1.会議の経過
午後 2時00分 開議
○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。
日程第1
議案第38号から議案第45号まで
○議長(川辺一彦君) これより本日の日程に入ります。
日程第1 議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)から議案第45号 富山県市町村総合事務組合規約の変更についてまでを議題といたします。
(各常任委員会の審査報告)
○議長(川辺一彦君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
産業建設常任委員会委員長 有若 隆君。
〔産業建設常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○産業建設常任委員長(有若 隆君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分について審査するため、去る6月16日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
付託案件は、議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分1件であります。
当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
次に、付託案件に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
まず、砺波チューリップ公園の再整備事業費のみんなの広場の整備内容についてただしたところ、みんなの広場の整備エリアとしては、屋外ステージ前から噴水までの現在タイル舗装してある3,000平方メートルを予定している。また、現在、大小合わせて7か所ある花壇については、屋外ステージのスロープ前の通行スペース確保の関係から、花壇2か所を減らして5か所を予定しているとのことでありました。
これに関連して、繰越明許費の分を加えると約3億9,000万円の執行予定となるが、工事施工期間の公園利用者への周知と安全対策についてただしたところ、公園内の工事による通行規制については、市のホームページで公表している。文化会館前の西側園路を工事用通路として考えており、工事期間中、通行止めを予定している。チューリップスカイウオークの東側通路については、工事期間中においても利用できるように通行を確保していきたいとのことでありました。
これに関連して、遊具の整備に当たってインクルーシブ遊具を設置する予定はないかただしたところ、インクルーシブ遊具は、障害がある子もない子も一緒に遊べる遊具であり、近年整備が広がってきており、今後、遊び場の再整備の中で検討していきたいとのことでありました。
これに関連して、ベンチの更新についてただしたところ、公園内のベンチについては、第70回となみチューリップフェアに合わせて、老朽化している26基を更新したところであるが、まだ老朽化により対応が必要なベンチも残っているので、今後更新について検討していきたいとのことでありました。
このほかの付託案件に関しては、機能性の持ったベンチの設置について、発電ブランコの導入についてなどの意見及び要望があったところです。
また、市政一般に関しては、まず砺波市プレミアム付商品券発行事業(第2弾)の結果と今後の計画についてただしたところ、シニア世代も含めた幅広い世代の消費喚起を行うとともに、地域経済活性化を目的に、昨年に引き続き市民限定で砺波市プレミアム付商品券を発行したところである。発行内容としては、1万2,000円を1万円で5,000セットを市民限定で販売したところ、約1万2,700セットの申込みがあり、抽せんによって結果通知を行ったところである。また、商品券の利用については、今月1日から始まったばかりであり、商工団体からは順調に利用されていると聞いており、今後も引き続き状況を見ていきたいとのことでありました。
次に、コロナ禍における商工業者に対する小口事業資金などの融資状況についてただしたところ、市が助成する県の新型コロナウイルス感染症対応資金、経済変動融資及び金融公庫資金の令和2年度の融資実績は、63件で約28億4,000万円であったとのことでありました。
そのほか、「TONAMI-STAY」宿泊割引キャンペーンについて、庄川パークゴルフ場の拡張整備について、橋梁長寿命化修繕計画の進捗状況と今後の事業計画について、中山間地農業の振興施策について、屋敷林保全対策について、庄川右岸の用水整備計画の早期事業化について、北陸自動車道ののり面の草刈りなどの管理要望についてなどの質疑、意見及び要望があったところです。
以上、審査の結果とその概要について申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会委員長 雨池弘之君。
〔民生病院常任委員長 雨池弘之君 登壇〕
○民生病院常任委員長(雨池弘之君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、報告いたします。
今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外2件について審査するため、去る6月17日午前10時より、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催しました。
初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
付託案件は、議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第39号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第40号 砺波市手数料条例の一部改正について、以上3件であります。
当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
次に、付託案件に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
まず、新型コロナウイルスワクチン接種タクシー助成事業についてただしたところ、独り暮らし高齢者にタクシーチケット1,000円券を4枚交付されることになっているが、その1,000円とされた根拠は、接種会場まで片道3キロメートルから5キロメートルと考え、そのタクシー代金は1,300円から2,000円と見て、1,000円としたとのことでありました。対象は独り暮らし高齢者で、民生委員児童委員の方が見守りされている方で、対象者へは、議決後、接種状況等を確認し、申請をしてもらうとのことでした。
