平成12年9月定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時06分 開議

◯議長(堀田君) ただいまから、平成12年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施しました、例月出納検査の結果報告を、お手元に配付のとおり受けておりますので、ご検討をお願いいたします。

◯議長(堀田君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により議長において、
   14番 西 尾 英 宣 君
   15番 宮 木 文 夫 君
   16番 柴 田 豊 明 君
を指名いたします。

◯議長(堀田君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月26日までの14日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月26日までの14日間と決定いたしました。

◯議長(堀田君) 次に、日程第3 閉会中の継続審査事項の報告についてを議題といたします。
 病院事業特別委員長 吉澤邦麿君。
  〔病院事業特別委員長 吉澤邦麿君 登壇〕

◯病院事業特別委員長(吉澤君) 病院事業特別委員会のご報告を申し上げます。
 当委員会は、市立砺波総合病院増改築工事の進捗状況を審議するため、去る平成12年9月6日、現在施工中の総合病院増改築工事の現場を視察し、その後、市長はじめ当局の出席者を得て、委員会を開催いたしたところであります。
 現地調査につきましては、病院長をはじめ担当者の説明を求め、免震装置の設置状況について確認をしたところであります。工事は順調に進み、西棟の地下1階、地上1階部分のコンクリート打設も完了しており、現在2階の型枠、鉄筋工事の施工中であり、当初予定していた工期より約2カ月程度早まっているとのことでありました。
 また、耐震対策としての免震装置につきましては、西棟の深さ約10メートルの基礎の下に100基設置されており、大地震時の最大60センチの揺れにも耐えられるものとのことでありました。さらに、ライフラインが寸断された場合にあっても、病院施設内に自家発電装置や大型貯水槽設備等を設置しており、少なくとも3日間は自活できるとのことでありました。
 次に、審査の内容についてご報告いたします。
 西棟工事の進捗状況についてただしたところ、8月末現在での全体の出来高は10.4%で、そのうち建築工事は15.8%と最も高く、9月中旬から2階部分のコンクリート打設を行うとのことでありました。また、今月下旬には、地下1階部分にナースステーション及び病室のモデルルームが完成することから、その確認作業を行うとのことでありました。
 次に、完成時期についてただしたところ、当初計画では平成13年8月ごろの完成見込みであったが、今のところ工事は順調に進み、このままで推移すると、来年4月末には工事が完成し、5月に各種の法定完成検査及び設備機器などの試運転調整を行い、6月初旬から放射線、手術部門などの引越しを行い、7月1日には西棟のオープンを迎えることができるとのことでありました。
 次に、屋上ヘリポートについてただしたところ、当初、屋上ヘリポートから8階までの高さ約10メートル間の患者搬送を、階段による人力搬送で計画しておりましたが、担架を含めて100キロ近い患者を安全かつスピーディーに8階まで搬送することなど、院内で十分検討した結果、継続費の範囲内で8階屋上北側に高さ約12メートルのエレベーター塔を設置し、屋上ヘリポートと8階のフロア間をエレベーターによる患者搬送が可能となるように設計変更を行ったとのことであります。さらに、航空灯火も設置することにより、終日のヘリポート利用が可能となり、災害拠点病院としての機能維持がより一層図られるとのことでありました。
 次に、病院駐車場対策についてただしたところ、現在、1,077台の駐車場が確保されているが、増改築事業が完了すると、1日平均の患者数は、現在の1,500人から1,700人へ増加が見込まれること、これから始まる杉木土地区画整理事業の減歩等により、併せて580台余りの駐車場の不足が見込まれます。
 今後、病院駐車場周辺で用地の確保に努めるとともに、駐車施設の設置も検討いたしたいとのことであります。
 次に、総合情報システムについてただしたところ、このシステムは地域に密着した医療供給体制の確立に沿った、効率的運用を図るため構築されるもので、平成5年に導入した現在のシステムを、新システムへの再構築を行い、平成12年度から平成15年度の4カ年にわたり構築し、それぞれ構築の翌年度から稼働するものであります。
 この導入により、診療の迅速かつ確実性とともに、併せて経営の一層の効率化を目指したいとのことでありました。
 次に、医療の質的向上を目指す病院内プログラムについてただしたところ、現在、世間一般から求められている質の高い医療の提供のため、現在、病院内各部署で自らを評価して改善すべき問題点を提起し、その問題点を病院組織として改善を図るよう計画し、質の高い安全な医療を提供できるよう努力しているとのことでありました。今後、その成果を客観的に確認する意味も含め、2001年秋を目標に、第三者評価機関である財団法人日本医療機能評価機構の受審を検討しているとのことでありました。
