令和6年6月 産業建設常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

(6月定例会付託案件の審査)
○有若委員長 ただいまから産業建設常任委員会を開会させていだだきます。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件2件であります。
 これより、議案第37号及び議案第42号について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは、発言される委員の方、どうぞ。
 林副委員長。
○林副委員長 私からは、議案第37号 令和6年度一般会計補正予算 四季彩館管理運営費123万4,000円についてお伺いします。
 今回、チューリップ四季彩館に音声ガイドを導入し、館内の案内をすることは非常に好ましいと考えます。音声ガイドは、QRコードを個人のスマートフォンに読み取ることで簡単に音声ガイドにつながります。国内外からの観光客、特に個人観光客に向けて、チューリップ四季彩館に展示されている花やコーナーを視覚と聴覚を使い館内を回ることで、より鮮明に来館の記憶が残ると考えます。また、インバウンドに向けた受入れの体制づくりは非常に必要だと考えております。
 今回導入される音声ガイドはいつ頃から館内での使用が可能であるか、また、チューリップ四季彩館ではいろいろな催しが開催されていますが、特に春を呼ぶチューリップ展で使用が可能であればと思うのですが、高畑商工観光課長にお伺いします。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 導入につきましては、この後、当然議決を受けてからの発注ということで今後事業者と調整をしていくわけですが、目標といたしましては、今おっしゃられました春を呼ぶチューリップ展、来春ですね、1月下旬から2月中旬にかけて行うことをチューリップ四季彩館では予定しておりますので、そのときに間に合うように入れたいと目指しているところでございます。
○有若委員長 林副委員長。
○林副委員長 ぜひ間に合わせていただきたいと思います。
 続きまして、設置は15か所とお聞きしていますが、案内の時間はどのくらいでしょうか。実際に美術館で使用したときに、3分ぐらいあるとちょっと長いなという感じを持ちます。
 実際、このチューリップ四季彩館で案内をされるときにはどのくらいの時間を目安とされているか、高畑商工観光課長にお伺いします。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 ガイドの案内につきましては、私らも今導入している県内の施設も参考にしております。その中で、おっしゃるとおり3分というのは長いかなと思っていまして、約1分半から2分ぐらいのガイド案内にしたいなと考えているところでございます。
○有若委員長 林副委員長。
○林副委員長 続いて、ガイドの言語は3か国語と聞いております。音声ガイド以外に文字でデータを見ることができるようです。中国語は簡体字か繁体字か、高畑商工観光課長にお伺いします。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 今、チューリップ四季彩館のほうの来館の多い外国人の方は台湾のお客さんが非常に多うございますので、台湾の中で主の言語として使われている繁体字で対応したいと考えております。
○有若委員長 林副委員長。
○林副委員長 現在は台湾からの観光客が多いようですが、チューリップは大変人気のあるは花で、年中咲いているのはここチューリップ四季彩館だけであります。これからは中国本土、シンガポールなどからの来訪も増える可能性があると思います。あるいはヨーロッパからも来客が増えたときは、ぜひこの音声ガイドの言語の数を増やしていただきたいと思います。多くの来客をお迎えする体制を引き続き整えていっていただきたいと思います。
○有若委員長 要望ですね。
 山森委員。
○山森委員 では引き続いて、議案第37号について少しお尋ねをしたいと思っております。
 多国語のガイドを入れなきゃいけない状況になったことは大変すばらしいことだなと思っております。それで、たくさんのお客さんが来てくれるようにする何か作戦というか、策があったのではないかなと感じますし、また、今後さらに増やしていくことも考えておられるのではないかと思いますので、その辺についてお尋ねしたいと思います。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 当然、これまでも誘客に向けて一生懸命事業を展開したり、キャンペーンを行ってきております。幾つか例を申しますと、となみチューリップフェアのPRというのは例年全国主要都市を中心に行っておりまして、そのときに、となみチューリップフェアと併せて、通年のやはりチューリップ四季彩館への誘客を当然呼びかけてセールスしてきております。
 また、台湾とか非常に多くなってきていることにつきましては、昨年も行っておりますが、市長もトップセールスということで、昨年11月、台湾のほうへキャンペーンを行ったほか、近年では、昨年から特に力を入れておりますランドオペレーターということで、ASEAN諸国を対象に誘客を図っている事業所のほうへ売り込みに行って送客を依頼しております。
 それと、何といってもやはりSNSの活用ということで、インスタグラムであったりXなどを活用して、市の広報担当課とタイアップをして、相乗効果を上げながらやはり発信を強化したということが来場者増員につながっていると思います。これらを引き続き継続的にやっていくことがやはり大事だと考えております。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 さらに誘客が図れるような策を講じていっていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○有若委員長 これは要望でございますね。
 山本善郎委員。
○山本委員 議案第42号 工事請負契約の締結ついて、4点ほど少しお伺いしたいと思っております。
