作成者別アーカイブ: tonami



平成15年12月定例会[ 請願審査結果 ]

                請  願  審  査  結  果

┌────┬────────────┬────────┬─────┬─────┬────┬───┐
│受理番号│   件    名   │請願者住所氏名 │紹介議員名│委員会名 │審査結果│意 見│
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │            │ピースウォーク・│     │     │    │   │
│    │戦闘の続くイラクへの自衛│イン・富山実行委│前田喜代志│総務病院 │    │   │
│ 35 │隊派遣の中止を求める意見│員会      │西尾 英宣│常任委員会│不採択 │   │
│    │書に関する請願     │代表      │     │     │    │   │
│    │            │ 島田 茂他2名│     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │基礎年金への国庫負担を来│全日本年金者組合│     │     │    │   │
│ 36 │年度から直ちに引き上げ、│砺波支部長   │西尾 英宣│民生文教 │不採択 │   │
│    │国民に安心できる年金制度│ 川島 一夫  │     │常任委員会│    │   │
│    │の改革を求める意見書  │        │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │イラクへの自衛隊派兵は直│砺波市平和委員会│     │     │    │   │
│ 37 │ちに中止 「国連中心の復│代表      │西尾 英宣│総務病院 │不採択 │   │
│    │興」に切り替え 日本は非│ 南 弘志   │     │常任委員会│    │   │
│    │軍事人道支援を     │        │     │     │    │   │
└────┴────────────┴────────┴─────┴─────┴────┴───┘



平成15年12月定例会(第3号) 議事日程・名簿 

     平成15年12月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問、並びに議案第72号から議案第77号まで、平成
     15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件について
     (一般質問、質疑、委員会付託)
  第2 戦闘の続くイラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書に関する請願外2件
     (委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
  議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月16日  午前10時01分  開議
  12月16日  午後 2時02分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 飯 田 修 平 君     2番 林   忠 男 君
   3番 柴 田   智 君     4番 齊 藤 源 秋 君
   5番 寺 島 良 三 君     6番 江 守 俊 光 君
   7番 松 本   昇 君     8番 池 田 昭 作 君
   9番 石 田 隆 紀 君    10番 高 田 隼 水 君
  11番 村 中 昭 二 君    12番 堀 田 信 一 君
  13番 山 岸 銀 七 君    14番 西 尾 英 宣 君
  15番 宮 木 文 夫 君    16番 柴 田 豊 明 君
  17番 前 田 喜代志 君    18番 吉 澤 邦 麿 君
  19番 松 本 恒 美 君    20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 宮 井   正 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 井 上 辰 夫 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年12月定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時01分 開議

◯議長(石田君) ただいまから本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(石田君) 日程第1 市政一般に対する質問、並びに議案第72号から議案第77号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件を議題といたします。
 昨日に引き続き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 通告により、発言を許します。
 1番 飯田修平君。
  〔1番 飯田修平君 登壇〕

◯1番(飯田君) お許しをいただきましたので、通告に基づきまして4項目について順次質問をさせていただきます。
 まず1点目に、経常収支比率の引き下げについて伺います。
 砺波市の平成14年度決算による経常収支比率を見ますと86.7%で、前年度に比べ1.4ポイント高くなっております。平成9年度は76.7%でしたから、たった5年間で10ポイントもはね上がったことになるわけですが、その原因をどのように分析されているのか。また、今後、この比率を引き下げるべきと考えますが、安念市長の財政立て直しの決意を伺いたいと思います。
 言うまでもなく、経常収支比率は、経常経費充当一般財源が経常一般財源に対しどの程度の割合になっているかを見ることにより、財政構造の弾力性を判断するものであります。社会経済や市民の行政需要の変化に適切に対応していくためには、財政構造の弾力性が確保されなければなりません。
 平成14年度決算による県内9市の経常収支比率の平均は83.6%であり、砺波市は残念ながら最も高い指数となっていて、民間企業でいうなら、経営を左右するに等しい財政構造となっていると言うことができると思います。
 当市の内訳は、人件費23.7%、扶助費3.4%、公債費20.3%、物件費15.2%、補助費等が17.3%、繰出金4.9%、維持補修費1.8%などとなっています。砺波市の経常一般財源はざっと106億円ありますから、市民のための投資的事業費に向けられる一般財源はわずかに14億円程度しかないということになります。
 このまま放置するならば、貴重な納税者による財源が、内部管理経費にそのほとんどが消費されて、地方公共団体としての本来の目的が失われ、活力を失った運営を余儀なくされることは明らかであります。今後の財政運営に当たって、経常的経費等の大幅な削減に蛮勇を振るって健全財政に努めなければならないと思いますし、もっと汗を流して努力すべきと考えております。
 2点目に、補助費等経費の整理合理化について、その取り組みの決意のほどをお聞かせ願います。
 先ほども申し上げましたが、その他経費の中で補助費等、そして物件費について、決算額構成比がそれぞれ12.6%、そして12.2%と高い構成比率になっております。これらのウエートが非常に大きく、結果的に経常的一般財源に占める割合を高めることになっています。
 ここで、これらが経常的一般財源に占める比率は、県内の9市の平均並びに類似団体に比較してどうなのか。割合を高めることになった原因はどこにあるのか。また、今日このように財政構造が悪化し、窮迫すればするほど補助費等経費の抑制、合理化、効率化が強調されることは当然で、これは市民の納税の負託にこたえる道でもあると思われます。今後、補助費等の総額を抑制し合理化するために、財政当局は具体的にどのような基本方針のもとで対処されるのか伺います。
 3点目に、今後の自主財源計画について伺います。
 地方公共団体は、財政の運営に当たってその健全性が求められ、生活環境の整備と住民福祉の向上のため、最少の経費で最大の効果を上げなければならないとされております。そのためには、財政状況の分析を行い、財政運営の合理化に努めることが必要であります。
 国、地方ともに財政状況が厳しいことは、今さら言うまでもありません。厳しい、厳しいと言いながら、財政運営に大きな変化があるように感じられません。予算編成方針は示されましても、予算要求書を査定し、積み上げ方式で編成しているのが実態ではないでしょうか。合併による規模拡大で行財政のスリム化を図れるのは事実ですが、合併ですべてが解決するとは限りません。自治体運営の構造と体質そのものを見直す必要があるように思われます。
 そこで、合併も視野に入れた財政の健全化を目的として、数値目標を盛り込んだ財政運営方針を作成したらどうでしょうか。例えば、今後10年間で経常収支比率は80%以内、公債費比率は15%以内など、達成すべき数値目標を設定する。明確な数値目標があれば、惰性に流されることなく、財政構造そのものに英断が振るえるのではないかというふうに思います。
 安念市長は行財政運営について、「幅広い分野での見直しや抜本的な制度改革を含め、歳出全般にわたり徹底的に見直さなければならない」と、提案理由の中で強い決意を表明されております。
 ここで、速やかな財政の自主再建計画の実行と財政運営指針の作成について、どのようにお考えになり、どのように取り組もうとされているのか、安念市長の所信を伺いたいと思います。
 第2項目目に、職員の行政改革意識について質問します。
 行政改革は、単に経費、職員の削減にとどまるものではなく、なお一層の市民サービスの向上を目指した市民のニーズ、行政効果、効率化、適応性など多方面から見直して、市民の満足を得られるものでなければなりません。行政に対する市民のニーズ、価値観が多様化して行政環境が著しく変化する中で、これらに対応するため職員一人一人の改革意識の醸成が何よりも重要と考えます。
 そこで第1点目に、市民サービスの向上と改革に向けた職員の意識改革について、現状はどうなのかお伺いします。
 2点目に、行政改革推進委員会が設置をされておりますが、この委員会で、職員の提案がどのように生かされ、どの程度実施されてきたのか。今後の委員会のあり方、市民への情報提供のあり方も含めお答えをいただきたいと思います。
 第3項目目に、合併に向けた新市教育計画について質問をいたします。
 新市誕生の時が刻々と近づいてきております。私は、庄川町との合併のこのときこそ、教育を見直す絶好の機会ではないかと思います。戦後50年余りの教育を見たとき、敗戦の復興と経済優先の世相の陰で、知育偏重による学校教育の硬直化と、ともすれば個人の特性を見定めることのない極めて画一的な教育による影響が、種々の弊害を生んできました。その中で最も大切なのは心の教育の軽視であって、その結果が青少年を取り巻くいろんな問題発生の原因になっていると考えられます。
 また、近年の都市化、情報化、少子化、核家族化などの社会の変化が、さらに今日の子供たちの意識や行動に深い影響を及ぼしている実態もあります。学校教育は人づくりであり、今こそ豊かな心を持った子供の育成が求められています。
 人づくりには、学校、家庭、地域社会が一体となり、その一つを欠いても成り立たないと思います。しかし、現在はその重要な一角である家庭教育を怠っていないかという疑問が投げかけられています。
 また、合併に伴う通学区域については、地域コミュニティーの問題などがあり大変難しい課題ですが、その見直しについて教育計画の中で議論を進めていく必要があるように思います。
 私たちの住むこの地域には、満々と水をたたえた庄川の清流と豊かな自然、そして世界に誇れる散居村の田園風景、また何よりも歴史と伝統に培われた人と人との交流、厚い人情があります。このようなすばらしい生活環境、そして自然環境を教育に生かすことこそ、今求められていると考えております。
 今、合併に向けていろいろな知恵を出し合い、基本構想を練り、それに基づいてまちづくり基本計画が策定されようとしております。ここで、教育行政についても独自の教育基本計画があってしかるべきではないでしょうか。庄川町との合併に向けて、堀田教育長の教育計画のお考えをお尋ねしたいと思います。
 最後に、合併に伴う道路整備について質問します。
 主要地方道新湊庄川線の進捗状況についてお伺いします。
 いよいよ庄川町との合併を目前に控え、新市の一体化を図るための道路交通網の整備を早急に具体化しなければならない時期に来たように思われます。特にこの新湊庄川線については、県道として新市一体化のかなめとなる重要な基幹道路であります。平成11年度に県の整備計画の提示を受け、現在は五ケ交差点から市道矢木畑野新線までの区間480メートルを第1期工事として進められております。この工事区間については、地元の協力も得られまして、すべての用地買収が完了しており、工事着手を待つばかりとなっております。
 過日、地元庄川町と砺波市の関係者で、この区間の一日も早い工事の進捗を関係機関に要望してきたところであります。要望をさせていただきました地元関係のそれぞれの皆様からは、「合併するについて最優先に整備されるべき道路と認識しており、最大限の協力をしたい」という熱いメッセージをいただいております。
 第2期工事区間310メーメルにつきましても、上中野交差点の改良も含め早急な整備を期待しているところでありますが、この区間も含め、来年度の工事予定はどうなるのか、また今後の整備計画の全容についてお伺いします。
 矢木畑野新線との交差点については、この市道の延伸との関係もあるわけで、県提示の整備計画どおりいくのかどうか、この点についても現在わかる範囲でお答えをいただければと思います。
 以上、4項目について質問いたします。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 飯田議員にお答えをいたします。
 冒頭に経常収支比率が高いと、引き下げなければ砺波市の財政が破綻するのではないかと、こういうことで厳しい質問であります。これにお答えをいたしたいと思います。
 経常収支比率が上昇したことにつきまして心配のあまりの御意見だと伺っております。少し詳しくなりますけれども申し上げたいと、このように思っております。
 まず冒頭にその原因を若干大まかに申し上げ、後ほど細かく申し上げます。
 第1は、国、県の施策が始まりまして、介護保険等の扶助費が大幅に増大をしたわけであります。これはどこの町村もそうなんですが、特に認定者が随分増えてまいりました。施設も増えてまいったわけです。これが実は扶助費をぐーっと引き上げたわけです。これは私はまだもう少し右肩上がりになると思う、そのことをまず第1点理解をしていただきたいと思います。
 それから、少子化対策といたしまして、これは議会の皆さんにも十分議論をしていただいたわけですが、保育所を全部管理いたしまして、幼稚園も3歳、4歳、5歳児をきちっと教室に入るように、それぞれつくらせていただいたわけです。そうしますと、建てるだけじゃなくて、人件費、物件費が必要になってまいります。これはもともとわかった話であります。これは少子化対策で上がってきたわけでありまして、その点、飯田議員理解をしていただきたい。いわゆる重点施策を進めるときにはそのような課題が出てくるということです。
 それから下水道事業でありますが、砺波市は散居村という形態の中で投資が大きいんです。もちろん建設投資費でありますが、一般会計から繰り出ししないと下水道会計がもちません。ルールに沿ってそのことを投資をするわけです。繰り出しをするわけです。いわゆる合併浄化槽で150万円ほどかかるんですが、迎えに行くときには200万、300万円かかるわけです。そのことをひとつ理解していただいて、田園空間というすばらしい空間を持っていますけれども、これを迎えにいくときには下水道については他の町村よりも高くつくということです。したがいまして、一般会計から繰り出しをするということで大きい金がかかるわけです。
 それから、これは私の重点施策で職員時代から頑張ってまいりましたが、まちづくり、土地区画整理事業、これはもちろん国庫補助金がもらえます。仮に10億円の仕事をしましたら、5億円は国から来ます。2億5,000万円は県から来ます。あとの2億5,000万円は私どもが国へ出すわけです。一つの補助費であります。これは近隣町村を見られても一つもないと思う。砺波市だけがこれだけの町の広がりをつくったのは、私は区画整理だと思うんです。そこで地元の皆さんは用地を出すわけですよ。水路とか道路とか公園に、現物で出されるわけです。したがって、区画整理事業というのはその意味で効率的になるわけです。どこの市町村よりも砺波市ほど土地区画整理事業が進んだところは私はないと思う。まださらに進めなきゃいかんと思う。そして町の広がりをきちっとして、街路をつくって、公園をつくって、環境整備をするということになると思う。だから、隣近所の市町村を眺めていただいて、「なるほど、これはやっぱり金はかかるわい」と、こう理解をしていただかないといけないんではないかと、このように思います。
 もう一つの大きい要因は、病院の建設であります。病院は150億円かけます。3年がかりでつくるわけでありますが、その都度借金を持つわけです。すぐ医療収入は入ってきません。借金をします。借入金に対して利子等いわゆる3条予算については全部面倒を見なきゃいかんわけです。病院だけでは無理です。しかも医療費が下がってきた。医療費が下がったんじゃない、医療費が上がってきたんだけども、診療報酬が下がった。大変厳しいんです。そして私のほうは母屋ですから、新家が一生懸命苦労しておればそこへ継ぎ足してやるというのは、市民全体のやっぱり願いだと思う。これも各町村を見ていただきたいと思うんです。それは、富山の30万都市から見れば微々たるものかもしれません。しかし、4万1,000人でこれだけの病院をぎっちりすることによって市民が安定する、その意味での投資。3条予算についてカバーをしてやらなきゃいかんわけですよ。
 そういう大きい意味で、おっしゃるような気持ちはわかりますが、確かにルールの計算をしますと高くなってまいりますので、硬直化しておるということですが、私の手前としてはそのような理論がございますから、よく説明をさせていただきたいと、このように思います。砺波市の特殊要因があるということを理解をしていただいて、批判は受けますけれども、そういう意味での投資や繰出金など、これは市民に対する還元の一つだと思います。
 もちろんおっしゃるように、内部管理費、特に人件費などを含めて調整をしていきたいとは思います。ただし、悲観的な批判は私は当たらないと、このように自信を持ってお答えできると思います。しかし、ルールでございますから、おっしゃるように経常的経費の引き上げというものはもちろん考えていかなきゃいけませんけれども、特殊要因があるということをまず理解をしていただきたいと思います。
 そこで特に、補助費等の整理合理化をしなさいということでございます。昨年は実は単純な団体補助等については10%を切らせていただきました。それは農業団体でございます。商工団体でございます。あるいは文化団体もございます。あるいは福祉団体もございます。ここに御婦人の皆さんがおられますけれども、一生懸命地域で、地方で頑張っておられます。それについてはきちっと計画書をもらって補助金を出しておるわけですが、1割、仮に20万円出しておったら2万円削るわけですから、大変な非難も実は私も受けておるんですが、そのようなことをまださらにやるということになると、これは飯田議員さんのほうへ逆に批判がくると思う。やはりそれぞれ自分たちの計画でそのような事業をしておられるんですから、それに対する補助というのはあってもいいと思う。
 補助というのは、自ら企画をして仕事をしようと思ったら、仮に100万円の予算ができたとすれば、自分たちも出す、地域からももらう、自分たちもボランティアでやる。そこへ公金を若干投入することによって、円滑に仕事もいく、そのことが地方の活性化なり、あるいは地域の皆さんの意識改革になるんではないかと思いますので、これからも厳しく査定はいたしますけれども、そんなに切れるものでないんですよ。補助金が大きいんじゃないかと、こういうことでございますが、そんなに切れるものでないということでございます。もし切るとすれば、恐らく団体から相当の抵抗があると思います。そのことで汗を流せということでございますが、少し理解をしていただいて、私も若干汗を流しながら、批判を受けながらでありますけれども、そのような考え方で、いずれにしても限度があると、そのことを補助の場合に理解をしていただきたい、このように思います。
 それから、物件費の問題です。物件費も9市では高いと、こういうことでございますが、その批判もお答えいたしたいんですが、これは議会の皆さんと相談しながらでありますが、公設民営化、例えば文化会館、財団法人文化振興会、チューリップ四季彩館、花と緑の財団、体育施設は全部財団の体協に委託をしたわけです。役所がつくって、中の運営については財団にさせる。これは、御存じのように、そういう形で委託料を出すわけです。委託料というのは、おっしゃるような経常経費の拡大に実はつながっております。比率の引き下げをせよと言っても、これも仕事をしているわけです。そんなこともございますので、そうそうこれも切れるというものではないということを御理解をいただきたい、このように思っておるわけでございます。
 それから、福祉協議会等にもたくさん仕事をしていただいております。これも経常収支比率の引き上げの要因でありますけれども、これからは福祉協議会の方でアイデアを見つけていただいて、福祉協議会が自ら仕事をするという時代になりました。そのことも、限度があるということを御理解をいただきたい、このように思っておるところでございます。
 それから、総括的に申し上げますと、ちょっとくどいようでございますが、これだけ収支比率が上がったら財政がつぶれるという御意見でございますが、先ほど私が申し上げました高齢化対策や少子化対策や、あるいは下水道事業や、まちづくりの根幹をなすところの区画整理や総合病院、そして芸術、文化等、あるいはチューリップを初めとしての花イベント、それらに積極的に取り組んだためだと理解をして、このことについてはおっしゃるように削減をしろと言ってもなかなか限度があるということを理解をいただきたい。
 飯田議員が心配されることについては、よく気持ちはわかります。私としては、市民に対して、そして事業団体やその他の一生懸命やっておられる皆さんに投資をしたり、繰り出しをしたりというそういう考え方をしておりますので、その点よく理解をしていただきたい、このように思うわけでございます。
 それから、決算認定については、一部批判もございまして反対者がおられましたけれども、おかげさまで先般認定をしていただきました。具体的に削減する事務事業がございましたら、逆に教えていただきたい。なおまたこのことについては、決算審査特別委員会でも議論に議論をされたところでございますので、それらを参考にして新しい予算づくりをしてまいりたいと、このように思います。
 次に、自主財政計画についての御意見、そのとおりでございます。無論、財政を分析し平成16年度の予算編成基準をつくっていきたいと思います。
 今、私どもが考えておりますのは、市の財政計画健全化に向けて、特に三位一体の問題もございますので、それらの情報を早くキャッチをしてどう財源を充てていくか、そんなことなどを今考えておるところでございまして、国そのものは今、税源移譲をたばこ税に持ってきたわけでございますが、不安定な要因もございます。大変その面では早くニュースをキャッチして対処しなければいけないなと、このように思っておるところでございます。
 それで、健全化のための取り組みの骨子といたしましては、1つは、いずれにしても国も叫んでおりますけれども、私どもも予算編成の改革ということを重点に指示をしております。
 それから、歳入歳出の執行も少し変化してまいりますけれども、早くニュースをとらえて、この4万1,000人の体制ではどうすべきか。早くニュースをキャッチをしてやろうと思っておるところでございます。これらを柱にしながら、堅実な予算編成をしてまいりたいと、このように思っております。
 いずれにしても、冒頭で申し上げましたように、今計画中のものを、飯田議員がおっしゃったからといって中止するわけにはまいりません。計画中のものについては中途半端でございますので、これはやっぱり実行しなければいけません。その実現に向かって努力をしたい。
 そこで、おまえらの予算は積み上げ方式じゃないかということですが、これは積み上げ方式でいいんですよ。若い人の知恵と若い人のアイデアを各課で集約をして持ち上げてもらう。あとは、財政課や私どもで財源をどう手当てするか、そういう問題になる。どうしても手当てができなかったら、せっかくのアイデアでも切らざるを得ない、そのように実は思っております。
 積み上げ方式の批判があるようでありますが、私は職員に常に「おまえらも市長だよ。自ら研さんして研究して勉強していいアイデアを出せ」と言っていますので、積み上げ方式で私は結構だと思う。ただし、あと私がどう財源を考えるか。どうしても手当てができないときは、悪いけど切らせてもらうよと。そこで、飯田議員もおっしゃったように、あれも切れ、これも切れということでは、限度がございますが、ただし一部切らせてもらうかもしれません。そして健全財政をつくっていくというのが私の任務だろうと思っています。
 そこで、庄川町との合併でございますが、今のような考え方を中心にいたしまして進めさせていただきたいと思っておるところでございます。財政規模は違います。4万人の財政規模と7,000人規模の財政規模ですからおのずから違いますけれども、この辺は調整をしながら、新市に対する対応をすべきだと、このように思っておるところでございます。
 そこで、自主再建計画を実行せよということです。再建という言葉を簡単に飯田議員はお使いになりますけれども、うちは赤字決算したんじゃないんですよ。会社や工場で赤字になったりしましたら、それは再建計画という言葉を安易に使いますけれども、私どもは先般認定をしていただきましたが、黒字決算です。いいですか。だから、黒字決算のときに再建計画なんて、そんなこと絶対に口が腐っても言えません。安易に使ってもらっては困ります。そういうことでございます。
 なお、再建計画という言葉の中に恐らくあるかないかは知りません。もし赤字になったら税率を上げて税収を取れ、使用料を取れ、保育料も高くせという話になるわけです。私はそれを避けたいわけですから、再建という言葉を使いたくない。それは申し上げておきます。やっぱり今民間の皆さんも厳しいんです。市民の経費負担の軽減、これは私のスローガンです。したがって、この再建という言葉は絶対使いたくないので、改革の精神は持っておりますけれども、ぜひそのことを理解をしていただいて、安易にその言葉を使ってほしくないということを申し上げておきたいと、このように思っておるところでございます。
 それから次は、職員の行政改革意識であります。
 私は市長になりましてから、行政改革市民会議を立ち上げました。民間の皆さんにも来ていただきました。公募でも委員に出てきていただいております。そして民間の意見も聞くことによって、内部だけでの意識改革ではやっぱり思い切ったことがやれません。したがいまして、行政改革市民会議を有効に利用、活用させていただきたい。いましばらくこのことを堅持してまいりたいと思います。新しい市になりましてからまた考えますけれども、考えられると思いますけれども、私はいましばらくこの市民会議を活用したい。
 さて、市民会議に提案する事項でありますけれども、それは内部から発案をするということで、職員全体に提案をさせております。その提案されたもの等につきましては、例えば経営感覚を養うために、会社、工場のようにバランスシートをつくったらどうかというのはいい提案であります。そのような作業もさせまして、もうかっておるか、損しておるか。行政にはあまり当てはまりませんけれども、特に水道と企業会計はそれをやらせております。もちろん企業会計は今やっていますから、それはすぐわかります。いわゆる企業会計でない特別会計についてはそうしますし、一般会計もそのことが大事ではないかという提案などございまして、いい成果は上がって、意識改革になっていると思う。そういう意味で幾つかございます。まだまだ批判のあるところでございますが、何よりも管理職に頑張っていただきたいと、こんなことなども思っておるわけでございます。
 そこで、内部における行政改革推進委員会については、助役をトップにいたしまして、部課長がそれに当たっております。部課長は、若い連中からの御意見を集約をして、そしてそれを提案してもらうということでございます。
 部会のあり方につきましては、まず市民に対する市民サービスの向上をどうするかが第一です。それから、今の組織でいいのかどうか。常にマンネリ化体制でございますので、この組織でいいのかどうか、そのことを研さんする。そして、今の事務事業をもう一遍見直そうじゃないか。時代に合った形の事務、従来の役場型の事務というのはもう時代遅れであります。もうコンピューターの時代です。それぞれパソコンを前にしての施策、パソコンを前にしての事務処理をしておりますので、少しは変えたらどうかということで、それぞれテーマ別にそれぞれ進めさせていただいております。
 したがいまして、パソコンを使う段階では、先ほども言われた経常経費が実ははね上がってきました。内部LANをやっていますので全部通用いたします。全部実は経費がかかるわけです。そのことも含めておりますけれども、いずれ落ち着いた段階になろうと。
 なお、合併する段階ではこれまた一つのLANを組まなければいけません。したがいまして、今それを避けて通るわけにまいりませんので、これはまた少し経費がかかりますけれども、将来のためにこれを有効に活用することもスピーディーになると思う。1つはスピーディーな行政。もう1つはエリア拡大、もう1つはセーフティー自分の考えだけのそろばんじゃなくて、一つのマニュアルがございますから、もちろんこれに対する病原菌も入ってまいりますから、これについては対応するということをしっかりやらなければいけません。
 私も実は番号を持っております。あまり使いませんが、番号を持っておりますので、作動させるときには私の番号でないと答えが返ってきません。そのことをやっておりますので、これも簡単に番号と言うけれども、金が実はかかっておるわけですが、私はその時代だろうと、このように思います。事務事業の見直しで、本当は安くあげたいんですが、その部分については高くついておるということでございます。いずれにしても、そういう3部門で部会を開いて調整をさせていただいております。
 そこで、少し長くなりますが、この際申し上げておきます。職員から提案のあった市民がどう評価をしているかというアンケートを窓口でとらせていただきました。市民の皆さんが窓口へ来たら、あいつが悪い、こいつが悪いと書いてくださいと、そういうアンケートをやりました。
 それから、提案のありました市民課の時間延長、図書館の時間延長、私はもう少し時間を延長したいと思う。なおまた、保育所の時間延長、これは先生方が大変でありますけれども、今幼稚園も時間延長をさせております。これまた実は経費がかかるんですけれども、これはやっぱり市民のニーズですからおこたえをしてあげるということになると思います。これも提案があったということは、我々もやろうじゃないかという意識があったからできるわけですね。私はいいかげんに家へ行って、子供の面倒を見んならん、御飯の用意をせんならんということでなくて、市民サービス、子育て支援という認識の上に立ってやりましょうということですから、これを受けて立っておるわけでございます。なおまた、ホームページを開設したり、それぞれPRをさせていただいております。
 なおまた、人件費拡大を避けるためにワークシェアリングという形で、10名ばかりの有能な職員を採用して、本採用は避けると、そのような措置もいたしておるわけでございます。
 できれば幾つかまだ提案がございました。特に近ごろは、駐車場有料化──自動車に乗ってきて、市役所が全部駐車料を払って皆さんがのうのうとそこへ置いておくという時代でないよ、市民がちゃんと見ておるよ。会社や工場の皆さんは、会社へ行くときに自分の駐車場へ置くな。お客さんの駐車場だと。おまえはどこかへ行って預けてこい。私どももそのような認識で、この間から駐車料をちょうだいすることになりました。これも提案でありますし、即刻決裁をして進めさせていただいております。
 それから、時代がこういう時代になりました。管理職の管理職手当を10%カットさせていただきました。こういう厳しい折です。市役所だけが前のルールに従って、はい、何%をあんたにあげますと、そんな時代でないんです。そういうことでカットをいたしました。厳しいと思いますけれども、そのように職員とも話し合いをしながら、そのような改革を内部でやっておるということを御理解をいただきたいと、このように思っております。
 そして、私は合併というのは、何遍も申し上げますが、最大の行政改革だと思っております。今、合併協議会で協議をされております。その際に、一、二ちょっと値上がりするものもございます。ただし、ほとんど同じ今の現況で庄川町と砺波市が合意をしております。私はできればもっと値下げをしてほしい、税率も下げてほしいなという気持ちはございますが、行く行く今の財政状況、国の地方財政計画を見ますと、そうは言っておれませんので、引き上げしたものはほとんどございません。そのようにこれから対処していきたいと思います。できれば、最大の行政改革と言われることでございますから、この後は恐らく人員削減、今の砺波市の一般職、庄川町の一般職、これを合計しますとそんなにたくさん要りません。おかげさまで議会の皆さんも、先日、両方の議会を合わせて22人にしようという改革案が出たわけです。それが先般通ったわけですから、これらについても私は改革の一つだと思う。ぜひ職員のほうも、これからそのようにしなきゃいかんだろうと。
 そして部制等につきましても、砺波市の4部制でいこうと。本当は人員も増えますし、仕事も増えますから、部も大きくしたいんですけれども、そう甘い時代でないんです。したがいまして、4部制そのまま縮小するような形で改革をしていきたいと、こんなことなども思っております。このことなどは恐らく市民にもまだわからないと思いますが、いずれわかっていただきたいなと、このように思っておるところでございます。
 なおまた、職員には近ごろあまり危機感がない。残念ながらおわびをしなければならないのは、先般、公金ではございませんけれども、泥棒が入りました。大変申しわけなく思っております。そういう危機感等についてはまだまだ私は十分ではないと思う。ぜひこれらについて、身近なことでも気づいたことからちゃんとやる、そういう危機感がちょっと薄れておる。やっぱり公務員という惰性的な根性がまだあるような気がします。これは厳しくこれからも私から申し上げて、まだまだ甘い部分がある。飯田議員からも言われましたが、速やかにこのことについて対処をしたいと思います。
 いずれにしましても、総務課にあった金庫が破られて金が盗まれました。公金ではございませんが、そのようなことをしでかしたことについて、議会の皆さんにもおわびを申し上げ、そしてこれからそのようなことに対処する、泥棒だけじゃない、いつ何時地震が起きるかわかりません。そのときに市民に対する対応というのはスピーディーでなければいかんと思う。先日の泥棒についても、私はスピーディーでなかったと思う。したがいまして、部課長を処分したいと思う。申しわけないけれども、そのように思っております。ぜひそういう面で御指導、示唆がございましたら受けて立って、おっしゃるように、いい行政をし、市民のためのいい公僕でありたい、このように思って、その気持ちでこれから対処いたしたいと思っております。
 その他につきましては、教育委員会、そして産業建設部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 飯田議員の合併に向けた教育計画についての御質問にお答えいたしますが、教育計画そのものに入る前に、教育の変遷とその効果等について、皆さんも御存じの範囲内でちょっとそれに触れながら、後ほどの教育計画の具体論に入っていきたいと思います。
 江戸時代が終わって維新の中での最たるものの中に、明治6年に発布されました学制制度、これが全国くまなく学校を建てて子弟を勉強させようということが始まってから130年、計算してみますと、明治6年から130年ちょっとたっておりますね。その当時は、私のおじいちゃんなんかは4年間しか行っていません。義務教育は当初は4年間だったんだそうです。それが明治の終わりごろから大正にかけて、小学校6年間に変わった。ずっとそれが続いていって、昭和20年(1945年)の太平洋戦争が終わった段階で6・3制度になりました。そうすると9年ということです。4年が100年足らずの間に9年になったということで、日本の国というのは、子弟の教育、自分の子供たちの教育にそれだけ情熱といいますか、時間と金をかけてきたということが、それを見てもわかりますね。
 そういうことで、その効果がどのようにあらわれてきたかということですけれども、今から130年ちょっと前に鎖国が開かれて、世界に向けて日本が国を開いた。開いたと同時に、周りが大変な進化をしておりましたので、やはり勉強しなきゃいかんということで、欧米列強に学んだ。そしてそれを追い越すとまではいかなかったけれども、幾多の変遷をして、特に数度の戦争で大きな犠牲を出して、今我々が勝ち得たこの世界に冠たる日本の国というものができた。この底辺にあるのは、明治6年にできた義務教育というものの旗揚げでございましょう。
 そういう学校教育的なバックが一つありますけれども、一方、この砺波地方だけしかわかりませんけれども、砺波地方においても非常に地域づくりということについて、地域団結的な仕組みがありました。それは江戸時代からあったとは思いますけれども、我々が今記録等でわかる範囲内では、明治の中頃から地域、地域において、子供から青年、壮年までが一つの地域として集まれるそういう組織体が相次いで立ち上げられております。この伝統は、そうすると100年近く続いております。皆さんの地域にもそれがいまだに残っています。それは、獅子舞や、あるいは宗教的な行事、それから文化的な事業などで残っております。忘れがちなのは、その団体ができたのは、私も地域の古老に聞いたのは、防災──村を守るためには、どうしても地域の団結が必要だった。そういうことで、防災というもの、それは天の災いだけじゃなしに、人的災いからも自分たちの住んでいる地域を守るんだと、自分たちの在所は自分たちでつくっていくんだと、そういう住民共同体としての責任と義務というものを先輩たちは持っていたんだと思います。
 このような砺波の先人たちの築いた地域づくりというものの基盤の上に、今度できる新砺波市の将来を開く教育計画の骨子を次のように考えております。
 それは、きのう安念市長が説明しましたように、新市のまちづくり計画の理念として、砺波市の将来像として、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」という一言を述べたと思います。私たち教育関係者は、その基本的な理念というものをもとにしながら、その理念が実行に移るための一番大事なことである「人と心を育むとなみ野教育」の骨格を積み上げてみたわけです。
 それを今から御説明申し上げますが、重点的に申し上げます。というのは、軽視するわけじゃございませんけれども、まず「個性と感性を育む学校教育」、この充実に力を注がねばなりません。
 そのまず第一番手にくるのは、将来の社会を生き抜くためにも必要な基礎・基本の学力を徹底してつけるということですね。今いろんな議論がなされておりますけれども、優秀な方々が言うのは、やっぱりもとができていないと上へ立ち上がらんと、そういうことをよくおっしゃいます。そういう面で、だれもがこれを待っています。どの親も待っています。どの地域も待っている基礎・基本の学力を徹底してつけたい。
 ともすると、これに偏った時代があったわけですね。知育偏重、先ほど飯田議員の質問の中にもそういう言葉が出ましたけれども、知育偏重的なことが凝り固まって教育が硬直化していった。一時は3・7体制という言葉も聞きました。それはやはり是正されていきました。一人一人の子供の個性というものを大切にする、そういう学校というものが大事だと。そういうことで、一番手にはまず基礎・基本。
 その次は、やはりこれだけ近代化してきた時代でございます。環境問題、情報、国際、そういうのは昔はなかったことですね。昔といいますか、戦前にはそのかけらもなかった。それが、1945年以後において、今言いました情報処理の問題、それから環境保全の問題、国際理解の問題、これが基礎学力に匹敵するぐらいの状態で上がってきたわけでございます。まずこの環境をつくってやらないと、これから生き抜く力は難しいというふうに考えます。
 学校教育の3点目は、自然体感的な学習、それから勤労体験、といいましても、これは我々の少年時代からみれば口だけのことでしょう。だけども、体験的な学習をさせるということ。それと、芸術・文化学習の体験など。すなわちこれは何を求めているかというと、結論は、数字とかそんなものじゃないんです。頭の中の感性ですね。これは表現できません。いつでもどこでも出てきます。出る人と出ない人がおるかもしれません。そういう感性というものはどこで育まれるかといいますと、基礎学力をやっておる間には感性というのはなかなか出てこないと思う。「自然は最大の先生」という言葉もよく聞きます。そういう点で、美しい自然、それと汗して働く、それを支えてくれた友達、そういうものの環境の中で感性というものが育まれていくということで、特に今回の合併によって、我々の信仰の山と言ってもいいでしょうが、牛岳──きのうも出ておりましたけれども、牛岳山麓のすばらしい緑、それから険しさ、厳しさを持っています、その山麓を生かすということ。それと、何といっても庄川ですね。庄川の美しい流れというもの。そして世界に誇れる散居村。これらは、今言いました自然的な学習をするにはもってこいのフィールドです。そういう環境に生きていくということだから、砺波の子供たちは合併によってもっと活動範囲が広くなるということで、そういう環境を創造してやっていく必要があると思います。今言いました1点目は、学校でやらなきゃならないことです。
 それらを単発的に行うというよりも、それらをやるためには共同とか、あるいは思いやりとかそういうことが後ろについて回っております。砺波市でも現在10年目に入っておりますけれども、心の教育ということを徹底して進めております。これは先ほどから出ています、市の単独事業です。どこからもお金をもらわないで、市長の発想でこれを進めております。10年かかっております。これもこの後、たとえ庄川町と合併になったとしても、このすばらしいものは今後もずっと続けていくべきだと思っております。
 このようなことを学校に期待するわけですけれども、今学校に対する批判は非常に厳しい。学校の先生方は紋切り型だと、情がないというようなことをよく聞きますけれども、かつては何かあったら学校へ集まって、そして学校の先生と議論した。学校の道具を使った、学校で遊んだ、地域の方も含めてですね。文化発祥の拠点が学校だというふうにこれまた戻していかなければならん。そのためには、教育関係者はよくよく心して毎日の務めをやらないと、地域の方々とは遊離してしまいます。すべてがそうとは申しませんけれども、そういう考えを持つ教職員、関係者をこれからどしどし教育をしていかなければならんというふうに考えております。これが学校教育です。
 こういうふうにして、大体5、6点ありますけれども、第2点目は生涯学習の問題です。これは大変多様化している住民の方々の学習したいという希望、ニーズというものをどんどん取り上げて、それをやる拠点が公民館であったり、文化施設であったりすると思います。それらを充実させることが、先人たちが100年前に地域コミュニティーというものの基盤をつくっています。それらに負けないような地域コミュニティーをつくっていく必要があると思っております。
 3点目は、きのう池田議員の御質問にもお答えしましたけれども、「心と体を育むスポーツ活動」、子供それから市民の体力の健康増進が1点。その次は、それのもとになる食育の問題。きのうも申し上げましたが、医食同源的発想。それから、あと1地区だけ残りましてほとんど各地区に体育施設ができておりましたので、それらを生かしたスポーツクラブ等の振興。体力をつけること、それから食べ物のこと、それから施設のこと、この3本をきちんと進めることによりまして、一番先に申しました健康フラワー都市の実現に迫ることができるのではないかと考えております。
 4点目が芸術文化でございますが、これは今まで以上に、特に庄川町は芸術文化の薫り高いところでございます。そしてあそこにも優秀な施設を持っておられます。それらと融合しながら立派な文化活動を推進していきたい。
 5点目には、今一番話題になっております「青少年の健全育成と家庭教育力の充実」であります。議員さんの御指摘の中に、学校、家庭、地域の3本の矢のどれが欠けてもだめなんだと。そのうちの1本が弱そうだと。それは家庭教育を指しておられると思います。そういう不安感を解消するためにも、家庭が弱いというよりも、家庭がこれだけの経済状態の中で生きていくためには、どうしても子供のほうに目が届かないんですよ。そのためには、忙しくてもいいから子供に目をかけてやっていただきたい。そういう具体的なアクションといいますか、こんなところを見てやっていただけませんか、こういうことはどうなっていますかということをもう一回かみ砕いてお示ししてあげないと、家庭教育は大事だと言うだけではどうも効果が上がってきません。もう一歩踏み込んで具体的なものを提示しながら、家庭教育の充実を図っていかないと、このままずるずるいったら、いつまでたってもイタチごっこです。だから、来年度は、予算という問題じゃないんです。庄川町を含めて、何とか知恵を出して家庭へのアプローチをしたいと。
 それから、今年の8月、あの嫌な問題が出てきたことによって、砺波市としまして、青少年健全育成のための建築等の規制に関する条例という施設を見張る条例ができました。あれによって、砺波市民は青少年の健全育成ということについてまた目が開いたと思います。あれを盾にしながら、子供たちが健全に、そしてきれいな環境で生きていけるように、そういうことを図っていきたいと思います。
 さらには、国の内外との関係──友好都市を幾つか持っております。これらとの関係も十分深め、特に庄川町は水の特徴を持っていますので、水辺を生かした国内、国外の方々との関係を深めていきたいと思っております。
 これが、教育計画の骨格の案のあらましでございます。
 次に、通学区の問題についての御質問がありましたけれども、これについてお答えいたしますと、近年、児童数の推移では、増加している学校と、あまり増加していない学校とがあって、バランスがちょっとずれております。このことについては非常に問題があると思っております。
 例えば砺波東部小学校のように、今後5年間程度は800人近い生徒が推移するというところもあるかと思えば、そうでない、少しずつ減り傾向のところもあります。砺波市の子供たち全体としましては、ほとんど横ばいでございますけれども、そうだからといってすぐ学校通学区を組み直すというようなことは少し危険なような気もいたします。ということは、通学区というのは長年にわたってのいろんな地域とのかかわりがあります。そういうことで、この後、新市が誕生すると同時に総括的に検討すべき時期が来ると思っております。この問題につきましてはいろんな方から心配の御質問がございますが、今、ここで線引きの変更ということをすることは少し危険かと思います。一たん新市になってから総合的に見ていく必要があると思います。
 それから、ちょっと具体的な御意見があったと思いますが、庄川町と隣接する地域の子供たちの通学につきましては、庄川中学校、般若中学校の問題などでございますけれども、新市に引き継ぐわけですけれども、これが合併の話を進めるときの非常に大事な分野であったようでございます。そのためにこれにつきましては弾力的に運営をする。といいますのも、それ以前、今から40年ほど前には事務組合があったわけです。砺波市が庄川町のところと、般若中学校と庄川中学校とが重なってやっている時代があったわけですから、歴史があるわけですから、御希望があれば、その通学区を弾力的に運用するということについてはやぶさかでないということでございます。
 以上、飯田議員の御質問にお答えいたしました。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 飯田議員さんの合併に伴う道路整備についての主要地方道新湊庄川線の進捗について答弁をいたします。
 主要地方道新湊庄川線の道路改良事業につきましては、計画延長約800メートルのうち、第1期工事となります県道本町高木出線五ケ交差点から市道矢木畑野新線、いわゆる中部スーパー農道の接続点に至る480メートルは、既に用地の取得を終えております。工事に関しましては、今年度は一部の路側構造物に着手した段階にとどまっておりますが、来年度以降の工事の進捗に期待をいたしておるわけでございます。
 特にこの区間では、本事業の推進に向けて、地元が主体となります工事、いわゆる不整形田の残地処理計画の工程との整合を図る必要もあり、スーパー農道までの早期供用開始を求めてきており、県においても新設道路、いわゆる車道部の早期暫定的な施工も含めて整備手法を検討中と伺っております。
 また、スーパー農道より東側の上中野地区の約320メートルの計画につきましては、第2期工事と位置づけておるわけでございます。計画法線の提示以来、協議が遅延している状況であります。しかしながら、合併が目前となった今、関係地権者の皆様からも工法などの協議を求められており、早期に対応するよう県に対して働きかけております。過日、地元の中野、種田両地区からも事業推進の要望をいただいたところでありますが、市といたしましても、合併に向けた協議の中で、基幹道路となるこの路線の整備が大きな課題となっております。今後とも、県が実施する砺波市、庄川町の合併推進事業として、平成16年度も引き続き重点的に予算を確保されるよう強く要望してまいります。
 それから、市道上中野4号線の延伸に向けた調査に関しましては、地下に埋設されております水路トンネルの構造解析資料を、管理者であります県に提出し、検討していただいている段階でございます。また、この水路トンネルは昭和12年の施工であり、設置後65年を経過していることから、コンクリート強度の評価が課題になると伺っておるわけでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 砺波市政に起きています諸問題について、日本共産党公認議員として質問をいたします。
 小泉内閣の三位一体の地方行政改革は、本年度予算で20兆4,000億円の補助金を、平成18年度までに4兆円を削減し、うち1兆円を来年度で削減する方針を打ち出しました。削減対象に、保育所運営費や公立学校施設整備費、義務教育経費などの削減を初めとする、市民の暮らしに直接かかわる国庫補助金と地方交付税の削減だけを決め、いまだに具体化されない状況で来年度の予算編成の時期を迎えています。小泉内閣の悪政のもとで、市民の暮らしを守る立場で、4点にわたって質問をいたします。
 第1に、イラクへの自衛隊派兵について安念市長に伺います。
 フセイン元大統領が米軍に拘束されました。弾圧などでイラク国民を苦しめクウェートを侵略したフセインに対する裁きは、国際世論のもと法にのっとり厳正に行わなければなりません。小泉内閣は9日、イラクに自衛隊派兵をすることを決定しました。戦後初めて戦争が行われている地域への派兵であり、国際社会の道理に照らしても、憲法に照らしても、何の大義もない最悪の選択であります。
 第1に、基本計画はイラクへの無法な侵略戦争と不法な占領支配に軍事力をもって加担するものです。第2に、基本計画が憲法を無視した海外での武力行使に道を開くものとなっています。イラク問題の解決のためには、米英軍主導の軍事占領支配を一日も早くやめ、国連中心の枠組みによる復興支援に切りかえ、イラク国民に速やかに主権を返還し、米英占領軍を撤退させることが必要です。国連のアナン事務総長も、外国によるイラク占領は短期でなければならないと、米英軍占領を批判しています。日本が行うべきことは、国連中心の枠組みをつくるための積極的な外交努力であり、そのもとでの非軍事の人道支援です。
 砺波市は、県内でただ1カ所自衛隊の基地を抱え、PKOにより東ティモールへ4名の隊員が派遣されていたことからも、いつイラクへ派遣されるか懸念されるのであります。
 自衛隊派兵強行をやめ、イラク国民の意思に基づく復興のために力を尽くす、これこそ外交官の犠牲を踏まえた時の内閣の責務でありませんか。平和行政に熱心な安念市長が強く訴えるときではないでしょうか。見解を伺います。
 第2に、農業問題について伺います。
 小泉首相は、「農業鎖国は続けられない。構造改革は待ったなし」と発言してから、農村地域では大変心配されています。この小泉発言を契機にして米改革をさらに加速させ、これを上回る構造改革に走る動きが急浮上しています。
 10月24日、亀井農相が「農政改革にスピード感を持って取り組む」と言い出し、食料・農業・農村基本計画の見直しの時期を早めて、年内にも審議会の審議をスタートさせると言っています。何を見直すのでしょうか。調べてみますと、食糧自給率目標の引き下げです。基本計画は、カロリー自給率を40%から45%に引き上げるとしているが、現実的ではないと自給率を引き下げる。2番目に、9割の農民を切り捨て、望ましい農業構造を実現するためと称して農地制度を改悪し、株式会社の農地、農業への全面的な参入を認める。第3に、価格保障の残り香もなくし、ごく一部の担い手に限定した直接所得保障を導入する。これらは米改革に盛り込めなかったもので、農業つぶし改革を強行しようというねらいです。
 当市は、庄川の水流が砺波平野の扇状地を潤し、弥生時代より稲作が伝わったとき、低湿で豊かな水が利用されて米づくりをしてきました。これは(写真提示)、「いのちのふるさと水田稲作 水田は国土と文化を守る 」というジャパン・プレス・フォトがつくった雑誌ですが、これは日本の全国に広まっているんです。砺波の散居村ですね。自然豊かな散居の里として発展してきたのも、水田農業、米づくりをして2000年間の歴史が今日の砺波ではありませんか。米改革の心配は、稲作の担い手を狭く限定しています。
 稲作の生産調整に対応するための助成金や価格補てん策などの助成は、6年後には担い手に限定することにしています。水田農業4ヘクタール以上か20ヘクタール以上で法人化する集落営農を条件としています。当市では、4ヘクタール以上の農家は80戸、20ヘクタール以上の集落営農は11組織です。担い手となった農家もとも補償の負担、転作の目標、何よりも米価は市場原理で変動しますから、暴落すれば大変です。転作奨励金も、担い手と認められないと大幅に減らされます。これは(パネル提示)担い手にならないとカットされるということです。担い手だと6万3,000円ですけれども、一般だと5,000円しか認められないんですね。こんなふうにぐっと下がります。
 今、水田農業ビジョンがつくられていますが、いまだに来年の転作の方向も明確にされていない状況です。今年は冷夏の影響で作況指数は90となり、10年ぶりの大不作になりました。ところが、農林水産省が基本指針では857万トンと決定、従来の減反面積に換算すると、今年と同じ106万ヘクタール、減反対策の歴史の中でも最大規模のものを来年もやろうとしています。
 WTO閣僚会議の劇的な決裂が示したのは、アメリカべったり、財界(多国籍企業)本位の流れが世界に通用しないということです。特に砺波のような1町5反平均の所有の農家では、やりたい人、続けたい人、みんな大事な担い手であり、政府の基準にない農家でも支援するなど、市独自の総合的な農業対策が求められています。田園空間博物館事業を推進していくためにも、農業の発展こそ基礎であります。地産地消にも積極的な安念市政、米改革と水田農業ビジョンについての見解を伺います。
 次に、平成12年度から始まった中山間地の直接支払い制度により、農地の荒廃防止や環境保全をする作業に対して国が直接するもので、5年間経過、平成16年度で打ち切りになっています。平成15年度は当市の山間地へ2,600万円支給、耕作放棄地の防止、山間地の草刈りなどに活用されています。
 アンケートをしますと、「大変効果がある」との答えが85%と圧倒的で、「農業生産活動が活発になった」「人間関係がよくなった」「集落に活気が出てきた」と農家が答えていることからも、この制度の延長と、中山間地だけでなく平坦地でも農地を守る上で大変大切なことです。
 農業後継者対策について伺います。
 油田地区で、昨年、中核農家で病気により寝たきりになった方は、11町歩を請け負い、大豆は4町歩耕作。先月はまた50町歩を請け負い大豆転作22町歩をやっていた59歳の中核農家のリーダーが入院をして手術をしたが、帰らぬ人となりました。過労と思えてなりません。中核農家や認定農家に後継者がいない農家が多く、早く対策を立てないと、明日の砺波の農業が心配です。
 特にこれだけ失業が多いとき、年齢に関係なく農業をやりたい人には大いにやっていけるように手だてをしていくことが必要です。新規にやっていこうとする方には所得保障を行うなど、国、県へも働きかけ、当市としても独自に取り組まれることを求めるものです。
 当市でも10年間で800戸の農家が減少、耕作放棄地も25町歩に広がっています。農業を国の土台をなす大事な産業として位置づけていくことが大切なこと。穀物自給率では、175カ国中128位、28%。食糧不足と言われている北朝鮮でさえ105位、54%です。自給率を高めて国民の生存を守っていくことこそ日本の政府の務めです。
 次に、教育問題について伺います。
 学校教育の基本は、すべての子供が基礎学力を身につけられるようにわかるまで教え、健やかな成長を図ることです。市内でも小中学生の不登校や保健室登校が増加するなど、問題行動や学力差が広がっています。また、週5日制と新指導要領の押しつけの中で、教師が多忙となり、子供と教師のふれあう時間が少なくなっています。
 このような子供と教師の状況を改善し、一人一人の子供に行き届いた教育を行うために、30人学級、教職員の大幅増がどうしても必要です。現在、児童生徒が減少しており、1クラスの人数を減らせる絶好の状況が広がっています。隣の新潟県や長野県など29の県で30人学級の取り組みが行われています。
 日本共産党富山県委員会が先日行った県教委との交渉で、30人学級の実現を求めたのに対して、県教委は「国の動向を見極めながら研究したい」と答えたのに対し、我が党から、「最近の報道によると、文部科学省が30人学級を実施する県に対して教員の人件費を国が負担する制度をつくると言われていますが」と確認すると、県教委は「そのとおりで、文部科学省から急にその意向についての調査もあって、早急に検討しているところです」と答えられました。これは一つのチャンスです。県へ30人学級の意向があるということを言われてはどうでしょうか。
 砺波市では、多人数学級支援講師は35人を超えないと配置されない。しかし、小矢部市では市独自で30人以上のクラスに支援講師を市の予算で配置をしておられます。砺波市では、子供の教育に手厚い施策が行われ「砺波市は住みたい市」と評判とするためにも、英断を求めるものです。安念市長は、幼保一体の子育てでこども園をつくられたように、ぜひ30人学級に取り組まれることを求めるものですが、安念市長と教育長に見解を求めるものです。
 放課後児童教室について伺います。
 他の市町村に先駆けて、共稼ぎの御家庭で喜ばれています放課後児童教室は砺波東部、砺波北部、鷹栖、庄南各小学校で114名に広がっています。さらに広がると思います。砺波東部小学校の体育館の設計が検討されているときに、放課後児童教室を体育館の1階に計画されて大変ありがたく思っています。本年の申し込みが41名あり、現在38名の子供たちが通っています。
 砺波東部小学校の生徒数は、一昨年736名が、現在762名、来年は800名、再来年は830名と、さらに住宅地が増えています。設計図を見せていただきますと、(図面提示)これは北側、これが南側、こっちが東です。これが体育館ですけれども、体育館の1階の北側に、今の放課後児童教室の部屋よりも狭くなります。設計図を見せていただきますと、ピロティーなど活用できることになっていますが、現在のプレハブ教室よりも狭くなっています。しかも、北側で日当たりも悪いところになっています。夏休み、冬休みは朝8時より夕方6時まで子供たちが生活をする場所としては、このようなところではいかがなものでありましょうか。放課後児童教室の指導員の方や親の皆さん、学校の御意見をよく聞き、末永く地域の人たちに満足のいく放課後児童教室にされることを求めるものであります。
 最後に、生活困窮者対策について伺います。
 失業率5.2%、343万人という実態で、1年以上の失業者は34.3%。失業手当もなくなって蓄えも終わり、明日からどうやって生活していくのでしょうか。自殺者も大変増えています。平成14年度の「統計となみ」によりますと、完全失業者635名、1.8%、休業者272名、平成12年実績として公表されていますが、現在ではもっと多いと察することができます。
 国民健康保険税の滞納者は435世帯、4,890万円、収納率94.5%、失業になった人、休業になった人など無職の人たちです。滞納繰越額は6月までで1億2,700万円、昨年から1,600万円も増えています。一方、減免要綱の適用者は10年間で30件実行されていますが、本年に入って今のところゼロです。資格証明書は25件と7件増えています。減免要綱の適用基準は実態に合っているのでしょうか。失業者や病気になった人などにも温かい配慮のある施策が求められています。
 就学援助の受給者も129人で、5年前より52世帯も増えています。小学生、中学生の親ですから30代、40代の働き盛りなのに、不況の影響か離婚も多いと伺っています。
 1980年3月21日、衆議院行政委員会で我が党の三谷議員は、住民税の減免を受けられるケースとして、地方税法で決めている公私の扶助を受けている場合として具体例をただしました。これに対し石原税務局長は、生活保護法による各種扶助や就学援助、保育所入所世帯、老人医療や児童手当、福祉年金などからの受給世帯が「公」の扶助に当たり、おじなどからの援助が「私」の援助に該当し、税の減免対象になると回答しています。当市においては、就学援助の対象者など生活困窮者への税務局長の答弁のように、税の減免をしておられるのでしょうか。
 平成14年度の生活保護申請5件のうち「親族からの援助」「手持ち金あり」など3件を取り下げています。暮らしに困ったときの最後のよりどころである生活保護、憲法第25条の理念に基づき、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的としたものです。失業や病気などのために収入がなくなったり減ったときに生活保護を受けることは、自立を助けるものです。それなのに、生活保護の申請を窓口で拒んだり、実情を無視して「生命保険は解約、貯金はおろして生活費に充て、なくなったら来なさい」と言っている自治体もあります。憲法第25条や生活保護法に基づき申請ができますが、親類に行ったり、貯金の有無、車の有無など、生活保護法の精神に反して受ける人を減らす政策を国が強めています。「親族からの援助」「手持ち金あり」はどういうことだったのでしょうか。子供の高校進学に備えた貯金や、病気になったときの治療費などの蓄えなどを解約せよと言っています。また、東京や大阪まで親類に迫っている自治体もありますが、当市としての基準について伺います。
 市民の命と暮らしを守るためにも、生活保護の申請用紙(パネル提示)、ちゃんとこんな用紙があるんですね。このような申請用紙や、就学援助の申請書、国民健康保険税の減免の申請書などは窓口に置き、市民だれもが申請できるようにしておくことが大切です。このことを民生委員にも指導を徹底されたい。小泉構造改革で弱者が一層厳しくされていくことが懸念されているとき、生活困窮者対策をしっかりとやっていくことが市としての重要な役割です。