なお、二人暮らしの方で車の保有なしの方に対し、補助することは考えていないとのことでありました。
また、対象者については、福祉サポーターなど福祉関係者からの情報を基に活動されている民生委員児童委員により把握しているとのことでした。
次に、砺波市手数料条例の一部改正についてただしたところ、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律において、地方公共団体情報システム機構が個人番号カードを発行することが明確化され、当該手数料の徴収事務を市に委託することができる旨の規定が新設され、9月1日から施行されることとなり、本条例を改正するとのことでした。
なお、市が委託を受けることになるので、手数料は窓口でいただくことに変わりなく、今までどおり領収書を発行するとのことでした。
次に、病院事業会計予算に係る建設改良費の繰越しについて、当該医療機器は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う急激な需要増加により、輸入部品の調達等に遅れが生じたため、6月末までの納入見込みとのことだが、その根拠についてただしたところ、延長納入期限については、各受注者から提出された納入期限延長申出書によりその確約を得ているものであり、対象の6機種中4機種は既に5月末に納入済みで、残る2機種は6月末に納入予定となることから、診療上、影響は限定的とのことでした。
次に、市政一般に関しては、新型コロナウイルスワクチン接種についてただしたところ、ワクチン接種でキャンセルがあった場合の対応について、集団接種では、ホームヘルパー、保健師、介護相談員等のリストを作り対応しているが、一般の方の分は作成していない。個別接種では、次の日や次の週の方に連絡を取り、前倒しで対応しているとのことでした。
65歳未満を対象とした接種については、接種券の発送を段階的に、6月29日には60歳から64歳の方に、7月9日には59歳未満の方に発送するとありました。
また、優先接種として、基礎疾患を有する方や障害者、高齢者施設等の職員があり、市独自の先行接種として、市内の小中学校に勤務する教員等、保育所、幼稚園、認定こども園に勤務する職員等、民生委員児童委員のほか、ひとり親家庭の保護者も先行して接種ができるよう実施するとのことでした。
砺波体育センターで実施される大規模接種については、9月、10月、11月に一日1,500人規模の接種を数回考えており、スタッフの確保について市医師会、市立砺波総合病院等と調整している。
国では、接種を12歳まで引下げを決めたが、本市では今のところ接種時期は未定であり、今後、国や県内市町村の動向を見ながら実施していくとのことでした。
感染した方への接種の要否については、海外からの文献では接種しなくてよいという議論はないため、現時点では接種しないという選択肢はないとのことでした。
ワクチン接種は、インフルエンザのように毎年打つ必要があるのかについては、感染症により異なるが、2回接種した人、毎年打っている人との感染率を比較してワクチン接種計画は確立されていくものであるが、新型コロナウイルス変異株用ワクチンは、インフルエンザと違い、mRNAワクチンであることから、製薬会社によれば、新たな変異株が発生すれば、すぐにそれに対応できると述べているとのことでした。
そのほか、子宮頸がんワクチン接種について、市立砺波総合病院の運営について、福祉避難所について、横断歩道での一旦停止の啓発についてなどの意見及び要望があったところです。
以上、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 総務文教常任委員会委員長 山本善郎君。
〔総務文教常任委員長 山本善郎君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山本善郎君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、報告いたします。
今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外5件について審査するため、去る6月18日午前10時より、市長をはじめ関係部課長等の出席を得て、委員会を開催いたしました。
初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
付託案件は、議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第41号 砺波市個人情報保護条例の一部改正について、議案第42号 砺波市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に基づく促進区域内の固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について、議案第43号 砺波市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除又は不均一課税に関する条例の一部改正について、議案第44号 財産の取得について、議案第45号 富山県市町村総合事務組合規約の変更について、以上6件であります。
当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
次に、付託案件に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
まず、議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分のうち、財政管理費及び財産管理費について、具体的な内容と必要性についてただしたところ、本年1月に総務省から、令和3年度中に公共施設等総合管理計画の改定を実施し、その中で固定資産台帳の精緻化と財務書類の情報を活用するよう要請があり、改定するに当たり精緻化業務及び改定支援業務を併せて業務委託するものとのことでした。
また、固定資産台帳を精緻化するこの機会に、財務書類作成業務も委託し、これにより精度の高い財務書類を早期に作成することができ、今後は調査分析に時間を割き、活用を図っていくとのことでした。
次に、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業について、対象世帯の把握方法及び周知方法についてただしたところ、対象世帯の把握は税情報から把握できるが、令和3年1月以降の収入が減少した世帯の把握は、任意の収入が分かる給与明細等を提出していただき、その金額に12か月を乗じた収入額が非課税水準であるのかで判断するとのことでした。
また、周知方法については、中学生までの世帯は児童手当の現況届提出案内時に、高校生だけの世帯につきましては郵送にて案内、併せてホームページで周知するとのことでした。
