1.会議の経過
午前10時06分 開会
開 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年8月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
本日の日程の前に報告事項を申し上げます。
地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく公益法人等の経営状況説明書、砺波市土地開発公社、公益財団法人砺波市農業公社、公益財団法人砺波市花と緑と文化の財団、公益財団法人砺波市体育協会から、お手元に配付のとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(川辺一彦君) これより、本日の日程に入ります。
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
6番 開 田 哲 弘 君
7番 境 欣 吾 君
8番 山 本 篤 史 君
以上といたします。
日程第2
会期の決定について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。本8月定例会の会期は、本日8月29日から9月13日までの16日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、会期は、本日8月29日から9月13日までの16日間と決しました。
日程第3
議案第46号から議案第55号まで、
認定第1号から認定第9号まで、及び報告第9号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 議案第46号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第4号)から議案第55号 令和3年度砺波市下水道事業会計未処分利益剰余金の処分についてまで、認定第1号 令和3年度砺波市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第9号 令和3年度砺波市病院事業会計決算認定についてまで、及び報告第9号 専決処分の報告についてを議題といたします。
(提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 提案理由の説明を求めます。
市長 夏野 修君。
〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 令和4年8月砺波市議会定例会の開会に当たりまして、提出いたしました令和4年度一般会計補正予算案をはじめとする諸案件につきまして、その概要と主な事業の進捗状況を申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆さんの御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。
初めに、新型コロナウイルス感染症について申し上げます。
県内では、3年ぶりに行動制限のないお盆や夏休みとなったことから、帰省や旅行などにより県境を越えて移動する人が増加し、8月19日には新規感染者数が過去最高を更新しております。県は同日、十分な医療体制が提供できない状況になりかねないことなどから、「新型コロナウイルス感染拡大警報(富山アラート)」を9月6日まで延長したところであります。
本市におきましても、8月19日に初めて100人を超えるなど、感染拡大に歯止めがかからず、医療機関も逼迫してきたことから、市民の皆さんへ体調不良時の外出自粛や基本的な感染防止対策を徹底していただくよう、市長メッセージなどで強くお願いしたところであります。
今後も、自分自身の行動に責任を持って、家族や友人などに「うつさない」、そして自分も「うつらない」行動を徹底していただきますよう、改めてお願いいたします。
また、市立砺波総合病院におきましては、引き続き診療体制と院内感染防止対策の強化を図るため、必要となる人員や資機材等の早期確保に努め、対策に万全を期してまいります。
次に、新型コロナワクチン接種事業について申し上げます。
ワクチンの4回目接種につきましては、新型コロナウイルスの急速な感染拡大により、医療従事者と高齢者施設等従事者が新たに対象者に追加されており、それらの方を含め8月26日現在で10,967人の方が接種を終え、現在も接種を進めているところであります。
また、新たなオミクロン株対応ワクチンを使用した接種につきましては、国では1、2回目の接種を終えた全ての方を対象者とする想定で、早ければ10月中旬以降から接種を開始できるよう準備を進めることとしたことから、本市におきましても対象となる市民の皆さん(約4万人)への接種を速やかに実施できるよう、砺波医師会や関係機関の協力を得て準備を進めてまいります。
次に、提出しております令和3年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算の概要について申し上げます。
まず、令和3年度の一般会計決算につきましては、歳入総額259億6,523万9,000円、歳出総額238億5,494万1,000円で、形式収支は21億1,029万8,000円となり、翌年度へ繰り越すべき財源1億9,156万8,000円を除いた実質収支では19億1,873万円の黒字決算となりました。
次に、特別会計の実質収支は、国民健康保険事業特別会計が1億3,296万2,000円、後期高齢者医療事業特別会計が281万1,000円、霊苑事業特別会計が81万7,000円、工業団地造成事業特別会計が383万8,000円のそれぞれ黒字決算となりました。
また、企業会計では、損益計算において水道事業会計が1億7,935万9,000円、工業用水道事業会計が529万7,000円、下水道事業会計が2,260万6,000円、病院事業会計が4億5,535万1,000円のそれぞれ黒字決算となり、全ての会計において黒字決算となったところであります。
次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
まず、公共交通の充実について申し上げます。