◯議長(石田君) 発言が制限時間を超えております。直ちに発言を中止してください。

◯14番(西尾君) 地方自治法第1条の2、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と規定されていることをしっかりと守って、今後の市政運営に取り組まれることを求めて、私の質問といたします。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 西尾議員にお答えをいたします。
 まずイラク問題について、西尾流の批判もございましたが、自衛隊の派遣についてはどうかと、そういうことでございます。ただ私は、地方自治体の首長という立場ではコメントすべきかどうか実は苦慮するところでございます。本当は避けて通りたいところでございますけれども、あえて質問でございますので、私の個人的な見解ということで申し上げたい、その点お許し願いたいと思います。
 連日報道されておりますイラクのテロ行為は、甚だ脅威を感じ遺憾に思うところでございます。先日も我が国の外交官が悲惨な犠牲者となりました。政府もイラク国内での戦争終結はしていないと、このように見解も述べられ、混乱している状況であると存じております。
 私は今のイラク状況から、医療や給水や学校等の復旧など、同じアジアに住む者として人道復興支援活動に対処することは理解をしますし、そうあるべきだと、このように思っております。ただし、憲法の前文でもあるように、戦争に参加のないようにするという精神からも、もう少し安定した時期に派遣されるべきではないかと、このことは私だけではないと思いますが、そのように感じております。
 当市にも陸上自衛隊の駐屯地がございます。隊員が危険にさらされないように念じておるところでございます。特に先般、議会の皆さんとも一緒でございましたが、富山県市長会の代表といたしまして沖縄の慰霊祭に参加をしてまいりました。悲惨な戦争の戦跡など訪問をいたしまして、自衛隊の派遣については極めて慎重であるべきだと、このように認識をいたしておるところでございます。
 次に、米改革について申し上げます。
 新たな米政策は、率直な話、大変困難な事態が発生すると思います。このことにつきましては、西尾議員が心配されるように、私も同感として御意見を承っておったところでございます。
 砺波市における水田面積2ヘクタール未満の方は、農家台帳から拾いますと3,368戸あります。農家戸数全体の91.5%、大半以上であります。したがいまして、ほとんどが今後は農業経営者ではない、そのような状況に置かれるわけです。これらにつきましては、何か救済せいということですが、これは地方自治体でいかんともしがたい問題で困難な状況でございますので、どうしようもないということを、まず、共産党さんは救えとおっしゃいますけれども、砺波市で救えるものではございません。そのことを明確に申し上げたいと思います。
 さて、そこで今後は、砺波市農業が生き残るにはどうするか。今、制度が出た以上は、中核農家群にみんな入るかどうか。あるいは兼業農家が中心になって地域ぐるみの営農体制づくりをされております。この地域に合った形でそれぞれ中核農家群に入るか、集落農業をやるか、この2つに1つではないか。したがいまして、これまでも進めてまいりましたが、農地の集約化、それらのことについても行政も農協さんと提携しながら協力をしていくと。特に今、農業公社でこの仕事を第一にして進めておるわけでございます。
 後ほどまた担い手問題で申し上げますけれども、農政としての重要な部分は、食料・農業・農村というのは、いわゆる食料の問題は大事にしなきゃいかん。それから、それを育む農村も大事にしなきゃいかん。そして、いわゆる後継者育成をしなければこの村は守れませんよというのが法律の趣旨でございます。これらのこと、そして農業の持つ多機能、緑にする、かん水をすることによって地下水も、そしてきれいな大自然を守る、大地が緑でございますから、それぞれ酸素をくれるわけです。そして我々の炭酸ガスを吸ってくれるわけですから、このような機能が農業にあるわけです。したがいまして、このことについて、今おっしゃるような農業施策であるとすれば、大変遺憾に思うわけであります。急激な政策転換ではなくて、もっとソフトを大事にした、もちろん米余りという事態と金がないという事態でございますけれども、農業の持つ大事なことを考え直していただいて、私は農政の転換は、確かに改革でございますから転換する向きはしなきゃいかんと思いますけれども、地方の考え方を十分取り入れなければならない。農林水産省に先般も行って議論をしてきたところでございますが、なかなか言うことを聞いてくれません。
 いずれにしても、そうしますと、今申しましたように、中核農家群に入るか、営農集団体制にするか。そして農業というものを守っていく必要があろうかと、このように思っておるわけでございます。ぜひこのことでこれからもすばらしい空間を守りたいと、こう思っております。
 さて、農業ビジョンについてのお話もございましたが、昨日、齊藤議員に対して産業建設部長から答えました。これからは、生産出荷数量を制限するわけです。そして、いわゆる小さい農家については、おまえ米は要らんぞとなる。だから、私どもがそれをどう理解して前向きにいくかということになると、やっぱり国が言うビジョンづくりをしなきゃいかんだろうと思います。そのときに、もちろんビジョンというのは大きい意味でのビジョンもございますけれども、ここでいうビジョンというのは、それぞれの今の米に対して、米を全部買ってくれませんから、その部分の農地をどうするかということになります。それは、主要作物でございます大豆であったり麦であったり牧草であったりするんですが、それぞれ皆さん、今年も実は大豆は悪かったんです。それではいけないわけで、お互いに知恵を絞って今度は作物を選定しなければいかんわけです。そして、例えば宮木議員さんあたりでは中山間地で柿をつくる、これもやっぱり主要作物にしてほしい。高波なんかへ行ったら白ネギをどーんとつくっておられる、これも主要作物にしてほしい。そして砺波市ではチューリップを主要作物にしていただいて、それらをどううまく調整していくか。近ごろはリンゴ農家も出て随分いいようであります。そのことをお互いに考えていく。それは4ヘクタール以上の皆さんも考えなきゃいけません。それから集落営農の皆さんも考えなきゃいかん。というのは、米を全部つくっても買ってくれませんから、あとの農地を緑にするときにどういう作物をつくるか、このことが大事です。
 ただ、今、金額の面が全然出ていないんです。そこに、昔でいう団地化でやるとか、あるいはそのことについてプラスアルファをどうするとか、主要作物が全然今出ていないんです。だから、ビジョンをつくろうと思ってもつくれないんです。ただ、提案としては、今私が申し上げましたつくれない部分をみんなで考えてやろうじゃないかと。あるところへ行ったら、あんたは蔬菜が上手やから蔬菜をやればいい。お互いに蔬菜をやったらまた値崩れして今年の白菜みたいになってしまうという心配も実はあるわけですね。その辺をどうするかというのは大変難しいわけでございまして、しっかりしたものをつくれと私に言われてもちょっとつくれないんです。
 それで、今、行政が中心になってそのことを説明をして、農協さん、第三者の皆さん、中核営農の皆さんに、恐らくこういう山になるよ。このようにされればこのような金も来そうだというようなことで提案をしていただいて、ほぼ御理解をいただいておりますが、この後、具体的に作目を考えていくということになるんではないか。恐らく私は、中核農家の皆さんで得意なものがあると思う。そこを大事にしてあげようと、このように思っておりますので、西尾議員さん、いい知恵があったら教えてください。批判ばっかりじゃなくて、いろいろ教えていただければありがたいと思います。
 次に、中山間地域直接支払い制度について申し上げます。
 平成10年度から栴檀山地区とか栴檀野地区で、期限がございましたが取り組んでまいりました。この施策は私は農林水産省のヒット作品だと思う。ヒットで大変いいなと思っていたら、これでやめたと。ちょっとかわいそうですよ。もう少し持続的にやっていただく、そのことが大事ではないか。これはやることによって農家も喜ぶし、協定もできますし、治山治水にもなるんですよ。山崩れにならないんですよ。みんなで山も守るんですから。棚田だとか本当の中山間地の大変なところをみんなでやろうということですから、この現金払いというのはヒット作品であって、しかも私は中山間地を守る意味で大変いいことだと思いますが、このことについては、今一生懸命私どもが申し上げておっても、大変いい施策であったと一生懸命褒めておっても、今は金がないからだめだと、こういうことでございますので、残念ながらこれを受けざるを得ない。
 さて、今私どもがやってきたことについて、もう少し皆さんで反省をして、今後どうするかということなども現場で話し合いをしていただければありがたい。そのことが、中山間地の振興になりますし、我が村を守るという意味でも大切ではないか。できればその面でのてこ入れなどさせていただければありがたい、このように思っております。
 次に、担い手後継者対策であります。
 おっしゃるように、中核それから法人農業の皆さんには高齢化した方もおられます。このことがこの後の担い手という問題では大変重要なことになると思います。おかげさまで、今年も新規就農される方が5人ございました。そこで、新規就農したい皆さんには奨励金、それから就農するに当たっての技術やあるいは経理等々の研修会がございます。それらの補助金も出しておるわけでございます。この際、西尾議員さんは保障してやれということですが、先ほど飯田議員に、経常経費が余計になって補助金がでかいとになるといってしかられるものですから、なかなかそれは個々にですが出せないという一面がございます。気持ちはわかります。わかりますけれども、気持ちでバックアップをしたいなと、こんなようなことを思っておるわけです。
 これからの中核農家も私は大変だと思う。従来のつくれつくれ、コシヒカリがばんばん売れる、そんな時代はなかなか来ないんじゃないかと。もちろん、ここでやっぱり知恵を絞って、私の米は無農薬でございます、私の米は有機米でございますというところにみんな指向していますので、普通のつくり方ではなかなか大量生産コシヒカリというのは難しくなってくるんではないかと思いますが、これらの技術を後継者等も理解をしていただいて、経営体をがっちりとしていただければありがたいと、こんなことなど思っておるところでございます。
 そこで、西尾議員さんからよく批判を受けます散居村ミュージアムを後継者の拠点にしたいと思う。私は県にそれを申し入れて、あそこを活動の場、恐らく後継者の皆さんにも悩みがあると思う。30町をごちっととられて、それは心配も多分にあると思います。それを皆さんで交流する場に位置づけたらよいではないかと、この間から実は思っているんです。そしてでき得ればそういう施設づくりをしていただいて、あそこで議論、ディスカッション、あるいは研修、講習をやるようにしたいなと。こういう場であれば皆さんも寄っていただいて、そして議論をしていただいて、さらにいい農業の展開も生まれるんではないか、こんなことを思ってできればぜひ開放したいと、これは県営の施設でございますので、県に申し入れをしていきたいと、このように思っております。
 そこで、後継者に対する所得保障は、恐らく就農するまでの間、金がないから保障せよという西尾議員さんの意見だと思いますが、少し視点を変えまして、農業共済制度が変わりました。従来は1筆1筆共済へ入ったわけです。これが2割減収、3割減収の場合にはお金が来たわけですね。収量に対しての2割減でございますと、これだけ損したから、その分全部ではないんですけれども、国の補助金と掛金と、それから金のあるもので保障をしてきたと、これは1筆方式です。その次は全相殺、自分の経営面積全部入ると、そういう一つの方法。もう一つ新しくできたのは、災害収入共済方式ということで、米の出荷は農協さんへ売らなきゃいかんわけですが、その農協さんへ売った米が値下がりしたり、減収であったり、全体的な所得が下がる場合があります。これは掛金方式でありますが、そのように所得保障方式と3本ができましたので、農業共済センターではこの冬からそのPRを一生懸命しています。そういう制度もできましたので、値下がりを含めての対応ができるんではないかと。「いや、おれは従来とも1筆方式で、あの田んぼはどうも風当たりが悪いし、よく倒れる。1筆方式なら1筆方式でいい」「いや、おれの田んぼはこの際みんな入っておくわ」という方法、全相殺方式。もう一つは、米の出荷で、昨年はこれだけでとった、ただし今年は何割で価格も下がったし、いもち病もきたし下がったということで証明できる相手が農協なんです。そういう方法でいきますので、一つはそういう意味での保障方式ができましたので、そのことを後継者も認識していただいていけば、そう収入の行ったり来たりということにならないではないか、安定できるんではないかと、このように一部共済制度が改革になりましたので、これらをよくPRをしていただいて、いい農家になってほしいと。
 ただ、もうちょっと細かい点で、集団営農でなければあかんのか、4ヘクタールで今農業改革大綱をやっていますので、2ヘクタールだけの者はいいのかどうか、そこまで私まだ知りませんが、この3つの方式が出てきて、その辺の細かい点については専門家にまた話をさせますけれども、その意味で、流れは今度の改革大綱の中に少し変わってまいりましたので、そのことをよくPRして、農家がどう対応をして、これから持続的ないい農家になるか検討していただきたいと、このように思っておるところでございます。
 その他の質問については、助役、教育長、民生部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 国保税の滞納者対策について、毎回西尾議員からこれの質問がございまして、私の専管事項になっておるようでございますが、まず御理解願いたいのは、国民健康保険という制度は、相互扶助の保険制度だということであります。みんなの掛金──保険料でございますけれども、それによって成り立つ制度であります。保険料のほかに国からも資金が入っております。当然自治体からも入っておりますが、あくまでも保険制度だということが前提であるということをまず御理解賜りたいと思います。
 確かに国保税につきましては、経済情勢も反映しておるわけでありましょう。滞納がございます。収納に努力をしておるわけであります。滞納者には税務課とも連携をいたし、納税の催告や、あるいは自宅に訪問して徴収に努力しておるわけであります。それから、窓口での納税相談も通じて、できれば分割でもいいから払っていただきたいというふうに説得をしておるわけであります。
 ただ、滞納者の中にはいろんなケースがございます。玄関先に立派な車がありながら滞納もあるというケースもあります。それから、本当に失業や倒産などによって生活が著しく困難になった世帯もあるわけであります。
 昭和63年度に国民健康保険の減免要綱というものが制定されました。そして、平成12年12月に減免条件、あるいは割合の見直しを行いました。特に低所得者層に配慮した制度になってきておるわけであります。そういうようなことで、必ずしも西尾議員が言われるような、一律的に、後ほど申し上げますような資格証明というものの発行はしておらないということであります。
 それから、納税通知書を送付をするときにも、こういう制度がある、減免制度があるということは、あらゆる機会を通じて通知をいたしております。
 それから、資格証明書の発行につきましては、平成12年度より制度化されておりまして、納税相談や実態調査の結果も踏まえて、納付の不履行者や全く折衝にも応じない滞納者、およそ25世帯ほどあるわけでありますが、そういう世帯に発行しておるわけであります。先ほども言いましたように、実態に応じて発行しておるということであります。
 今後とも、納税相談等を通じて、国保制度の理解を深めていくとともに、収納事務に努めてまいりたいというふうに思っております。
 それから、就学援助施策でございますけれども、砺波市では経済的な理由によりまして就学困難な状況にあると思われる児童生徒の保護者に対して、学用品等の必要な費用について援助を行っております。
 本制度の活用につきましては、学校及び民生児童委員や、社会福祉、税務等の関係部署とも十分連携を密にしまして、本援助による生活困窮者の受給活用に努めておるわけであります。
 なお、生活困窮者の住民税の減免につきましては、就学援助者に対し一律に行うものではなくて、客観的に見て担税力を著しく欠いているという人々に対して行うことになっておるわけであります。申請に基づき個々具体的に判断をし、適切に運用してまいりいというふうに思っております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) この際、暫時休憩いたします。

