令和6年8月 決算特別委員会 定例会 2日目 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開議

(8月定例会付託案件の審査)
○有若委員長 ただいまより決算特別委員会を開会いたします。
 それでは、建設水道部の決算について審査を行います。
 順次説明を求めます。説明につきましては、資料番号及びページ番号を明示の上、要点を主として、着席のままお願いをいたします。
○建設水道部 〔所管について説明〕
○有若委員長 以上で、建設水道部関係の説明は終了いたしました。
 それでは、質疑、意見をお願いいたします。
 神島委員。
○神島委員 では、私から、橋梁点検について、老土木課長に伺います。
 令和5年度は163の橋梁点検を実施し、平成26年から始まった点検は、全ての橋梁で2巡目の点検が完了したと伺いました。その結果についてどうであったか伺います。
○有若委員長 老土木課長。
○老土木課長 令和5年度の点検結果は、健全度判定区分の1、健全が135橋、2の予防保全段階が24橋、3の早期措置段階が3橋、4の緊急措置段階が1橋でありました。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 点検結果で、早急に必要なものは早急に改善を行ってもらいたいと思いますが、令和5年度で一応2巡目が終わって、今度からは3巡目の点検に入りますが、この3巡目の点検の周期はどのように行われるのか伺いたいと思います。
○有若委員長 老土木課長。
○老土木課長 道路法施行規則により、5年に1度の点検が義務づけられておりますので、2巡目同様に順次点検を実施してまいりたいと思っております。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 点検は非常に大事だと思いますので、点検結果で異常なものは早急に対策のほう、よろしくお願いいたします。
 続きまして、道路照明灯の点検について、同じく老土木課長に伺います。
 令和5年度で67基の道路照明灯の点検を実施し、平成25年から始まった点検は全ての道路照明灯で1巡目の点検が完了されましたが、まずその結果について伺います。
○有若委員長 老土木課長。
○老土木課長 令和5年度の点検結果は、健全度判定区分の1、健全が52基、2の予防保全段階が5基、3の早期措置段階が10基、4の緊急措置段階が0基でございました。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 早期に必要なものはすぐに対応してもらいたいと思います。
 それでは、今度は、これは10年に1回ということで点検されているみたいですが、今後、今までは灯具も全て市でしましたが、LEDになったということで灯具に関してはリース会社で点検されると伺っています。
 市では支柱等を点検されると伺いましたが、今後の点検周期、今までと同じように行うのか、その辺について伺います。
○有若委員長 老土木課長。
○老土木課長 点検につきましては、法令等により義務づけはされておりませんが、経年劣化が想定されることから、10年に1度の割合で点検を実施してまいります。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 道路照明灯ではないんですが、最近、全国的にカーブミラーだとか、標識の支柱が腐って駄目になったということがありますから、その辺も十分に気をつけて点検のほうをよろしくお願いいたします。
 では、続きまして、合併浄化槽について、石黒上下水道課長に伺います。
 公共水域の水質保全のために、合併浄化槽の設置及び維持管理に対して補助金を交付されていますが、合併浄化槽の普及率についてどうなっているか伺います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 合併処理浄化槽の普及率ということでございますが、下水道整備区域以外の合併処理浄化槽の普及率は、これは単独浄化槽やくみ取りを除いたものになってまいりますが、令和5年度末で54%余りで、令和元年度から令和5年度までの5か年の間で約4ポイント上昇したところであります。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、この合併浄化槽を設置されるということは下水が通らない地域だと思いますので、合併浄化槽の今後の普及推進のためにどうされるのか伺いたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 今後の普及推進ということでございますが、引き続き、市の広報となみやホームページで周知するほか、公益社団法人富山県浄化槽協会を通じての周知も継続してまいりたいと考えております。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 公共水域の水質保全のためには、やっぱりいち早く下水につなぐか、それとも、本当に合併浄化槽にするかが一番大事だと思いますので、また早期の普及をよろしくお願いいたします。
○有若委員長 今藤委員。
○今藤委員 石黒上下水道課長にお伺いいたします。
 砺波市では、水道の管路総延長が約450キロメートルだとお聞きしております。また、上下水道管の耐用年数は一般的に40年から50年程度とお聞きもしているところであります。
 昨年度も含めまして、例年行われている管路の更新はその1%にも満たないと認識をしているんですが、例えば、1%ずつ更新をしていっても、全ての管路が更新されるまでには100年かかるという計算になると思います。実際にはそんな単純なものではないということも承知しておりますが、まず、管路更新に対する考え方についてお聞かせください。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 管路更新に対する考え方ということでありますが、砺波市水道ビジョンに基づき、まずは、基幹管路を優先して整備を行うことを考えており、その他の配水支管、例えば細い管につきましては、下水道工事や道路改良工事、それから、用水工事などの際に更新をしており、今後もそのような方針で進めていこうということで考えております。
○有若委員長 今藤委員。
○今藤委員 基幹管路につきましては、今ほど、砺波市水道ビジョンによる基幹管路更新計画に基づいて、順次、重要な部分から行っていく考え方であるということで、少し安心しました。
 しかしながら、水道にしろ下水道にしろ、耐用年数どおりに劣化するものでないと私は考えております。耐用年数未満であっても不都合が現れることもあれば、耐用年数の2倍も、3倍ももつということはあまりないかもしれませんが、大いにもつことがあるかもしれませんとの思いから、基幹管路以外の計画的な更新の必要性をまず申し上げておきます。答弁は要りません。
 次に、令和5年度の水道事業の経営収支は1億4,734万円の純利益が計上されております。また、受託工事収益の増から、総収益は3,698万円増加しております。一方で、総費用は、経費の増加から前年度対比4,797万円の増となっております。有収水量という話もありますが、水道事業会計は収入の伸び悩みがあるのかなと感じております。
 上水道の施設更新につきましては、全ての配水池が耐震化されているとのことです。一方で、その管理する建物、電気室についてはどうなのでしょうか。施設更新費用についてお聞かせください。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 電気室の施設の更新費用をということでありますが、今回、資料提供をさせていただいております。
 まず、砺波市水道ビジョンに基づき、令和5年から令和22年の18年計画で計画しておりまして、今現在、耐震化が終了したのは2つの施設ということで、残り19施設ございますが、この18年間で、この施設の更新費用につきましては、全体の費用で約13億円ほどかかるものと考えております。
○有若委員長 今藤委員。
○今藤委員 今ほど申し上げましたように、水道事業会計につきましては、個人的には、収入の伸び悩みと今後の施設更新費用の増加を少し危惧しているところであります。
