平成20年6月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

◯議長(林 忠男君) ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりでございます。

                  日程第1
       議案第44号から議案第52号まで、及び報告第5号

◯議長(林 忠男君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第44号から議案第52号まで、平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)外8件について、及び報告第5号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)

◯議長(林 忠男君) 以上の案件につきましては、各常任委員会に付託してありますので、その審査結果について各常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 山田幸夫君。
  〔産業建設常任委員長 山田幸夫君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(山田幸夫君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして当委員会に付託されました、議案第44号 平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外1議案を審査するため、去る6月20日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 それでは、本定例会において産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第44号 平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第47号 平成20年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、以上、議案2件であります。
 当局から議案などについて詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決することに決しました。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、今6月定例会に補正予算案として計上されているまちづくり交付金事業の物件移転費245万3,000円の内容についてただしたところ、これは、都市計画路線駅前栄町線の拡幅工事に伴い支障となる塀などの移転補償費であるとのことでありました。
 次に、観光費の国道156号線五鹿屋交差点に設置される観光案内板に関し、東海北陸自動車道の開通に伴い、県外観光客の増加も見込まれることから、ほかにも設置される計画があるかをただしたところ、今回は国道に設置の予定だが、幹線道路に順次設置していきたい。また、県の補助金なども有効に活用し、外国語併記したわかりやすい案内板にしたいとのことでありました。
 次に、当委員会に関する市政一般に関する質疑・意見では、まず、入札後の契約額に対し、原油高や諸物価高騰に伴う対応として、物価スライド制を導入している自治体もあるが、当市ではどのように対応するのか、また、金融支援策について現段階での具体策についてただしたところ、契約後の原材料高騰には一定の基準を設けてスライド制を検討したいとのことでありました。また、金融機関に関して公的な資金の融資率は10%ないし15%で十分枠があるとのことで、商工会議所など、金融機関との合同の会議を開き、現状把握に努め、必要な策があれば対応していきたいとのことでありました。
 次に、耐震改修促進計画の内容と、木造住宅耐震改修支援事業の進捗状況についてただしたところ、平成19年度の木造耐震化率は62%で、平成27年度までに85%にし、また、特定建築物は平成19年度は70%だが、平成27年までに90%に、学校については100%を目標にしたいとのことでありました。また、平成19年度の当市の耐震診断件数は20件で、耐震改修家屋は2件で、1件当たり60万円の補助をしたとのことでありました。
 次に、公共下水道の接続率をただしたところ、平成19年度末の水洗化率は、公共下水道が89.9%、特定環境保全公共下水道が66.7%で、合わせた公共下水道地域では77.2%であり、公共下水道内の接続件数は、平成18年度は6,156戸、平成19年度は6,738戸と583戸増えているとのことでありました。
 そのほか、庄川左岸インターチェンジとその後の状況について、松下電器産業株式会社半導体社砺波工場の新棟建設の現在の状況についてなど質問があったところでございます。
 なお、本日午前10時より、松下電器産業半導体社砺波工場の新棟建設予定地の現地視察を実施したところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一部を申し上げまして、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(林 忠男君) 民生文教常任委員長 瘧師富士夫君。
  〔民生文教常任委員長 瘧師富士夫君 登壇〕