 午後 0時01分 休憩

 午後 1時01分 再開

◯議長(石田君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 午前中の一般質問に対する答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 西尾議員の30人学級についての御質問についてお答えいたします。
 学級の定数については、いろいろ改定があって現在に至っております。当然のことながら、この適正な規模は教育の効果を考えて算出されているものでありますが、この数字については二面から考えていく必要があると思っております。
 その一面は、個に応じた密度の高い指導をするためには、その数は少ないほど行き届いた学習が進められるということは言うまでもありません。しかし、その子供の学習意欲の向上や励み合いや高まりというような面から見れば、その数は少なければいいというふうに言い切れるものではありません。
 もう一つの面は、学校は集団の活動を通して個を磨くという重要な役割を持っております。この点から見れば、学級の団体行動力とか集団活力などは子供の数に大きく影響してまいります。例えばそのことは、体育、スポーツ、音楽、あるいは野外活動、地域活動等に顕著にあらわれてくると思われます。
 このように、個と集団の指導がミックスされて子供の成長がより高まることを願って、現在は少人数学級指導講師の増員、それから、多人数学級支援講師の配置などを勘案しながら、子供の円滑な指導、成長を促しているところであります。
 また、御指摘の自治体単独で30人学級を保障するということでございますが、その数はわずかありますが、砺波市では早急な実現は難しいと思います。しかし、今後、国や県の動向を見ながら、目配りの届いた対応ができるよう努力していきたいと思っております。
 以上です。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 西尾議員御質問の放課後児童教室について及び生活保護施策についてお答えを申し上げます。
 まず、砺波東部小学校下放課後児童クラブにつきましてお答えをいたします。
 当放課後児童クラブは、平成9年より、西尾議員さん、あるいは関係の皆さんの御理解と御協力によりまして初めて市内で開始いたしたわけでありますが、今回の新たな拠点整備に関しましては、学校及び放課後児童クラブ関係者とも協議し、また砺波東部小学校増改築建設推進委員会での検討の結果、新体育館の中で整備を計画されるものであります。目下細部について鋭意協議がなされている状況でありますので、質問の点につきましても検討されるものと考えておるわけであります。
 なお、保育面積でありますが、国が目安とする児童1人当たりの施設規模の基準1.65平米を満たすよう考えており、加えまして、放課後児童対策の充実が図られるよう地域開放ゾーンとして整備するピロティーなど、学校施設を放課後に有効使用することを視野に入れ、従来よりも活動スペースが拡大できるよう検討いたしておるところでございます。
 次に、生活保護施策についてお答えいたします。
 議員おっしゃるとおり、生活保護法では、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的としております。
 一方、保護に要する経費は、これまた御存じのとおり国民の税金で賄われていることなどから、この保護の適用に当たっては、申請者自らがその利用し得る資産、能力を、その最低限度の生活維持のために活用すること、また親族等の扶養義務者からの援助を活用すること等が前提となっているわけでありまして、おっしゃるような決して保護を拒むことではないというわけでございます。
 この場合に、親族からの援助につきましては決して強要するものではなく、その経済事情の許す範囲で自主的な意思に基づき援助が行われるものであり、また預貯金を含む手持ち金の収入認定につきましても、保護開始時に保有する金銭のうち国の一定基準を満たす手持ち金は配慮されているところであります。
 ちなみに、平成14年度の保護申請件数は5件であり、そのうち開始件数は2件、取り下げ等が3件であります。平成15年度では、現在のところ取り下げ件数はなく、開始件数が3件となっており、保護件数は若干増加の傾向にありますが、保護の取り下げ等につきましてはこのような点に留意の上実施いたしており、窓口の相談にはいつでも対応できる体制をとっておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
 いずれにいたしましても、生活保護施策につきましては、民生児童委員さんとも密接に連携をとりまして、今後とも国の基準を踏まえる中で、自立助長を考慮し、その世帯の自立を配慮して、そしてまた適正で公平な適用に心がけるべく、県内福祉事務所のケース研究会等を通じ、職員の研さんに努めているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁漏れのみの再質問を許します。
 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 2点について再質問をいたします。
 教育長さんにお伺いいたします。
 30人学級についての見解を伺いましたが、30人以下のクラスでは大変効果が上がっている。1クラス20人以下のクラスは、調査した結果、数学や算数、理科がいずれも平均点が一番高く、学習効果が認められていますと。これは山形県の「さんさんプラン」、33人以下にしたんですけれども、ここの教育長さんは「予想以上の効果が上がっている。昨年のアンケートで、8割以上の児童が学校は楽しいと答えており、2年ないし3年かけて効果を検証したい」と話しておられます。砺波東部小学校でも40人近いクラスですので、50日以上にはなっていませんけれども、保健室登校なりを2人も抱えて、先生方は大変困惑しておられる状況などを見ると、一日も早く30人学級にしていくことこそ、大変教育効果が上がるのではないかと思います。
 第2点目に、生活保護の申請用紙をなぜ窓口に置けないのでありましょうか。この点については答弁はなかったのですが、私はこういう制度があるということなども知らせていくためにも、今日の経済環境の状況ですから、ぜひ窓口に備えつけていくことこそ大切ではないでしょうか。
 以上、私の再質問を終わります。

◯議長(石田君) 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 西尾議員の再質問に対して答弁をいたします。
 砺波東部小学校は砺波市一の児童数の多い学校でございまして、その学校の管理運営につきましては、少なからず気を使っております。
 それで、お尋ねの30人学級の早期実現ということでございますが、そのことについて砺波市内の実態を調べてみましたので、その数字を少し申し上げます。小学校の場合ですと、40人までいっておりませんけれども、36人以上で40人に至っていないのが、小学校の学級数では17%、それから31人から35人、すなわち35人以下20人ほどまでの学級が全部合わせて88%です。その数字を見たときに、30人学級ということの早期実現ということもありますけれども、学校の現場では40人に満々としたようなそれだけの大きな教室はほとんどないわけです。17%でも36人前後ですね。そういうことですから、個に行き届いた学習が成り立っていないということは言い切れません。むしろ、35人以下20人以上というような学級のパワーもあるし、それから互いの励まし合いもあるというそういうスタイルになっているのが現実です。だけど、やはり数は少ないほどいいという発想がある限り、30人学級について県や国それについて検討を進めることは確かだと思います。
 早期実現ということはできないんですが、私たちとしましては、人事権なり給与の問題は国や県が抱えておりますので、それに追随していかざるを得ませんが、先ほど申し上げましたように、その状況を見ながら努力をしていきたいと思っております。
 以上です。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 西尾議員の再質問にお答えいたします。
 生活保護の申請用紙を窓口に置いてはどうかということでございます。
 この生活保護の申請用紙を窓口に置くということにつきましては、生活保護という申請手続上の性格等によりまして、まず相談を最優先にすべきものと考えるわけでございます。生活保護制度では、公的救済制度の中で最低生活が営めない場合の最終の救済制度でありますから、先ほどもお答えいたしましたように、資産の活用なり能力の活用なり扶養者の活用なり、そしてまた他の法律による給付を受けることができるときは、まずその給付を受けることが必要であるという他法優先の原理もあるわけでございます。
 したがいまして、いきなり申請ということに当たりましては、先ほど申し上げましたが、やはり地区の民生児童委員さんと連携をとり、地域の実情を十分に把握するとともに、他の措置や給付などについての相談をまず行う必要があるというふうに考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 17番 前田喜代志君。
  〔17番 前田喜代志君 登壇〕

◯17番(前田君) 私は、4点につきまして質問いたします。
 最初に、太陽光発電の奨励策について伺います。
 太陽光発電の奨励策につきましては、昨日の代表質問に対する市長の答弁にもございましたが、来年度中に補助制度を実施する旨ございました。そこで私は、単に国のメニューを踏襲するというのではなくて、補助をする上で意義のある位置づけをきちんとやっていく必要があると考えるわけです。
 今、国の基準によらないで単独で補助をやっているところの例によれば、2キロワット未満は10万円、2キロワット以上3キロワット未満は20万円、3キロワット以上4キロワット未満は30万円、4キロワット以上は40万円と、こういう補助額を出して、そこの市の全域を太陽光発電に取り組んでいくと、こういう太陽光発電のまちづくりを目指すと、そういうところもあるわけですが、きのうの答弁の中には、散居村にきらきらとしたパネルがなじむのかどうかという発言もありました。
 もともと散居の形態の中に、瓦屋根はむしろ少なかった時代から散居村なわけです。近代文明になりまして、所得も伸びてきた中で、アズマヤも増え、瓦屋根も増えると。歴史は非常に浅いのかもしれません。これからの環境を大事にしようという時代、散居村の中に幾棟もきらきらと太陽光発電の家が垣間見えるというのは、むしろこれからの新しい散居村のいい時代になっていくのかもしれないなと、答弁をお聞きしながら思ったわけです。
 単に補助をするというだけではなくて、この補助を受けた過程には、エコライフモニターとして単に電源を自らというようなことだけではなくて、すべての面で環境基本計画を立てていくわけですから、これに基づいて暮らしをしていただくと。そして、自分の体験を市民の皆さんに返していただく、こうやって市民挙げての環境にやさしい町につくり変えていく。その先導役に、担い手になっていただくというようなことを、あわせてこの補助制度に取り入れていくと。普及啓発活動に自ら参画をいただく、こういう仕組みに補助制度をつくっていただけないか。税金を個人への補助金として活用するだけに、意義のある奨励策に一工夫いただきたい、この点に市長の御所見を伺います。
 2点目は、遺伝子組み換え作物についてでございます。
 遺伝子組み換え作物につきまして、以前にも本議会で質疑がございました。まず、この組み換え食品は人体に抗生物質耐性菌を増大をさせ、あるいはアレルギーや内臓障害を引き起こす危険性があるのではないか。こういう面では、まだ今日の科学において未知の領域がたくさんございます。世界的には、ジンバブエやザンビアなどのアフリカ諸国で遺伝子組み換え作物の食糧援助を拒否している動きや、あるいはEU諸国で、すべての遺伝子組み換え食品への表示を厳しくするなど規制強化が進んでまいりました。
 除草剤の耐性遺伝子、あるいは害虫抵抗性の遺伝子、あるいはウィルス抵抗性の遺伝子、こういったものを種の中に組み込んでいく。今、稲や大豆、小麦を日本国内で一たび栽培をすれば、その花粉の飛散で組み換えていない種もどんどん交雑が進み、遺伝子汚染が際限なく広がってしまいます。除草剤耐性を組み込んでその作物以外の草も一斉に除草できる、あるいは害虫抵抗性を組み込めば、作物の内部に殺虫性のたんぱく質がつくられていきますから、虫が作物をちょっとかじるところりといってしまう。これは手間がかからなくて大変にいいというわけです。しかし、虫が食べるところりといくようなものが、食品として、あるいは食品の加工用として、あるいは飼料用として日本に入ってきております。この日本に輸入されているアメリカの大豆、その約75%は遺伝子組み換え食品と言われております。日々の家畜の飼料用に、あるいは私たちの食卓に上がってきております。
 今、厚生労働省の示している見解では、人の健康を損なうおそれがあるとは認められないと言うわけです。遺伝子組み換え食品を取り続けた場合の長期的影響は全く今のところ不明であります。かつてエイズ感染の問題や狂牛病の問題もございましたように、ともに初めは全く予想のできない病気でありました。殊に狂牛病は、本来草を食べて生きている牛が、生産第一主義に偏り過ぎたために、肉骨粉を食べてしまうという育て方に変わっていったわけです。牛自らが肉や骨を粉にした飼料を食べる、共食い状態ですね。こういうことが狂牛病の原因と見られております。
 今、遺伝子組み換え技術は、まさに神の領域に人間が踏み込んだもので、予想をはるかに超える危険性があるのではないか。学校給食の卵や肉や牛乳といったものを生産するために、遺伝子組み換え作物である飼料が多用されている今日の現状で、遺伝子組み換え作物を直接人間が食べないから大丈夫と本当に言えるかどうか。安全性について国の審査基準や現行の検査体制で本当に問題はないか。
 そこで国に対し、遺伝子組み換えの稲や大豆や小麦など、国内での作付は認めないこと、遺伝子組み換え食品への表示規制を強化すること、これらを働きかけていただきたいのであります。
 また、遺伝子組み換え作物やその加工食品が学校や保育所の給食材料に用いられたりということのないようにしていただきたいし、代用品がない場合は、契約栽培などの方法を講じてでも実行いただけないか。以上について答弁を求めるのであります。
 3点目は、新市の建設計画、財政計画についてでございます。
 午前中の質疑にも砺波市の財政問題について議論がございました。市長の答弁を聞きまして、施策の重点をしっかり見ていくという、こんなことは本当にますます大事になっているなという感をいたしました。私は、新しい砺波市の建設計画や財政計画にも、これまで以上に成果指標を伴う目標を設定し、市民にどれだけの成果が上がったかがよりわかりやすくしていくために、行財政運営の原則的な姿勢を明確に打ち出してこの方針というものを立てていただきたいと思うわけです。
 今申し上げたように、優先度がよくわかる、財源の重点投入については、限られた税財源を有効に活用しなければなりませんから、政策の優先度を計画にしっかり書き込む。「あれもこれも」という時代はもう終わったと。これからは「あれかこれか」へ転換していきますよと、このことをしっかり変えていく必要がある。
 2つ目には、「量の充足から質の充足」へ変えていくよ。そして市民の満足度を大事に考える、そういう財政運営を進めるよと。市民の目線に立ってサービスをこれまでも行われてきていると思いますが、より満足度を高めるには、住民の参加や参画の機会をもっと増やしていく、住民との協働の範囲をもっと広げていく。そして、「量の充足から質の充足」に転換をしていきますよ、このことも計画にちゃんと書いていただく。
 3点目は、これまでよりも成果がわかる。「○○事業で整備します」という形から「住民の暮らしにどんな成果をもたらすよ」と、そういう市民の目線で表現していく。税金の使われ方は公平、公正でなければなりませんし、税金の使われ方が適正かどうか。より成果がわかりやすく打ち出せるように、行財政運営に当たっては何をするかという整備型の計画ではなくして、どのような生活の状態を目指していくか、どの部門が中心になってこれに取り組んでいくか、そういう目標明示型の計画に変えることです。施策の展開はその評価に基づいて柔軟に見直していくということも必要です。ぜひこのような観点を新しい計画に盛り込んでいただきたい、このことについて御所見を伺います。
 最後に、雇用経済対策について伺います。
 最初に、産業活性化・雇用対策推進プランというものをつくっていく必要があるのではないか。
 砺波市の雇用環境は、厳しい状況が続いております。厳しい経済雇用情勢にどう対応するかで、砺波市の元気度にも大きな違いが出てくると思います。産業活性化・雇用対策推進プランを策定して、実効の上がる雇用施策を打ってもらいたいのであります。
 今日の現状から見て、4つの課題が考えられるわけです。1つは地域の産業の活性化策、2つには雇用の受け皿整備、3つには雇用のミスマッチをどう解消するか、4つにはセーフティーネットの整備、これらを体系的に対策をとっていくことが必要です。まずこの点について市長に伺いたいと思います。
 2つ目には、来春の学卒者がどうなのかという点です。
 学卒者の雇用環境が昨年よりもさらに一段と厳しくなったというふうに報道されております。単に中高年層のリストラにとどまらず、新規学卒者にも波及して、来春の学卒者もなかなか採用が内定しない、こういう状況をどのように把握しておられますか。
 3つ目は、平成16年度予算への雇用情勢の影響についてでございます。
 勤労者総体の所得の低下傾向が市民税の収納にも大きく影響してくると思われますけれども、平成16年度の歳入への影響をどのように見ておられるのか。また、リストラの結果、売り上げは減少していても決算では黒字だと、こういう事業所などは、この間に常用雇用をうんと減らしてパート雇用や人材派遣に移行する傾向が顕著にあらわれております。そのような中で、社会保険から国保に移行する人が毎年増え、国民健康保険加入者は年一年と増加をしてきました。これも雇用の厳しさの反映と受けとめますが、市長はどのように見ておられますか。
 次年度歳入を少しでも上向かせていくためにも、これらの雇用情勢の悪化をどう改善していくか。改善の兆しが浮き出てくるように、これまで以上に踏み込んだ対策が求められております。これらについての市長の見解を賜りたいのであります。
 そこで私は、緊急雇用対策懇談会の設置を求めるのであります。
 経済雇用情勢に関する情報の収集交換の場として、あるいは雇用の安定及び創出に関する施策の検討の場として、そして緊急雇用対策に関して必要な事項に関することなどいろいろと意見を出していただく。この懇談会に、商工会議所や商店会、農協、労働者代表、公募による複数の市民代表、女性代表、金融機関、あるいは高等学校の先生、職業安定所や労働基準監督署、大学教授などの方々に加わっていただいて懇談会を設置して、その場でこれからの産業活性化策、あるいは雇用対策の推進プランを存分に意見交換いただいてプランの練り上げをいただく。そして介護保険でもそうであったように、策定後も引き続き計画の進行管理を行っていただいて、住みやすいというだけではなしに、働きやすい砺波に発展していくように、このことについて市長の積極的な答弁を求め質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 前田議員にお答えをいたします。
 まず初めに太陽光発電につきまして、昨日もお答えをいたしましたが、さらに具体的な提案もございました。より以上の対応をしたらと、こういうことでございます。今考えておりますのは、新エネルギー財団の補助金交付規程、それから富山県の補助金交付要綱、それらの制度に従いまして対応したいと、一般的にそのように考えております。前田議員からさらに押し上げるように、細部を調整して対処したらと、こういうことでございます。もう少し時間をいただきまして検討したいと、このように思っておるところでございます。
 なお、補助対象世帯のエコライフモニターという御意見もございました。大変いいことだろうと思います。積極的にこのようなモニター制度を設けて、補助金もあげることですから、環境のことや家計簿のことや消費のことなど教えていただくならば、さらにいい普及宣伝になるんではないかと、このように思っておりますので、これらの提案についてはできる限り取り入れて御協力を願えればと、このように思っております。
 そこで、もう一度田園空間ということに目を向けたいと思います。したがいまして、ここで結論を上げるわけでございませんが、補助は補助として出しますけれども、前田議員さんがおっしゃるように、すばらしい散居村がきらきらきらきらという言葉が当てはまるのかどうか。このことをもう少し専門家の環境審議会がございますので、前田議員さんのおっしゃる言葉を直接言うんではないんですけれども、すばらしいアズマヤがあって、カイニョがあって、恐らくこの制度をやるときには表側の木を切らなければならんがでないかと思う。そういうことになると、カイニョというものはどうなるのかなと。その意味で、太田地区みたいに固まったところで、屋根がたくさんあって敷地を持っているなら私はいいと思うけれども、すばらしい点在しているところがみんなきらきらきらきら、牛岳へ上がったり夢の平へ上がったりしたら、「あれが田園空間か、なんじゃい、あんなもんペラペラと」、こういう話になってもどうかなという気がいたしますので、私の一存では決められませんので、幸い環境のエキスパートに審議会を持っていただいておりますので、少しその点では相談をしたいと。だからやっぱり場所によりけりかなと、こんなことも実は思っております。
 代表質問で一応出すということに話をしましたので、工夫をさせていただきたいと。その辺の御意見が皆さん方からもあるとすれば、どう制約をし、どう普及していくか、いろいろ御指導いただければありがたいと、このように存じておる次第でございます。
 次に、遺伝子組み換えにつきましての話です。
 遺伝子組み換えの技術は耐病性といいますか、新しい病気がどんどん出るんだけども、このことによって大きい病気がなくなるよという、そういう視点があるようであります。私はよくわかりませんが、そんなことで試験研究機関等がこのことについて躍起になっておるということです。DNAの組み換えですから、悪いDNAを取っていいところだけを育てるということになれば、それはそれでいいかもしれんけれども、自然界で本当にそのことが正しいのかどうか、私は実は疑問に思っております。確かに科学的には悪い遺伝子を取っていい遺伝子だけを膨張させるということになるんでしょうけれども、さて、そのことが本当に正しいことなのかどうか。私は古い観念かもしれませんが、疑問に思うわけでございます。
 そこで、遺伝子組み換え等につきましては、私のような物の考え方が多分にまだございますので、市場における評価はないようでございます。いろいろ病気にならないとか、いいところだけですからいい作物になるんだというPRをされる方もおられますが、一般的にはそこまで私は進んでいないような気がいたします。恐らく私だけではないと思います。したがいまして、私は、今後とも、自然に育種をする、自然に交配をした形の稲や大豆を栽培をいたしたいと、このように思っております。
 新市になりますと、種場の最大の場所になるわけですね。中野と種田と合併して農協も一本化するわけですから。その意味では、まだそこまでいかないようでございますけれども、やっぱり希望としては、純粋なコシヒカリであったり、先ほど質問があった「てんたかく」であったり、それをやっぱり希望されるようでございます。そのことを考えるときに、私は遺伝子組み換えという稲や大豆にならないように希望してまいりたいと、このように思います。少し古いかもしれませんが、皆さん方どのように理解されるか知りませんが、私はそのように思っております。
 なおまた、食品の表示については、これはやっぱり正しく表示をしていただきたいと、このように思っておりますし、消費者モニター制度というのがございますから、この皆さんにもお話を申し上げて、調査をしていただいて、市民に対しての安心感も持つべきではないかと、このように今思っております。
 近ごろは、御存じのように、トレーサビリティシステムですか、いわゆる生産履歴というのは大型農家にしても全部やらなきゃいかんわけですね。いつどんな肥やしをやって、どんな農薬をやって、追肥は何をやってということがある。それらのいわゆる生産履歴をやるという、そういう米づくりの時代になりました。したがいまして、恐らく正しく表示されているとは思いますが、それを見て皆さんが買っていかれる時代であります。だから、金肥ばかりどんどん注ぎ込んで米をつくって販売しようと思っても、このような制度がございますから、地域で産地間競争をするときには、これらを守るというそういう時代でございます。これらにつきましても、食品表示と同様に、これから農家がそういう意味での帳面づけをしなければならんということでございます。その意味では、食品表示について調査をし、内容を点検をして、市民に対してPRをしていくということが大事だと、このように思っております。
 それから、学校給食等につきましては、これは使っておりませんので、よく言われる地産地消でいきたいと。そして先ほどありましたように、生産履歴ができれば使っていくということになろうかと、このように思っております。
 確かに国際的にもこのような形になっておりますので、大豆やトウモロコシなど5品目が安全審査の手続を経たという話も聞いておりますが、私は当面使うべきではないと、そのように言っておりますし、担当者にもこのことを聞いておりますから、今のところ安全に確保されているんではないかと、このように思っておるところでございます。
 それから次は、新市建設計画の財政計画等について、随分哲学的な提案があったように思うわけでございます。今日的には御意見のとおりだと、このように認識をいたしております。
 新市計画は、代表質問その他でもお答えいたしましたが、まず新市の将来像がどうなのか、その理念はどこにあるのかということを申し上げたとおり、それらをベースにして、この後の人口推移、それから土地利用をどうするのか、それらがかかわってくると思います。そこで、そのベースの上に立って、新市の市民の福祉の向上が第一目的でございますので、それらに合わせた形でまず建設計画を立てるということでございます。そして、おっしゃるように、財政も厳しい折でございますので、これにどう財政をうまくマッチさせるか。そのときにはおっしゃるように、優先度、重点配分、そういうことになろうかと思っておるわけでございます。
 議員もおっしゃったように、あれもこれもというばらまきの時代ではないと思っております。そのように対処しながら、この財政計画も進めてまいりたいと、こう思っております。
 それから次に、量から質への転換であります。
 私は必ずしも質への転換は、皆さんにばらまきになるかもしれません。量から質へでございますから、質だけが本当に地方行政として正しいのかどうか、私はその辺懸念をいたします。必ずしも質だけを追求するものではないと思います。サービスは平等で公平でなければなりません。したがいまして、部分的にはおまえは網羅的だと、このように批判されるかもしれませんが、おっしゃるように、そこは市民参画で市民の目線に立って事業計画を立てるということになれば、そのように立てることによっておのずから質への方向になると思う。ただし概念的には、量から質へ転換せいとおっしゃっても、そのことについてはそういう建て前だけでいくべきではない。やっぱり公平で平等であるという原則下に立って、必要なものについては市民が参画する、そして市民の目線に立っての計画を立てるということになる。したがいまして、これは市民と協働作戦をすることによって、自然と質も向上したなということになるんではないかと、こんな気がいたしますので、少し意見が分かれるところですが、そのように感じております。
 それから次に、成果がわかる、「○○を整備する」から、そうじゃなくて「生活にどんな成果をもたらしたか」という重点的な提案でございます。もちろんこれらについては、評価という問題が出てくると思います。
 近ごろ、行政機関や、あるいはどこかの市町村では、評価委員会というのがあるんです。あまり私は好きではございませんが、道路をつくったがこの評価はどうか、建物をつくったがこの評価はどうか。行政というのは金もうけばっかりでございません。仮に林道一本つくっても、そんなに多くは通らないんですよ。東京の中央のほうで農道に対して批判する皆さん、立派な林道をつくって「なんじゃいあんなもんに投資して」と言われる人がおられるんですね。だから、どこかの町村ではそういう評価委員会があって、「こいつはいいもんやった、あんつはいいもんやった。あの林道は全然人が通らないじゃないか、大枚を投資して」という評価が実はあるんです。そんなこともございますから、私はこの評価委員会というのは大嫌いです。といいますのは、評価する人たちの判断の食い違いがあると思う。もし林道の評価をする人が山の人ばっかりだったら、「立派で効果が上がった。そして間伐材もでかいこと切っていった、きれいな山になった、美林もそろえた」と、こういう評価をするかもしれない。ところが町の人だったら、「猫さえ通らないじゃないか」と、こういうて評価するかもしれません。だからその意味では、確かに成果をもたらしたかどうかということは裏にあると思いますが、そんなに評価、評価ということでいくべきではないんではないかと、私はそのように思っております。
 だから少しこの辺は前田議員さんと違うかもしれません。違うかもしれませんが、やっぱり必要なもの、それは先ほど言いましたように、市民参画の中でぜひここへ一本つくってくれと。この水路はどうしても必要だと。3年か5年に一遍あふれるもんだから、何かしてくれということになれば、これはやっぱり市民の目線でやってあげる、やるということでないと、「何言うとるがや、こうやっても何年もあふれるねかい」と、こういうことの批判を受けてもいかがなものかと、このように思っておるわけでございまして、必ずしも成果を期待するというもので行政をやるのはいかがなものかと。その辺は少し前田議員さんと違うかもしれん。いずれにしても、市民の目線に立っての建設計画をやって、そして大綱を決めた上で具体化をする。そしてそのことが必ず成果をもたらすものになると、このように思っております。そのようなことで、少し食い違いがあるかもしれませんが、そのような方向でこれから対応し対処してまいりたいと、このように思っております。
 それから雇用問題につきましては、助役からお答えいたしますけれども、重要な問題でございます。これにつきましては、国、県の業務でありまして、市町村は追随するだけでございますけれども、いずれにしても、もっとしっかりした雇用対策を希望しておるわけでございます。その概要等につきまして助役からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 前田議員の雇用経済対策について御答弁を申し上げます。
 まず第1点、産業の活性化、雇用対策推進プランづくりをということであります。
 平成13年9月に、厳しい雇用情勢にかんがみ、産業の構造改革と新規雇用の創出、能力開発支援等による雇用対策を一体的に進めるために、内閣において産業構造改革雇用対策本部が設置されました。
 今ほど市長から終わりのほうで答弁ありましたように、基本的には雇用対策というのは国がやるべきものであるということで、全国の幾つかの自治体においてはこういうプランを策定しているところもあるようでありますけれども、4万人ほどの市である私どものほうでは、やはりこれは県なり国なりが雇用政策を打ち出しておりますので、それを私どもが受け入れをして、取捨選択をして、その幾つかの政策を受け入れて着実にこなしていった方がいいんじゃないかということであります。
 県においては雇用対策推進本部を設置しておりまして、既存産業の経営の安定、雇用の維持安定ということをやっております。それから、いろんな分野での新規創業、あるいは雇用の受け皿づくりの拡大をねらっていろんな政策を打ち出しております。それから、雇用のセーフティーネットの拡充とミスマッチ対策の強力な推進など、幾つかのポイントから政策を打ち出しております。
 砺波市では、長期的な産業振興策も相まって、総合計画では雇用拡大のために企業誘致や地元企業の経営、基盤の強化など金融面においても施策をとっております。それから、雇用条件の安定のための相談体制、あるいは就労支援などもしております。それから、勤労者福祉の充実のために、勤労者のリフレッシュ施設の整備なども行っております。それから、職業訓練の充実のために人材育成と能力開発の推進など、県の施策も私どもも受け入れておるわけであります。それから、緊急雇用創出特別基金事業なども効果的に施策の中へ入れておるわけであります。ということで、私どもはやはり、国、県が施策としてやったものを私どもの地方行政の中で取り入れていくということが主力でないかというふうに思っております。
 それから、来春の学卒者の雇用環境をどう受けとめるかということであります。
 提案理由の中においても市長が申し上げましたとおり、10月24日実施の合同面接会では、228人の求人数に対して210人の求職者が参加しております。うち122人の面接者があったということであります。そのうち採用が7人、再面接等の保留の人たちが84人、不採用とかあるいは本人が辞退したものが3人ほどおりました。
 それともう1つ、来春卒業予定の新規の就職希望者の内定状況につきましては、ハローワーク砺波管内における高等学校で、10月末日現在、内定率が89.3%、対前年同月比で11.2ポイント上昇しているようであります。これは県内で一番高い数字だというふうになっているようであります。
 一方、大学卒業予定者の内定状況については、地域的なデータはありません。県全体の数字でありますけれども、10月末日現在54.6%と、前年同月対比で1.4%低下の傾向にあるということでございます。大学卒業者にとってまだまだ厳しい雇用情勢であります。平成11年度以降、年度末の就職内定率は徐々に上昇しているという状況であるそうであります。全国的には完全失業者が依然として高水準で推移しているということで、県内でも有効求人倍率が上昇している傾向にあるというふうになっておるということでありますので、今後に期待をしたいというふうに思っております。
 それから、平成16年度予算の歳入見込みと雇用情勢ということであります。
 議員御指摘のとおりに、厳しい雇用情勢が市民の所得の減少をもたらし、それが市民税の税収に大きな影響を与えております。本年度の個人市民税の当初調定で申し上げますと、税額で15億円弱であります。納税者数では2万人弱であります。これは前年度と比較して、税額では9,400万円、率にして6%減少をいたしております。また、社会増によりまして市の総人口は伸びておりますが、厳しい雇用情勢を反映して納税義務者数では160人、率にして1%の減少となっております。
 それから、来年度の個人市民税については、今年度の課税実績を基礎に、各種の指標を用いて総所得額や納税義務者数の増減を見込んで見積もりを行うこととしておりますが、現在のところ、来年度は今年度の市民税収納率をさらに下回るものではないかというふうにみておるわけであります。
 その理由といたしましては、本年10月の完全失業率は全国ベースで5.2%、北陸ブロックの7月から9月期では3.9%とまだ高い水準にあるということであります。当市における新規就職者、あるいは離職者、及び社会増減から見込みますと、来年度の納税義務者数はさらに減少するのではないかというふうにみておるわけであります。
 それから、総所得につきましても、今年度上半期の砺波税務署管内における所得税の源泉徴収額の実績を見ましても、前年に比べ落ち込んでいるということであります。来年度の個人市民税の収入は、今年度をさらに下回るのではないかというふうに懸念をしておるわけであります。
 それと、国民健康保険事業につきましても、厳しい雇用情勢が社会保険から国民健康保険への移行を促して、これが被保険者数の増大につながっております。それと、医療費の増嵩とも相まって、国保財政をますます圧迫するんではないかというふうに思っています。
 そこで、国保事業の来年度の見込みでございますけれども、来年度の国民健康保険事業につきましては、厳しい雇用情勢を反映して、さらに社会保険からの移行が増えるものと考えております。社会増や自然増と合わせても、被保険者が増加するんではないかというふうに思っております。不況が長引き厳しい雇用情勢が続けば、今後も被保険者数は増大し、医療費の伸びも影響して、国保事業の運営がますます厳しくなるんではないかというふうに危惧をしているわけであります。
 このように厳しい雇用情勢は直接的に市民税収入にも影響し、また国保財政の悪化を招くことから、やはりこれは経済情勢の回復が何よりも待たれるということでないかというふうに思っております。
 それと最後に、緊急雇用対策会議を設置すればどうかということであります。
 私はやはりこれは県とか国にこういうものがありますので、砺波市においてもまた改めて緊急雇用対策会議、しかもこれは今言われたような方々をお呼びして聞いても、これはやはり屋上屋になってしまう。私はそれよりも働く場を確保するということが第一番。企業誘致をするとか、今回も提案しておりますように、既存の企業の生産活動を応援するというようなことも考えなきゃならんということで、その方がむしろ砺波市民の働く場を増やす方向につながるんではないか。あるいは、商業、金融の充実という方がむしろ具体的に効果が出るのではないかというふうに思っております。
 以上であります。

