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平成15年第4回臨時会 目次

        平成15年第4回砺波市議会臨時会会議録目次

★ 11月18日
  議事日程 ……………………………………………………………………………… 1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………… 1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………… 1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………… 1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………… 2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………… 2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………… 3
  報告事項 ……………………………………………………………………………… 3
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………… 3
  会期の決定 …………………………………………………………………………… 3
  議案第62号
  決算審査特別委員長報告 (高田委員長) ……………………………………… 4
  質疑・討論 …………………………………………………………………………… 9
  採 決 (議案第62号) ………………………………………………………… 9
  議案第65号から議案第71号及び報告第9号
  提案理由の説明 (安念市長) ……………………………………………………10
  各常任委員会及び決算審査特別委員会へ付託 ……………………………………12
  産業建設常任委員長報告 (齊藤委員長) ………………………………………13
  民生文教常任委員長報告 (寺島委員長) ………………………………………14
  総務病院常任委員長報告 (江守委員長) ………………………………………15
  決算審査特別委員長報告 (高田委員長) ………………………………………16
  質疑 ……………………………………………………………………………………16
  討論  (西尾議員) ………………………………………………………………17
  採 決 (議案第65号から議案第70号) ……………………………………18
  採 決 (議案第71号) …………………………………………………………19
  採 決 (報告第9号) ……………………………………………………………19
  閉会の宣告 ……………………………………………………………………………19



平成15年第4回臨時会(第1号) 議事日程・名簿 

     平成15年第4回砺波市議会臨時会会議録

1.議事日程
  第1 会議録署名議員の指名
  第2 会期の決定について
  第3 議案第62号 決算の認定について
     (委員長報告・質疑・討論・採決)
  第4 議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般
     会計補正予算(第4号)外6件及びに報告第9号 専決処分の承認を
     求めることについて
     (提案理由説明・質疑・委員会付託、
       委員長報告・質疑・討論・採決)

1.本日の会議に付した事件
  議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  11月18日  午後 2時05分 開議
  11月18日  午後 4時53分 閉議

1.出席議員(18名)
  1番 飯 田 修 平 君      2番 林   忠 男 君
  3番 柴 田   智 君      4番 齊 藤 源 秋 君
  5番 寺 島 良 三 君      6番 江 守 俊 光 君
  7番 松 本   昇 君      9番 石 田 隆 紀 君
 10番 高 田 隼 水 君     11番 村 中 昭 二 君
 12番 堀 田 信 一 君     13番 山 岸 銀 七 君
 14番 西 尾 英 宣 君     15番 宮 木 文 夫 君
 16番 柴 田 豊 明 君     17番 前 田 喜代志 君
 19番 松 本 恒 美 君     20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員
   8番 池 田 昭 作 君    18番 吉 澤 邦 麿 君

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 宮 井   正 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局次長 島 田 正 広 君   委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年第4回臨時会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時05分 開議

◯議長(石田君) ただいまより、平成15年第4回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員から地方自治法第235条の2第1項の規定により実施されました例月出納検査の結果報告を受け、お手元に配付いたしておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(石田君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名をいたします。
   1番 飯田 修平 君
   2番 林  忠男 君
   3番 柴田  智 君
を指名いたします。

◯議長(石田君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。
 これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。

◯議長(石田君) 次に、日程第3 議案第62号 決算の認定についてを議題といたします。
 去る9月、市議会定例会において、決算審査特別委員会に付託をいたし、継続審査となっておりました各企業会計の決算審査の経過と結果について、その報告を求めます。
 決算審査特別委員長 高田 隼水君。
  〔決算審査特別委員長 高田隼水君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(高田君) 決算審査特別委員会の審査結果とその概要について、御報告を申し上げます。
 去る9月定例会において提案され、当特別委員会に付託された議案第62号 決算の認定について、平成14年度砺波市水道事業会計及び平成14年度砺波市病院事業会計の2企業会計決算につきましては、慎重に審査を行うべく、閉会中の継続審査となっていたのであります。
 このため、10月21日、22日と23日の3日間にわたり委員会を開催し、監査委員から適切な審査所見を承り、その後当局から詳細な決算内容の説明を受け、引き続き関係諸帳簿等をつぶさに審査をいたしたのであります。
 その結果、当委員会といたしましては、両事業会計とも原案のとおり認定すべきものと決定いたしたのであります。
 以下、審査の概要について御報告を申し上げます。
 水道事業の平成14年度の経営状況につきましては、消費税抜きの損益計算書では総収益8億7,593万円と、前年度より211万1,000円、0.2パーセントの減、総費用は8億7,407万4,000円と、前年度より861万6,000円、1.0パーセントの減となり、収支差引額は185万6,000円の黒字決算となっております。
 経営収支の状況は、景気の低迷や節水等により給水収益の減少、他会計補助金の減少などがあったほか、下水道事業に伴う給水管移設の受託工事の増加があったものの、収益は前年度を下回っております。
 一方、費用については、原水費は昨年と同額であり、配水及び給水費、支払利息等においては減少しておりますが、受託工事費において増加しております。その結果、全体として費用は減少し、黒字決算となったものであります。
 また、業務状況につきましては、平成14年度末における給水人口は、4万2,037人と、前年度に比べ249人、0.6パーセントの増、給水件数は、1万2,473件で、前年度に比べ191件、1.6パーセントの増となっております。
 このような給水人口等の伸びにより、総配水量は、564万1,028立方メートルと、前年度に比べ2万4,173立方メートル、0.4パーセントの増となり、また有収水量も402万8,084立方メートルで、前年度に比べ1万2,540立方メートル、0.3パーセントの増となっており、有収率は71.41パーセントと前年度に比べ0.08ポイントを低下いたしております。
 次に、主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、未収金の状況及び滞納対策についてただしたところ、平成14年度末における未収金の残高は、8,617万6,000円とのことでありましたが、本年9月末現在では回収が進み、974万8,000円に減少しているとのことでした。
 そのうち、平成14年度末に不納欠損処理を行ったものは、15件の95万5,000円であり、対前年度に比較して件数では6件の減、金額では29万7,000円の増とのことであり、その内訳は、行方不明が2件、倒産によるものが2件、自己破産によるものが3件、生活困窮によるものが2件、閉栓後の転出により不納欠損となったものが6件とのことでありました。
 また、滞納対策としては、滞納者に対し、納付期限を1ヶ月経過したものについて、毎月督促状を出しているとのことでありました。
 さらに、平成14年10月からは、6ヶ月間入金がない場合には、文書であらかじめ予告をし、給水停止の措置を行っており、その結果、未収金の回収率が好転しているとのことでありました。その他、面談による支払い相談を行い、誓約書の提出を求めるなどしており、事情によっては、分割納付などにも応じているとのことであります。当委員会としても、常に滞納状況を把握され、未収金の発生の防止に努められるよう、強く要望をするものであります。
 次に、有収率については71.41パーセントと平成10年度をピークに低下傾向にあることから、その向上対策についてただしたところ、従来からも専門業者による漏水調査を実施しており、漏水箇所が発見された場合には直ちに修理を行い、対策を講じているとのことでありました。
 有収率の向上対策としては、今後とも専門業者による漏水調査を実施し、漏水箇所の早期発見に努めるとともに、石綿セメント管等の老朽管の更新を計画的に実施し、あわせて各メーター機器の再点検も実施するとのことでありました。
 また、石綿セメント管の布設替え事業の見通しについては、国の補助事業により平成3年度から実施しており、平成14年度末では、総延長62キロメートルの内、47キロメートルが完了しており、進捗率は77.3パーセントであり、平成15年度末では、累積更新延長を53.3キロメートル、86パーセントを見込んでいるとのことでありました。今後の布設替え事業については、下水道工事等にあわせて行うなど計画的に実施していくとのことであります。
 当委員会としても、良質な上水道水の安定供給と水道事業会計経営の安定化のため、有収率の向上に向けた実効ある対策を強く要望するものであります。
 次に、上水道水の水質検査の実施状況についてただしたところ、砺波広域水道企業団に委託をし、年に1回、市内の11箇所の上水道水について46項目及び41項目の水質調査を実施するとともに、13項目の水質調査を毎月実施しているとのことでありました。
 また、平成14年度に国の緊急地域雇用創出特別交付金事業を活用して、市内の鉛給水管に関するリストを作成したとのことでありました。平成15年4月には国の水質基準が改訂されたことから、平成15年度より水質調査を実施をし、新しい基準を満たしていない箇所については順次取り替えを行うとのことであります。
 当委員会としても、引き続き、安全で安心できる上水道水の供給に万全を期すよう強く要望するものであります。
 このほか、未収金徴収の外部委託について、企業債の借りかえについて、自己水源の活用状況について、砺波広域水道企業団からの責任受水について、配水管の耐震対策について、庄川町種田地区への給水状況について等の意見、要望があったところであります。
 次に、病院事業会計について申し上げます。
 まず、経営状況につきましては、消費税抜きの総収益は99億4,503万2,000円と前年度に比べ、8,558万円、0.9パーセントの増、総費用は101億5,277万円と前年度に比べ、5億4,872万4,000円、5.1パーセントの減となり、収支差引決算額は2億773万8,000円の赤字となっております。
 業務状況では、年間入院延べ患者数は15万7,830人と前年度より1万927人、7.4パーセントの増となっておりますが、年間外来延べ患者数は32万8,783人と前年度より3万2,643人、9.0パーセントの減となっております。
 また、一般病床利用率は83.6パーセントで、前年度に比べ0.9ポイントの増となっておりますが、これは平均在院日数の短縮があったものの、西棟病床の全面稼動等に伴い入院患者数が増加したことによるものであるとのことでありました。
 収益及び費用の内訳は、医業収益のうち入院収益が、集中治療室病床の開設、西棟病床の全面稼動等による入院患者数の増加に伴い、59億5,388万5,000円と前年度より5億1,005万3,000円、9.4パーセントの増となっております。
 また、外来収益は、薬剤投与期間に係る規制の原則廃止等の影響による外来患者数の減少により、31億5,192万5,000円と前年度より5億944万7,000円、13.9パーセントの減収となっており、医業収益全体では前年度に比べ0.7パーセントの伸びとなっております。
 また、医業外収益も補助金、負担金交付金などの増加に伴い、4億1,913万1,000円と前年度より1,995万6,000円の増となっております。
 一方、費用については、医業費用が95億7,261万6,000円であり、前年度より4,085万円の減となっており、この内訳としては、全体の51.0パーセントを占める給与費が、集中治療室病床の開設に伴う看護職員の増加などにより51億7,439万4,000円と前年度より1億7,270万1,000円の増であり、また27.7パーセントを占める材料費が、院外処方等の増加により使用薬品費が減少したことにより28億1,469万3,000円と前年度より3億283万円、9.7パーセントの減となっております。
 経費については、9億5,066万2,000円で、前年度より576万2,000円の増であり、減価償却費は前年度より増加し、資産減耗費は前年度より減少をいたしております。
 また、医業外費用は、5億5,420万1,000円と前年度より256万円、0.5パーセントの増となっております。
 今後は、増改築事業の進展に伴い償還金や維持管理経費の増大が見込まれ、また平成14年度のマイナスの診療報酬改定にも見られるような医療費抑制政策の実施が懸念されることから、病院経営を取り巻く環境は一層厳しいものが予測されます。
 ついては、砺波医療圏の中核病院として、近隣の病院、診療所と連携を図り、医療水準の向上、地域住民に信頼される良質な医療サービスの提供に努めるとともに、効率的な病院経営に向け、さらなる努力をされるよう期待をするものであります。
 ここで、主な意見、要望について申し上げます。
 まず、診療報酬の改定に伴う病院経営への影響についてただしたところ、平成14年4月の診療報酬の改定率は、診療でマイナス1.3パーセント、薬品でマイナス1.4パーセント、全体ではマイナス2.7パーセントと大変厳しいものであり、さらには、外来診療科の月内逓減制と投薬期間の原則撤廃による再診外来患者の来院回数の減少により、外来収益は前年度より減少したとのことでありました。しかし、集中治療室の開設、西棟病床の全面稼動等の結果、入院患者が、増え、入院収益は前年度よりも増額し、医業収益では前年並みを確保できたとのことでありました。
 また、開業医等からの患者紹介については、本年8月の紹介率は20パーセント弱であり、前年度より4、5ポイント上昇したとのことでありました。開業医等との連携により病床の利用率を高めることが収益の改善にもつながることから、今年度内に紹介率20パーセント台を確保できるよう努めているとのことでありました。その具体策としては、院内に地域医療連携室を設置するとともに、一層の連携を深め、開放型病床や医療機器の共同利用を促進したり、診療内容や担当医師等を紹介した「地域医療連携の手引き」を近隣の医療機関に配布しているとのことでありました。
 当委員会としても、質の高い医療サービスの提供と医業収益の改善のために、他の医療機関との連携をなお一層推進をされ、経営の効率化に努められるよう強く要望するものであります。
 次に、医薬分業による院外処方の状況についてただしたところ、院外処方については国の施策として推進されているものであり、本年8月現在では、院外処方率が42.5パーセントとのことでありました。しかし、院内処方も残しており、どちらを選択するかについては患者の意向を聞いて対応しているとのことでありました。
 また、安く販売されている後発の医薬品については、臨床データ等がないことから安全性を不安視するケースもあり、使用に関しては、院内の薬事委員会において協議の上、対応しているとのことであり、平成14年度末では68品目の後発医薬品を使用しており、これは院内で使用している全医薬品の約3パーセントを占めているとのことでありました。
 当委員会としても、患者本位を基本として、安全で安心な医療サービスの提供に万全を期されるよう要望するものであります。
 次に、医療事故防止への取組みについてただしたところ、院内に医療安全管理委員会を組織し、職員等にヒヤッとしたことを報告してもらい、それを回避するためのマニュアルを作り、業務に生かしているとのことでありました。
 また、院内を巡回して問題点の把握を常に行っているとのことでありました。
 当委員会としても、医療事故の防止対策にさらなる努力を傾けられるよう強く要望するものであります。
 このほか、医療費の滞納状況について、人件費増の理由について、自家発電施設について、医療器械の指名業者選定と機器の保証期間、耐用年数について、給食材料の地産地消について、企業債の償還について、夜間の当直及び救急体制について、職員一人当たりの医業収益について、超過勤務の状況について、清掃業務委託について、小児救急医療への対応についてなどの意見、要望があったところであります。
 以上、水道事業及び病院事業の両事業会計の決算につきまして、審査の結果とその所見を申し上げ、決算審査特別委員会の報告といたします。

◯議長(石田君) ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。

◯議長(石田君) これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 討論なしと認めます。
 これより議案第62号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 議案第62号 決算の認定について、平成14年度砺波市水道事業会計決算、平成14年度砺波市病院事業会計決算、以上2会計決算に対する委員長の報告は、認定することが妥当であるとするものであります。本決算を委員長報告のとおり、認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立全員であります。よって、議案第62号 決算の認定については、委員長報告のとおり認定することに決しました。

◯議長(石田君) 次に、日程第4 議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外6件及びに報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念 鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、ここに当面必要となってまいりました議案につきまして御審議願いたく、市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多用中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 初めに、衆議院議員総選挙について申し上げます。
 去る11月9日に行われました衆議院議員総選挙においては、投票率が66.42%と県平均を約5%上回る結果となりました。しかしながら、前回の投票率71.35%に比べますと約5ポイント下がり、選挙に対する市民の関心の低下を憂慮いたしております。
 続いて、事業の進捗等について申し上げます。
 まず、砺波市・庄川町合併協議会での協議につきましては、去る11月10日に開催されました第8回会議までに、合計52の協定項目中、42項目について調整案が提案され、うち37項目について調整方針が決定されたところであります。新市建設計画の一部を除くその他の項目につきましても、本年中に提案されるものと考えております。
 また、10月3日に開催されました第6回会議におきまして、第1回会議で「平成16年12月目途」と決定しておりました合併の期日についての修正協議が行われ、「平成16年11月1日」とすることが決定されたところであります。
 この11月1日という日は、月初めの月曜日ということで、新市への引き継ぎ業務上においても都合のよい節目の日であるとともに、「南砺市」の発足と同一日でもあり、砺波広域圏事務組合等の関係一部事務組合への影響その他諸般の事情を考慮いたしましても、より好都合なことと存じております。富山県を初め、関係市町村並びに合併協議会等とも十分調整しながら、平成16年11月1日の新市誕生に向け万全を期してまいりたいと考えております。
 これより、本日提案いたしました議案について御説明申し上げます。
 まず、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出それぞれ5,015万8,000円を減額補正し、歳入歳出予算総額は171億7,242万8,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものとしては、
  社会福祉団体活動推進費       398万7,000円
  観光地整備事業           330万0,000円
  教材備品整備費           350万0,000円
  農業集落排水会計繰出金       141万1,000円
  下水道会計繰出金          114万0,000円
などであり、また、減額補正のものとしては、人事院勧告に基づく給与改定に伴う人件費など、6,818万7,000円であります。
 これらの歳出補正に対する財源として、寄附金500万円、諸収入250万円を増額し、繰越金5,765万8,000円を減額補正しようとするものであります。
 次に、議案第66号から議案第69号まで、各特別会計及び企業会計の補正予算につきましては、主に一般会計の補正予算と同様に、人事院勧告に基づく給与改定に伴う人件費の補正を行う必要などからそれぞれ予算の補正をいたすものでございます。
 次に、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正につきましては、国の人事院勧告の実施に伴い、それに準じて砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正を行うものであります。
 次に、議案第71号 決算の認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成14年度の富山県砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所、砺波市老人保健医療事業、砺波市赤坂霊苑、砺波市下水道事業及び砺波市農業集落排水事業の各特別会計の歳入歳出決算を監査委員の意見を付して、議会の認定をお願いするものであります。
 次に、報告第9号 専決処分第6号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第3号)につきましては、衆議院解散に伴う選挙執行経費を追加計上するものや砺波市温水プールの水安全対策及び駐車場消雪水を確保するためのさく井工事にかかる経費、並びにこのことに関し地下水の影響を調査する経費について、早急に対応する必要がありましたので、専決処分したものであります。
 この補正により、一般会計歳入歳出予算に3,621万1,000円を増額し、歳入歳出予算の総額は172億2,258万6,000円と相成ったところであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決、認定、承認を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(石田君) これより、ただいま議題となっております議案に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっております議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外6件、並びに報告第9号 専決処分の承認を求めることについては、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会並びに決算審査特別委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時38分 休憩

 午後 4時29分 再開

◯議長(石田君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、付託いたしました案件について所管の委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 齊藤 源秋君。
  〔産業建設常任委員長 齊藤源秋君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(齊藤君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今第4回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案4件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 本臨時会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、以上議案4件であります。
 市当局から案件について詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分の内容といたしましては、自治総合センターの一般コミュニティ事業助成金を活用し、別所の郷山菜まつりのステージ整備事業に対する補助を行うものであります。本事業の実施により、別所の郷山菜まつりの事業主体である栴檀山東別所・塩谷・浅谷地区住民の連携と融和が深まり、一層コミュニティ活動の発展が図られ、中山間地域の活性化に資するものであると考えられることから必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
 また、議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、以上議案3件につきましては、国の人事院勧告の実施に伴い所要の予算措置を行うものであり、いずれの案件も、やむを得ないものとして認めたものであります。
 以上、審査の結果とその概要の一端を申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。

◯議長(石田君) 民生文教常任委員長 寺島 良三君。
  〔民生文教常任委員長 寺島良三君 登壇〕

◯民生文教常任委員長(寺島君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今第4回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案1件及び報告1件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 本臨時会において、文教民生常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分、以上議案1件及び報告1件であります。
 市当局から議案について詳細な説明を受け、慎重に審査いたしました結果、付託案件につきましては、いずれも原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分の内容といたしましては、砺波市と庄川町両市町の社会福祉協議会の合併に向けた諸準備のため、砺波市社会福祉協議会への職員派遣に要するものであります。
 その他、市内の篤志家からの幼稚園・小中学校への学校図書備品及び体育振興への寄附に関するもの、並びに駅伝競技及びマーチングバンド競技の全国大会へ出町中学校から8人、庄西中学校から53人の選手がそれぞれ派遣されることについてであり、いずれの案件も必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
 次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分につきましては、砺波市温水プールにおいて、プール水の循環頻度を高め、雑菌の発生を未然に防止するとともに、将来的には駐車場の消雪用の水の確保のため、地下水への影響調査を実施し、水源井戸を掘削するものであり、やむを得ないものとして認めたものであります。
 以上、審査の結果とその概要の一端を申し上げ、民生文教常任委員会の報告といたします。

◯議長(石田君) 総務病院常任委員長 江守 俊光君。
  〔総務病院常任委員長 江守俊光君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(江守君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今第4回臨時会におきまして、当委員会に付託されました議案3件及び報告1件について審査するため、本日、市長を初め、関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 本臨時会において、総務病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第69号 平成15年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分、以上議案3件及び報告1件であります。
 市当局から案件について詳細な説明を受け、慎重に審査いたしました結果、付託案件については、いずれも原案のとおり可決または承認することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 まず、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正については、国の人事院勧告の実施に伴い、それに準じて市職員の一般職の給料の減額改定、特別職及び一般職の期末手当の支給月数の引き下げなど、給与に関する条例等の一部を改正するものであります。
 また、この給与に関する条例等の一部改正に伴い、議案第65号として一般会計について、また議案第69号として病院事業会計について、それぞれ所要の予算措置を行うものであります。
 以上、議案3件につきましては、いずれの案件も必要と認められ、やむを得ないものといたしたところであります。
 次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることについて所管部分については、去る11月9日に執行されました衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査に係る諸経費について専決処分が行われたものであり、やむを得ないものとして認めたものであります。
 なお、今回の選挙の執行経費につきましては、全額国庫支出金をもって充てられるものであります。
 以上、審査の結果とその概要を申し上げ、総務病院常任委員会の報告といたします。

◯議長(石田君) 決算審査特別委員長 高田 隼水君。
  〔決算審査特別委員長 高田隼水君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(高田君) 決算審査特別委員会の審査結果について、御報告を申し上げます。
 本日、本会議におきまして、当特別委員会に付託となりました議案第71号決算の認定について、平成14年度富山県砺波市一般会計及び平成14年度の各特別会計、以上7会計の歳入歳出決算の認定につきまして審査をするため、先ほど特別委員会を開催いたしたのでございます。協議の結果、本件につきましては、慎重に審議を行うため、閉会中に継続をして審査することに決したのであります。
 以上、まことに簡単でございますが、決算審査特別委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) この際、本日の会議時間は、議事の都合により、会議終了まで延長いたします。
 これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 14番 西尾 英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 議案第65号から議案第70号にかけて、反対討論を行います。
 人事院は、8月8日公務員の月額給与を引き下げる勧告を出したことで提案されたものです。年収は、5年連続マイナスで、月額給与の引き下げは、2年連続です。今回の全国平均16万3,000円の賃下げは、過去最大であり、国と地方の公務員全体で、総額7,000億円削減になります。
 当市においても、一人当たり17万円、総額約1億7,000万円にもなるものです。賃下げは、公務員の生活をさらに悪化させ、国民の暮らしと日本経済にも計り知れない悪影響を与えるものであり、到底容認できません。雇用者所得7兆円減、人事院勧告による賃下げは、750万人に及ぶ公務関係労働者だけでなく、農協、病院、私立学校など広範囲な労働者にも波及し、さらに日本の労働者全体の賃下げにもつながるものです。
 人事院は、公務員給与が、民間を上回り、逆格差が生じたことをマイナス勧告の理由にしています。しかも、民間企業のリストラ、賃下げをあおってきたのは、政府自身です。
 昨年、公務員の賃下げをしたことが、今春闘で民間の賃下げに拍車をかけており、賃下げの悪循環を招いていることは明らかです。民間と公務員の賃下げ競争は、何をもたらしているのでしょうか。現に、昨年の雇用者所得は昨年よりも6兆8,000億円以上も低下しており、今や異常な事態と言わなければなりません。働く国民の大幅な所得減少が、不況にあえぐ地域の商店街や地域経済もさらに冷え込ませ、日本経済全体が泥沼から抜け出せない大きな要因になっていることは明瞭です。この賃下げの悪循環からの脱却こそ、今必要ではないでしょうか。賃下げの勧告が、公務労働者の基本的な権利を侵害することも重大です。
 人事院の勧告は、ストライキ権を奪われている公務員の生存権を保障するための代償機能とされてきました。その人事院が、賃下げ分を4月に溯って、期末手当で差し引くことは、不利益は過去に遡っては適用しないという最高裁判決にも背く、無法なやり方であり、許されないものです。見過ごせないのは、公務員の賃下げをてこにして、3,000万の年金受給者を初め、国民に給付の減額を押し付けようとしていることです。
 政府は、消費者物価の変動を年金に反映させる物価スライドの実施を打ち出していますが、過去3年の物価下落の積み残し分を加えた2.1パーセントを減額すれば、年金の削減額は8,000億円にも上ります。しかも、減額は年金だけでなく、児童扶養手当や生活保護費などにも連動するもので、被害は多くの国民に及びます。既に、今年も減額された上に、医療費3割負担や庶民増税など4兆円の国民負担増が進行し、国民の暮らしは圧迫されているのに、またもや、ささやかな年金、手当まで減額するとは、何と冷たい政治でありますか。政治を暮らし応援に転換することこそ、求められています。
 労働者と国民には、際限のない賃下げや負担増を強いる一方で、公共事業のむだと利権の構造にメスを入れることなく、巨額の軍事費や在日米軍への思いやり予算は聖域扱いにする逆立ち政治は、国民の願いに逆行するものです。
 今、必要なのは、国民の暮らしを応援して、日本経済を建て直す方向に根本的に転換することであります。
 以上の理由により、人事院勧告の賃下げはやめられることを求めて、私の討論といたします。

◯議長(石田君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、ただいま議題となっております議案第65号から議案第71号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外6件及びに報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。
  〔17番 前田喜代志君 退場〕
 まず、議案第65号から議案第70号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外5件を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第65号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)、議案第66号 平成15年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第68号 平成15年度砺波市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第69号 平成15年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第70号 砺波市職員の給与に関する条例等の一部改正について、以上議案6件に対する委員長の報告は原案可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立多数であります。よって、議案第65号から議案第70号までの6議案は原案のとおり可決されました。
  〔17番 前田喜代志君 入場〕

◯議長(石田君) 次に、議案第71号 決算の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、閉会中の継続審査とするものであります。
 本案を委員長報告のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第71号は、閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(石田君) 次に、報告第9号 専決処分の承認を求めることについてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、承認とするものであります。
 本案を委員長報告のとおり、承認とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立全員であります。よって、報告第9号は原案のとおり承認されました。

◯議長(石田君) 以上をもちまして、本臨時会に付議されました全議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成15年第4回砺波市議会臨時会を閉会いたします。
 市長からごあいさつがございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 臨時会を開催したところ、それぞれ御多忙の中、御出席をいただきまして、それぞれ可決・承認をいただきましたことを厚くお礼を申し上げたいと思います。
 今回は、特別必要になった諸事項がございましたので、このような時期に開催をさせていただきました。今日、それぞれ議決をされましたこと等につきましては、忠実に守ってまいりたいと、このように思っております。
 なお、西尾議員さんからの反対意見もあったわけですが、世間はそんなに甘くはないと私は思うんです。それぞれリストラがあって、賃下げがあって、公務員だけが、のうのうとハイわかりましたという、そういう時代が本当にいいのかどうか、十分議論をすべきところだと、私はそのように思っております。地域経済に及ぼす影響もという話でございますが、別の意味で、私は地域経済の活性化のために、市町村はがんばらなきゃいかんな、そんなことを思って、きょうはいろいろ補正にも出しましたが、このような仕事をさせていただいて、活気ある砺波市になればと、このように思っております。
 なおまた、中学生ががんばってくれました。すばらしいことだと、私は思っております。みんなで応援をして、いい大会になるように御祈念を申し上げて、私からのごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

◯議長(石田君) これをもって散会いたします。
 どうも、御苦労さまでした。

 午後 4時53分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。

  平成15年11月18日

    議  長  石 田 隆 紀

    署名議員  飯 田 修 平

    署名議員  林   忠 男

    署名議員  柴 田   智



平成15年9月定例会(第4号) 議事日程・名簿

    平成15年9月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
  第1 議案第57号から議案第62号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補
     正予算(第2号)外5件について
     (委員長報告、質疑、討論、採決)
  第2 農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願
     (質疑、討論、採決)
  第3 議員の派遣について
  第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
  日程第1 議案第57号から議案第62号まで、平成15年度富山県砺波市一般会
       計補正予算(第2号)外5件について
       (委員長報告、質疑、討論、採決)
  日程第2 農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める
       請願
       (質疑、討論、採決)
  議案第63号 砺波市教育委員会委員の任命について
  議案第64号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について
  日程第3 議員の派遣について
  日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.開議及び閉議の日時
   9月19日  午後 2時04分  開議
   9月19日  午後 2時52分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 飯 田 修 平 君     2番 林   忠 男 君
   3番 柴 田   智 君     4番 齊 藤 源 秋 君
   5番 寺 島 良 三 君     6番 江 守 俊 光 君
   7番 松 本   昇 君     8番 池 田 昭 作 君
   9番 石 田 隆 紀 君    10番 高 田 隼 水 君
  11番 村 中 昭 二 君    12番 堀 田 信 一 君
  13番 山 岸 銀 七 君    14番 西 尾 英 宣 君
  15番 宮 木 文 夫 君    16番 柴 田 豊 明 君
  17番 前 田 喜代志 君    18番 吉 澤 邦 麿 君
  19番 松 本 恒 美 君    20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 宮 井   正 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 井 上 辰 夫 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年9月定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時04分 開議

◯議長(石田君) ただいまから本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。
 次に、御報告を申し上げます。
 先に設置されました決算審査特別委員会において、正・副委員長を互選されました結果、
 委員長に   高 田 隼 水 君
 副委員長に  柴 田 豊 明 君
がそれぞれ選任されましたので、御報告申し上げます。

◯議長(石田君) これより日程に入ります。
 日程第1 議案第57号から議案第62号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外5件についてを議題といたします。
 これより各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 齊藤源秋君。
  〔産業建設常任委員長 齊藤源秋君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(齊藤君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外1議案及び請願1件を審査するため、去る9月12日午前10時より、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第59号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、受理番号22番 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」、以上議案2件並びに請願1件であり、当局から議案等の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件については継続審査とすることに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、議案となっております砺波地域職業訓練センターの駐車場整備についてただしたところ、施設の西側に隣接して建っている元のタイヤ販売会社の建物を撤去し、敷地面積約400平方メートルを駐車場として整備を行うとのことでありました。この駐車場整備により、現在の駐車台数約120台に加えて約20台の駐車が可能となり、駐車場の混雑解消を図るものであるとのことでありました。
 次に、下水道排水設備指定工事店の指定についてただしたところ、制度については平成10年から発足しており、届け出により一定の資格要件を満たしている市内54社を含む県内約170社を指定しているとのことでありました。
 宅地内排水工事は、これらの指定店が施工資格を有するものであり、ほとんどの工事は市内の指定工事店が施工しているが、最近では、市外の指定工事店による工事施工も増えてきているとのことでありました。
 また、最近の新聞報道にもありましたが、市の依頼で来たように装った業者による下水道の宅地内排水管の清掃に関する苦情、トラブルが発生しており、市ではチラシを配布して注意を呼びかけたとのことでありました。
 次に、田園空間整備事業で設置予定の「(仮称)散居村ミュージアム」の運営管理についてただしたところ、県営のコア施設については、県及び事業に関係する7市町村にも一部負担の申し入れを行っているところであり、今後とも協議を重ねてまいりたいとのことでありました。
 次に、主要地方道砺波小矢部線の改良事業についてただしたところ、当該路線の整備を要する区間の市内延長は3.2キロメートルであり、平成14年度に県において交通量等の調査がなされ、中神交差点から十年明鷹栖線までの1.6キロメートルについて、今年度に道路計画案が提示されたとのことであり、その内容は、車道については2車線の対面交通とし、中神交差点から都市計画道路・栄町苗加線までは道路両側にそれぞれ4.5メートルの歩道を設け、幅員20メートル、都市計画道路・栄町苗加線から市道十年明鷹栖線までは道路両側にそれぞれ3.5メートルの歩道を設け、幅員16メートル、市道十年明鷹栖線から若林地内に向けては、道路片側に3.5メートルの歩道を設け、幅員13メートルで整備を計画しているとのことでありました。
 なお、用途地域内である中神地内については、道路整備を含む面的整備により土地の高度利用を図ることが、投資効果も大きく、また地域の発展につながるのではないかとのことで、区画整理事業への理解が深まるよう説明をしていきたいとのことでありました。
 また、国道359号砺波東バイパスの整備についてただしたところ、去る8月27日及び29日に庄東地区において地元説明会を開催したところであり、今後、予備設計調査のため、現場測量に入る予定であるとのことでありました。
 そのほか、老朽化している市営苗加住宅への対応について、砺波市教育環境建築審査会の内容について、杉木土地区画整理事業における工事施工について、上水道における水圧低下対策について、諏訪川の改修事業計画について、土地改良区の合併について等の意見及び要望があったところであります。
 以上、まことに簡単ではありますが、審査結果の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) 民生文教常任委員長 寺島良三君。
  〔民生文教常任委員長 寺島良三君 登壇〕

◯民生文教常任委員長(寺島君) 民生文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外1議案を審査するため、去る9月16日午前10時より、三役を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催しました。
 それでは、当委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)、議案第58号 平成15年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)、以上、議案2件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、特別養護老人ホーム砺波ふれあいの杜についてただしたところ、設置主体は社会福祉法人となみ野会(理事長 齊藤大直氏)であり、昨年9月1日に建設に着手し、本年7月31日に完成、9月3日からオープンしているとのことでありました。
 鉄筋コンクリート造り3階建て(一部4階建て)であり、入所80床、ショートステイ20床、デイサービスセンターが標準型15人、痴呆型8人の計23人、在宅介護支援センター、地域交流センター等を備えた施設となっているとのことでありました。
 また、施設整備に際しては、国が2分の1、県が4分の1の補助を行っており、市としても同法人の借入金について債務負担行為を設定し、元利償還金に対する補助を行うとのことでありました。
 なお、同施設には市内から39名の方が入所しているとのことでありました。
 次に、(仮称)砺波市健康センターの運営管理についてただしたところ、これまで健康センターを併設している公的病院をつぶさに調査いたしました結果等も踏まえ、運営管理を委託する砺波総合病院との協議の上、1日当たり30人の一次健診を実施することとし、市民のみならず市外の方々や各職場にもPRを行い、施設の効率的な運用を図ってまいりたいとのことでありました。
 また、砺波総合病院との間でコンピューターシステムの共用化を図ることから、一次健診で病気が発見された場合には、その健診情報をもとに、速やかに砺波総合病院で診察を受けることができるとのことでありました。
 次に、県が運転免許センター砺波出張所を廃止し、来年9月を目途に、高岡市内で県西部運転免許センターを設置するとの新聞報道があったことについてただしたところ、市体育館で毎週木曜日に開設している運転免許証の更新手続については、山間部の利用者の利便性を考慮し平成元年から実施されており、年間約8,000人の高齢者及び砺波、小矢部、井波、福光署管内の優良運転者の方々が利用されているとのことでありました。
 砺波出張所を廃止するものの、70歳以上の高齢者においては、それぞれの所轄の警察署で月曜日から金曜日までの間、更新手続ができるようになり、サービスの向上となりますが、現在、砺波出張所で手続が認められている優良運転者については、高岡市または富山市の運転免許センターで更新手続をすることになるとのことでありました。
 なお、運転免許証については、県西部運転免許センターで更新手続を行った場合は後日交付されるとのことであり、現在の砺波出張所における更新手続と同様であるとのことでありました。県において今後調査が行われ、施設の位置等が決定されるとのことでありました。
 次に、子供の体力低下についてただしたところ、当市においても体格は向上しているものの、体力・運動能力については低下傾向にあるとのことでありました。市ではこうした現状を踏まえ、本年4月に12人の委員による「体力づくり検討委員会」を設置し、その対応策を検討してもらった結果、1)家庭に体力低下の実態を知ってもらう、2)小さいころから体を動かす習慣づけを行う、3)児童生徒に自分の体力を認識させる、4)食生活の改善が大切であるなどの提言をいただいたとのことでありました。
 市ではこれらの提言を踏まえ、1)広報となみ10月号及び11月号で市民に現状を知ってもらう、2)来年度から社会体育指導員等の幼稚園、保育所への派遣を検討する、3)各学校での年1回の体力テストを年2回実施できないかを検討するなどの対応策を実施・検討するとのことでありました。
 次に、新しく完成した学校給食センターの運用状況についてただしたところ、強化磁器食器に変えたこと、また、従来扱っていなかった食器トレーやはしなどを導入したこと等により作業内容が今までと異なることから、準備や片付け等において従来より若干時間を要しているとのことでありました。現在、従来の時間に戻すよう努めているところであり、また、今後とも徹底した安全管理にも努めてまいりたいとのことでありました。
 なお、旧の給食センター施設につきましては、今後、市内各所における遺跡等からの出土品の整理や保管をする場所として活用してまいりたいとのことでありました。
 そのほか、北部総合福祉施設の整備スケジュールについて、次世代育成支援行動計画について、放課後児童教室の運営について、ふれあい号の運行について、在宅福祉の現状について、国民健康保険税の未納者への対応について、介護保険料の減免について、市営バスの修繕内容について、高岡市・福岡町総合斎場について、ホテル建設問題について、全国・北信越中学選手権大会選手派遣補助金について、就学援助申請における関係課との連携について、市連合婦人会創立50周年事業補助金についてなど、質疑・要望があったところであります。
 以上、簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げまして、民生文教常任委員会の報告といたします。