 その他、健康づくりセンターについて、高度な各種設備への従事者について、CATV網を活用した双方向による情報システムづくりについて、医療機器の購入費について、メディカルゾーン構想について、意見及び要望があったところであります。
 以上、審査の結果とその概要について簡単に申し上げ、病院事業特別委員会のご報告といたします。

◯議長(堀田君) 次に、日程第4 施政方針並びに議案第64号から議案第73号まで、平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)外9件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、ここに一般会計補正予算案をはじめ当面必要となってまいりました議案等につきましてご審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位にはご多忙中にもかかわらずご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 初めに、去る8月に発表されたマスコミの「2000年度全都市ベストシティ・ランキング」では、東京特別区23区を含めた全国の694都市の中で、砺波市が第4位にランクされました。第1位から第3位までが東京特別区でありますので、市の中ではトップに評価されたわけであり、大変喜ばしいことであります。これは市勢の発展を示すものであるとともに、21世紀に向けてさらに努力していきたいと存じております。
 次に、2000年とやま国体について申し上げます。
 夏季大会につきましては、去る9月9日、ボウリング競技の開始式を行い、秋篠宮同妃両殿下お成りを市民とともに歓迎申し上げ、ご観戦もいただき、12日まで熱戦が繰り広げられました。大会前日の9月8日には、富山県選手や全日本ボウリング協会のナショナルメンバーとともに多くの市民が参加して「国体記念ふれあいボウリング」を開催したところであります。
 また、地域における花いっぱい運動や美化活動を展開し、駅前歓迎壁画や歓迎旗による装飾を施し、全国の皆様をお迎えいたしました。競技会場での運営や市内一円では、多くの市民のご協力をいただき、成功裡に終えることができたものと存じております。
 さて、来るべき秋季大会の直前の10月10日には、大会旗・炬火リレーを実施いたしますが、各リレー隊では数回の練習会を経て、中継地での式典練習に励んでおります。市民の皆さんには、リレー当日の交通誘導や沿道応援にもご協力をいただきたいと存じております。
 メインの大会となる秋季大会につきましては、このほど開催各競技の参加都道府県が決定したところであり、プログラムの作成や競技、式典の運営などについて各競技協会との綿密な打ち合わせを重ねております。また、市民各位には全地区及び各公共施設どに、花いっぱい運動や地域美化活動などの展開、スタンドいっぱい運動を計画していただいております。また、競技会運営には延べ6,600名ほどの市民の皆さんにご協力をいただくこととして、今後、説明会に入ることにしております。
 議員各位並びに市民の皆さんのさらなるご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
 次に、平成11年度一般会計及び特別会計の決算の概要と当面の財政運営について報告いたします。
 平成11年度一般会計決算は、歳入総額183億8,169万9,000円、歳出総額174億4,479万1,000円、翌年度へ繰り越すべき財源は1億7,231万3,000円で、実質収支では7億6,459万4,000円の黒字決算となりました。また、特別会計は、国民健康保険事業特別会計が2億649万2,000円、同太田診療所特別会計が251万3,000円、下水道事業特別会計が5,000円、農業集落排水事業特別会計が598万円とそれぞれ実質収支で黒字決算となり、赤坂霊苑特別会計は収支差し引き残金なしとなっております。
 一方、老人保健医療事業特別会計は588万1,000円の赤字決算となっており、歳入不足が生じましたので、繰り上げ充用を行いました。
 これらの決算につきましては、ただいま監査委員の審査に付しているところであります。後日、その意見を付してご審議を願うことになりますのでよろしくお願いいたします。
 さて、我が国経済は、厳しい状況をなお脱していないものの、緩やかな改善を続けている中にあって、引き続き景気の下支えに万全を期するため、去る7月25日、国の公共事業等予備費の使用が閣議決定されたところであります。また、併せて地方単独事業の追加に当たっても、地方債の弾力的な運用等、所要の財政措置を行うこととされたところであります。景気の動向としては、地域や業種によって異なるものと考えられることから、地方公共団体においては、経済動向を十分に踏まえ、適切な行財政運営を行う必要があると考えております。
 次に、国勢調査業務について申し上げます。
 本年10月1日を基準日として実施されます2000年国勢調査は、国際連合が勧告する2000年前後の「世界人口・住宅センサス」の一環として実施される節目の調査であり、我が国の人口・世帯の実態を把握し、21世紀の新しい社会・経済システムにおける行政施策等の基礎資料を提供するものとして重視されております。