これまで庄東地区及び庄川地区の一部で運行してまいりましたデマンドタクシー「愛のりくん」は、本年10月から名称を「チョイソコとなみ」に改め、庄西、般若及び庄川中学校区の全域に対象エリアを拡大するとともに、目的地となる停留所に市内全ての医療機関を加えるなど、これまで以上に利用しやすい地域公共交通サービスとなるよう、準備を進めているところであります。
また、「チョイソコとなみ」の利用方法を広く知っていただくため、7月中旬から対象となる14地区において説明会を開催してきたところであり、多くの皆さんに利用いただけるよう、今後も広報となみや市ホームページをはじめ、関係団体や自治会等の地域団体へ説明に伺うなど、積極的に制度の周知に努めてまいります。
次に、官民連携事業について申し上げます。
本年6月に「体調管理パートナー契約」を締結いたしました株式会社明治とは、全庁的な連携の下、いきいき百歳体操の拡大や、となベジプロジェクトの普及を進めており、さらには、市内小中学校や健康増進事業との連携も検討しているところであります。
また、去る8月20日、21日の両日、イオンモールとなみにて「街の強さひきだすプロジェクト 夏祭り」と題して実施した様々な健康増進体験事業には、想定以上に多くの来場者があり、広くプロジェクトの周知ができたものと考えております。
次に、広報・広聴事業について申し上げます。
本市の子育て事業全般について、子育て世代の方からの意見を聴く場として、昨年度に引き続き「mini2(ミニミニ)となみーてぃんぐ」を、9月から11月まで毎月1回開催いたします。子供の参加する行事と絡めて実施することで、多くの若い方々の御意見を聴かせていただき、より効果的な「となみっ子応援基金」の活用に努めてまいります。
次に、防災対策について申し上げます。
8月に入り、前線を伴った低気圧などの影響により、県内をはじめ近県や東北地方などにおきまして激しい雨が降り続き、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地での浸水など、広範囲で甚大な被害が発生いたしました。
本市でもそのような災害に備えるため、来る9月25日に、五鹿屋地区、東野尻地区及び鷹栖地区の3地区におきまして、砺波市総合防災訓練を予定しております。
同日は、「砺波市防災デー」として、新型コロナウイルス感染症が懸念される状況の下、近年、全国各地で発生している水害を想定し、対策本部とのリモート会議や、新型コロナウイルス感染症に配慮した避難所開設、寺院・宿泊施設への分散避難などの訓練に取り組むほか、内閣府の実証事業である衛星安否確認サービス(Q-ANPI)を活用した情報伝達訓練も実施するなど、地域をはじめ関係機関や団体等との協力・連携を図りながら実践的な市民参加型の総合訓練を行い、より一層の地域防災体制の充実・強化に努めてまいります。
次に、マイナンバーカードの推進について申し上げます。
これまでも窓口延長や休日での交付・申請受付などにより取得促進を図っており、交付率は7月末で49.5%となっております。
さらなる取得促進のため、去る27日にはイオンモールとなみに出張申請受付とマイナポイント付与手続の窓口を開設したところであり、9月18日には庄川生涯学習センターに同様の窓口を開設する予定としております。
次に、商工業の振興について申し上げます。
今週末の9月3日、4日の両日には、砺波商工会議所が中心となり、市内事業者等が一堂に会して「となみ産業フェア・パワー博2022」を開催されます。今回は、「人をむすぶ未来を創造」をテーマに、SDGsの達成に向けた取組について市民の皆さんと考える機会も設けられるとのことであり、本市の産業の活性化につながることを期待しております。
また、市内の農商工業者の連携による取組を支援している「砺波市農商工連携推進協議会」の主催により、来る9月23日から25日までの3日間、イオンモールとなみと連携して、協議会会員の商品をはじめ、「となみブランド」や地域資源を活用した商品などのPRと販売を行う「となみのめぐみフェア」が開催されます。市といたしましても市民の皆さんへの認知度アップや市内外への情報発信を通じ、さらなる販路拡大につながるよう支援してまいります。
次に、観光振興について申し上げます。
10月8日から16日までの9日間、となみ夢の平スキー場では「2022となみ夢の平コスモスウォッチング」が新型コロナウイルス感染症対策を徹底し、安全・安心に配慮しながら開催される予定となっており、100万本の華やかなコスモスをお楽しみいただきたいと考えております。
また、夏の恒例行事であります「庄川水まつり」につきましては、新型コロナウイルス感染症並びにマスク着用による熱中症に配慮するため、昨年に引き続き、内容と時期を変更し、ゴムボート周遊ツアーや湯めぐりのほか、新たに庄川地域ロゲイニングなどのイベントを加え、10月23日に開催される予定となっております。
次に、農業振興関係について申し上げます。
まず、タマネギの生産状況につきましては、現在、調整選別作業がほぼ終了したところであります。本年は雪解けからの天候に恵まれ、栽培管理の徹底により、10アール当たりの単収は昨年を上回る約5.2トン、また、秀品率についても9割を超える見込みとなるなど、生産者の所得向上が期待できるものと考えております。
また、チューリップ球根のネット栽培につきましては、6月には国の「スマート農業技術の開発・実証プロジェクト」により整備した小型普及機での収穫実証が行われ、10アール当たりの作業時間は従前に比べて約8割低減されております。10月からの植込み作業につきましてもさらなる実証が行われる予定であり、今後も関係機関と連携し、「球根版スマート農業サービス」の確立に向け支援してまいります。
次に、屋敷林保全支援について申し上げます。
「剪定枝戸別回収実証実験」につきましては、本年6月から新たに「パッカー車」による回収を加え、利用された方からは「一度にたくさん運んでもらえて助かる」など好評を得ているところであります。来る11月5日、6日に実施いたします「秋の剪定枝リサイクル大作戦」と併せ、引き続き、屋敷林の維持管理の負担軽減に努めてまいります。
次に、土木事業について申し上げます。
市道改良事業につきましては、JR城端線と立体交差する本町山王町線において、改良工事が順調に進捗しており、10月1日の供用開始を予定しております。