◯議長(石田君) 総務病院常任委員長 江守俊光君。
  〔総務病院常任委員長 江守俊光君 登壇〕

◯総務病院常任委員長(江守君) 総務病院常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今9月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分外2件について審査するため、去る9月17日午前10時より、市長を初め関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、総務病院常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)所管部分、議案第60号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第61号 砺波市立小・中学校設置条例等の一部改正についてであります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な質疑、意見、要望について申し上げます。
 まず、消防における防火水槽等の水利対策についてただしたところ、近年、新興住宅団地の整備が進んでいることから、「消防施設等整備計画」の見直しを行うとともに、同計画に基づき、住宅密集地・連檐地を中心に水利状況等を勘案しながら順次整備を行い、安全で安心して暮らせる市民生活の確保を図ってまいりたいとのことでありました。
 次に、期日前投票制度についてただしたところ、公職選挙法の一部を改正する法律の制定に伴い、公示日または告示日の翌日から投票日の前日まで、投票管理者及び投票立会人の立ち会いのもとに期日前投票所を設置し、投票できるようにする制度であるとのことでありました。
 この制度による期日前投票所は、通常の投票所と同様の取り扱いとなることから、従来の不在者投票のように、投票用紙を封筒に入れて、それに署名するといった手続が不要となり、投票がしやすくなるものであるとのことでありました。
 なお、投票時間は午前8時30分から午後8時までであり、本年12月1日から施行されるとのことでありました。
 次に、個人情報保護条例の制定に向けた取り組みと今後の予定についてただしたところ、現在、先進事例についての情報を収集しているところであり、年内には職員によるワーキンググループを設置し、内容等について検討を行うとともに、「情報公開審査会」の各委員からの提言等もいただきながら策定してまいりたいとのことでありました。
 また、庄川町も同条例の制定を検討しているとのことであり、制定に際しては、庄川町とも事前に協議・調整をしてまいりたいとのことでありました。
 次に、旧出町小学校施設の今後の活用方策についてただしたところ、昨年4月の新校舎の完成に伴い、現在、普通財産として管理をしているとのことでありました。具体的な活用方策等については、同施設が生涯学習ゾーンの中にあることなども踏まえ検討を行っているところであり、今後、地元関係者とも協議を重ねながら、可能な限り有効活用を図ってまいりたいとのことでありました。
 次に、砺波総合病院における本年4月からの入院患者及び外来患者の動向並びに医業収益の概況についてただしたところ、健康保険法の改正に伴い、4月から医療費の本人一部負担金が3割になり、受診抑制が働いたこともあり、外来患者数は減少しているものの、入院患者数についてはわずかながら増加しているとのことでありました。その結果、7月までの医業収益は前年度より減少しているとのことでありました。
 次に、市町村合併に伴う新市建設計画及び財政計画についてただしたところ、新市建設計画につきましては、当市及び庄川町の総合計画を基本に、本年4月に実施した「新市まちづくりアンケート」や、8月31日に開催した「新市まちづくりシンポジウム」における各階各層の住民の代表者の方々からの提言及び当日の参加者へのアンケート結果などを踏まえ、年内に素案を作成し、来年3月までには策定してまいりたいとのことでありました。
 また、新市の財政計画につきましては、新市発足後10年間の計画を策定する予定であるとのことでありました。歳入における地方交付税額等の将来の見込みは不透明ではあるものの、過去の実績等を踏まえて推計を行い、県とも協議・検討をしてまいりたいとのことでありました。
 そのほか、出町市街地における住居表示変更地区の内容について、JR砺波駅前交番所の設置について、今年度の市税及び国民健康保険税の収納状況について、来年度の歳入見込みについて等の意見及び要望があり、また砺波総合病院に関して、外来患者の送迎の際の乗降場所・ヘリポート使用時の振動及び騒音の状況・高齢者の高額医療費の払い戻し手続・食堂及び売店の営業時間・駐車場の現状・職員の接遇態度等について意見及び要望があったところであります。
 終わりに、当委員会は、各種先進的事業等の調査及び研究のため、去る8月3日から5日まで、福岡県の宗像市及び香川県の三豊総合病院を行政視察してまいりました。
 宗像市では市町村合併について、三豊総合病院では医療・保健・福祉を統合したケアシステムについて、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果の一端を申し上げ、総務病院常任委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) 決算審査特別委員長 高田隼水君。
  〔決算審査特別委員長 高田隼水君 登壇〕

◯決算審査特別委員長(高田君) 去る9月10日、本会議において平成14年度の砺波市の各会計決算を審査するため、決算審査特別委員会が設置されました。
 翌9月11日に、議案第62号の平成14年度砺波市水道事業会計及び平成14年度砺波市病院事業会計の各決算が付託となりましたので、これを審査するため、当日直ちに委員会を開催したのであります。
 まず、正・副委員長互選の後、付託になりました議案第62号 決算の認定につきまして、閉会中に継続をして審査することに決したのであります。
 以上、まことに簡単でありますが、決算審査特別委員会の御報告といたします。

◯議長(石田君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 討論なしと認めます。
 これより、順次採決をいたします。
 まず、議案第57号から議案第61号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外4件を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第57号 平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)、議案第58号 平成15年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第59号 平成15年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)、議案第60号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第61号 砺波市立小・中学校設置条例等の一部改正について、以上、議案5件に対する委員長報告は原案のとおり可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立全員であります。よって、議案第57号から議案第61号までの議案5件は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第62号 決算の認定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長報告は閉会中の継続審査とするものであります。
 本案を委員長報告のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第62号 決算の認定については閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(石田君) 次に、日程第2 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。
 これより、受理番号22番 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」について質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 受理番号22番 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」について、賛成討論をいたします。
 米は国民の主食であり、日本農業の柱、地域経済の支えです。その需給と価格の安定は農政の基本的課題でした。にもかかわらず、米政策改革はこの位置づけを根本から覆し、市場原理ということで需給と価格の安定を農家、農業団体の責任にしました。輸入や大スーパーなどの買いたたきは野放しにするのですから、不安は当然です。
 政府の米政策に従ってきた全国農協中央会も含め、農業関係者がそろって「米づくりはつぶされるのではないか」と懸念の声が出されています。
 農水省は来年度の政策の具体案の一端を示しました。減反の一律割り当てをやめるとされた需給対策では、生産できる米の量がさらに減らされ、事実上の減反面積は今年の106万ヘクタール、水田面積の48%よりさらに増えていくものです。
 日本農業で深刻なのは米だけではありません。今、日本の食料、農業はWTO協定締結後の輸入の急増と価格政策放棄による生産者価格暴落のため、生産基盤の崩壊がますますひどくなっています。
 農家は1995年の334万戸から今年2月には298万戸と36万戸、11%も減っています。主に農業に従事している専業農家は34%も激減しました。農政が農業で頑張ってきた農家にいかに手ひどい打撃を与えたかは明らかです。
 農作物の作付け面積は43万ヘクタール減りましたが、このテンポで減り続ければ、75年後には国内での作付けがなくなっていきます。わずか40%の食料自給率は回復どころが一層低下しかねません。
 しかも、今年は東北地方を中心に気候不順で大変な不作です。農作物の特性を無視して、米は余るもの、減らすものとした自民党農政の無責任さは明らかです。農政を大もとから変えていかなければならないときです。
 今大事なのは、米生産を続けられる条件をしっかりと整備していくことです。価格暴落対策の強化、アクセス米の削減、備蓄米の確保、麦・大豆の増産など、多くの農業関係者と共同を広げ力を尽くすことこそ大切です。
 当市は田園空間博物館事業の一次指定として、全国17カ所のうちの1カ所に指定されたのも、水田に囲まれたアズマダチの家を後世に残さなければならないということであり、田園空間博物館事業のアドバイザーである富山和子氏は、「米づくりをやめたら環境も文化も失う」と米づくりを訴え続けておられます。
 米政策改革大綱の方向を強行して、生産者を淘汰し、米価格の暴落を招くことがないよう、担い手農家の経営が成り立つ対策とともに、意欲あるすべての農家が米づくりを続けられる施策を講ずること。
 『いのちのふるさと水田稲作-水田は国土と文化を守る-』(実物提示)という、これは一冊の雑誌ですけれども、この表紙に砺波市の散居村が全国に紹介されています。
 21世紀の砺波市をつくっていくためにも、砺波の農業が元気に頑張っていけることこそ大切です。そのためにも、この請願書の賛成を求めて私の討論といたします。

◯議長(石田君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号22番 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号22番 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」に対する委員長報告は継続審査であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(石田君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり継続審査とすることに決しました。

◯議長(石田君) 次に、お諮りいたします。ただいま議案第63号 砺波市教育委員会委員の任命について及び議案第64号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任についての2件が提出されました。この際、これを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
 これより、議案第63号及び議案第64号を議題といたします。
  〔教育委員長 桃井千秋君 退場〕

◯議長(石田君) 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第63号 砺波市教育委員会委員の任命について御説明申し上げます。
 現砺波市教育委員会委員桃井千秋氏については、来る9月30日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を砺波市教育委員会委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
 続いて、ただいま追加提案いたしました議案第64号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。
 現砺波市固定資産評価審査委員会委員家城亞告氏については、来る9月27日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を砺波市固定資産評価審査委員会委員として選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御同意賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(石田君) お諮りいたします。本議案については事情十分に御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 まず、議案第63号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第63号 砺波市教育委員会委員の任命について、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第63号は原案に同意することに決しました。
  〔教育委員長 桃井千秋君 入場〕

◯議長(石田君) 次に、議案第64号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第64号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議案第64号は原案に同意することに決しました。

◯議長(石田君) 次に、日程第3 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条及び砺波市議会会議規則第110条の規定により、派遣する議員についてはお手元にお配りいたしております「議員の派遣について」のとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条及び砺波市議会会議規則第110条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、「議員の派遣について」の配付文書のとおり、議員を派遣することに決しました。

◯議長(石田君) 次に、日程第4 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会からの申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(石田君) 以上で、本定例会に付議されました全議案を議了いたしました。
 これをもちまして、平成15年9月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長からごあいさつがあります。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 市議会の閉会に当たりまして、お礼のごあいさつを申し上げます。
 提案いたしました議案について、企業会計決算につきましては継続審査でございますが、それぞれ可決をいただきました。
 予算としては、次世代育成対策事業あるいは幼保一体化事業、いわゆる少子・高齢化に対応する予算等であります。
 なおまた、国道359号のバイパス並びに街路事業等でございますが、速やかに執行してまいりたい、このように存じておる次第でございます。
 なお、議会中に賜りました御意見、要望につきましては、それぞれ善処してまいりたいと、このように存じておる次第でございます。
 心配しておりました天候も9月に入って回復いたしまして、今、刈り取りの最盛期でございますが、目の前に台風15号が発生したようでございます。平穏な気候が続けばよいなと、こんなことを実は思っておるところでございます。
 なお、明年から米政策改革大綱が始まることや、あるいは庄川町との合併協議もいよいよ本場を迎えております。厳しい事情の中に私どもも頑張ってまりいたいと思いますが、議員各位の今後ともの御指導をお願い申し上げまして、閉会に当たりましてのお礼のごあいさつといたします。
 ありがとうございました。

◯議長(石田君) これをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 2時52分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成15年9月19日

      議  長    石 田 隆 紀

      署名議員    吉 澤 那 麿

      署名議員    松 本 恒 美

      署名議員    梶 谷 公 美



平成15年9月定例会[ 請願審査結果 ]

┌────┬────────────┬────────┬─────┬─────┬────┬───┐
│受理番号│   件    名   │請願者住所氏名 │紹介議員名│委員会名 │審査結果│意 見│
│    │            │        │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │農家が意欲をもって稲作に│農民運動富山県連│     │産業建設 │    │   │
│ 22 │取り組むことのできる米政│合会      │西尾 英宣│常任委員会│継続審査│   │
│    │策の実現を求める請願  │  岩河 秀雄 │     │     │    │   │
│    │            │        │     │     │    │   │
└────┴────────────┴────────┴─────┴─────┴────┴───┘



平成15年9月定例会(第3号) 議事日程・名簿

     平成15年9月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問、並びに議案第57号から議案第62号まで、平成
     15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外5件について
     (一般質問、質疑、委員会付託)
  第2 農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願
     (委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   9月11日  午前10時03分  開議
   9月11日  午後 1時56分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 飯 田 修 平 君     2番 林   忠 男 君
   3番 柴 田   智 君     4番 齊 藤 源 秋 君
   5番 寺 島 良 三 君     6番 江 守 俊 光 君
   7番 松 本   昇 君     8番 池 田 昭 作 君
   9番 石 田 隆 紀 君    10番 高 田 隼 水 君
  11番 村 中 昭 二 君    12番 堀 田 信 一 君
  13番 山 岸 銀 七 君    14番 西 尾 英 宣 君
  15番 宮 木 文 夫 君    16番 柴 田 豊 明 君
  17番 前 田 喜代志 君    18番 吉 澤 邦 麿 君
  19番 松 本 恒 美 君    20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 宮 井   正 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 井 上 辰 夫 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年9月定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時03分 開議

◯議長(石田君) これより本日の会議を開き、直ちに、本日の日程に入ります。

◯議長(石田君) 日程第1 市政一般に対する質問、並びに議案第57号から議案第62号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外5件についてを議題といたします。
 通告に基づき、順次発言を許します。
 1番 飯田修平君。
  〔1番 飯田修平君 登壇〕

◯1番(飯田君) お許しをいただきましたので、通告に基づき、順次質問をさせていただきます。
 1項目目は、ごみ処理対策について質問をいたします。
 第1点は、リデュース、リユース、リサイクルのいわゆる3Rを中心とした、有効かつ実践的な取り組みについてであります。
 平成14年度にクリーンセンターとなみへ持ち込まれた砺波市の可燃ごみの量は、1万578トンと対前年比約1.1%の増加となっております。平成5年の可燃ごみ量が5,190.1トンですから、10年間で5,387.9トンと倍増していることになります。
 このように、排出ごみ総量は、近年急激に増加しており、このままの勢いで増え続けると、近いうちにクリーンセンターとなみの1日処理能力を超えてしまう事態も考えられ、一層のごみの減量化を図る必要があります。
 そこで、市民のすべての皆さんに、ごみ問題についてもっともっと関心を持っていただいて、今後、リサイクル、リユースをしっかりと実現することで、循環型社会を目指そうという施策は、同時にごみの焼却量の減少にもつながるものと思います。
 ごみの分別収集は、市民が行政に参画していただく、つまり、市民の皆さんに行政の仕事の一端を担っていただくという、まさに一つの典型だと思います。分別してわざわざ出すという手間を市民の皆さんにお願いしているわけで、そのことによってごみの焼却量が減り、資源のリサイクル化ということにもつながり、それは環境問題として、例えば炭素排出量の規制にもつながり、さまざまな形で効果が出てくると同時に、行政の効率化の推進にもつなげることができると思います。
 どうやって行政コストを下げるかということを考えると、職員数は増やさないどころか減らす、そして行政効率を上げる、そのためには、市民の皆さんにいろんなところで、ここまでお願いしますというところを担っていただくことが必要だろうと思います。
 砺波市においては、各地区自治振興会や婦人会等の団体が積極的に資源ごみの回収に取り組んでいただいております。市民一人一人が、そして家族ぐるみでごみの分別を徹底していただく、このことこそ大事なことだろうと思います。
 国においては、容器包装リサイクル法や家電リサイクル法、建設リサイクル法、食品リサイクル法等、循環型社会の実現を目指した法律の整備が順次なされております。ごみのポイ捨て、不法投棄のない、クリーンで住みよい砺波市を目指すために、また、地球の温暖化防止対策を推進するために、今後より一層のリデュース、リユース、リサイクルを中心とした、有効かつ実践的な取り組みが求められていると思います。
 信頼される行政、行政のこれからの方向性に、市民の皆さんに絶大な信頼感を持っていただくことができれば、おのずと協力が生まれると思います。この点を踏まえて、今後の3Rを中心とした実践的な取り組みについてお伺いしたいと思います。
 2点目は、高カロリー化の原因物質の分別収集についてであります。
 消費生活が豊かになり、生活も多様化するにつれて、家庭や企業などから排出されるごみの種類と量は、今後とも増加していくと予想されます。
 砺波市においては、燃えるごみ、燃えないごみ、資源ごみの3分別方法をとっておりますが、今後市民の皆さんにもっと頑張っていただいて、より細かく分別していくことが求められていると思います。
 例えば、燃えるごみの中には、高カロリー化の原因となるビニール、プラスチック類が紙くずと同じ袋になっていますし、燃えにくい生ごみも入れることができるとなっております。
 これらの物質は、焼却炉の損壊を助長したり、性能の低下、施設の寿命を短くするなどの要因となり得ることは否定できないことであります。今後、高カロリー化の原因となる物質の分別収集についてどのように取り組まれるのか、処理方法のお考えも含めてお伺いします。
 あわせて、食品リサイクル法に基づく生ごみ等の食品廃棄物の再生利用の促進施策に対する将来展望についても所見をお伺いしたいと思います。
 3点目に、環境クリーン指導員制、これはあくまで仮称でありますが、この制度の採用についてであります。
 クリーンセンターとなみでは、家庭ごみの分け方と出し方について、いろいろとPRしてはおりますが、関係者に実態を伺いますと、十分に徹底していないというのが現状であります。今後、3Rを中心とした、より実践的な取り組みが実施されることになれば、ごみの分別収集が今まで以上に細分化され、複雑になることが予想されます。市民の皆さんに、ごみの減量化、再資源化に対する理解と分別収集の正確な知識を持っていただくための啓発活動がますます重要になってくると思われます。
 そこで、各地区に1人ないし2人程度の環境クリーン指導員を委嘱し、ごみの正しい出し方を指導するようにしてはどうでしょうか。
 既に各地区の環境整備委員会がごみの出し方についてお世話をされておりますが、今後さらにこれらの皆さんと連携して、市民の皆さんに対して、これまで以上に分別の周知の徹底を図っていく、このことが大事ではないかと思います。
 市民の皆さんに行政の一端を担っていただくという観点からも、より正確にわかりやすく指導する方法として有効だと思いますし、決して「屋上屋を架す」ことにはならないと思います。この制度の採用についていかがお考えかお尋ねします。
 第2項目は、田園空間整備について質問をさせていただきます。
 1点目は、田園空間の保全についてであります。
 地域の風土を象徴する農地や林地などの文化的景観の保護と保存などを提言した文化庁の検討会の報告書によりますと、富山県から5地域が選ばれ、その1つに砺波平野の散居村が選定されております。
 報告書は、農林水産業に関連する文化的景観を「極めて地域色豊かで身近な存在。日本人のふるさとや心の原風景にも通じる文化遺産」と位置づけ、保存の重要性を強調し、保護の主体が地域住民になると指摘。周辺地域を含めた一体的な保護が必要と述べております。
 県も4月に施行した県景観条例に基づき、独自にすぐれた景観を持つエリアを重点地域に指定する作業を進めており、16年度内の指定を目指すとしております。
 砺波市においては、砺波平野に広がる屋敷林に囲まれた美しい散居景観を維持するために、散居村保存のためのソフト事業を展開しているところであります。
 しかしながら、砺波市の人口の増加とともに、新興住宅団地の造成や新たな工場等の進出に伴い、散居村の風景がいたるところで損なわれつつあり、危機的な状況であることは明らかであります。無秩序な住宅開発や裸の近代家屋が林立するような無機的な景観を今後少しずつでも食いとめ、散居景観にマッチする緑化対策をより前向きに講じていく必要があると思います。
 団地周辺を木々で囲み、一つの団地を大きな屋敷林のようにイメージさせ、散居景観に溶け込ませる方法については、以前にも提案されております。これは非常にいいアイディアだと思います。
 しかし、屋敷林のように、家の周り全体を緑化するというのは、いろいろな条件の制約もあり難しいというのが現実ですから、新しい家には、まず1本の木を植えていただき、その木を大きく育てていただくというふうに、手軽に取り組める段階から始め、市民の皆さんの意識を徐々に高めていくという方法もあると思います。
 緑は、たとえ1本でも潤いと安らぎを与えてくれますし、散居景観を形づくってくれると思います。市民の皆さんにこのような緑の意識づけをしていただくことこそ大事な出発点となると思いますし、ひいては市民一人一人による散居景観の保全につながるのではと考えますが、この点について所信をお尋ねします。
 今、庄川町との合併に向け、新市まちづくりについていろいろ議論されております。「いい花咲かせよう!個性を生かしたまちづくり」のテーマで、8月31日、まちづくりシンポジウムが開催されました。そこで、新市将来像の素案が提案されたわけですが、ここでは「私たちの創造しようとしている新しいまちは、一級河川『庄川』が貫流する広大で個性のある田園地帯にカイニョと呼ばれる屋敷林で代表される散居の地域である」と明記されております。
 私は、散居の保全は、環境の保全とイコールであると考えております。散居を保全しながら散居景観を地域資源として活用していくためには、環境に配慮した地域産業づくりこそ、今後求められる重要な施策になるだろうと考えております。
 ここでは、バイオ産業、エコ産業、また、ベンチャー型知的産業の導入が具体的な施策イメージとして打ち出されておりますが、これらの産業を、田園空間の保全という観点から、新しい地域産業として位置づける意義についてお考えをお聞かせください。
 2点目に、(仮称)散居村ミュージアムについてお伺いします。
 9月4日の北日本新聞によりますと、「砺波平野の中核施設として建設する散居村ミュージアムの全体概要が固まり、散居村の風景を後世に残す田園空間整備事業の一環として本年度実施設計を完了し、平成17年度の完成を目指す」と大きく報道されました。散居村ミュージアムの建設については、田園空間整備事業となみ野地区の中核施設として、平成16年の完成を目指すと、安念市長は12月定例会で明言されております。
 この後、県との交渉の中で、設計等について調整に不備が生じ、とんざを余儀なくされたという経緯をお聞きしております。
 ここで急転、県は9月補正予算案に事業費の一部約1億2,000万円を計上するということで、私は実施設計の着手等、建設への前向きの動きがいよいよ本格化することになると非常に期待をしているところであります。
 そこで、この基本計画について、どのような修正案が提案されたのか、計画修正案と砺波市単独費についてお尋ねします。
 また、施設の管理については、業務委託できる施設管理団体の検討を進めているということですが、その後、進展があれば、その内容についても具体的にお聞かせ願いたいと思います。
 3点目に「第6回全国散居村サミットin砺波」について伺います。
 平成6年の第1回サミット以来、2回目のサミットが10月10日、11日にかけて開催されます。
 テーマは、「散居における快適な生活環境の創造」として、散居景観を有する全国7市町の関係者が参加し、かいにょ苑を舞台に、構成7市町の首長による意見交換を行おうという計画ですが、ぜひここで、サミット開催の意義について、吉田総務部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 3項目目に、下水道事業についてお伺いします。
 最初に、下水道整備事業の進捗状況と今後の見通しについてお尋ねします。
 安念市長は、提案理由で「公共下水道事業については、杉木・太郎丸地区、特定環境保全公共下水道事業については、庄下・南般若地区と、それぞれの工事が順調に進捗しており、また、栴檀山地区の浄化槽市町村整備推進事業も年内に完成の予定である」と述べられました。そして、下水道事業の発注率は85%に達しているということで、財政多端の折、間髪を入れない安念市長の行政手腕に心から敬意を表するものの一人であります。
 さて、ここで、現在までの普及率と全体の汚水処理施設整備率について、実態はどうなのかお尋ねをいたします。
 また、今後、認可拡大を図る柳瀬、太田、五鹿屋、中野の4地区についての整備計画をお示し願いたいと思います。
 あわせて、10年以内に下水道整備が見込めない区域とされております高波、林、若林、鷹栖、東野尻の5地区について、今後の整備計画の見通しについてお示し願えればと思います。
 最後に、合併浄化槽の活用と維持管理について伺います。
 公共事業が抑制される中で、今後より経済的・効率的な整備を図るため、太田、中野、五鹿屋地区にて、一部を合併処理浄化槽の補助対象地域とすることで、各地区の理解を得たところであります。
 この基準は、3省統一経済比較マニュアルにより家屋間限界距離80メートル以上とするもので、3地区で292戸がこの対象となり、この結果、見直し建設費が58億9,000万円と、当初の集合処理の建設費99億3,000万円に対して、40億4,000万円の節約となっております。
 散居村という地理的な広がりを持つ砺波市においては、集合処理と合併浄化槽を併用することで、効率のよい整備事業を今後とも期待するものであります。
 しかしながら、地区においてはすべて集合処理で整備を望む声も依然として強くあります。公平の原則から外れた不公平感や差別といった地域住民の懸念についても、今後、浄化槽の普及啓発の中で払拭していく努力も求められます。
 一方、維持管理については、設置者が自らの負担で行うということになっております。合併浄化槽の本来の性能を維持するためには、4カ月に1回以上の定期的な保守点検と、1年に1回の清掃の励行が必要となります。設置者は、当然その保守点検を業者に委託することになるわけで、その費用負担は家計に重くのしかかってくると考えられます。この負担により、適正な管理を怠る場合も決してないとは言えないわけで、個人管理のあり方について、今後しっかりと考えていく必要があると思います。
 そこで、合併浄化槽の普及啓発と維持管理について、今後どのように取り組もうとされているのか、紫藤水道部長の見解をお聞かせ願います。
 以上、3項目について質問いたします。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 飯田議員にお答えをいたします。
 まず、ごみ処理対策等についての質問をいただきました。
 資源の循環型社会を築くために、市民ができること、すなわち、今述べられたような3R運動、私もやっと勉強したわけでありますが、第1点はリデュース、廃棄物の廃棄抑制、とにかく抑制をする、あまり出すなという言葉だそうです。それから、リユース。使用済みの製品を再利用、再利用するという言葉でしょう。それから、リサイクル、これは皆さんもよく御存じだろうと思いますが、再資源化。これを3Rと言われておりますが、最近では、リヒューズ、不要なものは断る。例えば、買物に行って袋に入れてくれたら、袋は要らんよ、包装も要らんよ、そういう断り方をするのも一つの大事なことではないかということで、近ごろは4R運動、頭文字がみんなRですから、4R運動というのが今言われておるということをやっと勉強しました。
 そういう運動の展開こそ重要だと思いますし、こんなに英語を使わなくても、具体的に日本語で皆さんに御理解をいただくことが行政の任務でないかと、このように今思っておるところでございます。そこで、実践的な取り組みといたしましては、まず何よりもごみの減量化であるということです。今おっしゃいました3R、4R、そのことを理解をして減量化する。まず基本は減量化していただく。したがいまして、市民も事業者も協力し合う。婦人会の皆さんがやっておられますようなマイバッグ運動、自ら袋を持っていって、かごから自分の袋へ入れるというような運動が積極的に展開されておりますから、私は、砺波市の場合はみんなでそうしてやってほしいな、こんなことを思うわけであります。
 それから、リサイクルの可能なものにつきましては、資源ごみでございますので、ごみというよりも資源だという認識をみんなに持ってもらう、これが大切ではないかと思います。
 したがいまして、それぞれ分別などを徹底しておるわけでございますけれども、これから紙・プラスチックまで、いわゆる容器包装等、十分分別をしていくということが重要だと。おっしゃるとおり、私もそのように認識しておりますので、市民の協力を呼びかけてまいりたいと、このように思っておるところでございます。
 なお、また、我々自身も今あまり感じなくなりましたが、物がもったいない。昔はみんなそのように教えられたんですが、今、そういう「もったいない」という気持ちがなくなってしまったのではないか。古しい観念かもしれませんが、物がもったいないという、そういう思想、これが飯田議員さんのおっしゃる4R運動になるんではないか、こういうことも私ども、これから皆さんにお願いをして、そういう認識を持ってもらう。まず思想改革、心の改革、そうしないと、おっしゃるように、実はどんどんごみが増えてきているんです。皆さんに分別も協力していただいておりますし、資源ごみについてもそれぞれ協力をしていただいておりますが、いずれにしても、そのようなことで今増えつつございます。
 そこで、今、クリーンセンターでは、新しくごみ処理基本計画を計画しております。先般もクリーンセンター管内の広域圏の議員さんにも、基本的な事項については説明をいたしました。一応説明を終わっておりますので、この後、管内の市町村の担当者、管内の市町村の皆さんと調整をして、実践的な取り組みを具体的にお示しをして徹底をしていきたいと、このように思っております。
 今申されたことについては、環境を含めて大事なことでございますので、ぜひ徹底をさせていただきたい、このように思っております。
 なおまた、その他具体的に申されたことにつきましては、民生部長からお答えをいたします。
 次に、田園空間の保全等について申し上げます。
 昨日からこのことについていろいろ議論をされたわけでございます。述べられましたように、この地域のすばらしい風土、それから、文化的景観という言葉も実はついてきたわけでございます。したがいまして、重要な地域に選定したということで報道をされておりますので、そのことの趣旨については大変ありがたく思っておるわけであります。
 全国的にも珍しい、すばらしい。このことについては、きのうも伝統的家屋ということで柴田議員からも提起があったわけでございます。そのことを十分認識をして、田園空間の保全ということに対応してまいりたい、こう思っております。
 ただ、風景、あるいは文化的景観、これを守るときが、まず何よりも私は農業だと思うし、率直な話、田んぼが大事です。伝統的家屋、それに屋敷林があって、周りに水田があるということ、これを忘れてはいかんと思う。それ全体を守らなければ意味がございませんので、いずれ県の景観条例、あるいは都市計画マスタープランが出るわけでありますが、これらのことについても配慮をしていただいているというふうに聞いております。
 何よりもそこに住んでいる住民がこのことを十分理解をして認識を高めていただきたい。我々は、この地域で育って、さほど感じていないんです。ただし、そのように全国の皆さんから、あるいは上級官庁が、あるいは学者がそのように述べられたということについてよくPRをして、我々自身も誇りを持ってこの地を大事にするという認識も、これも私は大事ではないかと、このように思っておるところでございます。
 その意味で、これから屋敷林の保全、それから飯田議員が述べられたように、木を植えること、それにつきましては、従来とも新築家屋につきましては、市の花木等について配布をしておりますし、昨年から庄川町の花木でございますエドヒガン、それを全部つけまして提供しております。皆さん喜んでいただいておりますし、大事に育てていただいているものと、このように実は思っておりますので、このことについては続けさせていただきたいと、このように思っておるところでございます。
 それから、団地等の開発行為等につきましては、今おっしゃいました思想は十分理解をしていただいております。したがいまして、建ぺい率、容積率の問題等もございますが、せめて木の1本、あるいは緑地帯、そして、でき得れば生け垣等、そのようにお願いをしておりますし、生け垣等については補助金も交付しておりますので、ぜひこれを活用していただきたい。今後、住宅等の開発行為が出ました段階でも、今の考え方をお示しをして御理解をいただいてやろうと、このように今思っておるところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
 ただ、そこで、飯田議員から、市の発展は産業も大事、田園空間の中にどう企業を位置づけるのかということであります。今、これだけ認識が高い中、私は地域産業型の小さいものであれば、開発行為等で木を植えてもらって、森もつくってもらっての企業誘致は私は可能だと思う。ただし、今、飯田議員さんがおっしゃるのは、もっともっと大きい意味で、若者も働く、活力ある砺波市をつくるということでしたら、もっと大きい企業誘致を念頭に置かれるのではないかと思います。
 そこで、バイオとかエコとか、そういう産業を持ってきたらどうかということでございます。その気持ちは私も念頭にございます。念頭にございますが、そういう意味での産業づくり、地域づくりができるかどうか、私は大変難しい問題があると思う。
 きのう、テレビを見ておりましたら、オルレアン、皆さん御存じのとおり、ジャンヌ・ダルクの放映をしておりました。あそこへ先般行ってきたんです。都市計画を見てまいりました。パリの衛星都市であります。だんだん衰退している。歴史的には、ジャンヌ・ダルクがおりましたから結構いいものがあって、観光のまちでありますけれども、だんだん衰退してきた。さてどうするか。都市計画をやって、企業誘致をやる。成功したんです。どうして成功したか。それは、従来当たってはならない原生林を開放したわけです。住民投票でやったようです。今、環境がやかましいですから、いわゆる緑の党と随分一戦を交えたようです。
 あまり庄川みたいなきれいな川ではないんですが、川があって、河川一帯が原生林、森であります。そこを都市計画決定をやって、企業誘致をやったわけです。日本からホンダが行っています。日立が行っています。資生堂が行っています。そういう意味で、クリスチャン・ディオールに対抗した資生堂は、2,000人雇ってやっているんです。ただし、それは完全に森の中で、原生林に2,000人収容する静かな工場であります。もちろん駐車場も十分とって、そして緑の党とのけんかですから、随分抑揚ある敷地をとって、そこで資生堂がやる。
 逆に言いますと、資生堂の考え方からしますと、そういう環境の中でいい香水をつくるんだというPRになるわけですね。だから、これから考えようによっては、そういう企業があることによって、そのまちが随分活性化をした。ただし、随分苦労があって、今、環境の時代ですから、環境に配慮した形で、もちろんホンダも日立もそれぞれ1キロずつ離した。大工場団地です。太田の工場団地のように密集したものではございません。全部1キロから1キロ半離れた段階でのそういうことをやっています。
 そうしますと、砺波で考えられるところは、私は、庄川河川の縁でございます、今、コカ・コーラが来ましたけれども、あんな形態でも離れた形でやらなければいかんのかなと、少し脳裏にあるのはその手しかない。
 飯田議員さんは、この散居を守りなさい、いいですよ。そこで、そういう優良企業というのは位置づくか。あるいは我々としては、そういうところへ配置できるか、そのことを私はきのうテレビを見まして思いついたわけでありますけれども、あそこはそういう原生林を、住民投票をやって、そして環境のいい、もちろん随分郊外で離れております。そういうような形で、オルレアンは今、活況を呈しております。
 そして、従来ありました市電ですね。約12万ほどの小さい衛星都市であったんですが、廃止しておりましたが、今、低床の、いわゆる電気で走る、公害のない、そういう電車を走らせております。従業員等々はなるべく自動車に乗らない。そして、市内の6カ所ぐらいに大駐車場を持って、そこしか入らない。街中に一切入るな。あとは入るときは全部低床の電車に乗りなさい、こういう形で、都市計画というのは私はそんなものかなと思って見てきたんです。工場団地の規格だけではないんです。それを含めてどう動かすか。丘陵地帯は全部住宅団地に変えております。もともとのオルレアンの古いまちについては、観光ですから一切壊さない。もちろんジャンヌ・ダルクの銅像がありますし、庁舎へ行きましたらオール・ジャンヌ・ダルクです。もちろん英雄でございます。ただし、その後不幸になったようでありますけれども、それを大事にしてやったということであります。
 なお、ついでに申し上げますけれども、イギリスのバンズリーというところで、これはマンチェスターの近くでありますが、いわゆる炭鉱地であったんですが、炭鉱が閉山されて、東洋ベアリングが進出したわけです。鳴り物入りで、土地も安い。もちろん、オルレアンの土地も物すごく安いんです。だから進出できるわけですよ。炭鉱のまちで閉山したものですから空いた。空いたところへ東洋ベアリングが行ったんです。あそこの社長は我々も歓迎してくれまして、行った段階で随分よかったようです。水揚げもあって、英国東洋ベアリングという会社なんですけれども、随分よくて、成績も上げて、社会貢献、これはボランティアのまちで、随分寄附もして評判がいいんですが、ただし、私はそっと後から社長に聞きました。今、環境問題でうるさくて、撤退したいぐらいだという話をしておりました。わーっと行って、ぱたぱたとやりますと、後から完全にクレームがつくということですね。だから我々も、おっしゃるような企業は大事なんですけれども、よほど考えて、これから環境ということを開地をするならば、大変難しいと思う。
 だから、飯田議員さんがおっしゃるように、活力があれば産業だ。産業ならどこか散居村の中でという気持ちはわかりますが、私も念頭にありますけれども、優良企業というのはそんなうまいわけにはいかないのではないか、私はそのように思っております。
 やろうとすれば庄東の、ただし、これも日本の場合、ものすごく制度があるんです。農振を除外したりあれしたりこれしたりいろいろございまして、制度がちょっと違うんですね。農地をつぶすわけですから、そういうものをクリアするというのはものすごくエネルギーが要ると、私はそう思っておりますので、なかなか難しいな、困難性があるなということを思うわけです。
 要らんことまで申し上げましたが、一つのいいところがあれば、それに混在して、何もかもいいというのはなかなか難しいので、やっぱり郷土を守るときには、前段でおっしゃったような思想でいくべきであって、あとやるとすれば、地域消費型のそういうのを誘致する。ただし、もっと大きいものを考えるときは、全体を考えてやっていかないと、活力ある砺波市にはならないのではないか。そのときには相当の苦労が要るし、大変だろうなと、こんな感じをしておりますことを申し添えておきたいと、このように思います。
 なお、散居村ミュージアム等につきましては、先般からある程度私は申し上げましたが、詳しくは産業建設部長からお答えをいたします。
 それから、サミットについては総務部長、下水道事業については水道部長からお答えいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) 飯田議員お尋ねの、第6回全国散居村サミットin砺波についてお答えを申し上げたいと存じます。
 このたびのサミットでは、散居村を有する7自治体が一堂に集いまして、散居における快適な生活環境の創造をテーマといたしまして、散居村の特性を生かしたまちづくりに関すること、そして、貴重な散居村の景観保全と新しい居住環境の創造に関すること、そしてまた、散居村における地域諸課題等々について、意見、情報交換をいたしまして、保全を通じた散居村のあり方を全国へ発信してまいることになっております。
 散居景観の保全と創造を図るため、砺波市散居景観保全事業補助金交付要綱を定めまして、住民の皆さんが主体的に行う屋敷林の枝打ち、そしてまた、杉苗の植栽など、散居景観の特徴の一つであります屋敷林を保全する活動に対して支援していること、あるいは、旧金岡家住宅の保存や田園空間整備事業において、散居の代表的な農家住宅でありますアズマダチの家屋を保存、展示することによりまして、散居村の住まいについて理解を深めたり、観光客を通じまして全国に散居村をPRしていく取り組みを進めていること、これらの例を紹介をいたしまして、散居景観の保全を初めとした諸課題、諸施策について意見交換をしてまいりたいというふうに存じております。
 また、このサミットを通じまして、市民、地域ぐるみでその保全に取り組んでいくことの重要性を確認し合うとともに、その成果をもって重要な文化的景観である散居景観の保全、PRについて、関係自治体の施策がより一層推進されるサミットにしてまいりたいというふうにも考えているところでございます。
 なおまた、議員がお述べになりましたように、散居景観は、当市の重要な資源であり、また財産でもありますので、屋敷林を初め、緑の恩恵をいかに多く享受しているかを再認識いたしまして、あすへの心豊かな生活に向けた施策展開の端緒となるよう願っているわけであります。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 飯田議員のごみ処理対策についての御質問のうち、まず、高カロリー化の原因物質の分別収集についてお答えを申し上げます。
 現在、クリーンセンターとなみ管内では、紙・プラスチック類は分別回収せず、生ごみなどとともに可燃ごみ袋に入れて出していただいております。
 最近のクリーンセンターとなみへ搬入される生ごみや紙・プラスチック類等の可燃ごみにつきましては、先ほども若干ありましたけれども、平成13年度、平成14年度、平成15年度の3カ年における4月から8月までの5カ月間の平均搬入量を比較いたしますと、平成13年度は1カ月平均1,521トン、平成14年度が1,515トン、平成15年度では1,543トンであり、若干増加傾向にあるわけであります。
 こうした中で、確かに高カロリー化の原因となるビニール・プラスチック類は、焼却炉の破損を助長したり、性能低下の要因とも考えられますし、また、誤って野焼きされますと、ダイオキシン発生の原因ともなります。
 そこで、先ほど市長の御答弁にもございましたが、クリーンセンターとなみでは、現在、策定中のごみ処理基本計画において、今後、早い時期に、容器包装リサイクル法に基づきまして、資源ごみとして分別収集を行う方向で検討されているということでございます。
 また、食品リサイクル法に基づく生ごみ等の食品廃棄物の再生利用につきましては、家庭や給食センター、それから、事業所等から排出される生ごみ等から堆肥をつくり、地域へ還元し、再利用する地域循環システムづくりを、今後、市民と事業者の協力を得ながら対応を検討してまいりたいと考えるところでございます。
 次に、(仮称)環境クリーン指導員制の導入についてであります。
 今後、より多様化するごみの減量化、再資源化等に向けて、分別について(仮称)環境クリーン指導員として委嘱し、ごみの出し方等の指導に当たっていただいてはどうかという御提案でございます。
 現在行っております再生資源として回収している新聞紙や缶類、ビン類、ペットボトルに加え、紙・プラスチック製容器包装などの分別回収を行った場合、ごみの分別収集が細分化されて、正しい資源ごみの分別が難しくなることも御説のように考えられるわけであります。
 そうした折りに、現在、各地区において、名称はそれぞれ違うと思いますが、環境整備員として、家庭ごみの出し方や、毎月の資源ごみ回収に際しましてお世話をいただいておるわけでありますが、これからのさらに資源循環型社会を推進する上で、3Rあるいは4R運動への取り組みなど、廃棄物全般に関する市民の意識向上を図ることからも、ボランティアとしての(仮称)環境クリーン指導員制につきましては、大変よい御提案でありますし、検討をさせていただきたいと、このように考えているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 飯田議員さんの(仮称)散居村ミュージアムについて答弁をいたします。
 散居村ミュージアムの基本計画と、市単独費、そして管理の具体的内容についてお尋ねでありますが、県の9月補正1億2,000万円は、調整池などの用地費や実施設計予算であり、県の当初予算は340万円であったものであります。
 現在まで、県と施工関係において概ね詰めた点について申し上げます。
 復元棟及びリフォーム棟につきましては、国の補助事業といたしまして市が施工いたします。ミュージアムのコア棟及び修景整備、調整池につきましては県が施工いたします。施設へのアクセス道路は、県道砺波庄川線側、延長約340メートルでございますが、集落道で整備、それから、市道堀田島線側、延長約170メートルでございますが、ふるさと農道として補助及び起債で全線市が施工いたします。
 事業費につきましては、県で実施される実施設計ができ上がればわかると思うわけでございます。その実施設計は、サテライトについては県の建築士会で行います。修景施設につきましては、地元コンサルで進めることとなり、新たに検討部会が設けられましたので、今後、県と十分協議していきたいと考えております。
 また、施設管理につきましては、どうしても施設運営が関連いたしますので、管理運営について、関係市町村の皆さんで組織する企画準備委員会で協議をいただいている段階であり、具体的になっておりませんので、今後、県並びに関係7市町村、そして企画準備委員会で協議してまいります。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 水道部長 紫藤健一君。
  〔水道部長 紫藤健一君 登壇〕

