、今現在、ホームページを見ますと、住んでみたいまちとなみ、住み続けたいまちとなみということで、市内外に向けて、今アップされています。
私も視聴させていただいたんですが、すごい内容が濃くて見入ってしまうものでございますが、今回新しくリニューアルされると、時代の流れもありましょうけれども、このリニューアルされる理由といいますか、新しい時代に沿ってということになるかもしれないんですが、その辺のところをお聞かせいただければと思います。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 リニューアルされた理由ということなんですが、おっしゃったように時代の流れというのがまずあります。
それと、今現在の動画ですが、例えば砺波チューリップ公園のタワーとかステージ、花壇の様相とかチューリップスカイウオークもできたりして、新しく変わっているところが多々ありますので、そういうものも踏まえまして、新しくしないといけないなということで考えております。
この動画、この後活用としましてはシティプロモーション映像という名のとおり、砺波市のシティプロモーションとして使っていく動画になりますので、やっぱり古いものは駄目かなと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 そうですね、おっしゃるとおりだと僕も思います。
そこで、今までの、今ホームページアップされている映像が、時間のことを言ってあれかもしれませんが、10分なり、12分なり、随分と長い。ただ、仮に私が制作すると、その時間帯をどうやって5分程度に収めるのかというのは非常に難しいかなと感じております。
今回新しく作られるに当たってコンセプトといいますか、誰をターゲットにする、もしくはどの辺のところのメッセージを絞られるのかというところをお聞かせいただければありがたいです。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今ほどは、コンセプトのお話でよろしかったでしょうか。
○向井委員 はい。
○端谷広報情報課長 こちらの映像のコンセプトにつきましては、シティプロモーション事業として作りますので、美しい景観とか、文化とか、暮らしなど、砺波市の持つ雰囲気や空気感などの魅力を映像を通して詳細に伝えたいと思っております。
この市の魅力を効果的に発信しまして、もちろん市民の方、それと市外の方に住みたい、住み続けたい、訪れてみたいといった愛着や誇り、憧れを持ってもらうことをまず考えております。また、この地元の魅力が観光や産業の発展につながるように制作したいと考えております。
長さのほうのお話ですが、やっぱり10分から15分というのはとても長い時間帯だと思います。見ていて飽きずに見ているのは二、三分が限度かなというところもあるんですけど、とある調査によりますと、動画の時間が3分から4分であっても、5分から6分ということであっても、閲覧時間には大きな差がないという調査の結果が出ておりました。それで、5分以上になるとなかなか見てもらえなくなるのかなということも考えまして、あまり長過ぎず、伝えたいことが伝わるように、より深い情報を提供できるようにということで、ほかの自治体の動画等も参考としながら、5分程度の長さの動画とさせていただきました。
また、どなたでも気軽に見てもらえるように、SNS用に15秒とか30秒の映像も制作する予定としております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 今ほどの話で旅行とか産業も含めてということでありますが、今現在のホームページは、市外については外国人の方々も対応できる、変換できるものが数言語あったかと思います。
今回も新しくリニューアルされるものについては、当然対応はなされるわけでございますね。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 5分の映像につきましては日本語のほか、英語、中国語の字幕を入れる予定としております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 私も端谷広報情報課長にお願いいたします。本年度3月から、スマート窓口システムが既に稼働しておりまして、新年度においては、その対象事務を拡大するシステムの改修費が予算計上されております。
過日、提案理由にもありましたように、住民手続のデジタル化として3月から既に転入、転出など住民異動届や各種証明書の発行など、7つの事務について事前にパソコンやスマートフォンを使って申請書を作成することができるという、そのスマート窓口システム、書かない窓口というのがもう既に導入されておるわけですが、新年度におきましては、新たに国民年金、国民健康保険、子育て関係の手続など、11に及ぶ事務に対象を拡大されるとお聞きしております。
その対象事務の具体的な内容はどんなものがあるのかお答えいただきたいと思います。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 対象事務の拡大ということで主としまして、転入の際に必要な手続について手書きをなくします。それで、転入に関する手続を一連の質問で自宅でできるように対応し、利便性の向上を図るものであります。
11の業務というんですが、具体的には帳票の数となります。例えば、児童手当関係の認定請求書とか、国民保険の関係の届出書または新生児サポート金の申請書、それと赤ちゃん訪問のカードなどの手続のものも帳票として増やす予定にしております。
また、転入の際は水道の開栓届とかも必要になってきますので、そういうものも対象を拡大する予定にしております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 今ほどおっしゃった対象事務に拡大される時期については、どう考えておられるのか。もう一つは、今後、さらに対象事務の拡大の予定はあるのか。あるとすればどのようなことを考えておられるのか、この2つをよろしくお願いいたします。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 対象事務の拡大する時期でありますが、今年度は3月から始めているんですけど、今年度同様に、令和6年の3月スタートを現在見込んでおります。
ただ、少しでも早くスタートできるようを進めてまいりたいと考えております。
また、さらに対象事務を拡大する予定はあるのかということなんですが、今、将来的には、お悔やみに関する手続を拡大していきたいなと検討しているところであります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 お悔やみに関連する事業にも取り入れていきたいと、本当に大切なことだと思います。お悔やみに関していえば、市役所へ来て経験された方は本当によく分かると思うんですけど、他課にわたっているものですから、なかなか一遍に話が進まないんです。ぜひ、こういうことを利用していただきたいと思います。
続いて、同じく地域情報化推進事業費のうちの、AIチャットボット導入に係る経費についてお尋ねいたします。
本会議答弁にもありましたが、問合せ内容をデータとして蓄積することが可能なことから、データ分析することが可能になりまして、AIチャットボット自身の充実はもとより、副次的な効果もあるものと考えておりますという答弁がありました。
そこでですが、AIチャットボットにつきましては賛成の立場なんですが、欠点もまた指摘されておるところでございます。何かといいますと、1番目として、導入後すぐは学習能力というか学習効果が発揮できない。当たり前ですよね、何も質問がなければ学習することはできないわけで、ですから、精度が非常に低いということが考えられる。
2番目として、一問一答で解決できない問題については、チャットボットは実はすごく逆に手間暇がかかってしまうという、なかなか解決に至らないという欠点がございます。
3つ目は、あまりにも大きな項目に対しては不適とされておるということでございます。答弁では500項目ぐらいのことを言っておられましたが、少し多いのではないかなと私は心配をしております。
特に、1番目の導入後すぐに、学習期間がないとき、精度の低いときに対する対応として、サクラを用いろという話をするつもりはさらさらないんですが、職員の中で当然窓口対応しておられる方がおられると思うんですよね。そのことに対する質問を職員のほうで、多かった質問についてはどんどん入れていくような業務をされてはどうかという提案をしたいと思うのですが、このことについては端谷広報情報課長はどう考えておられるか、答弁をお願いいたします。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 最初は新しいものに対しては、なかなか答えが導き出せないというような欠点、おっしゃったとおりだと思います。
こちらは、最初に考えておりますのは、この導入につきましては、まず、今、市のホームページのほうでよくある御質問というのがございます。そちらの内容を現在市への問合せが多い項目をこちらのほうから洗い出しまして、事前にQ&Aという形でデータ化すると考えております。ここでデータ化したQ&AをAIに覚えさせて、市民からのチャットの問合せに対しまして、AIによる言語解析により最も最適な答えを案内することとしたいと思っておりますので、サクラというよりは、事前によくある御質問のほうから洗い出しをさせてもらって、導入までに幾つかのQ&Aを登録させていただきたいと思っております。
数ですが、500個とお答えしていたと思うんですけど、これはここまで多くないと思うんですけど、今、よくある御質問では百二十数個ぐらいの質問が全部であるんですけど、まずはそれくらいの質問対応で考えていきたいなと思っております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 実際、お聞きして安心をいたしました。私の読んだ本では、今の現状の技術では300個程度が上限ではないかということが書いてありました。100個程度であれば十分だと思っております。ありがとうございました。
続けて、文書集中管理費につきまして、横山総務課長にお願いいたします。
まず、導入するシステムの機能がどのようなものになるのかということの詳細な説明、それから、このことに対して県内の、例えば、各市ではどんな対応をしているのか、これを導入している状況はどんなふうになっているのか、この2点についてお尋ねいたします。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 この文書管理システム導入というのは、市役所の職員の職場の中での文書の管理に関するものをデジタル化すると御理解いただければいいと思います。
そこで、どのような機能という部分であったかと思いますが、大きく言うと2つほど挙げられます。
まず1つ目としては、ファイルを管理する機能を有するということです。これは具体的にいうと、ファイルを電子上に登録することによって、全庁的であったりその他、課であったり、係だったり、そのような部分で共通で登録することができたりすることになります。
次に、ファイルの検索が容易にできるということ。それぞれの総務であったり、企画であったり、いろんな部分の分類であったりキーワードで検索することが、ファイルの目録なんかでもこのシステムを導入することによって可能となってまいります。