 議会が終われば、粛々進めていただければそれで私はいいと思いますが、そこで、完成を含めて、その間のスケジュール等少しお話しいただければいいなと思いますが、よろしくお願いします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 今ほど御質問にあったのは、議案第42号の南門の新築ということで、南門そのもののスケジュールということでよろしいでしょうか。
 南門の新築工事につきましては今、仮契約の状況でございまして、議会に提案させていただいたところでございます。議会終了後に本契約が終わりますと、その後、資材の発注ということが行われ、他の工事との調整もございますが、7月には仮囲いを行いまして、8月から9月にかけて基礎の工事、10月には鉄骨の建方、11月からは内装や外装が始まりまして、2月下旬ぐらいには南門の形はほぼできて、その後、外構とか片づけとか行いまして、工期3月31日としておりますが、3月工期前には完成するような形で考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 年度内の予定だということでございますが、工事期間が非常に長くなるということでございます。さらにはその間、公園の利用者がおいでになるということでございます。
 そうしますと、あえて南門から入る人はいないのかもしれませんが、そこからの入園は可能なのでしょうか。それと、今、年度末までということでございますが、結果的にはこの南門は、来年のとなみチューリップフェアには間に合いますよね。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 現在の南門が利用できるかということにつきましては、工事中につきましても、仮囲いをしまして南門から入園できる状態で工事を進めようと考えております。
 また、来年のとなみチューリップフェアに間に合うかということでございますが、となみチューリップフェアまでには間に合わせて、そこから入園していただこうと考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 ぜひとも間に合わせていただきたいなと思っております。
 それで、関連してでございますけれども、再整備が本格的にこれで動いているわけですが、南門新築工事以外の工事というのは期待したいわけですが、どのような工事を予定されておりますか。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 南門以外の工事につきましては、今年度におきましては、南門新築工事に併せまして、南門に付随する電気設備の工事1つ、また、給排水など設備を整備します機械設備工事も発注しております。さらに、南門のそのものの国道の359号側のエントランスの広場も整備する工事も併せて発注しております。さらには、それらの区間、全部の工事の箇所に樹木や構造物などがございまして、それらを撤去する工事がございます。
 ということで、南門そのものの工事、電気設備工事、機械設備工事、周辺の広場を整備する工事、さらには周辺を撤去する工事ということで5つの工事が今、ふくそうして動いていくことになっておりまして、現在、今回の南門新築工事以外につきましては契約が全て終えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 長期にわたるわけでございますので、事故のないようにひとつ進めていただければいいと思っております。
○有若委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっています議案第37号及び議案第42号、以上、案件2件を一括して採決をいたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第37号 令和6年度砺波市一般会計補正予算(第2号)(所管部分)、議案第42号 工事請負契約の締結について、以上、案件2件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手全員であります。よって、案件2件については原案のとおり可決することに決しました。
 次に、陳情1件、最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情を審査をするため、委員間討議をいたしたく暫時休憩といたします。

 午前10時13分 休憩

 午前10時14分 再開

○有若委員長 それでは、再開をいたします。
 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、委員間討議を開始させていただきます。
 受理番号5番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、陳情要旨を事務局に朗読させます。
○榮主査 受理番号5番、件名、最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情。
 陳情者の氏名、富山県労働組合総連合議長、中山洋一氏。
 陳情の要旨、日本の労働者の実質賃金が下がり続け、これに加え、円安やウクライナでの戦争などにより、食料品など生活必需品の値上がりが続いています。物価の高騰は所得の低い人ほど影響が大きく、パート、派遣、契約、アルバイトなど非正規雇用やフリーランスなど、弱い立場の労働者の生活破綻が深刻です。同時に、価格転嫁ができずに苦しむ中小零細企業の経営にも深刻な打撃を与えています。
 日本の最低賃金は、最も高い東京は時給1,113円、富山県は948円で、165円もの格差があります。本県の最低賃金額では月12万円程度の手取りにしかならず、自立して生活することは困難です。日本の最低賃金が地域別である限り、最低賃金額が低い地域では、その現状の支払い能力や経済状況を基に最低賃金額が決められ、低いままとなります。地域間格差の是正は喫緊の課題です。
 こうした状況を踏まえ、貴議会におかれましては、次の事項を含む別紙の意見書を政府等へ提出していただきたく陳情するものです。
 1、国民の暮らしを支え、消費を拡大するため、最低賃金を大幅に引き上げること、2、生計費の実態に合わせ、最低賃金の地域間格差を是正すること、3、最低賃金引上げの際には、賃上げに伴う経営支援、下請取引の適正化、各種財政支援など、中小企業への支援を強化すること。
○有若委員長 陳情要旨について朗読していただきました。