◯水道部長(紫藤君) 下水道事業についてお答えを申し上げます。
 まず、下水道整備事業の進捗状況と今後の見通しについてお答えをいたします。
 まず、お尋ねの普及率と汚水処理整備率について申し上げます。
 公共・特環下水道の普及率につきましては、今年8月末現在で30.98%、農業集落排水事業を加えますと43.2%となっております。
 汚水処理施設整備率につきましては、本年度から汚水処理人口普及率という言い方に改まりましたが、砺波市での合併浄化槽での普及率は16.90%でありまして、これを加えますと60.1%が汚水処理人口普及率であります。
 次に、本年度認可拡大を予定いたしております中野、五鹿屋、柳瀬、太田の下水道の整備計画につきましては、特定環境保全公共下水道事業として、遅くとも平成16年度に測量設計を開始し、早ければ平成17年度に管路工事に着手したいと考えております。
 国の予算の動向にもよりますが、認可拡大いたしました各地区につきましては、平成22年度に整備を完了したいという予定で実施してまいりたいと考えております。
 次に、北部地区及び東野尻、鷹栖地区のいわゆる10年以内に下水道整備が見込めない地区につきましては、あらゆる角度から検討してまいっておりまして、国の補助事業の動向と福岡町からの2期幹線計画の問題等も慎重に検討していかなければならないと思っております。
 いずれにしましても、国の厳しい財政事情を想定いたしますと、従来からの整備手法ではなく、費用対効果を見極めた方法へ見直していかなければならないと考えておるところでございます。新市でのまちづくり計画の中で検討されると認識いたしております。
 次に、合併浄化槽の活用と維持管理について申し上げます。
 飯田議員からの御説明もございましたように、中野、五鹿屋、太田につきまして、地区民の理解により、一部を合併浄化槽の補助区域とさせていただいたところでございます。
 また、合併浄化槽の市民の理解、維持管理の負担が大きいことなどにつきましての指摘については、現在の浄化槽については、飛躍的に機能が向上しており、年間の維持管理について若干申し上げます。
 7人槽で管理委託費といたしまして2万2,000円。毎年の汚泥のくみ取りが3万5,000円、電気量1万9,000円程度であり、1年間の11条検査、つまり、年1回の保守点検及び清掃が適正に実施されているか否かの検査を含めますと、8万円程度だと考えております。
 負担が重いことにつきまして、管理がしっかり行われないのではないかということでございますが、県の浄化槽協会とタイアップして、検査の受検の指導強化を徹底いたしておるところでございます。
 しかしながら、現在、富山県の11条検査の受検率につきましては8.8%程度であります。合併浄化槽が今後とも適正な維持管理がなされるよう検討していきたいと考えております。具体的には、例えば地区単位で任意の管理組織をつくり、団体で管理する仕組みなども考えてまいりたいと思っております。
 御指摘のありました不公平感の払拭のため、合併浄化槽の普及啓発につきましては、10月1日が浄化槽の日ということでもございまして、広報、ケーブルテレビ等を通じてPR活動を初め、学校教育の中で取り組みも含めて積極的な啓発活動を進めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 小泉政治の行き詰まりと破綻は、経済財政のかじ取りにおいて深刻であり、構造改革路線の破綻は今や明白です。
 リストラ、倒産の嵐が吹き荒れ、小泉内閣の2年間で、勤労者世帯の収入は、年収平均32万円も減少しました。個人消費の落ち込みは経済全体をさらに悪化させているのに、小泉首相の政策には、国民の命や暮らし、日本経済に与えるまともな検討すらありません。構造改革の破綻は明らかです。
 「自民党をぶっ壊して日本を変える」と華々しく登場しましたが、庶民の暮らしが破綻されたのではありませんか。我が党は小泉改革を中止し、国民生活の再建なくして日本経済の再建なしとの立場で、全力で奮闘していく決意です。
 以上のような状況のもとで、砺波市民の暮らしを守るとりでとしての市政の役割は、重いものがあります。
 まず、砺波市の失業の実態と対策について伺います。
 失業率5.3%、342万人という実態であり、当市の「統計となみ」によると、平成12年度完全失業者635名、今日ではもっと増えていると思われます。
 昨年の6月議会で、市の職員の超過勤務を減らして、職員の雇用を提起したところ、早速今年より職員11名採用されましたが、応募者は何と70名でした。超過勤務は減ったのでしょうか。
 県の緊急雇用対策により昨年は36名、今年は22名の雇用が行われていますが、短期雇用という実態です。当市の企業誘致条例を改正して、既存の敷地内での増設でも助成できるようにしましたから、雇用拡大につながることが期待されています。
 今回の緊急雇用特別交付金制度は、雇用の安定というより、失業者が再就職できるまでの臨時のつなぎ就労的なものです。仕事確保と地域中小企業の振興を求めるものです。
 第1に、大工さんや左官屋さんに仕事をつくるため、住宅リフォーム助成制度を創設して、小規模な修繕やリフォームで、大工さんや左官屋さんへの仕事を確保する。
 第2に、砺波准看護学院は、定員20名のところ40名もの、中学卒業で入れるのに、大学卒業の方が入学されていることからも、医師会も望んでおられる定員を増やしていくことを求めるものです。
 第3に、砺波の農業の振興として、地産地消、農産物加工の産業おこしに力を入れていくことです。(パネル提示)これは太田の農協でやられております。
 第4に、市内の中小企業の経営者に尋ね、要望や悩み、雇用問題などについて、中小企業の実情を把握し発展に寄与されたい。
 以上、失業対策について伺います。
 次に、国保税や介護保険料の滞納者が激増しています。国保税の滞納者は435世帯4,890万円、収納率94.5%、介護保険料の滞納者は274件221万円、収納率は普通徴収者の93.9%という実態です。
 国保加入者の約半数は、年金生活者など無職の人たちです。また、介護保険料の滞納者は、月額1万5,000円に満たない普通徴収者の人たちです。国保税や介護保険料には減免要綱を制定しています。国保税の実績は、過去5年間で4件というごく少数です。今年の4月からの介護保険の減免要綱が制定されて3件の適用です。減免要綱には、失業や病気のときには適用されることになっていますが、年に1件程度では対象になっていないと思わざるを得ないのです。
 また、8月26日の介護保険組合議会で減免の適用を受けようとしたら、資産や貯金が理由で却下された事例もあり、基準を明確にすることを求めたのに対し、安念理事長は「各地の事例も調査し、早急に検討する」との答弁でした。
 一昨年4月から、国保税を1年間滞納すると、資格証明書を発行することが義務づけられました。資格証は、かかった医療費を全額窓口で負担しなければなりません。保険料が払えない人に医療費を準備できるはずはなく、病気でも医療にかかるなという制裁措置以外の何物でもありません。事は命にかかわる問題です。
 今日の空前の失業と不況にあえぐ実態をよく調査して、適用除外になる特別な事情により資格証明書の発行の除外にする柔軟な対応ができるのではないでしょうか。安易に資格証明書を発行することなく、減免要綱により適用の幅を広げることを検討されたいのであります。
 次に、就学援助の受給者は121人、5年前より44世帯も増えています。小学生、中学生の親ですから、30代の働き盛りなのに、不況の影響を受けたものと思われます。就学援助を受けている場合は、国保税の減免適用の対象になっているのでしょうか。生活保護の申請についても十分に相談に応じているのでしょうか。福祉との連携が大切です。
 富山県社会福祉協議会で生活福祉資金や離職者支援資金の貸し付けを行っていますが、年に1件、借り入れのない年もあり、市民に全く知らされていないものと思われます。困り果ててサラ金を借りて重い負担に苦しむ人をなくするためにも、民生たすけあい資金や更生資金、緊急小口資金もあり、もっと市の広報等で知らせることを求めるものです。
 次に、田園空間博物館事業について伺います。
 この事業は、1998年、秋の第3次補正景気対策として、どういう21世紀的な社会資本をつくっていくかということで、田園空間の倍増、ゆとりある生活空間を提供しようということで、第1次指定17カ所のうちの1カ所、富山県では砺波平野のみ採用されたのであります。
 中沖知事は、「農村の原風景とも言える散居村は、後世に残すべきすばらしい財産であり、今のうちにしっかりとした保全方法を検討し、次の世代に引き継いでいかなくてはならない」と述べておられました。その究極のねらいは、何よりも農業・農村の振興に結びついていくことです。
 第1に、この事業のアドバイザーの富山和子氏は、「米づくりをやめたら環境も文化も失う」と訴えているように、この事業の目的は農業の振興です。地産地消の拠点として農産物の生産に励み、砺波の農産物でこのような、(実物提示)これはパンですね。これは太田の農家の人が、米、麦でつくったパンです。これもですね。(実物提示)生ラーメン。これは本当に飛ぶように好評に売れております。しかし、生産がなかなか追いつかないもので、太田だけにしておるという話でしたけれども、こういう生産拠点などをつくっていくことが必要だと思います。
 第2に、景観と環境の重要な要素である屋敷林の保全管理、その利用、活用のあり方についてもっと具体化することです。
 「いくら見て美しいといっても、景色では生きていけない」と農家は訴えています。今の風景の中で、どう産業として成り立たせることができるのか考えていかなければなりません。
 都市住民が交流できる拠点として、夏休み、冬休み、長期に家族が滞在できるような農家民宿の提供、散居村と清流の砺波塾を開き、米づくりやチューリップ栽培、野菜づくり、木工教室を開く、これらの計画に地域で振興計画をつくって、市が援助をする。もっと多様な発想で、アイデアを市民から引き出すような方策の検討が必要だと考えます。
 その点で、例えば京都の美山町。(写真提示)「日本一の田舎づくり」を目指して、かやぶきの民家が240戸あるんです。これはしっかりと保存して、都市住民の余暇空間として価値あるリゾート空間となり、農業、林業、商工業にわたり活性化が図られています。
 第3に、昨年3月出された基本計画書について、私が6月議会で問題提起をして初めて収蔵庫の計画を知った方が多くおられ、砺波市としてできないという方針が出されました。県や市の計画を市民に示して、市民の意見や発想を大いに取り入れて、今後の実施計画に生かしていくことが大切です。砺波市全域が田園空間博物館であることに全市民が自覚していくことです。この事業は、世界にも誇ることができる散居村、カイニョに囲まれたアズマダチの家を保存していく運動を大いに盛り上げていくことです。富山県はもとより、砺波市の市庁舎機能のすべてを挙げて取り組んでいかなければならない施策です。これが成功に導けないようでは、21世紀型の砺波も農業も展望できないことになります。単なる観光施策ではなく、砺波の生きる人々のすべてを問う事業であり、スケジュールを県や政府の都合に合わせて淡々と進めればよいのではなく、砺波市としての主体性を持って将来を展望して取り組まれることを求めるものです。
 砺波市の下水道施策について伺います。
 市長の9月議会の提案理由の説明で、「事業の認可拡大を図り、まず、中野、五鹿屋、柳瀬、太田の4地区につきましては、年内に国に対し認可申請をいたします」と述べられました。認可申請の内容と事業規模と年次計画について伺うものです。
 総務省は、全国の市町村に対して、下水道事業が地方財政を圧迫している実態を知らせました。「下水道を始めるのは簡単ですが、その後が大変だということに気がつかないといけない」と警鐘を鳴らしています。元利償還、配管、負担金、長い工事期間などを考えると、地域に合った汚水処理を行うように、下水道マップの見直しを環境省では各県へ指導していると、今年の夏の日本共産党の地方議員団の政府交渉で知りました。
 昨年8月より市町村設置の合併浄化槽の設置基準が緩和され、地域限定がなくなり、公共下水道方式や農業集落排水事業に比べて効率的であるかどうかがその基準であることを明らかにしました。
 栴檀山地区では、1戸当たり115万円の合併浄化槽、栴檀野では1戸当たり、農集で平均540万円、5倍もかかっているではありませんか。環境省浄化槽推進室藤村室長補佐は、合併浄化槽へは予算を大幅に増やしているとのことです。当市の平成15年度の予算では、下水道事業と農業集落排水事業で借金は129億円にもなっています。今後、さらに増えていくことは明らかです。返済のため、7億6,000万円、利息だけで3億6,000万円の支出が長期に続くことになります。
 下水道普及率43%、汚水処理施設整備率60%では、砺波市が都市データバンク住みよさランキング全国678市のうち2位とのことの中で、下水道では、これは普及率ですけれども全国546位、県下9市の中でも最も遅れているという状況です。
 平成10年度に下水道マップの見直しに際し、全区間集合処理にすると457億、現在の計画の事業第3案と言っておりましたけれども399億、北部地区を合併浄化槽にすると、304億円という算定結果が出されています。
 ことにこれから取り組もうとしているところは、太田の国道沿いを除き、このような散居村ですね(写真提示)。国の方針の変化をした状況からも、合併浄化槽を主軸に考えることを求めるものです。とりわけ北部地区については合併浄化槽の補助も出されていますが、将来、公共下水道に接続するというこのような誓約書(パネル提示)、「私は合併浄化槽の設置にあたり、適正な維持管理に努め、関係法規等を遵守します。なお、将来、公共下水道が敷設されたときは、遅滞なく接続します」。これを書かれた人は、将来、公共下水道を結ぶんだったら、今あわてて合併浄化槽にせんわということになります。
 何度も繰り返しますが、小矢部川流域下水道2期幹線は12億円もかけて北部地区を公共下水道にするための必要性は全くないもので、二重投資にもなるものと思われます。今日の財政状況や国の動向から下水道計画を再度見直し、合併浄化槽の機能の啓発をしながら市民の理解を求めていくことが大切です。
 砺波市の下水道のしおりには、合併浄化槽は全く書いてないのです。この下水道のしおりを改める必要があります。
 最後に、利賀川工業用水道事業について伺います。
 県企業局が工業用水を確保することを目的に、全国でも初めての浸透池を設けて河川水を直接池に注入し、地下に浸透させながら、下流の川に設ける浅井戸で取水する方式で、平成14年度から3カ年計画で18億5,000万円(ダム負担金6億円)で実施中のものです。
 第1に、この事業の現状と進捗状況について伺います。
 総事業費18億5,000万円の支出概要と収入の見通しについてもどのようになっているのでしょうか。
 第2に、問題点と課題、今後の見通しについて伺います。
 水源について、境川ダムの暫定水利権で運営することになっていますが、将来は利賀ダムからからとの計画にしています。利賀ダムについては、環境影響調査により、クマタカやイヌワシなど絶滅危惧種の対処策についても明確になっていなく、クマタカやイヌワシの巣が利賀ダムの建設地にあるんです。ダム建設に批判もあります。900億円もかけての工業用水のための利賀ダムからの水利権よりも、境川ダムの水利権で将来とも使うことができないのでしょうか。さらに、全国でも初めての浸透池方式で、企業への計画水量がうまくいくとのことですが、そのことについても伺います。要望水量の問題、松下電器とコカ・コーラの地下水の揚水の関係について、将来の計画についても伺います。限りのある地下水でもあり、地球を守る観点からも、この計画については全国からも大変注目されています。
 以上で私の質問を終わりますが、最後に、きょうは9月11日、世界の人々は忘れられない日です。テロに対して戦争で解決できないことは、この2年間で明らかになったのではないでしょか。アフガニスタン、イラクの戦争ではっきりしました。平和な世界を目指して、非核平和都市宣言の実践をみんなでしていこうではありませんか。
 以上で私の質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 西尾議員にお答えいたします。
 私から田園空間博物館事業について申し上げます。
 先日も柴田議員さん、先ほど飯田議員さんからも質問があったわけでありますが、毎回西尾議員さんからこのことについての御意見をいただいております。随分関心もおありでございますし、若干の批判もございますが、私はどうも話を聞いておりますと、賛成に回っていただいたのではないかと、このように思っております。高く評価をしておるところでございます。ぜひ御支援をいただきたいと、このように思っております。
 なお、何度も申し上げますが、農林水産省だけでなくて、文化庁までも指定するということですから、御意見のとおりこれからも大事にしていきたいと、このように思っておるところでございます。
 つきましては、先ほども申し上げましたが、そこに住む皆さんも意識を高めていただきたい、そういう運動展開をしなければならないと、このように思っております。
 なお、伝統的家屋とカイニョだけではなくて、農業の重要性も並列であるわけですから、そのことを我々も考えていかなければいけません。ただ残念なことに、米政策改革大綱という時代を迎えております。大変厳しい時代であります。したがいまして、これらにつきましても、皆さんとともに、農林水産省が指導しているわけですが、水田農業のビジョンづくりをしなさい。米をつくるんだったらビジョンづくりをしなさいということでございます。それについては、砺波型のビジョンづくりをすべきだということでございます。ついては、先般、農林水産省にも行きまして、若干ディスカッションをしてきたわけですが、従来の主要作物は、麦と大豆と飼料作物であります。これではビジョンづくりになりませんと。
 先ほど西尾議員さんが地産地消ということをおっしゃったんですが、この地域の今の土壌、環境からいっても、例えばチューリップあたりが適当なんですね。これを主要作物に認めてほしい。あるいはサトイモであったり、今、砺波でもトマトであったり、白ネギであったり、結構皆さん努力をして栽培をされております。そのことも含めて主要作物にできないのかどうか議論をした。
 あいまいな返事でございましたが、富山県の言うことは聞こうということで、実は別れてきたんですが、富山県はそこまで踏み切ってくれるのかどうか、このことについてもお願いをしていきたいと思いますが、いずれにしても、県あるいは農協さん、あるいは中核農業者、球根組合など、皆さんと話し合いをしながら、それなりに対応できる農業ビジョンをつくらなければならない。そして急がなければならない、このように実は思っておるわけでございます。
 大変水田農業の厳しい状況でございますが、これを守らなければ、田園空間全体がミュージアムと言われる、そういうことですから、このことがベースで、まず、皆さんに認識してもらって、そして水田であろう、あるいは土地を利用しての作物づくりをどうするのかというのが一番大事。
 ただ、消費としていろいろ問題もあるようでございます。西尾議員さんが声高におっしゃいますけれども、「地産」はいいんです。みんなで地方でつくりましょう。「地消」というのはなかなか難しい。確かに給食センターへ少し持っていけば、あとどうしても余るんです。そのときに組織体系をしっかりしないと、消費のルートに乗らないわけですね。この辺のところもこれから考えなければいかん。
 砺波の例えば白ネギだって、絶対安心してすばらしくておいしいんだということをやるときには広報宣伝もしなければいけないし、今の商業ルートにもうまく乗せなきゃいかん。これは地消でないわけです。これはそれぞれの都市へ持っていかなければいかんわけですから、これらのことも私は考えなければいかんと思う。
 だから、西尾議員さんの言われる意味はわかりますけれども、地消だけでは生きていかれない。先ほどの景観で生きていけるかという話と一緒なんです。そこのところを行政あるいは県、あるいは農協さん、そういう商業ベースでうまくやっていかないと、せっかくの生産もうまくいかないというのが私の本音でございます。
 したがいまして、これは農家だけの問題ではなくて、そういう機関ともよく話をしていかないと、この田園空間というのは守られないのではないかと、このように思っております。
 さて、運営管理等についても若干御批判がございましたが、ぜひこのことについては、地元の皆さんにも意見を聞いてやるんですが、西尾議員さんも一枚加わっていただいて、大いに議論していただく。批判ばかりでなくて、中へ入ってもらって、最初から、おまえ高いやないか、地面高いやないか、補助金はどうやら、これは何のこっちゃというだけではなくて、大体決まったんだから、もう実施設計に入るんですから、入った段階でそれをまず肯定していただいて、さてあとどうするか。先般、堀田議員さんからもいろいろありました。そういうことも含めて、ここで学習塾もいいですよ、勉強会もいいですよ、子供たちの総合学習もいいですよという形で使うということなど、大いに西尾議員さんの意見を出していただきたいと、私はそう思っている。ぜひ声をかけますので参加をしていただきたい。よろしく思っておるところでございます。
 これから資料館等については、私は要望しておきます。ぜひやるんだったら、そういう総合的な学習を含めて、学習、よく言われますけれども、おまえ、観光の場でないよと。そのとおりなんです。したがいまして、それに応ずるような体制づくりをしなきゃならない。だから私は、スクリーンがあって、ビデオがあって、あるいは資料があって、そしてゆっくり話し合いできる場もあってという、私の勝手な言い方です。そこで現物もそこにあればいいなということで、実は資料館というのを要望したわけですが、スペースがどうの、何とかかんとか、金がないのという話で、私の要望は聞いていただけなかったんですけれども、そういう気持ちも出していただいて運営管理をしていくことが将来のためになるし、いわゆる砺波平野全体を守るという意味での発信の地、その拠点にするという認識で対応していきたいものだと、このように思っておるところでございます。ぜひ御理解をいただきたいと思います。
 なお、その他の質問等については、助役及び担当部署からお答えを申し上げます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 西尾議員の御質問のうちの失業の実態と対策について答弁を申し上げます。
 今ほどの質問の中にございましたように、国が発表いたしました7月の完全失業率は5.3%であります。北陸地方におきましても4.3%と依然高い水準にございます。一方、ハローワーク砺波管内における有効求人倍率は0.65でございまして、前月の0.61と比較をいたしますと、改善の方向に向かっておりまして、若干明るい兆しが出てきたなというふうに思っております。依然として求職が求人を上回るという状況が続いていることは事実でございます。
 砺波市におきましては、平成14年の3月に企業誘致条例の一部改正を行いました。工場等の増設については、従業員数の増加及び投下資本、固定資本額の増加等の要件を満たす場合については助成対象とすることといたしました。これが功を奏してか、庄下地内で新たにガラス工場が立地をいたしました。それから、東般若地内の清涼飲料水メーカーが工場を増設いたしました。これらの企業におきまして、従業員数を増員するためにハローワーク砺波に求人募集をしております。
 そのほか、砺波市が実施しております雇用創出となる施策を列挙いたしてみますと、8月14日にUターンフェアを行いました。それから、10月24日には、ザ・ホールにおいて合同面接会を予定いたしております。
 それから、リストラ等で失業を余儀なくされた45歳以上から65歳未満の方々を対象に、新たな職業技術を習得するために必要な教材費の一部を助成する職業技術習得給付金を給付いたしております。
 それから、ワークシェアリングといたしまして、先ほどの御質問の中にありましたように、市の嘱託職員の11名を採用いたしております。
 それから、緊急地域雇用創出特別交付事業といたしまして、13の事業が実施されております。
 それから、砺波建築高等職業訓練校、砺波板金高等訓練校、及び福野の職業能力開発センター等へ助成、支援をいたしております。本年度の7月から、新たな職を開拓する雇用相談員を設置いたしております。このように、雇用創出に向けて施策を展開しているところでございます。
 それから、御提案をいただいた大工さんや左官屋さんの仕事をつくるための住宅リフォームに対する助成制度の創設はどうかということでありますけれども、これについては、雇用拡大につながるという側面もあるかとは思いますけれども、あくまでも個人資産に資するものでありまして、補助事業としては若干検討の余地があるのではないかというふうに思っております。
 それから、介護・福祉につきましては、砺波准看護学院のほかにも福野の職業能力開発センターにおきましても、平成2年度から介護サービス科が設置をされて、2級ヘルパーが年間約50人も取得されております。職を求める方の新たな技術習得として好評を得ているというところであります。
 また、となみ野高等学校の総合福祉科におきましても2級ヘルパーの教育を行っておりまして、介護人の養成の環境は充実しつつあると考えております。
 それから、地産地消につきましては、となみの農産物グループ協議会が学校給食センターに地元の野菜を納入しております。児童生徒に新鮮で安心のできる給食野菜の提供を行っているところでございます。
 市内には8カ所で農産物直売所が開かれております。生産者の顔の見える、新鮮で、安心・安全な食材を求めて、多くの市民の皆さんで大変にぎわいを見せているところでございます。
 それから、農産物の加工につきましては、となみ野農協で地元大豆を使用した豆腐やみその生産、それから栴檀山のコスモスグループでは、山菜を使った漬物等の生産を行っておりまして、売れ行きも好調と聞いているところであります。
 市といたしましても、今後とも農業の振興を図るため支援してまいりたいというふうに思っております。
 それから、市内の中小企業に対しましては、本年の7月から雇用相談員が市内の企業を巡回し、国が実施する各種制度を普及するとともに、雇用や経済の動向について聞き取り調査をしているということでございます。
 次に、国保税や介護保険料の滞納者の対策について御答弁を申し上げます。
 国保税につきましては収納に努力をしておりますけれども、経済不況等によりまして、平成14年度1年間で社会保険の離脱による国保加入者は1,490人でございます。これまでの最高に達するなど、国保加入者が増加している現状でございます。
 こうした中で、国民健康保険税の滞納者には、納税相談を通じて分割納付を進めるとともに、災害、失業、倒産などにより生活が著しく困難になった世帯に対しては減免措置を講じることができるなど、納税通知書の送付時などを利用してPRしておるところでございます。
 資格証明書につきましては、御承知のとおり、法律により交付が義務化されておるところでございます。先ほど質問の中で、安易に発行しているのではないかということでありますが、決して安易に発行していることはございません。
 再三お知らせをしているにもかかわらず、納税相談に全く応じていただけない方、いわば誠意のない被保険者等に発行しているものでございまして、御理解を賜りたいというふうに思っております。誠意のある納税者に対しては、決してそれで片づけていることはございません。
 今後とも納税者の立場に立って、きめ細かな納税相談を実施し、納税者の方々へ国保制度の理解を深めていただくとともに、適切な収納事務の運用に努めてまいりたいと考えております。
 次に、国保税や介護保険料の滞納者の対策について答弁を申し上げます。
 介護保険料の滞納につきましては、砺波地方介護保険組合によりますと、平成14年度の1号保険料の普通徴収分には、御指摘のとおり274件221万7,000円の未納がございます。その内訳は、第3段階が最も多くて42.9%、次いで第2段階の25.4%、第4段階が22.2%というふうになっております。
 低所得者の減免につきましては、砺波地方介護保険組合では、今年度から第2段階に新たに措置を設けたところでございます。その基準は、生活保護基準と同程度以下の所得者に適用されておるものでありまして、4月以来、新減免措置基準による砺波市の該当者は3件で4人となっております。いずれも個々の所得状況等を基準に照らして認定をしたものであるということであります。
 減免基準の明確化ということでございますけれども、生活保護基準を準用するとともに、例えば資産については、所得の有無にかかわらず、あくまでもその資産が生み出す所得を基準といたしております。
 先ほど御質問がありましたけれども、介護保険組合では、一応その基準といたしまして、預貯金については1人100万円程度を基準にすると決めたということであります。
 次に、生活困窮者に対するPRでありますが、市の社会福祉協議会におきましては、福祉総合相談のメニューといたしまして、毎週月曜日から金曜日の間まで、生活福祉資金の相談を実施しておりまして、そのことにつきましては、毎月発行いたしております「広報となみ」でPRしておるところであります。先ほどの質問では全く知らせていないと言っておられましたが、決してそういうことはございません。生活福祉資金や離職者支援資金等の貸し付けの実績につきましては、それほど多くないということでありますが、今後ともあらゆる機会を通じて、資金貸付制度について周知を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 西尾議員さんの利賀川工業用水道事業についての、最初に事業の進捗状況を申し上げます。
 利賀川工業用水道事業の事業主体であります県企業局から聞いております事業の進捗状況は、平成14年度に和田川共同水路から導水管を約1.2キロメートル、取水予定地から配水管の一部ですが、約2.4キロメートルを整備いたしました。
 今年度は、取水予定地を中心として、地下水観測井が6カ所整備され、地域の皆さんには、事業実施前に地下水位や水温の状況が公開されております。
 また、浸透池や取水用地の取得を行うとともに、浸透池取水整備並びに配水管の残り部分0.8キロメートルの整備が予定されております。
 事業費の概要といたしましては、水利権にかかるダム負担金が約6億円であり、残りの約12億円が事業費整備費などと伺っております。
 収支的には、現時点までの概算工事費や供給量、国庫補助基準などからは、事業開始後、中期的に黒字基調見込みにしたいと県企業局からは聞いております。
 次に、課題と今後の見通しについて申し上げます。
 境川ダムの水利権で将来にわたって使用できないかとのお尋ねでございますが、利賀川ダム完成までの間、境川水源の西部工業用水道事業分から一部を暫定的に使用されるものであり、利賀川工業用水道事業の水源として恒久的に使用することは困難であると県企業局から聞いております。
 浸透池方式による工業用水道事業は全国で初めて実施することから、県企業局は、浸透池が目詰まりしないようにと浸透池を2個整備し、交互に注水しながら地下に地下水を涵養していくことが、今後の地下水を保全していく一つの例となると考えております。
 また、地下水のくみ上げをやめて、すべて浸透池方式に切りかえることができないかとのお尋ねでございますが、水利権水量が限られていることから、すべてを工業用水に適用することは困難であると考えているところでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 水道部長 紫藤健一君。
  〔水道部長 紫藤健一君 登壇〕