3つ目は、引継ぎであったりとか廃棄であったり、そういう対象リストが自動でつくることができます。これまでは文書の廃棄であったり、保存年月だったりがいろいろあって、職員が自前でやらなくちゃいけなかった部分がございます。ファイルを登録して、そのファイルの性格上、保存年数が3年、5年というふうになると、一度自動的に消してしていいですかと、廃棄していいですかと、そういうことも自動的にチェックになっていくというのがあります。これが1つ目の大きな機能、ファイル管理機能でございます。
2つ目といたしましては、文書の管理機能です。これは文書というのは、外から来るもの、収受するもの、あるいは職員が自発的に起案するもの、このようなものがございますけれども、これをシステム化することによって電子決済が可能となります。これまでは文書を起案して、担当者が係長、課長、部長というふうに順番に回ってきたわけですが、この文書管理システムを導入することによって、電子上で担当が起案すれば次の上司においてチェックして、担当のほうとしては実際の決裁状況がこれまでいろんなところと合議でやったもので回らなくちゃいけなかったものが、電子上ではシステムの中で決裁が可能となっていく、そのようなことも可能となってまいります。
あとは、これまで紙文書であったり、メールであったような、そちらについても収受は可能となってまいります。
それと、これまで登録した部分というのは、文書件名簿とかというもので管理をしておりましたが、システム上で一覧表で出てきて容易に検索等が可能となっている、そのような形で、今回導入する文書管理システムの機能的な部分ではそういうものが挙げられるのかなと思っております。
2つ目の御質問であった、県内の導入状況というか、どのような状況であったかということでお聞きされています。
今回、私どもが入れるシステムというのは、県の共同利用型クラウドを利用します。市庁内にサーバーを置くわけではなくて、県の共同するサーバーの中でものを置いていくわけなんですが、今、お聞きしておると、県内では4つの市で導入と聞いております。呉西であれば高岡市、射水市、南砺市、呉東のほうで魚津市が県共同利用型クラウドでこの文書管理システムを導入しているという状況でございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 確かにすばらしいシステムだなと思いますが、当然ながら大きな予算を使うわけで、そこで知りたいのは、導入によってどんな効果を期待しておられるのか、具体的な効果です。それともう1つは、導入に向けたスケジュールをどんなふうに考えておられるのか、この2点について説明をお願いいたします。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 具体的な効果とスケジュールという御質問であったかと思います。
まず、具体的な効果というか、導入することで大きく3つほどのことが期待できるのではないかと感じております。
まず1つ目が、文書の保存であったりとか、管理というのが迅速化、スピーディーになるということ。これは文書管理というのは、私自身もそうですが、自分たちの書類を身の回りに置いたり、共有のロッカースペースに置いたりします。こういうものがサーバー上に置かれるということでございますので、場所がどこにあるかというのはすぐ分かりますし、スムーズに出ます。あと、必要な文書がどこにあるかということは、検索する機能によってすぐ出てくるわけです。過去のこの文書、どこにあったっけといってファイルを見に行くということはなくなっていく、そのような形で保存管理の迅速化というのが1点目に挙げられております。
2つ目に、やっぱりペーパーレス化でしょうか。ペーパーでやっていったものをデジタル化することによりまして、ペーパーレス化の推進になります。これは先ほども申しましたが、文書の保存場所のスペースの削減にもつながります。ひいては、将来的には、例えば庁舎を建てるときに、これまでかなりのスペースを要した、容積を取っている書庫とか、ああいうものを少しずつ縮減することも可能になってくるのではないかなと思います。ペーパーレス化のそういう副産物ということは期待できるかなと思っています。
あとは、やはりセキュリティーの強化です。データ上ということになりますと、当然ながら職員によってアクセスできないような部分もございますし、ほかの部署からできるところとできないところがございますが、ロッカーの中でぽっと置いておくといろんな部分での出入りであったりとか、文書のそういうセキュリティーという面からは、セキュリティーの強化が期待できるのではないかなと感じております。
それとスケジュールでございますが、これは新年度、令和5年度に導入ということでございます。年度当初、4月にはまず既定の見直しとかを進めながら、各課にどれぐらいのボリュームのどのような文書がございますかということを照会をかけて、これを7月ぐらいまでに照会をかけたりして取りまとめしていきたいと思います。
その後、同時進行でシステムの構築に向けて協議をしながら、業者と協議したり、原課とそれぞれの課で協議をしていって、データの移行等を行っていきたいと思います。
やっぱり実際システム運用するにはかなり時間もかかると思うんですけれども、年明けの1月をめどに、やはり紙ベースとデータ上のことをしっかりと両方並行運用しながら試行を行って、令和6年度の4月からはシステムの本格運用にできないかなという形でスケジュールを組んでいる次第でございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 大変よく分かりました。時間のかかることも理解しますし、ペーパーレス化につながるということも、それから、それにも時間がかかるということもよく分かりました。
1つ確認だけ、最後にさせてください。県共同利用型クラウドを使われるという話で、既に導入されている市もあるとお聞きしましたが、その文書、そのフォーマットそのものが共通化されるということではなくて、あくまで共同のクラウドを使うというふうに理解すればいいんですか。例えば、先ほど射水市や高岡市の中では既に利用されているという話でしたが、文書そのものが共同化されている、フォーマットが共同化されている、統一化されているということではなしに、クラウドを利用するそのクラウドが統一化されるということなのか、その部分だけお願いいたします。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 県の共同型クラウド利用するということですが、サーバーについては共同でやるんですが、システム的な部分についてはすべからく一緒である、フォーマットが全て一緒であるという部分ではないと考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 私のほうから予算に関する消防施設管理費9,690万8,000円、この事業の原資並びに会計処理について、確認を含めて質問をさせていただきたいと思います。
栴檀山消防分団の器具設備建設費6,900万円、それから消防施設整備費で2,500万円と予算化されていると認識しておりますけれども、この財源として地方債、約8,980万円が計上されていると思うんです。このことについて辺地債を使ってその事業を推進すべきということでありますので、当然この辺地債というものを使ってやられると私は思っているんですけれども、まず最初に、二俣財政課長に、これ全体が三千何がしの金ですけれども、辺地債で活用されるというふうに解していいのか。一般の言われる地方債ではなくて、そういう活用をしていくべきだと思うんですけれども、その確認の意味でちょっとお答え願いたいなと思っています。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 栴檀山消防分団器具置場建設事業につきましては、辺地債を充当する予定にしております。
具体的には6,944万6,000円のうち、旧器具置場の除却工事費用300万円余を除いた6,640万円に辺地債を充当しております。また、消防施設整備費2,590万円につきましては、このうちの事業の中で、栴檀山辺地に該当します消火栓新設工事190万円余に辺地債を充当しております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 それでは、この辺地債と地方債を使った場合のメリットというのは、やっぱり財源的に市としては非常に効果があると思うんですが、どれぐらいなものですかね。約9割近くの特別交付税の対象になるということなんだけれども、いろんなメリットがあるというふうに理解しているんだけれども、どういうふうに解釈されていますか。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 ただいまの地方債を活用したメリットということでございますが、辺地債につきましては充当率が100%で、交付税措置率、今年度交付税に措置される率が80%になりますので、今ほど申しました80%については今年度交付税措置されるというものでございます。
そのほかの残りの地方債につきましても、消防関係につきましては、従来、過疎債と同率の緊急防災減災事業債を充当しておりますので、この消防事業につきましては、特に有利な起債を活用しているということで御了承いただきたいと存じます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 非常に効果があるということなんですけれども、それでもう1つ、今度は加藤砺波消防署長にお尋ねしたいんだけれども、造成工事費が1,800万円、それから建設工事費として5,000万円が計上してあると思うんです。そこで工事費が約1,900万円、何でかかるのかなと。山間地であるために、何か造成費が高くつくのかなと、建設費の割には高いなという感じを持つものです。その内容についてお示し願いたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 造成工事につきましては、まず、土地の選定につきまして、消防分団器具置場は地区の防災拠点となることを踏まえまして、地滑り危険地域に該当しないこと、消防車が安全、迅速に出動できることを考慮して選定をいたしましたが、当該用地は盛土になっていることから、大雨や地震等で器具置場に影響が生じないよう対策が必要でございます。
つきましては、造成工事の予算額には、盛土ののり面に擁壁を設置する、また、地盤改良を行う経費を計上したところであります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 よく分かりました。
それで、この事業進捗の計画ですけれども、どのようなことを今考えておられますか。この年度内も含めてだろうと思うんですけれども、この計画の進捗について、考え方についてお願いします。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 計画につきましては、竣工につきましては年度内を目途といたしまして、なるべく早い時期に建設できるように事業を進めてまいりたいというところでございます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 やはり市当局にお願いしたいことは、こういった辺地債を使って、計画に基づいて財源対策をやっていかれるのが望ましいのではないかなと思いますので、強く地域コミュニティーの活性化に向けて取り組んでいただきたいなということを要望します。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 引き続きまして、消防施設についてお尋ねをしたいと思います。
