令和5年第1回 民生病院常任委員会 臨時会 本文

1.会議の経過
 午後 2時41分 開会

(第1回臨時会付託案件の審査)
○山本委員長 ただいまより民生病院常任委員会を開会いたします。
 本日、当委員会に付託されましたのは、案件1件であります。
 これより、議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分を審査いたします。
 議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めたいと思います。よろしくお願いします。
 それでは、どうぞ。
 小西委員。
○小西委員 今回、議案第33号一般会計補正予算の中で、電力・ガス・食品等価格高騰重点支援給付金給付事業についてお伺いをしたいと思います。
 本案件については、各御家庭に郵便で申請条件を送って、その回答を受けて支給するということでお話を伺っておりますが、当然、市民税が優遇されている御家庭であったりとかは、昨年状況の中で既に把握されているわけで、そういった家庭と今年度急激に激変状況になった家庭があると考えておりますが、そういう方については連絡をしてから申請をしてやるのではなくて、こちらのほうからすぐ支給するという方法でもいいのではないかなと感じているんですが、そこのところについての考え方をお聞かせ願いたいと思います。
○山本委員長 石黒社会福祉課主幹。
○石黒社会福祉課主幹 支給対象者の把握につきましては、住民税の確定が6月でございます。その後、6月1日時点の住基情報をひもづけしてからでないと対象者を把握することはできません。
 また、住民税非課税の世帯への給付はこれまで3回行っております。前回の給付の際に、新規登録や振込先を変更された方は316名いらっしゃいます。給付者全体の13%であります。この状態で確認書の返信を待たずに給付してしまいますと、本人の意図しない口座に振り込んだり、あるいは振り込めなかったりといった混乱が起きてしまいます。
 また、受給される市民の方も、これまでと違う方法となることから不安に感じられる方も多いかとも思います。
 的確に混乱なく給付するために、これまでどおり確認書を返信していただく形で進めていきたいと考えております。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 分かりました。
 それでは、今回支給される3万円なんですが、この3万円の根拠はどういうところから来ているのか教えてください。
○山本委員長 石黒社会福祉課主幹。
○石黒社会福祉課主幹 この給付金については、臨時交付金の低所得世帯支援枠を財源としております。その交付金の算定額が1世帯当たり3万円を上限としております。それに合わせて3万円としたところであります。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 今の項目に関してですけれども、家計急変という部分というのは、これは2,830世帯のうち30世帯ということで、数字を言われたかと思うんですが、ここの部分の把握はどういうふうにされていくんですか。
○山本委員長 石黒社会福祉課主幹。
○石黒社会福祉課主幹 この周知につきましては、ホームページや市の広報などを通じてPRをいたしますが、そういった対象となられる方々については、社会福祉協議会や社会福祉課と多く関わっておられると考えております。それらの職員を通じて個別にPRをしてまいりたいと思っております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 この支払いに関して、仕組みとしては何らかのシステム部分についての改修作業も必要になってくるのかなと思っております。その部分については、どのような内容に変わっていって、ちなみにそれは幾らぐらいかかるようなものなのかはお分かりになりますか。
○山本委員長 石黒社会福祉課主幹。
○石黒社会福祉課主幹 システム改修につきましては、昨年度使用したシステムから対象者や金額、そして基準日などの変更を行ってまいります。その後、6月1日時点の住基情報などを取り込んで検証を行った後、支給対象者の抽出を行うものであります。
 システム改修については、システム改修等運用費用を合わせて800万8,000円を見込んでおります。そのほかにプリントへの出力の委託も見込んでおります。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、補正予算の新型コロナウイルス感染症関連についてお伺いしたいと思います。
 市長の提案理由の説明の中でもありましたが、5月8日から新型コロナウイルス感染症は5類感染症の位置づけとなりまして、感染時の療養期間は個人判断となり、また濃厚接触者の特定もなくなりました。感染者数の定点把握となりまして、日々の感染状況については分からない状況ではありますが、感染の危険はなくなったわけではありません。先週1週間では、前週比165人増の892人が感染したという報道もあります。
 このような中、国が今年度においてワクチン接種を無料で続けることとし、新型コロナウイルス予防接種事業費として6,836万円、ワクチン接種体制確保事業費として7,120万円を補助されるということで大変ありがたいと思っております。
 そこで、5月から8月までは65歳以上の高齢者と基礎疾患を有する方、医療従事者や介護従事者などが対象となるとのことで、市のホームページを見ましたら、本当に大変詳しくワクチン接種の概要が掲載されておりまして、クーポンの接種券の発送対象者についても本当に細かく書かれておりまして、自分はいつ発送されるのかなというのも分かりやすくなっております。
 そこで2つお伺いしたいと思うんですが、まず、ホームページの中で、まだ接種していない接種券の3回から5回目をお持ちの方はその接種券を使用してくださいと明記されておりますが、まだ使用していない接種券をお持ちの方には再度の接種券の発送はないということでしょうかというのが1点目。
 2点目としては、対象とならない方にも接種券を順次発送しますが、9月以降まで大切に保存くださいということも書いてありました。このことについてちょっと御説明いただけたらと思います。
○山本委員長 まず最初の質問について、杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 接種券は送らないです。送りませんので、既に届いている接種券を使用いただくこととなります。
○山本委員長 では、2つ目の質問について、杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 特定疾患と、あと4月等に、医療従事者ですとか高齢介護施設の従事者になった方が把握できないということから、接種券につきましてはそのままお持ちいただきまして、秋の開始接種で御使用いただくということになります。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 ちょっと違うんですね。ホームページにこのように書いてあります。オミクロン株対応ワクチンを既に接種された方には、4月下旬から6月にかけて接種券を郵送します。対象にならない方にも発送しますが、9月以降接種できますので大切に保管してくださいとあるんですが、なぜ9月以降の方に早めに発送されるのかなということをお伺いしたいと思っております。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 接種券の送付につきましては、先ほども言いましたけれども、基礎疾患を有する方、あと、4月以降に医療従事者ですとか介護施設に勤められた方が把握できないということから、昨年秋に接種を打たれた方について、65歳未満の方も全てに対して把握ができないことから接種券を送付しております。
