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令和5年第1回 本会議 臨時会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時03分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより令和5年第1回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。

                  日程第1
               会議録署名議員の指名
○議長(川辺一彦君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
  2番 林   教 子 君
  3番 向 井 幹 雄 君
  4番 神 島 利 明 君
以上といたします。

                  日程第2
                会期の決定について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決しました。

                  日程第3
        議案第33号から議案第37号まで及び報告第2号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)から議案第37号 財産の取得についてまで、及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

                (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 本日、砺波市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席をいただき、厚く御礼申し上げます。
 まず、去る5日に本市でも震度3の揺れを感じた石川県能登地方の震度6強の地震で被災されました方々、御家族や関係者に、心よりお見舞い申し上げますとともに、被災された全ての方が一日も早く日常生活を取り戻されますよう祈念いたします。
 また、最近全国各地で地震が発生している中、能登地方の一連の地震活動は当面継続すると考えられており、本市におきましても、今後の梅雨どきの豪雨なども含め、災害時の対応に万全を期してまいります。
 初めに、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
 国は、去る5月8日に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけを「5類感染症」相当に移行し、基本的感染対策は「個人の選択を尊重し、自主的な取組をベースとしたもの」とされました。
 本市におきましては、さきに開催された「2023となみチューリップフェア」などの屋外でのイベントではマスクの着用を原則不要としたほか、小中学校においては4月1日から原則不要としているところであります。
 また、市職員に対しましては、医療施設や高齢者等ハイリスク者と接触する職員等を除き個人の判断とし、基本的にマスク不要としたところであります。
 市民の皆さんには、「手洗い等の手指衛生」や「換気」、「高齢者等重症者リスクが高い方への配慮」などを国が有効な対策として提示していることから、これらを参考に、日常における基本的な対策をお願いいたします。
 次に、今後のワクチン接種につきましては、春と秋の2回に分け、春の接種では、初回接種を終えた方のうち65歳以上の方や基礎疾患を有する方、医療従事者等を対象として、5月8日から市内医療機関での個別接種を行っております。
 また、秋に開始する接種では、初回接種を終えた5歳以上の市民を対象に追加接種を実施することとし、砺波医師会や関係機関の協力の下、接種を進めてまいります。
 このほか、初回接種や小児、乳幼児への接種につきましては、引き続き医療機関での個別接種を実施してまいります。
 次に、「2023となみチューリップフェア」について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の感染者数も落ち着き、旅行需要が回復したことに加え、花の開花が早いというPR効果とともに、地元メディアをはじめ、テレビの全国放送においてニュースや番組に取り上げられたことなどから、フェアの注目度がこれまで以上に増し、さらには天候や暦まわり――フェアの終了後に週休日を迎えることでありますが――に恵まれたこともあり、目標の30万人を大幅に上回る35万8,000人(うち外国人の入場者は5,900人)の方々に来場いただくことができました。
 チューリップの開花状況につきましては、昨年より2週間早く「遮光ネット」を設置するなど開花調整に努めたものの、フェア史上初めて開幕初日に満開を宣言いたしました。このため、フェア後半の花の状況を心配しておりましたが、会期中は気温が低く推移したほか、強い風雨の影響を受けることなく、花の入替えも計画どおり実施できたことから、最終日まで色とりどりのチューリップが来場者に美しい色彩のシンフォニーを奏でてくれたところであります。
 催事では、今回のテーマに沿った音楽のイベントを中心に、大阪桐蔭高等学校吹奏楽部特別演奏会、「街の強さひきだすプロジェクト1073(いちぜろななさん)デー 吉田沙保里トークショー」、さらには「台湾交流セレモニー」で台湾獅子舞が披露されるなど、いずれも多くの観客に楽しんでいただいたところであります。
 このように、「記録にも記憶にも残るフェア」を成功裏に終えることができましたことは、御来場の皆さんや御協力・御支援をいただきました関係機関をはじめ、協賛事業者、各種団体並びに多くのボランティアや運営スタッフの皆さんのおかげと深く感謝を申し上げます。
 それでは、これより本日提出いたしました議案等について御説明申し上げます。
 まず、議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ4億8,361万6,000円を追加し、歳入歳出予算総額を234億2,361万6,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業費         9,753万円
  子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費          3,733万円
  新型コロナウイルス予防接種事業費        6,836万4,000円
  新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費    7,120万4,000円
  地域経済回復事業費                    3,500万円
などであり、そのほか当面必要となってまいりました、やむを得ない諸経費につきまして、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源の主なものは、
  国庫支出金                 4億2,012万9,000円
  諸収入                          3,330万円
などであり、不足する額2,888万7,000円を繰越金で措置するものであります。
 次に、予算関係以外の諸議案について御説明いたします。
 条例関係につきましては、「砺波市税条例の一部改正」をはじめ、国の法令の改正に伴うもの2件であります。
 条例関係以外の案件につきましては、財産の取得が2件、専決処分の承認が1件であります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 よろしく御審議の上、可決または承認をいただきますようお願い申し上げます。

                 (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、ただいま議題となっております案件に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               議案の常任委員会付託
○議長(川辺一彦君) ただいま議題となっております議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)から議案第37号 財産の取得についてまで、及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについては、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時14分 休憩

 午後 3時25分 再開

○議長(川辺一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

              (常任委員会の審査報告)
○議長(川辺一彦君) これより、付託いたしました案件について、所管委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 島崎清孝君。
 〔産業建設常任委員長 島崎清孝君 登壇〕
○産業建設常任委員長(島崎清孝君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました案件2件についてを審査するため、委員会を開会いたしました。
 それでは、本日、産業建設常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第36号 財産の取得について、以上議案2件であります。
 当局から議案についての説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)のうち、まず、農業経営等構造対策費については、化学肥料の県補助と合わせた10アール当たりの補助額は1,000円となり、作付作物については、販売を目的とした水稲や畑作物など全ての農作物を対象とするとのことでありました。
 また、畜産振興対策費については、家畜の配合飼料の高騰分について、県の試算では1トン当たり1万円の上昇であり、県は2分の1の5,000円を、市は3分の1の3,300円を上限額として支援するものであります。
 委員からは、農林水産省が公表した2022年の農業物価指数は2020年を100とする指数で、肥料は130.5、飼料は138と2年間で大幅に上昇した一方、農産物価格は101.4とほぼ横ばいであり、資材高騰が価格に反映されず、農家負担が重くなっている実態が顕在化している。支払い時期をできるだけ早くするとともに、引き続き、国に対し農業支援の継続を強く求めてほしいとの要望がありました。
 次に、地域経済回復事業費については、本年8月初旬に20%の砺波市プレミアム付商品券3万セットを発行する事業であります。
 委員からは、令和元年10月の消費税8%から10%への引上げに伴う対応の一環として国が実施した砺波市プレミアム付商品券発行事業では、結果として全国88%の市区町村で500円券が採用され、後に実施したアンケート結果でも、70歳以上では79.1%が、39歳以下でも67.7%の利用者から額面の小口化に対する好評価を得ている。市民の声や利用者の立場を踏まえると、日常的な少額の買物などに商品券が活用できるよう、商品券1枚当たりの額面を利用しやすい額に小口化した500円券とする、もしくは1,000円券との併用を図ってほしいとの要望がありました。
 以上、審査の結果と意見、要望についてを申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会委員長 山本善郎君。
 〔民生病院常任委員長 山本善郎君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山本善郎君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました議案1件について審査するため、委員会を開催いたしました。
 それでは、本日、民生病院常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分の議案1件であります。
 当局から議案についての説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 それでは、付託案件に関する審議の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 まず第1点目、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金給付事業費については、物価高騰の負担感が大きい低所得者として、世帯員全員が令和5年度住民税非課税となる世帯等に対し、給付金を1世帯当たり3万円を支給するもの。対象見込世帯数は2,830世帯、うち非課税世帯数を2,800世帯、家計急変世帯数を30世帯と見込んでいるとのこと。予定では7月下旬に振込先などの確認書を発送し、返信を受け、8月中旬から順次支払いを行いたいとのこと。
 委員からは、プッシュ型のように遅滞なく進めてほしいという意見があったわけでございます。
 次に2点目、新型コロナウイルス予防接種事業費は、春開始接種として、1、2回目の初回接種を終えた5歳以上の市民のうち、65歳以上の方や基礎疾患を有する方、重症化リスクの高い方に頻繁に接触する医療従事者を対象に、オミクロン株対応ワクチン接種を実施するもの。また、秋開始接種として、1、2回目の初回接種を終えた5歳以上の市民を対象に接種を実施するもの。
 また、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費は、個別接種を促進するための支援金やコールセンターの運営経費、ワクチンの移送に係る経費、接種券の作成、発送に係る経費、健康管理システム改修費とのこと。
 委員からは、新型コロナウイルス感染症撲滅に向け、鋭意努力願いたい、また、接種対象者にはもう少し無料で接種できる期間を延長してほしいとの意見がありました。
 以上、審査の結果と意見、要望について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 総務文教常任委員会委員長 山田順子君。
 〔総務文教常任委員長 山田順子君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山田順子君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました案件4件及び報告1件について審査するため、委員会を開催いたしました。
 それでは、本日、総務文教常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分、議案第34号 砺波市税条例の一部改正について、議案第35号 砺波市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に基づく促進区域内の固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について、議案第37号 財産の取得について(消防ポンプ車)、報告第2号 専決処分の承認を求めることについて、以上議案4件及び報告1件であります。
 当局から議案についての説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については原案のとおり「可決」または「承認」することに決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において、意見、要望がありましたので、次の3点について申し上げます。
 議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)所管部分のうち、1点目、企画費の地域コミュニティ活動備品整備費補助金については、青島地区自治振興会をはじめとする8つの振興会及び自治会に対して、会議用のテーブルや椅子等の活動備品の整備に係る補助を行うものであり、また地域づくり事業補助金は、高波自治振興会に対して、カーペット工事等の環境整備に係る助成を行うためのものとのことでありました。
 委員からは、地域に偏りがないよう各自治振興会に対してコミュニティ助成事業の申請指導や周知徹底を十分に図っていただきたいとの意見がありました。
 2点目、消防団活動費のうち、消防団備品整備費については、中野、柳瀬、太田、東般若、青島分団に夜間用の災害現場で使用するバルーン投光器を5セット購入し、配備するもの。また、少年消防クラブの備品整備費については、防火防災訓練や講習会等で使用する視聴覚用資機材、テント及びトランシーバーを庄南小学校に配備するとのことでありました。
 委員からは、去る5月5日に珠洲市で震度6強の地震が発生したことから、災害対策強化や防災意識向上のために導入、配備することは必要と考えるので、消防団備品の整備について、順次計画的に実施していただきたいとの意見がありました。
 3点目、給食センター運営費については、物価高騰による保護者の負担を軽減するため、今年度から給食費を改定した増額分について支援するものであり、委員からは、食材費等が高騰する中、栄養バランスや量を保った給食を実施するため、今後もこのような支援が継続的に行えるよう、市として国等に対し、しっかりと働きかけていただきたいとの意見があったところです。
 以上、審査の結果と意見、要望について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、各委員長の報告を終わります。

                 (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

                 (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

                 (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより、議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)から議案第37号 財産の取得についてまで、及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについてを一括して採決します。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、いずれも原案のとおり可決または承認であります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり可決または承認されました。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 3時40分 休憩

 午後 3時40分 再開

 〔副議長 有若 隆君 登壇〕
○副議長(有若 隆君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

                (議長の辞職)
○副議長(有若 隆君) ただいま議長 川辺一彦君から、議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 議長辞職の件を議題といたします。
 まず、辞職願を朗読させます。
○議会事務局長(津田泰二君)
                 辞 職 願
 このたび、一身上の都合により、期半ばで議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。
  令和5年5月18日
                    砺波市議会議長 川辺一彦
 以上でございます。
○副議長(有若 隆君) お諮りいたします。川辺一彦君の議長の辞職を許可することに、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、川辺一彦君の議長の辞職を許可することに決しました。
 〔12番 川辺一彦君 入場〕