防火水槽の新設、鷹栖地区で申請する予算が計上されているわけでございますが、この防火水槽の規模、そしてまた地上式もしくは地下式を検討されていると思いますが、どういう計画か、まずお聞きしたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 消防水利につきましては、国が定めております消防水利の基準におきまして、常時貯水量が40立方メートル以上または取水可能水量が毎分1立方メートル以上でかつ連続40分の給水能力を有するものでなければならないと定められております。
このことから、設置いたします防火水槽の水量は40立方メートルとなっております。また、防火水槽につきましては地下に埋設をいたしますので、地下にあります水槽から蓋をまくりまして、消防車が給水するという形となっております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 消防水利の設置率につきましては、事前に資料を頂いておるわけでありますけれども、大変、地区によって設置率にばらつきがあります。設置基準から申しますと73.5%となっておるわけでございますが、消防水利、防火水槽並びに消火栓、これは消防水利になると思いますが、今後の整備計画についてお尋ねしたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 消防水利の設置率につきましては、国が実施しております消防施設整備計画実態調査において、指定されております調査方法に基づき算定をしているものでございます。消防水利の設置につきましては、市内全域の水利の設置状況を踏まえまして、延焼拡大の危険性、地区の水利設置率などを考慮した上で市総合計画への位置づけを検討しております。
市といたしましては、引き続き、計画的に消火栓や防火水槽を設置し、設置率の向上に努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 火災を早期に鎮圧するためには、消防水利が大変重要であると認識しておるわけでございます。
1点、この消防水利の設置についてお尋ねしたいと思いますが、庄下地区の防火水槽は3基となっておりますが、実は今、庄下地域を挙げて企業誘致を取り決めました2つの事業所があるわけでありますけれども、地元からも要望いたしまして、法人で防火水槽を設置していただきました。それぞれ設置していただきましたので、40トンの防火水槽が2つあるわけでありますが、矢木と坪内にあるわけであります。これは、この民間が開発行為をやってやられたときは、こういう消火栓とか防火水槽というのは、この数字の中に上がってこないんでしょうか。そこら辺、お尋ねしたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 開発行為で設置する防火水槽、また私費で設置する防火水槽、消防水利がございます。
消防水利の設置率に計上しております水利の数は、市で設置をした消防水利の数を計上しております。開発行為で設置いたしました消防水利につきましては、その企業または管理される団体が管理をされるものとなっておりまして、消防が随時点検をしているわけではなく、消防水利につきましては常時使用可能な状態に置いてあるものが水利とすると定められておりますことから、市において設置いたしました消防水利を設置率に計上しているというものでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 これから用水の水止めがなります。そのときはフェーン現象等も起こって火災が発生しやすい時期になってまいるわけでございますので、この消防水利が大変重要と考えておりますので、設置の推進に努めていただきたいと思います。要望でございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 私のほうから、今の話の答弁の確認だけさせてください。
ということは、民間で設置された消防水利につきましては、市の水利の充足率にはカウントしないということですね。確認だけさせてください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 市で設置した消火栓、防火水槽につきまして設置率に計上しているということでありまして、開発行為等で設置される、また企業が独自で設置をされる消火栓、防火水槽でございますが、これにつきましては、充足率には計上はしていないというものでございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 引き続きまして、事業名、消防団機械等整備費のうちのポンプ車両更新事業費についてお尋ねをいたします。
昨年に引き続き、令和5年度もポンプ車の更新を予定されておりますが、ポンプ車両の更新規定はどのようになっているのか、まずお聞かせください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 分団が使用する車両の更新につきまして、ポンプ及び車両の経年劣化を踏まえ、消防ポンプ自動車はおおむね20年、小型動力ポンプ付積載車はおおむね18年を基準年とし、計画的に更新するよう市総合計画、実施計画に位置づけております。
また、複数の更新を控えており、更新順序を決定しなければならない場合などでは、アワーメーターの数値、走行距離、修繕履歴及びポンプ性能検査の結果を踏まえ、消耗が進んでいるものから選定することとしております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 それでは、消防ポンプ自動車更新の予算額の算定とか入札方法についてはどうなっているのかお答えください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 消防ポンプ自動車の予算額につきまして、消防車製造メーカーから参考見積りを徴収し、金額を精査した上で予算要求し、査定を経て決定した金額を計上しております。
購入に至る事務手続につきまして、指名審査委員会において入札指名業者を選定し、指名競争入札を行います。その後、落札業者と契約締結を行い、車両の艤装を開始し、中間検査、納入検査を経て納車となります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 指名の競争入札を行っておるということですね。了解しました。
それでは、車両更新の費用についてなんですけれども、本年度の当初予算では1,920万1,000円が計上されておりましたが、今回の令和5年度の当初予算では2,032万2,000円が計上されておりまして、112万1,000円の増額になっております。これは新たな資機材の追加や性能向上などが図られたものなのか、その増額となった理由と、その予算額の積算方法についてお答えください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 予算額につきましては、先ほど答弁申し上げたとおり、参考見積りを徴収しております。その金額を精査し、金額を計上しております。
高額になった理由につきまして、消防ポンプ自動車のベースとなる車両が安全基準の見直しにより、自動ブレーキや各種安全装置が義務化されたことによる値上がりと、車両の艤装に必要な部材等の高騰が影響したものであります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 安全装置が義務化されたということが大きな原因の一つだということは分かりました。
それで、今は世界的に半導体不足の影響がありまして、自動車そのものの納期が遅れているという状況、皆さん御存じだと思うんですけれども、消防ポンプ車両につきましても、年度を繰り越している自治体もあるとお聞きをしております。
消防団の災害現場での活動を維持、向上させるためにはやはり速やかな車両更新が必要であるというのは当然のことでありまして、納期については心配をしております。年度内の納入が可能なのかどうなのかということをについて、加藤砺波消防署長の考えをお聞かせください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 車両の納期につきまして、消防ポンプ自動車は、車両のベースとなる消防専用シャシを消防車製造メーカーが調達をし、部品等の取付けや加工等を行います。消防専用シャシの調達は契約締結後になりますことから、予算が可決されれば、直ちに契約に必要な手続を行えるよう準備を進めております。また、契約締結後、消防車製造メーカーに対し、ベース車両の調達や車両、製作状況を随時確認し、年度内に車両が納入できるよう努めてまいります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 分かりました。消防分団の士気向上のためにも、実際にしっかりと活躍するためにもよろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 私は、電子入札システム導入事業費141万3,000円につきまして、質問いたしたいと思います。
県との共同利用が、本年の4月から開始予定と聞いておるわけでございますが、まずこの準備状況についてお尋ねしたいと思います。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 こちらの電子入札システムにつきましては、従来、紙で行われていた入札に伴う一連の手続につきまして、富山県及び県内の11市町が共同で運用しますとやま電子入札共同システムを利用しまして、本年4月から本市においてはインターネットを利用した電子入札を導入するものでございます。
準備の状況でございますが、昨年度、令和4年度の予算でシステム構築の予算を計上させていただき、システムについては既に構築をされております。そしてまた、周知状況でございますが、昨年2月に砺波市の建設業協会等の会合で概要を説明したことを皮切りに、市内業者や準市内業者等への周知に努めております。また、併せてホームページや広報となみにも掲載しながら、今現在は、業者における利用者登録の業務を進めている段階でございます。
現在のところ、予定どおり本年4月から電子入札を行う予定にしております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 関係する建設業協会等にも周知をしたということの、今、お話がございました。ある程度事務にたけた企業であると、そういうのはスムーズに行えると思いますけれども、小さな企業はそこまでいっていない方もおられるのではなかろうかなと思いますが、この紙ベースでの入札の猶予期間というのは考えておられるんでしょうか。お聞きしたいと思います。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 ただいまの御質問につきましては、先行して実施しております他市の例も参考にしまして、本市におきましては、経過措置として運用開始から当初の6か月、具体的に申し上げますと本年の9月末までの入札につきましては、業者の申出により紙の入札書も受け付ける経過措置を行いたいと考えております。
しかしながら、この経過措置を過ぎた後においては、紙での入札を廃止し、電子入札することで、入札参加者の利便性向上と業務の効率化を図ってまいりたいと考えております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 私のほうから、庁内ネットワーク諸費につきまして、質問させていただきます。