 これより各委員の御意見を賜りたいと思いますので、林副委員長から順次お願いしたいと思います。
 林副委員長、どうぞ。
○林副委員長 私は、最低賃金の引上げは必要と考えますが、地域の暮らしに応じた額の引上げが重要であると考えます。
 大幅な引上げにより労働者が、例えば、労働の時間切りをされ、収入が減れば本末転倒だと考えます。また、地域の中小企業や小規模事業者は、資材の高騰、人手不足の中、大変苦しい中での経営を余儀なくされており、大幅な賃上げにより経営が立ち行かなくなっても大変困ると考えております。
 賃金の引上げは一度に大幅に上げるのではなく、段階的に上げていくことが大事だと考えます。よって反対です。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 今ほど陳情文書を読んでいただいて、ああそうだなと思いながら聞いていました。でも、砺波市の現実的な状況を鑑みたときに、2つのことをおっしゃっているんですね。最低賃金を上げましょうということと、中小企業の支援をしようという2つのことをこの紙に書いてあるわけでして、なかなか同時に2つのことをかなえることはできないのではないかなと思っています。
 砺波市の場合はやっぱり中小企業の支援が先で、そこがしっかりと企業としてまた成り立っていくのがいいのではないかなという、私はそういうふうに考えています。それで、大幅に最低賃金を上げることによって、工場といいますか、そういうところがかえって疲弊したり、そういうことにつながるのではないかなと思いまして、この意見書の採択には反対の立場でございます。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 この陳情につきましては、趣旨はよう分かるわけでございまして、引上げにつきましては別に反対するつもりもございませんが、この後も上げていただくことをしていかなければならないことは分かります。ですが、先ほどからもおっしゃられましたとおり、急激に一方的に上げるというのはいかがなものかと思っております。
 そういったことから、私は、意を含んだ新たな意見書をこの常任委員会として出せばいいのかなと思っております。
 そういったことから、今陳情された部分につきましては賛成しかねるということでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど陳情書を聞かせていただきました。最低賃金の引上げと中小企業。要するに、消費者と事業者の双方が、お互いに歩み寄りながら物事を進めるべきではないかなと僕は思っています。賃上げが当然あるだろうと。それに併せて物価上昇のバランスもあります。大幅な賃上げというのではなくて、バランスに準じて、今ほど副委員長がお話されましたが、段階的にというのが適切であろうなと僕は思いますし、まずは市民の側である消費者、そして企業側である事業者側、双方が共に歩んでいけるような賃上げの具合がよいのではないかなと思っております。
 ですので、今回のこの陳情については反対を申し上げます。
○有若委員長 それぞれ委員より発言をしていただきました。意見も出尽くしましたので、これで陳情に対する委員間討議を終了し、暫時休憩します。

 午前10時23分 休憩

 午前10時30分 再開

○有若委員長 それでは、委員会を再開いたします。
 陳情の処理についてお諮りをいたします。受理番号5番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情について、これを採択することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手なしでございます。よって、本陳情は不採択と決しました。
 以上で、付託並びに送付されました案件の審査を終了いたします。
 次に、先の委員間討議にて委員から発言がありましたように、最低賃金の引上げ、段階的に地域の実情に合わせるように、そしてまた、小規模事業者への配慮した支援ということの意見もございました。これを加味した最低賃金の引上げ及び中小企業、小規模事業所への支援拡充の意見書の提出についてお諮りをいたします。
 当産業建設常任委員会にて意見書を作成し、本定例会の最終日に提出することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようでございますから、そのように決定をさせていただきます。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○有若委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について、質疑、御意見等はございませんか。
 向井委員。
○向井委員 それでは、私から熊対策について、小西農業振興課長にお伺いしたいと思っております。
 先月、5月27日だったかと思うんですが、平野部の狐島で熊が出没したことを受けて、31日に緊急の対策会議を開催されたということであります。そこでは、今後の出没事案があった場合の連絡体制など、様々な改善点があったということであります。
 そこで、今回の緊急対策会議を受けてどのような課題が挙げられて、今後、市民にとってよい連絡体制をどのように取られるのか、お伺いしたいなと思っております。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 5月27日の熊出没につきましては、警察、鳥獣被害対策自治体の関係者が連携し、人身被害なく駆除できたことは大変よかったと思っております。一方、駆除まで長時間を要し、この間の情報発信がなく、住民が不安に感じられた点は課題となりました。
 一般的に熊の目撃情報や出没に際しましては、広報車により広報を実施しておりますが、今回は、熊を刺激するのではないかという関係機関から、やめるような指示があり、それ以降広報ができなかった経緯がございます。
 このことから、今後は、途中経過等を該当地区及び隣接地区の自治振興会長等にメールで情報発信することとしたものであります。なお、情報発信を該当地区及び隣接地区の自治振興会長等に絞ったのは、見物等の者が捕獲活動の支障となることを避けるためであります。事実今回の案件では、熊が逃げる方向に報道機関の方がカメラを構えており発砲できませんでした。こういった経緯を踏まえたものであります。