                (議長の選挙)
○副議長(有若 隆君) ただいま議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、この際、議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行います。
 選挙は、投票により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、投票により行うことに決しました。
 議場の閉鎖を命じます。

                 (議場閉鎖)
○副議長(有若 隆君) ただいまの出席議員は18名であります。
 お諮りいたします。会議規則第31条第2項の規定により、開票立会人に、1番 境 佐余子君、2番 林 教子君を指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 御異議なしと認めます。よって、開票立会人は、1番 境 佐余子君、2番 林 教子君といたします。
 投票用紙を配付させます。

               (投票用紙の配付)
○副議長(有若 隆君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 配付漏れはなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。

               (投票箱の点検)
○副議長(有若 隆君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行いますが、念のため申し上げます。
 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、事務局長の点呼に応じて順次投票をお願いします。
 点呼を命じます。
○議会事務局長(津田泰二君) それでは、順に議席番号とお名前を申し上げますので、登壇の上、投票をお願いいたします。投票用紙に議長被選挙人の氏名を御記入の上、準備をお願いいたします。
  1番 境 佐余子議員、 2番 林 教子議員、  3番 向井幹雄議員、
  4番 神島利明議員、  5番 小西十四一議員、 6番 開田哲弘議員、
  7番 境 欣吾議員、  8番 山本篤史議員、 10番 山田順子議員、
 11番 雨池弘之議員、 12番 川辺一彦議員、 13番 山本善郎議員、
 14番 島崎清孝議員、 15番 川岸 勇議員、 16番 大楠匡子議員、
 17番 今藤久之議員、 18番 山森文夫議員、  9番 有若 隆副議長。
○副議長(有若 隆君) 投票漏れはありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(有若 隆君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。1番 境 佐余子君、2番 林 教子君、開票の立会いを願います。

                 (開  票)
○副議長(有若 隆君) 選挙の結果を御報告いたします。
 投票総数   18票
  有効投票   15票
  無効投票    3票
 有効投票中
  川辺一彦君  15票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は4票であります。よって、川辺一彦君が議長に当選となりました。
 議場の閉鎖を解きます。

                 (議場開鎖)
○副議長(有若 隆君) ただいま議長に当選されました川辺一彦君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
 それでは、議長に当選されました川辺一彦君から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
 〔議長 川辺一彦君 登壇〕
○議長(川辺一彦君) ただいまは、議員各位の心からの御推挙によりまして、長い歴史と伝統ある砺波市議会の議長として選任をいただきましたことに心から御礼を申し上げます。
 私は、長い議会の経験、議員の経験をこれからも生かしまして、円滑で、そして公正な議会運営に心を配し取り組んでいくとともに、さらなる努力を重ね、市民に対して開かれた議会の実現に今後とも誠心誠意努力していく所存でございます。
 議員の皆様、夏野市長をはじめとする当局の皆様、そして報道機関の皆様方におかれましては、どうか今後とも御理解と御協力、そして御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、就任に当たっての御挨拶とさせていただきます。
 本日は誠にありがとうございました。(拍手)
○副議長(有若 隆君) 以上をもって、私の職務を終了いたしました。どうもありがとうございました。
 それでは、議長と交代をいたします。
 川辺一彦議長、議長席にお着き願いたいと存じます。
 〔副議長 有若 隆君 退場〕

                (副議長の辞職)
○議長(川辺一彦君) ただいま副議長 有若 隆君から、副議長の辞職願が提出されました。
 お諮りいたします。この際、副議長辞職の件を日程に追加し、直ちに議題にしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
 副議長辞職の件を議題といたします。
 まず、辞職願を朗読させます。
○議会事務局長(津田泰二君)
                 辞 職 願
 このたび、一身上の都合により、副議長を辞職したいから、許可されるよう願い出ます。
  令和5年5月18日
                    砺波市議会副議長 有若 隆
 以上でございます。
○議長(川辺一彦君) お諮りいたします。有若 隆君の副議長の辞職を許可することに、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、有若 隆君の副議長の辞職を許可することに決しました。
 〔9番 有若 隆君 入場〕

                (副議長の選挙)
○議長(川辺一彦君) ただいま副議長が欠員となりました。
 お諮りいたします。この際、副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、この際、副議長の選挙を日程に追加し、直ちに選挙を行います。
 選挙は、投票により行いたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、投票により行うことに決しました。
 議場の閉鎖を命じます。

                 (議場閉鎖)
○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は18名であります。
 お諮りいたします。会議規則第31条第2項の規定により、開票立会人に、3番 向井幹雄君、4番 神島利明君を指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、開票立会人は、3番 向井幹雄君、4番 神島利明君といたします。
 投票用紙を配付させます。

                (投票用紙の配付)
○議長(川辺一彦君) 投票用紙の配付漏れはありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 配付漏れなしと認めます。
 投票箱を改めさせます。

                (投票箱の点検)
○議長(川辺一彦君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行いますが、念のため申し上げます。
 投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、事務局長の点呼に応じて、順次投票を願います。
 点呼を命じます。
○議会事務局長(津田泰二君) それでは、順に議席番号とお名前を申し上げますので、登壇の上、投票をお願いいたします。投票用紙に副議長被選挙人の氏名を御記入の上、準備をお願いいたします。
  1番 境 佐余子議員、 2番 林 教子議員、  3番 向井幹雄議員、
  4番 神島利明議員、  5番 小西十四一議員、 6番 開田哲弘議員、
  7番 境 欣吾議員、  8番 山本篤史議員、  9番 有若 隆議員、
 10番 山田順子議員、 11番 雨池弘之議員、 13番 山本善郎議員、
 14番 島崎清孝議員、 15番 川岸 勇議員、 16番 大楠匡子議員、
 17番 今藤久之議員、 18番 山森文夫議員、 12番 川辺一彦議長。
○議長(川辺一彦君) 投票漏れはありませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。3番 向井幹雄君、4番 神島利明君、開票の立会いを願います。

                 (開  票)
○議長(川辺一彦君) それでは、選挙の結果を報告いたします。
 投票総数   18票
  有効投票   17票
  無効投票    1票
 有効投票中
  有若 隆君  17票
 以上のとおりであります。
 この選挙の法定得票数は5票であります。よって、有若 隆君が副議長に当選となりました。
 議場の閉鎖を解きます。

                 (議場開鎖)
○議長(川辺一彦君) ただいま副議長に当選されました有若 隆君が議場におられますので、本席から会議規則第32条第2項の規定により当選の告知をいたします。
 それでは、副議長に当選されました有若 隆君から発言を求められておりますので、これを許します。
 〔副議長 有若 隆君 登壇〕
○副議長(有若 隆君) 副議長就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 ただいまは、議員各位からの温かい御推挙によりまして、引き続き栄誉ある砺波市議会の副議長に選任をいただきましたことは、この上ない光栄と存じますとともに、責任の重大さを痛感しているところでございます。
 もとより微力非才な身でありますが、川辺議長を補佐し、公正かつ円滑な議会運営と市民福祉のさらなる増進、そして砺波市の発展に誠心誠意努力してまいりたいと考えております。
 今後とも各位の変わらぬ御指導と御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますけれども、副議長就任の御挨拶とさせていただきます。
 本日は誠にありがとうございました。(拍手)
○議長(川辺一彦君) この際、暫時休憩いたします。
 着席のままお待ち願います。

 午後 4時10分 休憩

 午後 4時12分 再開

○議長(川辺一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 なお、本日の会議時間は、議事の都合により、会議終了まで延長いたします。

                  日程第4
             常任委員会委員の選任について
○議長(川辺一彦君) では、日程第4 常任委員会委員の選任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。常任委員会委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。
 総務文教常任委員会委員に、
  1番  境   佐余子  君
  4番  神 島 利 明  君
  6番  開 田 哲 弘  君
 12番  川 辺 一 彦
 16番  大 楠 匡 子  君
 17番  今 藤 久 之  君 以上6名を、
民生病院常任委員会委員に、
  3番  向 井 幹 雄  君
  7番  境   欣 吾  君
  9番  有 若   隆  君
 10番  山 田 順 子  君
 14番  島 崎 清 孝  君
 15番  川 岸   勇  君 以上6名を、
産業建設常任委員会委員に、
  2番  林   教 子  君
  5番  小 西 十四一  君
  8番  山 本 篤 史  君
 11番  雨 池 弘 之  君
 13番  山 本 善 郎  君
 18番  山 森 文 夫  君 以上6名を、
それぞれ指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました以上の諸君を、それぞれの常任委員会委員に選任することに決しました。

                  日程第5
            議会運営委員会委員の選任について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第5 議会運営委員会委員の選任についてを議題といたします。
 お諮りいたします。議会運営委員会委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、
 13番  山 本 善 郎  君
 14番  島 崎 清 孝  君
 15番  川 岸   勇  君
 16番  大 楠 匡 子  君
 17番  今 藤 久 之  君
 18番  山 森 文 夫  君 以上6名を、
指名いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました諸君を、議会運営委員会委員に選任することに決しました。

                  日程第6
              特別委員会の設置について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第6 特別委員会の設置についてを議題といたします。
 地方分権と変わりゆく時代状況に対応できる砺波市議会の在り方について調査研究するとともに、議会の権能強化、住民参加の在り方、情報公開等について検討するため、委員会条例第5条第2項の規定により、議会改革特別委員会の定数を18名とすることにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、18名の委員をもって構成する議会改革特別委員会を設置することに決しました。
 次に、広報広聴特別委員会の設置についてお諮りいたします。
 議会報告会の開催など、市民の意見を広く聴く機会を設け、議会だよりなどにより議会活動を市民に公開・周知し、議会の見える化を進めるため、委員会条例第5条第2項の規定により、広報広聴特別委員会の定数を14名の委員をもって構成する広報広聴特別委員会を設置することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、14名の委員をもって構成する広報広聴特別委員会を設置することに決しました。

           (特別委員会委員の辞任・選任について)
○議長(川辺一彦君) 次に、16番 大楠匡子君、ほか1名の諸君から、広報広聴特別委員会委員を辞任したい旨の願い出がありました。
 お手元に配付いたしてあります特別委員会委員辞任申出一覧表のとおりであります。
 お諮りいたします。この際、特別委員会委員の辞任についてを日程に追加し、議題にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、この際、特別委員会委員の辞任についてを日程に追加し、議題といたします。
 お諮りいたします。お手元に配付してあります特別委員会委員辞任申出一覧表のとおり、特別委員会委員の辞任を許可することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、特別委員会委員の辞任を許可することに決しました。
 次に、お諮りいたします。特別委員会委員の辞任に伴う新たな委員の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、お手元に配付してあります特別委員会委員一覧表のとおり、それぞれ指名したいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま配付のとおり指名いたしました諸君を、それぞれ議会改革特別委員会委員、広報広聴特別委員会委員に選任することに決しました。
 この際、各常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会を開催し、正・副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。

 午後 4時18分 休憩

 午後 4時50分 再開

○議長(川辺一彦君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

 (各常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の正・副委員長の互選結果報告)
○議長(川辺一彦君) この際、報告事項を申し上げます。
 各常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会から、委員長及び副委員長の当選者の報告がありましたので、これを報告申し上げます。
 総務文教常任委員会委員長に   大 楠 匡 子 君
 同副委員長に          開 田 哲 弘 君
 民生病院常任委員会委員長に   山 田 順 子 君
 同副委員長に          向 井 幹 雄 君
 産業建設常任委員会委員長に   山 本 篤 史 君
 同副委員長に          小 西 十四一 君
 議会運営委員会委員長に     山 本 善 郎 君
 同副委員長に          大 楠 匡 子 君
 議会改革特別委員会委員長に   川 岸   勇 君
 同副委員長に          山 本 篤 史 君
 広報広聴特別委員会委員長に   島 崎 清 孝 君
 同副委員長に          今 藤 久 之 君が、
それぞれ当選されました。