◯議長(石田君) 以上で通告による質問並びに質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 これをもって市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたしました。

◯議長(石田君) ただいま議題となっております議案第72号から議案第77号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(石田君) 次に、日程第2 「戦闘の続くイラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書に関する請願」外2件については、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(石田君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明12月17日から21日までの5日間は、議案審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、明12月17日から21日までの5日間は、委員会審査等のため休会することに決しました。
 なお、次回の本会議は、12月22日午後2時から開会いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 2時02分 閉議



平成15年12月定例会(第2号) 議事日程・名簿

     平成15年12月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問、並びに議案第72号から議案第77号まで、平成
     15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件について
     (代表質問、一般質問)

1.本日の会議に付した事件
  議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月15日  午前10時01分  開議
  12月15日  午後 2時50分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 飯 田 修 平 君     2番 林   忠 男 君
   3番 柴 田   智 君     4番 齊 藤 源 秋 君
   5番 寺 島 良 三 君     6番 江 守 俊 光 君
   7番 松 本   昇 君     8番 池 田 昭 作 君
   9番 石 田 隆 紀 君    10番 高 田 隼 水 君
  11番 村 中 昭 二 君    12番 堀 田 信 一 君
  13番 山 岸 銀 七 君    14番 西 尾 英 宣 君
  15番 宮 木 文 夫 君    16番 柴 田 豊 明 君
  17番 前 田 喜代志 君    18番 吉 澤 邦 麿 君
  19番 松 本 恒 美 君    20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 宮 井   正 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 井 上 辰 夫 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年12月定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時01分 開議

◯議長(石田君) ただいまから本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(石田君) 日程第1 市政一般に対する質問、並びに議案第72号から議案第77号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件を一括議題といたします。
 これより、市政全般に対する代表質問、並びにただいま議題となっています提出案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 13番 山岸銀七君。
  〔13番 山岸銀七君 登壇〕

◯13番(山岸君) 私は、自由民主党砺波市議会議員会を代表いたしまして、安念市長に5項目について質問と要望をいたします。
 質問に入る前に、一言申し上げたいと思います。
 昨日、フセイン前大統領が拘束されたとの報道がありました。
 先日、イラクにおいてテロで殉職された奥克彦大使並びに井ノ上正盛一等書記官の御冥福をお祈りするとともに、フセイン前大統領の拘束により、イラクの治安が向上し、旧フセイン政権が行ってきた数々の疑惑の解明など、今までの残虐行為、日本人の両外交官の殺害を含む、今も行われているテロ行為などの真相が究明されることと思います。
 さらに、今後予定されている我が国の復興支援活動のための自衛隊派遣においても、頻発してきたテロ事件や治安の乱れも収束し、イラクの復興支援活動が円滑に進み、いち早くイラクが復興するとともに、民主国家が建設され、平和な世界が訪れることを皆さん方とともに願うものであります。
 それでは、通告に従いまして質問を行いたいと思います。
 まず、庄川町との合併についてお伺いいたします。
 安念市長には、昨年12月定例会で、砺波市と庄川町の1市1町での合併に向けた協議を始めることを表明され、12月26日には、砺波市・庄川町任意合併協議会を設置、さらに本年4月には、両市町議会の議決を得て砺波市・庄川町合併協議会を設置され、以来今日まで精力的に協議を重ねながら、短期間に順調な合併協議を進めてこられました。私も市議会選出委員として合併協議会に参画させていただいておりますが、これまで52件の協定項目のうち、既に49項目の調整案が提案され、うち43項目が原案のとおり決定されております。その中には議員定数や任期の取り扱いについても含まれているわけで、砺波市議会としても、庄川町議会とも調整しながら意見集約を図り、新市の議会体制について意見具申も行ってきたところであります。この後、12月24日に開催される第11回合併協議会において、残り3項目についても提案されるものと聞いており、新市建設計画の一部を除くすべてが年内に提案され、あとは一部の協議が残されるのみという状況であります。
 また、合併協議会で実施されました新市まちづくりアンケートや、まちづくりシンポジウムでの参加者アンケート結果を見ても、ほとんどの住民が、庄川町との1市1町の小規模合併に賛同し、新しいまちづくりに期待しているのが実態であることから、住民本位の行政、そして住民主体の市町村合併を唱えられるとともに、民意を得た判断、さらに合併協議会での慎重かつスピーディーな協議の推進など、安念市長並びに関係各位の御尽力に深く敬意を表するものであります。
 今後は、夢のある新しいまちづくりに向けた新市建設計画の策定と合併に向けた具体的な手続等に移っていくことになると思います。
 市町村合併の目的は、住民自治の確立、行政改革の推進、事務効率の向上による行財政基盤の強化など、多くが掲げられておりますが、私は、何といっても、これまでできなかった両市町のいろいろな財産、資源を効率的に活用した活力のある新しいまちづくりにあると考えております。
 このような考えに立ち、次の2点についてお伺いいたします。
 まず最初に、新市まちづくり計画の概要についてお伺いいたします。
 市長には、これまで、新市のまちづくり計画策定に当たって財政計画を立てることについては、国の動向が定まらない中では確実な長期的見通しは難しいと発言されてきておられ、私もそのとおりだと考えておりますが、今日に至りましてもなお明確な方針が示されていない状況であります。したがいまして、新市建設計画における財政計画につきましては、市長が申されているように、ある程度の想定のもとで進めていくしか方法がなく、今後の合併協議会の協議の中で検討されていくものと考えております。しかし、住民にとりましては、合併後、どのようなまちづくりが行われるのか、いかに住民の意思を反映するまちづくりをされるのかが最大の関心事であると思います。
 そこで、新市まちづくりのイメージについて、市長はどのように描いておられるのかお伺いいたします。
 2点目には、今後のスケジュールについてお伺いいたします。
 10月3日に開催されました第6回砺波市・庄川町合併協議会におきまして、合併の日を平成16年11月1日と具体的に決定されました。結果として、南砺市との同日合併となることが予定されております。このことは、富山県を初め砺波広域圏事務組合など、これらの地域を包含する一部事務組合等にとりましても良好なスケジュールであると判断をいたしております。
 つきましては、合併協議が当初計画のとおりほぼ順調に進められ、また合併期日が具体的に決定されました今日、合併後に新市長が決定し、新たな体制が整うまでのスケジユールについてお伺いいたします。
 自民会といたしましても、新市へのスムーズな移行に今後とも最大の協力をしてまいりたいと考えておりますので、できるだけ具体的な御答弁をお願いするものであります。
 次に、平成16年度予算編成方針についてお伺いいたします。
 先般の衆議院議員選挙では、与野党が具体的な政策目標を掲げたマニフェスト(政権公約)が大きな争点であったかと思います。今、政府が進める構造改革では、景気、金融、雇用に加えて、衆議院選で争点となった年金改革、郵政・道路公団民営化、地方の税財政の三位一体の改革など、重要な政治課題を掲げております。
 市においては、市政の基本である総合計画の中で、政策目標の設定と優先づけ、行政活動の方向性などについて毎年見直しが行われ、その時々の社会経済情勢に沿った実施計画が策定されております。これに対し私ども議員は、住民の要望や市全体を眺めた視点に立って具体的な個々の問題として、市全体の経済対策、福祉の向上、環境対策、教育の振興、行財政改革、合併の推進など多くの課題を提言し、市の発展に力を注いでいるところであります。
 さて、こうした状況のもとで平成16年度の予算編成時期を迎えておりますが、まず最初に、本年度の財政状況並びに公共工事の発注状況についてお伺いいたします。
 先の決算審査特別委員会の中で、経常収支比率が年々悪化し、平成14年度では86.7%と極めて高い数値となり、財政の硬直化が指摘されました。扶助費等の義務的経費の増嵩が見込まれ、逆に税収や地方交付税の伸びが期待されない中で、今後どのような財政運営を行っていかれるのかお伺いいたします。
 次に、投資的経費について、国では実際に使った予算が当初の計画に達していないケースが多いことを指摘しております。砺波市においては、本年度当初予算のうち、投資的経費の割合は前年度比5.7%増の予算が計上され、積極的な対応がされております。加えて、上下水道の整備のための投資も引き続き進められていることから、比較的良好な経済活動が展開されていると判断されるところであります。年度当初には、景気対策の一環として、公共事業の発注を上半期までに70%を達成する目標を掲げられましたが、目標の達成率を含め、最近までの状況をお伺いいたします。
 次に、新年度予算編成方針についてお伺いいたします。
 まず、国において平成16年度地方財政重点施策が策定され、去る8月28日に公表され、地方行財政制度の今後の方向性や、地方公共団体における重点的に取り組むべきことを示す内容となっております。その柱立ての一つとして地方行財政制度の改革を掲げ、地方公共団体が自己決定と自己責任の原則のもと、行政事務を的確に処理するとともに、安定的に財政運営ができるよう、地方行財政制度の改革を推進することとしております。
 一方、財務省は、来年度予算方針として、地方交付税を今年度より最大で1兆5,000億円削減し、15兆円程度に圧縮し、地方向けの補助金削減や税源移譲と並行して地方財政の圧縮を図る方針を打ち出しております。また、小泉首相も「来年度予算編成で地方向けの補助金1兆円削減と税源移譲を進め、地方交付税改革にも着手する」と明言しております。しかしながら現実は、「三位一体の改革」の名のもとで明確な税源移譲が示されないまま、地方財政の根幹をなす地方交付税は年々減額されております。一方、もう一つの歳入の柱である税収も、景気の低迷等により、今後大きな伸びは期待できません。
 こうした中、新年度の予算編成に当たり、住民のニーズが増大する中で、平成16年11月の合併を控え、大きく転換する砺波市の予算をどのような方針で編成されるのかお伺いいたします。
 次に、新たに計画される工業用水道事業についてお伺いいたします。
 内閣府が過日発表した11月の月例経済報告は、「景気は持ち直している」と発表いたしました。これは、設備投資が増加していること、輸出が持ち直し基調にあること、個人消費に底がたさが見られることなどの基調判断によるものであります。これを受けて経済紙は、特に自動車、半導体産業が中心となって、各分野の設備投資が確実になってきたとしております。また、9月までの上半期世界半導体市場は、対前年同期6.5%の生産増と報道されております。
 さて、砺波市は、第3工業団地の松下電器産業半導体社や第4工業団地の北陸コカ・コーラボトリング等大型企業の進出や量販店の出店により、地域経済は活況を呈しており、「発展する砺波・元気な砺波市」の原動力となっております。
 そうした中、このたびの松下電器産業半導体社砺波工場の事業拡大計画に大いに期待を持つものでありますが、市としても、その計画が実現されるように対策に万全を期さなければならないと思います。
 そこで、まず第3工業団地立地企業の事業拡大計画についてお伺いいたします。
 松下電器産業半導体社砺波工場は、当初、松下電子工業として市、県挙げて誘致を行い、操業以来9年を経過しております。その間、全体面積23万平方メートル、約7万坪のうち、現在も調整池を含め約3分の2が遊休地となっており、砺波市としてはもっと早急に対応すべきだったと思いますが、いかがでしょうか。
 また現在、松下について、どのような半導体製造に主力を置いているのか。その生産額はどれくらいに達しているのか。これまでどれくらいの設備投資をしてきたのか。従業員数がどれくらいに達しているのか。そのうち、どれくらい市内に居住する従業員を数えるのか。市にどれくらいの税収入をもたらしているのかなど、砺波市の地域経済にどのような効果を及ぼしてきたのか、あわせてお伺いいたします。
 次に、今般松下が、半導体市場の動向を見ながら約150億円余りの投資を行い、本年度中に地上4階、地下1階建ての製造工場を建設し、来年の夏から秋にかけて稼働すると聞いております。また、今後新たに大規模な増設計画もあると聞いておりますが、今後の砺波市での計画の見通しについてお伺いいたします。
 またあわせて、当初、市において造成した敷地に地下水の揚水量1日当たり9,400トンをもって誘致したのでありますが、現在どのくらい使用しているのかお伺いいたします。
 砺波市としては、地域経済に与える波及効果と雇用の拡大に寄与する増強計画については可能な限り支援を惜しんではならないわけで、先を見通した早目の対策を行っておくべきと考えております。
 次に、工業用水道整備計画につきましては、今議会において工業用水道事業会計予算が新たに計上されるなど、市長の提案理由説明により承知いたしましたが、最近の雇用情勢の悪化の中にあって、工場の増設は隣接市町村の住民も含めての雇用の拡大が図られるなど、経済効果も極めて大きいものと確信いたしております。
 つきましては、計画実現に向け、適時適切に、そして積極的に対応していただきたいと強く要望するものであります。
 次に、先に開催されました砺波散村地域研究所創立20周年記念シンポジウムの基調講演やパネルディスカッションを聞きまして、感じたことについてお伺いいたします。
 このシンポジウムでは、各界の有識者の皆さんによる大変有意義な討論を聴講することができました。中でも、金田先生の基調講演では、となみ野の散居について的確にとらえられており、世界に誇れる景観であると認識をいたしました。また、浮田先生も述べておられましたが、居住地理学的には、散居は、第1に「そこに住み生活する」、第2に「働く」の2つの関係について、昔と現在の観点からお話がありましたが、私たちの住むとなみ野は、世界的にも大変貴重な景観であり、後世に伝えなければならない市民共有の財産であると強く感じた次第であります。
 県においては、平成14年9月に景観条例の制定がされましたが、今回のシンポジウムのお話にもありましたように、条例制定や地区協定は保全に向けた取り組みであり、そこに住む人々が自ら地域を愛し、守り育てることが、その時代に合った散居形態を維持することにつながると思うのであります。
 このシンポジウムにおける提案を踏まえ、農業の場として、生活の場としてのこの田園空間を後世に伝える方策について、市長のお考えをお伺いいたします。
 また今、太郎丸地区で建設されます散居村ミュージアムは、となみ野のアズマダチを残す復元棟と2世代生活を考えるリフォーム棟が建設されると聞いております。この施設を活用し、となみ野のアズマダチと散居村を全国の皆さんに知ってもらい、また、大分県の湯布院が温泉を活用しながら、地域に生活する人々と訪れる観光客との交流を通じて、さらにまちの活性化を図っているように、このとなみ野においても、生活する者と訪れる者とのふれあいを通じて、米づくりやチューリップ生産などの農業振興や観光産業の振興につながればと考えますが、市長の散居村ミュージアムの利活用についてお伺いいたします。
 次に、環境基本計画についてお伺いいたします。
 私は、昨年9月に制定された砺波市環境基本条例にうたわれている「花・緑・水・散居の地域性豊かな田園空間の保全」と「市街地のゆとりと、うるおいのある個性的な都市景観の創造」、この2つのキーワードをもとに人と自然が共生しながら、安全で安心して暮らせる快適な環境を実現し、貴重な歴史的文化遺産と言われるこの田園空間を将来の世代に継承することが、砺波市にとって最も大切なことだと考えております。
 平成14年度から2カ年計画で、住民アンケート、各地区別懇談会、まちづくり委員会、環境審議会、そして最近では9月中旬から10月下旬にかけて各地区別意見交換会と、積極的に住民参画による環境基本計画策定に取り組んでこられました御努力にまず敬意を表する次第であります。
 提案理由説明の中で、市長は、環境審議会から12月中に環境基本計画の答申を得て、来年3月までに環境基本計画の冊子と市民向けの啓発用普及版を発行するとのことでありました。
 そこで、環境基本計画をもとに、市として来年度から取り組まれる具体的な施策についてお伺いいたします。
 その中で、施策の一つとして太陽光発電を促進してはと考えますが、いかがでしょうか。太陽エネルギーは、計算によると、地球が受ける太陽エネルギーのわずか1時間分で、世界中の人々が1年間で消費する全エネルギーに匹敵するほど膨大なものと言われております。また、太陽光発電システムは、発電過程において全く排出物を出さないクリーンなシステムであり、平成4年からは、規制緩和の一環として、住宅用太陽光発電等自家用発電の余剰電力を電力会社に買い取ってもらえるようになり、昼間など家庭で使い切れなくて余った電気は電力会社に売ることができるようになり、地球環境保全の観点からも極めて重要なものになっております。
 しかしながら、太陽エネルギーは、自然条件に左右されること、また太陽光発電システムは、現時点では石油火力発電等既存電源に比ベコストが割高であることなどの問題があるため、導入家庭が少ないのが現状であります。そのため国では、太陽光を有効活用する一般家庭の発電システムに対して補助制度を設けており、また県内でも、富山市を初め9市町村が住宅用太陽光発電に対して何らかの助成を行っております。全国的に見ると、既に230を超える地方公共団体が補助や低利子融資等の支援を実施しており、その数は年々増えております。
 砺波市は持ち家率や住宅の延べ面積が全国上位にあることから、住宅用太陽光発電システムの設置数及び設置面積を大きくすることができ、屋根の遊休スペースを有効利用することが発電量やコスト面で有利であります。今後、こうした補助制度の導入により太陽光発電システムが普及すれば、市民の環境に対する意識の高揚、さらには子供たちの身近な環境教育にもつながることと考えますが、補助制度の導入について市長のお考えをお伺いいたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 山岸議員の代表質問にお答えをいたします。
 冒頭に、イラク問題について述べられました。同じアジアに住む私どもといたしましても、イラクの安定と復興を早くなされることを祈念を申し上げたいと、このように存じておる次第でございます。
 まず、新市のまちづくりについてのお尋ねでございますが、冒頭に、合併協等のお話もございました。今日まで議会の皆さんや市民各位の御協力によりまして、順調に合併の話し合いが進んでおりますことを、私から逆に深く敬意を申し上げたいと、このように存じておる次第でございます。
 まず、新市まちづくり計画について申し上げます。
 私は、まず何より両市町の速やかな一体化を図ることが大切だと思います。そして両市町民の福祉の向上を図ること、それが基本的な考え方であると、このように存じておる次第でございます。
 現在は、新市建設計画(その1)ということで、まちづくりの基本方針について、砺波市・庄川町合併協議会に提案をして今検討をしていただいておるところでございます。また、新市建設計画(その2)として、事業計画や財政計画は両市町の調整を終えて、次の協議会に提出をしてまいりたいと、このように思っております。
 そこで、まちづくり計画を行うに当たっては、今、今日的な課題が山積をいたしております。これは砺波市や庄川町だけではございませんけれども、一般的な動向といたしまして、今の少子高齢化に対してどうするのか。それから地域活性化と雇用不安がございますが、雇用の解決をどうするのか。それから将来の子供たちのための学校教育、そして生涯教育、その対策をどうするのか。なおまた、若干述べられましたが、環境対策あるいは地域防災対策、これらが今大きい課題となっております。そのことも念頭に置きながら、これから計画を進めてまいりたいと、このように私は思っております。
 なお、住民ニーズといたしましては、この間、アンケート調査をいたしました。多かったのは健康の問題、保健の問題であります。それにかかわる医療の問題、広く福祉の問題等については要望が多かったように分析をいたしております。
 そして、イメージづくりについてはということでございますが、チューリップや散居村やあるいは庄川温泉郷、アユなどの意見もございました。地域の自然、資源、それらを生かした活性化へのイメージが高いように私は感じておるわけでございます。
 したがいまして、山岸議員もおっしゃいましたが、両市町民の共有の財産でございます自然を将来にわたって受け継ぎ、健康で暮らすという願いを込めまして、先般「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を都市像といたしまして、「花香り、水清く、風さわやかなまち 砺波」を理念として掲げて、提案をいたしておるところでございます。私は、この将来像、そしてこの理念でまちづくりをしていくという腹構えを持って対処すべきではないかと、こう考えておる次第でございます。
 今日、地方分権の推進に当たりまして、地方が自らの責任で、地方独自の地域づくりを進める時代になってまいりました。また、国の改革論議の中で、財源も相当厳しくなりました。御意見の中にあったように、長期的な見通しはなかなか出しませんが、ただ、合併の際、この際あれもこれも、そういう甘い時代ではない。そういう夢を持つべきではないと、このようにも思っておるところでございます。
 いずれにしましても、健康を支え合う砺波市の福祉、将来を担う子供たちがたくましく育つ教育環境づくりなどが基本であろうと、このように存じておる次第でございます。
 特に提案のありました資源、財産も、特に財産の中で日本一の散居村と言われております。なおまた、牛岳や中山間地の緑、大自然、そしてチューリップやユズ、あるいは日本一の種もみ生産地でございますので、それらを生かしたまちづくりも具体的に表現すべきではないかと、こう思っております。
 いずれにしても、庄川町の皆さんとともに手を携えて、みんなでつくる、みんなで育てる協働型の新市に取り組むことが大切だと、このように存じておる次第でございます。
 次に、合併までのスケジュールについてであります。具体的に述べよということでございます。
 まず、去る10月3日に開催されました第6回の砺波市・庄川町合併協議会におきましては、これまで、平成16年12月を目途として合併しようということで決定をしておりましたが、両議会の調整によりまして、平成16年11月1日とすることで決定になったわけでございます。したがいまして、これらを基点にしてスケジュールを考えなければなりません。
 そのようなことから合併の期日が決まりましたので、平成16年9月に富山県議会へ、砺波市と庄川町との合併について議決をする予定を早めなければならないと、こう思っておりますので、平成16年6月の定例県議会で議決をいただく。そのことを念頭に置きまして日程を調整してまいりたい。御協力をいただきたいと思います。
 また、県議会の提案までは、事前に知事と総務大臣との間での調整が必要でございます。その必要な時間を考慮いたしますと、遅くとも5月中旬までには知事に合併の申請を行う必要があると、このように考えておる次第でございます。この申請を受けまして、6月の県議会に議決をいただいて進めるということになろうかと、このように思っております。
 また、新市建設計画につきましては、明年3月までに知事との協議を終了しなければなりません。先ほど申し上げました概念でそれぞれ調整をいたしまして、3月末までにはこの建設計画をつくりたいと、こう思っております。したがいまして、来年の4月にも庄川町との合併協定書の調印を行い、その後、両市町の議会で議決を賜り、先ほど申しましたように、5月中旬までに知事に申請すると、このようになろうかと思っておるわけでございます。
 県議会では、議決後、知事が合併の決定を行い、直ちに総務大臣に届け、最終的には総務大臣の告示により合併の効力が発生することになります。この告示は、順調に進めば明年の7月には行われるものと予想しております。この告示により、平成16年11月1日の新砺波市誕生が正式に決定されることになります。したがって、今後とも議会や市民各位の支援をお願い申し上げたいと、このように存じておる次第でございます。
 次に、平成16年度予算編成方針等についてお答えをいたします。
 まず国の予算編成について述べられましたので、若干これにも触れておきたいと思います。
 私どもの基本的な考え方としては、平成15年度に続きまして歳出の改革──国も改革をいたしておりますが、そのように思っております。
 一般会計の歳出につきましては、実質的には平成15年度の水準以下に抑制することを目標にして、徹底した見直しをしなければならないと、このように思っております。いわゆる国が三位一体の改革を推し進めてくるわけです。国庫補助負担金の見直しがされる、あるいは交付税の削減があったり、そんなこともございますので、当市といたしましても、予算編成に当たりまして、現段階では、今申しましたように重点的、効率的な対応をしなければならないと、このように思っております。
 なお、国の編成方針は新聞紙上では出ておりますけれども、まだ定かでございませんが、具体的には今これからが本番ではないか。したがいまして、早く情報をキャッチして対応してまいりたいと、このように存じております。
 次に、砺波市の財政状況について心配をしていただいておりますが、特に歳入面におきましては、長引く景気の低迷によりまして、最も主要な財源であります市税収入の減少は避けて通れない状況でございます。先ほども申しましたように交付税も大幅に削減されることになりました。大変財源の確保は厳しい状況にございます。
 また、国庫補助金の廃止・縮減によりまして、これらにかわるべき税源の移譲があります。税源の移譲は実は約束でありますが、これも定かではございません。地方自治団体としては基幹税を要望しておったところでございますが、残念ながらたばこ消費税を分割してやろうかというようなところにきておりますが、いずれにしても不安定な財源であり、今後とも課題が残るように思っておるところでございます。
 それから歳出面におきましては、扶助費、公債費など義務的経費、それから施設の老朽化等が出てまいっております。したがいまして維持修繕費も年々増加しております。そのようなことから、財政構造の弾力性を示す経常収支比率が批判をされております。このことについては、予算編成に当たり、十分念頭に置いて対処してまいりたいと、このように思っておるところであります。
 次に、公共事業の発注に関しましての質問がございました。
 私は、景気対策や地元の建設業の活性化、育成という立場で、恐らく今年で終わりになると思いますが、思い切ってそれぞれ発注をしたところでございます。もちろん議会の予算議決もあってですが、そのような対処をしてまいりました。おかげさまで上半期発注率は78%、特に下水道事業については79%となっております。当初目標としては70%ということでございますが、さらに、本議会にも提案をしておりますけれども、下水道等については仕事をさせていただきたいと、このように思っております。私は、どこの市町村よりも積極的な公共事業の発注をしておると、このように思っておるところでございます。
 次に、平成16年度の予算編成に当たって、先ほどから申し上げておるわけでありますが、市税収入の減少、そして国の対応が厳しい段階で、一般財源、特定財源の確保が大変なことになってまいります。これら財政事情を十分認識して、健全財政を基本として進めるものでありますが、ついては、事務施設費の管理経費、さらに団体運営補助金の見直し、削減を行うなど、かねてから削減を続けてきましたが、一定の抑制、節減を図ってきたところであります。従来にも増して事務事業の見直しを行い、経費支出の効率化に徹するように、経費全般について徹底した節減合理化を図ってまいりたいと、このように思っておりますので、少し厳しくなるかもしれませんが、やむを得ないと、このように思っておるところでございます。
 それでは何もしないということになるんではないかという心配もございますが、そこは知恵を絞ってやらないと、せっかくここまで元気が出てきた砺波市ですから、そこで一頓挫というわけにまいらない。政策的な、あるいは投資的経費につきましては総合計画のプランがございますから、これらの見直しをしながら、必要なものについては、効果があるというものについては積極的に進めさせていただきたいと、このように思います。したがいまして、一般的なサービスの低下はやむを得ないと、そのように思っております。恐らく批判があると思いますけれども、それは耐えしのんでいくということを理解していただきたいと、このように思っておるところでございます。そのことを御理解いただきたいと思います。
 次に、工業用水道事業等につきまして、砺波市の盛況さを述べられたわけでございますが、中小企業は私はまだまだ厳しい状況だろうと思います。これから、このことについても意を用いて対処すべきだと、このように理解をいたしております。
 ついては、第3工業団地の立地等々についての御意見などもいただきましたが、若干参考にさせていただいて、御質問にお答えをいたします。
 まず、第3工業団地の立地企業としては、現在、松下電器産業株式会社半導体社とイワタニ北陸ガスセンター株式会社が立地をいたしておるところでございます。
 松下電器産業株式会社半導体社砺波工場では、平成6年10月の操業開始以来、5期にわたって増設工事が行われております。それから砺波工場では、主力の製造品としてシステムLSI、携帯電話用のCCD──映像記憶チップでありますが、年間の出荷額が約660億円と伺っております。これまでの設備投資といたしましては、現在進められている工場を合わせて、6期で二千数百億円の投資と聞いております。従業員では約760人を有しており、うち約250人が市内在住者でございます。またそのほかにも、契約社員として750人が雇用されておるところでございます。
 次に、市の税収はということでございますが、今日的に税収が落ち込む中で、おかげさまで固定資産税、法人市民税を合わせて数億円の税収を見込んでおるものでございます。
 なおまた、関係会社から、あるいは設備投資等の関係で多くの来訪者が来ておられます。なおまた、住居者を含めますと、経済効果は大きいものがあると、このように想定をいたしておるところでございます。その意味で、市内の商店街も若干潤っておるんではないかと、このように思っておるところでございます。
 次に、工場内の地下水につきましては日量9,400立方メートル以内の取水をすることで、周辺団体との覚書を締結しており、既に日量約8,300立方メートルが取水されておると聞いております。砺波工場では、現在進められておる工場棟の増設により、敷地内の取水協定量を超える、いわゆる事業用水が不足するということで、市に最大日量2,500立方メートルの給水の申し入れがあったところでございます。
 したがいまして、市では今後とも、砺波工場の新たな増設計画に沿うよう、事業用水の確保など増設しやすい環境づくりに努めてまいりたい、このように存じておる次第でございます。
 本議会に水道事業の設置等に関する条例の一部改正をお願いし、最大給水量を明示したものであります。御意見のとおり、適時適切に対応するようにしてまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
 次に、散居村という田園空間を後世に伝える方策についてであります。
 議員御指摘のとおり、私たちの住む砺波平野の散居村は、世界的にも大変貴重な農村環境の一つであります。また、文化庁の文化的景観にも選定され、保存の重要性が強調されていることからも、後世に伝えなければならない市民共有の財産であると思っております。10月に開催されました田園空間博物館推進大会の基調講演やパネルディスカッションのこともお話しされましたが、各界の先生も、この散居村の居住環境のすばらしさを強調されたところでございます。
 現在、市において、散居での暮らしに誇りを持ち、散居景観を次の世代へ伝えていくため、該当する各地区に対して、散居景観を生かし地域づくりを結んでいただくように要請をいたしております。現在のところ、36地区で協定されており、この協定が結ばれた地区には、屋敷林の枝打ち費用等に対して補助金交付制度を設け、地域ぐるみの活動を支援いたしております。
 また、昨年9月に制定した砺波市環境基本条例は、田園空間の保全を一つのキーワードとして、快適な環境を実現し、将来の世代に継承することを目指しておるものでございます。
 次に、散居村ミュージアムの利活用をどうするのかということであります。
 今、太郎丸地区で建設しようとしております(仮称)散居村ミュージアムについては、散居村の保全活動や情報発信の拠点施設である事務局棟、砺波平野の典型的なアズマダチ農家を残す復元棟、散居村における新しい生活スタイルを提示するリフォーム棟の3棟の建物が計画されておるところでございます。本年3月に県において制定されました「都市との交流による農山漁村地域の活性化に関する条例」の趣旨に沿って、都市の人々が散居村に滞在し、農村生活とともに、米づくりやチューリップ生産等の農作業の体験をしながら、その地域の自然、文化、歴史、人々との交流等を楽しみながら、ゆとりのある時間を過ごす施設として利活用をしていただきたいと考えておるところでございます。
 このようなグリーン・ツーリズム等での利活用を通じて農業の振興、砺波地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。また、私は、小中学生の総合学習や、あるいは農作業の体験、その他高齢者福祉ゾーン等も活用したいと、このように検討いたしております。特に地域の皆さんに参画をしていただく、利用していただく、そのことも大事だと、このように考えておるところでございますので、御支援、御協力のほどをお願い申し上げたいと思います。
 次に、環境基本計画に基づいての施策等についてでございますが、この計画作成に当たりましては、多くの方からの御意見をいただきました。深く感謝を申し上げたいと思います。
 具体的な施策につきましては、いずれダイジェスト版でPRをして皆さんの御協力をいただきたい。いずれにしても、市民全体がこの趣旨を理解して御協力をしていただくことが、この地域の環境をきれいにすることになると、このように考えておりますので、御協力をいただきたいと思っております。
 ついては、御提案のありました太陽光発電の補助であります。
 環境基本計画では、望ましい環境像として、「エネルギー使用量を削減し、新エネルギーを利用するまち」と位置づけております。具体的な取り組みといたしましては、行政の役割として、市民に対して太陽光発電の導入の助成制度を検討する等施策を考えております。このことを踏まえまして、平成16年度中に、砺波市住宅用太陽光発電システム設置補助金交付要綱を制定して、市内における太陽光を利用し、クリーンエネルギーの導入を促進するために、太陽光発電システム設置に関する経費に対して補助制度の導入を検討いたしたいと、このように考えております。
 なお、この要綱は、新エルネギー財団の住宅用太陽光発電導入促進対策費補助金交付規程及び富山県住宅用太陽光発電システム設置促進事業補助金交付要綱にあわせて制度を制定したいと、このように存じております。
 ただし、先ほどもお話ございましたアズマヤなど、そして田園空間、この砺波地方にとってすばらしい景観でありますが、この景観を考えるときに、このような太陽光発電システムを屋根にどっさり乗せることが正しいのかどうか、一部疑問のあるところでございますので、私は慎重に対応していかなければいけない。すばらしい空間の中で、理屈はわかりますけれども、そのことが本当にいい景観を守ることになるのかどうか。クリーンエネルギーですからいいんです。ただし、景観という立場から、近ごろ、カラートタンでさえ文句を言われている時代ですから、そのことが景観を守ることになるのかどうか、この辺はよく検討したい。その意味で慎重に検討をさせていただきたいと、このように申し上げておきます。理論はわかりますが、そのようなことを思っておりますので、いろいろ御指導をいただければありがたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(石田君) これより、市政一般に対する質問、並びにただいま議題となっています提出案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 8番 池田昭作君。
  〔8番 池田昭作君 登壇〕