職員の多様な働き方を推進するために、本庁舎職員のテレワーク環境の整備費用などが予算計上されております。テレワークの導入を進めるため、タブレット端末機を職員に貸与するということでありますが、セキュリティー上の問題について問題はないのかということをお聞かせください。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 セキュリティー上の問題につきましては、地方公共団体情報システム機構、いわゆるJ-LISというところがありまして、マイナンバーカードの関連システムとか、住民基本台帳ネットワークシステムなどを運用しているところでありますが、そこのシステムを使用しまして、外部から安全にリモート接続できるシステムを構築する予定としております。
また、生体認証としまして、ログインするときに顔認証を行いまして、顔認証してまばたきをしてログインするというやり方を考えておりまして、もしタブレット端末機の紛失等がありましても、本人でなければログインできないというやり方をしていく予定にしております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 安心しました。顔認証の話をお聞きしていたんですけど、まばたきをしなくてはいけないというところで、実に安心をいたしました。
続きまして、本会議の答弁にもありましたように、ウェブ会議の推進、将来的には議会への関係資料をはじめ、会議資料のペーパーレス化を進めるということでありました。その具体的な内容についてお聞かせください。
また併せまして、今ほど財政課長のほうでは、ちょっと意味合いが違いますが、6か月という試行期間みたいな話がありましたが、答弁においては当分の間、試行期間ということで紙ベースを併用しながら取り組むということを答弁なさったと思うんですけれども、今後ペーパーレス化に対する目標時期というのを設定する必要があると考えております。そのことについても併せてお答えください。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今ほどの御質問ですが、まず、議会関係資料や庁内会議の資料をペーパーレス化にするというふうに進めていきたいと考えておりますが、議会の関係資料につきましては、目標でありますが、議案書や議案説明資料、予算に関する説明書など、PDFデータで提供することができればと考えております。
また、目標の時期ですが、ペーパーレス化を全て一遍にというのはなかなか、答弁でも言ったとおり難しいと思いますので、徐々に、資料をまずデータで見るということから皆さんに慣れていただきまして、将来的には完全にペーパーレス化となるというのは、新庁舎建設に向けて、段階的に紙資料を減らしていきたいなと考えております。まずは皆さんに慣れていただくところから始まるのではないかなと思っております。よろしくお願いいたします。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 ただ、個人的にはなんですが、完全ペーパーレス化というのはいかがなものかなと思っている部分も実はあります。
どうしても漏れては困るものは、逆にペーパーのほうが漏れないということもあるでしょうし、この時期までは大丈夫だけどこれ以降は駄目だという書類もあると思うんです。人事案件であったり、いろいろあると思うんです、考えれば。そんなものについては、100%ペーパーレスを目指すのではなく、しっかりと精査して進めていただきたいと、これは要望でございます。
○山田委員長 それでは、この際、暫時休憩をいたします。再開時間は10時35分といたします。
午前10時30分 休憩
午前10時35分 再開
○山田委員長 それでは、ただいまより委員会を再開いたします。
委員の皆様、質疑をお願いいたします。
神島委員。
○神島委員 学校規模適正化検討事業について伺います。
新年度に検討委員会の設置をされると伺っていますが、どのようなメンバーで委員が構成されるのか、また、今後どのように進められるのかお聞きいたします。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 新年度に設置を検討しております委員会につきましては、そのメンバーといたしまして、学識経験者のほか、地域の代表の方、それからPTAの関係者、さらには学校の関係者、また公募の委員を予定をしておるものでございます。
次の御質問の、今後どのように進めていくのかという点につきましては、来年度、新年度におきまして、今も申しました適正化に関する検討委員会を設置いたしまして、今年度、砺波市立学校の適正規模・適正配置に関する基本的な考え方を教育委員会のほうで定めましたので、それにのっとりまして、市内の学校の状況、児童生徒数あるいは学級数、そういったものの現状や今後の予測、それを照らし合わせまして検討していくと。また、地域や保護者の皆さんにも広く現状等を周知しながら、適正化の具体的な方策について検討を進めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 今の砺波市立学校の適正規模・適正配置に関する基本的な考え方の中に、適正化に関して、特に考慮する項目で地域の特性に配慮するとともに、保護者や地域住民と十分に協議を行うとうたってあります。学校問題は大変重要な問題でありますので、十分に住民の声を生かして進めていっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 奨学資金の貸付金並びに奨学資金貸付給付金についてお伺いしたいなと思っております。
この両方については、経済的な面から就学を支援されるということで、特に今回は奨学資金を拡大されるということで、受給される側にとっては非常にありがたいと感じております。
そこで、このたび奨学資金を拡大されたいろんな要因があるかと思うんですが、その辺のところをお聞かせください。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 新年度からですが、今年度大学生が3万円のところを4万円に、今年度高校生が1万円のところを1万5,000円にそれぞれ拡大する予定といたしております。
その拡大をさせていただきたいと考えている要因につきましては、この奨学金というのは、実はその奨学金を選考するときに奨学金選考委員会というものに諮っておりまして、今年度の選考委員会におきましては、その委員の中から貸付給付額の増額の検討を提案されたことがまず1点。
次に、昨今の物価上昇傾向、これが中長期的に続くことが見込まれますので、今後の学費等の支弁がさらに増加することが懸念をされております。
これらのことを勘案いたしまして、今回増額を予定させていただきたいと考えておるものでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 分かりました。今から申し上げるのは要望でございますが、親は進路先が決まりますと、そこから送られてきた資料の末尾のほうに貸付事業とか、給付金事業というのは必ずチェックします。
3月からどこかこの辺だと思うんですが、本市の今回の貸付給付事業につきましても免除制度がございますね、両方に、双方に応じて。これは、4年後、2年後になりますか、若者が砺波市に戻ってきて、就業してもらうことによってその免除制度が効力を発するというメリットが物すごいあるかなと感じております。個人的にはその事業に対してPRなされて、とにかく砺波市に戻ってきてねということを発信していただければありがたいなと思っております。要望です。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 スクールバス運行費について伺います。
冬季の間、スクールバスの運行は庄東小学校が2台、庄川小学校が3台されていますが、この乗車状況はどんな感じになっていて、空きスペースがあるかどうか伺います。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 この2校それぞれの学校におきましては、複数の路線に分けてこのバスを運行しております。今、大体平均して全体で申しますと、庄東小学校におきましては、補助席を使用しない場合ですが、平均で大体6割ぐらい。庄川小学校におきましては、平均で約7割ぐらいの乗車率になっております。ただし、この路線を幾つか分けておりますので、その中でも乗車が多いところでは満席に近い路線もあるというのが現状でございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 冬場の間だけなんですが、その空きスペースを般若とか庄川の中学生が利用することができないか、難しい問題だと思いますが、いかがなものでしょうか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 このスクールバスにつきましては、小学生児童を対象に、遠距離のお子さんを対象に運ぶことを目的として車両の編成とか路線を決定しております。そこに中学生の生徒も乗車するとなりますと、もしかすると乗れるお子さんもいらっしゃるけど乗れない人もいるとか、そういうことが生じて、公平性の観点からは少し難しいのかなということと、あと、下校時間が小学校と中学校で違いまして、中学校の帰りの時間が小学校の下校時刻と合っていないということなどを考えますと、現時点での実施というのは難しいのではないかなと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 現在、非常に難しいかもしれませんが、中学生が冬場、自転車で来てはいけないという話もありますので、できましたら前向きな検討をお願いできないかと思います。よろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 市営バスの再編に伴って、新たに砺波北部小学校のマイクロバスと庄東小学校のワゴン車を購入する予算が計上されておるわけでございますが、高波線と栴檀山線かなと思っておりますけれども、この砺波北部小学校のマイクロバスと庄東小学校のワゴン車というのは、何人乗りを想定されておるんでしょうか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、庄東小学校のほうはワゴン車を検討しておりまして、定員は14名でございます。一方、砺波北部小学校のほうはマイクロバスを予定しておりまして、定員は29名でございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 このマイクロバスは29人乗り、ワゴン車は14人乗りということで、それぞれお子さんたちが乗られるには、定員には大丈夫だということでございますね。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 庄東小学校のワゴン車なんですが、栴檀山地区のお子さんを送迎することを予定しておるんですが、今現在11名で、今後若干減るような予測もありますので、14名の定員でそういう状況でございます。
一方、砺波北部小学校につきましては、高波方面のお子さんを乗せるわけなんですが、マイクロバス29名、現在、高波地区で市営バス等をしているお子さんが38名でございまして、定員より多うございます。これはどうする予定かと申しますと、そのバスを、先ほど神島委員のときに路線が幾つか分かれているという話がありましたが、バスを2回走らせて、例えば遠いお子さんをまず拾って、学校に1回着いて、すぐ近いお子さんを迎えに行ってもう一度学校に来るといったような形で、距離的なものの関係でそんな時間はかかりませんので、例えば2回、そういうふうに迎えに行くという形を考えておるところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 市営バスの稼働は来年の4月1日でございますので、先ほど今藤副委員長の発言にもございましたように、消防ポンプ車の架装にも時間がかかるということのお話がございました。半導体不足によりこの納車等が遅れているということは想定をされます。来年度末までに購入をしていただくよう早期発注に努めていただいて、子供たちの足の確保に支障のないようにしていただきますようお願い申し上げます。これは要望でございます。