 いよいよ、調査実施間近となりましたが、円滑な調査の実施に向け、万全を期して業務の遂行に努めてまいりたいと考えております。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、総合計画の策定について申し上げます。
 これまで収集した各種アンケートの結果やまちづくり研究会の報告、市長への手紙や市長と語る会、行政出前講座などでお寄せいただいた市民の皆さんの提言に加えまして、専門家のアドバイスなどもお聞きし、素案づくりを進めております。
 計画の骨格は、これまで展開してきたまちづくりの経過を踏まえるとともに、少子高齢化や環境への関心の高まり、情報化の進展など、時代の潮流をとらえ、砺波市の抱える基本的な政策課題と、それに対応する施策の大綱を5本程度の柱にまとめたいと考えております。
 近く、総合計画審議会を開催のうえ、基本構想等について諮問し、審議を願う予定であります。審議会の答申をいただいたうえで、基本構想案を議会に提出し、ご審議を賜りたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 次に、地域情報化の推進につきましては、行政情報の公開と合わせて取り組んでおりました、地域インターネット導入促進事業がこのほど完成し、去る9月7日から稼働しております。これにより、市民の皆さんには、市のホームページを通じて、自宅で図書館の蔵書の検索、貸出予約が可能となり、また市議会の議事録をご覧いただくことができるようになりました。
 また、広域圏事業でありますが、光ケーブルの配線が進められておりますので、加入促進についてPRを行い、関係公共施設について導入を図りたいと存じております。
 次に、社会福祉事業について申し上げます。
 高齢者福祉に関する高齢者保健福祉計画につきましては、保健福祉関係機関の方々の参画を得て設置した「砺波市高齢者保健福祉計画策定懇話会」において審議をいただき、その提言に基づき策定いたしました。今後は、この計画に基づき、高齢者福祉を総合的、計画的に推進してまいりたいと考えておりますので、議員各位並びに市民の皆さんのご理解、ご協力をお願いする次第であります。
 児童福祉につきましては、(仮称)北部保育所の建設が去る6月に着工以来、天候にも恵まれ工事は順調に推移いたしております。
 東部校下放課後児童クラブ活動の拠点施設の建設工事につきましては、夏休み中に工事を終え、2学期から利用されております。また、東部保育所遊戯室増築工事も8月中に竣工し、利用に供していることろであります。
 次に、少子化対策について申し上げます。
 最近の当市の出生数は、おかげさまで増加傾向にあり喜ばしいことでありますが、「安心して生み、育てる」環境づくりの支援を図るため、今年4月から幼児にかかる医療費助成を5歳未満児まで引き上げたところでありますが、さらに、議会及び市民からの要望もあり、疾病予防、早期発見対策をより充実するため、10月診療分からこれを未就学児までに拡大するため、本議会に関係議案を提案申し上げているところであります。
 次に、病院事業について申し上げます。
 病院増改築工事につきましては、当初工程よりやや早まってきており、現在、西棟2階の躯体工事中であります。このままの工程で推移しますと、年内には西棟搭屋までの躯体工事が完成する見通しであります。
 従って、医療機器の導入についても、順次繰り上げたいと存じております。
 次に、商業振興事業について申し上げます。
 中心市街地の活性化対策が大きな課題となっておりますが、砺波市商業活性化基本計画に基づき、新たな創業者の育成や就業機会の創出を図ることを目的に、県の商店街等魅力創生事業を導入して、去る8月24日に、駅前商店街の一角に「となみにぎわいプラザ」がオープンいたしました。空き店舗が有効に活用されることで、街の活性化が図られることを期待しております。
 次に、観光事業について申し上げます。
 チューリップフェアの運営に関しましては、このほど(財)花と緑の財団において、運営するための寄附行為変更等の同意を得ましたので、今年10月1日から財団に運営移管するため、県知事に寄附行為の変更認可を申請したところであります。
 次に、今年で第15回を迎えました「花しょうぶ祭り」並びに第8回「カンナフェスティバル」には、合わせて6万8,000人の入園があり、夏のフラワーフェスティバルとして、それぞれ趣のある企画が好評を博したところであります。
 次に、「となみ夢まつり」につきましては、会期を8月26日の1日と集約し、新たに21世紀に向かっての子供たちによる夢宣言が行われたのに続き、メインアトラクションを和太鼓の競演とするなど、大きく内容の見直しが行われました。各アトラクションやふるさと盆祭りの人出は、合わせて1万7,000人余りとなり、中心市街地は終日大いに賑わいをみせました。
 また、今年で第13回を迎えます「コスモスウォッチング」は、10月8日から22日までの15日間、夢の平スキー場で開催の予定であります。今年は、秋季国体開催時期と重なりますので、訪れる選手や観光客にゲレンデいっぱいの花を楽しんでいただけるものと存じております。
 次に、かねてより準備を進めております第36回全日本菊花連盟全国大会砺波大会につきましては、11月10日から12日まで、富山県西部体育館センターを会場として開催されます。今年4月に実行委員会を設立し、全国の皆様に喜んでいただけるすばらしい砺波大会になるよう、いよいよ最終調整の段階に入っております。大会には、全国から約1,500人の菊花愛好家の参加と約5,000点の菊花の出品を予定しております。11月10日午前中に審査が実施されて、入賞作品が決定され、午後3時から一般公開されることになっております。