◯8番(池田君) お許しをいただきましたので、通告に基づき、当面する諸問題3点について質問、並びに若干の要望、提言を申し上げたいと思います。
 まず、体力づくり検討委員会からの提言についてであります。
 子供たちの体力低下対策につきましては、私は9月定例会でも質問いたしましたが、時を同じくして、「広報となみ」10月号、11月号で特集「~子どもたちの体力低下~ 子どもたちが危ない!」として実態が発表されております。それによりますと、体力の面で、全国的にも昭和60年以降低下傾向が続いておると言われますが、砺波市は反復横飛びなどの体力は伸びているが、握力、ボール投げなどの数値は低くなっており、筋力、投力の低下が目立つと報告されております。
 さて、これらに対応して、砺波市体力づくり検討委員会から提言がなされました。
 そこでお尋ねいたしたいのでありますが、提言の第1に、幼児期から体を動かすことの楽しさを体感させ、身体能力の向上を図るとして、幼稚園、保育所への体育専門教師の派遣、スポーツの日の設定、親子遊びの推奨とラジオ体操の奨励、親子健康体操の作成などが挙げられておりますが、私は、この提言の具体的な推進母体はどこになるのか、運動の主体はどの団体で進めようと考えておられるのか、具体的な進め方についてお聞かせをいただきたいと思います。
 また、第2点として、家庭で親子のふれあいを通じていろいろな取り組みを行うことが提起されています。これについては特に具体的な方向が示されておりませんが、生涯教育の観点から、地区公民館などが指導の主体になるのかどうか。また、家庭でのふれあいをどのような形で取り組みたいと考えておられますのか、具体的な考えをお答え願いたいと思います。
 次に、体力低下の特集で「広報となみ」11月号に掲載されました、睡眠時間が短い子供や朝食をとらない子供が多いということが大変問題であると思っております。
 市内の子供の就寝時間の実態は、小学生で3人に1人が午後10時まで起きており、中学生の半数は午後11時まで起きておると言われます。一方、朝の起床時間は午前6時半までに、小学生は半数、中学生は3人に1人しか起きておりません。中学生については受験勉強のためある程度やむを得ないことかもしれませんが、これでは睡眠時間がだんだん短くなっていくのであります。
 また「朝食を食べない日が多い」「時々食べないことがある」生徒が中学生で13%から18%、小学生で8%から16%もあることも問題であります。
 私がここで指摘したいのは、「広報となみ」11月号でも指摘されておりますように、睡眠や食生活などの子供の生活習慣の乱れは健康の維持に悪い影響を及ぼすだけでなく、生きるための基礎である体力の低下、ひいては気力や意欲の減退、集中力の欠如など、精神面にも悪影響を及ぼすと言われ、子供の一生を左右しかねない問題であると考えるからであります。
 そこで、この生活習慣の乱れを直すことが大変重要かと考え、その一環として、これは私の持論でありますが、早寝・早起き運動を進めていただきたいと願っております。すなわち、早く寝て早く起きることを推奨し、積極的に朝のジョギング、ラジオ体操など健康づくりに努めることで、朝食をおいしくいただくことにつながると思います。これには若年層から若干抵抗は出ると考えますが、しかし、早く寝て早く起きるという生活のリズムを変えることにより、例えば子供の健康、食事に及ぼす影響は限りなく大きいものと考えられ、言われるところの少年犯罪の防止、心身の健全な青少年の育成にも資するものと考えますので、ぜひ早寝・早起き運動に取り組んでくださるよう御要望申し上げます。
 次に、スポーツ教室の開催とスポーツ奨励賞の創設であります。
 市民1人1スポーツの定着を図るためにも、現在あります40種類余の生涯スポーツの中で、市にマッチした重点種目を決めていただき、重点的にスポーツ教室を開催するなど普及推進に当たっていただきたいということであります。
 また、各種スポーツの推進に、各地域で積極的に競技の普及推進に尽力されている方を顕彰し、市民1スポーツの定着を図るため、スポーツ奨励賞の制定を考えられたらいかがでしょうか。
 以上、教育長の御見解をお聞かせください。
 次に、庄川町との合併で、今後進められる新市建設計画について、その考え方をお尋ねし、あわせて若干の要望を申し上げたいと思います。
 新市の建設計画については、安念市長はかねて、新市の建設計画は双方の総合計画を調整して決めていきたいと申されております。それは当然のことでありますが、ただ、私は第7次の砺波市総合計画を見ておりまして、国からの地方交付税、交付金等がカットされることなど、財政的に制約を受けておる。そういう点で予算の総額が縮小ぎみになっておるわけでありますが、しかし、合併は夢と希望のあるまちづくりを目指すことであります。新市の基本テーマになっております「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を目標に建設計画、財政計画を立てていかなければなりません。
 そこで、話は大変古いことで恐縮でありますが、昭和41年3月当時、砺波市から庄川町に対して合併の申し入れがなされた経緯がございます。その時期に砺波市と庄川町が共同して夢の平観光開発審議会が設けられ、第1次計画案として、砺波、庄川両市町と鉢伏山頂を結ぶ道路の新設、鉢伏山荘を3階建てに増改築、庄川合口ダムから三条山展望台へのゴンドラ架設、夢の平スキー場の第2リフト新設計画など、多彩で豪華な計画がありましたが、結果は実現しなかったのであります。今回は、こんな大がかりな計画は立てられないと思いますが、少なくとも両市町のシンボルである鉢伏山、牛岳を中心に地域づくり、まちづくりを考えていかなければならないと思います。
 ついては、第1点として、チューリップフェア、夢の平スキー場、早春のスイセン、かたかごの花、秋のコスモスウォッチングなどの観光事業と、庄川町が積極的に進めております庄川観光祭、木工まつり、ゆずまつりなどの事業と連携を強めるなど、観光事業を合併の一つの目玉事業として取り組みをしていただきたいのであります。また、鉢伏山周辺の整備と関連する道路、施設の整備は、ぜひ、将来の夢として計画の中に組み入れていただきたいと考えるものであります。
 次に、市民の山を拡充する計画であります。
 現在、市民の山は2カ所に分散しているのでありますが、面積を今の3倍くらいに拡充をしてこれを連結し、市民が四季を通じて訪れる、名実ともに市民の憩いの広場となるよう企画されたいのであります。
 そこで希望でありますが、市民の山全山を桜とモミジで覆われるように植樹を進めたい。その手段として、市内の全世帯がそれぞれに桜またはモミジを1本ずつ植樹をし、おのおので育成管理をしていただくことを提起いたしたいのであります。さらには、結婚、出生、就職、新築記念などとしての植樹などに期待し、少しでも市民の山の利用が高まるように考えていただきたい。
 また、市民の山に通じる道路は、これまで行き止まりでありましたが、近年、ようやく夢の平スキー場へ行けるようになりました。しかし、道路事情はよくありません。そこで、市民の山から一の谷、庄を経て雄神橋橋詰めに至る林道の計画を考えていただきたい。現在、この地方には庄川町の林道一の谷線、金剛寺線などがあり、これらとの連結により、建設は可能であるとみております。これができれば砺波市からあるいは庄川町からも、市民の山あるいは夢の平に通じる最短距離の道路となると考えられますので、ぜひ御検討されんことを御要望申し上げます。
 次に、一級河川庄川を中心とした整備でありますが、かねて要望されておりますように、まず第1点は、左右両岸の堤防道路を利用しやすく整備をする。2点目は、左岸河川敷の整備でありますが、これまでにマラソンコースが整備されましたが、なお、あわせて計画されております5.4キロにわたっての日本一の桜堤としての整備は、ぜひ新市の建設計画の中に取り入れていただきたい。
 さらに、水辺交流ゾーンとしての整備として太田橋下流で進められているほたるの里、憩いの広場などの整備と、グラウンドゴルフなどの軽スポーツができる広場、気軽に水泳ができ、水遊びができるところを設けてほしいとの要望についても御検討をいただきますようお願いいたします。
 次に、建設計画に関連し、財政計画の重要な部分を占める地方交付税の推移についてお伺いいたします。
 まず、合併して新市になった場合に地方交付税はどのように推移するかということであります。
 平成13年3月に富山県から市町村合併支援要綱が出されております。それによりますと、合併後の新市町村振興のための施策として、1つは、合併市町村補助金を出す。2つには、普通交付税の算定の特例として、合併後10カ年度は合併しなかった場合の普通交付税を全額保障し、さらにその後5カ年度は激変緩和措置を講ずる。3番目として、合併特例債を認め、その元利償還金の70%について普通交付税措置を講ずる。その他、臨時的経費に対する普通交付税措置、公債費負担格差是正等のため特別交付税措置を行うということでありますが、これは現在も変わっていないのでしょうか。変わっていないとすれば、新市の財政計画において、現行の砺波市と庄川町の普通交付税総額は10年間保障され、加えて特例債の元利償還金の70%が加算されるものとして財政計画を立てられるのかどうか。また、今後の財政計画の見通しがわかればお聞かせをいただきたい。
 最後に、国の構造改革に関連し、三位一体改革の進め方について、当局の見解を求めたいと思います。
 過日、NHKの「視点・論点」というニュースを見ておったわけでありますが、その中で、今予算に対する国民の考え方として、予算を増額してほしいものは、1つは雇用・失業対策であり、2つには医療、3つには年金、4つには福祉、5つには介護保険。逆に減額してほしいものは、1つには道路予算、2つには海外の開発援助、3つには防衛予算であるということを聞いたわけでありますが、減額してほしいものの中に道路予算などが入っておることについて大変驚いておるところでありますが、事ほどさように、国民の価値観が変わってきておることを知らなければなりません。
 さて、三位一体改革に関連し、全国知事会は、国の生ぬるいやり方では三位一体の改革は進まないし、地方分権の推進も期待できないとして、自ら国の補助金2兆円の廃止を打ち出し、かわって2兆円の地方財源の移譲を求めて運動されております。また、全国市長会も先ごろ、税源移譲と国庫補助負担金の廃止・縮減に関する緊急提言がなされております。具体的には、補助金の廃止・縮減の検討対象として総額20兆4,000億円を見込み、さらに、廃止して税源移譲すべき補助金101件、総額約5兆8,552億円などと大胆に打ち出しております。
 そこで私は、国のこれまでの長年の対応を見、また昨今の状況を見て、国の指導のもとでは到底満足な改革はできないと見ております。したがって、市町村が真に地方分権時代を目指し、地方都市としての生き残りを図るならば、積極的に国に対し働きかけを強めていかなければならないと思います。すなわち、行政の各分野を通じて、不要、不合理な事務事業の見直しを行い、また補助金制度のあり方などについても、真実な地方の声を強く出していくべきだと考えますが、当局のお考えをお聞かせください。
 最後に、三位一体改革の見通しについて、今、国ではいろんな意見が出ております。先ほど市長も申されましたが、仮に1兆円規模の補助金が削減されたとして、市はどの程度の影響が出るとみておられるのか。また一方、言われるところのたばこ税が増額されたとして、どのくらいの増税になるのか、今後の見通しをお聞かせいただきたいと思うのであります。
 以上で質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 池田議員にお答えをいたします。
 まず私から、庄川町との合併による新市の建設計画について申し上げたいと思います。
 すばらしい構想も述べられたところでございます。それぞれ参考にさせていただきたいと存じております。
 計画の概要については、山岸議員の代表質問にお答えしたところでございます。具体的な提言もございましたので、私の考え方を若干述べさせていただきたいと思います。
 夢の平、鉢伏山周辺及び市民の山、さらには庄川や牛岳など自然を生かした企画は大変重要なことだと、このように思っております。もともと夢の平等につきましては、市民の健康の場、そしてレクリエーションの場、できれば観光ということでも位置づけをしてスキー場の整備をしてきたわけでございます。なお、秋にはコスモスウォッチングや、そして今回、秋にはスイセンまつりもいたしたいということで増植をさせていただいておるところでございます。これらにつきましては、一歩ずつでありますが、整備をさせていただきたい。一方、庄川町におきましても、鉢伏山周辺をレクリエーションのゾーンとして整備する計画がございます。
 したがいまして、この両方の計画を合体して、一体的な計画になることですばらしい環境が生まれるように存じておりますので、進めさせていただきたいと思います。
 なおまた、牛岳という1,000メーター級の山を配することになりました。これらの山道が今あるようでございますが、すばらしいコースだと聞いております。私も若いときに2度ほど登ったわけでございます。すばらしい環境でありますし、すばらしい山であろうと、私はそう思っております。私は健康のためにも、大型野外拠点として位置づけをしたらどうかと、このように思っておるところでございます。
 いずれに中学生になったら、立山も行っておりますけれども、せめて自分の近くの牛岳を縦走する、そういうことがあってもいいんではないか。これは、子供たちにとっても自分の胸にも残るし、その体験によって、自分の郷土も眼下に見下ろせるわけですから、そのことが将来にわたって教育上いいんではないか。ぜひ、そういう意味での山道整備など、おっしゃるように進めさせていただければありがたいと、このように思っております。
 したがいまして、この構想は私だけの構想でありますけれども、合併記念として位置づけしまして、一歩ずつではございますが、何か整備をさせていただければありがたい。いずれ計画にも乗せてまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
 それから次に、庄川河川敷等の整備でございます。
 おかげさまで、国土交通省で、砺波市の提案でございましたふれあいロードが、全部完成をいたしました。すばらしい道路でございます。私も何度か歩いたわけですが、できればその周辺に芝生広場などがあればいいなと、こんなことを思っております。ぜひ皆さん方も歩いていただいて、せせらぎを聞きながらの大自然を満喫することが大変いいと思います。
 なおまた、桜づつみ事業につきましてはちょっと一頓挫しておりますけれども、これは私は、長さからいって日本一の桜街道になるんではないか。ただ、残念ながら両方に植えるわけにまいりません。片方だけでございますので、もう少し大きくなって枝ぶりがよくなれば、皆さんが楽しんでいただけるすばらしい庄川の桜堤ができると、このように思っておりますので、これも一生懸命応援をさせていただきたい。今度の総合計画では、庄川を「水に親しむ軸」、そういう意味で、近くのレクリエーション、体育増進の場、そういう軸に位置づけております。ぜひ、そのことで皆さんの御支援をいただければありがたい、このように思っております。
 なお、池田議員から夢の平観光開発について述べられました。私も薄々そのことは知っておりますし、その後、庄東地域全体の丘の夢構想も実はあったわけであります。この大型開発事業につきましては、いずれもペーパーになったわけでございますが、今日的には大型投資というのはなかなか困難であろうと私は思います。大型開発でなくて、庄東全体を含めて自然と共生するような施設づくり、いわゆる提案にございましたように植樹をするなど、そういったこともこれから大事ではないかと、このように思っておりまして、御意見については参考にさせていただきたいと、このように思っておる次第でございます。
 次は、国の構造改革と三位一体に対する地方の取り組みについて、何もたもたしておるがや、どんどん地方から国に文句を言えということでございます。ごもっともでございます。ついては、市長会も何度も会合を開いて、このことについての要請をしてまいっておるところでございます。私も、富山出身の議員の皆さんにそのことを訴えてございます。ぜひこのことは理解をしていただきたい。
 地方分権という法律ができて、地方は地方でやりなさいと。ただし、補助金から交付税からみんなカットするというやり方は子供を絞め殺すようなもんだ。地方があってこそ国があるんだと、その理解に立っていただきたいということを申し上げている。先生方は「そうや、そうや」と、このようにおっしゃっていただいておりますが、本当にそのことを真剣に考えていただいておるのかどうか、若干心配の向きもございますが、これはみんなで声を上げていくべきではないかと、私はそのように思っております。
 そこで、山岸議員にも申し上げましたが、三位一体というのは、いわゆるまず国は金がないから補助金は出さないよ。負担金は出さないよと。今、子育ての大事な時期に保育所の補助金を切るというんですから、ものすごい無残なことなんです。私は腹立つくらいです。ただし、仕方ないんですから、補助金を切るわけですね。
 それから交付税につきましても段階補正というのがございました。従来は、この仕事をしたら交付税でみてやるぞ、この仕事をしたら裏から交付税でみてやると、こういうえさが多分にあったんですが、本当に来ておるのかどうかわかりませんが、さらに今度は切るというんです。もちろん、これも国は金がないわけですから、借金して交付税を払っておりますので、これは切ってくることは間違いございませんので、そのことは今度はっきりしました。
 そのかわりに税源移譲、税源を分けてやる。そういうことですが、これがまだ明確でないんですね。ようやくたばこ消費税を分けてやろうかと。全部でないんです。県にも持ってくる。市町村にも持ってくる。その上、国は頭はつりをするんですね。だから十分な税源移譲ではないと思う。このことは基幹税をほしいと。例えば消費税は絶対上がりますから。こんなことを言ってはならないんでしょうけども、いずれ消費税は上がりますよ。今は5%ですけれども上がります。私はそう思っている。これは基幹税です。それから所得税、これも基幹税です。若干、景気浮揚で少しは上がり下がりがあると思いますが、基幹的なんです。たばこはのむな、のむなという時代でありますから、これはずっと落ちてくることは間違いないんです。そのことを市町村に、おまえらにやるからという、そんな理屈が成り立つかどうか。私は、その意味では、国会議員はもう少し頭を改革してほしいと、このように思って、おっしゃるようにどんどん申し上げていきたいと、このように思っておるわけでございます。
 何か予算編成を前にして、このことがまだ決着がついていないようでございますので、「どれだけ減るがや。どれだけ入ってくるがや」こう言われても、今の新聞紙上だけではちょっと計算ができません。たばこ税でしたら、今2億ほど予算化しておりますので、およそ1億ほど増えるんかなと。こうなりますと、これ1億円もらってきても、保育所の補助金には満たないわけです。やっぱりこのことを強く言って、いわゆる国のベースは地方にあるという、そういう認識に立って考えていただくように私どもはお願いをしてまいりたい。はっきりしているのは、1兆円は削りますよということで決着がついたようでありますが、内容はよくわかりませんので、今積算して細かい数字を言えとおっしゃっても、今の時点ではなかなか申し上げにくいと、このように思っておるんです。たばこ税でしたら、今の計算上からいうと、頭はつりをしたり、県の方へも持っていかれたりすると倍もきませんので、約半分ほどかなと。そうすると、1億円ほどのたばこ消費税だけは増えるんではないかと、このように思っております。
 いずれにしても、厳しい時代を迎えておりますので、対応する段階では慎重にいきたいと、このように思っております。
 なお、山岸議員に申し上げましたが、冷たい、冷たいと言いながら何もしないというのは、行政的には前へ進みません。恐らく市民各位はもうちょっとサービスをよくしろ、我々の負担軽減もしろと。これは住民の願いですよ。これをカバーするときには税金を上げるとか、負担を皆さんにもらうとかということになりますが、私はそれはできないわけです。そうかといって、一面、元気を出してきた砺波市でありますから、それこそ知恵を絞って事業展開をしなければいけないなと、こう思って、この計画等を進めさせていただいておるということでございますので御理解をいただきたいと、このように思っておるところでございます。
 回答にはなかなかなりませんが、ただし、地方の意見として強く要望している状況を申し上げておきたいと、このように存じておる次第でございます。
 体力づくり等については教育委員会から、交付税等につきましては詳細に総務部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 引き続き池田議員にお答えいたします。
 次の世代を担う子供たちの体力や生活習慣に問題ありということで、平成15年の当初に体力づくり検討委員会を立ち上げさせていただきました。そこでどのような提言がなされたのか、そしてどのように動き始めているのかと。このことについての御質問だと思います。
 まず、具体的な提言について4つの柱からなっておりまして、1つは、各家庭において、今の子供たちは非常に部分的に偏った体力状態になっているということを知ってもらいたい。そういうことを家庭は、お父さん、お母さんは御存じなのかということで、まずそれを知りましょうということです。
 それから、大きくなってから体を動かしましょう云々言ったって、もう体はいうことをきかなくなっておりますので、小さいときから運動好きな子供をつくろうということが2番目です。
 それから3番目は、その子供たちがどのような状態で今育っているのかということを、そういう診断の仕方があるわけですから、その診断の仕方をもっと丁寧に細かくやって、子供たちが伸びているのか、あまり伸びていないのかというようなことなど、現況を知りましょうと。
 それから4番目には、食事の仕方に偏りがある。いわゆる現代生活の落とし子ですけれども、正しい生活習慣、食生活のことについて理解をさせていってほしいと。この4点が提言されてきたわけでございます。
 それで私たちとしましては、提言の会議の最中から、その中身を吸い上げまして、できることからすぐやろうと。問答無用、体を動かすことだということで幼稚園や学校に対して、強い指示をしました。やり方は後で申し上げるけれども、とにかく動きたい子供に動かせてあげてくださいということで、検討委員会が行われている最中に、すぐにそういう指示を出しました。
 そこで御質問の、じゃ一体どこの部署がそれを進めるのかということでございますけれども、こういう将来にわたることであり、現実的にも今すぐやらなければならない問題もあります。家庭の問題もあります。地域の問題もあります。ということで、どの部署がこれを進めるところだというふうに焦点化はしないで、まず問題を提起する市役所あるいは教育委員会、ここらがまずかかわってきます。それから幼稚園、学校は当然毎日子供たちを迎えて活動しているわけですから、その部門。それを送り出している家庭、地域、この4者ほどが、どこがやるんだ、あこがやるんだというようなことでなしに、それぞれの専門的な要素がありますから、部署を決めないで総合的にやっていこうというふうに考えております。
 そこで、まず砺波市としては何をしたかということですが、先ほど池田議員さんがおっしゃったように、まず知ってもらおうということで広報で2カ月にわたって、しかも大変なスペースを割いていただきました。そのおかげで砺波市の家庭の隅々まで、子供たちの体力が、あるいは生活習慣がおかしいということを知っていただいたわけで、それに対する反応は少なからずありました。だから、先ほど言いましたように、まず動こうということを学校や幼稚園に指示をしましたが、その追い打ちをかけるように広報で出ていったもんですから、結局、父兄の方も、今学校でやっていることは、幼稚園でやっていることは、そういうことだったのかというふうに御理解をいただいたかと思います。
 それから、まだ市役所としてやるべきことがあります。第2弾です。それは来年度からでございますけれども、小さいころから運動好きな子供にするためには、その先駆けをする、ちょっと引っ張ってやる、そのガイドをする指導者を、幼稚園、特に低学年方面、それから学校の方へ指導員を差し向けます。それは特別に県から職員をいただいて回すとかということじゃなくて、今現に砺波市の教育委員会とかあるいは体育協会等に専門職員として配置されている職員がいますので、その方々に、デスクワークじゃなしに現場へ行けということである程度の方を決めまして、出ていく学校なり幼稚園を決めまして、そこへ来年の4月から派遣します。ちょうど英語の、ALTが学校へ行ってやっていますね、毎日は来ません。ぽーんと来て、あるヒントを出していきます。それと同じように幼稚園、学校へ出向いていって、このようにして子供を遊ばせましょうと言って、子供や先生に対して刺激を与えるということであります。それは今の現況でやることができます。
 それから給食センターでは、各学校の食生活を指導するために、年明けての1月に保護者やスポーツ指導者を対象にして栄養教室を開きます。知っているようで知らない、わかっているようでわかっていない。例えば高橋尚子が絶対勝てると思っておったんだけれども、食べ物を食べるタイミングがずれたために、とうとう36キロあたりでガス欠になってきた。そしてチャンスを逃がしたというくらいに、食べ物というのは──医食同源という言葉がありますように、食べ物は、薬とまでいかなくても健康を左右する、極めて大事なものです。そういうことを、1月になったらすぐやります。すぐやっても、これが実際に軌道に乗って機能するには相当時間がかかると思います。
 それからもう1つ、幼稚園、保育所から小学校、中学校の先生でつくっている体育関係の会議で、来年度から体力テストをやる。今までは5年生から中学3年生までを大体核にしてやっていたんですけれども、うんと思い切って下げて、幼稚園の4歳児から──今は4歳児、5歳児はなかなか実態はつかみにくいと思いますけれども、かけっこはどうなのか、ボール投げはどうなっているのか、それから鉄棒のぶら下がり方はどうなんだということを4歳児から調査します。きちっとしたものはとらえにくいと思いますよ、小さいときは。だけど、そういうふうにしてきちっとやっていくことによって、3年生ぐらいから上になってきますと、体力なり運動能力なり生活習慣というものを把握することができるわけですね。体力テストをすること自体が運動好みの子供をつくることになる。落ちこぼれはつくっちゃいけません。鉄棒にぶら下がって、あとぶらんといく子は、どうしたらおもしろく鉄棒ができるのかという指導もそこでやることを忘れてはいけませんけれども、実態把握ための年齢を下げます。4歳まで下げます。私はこれには、教職員も相当責任を感じたなと思うんです。普通は5年生から上ぐらいでやっておればそれでわかったというんだけども、それじゃだめだということでぐーっと落とします。教職員が今それをやっております。
 それからもう1点は、地域の遊びやスポーツを通じながら体力の向上を図るために、おうちやPTAなどに、授業の中に体を動かすことを、備え込んだような授業を展開してもらうようにお願いしております。それはPTAの方々も早く先取りしていただいて、今年度、もうそういう動きが見えております。
 それから御指摘の、家庭での親子のふれあい、取り組みなどについてでございますけども、第3の日曜日が「家庭の日」になっておりますけれども、この家庭の日というのが、お父さん、お母さんが忙しいということで棚上げされてしまっておりますけど、もう一遍、それを棚から下ろして、子供のために一緒に親子で野外に出ましょう、親子で軽スポーツをしましょうと。そのためには西部体育館、柳瀬方面にあるすばらしい運動施設、あれらはもったいないですね。あそこを大いに使うなり、あるいは、先ほどから出ております庄川の河川敷、あるいは鉢伏、牛岳、やることがいっぱいあります。それらに対してどのようにして出かけて行くのか、何で行くのか。親子でおにぎりを持っていくことがいかに効果があるかということも、これから御紹介していきたいと思っております。
 さらには、早寝・早起き。池田議員さんは、恐らく昭和の初めのころですから、早く起きろ、そして朝めし前に一仕事してこいと言われる、そういう時代に育っております。まさにそのとおりでございます。「早起きは三文の得」。そして、そのためには早く寝なきゃいけませんね。その生活習慣が、今、いろんな社会の激しさ、子供のためにはよくない情報がたくさん入ってくる関係でどうしても夜更かしになると。このことについては、学校で自分の生活時間帯というものをつくって、何時ごろになったら寝るんです。そうしたら、何時間寝るから何時に起きなきゃならんがですというきちんとしたスパンをつくってやって、それで、できたかできないかということを彼ら自身が丸をつけていく。それをやることによって自然に寝ましょうと。親もそれを見ていますから、「もう時間だから寝なさい」というふうにやっていかなきゃならない。家庭にお任せするといってもどうしても忘れがちになりますので、やはり学校から、そういう小さなガイドを出して、それに乗っかっていくような方法も大事かと思います。
 早く寝て早く起きるということは、県でも「とやまゲンキッズ作戦」というのがありまして、富山県の教育委員会が出しているんです。その中には生活の暮らし方が幾つか出ておるんです。その「とやまゲンキッズ作戦」というチラシなども使いながら、家で寝る時間を長くし、早く起きると、こういうことを大いに進めていかなければならんがでないかと思っております。
 それから3点目に、スポーツ教室の開催とスポーツ奨励賞の問題でございますが、現在、体育振興会や公民館、体育協会などがいろいろな面でスポーツ教室を開いております。これには、子供たちから高齢者までいろんな方が集まっておいでになっております。それによってスポーツ人口も増えております。中でも、最近といいますか、ここ4、5年前からニュースポーツというのが入ってきましたね。例えばペタンクなんかそうですね。昔はなかったスポーツです。そういうのを「ニュースポーツ」といいます。そういう手軽なスポーツができるんだということで、これを大いに広げていきたいと思っております。
 それからスポーツ奨励賞につきましては、県の教育委員会の方からスポーツ奨励賞というのが出ておるんです。「のびのび賞」「いきいき賞」「さわやか賞」「ほのぼの賞」というふうに小さな子供から高齢者まで順番に4つの部門から奨励賞が出ております。小学校の子供は今年は80人ぐらいもらいましたかね。これは、一つのことを丁寧にやった、ささいなことですけど長く時間を継続したというふうなところについて県の方から──こちらが推薦するんですけれども、それによって県の方からくるんです。
 それからスポーツ少年団も、これは砺波市の体育協会が、スポーツ少年団が県外大会に出たとか、そういう方に対しては優秀選手としてやっております。
 そこで御指摘の、砺波市としてそれをやればどうかということなんでございますけれども、スポーツというのは目に見えて、表に出ているところだけに光が当たっておるようですけれども、そうじゃなくて、それを支えた人、こつこつと進めた人についても、学校や地域の方と連絡調整をしながら、砺波市独特のスポーツ奨励賞というものを、ここではやるとは申し上げられませんけれども、そこの辺まで考えていく時代になったのかなと思って、前向きに検討させていただきたいと思っております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) 私からは、合併に関する地方交付税の関係についてお答えを申し上げたいと存じます。
 合併市町村に交付される地方交付税の額につきましては、当該市町村の合併が行われた日の属する年度及びこれに続く10カ年度につきましては、合併関係市町村がそのまま存続したものとして算定される交付税の合計額が保障されております。そしてまた、その後、5カ年度について保障額を段階的に縮減されるということになってございまして、合併市町村が合併によりまして、交付税上の不利益をこうむることのないように特例を設けておりますのは、議員御案内のとおりでございます。
 なおまた、合併特例債発行に伴う後年度の元利償還金につきましても、合併特例債償還費といたしまして基準財政需要額に加算されることになっております。県の補助金も含めまして、議員お見込みのとおり、制度は変わってはございません。
 なおまた、新市の財政計画についてでございますが、現在、策定の初歩的な段階にあるわけでございますが、交付税の推移について申し上げるならば、2004年度の地方自治体の財政運営の指針となる地方財政計画の総額が、新聞報道等によりますと、3年連続で前年度を下回る水準となる公算が極めて高くなっております。とりわけ、国の一般会計歳出の圧迫要因となっている地方交付税の縮減・圧縮について、予算編成方針にも明瞭に盛り込まれていることから、目下のところ全く不透明であるわけであります。
 なおまた、先ほど市長の答弁にございましたが、三位一体に伴う税源移譲に伴いまして、逆に交付税が結果として減少するという、そういったふうなことも一方にはあるわけでございます。したがいまして、数値として、目下のところお示しできるような状況にないことを、まず御理解を願いたいというふうに思うわけであります。
 具体的に申し上げますと、議員御案内のとおり、交付税の算定に伴う段階補正あるいは単位費用の中身については、まだ国の方から一切示されていないわけであります。
 なおまた、たばこ税で一部国から地方への移譲があるという報道がなされておりますが、当市の場合、約四千数百億から5,000億程度の移譲があるやに報道されておりますが、これを基本にいたしますと、先ほど市長が申し上げました、税といたしましては1億円程度の増収に相なります。ところが一方では、たばこ税は地方交付税の算定根拠の中に織り込まれる税目になってございますので、結果として、単純に想定すると25%分、逆に交付税の原資が減るということにも相なるわけでございまして、そういったふうな情報がまだ極めて不十分な状況でございますので、今回のところ数字で申し上げることは大変難しいというふうに思っておりますので、御理解を願いたいと思います。
 そこで、財政計画の作成に当たりましては、最終段階で、最も直近の条件づけを行いましてシミュレーションすることに相なろうかというふうに思っておりますので、あわせて御理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時48分 休憩

 午後 1時01分 再開

◯議長(石田君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番 齊藤源秋君。
  〔4番 齊藤源秋君 登壇〕