◯水道部長(紫藤君) 下水道事業の計画についてお答えを申し上げます。
 まず、認可拡大を予定いたしております中野、五鹿屋、柳瀬、太田の計画について申し上げます。
 飯田議員さんの質問にもありましたように、中野、五鹿屋、柳瀬、太田地区につきましては、公共事業の抑制される中で、今後、事業のより効果的な実施が求められていることから、中野、五鹿屋、太田地区の一部について、当面、合併浄化槽の設置補助対象地区といたしたところでございます。
 これにつきましては、各地区下水道整備推進協議会と協議を重ね、合意を得たところでございます。
 実施に当たりましては、平成16年度に測量設計を開始し、早ければ平成17年度には管渠工事に着手したいと考えており、国の予算の動向にもよりますが、平成22年度には整備完了する予定で実施してまいりたいと思っております。
 整備地区全体の事業計画につきましては、面積170ヘクタール、想定する事業費につきましては74億1,000万円を予定いたしております。
 次に、北部地区の計画について申し上げます。
 先にも述べましたように、東野尻、鷹栖地区も含めた北部地区の計画に当たっては、合併浄化槽を主軸に考えてはどうかという提案でございます。
 公共事業の見直しや補助事業の大幅カットが年々強化される中で、また、当該地域は散居村の典型的な地帯であり、整備手法の見直しは避けて通れないものと考えております。3省統一経済企画マニュアルを基本として、市街地周辺や主要道路などの土地利用利用も含めて検討されるもと思っております。
 また、合併浄化槽設置補助金の交付に当たって誓約書を添付していただいていることにつきまして、お答えをいたします。
 集合処理に対する整備用法が極めて強いわけでございまして、遠い将来において当該地区の環境変化に対応できるよう、添付をしていただいているところでございます。
 なお、下水道の使用について改めてはどうかという提案につきましては、検討してまいりたいと思っております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 教育次長 喜田豊明君。
  〔教育次長 喜田豊明君 登壇〕

◯教育次長(喜田君) 私の方から、就学援助受給者の件についてお答えをいたしたいと思います。
 議員が調査されておりますように、就学援助の受給者は確かに増えております。その要因は、児童扶養手当の受給者、いわゆる母子家庭が増えていることが主なものでございます。
 また、国民健康保険税の減免適用者は、就学援助受給対象となっているかとの質問でございますけれども、就学援助費認定基準要綱に基づき、保険料の減免または徴収の猶予の措置を受けた方も対象といたしております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 再質問については、答弁漏れのみについて質問を許可します。
 14番 西尾英宣君。
  〔14番 西尾英宣君 登壇〕

◯14番(西尾君) 議長の許可を得て再質問をいたします。
 散居村ミュージアムの中身といいますか、田園空間博物館事業の拠点としての、10月よりいよいよ実施設計に入りますが、安念市長は、企画準備委員会で検討していき、西尾議員さんも大いに入っていただきたいということで、私も協力できることがあれば大いに協力いたしますが、企画準備委員会の中には、もちろん地元の人たちやカイニョ倶楽部の人や文化人もおられますけれども、残念ですけれども、農業代表の人とか、農協の人とか、農業改良普及センターの人とか、そういう人たちが全然入っていないということで、もう少し、何といっても砺波市に建てるのですから、砺波市が大いに主体性を持って取り組んでいただきたいということを要望といいますか、御見解をお伺いしたいと思いますが。
 それから、公共下水道の件ですけれども、実は、今から10年前に、これは(パネル提示)、第1案、第2案、第3案、第4案の第3案で今やったんですね。これは1人当たり567万かかるんです。合併浄化槽も入れたら、1人当たり390万円で済むというものなんですよ。
 ですから、そういう面では、私は第4案で進めていくことを、そういうふうにしていくためにも、いまだにはっきりしていないのになぜ誓約書をとるか。誓約書は検討するとおっしゃられましたけれども、受け取った方にしてみたら、すぐまた公共下水道になるのであれば、しばらくやめておくわということになり、合併浄化槽の推進が遅くなるということを私は提起しておきたいと思います。
 以上です。

◯議長(石田君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時50分 休憩

 午後 1時02分 再開

◯議長(石田君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続けます。
 17番 前田喜代志君。
  〔17番 前田喜代志君 登壇〕

◯17番(前田君) 午前中の質問の中で、私、若干御意見を申し上げておきたいんですが、平成4年の7月からごみの指定袋制度というのを実際に始めてきて、その前3カ月間は試行期間を設けて、実質的には4月からスタートしてきたわけですが、大量消費社会、大量廃棄の社会、この社会を市民の協力を得て見直していこうということで組織化してきた経過があります。
 この中で、砺波市はこれから5Rの運動をやろうと。Rが5つですね。3つとか4つではなくて、5つの5Rの運動をやっていこうと、こう提起して、ごみの減量化、資源化に取り組んできたはずでございます。
 市長からもございましたように、まずは袋を断る。リヒューズ。そしてリユース、リサイクル、これにリフォームとかレンタルとか、これで5つのRで市民運動としてしっかり根づかせていこうというのが最初のとっかかりでありました。
 ぜひきょうの民生部長の答弁も含めまして、認識にちょっと違いがあったのではないか、このように思いまして、つけ加えさせていただきました。
 それでは、次世代育成支援行動計画について伺いたいと思います。
 第1に、次世代育成支援行動計画に関して市長に伺います。
 まず、この計画には、子供の権利の尊重、こういう観点をぜひ組み込んでいただけないか。現行のエンゼルプランが「仕事と子育ての両立支援」として保育対策に重点が置かれておりました。
 しかしながら、今回、次世代育成支援対策推進法、そして、少子化社会対策基本法、児童福祉法の一部改正、これらによって次世代の育成支援行動計画を立てていかなければならない。そして、この中で雇用環境の整備、保育サービスの充実、地域社会における子育て支援体制の整備、母子保健医療体制の充実など、あるいはゆとりのある教育の推進など、そして生活環境の整備や経済的負担の軽減、教育及び啓発、このような8項目にわたる基本的な施策が明記されました。
 社会全体での子育て支援、そのために男性を含めた働き方の見直し、地域における子育ての支援、社会保障における次世代の支援、子供の社会性の向上や自立の促進が掲げられておるところであります。
 ここで気がかりに思いますことは、保育のみならず教育のあり方も検討するものとなっておりますこと。現場の声をどのような形でこの計画に反映させていくのか、子供自身の意見も聞くということになっておるわけですが、どのようにしてこれらを調査把握をして策定作業を進められるのか。少子化対策や子育て支援、次世代育成支援ということを考えていこうとするときに、今、国の指針があるとしても、計画の枠組みの中に子供の権利の実現を第1に考える、この姿勢がなければならないと思うわけです。子供の参加が単に意見だけを聞くという計画策定の作業であってはならないのです。まず、この点を市長はどのようにお考えでしょうか。
 もう1点、計画づくりに当たって気がかりなことは、保育の公的責任を明確にしていただきたいという点であります。
 今、地方分権改革会議や規制改革推進会議、これらの中での保育所をめぐる議論、最近は、運営費の一般財源化、保育所の給食調理室の撤廃、あるいは企業参入の促進などについて言及されるようになっております。
 このことが住民にとってこれまで以上に地域の実情に合った行政サービスの実現になるなら大きな意義があります。しかし、公が担うべき責任や公的保育事業の意義をよそに、不安定雇用の労働者や若年退職で、とにもかくにも総人件費を安上がりに抑えようという、こういう経費を削ぎ落とす民間経営と比較して、「企業参入の促進を進める方が安上がる」式の一面的な論理がまかり通ってはなりません。財政運営の厳しさのあまり、企業参入の促進のため「民でできることは官では行わない」との考え方を、この保育の制度に当てはめて、保育を市場原理の中に放り込んでしまうことは、現行の保育制度を根本から崩し、厳しい財政に何の責任もない将来を担う子供たちにしわ寄せするものでしかありません。この点を市長はどのようにお考えでしょうか。
 次に、少子化に本当に大きな影響のある若者の雇用対策についてでございます。
 長引く不況下で国の進める構造改革は、新たなリストラや倒産を呼び込んでおります。したがって、雇用情勢は依然として厳しいものがございます。このような雇用の不安定化の中で、人間が人間として生きていく生存の条件、これをますます弱めているではありませんか。結果として、若い人たちのフリーター化が進むような社会になっております。それはひいては晩婚化につながり、少子化に拍車をかけているわけです。
 それだけに、学卒者の就業支援のみならず、再就職を含めて、とにかく若い人たちに常用雇用への就業機会をいかに増やすか、こういう雇用対策が本当に強化されなければならないと思います。
 次に、男女平等社会推進条例づくりについて伺います。
 少子化の要因の中に、男女格差問題というのがあるわけですね。若い人が結婚を先送りしている原因の1つは、男女平等社会実現の遅れにある、このように90年代の後半、「厚生白書」が指摘してきました。そして、99年の少子化対策基本方針では、少子化対策で留意すべき次のこと、つまり、結婚や出産は当事者の自由な選択にゆだねられるべきで、社会が個人に押しつけないこと、そして、出生率向上のためには女性が家庭に戻ればよいとするのは現実的ではなく、男女共同参画社会の推進や次代を担う子供が心身ともに健やかに育つことのできる社会づくりを旨とすることとされておりましたが、現実はどうでしょうか。
 家庭では、母親に子育ての負担が集中しております。男性は相変わらず会社優先。職場は男性中心になっている点です。さらに少子化のために、長男そして長女という時代です。親世代の老後を考えると、2人で4人の親の老後を見ていかなければならない、こんな事態も起きているからです。
 親世代の老後に不安を抱え、子育て以前に結婚に疑問を感じたり、妻になることに負担を感じてしまいます。雇用の不安と賃金低迷の中で、男性の方でも、結婚して妻子を養えるかな、全く見通しは立たない。したがって、課題は、共働きで子育てをする、これが普通にならなければ、少子化の本当の対策はできない。共働きで子育て、これが当たり前の世の中になっている。男女ともが仕事と家庭の両立できる、このような社会にしていくことが少子化対策の最大の課題である。
 そうすると、市役所で今、0歳児から預かる体制をつくりますよ。これを一生懸命やるだけでは、本当の意味で少子化対策になっていかない。やっぱり女性であるがゆえに補助的な働き方を前提とされていたり、女性であるがゆえに賃金に大きな差別がついている、この男女不平等な社会、その残滓が根強く残っている民間の事業所、この全体の改善がなければ、少子化はどうにもとまりません。次世代育成支援のかなめはここのところにかかっているではありませんか。そうであれば、民間の事業所においても、積極的差別是正措置がなされ、長時間労働など働き方が見直されるよう、事業所の責務を明記した男女平等社会推進条例づくりを本計画策定と並行して取り組むべきではないか。
 次に、生活設計のできる安心の社会保障についてです。
 社会福祉の構造改革と言われる社会保障版の議論がなされております。少子化対策の観点からの課題は、その中で、母子保健法に基づく妊娠期から産後までの健康診査の全額公費負担制度、出産育児一時金の引き上げ、病児保育や特別保育など多様な保育ニーズへの対応、児童手当制度の拡充、児童虐待の予防と対応策の強化、育児休業給の拡充、特別休暇に育児休暇を普及するなど多岐にわたりますが、国・県に働きかけるとともに、市独自の施策も講じていただきたいのであります。
 育児休業の推進策に国は事業所への助成を考えていると聞いておりますが、市が所得補償制度を設けるとか、中学生までの子供を2人以上持つような家庭に対して、住宅改造資金貸付制度を創設して、子供部屋づくりの後押しをするなども、ぜひこの計画策定の中で検討し、組み込んでいただきたいと思うわけであります。これらについて市長の御所見を伺いたいのであります。
 次に、行政改革の進め方について市長に伺います。
 コスト論、効率偏重の行政改革ではなくて、より住民本位の行政にどう近づけていくか、その改善の中身についてでございます。
 砺波市の行政改革は、これまでも決して効率偏重ではなく、住民票の電話予約とか、夜間窓口での受け取り、図書館の利用時間や土曜・日曜の開館、貸し出しの広域ネットワーク化など、住民の利便性をいかに高めるか、あるいは公開入札など行政の透明性をいかに強くするか、そして雪対策の推進や高度医療体制の確立など、住民の安心度・安全度をどう向上させるか、このような観点から行政の改革が続けられてきたと思うところであります。
 行政サービスの何をどのように改善したら、より住民本位の行政に改善できていくか。行政サービスには膨大な経費がかかります。どこの自治体も厳しい財政運営を迫られる中で、投資的経費を確保するために義務的経費の削減、これが言われてきました。しかし、投資的経費の際限なき拡大欲は、ますます財政を硬直化させてきました。
 ある自治体では、ついにこれまでどおりの市民ニーズへの対応が困難になって、財政計画を立てて施策を推進しておりながら、ある日突然「このままでは来年度の予算は組めない、高齢者福祉サービスを縮小したい、保育所も民営化したい」などなどと発表し、市民から、なぜ福祉や教育にしわ寄せをするのか、どんな財政計画を立てていたのか、このような行政に対する不信が表明されておりました。
 今、市町村合併特別委員会で、合併はリストラの最大のチャンスとの委員発言もありましたが、当市は、他市と比較してもかなりスリム化されてきましたし、これからの行政改革の視点は、効率偏重よりも住民本位のまちづくりとしていくために、何を変えていけばいいか、行政サービスの質をどう高めていくか、このような点が非常に問われております。
 今、請求があれば公開しますよという情報公開制度もできましたけれども、協働のまちづくりをもう一歩前進させていくために、これからはできるだけ住民と情報を共有していく。どんな会合が開かれているか、会議の日程は最低でも1週間前に公表しておく。よりよい地域づくりのために、審議会や委員会、協議会、これらの政策形成のための内部の会議、これも会議の内容を公表していく。会議録を自由閲覧できるようにしていく。市政への住民の関心をもっと高めていく中で、会議録の全文ではなくても、発言の要旨というような形で、その意見交換や会議の流れがはっきりわかるようにしていけば、市民からもっともっと豊富な提案もいただけると思いますし、住民の参加、住民との協働をもっと広げていけるのではないか。この点について市長はどうお考えですか。
 最後に、入札制度の改善について申し上げたいと思うわけであります。
 市が契約を結ぼうとする業者が入札の資格者名簿の登録がえの機会に、従来からの入札参加資格に加え、環境とか品質とかの国際規格、その認証のあるなし、あるいは、今申し上げましたように、社会的責任となっている男女共同参画について、事業所として就業規則をきちんと直して改善を行っているかどうか、あるいは、障害者雇用などについての法定雇用率を達成しているかどうか、このような社会的な責任を全うしているかどうかという点についてもきちんと評価を行って、これについてそれぞれの事業所ごとに、できているところは点数を加えていく、そして評価基準に上乗せされていくわけですから、これまでできていないところも何とかそこへ到達しようかなという努力の意思が働いてまいります。
 事業所の社会的責任に対する理解と協力を求め、市民の税金をさらに生かして使うようにするために、この国際規格については、既に国のほうでも2000年度から施行に入っておりますし、県段階では大阪府や埼玉県、千葉県、市段階では金沢市や松本市、千代田区なども2002年から先進的に取り入れてきております。この点についてもぜひ改善をいただけるように御所見を伺いし、質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 前田議員にお答えいたします。
 冒頭にごみ処理の問題につきまして、質問ではなかったんですが、要望がございました。心得て、今、環境基本計画もつくっておりますので、その中で重要な問題でございますので、進めさせていただきたいと、このように思います。
 さて、次世代育成支援行動計画についての質問でございます。
 先般、地方公共団体及び企業における10年間の集中的計画的な取り組みを促進する法案が成立しました。その内容につきましては、8項目にわたりまして、今、前田議員から説明のあったところであります。
 先日、林議員の質問に述べたとおり、高齢化は深刻な、言葉はちょっと悪いでしょうかね、厳しい時代でございます。それに備えるために、次世代を含む社会全体でどうするかという、そういうことだろうと思います。
 つきまして、いろいろ述べられましたけれども、このことについて、行政は現場の声をどう反映するのか。確かに次世代でございますので、子供の意見も吸収しなさい、生徒の意見も聞きなさい、学生の意見も聞きなさいと、こうなっておるわけでありますが、その調査把握をどうするかという、そういう質問だったと思います。
 そこは重要なポイントだと思っておりますが、やり方についてはまだ決めておりませんけれども、いろいろこの点では模索をそれぞれしておられるのではないか。十分な指針もまだ受けておりませんけれども、子供の意見という点では、必要なことは必要なんです。それはわかりますけれども、ただし、年齢によりまして、直接問いただしても答えられるのかどうか、あるいはアンケート手法をとりましても書けるのか書けないのか、年代によって心配な面もあります。だから率直な話、小さい子供の権利はわかりますけれども、調査をするというのは大変無理で困難な一面もあるのではないかな、どういう方法、手段があるかなと、今、実は模索をいたしておるところでございます。
 ただ私は、間接的になると思いますけれども、児童クラブで一生懸命やっておられる方、あるいは母親クラブで、それぞれ地域で努力をされておる方、そういう現在活動されている方々の実態、そういう活動されている皆さんの意見を集約するのも一つの手ではないかな、このように思います。
 おっしゃるとおり、子供の権利を尊重するのは当たり前のことでございまして、その立場でよく検討してまいりたいなと、こんなことを実は思っております。
 なおまた、企業における調査も必要なんですが、企業そのものが次世代のことを本当にその趣旨をわかっているのかどうか。まず、その趣旨を理解してもらわないと、正しい回答が出てこないような気がいたします。そうかといって、こういうものを書いてくださいというのもおかしいわけでございまして、いずれにしても、法律の中身をよく趣旨を徹底しないと、企業も、特に企業の取締役でございましたら、自分のいいことばかり考えていくのではないか。我々の必要なのは、働いておる女性の皆さんとか若者とか、企業内における問題を把握したいわけですから、それをどのように対処するのか。いずれにしても、次世代がどうしても頑張ってもらわなければいかんという時代なんですから、そのことをよく理解した上で調査しないと、私は曲がった調査が出てきて、行動計画も違ってくるのではないかと、このように思います。
 確かに今、法律はあるんですよ。育児休暇をとりなさい、いいですよと、こうなっているんですが、実際にとっておられるのは何割なのかわかりません。というのは、休むと経済に影響するわけですから、今、経済優先時代ですから、そこへ行ってしまう。法律はあるんですけれども、適合していない。適合していないから、それはそれでいいんだという理解をしてもらうと困るんですよ。だから、この法律の趣旨を、まず国を初めとして大いに理解を高めていただいた上での調査でないと、その後の行動計画というのは私は生まれてこないような気がするわけでございます。
 おっしゃるとおり、少子化の要因である晩婚化であったり、あるいは未婚化であったり、夫婦そのものが出生に対する考え方が違ってきております。これはどちらかというと、生活、経済を考えて、どうもそういうような意味で、今の社会に流されるといいますか、そういう状態でございますから、一方、次世代の重要性を理解をしていかないといけないのではないか。
 特に今、雇用の問題とか、保育の問題とか、あるいは母性保護の問題もおっしゃいましたが、これらのことについては、それなりに一連の法律があるんです。あるんですけれども、実際とれていない。そこらを生の声を何とか集約すべきではないか。行政としてはそういう立場でこれから対処したい、このように思うところでございます。
 それから、次に、次世代の育成の観点から、保育について公的責任をどう考えておるか。企業参入あたりを言っているんだけれども、どうおまえは考えておるのかと、こういうことなんですが、御存じのように、先般、議会の皆さんとも相談をして、幼稚園と保育園を一緒にして、子ども園などをつくりました。おかげさまで富山県も評価をしていただきましたし、厚生労働省も、ちょっと難しい点があるけれども、今でいいのではないかと、こういうことです。もし「あかん」と言われれば、私は特区にしようと思っておったんですけれども、これはぼちぼちなじんできたというところですから、特区申請はいたしませんけれども、そのようなことで進めてきた経緯もございます。
 確かに公設民営化、それから、給食なんかも民営化したらどうかという話もあるようでございますが、これは教育にかかわる一面もございますので、私どもの今やっておりますこのことは、砺波市のよき特徴だと、私はそう認識しておりますので、特に、今このような法律が出た以上は、私は公設でいくというのは正しいのではないか。経費はかかります。かかりますけれども、そのことを認識をいたしておるわけでございます。
 例はちょっと違うかもしれませんが、皆さん御存じのように、この間、新日鉄の大きい事故があった。あるいはブリヂストンの火災があった。新聞の記事に出ておりましたが、いわゆる設備の疲労もあるだろう。というのは設備投資をしっかりしなかったということですが、もう1つ2つあるのは、いわゆるリストラで熟練工を首にした。保守点検の分のリストラもやった。そこで少しもうけなければいかんということで、そのことをやったということで書いてございました。だから、あの事故は人為的事故ではないかと、こう言われております。
 だから、少し経済行為と違いますけれども、そうあってはいかんわけですから、何もかもリストラ、経済優先、もうけ主義という形では、これは私は行政とは違うと思う。だから、そのことを私どもは念頭に置いてこれから対応する必要があるのではないか。だから、一概に行政改革ということで下請民営化等々が正しいのかどうか、そのような意味で、私は保守的かもしれません。そのように私は思って、当面、砺波市のよき特徴を大事にしていきたい。幼稚園、保育園等についてはそのようにしたい。
 おかげさまで、民営でもやっておられる方はございますが、それなりに私どもも、援助、あるいは一緒に提携しながらやると、現実にあるものについてはそのように進めさせていただきたい、このように思っておるわけでございます。
 それから、次は、若者の雇用対策でございます。雇用対策というのは、国の所管する業務でございます。一自治体が取り組むことについては問題がちょっと大きすぎますが、おっしゃる気持ちはよくわかります。
 これまで、この間、Uターンフェアだとか、あるいは合同面接会だとか、あるいはワークシェアリング等々実施をしておりますけれども、多くの制度が出てきておりますけれども、それを私どもが活用して円滑化を図りたいと、このように思います。
 ただ、おっしゃるとおり、今、フリーターという若者が多いわけです。フリーター、その人たち自身のことを考えると、大変危惧されますし、社会全体からいってももちろん危惧されるわけですが、こういうこともない方が本当はいいんでしょう。いいんでしょうけれども、そういう時代に即応するといいますか、そういうところへ飛び込む。ここのところを、もう1つ、どこかに何かが私は間違っている面があるような気がします。それは社会全体の問題かもしれませんが、ここのところはお互いに将来のことを考えて危惧しているんだと、そういう意味でしっかりしないと、次世代もこれこそ本当に困った状況になるのではないか、このように思うわけでございます。
 いずれにしても、若者の雇用というのは重要な課題であるということは十分認識をいたしておるところでございます。でき得る限りの指針等に基づいて、地方行政がやらなければならないことについては私どもも対応してまいりたい、このように思っておるところであります。
 それから次に、男女平等社会の推進条例等について条例を早くつくれと、こういうことであります。これまでも男女共同参画の推進を図るために、となみ男女共同参画プラン、それから男女共同参画都市宣言を行っていただいております。しかしながら、質問の中にもございましたように、この目的につきましては、一朝一夕には進んでいない状況でございます。まだまだ男女平等な社会とは言いがたい状況もあるように感じておるわけでございます。これから男女共同参画社会の実現に向けまして一層取り組むよう、行政としても取り組む必要があると思いますし、前にも申し上げておりましたが、条例づくりをいたしたいと思いますが、今、準備をいたしておるところでございます。
 なお、この条例づくりをするにしましても、内容の問題もいろいろございます。今、男女共同参画推進員の皆さん、それぞれ検討いただいておるところでございます。
 なおまた、一部には、先般、となみ男女共同参画プランを出しましたが、これらについても甘いところがあるということでございますので、これも見直しをしたいと、このように思っております。例えば到達点を25、クオーター制だったものを30にせいとかという意見が実はあるんです。したがいまして、これらについても少し議論をさせていただきたいと思います。
 なお、先般は、合併協議会で女性政策事業の取り組みについてを決定していただきました。庄川町は、推進員はおられますけれども、プラン、宣言等何もございません。したがいまして、今後は庄川町の皆さんと一緒になって、合併した段階で即条例という形でやったほうがベターではないかなと、このようにも考えておりますので、その点御理解をいただきたい、このように思っております。
 なお、当面は、10月4日に推進連絡協議会共同でフォーラムを開催しようとしておりますし、それから、10月から12月にかけて、推進員の皆さん、各地区へお回りいただいて、このことのPRをするということを聞いておるところでございます。
 なお、新聞には出ておりまして、皆さんもお読みになった方もおられると思いますが、従来、このことについては内閣府が担当しておりましたが、あるいは高齢化等につきましては厚生労働省が中心になってやりましたが、今度、少子化社会対策大綱というものをつくろうということで、全閣僚で進めることになったようであります。まだ通達はいただいておりませんが、そのように報道されております。社会全体でこのことは取り組むべきだということでございまして、次世代の法律に関連して、特に少子化については大綱をつくって進めようということになるようでございます。もちろん雇用問題や保育サービスの問題、それらを中心に再構築すると、このようになっておりますし、なお、女性だけの問題ではなくて、夫婦間の問題でもあるということで、全閣僚が一致してこのことについて対処することになりましたので、おそらくこれらを含めてこの後、通達等が出てくるのではないか、このように実は思っておるわけで、一層政府も認識を新たにしたのではないかと思って、この点では評価をしたい、このように思うわけでございます。
 それから、次は、安心した社会保障についての質問でございます。
 従来から国、県の制度に準拠してそれぞれ対応いたしておりますが、確かにこれも報道によりますと、児童手当の年齢の枠拡大等があるようでございます。まだ明確ではございませんけれども、今検討されているという情報でございます。
 市は、御存じのように、これは議会提案でもあったんですけれども、未就学児の医療費助成、保育料の軽減等を行ってきております。それから、提案がありましたように、育児休業取得者に対する所得補償、それから、子供たちの部屋を改造する資金貸出制度等々提案がありました。あるいは、放課後学級などもあるわけでございますけれども、1市町村がこれに対応するというのはなかなか困難ではないか。国や県がこのことについては目を向けて補助対応すべきだと、このように私は思います。
 次世代育成支援対策推進法というのは、厚生労働省が今後の大きい国策の一つとして位置づけたわけでございますから、積極的な支援事業を展開してほしいし、先ほど申しましたように、少子化社会対策大綱というのをつくるようですから、その中で位置づけをしていただければありがたいと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしましても、地方も事業所も、お互いに将来の視点を置いて、この行動計画をつくることが何よりも大切ではないか。ただし、刻々と制度が変わってきておりますし、そういう考え方になりつつあることは、私は大変いいことではないか、このように思っております。
 その他の御意見についてはまた参考にさせていただきたい、このように思っております。
 次に、行革のことでございます。
 従来とも行革につきましては何度か質問がございました。改めて申し上げることでもないんですけれども、行政改革推進委員会、行政改革市民会議等、役所内ではそのように推進委員会をもって議論をさせておりますし、第三者といいますか、一般市民の公募も入れまして、市民会議も実は持っておるわけです。一歩ずつではありますけれども、それなりに改革、事務改善を行っておるところでございます。
 ただ、おっしゃるように、改革というのは一人走ってはいけませんので、何よりも重要なのはコストの低減であろうと思いますが、ただし、何もかもコスト低減ということで走りますと、これこそ、先ほどのコンビナートやブリヂストンの火災みたいになるわけですから、そのことは十分、特に行政の場合は考えなければいかん。いわゆる行政コストの引き下げはいいんですけれども、サービスの質を低下するということになるといけない、このように思っております。そのことを十分慎重に考えながら対応をしていかなければいけない、このように思っておるところでございます。
 なお、合併を迎えます。何度も申し上げますけれども、合併は行政改革の最大の機会だと、このようにとらえております。庄川町にあって砺波市にないもの、砺波市にあって庄川町にないものもいろいろあるわけですが、この際調整をして、原点に返って検討するということが何よりも大切ではないかと思う。
 なおまた、いずれにしましても、砺波市特有の一種のサービスもあってもいいのではないかと思います。教育、福祉に限ってそれはあっていいというものについては、サービスコストは上がりますけれども、これは特徴として私はあってもいいのではないか、こんなことを実は私自身思っておるわけです。
 さて、そこで付け加えておきますけれども、この後、機構改革と合併等における機構等がございます。どこかの市では、それこそ本当に分散方式でおやりになるわけですが、それでいいのかどうかというような問題がございます。ただし、私の方も、それなりに若干の分散をすることによって融和ができるものなら、その方向もひとつ目指してもいいのではないか。ただし、距離的には、せいぜい10分か15分を行ったり来たりするわけですから、砺波市の場合、そう問題はないと思う。
 ただ翻って、50年前、合併をいたしました。砺波市になりました。各村に全部出張所がございました。庄東に支所がありました。ただし間もなく出張所を廃止、支所を廃止してまいりました。それは、当時の議員さんも苦渋の選択だったと思います。ただし、それが今日当たり前になったわけです。だからしばらくの間、調整材料としてそうあってでも、いずれ議会とも話し合いをしながら、簡略化し、スピーディ化していかなければいかんのではないか、そのことを念頭にこれからいきたいものだと、このように思います。
 さて、もう1点、行政の透明化、情報化時代ですから、スピーディに物が運びます。ついては、早く透明にしなさい、情報公開しなさいと、そのとおりでございますので、先般から始めましたが、「市長への手紙」も公表することにしました。それから、審議会の概要等についても公表に努めている。これは行政側はやっております。議会側も市議会の会議録も公表されることになったわけですから、一歩も二歩も前進しているのではないか。
 なお、言われております審議会等、審議会をやるならやるように早く公表して、そして皆さんに公開をして、そして議事録等も出したらということでございますから、差しさわりのない面でございましたら、差しさわりというよりも、基本的に私は出すべきではないか、このように思っておるところでございます。ただし、そこで醜いやりとりがありますと、これはなかなか出しにくい一面もございますので、その点は慎重に皆さん方も今後議論をしていただくようにお願いを申し上げたいと、このように思っておるわけでございます。
 入札制度につきましては助役から申し上げます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 前田議員の御質問のうち、入札制度の改善について御答弁を申し上げます。
 まず、当市の現状について御説明を申し上げます。
 市が発注する建設工事に当たりましては、建設工事業者のうち、土木、建築、上水道、下水道の工種につきましては、経営規模、経営状況、技術力、社会性等を考慮するために、入札参加資格者の等級格付けを行っております。格付けに当たりましては、法令で定められ義務化されている経営事項審査による総合評点を客観点数に置きかえたものと、それと市が発注する工事の成績などを評価する主観点数に置きかえたもの、この合計の点数によって格付けを行っております。
 そこで、議員提案でありますけれども、市が加算する主観点数の中に、ISOの認証取得や男女共同参画の推進への取り組み、それから、障害者雇用状況等を考慮して、その主観点数の中に入れればどうか、加点すればどうかという御提案でありました。
 先ほどの提案の中にありましたように、近年、企業活動における品質、環境への配慮を求める社会的な要請を受けまして、公共工事発注機関においても、ISO9001やISO14001の認証取得を主観点数の中に加点しておる都道府県が増えてまいっております。富山県におきましても、今年から一般競争入札に付す工事で、品質、施工管理が重要なものについては、認証取得を参加条件として施行しております。
 ここでちょっと考慮すべきことがあろうかと思っております。この制度を実施するに当たりましては、国、県はともかくとして、市町村では若干の考慮するべき事項があるのではないかというふうに思っています。といいますのは、この認証を得るには相当の費用がかかることから、認証を取るのに有利なのは、やはり大手の事業所だろうと思っております。
 そういうことで、認証を加点をすると、大手の事業所が加点の恩典に浴する可能性が高くなるということ。それから、障害者雇用状況も評価し、加点をしている県もありますけれども、法定雇用率が義務づけされているのは、労働者56人以上の企業であるので、これも評価して加点をするということになりますと、この点も大手の事業者に加点される可能性が高くなるということ。それから3点目といたしまして、就業規則につきましても、これは法令の定めるところによりまして、10人以上の労働者がいる場合に、労働基準監督署への届け出が必要となるということでありますので、10人未満の事業所にありましては届け出の義務がないということであります。したがいまして、主観の点数の評価の中にこの要素を加えるとすれば、これも大きい事業所が加点の対象となる可能性が多いということであります。ということで、市内の中小企業との評価の差がますます開くことが想定されるということであります。
 しかしながら、障害者の雇用とか、あるいはISOの取得、就業規則などは、社会的な責務でありまして、これは議員も提案のとおりであります。企業経営におきましても、こういう点は推進しなければならない事項であります。企業評価は、完成工事高だとか、あるいは売上高の大小によって優劣がつくものではないということは認識しておりますけれども、今言いましたようなこれらの評点を入札の際の格付けにどの程度しんしゃくすればいいかということは、せっかくの御提案でありますので、他の市町村例も参考にしながら検討させていただきたいというふうに思っております。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 以上で、通告による質問並びに質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 質疑なしと認めます。
 これをもって、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたします。

◯議長(石田君) ただいま議題となっております議案第57号から議案第62号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外5件については、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会、並びに決算審査特別委員会に付託いたします。

◯議長(石田君) 次に、日程第2 「農家が意欲をもって稲作に取り組むことのできる米政策の実現を求める請願」については、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(石田君) これをもって本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月12日から9月18日までの7日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、明9月12日から9月18日までの7日間は休会することに決定いたしました。
 なお、次回の本会議は9月19日午後2時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 1時56分 閉議



平成15年9月定例会(第2号) 議事日程・名簿

     平成15年9月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
  第1 決算審査特別委員会の設置について
  第2 市政一般に対する質問、並びに議案第57号から議案第62号まで、平成
     15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外5件について
     (一般質問)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   9月10日  午前10時02分  開議
   9月10日  午後 3時25分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 飯 田 修 平 君     2番 林   忠 男 君
   3番 柴 田   智 君     4番 齊 藤 源 秋 君
   5番 寺 島 良 三 君     6番 江 守 俊 光 君
   7番 松 本   昇 君     8番 池 田 昭 作 君
   9番 石 田 隆 紀 君    10番 高 田 隼 水 君
  11番 村 中 昭 二 君    12番 堀 田 信 一 君
  13番 山 岸 銀 七 君    14番 西 尾 英 宣 君
  15番 宮 木 文 夫 君    16番 柴 田 豊 明 君
  17番 前 田 喜代志 君    18番 吉 澤 邦 麿 君
  19番 松 本 恒 美 君    20番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 津 田 俊 祐 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 紫 藤 健 一 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 民生部               商工観光
 次  長 今 井 孝 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部               病  院
 次  長 宮 井   正 君    副院長  杉 本 立 甫 君