 そこで、これらのことを鑑みまして、今後の水道料金の改定についてどんな考えをお持ちなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 現段階においては料金改定を行う必要はないと考えておりますが、今後において、水道料金収入の大幅な減少や、砺波広域圏事務組合へ支払っております受水費が大幅に増加するなどの大きな要因があった場合は、料金改定を行う必要があるものと考えております。
○有若委員長 今藤委員。
○今藤委員 受水費や大幅な減少がいろいろとあること以外では、あまり考えておられないという答えだったと思います。
 引き続き、4問目なんですけれども、企業会計ですので、水道事業会計では基金という考え方ではなくて、資金期末残高が内部保留金というか、いわゆる運転資金になるわけですが、キャッシュフロー計算書によりますと、令和5年度末資金残高が18億3,300万円余となっております。この金額が当市の水道事業会計として適切なのかどうかということを、その理由も含めまして答弁をいただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 残高が適切であるかということでございますが、現在保有しております現金、今ほど申されましたが18億円余りということでありますが、事業を行っていく上で必要な最低限の運転資金は5億円と考えており、この5億円は、工事費の支払いだとか、電気料だとか修繕費だとか、人件費など支払いの運転資金と我々申しておりますが、その金額5億円を下回るおそれがある場合は料金改定ということになってくるとは思うんですが、当面の間はそういったことは考えておりませんでして、会計としては今現在適切であると考えております。
○有若委員長 今藤委員。
○今藤委員 次は、下水道の分についてちょっとお聞きします。
 下水道事業も水道事業と同様、重要な社会インフラでありまして、たとえ人口減少があろうと、市内全域にしっかりと整備していく必要があると思っております。
 下水道に関しては、平成2年度から供用開始されており、34年程度経過しているわけであります。特定環境保全ですね。
 一方で、庄川地区では、一番古い雄神では、昭和63年度から供用開始されており、既に36年経過しているところであります。上水道同様、下水道もまたその管の耐用年数は、先ほど申しましたように四、五十年程度とお聞きしております。
 砺波市下水道整備基本計画によりますと、令和2年度に見直しがありまして、管渠新設予定の鷹栖でありますとか、東野尻などの未整備地区は、令和17年度までに整備を終了するということであります。このことから、少なくとも計画上は、管渠新設と管渠更新は重ならない配慮ができているということになります。上下水道同様、耐用年数未満でも不都合が現れることもあれば、耐用年数以上もつこともあるでしょうから、必ずしも計画どおりに運ぶとは限らないのではないかなと個人的には危惧しているところであります。
 そこで、今後の経営方針をどのように考えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 今後の経営方針につきましては、人口減少により下水道使用料収入が減少している状況であり、歳入の面では、今後においても、未接続者の接続推進を図ることで水洗化率の向上を図り、使用料収入を確保することや、歳出の面では施設の維持管理費用の削減、今、取り組んでいるのは、農業集落排水処理場をいち早く廃止して大きな費用を削減したいということで今、取り組んでおりますが、そういったことをするなど、持続可能な事業経営が行えるよう、今後も取り組んでいきたいと考えております。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 お2人の委員から、下水道の関係とか水道事業関係について質問されたがですけれども、私、ちょっと重なるところもあるかもしれませんが、私からは下水道の水洗化率の向上について3点、石黒上下水道課長にお伺いしたいと思います。
 まず1点目です。
 下水道事業の接続の状況について、どのようになっているか教えていただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 接続の状況ということでございますが、令和5年度末の接続件数については、1万3,966件でありまして、前年度より368件増加しております。また、水洗化率についても91.3%と、前年度より約0.3ポイント増えておりまして、順調に接続件数が増加している状況であります。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 順調に接続件数が増加しているとのことでありますね。
 それでは、次に2点目ですが、下水道の未接続に対する対策強化について、接続の推進を今後どのように行っていかれるのか、教えていただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 接続の推進に関することでございますが、未接続の方に対しましては、各地区の下水道事業推進協議会と連携し、接続の依頼を行っているところであり、今後においても接続状況を確認しながら、計画的に未接続の方に接続の依頼を行ってまいりたいと考えております。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 計画的に未接続の方に接続の依頼を行っておられるということでありますが、人口減少、それから、高齢化世帯が今後増える中、大変だと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、この件について3点目ですけれども、今後の下水道計画の方針についてどのように考えておられるのかお伺いいたします。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 今後の主な方針でございますが、方針につきましては、砺波市下水道整備基本計画に基づき、現在進めております未整備地区の管渠の整備を今後も継続して行うほか、先ほどもちょっと御説明したものとかぶりますが、農業集落排水処理場を廃止し、小矢部川流域下水道に接続すること、また、耐用年数が比較的短い汚水中継ポンプの更新を計画的に行うなど、そういったことを予定しているところであります。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 詳しく御説明いただきまして、それとまた、質問もかぶりまして本当に申し訳ございません。
 それでは続いて、水道事業の排水施設及び基幹管路の耐震化について。
 これについては資料も頂きまして、本当にありがとうございました。石黒上下水道課長にお伺いしたいと思います。
 昨今は想定外の災害が発生しているわけです。1月1日には、御存じのとおり能登半島地震も発生いたしまして、長期間にわたり断水したところでありますが、この災害の発生に備えた、安全で安心な水道水の供給対応についてお伺いしたいと思います。水道施設の今後の計画について、少し教えていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 水道施設の耐震化の今後の進め方ということでございますが、大きな地震に備えるため、今現在、令和5年度末に改正しました砺波市水道ビジョンに掲げております基幹管路耐震化及び施設耐震化の更新計画に基づき、今後においても、基幹管路や排水施設の耐震化を進めていきたいと考えております。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 ちゃんと計画に基づいて耐震化を進めていかれることをお聞きいたしまして、本当に安心いたしました。このたびの地震でも、本当に水の大切さを改めて実感したところでございます。
 それと、令和5年度の人工衛星とAI技術による、漏水箇所の検知について質問させていただこうかと思っておりましたが、先ほど詳しく説明していただきましたので、これは割愛させていただきます。さすがAIの技術、本当にすばらしく、効果があったものだなということを確認いたしました。