○山田委員長 引き続き、有若委員、お願いいたします。
○有若委員 小学校教育奨励費の特別教室、理科室の電子黒板の導入についてお伺いをいたしたいと思います。
普通教室における電子黒板、これはGIGAスクール構想において、教育のICT環境整備を推進するために順次導入をされております。そしてまた、中学校の特別教室、理科室にも本年度配備されました。新年度は小学校8校に8台の整備をされるということでございますので、大変いいことであると思っておりますが、特別教室、音楽室等もあるわけでありますが、今後の整備計画についてどのように考えておられるかお伺いしたいと思います。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 普通教室はこれで全て普通学級も特別支援学級も入っておりますし、特別教室は来年度小学校の理科室を入れることで小中学校の理科室に入ることになります。
あと、もし入っていないという今の話にすれば、音楽室などの特別教室が考えられるということになるわけなんですが、現在の型の電子黒板の前にもちょっとだけ型の古い電子黒板が各校に入っていたり、その前から大型のモニターを各学校では使用しておりました。そういったものがまだ資産として残っておりますので、現状、例えば体育館などではその大型モニターを体育館に配置しまして、例えばマット運動のビデオなどをみんなで見るという、既にそういう活用をしております。
もし今後、学級が少し減るような予測もありますので、そこの関係で出てくるような電子黒板を他の教室に回して有効に活用するといったことも考えておるところでございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 児童センター管理運営について伺います。
庄川4児童館を東山見保育所で統合運営されるということで、本会議でありましたが、トイレを今回改修されると。これ以外にどこか改修されるところがあるのか、例えば、遊戯室の窓ガラスは強化ガラスになっていますが、小学生がボール遊びした場合に安全性を考えたネットを張るとか、また、一応施設の半分を利用されるということで、半分は自治振興会が使用される予定と聞いていますが、そこに何か仕切り等、そういった計画があるのかどうかを伺いたいと思います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 トイレ改修以外に何かするのかということでございます。
ほかの団体の利用も想定しておるものでございますので、エリアを区切る仕切りの設置についても予定をしているものでございます。
その他の物品につきましては、必要なものを今後検討してまいりたいと思います。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 また必要にということで、あと、この改修計画に当たって、今の庄川の4児童館の現場の方の声も反映されているんでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 現場の方についてですが、改修工事については、事務所において準備を進めているところでございます。
現場のほうにつきましては、施設の利用方法や今後の備品の配置について、現場の声を聞きながら対応してまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 現場の声もまた聞いてあげてください。
あと、この新児童館は東山見保育所の入り口の左側のスペースを使用されると伺っていますが、利用者をどのぐらいで考えられているのか伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 利用者について特に設定等はしてございませんが、現在、東山見児童館のほうで使っていらっしゃるお子さんは、確実に近くでございますのでいらっしゃると思います。また、青島のほうからも少しずついらっしゃるのではないかと思っているところでございます。また、駐車場も整備してございますので、駐車場を利用した方もいらっしゃるのではないかと思っております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 あそこは本当に駐車場も広いですから、庄川以外の方でもひょっとして利用されると思いますので、スペースが広いですからもっとほかの部屋も使って、年代別に居場所をつくるとか、遊戯室にロッククライミングみたいなものとか、庄川の木工技術を生かした遊具、庄川ウッドプラザなんかもそういったものを使うという話がありますが、こういった児童館にも設置してはいかがと思いますが、どうでしょうか。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 利用方法については、利用者の年代等に合わせて柔軟に対応してまいりたいと考えております。
今ほど神島委員提案の庄川の木工を生かした遊具につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 統合するに当たって、開館日は、日曜日は今のところ閉館という話を聞いていますが、保護者の方から室内で遊べる場所が少ないという話もありますので、何か日曜日も開館できるような方向で検討することできないんでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 日曜日の開館につきましては、職員の配置が必要となります。市内のほかの施設との連携等も考慮しながら、今後検討してまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 東山見保育所の立地条件がちょっと車で行くには不便ですが、駐車場は三、四十台止まると思いますし、非常に環境のいい場所でありますので、本当に、今、庄川水記念公園も庄川ウッドプラザも子育てに使える場所になるとか、庄川の図書館には子供専用の図書のスペースもあるということですから、庄川全体がそういった子育てできるような環境整備をすればいいんじゃないかと思いますので、今後、先のことになりますが、本当に日曜日とかいろいろな時間を延長するとかも検討していってもらいたいと思います。これは要望です。
では引き続き、保育施設整備の事業について伺います。
庄川4保育所閉所に伴い、不用物が発生し、その処分委託料として660万円が計上されていますが、この不用物をできるだけ有効利用できないかということで、今のSDGsの観点からも必要だと思いますので、不用物を一覧化して市のホームページとか、そういったもので公開してはいかがでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 まず4保育所において、不用物の有効利用ということでございます。現在、庄川4保育所の備品につきましては、市内の公立保育所、認定こども園、幼稚園で使えるものについて確認しておるものでございまして、備品の移動や交換等を今後行っていく手続を進めるものでございます。
あわせまして、他課、ほかの課における事業においても必要なものがあるものについては、移動あるいは交換等する予定としてございます。
また今回、保育所につきましては譲渡の関係があったかと思います。地域の団体に施設譲渡をしていくことから、活用できるものについては活用いただく対応で考えているものでございます。なるべく処分をするもののないように進めていきたいと考えております。
もう1つ、一覧表の作成につきましては、基本的には利用できないものを処分する予定でございます。予定はしてございません。処分をする物品を減らし、なるべく費用のかからないように対応してまいりたいと考えておるものでございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 なるだけ無駄にならないように、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 私は増山城跡の整備、活用について、2点、大きくお尋ねしたいと思います。
史跡の公有地化事業として950万円が計上をされておるわけでございますが、増山城跡は国指定の史跡となっておりますが、この土地の現状についてまずお聞きしたいと思います。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 私からは、増山城跡の現状についてお答えいたします。
まず、史跡の指定面積、エリアの面積につきましては60万1,200平米余りでございます。現在、既に公有化になっている面積につきましては3,200平米余りとなっております。
今回、新たに公有化をする予定面積につきましては、1万2,225平米となっているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 そうしますと、今度新たに購入する1万平米、約1ヘクタールですね。これを購入しますと、面積と公有化率は幾らになるんでしょうか。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 今回購入する面積を含めまして、公有化面積は4万2,319平米となり、公有化率は全体の7%となる予定でございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 4ヘクタール余りということでありまして、公有化率が7%ということでございます。今後の公有化を図る予定についてお伺いしたいと思います。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 今後の公有地拡大の計画についてというお話でございますが、何年度までに公有化するという具体な計画はございませんが、史跡整備を実施する範囲については、将来的に公有地化したいと考えております。これは地権者の意向もございますので、そういう時期が来ましたら検討していきたいと考えております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、同じ増山城のサイン整備工事791万4,000円が計上されておるわけでございます。
令和2年度から誘導案内看板等、順次整備されてきておりますけれども、これまでの整備された状況について、まずお伺いしたいと思います。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 これまでは、まず増山城の外回りから増山城跡に誘導するための看板を設置してまいりました。それから、今度は中の部分、場内の中での冠木門とか、あとは総合案内板、そしてそれぞれの遺構解説サイン等順次整備してきたところであります。
なお、令和6年度までに、場内の遺構解説サインの追加、また一の丸の侵入防止柵、二の丸の休憩用ベンチ、そして七曲り登山口の新たな門の設置を予定しているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 今後の整備は令和6年度までで整備していくという話を聞いたわけでございます。