また、庄川左岸の砺波大橋橋詰め交差点の桜づつみ線につきましては、関係機関との調整が最終段階であり、近く舗装工事に着手し、年度内の完成を目指しております。
次に、都市整備事業について申し上げます。
庄川水記念公園の再整備につきましては、基本計画の策定に向け、去る7月7日に第1回庄川水記念公園再整備検討委員会を開催し、現地調査の後、前向きな意見交換が行われたところであります。今後、数回の委員会を経て、意見書が取りまとめられることとなっております。
次に、上下水道事業について申し上げます。
まず、上水道事業につきましては、現在、中野及び五鹿屋地区において進めております基幹配水管並びに東山見及び青島地区の基幹送水管の耐震化更新工事が順調に進捗しており、11月末の竣工を予定しております。
次に、下水道事業につきましては、出町及び鷹栖地区の枝線管渠のうち約3キロメートルについて、年内の竣工を目指し、順次進めているところであります。
また、農村下水道との接続を計画している小矢部川流域下水道高岡庄川幹線は、県において今年度から事業化となり、今後、幹線の計画ルートの現地調査が実施されることから、県と連携し事業の推進に努めてまいります。
次に、教育の充実について申し上げます。
砺波市立学校のあり方検討委員会では、本市の将来を展望した学校の在り方について、令和2年度からこれまで8回にわたる会議を開催し、市内外の学校の視察など、幅広い見地から調査・研究を行い、協議を重ねてこられ、明日8月30日には、学校の適正規模や適正配置等について教育委員会へ提言される予定となっております。今後、この提言を基に教育委員会としての基本的な考え方をまとめた上で、検討を進めていくこととなると考えております。
社会に学ぶ「14歳の挑戦」につきましては、本年は、関係者の皆様の御理解と御協力により、3年ぶりに事業所等での勤労体験を実施することとしております。市内中学生442名が、9月26日から30日にかけて、110余りの事業所等での活動を予定しており、この機会を通じて困難を乗り越える力や心豊かにたくましく生きる力が育まれることを期待しております。
次に、子育て環境の充実について申し上げます。
庄川の4保育所を統合し開設いたします「(仮称)しょうがわ認定こども園」につきましては、去る7月19日に引受法人である社会福祉法人となみ中央福祉会において起工式が行われ、令和5年4月の開園に向け整備が進められております。
それでは、これより本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。
まず、議案第46号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ2,853万2,000円を追加し、歳入歳出予算総額を239億5,325万6,000円とするものであります。
歳出予算の主なものとしては、
予防接種事業費 1,282万6,000円
新型コロナウイルス予防接種事業費 1,012万6,000円
中学校教育振興補助費 151万円
などであり、そのほか当面必要となってまいりました、やむを得ない諸経費について精査の上、計上したものであります。
これらの歳出補正に対する財源の主なものは、
国庫支出金 1,012万6,000円
寄附金 100万円
などであり、不足する額1,720万6,000円を繰越金で措置するものであります。
次に、議案第47号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、看護職員の処遇改善のための必要額を補正するものであります。
次に、予算関係以外の諸議案について御説明申し上げます。
条例関係につきましては、砺波市職員の育児休業等に関する条例の一部改正など5件であります。
条例関係以外の案件につきましては、令和3年度砺波市水道事業会計をはじめ各会計の未処分利益剰余金処分の3件であります。
次に、決算の認定につきましては、令和3年度の一般会計ほか4特別会計の歳入歳出決算及び4企業会計の決算の9件であります。
次に、報告第9号 専決処分の報告につきましては、損害賠償請求に係る和解及び損害賠償の額の決定について報告するものであります。
以上をもちまして、市政の概要と本日提出いたしました議案等の説明といたします。
よろしく御審議の上、可決、認定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(川辺一彦君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりました。
日程第4
決算特別委員会の設置について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第4 決算特別委員会の設置についてを議題といたします。
お諮りいたします。令和3年度における砺波市各会計の決算を審査するため、議員のうちから選任された監査委員を除く17名の委員をもって構成する決算特別委員会を設置したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、お手元に配付してあります名簿の17名の委員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決しました。
この際、暫時休憩いたします。
午前10時30分 休憩
午前10時42分 再開
○議長(川辺一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
まず、報告事項を申し上げます。
先ほど開催されました決算特別委員会において、
委員長に 川 岸 勇 君
副委員長に 有 若 隆 君
がそれぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。
お諮りいたします。明8月30日から9月4日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、明8月30日から9月4日までの6日間は、議案調査のため本会議を休会することに決しました。
次回は、9月5日午前10時から再開いたします。
本日はこれをもって散会いたします。
御苦労さまでした。
午前10時43分 閉議