 それでは最後になりますが、合併処理浄化槽の補助金の不用額についてであります。
 不用額の資料を頂いたわけでございますが、1,587万2,400円、46%と本当に多かったのですが、この要因について少し教えていただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 この不用額が発生した要因ということでありますが、この設置事業につきましては、国や県からの補助金を活用して行っている事業でありまして、国では、令和4年度から令和8年度までの5か年間における、本市の設置計画を年間50件としているところでありまして、令和5年度中における設置実績が、設置計画よりも少なくなったことから不用額が発生したものでありますが、また、この補助金につきましては、実績にかかわらず、年間50件分を5か年間受け入れることというルールになっておりまして、余剰額が発生した場合は、後年度において精算し返金することとなっております。
○有若委員長 山田委員。
○山田委員 それでは、最後の質問になるかと思いますが、下水道が普及した場合の合併処理浄化槽の設置件数は減少すると思うのですが、その減少見込みについてはどのようになるのか教えていただきたいと思います。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 合併処理浄化槽の設置件数の減少見込みということでありますが、下水道が普及した場合は、合併処理浄化槽の設置件数は減少傾向にはなるものの、下水道整備を行わない合併処理浄化槽エリアにおいては、住宅の新築や建て替えの際に合併処理浄化槽が設置されることになることから、今後においてもある程度の設置件数が見込まれるものと考えております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 私のほうから、下水道普及率を向上させなきゃいけないということでいろいろ取り組んでおられると思うんですけれども、下水道に接続できない、できていない方というのはそれなりの理由があると思っております。どんな事情があるかというのはそれぞれだとは思うんですけれども、そういった方々が、例えば、接続するに当たって、できない理由に対してそれをサポートする取組とか支援というものはあるのでしょうか。もしくは、なければ、そういったものを設けることで普及率が上がることにもつながるかとは思うんですが、どのようにお考えでしょうか。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 何か支援ということでありますが、まず市のほうでは、砺波市水洗便所等改造資金利子補給金という制度がありまして、既設のトイレを水洗式に改造などを行い排水設備を設置される方が、金融機関から融資を受ける際に支払う利子に対して、3年間で最大10万円を限度とした補助を実施しているところであります。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 水洗に関する工事に対しての補助ということだと思うんですけれども、私の近所なんかでも水洗化はして、浄化槽のままという方については、下水に接続するに当たってはまた費用がかかってくるということで、そのまま使われている方も多いと思います。そういった方々に対してのアクションとは。
○有若委員長 石黒上下水道課長。
○石黒上下水道課長 個人宅の排水設備工事への何か補助という御質問でございますね。この個人宅への補助につきましては、これまで下水道に接続された方や、合併処理浄化槽区域にお住まいの方との公平性を保つ必要があるため、そういった個人宅への補助の実施は考えていないところであります。
○有若委員長 山本篤史副委員長。
○山本篤史副委員長 市営住宅の修繕計画について資料を頂いております。それを見てちょっと思ったんですが、過去にも表明しておられるかと思いますが、金屋団地については交付金対象の修繕が全くなく、そして、市単独の火報の更新だけが予定されておりますが、この金屋団地について、今後どのようにされる計画があるかということについてお伺いします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 先に提出いたしました修繕計画におきまして、金屋団地の修繕の計画がないという表記になっていることに対してでございますが、令和2年度に、公営住宅の長寿命化計画を大幅に見直し改定いたしました。その際に、金屋団地並びに、先ほど決算の説明もいたしました豊町団地につきましては、用途を廃止していくことを検討するということで大規模な長寿命化に向けた修繕は行わないということで位置づけておりまして、長寿命化計画のところでそういうような位置づけをしております。
 そういうことで大規模な修繕はいたしませんが、ただ、入居者もいらっしゃいますので通常の日常の修繕は今も現在行っております。引き続きそういう修繕は行っていく予定としております。
○有若委員長 山本篤史副委員長。
○山本篤史副委員長 そうしますと、その団地については、今後どの時点ということについては、今の段階では確定していない状況でしょうか。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 現時点では、確実にこの時点で廃止するということは決まっておりません。
○有若委員長 山本篤史副委員長。
○山本篤史副委員長 先ほどの説明の中で、能登半島の地震で被害に遭った方が一時的にお住まいになられているという話も聞きましたが、この団地の入居率を高めるための工夫というのは何かしておられるかお伺いします。
○有若委員長 金厚都市整備課長。
○金厚都市整備課長 市営住宅につきましては、低所得者向けの公営住宅と中所得向けの特定公共賃貸住宅というものがございます。それで、低所得の方向けの公営住宅につきましてはセーフティーネットということで、生活に困窮されている方を対象にした住宅でもございまして、そういったところの率が、今現在、入居率は下がってきてはいますが、逆の言い方をしますと、そういう低所得者の方々も少なくなってきて、一般のアパートとかに住んでいただけているのかなということで認識しております。
 とはいいながら、入居していただくことは非常にありがたいので、市のほうでは、入居募集の際には、ホームページ、広報となみ、そういったものではしっかりと広報させていただいて、入居していただくPRはしているところでございます。
○有若委員長 ほかに質疑等はありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、建設水道部の審査を終わります。
 委員の方はしばらくお待ちください。

○有若委員長 昨日、福祉市民部のほうで、福祉センターの遊具の関係の当局の見解を求めていたところでございまして、その回答を今していただきますのでよろしくお願いします。
 横山福祉市民部長。
○横山福祉市民部長 まずもって、このようなお時間いただきましてありがとうございます。
 昨日の決算特別委員会の際に小西委員から御質問のあった、福祉センターでの備品の購入の件についてお答えいたします。
 組織としての対応ということでございますが、まずもって、福祉センターという指定管理施設の備品の購入につきましては、指定管理者との協定は基本協定というのが結ばれておりまして、その中に、備品の購入であったり施設の修繕費につきましては、福祉センターの場合、1件50万円という金額の上か下かによって対応が違ってまいります。
 50万円以上の場合については、指定管理を依頼している市側と協議をしながら、原則市で対応しますし、50万円未満の場合であれば、指定管理者の判断、自由裁量ということになってまいります。したがいまして、昨日の御意見の中で、児童用、子供用の大型の遊具の設置、導入に関しての購入、裁量というのはどうなのかという話であったかと思っておりますが、その分は金額の上下によっても違います。