 病  院              病  院
 副院長  大 橋 雅 広 君    事務局長 井 上 辰 夫 君

 教  育              教育委員長職務
 委員長  桃 井 千 秋 君    代理者  長 久 太 郎 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 喜 田 豊 明 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 永 井   進 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 古 井 勝 久      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成15年9月定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時02分 開議

◯議長(石田君) これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(石田君) 日程第1 決算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。
 お諮りいたします。平成14年度に属する砺波市各会計の決算を審査するため、10名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、10名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置することに決しました。
 続いて、委員の選任についてお諮りいたします。
 ただいま設置することに決定されました決算審査特別委員会委員の選任につきましては、委員会条例第6条第1項の規定により、指名いたしたいと思います。
   1番 飯 田 修 平 君
   3番 柴 田   智 君
   5番 寺 島 良 三 君
   7番 松 本   昇 君
   9番 私 石 田 隆 紀
  10番 高 田 隼 水 君
  14番 西 尾 英 宣 君
  16番 柴 田 豊 明 君
  18番 吉 澤 邦 麿 君
  20番 梶 谷 公 美 君
 以上、10名を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(石田君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました10名の諸君が決算審査特別委員会委員に選任されました。

◯議長(石田君) 日程第2 市政一般に対する質問、並びに議案第57号から議案第62号まで、平成15年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外5件についてを議題といたします。
 これより、市政一般に対する質問、並びにただいま議題となっています案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 12番 堀田信一君。
  〔12番 堀田信一君 登壇〕

◯12番(堀田君) それでは私の方から、通告に従いまして、5項目にわたり安念市長、堀田教育長、津田民生部長に質問と要望、提案をさせていただきたいと、このように思います。
 さて、市町村合併でありますが、砺波市と庄川町の両首長が手を組んで、合併協議会を初め、各諸団体も合併に向けて一生懸命日夜精力的に努力をしていただいております。安念市長初め市当局の皆様方、それからまた関係の市民の皆様に心から敬意を表したいなと、このように思うわけでございます。
 また、先般、8月31日に「新市まちづくりシンポジウム」が砺波市文化会館で行われました。テーマは「いい花咲かせよう!個性を活かしたまちづくり」といたしまして、松野幸信瑞穂市長から「瑞穂市誕生のあれこれ」ということで大変含蓄のあるかなめのきいた御講演を賜り、私ども議員も全員が出席し、非常にいい勉強にもなりました。また、両市町の諸団体代表の6名の方々がそれぞれの立場から、これからの新市に向けての考えや提案を賜りました。聞いています私どもも含めまして、すばらしい新市をつくるために一生懸命努力をしていかなければならないと、このように思ったわけでございます。
 さて、合併につきましては、期日といろいろな取り決めを決めて今日まで臨んでいただいております。また、市当局も細部にわたりまして、それぞれがその分野の取り決め等協議をしていただいておりますし、また一つ一つ成果の上がる詰めもしていただいていることを大変うれしく思いますが、その中で、新しい砺波市のイメージづくり戦略ということも大変大事ではないかなと、このように思うわけでございます。
 私どももいろいろと調査をしてまいりましたが、合併をされた新市では、合併記念にこういうことをしようじゃないか、ああいうことをしようじゃないかとか、いろいろな記念行事をなさっておられます。インターネットでもホームページ等にも載せていらっしゃるわけですが、これからの時代につきましてはハードからソフトということが私は大変大事ではないかなと、このように思っている一人でございます。
 その中で、市町村合併は、人間社会に例えますと結婚と同じでありまして、合併の記念として後世に伝えるモニュメントを設置してはどうかと、このように思います。合併後の新市は順調に進展し、幸せな市民の暮らしに満ちているということを象徴するものでなければならないと、このように思うわけでございます。そのモニュメントは、例えば出会った2人の幸せをかなえる象徴ともなるであろうし、多くの人々が全国から訪れる名所となれば大変いいものになると、このように思うわけでございます。
 特に今回、さきわい(幸)というような、鐘というような言葉も聞かせていただきましたが、いろいろなことを調べてみますと、古い言葉で「さきわい」という言葉が出てまいりましたが、祝詞等でも出てまいりますが、さきわい奉れとかいろいろ出てまいりますが、幸せになる、栄える、咲き合うとか、いろいろとこれからの私どもの新しい市のプラス思考のイメージが沸いてくるように思うわけでございます。
 特に、記念撮影のフォトスポットとなることも重視した、例えばハート型におさまるチューリップのモチーフや、それからまた庄川町のカラーである水と木を考えてみるとか、こういうことも大変大事ではないかなと思いますし、最近とみに増えてきましたデジタルビデオやデジタルカメラでの動画撮りなどのためにも、鐘の音は重要な要素になるのではないかなと、このように提案をさせていただきたいと思うわけでございます。お考えをお聞かせいただきたいと思います。
 次に、新しい砺波型の、市民と行政で新しいまちづくり運動を広げていかなければならないのではないかなと、このように思うわけでございます。まちづくりも行政主導であってはいけませんし、また住民だけでやっていてもいけません。これからは市民、そしてまた企業市民、そして行政と三位一体になって新しいまちづくり運動の大きなエネルギーをつくっていかなければならないのではないかなと、このように思っているわけでございます。
 例えて言うならば、ごみ、雑草等も、これまでごみゼロ運動等いろいろなイベントとか、そういう形では行ってきたわけですが、日常のごみや空き缶を拾うとか、例えば街路樹の下のごみを取っていくとか、こういうようなシステムも考えていかなければならないのではないかなと、このように思うわけでございます。こういうことが環境や景観を考えるというような一つの市民運動になってもらえばいいなと、このように私は提案をするわけでございまして、そういう新システムづくりについて安念市長のお考えをお聞かせいただきたいと、このように思います。
 次に、2項目目でございますが、新市の建設計画についてお尋ねをいたします。
 砺波市も、農業やいろんな問題で関係者の方々が大変な努力をしながら、今日まで進めてきていただいております。また、砺波の基幹産業であるチューリップの栽培農家の後継者問題、こういう問題につきましても大変頭の痛い難しい問題もあり、砺波市は安念市長のお考えで農業公社を設立しながら、各方面にわたっていろいろな展開もしていただいております。その辺は大変敬意を表するわけでありますが、砺波市も庄川町もやはり花や花卉、そういうような花と緑をしっかりと大切にして、そういうような農業関係の技術者の育成が必要であります。そのために、養成機関として花卉緑化大学または専門学校を誘致することも必要ではないかなと、このように思うわけであります。
 そういうような学校機関は、遊休資産となっている農家や家屋を活用しまして建設コストの低減を図りまして、また講師陣等は、今までの地元の農業経験者等を先生に活用するなど、地元と密接な関係を持つ大学、専門学校等の機関を目指してはどうかと考えますが、安念市長のお考えを聞かせていただきたいなと、このように思うわけでございます。
 なお、御存じのとおり、県内でも3つの国立大学が来年4月から、国の直轄から独立した法人にする、国立大学法人法のもと、いろいろと研究をなさってきておられますが、一方では、平成16年度で新たに18校の大学を設置する申請が出されております。それは、これからの時代の先取り型を目指した大学研究機関を設置しなければならないというようなこともあるのではないかなと思うわけでございます。
 また、誘致に関しましては、109年の伝統を持つ東京農大の、例えば砺波キャンパスを設けていただくというのも一つの手ではないかなと、このように考えるところでございます。お考えをお聞かせいただきたいと、このように思います。
 なお、大学関係も大変かもわかりませんが、政府も構造改革特区推進本部等ではいろいろな感覚で新たな挑戦もしておられるようでございますので、よろしくお願いしたいと思うわけでございます。
 3番目でございますが、新しいまちづくりも含めまして、人づくりは大変重要なテーマではないかなと、このように思うわけでございます。特にこれからの中学生、小学校を終えて中学生たちが、自分たちの基本的なことが終わった後、ふるさとをしっかりと見直す、ふるさとの再発見、そしてまた新たな発見をするということも私は大変重要なテーマではないかなと、このように思うわけでございます。
 この4中学によるサマーステイ事業の提案と申しますのは、砺波市内3中学と庄川中学を入れた4中学においてサマーステイをする。今日の教育問題は、そしてまた家庭教育問題もいろいろな分野からいろんなお話もございますが、とかく自分の子だけはいい学校へ入れて、いい大学へ入れて、いい就職先につかせたい、人のことより自分の子が大事だと、こういうような考え方もあるようであります。そうではなく、他人の子供も自分の子供と見て家庭教育をしてやる。そしてまたいろいろな中学生の悩みも聞いてやる。こういうことも私は大変重要ではないかなと、このように思うわけでございます。もちろん行政主導であってはいけないと思います。やはりPTAの皆さんや中学生諸君の皆さんとともに、市内の4中学が、新たなエリアになります砺波市と庄川町のふるさとのよさを発見していくというようなテーマで取り組みをされることはどうかなということを教育長に御提案をいたします。
 次に、中学生のマイカー送迎の実態と改善策について御質問をさせていただきます。
 平成12年に、これは3年ばかり前でございますが、市内の砺波市中学校PTA関係者で、あまりにも目立っておりますマイカーでの送迎実態を調査しようじゃないかということをPTAを中心にやってみました。これは小学校のときはほとんどマイカー送迎はございません。砺波北部小学校でも非常に遠いところもあります。庄東小学校でも遠いところがあります。その距離に応じて公的なバスの送り迎えもあるわけなんですが、中学校に入ってしまうと、どうしても塾へ行ったり、またクラブ活動等も含めまして、晴れた日であろうが雨の日であろうが、構わずマイカーで学校の校門前まで送るとか、いろんな実態があります。そういう中で、子供たちはどう考えておるのか、両親はどう考えているのか、こういうような考え方でアンケート調査をしてみました。
 中学生の中には「送ってもらうというのはおかしいんではないか」「送ってもらって当然」。両親の中にも「うちはうち、一々そういうことにPTAが構うことはないだろう」と、こういうような意見もありますし、お母さん方には「学校がしっかりしていない」というようなアンケートの声もございました。
 私もPTA関係のことをやってまいりましたが、これは砺波市内のみならず県下すべてでありました。また、全国のPTA関係のところへ行ってみましていろんな方々に意見を聞いてみましたところ、こういうことは全国で行われているんだなと、このように認識を新たにいたしました。「郷に入れば郷に従え」という言葉がございます。決まりを守る、そういうことも私は大変大事ではないかなと。ある方にそういうことを相談しましたら、「堀田君、富山大学の附属小中学校の校門へ君、朝行ってみたまえ。どうしているかを見て来たまえ」というようなアドバイスをいただいて、見てまいりました。4、5日あいをとって行ってまいりましたが、先生方が約5名出ておられまして、子供たちに「おはよう。いい顔をしているね。きのうはどうだった」と、こういうように声をかけて子供たちにあいさつをしておられました。周りを見ましたら、マイカーの送迎は一切ございませんでした。
 私はこれも一つの手かなと思うんですが、先生だけに任すということもどうかと思いますが、まずこの実態を何か改善していかなければならないと、このように思うわけでございます。教育長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 4項目目に移りたいと思いますが、砺波市健康センターについてでございます。
 砺波市健康センターにつきましては、全国に例のないこのことに、室長初め取り組んでいただいておりますことに大変うれしく思っている一人でございます。とかく健康な人は、「おれは大丈夫だ。だからいいんだ」という自信を持って、検診等をなさらない方が若く死に至る方もいらっしゃいます。
 今回、健康センターでは、2階では、今まで市役所の中で行われておりました業務を向こうの方に移すということでございますが、3階では、新たに1次検診を行う検診センターが予定されておりますし、また、前の議会でも設備関係についても議決をしたところであります。
 この検診センターは何月何日から稼働されるのか。例えば来年度の4月1日からもう実施できるのか。また、人員配置はどのようになるのか、体制はどうなるのか、この辺についてもお聞かせいただきたいと思います。また、日帰りドック関係は砺波市民の方々は大体どれくらいの方々がお受けになっているのか。いろんな保険もありますので、その辺がもしお調べが済んでおられればお聞かせいただきたい。
 また、今度の新しい健康センターでは、年間目標数をどれくらいと考えておられるのか。そして、学校週5日制になりましたから1日当たり何人ぐらいを予定されるのか、この辺もお聞かせいただきたいと思います。また、費用についてはどれくらいの費用がかかるのか。それから補助制度をお考えなのか、この辺もお聞かせいただきたいと思います。
 それからPR対策はちゃんと考えていかれるのか。と申しますのは、私の考えですが、できれば砺波市民以外も受け入れていただければ、砺波総合病院との連携による保健、医療、福祉関係についても大変いい考え方が生まれるのではないか。また、新しいビジョン関係もお聞かせいただきたいと、このように思っております。
 最後に、水についてお尋ねをいたします。
 まず最初に、今後の水道料金についてお尋ねをするわけですが、水については、一部事務組合、砺波広域水道企業団で約30年前から取り組んできたわけでありますが、私もその関係議員の一人でございますが、企業長初め各理事の皆さん、そしてまた職員の皆さんも真剣に取り組んでいただきまして、供給料金が下がってきたということは大変喜ばしいことではないかなと思っております。平成12年度では供給料金は75円でございましたが、平成13年度、14年度、15年度と70円に落としていただいております。
 また、先般の議会では、企業長を初め理事者の皆さん方の将来計画の中では、これからの返済関係も含め、もっとお安く供給ができるんではないかなというような形で話が出ておりました。50円というような声も聞きました。我々議会も一部心配もございますが、しかし、おいしくて新鮮な、安全な水を安く提供するということは大変大事なことではないかなと思うわけですが、砺波市の水道料金としては、来年度の予算関係もございますが、安念市長はどのように考えていらっしゃるのかもお聞かせいただきたいと思います。
 最後に、庄川の恵みでございますが、地下水の商品化で新しい砺波市のブランドづくりに取り組んでいかれるのも一つの手ではないかなと、このように思うわけでございます。この水につきましては、環境庁が全国名水百選等も選んだり、県下では4カ所も名水があるわけでございまして、おいしい水の条件でもいろんな項目もございますが、富山の水自身がおいしいと言われております。そのような水を全国に発信するということを企業として取り組んでいくことも、私は、挑戦という意味で大変大事な取り組みではないかなと、このように思うわけでございまして、安念市長のお考えをお尋ねいたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 堀田議員にお答えをいたします。
 まず、合併について敬意を表されました。大変恐縮しておりますが、本番はこれからではないかと、このように思っておりますので、アイデアに富む堀田議員のこれからの応援も、冒頭にお願いをしておきたいと思います。
 さて第1番に、新市のイメージづくりについて御質問がございました。砺波市と庄川町の合併によりまして、両市町民が幸せな暮らしができるように願いを込めて、さきわいの鐘の設置など提案をされたわけであります。
 合併は、市民、町民が協力し合ってまちづくりをするというのが大原則でございます。したがいまして、その記念となるべきモニュメントがあってもよいのではないかと、こういう提案でございます。現実的には、今は少子高齢化の時代でございますし、地方分権を確立しなければならない。そういう意味での行財政力を身につけるまず合併が必要だろうと、このように思っております。したがいまして、甘い夢ばかりを追うというのも、今日の現状から、私は厳しくとらえなければいけないということも胸に秘めておるわけでございます。
 そこで、御提案がございましたさきわいの鐘といいますか、幸せの鐘といいますか、そのようなモニュメントについてでありますけれども、砺波市も庄川町も市制、町制をしいて50年を記念いたしておるわけでございますから、その提案から、そのことをも含めまして、鐘かドラムか知りませんけれども、それが本当にいいのかどうか、記念碑的なものがいいのかどうか。あるいは、発言の中にございましたように何か名所づくりをしたらいいのではないかと。このことについては、議会の皆さんもそうですが、広く市民の皆さんの意見も聞いてみたいと、このように思っております。そしてそれが砺波市民、庄川町民の幸せにつながるものでございましたら、何とか皆さんで、どの方向に進むのか協議し合って建設することも大切ではないかと、このように認識いたしております。
 ただし、イメージという語源から、私の理解でありますが、イメージというのは心に描く風景や心温まる歴史的な情景という語源があるようであります。したがいまして、私はちょっと古くさいかもしれませんが、逆提案になりまして大変恐縮でございますけれども、語源からいいまして、特に堀田議員さんの太郎丸地区を思うにつけまして、旧制中学時代、高校時代は物がなかったものですから、歩いて鷹栖から深江へ来て、深江から太郎丸へ来て大門へ来て、家へ帰った思い出があるわけでありますが、この太郎丸地区というのは実に素朴で忠実で、そしてすばらしい屋敷林があって、そういう原風景を目の当たりにしております。したがいまして、田園風景も一つのイメージではないかという勝手な解釈をいたしております。区画整理もされてすばらしいまちになったんですが、山王川沿いの桜の木であったり、少し悪いこともしたんですけれども、どんどこで遊んだりしたあの太郎丸の原風景を考えますときに、イメージとしては、そういう大事なイメージを壊さないことも重要ではないかなという感じが私はしております。
 そこで、逆提案でありますけれども、先般、出町市街地の区画整理がやっと終わりました。やっと清算をして登記する段階になりましたが、この際、出町の基礎をつくられて町建てをされました、例えば次郎平さんを顕彰するものを──区画整理内に公園をつくったわけですが、そこにそんなものを設置することが、堀田議員さんがおっしゃったことを思うにつけて、あってもいいんではないかなという感じがしております。ただし、その際は、どこの土地区画整理組合も公園をつくって、いわゆる記念すべき碑なども建っておるわけですから、私は、区画整理管内の皆さんの浄財があって、そんなものをつくることが大事ではないかなと、こんなことを思ったりもしております。このことも、いわゆるもともとの杉木新町から出町になったときが、神島から深江から太郎丸がみんな一緒になって出町をつくられたわけですから、その中心地となったことを考えますときに、おっしゃいますイメージとしての記念碑、モニュメントがあってもいいんではないか、それもまちおこしの一つになればありがたいと思います。
 もう1つは田園空間整備事業を、幸い太郎丸の地を拠点にしてつくるわけですが、これも一つの記念すべき施設として、そして庄川町の歴史や砺波市の歴史も、いわゆる農村の歴史も集約するようなことも考えるという意味で協議をして、そういう意見も先ほど言いましたように市民の意見を聞くというのは、そういうことも私どもは少してこ入れをしてつくり上げる。これは50年記念で、これは合併で、皆さんの浄財と皆さんの力を結集してやったんだということになれば、おっしゃるような意味の、いわゆるまちづくりにもなりますし、すばらしいイメージとしての象徴にもなるようなことを思っておるわけでございます。
 勝手なことを申し上げますが、堀田議員さんから提案があったことについて、私の思いを若干述べさせていただいたわけでございます。御理解をいただきたいと思います。
 それから次に、同じく新市のイメージづくり戦略の中で、砺波型の行政システムを考えたらどうかということでございます。
 先ほども申し上げましたように、砺波市というのは、従来とも、素朴で忠実ですばらしいよきコミュニティーを持っておった地域だと私はそう思っております。したがいまして、そのことをベースにしてまちづくりをするということが原点ではないかと、こう思っております。
 合併したから、大きくなったから、少しさま変わりをしようというそういう考え方ではなくて、もともといい素地があって、いい基盤があったんですから、これを再構築するというそういう基本的な考え方が新しいまちづくりになるんではないか。そのことがみんな心の中にあると思うんです。ぜひこれを再構築して新市をつくるんだという考え方に立てばどうかなと、このように思っております。
 そこで、御提案の環境問題、きれいなまちにするということも大事だということであります。そのとおりだと思います。これまでも堀田議員さんにもご協力をいただいておりますが、ごみゼロ運動であったり花いっぱい運動であったり、あるいは心ある皆さんが庄川の堤防や庄川の河原の清掃をしていただいたり、それぞれ沿道美化にも協力をしていただいておるわけですが、これをそれぞれ大切にしていくことも大事でございます。それを集約するために環境基本計画をつくっておるわけでございまして、これらをベースにしてこれから進めさせていただいて、いずれ庄川町にもエリアを拡大していこうと。もちろん庄川町でもこのことを大事にしておられると思いますので、意見は一致すると思う。ぜひそんなことでいいまちをつくろうと。そして、自分たちのまちは自分たちでつくるんだと、こういう基本で、もともとそういう素地があるんですから、それをうまく誘導して、そのことが砺波のいいイメージになると、このように思っております。
 なお、特にこれから重要なのは、経済優先で企業等はそういう方向に走りましたけれども、企業そのものも、今私どもが考えておるそういう方向に向かっていただきたいなと、そんなことを特にお願いをして、基本計画の中にはそのことを訴えてまいりたいと、このように思っておるわけでございます。
 それから、おっしゃいましたように、水、緑、散居、これらも大切にすることでございまして、従来これまでは、拡大であったり発展であったりというそういう思想が高くのしかかっておりましたけれども、これからは環境共生という時代でありますから、いわゆる小さい子供からそのことを理解していただく、そういうことも大切ではないかと、このように思っておるわけでございます。
 いずれにしましても、市民のシステムづくりは、いわゆる行政も事業者も一緒になる、そういうシステムをつくっていかなければならないと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしても、私は、おっしゃるような気持ちを十分配慮しながら、新しい意味でのシステムづくり、物を改装するんじゃなくて、もともとあったものをもう少し再構築する、そういうシステムづくりがいいんではないかと思います。そのようにして、若い人からお年寄りまでそのことを理解していただいて、おっしゃるような新しいまちづくりの行政の柱にしたいと、このように思っておるところでございます。
 それから次に、新市建設計画に基づいて、一つの提案でございます。花卉緑化大学もしくは専門学校を創設するなり、誘致したらどうかという提案です。お気持ちは大変よくわかりますし、そのとおりだと思いますが、砺波市はチューリップが全国一の生産地でございますし、それから米も大事なことでございますし、農村を考えるときに、そのような技能者がたくさんおられれば大変心強いと思います。そのことによってこの地域が守られるとするならば、おっしゃるようなそういう専門養成機関があればと、そのように思っておるところでございます。
 しかし、現実をよく眺めてまいりますと、子供たちが少ない、南砺地方の高校も再編されるということを聞いております。というのは、生徒数が激減をしているということですね。大変残念なことでありますけれども、そのような再編成をされるということで、ベースになります若者が少ないというのが現状でございます。
 もう1つは、運営管理をどうするか。従来とも女子短大を持ってこよう、あるいは医療機関の養成所をつくったらどうかとか、あるいは芸術部門の専門学校か大学を持ってくればどうかとか、いろいろ提案がありました。一時はアメリカの大学の分校を持ってこいという運動もありましたが、実は消え去ったわけであります。それは資金面と運営との問題を考えるときに、なかなか困難なものがあると私は推察いたします。
 特に今は、ベースになります生徒数が何よりも少ない。おっしゃるように、新しく大学がそれぞれできることも新聞に出ておりましたが、一面、廃止のところも多分にあるわけです。そこで県あたりも、新しくバイオ等を取り上げた工業大学ということも言われておりますが、ただし、一部学部を減にするという話も聞いております。したがいまして、そう文部科学省は甘くはないと、このように私は推察しておるわけでございます。
 なおまた、小矢部園芸高校などでたくさんの皆さんが受講されております。これは年配の方が多いのでありますが、いろいろいいカリキュラムがあって盛況のようであります。したがいまして、それらを参考にして、これからは私は、1つは田園空間ミュージアムを、今堀田議員さんのおっしゃるような機関にできないかなということを実は思っているんです。後ほど何人かこのことについて御質問がございますけれども、何かそういう形、おっしゃるような提案については相当の大枚を投資するわけですから、そういう意味で活用をしたらどうかなということです。技術的には、幸い富山県野菜花き試験場もございます。花総合センターもございます。専門家もおられますので、これらと提携しながら、あるいは現在ありますものを活用しながら、おっしゃるような、そういう技能者、技術者の養成というものを考えたらどうかなと、このようにも思っております。
 したがいまして、文部科学省が認可するような立場のものではなかなか困難でございますので、ある施設を、今現実的に近くにいい先生方がおられるわけですから招聘をしながら、そして田園ミュージアムという思想も兼ね備えてやればどうかなということを思います。
 といいますのは、今、四季彩館でも6講座ぐらいをやっていますけども、おかげさまで結構来ていただいております。そして受講が終わったら、私から修了証をお渡しするわけですが、皆さん喜んで地域に帰ってまたやりましょうと、こういうお答えも返ってきておりますので、その意味では、何とかその辺の知恵を、アイデアを出して、おっしゃるようなそういう体制づくりもあるんではないかと、このように思っております。ぜひまた堀田議員さんのいいアイデアを期待するところでございます。
 私も実は、学生の集まる砺波市であれば元気が出るなと、このように思いますけれども、なかなかそうは問屋は卸さないというのが現状ではないかと、このように思って、何か悲観的な答弁になりましたけれども、御理解をいただきたいと、このように思います。
 次は、砺波市健康センターについて申し上げたいと思います。
 具体的な取り組みの内容でございますが、健康センターは4月1日にオープンをさせたいと、このように今頑張っております。おかげさまで北棟の改修は、内容も解体をして、それぞれ器具も撤去して、新しい施設整備に入りました。備品購入も計画どおり着々と進んでおりまして、備品と同時に機種が決まりましたら、それに対する配置計画、それらにつきまして今進めておるところでございます。
 健康は自ら守ってもらうというのが私の原則でございますけれども、ただし、中には強制をしないとなかなか来ていただけない。そうすると治療も遅くなったり、医療費も高くなるわけですから、そのことを理解していただいてあの場へ来てもらう、あるいは送迎までしても私は構わないんではないかと思っておるわけでございます。つきましては、そういう支援グループもつくり上げていきたいなと、こんなことなども実は今思っております。
 現在ございます母子健康センターの業務を全部向こうへ持っていきます。したがいまして、相談から健診から、一部医療という形にもなると思いますが、隣にすぐドクターがおりますので、しかも北野先生に所長をしていただいておりますので、すぐ処置ができるということでございます。そのことが随分医療費の減にもつながると私はそう思っております。したがいまして、精力的に4月1日オープンに向かって進めておることを申し上げたいと思います。具体的には民生部長からお答えをいたします。
 次に、今後の水道料金等について申し上げます。
 明年度になりますが、現在の企業局の供給水量は1立方メートル当たり約20円を値下げしようということでございます。おかげさまで、従来の起債、それから二万石用水負担金も、水源の関係もございまして出しておりましたが、それがピークを過ぎまして、一時は苦しくて県からも借金をしておりましたが、これもおかげさまで返済することができました。ついては、長期見通しを先般立てまして、理事者で協議をいたしました。なおまた、このことにつきましては、堀田議員が議長をされておりますけれども、議会の場でもこのことをお諮りをして、そのことが一部報道にも載ったわけでございますので、安くしていきたいと、このように思っておるわけでございます。
 ただ、この間、県の企業局からクレームがつきまして、うちが安くしますと、県の方がうんと高くて、まだ50円ぐらい逆に高いんですが、高くなってよわりましたと、こういう話がございました。それは経営努力の問題でしょうと、私はそのように笑っておりましたが、ただし、この間厳しい時代もあったんです。水道が高いということで、随分議論もあったところでございますが、これは市民全体が我慢していただいて、しかも、そのことを各町村が契約水量で決めておりますので、そのことを守っていただいた。それが今日安くなる原因であろうと私は思います。したがいまして、その辺の経営感覚というのは、一時批判がございましたけれども、おかげさまで安定期を迎えたんではないかと。したがいまして、砺波市の水道料金も私は安くしていきたいと思います。
 ついては、庄川町との合併の段階で、庄川町は水道企業団の水、ほんの少しだけで自己水源で頑張ってきたわけです。このことについては管内でも議論のあったところでありますが、その意味で安いんです。したがいまして、私どもも自己水源でやればもっと安くなるかもしれない。ただし、圏域内全体を考えて今日つくり上げたんですから、共同で今日努力して安くなるんですから、これから安くできると思います。ついては、庄川町は安いんですけれども、それは一つの勝手なやり方をしておったんで、批判はしませんよ。批判はしませんけれども、そのことも話をして、これから水道料金の調整に入りたいと思います。暫定的な料金になるかもしれませんけれども、いずれは同じ市民になるわけですから一緒にするという、そういう意味で少し痛みを分けてもらわなきゃいかんと思う。うちも安くしますが、その辺を今後調整していくということが大事ではないか。その意味では、20円下げることによって料金格差の解消に方向づけができるんではないかと、このように思っております。
 ただし、水道につきましては、御存じのように老朽管がまだございます。未普及地を今一生懸命投資をしております。投資をしてもあしたから金が入ってこないわけですね。だから、そのこともありますので、広くみんなで支え合う水道という意味で、これからも御協力をいただきたい、こんなことを申し添えておきたいと思います。
 それから次に、新しい市ができて、地下水を商品化して販売したらどうかと。いい提案であります。私ももともとそのことを申し上げておりましたが、現実、実現をしておりません。それで、そのとき以来、いろいろ調査をしてきたわけです。
 まず1つは、庄川の水はきれいな水ということが大事でございます。庄川から直接水を取るんじゃないんですけれども、地下水になりますが、地下水の調査をさせました。無機成分であり、硬度及び鉄分が少なく、淡白な味をもってくせのない軟水であるということが明確に出ております。また、有機物などの含有が少なく腐らず、有害物質も不検出であり、最良の天然水、これもそういう意味でデータが出ております。それから溶存酸素飽和度が90%、まさに生きた水であるという、そういう調査もいただいておりますので、すばらしい評価があると思います。
 したがいまして、庄川町と合併もしますので、一つのブランドとして、今申し上げました特徴もございますので、それを利活用しない方法はないだろうと、このように思っておるわけでございます。
 したがいまして、提案をしていただきましたこのことにつきましては大賛成でありますが、ただし、今日、堀田議員さんも日ごろよく言われるわけですが、民活の時代だよと、このことを常におっしゃっております。できれば民間でこの商品化をお願いできんかと。私どもも応援してもいいし、水道は企業でございますから、水を売るという立場ででも応援をしたらどうかなと、このように思います。バブルが弾けない前ぐらいでしたら、皆さんとも相談をして、会社づくりをしてやる手もあったかもしれませんが、今は改革の時代で、特に堀田議員さんは民活だと、このようにおっしゃいますので、ぜひ堀田議員さんが中心になって会社おこしをしていただければありがたい。皆さん、いかがでしょうか、そのように思っております。
 以上で答弁を終わりたいと思います。ありがとうございました。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 堀田信一議員の、人づくりなくしてまちづくりなしという持論、今ほども御説明がありました。そして、自分の子供、人の子供ということについて分け隔てなく、世の中の大事な子供だと。だから、強く厳しく育てていこう。それが新しいまちづくりの核になるんだというこの考え方について、まず敬意を表するといいますか、同感でございます。
 具体的には、4中学校によるサマーステイ事業の提案についてでございますが、昨今、同地域や同年代で部活動をしていない子供たちの関係は、「隣は何をする人ぞ」という感じでしょうか、希薄化の傾向にあると言われております。
 ある中学校では、このことに懸念をしまして、過去2年間にわたって、夏期休暇を利用して少しでも人間関係が向上しないか、すればいいということでサマーステイを実施された経緯があります。大変だったと思いますが、お世話をなさった方々に対して敬意を表するわけでございますが、中学校の夏期休業というのは、私もこの立場になりまして、今年の夏の状況を、できるだけ中学生の動向を見ておったわけでございますが、ほとんどは学校へ出かけるか、どこかへ出かけております。運動部、文化部は各種大会に出るための練習、あるいは出なきゃならない。さらには生徒会のリーダー研修があるとか宿泊研修があるとか、そういうことで大変多忙を極めておるようですが、中学生なるがゆえに、それを、いわゆる少年時代、青春時代の思い出とばかりに張り切って彩りをつけているようでございます。
 しかし、20年ほど前から見ますと、同地域や同年代の友達関係は、先ほども言いましたように希薄になりつつあるとはいうものの、逆に部活やあるいは諸活動の連帯感というものは、これまた強くなってきております。それは少子化といいますか、兄弟がいない、少ないために同じ部の連中、同じ仲間とすごく強固になります。だけれども、サークルでない片方のお友達とはさらっと希薄になってしまう。御提案のあったサマーステイというのは、そういうところの埋め合わせをするということで大変すばらしいことであると思いますが、活動に余裕のある生徒、それと各家庭でも、それらを呼び込むことのできる余裕のある家庭、それらが無理なく進めていくのならば十分達成できると思いますが、今の砺波市の現況はそこまで至っていないと思います。人口はやや増えているようですけれども、各家庭の中身を見たときに暮らすのに精いっぱい、それが現実だと思います。いわゆる単世代構成になっております。3世代、4世代がともに暮らしておれば、そういう余裕も出てくるわけでしょうけれども、そういうところに問題が潜んでいるように感じられます。
 それから中学生にとりましても、課題がもう1つ入ってきますと、もっとじっくりやらせたい、いわゆるスローライフの行動をとらせたいという気持ちがあっても追っかけられるようなことになるのではないかということで、本論は賛成ですが、具体的には問題があるというふうに考えます。
 第2点目は中学生のマイカー送迎のことでございますが、これも堀田議員の、いわゆる現役時代といいますか、小中学校のお世話をなさっておられたころからの持論でございます。歩いて登校させろと。ちょっとつらくなったといって車に乗せて行くということは子供に毒をやっているようなものだということをよく言っておられましたが、まさにそのとおりですが、まず中学校の実態から申し上げますと、出町中学校では7割、般若中学校では8割、それから庄西中学校では、校舎が大きいんですから自転車の置き場に全部入れてやれるということで、ほとんど全員が自転車に乗って登校してもいいよということで、許可になっております。徒歩通学の生徒を含めて、中学校時代というのは一番鍛えられる時期、知徳体がバランスよく育つ時期でありますので、徒歩で通学するというのは原則でしょう。
 そこで、ここ2、3年でも各学校のPTAやPTA連絡協議会等でも、入学のときに、自動車による送迎、親による送迎は極力控えてほしいと、そういうことを口やかましく、新しく入ってくる子供さん、親に対して説明、努力をしておられます。小学校時代はそのことが少ないんですけれども、中学生になると、そういうことが多く増えてくるというのは、一体どういうことが問題なんだろうかということです。中には、けがをしたり、荷物が多くなったり、悪天候になったり、中学へ行くことによって通学距離が長くなるということなどがあると思います。さらにそれに輪をかけたように、最近もちょっと話題を出しております不審者が大変多いです。不審者の問題はちょっと横へそれますけれども、不審者に対する対応は、子供たちは非常に巧妙になってきます。「危ない」と思ったらもうその電話を切る、あるいは転送します。それに乗っかって行動を起こすというのはだんだん減ってきました。そういうことで不審者が出てくる問題。それからあまりないことですが、自然破壊による熊の出没です。こんなところへ熊が出てくるわけがないんですけれども、これは人間がまいた種を今刈らなきゃならない。そういう問題が出てきますと、やはり中学生の身の安全を考えなきゃならないということで、場合によっては乗せてやらなきゃならないということもあるとは思います。
 そういうことで、生徒の通学の安全を考えながらも、中学生時代は心身を鍛える最高のときであります。このことを保護者、生徒自身が自覚をして、各中学校のPTAや生徒会でマイカーによる送迎がよいことではないんだということを学校問題として取り上げていくことが一番いいんだと、そういうことが大変重要だと考えております。
 先ほどおっしゃいました附属小学校、中学校で教師が「おはよう」と言って第一声をかけて気持ちよく抱え込む、そのあいさつによって学校の一日が始まるんだということについては、市内の小中学校でもこの大切さを意味しながら、校門に先生方が何人か立って声をかけております。これが、いわゆる健全な学校活動が始まる第一歩ですけれども、それが元気よく始まるときに、学校の校門の前へマイカーで入ってくるということは、これは常識的にはできませんですね。学校というのは子供の園だということをしっかり明示することが間接的な指導になるのではないかなというふうに思っております。
 この機会に、中学生問題が主に出てきたもんですから、私は、中学生の自立についての所信を一言述べさせてもらいますが、中学校教育というのは、自分探しの旅を助けるのである。自立を促す、巣立ちを促す、そういう時期なんです。鳥、動物たちと一緒ですね。いつまでも抱えておりません。どこかで吐き出します。その自立を促す大事な時期なんだとも言われております。そして人は、社会は、子供から親へ、また次の親へというふうに順番にリレーされて世の中がつくられておるわけでございます。いわゆる大人になりかかっている大事なときの暮らしが中学校時代ですね。小学校とは違います。ヒナが巣の中にいるのではないんです。巣から早く出ろと促す時期であります。したがって、その離乳期が2回あるといいます。お母さんから乳離れするときの本当の離乳期と精神的な離乳期、いわゆる中学の時期です。その精神的な離乳期に失敗をすると、大人になった顔をしておるけれども心は中学生という、大人の仮面をかぶった中学生が出てきて、それが今の言う、場合によってはフリーターが多い、そういうところへと転がっていくような感じがいたします。
 議員さんもこの間の事例があったように、ただいま砺波市の美術館においては、砺波市出身の芳里七朗さんの陶芸展が開かれております。あそこでおそばを召し上がった方も多かったと思いますけれども、芳里さんは15歳、出町中学校を卒業してすぐ青雲の志を立てて、京都の陶芸学校に進まれたそうです。そしてそば屋でバイトをしながら大成されました。今や日本を代表する陶器作家です。この間、幾多の試練があったと思いますけれども、それはおっしゃいません。だけども、「油田にはかあちゃんがおったから」、離れた親の愛があったと語っておられます。これこそ、まさに巣立ちを促した親の力、早めに巣立って行った芳里さんのすばらしい行動だったと思います。さらに彼がいわく、「15、6歳で五感を通して入ったもの、目で見たもの、なめたもの、手で触ったものは、幾つになっても呼び出したらすぐ出てくる」と、そうおっしゃるんです。私、この間そばをいただいたとき、「おそばのたれがすごいね」と聞いたら、「この感覚は16のときに覚えた。そば屋にバイトしながらたれを盗んだ。今でも絶対変わらんよ。小さいときに鍛えておかなきゃいけない」と、こういうことを私直接お話をお聞きしたので、この機会に御披露させていただきます。
 今回の堀田議員の御提案を生徒の自立活動の一環と受けとめながら、学校や家庭、PTAなどを通しながら啓発運動に努めていきたいと思っております。
 以上、答弁を終わります。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 堀田信一議員の御質問の、(仮称)砺波市健康センターについての具体的な取り組みにつきまして、たくさんの御質問があったわけでございますが、順次お答えを申し上げます。
 今ほど市長がお答えになりましたとおり、当センターは総合病院の北棟の1階、2階、3階部分に設置いたします。具体的には1階に受付事務所を置きます。また、2階の全フロアでは市民のライフステージに応じたヘルス活動全般を行うわけでありまして、現在の健康福祉課の健康福祉係を中心に行っております乳児・幼児健診、予防接種、健康相談、健診の事後指導、疾病別の健康教室、栄養指導を含む生活習慣改善指導、あるいは地域型在宅介護支援センターによる福祉との連携等でございます。
 また、人員の配置体制につきましては、保健師、理学療法士、管理栄養士等を配置いたしますが、若干の組織の見直しも必要かと考えておるわけでございます。
 3階部分につきましては検診専用スペースとして整備をいたし、政府管掌保険等の定期検診、日帰りドック、1泊ドック、特殊ドック等の1次検診を実施することを考えております。この3階の検診センターにつきましては、一般会計で改築工事費や検診機器等の費用を負担して整備をいたしますが、施設オープン後の実際の検診業務や管理は総合病院へ委託して実施することを考えておるわけであります。
 次に、1次検診の状況についてお尋ねでありますが、現在、総合病院の検診室で実施している検診は定員が20名で、平成14年度では政府管掌委託検診が年間1,565人、企業検診等が495人、ドックが242人で、1日平均が11.5人となっております。
 現在は診療の合間を縫って検診を実施されておりますが、来年度からは検診センター専用のスペースで行いますので、1日の利用数を30名と設定いたしまして、年間約6,000名を目標とし、職員体制も兼務の医師4名を初め、技師、看護師等を増員強化して、利用者増に対応できるよう準備を進めておるところでございます。
 利用者につきましては、御指摘のとおり市民に限りませんが、市といたしましては検診を受けやすい体制をつくることを目指し、総合病院では、企業会計の収支増につながることを目指し努力することとなるわけであります。
 お尋ねの半日ドック料金は、各病院によって、検診メニューの組み合わせた数等によっても異なりますが、砺波総合病院の現行料金は3万7,800円に設定してあります。参考といたしまして、黒部市民病院3万6,750円、富山赤十字病院3万9,900円、済生会富山病院3万7,640円となっております。各保険者や事業所等では組合員に対する利用助成を実施されているところもありますが、本人負担額はそれぞれの助成額を差し引いた金額となります。
 この補助制度につきましては、現在、砺波市が国保の被保険者等を対象にして行っております県の健康増進センターへ委託して実施している半日ドックにつきましては、1人当たり2万3,540円の定価のうち、市が1万5,540円を助成し、本人負担は8,000円でございます。来年度からは新しい検診センターで実施することから、その料金のすり合わせ等も必要となるわけであります。
 いずれにいたしましても、これから検診メニューの内容や利用料金等を詰めまして、市民や関係機関等へ早めに広報等でPRいたしたいと存じます。
 次に、検診センターのビジョンでありますが、これは総合的な各種保健サービスを行う拠点づくりにあるわけですが、この具体的な運用といたしましては、保健、医療、福祉の連携を図ることが大切でございます。
 1つには、保健と医療の連携として、例えば3階で検診を受けた利用者が疾病が発見された場合、直ちに診療科につなぎ、治療が受けられますので、検診データを共有するというメリットがあり、素早く対応ができるわけであり、早期発見・早期治療につながるわけであります。また、2階で実施する各種の健康相談・教室、事後指導等におきましても、今まで以上に、同一敷地内にある総合病院の医師等の協力をいただきまして、健康寿命の延伸を目指した諸施策が実施しやすくなるものと思っておるわけでございます。
 2つには、福祉との連携でありますが、2階に配置する地域型の在宅介護支援センターを介しまして、老人保健と老人福祉の連携を図るとともに、退院患者さんへのフォローを行う病院の地域医療室との連携を図ること等に努め、市民の皆さんが利用しやすく、そしてまた健康保持増進が図られる施設となるよう努めていきたいというふうに考えておるわけでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 11番 村中昭二君。
  〔11番 村中昭二君 登壇〕