                  日程第7
               議員の派遣について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第7 議員の派遣についてを議題といたします。
 地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、派遣する議員については、お手元にお配りしました議員の派遣についてのとおりであります。
 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び会議規則第167条の規定により、お手元の配付文書のとおり議員を派遣することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議員の派遣についての配付文書のとおり議員を派遣することに決しました。

                  日程第8
          所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第8 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会、各常任委員会及び特別委員会から、会議規則第111条の規定に基づく、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会、各常任委員会及び特別委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会、各常任委員会及び特別委員会からのとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

○議長(川辺一彦君) 以上で、本臨時会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 本日の臨時会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 実は、今回久しぶりにアクリル板を取りましたら非常に話しにくいんです。今まで囲われていてそれに慣れていたんですが、それほど長いこと、皆さん新型コロナウイルス感染症で、ふだんでないことをやってきたということを改めて身をもって知らせていただきました。
 今日も、当局側も議員さんもまだマスクをされている方が半分ぐらいずつということでありますし、まだまだ新型コロナウイルス感染症というものは終わったわけではないということですので、引き続き注意をしていくということをお願いしたいと思っています。
 今議会、臨時会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめとする、市政を運営する上で当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ可決、また承認をいただきましてありがとうございました。しっかりとまた今回の臨時会でやったということで、早めにいろんなものの施策を実施に移していきたいと考えております。
 さて、新たな議会組織が決定をされまして、再選されました川辺議長、それから有若副議長には御就任を心からお祝い申し上げます。前任の任期同様、議会の円滑な運営と市政の発展に引き続き御尽力いただきますようよろしくお願い申し上げます。
 また、新たに選任されました各委員長や副委員長、それぞれの皆様の御就任につきましてもお祝いを申し上げます。それぞれの委員会、特別委員会でよろしく御審議等もお願いできればなと思います。
 今後とも、議員各位と共に、砺波市の発展と市民の幸せの向上のため、より一層の努力をしてまいる所存でございますので、御理解と御協力を引き続きいただきますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(川辺一彦君) これをもちまして、令和5年第1回砺波市議会臨時会を閉会いたします。

 午後 4時56分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   川 辺 一 彦

   署名議員   林   教 子

   署名議員   向 井 幹 雄

   署名議員   神 島 利 明



令和5年第1回 本会議 臨時会(第1号) 議事日程・名簿

        令和5年第1回砺波市議会臨時会会議録

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定について
   第3 議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)から議案第37号 財産の取得についてまで、及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについて
      (提案理由説明、質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、採決)
   第4 常任委員会委員の選任について
   第5 議会運営委員会委員の選任について
   第6 特別委員会の設置について
   第7 議員の派遣について
   第8 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
   日程第1 会議録署名議員の指名
   日程第2 会期の決定について
   日程第3 議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)から議案第37号 財産の取得についてまで、及び報告第2号 専決処分の承認を求めることについて
        (提案理由説明、質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、採決)
   追加日程 議長辞職の件
   追加日程 議長の選挙
   追加日程 副議長辞職の件
   追加日程 副議長の選挙
   日程第4 常任委員会委員の選任について
   日程第5 議会運営委員会委員の選任について
   日程第6 特別委員会の設置について
   日程第7 議員の派遣について
   日程第8 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.開議及び閉議の日時
    5月18日  午後 2時03分  開会
    5月18日  午後 4時56分  閉会

1.出席議員(18名)
   1番 境   佐余子 君     2番 林   教 子 君
   3番 向 井 幹 雄 君     4番 神 島 利 明 君
   5番 小 西 十四一 君     6番 開 田 哲 弘 君
   7番 境   欣 吾 君     8番 山 本 篤 史 君
   9番 有 若   隆 君    10番 山 田 順 子 君
  11番 雨 池 弘 之 君    12番 川 辺 一 彦 君
  13番 山 本 善 郎 君    14番 島 崎 清 孝 君
  15番 川 岸   勇 君    16番 大 楠 匡 子 君
  17番 今 藤 久 之 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 横 山 昌 彦 君

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 構  富 士 雄 君

 企画総務部次長           商工農林部次長
 総務課長 安 地  亮  君    商工観光課長 高 畑 元 昭 君

 建設水道部次長           企画総務部
 土木課長 菊 池 紀 明 君    企画政策課長 佐 伯 幹 夫 君

 財政課長 二 俣   仁 君    病院長 河 合 博 志 君

 病  院              総合病院
 事務局長 嶋 村   明 君    総務課長 田 村 仁 志 君

 会  計
 管 理 者 東 川 弘 美 君    教育総務課長 河 合   実 君

                   監  査
 監査委員 佐 野 勝 隆 君    事務局長 林   哲 広 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一



令和5年第1回 本会議 臨時会 目次

        令和5年第1回砺波市議会臨時会会議録目次

★5月18日
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  2
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  2
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  3
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  3
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  4
  議案第33号から議案第37号まで及び報告第2号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………  4
   質 疑 ……………………………………………………………………………  7
  議案の常任委員会付託(議案第33号から議案第37号まで及び報告第2
  号) …………………………………………………………………………………  7
   常任委員会の審査報告 …………………………………………………………  7
   質 疑 …………………………………………………………………………… 11
   討 論 …………………………………………………………………………… 11
   採 決 …………………………………………………………………………… 11
  議長選挙 …………………………………………………………………………… 13
  副議長選挙 ………………………………………………………………………… 16
  常任委員会委員の選任について ………………………………………………… 19
  議会運営委員会委員の選任について …………………………………………… 20
  特別委員会の設置について ……………………………………………………… 21
  特別委員会委員の辞任・選任 …………………………………………………… 22
   各常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の正・副委員長の互選結果
報告 ……………………………………………………………………………… 23
  議員の派遣について ……………………………………………………………… 23
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査について ……………………………… 24
  閉会の挨拶 ………………………………………………………………………… 24
  閉会の宣告 ………………………………………………………………………… 25



令和5年第1回 本会議 臨時会 議案一覧

          本臨時会に付議された議案等の件名

議案第33号 令和5年度砺波市一般会計補正予算(第1号)
議案第34号 砺波市税条例の一部改正について
議案第35号 砺波市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に基づく促進区域内の固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
議案第36号 財産の取得について
議案第37号 財産の取得について
報告第 2号 専決処分の承認を求めることについて
 専決処分第 2号 砺波市税条例の一部改正について



令和5年2月 本会議 定例会[ 請願審査結果 ]

              請 願 審 査 結 果

┌────┬────────────────┬────────────┬──────┐
│    │                │            │      │
│受理番号│     件    名     │   請願者の氏名   │ 審査結果 │
│    │                │            │      │
├────┼────────────────┼────────────┼──────┤
│    │                │            │      │
│ 3  │松村外次郎記念庄川美術館・庄川 │            │ 不 採 択 │
│    │水資料館の存続を求める請願書  │            │      │
│    │                │            │      │
├────┼────────────────┼────────────┼──────┤
│    │ミニマム・アクセス米の削減・  │            │      │
│ 4  │中止など運用を改め、生産費を  │            │ 不 採 択 │
│    │償う価格下支えと食料支援の制  │            │      │
│    │度化を求める請願書       │            │      │
└────┴────────────────┴────────────┴──────┘



令和5年2月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時00分 開議

○議長(川辺一彦君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                日程第1
        議案第1号から議案第32号まで、及び報告第1号
○議長(川辺一彦君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算から議案第32号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)まで、及び報告第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。