 そういうことで、購入していいのは、その判断、誰がいいのという話についてはその金額によって原則違ってくるということ。大型遊具ですので、その金額も少し高めの設定になるかと思います。その際には、市になる場合のほうが多いのではないかと思いますし、1点、遊具でも屋外に設置する場合、例えば、基礎を造らなくちゃいけない滑り台であるとかジャングルジムであるとか、昔は、あれは稼働することも可能でありました。しかし、今は安全性の問題から基礎から打っていないとできません。そういうような構造物を建てる場合には必ず協議を行うということでやっておりますので、申し添えたいと思います。
○有若委員長 今の答弁で何か質問ございませんか。
 小西委員。
○小西委員 50万円未満であれば、指定管理者が考え方で設置できるということで了解しました。ありがとうございます。
○有若委員長 ほかにございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでございますので終わります。
 午前の審査は終了いたします。
 なお、午後1時から、教育委員会及び市立砺波総合病院の決算について審査を行いますので、よろしくお願いいたします。
 皆さん、御苦労さまでございました。

 午前11時16分 休憩

 午後 1時00分 再開

○有若委員長 決算特別委員会を再開し、教育委員会の決算について、審査を行います。
 それでは、順次説明を求めます。説明につきましては、資料番号及びページ番号を明示の上、要点を主として、着席のままお願いをいたしたいと思います。
○教育委員会 〔所管について説明〕
○有若委員長 以上で、教育委員会関係の説明は終了いたしました。
 それでは、質疑、意見をお願いいたします。
 開田委員。
○開田委員 奨学金の状況について、質問させていただきたいと思います。
 説明がありましたけれども、資料も頂いております。ここで新規と継続と2つに分かれているんですけれども、これは、令和5年から月4万円としたということで分かれている内容となっています。継続の方々に対する貸付けというのは、これは、例えば3万円を、みんな新しい基準に合わせて4万円にすることは可能かどうかということについて、まずお伺いします。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 委員のお気持ち、大変よく分かるのですが、奨学金の補助金の額が増えますと返す額も増えてくるということもございまして、今現在では、私ども、そのような予定はございません。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 物の価格も上がっている中で、そういったことがあればいいかなと思ったところでもあります。
 あと、返済の状況についてですけれども、収入未済額ということで書いてある部分が373万円ほどございます。こちらというのは、もう返済しなきゃいけない人たちが返済をしていないということでしょうか。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 返されていないといいますか、額でございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 返さなきゃいけない方々が返されていないというのは、本来返す時期が来ても返していないということなのか、返す期間が幾らか設定してあって、その中で未済として計上しているだけなのか。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 返さなければならない時期が来ているんですが、返されていないということでございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 奨学金を受け取られて勉強されてきた方々、この後も社会人になられているとは思うんですけれども、そういった方々からちゃんと返していただくということまで教えるか、伝えてやることも大事な仕事だと思います。借りていた方々も、社会人になったならば返さなきゃいけないことも、多分、分かってはいながらという部分はあるかと思いますけれども、そういった方々に対して事情も聞かれた上で、何かアクションというのは考えておられますか。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 毎年、督促状は送付させていただいております。今年度は、加えて御自宅のほうもちょっと御訪問させていただいて、返還のほうをお願いしたいと思っております。一応保証人の方とかにも御連絡はさせてはいただいているんですが、なかなか返していただけないという現状もございますので、今年はそのように対応したいと思っております。
○有若委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 私のほうからは、こども課の質問になります。
 諸収入の話で給食費の収入になりますが、収入未済額が10万円ちょっとあるわけなんですけれども、この未済額というのはいつから発生しているものなのか、少し教えてください。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 収入未済額がいつからの分かということでありますが、2世帯、2人分の保護者の方の分でありますが、1人は平成18年度、平成19年度からの分で、もう一人は令和4年度分でございます。
○有若委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 いろいろな世帯のこともあるかなと思うのですが、令和4年と、もう一つが平成18年ということで、ちょっと期間に差があるなと思うんですけれども、この2世帯の御家庭に対しては、今のちょっとお話もありましたけど、督促などの措置はされてこられたのでしょうか。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 督促はもちろんさせていただいております。1人の方は、分納により順次納めていただいている状況であります。
○有若委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 今の社会情勢でいろいろ難しいこともあるかと思いますが、また払えるときにきちんと払っていただくサポートをぜひお願いいたします。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 私から、しょうがわ認定こども園について伺います。
 令和5年4月から、幼保連携型認定こども園のしょうがわ認定こども園が開園され、4園が統合されて、少人数から大人数のこども園になりましたが、子供たちや保育士にはうまく適応できているかどうかについて伺います。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 令和5年4月からしょうがわ認定こども園が開園したということで、子供たちですが、1つの認定こども園になることで、人数が増えたということなんですけど、同年齢の子供の交流が広がり、多人数でできる活動の楽しさも味わえているように感じております。また、集団生活の中での経験も豊かになり、多様な考えとか表現を学んだりして、お互い切磋琢磨しながら成長できているのではないかと考えております。
 保育士の先生方も、日々お子さんにそれぞれ対応していただいているので、皆さん集団の中で適正に配置されている保育士の人数なので、対応はできているのかなと考えております。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 それでは次に、4園が1園になったということと、あと、今まで公立だったのが民営化になったということで、経費につきましてはどれだけが削減できているのか伺います。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 経費の削減でありますが、一概にはっきり比較はちょっとできないところではございますが、人件費及び運営経費、それと、民間に委託するということで保育実施委託料を比較させていただきますと、約2,900万円程度を削減できていると思っております。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 やはり民営化することによって、ある程度経費が削減されるということですね。
