1.会議の経過
午前10時00分 開会
(2月定例会付託案件の審査)
○大楠委員長 ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件9件であります。
これより、議案第2号 令和6年度砺波市一般会計予算所管部分外8件について審査をいたします。
なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
それでは発言される方はどうぞ。
今藤委員。
○今藤委員 文書収発管理費1,216万7,000円についてお伺いします。
議案説明会でも、今年の秋には郵便料金が値上がりすると、その料金の節約と事務手続の簡略化を目指すために必要でありますという説明があったところです。
私も調べてみました。そうしましたら、秋頃に郵便料金の値上げが予定されている定型の封書25グラム以下が84円から110円と31%の値上げ、同じく定型の封書50グラム以下が94円から110円への17%の値上げ、そして、はがきが63円から85円への35%の値上げと、それぞれ大幅な値上げとなる予定であることが分かりました。やはりおっしゃるように、少しでも郵便料金の節約であるとか事務手続の簡略化を目指さなければならないということには賛同するものであります。
郵便区内特別郵便物の利用で、同一差出人から同時に100通以上差し出すことや、同一区内での配達することなどの条件を満たすことで、格安な郵便料金の適用を受けられるとのことであります。
そこで、これまでとは異なり、具体的にはどのような郵便物の発送業務になるのか、併せまして、郵便料金計器運用のレンタル機器を導入することで、期待される事務量の軽減や内訳票不要などによるペーパーレスの効果の見込みなどについて、お聞かせいただきたい。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 まず、どのような発送業務になるかということでございます。
これまで、各課において封書等の重さを量り、郵便物差出票というものを作成し、総務課で再度取りまとめしておりました。今後は、各課から封書等をじかに持って来ていただき計器を通すことで自動で重さを量るとともに通数も管理し、合算がスムーズに行うことができるものです。
これを入れることによる効果ですが、1つ目には、各課での郵便分類業務が減り、また、総務課で取りまとめていた業務について、この機械により取りまとめることで業務量の削減ができると思っております。
2つ目には、現在も行っていますが、市内郵便等を多量にまとめて発送することで適用できる郵便料の割引についても、機械を使うことでよりスムーズにできると考えています。
あと、ペーパーレスのお話もありますが、今は、各課からペーパーによる郵便物差出票というものを出してもらっています。これにつきましては、計器により、そういうものを出さない形になりますのでペーパーレスの効果も期待できると思っております。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 先ほど、私から説明したつもりですけど、100通以上を同一差出人からであれば、割引を受けるために、例えば週に1回とか2回とか曜日を限定して、100通以上ためてから発送するのはどうなのかについては、お聞かせ願えますか。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 現在、令和6年1月1日からこういうことも想定し、月、水、金の週3回をなるべく合わせる形で発送日をまとめています。ただし、必要であれば火、木についても発送できる形を取っているものです。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 やはりそうやってまとめていただいて、少しでも割安になる努力をお願いしたいと思います。
2つ目になります。
郵便物に係る経費を抑制するには、連絡手段としての郵便物の絶対量の削減ということも配慮すべきだと私は考えております。全ての案内や通知が替えられるものではないとは思うんですが、より安価に効率的にということであれば、例えばメールであるとかSNS、それからホームページの利用などの思い切った導入ということも考えていかなくてはならないと考えておりますが、どうでしょうか。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 これまで郵便で対応してきた書類につきましては、メール等により対応できないか、今後、全庁的にも検討してまいります。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 では、私から、事業アドバイザー委託料500万円について伺います。
これは、各課の事業提案に対してアドバイザーを配置するということでしたが、アドバイザーはどの事業に配置されるのか、また、どのような方にお願いするのか伺いたいと思います。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 各課からの事業提案のうち、特に専門的知識が必要となる事業、事業の充実や拡充とか、より効果的な事業展開の構築など、そういった事業に対して配置することを考えており、事業内容にもよりますが、これは個人に関わらず、企業とか団体等も対象として適切なアドバイザーを選定していきたいと考えております。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 では、契約は年契約なのか、それとも1事業終わるごとに契約されるのか、どんな感じでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 基本的には1件当たりということ、あと、年間契約で年度内の契約を基本で考えております。事業の内容によって年度内完了が見込めない場合は、翌年度への繰越しをする場合もあると考えております。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 確認ですが、500万円ということは1件当たり500万円という考えでよろしいでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 金額については事業内容によって異なりますので、一概に1件とは言えませんが、見込みとしては2件から3件程度のアドバイザー配置ということで考えております。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 事業をよりよく結ぶためにはやっぱり専門のアドバイザーが必要だと思いますので、効果を出して、次年度以降もそういったアドバイザー契約ができるように取り組んでいってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 私からは、縁結び交流事業について質問いたします。
砺波市のホームページのAIチャットボットに「婚活」と2文字を打ち込みますと、3択が出てきました。「今年こそは結婚したい」、「人生の節目に記念樹をプレゼント」、「戸籍、住所登録云々」というのが3つあります。「今年こそは結婚したい」を選択しますと、「いいですね、砺波市も応援します」と、「結婚・婚活に関するイベント情報など、となみでkoiしようにまとめていますので、御覧いただき云々」と書かれて、最後に「よい出会いがありますように」と書かれております。これは非常に応援されている感があっていいなと感じました。
婚活については、議会報告会の場でも市民の方から婚活事業の推進が要望されております。ただ、今回、僅かなんですけれども、4万円ほど前年に比べて予算が減少しておりました。この理由についてまず、お聞かせください。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 基本的に、予算については本年度の予算の内容と大きくは新年度予算も変わっておりませんが、本年度の事業を実施する中で、より効果的な事業となるように実施方法等を見直したということから、予算総額としては若干の減少があったということです。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 民間事業者の方が入られまして、いろいろないい婚活のやり方を提案しているという話も伺っております。こうやって民間の力を活用していかれる、餅は餅屋じゃないですけれども、いいのかなと感じております。
地域での婚活イベントに対する予算も計上されておりますが、実際、地域での婚活イベントの開催というのはどのぐらい見込んでいるのか、お答えください。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今の婚活事業支援事業補助金については一応2件。10万円掛ける2件ということで20万円を見込んでおります。あと、今年度の申請件数は1件でございまして、栴檀山公民館は報道にもされておりましたが、その実績がございます。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 1件ということだったんですが、いろいろ相談はあるけれども、なかなか地域での開催につながっていないというお話もありました。地域で実際どうされるかということになるとは思うんですが、また、そうした相談にぜひ応えていっていただきたいと思います。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 私からは、市営バス運行業務委託料についての質問をさせていただきます。