             (各委員会の審査報告)
○議長(川辺一彦君) 以上の案件につきましては、各常任委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 島崎清孝君。
 〔産業建設常任委員長 島崎清孝君 登壇〕
○産業建設常任委員長(島崎清孝君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外9件、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、請願1件及び陳情1件を審査するため、去る3月8日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第5号 令和5年度砺波市工業団地造成事業特別会計予算、議案第6号 令和5年度砺波市水道事業会計予算、議案第7号 令和5年度砺波市工業用水道事業会計予算、議案第8号 令和5年度砺波市下水道事業会計予算、議案第21号 砺波市農村環境改善湯山サブセンター条例の廃止について、議案第22号 工事請負変更契約の締結について、議案第27号 市道路線の認定及び廃止について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第31号 令和4年度砺波市工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)、報告第1号 専決処分の承認を求めることについて、受理番号4番 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書、以上、議案10件、報告1件、請願1件及び陳情1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」または「承認」することに、また、請願1件、陳情1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において意見、要望がありましたので、次の6点について申し上げます。
 まず、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算のうち、1点目、金融対策費について、長引くコロナ禍の影響に加え、昨今の経済状況から、新型コロナウイルス感染症関連融資の返済が難しい状況にある。市内企業の融資返済状況を尋ねるとともに、借換えによる利子補給の継続に対する市の考えをただしたところ、新型コロナウイルス感染症の拡大に対応して実施された実質無利子、無担保のゼロゼロ融資や、金利、返済条件が優遇される新型コロナウイルス感染症関連融資については、既に6割近くの企業が返済を開始されていると聞いている。今後の借換えによる利子補給の継続支援については、本年1月から新たにコロナ融資の借換え保証制度が創設され、今後、借換えによる融資実行が進むものと思われるが、一度融資を行った資金について、借換え時に何度も利子補給を行う必要性について、商工団体等と協議するなど検討していくとのことでありました。
 委員からは、今後、融資の返済が本格化する中、事業継続が困難となる企業が懸念される。市内企業が廃業に追い込まれることのないよう、国や県の支援対策に加え、引き続き市の支援対策を講じていただきたいとの要望がありました。
 2点目、夢の平コスモス荘の管理運営費のうち、地域おこし協力隊の募集状況をただしたところ、各関係機関等とも連携しながら募集活動を進め、関心のある方との面談も実施しているが、現時点ではマッチングまでには至っていない。引き続き人材の適正を見極めながら人員の確保に努めたいとのことでありました。
 委員からは、応募者が求めるのは、魅力ある地域に移り住み、新たな暮らしを始めてみたい、地域の活性化にチャレンジしたいと感じさせる必要な情報であるが、一般的な求人情報ではこうした一番知りたい内容が応募者には届かない。そこで、砺波市の魅力をPRしつつ、併せて求人募集をかける専用サイトがあり、他市でも実績があることから、ぜひ検討されたいとの提案がありました。
 3点目、中山間地域農業活性化対策費のうち、湯山サブセンターの解体に係る課題等についてただしたところ、当該施設の過去3か年の利用状況は、地区の会合など年間の利用回数が2回、利用者数も30名程度の実績であり、今後は、近くのお寺や庄川支所に併設する庄川農村環境改善センターを利用されることとなる。また、災害時の避難所については、現在の建物が土砂災害警戒区域内にあることから、全ての災害に備えて、庄川支所、庄川小学校を活用されることになる。解体後の跡地利用については、県道沿いにあることから、道路ののり面として整備する方針であるとのことでありました。
 4点目、農業経営等構造対策費のうち、新規就農者育成総合対策事業補助金及び経営発展支援事業補助金についてただしたところ、この2つの事業はいずれも新規就農者を対象に実施する補助事業である。このうち、新規就農者育成総合対策事業補助金は、新規就農者に対し、新たに農業経営を開始する資金として支援するソフト事業であり、経営発展支援事業補助金については、新規就農者の農業機械・設備等の導入に係る費用を補助するものである。現在、対象者は2名であり、専門農家での研修を終えた後、新年度から自立して果樹や花卉栽培に取り組む計画となっている。引き続き青年等新規就農計画の実施に向け支援していきたいとのことでありました。
 委員からは、新規就農者を地域農業の担い手として育成するためにも、就農段階から発展段階まで一貫した継続支援の要望がありました。
 5点目、環境保全型農業直接支払交付金についての現状をただしたところ、現在、市内5つの組織がこの事業に取り組んでおり、市はこれを支援している。作物は、米を主体とした大麦、大豆、チューリップ球根、ソバなどである。対象となる主な生産活動については、主作物の栽培期間の前後いずれかにカバークロップ(緑肥)を作付する取組や堆肥の施用、有機農業などである。また、市内の取組状況については、従来から現在の5組織にとどまっているとのことでありました。
 委員からは、この事業は化学肥料、化学合成農薬を低減する取組と併せて、農業を通して地球温暖化の防止や生物多様性の保全等にも効果の高い制度である。こうした農業を広げるためにも、関係組織への周知に努めていただきたいとの要望がありました。
 6点目、庄川水記念公園整備事業費について、公園再整備計画の全体を貫く基本的な考え方をただしたところ、庄川水記念公園再整備検討委員会では、公園が目指す方向性を「水に親しみ、時を忘れて特別な日常を楽しむ」と定め、観光交流の拠点としてのにぎわい、さらには水に親しみながら楽しめる公園を目指すとの基本方針を基に検討を進めているとのことでありました。
 これに対し委員からは、庄川水記念公園一帯は一級河川庄川の雄大な流れに加え、県下随一を誇る桜並木の名所でもある。また、庄川健康プラザを核とした砺波市の健康ゾーンにも位置づけられている。こうした特長に加え、庄川地域の活性化を生み出すにぎわいのある公園づくりが必要だ。この3つの要素をうまく織り交ぜることが公園再整備計画のポイントであり、面的にも、よりダイナミックな視点で捉えた公園づくりを要望するとの提案に対し、当局からは、提案内容も含めて検討を進め、市内外の皆さんから選ばれ、親しまれる公園づくりに努めたいとの見解が示されました。
 次に、市政一般に関する審議の過程において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 相次ぐ物価高騰に対する市民生活への影響緩和や、新型コロナウイルス感染症の影響による市内経済の回復を図るため、プレミアム付商品券発行事業の実施についてただしたところ、令和5年度については、既に県が富山県生活支援・消費喚起プロジェクト支援補助金を創設し予算づけもなされている。今後は、実施主体である商工会議所、商工会や関係団体等の意見を聞きながら検討を進めたいとのことでありました。
 委員からは、機を逃さないタイムリーな事業となるよう要望がありました。
 次に、受理番号4番 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願については、委員間討議において、米のミニマム・アクセスは、全ての加入国の合意の下に導入された国際ルールであるため、輸入の中止や数量の見直しは極めて困難であること。また、戸別所得補償制度の復活についても、米価の下落を招く過剰作付の要因となりかねない上、農地の集積ペースを遅らせるなど問題が多いことなどの理由から、賛成少数で不採択となりました。
 また、受理番号1番 最低賃金の引上げ及び中小企業への支援拡充を求める意見書の採択を求める陳情についても、第2次安倍政権以降の政府方針である、失業率や経済状況を見極めながら年率3%程度の緩やかな最低賃金の引上げを継続することには賛成するが、陳情にある政府主導による最低賃金の大幅な引上げは、結果として大量の失業者を生み出し、本来最も救わなければならない若者や弱い立場にある人々を苦しめることになるとの理由から、賛成少数で不採択となりました。
 なお、当委員会では、去る1月23日から25日にかけ、茨城県下妻市、常総市、取手市及び龍ケ崎市を行政視察いたしました。下妻市では市街地再生によるにぎわいのあるまちづくりについて、常総市では圏央道常総インターチェンジ周辺地域整備事業について、取手市では議会改革の取組について、龍ケ崎市では自然環境等と太陽光発電設備設置事業との調和に関する条例及びCO2削減の取組について、それぞれ調査研究を行ったところであります。
 以上、審査の結果と意見、要望について申し上げ、産業建設常任委員会の御報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 民生病院常任委員会委員長 山本善郎君。
 〔民生病院常任委員長 山本善郎君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山本善郎君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外10件について審査するため、去る3月9日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第2号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号 令和5年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第4号 令和5年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第9号 令和5年度砺波市病院事業会計予算、議案第16号 砺波市国民健康保険条例の一部改正について、議案第17号 砺波市斎場条例の一部改正について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第29号 令和4年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第30号 令和4年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第32号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)、以上11件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件に関する審議の過程において意見、要望がありましたので、次の6点について報告いたします。
 1点目、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、交通安全対策費のうち、高齢者運転免許自主返納支援事業費と交通安全広報車EV購入費については、運転免許証を自主的に返納される方や既に返納された方には、警察署で返納手続を行った際に、全員を対象に支援事業の御案内をしているとのこと。
 委員からは、返納により交付される支援券はとてもよく、免許証自主返納事業の周知をさらに進めていただき、返納件数を増やす取組を拡充され、高齢ドライバーによる交通事故が起きないよう自主返納を勧めていただきたいとのこと。また、EV車については購入を考えており、庁舎に専用のコンセントを設置するとのことでした。
 次に2点目、同じく地域包括支援センター運営事業費のうち、いきいき百歳体操の拡充については、令和4年度には、いきいき百歳体操チャレンジ事業をR-1事業とタイアップし、福祉センター苗加苑で12回を1クールとし開催したとのこと。令和5年度も引き続き、福祉センターやその他の施設等で新規参加者を募り開催したいとのこと。
 委員からは、男性がもっと参加していただけるような方法も含め、ますます発展するように考えていただきたいとの要望が。
 次に3点目、同じく保健事業介護予防一体的事業費については、個別的支援の対象者を一定の選定基準によって抽出し、特に糖尿病や高血圧など生活習慣病の重症化予防は市の実態に応じ優先的に介入する方で絞り込み、効率的に実施するとのこと。
 委員からは、大変手厚い取組でありしっかりと進めていただきたいとのことでした。
 次に4点目、同じく母子保健対策費については、国が創設した出産・子育て応援事業は今年1月からスタートし、3回の面談を原則対面で行うことが要件であるとのこと。しかしながら、国も面談で妊婦さんの負担が増になることから、妊娠8か月についてはSNSや子育て応援アプリなどを使った相談支援体制でもいいとのことから、昨年の6月から導入した子育て支援アプリ「となみっ子なび」を改修し、対応するとのこと。
 委員からは、サポートできるようなアプリであってほしいとのことや、オンラインで面談できるようになったらいいねという声がたくさんあることも紹介し、さらに要望していきたいとのこと。
 次に5点目、同じく予防接種事業費については、子宮頸がんワクチンについて、これまで2価と4価が定期接種のワクチンとして認められていたが、9種類のウイルスに対応している9価ワクチンが新たに承認され、予防効果が高いとのこともあり、今回の当初予算では9価ワクチンの単価で積算したとのこと。
 委員からは、接種対象者に御理解をいただくことが重要であり、また対象者が未成年者であることから、保護者の方にも御理解いただけるように進めていただくとのことでした。
 次に6点目、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分のうち、障害福祉サービス費については、精神に障害がある方等が利用される自立支援医療の認定者数は増加傾向にあり、福祉サービスを利用される方も増えてくるとのこと。
 委員からは、障害福祉サービスを提供することで、その方の自立や就労支援などの取組がされているが、今後も福祉サービス事業所、企業、行政がしっかり情報交換をしていかなければならない。また、お互いのニーズをしっかり把握し続けるということも重要であるとのこと。
 次に、市政一般における審議の過程において、主なものについて申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症5類変更に伴い、今後の市立砺波総合病院経営の影響及び経営指針については、これまでどおり地域の急性期医療を補う立場とともに、これからは人口減少による入院患者の減少及び在宅医療との連携等を考慮した病院経営の在り方を検討している。そこで、がん患者に対する緩和ケア医療について、現在、急性期病棟内の8床で運用している緩和ケア病床を拡充する形で、令和7年度以降に緩和ケア病棟としての開設を目指しており、令和5年度には病棟の改修設計を予定しているとのことでした。
 以上、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 総務文教常任委員会委員長 山田順子君。
 〔総務文教常任委員長 山田順子君 登壇〕
○総務文教常任委員長(山田順子君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今2月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外14件及び請願1件についてを審査するため、去る3月10日午前9時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第11号 砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第12号 砺波市立美術館条例の一部改正について、議案第13号 砺波市保育所条例の一部改正について、議案第14号 砺波市児童館条例の一部改正について、議案第15号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第18号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第19号 砺波市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第20号 砺波市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第23号 財産の無償譲渡について、議案第24号 財産の無償譲渡について、議案第25号 辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第26号 砺波市過疎地域持続的発展計画の変更について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書、以上、議案15件及び請願1件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに、また、請願1件については「不採択」とすることに、それぞれ決したのであります。
 なお、付託案件に関する審議の過程において意見、要望がありましたので、次の5点について報告いたします。
 まず、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分のうち、1点目、男女共同参画推進費、パープルリボンツリー事業費については、内閣府(国)が定める女性に対する暴力をなくす運動期間である11月12日から25日に合わせて、昨年から実施したチューリップタワーのパープルライトアップと同時に、市役所正面玄関、砺波図書館の2か所にて実施。装飾だけでなく、市民がメッセージを書きツリーに結ぶことで市民参加型の取組とし、意識啓発を図りたいとのこと。
 委員からは、今後も市民の皆さんへ女性に対する暴力根絶を広く呼びかけていただきたいとの意見がありました。
 2点目、市営バス路線再編に向けたダイヤ改正については、令和5年度中に21地区全てにおいて説明会や意見交換会を開催し、利用状況等の検証を実施し、様々な地域公共交通サービスとの差別化や路線の最適化を図りながら検討する。ダイヤ改正時期は、小学校の新学期に合わせた令和6年4月に実施したいとのこと。
 委員からは、市営バスのダイヤ改正に当たり、加越能バスへの接続やJR城端線への乗り継ぎを考慮に入れる等、市民の意見を十分に取り入れて検討していただきたいとの意見がありました。
 3点目、スマート窓口対象事務拡大に係る作業経費については、主として転入の際に必要な手続を自宅でできるように対応し、利便性の向上を図るものであり、令和6年3月スタートを見込んでいる。また、将来的には、お悔やみに関連する手続の拡大も検討しているとのこと。
 委員からは、市民の利便性向上のためにも、今後も積極的にスマート窓口対象事務拡大を進めていただきたいとの意見がありました。
 4点目、史跡公有化事業費については、増山城跡の大手道の候補である七曲がり等、史跡整備を優先的に実施または促進する範囲に当たることから購入するとのこと。
 委員からは、増山城跡及び周辺の整備を図り後世に残すことは大変重要であるので、史跡文化を今後も機会を捉えて進めていただきたいとの意見がありました。
 次に5点目、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分について、全国的に問題となっている園児の送迎車等の置き去り防止として安全装置を設置するもので、降車時確認式と自動検知式があり、国のガイドラインからどの装置がよいのか検討して決定し、整備したいとのこと。
 委員からは、人の目視だけでなく機械でも再確認することで、事故の発生を未然に防げる装置の設置を速やかにお願いしたいとの要望があったところです。
 次に、受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書については、3月3日に松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の両施設と一部収蔵品を保管する庄川支所を現地調査し、担当課から詳細な説明を受け、また、常任委員会において委員間討議を開催し、慎重に審議した結果、賛成者なしで不採択となったところです。
 委員からの意見としては、両施設は築後30年余り経過しており、今後10年間存続させるとなると6億5,000万円以上の維持管理費が必要となり、将来負担が年々増大する。また、両施設を廃止しても収蔵作品、展示物などの芸術的機能は移転するのみであり、その本質的機能を残す計画となっていることなどから、本請願には賛成できない意見があったところであります。
 次に、市政一般における審査の経過において、次の意見、要望がありましたので申し上げます。
 適応指導教室「ひよどり」から4月1日に改称される教育支援センター「ひよどり」については、委員から、今後も支援を要する生徒には、社会的に自立することを目指しながら学校関係者や家庭と情報共有し、児童生徒に応じたきめ細かい支援策をお願いしたいとの要望がありました。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、委員長報告に対する質疑、討論に入りますが、請願についての質疑、討論は、日程第2及び日程第3にて行うこととし、日程第1の議案、報告についてのみ行うことといたします。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 7番 境 欣吾君。
 〔7番 境 欣吾君 登壇〕
○7番(境 欣吾君) 議長の許可がありましたので、通告に基づき、反対討論を行います。
 最初に、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算についての反対討論を行います。
 当予算案には賛成しない理由は次のとおりです。
 第1に、この予算案では、これまで無料であった70歳以上の方のがん検診を今後段階的に引き上げていくとして、検診に関する事業を計上してあることです。既に受診される方の4割以上が70歳以上であり、今後この年代の方が増えていくことを考えると、応分の負担をしていただかないと財政負担が大きくなり過ぎるとのことでしたが、逆に、このことが医療費の増大を招くことにならないかと懸念されます。
 コロナ禍の下で検診を受ける方が減ったが、そのためか、進行した状態でがんが発見される患者が増えているとの報道がありました。物価が高騰するのに年金がそれに応じて増えない中、不安を抱えながら生活する方々が検診を受けづらくする施策は好ましくないと考えます。
 第2に、この予算には、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館をなくすことを前提にした庄川水記念公園再整備のための作品の移転費用や公園の設計委託業務が計上されていることです。再整備には反対ではありませんし、庄川水資料館の展示物のデジタル化には、資料館をなくすか残すかにかかわらず大切な意味はあると思いますが、問題は再整備の中身です。
 議員の議論の中でも共通して言われていたのは、庄川のあの地のすばらしさをさらに引き出す再整備を行ってほしいということです。繰り返しますが、庄川の地に生まれた偉大な芸術家の奇想から始まった地域の文化の営みが刻まれた美術館。庄川の要にあって、この川がつくってきた砺波地域の変遷の歴史を示す全国的にもまれな水資料館。庄川らしさを表すすばらしい財産です。これをなくしてどこにでも設置できる遊具や芝生の広場に置き換えてしまうということは何とも残念です。これから桜並木の美しい時期を迎えますが、庄川峡の四季の絶景と溶け合う庄川ならではの公園の再整備にこの施設は欠かせないものと考えるので、この予算案には賛成できません。
 第3に、この予算案には、食材が高騰する中での学校給食費への支援がなく、結果として保護者に負担の増大を強いることになるので賛成できません。
 賃金が上がらず格差が広がることでのコロナ禍と、それに追い打ちをかける物価の高騰が庶民の毎日の食事まで脅かしていると報道されています。相次ぐ子ども食堂の開設や給食費に補助する自治体の広がりはこういった事態の反映ですが、保護者に給食費の負担増を強いることは社会の動きに逆行するものです。市民の生活困難を支える市政運営とは言えません。医療費の窓口負担を18歳までなくすという進んだ施策を実施しようとしているときだけに残念です。よって、この予算案には賛成できません。
 続いて、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、反対討論を行います。
 議案第10号は、一昨年5月に国会で成立したデジタル関連法の中の個人情報保護法に基づくものです。これまでの市条例を廃止し、その代わりに、規制の緩い国の法律を施行するために新たな施行条例を制定し、これまで規定のなかった匿名加工情報を導入しようとするものです。これまでの砺波市の個人情報保護条例は、情報収集の際には本人同意を原則義務づけ、要配慮情報の収集やオンライン結合を原則禁止するなど、大切な役割を果たしてきた市独自の条例です。
 2020年9月に開催された個人情報保護制度の見直しに関する検討会の場では、全国知事会など地方3団体の代表も、全国の自治体が持つ条例については現状で支障は生じておらず、地方の自主性を尊重すべきであると述べています。私も同様の考えであり、現在の市条例を廃止すべきではないと考えます。経団連、大手IT企業などの強い働きかけの下で行われたこの法改正による国の狙いは、地方自治体が持つ膨大な個人情報を企業活動とその利益のために開放することにあります。そのために、地方自治体が個別に持つ独自の個人情報保護条例やシステムをリセットし、全国を一元化しようとするものであり、地方自治の独立性を侵すものと言わなければなりません。
 匿名加工情報については、これまでも非識別加工情報として2017年度から自治体に導入されてきましたが、非識別加工といっても他の情報と組み合わせれば個人を特定する可能性は十分にあり、AIによる情報処理技術が進んだ現況では、対策やルールづくりが十分でなければ情報が守られないのではとの危惧が拭えません。そのため、2019年4月時点の総務省の資料によっても、この制度を導入している自治体は2県5市町村にすぎませんでした。こういった状況を強引に変えるために、国はデジタル関連法の中で強制的に都道府県と政令指定都市に匿名加工情報の提案募集を義務づけたのです。自治体の独自判断を許さない不当なやり方と言わなければなりません。
 国民の暮らしを便利にするためのデジタル化の推進は重要な課題であり、日本は大きな後れを取ってきましたが、デジタル化で先を行くEUをはじめ先進諸国は、個人情報保護をむしろ強化する方向で動いているということに注目すべきです。流れに逆行し保護規定を緩和する方向での日本でのデジタル化は後れを取り戻すことはできず、行き詰まるのは明らかです。市議会の保有する個人情報保護に関する条例案についても、同様の問題を含んでいますので賛成できません。
 以上で反対討論を終わります。
○議長(川辺一彦君) 13番 山本善郎君。
 〔13番 山本善郎君 登壇〕
○13番(山本善郎君) 議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算については賛成の立場で発言いたします。
 新年度の当初予算である令和5年度砺波市一般会計予算は、3か年にわたる新型コロナウイルス感染症の影響から脱却しなければならない重要な予算で、ウィズコロナ、アフターコロナの社会環境を早期に整備し、市民の生命と財産を守り抜くため、最も必要とされる新規事業をはじめ各種事業が組み込まれ、編成された必要不可欠な予算であります。
 その内容とは、健全な財政運営を基本とし、公平で公正な社会のため編成されたもので、砺波市の魅力と希望を与えられる数々の事業とともに、市民生活の新しい生活様式にも呼応できるよう、さらに市民生活に直結していることから停滞は許されず、速やかな執行が望まれます。
 以上のことから、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算については賛成することで討論といたします。
○議長(川辺一彦君) 17番 今藤久之君。
 〔17番 今藤久之君 登壇〕
○17番(今藤久之君) 議長より発言の許可がありましたので、通告に基づき、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、賛成討論をいたします。
 個人情報保護制度につきましては、これまで国の行政機関、独立行政法人、地方公共団体、民間事業者等において別々の法律、条例等による複数の法制度が縦割りで存在する中で運用されてまいりました。このような複数の法制度が混在することによる規制の不均衡や不整合により、データ利活用の支障となる事例が各所で顕在化しつつあり、これを是正する必要が生じてきたものであります。
 そこで、デジタル庁創設により国や地方のデジタル業務改革を強く推進していくため、官民のデータ流通を適正に規律する一元的な監視・監督体制の確立が求められるようになり、令和3年5月にデジタル社会の形成を図るための関係法律が制定され、この規定により個人情報の保護に関する法律、いわゆる個人情報保護法の改正が行われ、令和5年4月1日に施行されたのであります。
 この改正に伴い、これまで各機関ごとに別々の法律や条令等により運用されてきた個人情報の取扱いが全国的な共通ルールの下で一元化され、各地方公共団体においては、個人情報保護法の委任を受けた内容についてのみ条例で規定することとされました。これまで基礎自治体がそれぞれの条例等に基づき独自解釈や独自運用していた事項が、全て専門的な知見を有する個人情報保護委員会において統一的な基準下で制度運用されることとなるため、個人情報保護制度の取扱いがこれまで以上に高い水準となるものであります。現行の個人情報保護条例については、その規定内容が法律において一元的に規定されるため、廃止されるものであります。
 砺波市における個人情報の取扱いについては、これまでと変わるわけではなく、市の裁量部分についてもこれまでの取扱いと同様に規定するものであり、全国的統一ルールの下、これまで以上に厳正に制度運用が行われるものであることから、今回の砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定については賛成するものであります。
 以上、賛成討論といたします。
○議長(川辺一彦君) 以上で討論を終結いたします。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 まず、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算を採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第2号から議案第9号まで、議案第11号から議案第32号まで、及び報告第1号を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決または承認であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決または承認されました。