 それで、今、保育園で残っているのは庄下保育所と東部保育所ということで、庄下保育所も36年、東部保育所は34年でもう大分老朽化も進んでいますので、この先、この2つに関していずれはどうされるか分かりませんが、合併されるのか1つのこども園になるのか、そういったことについて、それで、そういうときは、また民営化で進められるのか、それとも公立で行うのか、そういった考えについて伺います。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 今のところは全く決まっておりません。この後、こども計画を今年策定していくわけなんですけど、その中でも皆さんの御意見をお聞きしながら計画してまいりたいと考えております。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 では、続きまして、配偶者暴力等相談事業について伺います。
 配偶者暴力等相談事業として、女性のための悩み相談等、女性弁護士による法律相談会が実施されましたが、どのような相談事が多かったのでしょうか、伺います。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 女性のための悩み相談でありますが、こちらのほうは、相談内容ですが、職場の人間関係とか家族の相談あるいはDVなどの相談が多い状況であります。
 女性弁護士による法律相談会につきましては、法律なので、離婚とか養育費、相続などの相談がほとんどでございます。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、その相談会を行ったことに対しての効果についてはどのように思われているのか、伺いたいと思います。
○有若委員長 端谷こども課長。
○端谷こども課長 相談会の効果でございますね。なかなか効果、計り知れないところはあるのでございますが、この悩み相談とか法律相談とか受けても、その場で即解決ということはなかなか難しいと思われます。
 相談される方の話を聞いてあげることで、心が少し軽くなられる方もいらっしゃるかとも思いますし、また、相談内容に応じまして、適正な機関へつなぐということも効果の一つではないかと考えております。
○有若委員長 神島委員。
○神島委員 引き続き、いろいろ悩まれている女性の方がおられると思いますので、丁寧な説明といいますか、相談に乗ってもらえたら大変ありがたいと思います。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、私のほうから、令和5年度に地域移行を開始した中学校の部活動全般について、幾つか決算もされているようでありますので、そのことについてお伺いしたいなと思っております。
 まず最初、令和5年度スタートする前に部活動コーディネーターの方が配置されて、事前に学校といろいろと連携をなされたと思うんですが、まずもって、この資料で言いますと、どの項目にそれが該当しているのか。地域クラブ指導者謝金というのは、多分、地域移行された方々への謝金だということは先ほどお話しされましたが、どういう形なのか。その辺のところを金平生涯学習・スポーツ課長にお伺いしたいなと思っております。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 部活動コーディネーターにつきましては、社会体育振興事業費の地域クラブ指導者謝金等に含まれております。
 役割としましては、学校部活動顧問との調整が主な業務になっておりますが、PTAや保護者などへの説明等も行っておいでます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 確認でございますが、部活動コーディネーターの方は、会計年度任用職員報酬のところに位置づけるのではなくて、地域クラブ指導者謝金のほうに含まれているんですか。確認でございます。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 すみません、私の勘違いでございまして、会計年度任用職員のほうに含まれております。訂正させていただきます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、コーディネーターの方がおられて、令和5年度の取組がスタートしたということで、まだまだ不透明なところを開始したわけでありますけれども、具体的にどのような取組をなされたのか。これは決算とはちょっと違うかもしれませんが、お聞かせいただければと思います。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 令和5年度におきましては、始まりということもございまして、中学校の教職員、保護者、また、翌年度新入生となる小学校6年生、さらには競技団体、文化団体を対象に計29回の説明、意見交換会をさせていただいております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、休日の部活動の地域移行元年ということで、結果、現在中学校の部活動、4校のうち幾つかの部活動が、多分53個あると伺ってはいるんですが、そのうち、クラブのほうに登録されて土日に移行された数というのは、具体的に今どのぐらいの結果といいますか、成果が上がっているのかお聞かせください。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 令和6年3月末時点でございますが、市内4中学校、53部活動がある中、35クラブの登録がございました。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 そうしますと、残りの、引き算すれば18になるんですが、それは今後の課題ということなのでしょうか。今現在分かる範囲で結構ですので、お聞かせください。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 実際、残りのクラブにつきましても、継続して地域移行に向けて進めているところでございます。ただ、文化部等で、土日、活動しない部活もございまして、そちらのほうも今、今後の活動状況等を確認しながら説明等調整しているところでございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 そうですね、土日、部活動をしないところについては、クラブ移行が必要なのかという部分もあります。平日の部活動だけで終始するところもありますので、一概に残りの18が全てそれに該当するかというと決してそうではないと思いますが、やはり土日もやりたい部活動も、場合によっては半分ほどだったら10程度いるかと思いますので、関係各位と相談していただければありがたいと思っておりますが、ちょっと気になっているのは、中学校の先生方、兼職兼業で、いよいよ外部移行すると同時に、先生方も実際に部活動の指導をするためには兼職兼業願いを出して、実際に、土日に携わっておられる方々が今どのくらいおられるのか、お聞かせいただければと思います。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 3月末でございますが、クラブ移行35クラブの登録指導者は83名でございます。そのうち、中学校教諭は16名の方が兼職兼業届を提出されております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、その16名の方々の土日の謝金でありますが、地域クラブ指導者謝金で捻出されているということで間違いございませんか。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 兼職兼業届を提出いただいたら、一般の指導員という形になりますので、この指導者謝金のほうに含まれております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、土日の地域移行については聞きましたが、平日ですね。