 また、4月に林地区でニホンシカが出没した事案においても、有害鳥獣を駆除することは住民の安全を第一に法令や富山県管理計画に基づき行うものでありますが、この行為に対して批判的な方も少なからず見られ、それらが捕獲活動の支障になることや、対応した関係職員に対し、批判や業務妨害する行為も見られました。このようなことを避ける目的もあります。
 このたびの事案を踏まえ、今後も市民の安心と安全を確保すべき適切な対応に努めてまいります。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど詳細な御説明をいただきまして、本当にどうもありがとうございます。
 内容を聞きますと、やはり住民の安全・安心を第一に情報発信されるということで、そういう気持ちが非常に強く伝わりました。
 非常に難しいことがあります。途中経過の連絡を、例えば熊が出没しました、捕獲しましたというのはもう事実があって非常に分かりやすいところではあるんですが、その途中経過をということで会議では出てきたわけでありますけれども、具体的に発信するにしても非常に難しい内容であるんだろうなと思います。ただ、市民への情報発信は必要な部分でもあるし、いたずらに余計な情報を提供するのも非常に課題がある部分かと思うんですがその辺のところは随時対応すべき内容と言いながらも、今現在でどのようにお考えでしょうか。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 具体的には、今回は地域住民からの一報を受けまして、熊らしき動物ということで情報発信をし、緊急メールで行っておりますが、8時30分頃に再度目撃された時点で、自治振興会長のほうには目撃を確認したということで、再度目撃したというような情報、それと、次に市職員において、熊の個体が確認できたという状態のとき。また、今回の場合は、熊が木に登って長時間膠着状態が続いたわけなんですが、木に登って膠着状態が続いているとか、そういうような情報を今後細かく情報発信していきたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 適宜、適切に対応いただければありがたいと思っておりますが、何はともあれ、当該地区並びに近隣地区へのメールの発信がされますので、その一文字一文字も非常に敏感に市民はキャッチする部分でございますので、また御配慮いただければありがたいなと思っております。
 続いて、関連してございますが、来月から初めて試験導入されますAIカメラ2台についてお伺いしたいと思っております。
 そのAIカメラ2台は、中山間地に設置されるという話を伺っているわけでありますが、非常に広範囲に及ぶ中山間地であります。具体的にどのような場所に設置の予定があるのかお聞かせください。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 本機につきましては、地域連携協定に基づき、北陸電力株式会社様から貸与を受け、今年度限り試験導入するものであります。
 2台につきましては、県の専門的な方とも相談をしており、1つには公共施設周辺、2つには河岸段丘の集落周辺がより有効的な設置場所ではないかという御意見をいただいております。これらの意見を受けまして、関係地区の方と十分に協議調整をし、進めてまいりたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、AIカメラを設置することで情報が入って、まず市の緊急メールに流されるわけでありますけれども、その機能でございます。そのAIカメラは人工知能なので熊を発見したらということでありますけれども、まずもって熊を認識したときに、どなたにまず一報が入って市への緊急メールなり、いろんな手続に入るのか、その辺を聞かせてください。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 連絡先につきましては、今のところ農業振興課及び農業振興課の職員個人、それと、関係施設管理者のほうへということで考えております。熊を限定した場合については、24時間体制でメールが流れてくると。それを受けて、市より該当地区などへ連絡するような体制にしていきたいと考えておりますが、これにつきましては、この後も調査研究をしながら進めていきたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは最後になりますが、今回は試験的導入のAIカメラの増設ということでありますけれども、地域によっては要望等があって、さらに上乗せ台数をお願いしたいということも出てくるかもしれません。県の熊対策推進事業を活用しながらということではあるんですけれども、今後に向けて検討いただきたいと思っているわけでありますが、どのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 今回の平野部での出没を受け、本市では、富山県に対し、本年度の熊対策推進事業の要望を行ったところであります。AIカメラの導入を視野に入れており、専門家や導入する地区自治振興会等々、協議調整をして進めてまいりたいと考えております。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 私からは、ふわふわドームの屋根の設置等について、4点ほどお伺いしたいと思います。金厚都市整備課長にお伺いいたします。
 砺波チューリップ公園のさらなるにぎわいの創出を目的に、令和4年3月25日に、念願の子供たちに人気の高いふわふわドームを設置していただきまして本当にうれしく思っております。公園全体の魅力も高まり、子供連れの家族など、さらに多くの方が公園を利用されておられるようで、人気のスポットとなっているところでございます。また、子供と一緒に美術館を訪れる機会にもなっているようです。
 私は提案した手前、ついつい気になって近くを通るたびに様子を見てくるのですが、いつもたくさんの子供たちが元気に飛びはねておられる様子を見て、本当によかったなと思っております。
 ところで、昨年実施しました市議会の報告会で、子供たちと遊ぶ屋内遊技場の要望が多くございました。また昨今、地球温暖化等で暑い日が多い中、子供たちの大好きなふわふわドームに屋根をつけていただきたいとの若い世代からの要望もたくさんありました。