                日程第2
     松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第2 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書を採決いたします。
 お諮りいたします。松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第3
        ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、
      生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第3 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより、ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書について、質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより、ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書を採決いたします。
 お諮りいたします。ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書に対する委員長の報告は不採択であります。本請願は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、本請願は、委員長の報告のとおり不採択とすることに決しました。

                日程第4
              議員提出議案第1号
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第4 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(川辺一彦君) 本案に対する提案理由の説明を求めます。
 提出者を代表して、15番 川岸 勇君。
 〔15番 川岸 勇君 登壇〕
○15番(川岸 勇君) 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について、提出者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。
 個人情報保護法の改正に伴い、砺波市議会の保有する個人情報に関して、砺波市議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護するため、個人情報の適正な取扱いに対し必要な事項を定めるものであります。
 議員各位におかれましては本提案の趣旨を御理解いただき、全会一致の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。

               (質  疑)
○議長(川辺一彦君) これより質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 質疑なしと認め、質疑を終結します。

               (討  論)
○議長(川辺一彦君) これより上程議案に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認め、討論を終結します。

               (採  決)
○議長(川辺一彦君) これより採決をいたします。
 お諮りいたします。議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定については、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(川辺一彦君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

                日程第5
        所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(川辺一彦君) 次に、日程第5 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(川辺一彦君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

○議長(川辺一彦君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 2月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げたいと思います。
 今定例会に提案いたしました令和5年度予算をはじめとする諸案件につきましては、可決または承認をいただきありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などにも十分注意し、今後とも適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 新年度におきましては、となみ暮らし魅力アップ予算Ⅲと銘打ちましたとおり、10WAVEプロジェクトをはじめとした各種事業の着実な進捗を図り、本市の豊かさ、暮らしやすさのさらなる向上を目指してまいりたいと考えております。
 ただ、議決はいただきましたが、予算に関する討論の中での発言で幾つか事実の誤認ですとか考え方の違いがございます。発言の機会はこれしかありませんので少し申し上げたいと思いますが、給食費の負担増につきましては、現況の厳しい中でやむを得ず最小の負担増をお願いするものでございます。支援がないと御発言がありましたが、要保護児童や生徒に対してはしっかり必要な支援を行うということも予算に明記してございます。
 また2つ目に、庄川美術館、また庄川水資料館について、どこにでも設置できる広場や遊具の置場という発言がありましたが、庄川を見下ろすすばらしい高台にあることにより庄川の地を代表したすばらしいものになるのではないかと思います。まさにそこに次世代の子供たちが集まる、すばらしいことではないかと考えております。
 3つ目には、個人情報保護条例でございます。これにつきましても、今までばらばらの実施主体であったことから、やはり解釈の違い等のそごが生じているのは間違いなかったのではないかと思っております。そういった中でより適正化するものでありますので、御理解をいただきたいと思いますし、また、先ほどの庄川美術館絡みのことで、勝手に署名されるということを承認する方の発言とは思えないということで、明らかにダブルスタンダードではないかと私は思います。
 いずれにしても、今回、しっかりと御議論いただきまして、御承認または可決をいただきましたことにつきまして、重ねて感謝を申し上げたいと思います。
 さて、新型コロナウイルス感染症の国内での感染拡大が始まってから3年を超えました。いまだ新規感染者の確認が続く日々ではありますが、昨日からはマスクの着用が状況に応じた個人判断となったほか、5月には新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に変更されるなど、新たな段階を迎えようとしております。
 本市の2022年重大ニュースの第1位は、「3年ぶり子供歌舞伎、庄川観光祭 市内イベントに活気戻る」でございました。さらに一歩進めて、ウィズコロナの中でも以前と遜色ない形で日常の地域活動やイベントが行えるよう、市といたしましても、引き続きワクチンの接種をはじめとした感染症対策に努め、市民の皆さんと共に工夫を重ねてまいりたいと考えております。
 となみチューリップフェアまであと1か月余りとなりました。昨日はちょっと寒かったですけれども、最近は暖かい日が続いていることから、例年より2週間ほど早く遮光ネットを設置するなど、準備に万全を期して開幕を迎えたいと考えております。
 なお、新年度におきましても、新たな感染対策が必要となった場合ですとか、また、国などの追加の物価高騰対策など経済対策にも適時適切に対応してまいりたいと考えておりますので、議員各位にはより一層の御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
 結びに、議員各位をはじめ関係各位に重ねて御礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(川辺一彦君) これをもちまして、令和5年2月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 3時08分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   川 辺 一 彦