◯民生文教常任委員長(瘧師富士夫君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして当委員会に付託されました、議案第44号 平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外4議案、報告第5号 専決処分の承認を求めることについて及び請願2件を審査するため、去る6月23日、市長を初め関係部課長の出席を得て委員会を開会いたしました。
 それでは、当委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第44号 平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第45号 平成20年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第46号 平成20年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第49号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第50号 砺波市乳児及び幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、報告第5号 専決処分の承認を求めることについて、受理番号10番 「後期高齢者医療制度の中止撤回の意見書の提出について」、受理番号13番 「教育予算の拡充を求める意見書採択の請願書」、以上、議案5件、報告1件及び請願2件であります。
 当局から議案等についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり可決及び承認することに決したのであります。また、請願2件については、いずれも不採択とすることに決したのであります。
 ここで、今6月定例会に議案として提出されたものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、条例改正に伴う子ども・妊産婦医療給付費2,100万円の内訳についてただしたところ、小学1年生から3年生までの通院に係る医療費控除については1,810万円で、対象児童数は所得制限の関係上、市内児童数の9割と見込んで約1,350人。小学4年生から6年生の入院に係る医療費助成については290万円で、対象児童数は同様に9割として約1,300人としたものであり、過去の幼児・児童の総合病院への入院状況等を分析し、市内の子どもたちの状況を勘案した上で積算したとのことでありました。
 また、砺波市以外の病院等に通院・入院した場合は、従来の乳児・幼児医療費助成のとおり、償還払いで対応するとのことでありました。
 次に、麦秋苑水道漏水補修工事と砺波市武道館屋根防水補修工事について、それぞれ補修工事発注に至るまでの状況と今後の対応についてただしたところ、麦秋苑については、洗面所から浴室にかけての床下において漏水したものであり、5月下旬から6月上旬にかけて発見され、現在応急処置はなされていないが、なるべく早く露出管で対応する工事に着手したいとのことであります。
 また、武道館については、施設の老朽化に伴い管理棟の屋根から雨漏りが発生したものであり、当初予算の編成後、関係団体から連絡を受けたものであり、工事内容から今回の補正予算としたとのことであります。
 今後、このような施設の補修工事については、できるだけ早く対応するよう担当の指定管理者に指導していきたいとのことでありました。
 次に、(仮称)駅南第2駐車場整備の内容についてただしたところ、新たに車両45台を収容できる駐車場であり、出入り管理システムについては、精度の高い機械の設置を予定しているとのことでした。
 また、そのことに関連して、現在の駅南駐車場出入り管理システムの老朽化した機械についても更新を考えてはどうかと要望したところ、現在のところ防犯上特に問題はないが、利用者に配慮する意味では更新する方向で考えていきたいとのことでありました。しかし、現在の機械は旧式のもので部品の取りかえがきかず、新たな機械を購入するとなれば約1,000万円の経費がかかるので、財政的な面から来年度に向け検討していきたいとのことでありました。
 次に、砺波市国民健康保険税条例の一部改正に伴う税率改正について、その内容をただしたところ、基本的な考え方として、医療費の伸び率を3%としたことは、前3カ年の医療費の伸び率をもとにしたものであり、保険税のうち、応益分の均等割・平等割については、軽減措置の理想的な割合により近づけた率であるとのことでした。また、税率の設定は概ね3年単位としたことについては、特にルールは決められているものではないが、3カ年のうち2年次を税率の基準としたものであるとのことでした。
 次に、市政一般に関する質疑意見では、本年度、県で予算枠を拡大した県産魚学校給食普及事業について砺波市に取り入れることを検討しているのかとただしたところ、富山県産の魚を県が漁連に対し補助する形で学校給食への普及を図る事業であるが、大量に使う場合は魚が限定されることや、現在のところ海の魚に限られているため、砺波市ではこの事業は利用していないとのことでした。
 しかし、今後は、アユ等を使うことができないか県と協議していきたいとのことでありました。また、給食センター方式では分割が必要であり、地区別、小中学校別等で対応できないか検討するとのことでありました。
 次に、文化的景観調査事業における景観保全懇話会の性質についてただしたところ、市全体での議論の場として設置するもので、当面は平成19年度の調査、地区説明会の御意見等に基づく勉強会となりますが、市民の方々に御意見を伺いながら、砺波市としての散居景観の保全をどのような方向に向けていくのか、また、手法等について議論を交わし、散居景観保全の素案づくりにつながるものとしたいとのことでありました。また、懇話会と並行して、各地区単位や集落に出向いて継続的な説明会も必要と考えており、地区でお世話される方の御協力をお願いしたいとのことでありました。
 次に、CO2削減キャンペーンの取り組みについてただしたところ、砺波市では特に市民向けのキャンペーンはしていないが、今後も身近にできることを広報やケーブルテレビで呼びかけていき、庁内では、従来からの昼休み中の消灯や季節に応じた室内温度の設定、クールビズ、ウオームビズの徹底、また、特にCO2削減の取り組みとして、植物のゴーヤを窓際に植えて日射を遮る、いわゆるグリーンカーテンを今後各公共施設に展開できないか検討したいとのことでした。