この市営バス運行業務委託料につきましては、昨年の予算よりも3,297万円の減額となっております。これは路線数の変更と便数の減少が要因として考えられ、市営バスについては現在の8路線から5路線に整理され、運行のルートも見直しが行われています。路線数が減るということは、今まで運行されていた場所に公共交通が通らなくなるということで、一見するとマイナスのイメージとなりますが、利用がほぼないということでの整理であると伺っております。また、廃止となった停留所もこれに併せて出てきております。
路線の減少に至った背景、そして、路線減少による利用者への影響はどのように想定されていますか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 基本的に、市の地域公共交通計画の基本方針として、持続可能な地域交通ネットワークの構築というものを掲げております。チョイソコとなみの導入と市営バスの路線の再編を併せて実施することで、公共交通の最適化を目指すものです。
今ほどありましたように、日中の市営バスは減便ということになりますが、その分、日中の移動はチョイソコとなみを利用していただくということで、チョイソコとなみの運行をしない朝夕は市営バスということで、双方のすみ分けを図っていくものです。また、日中の市営バスを利用されていた方には、日中の市営バスがなくなるということで、その方につきましてはチョイソコとなみの利用促進を図ることにより、交通弱者の生活支援、足を確保していくことで考えております。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 チョイソコとなみと市営バスとの共存ということでのすみ分けということです。となったら、チョイソコとなみの利用というものがすごく普及していかないと、今まで利用されていた方にとっては不便さが出るかと思います。そもそも日中の市営バスはどれぐらいの利用があった中で、このようなすみ分けに結びついていったんでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今ほどの質問をもう一度お願いしてよろしいですか。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 チョイソコとなみとのすみ分けということで、日中走っていた市営バスがもう必要ないということであるのは、市営バスの路線とチョイソコとなみの時間が決まっており、チョイソコとなみとのすみ分けという部分について、これが、例えばチョイソコとなみであれば、ある程度の時間の融通が利くと思うのですが、市営バスとチョイソコとなみとのすみ分けについての考え方をお聞かせください。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 基本的に日中の市営バスの利用については、路線によっても違いますが、1便当たり1人とか2人程度であったわけです。
今、日中はチョイソコとなみということで、これはオンデマンドですから、自宅まで迎えに来てくれる、目的地まで行ってくれるという利便性の向上を図られたものですから、これまで市営バスを利用されていた方もチョイソコとなみに移行して利用していただくこともありますし、今まで市営バスを利用されていなかった方も、自宅まで迎えに来てくれるという利便性の向上がありますので、日中のほうのチョイソコとなみで病院の通院とか、買物へ行きやすくなるということで、そういう意味で日中はチョイソコとなみにするということでございます。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 市営バスの便数は、現在、夏24便、冬26便あります。4月からは大幅な見直しで、5路線のうち4路線が朝と夕方の便だけを運行する内容となっています。この中で唯一庄川線のみが、朝と夕方に加えて日中走る便が2便用意されています。便数としては13便、ほぼ朝夕の11便がメインということになっております。
今回、市営バスの運行本数を朝夕の1便とされたのは、先ほどのチョイソコとなみとのすみ分けもあって朝と夕に集中するということだと思いますが、この1便ずつということを今始めるわけです。これで足りるのかという部分と、もし利用者が増えそうなことがあれば、今後、この朝の便とかの増便も考えられるのかについてお伺いいたします。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 市営バスの朝夕の1便の考え方につきましては、基本的に、今回は高校生を中心とした通学をメインターゲットとしておりますので、朝の便については、7時半前後のJR城端線の運行ダイヤに合わせました。これは、一番多く朝の通学で利用される便としてちょうどあったものということです。
それから、各路線の夕方の便については、高校生の帰宅も見据えて運行を想定しておりますが、学校のカリキュラムとか部活動の状況によって、帰りの時間は早い時間帯から夜遅くまでかなり分散するものですから、それを市営バスで全てをカバーするのは難しいので、一番帰りのJR城端線の利用が多い5時前後のJR城端線の運行ダイヤにしたということです。また、それ以降の遅い時間帯においては、現在、仕事を終えられた保護者の送迎というか、お迎えが結構メインとなっておりますので、そういったところは市営バスではカバーしないというところです。
あと、今後の増便という話もありましたが、まず、4月からのダイヤ改正で運行してみて、利用状況を見ながらということになりますが、その辺りはその利用状況を見て、バスもマイクロから中型までのバスがありますので、もしも劇的に増える路線があれば車両の入替え等で対応していくということで考えております。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 ぜひ多くの方に利用していただきまして、マイクロから中型へということになればと思います。
次に、3番目の質問をさせていただきますが、この市営バスの運行本数や時間になったというのは、先ほども変更の話がありましたが、毎年変えていくことも可能だということでよろしいですか。その時々の状況に応じたタイムリーな運行ができれば一番いいのではと思いましたが、そうでなければ、設定した時間で1年間やることになり、空の便を運ぶことにもつながるんですが、そういったことを避けるためにも、例えばその便は休便にするとか、そういったことはできるものなのでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 まず、4月からの運行状況を見ながらになりますが、この運行本数、例えば運行ダイヤ、それから停留所の場所も含めて1年の運行状況を見ながら、これは毎年変更することは一応可能です。その辺りは今後の運行状況を見ながら適宜、柔軟に変更も検討していくことになります。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 4つ目に、市営バスの片道定期券というのが導入されるとアナウンスされています。今までのところで、これに対する反応とか問合せはどれほどあるものでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 片道定期券の反応ですが、まだ始まっていない段階でちょっと反応はなかなか見えづらいんですが、これまで各地区の説明会とか窓口、広報となみ、ホームページにも出していますので、それによる電話等の問合せでは、例えば小学生の保護者からは、片道定期券はいいねという声も若干いただいております。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 保護者の送り迎えとの絡みで片道定期券が設けられたとも考えます。こういったものの活用によってさらに乗客が増えればいいなと思いますので、この部分のアナウンスをまた積極的にされたらいいのではないかなと思います。意見でした。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 私も、デマンド型交通運行費について質問いたします。
先日、チョイソコ通信Vol.1が届きました。以前、当局側の説明にもこうした通信を出していくという、以前の委員会での話がありましたが、今後、このチョイソコ通信はどのぐらいの頻度で出される予定か、まずお聞かせください。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今後は、来年度、年間2回の発行を予定しております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 年間2回ということです。このチョイソコ通信の発送コストなんですけれども、登録者全員にこれを発送したと思います。ありがたいことに登録者が1,300名を超えております。ただ、登録者数が1,300名で、利用されている方が全員ではないとは思うんですが、今後、増えていくかもしれないこの発送コストをどういうふうに考えていかれるのかなということです。
例えば、チョイソコ通信の中にウチマチサポーターなど企業の広告枠なんかを設けまして、そうしたコストをサポートしてもらえるような考えがあるかどうかお聞かせください。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今ほどのチョイソコ通信の関係もあるんですが、今、広告枠ということです。