   署名議員   今 藤 久 之

   署名議員   山 森 文 夫

   署名議員   境   佐余子



令和5年2月 本会議 定例会(第4号) 議事日程・名簿

         令和5年2月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
   第1 議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算から議案第32号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)まで、及び報告第1号 専決処分の承認を求めることについて
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第2 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書
      (質疑、討論、採決)
   第3 ミニマム・アクセス米の削減・中止など運用を改め、生産費を償う価格下支えと食料支援の制度化を求める請願書
      (質疑、討論、採決)
   第4 議員提出議案第1号 砺波市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について
      (提案理由説明、質疑、討論、採決)
   第5 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    3月14日  午後 2時00分  開議
    3月14日  午後 3時08分  閉会

1.出席議員(18名)
   1番 境   佐余子 君     2番 林   教 子 君
   3番 向 井 幹 雄 君     4番 神 島 利 明 君
   5番 小 西 十四一 君     6番 開 田 哲 弘 君
   7番 境   欣 吾 君     8番 山 本 篤 史 君
   9番 有 若   隆 君    10番 山 田 順 子 君
  11番 雨 池 弘 之 君    12番 川 辺 一 彦 君
  13番 山 本 善 郎 君    14番 島 崎 清 孝 君
  15番 川 岸   勇 君    16番 大 楠 匡 子 君
  17番 今 藤 久 之 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 村 井 一 仁 君

 商工農林              建設水道
 部  長 坪 田 俊 明 君    部  長 構  富 士 雄 君

 企画総務部次長           商工農林部次長
 総務課長 横 山 昌 彦 君    商工観光課長 大 浦 信 雄 君

 建設水道部次長           企画総務部
 土木課長 菊 池 紀 明 君    企画政策課長 高 畑 元 昭 君

                   福祉市民部
 財政課長 二 俣   仁 君    社会福祉課長 藤 森 俊 行 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 堀 池 純 一 君