◯11番(村中君) お許しをいただきましたので、私は通告に基づき、質問と一部要望をさせていただきます。
 通告いたしました市道、県道の整備促進についてでございますが、大変財政の厳しい折ではございますが、いろいろ整備をいただきまして、本当にありがたく思っておる次第であります。
 交通安全と合わせた面から申し上げますと、歩道の整備を大変急いでいただきたいなというふうに思う次第であります。現在、いろいろお願い申し上げております面につきましては、県の主要地方道であります砺波小矢部線の中神、林地内においては通学路ということもございまして、子供たちが通っております。また、同じ主要地方道であります富山戸出小矢部線、これは高波の方でありますが、江波交差点から小矢部市の五社の間、ここも市営バスが通っておりますが、バス停まで歩道がないものですから路肩を歩いて帰ってくるということです。そのほか、これも主要地方道でありますが、県道坪野小矢部線、これは小島から東中までの区間でありますが、この間も子供たちの通学が多いわけであります。
 また、一般県道北高木新富町線、これは若草町の方から紺屋島地内でありますが、ここも大変交通が激しいわけでありまして、そのような観点からいろいろ手だてをいただいておるわけでありますが、安全性という面から側帯線といいましょうか、両側に白線を引いてございますが、あれを少し広げていただくことにおいて歩く人たちも、それより道路へはみ出さないようにという、自分自身がそのような形で対応していただくということも大変大事なことではないかと思います。また、自動車を運転している立場からいいますと、夕暮れ時となりますと、下が白いということですから案外人の姿を早くキャッチできるがでないかというようなことで、これだとある程度早く対応できるがでないかなというふうに思っております。
 たまたま私の住んでおる地域では、通学路の方でありますが、1本の道路がございまして、その横に破線が引いてございます。こう見ておりますと、それを越えて、車道といいましょうか、歩く子供たちがおりませんし、また自然的に、何というか道路に出ないということで、その白線が間隔的にいい役目をしておるのでないかなというふうに思っておりますので、そのような対応もひとつお願いしたいというふうに思っております。
 また、横断歩道をお願いしてつけていただいておりますが、昼はいいんですが、夜になりますと、自分の車のライトで対象の人が見えるのは大体100メートルぐらい先だそうでありますが、横断歩道に街灯がついておりますと、200メートル先まで見えることから発見しやすいので、予防策になるがでないかなと。自分たちの周りを工夫して対応していくことも大変大事でないかなというふうに思います。
 何におきましても、肝心かなめは道路の整備、そして歩道をつくっていただくことが一番大事なところでございますが、そういうことを含めまして、今ほど申し上げました市道、県道は、大変御苦労をいただきまして、現在大分進んできておりまして感謝をいたしておるわけでありますが、たまたま交通事故ということから見ますと、先日も庄下地内で悲惨な事故が発生いたしましたが、バブルの最盛期には全国で2万人以上の死者が発生したこともあったわけでありますが、最近は全国で大体8,000名台でおさまっております。いろいろ整備もされましたし、住民の交通マナーといいましょうか、そういうものも守られておるということもございましょうが、たまたま砺波市は平成4年には2桁の死亡事故が出たことがございますが、最近はその3分の1ぐらいに減ってきておるということでありがたいことだなと思っておりますが、私たちのまちは全国の住みよさランキングというものが上位で、特に今年は2位にランクづけされたということでありますから、少しでもそういう悲惨な事故のないように対応していただきたいなと思います。これは要望の方に入りますが、そういうことでよろしくお願い申し上げたいと思います。
 大変端的な質問でございますが、よろしくお願いをいたしたいと思います。どうもありがとうございました。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 村中議員にお答えをいたします。
 特に交通安全の面からの質問でございます。
 まず安全で安心な道路づくりをしなければなりません。ついては、歩行者であったり自転車であったり、特に高齢者に配慮した、いわゆる弱者を十分理解をした安全施設等が何より大切だと、このように思っております。
 道路はどうしても必要でございます。しかしながら先般も、死者が出た交差点等ございますが、おっしゃる面から道路づくりを考えなきゃいけないと、こう思っておるところであります。例えば十年明鷹栖線でございますと、自動車交通量も多いわけで幹線市道になっておりますが、幸い国の補助をいただいて順次整備をさせていただいておるわけであります。
 それから県道等の歩道につきましても、道路管理者であります県に対して、従来、主要地方道と言われる県道でございますけれども、歩道のない県道がございますし、たとえあっても狭かったり、先ほど話があったように白線もろくろくない県道もあるわけでございます。その面につきましても県に対して要望を常に行っておるところでございます。また、交差点改良も幾つも申し上げております。順次進められてきておりますが、今日的には県も財源がないようでありまして、予算の配分もない状況でございますが、村中議員さんのおっしゃる趣旨を県に対して十分伝えていきたい、必要以上に伝えていきたい。いわゆる交通事故が発生して死者が出たら直すんではなくて、その前に、白線であったり照明灯であったり歩道であったり、私は設置することが大切だと、このように認識をいたしております。
 県道の批判だけでなくて、市道につきましても何カ所もあるわけであります。皆さん方から拡幅しなさい、延長しなさいという話もございますけれども、私は、できる限り一本ずつきちっと整備をしていくということも大切ではないかと、このように思っております。
 したがいまして、皆さん方からの要望もございますけれども、それなりにきちっとしたものをつくり上げた上で、あるいは、今指摘がございましたように照明灯も必要でしょう。そうかといって、照明灯をつけると言ったら反対の方もおられるんです、嫌なことに。ぜひ皆さんにも御協力をいただいて、これは交差点だからもう設置をしてください。設置するについては10万円や20万円でできないんですが、つくってあげようと言っても、米がとれんようになるとかという話もございます。ぜひそれはコミュニティーで協力をしていただかないと、そういう危険な交差点の改良になりませんので、ぜひこの際、皆さん方の御協力もいただきたいと、このように思っておるところでございます。
 再度申し上げますが、提案のありました視覚に訴える白線、区画線、おっしゃるとおりであります。それから歩道であったり道路照明であったり、仮に道路照明でなくても防犯灯でも私は構わないところがあると思う。ぜひ、地域へ入っての小さい交差点等については防犯灯を設置していただきたいと、こう思っております。
 防犯灯については、何か市が全部という話ですが、設置をされたら半永久的に電気料をみます。設置するときに、市が来ますと補償料をくれとか、地代をくれとか、米がとれないとか言われますと困るわけですから、コミュニティーで話し合いをしていただいて設置をしてもらうというのが私は原則だろうと思います。ぜひそのことを地域でもお話し合いをしていただければ大変ありがたいと思います。
 村中議員さんは砺波市の交通安全協会長さんという立場でもございますので、今後とも、具体的に御指導をいただくようにお願いを申し上げたいと思います。
 なお、県道4路線等の整備につきましては産業建設部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 村中議員さんの御質問のうち、県道4路線の整備状況についてお答えを申し上げます。
 まず、主要地方道砺波小矢部線、これは中神から林地区につきましては、県において延長約1.6キロの区間で計画法線が決定したところであります。過日、関係地区の役員の皆さんを対象として法線の協議を行い、事業推進の確認をいたしました。現在、地権者など関係者のリストアップを行っておるところでございます。この後、今月下旬には事業の推進母体を立ち上げていただきまして、地元とともに事業の円滑な推進に努力したいと考えております。
 次に、主要地方道富山戸出小矢部線江波交差点周辺について申し上げます。
 現在、江波交差点改良施工区間は用地の取得が終わりました。そして山王川の橋梁架設工事の準備が進められておるわけでございます。平成15年度では交差点部の官民境界構造物の設置を行うとともに、懸案となっておりました山王川の橋梁のつけかえを行うため、仮設道路を築造した後、橋梁下部工の施工を行います。平成16年度には引き続いて橋梁の上部工を施工し、交差点改良の完了は平成17年度の予定と伺っております。
 なお、この交差点に接続いたします小矢部市五社方向から、そしてまた高岡市戸出方向の区間につきましても、引き続き歩道設置の改良工事の延伸を県に対して強く要望してまいります。
 次に、主要地方道坪野小矢部線の交通安全施設につきましては、現在、林地区、小杉地内で高岡砺波線との交差点において改良工事を進めておるわけでございます。平成15年には完了する予定でございます。
 なお、小島から東中方面には歩道が設置されておらず、過去には事故も発生していることから外側線や交差点改良などの対応を提案してまいりたいと考えております。
 次に、一般県道北高木新富町線の若草町から紺屋島・林間につきましては、県道の東側、用途地域に含まれる箇所においては、都市計画道路鍋島中神線として、現在、杉木土地区画整理事業において整備中でございます。
 なお、このままで進捗しますと、都市計画道路の栄町苗加線の北側から紺屋島交差点までの区間については歩道がないことになることから、県に対して交通安全施設の設置を働きかけておるわけでございます。
 また、県道の西側につきましては、今後の中神地区での都市区画整理事業の取り組みの中で既に対応をしておるわけでございます。
 以上でございます。

◯議長(石田君) 8番 池田昭作君。
  〔8番 池田昭作君 登壇〕

◯8番(池田君) お許しをいただきましたので、通告に基づき、2点の質問と要望を申し上げます。
 第1点は、教育の現状と今後の教育計画であります。
 先般、教育委員会で発行されました「平成15年度学校教育の現状」という報告書の中で、子供たちを取り巻く社会は目まぐるしく変化をしており、情報化、国際化、さらに家庭や地域での教育力の低下等、問題が山積している中で、学校週5日制に伴う学力低下も抜きがたい社会問題となっていることを率直に述べておられます。このようなことで、教育環境は今大変大きな局面を迎えていると言わなければなりません。
 さて、現行の教育基本法では、重要な教育理念や教育施策論が不十分であるとして、今見直しが行われているところでありますが、私は、教育の基本理念として国を愛する心や道徳心の醸成が重要であると考えており、特に道徳の基本ともいうべき、大自然の恵みに対する感謝、両親に対する感謝など、感謝の心の醸成教育が重要であると考えておる一人でございます。
 ついては、今、教育改革が叫ばれ、また学校週5日制のゆとり教育や新学習指導要領の見直しが云々されておる中で、さらに、1つには豊かな心を育てる教育、2つには地域に開かれた学校づくり、3つには個々の能力を生かす教育の推進などが求められておると言われますが、当面の教育方針をどのように考え、どのように進めたいと考えておられますか、教育長の御所見を承りたいと存じます。
 次に、具体的に新学習指導要領の見直し論争について御見解をお聞かせください。
 さて、過日の新聞報道によりますれば、小中学生を対象に、最近行われた学力調査の結果では、はっきりと学力低下の傾向を示しておるということで、中央教育審議会の教育課程部会が新学習指導要領の見直しを求める中間報告をしたということであります。中間報告の内容は、学習内容の上限を定めた歯止め規定を緩和し、補充的学習や指導要領を超えた発展的な学習の奨励、小学校での習熟度別授業の導入などを目指すとされています。
 なお、文部科学省の調査では、今年度、習熟度別授業を実施しておる公立学校は、小学校で74%、中学校で67%に上っておると言われ、今回の報告で小学校でも導入できるとされたこの習熟度別授業は、実は教育現場では既に当然のことになっておるとも言われますが、砺波市の実態はいかがでしょうか。
 さて、識者の意見によると、この学力低下を防ぐには、1つは授業時間を確保することであり、2つにはセンター試験を資格試験にすること、3つには少人数クラスの実現を図ることであるとされておりますが、この新学習指導要領の改訂論争について教育長の御所見をお聞かせください。
 次に、子供の体力低下対策についてお伺いいたします。
 県教委の児童生徒体力向上推進委員会が今年の3月にまとめた報告書によりますれば、平成13年度の県内の子供たちの体力は、総じて小学校低学年で全国平均を下回っておると言われ、また子供たちの運動能力は、30年前の親の時代と比較して走る力、投げる力が軒並み下回っておるとも言われます。そこで問題は、昨年度から実施された完全学校週5日制で、年間105時間あった小中学校の体育の授業が1割以上少ない90時間に減っておるということであります。この結果、体力テストをしない学校があったり、球技大会などのスポーツ行事が減ったのではないかとも言われるのですが、砺波市の実態はいかがでしょうか。また、児童数の影響もあるかもしれませんが、市内の小中学校でスポーツクラブなどのクラブの減少があるのかどうか、具体的にお聞かせをいただきたい。
 次に、食教育の推進についてお尋ねいたします。
 古い話ですが、明治時代の料理研究家、村井弦斉氏は、「子供の教育には、知育よりも体育よりも食育が先」と説いておられたということであります。
 なお、過日の北陸農政局の食育推進協議会が食べ物の大切さや農林水産業の重要性を訴え、食教育の一層の普及を申し合わせたということで、さらに具体的には、食事のときに「いただきます」「ごちそうさま」と言えるように教育をしてほしいとの要望があったとのことであります。また、過日、高岡市で開かれました「これでいいのか私たちの食と農」という公開講座の中で、食や農の大切さを学校で十分に教えていないのではないか。食教育を充実してほしいとの要望があったようであります。
 このように、食教育は体力の向上、社会生活上の道徳教育の面からも大変重要であると思いますが、市内の小中学校での食教育の実態と今後の対応についてお知らせください。
 次に、通学区域について私の考えを述べてみたいと思います。
 砺波東部小学校の増築問題に関連し、かねてから市内小学校の通学区域を見直したらどうかという意見がありました。
 さて、砺波市は、学校教育には、昭和の合併以来、一番の力点を置いて対処してこられたと思っております。すなわち、昭和36年7月に小中学校統合審議会を発足させ、具体的には、昭和41年11月小学校6校、中学校3校の統合案が出され、その後、昭和49年7月、さらには昭和63年9月の2回の答申を経て、現行の体制に至っておるのであります。また、昭和58年5月、庄西地域における中学校通学区域の改正によって、出町中学校の通学区域から油田、庄下、中野地区が庄西中学校の区域に変更された経緯もございます。
 これまで、通学区域の設定に当たっては地区の世帯数、人口、児童数など、また一定規模の標準学級になるよう、あるいは通学距離などを勘案して、学校間の格差が出ないように決められたと思いますが、その後、転入者の増加などから児童数の変動が大きく、昨今は学校格差がまた大きくなってきております。一例でありますが、庄東小学校は、昭和63年当時児童数が466人であったものが、現在は261人に、6年後には186人に減少するとも言われ、逆に砺波東部小学校は、昭和63年当時659人が、現在761人となり、800人に迫る勢いで、その差は4倍以上になっております。
 通学区域については、これまではややもすると、現行の地区単位の構図を壊したくないという意見が強かったように聞いておりますが、既に出町及び庄下地区の一部では分かれて通学されており、私は特に地区にこだわる必要はないとも考えますし、また、以前の審議でもあったということでありますが、幹線道路で区分をするということなども、交通安全の関係からすれば一案かと存じます。
 ついては、今後庄川町との合併が予定され、その必要性が増えてくると思われます中で、早期に調査、御検討くださるよう御要望を申し上げます。
 なお、このことについて当局のコメントがあればお聞かせをいただきたい。
 第2点は、住民基本台帳ネットワークの本格的な稼働対策についてお伺いいたします。
 平成14年8月にスタートいたしました住民基本台帳ネットワークシステムは、すべての市区町村の住民基本台帳を専用回線で結び、住民サービスの向上や行政の効率化を図りたいとするものでありますが、既に住基ネットからの情報提供により、本年4月からパスポートの申請に住民票の写しが不要となり、さらに過日、8月25日から、第2次の本格的な稼働として住民基本台帳カードの制度が発足いたしました。
 さて、市民に最も身近な関係にある市役所市民課の窓口の簡素化、合理化は大変結構なことでございますが、これまでの事務の流れが若干変わってくるのではないかと思い、その対応についてお尋ねをいたします。
 第1点は、住民が転出をする場合、これまでは従前の市町村で転出届を出し、転出先市町村で転入届を出すことになっておりました。しかし、今回からは転出先の市町村で転入届を出せばそれでよしとのことです。そうなると、これまで従前の市町村で公共料金、学校、幼稚園、保育所、国保などの手続をされた上で転出されていたものが、今後はそのような事前の手続がとれなくなるのではないかと思うのであります。さらに、各市町村ではそれぞれに転出入届の様式が違っておりますので、届け出内容も違ってくるかと思いますが、その際の各市町村間の対応がどうなるのかお聞かせをいただきたいと思います。
 次に、住民基本台帳カードの多目的な利用対策であります。
 さて、国の考えでは、住民基本台帳ネットワークは、将来、インターネットで行政手続をする電子政府、電子自治体の基盤となることをねらっておるとも言われます。したがって、自治体としても多目的な利用方法を積極的に考えていかなければなりません。
 つきましては、過日、新聞で報道されましたが、福光町では多目的なサービス対策を考えておられるようであります。ついては、砺波市はいち早く電算業務に取り組んできた経過もあり、さらに庄川町との合併を控えていることからもより積極的に、例えば図書館、総合病院、体育施設などの利用予約ができるように進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。
 最後に、住民基本台帳に関する個人情報の保護対策についてであります。
 住民基本台帳ネットワークについては、今なお幾つかの市町村で、個人情報の漏えいの不安から実施を見合せておると言われますが、総務省の見解としては、保有する情報や利用目的を法律で限定しており、また、外部からの侵入と内部の不正利用を防止する対策がとられているから大丈夫であるというふうに報道されております。
 ついては、この総務省の見解のとおり、この件については個人情報の漏えいはないと理解していいのかどうか。また、市として、この漏えい対策としてどのような対応をされているのかどうか、お答えを願いたいと思います。
 以上、大変抽象的な質問、事務的な質問になりましたが、当局の答弁を求めまして、私の質問を終わります。