◯4番(齊藤君) お許しを得ましたので、通告に従い市政一般について2項目の点から質問と若干の要望をさせていただきます。
 1項目目に国際交流についてお尋ねします。
 まず、市制50周年を記念しての姉妹都市との友好交流についてであります。当市の国際交流事業は昭和55年に中国黒龍江省医院との医学友好交流から始まり、平成元年にトルコのヤロバ市と姉妹都市、平成3年中国の盤錦市と友好都市、平成4年にオランダのリッセ市と姉妹都市提携を結び、相互友好訪問や文化・技術等の交流が市民や関係機関と積極的に進められてきました。また、平成5年には、トルコ、中国、オランダの各国との友好交流協会が設立され、市民との交流の機会も増えたので、交流国への認識も高まってきております。
 さらに平成7年には、ボランティア登録制度が発足し、ホームステイや通訳の確保も進められ、外国人との交流も気軽に行われるなど、国際化に向けて急速に進展してきているように思われます。
 さて、来年は市制50周年の節目の年であります。国際交流事業に取り組んで以来、確実に国際化に対する市民の意識も浸透してきていることを受け、さらに友好交流が深まればと考えます。児童生徒の相互訪問交流の日数や参加人員増、作品交流等々のほか、当市を訪れられた友好都市の皆さんには余裕を持って学校訪問やホームステイをしてもらい、市民との交流の場を広げるなど、記念事業にふさわしい内容を企画すればと思います。来年の国際友好都市との交流内容及び今後の発展的な国際交流計画についてお尋ねします。
 次に、国際交流員の増員による国際理解教育の充実についてであります。
 年々、児童、生徒、幼児を含め、多くの市民の国際化に対する意識が向上してきていることを先に述べたことのほか、中学校では外国人の英語指導助手による外国語教育が充実してきたことと、平成4年から始められた当市独自の国際交流員による国際理解学習によって、幼児、児童も外国人と直接ふれあう機会ができ、外国の文化や歴史を学ぶとともに、外国語への親しみが増してきたためといわれております。
 過日、幼稚園の生活発表会で園児たちの「言葉あそび」が物の名前が英語で答えるなど、いろいろな英語言葉を楽しんでおりました。これは、国際交流員とのふれあいから園児自らの考えで家庭においても英語言葉を話すことが増えていると聞きました。国際交流員制度の設置から12年目を迎えてその成果も評価されており、正しい日本語を学ぶ上にも、幼少期に外国人の言葉による語りかけの体験は、生涯にわたって意義が大きく、国際理解や異文化理解に大きく進展するものと思っております。
 新市誕生を機会に、園や学校、地域への訪問回数を増やすことと、発達段階に応じたテキスト等による内容のさらなる充実を図るため、交流員の増員について要望するものであります。このことについての成果と現況及び今後への所見をお伺いいたします。
 次に、外国人労働者(研究生を含む)との友好交流についてであります。
 砺波市内における今年の外国人登録者は407人で、うちブラジル196人、中国113人、フィリピン38人、韓国・北朝鮮36人、アメリカ7人、ほか11人で16歳未満の男女が42人含まれ、5年前に比べると76人増加しております。
 気候風土や生活文化の異なる砺波での労働や研修にはいろいろと戸惑いもあろうかと思われます。もちろん受け入れ先の事業所等で行き届いた友好交流などが行われているものと思いますが、行政からもこの人たちと市民の友好交流の機会を増やすことによって、砺波市のすばらしい文化や歴史のほか、温かい人情を理解し合い、一層楽しく生活してもらうようにしなくてはならないと考えます。職場内や職場間交流のほか、地域行事への参加や外国人交流事業等によってお互いを理解して、不良行為や犯罪につながらない生活を送ってほしいと考えるからであります。特に少年少女たちは砺波の生活習慣に慣れていないので、学校や社会の生活に溶け込ませ、言葉の習得とともに好ましい友人関係を育て、彼らの持っている外国語の力、個性、国際感覚など異なっていることをお互いに理解し合うことも大切なことであります。
 現在、この人たちには、地域や学校などでどのような国際交流や理解活動が行われているのでしょうか。また、積極的な異文化の中での友好交流を実施する施策について市長の所見をお伺いします。
 2項目目には、農業問題についてお尋ねします。
 まず、今年の米の収穫量及び品質検査状況についてであります。
 米の上位等級比率が平成9年度より4年連続低下したため、栽培管理や技術指導の改善に取り組み、品質向上に努めたため、昨年は65%と一昨年の52%を上回る成果を上げ、さらに今年は生産者と関係機関が一体となって土づくりや田植え時期の繰り下げなどのきめ細かい栽培管理の徹底によって、おいしいとなみ米の生産に取り組まれてきたところであります。
 また、となみ米の安全性、信頼性の強化を図るため、米の栽培管理記録簿を記入し、おいしさとともに安全・安心を消費者に提供できる対策もとられてきました。しかし、今年は、7月中旬からの低温や日照不足の影響で、稲の登熟に被害があらわれ、富山県の作況指数は5年ぶりに「やや不良」と発表されたため、当市においても収穫量の増加や品質の向上に努めた結果、上位等級(1等)比率は約80%と昨年を大きく上回ることができたとのことでありますが、今後も収穫量の増加や品質の上位等級推進目標を95%以上として、引き続き関係機関と連携を図りながら、生産に努めると伺いましたが、今年の市内で生産された早生品種や主流のコシヒカリの収穫量と品質検査の結果、及び農家、関係機関が一体となって天候不順の中でどのような技術対策や指導が行われたきたのかお伺いします。
 次に、来年度からの米の生産調整への対応についてであります。
 来年4月より改正食料法が施行され、米の生産調整は順次農業者、農業団体が主役となる仕組みとなり、米の流通は消費者、市場を重視した制度へと転換することにより、需給と価格の安定には生産者の自己責任が重くなるような施策がとられると聞いております。このため、関係機関で地域水田農業ビジョンを考える中、特色ある産地づくりや担い手の育成など地域農業をどのようにしていくのか。売れる米づくりや畑作物の生産、販売目標をどこに置くのか。産地づくり推進交付金を受ける要件となっているかなめのビジョンの産地づくり体系について協議が重ねられ、素案が作成されたと伺いましたが、その概要についてお伺いします。
 また、来年度の米生産目標数量について、農林水産省が11月末に今年と同水準の857万トン、生産調整面積に換算して106万ヘクタールと決定し、富山県分は今年と比べて650トン多い20万8,050トンと発表しております。近日中に本県分の目標数量を各市町村に配分されると思われますが、今年までのつくらない水田面積の配分から米をつくる数量の配分、すなわち数量と面積の配分へ転換を図ることとし、農業者へは数量と面積の両方を配分して、面積で確認すると聞いております。当市分の生産数量を各地区に配分するに当たって、庄川右岸地域の土壌や栽培環境によって10アール当たりの収穫量が少ない箇所が多くあります。そのことを考慮し、調整割合も市内各地に均等配分するのではなく、地域の実態に基づいた傾斜配分による生産目標数量とすべきと思いますが、当局の考えについてお伺いします。
 次に、早生品種「てんたかく」の作付拡大についてであります。
 今年、砺波市内に栽培されたうるち米のうち、コシヒカリが26万7,152アール、パーセントにして89.4%、ハナエチゼンが2万1,741アール、7.3%、日本晴その他が9,844アール、3.3%となっておりますが、庄川右岸地域で栽培された早生品種は、8.6%に達しております。また、今年の政府買い入れ価格は1等米60キロ当たり1類のコシヒカリで1万4,148円、3類のハナエチゼンで1万3,748円、5類の日本晴は1万2,998円となっており、品種による価格に格差もあります。庄川右岸の地域では、早生品種の栽培は欠くことのできない品種で、毎年かなり栽培されてきております。この品種は、本県でハナエチゼンとひとめぼれを交配し育成したもので、味もすぐれているので、奨励品種に採用され、来年度から栽培面積も増やしたいと聞いております。
 私は、県産の早生品種として消費者の評価を高めるためにも、品質向上に努め、2類への位置づけなどにより価格の安定にも力を入れ、コシヒカリに次ぐブランド米に育てるよう、生産農家への技術指導に努めなければならないと考えています。この品種の特徴と来年度へ向けての栽培面積拡大や、農家への技術指導の計画等についてお伺いし、市当局の答弁を期待して一般質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 齊藤議員にお答えいたします。
 まず、国際交流について市制50周年を記念しての姉妹都市との交流についてでございます。
 いろいろ御意見も賜りました。参考にさせていただきたいと思いますが、明年は御存じのように市制50周年でございます。市といたしましては、これまでおつき合いをしてまいりました各都市の代表者を招いてお祝いをいたしたいと思います。
 具体的には、式典ではなくてチューリップフェア、市制50周年という記念フェアとして開催をいたしたいと思いますので、その時期にそれぞれ交流いたしておりますヤロバ市であったり、リッセ市であったり、あるいは盤錦市の皆さんを御招待をいたして、にぎやかなチューリップフェアにいたしたいと、このように思っております。
 なお、これまで交流をしておりましたカナディアン・チューリップフェスティバル、それからアメリカのスカジットバレー・チューリップフェスティバル、これらの代表者の皆さんにも呼びかけてみたいと、このように思っております。
 なお、病院もほぼ完成いたしますので、院長とはまだ協議しておりませんけれども、黒龍江省医院の皆さんにも呼びかけて、関係する皆さんにお集まりいただければ、大変にぎやかになるし、印象深い開会式になるのではないか、こんなことを実は思っておるわけでございます。
 なお、この機会に議員さんはもちろんのことでありますが、友好協会がございますので、友好協会の皆さんやあるいは東京砺波会それから近畿砺波会ということで、それぞれ都市で頑張っていただいている皆さんがございますので、せめて役員の皆さんにも出席していただいて、交流の輪が広がるような、こんなことを考えてみたいとこのように思っておるわけでございます。
 なお、国際交流計画につきましては、来年はオランダ・リッセ市に中学生と引率者を派遣することにいたしております。
 なおまた、オランダ友好交流協会の皆さんが第4回になりますけれども、オランダ友好交流団を組織をして、5月に市民参加を呼びかけられまして、交流計画を進められております。支援をしてまいりたいと、このように思っております。
 なお、中国・盤錦市との交流につきましては、盤錦市が市制20周年という節目に当たるようでございます。この20周年のお祝いに参加する計画の準備をいたしておるところでございます。また、日本文化の理解を深めるために、盤錦市の児童図書館、日本語の児童図書なども寄附する計画もございますので、市民の皆さんの御協力を呼びかけたいと思っておるところでございます。
 なお、中国・黒龍江省医院との友好交流については、SARSの問題もございまして、ちょっと中断をいたしておりますが、医学研修生の受け入れもいたしておるところでございます。
 私は、このような姉妹都市交流というのは、ただ単におつき合いという意味ではなくて、一地方自治体でございますけれども、世界平和の貢献の一助になるんではないか。市民にもそういう気持ちになっていただければと思います。外国から来られた、交流する、あるいはパーティをする、そういう意味の中に、私は世界平和の貢献する一助になっているんではないかという認識を市民が持っていただければありがたいと思いますので、これからも進めさせていただきたいと思っております。
 ついては、国際交流員の増員というお話がございました。外国青年招致事業として英語指導助手が来ておられます。随分人気があるようで、いい授業もされておるようでございます。そしてなお国際交流員は市に1人配置をしておるわけです。随分忙しそうであります。人気がございますので、あっちにもこっちにもということで出張っておるわけでありますが、小学校7校ございます。それから幼稚園、保育所もございますが、それぞれそこへ出向いておるわけでございまして、相当の回数をこなしております。ついてはハードスケジュールでございますが、頑張るようにお願いをいたしておるわけでございます。
 お話にもございましたように、国際交流員の派遣というのは、英語教育そのものよりも、お話にもありましたように、英語に慣れ親しむことが何より大切だと私は思っております。そして、その機会に外国の文化であったり、歴史であったり、言語であったり、そういったものに小さいときからかかわるということになるのではないか、このように思うところでございます。
 身近にも、今週はアメリカ、来週は台湾ということで──今、輸入、輸出が多い時代でございます。従来は商社マンという時代でございましたが、直接中小企業の皆さんが行かれるという時代でございます。そのことを考えるときに、小さいときから英語、今は国際語になっておりますけれども、英語に慣れ親しむということは大変有意義なことだと思います。ぜひそういう意味での、おっしゃるような気持ちで進めさせていただきたいと思いますが、英語指導のALTについては、さらにそれぞれ時間的な配当をしておりますけれども、小学校の方まで回りません。庄東の方は1校でございますので、おつき合いをさせていただいてやっておられるようでございますが、庄西部分については、小学校まで手が回っていないところでございます。
 おっしゃるように、このような重要なことですから、幼少の時代に英語に慣れ親しむという意味からいいますと、正式な任命でなくてもワークシェアリング方式で適当な方がおられれば、毎日でなくてもある程度協力してやろうかという形でボランティアというのは失礼でしょうか、そういう意味で協力しようという方がおられるならばお願いをして、齊藤議員さんがおっしゃるような体制をつくっていきたいと、このように実は思っておるわけでございます。
 それから、外国人との交流でありますが、従来いろいろ市民からの提案もございまして、外国人労働者の友好交流については、今確かに多いんですね。11月末現在で469人、4月から62人も増になっております。ついては砺波市に溶け込んでいただく、行政としては何ができるかということで、従来から中国の方やブラジルの方の心配もございまして、国際アドバイザーという形で、月曜日でございますけれども生活相談などをしていただいております。
 それから、交流については、「国際交流のつどいin砺波」ということで実行委員会を組織していただいて開催をいたしております。ただし、企業の関係もあるんでしょうか、あまり参加が多くありません。こちらの方は通訳さんも配置をして待っておるわけですが、企業の方が送ってくれないのか、そういうPRが届いていないのか、どこかが何かあるんじゃないかと思いますが、今年も計画しております。ぜひ参画していただいて、砺波市を知ってもらうということ、そして交流をすることによって自分たちの励みにもなるし、砺波市の理解にも私は通ずると思いますので、皆さんの御協力をいただいて、「国際交流のつどいin砺波」を成功させていきたい、このように思っておるところでございます。
 なおまた、これだけの外国人がおられますから、小学校や中学校の入学もあるわけでございますが、先生方も大変だと思います。ぜひこのことも先生方にも御理解いただいて、教育の部面についても協力をしていただければ、なおさらに砺波のPRになりますし、逆に自分の第二の故郷みたいな感じになっていただくならば、先ほど申しましたように、国際平和という意味でのプラス要因になるんではないか、こんなことを思って、おっしゃる意見等を拝聴いたしましたので、今後このことについては意を用いて対処してまいりたいと、このように思っておるところでございます。
 農業問題につきましては産業建設部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 齊藤議員さんの農業問題についての、最初に今年の米の収穫量と品質検査状況について答弁をいたします。
 今年は、7月下旬以降の日照不足と天候不良によりまして、平成5年以来の不作となったところであり、議員御指摘のように富山県西部では、「やや不良」の作況指数が96でありました。また収量は506キログラムと発表されたところでございます。
 次に、米の品質につきましては、となみ野米に対する信頼性や市場評価の低下を招かぬよう、土づくりの推進、穂肥や水管理、適期刈り取り、乾燥における初期通風と低目の温度設定などの適正な指導を実施するとともに、米選別機の網目1.9ミリへの指導徹底から、市内の上位等級比率は約80%となり、5年連続しての品質低下に歯どめがかかったところでございます。
 しかしながら、早生品種においては、カメムシによる斑点米が多発し、等級の格下げの要因となったところでございます。
 参考までに、富山農政事務所が11月末現在の県産コシヒカリの検査結果を12月12日に発表し、1等比率は82.2%でありました。来年度は土づくりや田植え時期の遅植えの実施や農薬の散布時期や回数について、きめ細かな指導を実施し、斑点米の発生を最小限にするため関係機関とともに品質向上に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
 続いて、次年度からの米生産調整への対応について答弁をいたします。
 12月9日の新聞発表でも御存じのように、亀井農林水産大臣は食料・農業・農村政策審議会に「新たな農政の基本計画」を諮問し、今までのばらまき型補助金の見直しや食糧自給率の目標値、農地制度の改正を議論するとのことであります。
 国は、平成22年をめどに、地域自らの発想に基づき、農業者、農業者団体が主役となったシステムの構築として、米政策改革大綱を掲げ、来年度からは米の生産数量配分に転換されるわけであります。しかしながら、県よりの枠配分につきましては12月18日と聞いております。市では、関係者や関係機関でつくるプロジェクトチームでできるところから検討しているところであります。
 まず、産地づくり交付金につきましては、一般作物として大麦、大豆、飼料作物とし、また、特産振興作物としては球根、白ネギ、里芋など県、市の重点作物とし、地力増進作物と調整水田に体系分類し、交付金の概略レベルを素案として地区水田農業推進協議会に諮っていただいたところであります。
 次に、米をつくる数量の配分につきましては、地域の収量、機械作業の効率性、生産調整作物の要件などを勘案し、中山間地に限定して考慮することを検討しているところでございます。
 また、これからの砺波市の農業について、地域の特色を生かした作物生産、販売、担い手、水田活用などの将来方向を示す地域水田農業ビジョンについても検討しています。12月中には中間報告をしたいと考えております。
 今後も、農業関係機関や第三者機関と協議しながら、今年度中に地域水田農業ビジョンを策定したいと考えています。
 次に、早生品種「てんたかく」の作付拡大について答弁をいたします。
 県が育成いたしました早生品種「てんたかく」につきましては、県の奨励品種として11月に採用されたところでございます。「てんたかく」の特徴につきましては、栽培試験の結果、低温、高温年とも品質や食味が安定して、よいことが実証されるとともに、耐倒伏性が強く、収量においても、従来のハナエチゼン並みに高く、消費者からも高い評価が得られたものであります。
 また、本年度の早生作付面積は、議員御指摘のとおり217ヘクタールであり、来年からは、「てんたかく」の作付を奨励品種として強く推進してまいりたいと考えております。
 また、高品質な米の生産を行うため、病害虫防除など技術指導の徹底を図ることについて、関係機関、団体と十分連携して取り組んでまいりたいと考えております。
 今後、「てんたかく」を広く認知してもらい、消費拡大を図っていくため、農業団体と一体となって、県内外の消費者に対して積極的に県とともにPRしていきたいと考えております。
 また、米政策改革大綱に基づく新たな米政策においては、需要に応じた売れる米づくりを進めることが喫緊の課題であり、「てんたかく」をコシヒカリとともに本市を代表するブランド米として積極的に普及してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 3番 柴田 智君。
  〔3番 柴田 智君 登壇〕

◯3番(柴田君) お許しをいただきましたので、3項目にわたり市政一般について質問と若干の要望をさせていただきます。
 景観条例の取り組みにつきましては、富山県は昨年、富山県景観条例と富山県景観条例施行規則を、今年には景観づくり基本方針策定をいたしました。私たちのふるさと富山県は、山、川、平野、海が一望できる環境下にあり、雪を頂く雄大な立山連峰、緑豊かな砺波平野の散居村、世界遺産にも登録された五箇山の合掌造り集落など、日本有数の景観地域であります。先人たちはこの豊かな環境のもとで暮らし、営みを行い、歴史や文化を受け継ぎ、さらに新しい文化を取り入れながら地域の魅力を見出しました。郷土への愛着は県民共有の貴重な財産であり、景観づくりに携わる県、市町村、県民、事業者などが連携し、たゆみない努力の積み重ねを呼びかけることで公布されました。
 砺波市の現状では、住宅地の造成などによる都市化の進展や住環境の変化により、屋敷林が減少することで散居景観が少しずつ失われようとしております。商業地帯におきましては、大型店舗の原色を使った人の目を誘う外壁、住宅地におきましても、瓦屋根や外壁の色彩など目を奪われるような物件が多々あります。
 現状においては、県の景観条例による規制が行われていますが、現在、砺波市花と緑のまちづくり条例では到底規制のできるものではありません。
 以上のことを踏まえ、4点について市長にお伺いをいたします。
 1つには、散居景観の保全を含め、屋敷林維持管理として枝打ち費用を年間何件程度必要とみておられるのか。住民協定の制度である地域の景観をよりよくしていくためには、地域の人たちが中心となって、その地域の景観をどのようにしていくか自ら考え、目標を定め取り組んでいく自治会、町内会への皆さんへの支援として景観アドバイザーの派遣や、特に景観づくり事業補助金制度についての情報の取り組みについてお伺いいたします。
 1.砺波市花と緑のまちづくり条例公布から10年が経過し、周囲の環境も少しずつ変化し、条例の強化も考えられると思います。新市にこの条例も引き継がれるように聞いておりますが、砺波市として景観条例の策定についての取り組みをお伺いいたします。
 1.景観づくり重点地域として屋敷林に囲まれたアズマダチ、マエナガレの家屋集落を面として指定し、住民の協力を得ながら次世代に引き継ぐ考えも必要ではないでしょうか、お伺いいたします。
 1.林・高波地区における山王川、新又川、岸渡川の一級河川の改修作業の要望が急がれておりますが、水を使ったふるさと景観づくりの水に親しむ施設の整備として位置づけ、事業ができるのかお伺いいたします。
 次に、2項目目といたしまして、ケーブルテレビについてお伺いいたします。
 現在、砺波市内では、市町村合併推進キャンペーンとして、ケーブルテレビ加入推進が行われております。平成15年10月31日現在、加入率はTSTエリアが32.8%、広域圏エリアが29.6%、合計31.5%と加入率が上がってきておりますが、現状といたしまして、無視聴覚地域の解消と災害情報や行政情報を見てもらうために財政を投入してまいりました。しかし、行政放送は多チャンネルが同時についているため、現行では月額3,000円、年間3万6,000円を出し情報を得ております。
 市民の中には、災害情報と行政情報を含む地上波12チャンネルだけでよいという方もいらっしゃいます。また、多チャンネル、スターチャンネルを見なければ物足りないという人もいらっしゃいます。このように2通りとなり、現在のように見たいものを見るときは相手方と契約を結び見る方法と、ベーシック方式をとり、2チャンネル、5チャンネルの行政放送だけを見る方式になるのではないでしょうか。
 ベーシック方式では、全国的に料金は800円から1,000円と聞いております。私は、もっと入りやすいベーシックを基盤に加入していただき、インターネット等を取りつけるなり、基本料金の引き下げを行い、現在の加入率を60から70%に引き上げ、現在の2チャンネルを独立して、庄川町と砺波市との合併時には多少設備費がかかると思われますが、市役所にあるヘッドに放送局をつくり、合併すれば21地区となり、庄川町と砺波市がお互いに理解するため、地区だよりの充実と行政情報を今の1時間ではなく2時間枠にし、災害情報はテロップで情報を流すなど、地域住民参加による情報づくりが求められているのではないでしょうか。
 インターネットの加入者に対しPRとしては、現在IP電話の無料配布等が行われております。これにつきましては、県内8局でつくるケーブルホン富山は、県内のインターネットワーク接続加入者との電話料が無料になるとか、IP電話で全国から電話がかかる場合は3分8円と低額料金になるなど、メリットを市民に情報提供し、加入の促進につながるのではないでしょうか。
 次に、砺波広域圏で2市が誕生した場合、ケーブルテレビ施設負担金はどのようになるのでしょうか。現在、施設整備管理費など平成14年度は2,235万3,000円、平成15年度は2,241万8,000円、施設の償還は平成12年度から平成26年度までであり、平成15年度がピークとなっております。コミュニティー特別分担金5チャンネルの放送では、平成14年度536万6,000円、平成15年度508万8,000円となっております。
 来年11月の合併で砺波広域圏内で2市の枠が誕生することになっていますが、放送時間をどのように考えていらっしゃるのか。現在では砺波市が1時間、福野町が30分、福光町が30分となっております。庄川町と合併すると21地区となり、現在のような時間では十分に地区紹介もできないのではないでしょうか。現在の1時間より長くするか、1週間単位の番組編成から3、4日程度で番組を更新していくようなことも検討していかなければならないのではないでしょうか。
 合併により、専門職員の配置や専用スタジオの配置につきましては、合併特例債などを取り入れていただいて、施設の整備に当たっていただきたいと思いますが、いかがなものでしょうか。
 それから、現在の地区紹介などにより、砺波市と庄川町の住民の相互理解がより深まると思われます。それには砺波市、及び庄川町でのケーブルテレビ加入率の向上が求められております。10月から半年期間限定で加入料半額のキャンペーンが行われていますが、効果はどのようですか。もっと思い切ったインパクトのある取り組みが図られないか。例えば加入料の無料、現在加入者に対しては、加入料相当の月額使用料の免除など、地上波のデジタル放送への対応と新規加入者への取り組みについてお考えをお伺いいたします。
 3項目は、市制50周年チューリップフェアについてお伺いいたします。
 砺波市最大の観光イベントであるチューリップフェアは、昭和27年、県の試験ほ場でスタートいたしました。今年で第52回を数え、半世紀の歴史を重ねてまいりました。その間、各時代に即した企画が行われ、今日では全国より32万から33万人の観光客が訪れるようになりました。そしてまた順調に発展してまいりました。
 イベントでありますが、プレイベントからフェアへと日数も15日間程度となり、入場者数も天候に大きく左右され、主催者としてフェア最終までいかに花をもたせるか、管理面で多くの手法をもって努力されておられます。近年はバスツアーの団体客が多く見受けられますので、エージェントへの働きかけが大変重要となってまいりました。市内のチューリップ畑は4月中旬から開花し、見ごろを迎えることから、観光客からの要望の高い大型観光ほ場や分散会場へのシャトルバス運行で連絡することもあります。場内の花を楽しむ内容を重視しながら、美術館、四季彩館への常設展示にも足を向けさせるような作品を展示するなど、雨天のことも考える必要があるのではないでしょうか。県の御協力も得ながら、エレガガーデンではガーデニングの教室を開講してもらい、花に興味を持っておられる観光客に少ない経費で楽しんでもらう方法等、展示や催事のマンネリ化防止を図るために多くのボランティアを求め、市民が支え合ってチューリップフェアに市民が友人、親戚、知人に砺波のチューリップフェアを見にこられと言えるフェアになるよう、今年の反省点を踏まえ、市制50周年にふさわしい元気なフェアの開催をお伺いし、私の質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 柴田智議員にお答えいたします。
 まず、景観条例についての提案等についてであります。
 このことにつきましては、先に高田議員、あるいは飯田議員などからも提案のあったところでございます。ついては、今回、富山県景観条例ができましたので、この概要とあわせて考え方を申し上げたいと思っております。
 今、柴田議員も述べられたように、富山県はすばらしい立山連峰、砺波平野に広がる散居村、このすぐれた景観保全を図りたい。そして「水と緑といのちが輝く美しい県土の形成に資する」と、このように今年の4月に景観条例が施行されたわけであります。
 この中で、地域の景観をよりよくしていくためには、まず地域の住民が中心になってその地域の景観をどうしていくか、自ら考えて自ら取り組む、そういう姿勢になっておるわけでございます。これを景観づくり住民協定、このような制度になっていることにつきましては、御承知だろうと思います。そして、県民には十分このことをPRをして、理解をしていただくということになっておるわけでございます。
 さて、住民協定を結ぶに当たりましては、専門家のアドバイスなどが必要な場合には、アドバイザーの派遣制度も盛られておるわけでございます。ついては、これらの施策についての補助制度も盛られておるわけでございます。
 なお、この補助制度につきましては、県だけではございません。市町村も一枚加わって補助しろと、こうなっております。いわゆるメニューに従いまして砺波市もそういう協定があってやりたいと、こういうことになりますと、私どももそれに参画することになっています。近ごろ、富山県は何でも市町村に半分出せと、こういう時代でございます。ただし、いいことですから、私どももそれに乗っかっていくということになろうかと思います。
 したがいまして、県条例はそれぞれ市町村に負担を求めておりますので、条例の制定をしなくても、柴田議員がおっしゃる意向に沿って進めていくものと、このように思っております。改めて砺波市だけの景観条例を制定しなくても、花と緑のまちづくり条例や、先般、環境基本計画を話し合いでできておりますので、これらの趣旨に沿った形でこのすばらしい農村環境を守ることができると、このように理解をしておりますので、あえて条例の制定はいたしません。
 次に、質問の屋敷林の維持管理については、田園空間整備事業砺波地区推進協議会を構成しております。各自治体と県による散居景観保全により、枝打ちの費用や補助金を交付することになっております。これらにつきましても、先ほど申しましたように、地域との協定というのが原則でございます。それらの屋敷林の育成にかかる費用、それから活動する費用等々についても補助を行うことになっておるわけでございます。
 ついては、今申しましたように、県知事と地域づくり協定を結ぶ必要がございます。この協定は自治会や常会、まとまりのある地区を単位として、3分の2の皆さんの同意、20戸以上の参加があるという条件になっております。そこで、本年度の例を挙げますと、この協定を結んでいる団体は現在申請中のものを含めまして、砺波市では36団体ございます。そのうち、補助金の申請が24件ございます。いずれも枝打ちに関する補助金の交付申請でございます。補助金の金額を合わせますと302万2,000円、来年度の見通しとしては、ほぼ同様の申請があるんではないかと、このように今計画をいたしておるところでございます。なお、そのようなことで、ある程度の啓発がそれぞれ進んでおるのでないか、このように思っておるところでございます。
 なお、これらにつきましては、さらにPRをして、おっしゃるような趣旨でカイニョ等を守っていただきたい、このように思っておる次第でございます。
 次に、景観の重点地域づくりをしたらどうかという提案であります。それもそのとおりでしょう。今、アズマダチ、マエナガレがございますが、それぞれ建築年数も大分たちました。リフォームが必要になった時代でございます。ただ残念なことに、今の若い人たちは住みにくいということで、せっかくのアズマダチ等についてはつぶされる経緯が多分にあるわけであります。それでは、歴史的、文化的な景観が守られませんので、今、新しく融資制度、おかげさまで住宅金融公庫もこの制度に乗っかってくれました。歴史や文化継承住宅融資を考えていただいて、何人かの皆さんがこれらをお使いになって先祖からのすばらしい文化的な住宅を保存をされていることをありがたく思っておりますし、このことについても、これからもPRをしてまいりたいと、このように思っておるわけでございます。
 なお、重点地域となりまと、一つの制限を加えるわけです。20戸、30戸、県が言うのは多くの30戸、20戸以上ですから、地域の3分の2以上が協定を結ぶわけですから、その皆さんが重点地域になりますと、あれもするな、これもするな、カラートタンも張るなということになります。そんなことになりますと、財産の制限になります。先ほどもありましたように、自家発電等太陽光による設置なども、指定としてはおもしろくなくなる。そういうことになりますと、財産の制限をすることになりますので、重点地域をやるのはどうかと。私はなかなか指定は困難だと、このように思っております。
 いずれにしても、柴田議員のおっしゃる趣旨からいいますと、地域の皆さんが協定をして、話し合いでいい環境を守ろうという認識がまず何より大切ではないかと、このように思っておりますので、おっしゃるような意味での重点地域づくりはしたくないと、このように思っております。
 次に、北部地区における一級河川の水に親しむ施設の整備についてでございます。
 平成14年度から農林水産省におきまして国営庄川左岸地区直轄調査によりまして、庄川左岸地域の用排水対策について今計画をされておるところでございます。21世紀は「環境の時代」と、このように言われております。したがいまして、従来の三方コンクリート──幹線水路でございますが、これらにつきましては批判のあるところでございます。地球環境の立場からいっても、このことを幾何学的なすーっといくのではなく、もう少し潤いのある田園空間にマッチしたそういう水路があればというのは、だれしも近ごろ考えておるところでございます。
 ただ、一級河川になりますと、今の川幅の3倍ぐらいにしなきゃならない。用地の問題、コンクリートの石積みという話、もちろん底張りについては、近ごろあまりよく言われません。やはり地下浸透させることが大事であるとおっしゃっておられますから、そうしますと用地の問題、補償の問題、工事の拡大の問題、そこで農家負担がどうなるか。仮に農家負担が増大すると、これは窮地だと思う。できないと思う。そこで、県あたりはどう言っているかといいますと、市町村に負担してくれという言い方を近ごろしている。県営事業でありますけれども、市町村も一枚加われと、こういうことになると、財政の厳しい折に補助金を出すというのはまた厳しいことになります。大変難しいんですが、ただしその思想を酌んで、一歩ずつでも21世紀にかかってもいいから──21世紀になっていますけれども、ずっと将来にわたってもいいから、少しずつそういう気持ちでやればということで思っております。
 つきましては、今、若林口用水で田園ミュージアム前にそういう池を掘ろうというのはそういうことです。そういう意味で掘って地下浸透もする、それからビオトープにもなる、ホタルもすめる。環境としてはいいということになりますので、そういうものを少しずつ拠点的にやって、理想は理想でありますけれども、そのようなことを今思っております。経費負担等を考えますときに、大変難しいと思います。おっしゃるように河川も公園の一つだと、理屈はそのとおりなんです。ここに用水の理事長さんもおられますけれども、大変だと思う。公園化という気持ちはわかりますけれども、なかなかこれに対応できるような財源というのは見つからないということで、今は、私どもは国営防災型でやってくださいと。農家負担、団体の負担を少なくして、そのように環境を守る河川にしてほしいと、こんなことを思っております。
 県はこの間から「高い志」と書いて、ここは「越中高志の国」ですから、それをもじった造語で「高志き豊かな川づくり事業」ということを始めました。気持ちは先ほど言いましたような観点で県が考え出したと思いますが、思想を大事にして一歩一歩いい川を守る、いい川をつくるということに立っていけばよいのではないか。その趣旨には賛成しますけれども、なかなか困難性があるということを申し上げて答弁といたしたいと思います。
 その他につきましては、助役、総務部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 柴田智議員の質問の中のチューリップフェアについて御答弁を申し上げます。
 本年の第52回となみチューリップフェアは総入場者数31万3,000人でございました。昨年の30万7,000人よりも6,000人ほど増加をいたしております。来年のチューリップフェアは市制50周年の節目に当たることから、今まで以上に内容を充実させ、多くのお客様にお越しいただけるよう、今年のフェア会場で行ったアンケートの集積結果や、あるいはボランティア活動の皆さんからいろんな御意見をいただきましたので、それを参考に準備を進めておるところでございます。
 それから、チューリップフェアのPR活動といたしましては、従来からも行っておりますけれども、団体客を取り扱う関東エリアを初めといたしまして、関西あるいは中京等のエージェントへの働きかけも行っております。既に10月中旬よりチューリップフェアを中心とした北陸地方の旅行プランも計画していただくよう、県の東京事務所の協力も得ながらアピールをしておるところでございます。
 また、大型観光ほ場につきましては、砺波市球根組合の御協力を得まして、新たに庄下地内に、2.2ヘクタールほどのほ場を用意をいたしております。さらに若林地内におきましては、1ヘクタールの原種のほ場でございますが、これも作付を完了いたしております。
 それから、大型観光ほ場や中心市街地のタピ・ドゥ・フルー会場へのシャトルバスの運行も計画をしておるところでございます。
 それから、議員御提案の雨天対策でございますが、これも兼ねまして、四季彩館での展示の一層の充実を企画をいたしております。具体的内容といたしましては、地元で品種改良されたチューリップ品種でございますけれども、農林1号から農林24号までございますけれども、これの全品種を展示する予定にしております。チューリップの切花会場も変更いたしたいと思っております。あわせて富山県産の品種の優位性を紹介し、これも流通拡大につなげたいと思っておるところでございます。
 それから、今年大変好評でありましたお祭りシリーズでございますけれども、来年はとなみ夜高、それと富山県の代表民謡である麦屋やおわら等も取り入れながら、エレガガーデンとともに趣向を凝らした催しを計画をいたしております。
 それから、来年のフェア期間中には、美術館におきまして「日本画対洋画」という企画をしております。郷土資料館におきましては、「砺波市50年のあゆみ展」も計画しております。文化会館におきましては、となみ野バンドクリニックと砺波子供歌舞伎、富山の民謡等も計画をいたしております。
 先ほども市長が答弁に申しましたように、フェアの前夜祭並びに開会式には、市制50周年の招待者といたしまして、海外からの友好都市、国内のフラワー都市交流の方々、県人会の皆さん方との交流も深めてまいりたいというふうに考えております。
 それから、多くの市民やボランティアが支え合うチューリップフェアという御提言でございます。市の職員並びに生産者を初めといたしまして、市民参加型のチューリップフェアに取り組んでおるところでございます。
 来年も市内全小学校の2、3年生によるフラワーロードの球根も既に植え込みを終わっております。
 それから、市の球根組合が持ち寄った球根の装飾用のプランターへの植え込み作業も終わっております。今後は、参加いただく各種団体の積極的な取り組みにより、多くの市民の方々がチューリップフェアに携わっていただけるよう、これからもボランティアの募集を行ってまいりたいと思っております。
 それから、今年は柴田議員におかれましてもボランティアに参加いただきましたが、ありがとうございました。ぜひとも来年も引き続き参加いただければありがたいと思っております。よろしくお願いします。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) 私からは、ケーブルテレビ関係についてお答えを申し上げたいと存じます。
 まず、合併後の番組制作の考え方等についてでございます。
 現在、砺波市におきましては、ケーブルテレビを活用いたしましての情報提供は平成11年度に砺波広域圏事務組合が整備をいたしました行政チャンネル2チャンネルを活用いたしまして、砺波市コミュニティ番組を1回1時間、1日10回、金曜日から木曜日の1週間を単位として放送いたしておりますことは、議員御承知のとおりでございます。
 この番組につきましては、行政情報を市民に提供する行政情報30分、そして地域コミュニケーションの活性化を目的として市民が制作に参画をし、地域の情報を提供する地区だより30分で構成いたしております。特に地区特派員の皆さんのお力添えによりまして、地区だよりは市民から大変御好評をいただいているというふうに承っているところでございます。
 なおまた、同じ2チャンネルを活用いたしまして、福野町が30分、福光町が30分、それぞれ番組を放送され、砺波市と合わせまして2時間で1サイクルの放送が行われているものでございます。来年11月の市町村合併によりまして新市に番組を引き継ぐことになるわけでございますが、放送時間の延長につきましては、南砺市との番組構成上の調整が必要に相なるわけでございまして、しばらくの間は現行のままで放送することに相なるものというふうに認識をいたしております。
 また、合併後の現庄川町区域を含めた地区だよりの放送を想定した場合に、地区数の増加により、現行の放送時間枠では十分な地区紹介ができないのではないかという御心配をいただき、放送期間の短縮等について御提案をいただいたわけであります。このことについて1年を通して見てみますと、総合的な調整によりまして何とか対応できるものというふうに現状では認識をいたしております。
 なおまた、専門職員の配置、あるいは専用スタジオの設置につきましては、費用対効果の観点からしばらく検討させていただきたいというふうに考えております。
 次に、加入促進について申し上げたいと存じます。
 御存じのとおり10月1日からケーブルテレビ加入促進キャンペーンを実施させていただいております。おかげさまをもちまして、11月末までの2カ月間で235世帯の加入増、結果として市全体では実施前に比べまして2.1ポイントアップの32%の加入率と相なったところでございます。
 そこで、加入増対策として、ベーシック方式を取り入れてはという御提案をいただいたわけであります。調べてみますと、県内で14のケーブルテレビのうち、新川ケーブルなど3社が12チャンネルに限定したベーシック方式いわゆる割り引き方式といわれる方式を取り入れているようでございます。
 ちなみに新川テレビにおきましては加入率63%で、そのうち66%が利用率1,000円の割り引きコースに加入していると聞き及んでおります。加入率アップの方策の一つとしては有効な手段だというふうに認識はいたしております。ただ、割り引きコースへ移行することによりまして、事業の採算性の悪化を招く危険性があるという点がございますので、目下のところ導入には慎重にならざるを得ないというふうに考えているところでございます。
 次に、IP電話による加入率の向上についての御提案をいただいております。
 現在、市民へのPRにつきましては、IP電話、インターネット、コミュニティー番組の案内など一括をいたしまして情報提供をさせていただいております。10月からIP電話から一般電話へ、そして12月からは携帯電話への接続も可能となったところでございます。ただ、IP電話につきましては電話帳がなく、また特定の人との電話に限定をされ、現行の電話との併用がどうしても必要になるという現状でございますので、目下のところ、強力な要素にはなりにくいのではないかというふうに想定をいたしております。
 また、デジタル放送への今後の対応についてでございますが、富山県ケーブルテレビ協議会におきまして、県内各社共同で現在検討中であるというふうに伺っております。
 また、加入料の無料化、あるいは使用料の減額等、思い切った対応をすることで加入率の促進をという御提案もいただいたわけでありますが、御存じのとおり、当地区エリアの6割を占めるTSTとの調整が必要となったり、あるいは会計上、砺波広域圏事務組合で所管をしているというようなことでもございますので、目下のところ、現行の取り組みを強化いたしまして、成果が上がるように関係機関と調整を図っていきたいというふうに考えております。
 いずれにいたしましても、ケーブルテレビ事業の収支をまず黒字基調にすることが当面の課題ではないかというふうに認識をいたしております。そこで、今回御提言をいただきましたその趣旨を尊重いたしまして、今後とも、地区特派員の皆さんや広域圏事務組合等関係機関と協議を重ねてまいりながら所期の目標を達してまいりたいというふうに考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 2番 林 忠男君。
  〔2番 林 忠男君 登壇〕