 全国から来市される参加者の皆さんを温かくお迎えし、全国の菊花愛好家者が丹精込めて育てられた見事な菊花をより多くの市民の皆さんに観賞していただき、花と緑の輪を広げてまいりたいと存じております。
 次に、農業関係事業について申し上げます。
 本年度から水田農業経営確立対策としてスタートした米の生産調整につきましては、現地確認の結果、達成率は101.7%となっております。農産物の作柄につきましては、チューリップは気象条件に恵まれ、球根の生育もよく、また病害虫等の被害も少なく、出荷量は予定以上と聞いております。
 また、稲作も天候に恵まれ生育は順調でありましたが、カメムシ類の発生が昨年を上回りましたので、防除の指導を行ったところであります。また、8月に入ってからの少雨のため、水管理の徹底を関係機関とともに図ったところであります。
 本年度から新たに創設されました中山間地域等直接支払交付金につきましては、栴檀山地区の13集落で各々集落協定が締結されたところであり、その審査を行っているところであります。
 なお、県においては、現行のアグロピア21にかわる農業・農村振興の長期計画について検討中であり、市におきましても新しい総合計画と調整を図りながら、アグリとなみ21の見直しを進めていきたいと存じております。
 また、農業基盤整備事業につきましては、ふるさと農道「南砺地区」の鹿島交差点改良工事がほぼ完成し、円滑に交通安全が図られるものと存じます。
 次に、土木関係事業について申し上げます。
 能越自動車道につきましては、去る7月19日に福岡インターから高岡インター間が開通したところであります。また、東海北陸自動車道につきましては、来る9月30日に福光インターから五箇山インター間の開通が予定されております。
 国道156号砺波除雪拡幅事業につきましては、荒高屋地内の用地買収が完了し、昨年度より工事が施工され、一部供用されております。
 国道359号砺波東バイパスにつきましては、去る7月28日に矢木から高道間の約1.1キロメートルが暫定2車線により供用開始され、引き続き砺波中部スーパー農道以東の庄下地内において工事が施工されており、太田地内では関係機関と設計協議が行われております。また、頼成拡幅事業につきましては、本年度が補助事業の最終年度であり、鋭意工事が進められております。
 県道整備の主なものにつきましては、主要地方道砺波福光線や富山戸出小矢部線の改良事業が計画的に進められております。また、主要地方道砺波細入線では、平成13年夏までの完成を目指し、(仮称)清水橋の工事が進められております。
 市道整備の主なものにつきましては、十年明鷹栖線、鹿島荒高屋線等の幹線市道や国道156号、359号の整備に伴い、接続する荒高屋高堀線、矢木石丸線等の関連市道や苗加四谷線等の生活道路の整備を進めております。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 県施行街路事業の西町・末広町地内の国道359号道路改築事業につきましては、用地買収、物件移転を鋭意進めているところであり、昨年度に引き続き、西町地内での約90メートルについて道路築造工事が発注され、西町地内は年内に概ね完成する予定であります。
 砺波総合運動公園の整備につきましては、秋季国体及び全日本菊花連盟全国大会砺波大会、第4回都市緑化祭等を考慮して、市温水プール周辺の園路広場や修景施設の整備を進めております。
 土地区画整理事業につきましては、県の事業認可を受けて、去る8月13日に杉木土地区画整理組合が設立総会を終え、事業に着手いたしました。また、砺波駅南地区におきましては、9月10日をもって事業が完了いたしました。その他の地区におきましても、鋭意工事等を進めているところであります。
 公営住宅建設事業につきましては、新栄町団地建替工事が竣工し、公営住宅12戸と特定公共賃貸住宅12戸をそれぞれ入居開始いたします。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 工事の発注状況につきましては、公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業、農業集落排水事業とも概ね発注済であり、年度内完成に向けて順調に進んでおります。
 農業集落排水事業における栴檀野地区の処理場につきましては、10月より来年3月まで試験運転を実施し、4月より供用を開始する予定であります。
 次に、学校教育関係について申し上げます。
 出町小学校建設事業につきましては、深江地区や地権者の協力を得て、去る9月4日に現地で起工式を行い、平成14年2月竣工を目指して建設に着手したところであります。引き続き、体育館とグラウンドの実施設計に取り組んでいるところであります。
 砺波東部小学校の児童急増化対策につきましては、校下の各自治振興会長、PTA役員の皆さん、学校関係者との懇談会を開催し、ご意見をお聞きしたところであります。今後は、これらの意見を参考にさらに検討を進めてまいりたいと存じます。
 また、11月上旬実施予定の14歳の挑戦事業につきましては、現在、事業所などから受け入れ意向調査の結果を取りまとめるなど、準備を進めているところであります。