基本的には、今、ウチマチサポーターになっていただいている店舗等に、次年度以降、ウチマチサポーターを有料化していく中で、チョイソコ通信での広告掲載とか、それからホームページでの例えばPRの広告とか、そういったことも含めたウチマチサポーターの協賛制度も検討してまいりたいと考えております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 協賛制度ということなんですけれども、諸収入の見込みが120万円で計上されていたかと思いますが、有料でも120件程度は残ってもらえるんじゃないかとお考えかどうかお聞かせください。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今回は協賛金の金額が決まっていない段階での予算ですので、今のところ他市の協賛金を超えない範囲でということで、予算上、仮に1件当たり月額2,000円で今は想定をしていまして、150件程度今あるウチマチサポーターのうち100件程度は残られるかなと考えており、あと、それを半年の6か月ということで120万円としておりますが、この協賛の金額についてはあくまで予算上の見込みですので、これから検討して決めていくということになります。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 今ほどの話の中にもありましたけれども、例えばスーパーとかですと、今は小矢部市でもチョイソコおやべをしていらっしゃいますが、同じようなお店が砺波市にもあって、停留所をするときに金額はどうするこうするという話になったら、やっぱり今のお話のように合わせていったりとか、相談されたりすることも必要なのかなとは思いました。
やっぱり有料でもウチマチサポーターを続けたいと思ってもらえるような働きかけというのが必要かと思うんですが、今お話があった金額を変えたりとかという形で対応されることでよかったでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 他市では小矢部市が一番近くではあるんですけれども、他市を参考にし、他市の協賛金額を超えるということはまず考えられませんし、また、店舗の中には両市を股にかけてといいますか、両方でウチマチサポーターになっている店舗もありますので、金額に大きな差をつけることはなかなか得策ではないとは思っております。また今後、業種とか職種、規模の違いによって区別する場合は、その判断基準というのを決めないといけないので、この辺は検討が必要になります。
あと、ウチマチサポーターを継続してもらうような促進策については、ウチマチサポーター協賛金を決定後、現在サポーター登録されている店舗に対しては、令和6年、今年の10月から継続についての照会を行いますので、その際に継続していただけるようなPRとかメリット、そういった情報も併せて周知をしていきたいと考えております。また、特に利用者実績が多い店舗等には直接的な継続も働きかけてまいりたいと思います。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 このチョイソコとなみが、先日、新聞にも出ておりましたけれども、回数券の話でございます。代表質問の答弁の中にもありましたが、ガバメントクラウドファンディングで、チョイソコとなみのさらなる利便性向上を図るとし、これはホームページにも出ておりました。募集はふるさとチョイスのガバメントクラウドファンディング公式サイトを通じて行うもので、返礼品として利用回数券が届くということだったと思います。
サイトの下に、市民が寄附されても返礼品は届きませんとされており、あくまでふるさと砺波市に住む御親族に送っていただけたらということで、この私の考えというか見方は合っておりますか、確認です。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今おっしゃったとおりです。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 実は新聞を見て、もしかしたら市民の方はどうなるのかなと思ったのでちょっと確認させていただきました。ガバメントクラウドファンディングで親族の方にぜひ使ってねということで、送っていただいた際に、例えば、利用者登録をその方がしていなかったら使えないということでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 おっしゃるとおりで、会員登録は必須です。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 送る際には、利用登録してくださいねというのも併せてぜひお伝えいただきたいと思います。
あわせて、市民の方はこの回数券をいつ、どのような形で購入することができるのでしょうか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 市民の方には4月1日から、250円券の12枚つづり、3,000円の額面ですけど、2,500円で販売ということになります。
実際にどこで販売するかなんですが、現在、市営バス回数券を販売している店舗等ということなります。例えば、市役所で言えば市民生活課や庄川支所、市立砺波総合病院とか、イオンモールとなみなどで販売ということになります。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 今回の広報となみのほうに、チョイソコ通信にも書かれておりましたけれども、チョイソコとなみを使ったイベントが告知されておりました。チョイソコとなみの利用促進ですとか、登録の仕方を教えてもらえるイベントにもなると伺っております。
今後、こうした利用促進ですとか、登録促進のイベントを考えていらっしゃいますか。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 このイベントにつきましては年間2回の予定で、次年度以降も予定しております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 変わりまして、新市20周年事業について質問させていただきます。
LINEのスタンプの作成と出ておりました。このLINEのスタンプですけれども、誰がどのようなデザインをされる予定なのか、もう決まっているのかを教えていただきたいと思います。
○大楠委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今回作成するLINEスタンプにつきましては、チューリ君とリップちゃんのLINEスタンプを予定しております。新市20周年をもじったものと、あと、いつでも使える砺波市をかわいくPRできるものを作成する予定としております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 そのLINEのスタンプですけれども、LINEのスタンプはいろいろありまして、有料で購入していただく場合と無料で配布する場合があります。有料か無料か、そして期間限定というのもあるのですが、その辺りはどうなっているのか教えてください。
○大楠委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今回制作します公式LINEのほうは、有料スタンプとして販売する予定にしております。販売期間につきましては、新市20周年記念イヤーである令和6年度いっぱいを予定しております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 LINEスタンプについて伺いました。
また、砺波っ子の夢パネルというのも新市20周年の事業の中にありますけれども、この砺波っ子の夢パネルの事業の趣旨はどんなものであるか伺います。
○大楠委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 この事業は、新砺波市誕生20周年をみんなでお祝いする目的のものです。大人だけでなく子供たちにも新砺波市誕生20周年を実感していただいて、お祝いしてもらいたいと考えております。
そこで、子供が集まるイベントとしまして、8月に行われる出町児童センターまつりや、10月に行われます庄川地域の児童館まつりのイベントを活用しまして、イベント会場の一角にブースを設け、シール使用のメッセージカードが貼れるパネルを用意し、そこで、大人になったら何なりたいとか、こんな砺波市にしてほしいとか、砺波っ子の夢や希望を書いてもらう予定にしております。また、メッセージカードを貼り付けてもらったパネルは、市役所や砺波市立図書館のほか、イオンモールとなみなどで巡回展示して、広く市民の方に見てもらいたいと考えております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 いろんな方にぜひ子供たちの思いを見ていただきたいなと私も感じます。
ただ、8月と10月のイベントに来た子供たちには書くチャンスがあると思うんですが、市内の子供たち全員に書いてもらうことは考えられませんでしょうか。
○大楠委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今のところですが、センターまつりとか児童館まつりの参加者は例年150人程度いらっしゃるんですけど、対象を大体200人で予算を見込んでおります。全員にというのはなかなか難しいのかなと考えているんですけど、夢や希望を書いてくれた子供たちには新砺波市誕生20周年を実感してもらうということで、シンボルマークとかお祝いメッセージのシールを貼り付けたお菓子等をプレゼントして、みんなに書いてもらいたいと思っております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 お話を伺っていて何かわくわくしてきましたので、予算もありますけれども、子供たちがいっぱい参加してくれたらと思います。子供たちがいろいろ思っていることを聞いていく場面というのは、この後、必要になると思います。
富山県美術館で、出町中学校の生徒が、砺波市にあったらいいなと思うベンチですとか公園のデザインとか、いろいろ考えていらっしゃいました。なかなか言葉にできない子はデザインにしたりとかいろいろやり方があると思います。ぜひ、未来の子供たちの声をたくさん拾えるチャンスをつくっていただきたいと思います。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 地域防災力向上支援事業費330万円についてお尋ねいたします。