 そこで、熱中症の予防のためにもふわふわドームに屋根をつけていただきたく思うのですが、当局の考えをお伺いいたします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 ふわふわドームに屋根を設置することにつきましては、過去の産業建設常任委員会においても同様の提案がありまして、その際も回答させていただいたことがありますが、ふわふわドームそのものを覆う屋根を設置する場合には、ふわふわドームそのものを幾つも造ることができるような莫大な費用がかかるということで、屋根を設置することを断念したという経緯がございます。ふわふわドームを覆う屋根になりますと、広い開口部が必要となりますので、支柱と支柱の距離を長くするとか高さを高くするとか多額の費用が必要となってまいります。現在のところ、ふわふわドームの屋根を設置することは、そういったことで考えておりません。
 なお、ふわふわドームを設置する際には、熱中症対策ということで、近くにあずまやと水飲み場をその際に設けさせていただいたところでございます。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 ふわふわドームの耐用年数を聞きましたら、約20年ほどと聞いておりますが、ドームの設置費用も約3,000万円ほどと高額な施設であると思います。それで、経年劣化を防ぐためにもやっぱり屋根の設置はすべきと考えるのですが、総合すると、やっぱり屋根をつけたら大変負担がかかるということで捉えてよろしいのでしょうか。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 今ほど、経年劣化を抑えるためにも屋根をという御提言だったと思いますが、屋根を設けることによって紫外線を抑えるとか、雨を防ぐということで経年劣化を多少なりとも抑えることはできると思いますが、大幅に経年劣化を抑えることができるわけではございませんので、先ほどの回答と繰り返しになりますが、屋根の設置には多額の費用が必要になりますので、ふわふわドームに屋根を設置することは考えておりません。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 私、去る6月16日、一番気温の高い14時頃にふわふわドームに行ってきました。その時間の気温も31度でございましたし、とても暑い日でしたが、それでも十五、六人の子供たちが元気に、そして、楽しそうに飛びはねておられました。私は子供たちの柔らかい足の裏がやけどされないか心配で、ちょっと手で触ってみたり足で踏んでみたり、そのようなことをしてまいりましたが、やけどされるということはなさそうでした。
 しかし、ベンチで見守っておられる家族の方から、暑いのでベンチに屋根をつけていただきたいとの要望がありました。そうしましたら、子供たちも遊びの間に一緒に涼めるのではないかという意見をいただきました。今日もとても朝から暑かったです。市庁舎に入る前に、外は暑かったんですけど、屋根の下に入ったら、やっぱりちょっと爽やかな風もあったのか涼しく感じました。
 そこで、せめて今5基あるベンチに屋根を設置していただきたく思うのですが、考えをお聞かせください。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 今ほど御提案ありましたが、ふわふわドームの周りにありますベンチに屋根をということでございますが、こちらにつきましてもハード整備ということで費用がどうしても発生してくることでございます。実際運営している指定管理者の公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団とも協議しながら、できれば費用のかからないことで何かできないかは検討していきたいと思います。
 今現在、木陰で休んでいただくとか、あずまやが近くにありまして、そこを利用していただくとか、そういったことで暑さをしのいでいただいていると思っておりますが、さらなる暑さ対策、できればお金がかからない形で何かできないかというのは、運営している指定管理者の公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団と協議してまいりたいなと思います。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 なかなかお金をかけないでというのはちょっと難しいかなという思いでおります。
 それでは、熱中症予防の対策等のためにも、例えばサマータイムを設けるなど、夏場の終了時間、今17時になっておりますが、利用時間、朝9時から5時までというふうにパンフレットに書いてございます。最近は本当に早い時期から暑く、日中の利用もできないので、せめて、となみチューリップフェアの開始時期から10月頃まで日も長うございますので、サマータイムとして終了時間を18時まで延長すべきと思うのですが、そうしたら利用もたくさんしていただけるかと思いますが、その辺の考えについてお伺いいたします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 サマータイムということで利用時間を延長したらどうかという御提案につきましては、県内の公園につきましても砺波チューリップ公園と同じように9時から5時までの屋外での利用というのは多くございます。ただ、幾つかの公園におきましては、今ほど言われたように、夏の期間だけ時間を延ばしているという利用実態がございます。
 ただ、こちらにつきましても管理運営している指定管理者の財団の人員配置、今現在も5時までにしているのは、5時になってふわふわドームがしぼみ始めて、その後、従業員がいる間にしぼみ始めたときに、けがとかをされる方がいないかとかいう確認した上で今帰っておられるという実態があると聞いております。
 実際、延長できるかどうかにつきましては、また指定管理者と具体的に協議はしてまいりたいと思います。管理運営上、支障がなければ、実現に向けては協議していけばいいかなと考えております。
○有若委員長 夏野市長。