スポーツエキスパート派遣事業費、そして、部活動指導員配置事業費というのは、月曜日から金曜日までの平日の部活動の部分だろうなと思っておりますが、この部分に関しましては要望があってということはいいながらも、令和5年度、適切に配当されていたのかどうか、幡谷教育総務課長にお伺いしたいと思います。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 予算についてと認識しておりますが、地域移行に伴って、ある程度支出もあったということで、事業費の予算額自体は適切だったと私ども考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 なぜこのようなことを申し上げたかというと、地域移行といいながらも、学校の先生が、場合によっては平日指導しつつ放課後指導する方々、あとは、平日に地域移行といいながらも、夜、活動されているスポーツエキスパートの方とか、いろんな重なり部分があって、その辺のさじ加減を、どういうふうにしてうまいこと調和していくかというのは非常に難しいんだろうなというのが、この令和5年度で、感じがあると思うんですね。その辺のところを幡谷教育総務課長はいかがどのようにお考えでしょうか。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 基本的に、学校のクラブと今の指導員の方とスポーツエキスパートの方とお話しし合って、協議し合って出ておいでます。例えば、土日であっても、クラブとしてではなく、皆さん出ていらっしゃるけど部活動として活動されておりますし、やはり指導員の方4人いらっしゃいますが、柔道、テニスとかいらっしゃるんですが、4人ともやっぱりそちらのほうがお好きだということで、夕方から子供たちを指導していただいておりますので、私どもも大変助かっております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 お話の中でもまだまだ課題が、まだ1年たったばかりでございまして、2年目なら2年目の課題があると思いますので、その辺のところを前に進めていただければと感じております。
○有若委員長 小西委員。
○小西委員 土曜日か日曜日、どちらかになるわけですが、活動するに当たって、当初から開催する場所、要は中学校の体育館であるとか、そういったところを借りないとできない競技があると思うんです。そういったときに、学校開放をしていただけないかという市民からの問合せもあるわけなんですが、そこについての対応はどのように対応されていらっしゃるのかお伺いします。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 土曜日、日曜日、クラブとして活動される場合は、各学校のほうに利用申請書を提出いただいて使用していただいている状況でございます。
○有若委員長 小西委員。
○小西委員 具体的に言いますが、庄西中学校と出町中学校には吹奏楽部があるわけです。土日に体育館はほかの部活で使っていたりとかしていて、特に庄西中学校の場合は、マーチングというクラブで全国大会も行っているわけですが、広いスペースが要るわけですよね。楽器そのものも今はどうしているかというと、中学校に楽器が通常は置いてあるわけなんですが、近くの地区の公民館であるとか振興会館であるとかに場所を借りて、そこで土日に活動をされていらっしゃって、そのためには楽器を運搬しないといけないという状況下にあります。
 そういったことなんかも考慮した場合に、そこに物すごい費用がかかるわけなので、そういったことを無駄なというか、中学校さえ借りられればそこで運搬せずにできるのにというのが根本的にあるわけで、そういった対応も、今の話でいくと、その使用願いさえ出せば、ほかの部活動とぶつかっていなかったら借りられるということでいいですか。
○有若委員長 幡谷教育総務課長。
○幡谷教育総務課長 吹奏楽部の練習場所や楽器の運搬の件につきましては、私ども教育総務課でも把握しております。
 施設使用願いさえ出せばオーケーということではございませんが、例えば、体育館とか、空いていれば顧問の先生とかでお話しされて現在使われておりますし、庄西中学校であればオープンスペースなどでも御使用されております。
 私、個人的にですがサッカー部をちょっと教えて、もうこれで長いですが、やはりクラブと地域クラブと部活動の兼ね合いということもありまして、野球部とソフト部といつも連絡しながら、「午前、使えます」、「午後、使えます」、「練習試合したいから、この日、空けて」というようなお話をさせていただいて、一緒に活動させていただいておりますので、吹奏楽を地域クラブに登録されたということもお聞きしておりますので、そちらのまた先生方やクラブの指導者で話し合って活用いただければと思っております。
○有若委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 私は、図書館費のことについて質問させていただきます。
 少額ではありますけれども不用額のほうが出ておりましたが、これはどういったことから出たのか、まずは御説明お願いします。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 当初予算に計上していた会計年度職員の方が年度途中で退職されまして、新たな職員を雇用したことなどに伴いまして、給与や手当が減額となったため、不用額が発生したものでございます。
○有若委員長 境 佐余子委員。
○境 佐余子委員 転職というので、非常に長く勤めていらっしゃった方がというお話も少し耳にしております。何か残念だなという思いと、また、時期的なものもいろいろありまして、特に学校が長期休業になった場合は、やはり図書館もさらに忙しくなるかと思います。
 また、以前、私が図書館に行った際に、職員の方で御懐妊中でいらっしゃった方がいて、それは一緒に仕事ができていいなと思いながらも、育休に入ったりとかいろんなことがあると、図書館はやはり専門的な作業が多いので、人員をしっかりと補充していかなければ今後なかなか難しいんじゃないのかと思うんですけれども、職員の配置が適切かどうか、人員数などどのようにお考えでしょうか。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 実際、現在におきましては、育休等の方の対応といたしまして、会計年度職員にて定数は確保している状態でございます。
 また、そういう時期的な、忙しい時期もあると思いますが、図書館の安定的な管理運営や読書活動の推進のため、適正な人員の配置をしたいと考えております。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど図書館のことで話がありましたが、若干の関連にはなるんですが、図書館費の内容についてです。
 令和5年度からスタートになるんですが、同時に砺波市子供読書活動推進計画(第四次)というのがスタートするんですね。計画があって初めて令和5年度の実績等々があるんですが、かかった経費の項目だけを見てみると公共施設の砺波市立図書館に、人的なものとは別に、いろんな事業内容の部分が割と多いなと思っているんですが、ともすると学校図書館の部分がちょっとないなと僕は感じました。
 まずは、砺波市子供読書活動推進計画(第四次)の取組を聞かせていただいて、その両方がどのように、令和5年度、取り組まれたのか、お聞かせいただければと感じます。それを金平生涯学習・スポーツ課長にお伺いします。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 まず、計画の令和5年度の取組といたしましては、乳幼児期から発達段階に応じた取組、読書を進めていく取組が必要ということですので、図書館では、お薦め絵本リストや大型絵本リストを作成いたしまして、認定こども園等に配布したり、学校図書館では新入生や新学年生へのオリエンテーションといいますか、図書館の利用方法とかいうことの周知の実施により、読書の啓発を行いました。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 今ほど、学校図書館では新入生に対するオリエンテーション、これはもう何十年前からやっていることでありまして、結局、新入生が学校の図書を借りるときにはどうやって借りるのかというのが多分オリエンテーションの部分で、年度当初に当然毎年のようにやっていた内容だったんです。それとは別なんですよ、僕が今お尋ねしているのは。