今回、新たに県からの補助金があり、市内全地区の自主防災組織に資機材を整備する補助金を交付されるとのことですが、今回、令和6年度に予定されている6地区の選定についてはどのように決定をされたのか、また併せまして、今後の交付順番をどのように決定していくのかお聞かせください。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 今回、県の補助を活用して6地区への補助金を予算計上し、今後支援していく計画としております。
6地区についての支援の順番につきましては、令和5年度まで全地区に補助してございます。その順番を考慮しながら計画的な補助を考えています。また、より早い支援の検討も必要であることから、県の補助ですので県に補助件数を増やすことができるかを確認し、可能であれば補正での対応も考えてまいります。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 では続きまして、新規事業の「防災となみ」改訂版作成費142万5,000円についてお尋ねいたします。
今年は正月から大きな地震があり、2か月以上経過した本日に至っても、報道されない日はないという状況が続いております。比較的災害の少ないと言われてきた砺波市や富山県でありますが、自分事として災害を捉える機会になったものであろうと思われます。
さて、今回の「防災となみ」改訂版の作成についてですが、まず、今回の改訂版を作られる目的についてお聞かせください。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 今回の「防災となみ」改訂につきましては、前回が平成30年度でございまして、避難情報等の見直しや、新たに掲載すべき情報の追加または今回の能登半島地震の経験を踏まえて改訂を行いたいと考えているものです。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 今回の改訂版では日本語版だけではなくて、英語版も予定されているとお聞きしました。具体的にそれぞれ何冊ずつ作られて、どのような使い方を想定されているのか、また、外国語版に英語を選択された理由についてもお聞かせください。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 まず冊数ですが、日本語版につきましては1万9,000冊、英語版につきましては500冊を予定しております。
どのようにという形ですが、配布につきましては、日本語版は各世帯へ配布、英語版は窓口に来られた方あるいは転入して来られた方々へ配布していきたいと考えております。
なぜ英語という質問ですが、一般的に多国籍で話しをする場合には英語を使う場合が多く、また、海外でも外国語教育としては英語教育が実施されている国が多いことから英語を選択したものです。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 今ほどの理由は理由としてよく分かるんですが、手元に本年1月9日現在の砺波市内在住の外国人の人数の表を持っているんですが、これはあくまでも暫定値ですが、ある程度信頼性のある数字であるのは間違いありません。全体で728名の在日外国人の方がおられるとあります。ネーティブで英語を話される米国、英国、カナダ人は合計11名と全体の1.51%となっています。一方で、例えば中国と台湾を足しますと174名で全体の23.9%となります。
実際には同じ中国語でも違うとかいろいろな理由もありますし、識字率であるとか母国語以外の習熟率も関係してくる話で、一概に何がどうだという言い方をするつもりはありませんが、今回は国際的な共通言語としての英語を採用される結論に至ったのだと理解はいたします。ただ、そうであるとすれば、せっかく英語版を出されるのであれば、例えば教育委員会とタイアップをされて、英語教材の副読本としての利用というものも考えれば、1つとすれば英語の学習、それからもう一つとすれば砺波市内の防災知識、両方一遍に、いわゆる1粒で2度おいしいということになったのではないかなと感じるものなんです。今後とも効率のよい施策の充実ということで、1つの仕事だからこの1つの施策ということではなしに、いろいろなことを立体的に考えられて、いろんな相乗効果が上がるような施策を考えていただくように要望をいたします。答弁は要りません。要望でございます。
それでは続いて、救急安心センター事業#7119の29万2,000円についてお伺いいたします。
急な病気やけがなどで、救急車を呼んだほうがいいのか、それとも病院に駆け込んだほうがいいのかと迷ったときの相談窓口として、全国統一の番号#7119にダイヤルをすれば、専門家からのアドバイスを受けられる仕組みであるという説明をお聞きいたしました。地域の限られた医療資源である救急車の有効活用ですとか、逆に潜在的な重症者の発見にもつながると期待をしております。
運用開始は本年の5月からと聞いていますが、この番号には、例えば、過去にはスマートフォンから0120がかからなかったり、050で始まる発信ができなかったりとかいうことがあったと思うんですけれども、今回は、例えば固定電話であるとか、スマートフォン、携帯電話などの区別なく利用ができるのかどうなのか、そしてまた、これまでは市立砺波総合病院の救急に電話して相談するといった事例もあったようにお聞きしていますが、これが採用されることによって今後はそのことができなくなるのかどうなのか、まずお聞かせいただきたいと思います。
○大楠委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 まず、本事業は県が令和6年度に行う事業であり、現在、県議会において予算案が審議中のため事業の詳細は確定はしておりませんが、#7119番は、スマートフォンを含む携帯電話及びプッシュ回線の固定電話から利用できると県の担当者から伺っております。
また、市立砺波総合病院につきましては、救急安心センターの運用開始以降も、従来から実施されている相談体制に変更はございません。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 大変いい施策の一つと私は感じているんですが、運営に関しては県下全域での実施と聞いております。救急のことでもあり、受付時間が限定されているのかどうなのかということも大変気になります。また併せて、事業の経費負担は砺波市としてどのようになるのか、県全体ということであれば当然事業負担というのが出てきてこの予算立てになっていると思うんですけれども、その内訳についてもお聞かせください。
○大楠委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 受付時間につきましては、平日、土曜日、日祝日で分かれております。
まず平日です。平日は午後7時から翌朝の9時まで、土曜日が午後1時から翌朝の9時まで、日曜祝日が午前9時から翌朝の9時までの24時間対応になると伺っております。
次に、経費負担につきまして、全体事業費1,200万円のうち半額を県が負担いたします。あとの半額が市町村の負担であります。市町村の負担割合につきましては、標準財政規模により案分をされております。
○大楠委員長 今藤委員。
○今藤委員 せっかくの救急に対する事業で、受付時間がやっぱり限定されているのは大変残念であると思います。もちろん様々な要因があって一概にいつでもと、24時間対応というのも困難な部分もあるのかもしれませんが、将来的にはぜひ24時間、救急のことだけを受付していただけるように働きかけをお願いしたいと思います。
せっかくの制度ですので、市民の皆さんにもしっかりと周知されるべきだと私は考えております。周知方法につきましては、どのように考えておられるのかお聞かせください。
○大楠委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 本事業は県が実施するため、県及び県内市町村が協力し、県民に周知していくことになります。
県では、広報物品として、ポスター、パンフレット、マグネットシールを作成し、県内市町村、医療機関、高齢者福祉施設及び消防本部への配布、また、インターネット広告の作成配信、新聞、テレビ、ラジオによる広報が予定されております。
市といたしましては、県と連携し、効果的な広報に努めてまいりたいと考えております。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 私からは、学校規模適正化検討事業についての質問をさせていただきます。
この事業では58万円という金額が上がっており、これは代表質問の答弁に地域、保護者から成る委員会を設けて3回の協議会や視察を重ねており、そして必要に応じて、地域や保護者を中心に広く情報を提供し、御意見も伺いながら協議するとありました。令和6年度末までにこの答申が出る予定と伺っております。地域や保護者の意見、砺波市に魅力を感じて移住してきた人々の意見、これから子育てが訪れる若者の意見、市民それぞれに思いがあるはずです。答申の前にこういったものを拾い上げていくことがとても重要と考えます。
これらのことについてどのように動いていかれるか、教育総務課長にお伺いいたします。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、現在設けております、砺波市立学校規模適正化検討委員会にも地域の代表の方とかPTAの関係者、それから学校関係者、商工業の関係者の方々に参加をいただいているところでございます。