増山城は越中三大山城の一つでありまして、県内には松倉城、魚津ですね。それから高岡の守山城、そして当市の増山城があるわけでございます。砺波の歴史を語るに南北朝時代に築城された、これは和田城でありますけれども、戦国時代にも歴史上名をはせた増山城であります。この城跡並び周辺の整備を図ることは大変重要なことであると考えておりますので、後世にこの史跡を残すことが大変重要であると思っておりますので、しっかりと取り組んでいただきますよう要望しておきます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 庄川美術館館の大型ブロンズ像とか、作品ですね、それから美術館の運営費について関連して質問したいと思っておりますけれども、庄川美術館の大型ブロンズ像は、庄川水記念公園の旧ソーラーカー展示室あるいは絵画、彫刻等は庄川支所の2階に移転、展示するという計画になっているわけですが、このことについて私ども総務文教常任委員会では、3月3日だったと思うんですけれども、現地視察をさせていただきました。その中で、庄川支所の2階がちょっと狭いような感じもするんですけれども、いろんな工夫はされると思うんですけれども、この点についてどのような展示等されるのか。そして、この展示に当たって、その移転計画といいますか、展示作業をどのように当たられるのか。それについてまず質問をしたいなと思っております。よろしくお願いします。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 大型ブロンズ像は旧ソーラーカー展示室に移設するということで、大きなものを6体入れるわけですけれども、屋外展示をしていく予定でありまして、エリアが確定次第、順次進めていくこととしております。
それから、絵画等につきましては、庄川支所の2階を昨年度整備して、それぞれ棚、ラックなどを作って、面積的には十分、730点余りほど移設する計画をしております。
移転計画につきましては、新年度から進めていくことと、早々から発注なり準備をしていくわけですが、中には絵画等は砺波市美術館でも常設展示を考えているところでありまして、いろいろ御意見を伺いながら準備、進捗させていきたいという計画でございます。令和5年度内で移設を完了する予定でございます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 関連して、庄川水資料館のデジタルコンテンツ事業について尋ねますけれども、庄川水資料館も2023年度に閉館して、この展示してある資料等をデジタル映像化していくと。来場者にはQRコードで読み取っていただいて、新年度事業にデジタルコンテンツ事業という形で予定されているんですけど、この15か所も計画されると書いてあるわけですけれども、このデジタル化映像に向けてどのようなものを今考えておいでなのか。
それから、デジタル化するということで、QRコードの場所ですね、これは先般の一般質問あるいは産業建設常任委員会の中でもまちづくり基本計画をつくって、皆さんの意見を聞いて進めていくということも記憶に残っているんですけれども、この基本計画についてどのように考えておられるのか、どのような計画をつくられるのか、そこらをちょっとお示し願いたいなと思っております。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 まちづくり基本計画につきましては、私どもにつきまして、まずそれまでに地域の方の意見を聞きながら、例えばこの15か所のQRコード設置箇所についても、その中に意見を聞きながら場所を選定していく必要があるかと考えております。
ちょっと前後しますが、まずデジタルコンテンツですね。これはどのような内容かということの御質問にお答えしたいと思います。
まず、庄川の水と地域の関わりや歴史、産業、そして生活文化の発展や、水防とかこういったような庄川に関する資料をデジタル化し、今回、新たにウェブを作成して、庄川水記念公園の来場者にスマートフォンやタブレットを使ってQRコードを読み込んで、水資料の新しいウェブの中での作成した資料にアクセスできるようなものを今、新たにつくることとしております。
また、この中には、今現在、生涯学習・スポーツ課で運用しております「砺波正倉」がありますが、そのサイトにも水資料に関する情報が入っておりますので、そういったものとも連携するようなものを今考えているところであります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 私、デジタル化することに反対しているわけじゃないんだけど、今見ている資料の中でも非常に目に訴えるものが幾つもあると思うんで、そこは工夫して展示するものは展示していったほうがどうかなと思うことで私は要望したいと思います。
全てをデジタル化するよりも、やっぱり既存の目で訴えていくものが、いいものがあると思いますので、そこらも工夫していただきたいと思っております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、社会体育振興助成費の困窮世帯支援費についてお伺いしたいと思っております。
今回、新しい新規事業ということで非常にこれはありがたいなと思っています。家庭事情も考慮されながら、生徒の希望に寄り添った支援であると強く認識しております。
この令和5年度から始まる地域クラブ移行に向けての、要は実施しない、部も実施しない休日に向けてのことなんですが、生徒は、今、現段階では参加する、しないというのはまだ希望制でありますので、人数のほうの確定はまだなされていない、この状況の中で、現段階の中でこの支援費が計上された。非常にありがたい制度なんです。ですが、その計上された、何らかのデータがないとこれが上がってこないんだろうなと感じております。その試算されたことにつきましてお願いいたします。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 経済的理由で就学が困難と認められる要保護、準要保護世帯の生徒を対象に、休日の部活動に参加する人数、今、確定はしていませんが、この人数に対する保険料や活動費を算出して上げたものでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 そうしましたら、今現段階でのいろんな支援をいただいている数の割合を通じて算出なされたということでございますね。
それでは、いろんな競技があります。土曜、日曜、希望する生徒が活動するに当たって、運動部もしくは文化部等々があると思うんですけれども、その生徒への配分といいますか、その辺のところはどのように考えておられますか。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 どのような配分かというのは実際まだ把握はしておりませんけれども、出てきたものに対しては、基本、平等に扱っていきたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
続きまして、砺波市野球場スコアボード改修事業設計業務委託料についてお伺いしたいなと思っております。
まずは、このスコアボードの改修に向けて予算計上されたことについて、非常に感謝申し上げたいなと思っております。
そこで、今後、この改修に向けて、基本設計を業者に委託するに当たって大まかな仕様が決められる、改修のイメージをお互いに共有されながら基本設計に移るんだろうと思うわけであります。現段階で、どのような利便性の高いスコアボードをイメージしておられるのかお伺いしたいなと思っています。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 現状のスコアボードは30年前に整備した磁気反転式タイプであります。老朽化が進み、部品調達もできないことから、例えば、災害時に野球場を救援物資の配送拠点にする際の防災情報ボードとしても活用できるなど、複合的な利用可能なLEDパネル化を考えているところでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、私も8月の定例会で一般質問させていただいた内容でございますが、汎用性の高いスコアボードとなるように、また切にお願い申し上げて質問を終わります。
○山田委員長 これで、令和5年度の当初予算の質疑を終わります。
次に、補正について2件ございますので、順次お願いしたいと思います。
神島委員。
○神島委員 保育実施委託運営費について伺います。
全国的に問題になっています園児の送迎車に置き去り防止のために、置き去り防止装置を計画されていますが、どのような装置になるのでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 装置につきましては、降車時確認式といいまして、エンジンを止めた際にメロディーが再生され、車内後方にあるボタンを押さないとメロディーが消えないということで、後ろのほうまで行って置き去り園児がいないかを確認するという、降車時確認式という装置を考えてございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 子供は未来の宝でありますので、こんな事故が起きないようにまたよろしくお願いいたします。
引き続き、スクールバス運行費について伺います。
これも今ほどと同じなんですが、置き去り防止装置が計画されていると思いますが、これは同じような装置なのか、どのような装置を考えておられるか伺います。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 教育総務課のほうで担当しますのはスクールバス等の装置なんでございますが、今、この装置につきましては国がガイドラインを定めておりまして、そのガイドラインに適合するリストをメーカーが申請して、それが順次発表されてきております。
そして、今ほどこども課のほうで申しました降車時確認式と、あともう1つ自動検知式といいまして、しばらくバスのエンジンが止まりましたら、その何分後かに動くものが車内にあった場合に感知して警報を鳴らすという、降車時確認式と自動検知式というものがありまして、それについて今ほど申しましたとおり、メーカーから順次新しいものが順番に発表されております。
そこらをどの方式がいいのかというのを、また出てきたメーカーのものを確認しまして、設置を検討してまいりたいと思います。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 人の目で後ろを確認するんじゃなくて、本当に機械で、センサーで確認することは本当に非常に重要だと思いますので、その辺も十分、どちらがいいか検討されて、本当に事故が起きないようなシステムを組まれるように、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、補正予算、換気対策備品購入費についてお伺いしたいなと思っております。
5類に移行すると言いながらも、学校環境の整備には非常に大切な予算立てかなと感じております。換気、空気の循環を促すために、サーキュレーターやCO2モニターというものを購入なされるという話を伺いました。小学校、中学校あるんですが、どこに設置するように今考えておられるのか、その辺のところお願いします。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、サーキュレーターにつきましては、各教室と職員室にそれぞれ1台の設置を予定しております。