◯2番(林君) 通告に従いまして、順次質問をいたします。
 まず初めに、入浴施設の衛生管理についてでございます。
 厚生労働省による入浴施設に対する緊急点検結果で、約6割の施設が浴槽の清掃や消毒が不徹底などと衛生管理の不備が指摘されています。
 細菌検査を行った施設の約17%からレジオネラ菌が検出されました。レジオネラ菌は比較的最近発見された呼吸器感染症を起こす病原菌で、潜伏期間は数日から1週間であり、健康な大人はほとんど心配はないが、高齢者や乳幼児、病人が感染すると肺炎につながり、高熱や呼吸困難、意識障害を起こし生命の危険を伴います。
 病気の原因については空調設備などと思われ、入浴中に気分が悪くなっておぼれたり、お湯を飲んでなったりする例もあるようです。菌は20~50℃で繁殖し、36℃前後が最も増殖すると言われております。要するに菌に汚染された水が呼吸器系に入って肺炎を引き起こすわけで、厚生労働省は公衆浴場の水質基準をレジオネラ菌が100ミリリットル当たり10個未満とし、塩素消毒をし塩素残留濃度を1リットル当たり0.2ミリグラムから0.4ミリグラムに保つのが望ましいとして、年に1ないし4回以上の水質検査を行うこととしています。
 点検検査では、清潔であるべき入浴施設の衛生管理のずさんさにはただ驚くばかりで、ストレス解消や安上がりなレジャーとして温泉などやさまざまな入浴施設の人気は高く、抵抗力の弱い高齢者や子供も数多く訪れる住民の憩いの場の衛生管理を徹底し、衛生意識の向上を図ることが急務であります。
 この菌は土壌や河川など一般的に生息し、不衛生な浴槽などで爆発的に増殖します。昨年7月には、宮崎県にある入浴施設で200人以上が感染し7人が死亡しました。このように、集団感染がここ数年、各地で相次いでいます。その背景には、浴槽の湯をろ過して再利用する循環式の大型入浴施設のしている省エネ対策的な考え方からの、少ないお湯を繰り返し使える方式で、毎日お湯をかえる必要もないことから、この循環式が急速に広まっています。温泉ブームの中、各地に次々と誕生し、入浴施設の大半がこのようになされています。
 だが、清掃や消毒を怠ると、ろ過器や配管などが菌で増殖するおそれがあります。菌に汚染されたお湯を気泡風呂や打たせ湯に使えば微粒子が空気に分散して、感染の危険性はより高まります。清掃と消毒の徹底が欠かせないが、浴槽に塩素剤を入れるだけで事足りるとする施設が少なくなく、厚生労働省の指針では週1回以上お湯を取りかえることになっているが、中には月1回という施設もあるようです。施設自身が衛生管理に力を入れることはもちろんだが、施設設置者自身が第三者による点検制度を検討すべきであり、危機感が乏し過ぎだと言われても仕方がないのではないでしょうか。大事なのは清潔性や信頼性を高める衛生管理への十分な配慮と努力が必要だと思われます。
 そこで、厚生労働省健康局生活衛生課で、入浴施設におけるレジオネラ菌防止対策の、平成15年3月31日現在での全国一斉点検結果が発表されました。
 緊急一斉点検を行った施設数は3万1,826施設、衛生管理が適切に行われている施設数は1万4,100施設で、何らかの点で衛生管理等の指導を受けた施設が1万7,726施設です。
 レジオネラ菌の検査結果では、行政検査での実施施設数は5,945施設で、レジオネラ菌を検出した施設数は1,576施設、また、自主検査での実施施設数は1万1,669施設で、レジオネラ菌を検出した施設数は1,370施設、以上のような結果でありました。
 富山県内の公衆浴場の調査結果では、緊急一斉検査を行った施設数が220施設、衛生管理が適切に行われている施設数は197施設、何らかの点で衛生管理などの指導を受けた施設数は23施設、循環ろ過装置などの洗浄・消毒で指導を受けた施設数は7施設、浴槽水の消毒方法などで指導を受けた施設数は6施設、その他衛生管理などで指導を受けた施設数は11施設、自主検査を実施している施設数は211施設、うちレジオレラ菌が検出された施設数は14施設でありました。
 実施対象基準は循環ろ過装置などにより循環する浴槽水を利用している施設での報告であり、当市における入浴施設におけるレジオネラ菌などの衛生管理はどのようにされているのか、お尋ねをいたします。
 1.一般の公衆浴場及び大型ホテルなどのレジオネラ菌衛生管理への指導はどのようになされているのか。2.公共施設、病院、老人保健施設、社会福祉施設など、特定建築物以外の建築物、公園などの装飾用噴水などの衛生管理の点検はどのようになされているのか。3.家庭で用いられている循環式浴槽24時間風呂や加湿装置、家庭用の超音波加湿器などのレジオネラ菌防止への対策はどのようになされているのか。4.生命の危険を感じることから衛生管理の報告義務化の必要性を感じるが、その対策は。5.自主点検よりも第三者による点検実施の指導を考えてはどうか。6.レジオネラ症と疑われる患者が発生した場合の対応は。
 以上について当局の対策をお聞かせください。
 次に、不妊治療に対する治療費助成制度についてお伺いいたします。
 平成14年度3月定例会において私が質問をした中で、少子化対策として不妊治療の治療費助成制度について質問をさせていただきました。
 当時、当局の御答弁では、県内で治療費の一部を助成している自治体は1市であり、また平成13年度の厚生労働省白書においては、国では第三者からの提供による体外受精等の生殖助成医療制度の整備につきましては、なかなか進まないことや、親子関係の確定、民法上の法的整備、あるいは倫理性、安全性の問題等クリアすべき課題が多いからであると報告されており、国では検討が行われている状況であることから、県でもこの治療が保険適用されていないために、助成対象として前向きに取り組みにくいと聞いていますとのことでありました。
 少子化対策や子供がいない夫婦の心理的、経済的負担などの治療費助成制度につきましては、今後、プライバシーにも十分な配慮をしながら実態を把握するなどの検討をしていきたいとの御答弁でありました。
 質問後1年8カ月も過ぎておりますので、プライバシーやさまざまな配慮をされながら、実態に向けて十分に把握されたものと察しております。検討などをされた結果、当局の治療費助成制度についてどのようになされるのかをお尋ねいたします。
 今日では多くの自治体でこの制度がなされておりますが、そこで、県内各市町村での不妊治療費助成事業実施状況を調べてみました。
 実施市町村では、平成14年4月1日から上市町、福光町、平成15年4月1日から大島町、井波町、大沢野町、平成15年10月1日から高岡市、新湊市、八尾町、婦中町、小杉町、大門町、山田村、下村、細入村で実施されています。富山市でも平成16年4月から実施に向けて検討中であるとのことであります。
 金額や助成内容につきましては市町村によって違いはありますが、10万円から50万円以内でありました。また、富山県不妊治療費助成事業の概要によると、体外受精などの不妊治療を受けている夫婦に対し、治療費の助成を行う「富山県不妊治療費助成事業」を10月1日から実施されています。
 助成対象者は、知事が指定する県内医療機関において不妊治療を受けること、体外受精または顕微受精以外に妊娠が望めないと主治医が判断していること、夫婦間(法律上の夫婦に限る)の妊娠を目的とし、配偶者以外から精子や卵子の提供を受けないこと、妻の年齢が満45歳未満であること、県内に引き続き1年以上住居していること。
 また助成内容は、助成の対象とする経費は指定医療機関で受けた体外受精または顕微受精に要した費用とする。助成する額は対象となる費用の2分の1以内とし、年額10万円を限度とします。申込方法、申請窓口は県厚生センター支所で、ただし富山市の場合は富山市保健所であります。また、指定医療機関は10医療機関とされております。
 生殖補助制度(ART)として一般的に実施されている施設数は全国で550カ所であり、ARTのおかげで生まれた子供の数は年間約1万2,000人であります。日本での年間総出生児数は約117万人であることから全体の1%に当たり、ARTは最近の出生率低下時代の歯どめになっているとも言われております。
 以上のことから、当市の一日も早く少子化対策として不妊治療助成制度を取り組まれることを望むものであり、当局の明快なる御答弁を期待いたします。
 次に、高齢者用の住宅対策について質問いたします。
 住環境に対する高齢者の要望は健康な成人のみを対象として環境整備がなされ、高齢者が持つ身体機能や物の考え方、生活構造との間に大きなギャップが生じてきていることです。
 かつては「人生わずかに50年」だったからそれほど目立ちもせず、また家族の介助などによって家庭内で解決ができましたが、最近では寿命の延長とともに家族数の減少や女性の社会進出によって簡単には解決できないほどの負担となってきています。このような状況での生活の基盤が住宅にあることは言うまでもありませんが、しかし高齢期を迎えると、家庭的、経済的、健康的なことやさまざまな問題が生じ、自宅にいつまでもとどまることができなくなる高齢者が増えてきています。ある者は家庭的、経済的な理由で宿泊を伴う生活施設に入所して余生を送ることや、またある者は健康を損ねたり疾病を持って病院に入院し、そこで数カ月あるいは数十年を過ごすことになったり、よく考えてみると高齢者の生活空間はあくまでも住宅が基本の中心であり、家庭的や経済的に何らかの問題を持った場合に入所できる生活施設と、健康を盛り込んだ住宅が長寿社会の進展とともに必要性が高まってきているように感じます。
 そこで、当市における1.高齢者向け優良賃貸住宅建設の考えはないのか。2.低所得者を対象としたシルバーハウジングの建設の考えはないのか。3.ケア付き高齢者住宅の建設をどう考えているのか。4.住宅型有料老人ホームの建設の考えはないのか。5.コレクティングハウジングやグループリビングの推進策など、高齢者への住宅対策について当局の考えをお伺いしまして、私の質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 林議員にお答えをいたします。
 私からは、不妊治療に対する治療費助成について申し上げます。
 このことにつきましては、林議員は熱心に勉強されて調査をされて、このたび要望されてきたわけでございます。深く敬意を表したいと思っております。
 お尋ねの件は、結婚しても子供ができない夫婦への支援策ということでございます。従来から生殖補助医療に対する倫理性の問題、安全性の問題、あるいはまだごたごたしておりますけれども、法的問題等がいろいろあるようでございます。そのことで制度化がなかなかできなかった経緯があったわけであります。ついては、先般の質問に対しても私はお答えができなかったという状況でございます。
 なお、今年の10月、富山県は少子化対策の一環として要綱を定められました。夫婦間に対して治療費の助成制度を新しく開始をされたわけでございます。随分予想以上に申し込みがあったと聞いております。なお、砺波厚生センターへの不妊に対する相談件数も4月からは数件しかなかったようでありますが、制度開始以来20件を超しておるということであります。そのうち15件が助成申請されたと、このように聞いております。砺波総合病院での体外受精の件数も4月から半年で数件あったと聞いておりますが、10月以降は大変多くなってきているという状況を聞いております。件数は定かではございませんけれども、結構多い相談もあるようでございます。
 先般は、女性団体の皆さんからも、ぜひこの不妊治療に対する助成をしてください。少子化の一環にもなるということでございまして要望されました。砺波市としても先日協議をいたしまして、不妊治療に対する助成、県も定めたことでございますので、県のルールに合致したものについて、難しい科学的なものは私はわかりませんが、県の要綱にマッチしたものについては助成を上乗せをするということにしたいと、このように思って協議をしたところでございます。
 詳細につきましてはこれから十分検討いたしますが、いずれにしても、不妊治療助成事業を実施することにいたしたい、このように思っております。
 子供ができない夫婦の心理的、経済的負担に少しでも私どもが協力してあげるということ、そしてなおまた、めでたくお子さんが誕生されるとすれば、私は将来とも、次世代とも安心できる砺波市ができるんではないか、このように思っております。市全体の力で助成をするということについて御理解をいただければありがたいと思います。
 つきましては、ぜひ総合病院を利用してほしいと、このよう思っております。担当医師も随分熱心に対処してくれますので、よろしくお願いをいたしたい。最後にこのことを申し添えておきたいと思います。
 その他、入浴施設の衛生管理等につきましては、私も先般会議があって出たんですが、県の担当行政でございます。市町村がどうする、こうするということでございませんが、民生部長からその実態等について申し上げます。
 なお、高齢者住宅等につきましては、いろいろ御意見もございます。今、私どもが考えていることにつきまして、産業建設部長からお答えいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 林議員の御質問のうち、入浴施設の衛生管理、レジオネラ菌対策についてお答えを申し上げます。
 大変詳しくお調べになったところでございますが、議員御指摘のとおり、昨年7月に宮崎県内の公衆浴場で発生したレジオネラ菌症により、数名の死者と多数の患者が発症いたしております。それ以降、公衆浴場、旅館業等における循環式浴槽のレジオネラ菌対策のほかに、遊泳プールや病院、社会福祉施設などに設置されている入浴施設についても衛生管理の徹底が図られているところであります。
 公衆浴場に関する衛生管理につきましては、富山県では浴場業を営む者が講じなければならない衛生等の基準を定めた富山県公衆浴場基準条例及び同公衆浴場法施行規則に基づき、浴場の構造、設備の基準、あるいは水質基準及び検査方法などを指導されているところであります。こうしたことから、先ほどの御答弁にもありましたが、本来御質問の内容は県が所管するものでありますが、確認している範囲で6点についてお答えをいたします。
 まず、第1点の一般公衆浴場、大型ホテルなどのレジオネラ菌の衛生管理への指導につきましては、富山県は平成13年9月の厚生労働省の通達による循環式浴槽におけるレジオネラ症防止対策マニュアルに基づいて指導監督が行われております。その中では、事細かく循環式浴槽の定期的検査、消毒、清掃等が明記され、指導されております。
 第2点の、公共施設等の衛生管理や点検につきましては、これまで砺波市温水プール、総合病院、各福祉施設、デイサービスセンター、コスモス荘などの公共施設等での発症事例は現在のところありませんが、衛生管理、点検につきましては、県が定める浴槽の管理、つまり塩素による洗浄、消毒剤の投入量及び水質基準などに基づき、事業者に衛生管理報告を義務づけております。また、安全で衛生的な循環式浴槽の維持管理、構造設備の管理指導も行っておるわけであります。
 第3点の家庭での循環式浴槽(24時間風呂)、それから加湿装置などのレジオネラ菌防止対策につきましては、市内の家庭でのレジオネラ菌の感染事例はありませんが、家庭用入浴施設や家庭用加湿器を安心して利用していただくため、検査を希望される方には、有料でありますけれども、砺波厚生センターが水質検査やろ過装置の点検を行っております。また、それに対する住民への広報活動もなされておるということであります。
 第4点の生命の危険を伴うことから、衛生管理の報告義務を考えてはどうかということでありますが、県におきましては、レジオネラ症防止対策として、浴槽水浴槽、循環ろ過装置、及び配管等の衛生管理の徹底を図るため、公衆浴場や病院内の入浴施設の衛生管理の徹底を周知しており、富山県公衆浴場法施行規則では、浴槽水のレジオネラ菌の検査を3カ月に1回以上行うこととし、その検査結果の記録を3カ年以上保存することといたしております。
 第5点の自主点検の指導により、第三者による点検を考えてはどうかということでありますが、同施行規則によりますと、浴場を営む者が循環ろ過装置を設ける場合は、浴槽の容量に応じた十分なろ過能力を有するものとしており、各厚生センターで重点的に監視を行い、水質検査等を実施しております。
 また、浴場を営む事業者でありますが、自らの責任で水質基準を守り、大腸菌群のレジオネラ菌を検査するものとしていますが、専門的な事項でもあり、ほとんど水質、あるいは環境衛生の専門業者に検査を委託しているものと考えております。
 第6点目の、レジオネラ症と疑われる患者が発生した場合の対応でございますが、第1に、何といいましても感染の拡大を防止するために速やかに感染源について適切な措置を講じる必要があります。
 第2に、医療機関において治療が行われるためには、正しい情報提供が必要であります。仮にレジオネラ症が発生した場合には、砺波厚生センターの要請に基づき、感染源と疑われる施設あるいは患者等について、消毒、治療などの実施に向けて密接に協力し、さらには広報活動を速やかに行うなど、住民の不安を取り除くことが必要であると考えておるわけであります。
 なお、砺波市では、昭和53年に公衆浴場衛生設備改善補助金交付要綱を制定し、公衆浴場の公共性にかんがみ、市民の健康と公衆浴場の向上を図るため、衛生設備、これにつきましては、循環ろ過器、あるいは滅菌器、温水器等でございますが、そうしたものの改善に対する補助を行っているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 林議員さんの高齢者用の住宅対策について答弁をいたします。
 最初に、高齢者用優良賃貸住宅とは緊急通報装置が備えつけられ、60歳以上の方を対象にバリアフリーに対応した低額で入居できる賃貸住宅であります。民間でも国の建設補助金及び家賃対策補助金を受けることができます。
 次に、シルバーハウジングとは、安否確認、生活相談をする生活援助員が配置された60歳以上の方を対象とした公営住宅であります。
 次に、ケア付き高齢者住宅とは、60歳以上の方を対象にケアスタッフが24時間常駐し、介護や生活援助サービスを行い、緊急対応システムの整った住宅であります。
 それから、住宅型有料老人ホームとは、食事などのサービスがついた高齢者向け居住施設で、介護が必要となった場合は、訪問介護などの介護サービスを利用しながら、当該老人ホームでの生活を継続することが可能な有料老人ホームであります。
 最後5番目のコレクティブハウジングや、グループリビングとは、個人や家族の自由とプライバシーを前提としつつ、日常的な生活の一部やそのための生活空間を共同化、共有化し、それらを居住者の民主的合意によって成り立たせるということでございます。
 以上のことから、住宅型有料老人ホーム、コレクティブハウジングやグループリビングにつきましては、その性質上、基本的には民間でお願いしたいと考えております。
 具体的な高齢者向け住宅の建設に当たりましては、既存の軽度の生活援助事業や緊急通報体制事業などのより一層の活用、並びに(仮称)北部地区総合福祉施設に建設計画の生活支援ハウスの今後の活用や、並びに城端町、小矢部市に開設されました軽費老人ホームでありますケアハウスの需要などを調査した上で検討しなければならないと考えておりますが、現段階では、民間による高齢者向け住宅の建設が進まない現状を踏まえ、となみ21世紀プランに基づき、出町市街地東部の地元からの要望なども考慮し、住宅マスタープランにも取り入れまして、高齢者向けの優良な賃貸住宅の建設計画の検討を進めてまいりたいと、このように考えております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 以上をもって本日の日程を終了いたします。
 次回は、明12月16日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 2時50分 閉議



平成15年12月定例会 議案一覧

      本定例会に付議された議案等の件名

議案第72号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)
議案第73号 平成15年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
議案第74号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第75号 平成15年度砺波市工業用水道事業会計予算
議案第76号 砺波市霊園条例の一部改正について
議案第77号 砺波市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
請    願 戦闘の続くイラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書に関する請願
請    願 基礎年金への国庫負担を来年度から直ちに引き上げ、国民に安心できる
       年金制度の改革を求める意見書
請    願 イラクへの自衛隊派兵は直ちに中止 「国連中心の復興」に切り替え
       日本は非軍事人道支援を
庄川左岸水害予防市町組合議会議員の一般選挙
所管事務調査に係る閉会中の継続審査について



平成15年12月定例会 目次

        平成15年12月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(12月9日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  報告事項 ……………………………………………………………………………  3
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第71号 決算認定について
   決算審査特別委員会の報告 ………(高田委員長)…………………………  3
   質 疑 ……………………………………………………………………………  9
   討 論
    反対討論 ………(西尾議員)………………………………………………  9
   採 決 …………………………………………………………………………… 10
  市町村合併特別委員会の報告 …………………………………………………… 10
  施政方針並びに議案第72号から議案第77号まで、平成15年度富山県
  砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件について
   提案理由の説明 ………(安念市長)………………………………………… 12

★第2号(12月15日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 23
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 23
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 23
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 23
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 23
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 24
  市政全般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
   13番  山岸 銀七 議員 ………………………………………………… 25
      ・市町村合併について
      ・平成16年度予算編成方針について
      ・砺波市工業用水道事業の計画について
      ・砺波市の良き田園空間を後世に伝える方策について
      ・環境基本計画について
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
    8番  池田 昭作 議員 ………………………………………………… 39
      ・体力づくり検討委員会の提言について
      ・庄川町との合併による新市の建設計画について
      ・国の構造改革と三位一体改革に対する地方の取り組みについて
    4番  齊藤 源秋 議員 ………………………………………………… 54
      ・国際交流について
      ・農業問題について
    3番  柴田  智 議員 ………………………………………………… 62
      ・景観条例について
      ・CATVについて
      ・チューリップフェアについて
    2番  林  忠男 議員 ………………………………………………… 73
      ・入浴施設の衛生管理について(レジオネラ対策は)
      ・少子化対策、不妊治療費助成について
      ・高齢者用住宅対策について

★第3号(12月16日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 83
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 83
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 83
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 83
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 84
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 84
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
    1番  飯田 修平 議員 ………………………………………………… 85
      ・財政運営について
      ・行政改革について
      ・教育計画について
      ・合併に伴う道路整備について
   14番  西尾 英宣 議員 …………………………………………………104
      ・イラク問題について
      ・砺波の農業を守る
      ・教育問題について
      ・生活困窮者対策について
   17番  前田喜代志 議員 …………………………………………………120
      ・太陽光発電の奨励策を
      ・遺伝子組み替え作物の作付について
      ・新市の建設計画・財政計画は3つの姿勢の重視を
      ・雇用・経済対策について
  議案の常任委員会付託(議案第72号から議案第77号) …………………132
  請願の常任委員会付託 ……………………………………………………………132

★第4号(12月22日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………135
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………135
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………135
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………135
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………136
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………136
  報告事項 ……………………………………………………………………………136
  議案第72号から議案第77号
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………137
   質 疑 ……………………………………………………………………………143
   討 論
    反対討論 ………(西尾議員)………………………………………………143
   採 決(議案第72号) ………………………………………………………144
   採 決(議案第73号から議案第75号及び議案第77号) ……………144
   採 決(議案第76号) ………………………………………………………144
  請願3件
   戦闘の続くイラクへの自衛隊派遣の中止を求める意見書に関する請願
    質 疑 …………………………………………………………………………145
    討 論
     賛成討論 ………(西尾議員)……………………………………………145
    採 決 …………………………………………………………………………146
   基礎年金への国庫負担を来年度から直ちに引き上げ、国民に安心できる
   年金制度の改革を求める意見書
    質 疑 …………………………………………………………………………147
    討 論
     賛成討論 ………(西尾議員)……………………………………………147
    採 決 …………………………………………………………………………147
   イラクへの自衛隊派兵は直ちに中止 「国連中心の復興」に切り替え
   日本は非軍事人道支援を
    質 疑 …………………………………………………………………………148
    討 論 …………………………………………………………………………148
    採 決 …………………………………………………………………………148
  庄川左岸水害予防市町組合議会議員の一般選挙 ………………………………148
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査 …………………………………………149
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………150
  請願審査結果 ………………………………………………………………………153



平成15年12月定例会(第1号) 議事日程・名簿

     平成15年12月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
  第1 会議録署名議員の指名
  第2 会期の決定について
  第3 議案第71号 決算の認定について
     (委員長報告、質疑、討論、採決)
  第4 市町村合併特別委員会の報告
  第5 施政方針並びに議案第72号から議案第77号まで、平成15年度富山県砺
     波市一般会計補正予算(第5号)外5件について
     (提案理由説明)

1.本日の会議に付した事件
  議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月 9日  午前10時05分  開議
  12月 9日  午前11時14分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 飯 田 修 平 君     2番 林   忠 男 君
   3番 柴 田   智 君     4番 齊 藤 源 秋 君
   5番 寺 島 良 三 君     6番 江 守 俊 光 君
   7番 松 本   昇 君     8番 池 田 昭 作 君
   9番 石 田 隆 紀 君    10番 高 田 隼 水 君
  11番 村 中 昭 二 君    12番 堀 田 信 一 君
  13番 山 岸 銀 七 君    14番 西 尾 英 宣 君
  15番 宮 木 文 夫 君    16番 柴 田 豊 明 君
  17番 前 田 喜代志 君    18番 吉 澤 邦 麿 君
  19番 松 本 恒 美 君    20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部               病  院
 次  長 宮 井   正 君    副院長  杉 本 立 甫 君

 病  院              教  育
 事務局長 井 上 辰 夫 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年12月定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時05分 開議

◯議長(石田君) ただいまより、平成15年12月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく「市の出資等に係る法人の経営状況に関する説明書」について、株式会社フラワーランドとなみより、議案書の中にとじ込みしてありますとおり提出がありましたので、御確認をお願いいたします。

◯議長(石田君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名いたします。
  4番 齊 藤 源 秋 君
  5番 寺 島 良 三 君
  6番 江 守 俊 光 君
を指名いたします。

◯議長(石田君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本12月定例会の会期は、本日から12月22日までの14日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から12月22日までの14日間と決定いたしました。