また、これまで市の教育委員会では、市内の全地区の自治振興会、それから市のPTAの連絡協議会、そのほかの御希望のありましたPTAの庄東小学校とか庄川中学校の役員会などにも出向きまして、この学校規模適正化検討事業について御説明をし、御意見、御提言などをいただいております。
新年度におきましても、必要に応じまして、地域、保護者の皆さんを中心に広く情報を提供し御意見など伺って、それらの御意見をその砺波市立学校規模適正化検討委員会にお伝えすることで、生徒にとってよりよい教育環境となるような検討を進めていただきたいと考えております。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 様々な意見を聞きまして活用していく、よりよいものに仕上げていくということはとても重要なことであります。また、答申後には地域に対しての丁寧な説明も必要になり、綿密に進めていただきたいと思います。これは要望です。
続けて、海外留学支援奨学金給付事業について、お伺いいたします。
市では、令和6年度から新たに海外留学支援奨学金を実施したいということで上がっております。山本篤史議員の質問の答弁もありましたけれども、海外の高等学校または大学等で、おおむね1年以上の就学課程を履修する方を対象としているということで答弁があったところであります。
この留学の期間や留学先についてどのように考えておられますか。教育総務課長の答弁を求めます。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 これは御寄附を頂いて実施する事業なんですが、御寄附いただきました篤志家の方の思いとしましては、青少年が国際社会で活躍できる人材となることを期待しているという御趣旨です。そのために、留学というのは短期じゃなくてある程度の期間が必要という思いでした。それで、今回はおおむね1年以上という期間にしているものです。
また、留学先につきましては、海外の留学ということでありまして国等の指定はないものです。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 1年間の留学となりますと、留学に関する費用も高くなっていくものと思われます。今回の1人50万円の額というのは、どのように考えての設定なのでしょうか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、全国的に見ましても、海外留学の奨学金を行っている自治体自体そんなに多くはありません。そして、その奨学金の額を比較しましても、そんなに少ないものではないと考えております。また、実は海外留学の奨学金、ほかの自治体では貸与型としているところもあるんですが、今回の当市は給付型ということにしております。さらに、ほかの海外留学の奨学金との重複の受給も制限していません。
ぜひ、海外で勉強を頑張ってみたいと思われる青少年の方々、1人でも多く、夢やチャンスをつかむきっかけになればと期待しているものです。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 もう一つの質問は、この制度について周知というのは、中学、高校までとか何か決まりはありますか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 年齢的には15歳以上25歳以下の方を対象にしておりますので、高校や大学を卒業されてすぐの方を考えているところでございます。
そして、市の広報となみの3月号に掲載させていただきましたし、市ホームページあるいは関係するような高校等にも案内をしたいと考えております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 私からは、学習用デジタル教科書導入事業について伺います。
こちらは、今回、国語のデジタル教科書を導入、小学校ということですが、中学校の国語の教科書はデジタル化の予定はありますでしょうか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 令和6年度に小学校の教科書の改訂がありまして、このタイミングで、今回は小学校の国語のデジタル教科書を考えているものです。
中学校については、令和6年度には今のところ予定はありませんが、中学校の教科書の改訂は令和7年度の予定となっております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 昨年、当委員会で、兵庫県の小野市に視察に行ってまいりました。その際に、デジタル教科書を使用しない方向に再変更されたというお話も伺っております。
デジタル教科書は手元に集中しがちであるとか、視力の問題などが懸念されております。学校側においても、児童や生徒の体に負担がかからないような適切な使用を意識させていただきたいと思うんですけれども、例えば、今、英語であったり、数学、算数、国語も、今、入りますが、そのほかの教科書でデジタル化する考えはありますでしょうか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今年度は英語と算数、数学が半数、英語は全学年入っています。新年度は国語ということで、今のところはそれ以外のはありませんけれども、これまでの実証実験の中で、理科や社会などをやった時期もございました。国の実証実験がありまして、そのときには活用しております。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 では、私から、砺波市子ども・子育て支援事業計画調査業務委託費用374万円について伺います。
砺波市子ども・子育て支援事業計画(第3期)の策定に取りかかられますが、これはどのようなメンバーで、どのようなスケジュールで進められるのか伺います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 計画の策定につきましては、まず、コンサルタント業者に委託を実施いたします。これは、ニーズ調査結果の分析が必要であり、項目ごとに分析し、サービスの提供量を算定する必要があるためです。また、途中段階の報告、協議につきましては、砺波市子ども・子育て会議にて行う予定としています。
会議の委員は、学識経験者や地域の代表者、それから、教育、保育に関係する者、子育て支援事業に関する者、子育て支援サービスの利用者、そして子育て支援に関心のある公募委員など20名以内で構成をしております。このような内容で進めていく予定としております。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 最近、少子化とか保護者の就労問題で子育て環境も変わっていると思いますが、計画に対して新たな取組があるのかどうか伺いたいと思います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 新たな項目につきましては、計画の内容は現時点で13の事業について行っておりまして、今のところ、新たな事業については国からも示されておりませんので変更はない予定です。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 こども基本法で、施策に対する、こども・若者・子育て当事者の意見を反映するとなっています。今回の計画で、子供のアンケートを取られると伺いましたが、どのような方法で取られる予定になっているんでしょうか、伺います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 今回の計画は、もともと子ども・子育て関連3法に基づいて策定することが定められた計画でありまして、当初であれば、計画に当たり、こども・若者の意見の反映が必ずしも必要かどうかについては今のところ国からは示されてはおりません。しかしながら、意見を聞くということは今回のこども基本法でも定められておりますので必要と考えておりまして、子供向けのアンケートが行えないか、今のところ内容も含めて検討しているところです。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 子供の意見が反映されるような計画の策定をよろしくお願いいたします。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 変わりまして、私からは、こども家庭センターの運営費について質問させていただきます。
こども家庭センターの中に、住民健康管理システムを導入するということになっておりますけれども、この住民健康管理システムが保健師のサポートになるシステムだということで、こども家庭センターの職員用に2台分のライセンスが追加取得されると伺っておりますが、この住民健康管理システムを使うに当たり、特別な研修などを受ける必要はありますでしょうか。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 住民の健康台帳みたいなものでして、何をしているかといいますと、健診結果の入力ですとか、相談を受けた内容の入力を行っているものでして、使用に当たり、特段の研修は必要ないものです。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 では、すぐ使えるということかと思いますが、この住民健康管理システムは活用策というのがいろいろあるそうで、マイナポータルの子育てワンストップサービスに対応できるということだったんですが、今後こうしたことも考えていかれるのでしょうか。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 今回の住民健康管理システムTIARAにつきましては、砺波市民の健康等を管理する個人台帳になります。乳幼児健診の結果ですとか、その際の相談内容などを入力するものでして、いわゆる個人情報がそれぞれ入力されているようなシステムになります。