CO2モニターにつきましては、各校に1台の設置を予定しておるものでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは改めて確認でございますが、今、CO2モニターについては各校に1台ということでございますか。この1台で効果は上がりますか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 このCO2モニターなんですが、CO2モニターはいろいろ種類がございまして、壁かけ式のものですとか据置き型とかあるんですけれども、今回設置を予定しているものは持ち運びができるような形のものを各校に1台予定しておりまして、養護教諭などが必要に応じて計測するといった形で活用してまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 各校に1台ということなんですが、例えば、教室と廊下が一体化されていない壁のないオープン教室については、場合によっては必要ないのかなと、持ち運びでいいのかなと思っておりますが、壁がある教室、御承知のとおり換気の基準、CO2は1,500ppm以下でなくてはいけないと、それ以下で換気しなさいというふうになっているわけです。
多分、常設のほうが利便性というか効率性がいいのではないかなと思っているんですが、1台だとちょっとどうかなと感じますが、いかがなものでしょうか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 壁のある教室のことにつきましては、学校の教室によって児童生徒の人数が多い学級もあれば少ない学級もあるというところでございまして、例えば、その持ち運びのもので何度か各教室を測ってみると。そうしたら、こういう条件でこういうふうに窓を開けるとこれぐらいの濃度になるんだなということが分かってくると思いますので、そういうものをいろいろ何度か測って把握することで、日頃の換気等の目安とするようにした形で活用してまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 これは要望でございますが、1台というふうに限定されず、現場の先生方の御意向をお聞きになられて、ケースによってはいろいろと柔軟に対応しなければいけない部分も出てくるのかなと感じますので、その辺のところはまた御配慮ください。
○山田委員長 ほかに質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 ほかに質疑がないようでございますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
これより付託案件を採決いたします。ただいま議題となっています議案第1号、議案第10号から議案第15号、議案第18号から議案第20号、議案第23号から議案第26号及び議案第28号、以上15件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議なしと認めます。
お諮りいたします。議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第11号 砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第12号 砺波市立美術館条例の一部改正について、議案第13号 砺波市保育所条例の一部改正について、議案第14号 砺波市児童館条例の一部改正について、議案第15号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第18号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第19号 砺波市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第20号 砺波市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第23号 財産の無償譲渡について、議案第24号 財産の無償譲渡について、議案第25号 辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第26号 砺波市過疎地域持続的発展計画の変更について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、以上、15件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○山田委員長 挙手全員であります。よって、15件の付託案件は原案のとおり可決することに決しました。
以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。
次に、要望が3件提出されております。
砺波市柳瀬1024番地47、高田ゆり子氏から、新型コロナウイルス感染対策に関する陳情書が、コドソラ代表与那城千恵美氏から、日本全体で解決すべき問題として、普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める陳情が、砺波市建設業協会から要望書が提出されておりますので御報告いたします。
次に、請願1件、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書を審査するため、委員間討議をいたしたく、暫時休憩いたします。
午前11時24分 休憩
午前11時25分 再開
○山田委員長 それでは、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、委員間討議を開始いたします。
受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、請願要旨を事務局に朗読させます。
○石黒議事調査課長 受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書。
請願者の氏名、庄川美術館・水資料館を活かす会代表林 清納氏、紹介議員境 欣吾議員。
請願の要旨、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館が2024年3月に閉館し、2024年度以降に解体されようとしています。
庄川美術館は、1989年、平成元年、庄川町出身で二紀会名誉会員であった松村外次郎氏から彫刻作品を送られたことに端を発し、県内初の町立美術館として開館しました。松村外次郎の収納作品の常設展、県、郷土ゆかりの作家の企画展、実技講座や講演会、美術に親しめる普及活動等を行われ、生涯教育の場に提供してきました。
庄川水資料館は、庄川地域が山から切り出した木材を集積し搬送する地であったことや、砺波平野の要にあって河川の管理に関わる人たちの様子や庄川の恵みを後世に伝える貴重な資料館で、木工や木彫、工芸に育んできたことなどを伝えています。
市当局は、両施設廃止の理由に雨漏りで大修理が必要としています。確かに雨漏りは修繕の必要がありますが、耐震化もされており、大修理が必要な老朽化した施設とは言えません。また、両施設とも高台にあって、高齢者や障害者が来館しにくいとも言いますが、この高台こそが四季折々の庄川峡と嵐山の絶景を楽しめるところです。
当会は、両施設の設立から34年、運営に関わった関係者の皆さんの思いや、この施設を愛し、誇りにしてきた幾多の人々の願いを受け止めて、現在の地に美術館、水資料館を存続させた庄川水記念公園の再整備を強く要望し、憲法第16条、請願法に基づき、貴職に対して下記事項を請願します。
請願項目1、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館を存続すること。2、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の機能移転計画を再検討すること。
○山田委員長 それでは、各委員の皆様から御意見を賜りたいと存じます。意見を求めます。
今藤副委員長。
○今藤副委員長 委員間討議申出者としまして、まず最初に発言をさせていただきたいと思います。
このことにつきましては、2021年の11月定例会におきまして、請願の紹介議員であります境 欣吾議員の本会議一般質問以来、幾度も幾度も議論のあったところであります。
残念な思いは持っておりますが、私はこの請願に対して反対の立場であります。
まず、今回は請願書が提出されたとのことで、総務文教常任委員会では所管の請願ということでもあり、議論する上で必要であろうと、先ほど川岸委員からもありましたように、松村外次郎記念庄川美術館と庄川水資料館、さらには一部収納場所としての庄川支所の視察を教育委員会の説明を受け、行いましたことを申し上げます。
請願項目は2つの項目から成り立っております。1つ目は、松村外次郎記念庄川美術館と庄川水資料館を存続すること。2つ目は、松村外次郎記念庄川美術館と庄川水資料館の機能移転計画を再検討することであります。
まず1つ目につきましては、砺波市公共施設再編計画の中でも両施設とも廃止となっており、時期につきましても短中期と位置づけされております。これまでの当局による答弁にもありますように、存続させるメリットよりもデメリットの大きさがあまりにも大きいからであります。2022年の2月定例会本会議におきまして、境 欣吾議員の質問の中で、御本人が「問題は改修しながらでも存続させておくべき大切な施設と位置づけるかどうかです」と発言をなさっております。私もそのとおりだと思います。まさに、そのことの判断の差が文字どおり今回の議論の要であると考えております。
時間の制約もありますので、端的に申し上げます。元来、公的な仕事は、採算性で語るものでも、費用対効果で語るものでもないという思いは持っております。例えば、僻地医療などは、公でないとできるものではありません。しかしながら、そこには物事の優先順位やバランスというものを考える必要があるのは当然のことであります。昨年の8月定例会では、「令和6年度以降、2つの施設を10年間存続させるには、最低6億5,000万円以上の経費が見込まれ、その後も維持管理に相当の費用が将来負担として必要になることを御理解いただきたいと思います」との答弁もございました。このことの財源はどうするのか、誰が負担をするのか。予算が無限でない限りは優先順位やバランスを考慮する必要があり、どんなに残念でも決断すべきと考えます。
私自身、美術工芸やものづくりに身を置いている者として、両施設が廃止されることは誠に残念ではありますが、不可避であろうと考えます。
ということであれば、当請願の2つ目の項目であります機能移転計画の再検討につきましても、再検討ではなく現在検討中であり、当然のことながら検討を行わなければならないのは明白であります。したがいまして、今回の請願には反対するものであります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 今、今藤副委員長から説明されたとおりでないかなと私は思っています。
私の意見としては、庄川美術館は平成元年、庄川水資料館については平成2年に開館して、もう両施設とも30年経過している状況にあって、例えばこの10年間を見ても、防水工事されて1,000万円以上の経費を費やしたということも聞いております。それから、これから大々的に防水工事を実施するとなると、また3,000万円以上の経費がかかるということも言われております。
それから、費用対効果を見ていった場合、両施設利用収入というのは年100万円ということも聞いておりますし、それにかかる経費は1,400万円以上ということもあり、費用対効果から見ても維持することは大変難しいのではないかなということです。