 そのほか、後期高齢者医療制度における今後の住民負担について、次世代育成支援行動計画の後期計画について、ちゅうりっぷ保育園の低年齢児保育の状況について、少人数の幼稚園の集団教育について、ファミリーサポートセンター事業の協力会員についてなど意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会では、調査研究の一環として、去る6月23日、庄川中学校の耐震化及び大規模改修工事に伴う体育館での代替仮設教室の状況について視察を行ったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(林 忠男君) 総務病院常任委員長 福島洋一君。
  〔総務病院常任委員長 福島洋一君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(福島洋一君) 総務病院常任委員会の審査の結果とその概要について御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして当委員会に付託されました、議案第44号 平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分外3議案を審査するため、去る6月24日、市長を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 それでは、本定例会において総務病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第44号 平成20年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第48号 砺波市監査委員に関する条例の一部改正について、議案第51号 財産の取得について、議案第52号 工事請負契約の締結について、以上、議案4件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案4件につきましては、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、今6月定例会に議案として提出されているものについての主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、自主防災組織育成費での整備内容と今後の予定についてただしたところ、今回の補正予算では、自治総合センターの助成金を財源として油田・種田地区に助成し、発電機、トランシーバー等の防災機器を整備するとのことでありました。また、この助成金の採択は厳しいが、全地区の自主防災組織に助成できるよう次年度以降も申請を続けていくということでありました。
 次に、土地開発基金の残高と、土地開発公社が保有する土地についてただしたところ、土地開発基金の残高は2億7,200万円余とのことでありました。また、土地開発公社が保有する土地は5カ所で、金額にして5億7,400万円、面積にして6,575平米であります。今回整備する駅南第2駐車場用地及び利賀ダム建設事務所用地などもあるとのことでありました。
 次に、市政一般に関する質疑意見では、全国的に採血器具の使い回しによる問題が発生しましたが、総合病院の実情はどうであるかをただしたところ、県から6月4日付で微量採血のための穿刺器具の取り扱いに関する周知及び調査の実施についての照会があり、院内の関係部署を調査したところ、当院ではそのような事実は全くなく、その旨を県に報告したとのことでありました。
 次に、低価格入札が何件あり、それにより問題があったか、また、低入札価格調査委員会設置の予定があるかどうかについてただしたところ、平成19年度には低価格入札が6件あったが、工事内容に問題はなく、竣工検査にも合格しているとのことでありました。また、調査委員会等の設置については、低入札があった場合には、まず、業者から積算内容、経営状況等を聞き取り調査し、その上で契約しているので、現段階では調査委員会とか検討委員会を設置する考えはないとのことでありました。
 次に、災害時の孤立集落及びその対策についてただしたところ、災害時に孤立するおそれのある集落は、栴檀野、栴檀山、東山見地区内に18カ所存在するとのことでありました。第1次的に問題となる情報伝達については、消防器具置き場にある消防無線及び旧庄川町の各家庭に配置してある防災無線の個別受信機を活用するとともに、順次衛星携帯電話を配備していく予定であるとのことでありました。また、地区防災計画では、各家庭単位での食糧、燃料及び医薬品等の確保について奨励するとなっており、御協力をお願いしたいとのことでありました。
 次に、総合病院の平成19年度の決算見込み及び20年度の黒字化に向けての経営努力についてただしたところ、19年度の決算見込みは9億円弱の赤字であり、前年度より1億3,700万円程度減少する見込みである。平成14年から続いている診療報酬の引き下げがあり収入が落ちている状況であるが、赤字削減の対策は、経費的なものでは、光熱水費、委託料費等の経費節減、また、大きなウエートを占めている材料費では、交渉による値引き率の向上に努めているところである。昨年12月から7対1看護に体制を変え、月額で2,500万円の収入増となっているとのことでありました。
 次に、今年度の消火栓の設置予定、消防団員の運転免許証の確認及び住宅用火災警報器等の設置状況についてただしたところ、消火栓の設置については、今年度、柳瀬・般若地区で予定している。消防分団員の運転免許証の確認については、消防団長とも相談し、団長が適切な指示をしていただけるよう助言していきたい。住宅用火災警報器については、砺波市の設置率は50.4%で全国平均、県平均をも上回っているが、今後さらに設置促進に努めていきたいとのことでありました。
 このほか、医師の確保対策について、職員、看護師の採用について、合併特例債の活用について、中村多目的運動広場等の借地について、栴檀山地区の携帯電話通話状況についてなど、質問、意見があったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査の結果とその概要について申し上げ、総務病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(林 忠男君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)