今回、こども家庭センターで使用する住民健康管理システムTIARAのライセンス2台分なんですけれども、これは、乳幼児健診の結果や相談内容の情報を共有するという目的で、こども課でも利用すると考えたものです。一方、マイナポータルでの子育てワンストップサービスについてつなげられるかということなんですが、今現在はデジタル庁が提供しておりまして、児童手当や保育に関する手続の13項目が今のところ上がっており、市役所の窓口に来られなくても自宅等で申請が行えるというもので、既に砺波市でも手続ができるように準備を行っているものです。
今回の住民健康管理システムTIARAにつきましては、今のところワンストップサービスとは質が異なっておりますので連携はないものと思っております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 変わりまして、社会に学ぶ「14歳の挑戦」事業費について質問させていただきます。
こちらは令和6年度からは7月上旬に実施となります。社会に学ぶ「14歳の挑戦」事業というのは、多方面からの御尽力そして御理解があって続いている事業だと理解しております。
今までの実施時期と変わることにおいて、いろんなところで御苦労されたのではないかなと思うのですが、逆に、今までの開催時期では不都合があったのかどうかお聞きします。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 令和6年度は7月上旬に実施の予定であります。
これまで9月末に実施をしておりましたが、事業所の方にアンケートなどを取っているものであります。その中で、9月末が決算時期であって棚卸しと重なるとか、月末については少し多忙だという御意見がありまして、今回、変更を考えているものです。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 逆に、今回7月上旬になったことで、例えば、学校側として期末テストですとか、部活動の何か大きな大会などにかかってくるかなと思うんですが、そういった問題はなかったんでしょうか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今回のこの7月上旬の日程につきましては、学校全体の他の行事の予定とを勘案しまして、学校のほうから提案があったものです。期末テストは既に終わっておりますし、選抜大会はもう少し後ということで、今回のこの実施時期に関しましては大きな問題はないものと認識をしております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 社会に学ぶ「14歳の挑戦」は、本当に受入れ側があるからできる事業だと思っております。
企業側のアンケートがあって日が変わったということなんですけれども、変わりましたという依頼はどのように進めてこられたのかお伺いします。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 実施していただいています企業のほうには、手紙で御案内を毎年、去年と今回もしているものでして、令和5年度につきましては9月末の実施で、6月にその案内を出しておりました。
令和6年度は7月に変更するということで、実は半年早い先般1月に、7月に実施したい旨、そして、御協力いただけるかどうかという調査・依頼をかけたところです。そして少し加えますと、現在、取りまとめをちょうどしているところでして、現時点でもこの変更した形の取りまとめをしているんですが、現時点でおおむね、この生徒を受け入れてくださるような事業所の確保はめどがつきそうだなということで考えております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 ぜひ、地域の方にもたくさん理解していただいて、続いていけばいい事業だなと思います。またよろしくお願いします。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 では続きまして、文化施設(庄川生涯学習センター、砺波市文化会館、砺波市美術館)のLED照明リース代について伺います。
LEⅮ照明の移行は脱炭素の観点から非常にいいことだと思います。今回、10年リースだと伺っていますが、10年リースにされた根拠とメンテナンス費用についてどうなっているか伺いたいと思います。
○大楠委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 まず、リースの概要につきましては、水銀灯や蛍光灯の生産停止への対応及び省エネによる脱炭素化を図るため、照明灯のLED化を図るものです。
方法としましては、10年間120か月のリースの契約を予定しており、リース期間の終了後は、その所有権は市に譲渡されるものです。リース期間中に生じた消耗品の劣化を含む、点灯しない不具合に関する費用、器具の交換、部品交換や出張料金をはじめ、その他の維持管理に必要な経費もこの契約に含まれるものです。
リース期間を10年としておりますのは、単年度の支出を抑えながら多くの施設でLED化が図れるということが1つの目的としております。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 LEDの寿命は4万時間で、使用時間でも違うと思いますが、約8年から10年ぐらいと言われています。
これをもっと15年リースみたいにはならないのかどうかについて伺います。
○大楠委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 現時点では10年が1つのスタンダードな形ということで10年間といたしました。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 それで、今現在、一部でLEDの照明になっているところもあると思いますが、LEDはリースにしたものと市でつけたものと混在していると思いますが、そういった管理はしっかりされて、同じフロアについていたらなるだけ同じような照明にしないとちょっと見方も変わってくると思いますが、どのようにお考えでしょうか、伺います。
○大楠委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 一部でLED化と共用する部分もありまして、それと同様な形のものを主要に今考えているところです。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 あと、市内では、公共施設でまだLEDになっていない学校とか保育園もありますので、これも早急にリースで行えるのだったら早く切り替えたらいいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、砺波市立幼稚園条例の廃止についてこども課長にお伺いをいたします。
今年の4月から、庄東地域に庄東認定こども園が開園されることで、唯一砺波市内に残っていた般若幼稚園がこれで廃園されることになりました。そのことによって、今定例会に付議されました砺波市立幼稚園条例の廃止ということになるのでしょうが、旧庄川町と旧砺波市からすれば、旧砺波市のほうは先人の皆様からすると、小学校や中学校と同じ教育というものを受けることができる幼稚園を長きにわたり奨励されてきたものであります。
それでも、時代は変わってきまして、市民の生活環境も変わってきたことで子育て環境の改善が求められてきたことにより、今では教育も保育も同じ施設で受けることができる認定こども園の制度が確立されたものであり、砺波市としても認定こども園の移行を推し進めて、現在、子育て環境が充実し整っていっていることは、本当に市民の皆さんも大変うれしく思っておられると感じております。
そこで、市民の中には昔を知る高齢者もおいででありまして、その方たちにしてみると幼稚園の存在がなくなることへの一抹の寂しさをお持ちになっているのでありますが、この砺波市立幼稚園条例をなくすというのはもう前々から順番に決まっていた話ということは十分分かっておりますが、そのことについて、教育委員会の中では、今までの中でどのような御意見がありながら動いてきたものかをお聞かせ願いたいと思います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 今回の砺波市立幼稚園条例廃止に関しまして、教育委員会の中では特段の異論などはありませんでした。
この砺波市立幼稚園条例はあくまで幼稚園施設の設置に関する条例でありまして、現に幼稚園と呼ばれる公立の施設を廃止することから条例を廃止するということと、また、市内の認定こども園は全て幼保連携型認定こども園でして、保育と幼児教育を一体的に行う施設となっており、これまで幼稚園で行ってきた幼児教育が認定こども園のカリキュラム内で実施されているということもありまして、異論が出なかったということです。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 そのとおりだと思っておりますし、また、そうであってほしかったと思っております。要は1つの時代がこれで流れていくというような中において、これで昔を知る高齢者の皆さんも御納得いただいたものと考えております。
では、2つ目でありますが、廃止となる般若幼稚園でありますが、平成19年の建築と聞いておりました。要はまだ17年しかたっていない施設ということであります。
今後も当然活用されていくべき施設だと考えるのですが、廃止される般若幼稚園は、今後どのような方針で考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 砺波市公共施設再編計画の中では、建物につきましては、短中期、令和2年から令和17年の間に福祉施設へ転用し継続するということとされておりまして、現在、担当部署で調整が行われていると聞いております。