◯議長(石田君) 次に、日程第3 議案第71号 決算の認定についてを議題といたします。
 本案について、委員長の報告を求めます。
 決算審査特別委員長 高田隼水君。
  〔決算審査特別委員長 高田隼水君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(高田君) 決算審査特別委員会の審査結果とその概要について御報告を申し上げます。
 当特別委員会は、先の第4回砺波市議会臨時会において付託され、閉会中の継続審査となっておりました議案第71号 決算の認定について、平成14年度富山県砺波市一般会計外6会計の歳入歳出決算等を審査するため、去る11月25日から28日まで、4日間にわたり委員会を開催いたしました。
 審査に当たり、まず監査委員から審査所見を承り、当局より詳細な決算内容の説明を受けた後、関係諸帳簿等の審査及び決算全般にわたる質疑を行い、要望・意見等を述べたのであります。
 その結果、当委員会といたしましては、各会計決算を原案のとおり認定すべきとの結論を得たのであります。
 以下、審査の内容について御報告を申し上げます。
 最初に、一般会計決算の概要について申し上げます。
 平成14年度決算額は、収入済額186億4,422万7,000円、支出済額175億1,816万3,000円、差し引き11億2,606万4,000円の黒字決算となり、実質収支で9億6,654万2,000円の黒字であり、また、平成14年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた単年度収支は1億315万1,000円の黒字決算となっております。
 まず、歳入決算の主なものを見ますと、市税全体の収入では57億9,195万3,000円で過去最高となり、対前年度比6.7%の増となっております。歳入総額に占める市税の割合は31.1%で、前年度に比べ2.3ポイント増加をいたしております。
 その主な要因といたしましては、市民税においては、長期化する不況の影響から、個人市民税が対前年度比4.9%、法人市民税が対前年度比0.9%のそれぞれ減収となり、全体では4.2%の減収となっております。
 また、固定資産税においては、IT関連企業の大規模な設備投資に伴う償却資産の増加により、対前年度比14.6%の大幅な増収となっております。
 そのほか、軽自動車税、市たばこ税及び入湯税は増収となっておりますが、特別土地保有税が減収となっており、市税全体としては6.7%、3億6,279万7,000円の増収となったところでありました。
 なお、市税の収納率は94.3%で、前年度と同率となっております。
 その他、歳入で増加した主なものとして、繰入金、財産収入、県支出金、繰越金、市債等であり、減少した主なものは、国庫支出金、利子割交付金、地方交付税、使用料及び手数料等となっております。
 一方、歳入決算全体では、自主財源は90億8,600万9,000円、構成比48.7%と前年度より2.4ポイント増加し、依存財源は95億5,821万8,000円、構成比51.3%と前年度より2.4ポイント減少しております。
 次に、歳出について執行内容を性質別の支出区分から見ますと、人件費、扶助費及び公債費のいわゆる義務的経費の決算額が、前年度に比べ0.8%の減、構成比では35.4%であり、前年度と比較して0.1ポイント増加しております。
 しかし、中でも公債費は22億2,300万5,000円と対前年度比3.5%の減少となっており、これは繰上償還を行ったことや償還が完了したことによる影響などであり、構成比は12.7%と前年度より0.3ポイントの低下となったことが主な要因となっております。
 また、人件費は29億5,192万5,000円と対前年度比0.9%の減少となっており、これは人事院勧告による諸手当等の引き下げが行われたためで、構成比は16.8%と前年度と同率となっております。
 さらには、扶助費は10億2,985万6,000円で、対前年度比5.4%の増となっております。
 こうした中で、公債費比率は17.9%と前年度の18.6%より0.7ポイント下降しており、起債制限比率は11.4%と前年度より0.6ポイント下降しております。
 また、経常収支比率については、前年度より1.4ポイント高い86.7%となっており、一般的に、80%を超えるとその財政構造は弾力性を失いつつあると考えられており、このことは財政の硬直化を招く恐れがあることから、経常経費の抑制に留意する必要があります。
 また、起債の発行については、後年度の財政負担を見極めながら、できる限り抑制するなど、計画的に対処することが当面の財政の課題となっているところであります。
 また、投資的経費の決算額は47億8,683万5,000円、前年度に比べ6.3%の減となっており、これは出町小学校建設事業、組合施行深江地区土地区画整理事業等のほぼ完了によるものでありました。
 次に、特別会計決算の概要について申し上げます。
 まず、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。
 歳入歳出差し引き8,526万9,000円の黒字決算となり、単年度収支では8,606万9,000円の赤字となっております。市民の健康保持と自主的健康管理に重点を置く予防施策の啓発が必要となっているところであります。
 次に、国民健康保険太田診療所特別会計については、歳入歳出差し引き951万7,000円の黒字決算で、単年度収支においては82万4,000円の赤字となっております。今後なお一層、地域住民の理解と協力により、地域の身近な診療所として運営されることを期待するものであります。
 次に、老人保健医療事業特別会計については、70歳以上の6,437人の高齢者を対象に医療給付が行われ、歳入歳出差し引きの結果は718万1,000円の黒字決算となっております。
 また、受給資格者1人当たりの医療給付費は59万6,000円であり、前年度の56万5,000円に対して3万1,000円の増となっております。
 次に、赤坂霊苑特別会計については、全403区画が使用許可されており、そのため、平成13年度から赤坂霊苑の拡張工事に着手しており、平成14年度においては、造成工事のうち土木工事が完了いたしております。
 次に、下水道事業特別会計については、公共下水道事業認可区域として465.1ヘクタール、特定環境保全公共下水道事業認可区域として333.9ヘクタールの事業認可を受けております。
 そのうち、平成14年度中に114.5ヘクタールを整備した結果、整備完了面積は528.5ヘクタール、整備率は66.1%となり、下水道事業特別会計全体における市民全体に対する普及率は30.8%、水洗化率は68.9%となるところであり、今後とも事業の推進を望むものであります。
 決算内容は、歳入歳出差し引き3,082万円の黒字決算となっております。
 次に、農業集落排水事業特別会計については、農村環境の保全と水質汚濁の防止を目的として、東般若、般若、栴檀野の各地区農業集落排水処理施設の維持管理を実施し、また、新たに栴檀山地区特定地域生活排水処理事業により浄化槽の設置工事を実施しております。供用面積は169.2ヘクタール、処理対象人口は5,101人、水洗化人口は4,007人となっており、普及率は12.3%、水洗化率は78.6%となっております。
 決算内容は、歳入歳出差し引き94万2,000円の黒字決算となっております。
 ここで、審査の過程で出た意見、要望等について申し上げます。
 まず、市税や他の公共料金等の滞納者への新たな対策や庁内における対策会議についてただしたところ、滞納者に対する徴税対策としては、滞納を未然に防ぐため常に納税状況を把握し、早めに滞納者との接触を図り、納税相談を通じて分納計画を立てさせるなど、きめ細かく対応しているとのことでありました。さらに、年間5回の催告書送付により納付を促すとともに、お盆や年末、年度末など節目のときには、税務課職員全員により夜間の電話催告、戸別訪問を実施しているとのことでありました。また、国民健康保険税については、所管の市民課職員の応援を得て夜間の電話催告などを行い、徴収対策の強化を図っているとのことでありました。
 また、市税等のほか、公共料金を含めた多重滞納者に対しては、関係課とも連携をし、対策会議を行うなど滞納の解消に努めているとのことでありました。
 さらに、本年4月からは、市民への補助金交付に際しては事前に滞納状況を調査し、滞納がある場合には、納税相談の機会を設けてから交付決定等の判断を行っているとのことでありました。
 経済不況の長期化による失業者の増加に伴い、滞納額が増加の傾向にあるものの、市税を完納されている多くの市民に対しまして、不公平とならないように厳正に対処すべきであり、あわせて収納率の維持向上に努められるよう強く要望するものであります。
 次に、経常収支比率が県内9市の中で最も高い数値となっていることから、その原因、対策等についてただしたところ、経常収支比率の分母の構成要素である地方交付税が減少傾向にある中で、分子の構成要素である補助費等については、病院事業会計や下水道事業会計への繰り出しの増加が見込まれること、さらには、物件費においては、きめ細かな保育ニーズに対応するため、保育所・幼稚園における臨時職員の賃金や各施設の光熱水費が増嵩していることなど、人口増加等に伴う当市の特殊要因によるものであるとのことでありました。
 こうした状況により、ここ数年は経常収支比率の改善を見込みにくい、大変難しいとのことでありましたが、先に申しましたとおり、経常収支比率は財政構造の弾力性を示す指標であることから、財政の硬直化を招くことのないよう、今後の財政運営に努めていただくよう要望するものであります。
 次に、国保税の資格証交付の状況についてただしたところ、交付対象の49世帯を訪問し、その実態把握に努めた結果、1、多重債務等による生活困窮世帯、2、納税意識のない世帯、3、所在不明の世帯などの実態が判明しており、約3分の1が悪質な滞納世帯であるとのことでありました。こうしたことを踏まえ、今後とも実態把握に努めるとともに、関係課とも連携をし、窓口、戸別訪問、電話等により納税相談を行っているとのことでありました。
 また、70歳以上の方は国民健康保険に加入するという現状においては、複数の疾病による重複受診が医療費の高騰につながり、ひいては国保税額となって加入者にはね返ることから、疾病の予防による医療費の抑制に努めることが必要であるとのことでありました。
 国民健康保険法の改正により資格証の交付が義務化されたところでありますが、今後とも引き続き実態把握に努めるなど、適時適切な対応を要望するものであります。
 次に、駅前駐車場及び駅南駐車場の現状と今後の対応についてただしたところ、駅前駐車場には25台分、駅南駐車場には82台分の駐車スペースがあり、平成14年度における使用料収入は、それぞれ約100万円及び700万円であるとのことでありました。
 このうち、駅前駐車場の駐車機器については昭和56年に整備したものであり、老朽化によるトラブルも多く発生していることから、交通安全対策を含め検討してまいりたいとのことでありました。また、駅南駐車場については80%の稼働率となっており、駐車用区画線の見直し等により、さらに数台分の駐車スペースを確保したいとのことでありました。
 次に、となみにぎわいプラザの現状についてただしたところ、砺波市商業活性化基本計画に基づき、県の補助を受け、平成12年度から空き店舗の活用による中心市街地の活性化を図っているものであり、平成14年度においては、事業主体である砺波商工会議所に対し180万円の補助を行ったとのことでありました。これまで、このにぎわいプラザで実績を重ね、独立を果たした起業家もおられるとのことでありますが、現在、入店者数も少なく募集している状況にあることから、今後、砺波商工会議所を中心に地元商店街とも連携を図り、対応を検討してまいりたいとのことでありました。
 次に、奨学資金貸付事業についてただしたところ、砺波市奨学資金貸与規則に基づき、砺波市奨学生選考委員会において出願された世帯の所得及び学業成績等を考慮し貸し付けの判定を行っており、平成14年度においては、新規17名、継続19名の合計36名に貸し付けを行ったとのことでありました。奨学資金については、卒業後3年間据え置きの後、10年間で返還しなければならないとのことであり、平成14年度末での貸付者総数は112名、貸付金総額は6,334万7,900円とのことでありました。
 なお、平成14年度分の返還金については、滞りなく納付されているとのことでありました。また、今後は、実情に応じた予算確保に努めてまいりたいとのことでありました。
 その他、消防団活動費について、庁用車の管理について、施設の老朽化による維持管理経費対策について、インタービジョンの経費について、市長への手紙の内容について、市有財産の売却について、シルバー人材センターヘの補助金について、配食サービスについて、中学生の歯ぐきリフレッシュ事業について、生活路線維持対策について、野外児童センターの活用対策について、市営住宅へのケーブルテレビの導入について、中山間地直接支払制度について、集落営農組織の現状と今後の対応について、遠距離通学交通費助成について、小中学校における副読本について、私立幼稚園就園奨励費について、公共施設における土地の借り上げの状況について、公民館活動の今後の展開について、家庭の日について、小中学校校舎の耐震調査について、旧金岡家整備事業について、下水道事業における累積欠損金について、広告料について等の意見、要望があったところであります。
 以上、平成14年度一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算につきまして、審査の結果とその所見を申し上げ、決算審査特別委員会の審査報告といたします。

◯議長(石田君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 平成14年度砺波市一般会計及び特別会計決算について、不認定の立場で討論いたします。
 地方公共団体には財政の運営に当たってその健全性が求められ、地方自治法第2条第13項で「住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」と規定していることを重く受けとめなければなりません。
 国の政策ミスや景気の低迷などにより大変厳しい状況ですが、第7次総合計画第2年次の決算について深く検証しなければならないと思うのであります。
 第1に、一般会計歳入における市債は25億8,000万円と前年比5億6,000万円の増大で、構成比13.8%と3.1%も増え、臨時財政対策債など国の借金政策のつけ回しとはいえ、危惧いたしております。
 地方債の残高198億円、市民1人当たり48万円、公債費比率17.9%は、県下9市の中でも5番目に高い位置を占めています。
 監査委員の意見においても、発行に当たっては後年度の財政負担を見極めながらできる限り抑制すること、この意見について重く受けとめ改善していかなければなりません。
 第2に、下水道施策については、散居村という当市の特性を考慮の上、公共下水道よりも5分の1で早期にできる合併浄化槽で取り組むように軌道修正をしていくことを求めるものです。
 下水道だけで119億円の借金、返済に7億円、元金よりも支払い利息が多いという状況であり、このことも経常収支比率を高めている理由の一つになっています。
 今後、漫然と取り組めば、財政破綻のおそれがあります。財政の硬直化が進んでおり、下水道事業は今後いよいよ散居村、農村部で展開されることからも、深く検討しなければならないときです。
 第3に、国民健康保険税の滞納者が年々多くなってきていますが、今日の不況、リストラなどの影響であり、減免要綱の適用など、市民の暮らしを考えた施策が求められています。
 以上、14年度決算の審査結果について深く検証されて、今後の市政を運営されることを求めて私の討論といたします。

◯議長(石田君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、議案第71号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第71号 決算の認定について、平成14年度富山県砺波市一般会計外6会計の各歳入歳出決算に対する委員長の報告は、認定することが妥当であるとするものであります。本決算を委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立多数であります。よって、議案第71号 決算の認定については委員長報告のとおり認定することに決しました。

◯議長(石田君) 次に、日程第4 市町村合併特別委員会の報告を議題といたします。
 市町村合併特別委員長 山岸銀七君。
  〔市町村合併特別委員長 山岸銀七君 登壇〕

◯市町村合併特別委員長(山岸君) 市町村合併特別委員会の御報告を申し上げます。
 当特別委員会は、9月定例会以降、11月17日に、市長を初め関係当局の出席を得て委員会を開催いたしました。
 初めに、9月定例会以降に開催された第6回から第8回までの砺波市・庄川町合併協議会での協議、提案事項等について説明を受け、確認をいたしたところであります。
 引き続き、砺波市・庄川町合併協議会の協議項目のうち、協定項目6 議会議員の定数及び任期の取扱いについてに係る調整方針の議会案について協議を行ったのであります。
 協議結果の報告に先立ち、これまでの経過等について御報告申し上げます。
 本協定項目の議会案について集中的に検討・協議を行うため、先に選出された10名の委員により市町村合併特別委員会議会部会を組織し、9月11日の第1回会議開催以来、7回にわたり検討、協議を重ねてきたところであります。
 また、この間、砺波市・庄川町双方の議会選出合併協議会委員10名による議員会を9月16日の第1回会議以来6回にわたり開催し、協議、調整を行ってきたところであります。
 その結果、庄川町議会との間でおおむね合意が得られる見込みとなったことを受けて、市町村合併特別委員会議会部会から、本協定項目の取り扱いについて、1、新市の議員定数は22名とし、1回目の選挙については合併前の砺波市及び庄川町をそれぞれ区域とする2選挙区を設け、各選挙区ごとの議員の定数を、砺波市18名、庄川町4名で実施すること。2、在任特例については、首長、議員がともに失職し、両者が不在となる期間が生じないようにするため、平成17年4月30日までの6カ月間適用することを内容とする提案を行ったのであります。
 当日、当特別委員会において、全委員により慎重に協議、検討を行った結果、議会部会からの提案が賛成多数で了承されるとともに、その提案を砺波市議会として集約された意見とすることを確認いたしたのであります。
 なお、当特別委員会としては、今後とも議会として調整を要するその他の事項について、引き続き協議、検討を重ねてまいりたいと考えております。
 以上、甚だ簡単でありますが、市町村合併特別委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) 次に、日程第5 施政方針並びに議案第72号から議案第77号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)外5件を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、ここに一般会計補正予算案を初め、当面必要となってまいりました諸議案につきまして御審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多忙中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 初めに、当面の行財政運営等について申し上げます。
 今日の我が国の経済は、3月以来「おおむね横ばい」としてきた景気の基調判断を「持ち直している」と上方修正し、景気対策の補正予算についても必要としないとしております。しかし、景気の先行きは、個人消費がおおむね横ばいで推移しているものの、雇用情勢など一部にまだ不透明とした懸念材料もあるとしていることから、引き続き経済動向を十分踏まえ、地方においても適切な財政運営を行うよう配慮する必要があると考えております。
 国においては、社会構造全般の見直しのため、経済財政制度の改革を継続するとして、平成16年度予算の概算要求基準については、一般歳出予算を実質的に今年度並みの47兆円台の水準に抑える方針を決定し、公共投資関係経費などを削減することを打ち出しております。
 このことは、本年6月に「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」を閣議決定し、国と地方の改革として、国庫補助負担金の改革、地方交付税の改革、税源移譲を含む税源配分の見直しからなる三位一体の改革の具体的な改革工程が示されたところであり、今後、来年度の政府予算編成が進むにつれて具体化してくると思っております。
 しかし、国、地方ともに、かつてない大幅な財源不足が生じるという極めて厳しい財政環境にあることから、特に地方への税源移譲について議論が交わされているところであります。
 先般は、補助金1兆円を削減する各省庁の項目などについて発表されたところでありますが、地方自治体が求める税源移譲については具体的な税目までは示されておらず、また、地方交付税に関しては17兆4,636億円で、11年連続のマイナス要求となっております。
 地方分権の理念であります国の権限を地方に移し、自治体に責任と決定権を与えるとともに、特色ある地域づくりを目指す地方の自立としておりますが、地方財政収支の状況等について十分検討を加えていただき、国から地方への負担のつけ回しとならないように強く要望するものであります。
 当市におきましても、新年度予算の編成期を迎えており、今ほど申し上げましたとおり、歳入面においては、長引く景気低迷に伴い、最も主要な財源であります市税収入の減少は避けられない見通しであります。また、国の財政構造改革で地方交付税が大幅に削減されており、一般財源の確保は大変厳しい状況にあります。
 加えて、地方公共団体においては、住民ニーズの高度化、多様化等に適切に対処することに加え、市町村合併を目前に控えていることなど、行財政運営全般にわたる改革を引き続き積極的かつ計画的に推進する必要があり、幅広い分野での見直しや抜本的な制度改革を含め、一般会計、特別会計及び企業会計を通じ、歳出全般にわたり徹底的に見直さなければならないと考えております。
 また、地方自治体がその機能を適切に果たしていくためには、地方での創造性、自立性を高め、先の決算審査特別委員会での御意見も尊重しながら、施策の展開を図っていく必要があると考えておます。
 このような国の財政改革工程を踏まえ、平成16年度の予算編成に当たりましては、第7次砺波市総合計画(となみ21世紀プラン)を基本として進めるものでありますが、厳しい状況にあると認識しております。
 また、新しい時代のニーズに配慮するとともに、本市が目指す都市像「散居に広がる快適都市となみ」の実現に向けて、諸施策を初め、自然と共生しながら、安全で安心して暮らせる快適な環境づくりなど、当面する政策課題を効率的に推進いたしたいと考えておりますので、議員各位の一層の御協力をお願い申し上げる次第であります。
 続いて、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、市町村合併について申し上げます。
 砺波市・庄川町合併協議会での協議につきましては、去る12月4日に開催されました第10回会議までに、合計52の協定項目中、新市建設計画の一部も含め49項目についての調整案が提案され、うち43項目について調整方針が決定されたところであります。
 次回会議につきましては、12月24日に開催され、残る3項目についての提案とともに、新市建設計画の残りの部分についても、計画案がまとまり次第、提案される予定になっております。
 なお、11月20日に開催されました第9回会議において、議会議員の定数及び任期の取り扱いにつきまして、新市の議員の定数を22人とし、最初の選挙においては、現在の砺波市及び庄川町をそれぞれの区域とする2つの選挙区を設けることや、平成17年4月30日まで合併特例法に基づく在任特例を適用することなどの調整方針が決定されたところであります。
 次に、社会福祉事業について申し上げます。
 まず、高齢者福祉について申し上げます。
 北部地区総合福祉施設の整備につきましては、用地の提供について地権者の方々におおむね同意を得ましたので、市土地開発公社に建設予定地の代行取得を依頼し、用地確保を図ってまいりたいと考えております。
 次に、市民の健康対策について申し上げます。
 今年の基本健康診査では受診者数7,981人で、昨年を2ポイント上回る72%の受診率となったところであります。また、冬期間に流行するインフルエンザの予防接種について、満65歳以上の高齢者約8,900人を対象に、今年度はll月1日から12月13日までの期間、市の助成事業として医師会の協力を得ながら実施しております。
 次に、環境政策について申し上げます。
 砺波市環境基本計画につきましては、各地区の意見交換会での具体的な施策についての貴重な御意見に基づき、去る11月17日に第4回まちづくり委員会、12月2日に第5回環境審議会で計画の素案について御審議いただいたところであります。環境審議会からは、12月中に答申をいただき、その答申に基づき、明年3月までに砺波市環境基本計画の冊子と市民向けのダイジェスト版を作成いたしたいと存じております。
 (仮称)第2赤坂霊苑造成事業につきましては、11月中にすべての工事が完成し、明年4月1日より供用を開始いたしたいと存じます。つきましては、関係条例の規定について今定例会に御提案を申し上げております。
 次に、年末の防犯対策について申し上げます。
 本年に入り、当市においてレンタルビデオ店における強盗事件が2件発生しましたが、捜査の結果、2件とも同一犯人の犯行と判明し、無事解決の運びとなりました。しかし、砺波市内の犯罪検挙者数のうち補導された少年は昨年より微増し、憂慮いたしております。そこで、本年度から、毎月20日は全県を挙げて犯罪抑止の日と定め、市民全体が関係団体と協力し、安全で安心なまちづくりを目指して、街頭パトロール等、積極的に防犯運動に取り組んでいるところであります。
 次に、冬のふれあい市について申し上げます。
 毎年恒例の冬のふれあい市を今回で19回を数えるに至り、消費者グループを含めた関係諸団体のボランティアによる御協力をいただき、多くの人々でにぎわいました。今後とも商工会議所や商店街と共催し、市民の皆様に喜ばれる各種イベント事業を推進したいと考えております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 増改築事業につきましては、北棟、健康センター及び外来棟の改修は順調に進捗しており、来年3月の供用開始を目指し鋭意努力いたしております。
 病院の運営につきましては、救急医療体制の充実や、患者様の利便性を高めるための病診連携の推進など、より一層地域の皆様に親しまれる病院となるよう努めているところであります。
 次に、商工関係について申し上げます。
 中高年齢者を中心とした離職者が増加し、依然として厳しい雇用情勢が続いている中、10月24日にはハローワークとなみが市内において合同就職面接会を開催いたしました。参加状況につきましては、39事業所228人の求人があり、当日212人の求職者が参加し、採用決定や再面接など一定の成果があり、今後とも求職者の早期再就職に向け支援してまいりたいと存じます。
 次に、観光事業について申し上げます。
 10月に開催されました第16回夢の平コスモスウォッチングは、天候に恵まれたことやペアリフトが初めて運行されたことで観光客の関心が高まり、過去最高の人が訪れました。また、今年新たに6万球のスイセンも植え込み、夢の平レクリエーション地帯が一年を通して市民の憩いの場となるよう整備を進めてまいりたいと存じます。
 次に、農林関係事業について申し上げます。
 主要作物の作柄のうち、水稲におきましては7月からの低温・日照不足や8月中旬以降の降雨、8月31日から9月1日にかけての大雨などで、一部圃場で倒伏が発生したり千粒重が低下したことにより、作況は10月15日現在、全国では90、富山県西部では96の「やや不良」となりました。
 当市といたしましては、となみ野米に対する信頼性や市場評価の低下を招かぬよう、土づくりを推進するとともに、適正な穂肥の施用や水管理についての指導を徹底してまいりました。この結果、市内の上位等級比率は約80%となり、5年連続しての品質低下に歯止めがかかったところであり、今後も引き続き、関係機関とともにより一層の品質向上に努めてまいりたいと考えております。
 また、大豆につきましては、低温・日照不足による分枝数・着莢数の減少、病害虫の被害による品質低下、8月中旬以降の降雨による、しわ粒・腐敗粒の発生などの被害が出ている状況であります。なお、被害状況等については現在調査中であります。
 次に、来年度から始まる米政策改革大綱につきましては、市内4ブロックの代表者、中核農業者、市球根組合、県農業改良普及センター、となみ野農協などの代表により、地域水田農業ビジョンの産地づくり体系について慎重に協議を重ね、このほど地区水田農業推進協議会長にその素案を提案したところであります。米づくりの本来あるべき姿に向けて、農業者、農業者団体が主役となるシステムが確立され、砺波の農業を守り育てていきたいと考えております。
 また、田園空間整備事業につきましては、県において(仮称)散居村ミュージアムの基本・実施設計業務が進められております。市では、住民の皆様や市の意見が設計等に反映されるよう調整しているところであります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 国道整備事業につきましては、国道359号砺波東バイパス事業は、中部スーパー農道(市道矢木東石丸線)から主要地方道高岡庄川線までの平成16年3月末供用開始に向け、現在、鋭意舗装工事が進められております。また、柳瀬地区においては、用地協議が進められており、さらに庄東地区での予備設計業務が進められております。
 県道整備事業につきましては、主要地方道砺波福光線は砺波市苗加(九本杉)地内から福野町高儀地内に至る2.72キロメートルが完成し、引き続き市街地方向への事業につきましても、早期完成を目指して県及び地元との協議を進めております。また、主要地方道砺波庄川線は、事業計画につきまして地元及び関係機関との調整が終了し、用地買収について協議を進めております。主要地方道砺波小矢部線につきましても、関係地区において拡幅計画線の説明会が行われ、調査設計が進められているところであります。
 市道整備事業につきましては、三島町堀田島線、堀田島線、権正寺線、増山ダム線等の幹線市道や伏木谷線等の生活道路の整備も順調に進捗いたしております。一方、公園柳瀬線、鹿島荒高屋線や十年明鷹栖線の道路改良や歩道の設置について、地元との調整や協議を進めており、事業の進捗に向けて鋭意努力しているところであります。
 次に、本年度の道路除雪計画について申し上げます。
 市内の道路除雪体制は、国道156号については国土交通省で、国道359号、主要地方道及び一般県道については県において除雪が行われます。なお、今年度より庄下地内の国道359号砺波東バイパス及び県道砺波庄川線の歩道について、新たに1.5キロメートルの歩道早朝除雪が実施されることになっております。
 市道の除雪については、車道につきましては、新雪10センチメートルの出動基準で425.1キロメートルを機械除雪で行い、77.6キロメートルを消雪により実施することにしており、除雪率は89.9%と昨年度と同率となっております。
 また、歩道につきましては、積雪20センチメートルを目途として対応したいと存じております。
 なお、今年度新たに中野地区において除雪委員会が設立されましたので、市内16地区において、地域ぐるみによる除排雪活動が実施されることになっております。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 まちづくり総合支援事業による出町中学校前の歩道整備につきましては、街路樹の植栽が終わり、すべて完了いたしました。出町けやき公園、市道広上町永福町線の整備につきましては、工事に着手し、年度内完成に努めてまいります。
 また、富山県が策定する都市計画区域マスタープランの素案に対し、広く県民の皆さんに意見を伺う公聴会が去るll月27日に開催されました。砺波市が策定する都市計画マスタープランにつきましても関係機関と協議を進めているところであります。
 公共区画整理事業の出町地区につきましては、4月末の登記完了以来、事業の最後になります清算業務を進めてまいりましたが、交付は9月末までに完了し、徴収につきましては数件あります分割納付希望分を除き、11月末までに金額で約98%の収納率となっております。
 組合土地区画整理事業の太郎丸西部土地区画整理組合につきましては、平成元年度より事業を実施してまいりましたが、事業のすべてが完了し、去る9月21日に解散総会が開催されました。この間、組合員各位の多大な御尽力により、立派なまちづくりが完成したことに対し、心から敬意を表するところであります。
 また、杉木地区につきましては、今年度予定されていた工事及び物件移転について順次発注しており、今後は事業の促進に努めてまいります。
 さらに、出町市街地東部地区につきましては、まちづくり総合支援事業を取り入れた土地区画整理事業の実施に向け、技術的援助を進めているところであります。
 次に、上水道事業について申し上げます。
 北部地区の水道未普及地域解消事業につきましては、現在、高波地区を終え林地区において整備中であり、12月中に該当90戸のうち62戸が給水可能となります。また、若林地区の残り28戸につきましては、平成16年度早期に整備を終える予定であります。
 また、石綿セメント管更新事業につきましては、主に公共下水道事業にあわせて工事を進めており、平成15年度末には更新率86%を見込んでおります。
 次に、砺波市工業用水道事業について申し上げます。
 本年9月下旬、松下電器産業株式会社半導体社より、砺波工場の半導体増産に必要な工業用水の給水について申し入れがあり、慎重に検討したところ、市の経済発展に多大な貢献をもたらすものと確信し、工業用水道事業の設置について、国・県の所管機関と協議をし、新しく事業制度を設置しようとするものであります。
 本事業計画は、日最大給水量9,500立方メートルとし、松下電器産業株式会社半導体社砺波工場へ日最大給水量9,000立方メートル、砺波市太田工場団地へ日最大給水量500立方メートルの給水を計画しております。また、総事業費は約14億円を見込んでおります。
 事業の実施に当たりましては、第1期事業・日最大給水量2,500立方メートル、第2期事業・日最大給水量4,500立方メートル、第3期事業・日最大給水量9,500立方メートルとし、半導体の生産量など給水需要を見極めながら、順次、設備投資をしてまいりたいと考えております。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 公共下水道事業、特定環境保全公共下水道事業につきましては、杉木、南般若、庄下、太郎丸、太田地区の一部におきまして工事を順調に進めており、年内には大部分が完成する予定であります。
 また、中野、五鹿屋、柳瀬、太田の4地区の事業認可拡大につきましては、現在申請中であります。
 栴檀山地区の特定生活排水処理事業につきましては、今年度分の27基の合併処理浄化槽について完了しております。
 次に、教育関係について申し上げます。
 まず、文化財の保護につきましては、国道359号砺波東バイパス建設工事に伴う久泉遺跡発掘調査事業の第1年次調査のうち、現地における調査を9月末までに終了いたしました。また、第7年次目となる増山城跡総合調査につきましては、10月初めから増山城の北側に当たる亀山城において試掘調査を実施し、去る11月24日に現地説明会を実施いたしました。いずれも、調査結果を取りまとめ、年度末までには調査概報として刊行する予定であります。
 次に、スポーツの振興につきましては、去る11月23日に行われました富山県駅伝競走大会では、中学生や高校生の快走により、昨年同様5位入賞を果たしました。なお、この大会の入賞の原動力となった出町中学校女子チームは、来る12月21日に千葉県で行われる全国中学校駅伝競走大会に出場することになっており、上位入賞が期待されております。
 また、去る11月1日に行われました全国高校ラグビー県大会では、砺波高校が3年ぶり12回目の優勝を果たし、憧れの花園への切符を手に入れました。12月28日には大阪朝鮮高校との対戦が決まっており、全国大会での活躍が期待されております。
 以上、本年度の主な事業の進捗状況及び当面の課題等について、その概要を申し上げました。
 これより、本会議に提出いたしました諸議案等について御説明申し上げます。
 まず、議案第72号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億2,321万1,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は172億9,563万9,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものとしては、
 介護保険事業費            1,535万3,000円
 工業用水道会計事業費         5,508万9,000円
などであり、減額補正の主なものは事業費の確定により900万円を減額するものであります。
 そのほか、当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源といたしましては、
 国庫支出金                292万0,000円
 県支出金                 588万1,000円
 諸収入                  136万0,000円
などを増額し、不足する額につきましては、
 繰越金              1億1,308万7,000円
で措置するものであります。
 債務負担行為につきましては、北部地区総合福祉施設用地を土地開発公社において代行取得するもの、並びに施設保守管理等の業務委託をするに当たり追加をするものであります。
 次に、議案第73号 平成15年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ8,099万3,000円を追加補正し、歳入歳出総額は23億5,429万3,000円となるところであります。
 歳出補正は、国保被保険者数の増加による療養給付費等の医療費の増嵩に伴い増額補正するものであります。これらの歳出補正に対する財源として、国庫支出金、繰入金及び繰越金を増額するものであります。
 次に、議案第74号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億4,530万5,000円を追加補正し、歳入歳出総額は21億864万5,000円となるところであります。
 歳出補正は、特定環境保全公共下水道事業において、事業認可拡大に伴う柳瀬、太田地区の測量設計業務につきまして、国の補助を受け1億4,900万円を増額するものであり、また、受益者分担金につきまして、全期前納者の増加により財政調整基金へ積み立てるもので、9,770万5,000円を増額するものなどであります。
 これらの歳出補正に対する財源として、分担金及び負担金、国庫支出金、諸収入、市債を増額し、繰入金を減額するものであります。
 また、地方債につきましては、事業の追加により限度額を9,930万円増額するものであります。
 次に、議案第75号 平成15年度砺波市工業用水道事業会計予算につきましては、工業生産の需要に応じ工業用水を供給するため新たに企業会計を設置するものであります。
 資本的支出につきましては、水源工事及び配水管布設工事などの費用として1億9,730万円を予定し、その財源として、起債及び一般会計出資金を充て、なお不足する額につきましては、当年度消費税等収支調整額で補てんするものであります。
 また、収益的支出につきましては、事業計画等の費用として1,150万円を予定し、その財源として、一般会計補助金及び消費税還付金を充てるものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第76号 砺波市霊苑条例の一部改正につきましては、新たに造成しました霊苑の名称、位置及び使用料等を定めるため所要の改正を行うものであります。
 次に、議案第77号 砺波市水道事業の設置等に関する条例の一部改正につきましては、工業用水道事業を新たに設置するに当たり、地方公営企業法の規定により地方公営企業の設置及び経営の基本に関する事項を定めるため所要の改正を行うものであります。
 その他、株式会社フラワーランドとなみの経営状況につきまして報告書を提出しております。
 以上をもちまして、市政の概要と本会議に提出いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(石田君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明12月10日から12月14日までの5日間は、議案調査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、明12月10日から12月14日までの5日間は休会することに決定いたしました。
 次回は、12月15日午前10時から開会いたします。
 本日は、これをもって散会いたします。
 御苦労さまでした。

 午前11時14分 閉議



平成15年第4回臨時会 議案一覧

      本臨時会に付議された議案等の件名

議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)
議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計
       補正予算(第1号)
議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計
       補正予算(第2号)
議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第69号 平成15年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)
議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第71号 決算の認定について
報告第 9号 専決処分の承認を求めることについて
 専決処分第6号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)