○夏野市長 今の答えはほとんどお金の話でできないみたいなことを言っていましたけど、そもそもふわふわドームに天井あったら解放感も何もないです。私、氷見のも見てきましたし、それから高岡のおとぎの森もあります。開放感も何もないよね。ジャンプしているのはいいけど。やっぱり青い空を見て、ぴんと飛び上がるから開放感があって楽しいので、そんな箱の中で踊るがなら高岡行けってことになるわけで、やっぱりそこら辺考えて、何でも屋根がありゃいいっちゅうもんじゃないと思う。
 それから、ベンチで……日傘持ってきなさいよって思うでしょう。
 それからあずまや。あれはかなり大きなあずまやを造ったので、何でもそんなんして囲ってしまうというのが、本当にいいことかよく考えてほしいなと思います。
 やっぱりふわふわドームは、ああいう空に向けてジャンプする開放感を考える。子供がそれで1つのカタルシスかどうか分かんないけど、何であんなもの面白いかと思うけど、子供があんなに好きなのは何でそうかってこと、考えてほしいわけですよ。屋根をつければいいってものではないということをもう少し考えて御質問してほしいなと思います。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 子供たちの気持ちも今、市長おっしゃったように確かにそうかと思いますが、やっぱり周りの見守られる保護者の意見もそのような意見がたくさん聞かれましたので提案してみました。
 終了時間の延長など、また前向きに御検討をいただきたいと思います。これ要望です。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 それでは気分を変えまして、地震によると思われる農地の被災について少しお伺いしたいと思っております。金子農地林務課長、小西農業振興課長、よろしくお願いいたします。
 そこで、私もちょっと経験したことがないことでございまして、特に被災状況の中に液状化現象ということで、これは他市の話ばかりかなと思っていたんですが、砺波市にもあるということをお聞きして、現地を見てきたわけでございます。広範囲にわたるわけでございますが、そういうことから、まず被災した農地の現状について金子農地林務課長にお伺いしたいと思います。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 地震では、液状化が発生した高岡市、小矢部市境にある高波地区の4筆、約1.7ヘクタールを把握しております。その場所では、砂による噴砂及び多少の陥没、その噴砂、陥没の箇所が約40か所余り発生しております。また、この噴砂した農地のあぜは泥ではなくて、コンクリートによる畦畔、あぜが施工されておりまして、地震による振幅運動で破断が起こりまして、数か所、液状化の影響で沈下しております。
 以上の現状を把握しております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 1.7ヘクタールということでございますので、結構面積的には広いなと思っております。場所は、恐らく地下水位が高いところであることからして、そういうことになるのかなと私はそう思いますが、この液状化のメカニズム等があれば伺いたいと思います。
 特に、震度5以上の場合は発現すると聞いているわけでございますが、その結果としてどのような状況になるか、伺いたいと思います。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 液状化はどこでも起こるわけではございませんので、委員御発言の震度5以上の揺れのほか、2つの要因。1つ目は河川の扇状地などに多く見られます緩い砂地盤。あと、地下水位が地表面に近いところにあるという、その2つの要因がそろったときに液状化が起こる可能性が高くなると言われております。
 平常時は、砂地盤の中で砂の粒同士が点で接触しているということで強さを保っているんですが、液状化しやすい砂地盤は、その粒と粒の隙間に水が入っております。これが地震の揺れによって変形して、押し出された水が泥水のように噴砂したり、噴水したりと表面に出てくるものです。地震後に泥水が噴砂し、その出た分が沈下したりという、こういった現象が起こっているようです。
 今回の箇所は扇状地でありますし、その末端で、すぐ横に岸渡川がございます。圃場整備前も、もともとこの地形は地下水を自噴したりしていたような箇所ではないかなと考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 おっしゃるとおり、昔は地下水位が非常に高かったわけでございますが、範囲は大変広いものだと思っております。
 そこで、県では、宅地等の復興に向けた新事業を創設されているということでございますけど、生活再建支援制度というのが設けられているような恰好ですが、対象が田である場合はそのような制度設計というものはどういうことになっているものでしょうか。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 まず私のほうから、ハードの面につきましては、農地及び農業用施設の復旧は、従来、既存の災害復旧によって現状どおりの復元を施行するものであります。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 それでは、今度は小西農業振興課長にお聞きしたいと思います。
 被災した農地の助成策について伺います。
○有若委員長 小西農業振興課長。
○小西農業振興課長 元日に発生した能登半島地震により被災し、水稲の作付ができず、生産調整、転作へ転換した場合につきましては、戦略作物である大豆を作付された場合につきましては、水稲作付困難補助、代替作物支援事業として10アール当たり9,000円を上乗せ支援していきたいと考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 手厚く助成してあげていただきたいなと思っております。大豆をまかれたところもちょっと見てきたんですがやっぱり表面は凹凸があるということで、これは何かの時点で均辺にしなければならないなと思っております。
 そういったことから、現在は査定中と聞いておりますが、この後の復旧内容、スケジュール等について分かれば伺いたいと思います。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 まず、農地の自噴した箇所については、穴、自噴した場所を中心に、1メートル四方で、高度、厚さ20センチメートル、その下、深度30センチメートルと分けて掘削し、そのおのおのの深さで、それぞれ埋め戻し、転圧、均平を行います。沈下した畦畔につきましては、コンクリートですが取壊しして農地の外へ搬出し、現状と同じ寸法の20センチメートル幅のコンクリート畦畔をまた復元したいと思います。