◯議長(石田君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時49分 休憩

 午後 1時03分 再開

◯副議長(松本君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 午前中の一般質問に対する答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 池田議員の御質問、学校教育を中心とした教育全般にわたりまして大きくて非常に広い質問をいただいております。砺波市の教育の現況と照らし合わせながらお答えをいたします。
 まず最初に、当面の教育に対する所信、特に砺波市の学校教育に関することについてお答えをいたします。
 学習指導要領が改訂されて完全に実施されてから2年目に入っております。市内の小中学校では、この指導要領の骨格である「生きる力」というものを育むべく、各学校の特色を生かしながら、知識の面、道徳の面、健康の面の3本が調和よく育まれることを求めて教育活動を展開しております。これに加えて、砺波市では10年前より、心の教育の振興、維持推進を独自の施策として取り組んでまいりました。その成果につきまして、地域との活動や14歳の挑戦、さらにボランティア活動などを通しながら、徐々にではありますが、子供たちの中に定着しつつあるものと考えております。
 いずれにしましても、指導要領の精神であります生き抜く力をこれからの子供たちに育てるべく、3本の柱で砺波市の学校教育を考えております。1つは、今申しました知・徳・体の3本の調和のとれた教育であるということ。2番目は、御心配をかけております確かなる学力をつけるということ。3番目は、後ほどの御質問にも出てまいります、これらを支える健康、体力の増進、この3点を中心にして教育活動を展開しております。後ほど、各学校の具体的なことも申し上げたいと思います。
 それから、学力というものについて、下がっているとか、上がっているとかということが大変危惧されておりますけれども、この学力ということについてのとらえ方につきまして、この前の会議のときにも少し申し上げたかと思いますけれども、読み・書き・そろばん、いわゆる知的な面の学力は当然でございますが、それに加えて、日本人というものの今まで足りなかった部分、それは、今一体何が問題になっているのかという問題意識、今我々は何をしなければならないのかという、その課題意識、それと、その課題は一体どこから切り込んでいったらいいのかなという課題解決のための能力、そして、それを理屈じゃなしに、実体験を通してやるということ、そういう知的な面以外の体験的なこと、問題解決的なこと、この2つを合わせまして学力ととらえていかなければならないということでございます。
 その成果が、戦後の日本の教育の一つのいいところでもあったんですけれども、徐々にあらわれて、国際的な研究活動や、あるいは産業活動でそういうものが芽を吹きつつあるわけでございます。むしろ、私たちやベテランの議員さんの場合でしたら、知的な面だけで追われてきたわけですね。それが戦後の教育では、むしろそういう知的なものを基盤にして、その上で課題を解決していく、そして体験をすると、そういうところに学力という問題が広くとらえられるようになったということでございます。
 そこで、砺波市では、いろんな教育活動をやっておりますけれども、その知的な面を支えるということについて、今、市の内外ともに心配の節があります。それで、各学校の状況をちょっと調べてみましたところ、その知的なものを中心にしたことで特殊といいますか、ほとんどの学校で知的な面について独特なやり方をしておりますが、幾つか御紹介しますと、1つは、少人数学級を徹底してやっている学校があります。これは、砺波東部小学校のように結構生徒数が多い、こういう場合には、恐らく教育が隅々まで行き届かないだろうということで、砺波東部小学校の場合には、少人数の指導がしやすいように教員が余計に配置されております。そういうことで、少人数学級を徹底して学力が落ちていかないように、いわゆる落ちこぼれの子供がいないようにする仕掛けをしている学校があります。
 それから、全校で定期的に漢字の大会や計算の大会、昔もあったこともありますけれども、それを厳しくやって、級別なことをやりながら学ばせているというもの。それからおもしろいのは、地域の有志の皆さん、おじいちゃんやおばあちゃん、それから大学生なども一緒になって漢字大会や計算の勉強をすると、そういう地域の皆さんと一緒にやっているというところもあります。
 そういうことで、それぞれの学校が工夫をして学力の向上のために努力をしているという面がうかがえます。
 それから、御質問の中に教育基本法に対する所見を述べよということでございましたが、これにつきましては、まだ教育基本法は出たわけではございませんが、戦後五十数年同じ教育基本法で進めていいのかということで、これについての見直し論がずっと続いておりますが、ようやく形が整いつつありますが、いつの国会に出てくるかは、まだ不明確でございます。いずれにしましても、中身は日本国民としての独自性を身につけるということ、それから、日本の国の文化や伝統を尊重して愛国心を身につけるという、議員おっしゃるとおりの中身が盛り込まれております。しかし、これがすっと通るか通らないかについては、これからの問題でございますが、私としましても、21世紀の教育の方針が、今述べましたようなことであらわれてくることを期待しております。
 それから次に、今度の指導要領でゆとりの教育が出たために5日制になった。だから学力が落ちたんだ。だからこの指導要領は見直さんならんがでないかという見直し論が出ていることもありますが、そのことについての所見を述べよということでございます。
 新学習指導要領というのは、ゆとりの中で生きる力を育くむことを目指しているんですけれども、これが相反すること、片方はゆとりを持ちなさい、片方はしっかり学力をつけなさい、言ってみれば相反することが一つの学校の中へあらわれてくることになりますので、これも後ほど、二重構造という言葉でもう一度説明しますが、学校現場は、少なくともやっぱり迷っています。
 しかし、だからといってこの新指導要領というものは、2年前に出たものが、すぐ今ひっくり返せというようなことの議論は、一部ではありますけれども、中教審(中央教育審議会)──日本の国の教育施策の根幹の具体案を決めて、そして文部科学大臣に答申をする中教審では、今すぐこれを改訂するとか、そういうことは考えていないと。それよりも、今出ているこの指導要領というものの精神をしっかり定着して、もう少し中身を検討してほしい。言いかえれば、時間をかけながら、この指導要領というものが各学校、日本の隅々まで行き通るような工夫をすべきであるというふうに、改訂論に向かってはおりません。問題点は指摘しておりますけれども、国として、今出たものを、2年たって、はやひっくり返すということは、そういう軽率なことはやはり中教審としてはできないということです。それよりも、いろいろ議論をしてできた指導要領ですから、それをもっとしっかり勉強する、定着する、学校現場に理解をさせる、そういう方向に力を注ぐべきだ、そういうことを言っております。
 また、これからするお話は、議員の皆さんも御理解いただきたいんですけれども、この指導要領というのは、今書いてあることは非常に平易のように見えるんですが、それは日本の国民がどうあってもやらなければならない最低限の到達点なんです。これだけは4年生のときに2けたの割り算だけはやらせておいてほしい、2年生では九九だけはやらせておいてほしい、最低のことを言っておるんです。そうしたら、最低のことを言っておったら、それ以上できる子はせんでもいいがかと、こういう話がまた出てくるんですけれども、そうではなしに、最低なんだから、それから上は大いに発展的にやっていただいて結構です、この理解が少ないんですよね。だから、九九を覚えさせたら2年生はそれで終わり、そういうことじゃないんですね。九九の変化をさせてもいいわけです。そういうことで、最低限が今押さえられておって、次、もう1つ上までは大いに行って結構です。教科書にもそれを盛り込みなさいと。その発展的内容を、もっと上のものを盛り込んだ教科書をつくってよろしいと、こんなことも言っております。
 このような現況の中で、学校現場では、ゆとり教育を中核とする学校経営の中で、学力向上に努めなければならないという二重構造、先ほど言いました、ゆとりも持ちなさい、学力もびんびんつけなさいという、その相反することの中に苦しんでおるわけでございます。
 そこで一番大事なことは、そのどちらかによるかということじゃなくて、この地域、砺波の地域に全く即した、金沢のまねをしたり、大阪のまねをするのではなくて、となみ野のその地域にぴたっとくる教育計画をつくって、それを実行すると。学者の書いた計画書をそのまま平行移動してくるんじゃなくて、その地域と自然と、そういうものを加味しながら教育計画を立ててそれを実行していきなさいと。それを進めることが、地域の父兄たちの信用も得ることになるわけです。
 そこで、砺波市内の学校では、幾つかの例を申し上げますが、じゃ、どんな特徴ある学校の計画を立てた学校運営をしているかといいますと、仮に言えば、固有名詞は差し控えます。
 昨年で一たん終わったんですけれども、幼稚園と小学校と保育所の3本立てを小さいときからやらせましょうということで、ある校下では、保育園と幼稚園2つ寄せまして、学校と、そうすると4つ寄りますね。それらがいつも一緒になって、お勉強をしたり遊んだり、そうすることによって、上の子は下の子をかわいがる。それから、兄弟も少ないわけですので、下の子が上の子に対して敬意を表する。反面には圧力があるわけですね。幼稚園のお子さんは、学校の1年生や2年生の坊やを見ると圧力を感じます。そういうことが幼・小・保連携の一つの効果です。そういうことを3年続けまして、一たんは終わったんですけれども、またこの後も続ける。そのいいところを見て、今度はある学校がまたそれをまねるといいますか、新しいものを組み立てようとしております。例えばそういうものがあります。
 それから、今言いました、学力が低下してどうもならんという世論があるものだから、それを、学力は低下していませんよ、このとおりです。学力向上フロンティアスクールというものをつくって、これは国の指導もちょっと受けながら、金をもらいながら、わずかの金ですけれども金をもらいながら、「学力は落ちていません、このようにやっています。ごらんください」、それをテーマにしてやっている学校もあります。
 それから、この間、文部科学大臣表彰を受けました、公民館活動を支えたのは公民館だけじゃない、公民館を支えたのは学校だ、こういう話で、地域と公民館が一緒になって子供を育てている、あるいは地域づくりをしていると。あるいは、出町中学校のように、全員を部の中に入れて、絶対全員部の中に入るんだ、そして、部活動は文化であれ、体育であれ、これが一つの学校のテーマだから出てはいけない。そして、部活というものと教科というものとは同じだという考え方で学校運営をしている。出町中学はそうです。それはずっと伝統的です。そういうふうに、般若中学にしても、庄西中学にしても、みんな隣の学校のまねをしない、ここだけのもの、そういうものをつくって、今の指導要領と対峙しているわけでございます。
 そういうことで、まだ幾つもございますけれども、各学校に行ってぽんと聞けば、必ず、「おれのところはこれが中核です。他にはないものはこれです」ということを必ず持っています。そうしないと学校の特色は出ません。そうすると人の物まねになってしまいますから、それでは決して地区の信用も得られないし、父兄の信用も得ることはできないと思います。
 次に、子供の体力低下の問題でございますが、これにつきましては、私もここへ、ちょうどこの壇上で御説明をさせていただくようになってから1年になろうとしておりますが、その劈頭でやっぱり申し上げた覚えもありますし、「どうしたんだろう、今の子供たちは」という感じは、長らく教壇を離れておった者として感じます。
 そこで、今の子供たちは、親の時代に比べて大きくはなっておるけれども、運動能力がない、これはもうデータではっきり出ております。少なくとも10%ダウンです。これは、もう落とすべくして落としています。何もせんかったら落ちるのは当たり前ですわね。原因としては、皆さん方も当然予想されます動きのない遊びが蔓延しております。指先だけの遊びが蔓延しておるということですね。
 これに対する手の打ち方が全くなしに、そういう遊び道具ばかりが開発されていって、それによって出るデメリットというものについての対応が全く遅れておったということではないでしょうか。
 それから、指導要領が今のように変わって、6日間学校へ行っとったものが5日間でよくなった、この1日をどうするがや。この1日をとられたことによって、子供たちのいわゆる運動の時間、体育の時間、私らの時代は110時間あったんですよ。それが一部5時間とられて、そして今また10時間とられて95時間しかないんですね。私ら現役のころには110時間あったんです。それはもうやれやれです。そういうふうにして子供の遊びというものを先にとらえながら学校を運営しておったのが、今は、お勉強が先に行って、遊びは後に来ている。それがデータとしては105から90時間に下がったということですね。
 じゃ、体育の授業だけで体力が増強されておったかというと、そんなものじゃないんで、子供の遊びというのは体育の時間だけで満足するもんじゃないんですね。じゃ、それ以外の時間に体を動かさない子がまた出てきたということです。そういうことで、体力づくり検討委員会をこの前、今年の4月から発足させまして、私は、大至急この結論を出してほしい、そして、今年の少なくとも10月ぐらいから活動に入りたいんだ。1年たって答申、半年たって具体というがじゃだめなんだ、間に合わないんだという話をしましたところ、結論も早くいただきました。それは、食べることと動かすことと家庭教育と3本立てで出ましたけれども、それが今、各学校へその結果で出ておりまして、これを何らかの形で活動であらわしてほしいということで、これをしなさいということは言いにくいんですけれども、こんなデータが出てきたんだから、各学校で何とかこれに対する対応をしてほしい、こういうふうに申し上げまして、それぞれに動きが始まっております。
 なおこの後は、学校の体育の時間の質を高めること、それから、現在行っております休み時間を利用しての屋外遊びをもっともっと楽しいものにすること、それから、学校だけでなく、家庭では家に閉じこもりがちにならずに、外で遊ぶ。地域では青少年活動を活発に行うことなど、いわゆる学校、家庭、地域が連携して体を動かすことを習慣づけなければならないと考えております。
 なお、体力テストが行われていないんではないかという話がございましたけれども、体力テストは行われております。ただし、私がちょっと不審に思うのは、年1回しかやっておらん。診断というのは年1回でいいがかと。年1回で、1年たって、3年にやって、4年にやった。変化が見えるがでなしに、それは自然増やと。どこで努力した結果がわかるがやということで、できることなら、春にやって、秋にやって。そうすると、いわゆる子供が伸び盛りの春から夏にかけてどのように子供が大きく育ったかということも評価してやりたい。ところが時間がないと、こうくるんですけれども、それをうまくひねり出していくのが、やはり学校現場だと思います。
 次、スポーツクラブが減少している。確かに中学校のクラブも減少している傾向にあります。出町中学校では、体操部、ハンドボール部が消えていきました。般若中学では柔道部が消えていきました。一方、庄西中学では、バトミントン部と新体操部が生まれております。こういうふうにクラブが消えていく状況は、それで全部クラブへ入れと言うがですからね。ただ、今まではやや強制的に、第1希望と第2希望をとって、第1希望でいっぱいになったら、第2希望のところへ持っていかれたわけです。ところが、今は第1希望中心でずっと持っていくもんだから、大きいクラブは大きくなるけれども、ちょっと人気がないというか、あそこに行ったらひどいぞといううわさが出たクラブは、もう人が寄ってこん。クラブへの加入率は高い。だけども、単クラブは1つ2つ減ったというんですね。これは子供の意向を尊重したあまりにそうなったんではないかと思います。
 それから、スポーツ少年団も一部消えております。一番名を上げた庄南バレーボールスポーツクラブ、全国大会で優勝したがでなかったですかね、大変すごい成績を上げたけれども、あれもやっぱり、だんだん生徒数が減っていったのと後継者がいなくなった。それから、指導者もだんだん高齢化してきたということで、これは発展的に解消されていったということでございます。
 そういうことで、ちなみに部への加入率は中学校で77%の加入率だそうです。出町中学は100%らしいですけどね。それから、スポーツ少年団は53%だそうで、全児童の半分ぐらいが、4年生以上ですね、半分ぐらいが部活へ入って活動している。どこへも入っておらん子がやっぱり問題だと思います。
 このようにして、市内の小中学校では、体力が落ちているということに対する対策として、まず、始業前にさわやかタイムということで、駆けっこやボール運動をやっている。それから、長休みの時間にも外へ極力出すようにしているということ。それから、公民館が体力づくりに貢献してくれているところもあります。林の公民館では、わんぱく村や自然村などをつくって、子供たちの遊びに応援をしてくれておる。それから、般若の公民館は、庄川での水遊びや登山などもやってくれておるそうです。それから、砺波市教育委員会としましても、いろんな体力づくりの行事を展開しております。体協ももちろんそうでございます。
 それでは次、食育、給食の問題でございますが、食育の実態と今後の取り組みについてでございます。
 現在、日本は飽食の時代とも言われて、食生活は豊かになったばかりでなく、家庭で一家団らんの機会が少なくなっております。家族ともに食事をするという機会が全くなくなって、これが子供の体の成長にも影響を及ぼしていると思います。学校では、知育、徳育、体育の基本理念とともに、食育も導入することが、心身ともに健康な子供を育てるためには大切なことであると考えています。このことからも、何を食べるのか、どのように食べるのか、健康な食品と不健康な食品、さらに、安全な食品と危険な食品などなどについて学習する能力を培う必要があると思います。
 市内の食育の実態でございますけれども、まず、食物生産の取り組みでありますが、市内の小学校では、生活科や総合的な学習の時間を使って勤労生産学習を行っております。学校農園や休耕田を借りた農園で、米、野菜、花などをつくっています。収穫した作物は、子供たちが調理して食べています。植えつけから収穫まで、大変な手間と知識と知恵が必要になりますが、子供たちは、家族や地域の農業の専門家に教えていただき、収穫した作物を調理するとともに、お母さん、おばあちゃん、地域の調理の先生にお世話になっております。このような活動を通して、働くことの大切さや食物を育てることの難しさなどを知るとともに、指導していただいた人々に対する感謝の心が養われます。
 それから、学校の教科の中、お勉強の中では食についてどういうことをやっているかと申しますと、小中学校では、家庭科や保健、さらに生活科や総合学習の時間で食について学ぶ機会を持って、小学校6年生では、家庭科の授業の例ですが、1週間にわたって、いつ、何を、だれと食べているのかを克明に調査し、問題点と対策を考えるというものがありました。その内容を見ますと、朝食を毎日とっていない、好きなものにばかり偏っている、家族が食事にそろわないなどなどの問題が浮き彫りになりました。子供たちは、望ましい食生活のあり方を調べるとともに、それぞれに家庭に合った解決方法を考え、実践に結びつけようと真剣に取り組んでいました。
 次に、つい先刻オープンしました砺波市内の学校給食センターの取り組みについてでございます。
 砺波市の学校給食センターでは、御飯を今までのような弁当箱入りではなく、御飯茶わんに盛りつける方式をとっております。一人一人食べられる量に応じるとともに、これも日本の食文化の大事な伝承であると考えております。
 また、学校栄養職員による食に関する指導も、各校の先生方と協力して計画的に行うとともに、インターネットのホームページや給食だより等により、食に関する情報を発信し、家庭や地域と連携して食指導を積極的に推進しています。そのほか、食材への関心を高めることや感謝の心を育てることを目的に、地元の野菜生産農家を取材する子供特派員報告を実施しております。
 最終的にまとめとしましては、やはり家庭の役割が大変大切であります。子供たちの食育について、学校教育の果たす役割は大変重要ではありますが、それ以上に最も大きなのが、家庭における毎日の食事であります。砺波市のP連や連合婦人会など、関係機関と連携して、食育の重要性に対して啓発を図っております。
 また、各校、各幼稚園においても、先ほど述べた食料生産活動へ親子での参加や、親子会食等を通して食に対する意識の向上を図っていきたいと考えているところであります。先ほどのお昼のニュースでも、砺波市内の幼稚園がサツマイモを掘りに行っておったのが放映されておりました。
 以上、食生活に関することでございます。
 最後になりましたけれども、一番問題の多い通学区域のことについてでございますが、池田議員は、過去の来歴など十分に御理解の上で御質問をなさっているものと思っております。それほどこの問題につきましては歴史があり、それから、現状をどう踏まえるか、将来をどう見るかという大変難しい問題でございます。
 議員御指摘のとおりに、住宅団地の増加など、転入者の増加によって、児童数の推移では増加している学校と減少している学校とがあります。市内の学校通学区域内の児童数の格差が生じて、学校間のバランスに多少の問題ができております。これについては、先ほど御質問にあったとおりでございます。通学区域の見直しについては、地域と学校の長年にわたる経過や通学距離、地域コミュニティーの問題などがありまして、大変難しい課題であります。
 児童数増減是正対策として通学区域について検討してはとのことでありますが、現況においての対応は大変困難であると考えております。今後、庄川町との合併を踏まえ、また、学校増改築建設に当たって、議員御提案のあった交通安全や幹線道路などを含めての通学区域について、議論をしながら進めていかなければならないときが当然やってくると思います。
 以上、答弁を終わります。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) 池田議員お尋ねの、住民基本台帳カードの多目的利用についてお答えを申し上げたいと存じます。
 御案内のとおり、住民基本台帳カードの活用につきましては、市町村の条例によりまして多目的に利用できることになっております。しかしながら、システム開発の運用に大変多額の経費を要するということがもう既に明らかになってございます。したがいまして、独自の導入につきましては、慎重に対応する必要があるというふうに、まず感じているところでございます。
 そこで、富山県内におきましては、目下、35全市町村で、共同によりまして、インターネットを利用した18項目の申請届け出業務のシステム化について検討がなされているところでございます。そして、今年度中にその18項目のうち、納税証明書、乳幼児医療申請等の6業務につきまして実証実験が行われることになってございます。そしてその後、引き続いて実用化に向けてのシステム開発が進められるというふうに承っております。
 なお、これら市町村の業務、あるいは国、県への申請等を電子化する際には、本人確認をすることがどうしても必要になってまいります。そこで、公的個人認証サービスの受け入れ媒体といたしまして、住民基本台帳カードが活用されるというふうな前提になってございます。
 したがいまして、これからのシステム開発につきましては、まず、事務の標準化を図りながら、共同でシステムを開発をし、そしてまた、共同で運用していくことによりまして、コストの縮減を図ることにも配慮すべきであろうかと考えております。
 なおまた、御存じのとおり、当市でも既にインターネットを活用いたしまして、図書館の本の貸し出しあるいは体育施設等の利用状況の確認、予約等ができるようにイントラ事業で整備済みでございます。
 以上、蛇足もつけ加えまして答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 池田議員の、住民基本台帳ネットワークの本格的稼働対策についての御質問のうち、まず、窓口業務の対応についてお答えを申し上げます。
 転出の際の手続の簡素化によって公的サービスの手続に支障が生じるのではないかとの御質問でありますが、仮に、砺波市の市民課窓口で住民基本台帳カードを提示して転入届をする場合には、転入される方は、事前に転出する市町村へ一定の事項を記入した付記転出届を提出する必要があり、この提出には郵送も可能であります。この事前の届け出により、転出する市町村では、関係部署と連絡し、御質問にある諸手続を済ませることになるわけであります。
 なお、当市における現在の住民基本台帳カードを申請された方は8名となっておりますが、交付の際にそうしたことを窓口で十分御説明をいたしているところでございます。
 また、各市町村での転出、転入の届書の様式の違いにつきましては、確かに統一様式はございませんが、住民票に記載すべき事項等については、住民基本台帳法第22条及び第24条に基づき、それぞれ転入届、転出届の記載内容が定められており、いずれの市町村においても必要事項は確認できることでありますので、住民基本台帳法に基づいた記載内容で対応いたすところでございます。
 次に、個人情報の保護対策でございますが、平成14年8月から砺波市住民基本台帳ネットワークシステムセキュリティー要綱を定めまして、庁内の住民情報等に関し、正確性、機密性及び継続性の確保や本人確認情報の適切な管理を行いまして、万全を期しているところでございます。そうしたことから、個人情報の漏洩はないと考えております。
 また、先般7月には、県のヒアリングを受けた際、セキュリティー要綱に基づく管理体制等について特に指摘事項はなく、問題点となることはなかったところでございます。
 また、仮にセキュリティーを侵犯する不正行為が発生した場合を想定した住民基本台帳ネットワークシステム緊急時対応計画書に基づき、不正行為の脅威度、緊急時連絡網及び緊急対応策等のマニュアルを作成し、関係課との連携の上、周知徹底を図っているところでございます。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 4番 齊藤源秋君。
  〔4番 齊藤源秋君 登壇〕

◯4番(齊藤君) お許しを得ましたので、通告に従い市政一般について2項目の点から質問、要望をさせていただきます。
 1項目目は、合併による新市まちづくりについてであります。
 まず、新市まちづくり計画と住民への広報活動等、理解を求めることについてであります。
 4月1日に砺波市・庄川町の法定合併協議会が発足し、基本4項目は合意に至っているものの、条例や行政サービスの内容などについての提案や協議が、専門部会や協議会で積極的に進められております。
 7月20日に富山市で開催された市町村合併をともに考える全国リレーシンポジウムで、今春誕生した南アルプス市長や来年合併する芦原町長さんの話を聞きましたが、ともに市長、すなわち首長さん同士の意思統一と信頼し合うことが何よりも大切で、譲るべきところは譲ることも必要との考えなどを強調されておりました。私は、6月に自民会での行政視察で南アルプス市を訪れ、合併までの経緯を聞いておりましたので、興味深く拝聴できました。
 平成12年4月に法定協議会が発足してから16回の合併協議会、5回の新市建設小委員会、5回から10回の各種小委員会、6町村内36会場においての住民説明会、住民意向アンケート、協議会だよりの発行等、今年3月まで3年間にわたって広報活動や協議が行われ、この平成15年4月1日に人口7万1,000人余りの南アルプス市誕生に至ったとのことであります。
 砺波市においても、特に新市将来像の素案作成までに2回の地区住民説明会や出前講座、検討資料とテレビ解説、市広報のほか、住民の意向調査など、広報広聴活動が数多く行われ、意見の収集と分析、膨大な自由意見の集約などをもとに、新市将来像の素案ができ上がったことに、私は関係の皆さんに、その意気込みと新市への熱い思いが感じられ、高く評価しております。
 新しい市の将来像を基礎に新市建設計画が構築されていくわけでありますが、今後、厳しい財政をどのように活性化するのか、少子高齢化にどう歯どめをかけるのか、地域の伝統文化をどのように継承するか、福祉や環境など地域の特性をどう生かしていくのかなど、地域住民とさらなる対話も新しいまちづくりに欠かせないと考えます。今後、どのような広報活動などを通して市民の理解を求められるのかお伺いします。
 次に、合併を新市まちづくりの出発点とすることについてです。
 合併協議会発足後、各専門部会での協議も積極的に進められ、5回の合併協議会で52の協定項目中、27項目まで調整案が提案され、23項目について調整方針の決定を見ておりますが、今後、残された協議項目の調整、合意と新市建設計画の策定などが行われるわけでありますが、過日開催の新市まちづくりシンポジウムで講演された瑞穂市長松野幸信さんは、「合併は財政問題だけでなく、次世代にマッチした地方自治のあり方はどうか、地区住民の幸せを構築していくのにどんな役割を果たすべきか根本的に見直す方法の一つで、合併を出発点としてビジョンを描くことが最も大切で、合併は新しい時代に機能する一つの手法であり、構造改革でもある」などと述べられましたが、私は次の4点について印象深く拝聴しました。
 今までやってきたものを、これからの時代にマッチするか見直す。サービスは高く、負担は軽くではなく、サービスの原点を見直す。協議していくポイントは、過去を引きずらないこと。利害関係にあるものは、地域のために必要か、なぜするのかなどであります。
 合併を出発点として住民はどこまでやれるか、行政はどこまでサポートできるかを住民とともに考え協議して、古来より豊富な水を生かした田園都市、瑞穂市を今年5月1日に誕生させることができたと結ばれたのであります。
 新砺波市のまちづくりにおいても、痛みを分かち合わなければならない項目が水道料金等にあるように思われます。過去にこだわらず、新しい町のビジョンを描きながら議論するなど、瑞穂市の考えも参考にすべきと思いますが、市長の御見解をお伺いします。
 2項目目は、良質米生産への取り組みと来年度からの米の生産調整についてでありますが、まず、低温・日照不足の中で、良質米生産への取り組みについてです。
 農林水産省は7月29日、6月下旬から北日本を中心に低温・日照不足が続いており、稲の登熟期等、農作物に被害が生じる恐れが心配されたため、省内に低温・日照不足対策本部を設置し、指導に当たってきています。
 気象庁の統計によりますと、今年は全国的に冷夏で、東北は戦後3番目タイの低温と言われ、富山県内も6月から8月までの各地の平均気温は平年より0.4から0.9度低く、日照時間も平年の55から75%、最高気温が30度を超える真夏日がわずか19日間と平年の6割程度しかなく、10年ぶりの冷夏であるとのことであります。富山県の稲の作柄もこの天候に影響され、平年に比べ「やや不良」と評価されています。
 さらに、8月27日に農林水産省は8月調査の2003年産水稲の作柄概況を発表しておりますが、それによると、6月中・下旬以降の長雨や日照不足など、天候不順が大きく影響して、北海道と東北3県が「著しい不良」、93年以来の不作となる懸念が強まったとしています。
 この調査で作況指数が示されたのは、収穫時期の早い沖縄、宮崎、鹿児島が「不良」、高知、徳島「やや不良」、沖縄が「平年並み」となりそうとのことであります。北陸4県では、富山県と同じ「やや不良」となっております。梅雨入りまでは天候に恵まれたものの、もみの数は平年に比べてやや多いが、出穂前後の天候不順で十分な登熟が見込めないためとの理由で、作柄概況は平成10年以来5年ぶりに平年を下回ったと発表しております。
 また、早生の一部に実が詰まっていない穂も見られたほか、病害虫の発生は少ないが、部分的に穂いもち病の発生も確認されているとのことであります。
 市内の農家で収穫された今年の早生品種の初検査が9月2日に実施され、小粒ながら平年並みの品質が確保でき、全量一等となったと報道されておりますが、今年の早生の作柄や品質検査等についてお伺いします。
 また、主流のコシヒカリについて、土壌改良や田植え時期を遅らせるなど、良質米生産に向けて努めてきているのでありますが、登熟期の低温・日照不足の折からどのような営農指導が行われたのか、今後の収量や品質をどのように見込んでおられるかについてもお尋ねします。
 次に、来年度からの米の生産調整への対応についてであります。
 国は、水田農業政策・米政策を大転換するため、米政策改革大綱を昨年12月にまとめ、改革の全体像を示す基本要綱も発表し、今年の通常国会で改革に関連する農業関係法案をすべて法律化しております。
 特に、改正食糧法は、米の生産、流通の関係者の主体性を重視しつつ、安定的な生産、流通を確保する観点から、生産調整制度の見直し、計画流通制度の廃止などを内容にしており、来年4月より実施されるとのことであり、これらの法律に基づいて、政府は、米政策の改革に向けた明年度予算の概算要求基準を8月1日の閣議で了解したとのことであります。
 農林水産省は、米政策の改革を最優先に3,091億円を要求しており、このうち生産調整関係の予算は2,534億円で、今年度より100億円増えているとのことであります。
 生産調整の柱となる水田農業構造改革対策、産地づくり対策と稲作所得基盤確保対策に2,257億円、また、産地づくり対策では、現行水準を確保し、特別調整促進加算や畑地化推進交付金が新設されたとのことであります。
 県や市町村でも、この概算要求等を受けて、来年度からの改革本格実施に向けて具体的な協議を積極的に始める必要があります。特に、地域の特性を生かした地域の水田農業ビジョンの策定や集落営農組織の協業化、法人化の推進を支援することについてや、米づくりのほか、水田農業のあり方などの検討が大切と考えます。
 来年度の生産調整については、つくらない面積の配分ではなく、つくる数量の配分への転換を図るとのことでありますから、産地づくり対策を初め、新設される改革の内容や、今、改革準備期間としてどのようなことについて協議が進められているかお伺いします。
 市当局の答弁を期待して、一般質問を終わります。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 齊藤議員にお答えをいたします。
 まず、合併による新市まちづくりについてでございます。住民への広報活動、そして、どう理解を求めていくかということなどでございます。
 このまちづくりにつきましての建設計画、今、それぞれ項目ごとに話をしておりますが、残るのは建設計画だろうと思います。そのことについての質問だろうと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしても、よく言われますが、合併というのは、その市町村の自治能力を高めるということですね。2つ合併して自治能力が落ちたら、これは合併の意味がないわけですよ。広いからよいものではないわけですね。大きいからいいものではなくて、合併することによって力を発揮する、これが私は合併の原則だろうと思いますので、そういう気持ちで改革もしなければいけません。そういう気持ちで、住民の意向も吸収したいと。ぜひそういうことでこれからも対応していきたいと思います。
 そのために、合併協議会では先般アンケートをとりました。御協力いただきまして、その集約を先般素案として出したわけであります。なお、発表者には、その素案を早く出しまして、それに対する御意見を求めて、それこそ皆さんすばらしい意見を述べられました。
 なおまた、あのシンポジウムの後、多くの皆さんがアンケートを提出していただきました。それも今、集約をいたしております。基本的には、今申しましたように、合併することによって自治能力を強くするというのは原則でございますし、合併することによって元気の出る、そういう市町村であるというのがまず基本でございます。ついては、皆さん方の意見を吸収して、どういう姿をつくるか。あれもこれもおねだりするような自治体であってはならないわけですから、そのことは皆さんも御理解をいただいていると思いますが、その意味では、少し痛みを分かち合いをしなければならない部面も私はあると思う。ぜひその意味で御理解をいただきたいと思います。
 具体的には、今その素案づくりをしまして、あれが文言で、いわゆる哲学です。ついては、それの順序立てとして、何をどうするかというのはこれから、今議論しておりますけれども、詰めなきゃいけません。ただし、そんなに時間がございません。したがいまして、私は町長さんとお話ししているんですが、精力的に総合計画をつくってきただろうと、やりましたと。私の方も何十回となく市民の皆さんの意向を聞いて、まちづくり委員会までつくって、実は21世紀プランをつくったわけであります。これは何ものにもかえがたい大事な計画なんです。したがいまして、庄川町とのこれまでの総合計画、私どもの総合計画、すり合わせるわけです。ただし、両方プラスしてやるというような膨大な計画に実はなるわけです。そこのところを少しお互いに痛みを分かち合いながら、プラスはいたしますが、先ほど言いましたように、自治能力を高める意味での計画でなければならない、そんなことを実は思っております。
 なおまた、今それぞれにローリングをかけて、1年ごとにローリングをかけて、3年見越しをそれぞれ、これは法的にもそのように言われておりますからやります。その具体的なものをすり合わせして調整してやらなきゃいかんわけです。財源がたくさんあれば問題はないんです。ただし、今、地総債等全部切られました。勝手に発想して借金するわけにいきません。ついては、いい財源は合併特例債だと思います。したがいまして、1年待っていただいて、合併特例債を使うことによって、将来の借金から考えてプラスになるわけですから、市町村は。そういう意味でのローリングをすることが大切ではないかと思います。
 したがいまして、何度も申し上げますけれども、両市町の総合計画を調整する、そして、いい建設計画をつくり上げるということに私はしたいと思います。ついては、議員さんもおっしゃいますように、これを全部また町に戻して、現場へ行って話をしていろいろやろうという、そういうことの希望のようですが、なかなかそれはこの体制の中ではできないという状況でございますので、基本的に先般、これはもちろん議会でも議決をいただいておりますから、そのような調整でいきたい。
 ただ、市対町でプラスしたという建設計画では、なかなか困難性もあるような気がいたします。ただし、市対町でどうしても必要な道路環境などあります。これはプラスしていくという建設計画にしなきゃいけません。
 それから、砺波市に特徴のある、例えば福祉の問題等について優位ですばらしいものがあるとすれば、これはやっぱり町民の皆さんにも享受してもらう。従来批判のあった等々があるとすれば、これは切らざるを得ないという調整は私は必要だろうと、このように思っております。したがいまして、これは議会の皆さんともこれから協議をしてまいりますけれども、逐一、出前講座に出てこいとおっしゃれば行きますけれども、今私どもが指定してこう行きますよ、ああ行きますという話をしますよというような形では、なかなか今とれない状況だということで申し上げておきたいと、このように思っております。
 いずれにしても、建設計画はそのような考え方で進めさせていただきたいと思います。
 それから、まちづくりの出発点、どうするのかということでございます。
 松野市長からもいろいろ提案があって、苦しいところもありまして、足して2で割ってやるところもあったことを私も聞いております。だから、住民に、例えばサービスが低下することについて一々説明しなかった、そんなこともおっしゃいました。したがいまして、ただ、結果的にはそのようになると思いますが、いずれにしても、両町の歴史的なことも1つございます。それを大事にしなきゃいけません。
 それから、今ちょっと申し上げましたが、砺波市の個性、庄川町の個性もあります。これはやっぱり大事にしていくという、そういうことだろうと思います。まず1つは、お互いに合併して、庄川町は少し多いんですけれども、50年経過している、私も50年経過している。その50年という中のあかは別として、いい歴史、これを大事にする、これが出発点。砺波市も50年経過しました。したがいまして、この大事な歴史を大事にするという、私はそういう哲学を持っております。もう1つは、個々にそれぞれ個性があるわけですから、この個性も大事な出発点にしたいなと、こんなことを実は思っておるわけでございます。
 いずれにしましても、それらを大事にして調整しすり合わせする、そういう意味では、先ほどもおっしゃいましたように、負担は軽く、サービスは高くというわけにはなかなかいかないというのが現実ではないか。そこで例に挙げられました水道料金の問題については、堀田議員にも申し上げましたが、私は1つの問題点、いわゆる庄川町の地理的な条件や歴史的な背景や、そういうこともございますので、一気に調整できないのではないかなという想像をしております。ただし、これを一気に調整するのは、私は原則だと思う。
 3点目は、先ほど申し上げましたように、1つは、市民は皆市民なんですから、市民は平等であるというのが私は原則だろうと思います。ただし、今言いましたように、歴史や個性や、それから歴史的な経過がございますので、それらにつきましては、一気にはできない一面があるかもしれません。あるかもしれませんが、それは御理解をいただきたいなということでございます。いずれにしても、出発点は、私は、市民はみんな平等であり均一であるというのが原則で進めさせていただきたい、このように思っております。
 なおまた、瑞穂市長がおっしゃいました点等については、参考にしていきたいと、このように思うところでございます。これからさらにこの辺の議論が始まりますので、議員各位からもいろいろこのことについて御意見をいただければ大変ありがたい、このように存じておる次第でございます。
 あと良質米等につきましては、産業建設部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 齊藤議員さんの良質米生産への取り組みと来年度からの米生産調整についての、最初に、低温・日照不足の中で良質米生産への取り組みについて答弁をいたします。
 まず、第1点目の、今年の早生の検査結果につきましては、9月2日にとなみ野農協の初検査が実施され、早生品種のハナエチゼンについて検査なされた720袋すべてについて一等となったことは、喜ばしいことと思います。また、作柄や品質につきましては、粒形、粒ぞろい、光沢は前年並みでありましたが、充実度は前年度よりやや劣り、千粒重については前年より軽いという状況でありました。
 次に、齊藤議員も御指摘のように、今年は田植え時期に予測もしない7、8月の低温・日照不足でありました。このような状況で、カメムシによる斑点米の被害を防ぐために、発生調査を実施し、適期防除の指導及び低温によるいもち病の発生が見込まれることから、防除の徹底指導をするとともに、出穂期以降の適正な水管理について、営農特報やケーブルテレビなどで指導してきたところであります。さらに、各地区においては、産米改良座談会を開催し、関係機関とともに防除指導及び適期刈り取り、適正な乾燥調製などについても指導してきたところでございます。
 なお、被害状況は、コシヒカリの登熟及び収量への影響が懸念される状況であり、現在、関係機関とともにほ場調査を実施している状況でございます。
 今後は、主力品種でありますコシヒカリにおいて、適期の収穫作業や適正な乾燥作業による品質の向上を図るなど、上位等級比率の向上に向けた玄米水分の15%調製及び米選別機の網目1.9ミリの使用徹底により、整粒歩合を高め、品質向上対策に関係機関の総力を挙げて取り組んでいくものであります。
 次に、来年度からの米の生産調整の対応についてでございます。
 平成16年度から始まる米政策改革大綱については、国からの詳細事項や金額についての発表が遅れている状況にありますが、現在までの大綱の内容について御報告をいたします。
 初めに、産地づくり対策について御説明をいたします。
 従来、転作助成金について、全国一律の要件、単価にて支払われていた助成金体系については抜本的に見直され、産地づくり推進交付金として支払われることになります。これは、地域自らの発想、戦略で構造改革に取り組むための地域提案型の助成であり、助成金の使い方や水準については、地域水田農業ビジョンを策定し、特色ある産地づくりを目指して、県、普及センター、となみ野農協、富山農政事務所、市中核農業者、市球根組合などの代表で組織する第三者機関が中心となって検討することとしています。
 次に、担い手経営安定対策について御説明いたします。
 水田農業の担い手の経営の安定や目標とする経営規模に近づく努力を促し、水田農業の構造改革を加速させることを目的とした対策でございます。
 加入対象者の要件は、認定農業者または集落営農のうち、一元的に経理を行い、5年以内に法人化する計画などの要件を満たす農業者集落であり、水田経営の規模要件については、認定農業者においては4ヘクタール、集落営農においては20ヘクタールとなっていますが、物理的制約から規模拡大が困難な地区に限定し、基本原則の概ねは8割の範囲内で知事特認として緩和が可能となっています。
 以上、現在まで国や県からの説明のあった内容でございます。また、改革準備期間である現在は、各地区にて夏季座談会及び水田農業推進会議が開催され、大綱の概要説明及び意見の集約を行いながら、関係機関とともに砺波市農業の水田面積に対する農業者の構成割合や地区別の特産振興作物の面積などについて調査し、地区へ提供できる資料づくりを行っております。
 また、地域自らの発想、戦略で行う取り組みについて、農業者、農業団体が主役となる地域水田農業ビジョンを策定するための組織を立ち上げて、地域ごとの特徴ある農業を生かしながら、新たな米政策に対応するとともに、農業者、農業団体と行政機関とが一体となり、お互いに知恵を出し合い、砺波の農業を守り育てていきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 3番 柴田 智君。
  〔3番 柴田 智君 登壇〕