それで、教育委員会のほうは、両施設を移転して美術的な機能を生かしていきたいということも考えていますので、やっぱり現実的な機能は残るわけですので、この地で生まれた芸術文化は継承されていくのではないかなと私は思っております。
それから庄川美術館、庄川水資料館を廃止することについて、地元の自治振興会、砺波庄川まちづくり推進協議会の皆さんをはじめ住民の皆さんは、地域の新たなにぎわいと、それから砺波市と庄川地域の新たな観光拠点づくりのために、やはり庄川美術館、庄川水資料館の解体もやむなしということで、周辺整備の方針に賛成の意見が多く出されているということも聞きますので、当請願に対しては反対するものであります。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 両委員の言われたとおりかなと思っております。
先ほど質問の中で川岸委員より、3月3日に当委員会で松村外次郎庄川記念美術館並びに庄川水資料館の現地調査を行ってまいりました。雨漏り箇所や展示品も確認をさせていただきました。そしてまた、展示品の移転箇所の庄川支所の準備状況も確認をさせていただいたわけでございます。すばらしい展示品、そしてまた、歴史的にも保存すべき庄川の水の歴史といいましょうか、こういうものが多々ございました。
先ほど川岸委員の要望の中にもあったんですが、こういうものはしっかりと郷土資料館等に保存、展示すべきということであると思っておりますし、これをやっぱり広く市民に見ていただくということが大変大事であると思っております。
また、両館は建設してから30年余が経過しておりまして、公共施設再編計画では、先ほど言われましたように機能は継続、建物は中短期で廃止しておるわけでございます。今後の施設や設備の維持管理費の増嵩が見込まれ、新たな庄川エリアのにぎわいの創出及び地域活性化の核となる庄川水記念公園の再整備計画が、地元の皆さんで構成する検討委員会において、これからの時代にふさわしいリニューアルする案が、今、検討が進められており、来年度、基本実施設計の予算も計上されておることからこの請願に賛同することができません。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 今、この庄川美術館と庄川水資料館は本当に高台にあって非常に景観がよいところにあります。今後、再整備を検討された内容では、芝生の広場とか遊具を設置される予定ということで、本当に今後は子育ての世帯を含めて多くの方が来られると思います。
そういうことによって、先ほど有若委員が言われましたが、本当に庄川の活性化につながると思います。庄川の活性化ということは砺波の活性化につながると思いますし、また、松村外次郎さんの作品を屋外で展示することによって、多くの方が見ることができることによって、本当にすばらしい松村外次郎さんのことを知ってもらういい機会にもなると思いますので、そういうことに関して請願には反対です。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 私は、この松村外次郎先生、そして先生の業績や功績、並びにその庄川に対する豊かなまち、水の歴史というものを後世の方々にどのようにして残して伝えていくかということで、まずこれが市民全体の願いではないかなと思っております。
ただ、今、この機能移転のことについての再検討ということでありますが、今、当局のほうは機能は移転しますよ、そして、その業績も功績も違う角度でやっぱり考えていますという話であれば、私は将来一歩踏み出す上ではよいことかなと感じていますので、この請願については賛同できません。
○山田委員長 ほかに御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 意見も出尽くしたようでございますので、これで委員間討議を終了し、暫時休憩いたします。時間もございませんので、再開の時刻を11時43分といたしたいと思います。
午前11時40分 休憩
午前11時43分 再開
○山田委員長 それでは、委員会を再開いたします。
請願の処理についてお諮りいたします。受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、これを採択とすることに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔挙手なし〕
○山田委員長 挙手なしであります。よって、本請願は不採択と決しました。
以上で、付託並びに送付されました案件の審査を終了いたします。
(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山田委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見はございませんか。
向井委員。
○向井委員 それでは、適応指導教室「ひよどり」から、4月1日に開所されます教育支援センターの支援についてお伺いしたいなと思っております。
非常に御苦労があると思います。今年度は学校復帰ということを目的とせず、社会生活への適応とか、居場所づくりにも重点を置いて運営されてきたということをお聞きしております。
今年度、一定の効果が当然あったものと、または新たな課題もあって令和5年度に向けて引き継ぐものもあると思います。どのようなこの1年間の総括といいますか、その辺のところをまたよろしくお願いします。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 適応指導教室「ひよどり」、来年度からは教育支援センター「ひよどり」、今年度につきましては、もともと例えば教室の感じの部屋づくりをしていた、そういった形の中で子供たちの様子を見ていたんですが、やはり学校を連想したくないという児童生徒もいたものですから、リラックスできる居場所づくりも必要であるということで、その「ひよどり」の中に円テーブルを置いたり、あるいはマット、座卓、そういったものを置いて、子供たちがリラックスできる場所、そういう居場所づくりをまず施設の整備の面からも進めております。
さらには、令和4年度で初めて、これまでは、もちろんそこの生活指導員は来た児童生徒に対して対応していたんですが、生活指導員が自ら学校のほうを訪問するという事業を始めておりまして、2月末時点では約50回、希望する学校のほうに出向いております。
成果としましては、不登校傾向の児童生徒と面談ができたことで、「ひよどり」の見学につながったり、あるいは不登校傾向の児童が生活指導員と会うために登校するようになったといったよい事例もあったところでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 効果があったということで、令和5年度に向けて、今度は教育支援センターというふうに変わります。
ということで、新たな社会的自立に向けて、今年度から次年度に向けて、新しい支援体制というものも当然出てくるかなと感じておるんですが、名称の変更と併せて聞かせていただければありがたいです。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、通所されています児童生徒に対しましては、ケース会議といいまして、関係者が集まって会議をしながら支えていく仕組みがあるんですが、そこに保護者と学校だけではなくて、関係機関や教育センターあるいは専門家も含めた形で回数を増やすなど、そのケース会議の強化を図っていくことにしております。
また、学校訪問を本年度から始めましたけれども、児童生徒に加えまして、令和5年度は保護者の面談も併せて実施できないかということで、今、計画をしておるところでございます。
関係者が連携をしましてチームで子供たちを支援する体制をさらに整えまして、児童生徒が安心できる居場所づくりに、これからも努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 要望でございますが、保護者の面談もワンチームでやられるという話も、今お聞きしました。個人的には、家庭教育は全ての教育の出発点だと僕は思っています。ですから、学校関係者だけでなくて、いろんな機関だけでなくて、その家庭とチームになって子供たちのために何がいいのか、どのような支援がいいのかということを図りながら一歩一歩、すぐに解決できるものではありませんが、一歩一歩、子供たちのために進めていただければと思っております。期待しています。お願いします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 トリを務めさせていただきます。住宅用火災警報器の設置啓発について、お伺いをしたいと思います。
最近、全国で住宅火災が多発をいたしておりまして、死者が出ている惨状であります。住宅用火災警報器の設置条例から10年以上が経過をいたしておりまして、コロナ禍でもあり、なかなかこの啓発活動ができなかったわけありますけれども、住宅用火災警報器の耐用年数も、もう10年以上過ぎているものも多々あるかと思いますが、この更新、設置の啓発について、消防団の協力も得ながら進めなきゃならないと考えておりますが、これについてどのように考えておられるのかお伺いしたいと思います。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 住宅用火災警報器の設置啓発についてという御質問だったかと思いますが、警報器の耐用年数というか、10年を経過すると劣化等によってなかなか正常に作動しないおそれもあるということで、その更新であったりという部分につきまして、引き続き、特に高齢者であったりとか、老老世帯であったりとかという部分についての啓発が必要であるかという御意見であったと思います。
本市においては、平成30年、市内の鹿島地内で発生しました住宅火災をきっかけに、独り暮らし高齢者であったり、老老世帯に向けて令和元年度から火災警報器の設置というのを進めてまいりました。ただ、まもなく新型コロナウイルス感染症が発生しまして、消防団員が対面でお伺いして設置したりとか、啓発するというのがなかなか難しい環境でありました。
しかしながら、今般、少しばかり、僅かでありますが新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えてきたことから、先般、消防団分団長会議に赴きまして、地域の見守り活動を兼ねまして、いま一度、独り暮らし高齢者や老老世帯に向けて警報器の設置の確認であったり、啓発ですか、そちらのほうを依頼したところでございます。
ちょうどこれから春の火災予防期間がありますもので、その際に併せて動いていただけないかということでお願いし、今後も住宅用火災警報器の設置に努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 ほかに御質疑、御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆様はしばらくお待ちください。
○山田委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
(閉会中継続審査の申出について)
○山田委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでございました。
午前11時53分 閉会
砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。
砺波市議会総務文教常任委員会
委員長 山 田 順 子