 その砺波市子供読書活動推進計画(第四次)というものがあって、今回の事業があるに当たって、学校図書館の部分の計画のものが全くなかったのかどうか、その辺のところであります。金平生涯学習・スポーツ課長にお伺いいたします。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 砺波市子供読書活動推進計画(第四次)につきましては、いろいろ計画等をさせていただいておりますが、実際には、今の保育所と認定こども園等にいろいろお薦めの絵本等を紹介させていただいたことと、あと、実際読み聞かせ等、そういうところを計画しておりまして、その計画に基づいて事業を行っておりまして、主に乳幼児等に対しての図書館の事業が、今はっきり新たなものは特にないんですが、そういうことを計画に記載しておりまして、進めている状況でございます。
○有若委員長 向井委員。
○向井委員 これは令和5年度からの推進計画でありますので、令和5年度以降ということで、初年度だから何かあったのですかとお伺いしたわけであります。
 決算のほうに上がっていないからちょっとお尋ねしたのですが、昔をたどると、例えば、学校では読み書きじゃないですけど、朝読書をしたり、本に親しんだり、そういったことが昔あったんです。今の小学校、中学校では朝読書をやっておられないと聞いてます。他市のほうではやっている小学校はあります。
 朝、何が必要なのか。習慣づけ、例えば、読書習慣というのも1つなのでしょうけれども、学校現場の状況に応じてにはなるんですが、ただ、少なからず推進計画を上げている以上何も事業をされずに、お金を使えばいいというものではありませんが、何か子供たちのために、特に学校教育、学校図書館ですよね。学校の平生、毎日ほぼほぼ行っている学校で、ああ、本が見たいな、こんな本が借りたいな、だから、砺波市の図書館に行くんだと思うんです。だから、毎日通っている学校で、まずは一番大本の基礎である図書館の図書の何らかの指導を、子供たちにとってプラスになる部分って必要なのかなって思います。
 昔、朝読書をさせられた立場として言っていたんですが、絶対プラスになると思います。ちなみに、朝読書は、読んだり書いたりするだけでなくて、もう一つメリットがあって、静かな状態で本を読むことで1時間目の授業にすうっと子供たちは入れるんです。ざわざわっとした状態で1時間目に入れないので。だから、そういうプラスの面というのは非常にあるんです。
 また、これは今後の計画ですが、現段階で言えば分かりました。その辺のところを含んで、またよろしくお願いします。
○有若委員長 金平生涯学習・スポーツ課長。
○金平生涯学習・スポーツ課長 読書週間、各学校で昔はやっていたということなんですが、今ちょっと確認しますと、一応庄川小学校で週1回程度はやっているが、なかなかカリキュラム、あとは時間の調整等が難しく、実施が難しいという御意見はお聞きしております。
 ただ、そのままではいけないと思いますので、いろいろ工夫、また、他市の状況等を把握しながら、進められるように検討していきたいと思っております。
○有若委員長 ほかに質疑はありますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、教育委員会関係の審査を終了いたします。
 この際、暫時休憩をいたします。再開時刻を午後2時20分といたします。
 なお、再開後は市立砺波総合病院の決算について審査を行いますので、よろしくお願いいたします。
 教育委員会の皆さん、御苦労さまでした。

 午後 2時13分 休憩

 午後 2時20分 再開

○有若委員長 休憩前に引き続き、決算特別委員会を再開し、市立砺波総合病院の決算について審査を行います。
 それでは、順次説明を求めます。説明につきましては、資料番号及びページ番号を明示の上、要点を主として、着席のままお願いをいたします。
○総合病院 〔所管について説明〕
○有若委員長 以上で、市立砺波総合病院関係の説明は終了いたしました。
 それでは、質疑、意見をお願いいたします。
 開田委員。
○開田委員 私からは、訪問看護ステーションについての質問を少しさせていただきたいと思います。
 訪問看護ステーションについては、決算書の中で、その他の部分で収支のほう、出ていると思うんですけれども、こちらのほうをちょっと見せていただいたところ、令和4年で収益が1億1,100万円で費用が1億1,100万円でとんとんだったもの、こちらが令和5年の決算では、収益が1億200万円、費用が1億600万円ということで400万円ほどのマイナスという感じで見えております。
 この部分について、まず、どのようなことがマイナスに至った経緯であると思っていますか。田村病院総務課長にお伺いします。
○有若委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 令和5年度につきましては、事業収益から事業費を差し引きますと、370万円余りのマイナスになったということで、この要因につきましては、実はスタッフのほうが令和4年度は18人おりましたが、令和5年度は16人ということで2名減となっております。このスタッフの減による受入れの数、それから、訪問回数の減による収益の減というところが大きな要因となっているものでございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 このスタッフの減少というお話なんですけれども、これは利用者に見合った数ということからいくと、これは今、足りている状況、足りていない状況、どちらでしょうか。
○有若委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 令和5年度につきましては、実は思わぬところで、会計年度の看護師なんですけれども、1名退職ということもあります。それから、令和4年度末に退職した看護師の部分が少し補充ができなかったというところ。それから、もう一つの要因としましては、1人体調不良によりまして長期休業に入ったということで対応ができなかったということで、実は令和5年度につきましては、新規の受入れ、それから、実際に訪問看護に行くところにつきましては、他の事業所等にお願いをするなどして対応したということで、令和5年につきまして少し人数が足りなかったということになります。
 令和6年度につきましては、今、1名看護師も増員しまして、会計年度の看護師につきましても今募集をしているということで、今、順次進めているということで、令和5年につきましては若干人数的には足りなかったという結果になったということでございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 今の人数が足りなかったという部分で、令和4年度まで18人おられたんですけれども、この18人というのが1つの基準であると市立砺波総合病院では考えていると、そういうことでしょうか。
○有若委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 18人というところが今の現状の受入れ、それから、訪問回数等につきましては適しているのかなと思っております。
 また、この訪問看護ステーションの経費につきましては、90%以上が人件費に当たるということもありますので、その兼ね合いを考えますと、18人というのが、今の訪問回数等も含めますと適当な人数かと考えております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 18人という人数を目指して、しっかり確保していただきたいと思っております。
 あと、看護職員さんが当然おられますけれども、この方々についての研修という部分ではどういうふうにして進められておりますか。