 総合病院              会  計
 総務課長 嶋 村   明 君    管 理 者 東 川 弘 美 君

                   教育委員会
 教 育 長 白 江   勉 君    事務局長 森 田   功 君

 教育総務課長 河 合   実 君    監査委員 佐 野 勝 隆 君

 監  査
 事務局長 竹 村 和 敏 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一



令和5年2月 総務文教常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前 9時00分 開会

(2月定例会付託案件の審査)
○山田委員長 それでは、ただいまから総務文教常任委員会を開会いたします。
 本日、当委員会の進め方につきましては、大変多くの付託案件がございまして、時間を見て一時また暫時休憩を入れながら進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件15件であります。
 これより、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外14件について審査をいたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めます。
 それでは発言される方はどうぞ。
 有若委員。
○有若委員 では、私のほうから、歳入について幾つか質問をいたしたいと思います。
 予算編成に当たりましては「入るを量りて出ずるを為す」という基本に基づいて、多様化する市民ニーズに応えるため、財政調整基金等からの繰入れを見込むなど、前年度比10億1,700万円増、合併後2番目の規模となる予算案を編成され、大変苦労されたのではなかろうかと拝察をいたしております。
 歳入につきましては、夏野市長から提案理由並びに山森議員の代表質問で答弁をしていただきましたが、市の重要な自主財源であります市税等について幾つかお伺いをいたします。
 まず、市税についてでありますけれども、前年度比1億6,600万円増としておられますけれども、この市税の見積りの根拠について境税務課長にお尋ねをしたいと思います。
○山田委員長 境税務課長。
○境税務課長 まず、市税全体の見積り根拠についてでございますが、基本的には前年度の決算額や今年度の収入見込み、また、今後の税制改正、企業の業績予測などを勘案しながら、過大にならないよう慎重に積算をしております。基本的には、前年度に当たります今年度の収入見込額をベースに、より現実的な数値を算定をしております。
 そこで、令和5年度の予算の市税見積りに当たりましては、令和4年度の個人市民税の調定実績が当初予算を上回っている、また、市税の収入約5割を占めます固定資産税についても、新増築家屋の増加等により増収が見込まれることから、今ほど委員もおっしゃれられましたとおり、前年度予算比で1億6,600万円増の積算をしたところであります。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 今、市税の積算の根拠についてお伺いをいたしたところでございます。重要な一般財源であります。堅く見積りをされたのかなと思っておりますし、そしてまた、固定資産税については令和3年度に評価替えをされて、令和6年度に向けてというふうになるかと思っておりますけれども、固定資産税の特に家屋は、令和4年度では当然といいましょうか、評価替えをした翌年というのは当然下がるわけでありますけれども、これの詳細につきまして、説明をもう一回お願いできませんでしょうか。
○山田委員長 境税務課長。
○境税務課長 家屋につきましては、基本的に評価替えの3年間については価格は据置きとなっておりますけれども、予算に当たりましては新増築分ということで、来年度、確認申請等の件数を基に、210件ほど砺波市内で家屋が増えると見込んでおりまして、その分が増になると見積もったところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、自主財源であります一般財源の地方交付税についてお尋ねをしたいと思っております。
 地方交付税につきましては、7,000万円増と見積りをされております。今ほどお話ございましたように、市税と地方交付税の普通交付税は相反する相関図になっているわけでありますけれども、一般的に市税が伸びれば交付税は落ちるという構図になるわけでありますけれども、この7,000万円増、予算で見ますと前年度に比して普通交付税で2,000万円、そしてまた特別交付税で5,000万円増と見込んでおりますけれども、これにつきまして質問したいと思います。二俣財政課長、よろしくお願いします。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 交付税の算定のときに、市税収入が基準財政収入額の大きな割合を占めております。
 一方、基準財政需要額が前年度と同じであれば、市税収入が増えれば普通交付税も一定程度減少する関係ではございますが、国のほうの地方財政計画においては、令和5年度において、地方税を1.6兆円余り、3.8%増とする一方で、歳出においても地域におけるデジタル化や脱炭素化の推進、また、自治体施設の光熱費の高騰への対応として、一般行政経費等の増額を上げております。
 当市におきましても、この地方財政計画の動向を踏まえながら普通交付税の増を見積もっております。
 なお、普通交付税ともう一つ特別交付税で、この2つで地方交付税は編成されておりますが、特別交付税におきましても、例年当初予算では8億円ほど見込んでおりますが、令和5年度においては歳出予算を増額しております。こちらについてはDXの推進事業、具体的には庁内テレワーク推進事業において、特別交付税の算定対象ということが見込まれることから5,000万円の増として計上しております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 では、特別交付税なんですが、予算で当初見ておられますこの額に比しまして、令和3年度の決算額は12億円余り、そしてまた令和2年度は11億円余りという特別交付税の決算額になっているわけでありますけれども、大変堅く見積もっておられるんではなかろうかなと思っておりますが、令和4年度の特別交付税の見込みはいかがでしょうか。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 令和4年度の特別交付税につきましては、年2回、特別交付税が交付されますが、まだ2億数千万円しか1回目の交付で受けておりません。
 2回目の交付につきましては3月中でございますが、これにつきましては一切特に内示というものがございませんが、前年度、これまでの実績等を踏まえ、予算以上、8億円以上の歳入の見込みは財政当局としては見込んでおりますが、具体的に幾らかということはこの段階では申し上げられません。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、市債について質問をいたしたいと思います。
 臨時財政対策債が2億円減になっているということでございます。これは普通交付税と当然リンクしてくるわけでございますが、この減の理由について説明をお願いいたします。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 御存じのとおり、臨時財政対策債は地方交付税の原資が足りない場合に発行されるものであり、近年、原資となる国税収入が好調であることから、また、国のほうでも地方財政の健全化への取組を着実に進めていくため、国の臨時財政対策債の発行を抑制する方針を、先ほどから申し上げておりますが、国の地方財政計画の中で示されております。
 そちらについて、国のほうでは44%、前年度比で減にしておりますので、今年度の当市の臨時財政対策債の発行見込みを踏まえて、半分程度、2億円減にさせていただいた予算計上をしております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 臨時財政対策債の減というのは、財政の健全化に資すると思っておりますので、大変いいことだと思います。
 次に参ります。
 2年ぶりとなります借換債についてお伺いをしたいと思います。
 資料には民間資金一括償還となっておりまして、これは縁故債10年物の借換えと聞いているわけでございますけれども、この借換え、10年前の金利と、今度、借換えが予想されるときは長期金利が上昇しておりますけれども、どういう想定をされておられるのか、想定金についてお伺いしたいと思います。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 令和5年度の予算に借換債を計上しております。
 借換債につきましては、過去に発行した地方債の償還資金を調達するために新たに発行する起債でして、新規財源債とは異なり、債務残高の増加をもたらさないものとなっております。
 そういう中で、10年がたちましたので借換えをするということなんですが、実際に令和5年度の予算で借換えをするのは令和6年の3月末ぐらいになりますので、そのときの情勢というものはなかなか少し見込みにくいものがございますが、現在、具体的に令和5年度借換えする借換債につきましては、当時の利率が0.58%となっております。
 一方、令和3年度の借換債の実績としましては、10年固定利率で0.135%から0.150%と、その当時の0.58%を大幅にまだ下回っている状態でございますので、この後の金利上昇は見込まれますが、令和5年度の借換債につきましては、当時の0.58%を下回るものと見込んでおります。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 安心をいたしました。当市は財政力指数、3年平均が0.58%ということでございます。自主財源が潤沢ではなく、歳入の柱であります市税の収入確保のため、今後とも、となみ暮らし応援プロジェクトなど移住・定住施策の推進、そしてまた企業誘致等の推進にしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 令和5年度砺波市一般会計予算の男女共同参画推進費についてお伺いしたいと思っております。
 これは、昨年11月にチューリップタワーでパープル・ライトアップがされたことは、市民の皆さんにとっても記憶に新しいところではないかなと感じております。
 今年度は、この事業にパープルリボンツリー事業費ということで拡充がなされます。女性に対する暴力根絶を広く呼びかけるためには非常によい試みだなと感じております。
 まずは、いつ頃、どのような場所でなされるのかお伺いしたいなと思っております。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 新たに行うパープルリボンツリー事業につきましては、まずいつ頃かということでございますが、これは国、内閣府が主唱して行うわけですが、国が定める女性に対する暴力をなくす運動期間というのが、11月12日から25日に設定されています。この期間に合わせて、今ほどありました昨年から実施いたしましたチューリップタワーのパープル・ライトアップと併せて、同時に新たに実施したいと考えております。
 どこでという御質問、もう1点ございますが、これは予算上では今回初めて行うということで2か所分の予算を計上してございます。まずは、砺波市役所の正面玄関の玄関ホールのほうで1か所、もう1か所については砺波図書館の中で、併せて公共施設の2か所で実施をしたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 ありがとうございます。今、市役所のほうと砺波図書館の公共施設ということで話を伺いましたが、確かに市民の方々はたくさん来場されるかと思うんですけれども、あわせて、例えば、多くの方々の目につく場所、公共施設以外のところも本市にとってはあるのではないかなと感じておりますが、その辺についてはいかがなものでしょうか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 今、取りあえず初めて行うというところで、いろんな管理も含めて公共施設でということで行いますが、やはりこの取組は非常に重要な取組だと思っておりますので、今後ですが、順次そういった民間の方々の御協力もいただきながら、当市といたしましては、官民連携事業という企業の皆さんの御協力をいただいて同時に一緒に行おうという施策も行っておりますので、今後については、そういった商業施設であるとか、多くのお客さんがお越しになって目につく場所でやっていくことも検討していきたいなと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、この質問の最後でございますが、パープルリボンツリーを実際になされるに当たって、どのようにそれを生かして市民の方に呼びかけられるのか、お聞かせいただければありがたいです。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 どのように呼びかけていくかということでございますが、この女性に対する暴力をなくす草の根運動のシンボルマークであるこのパープルリボン自体の存在を、まさに地道な活動ではございますが、広報となみ、市のホームページ、市のツイッター、報道機関への情報提供などにより、市民に分かりやすくかつ粘り強く発信をしていくことで、暴力根絶を広く呼びかけていきたいと思っております。
 なお、この事業は県内では初めて、今、行うものではないかなとも思っておりますし、まず、これはどういう意味なのかということも含めて広く紹介したいと思います。
 それとあと、パープルリボンをそのツリーに、ただリボンを飾るということではなく、ツリーのそばにはメッセージカードみたいなものを置きまして、そのカードに市民の方々が直接何かメッセージを書けるような、例えば、DVや性暴力のない社会を願いますとか、悩み事があるときは1人で悩まず相談してくださいねとか、そういったメッセージを書いて、その紙を、その札を直接、その書かれた方がツリーに結びつける、そういった市民参加型の取組を行うことによって、この事業の重要さを肌で感じてもらう、そのことによって市民の意識啓発をさらに図っていきたいなと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 私もぜひ市民の方にPRして、と思っております。この推進方ひとつよろしくお願いいたします。
 続きまして、国際交流事業費についてお伺いしたいなと思っております。
 今まで、トルコ、オランダ、そして中国、それぞれの友好協会があったものを、仮称でもありますが砺波市国際交流協会へと設立されるに当たって、今までの友好事業等があったかと思うんですが、どのような形で新協会へバトンタッチといいますか、引き継がれるのかお伺いしたいなと思っております。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 3つの協会が統合して新協会になるわけですが、その協会の中では部会制を設けるということでお伺いをしております。
 これまでの3つの交流協会が実施しておいでた事業については、新たに設置される、例えば、部会でトルコ部会、オランダ部会、中国部会というものが設けられると聞いておりますので、それぞれの部会の中で、これまでの事業は同様に継続して実施されると伺っております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、今まで独立していた3つの所属があったかと思うんです。市民の方々によっては、トルコとオランダに加盟されている方とか、個人的に私の場合は3つとも入っているんですけれども、今後、複数にわたって加盟されていた市民の方々の関わり方といいますか、その辺のところはどのように今後なっていく予定でございますか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 新協会では、先ほど言いましたように部会制というものになってまいりますので、基本的には、原則どこかの国の部会の1つの加入ということになるかと思われるんですが、その1つの国の部会だけに入って、それだけではなく、今回は1つの組織になりますから、その部会の活動にかかわらず、例えばオランダに入るんですけど、中国であるとか、トルコであるとか、そういった部会の活動にも当然参加はできるということになります。
 また、今回の統合のスケールメリットといたしまして、今、加入しておいでた場合、会費がそれぞれで納入をいただいておったものが、今後は1つ、1回だけの会費納入ということになりますので、その辺は金銭的な負担も軽減されるということで、なお参加しやすい、また新たな加入の方も増えやすいという環境の下、より多文化共生の推進が図られるものだと思っております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 要望でございますが、改めて新協会になっても、国際交流なり、交流が大きな役割をこの協会が果たされるものと思っておりますので、さらなる推進のほうをまたひとつよろしくお願いしたいと思います。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 それでは、縁結び交流事業について伺います。
 縁結び相談や婚育セミナー、異業種交流会の令和4年度の開催状況についてお伺いします。よろしくお願いします。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 令和4年度、今年度のそれぞれの事業の開催状況ということでございますが、まずは複数事業がございまして、縁結び相談会ということで、これは2月現在で11回、3月にもう1回開催予定ですが、合計23名の方に御参加をいただいております。
 続いて、御本人であるとか親御さんの相談及び交流会ということで、これは1回開催をして4名の参加をいただいております。
 それと、婚育セミナーということで、これは8月に1回開催をしておりまして、こちらのほうは男女18名の参加をいただいています。なお、この事業はもう一度、3月中下旬にもう1回行う予定にしております。
 それとあと、異業種の交流会ということで2回、12月と2月に開催をしております。これは男女合わせて11名の方に参加をいただきました。
 それと今年度から、コロナ禍もあったということで行っておりますミニ交流会、少人数での交流会については、2月までに9回開催をしております。こちらのほうは、男女合わせて28名の御参加をいただいています。また、3月にもう1回行う予定です。
 あと、婚活事業のもう1点ですが、婚活支援を行っていただける団体への補助金ということで、今年度は1団体が婚活事業を行っていただきました。こちらのほうは15名参加をいただいております。
 コロナ禍でいろいろ制限がある中ではございましたが、今年度、今、2月末現在では127名の男女の方が参加をいただき、恋愛であるとか、結婚について考える場であるとか機会を提供できたと認識をしております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 いろいろと行事をなされて本当にすごいなと思いますが、その成果について、昨年の本会議でも聞きましたが、その後どういった状況になっているか伺います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 昨年の本会議でもお答えをしました。あくまで個人情報が非常に多うございますので、本当に追跡調査であるとか、個人にいろいろ聞くということはなかなかできませんが、昨年度の中でも、これは数組ですが成婚に至っているというお話は届いているところでございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 継続して事業のほうをよろしくお願いします。
 新年度の予算が前年度よりも若干削られていますが、婚活は人口減の対策として大変重要だと思いますので、今回、何か新たな取組を考えられているんでしょうか。伺います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 補助金の団体への交付金事業が、近年の実績を鑑みましてちょっと予算を減額したというところで、全体的な予算はちょっと減ったように見えてしまいますが、先ほど言いました全ての事業は継続して行ってやろうと思っています。非常に重要な事業だと思っております。
 それと、新型コロナウイルス感染症も一通り、制限も緩和されていくのかなという中で、新年度におきましては新たに異業種の交流会ということで、これは商工会議所とか商工会のその関係機関、さらには企業の方々にも新たに御協力をいただいて、若手社員の方へアンケート調査を実施したいと思っております。その中で若い方がどのようなそういう婚活事業を望んでいらっしゃるのかということをお伺いしながら、新たな交流事業を展開したいと思っています。
 また、参考までに、先日ですが市役所の若手職員に初めて婚活に向けてのアンケート調査を行った中では、近年、オンライン婚活とかビッグデータを活用したマッチングアプリなどを利用される方が増えてはきている一方で、やはり実際にお会いしてお話をしたい、リアルな出会いの場を望まれるという若い方も非常に多うございました。