 現在査定中ですけれども、その査定が終了し、そのまま通れば、その査定申請調書を速やかに提出しまして、その後、事業費の決定通知というのが国のほうから来るんですけど、通常半年近く要するものであります。その申請の前に着工するという、事業費決定前着工という申請をまた国に行いまして、その承認をいただければ速やかに発注して、年度内の完成ができないかなということを今現在考えております。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 質問を終わろうと思ったんですが、今、言葉の中に、畦畔を入れるという話があったわけですが、今現在はコンクリートであぜできているところへもってきて、壊して、その後に畦畔を入れるということになるんですか。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 今ほどの畦畔というのは、コンクリートがもう出来上がったものが現在沈下しまして、隣の田んぼでは水がたまらない状態になっているので、それをまた同じ高さまで復元するという意味で、壊してまた新しいものを造るという復旧を考えているものです。
○有若委員長 山本善郎委員。
○山本委員 壊したものは直してもらえればそれでいいんだけど、今おっしゃったのは、今現在コンクリートでできとるところへ持ってきて、それを除外して、畦畔を入れると言われたわけね。畦畔ちゃ、またブロックみたいもんやぜ。という形にされるということなんですか。
○有若委員長 金子農地林務課長。
○金子農地林務課長 委員のおっしゃっているのは畦畔ブロックだと思うんですけど、ブロックではなくて、現場打ちのコンクリート擁壁みたいなもの。コンクリート製の畦畔ということでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、砺波市プレミアム付商品券発行事業につきまして高畑商工観光課長にお伺いしたいなと思っております。
 私の今、左手にありますが、月曜日に自宅に届きました。おかげさまでミシン目切って、もう早速郵送させていただきましたが、今回第6弾ということで、市民の皆さんも非常に心待ちにしていた事業ではないかなと思っております。
 そこで、前回の第5弾、昨年と比較しますと同じ3万セット。場合によっては同じ時期ということで、ほぼほぼ同じような時期で内容かなと思っていたんですが、昨年の課題なのでしょうか、若干の変更がなされております。特に気がついたものは、例えば、2次販売ということで、昨年はなかったんですが幾つか変更点について、どのような課題があったのか、その辺のところも聞きたいなと思っておりますので、課題があって今回の変更に至ったのだろうなと推測されるわけでありますが、その辺のことにつきまして、まず2次販売について聞かせてください。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 まずは、この砺波市プレミアム付商品券事業の実施主体は砺波商工会議所と庄川町商工会でございます。これまでの第5弾までの、今おっしゃられたように課題であるとか反省点、これは多くの市民、事業所の声をお聞きになって改善を図って、より使いやすいもの、さらには経済の活性化という点でやっていらっしゃいます。
 その上で、今回2次販売されることにつきましては、前回までの実施の中で、やはり何らかの理由で、最終的に商品券を引換えに来られなかった未引換え分の部分が過去に当然ございました。その部分については予算の未執行という形で、世の中の経済には回らなかったお金があるんです。それらはやはり本来の目的であります、物価であるとか、燃料高騰の支援であるとか、経済活性化ということがやはりこの事業の大事な観点でございますので、正直言うと、せっかくついた予算をしっかりと地域に、経済に循環していく必要があるのではないかということで、未引換えになった部分も、これはまたこの事業主体の両者のほうで、非常に事務的には負担はかかるんですが、やはり経済の活性化のために行いたいということで2次販売を行う予定にしております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど、未引換え分があるということで、予算がある中で、やっぱり経済の活性化、動かすためには非常に必要なことだなと感じております。
 続いて、有効期限であります。
 昨年は年末までの期限だったのではないかなと。それが、今11月末までに変更された部分につきまして、何か狙いがあるのかどうか、その辺のところを聞かせてください。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 この事業につきましては、当然、商品券を使う側の消費者の方の立場、それと、この商品券が使える場として場を提供される事業所の双方の立場が成立する条件になります。やはり双方にとって、それぞれの事業効果が発揮をされたり波及されるように当然配慮される必要があります。
 この観点から言いますと、今回の改善につきましては、これまではどちらかというと消費者側目線で行っておりましたが、多くの事業者側の声が今回多うございまして、結論から言うと事業者側の意見を取り入れて今回改善を図ったということであります。
 お尋ねの狙いというのは、本来12月であればもともと消費がやはり年末商戦ということで大きい月であります。しかし、一方では、その前の月である11月などは、1年の中でもやはり最も消費が落ち込む時期の一つでもあります。この11月に何とか消費を促して物価高騰の影響を受けている事業者の事業継続とか、市内の活性化につなげたいというような、今回は事業者側の多くの意見も取り込んで11月末ということに改善をされたところでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど2次販売、そして、有効期限の変更点について聞かせていただきました。いずれも市民側の立場、そして事業者側の立場、双方の立場を考えた今回の変更点ではないかなと思っております。何はともあれ、事務手続が2次販売だと2回目になりますから大変でございますが、ぜひぜひ前へ進めていただければと思っております。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 砺波市の観光を産業化というちょっと新しい分野といいますか、何とかしてこれ、一連の流れの中で産業化することができないかということについて少し意見を述べて見解を求めたいと思っています。