 次に、スポーツの振興について申し上げます。
 国体終了後の生涯スポーツの検討を行うため設置しました生涯スポーツ検討委員会より、提言書が提出されました。今後は、この提言に基づき、21世紀に向けた砺波市の生涯スポーツの推進に取り組んでまいりたいと考えております。
 次に、美術館におきましては、郷土作家シリーズを国体記念として開催し、中野出身の清原啓一画伯の初期の作品から展示し、好評を博しております。
 以上、主な事業の進捗状況及び当面の課題等について、その概要を申し上げました。
 これより本会議に提出いたしました議案等につきまして、ご説明を申し上げます。
 まず、議案第64号 平成12年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億8,776万4,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は165億4,791万6,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものとしては、
  児童手当給付費          4,080万0,000円
  乳幼児妊産婦医療給付事業     1,160万7,000円
  観光宣伝事業           3,000万0,000円
  市道改良事業           1,872万3,000円
  組合施行土地区画整理事業     2,500万0,000円
  公共施設CATV整備事業費    1,500万0,000円
などであり、その他当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について精査のうえ、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源としては、
  国庫支出金            2,836万7,000円
  県支出金             2,306万8,000円
  寄附金              2,870万0,000円
  諸収入                100万0,000円
  市債                 260万0,000円
であり、なお、不足する額1億402万9,000円を前年度繰越金で措置するものであります。
 また、地方債につきましては、事業内容の変更により限度額を260万円増額するものであります。
 その他、債務負担行為の補正につきましては、かんがい排水整備事業に伴うもの及び病院駐車場用地取得に伴う土地開発公社の損失補償について、変更、追加するものであります。
 次に、議案第65号 平成12年度砺波市水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、資本的支出において、工事費等2,922万円の増額により、その総額は4億202万円となるところであります。
 次に、議案第66号 平成12年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、資本的支出において、病院増改築事業の進捗に伴い、有形固定資産購入費9億3,600万円の増額及び附帯施設整備工事費等3億9,900万円の減額をしようとするものであります。
 また、今回の予算補正に伴い、継続費の年割額について、精査のうえ補正を行おうとするものであります。
 また、企業債については、事業内容の変更等により限度額を3億3,000万円増額補正するものであります。
 次に、予算関係以外の議案についてご説明申し上げます。
 議案第67号 砺波市若林ふれあい健康センター設置条例の制定につきましては、同施設の設置及び管理に関して必要な事項を定めるものであります。
 次に、議案第68号から議案第71号までの4件につきましては、必要になってまいりました条例の一部改正について所要の改正を行うものであります。
 次に、議案第72号 市道路線の認定及び廃止につきましては、開発行為や都市計画事業の施行に伴い認定するものが3路線、国道359号砺波東バイパスの一部供用開始による認定・廃止を併せて行うものが1路線であります。
 次に、議案第73号 決算の認定につきましては、地方公営企業法の定めるところにより、平成11年度砺波市水道事業会計及び平成11年度砺波市病院事業会計の決算を監査委員の意見を付して、議会の認定をお願いするものであります。
 以上をもちまして、市政の概要と本議会に提出いたしました議案の説明といたします。
 何とぞ慎重にご審議のうえ、可決、認定賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(堀田君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月14日から17日までの4日間は議案調査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(堀田君) ご異議なしと認めます。よって、明9月14日から17日までの4日間は休会することに決定いたしました。
 次回は、9月18日午前10時から開会いたします。
 本日は、これをもちまして散会いたします。
 ご苦労さまでした。

 午前10時42分 閉議