今後、進展があれば手続を進めていくことになると思っております。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 そうでしたね。今後の流れの中で福祉施設という項目は確かにあったかと思います。
やはり今まで子供たちを中心とした施設として造られてきたものでありますので、要は、企業や会社が入ってくることのないようにしていただければというのが市民の気持ちだと思っておりますので、どうぞ住民の皆様のために活用していっていただきたいと思います。
では、3つ目の質問に行きますが、一般会計には般若幼稚園の不要物品処分委託料165万円が計上されております。不要物品の中には、市における他の施設や地元などで使える物品もあるのではないかと思われますし、また、今のリサイクルという流れにおいては、そういうところで活用できるものもあるんじゃないかと思われますが、不要物品の処分だけでなく多方面への分類も考えておいでなのか、お伺いしたいと思います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 般若幼稚園の備品などにつきましては、まずは使用できるものは市内の保育所、認定こども園へ優先的に照会をかけて移動させます。その次に、市役所内の各部署に必要のある物品がないかどうか照会をかけます。さらに、地域に対しましても、使用したい物品があるかないかの照会をかけていく予定です。さらに、建物の引受け者がもし決まれば、その方へ、さらに使えるものがないか確認をした上で全て引き取っていただきます。これでも残ってしまった物品につきましては、商品のリサイクルも含め、業者に処分委託をしたいと考えております。
これは、今年度の庄川地域の保育施設も同様でございまして、残った物品を同じように処分させていただいています。なお、庄川の保育所の場合は、調理施設がありましたので調理機器などもありまして、リユース可能な機器は有料で売却をしたところです。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 ではそのように進めていただくよう、よろしくお願いをいたします。
では、質問を変えます。
今度は辺地に係る総合整備計画の変更について佐伯企画政策課長にお伺いしたいと思います。
この辺地に係る今回の総合整備計画の変更は、雄神地区において除雪機を導入されるという内容のものであったと思っております。辺地債を使える、要は過疎債も使える庄川地区の中の雄神地区なんですけれども、やはり有利な辺地債を使うということで、今回、その計画の変更が出されたものと理解しております。
それで、当初これは5年計画の中で動かされてきた辺地に係る総合整備計画だったんですが、その5年計画は令和6年までということでもありましたので、そこへ計画変更して入れることが、早く、そして必要なものに対応できるという考え方だったものと思っております。
その話が、もし令和7年、要は1年遅れという形で導入せざるを得ないということになった場合、この計画は1年延ばすということができたのか、また、新たに計画をつくり直さなければならなかったのか、お伺いしたいと思います。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 今ほどの変更の話でありますが、この辺地債の計画は令和2年度から令和6年度までの5年計画となっておりますので、これを令和7年度までに延長して6年の計画にするということは基本的にございません。もしも令和7年度以降にそういった事業が出てきた場合には、今度、令和7年から5年間の計画の中に、辺地に係る総合整備計画に基づいて計画の中に盛り込んでいくということになります。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 では、5年スパンの計画でしか立てられないということで、理解させていただきたいと思います。分かりました。
では次に、辺地として指定されているところは雄神、栴檀山とお聞きしておりますが、そういう地域において鳥獣対策、イノシシであったり熊であったり、農業振興に対してこの辺地債はきっと使えるのではないかとは思うんですが、今回の令和2年から令和6年までの5年間にはそういうものはなかったのか、また、今後出てきたらそれには対応できるのかをお聞きしたいと思います。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 鳥獣対策とか農業振興などといった事業ということで、どういった事業を想定されているのかちょっと分からないんですけど、基本的にソフト事業を想定されるのであれば辺地債の対象ではないということで辺地債には盛り込まれません。その場合はソフト事業に対応できる過疎債ということになるかと思います。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 要はソフトではなくて、ハードの面のこれは辺地債であるということで理解させていただきます。
もう一つ、この辺地債というものには、適用できる期間と事業金額に対する上限というものは設定されているんでしょうか。お聞きしたいと思います。制約ですね。
○大楠委員長 佐伯企画政策課長。
○佐伯企画政策課長 まず、期限の関係でありますが、これは辺地債の根拠法令であります、「辺地に係る公共的施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律」ということで、これは恒久的な法律であるため現時点では期限はございません。
また、金額の上限につきましては、計画上の事業費の上限は特に定めはないんですが、基本的に総務省の地方債計画によりまして国全体の起債発行額の上限が定められますので、その中で、毎年、本市の上限が定められていくと理解しております。
○大楠委員長 川辺委員。
○川辺委員 もちろん、その地域がそういう思いで動いていただかないと、これには当然該当しないと思います。地域の要望がこれからも出てきましたらどうか対応していただきたい。そのことをお願いして私は質問を終えます。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 私からは議案第21号です。令和5年度の砺波市一般会計補正予算のネットワークアセスメントの環境調査事業費です。小学校の教育奨励費と中学校の教育奨励費、合わせて質問させていただきます。
このネットワークアセスメント環境調査事業ですけれども、対象校が一部と書かれておりますが、何校の小中学校があるのか、まず確認させてください。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 現在、小学校で2校、中学校で1校の調査を予定しております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 このネットワークに関しましては、国からも、以前、GIGAスクールの構想の際に校内の通信ネットワークの調査というのが出ていたかとは思うんですけれども、今回の調査は国の調査とはまた関係なく、学校側から都合が悪いから直してほしいというのが上がってきたということでよかったでしょうか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 国の調査の時点で調査したものです。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 小学校2校、中学校1校の環境調査をされるということなんですけれども、この調査期間ですが、どのぐらいの期間を見込まれているのかお聞きします。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 これは補正予算ですので繰り越しまして、新年度に入りまして発注をかけることになります。それで数か月はかかると考えております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 詳しいその調査の内容、方法についてですが、数か月というお話がありました。生徒の学習、活動、ふだんの日常の生活の中で調査されるという認識でよろしかったでしょうか。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 はい、そのように考えております。
○大楠委員長 境委員。
○境委員 調査の結果いかんでは工事など対策が必要になってくると思うんですけれども、この調査の後の対策、どのように出てくるかは分からないかもしれませんが、大体どのように考えていらっしゃるのか、最後にお聞かせください。
○大楠委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 調査をしてみて、その原因を突き止めてということになりますが、対策の例としましては、例えば配線を変更するとか、あとは、電波干渉をしている場合はそれを改善するとか、機器の能力が弱い場合は能力の向上を図るとか、そういったことが考えられると思っております。
○大楠委員長 ほかに御質疑、御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
これより付託案件を採決いたします。
ただいま議題となっています議案第2号、議案第11号から議案第14号、議案第16号、議案第17号、議案第19号及び議案第21号、以上、議案9件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 御異議なしと認めます。