◯議長(林 忠男君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(林 忠男君) これより討論に入ります。
  討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより採決をいたします。
 まず、議案第49号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は原案のとおり可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、残りの議案、議案第44号から議案第48号まで、議案第50号から議案第52号まで及び報告第5号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は原案のとおり可決及び承認であります。以上の案件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立全員であります。よって、以上の案件は各委員長の報告のとおり可決及び承認されました。

                  日程第2
     後期高齢者医療制度の中止撤回の意見書の提出について外1件

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第2 後期高齢者医療制度の中止撤回の意見書の提出について外1件を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

                 (質  疑)

◯議長(林 忠男君) これより、受理番号10番 「後期高齢者医療制度の中止撤回の意見書の提出について」の質疑に入ります。
  質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(林 忠男君) これより討論に入ります。
  討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより、受理番号10番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号10番 「後期高齢者医療制度の中止撤回の意見書の提出について」に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                 (質  疑)

◯議長(林 忠男君) 次に、受理番号13番 「教育予算の拡充を求める意見書採択の請願書」について質疑に入ります。
  質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)

◯議長(林 忠男君) これより討論に入ります。
  討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより、受理番号13番を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号13番 「教育予算の拡充を求める意見書採択の請願書」に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                  日程第3
               議員提出議案第4号

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第3 議員提出議案第4号 基幹的な農業水利施設の着実な整備に関する意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(林 忠男君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
  12番 山田幸夫君。
  〔12番 山田幸夫君 登壇〕

◯12番(山田幸夫君) 基幹的な農業水利施設の着実な整備に関する意見書の提出についての提案理由の説明を行います。
 砺波市は、県内有数の安定的な食料生産基地として、安全・安心な農産物の生産のため農業生産基盤の整備を進めてまいりました。
 一方では、農村の混住化により洪水の流出形態が変化し、従来からの用排水路の機能では断面が不足するなど溢水被害が発生しており、排水路の改修などを早急に行うことが喫緊の課題であります。
 幸い、当地域では国営総合農地防災事業庄川左岸地区の実施計画が進められていますが、政府の地方分権改革推進委員会で国と地方の役割分担の見直しが進められ、地方農政局の大半の業務を地方に移管し、廃止すべきとの議論が行われております。
 これが実際に移されれば、地域の農業振興の基礎となる基幹水利施設の整備や管理に大きな支障を生ずることが懸念されるのであります。
 よって、農業生産の基盤である基幹的な農業水利施設の整備・管理など国営事業として実施されている大規模事業について、引き続き国の責任において地方農政局が実施されるよう強く要望するものであります。
 どうか議員各位には適切な御判断をいただき、採択賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。

                 (討  論)

◯議長(林 忠男君) これより討論に入ります。
  討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより、議員提出議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第4号 基幹的な農業水利施設の着実な整備に関する意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第4号 基幹的な農業水利施設の着実な整備に関する意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第4
               議員提出議案第5号

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第4 議員提出議案第5号 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の改善を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(林 忠男君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 5番 瘧師富士夫君。
  〔5番 瘧師富士夫君 登壇〕