 ということで、この接種券につきましては、今回春接種で該当とならなかった方につきましてはお手元にありますので、その接種券を持って秋開始の接種を受けていただくということになります。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 今ほどの説明でしたら、65歳未満の方にも発送されるので、9月までお持ちくださいという言い方だったと思ったんですが、それでいいんですか。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 そのとおりでございます。65歳未満の方にも送付をしております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 そこで、今ほど聞きましたら、使用していない接種券をお持ちの方には再度発送しないとおっしゃいましたね。それで、例えば私もそういう者なんですが、新型コロナウイルス感染症にかかったので第5回目の接種をしないまま現状に至っているわけで、5回目の接種券は持っております。だけど、私以外の中にもそういう状態になった方たちが、もう要らんわと思って、もしかしたらその新型コロナウイルス感染症の接種券をなくしてしまわれたりしている場合もあるのではないかなと思うんですが、そのような場合の対応についてお聞かせください。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 接種券をなくされた方には再交付をいたしますので、身分証明書等をお持ちになって健康センターまでお越しいただくこととなります。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでしたら、それをしっかりホームページにも明記していただきたいなと思っております。私、ホームページを一生懸命見ておりましたけれども、接種券をなくした方は、どうぞ健康センターのほうに電話したら接種できますよということが見つけられなかったので、しっかり周知徹底、その点で図っていただきたいと思います。
 そこで、次なんですが、そのホームページ上には今ワクチン接種できる市内の指定医療機関が明記してあります。現在は集団接種会場は行っておられないわけなんですけれども、補正予算を見ますと集団接種に係る費用も計上してありますので、今後、集団接種会場を開設する計画というか考え方についてお聞かせいただけたらと思います。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 9月から12月に予定しております秋開始接種は5歳以上の方が対象となりますが、現在のところ、国から具体的な接種時期や接種するワクチンなどが示されていないことから、今後、集団接種の有無や開始時期につきまして、砺波医師会や関係機関と協議しながら決定をいたします。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 やはり接種状況を見てからの判断になるとは思いますが、集団接種会場は土日に開設されるということで、働いている方々にとっては利便性もよくなるのかなということと、病院ではないので他の病気に感染する心配もないということもあったりしますので、進めていただけたらと思っております。
 また、無料の接種が続いて本当にありがたいのですが、この無料接種が続きますよう、また国のほうに働きかけていただいたらありがたいかなと思っております。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 今、大楠副委員長の言われましたこと、またホームページへの反映等しっかりしてまいりたいと思います。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費7,100万円について、お伺いしたいと思います。
 体制の確保ということなんですけれども、まず、健康管理システムの改修委託とかあるわけですけれども、そういった部分というのは何の改修をされるということで今行われる予定なんでしょうか。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 6回目の追加接種に伴う健康管理システムの改修と、あと、ワクチン接種記録システム、いわゆるVRSと言われるものの改修を行います。
 具体的には健康管理システムの改修といたしまして、接種券の様式変更や予防接種台帳への登録、集計表の変更、また、接種済み証の発行等の機能を追加いたします。
 また、健康管理システムの改修によりまして、VRSのシステムへ出力するための連携機能につきましても今回改修をするものであります。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 VRSシステムという言葉が頻繁に聞かれましたけれども、VRSシステムというのはどういうシステムのことを指すのでしょうか。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 これは国が所有しておりますワクチン接種記録システムというものに当たります。ワクチンの受診の管理をしているものであります。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 ワクチン接種というのは、数多くしたほうがいいのではないかと個人的には思っているんですけれども、接種の対象者の方で無料で接種できるという部分がすごく大事になるのではないかなと思っております。そういった期間を延ばすとか、そんな話というのは今後出てくるのでしょうか。今もあるのでしょうか。
○山本委員長 杉本健康センター所長。
○杉本健康センター所長 現在の延長となっておりますのは、令和6年3月31日までということでお聞きしておりまして、それ以上の延期は今のところ聞いておりません。
○山本委員長 ほかにございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山本委員長 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で民生病院常任委員会の審査を終了いたします。

○山本委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようでございますので、そのように決定させていただきます。
 以上で民生病院常任委員会を閉会いたします。
 皆様、どうも御苦労さまでした。

 午後 3時03分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   山 本 善 郎