◯3番(柴田君) お許しをいただきましたので、通告に基づき、市政一般の中から2項目に関する質問と提案をさせていただきます。
 1項目目には、砺波型伝統家屋の伝承についてお伺いいたします。
 屋敷林に囲まれたアズマダチ、マエナガレの民家が点在する様子は、砺波平野の散村の代表的景観の一つであります。屋敷林の杉の木立に囲まれた切り妻やマエナガレなど、砺波平野にある農家の間取りは、基本的には広間型となり、どの家も黒の屋根がわらを置き、重厚さを醸し出し、カイニョと調和して安定感と安堵感があってよいと居住者の意見が聞かれております。
 しかし、近年10年の間に毎年450戸から500戸の新築、増改築がなされ、砺波型の広間を持つ伝統民家も、そこに生活する人々の考え方や暮らし方が変わるとともに、自然環境や人々の暮らしの変化に伴い、地域の伝統技術を多く持った職人さんの仕事もなくなり、それと同時に、建設会社や大手の住器産業の参入により、一段と職人の仕事はなくなり、ひいてはその下で安い賃金で働かざるを得ない状況となり、時には従来型の伝統的村の職人たちが建てた民家がどんどん壊されていく。今、景観保全というけれども、従来型の民家がなくなり、近代的な新しい何々ハウスに変わっていっても、それでも伝統的な砺波の景観が維持されていくのでしょうか。
 次の5点についてお伺いいたします。
 散村の景観を守り、砺波型のアズマダチ、マエナガレの民家をどう守るかについて。
 屋敷林に囲まれたアズマダチ、マエナガレの広間を中心とした砺波型の家々、先人たち、親は、一生一代の思いで家を建てたと思います。現在、市内全域にはアズマダチ826戸が確認されています。マエナガレの確認としては、砺波地方の西風の強い地帯や、五鹿屋地区では地主層がマエナガレ様式の家をつくったため、一般農家が見習い、昭和40年まで農家の3分の1がアズマダチ、マエナガレの砺波型の様式であり、風をどう取り込み、湿気をどう防ぐかを考えて建てられてきました。これらすべて、基本的な職人として大工さん、屋根屋さん、かわら屋さん、戸大工さん、壁屋さん、漆の塗り屋さん等、散居村の地元の職人さんの伝統的な技術に支えられてきました。
 時代の進展に伴ってそれぞれの地域の様子が変化していくのは当然のことでありますが、住みよさランキングにより人口も増加し、宅地造成も今より進んでいくと思われます。今の若い方は、車を買う感覚で住宅も買うものだと思われます。ハウスメーカーののぼり旗を目指して展示場を幾つも見学され、格好のよい住宅を求められております。ハウスメーカーも若向きの住宅を展示し、気候、風土、材質も軽視し、安値志向の住宅を展示しています。
 しかし、周囲の景観から見て、外壁、屋根などはそぐわないことも出てきております。事前に業者へ、砺波市は花と緑のまちづくり条例を掲げていることを知ってもらい、第8条の「市は市民と一体となり、学術的および景観的に貴重な散村及び屋敷林を保全し緑あふれる快適な生活環境の創造に努めなければならない」を知っていただき、相手の方に不愉快な思いをなされないようにすることも、ともに商業地以外での高さ制限など住環境を条例化し、景観保存という立場から民家をどのように守っていかれるのかお伺いいたします。
 次に、伝統家屋の維持管理の考え方についてお伺いいたします。
 散居村地域では、周囲が水田のため湿気が上がって根太や束が腐っているので、建築後数十年で根太上げが必要となり、さらに50年もたてば大屋根のかわらのふきかえが必要となり、生活様式の変化にあわせ、便所、台所、ふろなど水回りの部分の改築も必要となってまいります。
 子供が大きくなるにつれ、子供の部屋の増築など多くの資金が必要となり、「10年に一度はどこかの部屋の大改造に100万円単位のお金が必要」と泣いた人もおられました。「今どきの住宅なら、新しい家が1軒建つほどや」と苦笑いした人もおられます。しかし、改築に改築を重ねても、長期の厳しい風雪にどっしりと耐えている建築物は、砺波地域の気質であると思います。今どきの住宅は気密性が高く、結露があり、長くても30年から40年で廃棄されると思うと、砺波型伝統民家こそ、環境に優しい建物であり、屋敷林と屋根がわらのある風景が砺波の民家の代表的なものであるとすれば、それを守り続けている方には、住宅金融公庫の窓口紹介もありますが、その利子に対する補助等も考えるべきではないでしょうか。伝統民家の保存という形をとれば、現在、建築組合の皆さんが地域住宅相談所を砺波市コミュニティープラザ2階に、毎月第4土曜日、午後1時半から4時にかけ、会員相互の番で相談窓口を開設していらっしゃいますが、市は、砺波型伝統家屋の保存という立場から、看板や広報等でも市民に利用していただくような、そういう施策をできないものでしょうか、お伺いいたします。
 次に、伝統家屋の耐震性についてお伺いいたします。
 先日、宮城県で震度7の地震が発生、幸いにも死亡事故もなく、家屋の倒壊で済み、ほっとしたところであります。
 古くから砺波地方では、地震があれば広間が逃げ場となり、ワクノウチのつくりは頑丈なつくりだと聞いております。砺波地方には幾つかの断層が走っております。城端から庄川町にかけて高清水断層、医王山から石動に向け石動断層等があり、いつかは起きるであろう地震対策としてどうでしょうか、1つには、見えないところに仕口を入れたり、筋交いを入れたり、ほかにどんな対策があるかお伺いをいたします。
 次に、砺波型民家のワクノウチの継承について。
 昭和50年以降、市内で新築でワクノウチを施した家は見られず、10年に一度くらいで、今日に至っては皆無に等しいと思っております。現状においては、修繕、復元という形であっても、そのまま復元の繰り返しで技量は身につかず、伝承を考えるとすれば、田園空間整備事業において、アズマダチの1棟に砺波市建築組合にワクノウチを新しいもので依頼し、次世代の継承とすべきと思っております。
 なお、話を聞きますと、ワクノウチの解体に大変時間もかかり、再利用することもできず、重機による解体がほとんどだと聞いております。再利用するためにも、この機会に新しいものを制作してみる必要があるのではないでしょうか、お伺いいたします。
 次に、職人の育成につきまして、現在、建築組合の方は庄東、こちらの方を混ぜますと340名おられます。実際に大工さんとして作業に従事していらっしゃるのは240名くらいと聞いております。実際に今の20代、30代の職人さんは、墨入れやくぎさえ打てない人もおられるように聞いております。作業内容は機能化し、機械相手の仕事となり、プレカットや下地作業が主となり、工期の短縮が求められる等、早くできておりますが、実際に刃物を使っての伝承の技術が忘れられていることに富山県建築組合は気がつき、数年前から県内をブロック制に分け、職人さんの意向を聞き、刃物による建前までの作業をやり、技術習得に当たっていると聞いております。当然、1日の作業内容が遅れ、その分だけ組合が日当の一部を負担する方向をとっていると聞いております。
 行政は、年間10棟以上の建築する企業や住器産業への業者に、せめてもの技量の向上を含め、1棟だけでも刃物を使った手作業による指導はなさらないのか、お伺いをいたします。でないと、現在の和室づくりの働き手の職人さんも、10年後には高齢化を迎え、業者間で職人の取り合いとなり、同時に、砺波型伝統家屋の存続に支障を来すと思われます。砺波型伝統民家を現代の快適な暮らし方に取り入れながら、散村のすぐれた田園風景を守り、それぞれのプライバシーを大切にし、すばらしい住環境としての機能を発揮し、砺波市花と緑のまちづくり条例第8条に象徴されるように、行政側と市民が一体となって快適な生活を創造し、世界遺産ともなり得る先人たちの思いを次世代に引き継ぎをしなければならないと思っております。
 次に、北部地区福祉センター建設についてお伺いいたします。
 先日9月4日、砺波市議会9月定例会において市長提案理由説明の要旨に、北部地区総合福祉施設の整備について建設用地の候補地の選定、関係者の同意、用地買収に取り組んでいるとの報告を受けております。行政の社会福祉事業の前向きな取り組みに高く評価をし、高齢者福祉の充実に一歩前進したことを喜びたいと思います。
 次の2点についてお伺いいたします。
 これからの建設計画について、となみ21世紀プラン第7次砺波市総合計画に基づいて、どのような年次計画のもとで建設されるのかお伺いいたします。
 2点目、整備の内容について、今日まで要望してまいりましたデイサービス、ショートステイ、在宅介護支援センター並びに生活支援ハウスなど、在宅福祉施設の整備を行いたいと聞いておりますが、どのような規模を計画していらっしゃいますかお伺いし、私の質問を終わります。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 柴田議員にお答えをいたします。
 まず、散居を守り、砺波型のアズマダチ、マエナガレを守ることについて熱っぽく御意見をいただきました。そのとおりだと思っております。
 散居景観は、御意見にもございましたように、砺波地方の伝統家屋と、いわゆる屋敷林が一体になったこの姿が大切でございます。おっしゃるとおり、その意味では、五箇山の合掌集落と私は匹敵するように感じておるわけでございますし、そのようにおっしゃる方もおられるわけです。したがいまして、先般の文化庁では、文化的遺産であると、そのように言われたわけですから、私は、劣ってはいないと思うし、その意味で柴田議員が熱っぽくおっしゃったことについても御理解をしたいと、このように思います。
 そのために農林水産省は、田園空間整備事業というとらえ方をして、伝統的家屋を残したらどうかという提案があって、そのことについては私も賛成をいたしました。要は、今議論しているのは真ん中のコアの問題です。ただし、伝統的家屋を、今御指摘ございましたように新しいものでつくれと。いろいろ聞いてみますと、材料がございません。ありますか、ないんですよ。しかも木は、御存じのように大事にすれば2000年もちますから、しかも、伝統的という言葉を使うとすれば、私は、古しいものを解体して、そこで、今の技術がどうあるか知りませんが、そういう古老、熟練者もおられるわけですから、まず材料がないですから、新しいのを建てろとおっしゃっても無理なので、今あるものをそこへ、いわゆる伝統という家屋ですから、建てていくと。これはあまり当たりません。根太の腐ったところ等については、それは直していくと思いますが、あるいは屋根裏の傷んだところは直すと思いますけれども、骨子となるものについてはそのまま1棟残したいと、これは私、意見一致しているんです。
 もう1つ提案あったのは、これからどんどん壊れていくよと。恐らくそうでしょう。いかに柴田議員さんが心配されて、守れとおっしゃっても、今の若い人は守らないと思う。そこでせめて、このワクノウチなりアズマダチなりマエナガレをリフレッシュをして若い人たちに見てもらったらどうかと。そういうので2棟目は考えたいという提案がございました。ただし、中身については議論あるところです。中には個室をつくっていかなきゃいかんという話もあるでしょう。ただし、それじゃ、従来の形のものにはならないだろう。やっぱり今のままでどうリフレッシュをして、長持ちさせて、若い人たちが喜ぶのか、それを考えようということで、今考えておられます。実施設計にこれから入るわけですが、できればそういう知恵もかりて、少しリフレッシュしたものをもう1つつくってやろうと。
 そこで、おっしゃるように、これから守ってもらうといういう立場で、そのことの相談も多いわけですから、実際はこうですよというのは現物を見てもらう。もう1つはリフレッシュしたものを見てもらって、それで相談に応ずる、そういう場でもあると思う。堀田議員には、花卉農業の専門学校的なものもそこでやったらということで私、お答えをしましたが、そういう相談業務も実はそこでやりたいというのが私の腹です。
 そうすると、真ん中のコアが問題になってくるんですよ、県が建てます。今、この2つについては、サテライト事業として県がやりますけれども、主体は砺波市なんです。このことについては、私はオーケーだと。ただし、リフレッシュの中身についてはまだ十分議論しておりません。だから、そのまま持ってくるについては、忠実に持ってきなさいと。
 そこで必要なのは屋敷林の問題です。この屋敷林をどうとるか、どのように植樹していくか、いろいろこれはやっぱり、古老とか先輩の皆さんの意見も聞いて、この涵養を考えなければいかん、そう思っているんですが、片方はリフレッシュですから、少し涵養も、芝生があったり、バーベキューもできるようなスペースもあったり、いろいろあってもいいんではないかと、私はそう思っているんですけれども、そのようにしていくと。その場で相談業務ができるような、そういう窓口をつくっていくということにしたいなと、このように思っておるところでございます。
 ついては、この散居村ミュージアムについては、広範囲に活用、利用をどうするか。西尾議員さんからいつも言われておるんですが、大いに活用、利用することによって対応していく。そしてこれも、柴田議員さんがおっしゃるように、この伝統的家屋を守る一助になれば大変ありがたいなと、こんなことを実は思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 先ほどから、伝統家屋の伝承等について、調査もされ、熱心な御意見もいただきました。質問の細部につきましては、産業建設部長からお答えをいたします。
 次に、北部地区の総合福祉施設建設計画についてお答えいたします。
 このことについては何度か議会でもお話をいたしました。ついては、ようやく用地の買収ができる見込みになりました。関係者の皆さんに敬意を表しておるところでございますが、年度内に用地の取得をしたい、このように話し合いをさせていただいております。そして、平成16年度については、北部地区の皆さんにも加わっていただきますが、福祉の専門家にも2、3集まっていただいて整備検討委員会みたいなものをつくりたいなと、このように思っております。行政だけの視野でなくて、実際使われる方、あるいは福祉をこれまで担当してこられた方、あるいは地域の学識者などにも寄っていただいて、意見を拝聴して基本設計に入る。
 そして、基本設計に入りましたら、支援ゾーンは国、県の補助金をもらわなきゃいけませんので、国、県の方も、髄分スタイルが変わってきたんですね。例えば、個室にしなさいとか、それからベッドのスペースも大きくしなさいとか、あるいは個々につい立ても入れなさいとかというのは少しずつ今変わってきておりますので、この時代になるとまた少し変わるかもしれません。もちろん、バリアフリー化にしなきゃいけませんが、そういう意味で、国と県と支援ゾーンについては補助金なり起債なりをいただくことになりますので、協議をさせていただきたい。その意味では少し時間がかかると思います。そういう検討委員会を平成16年度でやりたいと。したがいまして、17年に、16年度へ入って実施設計もできるかもしれません。そして、でき得れば平成17年度、この実施設計を上げて建設工事に着手したいと、このように思うところでございます。
 この施設等につきましては、もっと早期にと私は思っておりました。先般も88歳の皆さんにお祝いに行きましたら、随分あの苗加苑も利用、活用しておると。その利用、活用しておられる方はしゃんしゃんです、率直な話。だから、閉じこもりの皆さんというのはどうしても弱い。そういう意味での交流ゾーン。たまにはふろに入ってというのはものすごく元気なんです。ついては、私はもっと早くしたかったんですが、少し計画が遅れました。遅れておりますけれども、そのような今段取りをしておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 それから、次は内容等であります。これも何度か議会でも説明を申し上げました。福祉ゾーン、それから健康ゾーン、特に健康であってほしいというゾーン、それから支援ゾーン、これは国、県からも応援していただきますが、支援ゾーン。大事なのは交流ゾーン、福祉のゾーンですね。それから健康のゾーン、それからバックアップする支援のゾーン、そして交流のゾーン、そういうゾーンを構築して、そのようにしていきたいと、こう思っています。
 そこで、支援ゾーンのことについて申し上げられましたので、まずショートステイについては、定数の基本が一応20名でございます。いわゆるショートステイですから、お泊まりになるわけですよ。そうすると、介護職員等々要るわけですね。そのことの人員管理、人員配置の1ユニットが、大体20名になっておりますので、大体20名規模を考えたい。
 それから、デイサービスセンター。これは毎日来てもらうわけですが、今、実は多いんです。そこで、中には、「おばあちゃん、1週間に1度でいいちゃ」と言うておっても、「おら、2日行きたいがや」と言う人がおられるんですよ。どうしてもデイサービスが必要になってきておりますので。ただ、標準型としては、利用定員が15名になっておりますが、ちょっとするともう少し増やさないかんかなと。それから今、痴呆症が多いわけです。何とかしてくれと。「さざんか」もございます。まあ、喜んでおられますので、そういう形態をもう1つ持ってくる必要があるのではないかと。ただし、これは元気な方の痴呆症の皆さんですよ。本当にひどい痴呆症でしたら、グループホームへ行ってもらわないかんわけですが、そこで、痴呆症の皆さんに、さざんかで6、7年、大体これも1ユニットやっているんですが、もう1つユニットをやるかなということで、今、実は思っております。ぜひそういうことで御協力いただきたいんですが、そういう形のデイサービスと、それから、痴呆症の皆さんのサービスする定員をそんな形にしたいと。
 ただ、今申しましたように、砺波市の高齢化率は20%を超しました。75歳以上の後期高齢者も10%になったんですよ。だから、4万1,600人の1割ですから、想像がつくと思いますけれども、10%になりました。だから、そのことを考えるときに、もう少し定数を増やす必要があるんではないかと。ただし、これは国、県の枠もございますので検討してまいりたいと。今明確にできませんので、一応そういう方向で最初の基本スタートをしたいなと、こう思っておるところであります。
 それから、在宅支援センター、それらがございますので、あそこへ設置します。そして、これは基幹型ではございません。役所には基幹型があって、指導助言をいたしますけれども、地域型の支援センターということで、在宅介護に関する総合相談、それから連絡調整、そういう形のもの、それから、今介護保険等ございますので、そういう福祉等の相談窓口、指導窓口等を設置をしてまいりたい、このように思っております。
 もう1つ重要なのは、砺波市にないものが1つございます。それは支援ハウスであります。支援ゾーンの一つでありますが、低所得者、特に冬期間、率直な話、この間も行ってみまして、年寄り2人だけですね。冬になると、これはどうするがかと。町の真ん中ならいいですよ。いや町の真ん中でも危ないんじゃないかな。そういう方に冬場入ってもらおうと。
 実は、調査しますと結構おられるんですよ。今、ひとり暮らしは300人以上おられるんですから。元気な方もおられますけれども、そういう老人家庭も実はあるんで、このことを民生児童委員の皆さんも心配して、毎日声をかけていただいておりますけれども、低所得者であって、冬期間等、支援ハウスへ入ってもらうと安心できるわけですし、地域の皆さんも安心できると思う。その意味で、ケアハウスという、そういうものを今回考えるべきではないかなと、このように思っておるところでございます。県とも協議でありますけれども、1つのユニットが10人定員ぐらいですから、ただし、1夫婦だと5世帯になります。1人になりますとどうなりますか。その辺をどのようにしていくか、これも議論していきたいと思います。
 いずれにしましても、私が申し上げたことをベースにしてこれからもう少し詰めまして、そして、皆さんの御意見を聞いた上で、利用しやすい施設づくりにしていきたい、このように今思っておるところでございます。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 柴田議員さんの御質問のうち、建築物の高さ制限、伝統的家屋に対する補助、伝統的家屋の耐震性及び職人の育成についてお答えをいたします。
 まず、建築物の高さにつきましては、用途地域の低層住居専用地域では10メートルを超えてはならないことになっております。また、それ以外の住居系の用途地域では、高さが10メートルを超える建築物について、日陰による高さ制限が適用されますが、用途地域の指定されていないいわゆる白地地域では、制限はありません。
 しかし、現在白地地域で建ぺい率70%、容積率400%でありますが、都市計画法及び建築基準法が改正され、特定行政庁である富山県が、実情に合わせた任意の値を選択し、指定することになりました。県の基礎的基準は、建ぺい率が60%、容積率が200%であり、市としては、実態調査を行い、市の指定素案を提出し、県と協議中でありますが、容積率が200%となれば、必然的に建築物の高さについても実態としては低くなるものと予想されるところであり、建築物の高さ制限を目的とした条例の制定は、今回の容積率改定の効果などを見極めてからの検討課題と考えております。
 次に、伝統的家屋に対する補助を考えるべきではないかということでございますが、伝統的家屋ということのみで、個人の家の増改築に対し補助を行うことが市民の理解が得られるか十分検討する必要があります。このため、当面は本年1月に砺波市と住宅金融公庫の間で締結した歴史文化継承住宅融資制度を活用していただきたいと考えております。その概要につきましては、「広報となみ」にも掲載いたしましたとおり、アズマダチまたはマエナガレの在来木造住宅で、壁の色は茶系、グレー系の落ち着いた色で、床面積は150平方メートル以上、屋根はかわらぶき、敷地内には中高木を植樹するスペースの確保という基準に適合する住宅を新築や増改築する場合に、融資限度額が引き上げられる制度でございます。
 次に、伝統家屋の耐震策についてお答えいたします。
 ワクノウチづくりは基本的には地震に強いと言われておりますが、耐震性を高めるため、4つのポイントについて申し上げます。1つ目が、地盤及び基礎の改修であります。具体的には、べた基礎やコンクリート布基礎に改修したり、根固め補強を行うことであります。2つ目が、建物のねじれを押さえるため、下屋を増築したり合板等で補強し、強度を高めることが考えられます。3つ目が、耐力壁を増やしたり、柱、はり、筋交いなどの接合部分を金物で補強することであります。4つ目が、床下に防湿コンクリートを打設し、腐朽菌やシロアリの発生を防止することであり、以上、専門家からこのように伺っております。
 次に、最後でありますが、職人の育成についてお答えいたします。
 議員御指摘のとおり、伝統的技術を継承する職人の育成は重要なことであり、職人の育成に寄与している砺波建築高等職業訓練校、砺波地域職業訓練センターに、在来工法の実習を積極的にカリキュラムに入れて、技量の向上を図るように要望してまいります。
 また、学校法人富山国際職藝学院の人気は大変高く、将来が期待されているところであります。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 2番 林 忠男君。
  〔2番 林 忠男君 登壇〕

◯2番(林君) 通告に従いまして、3項目について私から少しの質問と御提案を申し上げたいと存じます。
 まず初めに、高齢化支援対策自宅担保貸付制度(リバースモーゲージ)の導入についてでございます。
 2000年の国勢調査によると、日本の高齢人口は2,204万人で、総人口の17.4%を占め、国民の5.7人に1人が高齢者となっています。このように本格的高齢化の時代を迎え、社会的対応は最重要課題の一つであり、年金、医療、介護、雇用社会参加、住環境などの多様な施設の一層の整備が必要で、その前提には、やはり老いや高齢者に対する社会と個人の価値観の成熟化が必要とされ、経済効率優先の現代社会では、一面的にしかとらえられていない傾向が見え隠れしています。
 国民生活基礎調査の概況によれば、高齢者の家族状況では、2001年現在、65歳以上の人のいる世帯を構造別に見ると、「夫婦のみ世帯」が27.8%で最も多く、次いで「3世代世帯」が25.8%、「単独世帯」が19.4%となっています。単独世帯のうち、女性が77%と圧倒的に多く、夫婦世帯と単独世帯では着実に増加しているのに対し、3世代世帯は着実に減少し、1975年の54.5%から、率にして半分に低下しています。
 一方、個人単位で見ると、65歳以上の高齢者のうち、「子と同居」は48.4%と5割を割っています。「子と別居」は36.5%、「子供なし」は7%で、「子供有無不詳」は8%であります。
 当市の平成15年7月末の総人口は4万1,642人で、そのうち65歳以上の高齢者数は8,849人で、高齢化率は21.3%となり、昨年同月比では20.9%でしたので、0.4%の上昇をしています。総世帯数は1万1,890世帯、1世帯3.5人となっています。
 一方、高齢者世帯統計を見てみますと、65歳以上(老年者)の親族のいる世帯数は総数で6,026世帯で、そのうち老年者単身世帯数は622世帯ですが、持ち家率の推測では527世帯と考えられ、また、老齢者のみ2人以上世帯では697世帯であることから、持ち家率は590世帯と考えられます。
 65歳以上(高齢者)単身世帯数の内容を見てみますと、65歳から69歳では126世帯、70歳から74歳では134世帯、75歳から79歳では151世帯、80歳から84歳では99世帯、85歳以上では112世帯でしたが、そこで私は、このような状況から高齢者単身世帯の老後の生活を下支えする制度の必要性を感じるものでございます。
 今後、所得の少ない高齢者がますます増えることが予測されます。医療保険など、自己負担が増えることや、年金給付は抑制傾向にあることから、公的年金だけでは生活資金が十分でない人にとって、安心して医療や介護を受けることができない状況が考えられるのではないでしょうか。
 アメリカでは、1960年代に民間業者が事業化をして、その後、国が公的保険制度をつくって促進普及に努めています。フランスでは、高齢者が住んでいる住宅を買い取って、その費用を高齢者の生存期間中、生活費として分割して払う「ビアジェ方式」が普及しています。日本では、資産(住宅及び不動産)があっても、現金収入が少なく、生活費や福祉サービス費用が補えない高齢者に対する制度が、厚生労働省では2002年から生活福祉資金貸付制度の中に長期生活支援資金を設け、リバースモーゲージに取り組み始めました。
 厚生労働省の要綱案では、所得が少ないため住民税が非課税になっている65歳以上の高齢者世帯が対象で、土地評価額の概ね7割を限度に毎月一定の生活資金を融資し、死亡後に不動産を売却して精算する方法で、市町村社会福祉協議会が申請窓口となり、都道府県社会福祉協議会が弁護士や不動産鑑定士らでつくる審査委員会で貸付限度額などを決め、利用促進に向け、担保物件の土地評価額に下限を設けず、借り入れが貸付限度額に達した場合でも、生活保護に切りかえればそのまま住むことができるようにするなどの処置も設けるとのことであります。
 連帯保証人の保障能力的なことや貸付金利、地価の下落などのさまざまな問題もあるようです。土地柄的にも、遺産動機が根強いことや資産に対するこうした意識をすぐ変えることはなかなか容易ではないが、今後ますます高齢者の自立した生活が求められる中、制度の利点を十分に説明し、関心を高めていけば、土地の有効利用や消費拡大にもつながり、経済活性化の面でも普及促進の意義があるものと思いますので、当市においてぜひともこの制度の導入の取り組みをお願いするものでございます。
 次に、高齢者の働く親支援について質問をいたします。
 シルバー人材センター事業では、高齢者の就業ニーズに応じた地域社会の日常生活に密着した臨時的かつ短期的な就業機会の提供を促進している公益法人です。
 一般雇用を望まない高齢者を対象に、能力と希望に応じた仕事を提供する事業体であります。仕事の内容は自治体からの委託、民間からの庭木の手入れや草むしり、及び農作業や清掃、駐車場管理などの軽作業で、中には肉体的労働もあるようです。
 今までは職種が限定されていましたが、今回、働く親を支援する新たな職種が生まれました。これまでの人生経験を生かすことのできる仕事で、働く高齢者にも充実感につながるものと思われます。厚生労働省は、2003年度予算の中で少子化と高齢化の双方に有効な対策として、高齢者活用子育て支援事業を実施しております。補助的、短期的就業機会を提供するためで、シルバー人材センターに登録する高齢者に、育児経験を生かし保育施設で働くことや、幼児の世話や遊び相手、保育施設までの送迎、学校の復習、しつけ、生活習慣指導などを担ってもらおうというものです。
 一方で、少子化対策として育児負担の軽減と女性の就業促進に役立つものと、他方で高齢化対策として高齢者の健康と生きがいにつながるだけでなく、高齢者の経験や知識を次代を担う子供たちに伝承していくことにもつながる利点もあると思いますので、ぜひ当市が強力に推進され、シルバー人材センターと連携して事業計画を立て、シルバー人材センターに経費の一部を補助するなどを検討して、この事業への取り組みをお願いいたします。
 次に、休日の分散化(秋休みをつくろう)について質問いたします。
 日本人の休暇は5月のゴールデンウイーク、8月の旧盆、年末年始の時期に集中しています。高速道路では渋滞が多くなるのもこのころであり、この傾向は、鉄道、飛行機なども同様です。これまで、旅行者が集中するため旅行料金や国際航空運賃、宿泊料金などがこの時期割高となっています。閑散期との比較では料金が2倍にもなっているツアーも珍しくなく、こうしたことから、企業では夏休みを9月にとるなど分散化を考え、繁忙期を避ける人が増えています。さらに、祝日法改正によって3連休が増えたことも、分散傾向を後押ししているようです。
 繁忙期の道路の渋滞や交通機関の混雑緩和には、定年後の高齢者の増加も影響しています。この年齢層は、旅行意欲も旺盛で、繁忙期を避けたツアーの参加傾向が著しくなっていると言われています。これに対して、小中学生を持つ年齢層の家庭では、休み以外に休暇をとって家族で旅行することは困難で、そのような悩みを解消するため、現在実施されている小中学校の休みの分散化を考えてみてはどうでしょうか。
 小中学校の長期休暇を考えてみると、春休みが約7日間、夏休みが約40日間、冬休みが約14日間を合わせて約60日前後の休日があります。その中でも夏休みの40日間の長期休暇は、小中学校の子供を持つ家族にとって、休みが長く感じ、少し休日を短くしてほしいと願っている家族の声も多く聞かれます。
 このようなことも含めて、この長期休暇の一部を新しい休日、秋休みを設けてはいかがでしょうか。夏休みを7月21日から8月20日ごろまでとして、残りを9月から10月にかけた10日間を秋休みをつくればと考えるものですが、いかがなものでしょうか。このような秋休みを設けることで、夏の長い長期休暇を分散させることもできますし、このような休暇に本格的に取り組めば、これまでのような道路渋滞緩和や親の有給休暇の取得率向上も期待され、このような休日の分散化を期待するものでありますが、当局では休日分散化の考えがあるのか、教育長にお尋ねをいたします。
 以上、3項目について申し上げました。当局の明快なる御答弁を期待いたしまして、私の質問を終わります。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 林議員にお答えをいたします。
 高齢化時代を迎えまして、老人の立場から心配されていることは私も理解をいたしております。年金、医療、介護など、いろいろ制度はございますが、制度の拡充であったり、あるいは入所しようと思っても、歯どめがあったり、ハードルが高かったりする、その面での規制緩和も必要な一部面があるように私は認識をいたしております。
 しかし、一方、これを支えます掛金、若者の負担になるわけでありますけれども、随分高くなってまいりました。先般から新聞紙上をにぎわしているのは年金の滞納であります。ぼやぼやしとると、私どもは当たらんようになるがでないがか、こんな感じさえいたします。その意味での負担増というものも一部あるということでございます。
 ただし、負担は私はすべきものはしなきゃいかんと思う。ただし、国民は、この高齢化に向かってあまり関心がない。自分の老後のことをあまり理解していないんではないかなと。いわゆる林議員さんもおっしゃいましたが、経済優先で、もっぱら経済に目を向けておる、こういう体質があるんではないか。もう少し自らも高齢化になるんだという認識、そのことを若い者たちにも知ってもらう、そのことが、厚生労働省を初め、我々地方自治体も認識不足で、PR不足ではなかったかなと反省をしなければいけない。そして、みんなで支え合う老後、これは、先般、堀田力さんが来られましたが、いわゆる敬老の精神、そのことを忘れてはいけないということを強くおっしゃっておりましたけれども、ぜひそういう意味で、行政あるいは一般社会もそのことを認識して、この厳しい時代です、高齢化、それは大事なこと。元気であっていただければ何よりいいんですけれども、そうはいかない。そうするとだれが支えるか、そのことの認識を、私は子供の時代から教えていかなければいけないんではないかと思います。
 私は、消費税を上げろとは言いません。先般、北欧へ行ってまいりました。25%の消費税、そんなに高いとはおっしゃっておられません。認識の違いであります。だから、私は上げようというのではございませんよ。みんながそういう気持ちになって社会を支え、みんながいい生活をしようということになるとすれば、やっぱり負担しなきゃいけません。そのことを私は林議員さんが述べられたのではないかと。そして、幾つかの制度について、後ほど民生部長からお答えしますけれども、先般、そのような制度も出たようです。ヨーロッパから流れてきたようですが、そのことについては説明します。
 もう1つ申し上げますが、先ほどもデータとして林議員さんがおっしゃったとおりでありますが、特に私ども地方でも、皆さんに申し上げたいんですけれども、先月末のデータで、ひとり暮らし老人が310人です。寝たきり老人が151人です。養護老人ホームなど施設に入所、特養を含めてですが418人、これはデータで出てまいりますので、ほとんどそこへ四百十何人行っている。そのほかに一般病床、老人保健を出していますから、それが400人以上なんですよ、一般病床へ入っている方が。施設へ入っているのが418人です。それと同様の数字が一般病棟に入っているんですよ。そのことを考えるときに、実は深刻であります。それは皆さんで今支えていただいているんです。年金は別でありますけれども、医療費、介護、皆さんで支えていただいておりますから、何とか皆さんで協力し合って措置をしておるわけですから、そのことが大事でございます。
 そこで、この下支えにつきまして、これからも皆さんでカバーをしていくという、そういう社会だと、このように思います。ついては、市町村もこれに負担をしなきゃいかん。地方財政については、このことを考えて本当に政府は考えているのかどうか、その意味では私は構造改革してほしいと。都会よりも地方が、私どもよりも何といってももっとひどいんですよ。そのことを考えるときに、地方財政を考えたら、この構造改革というのはその面でやってほしいなというのは、私、一面であるわけでございます。
 なお、これらの下支えのために、せっかく財産を持っておる、有効に活用できない。ただ、ヨーロッパの皆さんと家の持ち方の概念が違います。向こうの皆さんは常に相当かわります。金を持っておったら、いいところへさっとかわります。金がなくなったら小さいところへしゃっとかわる。もう私どもの持ち家の概念と全然違います。したがいまして、介護を受けようと思ったら、さっと家を出ますから。日本はそんなわけにいかないんですよ。
 そうすると、ある財産をどう活用するか、利用するかというのは、私はまだ制度的に欠陥だと思う。おじいちゃんが残してくれた財産をおばあちゃんが持っとるとします。おばあちゃんの財産をどう利用するか、活用するか、これはヨーロッパでは随分活用、利用しております。家についての持ち家の概念が全然違いますから、さっと出ますから。そしてそのような人については、すぐ施設がありますから、自分の大事にしておりました家具とか持ち物についてはそんぐり持っていって施設へ入るという、そういう体制です。だからこの辺のところは少し日本と違うんですが、概念が違いますのでうまくいきませんけれども、ただし、そのような、今、林議員さんがおっしゃいましたような下支えの制度が出てまいりましたので、これをどうこれからうまく活用するか大事なことだろうと、このように思っております。このことにつきましては、制度化もされてきたようでありますけれども、民生部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 林議員の、夏休みを一部分散化したらどうかということについての質問にお答え申し上げます。
 今、市長が申し上げましたように、西洋の方々と日本人の方々との生活に対する感覚は随分違うと思います。今の休暇に対する感覚もそうだと思います。日本人の生活習慣や産業、あるいは職業構造からいって、お休みをとるということは、罪悪とまではいきませんけれども、これでいいんだろうかという気持ちを持っている面があります。一方、西洋の方では、今もありましたように、バカンスの面で言った場合は、1カ月、2カ月間、家族ぐるみで自分の住居地を離れて、子供と一緒に全く職業も忘れて暮らす。バカンスのために働いていると言ってもいいんではないかと思います。だけど、日本人といえども、そういう暮らしはしてみたいな、やっぱり生きる楽しみは仕事から離れることだということを持っていることは同じだと思います。しかしながら、日本人としてのしがらみがあって、なかなかそういうふうに切りかえることは難しいと思います。
 そこで、休暇に対する林議員さんの考え方につきましては、徐々にとは申せますが、だんだん変化していることは確かでございます。そこで、学校の長期休業につきましては、企業のお休みの時間と学校の長期休暇というものがイコールであるということはなかなか言いにくいと思います。子供は60日間も、夏休みは40日ですけれども、学校というか、直接知的な勉強をするということから離れて、家の手伝いや行事やら、自分のペースで暮らす、その楽しみといいますか、そういう経験をさせるということが、これまた人間教育の上では重要なことでないでしょうか。すべてが教師と親との間に挟まって、自分の意思というものがあまり表に出ないで進んでいくということもいかがなものか。
 だから、この40日間というのは、親の目から見るとじだらくに見えたり、野放図に見えたりするかもしれませんけれども、この40日間が、いわゆる子供の自由といいますか、晴々とした気持ち、「ああ、もう学校から離れた。きょうは自分のペースでやれる」というその気持ちが大切ではなかろうか。だから、長期休業するに当たっても、いかにプログラムしていくか、計画性を持たせるかということ、これも片方の側面で大変大切なことでございます。
 現に、もし秋休みをとったとすれば、そういうことを考えてみないでもなかったんです。といいますのは、最近、金沢市が2学期制に踏み切った。来年の4月から踏み切るんですけれども、そのためにもう今予行演習しています。何で2学期制に踏み切るかということにつきましては、先ほどから申し上げておりましたように、6つあったものが5になったから1つ減った、この1つ分をどうして埋めるかということから、今まで3学期あったものが、2学期にすることによって、始業式とか、学年末のテストとかというものがなくて、ほとんどお勉強に費やすことができる。だから、金沢市はそれに踏み切ったんですが、金沢市がそれに踏み切るのは、金沢という大きな教育委員会といいますか、大きな町がぐっとやると言ったら、周りの津幡やらあっちの方は、どうすればいいがやら。金沢エリアの中でぐっと一歩大きなステップが動き始めたら、例えば中学校の大会なんかがどういうふうに動けばいいのかということで、周りの衛星都市もそれに徐々に歩を合わせなきゃならなくなって、松任市もそれに踏み切っていくと。まあ、時の流れだから仕方がないとは思いますけれども。
 そういうことで、砺波方面もこの話は出たがです。お休みを切る、40日にするという意味よりも、どうして授業時数を確保するかということから2学期制に踏み切ろうということで、金沢市の教育委員会の教育長にも来ていただいて、細かい苦労話を聞きました。それで徐々に準備を進めておりますが、もうそんなに遠くはないと思います、2学期制に踏み切らざるを得んでしょう。
 それと、お休みを分散させるということは、関連性はありますけれども、そうなったときには、40日間のお休みというのは1学期に入ってきます。だから、10月の初めから中ごろに一度切れるわけです。1学期の通信、連絡は10月ごろにします。それで、10月の中ごろからまた次が始まります。次は3月です。
 そういうようなことで、御質問の秋休みをとるということについて、その他の付随することが大変面倒になってきます。そういうことと、40日間の休みという考え方は、企業的に考えるんじゃなくて、やっぱり育ち盛りの子供の目から考えたときに、この40日間のフリータイムというもの、これを自分のものに、自分でプランを立てて、自分で暮らしてみるという、結果は自分のところに落ちてきますよね。サボっていると、どんと後から課題が残ります。こつこつとやっていると、40日たっても、最後の日になってもあわてることはない。そういうことで、人生の縮図のような感じもします。こつこつやっておったら、最後は自分のものになるよ、怠けておったら、最後はでかいツケが来るよと。アリとキリギリスのようなお話になる。それを実行するのが夏休みかとも思わんわけでもないわけでございまして、実際、子供さんをお持ちの皆さんは、どこかへ連れていってやろうと思っても、動けばラッシュの中に突っ込むようなものですね。だから、それを分散化する、その意味で、今度の祝祭日の法律が変わったのもそういう意味があるのだとは思いますけれども、現在のところ、当教育委員会としましては単独でやることはできません。やはりそれぞれでまず、砺波地区教育委員会の皆さん方と、その問題も含めて、2学期制も含めて、そのことと絡めて検討しているところでございまして、前進的な御質問ありがとうございました。
 以上です。

◯副議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 津田俊祐君。
  〔民生部長 津田俊祐君 登壇〕

◯民生部長(津田君) 林議員の御質問のうち、高齢化支援対策についてお答えを申し上げます。
 先ほど市長からその思いについてお述べになったわけでありますが、私の方では、具体的に、まず自宅担保貸付制度の導入についてであります。
 御質問にありますとおり、厚生労働省が平成14年より、生活福祉資金貸付制度要綱の中に長期生活支援資金を設けまして、リバースモーゲージに取り組み始めました。この制度は新しい試みということでありますが、低所得の高齢者世帯が持っておられる不動産を担保として、生活資金の貸し付けを行い、安心して医療や介護が受けられるなど、その世帯の自立を支援するというものでございます。
 この制度につきましては、都道府県の社会福祉協議会が実施主体となって行うものでありますが、東京都では既に実施されているようでありますが、富山県の社会福祉協議会では、本年度中に実施すべく諸準備を進めておられるところでございます。この実施に当たり、市の社会福祉協議会が申請の窓口となるわけでございますが、その申請されたものが県の社会福祉協議会において貸し付けの決定をすることになっておるところでございます。
 市といたしましては、この制度について、「広報となみ」などにより、その趣旨等を理解していただくようPRを行いまして、所得の少ない高齢者世帯の自立につながるよう支援をしてまいりたいと考えているところでございます。
 次に、高齢者が働く親支援についてでございます。
 お尋ねの働く親支援策につきましては、御指摘のとおり、今日危惧されております少子化と高齢化ということの双方に有効な対策であると存じます。
 昨今、国では子育て支援事業を積極的に進められまして、シルバー人材センター事業につきましてでも、平成15年度からは介護サービス促進事業のメニューにあった育児サービス事業部分を廃止し、新規に高齢者活用子育て支援事業を5年間実施することになったわけでございます。
 当市のシルバー人材センターでは、平成14年度におきまして、介護サービス促進事業の中で育児サービス事業を実施しておりましたが、希望者は少なかったようであります。現在のところ、県内の各シルバー人材センターにおきましては、平成15年度でありますが、この高齢者活用子育て支援事業は実施されておりませんが、今後、当市にとりましても重要性の増す制度であると認識しておりますので、市のシルバー人材センターの取り組みについて検討協議してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。

◯副議長(松本君) 以上をもちまして本日の日程を終了いたします。
 次回は、明9月11日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 大変御苦労さまでございました。

 午後 3時25分 散会