お諮りいたします。議案第2号 令和6年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第11号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、議案第12号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第13号 砺波市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について、議案第14号 砺波市公民館条例の一部改正について、議案第16号 砺波市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について、議案第17号 砺波市立幼稚園条例の廃止について、議案第19号 辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第21号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、以上、議案9件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○大楠委員長 挙手全員であります。よって、議案9件については、原案のとおり可決することに決しました。
以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。
なお、要望が1件、提出されております。
砺波市建設業協会から要望書が提出されておりますので御報告いたします。
(市政一般における本委員会の所管事項について)
○大楠委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見はございませんか。
神島委員。
○神島委員 では私から、土曜日に子供を預けたいというニーズに対しての考え方について伺いたいと思います。
保育園児には土曜保育があり、預けられるところがありますが、小学校に上がると土曜日に子供を預けられるところがなくて困っている方がおられます。先週の土曜日3月9日には、土曜保育を利用された方が5歳児の今度小学校に入学される方で、市内のこども園に通う15人がおられると伺いました。通常であれば、土曜日には20人から25人の方が利用されていると伺っています。
そこで、土曜日に小学生の子供を受け入れる受皿について、市としての考え方について伺いたいと思います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 現状では、土曜日はファミリーサポート事業がございますので、御利用いただくことになるかとは思っております。
現在の就学児の土曜の利用希望の声は実際あるとは思いますが、現時点では喫緊の課題までとは考えておりません。ただ、今後、労働者不足が見込まれる将来、休日等の預かりを必要とする数が増えるということも考えておりまして、今後の検討課題の一つと考えているところです。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 今ほど、土曜日のファミリーサポートという事業がありましたが、これはなかなかマッチングがうまくいかなかったという話もありますし、8時間利用しますと料金が5,600円かかると、そういったようなちょっと課題面もあると思います。できれば、先日も一般質問もしましたが、土曜日に開設できるような、「とやまっ子さんさん広場」みたいなものができないか伺いたいと思います。
○大楠委員長 老こども課長。
○老こども課長 「とやまっ子さんさん広場」に関しましては議会でも答弁したとおりですが、まずは民間のNPO法人などが事業に取り組みたいということがありましたら、県と協力して支援をしてまいりたいと考えているところです。
○大楠委員長 神島委員。
○神島委員 本当に土曜日に子供の預ける場所で困っている方がおられますので、温かい御支援をまたよろしくお願いいたします。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 私からは地震時の防災活動について、少し質問させていただきたいと思います。
能登半島地震において、多くの市民が地震の恐ろしさとを感じたことと思います。地震に遭遇したときにどのような行動が取れたか、そういった部分を家族の中でも話し合われたのではなかろうかと思います。
東日本大震災において防災士の必要性というものが高まり、防災士の数は大きく増えております。市民や地域の防災訓練も盛んに行われるようになったという状況を生み出した次第であります。
この東日本大震災の際の「釜石の奇跡」という事例がよく紹介されます。これは小学生と中学生の行動が大変大きな話題となったものであります。児童生徒約570人が全員無事に避難することができたという事例なんですけれども、この地域で行われていた防災教育を学んだ子供たちが、自分たちのふだんから行っている行動を当たり前に実践したということで大きく取り上げられた例でありました。
今回の能登半島地震により大きな揺れを経験したところでありますけれども、中学生以下の児童に対して、地震発生時にどのようなことができたのかという調査を一度行うべきではないかと考えます。今後の防災教育の在り方、地区防災計画の在り方につなげていく必要があります。
この件についてどのようにお考えでしょうか。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 中学生以下の児童に対しての防災教育につきましては、神島議員の一般質問にもお答えいたしましたが、行政出前講座で避難所開設の実習や避難所運営ゲームを実施しているほか、市の総合防災訓練でも本年度は出町小学校に参加いただくなど、防災教育を進めております。出前講座の際にアンケート等も行っており、新たに対応調査を行う予定はありませんが、出前講座のアンケートを参考にして、より有効な防災教育について検討してまいりたいと考えております。
また、地区防災計画についてのお話もありましたが、地区防災計画につきましては、地区の方が自らの地区に合わせた防災計画を策定するものであり、今後、地区のほうで防災計画を策定されていくに当たり必要な事項について取り入れられていくものと考えており、今後、地区防災計画策定時には市としても各種支援をしてまいりたいと考えております。
○大楠委員長 開田副委員長。
○開田副委員長 先ほど紹介した「釜石の奇跡」につきましては、多くの方が御存じの案件であると思います。このときになぜ奇跡と呼ばれたかというと、ほぼ小学生、中学生が自ら行動して避難をしていたということがすごく評価されている案件であります。
実際、防災訓練の中では、砺波市の場合でもいろいろやっておりますけれども、終わった後には、本当に実践できるところまでいっているか、すごく不安になるところも実はあります。
そういったことで、自らが考え、行動できるということをぜひ生徒側にも教えるような、子供たちに伝えるようなそういった訓練を1つ目指していただきたいと思います。これは要望です。
あと、高齢者に対する支援の部分になります。
災害時において高齢者の方に情報を与えるツールとして、恐らく通信機器、スマートフォン、そういったものを活用されることが多いかと思います。ただ、本当にそれを使いこなせている方がいるかどうかというところもちょっと心配なところなんですけれども、そういった高齢者の方々へどのように避難に対するアクセスをするかというのは、これは近隣住民の方の行動によるものが大事だと思います。
今回の地震において、独り住まい老人の調査というものを地元ではやっておりまして、その方々へのアクセス、アプローチというのがどれぐらいのタイミングでできたかというのをちょっと聞いてみましたら、大分時間がたってからということだったんです。時間がたったというのは、地震がいつ来るか分からない中で、どう動いていいか分からないというのが実はあったみたいです。揺れが収まったのか、これが続くのかというのがちょっと判断つかずになかなか行けなかった。これは大変難しい話なんですけれども、ただ、その近くの場所に足を運ぶという行動は最終的に行ったみたいなんですが、そういった部分の案件が実際行われたかどうかというのもすごく気にかかるところです。
今回、災害が起きて、砺波市はいろんな面で先行して取り組んできた自治体だと思っております。今回のことを踏まえて、さらに上を目指してほしいと思います。よろしくお願いします。これは質問と要望です。
○大楠委員長 安地総務課長。
○安地総務課長 今ほどの御質問で、各振興会に対して調査をしたかという話でございますが、発災したときには、各地区において、いろんな被害状況等を確認させてもらっているところです。各自主防災会、各地区においては、各自治会、常会等に連絡いただいて、人による情報伝達等を行っていただいているところです。
今後、各自主防災会で行われる安否確認や連絡体制の整備については、今後、訓練等で再確認していただけるものと考えており、今後とも連携してまいりたいと思っています。
○大楠委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆様はしばらくお待ちください。
○大楠委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
(閉会中継続審査の申出について)
○大楠委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大楠委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
御苦労さまでございました。
午前11時41分 閉会
砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。
砺波市議会総務文教常任委員会
委員長 大 楠 匡 子