 砺波市の観光は何ですかってことになると、まずはやっぱりとなみチューリップフェアだと思うんですよ。ここ10年ほど、となみチューリップフェアのやっぱり情報発信力というのは、もうすごいもんだと思っています。砺波市はもちろん、もう代表的なイベントです。後に続くイベント、何ですかということですけど、いっぱいあるんですよ。だけど個々に催ししていて、これがなかなかつながらないと感じています。これをつなげることによってイベントそのものもそうだし、宿泊、飲食、物販につながっていくのではないかなと考えます。これやっぱり、もうそろそろこういう感覚の中で取り組んでもいいくらい、砺波市の観光というのはエネルギーというか、パワーを持っているのではないかなと思います。
 今この機会に、この辺にやっぱり取り組んでも十分できるのではないかなと考えておりまして、まずはこの辺を、商工観光課の見解をまず求めていきたいと思っています。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 砺波市において、観光産業化ということにつきましては、実は第2次の総合計画の10WAVEプロジェクトにも位置づけておりますように、10WAVEプロジェクト、稼ぐ産業振興プロジェクトということで、さらには砺波市の第3次砺波市観光振興戦略プランにもそういったことを位置づけまして、現在それに取り組んでいるところでございます。
 例を申しますと、例えば砺波市農商工連携推進協議会による、こちらの農業振興のほうとも協力をしまして、6次産業化の取組でありますとか、ちょうど明日、その総会がありまして、今回新たにその事業者、1次産業者も巻き込んで意見交換会、交流会を食事つきでやろうかなというような展開を今考えております。
 それと、飲食、宿泊につなげる点については、これもコロナ明けからでございますが、TONAMI―STAYということで、宿泊事業者の皆さんで組織する実行委員会を市が支援をいたしまして、こちらのホームページ見ていただければ分かるんですが、お泊まりになられます。そして、こういうおいしいお食事のお店があります、砺波市の年間の四季にこういったイベントがございます、という紹介をしながら、宿泊、食、物販も連携したような組織で動いていただいております。
 あと、今現在、頼成の森花しょうぶ祭りが行われておりますが、こちらのほう、先ほど言いましたいろんなキャンペーンをしている中で、頼成の森花しょうぶ祭りのPRは当然なんですが、それに併せて、例えば砺波市のお食事とか観光どうですかという提案を今までしてきております。その中で、ちょうどうれしかったのは、先週の土曜日、ある旅行会社のツアーを見ると、頼成の森花しょうぶ祭りと農家レストラン大門のお食事、さらに庄川峡遊覧船というツアーで、私はちょうど安城市の方をお連れして農家レストラン大門へ行ったんですが、もうそのツアーも含めてお客さんがいっぱいでございました。
 そういった形で、まだまだお伝えしたいことはいっぱいあるんですが、このように産業化というのは、やはり市内の事業所の皆さん、そして地域のいろんな団体の皆さんの意識が高まってきております。総合計画プロジェクトにもなっているということで、そういった意味では、ある程度は自主的にいろんな事業所、地域の皆さんが取り組んでいただくものだと、市はそれを支援する形だと思っていまして、そういった動きも着実にできてきていると現在は考えておりますので、やはり結果が出るには粘り強くやらないといけないと思うんですが、今後も継続的に支援をしていきたいという思いでおります。
○有若委員長 山森委員。
○山森委員 少し私の認識不足もあったようでありますが、既に取り組んでいらっしゃるということであります。
 今、高畑商工観光課長が言われたように、今の形をさらに前進させて、しっかりとした、やっぱり組織化という言葉が堅過ぎるかも分かりませんが、やっぱり何か組織的なつながりの中で進めていかなければならないかなと思います。ぜひとも積極的に進めていただきたいと思っております。
○有若委員長 高畑商工観光課長。
○高畑商工観光課長 今、御要望も含めての御意見だと思うんですが、先ほど申しましたいろんな団体含めた組織化になって今、立ち上がってきているものと思っております。観光協会の総会などはまさしくそれの結集で、いろんな事業所、いろんな分野の皆さんが参加をしていらっしゃいますので、それをやはりみんなでさらに盛り上げて継続をしていくこと、みんなで力を合わせて連携していくことが大事だと思っておりますので、今ほどの御意見も十分受け止めまして進めていきたいと考えております。ありがとうございます。
○有若委員長 ほかに質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 質疑、御意見はないようでございますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 市長をはじめ、当局の皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆さんはしばらくお待ちください。

○有若委員長 お諮りします。本委員会の審査経過と結果報告の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○有若委員長 次に、閉会中の継続審査についてお諮りをします。
 本産業建設常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定をさせていただきます。
 以上で産業建設常任委員会を閉会いたします。
 皆様、御苦労さまでございました。

 午前11時14分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会産業建設常任委員会

   委員長   有 若   隆