次に、債務負担行為補正デマンドタクシー運行管理業務委託の算出根拠及び実証実験運行の成果についてただしたところ、運行管理業務委託の算出根拠は、本格運行をするに当たり運行費約90万円、受付業務等人件費に約30万円、合わせて半年間で120万円であり、令和4年度は240万円となり、令和5年度半年間分120万円、合わせて360万円を最大で見込むものとのことでした。
実証実験運行の成果としては、利用者の利便性が向上したことや、運行経費の削減及び環境負荷の低減が図られたとのことでした。
次に、議案第44号 財産の取得についての導入予定や機種の規格及び設置時期についてただしたところ、砺波市学校給食センターで使用する真空冷却機1台で、調理した野菜等の細菌が増殖するのを防ぐため急速に冷やすことができるものであり、納入期限を8月末とし、夏休み中に設置を予定し、これにより一層の衛生管理に努めたいとのことでした。
このほかの付託案件としまして、スクールバス運行費の増便内容とスクールバス内における感染症対策について、公民館費の建設補助金交付申請等についての意見及び要望があったところです。
また、市政一般に関しましては、砺波図書館の利用状況及び蔵書の状況についてただしたところ、利用状況は1日当たり平均600人から700人で推移し、学生は多いときで4割程度の利用があるとのことでした。また、蔵書については、令和2年度末で26万2,000冊余りであり、古い書籍や市史及び公民館報等は順次データ化に取り組んでいるとのことでした。
そのほかに、GIGAスクール構想1人1台タブレット端末の利用状況について、コロナ禍における児童生徒の影響について、小中学校における熱中症対策について、ガバメントクラウドの取組内容について、奨学金の貸付け、給付の状況と周知について、市税の収入状況と今後の見通しについてなどの意見及び要望があったところであります。
以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。
(質 疑)
○議長(川辺一彦君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認めます。
(討 論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認めます。
(採 決)
○議長(川辺一彦君) これより、議案第38号 令和3年度砺波市一般会計補正予算(第2号)から議案第45号 富山県市町村総合事務組合規約の変更についてまでを一括して採決いたします。
お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、原案のとおり可決されました。
日程第2
所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。
○議長(川辺一彦君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。
閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) 市長から御挨拶がございます。
市長 夏野 修君。
〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 6月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
今定例会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめ、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ御審議の上、可決をいただき、誠にありがとうございました。
議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも十分に留意し、今後とも適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
さて、今議会は、改選後の新たな議会人事によります初めての定例会であり、初当選されました5人の議員も全員質問に立たれるなど、諸課題についての活発な議論が交わされました。
また、各常任委員会でも、テンポよく、端的で分かりやすい質疑が多かった印象がございます。もちろん例外もたくさんありましたが。
今後とも、議会と当局が互いに切磋琢磨しながら、市民の皆さんのさらなる幸せと市政の一層の発展のため、共に努力してまいりたいと考えております。
この会期中には、全国的に集団接種などによる高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、沖縄を除く9都道府県の緊急事態宣言が20日をもって解除され、まん延防止等重点措置に移行したところであります。
富山県におきましても、5月21日に発令された感染拡大特別警報が6月11日をもって解除されました。しかしながら、依然としてステージ2の状態にあり、継続して感染者が発生している状況にありますので、市民の皆さんにおかれましては、気を緩めず、より高い意識で感染防止対策を徹底していただきますよう、改めてお願いを申し上げたいと思います。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、現状ではワクチン接種の加速化が大変重要であり、砺波医師会などの協力もいただきながら全力で進めているところであります。今後は、65歳未満の方の接種受付を開始いたしますが、引き続き関係者が連携し、接種の迅速な拡大を進めてまいります。
いまだ収束の見通せないコロナ禍の中ではありますが、知恵と工夫を凝らして、新しい生活様式の下、少しでも市民の生活や経済活動が安心して行えるよう、市を挙げて努めてまいりたいと存じます。
このため、必要な支援や必要な対策をタイムリーに展開するための補正予算の編成も小まめに行っていくこととしておりますので、臨時会の開催など、議員各位にも一層の御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
結びに、議員各位をはじめ関係各位にお礼を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
閉 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) これをもちまして、令和3年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
皆様、御苦労さまでした。
午後 2時30分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
令和 年 月 日
議 長 川 辺 一 彦
署名議員 神 島 利 明
署名議員 小 西 十四一
署名議員 開 田 哲 弘