◯5番(瘧師富士夫君) 議員提出議案第5号 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の改善を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 本年4月から始まった後期高齢者医療制度は、増大する高齢者の医療費を国全体で安定的、長期的に支えるとともに、75歳以上の高齢者の特性を踏まえた適切な医療サービスを提供することを目的に導入された制度であります。
 高齢者と現役世代の負担割合を明確にし、保険料の自治体間の格差を是正するなど、財政難で疲弊した旧老人保健制度の問題点を解消する新たな枠組みとして施行されましたが、運用面では多くの問題が指摘されています。
 我が国の世界最高水準の国民皆保険制度を将来にわたって維持するためには、後期高齢者医療制度自体の骨格は維持しつつ、制度施行後に出された問題点については、高齢者の置かれている状況を十分配慮し、真摯に改善に取り組み、よりよい制度にする必要があります。既に政府において改善案として、低所得者の保険料の軽減対策や高齢者医療の円滑な運営のための負担軽減等の見直しをされましたが、さらなる課題について検討の余地が残されています。
 よって、ここに、国会及び政府に対し、1つ、保険料の軽減判定を世帯単位ではなく個人単位で行うかどうか検討し、早急に結論を得ること。1つ、保険料の年金天引きの免除対象を拡大すること。1つ、70歳から74歳の高齢者の窓口負担1割の軽減措置を引き続き継続すること。1つ、被用者保険の被扶養者であった者の保険料軽減措置を引き続き継続すること。1つ、広域連合の運営について、都道府県知事の関与のあり方を検討すること。以上を重点事項として、後期高齢者医療制度の改善を強く要請するものであります。
 議員各位には、何とぞ慎重審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

                 (討  論)

◯議長(林 忠男君) これより討論に入ります。
  討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより、議員提出議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第5号 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の改善を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第5号 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の改善を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第5
               議員提出議案第6号

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第5 議員提出議案第6号 地球温暖化防止に向けた国民的運動の推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。

               (提案理由の説明)

◯議長(林 忠男君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 5番 瘧師富士夫君。
  〔5番 瘧師富士夫君 登壇〕

◯5番(瘧師富士夫君) 議員提出議案第6号 地球温暖化に向けた国民的運動の推進を求める意見書の提出について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 近年、乾燥地域の拡大や氷河の後退、異常気象の頻発、海面上昇等、地球温暖化の影響によるものと指摘される事象が地球規模で顕在化しております。20世紀の間に地球の平均気温は0.6度上昇し、我が国の平均気温も1度上昇しました。地球温暖化防止に向けた取り組みが喫緊の課題であることはだれの目にも明らかであります。
 こうした環境・気候変動問題等を主要テーマに、本年7月、日本を議長国として北海道洞爺湖サミットが開催されます。政府においても、ダボス会議で福田総理がクールアース推進構想を提唱するなど、京都議定書の温室効果ガス削減目標達成のために、地球温暖化対策推進法の改正を進めるなど、所要の温暖化防止対策を講じているところであります。
 加えて、環境立国を目指す我が国が開催国として積極的に議論をリードするとともに、地球温暖化防止に向けた国民・企業総体の取り組みをより一層推進する責務があることは論をまちません。
 こうした観点から、国会及び政府に対し、1つ、北海道洞爺湖サミットの開催初日の7月7日をクールアースデーと宣言し、CO2削減に向けた実効性の伴う国民的運動を政府主導のもとに創出し、その普及促進に努めること。1つ、当日はCO2削減のため、全国のライトアップ施設や家庭などが連携して電力の使用を一定時間控えるライトダウン運動などの啓発イベントを開催し、地球温暖化防止のために行動する機会の創出に取り組むこと。1つ、クールビズやウオームビズについては認知度を深めるとともに、温度調節などの実施率を高めること。1つ、チーム・マイナス6%などの国民参加型運動の一層の普及促進を図り、国民運動に対する協賛企業の拡大やエコポイント制度の普及促進に努めること。1つ、商品の料金の一部が温室効果ガス削減事業に充てられる仕組みとなるカーボンオフセットについては、関係者による協議体をつくり、その信用性を高めること。以上を強く要請するものであります。
 議員各位には、何とぞ慎重審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

                 (討  論)