○有若委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 看護師等の研修につきましては、研修計画に沿った院内での研修を受講するほか、訪問看護ステーションに新たに配属された職員につきましては、院内でeラーニングによる研修も必須ということで、担当した職員には研修を受けさせているところでございます。
○有若委員長 今藤委員。
○今藤委員 今回の決算特別委員会で取り上げないわけにはいかないと考えまして、市立砺波総合病院を応援するという立場から質問をさせていただきます。
 今ほども説明がありましたが、令和5年度病院事業会計につきましては、残念ながら赤字決算とのことであります。本特別委員会、初日冒頭に夏野市長からもありましたが、医業収益につきましては、診療単価や入院単価などの上昇により、前年度と比較して3億3,000万円余の大幅な増収となったとのことでありました。
 それでは、どのような要因があり、令和5年度の病院事業会計は赤字決算となったのでしょうか。その主な理由と、それに対する今後の経営方針について、こちらのほう、ちょっとボリュームで答えていただきたいと思っているんですけど、このことに絞って質問をさせていただきます。
○有若委員長 田村病院総務課長。
○田村病院総務課長 赤字決算の要因につきまして、収益につきましては医業収益では、入院患者数は延べ患者数、改善をしております。前年度に比べて3億2,000万円ほどの増収となっております。外来収益につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響もありまして患者数のほうは減少したんですけれども、診療プロセスの適正化、DPC係数の向上に向けた取組の強化によりまして、入院と外来につきましては診療単価のほうは改善をしているということでございます。
 ただ、医業外収益のほうの、今ほどの新型コロナウイルス感染症の受入れ病床確保に対する交付金が5億2,000万円ほどの減収ということで、これが一番の収入の減の大きな理由となっております。これによりまして、収入全体では1億5,000万円ほどの減収になったということです。
 支出のほうにつきましては、物価高、それから高額薬剤の使用等によりまして、経費のほうが増加をしておりまして、3億8,000万円余りの増加。それから、人件費のほうが上がっているということと、退職手当引当金を令和5年度から2億円ずつ積み立てるということもありまして、こちらのほうで経費としましては3億8,000万円の赤字となっております。これが赤字の要因ということになります。
 こちらのほうは、県内の自治体ほぼ全て、自治体病院ですね。ほぼ全て赤字決算という現状になっておりまして、全国的にも大変厳しい病院経営となっております。
 御存じのとおり、診療報酬というものは国のほうで定められているものですから、病院独自でどうにかするということはできないということもありますので、これは本当に不採算事業を抱える自治体病院については大変厳しいと考えております。
 今後の取組といたしましては、引き続き、給与費の上昇とか、令和7年度には緩和ケア病棟開設に向けた改修工事、それから、企業債の償還金ということもありますので大変厳しい状況ではありますが、公的病院として、持続可能な医療提供体制を確保するということで、引き続き、市立砺波総合病院の経営強化プランに基づきまして、地域の医療の支援病院として地域の医療機関とさらに連携をして、入院患者を確保することに努めていくということ、それからKPIですね。重要業績指標の向上に向けた取組、そして診療報酬の体制加算等の算定率の向上に努めていくということを引き続き行っていきたいと思っております。
 また、物価高につきましては、費用の増大については価格交渉、これまでもやっておりますが、在庫の管理の強化、それから、材料費の削減、電気代の削減につながる省エネ対策なども、引き続き、さらに進めていきまして、職員のコスト意識の向上のほうも務めてまいりたいと考えております。
 また、代表質問でも申し上げましたが、人口減少社会ということで、当院の役割ということもあります。機能分化、それから、地域の医療機関との連携を進めて、不採算部門にかかわらず医療体制の確保をしていくこともありますが、医療従事者の確保、その状況も見極めながら、病棟再編ということも視野に入れながら、適切な病床数の確保ということも今、検討しておりまして、この後、医療体制の構築に努めていきたいと考えております。
 また、国のほうの医療施策につきましても、動向を注視しながら、収入の確保と経費の削減に努めて、今後も質の高い医療を提供していきたいと考えております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 中期修繕計画の進捗状況ということで資料を頂いております。こちらを見せていただきましたところ、気になるところが、まず、水熱源ヒートポンプ空調更新工事というのは、令和7年度、令和8年度という感じで工事の予定ということになっております。
 私、ちょっと分かんないんですけど、病院にとっての空調というのはすごく今大事なものじゃないかなと思っておりまして、こういった部分で、例えば、壊れているものならばそれをちゃんとしておかないと、患者さんとかに影響が出たりするのではないかと考えたりもしたわけですけれども、こちらのほうはそんなに急を要する工事でもないという位置づけなのでしょうか。
○有若委員長 瀬尾病院管財課長。
○瀬尾病院管財課長 こちらの水熱源の空調の更新に関しましては、平成15年ほどから使用しているものにございまして、部品の生産打切りより今後の修繕が困難になるということから改修を行うものでございます。
 こちらのほうは、まだ壊れてはいませんけど、前倒しで改修したいと、そのまま引き続き改修して装置のほうを直していきたいと考えているところであります。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 部品がなくなることによって前倒しで修理し、延命を図りたいという意味合いですね。
 そういった案件というのが、このヒートポンプの空調、これは西棟、東棟と書いてあって、1階、2階って書いてあるんですけれども、この部分って、これ以外の階数については、こういったことは気にしなくていいということなのでしょうか。
○有若委員長 瀬尾病院管財課長。
○瀬尾病院管財課長 こちらのほうは、患者さんが入院している病棟に関して修理、修繕、更新工事を行うものでございまして、事務的な病棟等に関しましては、南棟に関してはまだ新しい施設でございまして、今後、改修等に関しましては協議検討していきたいと思っております。この中期修繕計画について、また協議検討したいと思っております。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 中期修繕計画、10年ほどの計画を多分令和元年に見られて、順番でやってきていると思うんですけれども、そういった見直しというのは、どこかのタイミングで、半分ぐらいたったところで見直しをかけたときに、今みたいな水熱源のヒートポンプも直さなきゃいけないというのが分かって入れたということだと思うんですけれども、今、調査したタイミングではこういった案件というのはほかにはもうなくて、今のところこれだけということで認識してよろしいでしょうか。一応調査はしたと、今後5年間見たときに、やらなきゃいけないものは特にないということで考えればよろしいですか。
○有若委員長 瀬尾病院管財課長。
○瀬尾病院管財課長 はい、本中期修繕計画に関しましては、当初予定どおり、この事業をやることでございまして、今のところ更新する計画はございません。
○有若委員長 ほかに質疑はございますか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、市立砺波総合病院関係の審査を終了いたします。
 以上で、本日の審査を終了いたします。
 皆さん、大変御苦労さまでございました。
 なお、決算特別委員会の最終日となります、明日13日は、午前10時から再開をいたします。
 本日は、大変御苦労さまでした。

 午後 2時50分 閉議

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会決算特別委員会

   委員長   有 若   隆