◯議長(林 忠男君) これより討論に入ります。
  討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 討論なしと認めます。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより、議員提出議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第6号 地球温暖化防止に向けた国民的運動の推進を求める意見書の提出については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(林 忠男君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第6号 地球温暖化防止に向けた国民的運動の推進を求める意見書の提出については原案のとおり可決されました。

                  日程第6
       砺波市農業委員会委員の学識経験委員の推薦について

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第6 砺波市農業委員会委員の学識経験委員の推薦についてを議題といたします。
 お諮りいたします。推薦の方法につきましては、議長において指名推薦といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、推薦の方法は、議長において指名推薦することに決しました。
 砺波市農業委員会委員の学識経験委員に、
  朝 日 俊 子 氏
  高 原   勤 氏
  本 江 義 一 氏
  石 黒 吉 弘 氏
 を指名いたします。
 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました方々を砺波市農業委員会委員の学識経験委員として推薦することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名をいたしました方々を、砺波市農業委員会委員の学識経験委員として推薦することに決まりました。

                  日程第7
               議員の派遣について

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第7 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定により、派遣する議員については、お手元にお配りいたしました「議員の派遣について」のとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第12項及び会議規則第159条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、「議員の派遣について」の配付文書のとおり議員を派遣することに決しました。

                  日程第8
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

◯議長(林 忠男君) 次に、日程第8 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中継続審査の申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

                追加日程第9
                議案第53号

◯議長(林 忠男君) 次に、お諮りいたします。
 本日、市長から、議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてが提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第9として議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、議案第53号を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

               (提案理由の説明)

◯議長(林 忠男君) 本議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念鉄夫君) ただいま追加提案をいたしました、議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを御説明申し上げます。
 現人権擁護委員の丹羽宗吉氏の任期が平成20年9月30日をもって満了となりますが、引き続き同氏を人権擁護委員の候補者として推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御意見を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(林 忠男君) お諮りいたします。本議案については、事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、本議案は、この際直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)

◯議長(林 忠男君) これより、議案第53号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、丹羽宗吉氏を適任とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(林 忠男君) 御異議なしと認めます。よって、議案第53号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、丹羽宗吉氏を適任とすることに決しました。

◯議長(林 忠男君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉会のあいさつ

◯議長(林 忠男君) 市長からごあいさつがございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念鉄夫君) 6月定例議会の閉会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
 このたびは、一般会計補正予算を初め8件の議案及び6件の報告案件について、いずれも可決、承認をいただきまして御礼を申し上げます。
 議会中に賜りました御意見など、執行に当たりまして配慮をしてまいりたいと思っております。
 私の答弁及び発言については、慎重さを欠いたところもあったようでございますが、真意を御理解願いたいと思っております。今後とも、課題に対して御指導を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
 7月5日からは東海北陸自動車道も開通するわけでございますが、これに期待をし、皆さんとともにいい観光交流を進めてまいりたいと、このように思っておるところでございます。
 さて、7月7日から開催されます洞爺湖サミットでは、ただいま議員提案のございました地球温暖化防止の意見等の提出に沿って議論がされるようでございますけれども、我々の環境を守る、この地球温暖化対策がいよいよ実効性のある枠組みを示していただければありがたいと思っております。なお、また、この地球規模で問題になっております食料の問題、あるいは原油の高騰等の問題についてでも議論をしていただいて、食の安全と経済の安定性について議論を高めていただきたいと思うところでございます。
 6月末から砺波市民体育大会が開催されますけれども、いよいよ8月には北京オリンピック大会も開催されます。日本が優秀な成績をおさめられるよう期待をし、皆さんとともに応援をしてまいりたいと存じております。
 さて、これから本格的な暑さがやってまいります。各位には十分健康に留意していただいて御指導を賜るようお願いを申し上げまして、閉会に当たりましてのごあいさつといたします。ありがとうございました。

               閉会の宣告

◯議長(林 忠男君) これをもちまして、平成20年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 2時50分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

平成    年    月    日

   議  長   林   忠 男

   署名議員   堀 田 信 一

   署名議員   山 森 文 夫

   署名議員   山 岸 銀 七