 そういったことも、御意見も含めまして、新年度では企業とか事業所の官民連携の下、知恵と工夫を凝らしながら、新たな事業が行えるように積極的に働きかけて、実際に取り組んでいきたいと思っております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 官民一体になって、本当に婚活事業は非常に大事な事業だと思いますので、いろんな場で交流の場を設けていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、市営バス路線再編に向けたダイヤ改正について伺います。
 令和6年4月に、市営バス路線のダイヤの改正が行われますが、このタイムスケジュールはどうなっていますかということと、その中には地域の意見を聞く場を設けてありますかということについて伺いたいと思います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 まず、市営バスダイヤの改正につきましては、令和5年度中に、今御希望がございました21地区全てで説明会や意見交換会を開催し、そこでの御意見も踏まえまして、これまでの利用状況等を改めて検証し直すとともに、チョイソコとなみが、今、3中学校区と、10月から市内全域ということもございますし、民営バス路線、スクールバス等々様々な地域公共交通サービスとの差別化を図りながら路線の最適化に向けてスケジュールを組んで、関係機関、団体の意見も伺いながら検討していきたいと思っております。
 したがいまして、市営バスのダイヤ改正時期につきましては、当初、令和5年、新年度の10月を予定しておりましたが、一部の市営バス路線をスクールバス化にできないかということも今議論をしておりまして、そういったこともございます関係上、スクールバスを貸した場合、2学期の途中からということになりますので、いろいろ学校運営上の支障もございますので、そういったところは回避をすると。そして、スムーズな切替えを行いたいということもございますので、小学校の進学期のスタートに合わせた令和6年4月にダイヤ改正を行いたいと考えております。
 その中で、主なスケジュールを申しますと、今ほど御質問ございました地域への21地区での説明会であるとか意見交換会については、令和5年の7月から8月にかけまして、21地区、これは全てこちらのほうから出向きまして地域の皆さんの御意見を伺いたいと思っております。
 それらの御意見を踏まえてダイヤ改正案を策定後、令和5年後期、後半についてはまとめたものを地域にまた御紹介、確認をいただくという作業でありますとか、必要に応じて国土交通省のほうの手続でありますとか、そういったことを後半にかけて行い、令和6年4月に新ダイヤ、併せてスクールバスの運行を開始したいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 この改正時に、JR城端線のダイヤを中心に、朝夕の市営バスのダイヤを検討してほしいという意見が結構住民の方からも多いと思いますが、この辺に関してどのように考えられているのか伺いたいと思います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 市営バスのほうの新ダイヤにつきましては、先ほど申し上げましたように、チョイソコとなみであるとか、民営バスとかスクールバス、様々な公共交通との差別化をきっちり図って最適化をしたいと考えております。
 当然、JR城端線との乗り継ぎも重視するということで、ちょっと具体例で申しますと、例えばチョイソコとなみの運行時間は午前9時から今15時の受付になっていますので、その間の市営バスは減便する一方で、その部分を朝夕の通勤、通学に利用する方々へ、特にJRの乗り継ぎに配慮したいと。朝では7時台の城端行き、高岡行き、この上下便に、また、帰りの時間については17時台の上下便への接続を予定をしていきながら、これは昨年地区回りでいろいろと御意見を聞いた中でも、特に高校生の通学に配慮してほしいという御意見もございましたので、それらの多くの御意見を踏まえて、本市の公共交通を本質的に見直すバスダイヤの運行を、市長が予算発表のときも概要説明で申しましたように、ある意味では大胆な再編に着手をしたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 また住民の方の意見をいろいろ聞いて取り入れていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 私のほうからは、加越能バス若林線の利用促進、これは民間交通事業者運行補助金3,430万4,000円のうち、65万8,000円の予算計上をされておるわけでございます。新規事業として明記されておりますけれども、この中には砺波市、そしてまた小矢部市、南砺市との連携ということも記載をしてあるわけでありますけれども、この沿線には、今ほどお話ございましたように高校の通学という話もございましたが、小矢部園芸高等学校、そしてまた石動高等学校、砺波高等学校への通学に利用されているお子さんもおられると聞いておるわけでありますけれども、この加越能のバス若林線の利用促進キャンペーンの事業の内容について、まずお伺いしたいと思います。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 こちらの加越能バスが運行する若林線、加越能線は砺波市、小矢部市、南砺市という3市を通過するバスでございます。
 やはり新型コロナウイルス感染症で利用が落ち込んでいるという部分と、高校生自身がやはり石動高等学校に向かう場合にはこのバスが非常に便利であるというところは非常に重要なところではあるんですが、実際、利用者が非常に少ないという現状でございます。
 そのバスの路線自体の存在をやはり皆さんに広く周知をしたいという意味で、啓発チラシ、利用時刻表を書いたもの、料金を書いたもの、乗り方なども書いたようなチラシを作って、さらには利用体験ということで、乗車体験のお試しのチケットなどもそこにはつけまして、ある一定期間、PRキャンペーンを行いたいという内容で今回予算化をしたものでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 今ほど言われましたように、高校生に対するアンケートをされたと聞いたんですが、アンケート結果はどういうことであったのでしょうか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 昨年度ですが、やはり新型コロナウイルス感染症で利用が落ち込んだという部分もございますし、高校再編もございまして、やはり公共交通に頼らざるを得ないという状況も踏まえまして、砺波市、小矢部市、南砺市が加盟している民営乗合バス路線の維持対策協議会というのがございまして、こちらのほうで、やはりこの喫緊の課題を何とかするために、実際、高校生を対象にアンケートを取ってみようということで昨年10月に行いました。
 この中で、やはり特に気になったのは、そのアンケートの一つに、自宅の近くにバス停があるにもかかわらず利用しないというお答えが、実は62.9%も占めております。この点から、やはり存在を知られていないとか、利用の仕方が分からないということが恐らく想定されるものですから、やはり何か対策をしようということで、今回このアンケートを受けてのキャンペーン実施ということにつなげたものでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 この砺波小矢部線は、現在、県のほうで整備が進んでおるわけでありますけれども、現状の旧道路は大変交通量の割に狭いということで、大変危険性があると通ったときいつも思うわけであります。私たちも砺波小矢部線の県道の整備促進も訴えておるわけでありますけれども、子供たちの安全を確保するためには、このバスの利便性を高めるということがやはり大事じゃないかなと思っております。
 加越能バスに対して、ダイヤを含めた利便性の向上について要請すべきでないかなと考えますが、いかがでしょうか。
○山田委員長 高畑企画政策課長。
○高畑企画政策課長 特に砺波市においては、加越能バス若林線ということで砺波駅から石動駅まで往復をしてございます。実際は、現在のダイヤですと、やはりそれを相互に乗った場合に、高校の始業時間に間に合わないようなダイヤ編成に、現在はなってございます。
 これは、この協議会には加越能バスも加盟をしてございますので、ぜひ高校生に利用できるようなダイヤにできないかということで、やはり要望したり協議を重ねていますので、新年度ではそのようなダイヤ改正が、今、見込まれていますので、朝7時台から8時台前半で、そのダイヤが正式に発表されれば、さらにそれを利用していただくように高校生にPRをしていきたいと思っております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 市は、加越能バスに対して補助金も出しているわけでありますから、しっかりと市の要望をしていただいて、子供たちの安全・安心のために、利便性を高めるように、通学に事故のないように対応をよろしくお願いしたいと思います。答弁は要りません。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、広報事業費について、となみシティプロモーションの映像制作費についてお伺いしたいなと思っております。
 この事業は非常に重要な事業だと僕は認識しております。今回の映像制作は、「散りばめられた四季」に代わるものということでありますが、今現在、ホームページを見ますと、住んでみたいまちとなみ、住み続けたいまちとなみということで、市内外に向けて、今アップされています。
 私も視聴させていただいたんですが、すごい内容が濃くて見入ってしまうものでございますが、今回新しくリニューアルされると、時代の流れもありましょうけれども、このリニューアルされる理由といいますか、新しい時代に沿ってということになるかもしれないんですが、その辺のところをお聞かせいただければと思います。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 リニューアルされた理由ということなんですが、おっしゃったように時代の流れというのがまずあります。
 それと、今現在の動画ですが、例えば砺波チューリップ公園のタワーとかステージ、花壇の様相とかチューリップスカイウオークもできたりして、新しく変わっているところが多々ありますので、そういうものも踏まえまして、新しくしないといけないなということで考えております。
 この動画、この後活用としましてはシティプロモーション映像という名のとおり、砺波市のシティプロモーションとして使っていく動画になりますので、やっぱり古いものは駄目かなと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 そうですね、おっしゃるとおりだと僕も思います。
 そこで、今までの、今ホームページアップされている映像が、時間のことを言ってあれかもしれませんが、10分なり、12分なり、随分と長い。ただ、仮に私が制作すると、その時間帯をどうやって5分程度に収めるのかというのは非常に難しいかなと感じております。
 今回新しく作られるに当たってコンセプトといいますか、誰をターゲットにする、もしくはどの辺のところのメッセージを絞られるのかというところをお聞かせいただければありがたいです。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今ほどは、コンセプトのお話でよろしかったでしょうか。
○向井委員 はい。
○端谷広報情報課長 こちらの映像のコンセプトにつきましては、シティプロモーション事業として作りますので、美しい景観とか、文化とか、暮らしなど、砺波市の持つ雰囲気や空気感などの魅力を映像を通して詳細に伝えたいと思っております。
 この市の魅力を効果的に発信しまして、もちろん市民の方、それと市外の方に住みたい、住み続けたい、訪れてみたいといった愛着や誇り、憧れを持ってもらうことをまず考えております。また、この地元の魅力が観光や産業の発展につながるように制作したいと考えております。
 長さのほうのお話ですが、やっぱり10分から15分というのはとても長い時間帯だと思います。見ていて飽きずに見ているのは二、三分が限度かなというところもあるんですけど、とある調査によりますと、動画の時間が3分から4分であっても、5分から6分ということであっても、閲覧時間には大きな差がないという調査の結果が出ておりました。それで、5分以上になるとなかなか見てもらえなくなるのかなということも考えまして、あまり長過ぎず、伝えたいことが伝わるように、より深い情報を提供できるようにということで、ほかの自治体の動画等も参考としながら、5分程度の長さの動画とさせていただきました。
 また、どなたでも気軽に見てもらえるように、SNS用に15秒とか30秒の映像も制作する予定としております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 今ほどの話で旅行とか産業も含めてということでありますが、今現在のホームページは、市外については外国人の方々も対応できる、変換できるものが数言語あったかと思います。
 今回も新しくリニューアルされるものについては、当然対応はなされるわけでございますね。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 5分の映像につきましては日本語のほか、英語、中国語の字幕を入れる予定としております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 私も端谷広報情報課長にお願いいたします。本年度3月から、スマート窓口システムが既に稼働しておりまして、新年度においては、その対象事務を拡大するシステムの改修費が予算計上されております。
 過日、提案理由にもありましたように、住民手続のデジタル化として3月から既に転入、転出など住民異動届や各種証明書の発行など、7つの事務について事前にパソコンやスマートフォンを使って申請書を作成することができるという、そのスマート窓口システム、書かない窓口というのがもう既に導入されておるわけですが、新年度におきましては、新たに国民年金、国民健康保険、子育て関係の手続など、11に及ぶ事務に対象を拡大されるとお聞きしております。
 その対象事務の具体的な内容はどんなものがあるのかお答えいただきたいと思います。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 対象事務の拡大ということで主としまして、転入の際に必要な手続について手書きをなくします。それで、転入に関する手続を一連の質問で自宅でできるように対応し、利便性の向上を図るものであります。
 11の業務というんですが、具体的には帳票の数となります。例えば、児童手当関係の認定請求書とか、国民保険の関係の届出書または新生児サポート金の申請書、それと赤ちゃん訪問のカードなどの手続のものも帳票として増やす予定にしております。
 また、転入の際は水道の開栓届とかも必要になってきますので、そういうものも対象を拡大する予定にしております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 今ほどおっしゃった対象事務に拡大される時期については、どう考えておられるのか。もう一つは、今後、さらに対象事務の拡大の予定はあるのか。あるとすればどのようなことを考えておられるのか、この2つをよろしくお願いいたします。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 対象事務の拡大する時期でありますが、今年度は3月から始めているんですけど、今年度同様に、令和6年の3月スタートを現在見込んでおります。
 ただ、少しでも早くスタートできるようを進めてまいりたいと考えております。
 また、さらに対象事務を拡大する予定はあるのかということなんですが、今、将来的には、お悔やみに関する手続を拡大していきたいなと検討しているところであります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 お悔やみに関連する事業にも取り入れていきたいと、本当に大切なことだと思います。お悔やみに関していえば、市役所へ来て経験された方は本当によく分かると思うんですけど、他課にわたっているものですから、なかなか一遍に話が進まないんです。ぜひ、こういうことを利用していただきたいと思います。
 続いて、同じく地域情報化推進事業費のうちの、AIチャットボット導入に係る経費についてお尋ねいたします。
 本会議答弁にもありましたが、問合せ内容をデータとして蓄積することが可能なことから、データ分析することが可能になりまして、AIチャットボット自身の充実はもとより、副次的な効果もあるものと考えておりますという答弁がありました。
 そこでですが、AIチャットボットにつきましては賛成の立場なんですが、欠点もまた指摘されておるところでございます。何かといいますと、1番目として、導入後すぐは学習能力というか学習効果が発揮できない。当たり前ですよね、何も質問がなければ学習することはできないわけで、ですから、精度が非常に低いということが考えられる。
 2番目として、一問一答で解決できない問題については、チャットボットは実はすごく逆に手間暇がかかってしまうという、なかなか解決に至らないという欠点がございます。
 3つ目は、あまりにも大きな項目に対しては不適とされておるということでございます。答弁では500項目ぐらいのことを言っておられましたが、少し多いのではないかなと私は心配をしております。
 特に、1番目の導入後すぐに、学習期間がないとき、精度の低いときに対する対応として、サクラを用いろという話をするつもりはさらさらないんですが、職員の中で当然窓口対応しておられる方がおられると思うんですよね。そのことに対する質問を職員のほうで、多かった質問についてはどんどん入れていくような業務をされてはどうかという提案をしたいと思うのですが、このことについては端谷広報情報課長はどう考えておられるか、答弁をお願いいたします。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 最初は新しいものに対しては、なかなか答えが導き出せないというような欠点、おっしゃったとおりだと思います。
 こちらは、最初に考えておりますのは、この導入につきましては、まず、今、市のホームページのほうでよくある御質問というのがございます。そちらの内容を現在市への問合せが多い項目をこちらのほうから洗い出しまして、事前にQ&Aという形でデータ化すると考えております。ここでデータ化したQ&AをAIに覚えさせて、市民からのチャットの問合せに対しまして、AIによる言語解析により最も最適な答えを案内することとしたいと思っておりますので、サクラというよりは、事前によくある御質問のほうから洗い出しをさせてもらって、導入までに幾つかのQ&Aを登録させていただきたいと思っております。
 数ですが、500個とお答えしていたと思うんですけど、これはここまで多くないと思うんですけど、今、よくある御質問では百二十数個ぐらいの質問が全部であるんですけど、まずはそれくらいの質問対応で考えていきたいなと思っております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 実際、お聞きして安心をいたしました。私の読んだ本では、今の現状の技術では300個程度が上限ではないかということが書いてありました。100個程度であれば十分だと思っております。ありがとうございました。
 続けて、文書集中管理費につきまして、横山総務課長にお願いいたします。
 まず、導入するシステムの機能がどのようなものになるのかということの詳細な説明、それから、このことに対して県内の、例えば、各市ではどんな対応をしているのか、これを導入している状況はどんなふうになっているのか、この2点についてお尋ねいたします。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 この文書管理システム導入というのは、市役所の職員の職場の中での文書の管理に関するものをデジタル化すると御理解いただければいいと思います。
 そこで、どのような機能という部分であったかと思いますが、大きく言うと2つほど挙げられます。
 まず1つ目としては、ファイルを管理する機能を有するということです。これは具体的にいうと、ファイルを電子上に登録することによって、全庁的であったりその他、課であったり、係だったり、そのような部分で共通で登録することができたりすることになります。
 次に、ファイルの検索が容易にできるということ。それぞれの総務であったり、企画であったり、いろんな部分の分類であったりキーワードで検索することが、ファイルの目録なんかでもこのシステムを導入することによって可能となってまいります。
 3つ目は、引継ぎであったりとか廃棄であったり、そういう対象リストが自動でつくることができます。これまでは文書の廃棄であったり、保存年月だったりがいろいろあって、職員が自前でやらなくちゃいけなかった部分がございます。ファイルを登録して、そのファイルの性格上、保存年数が3年、5年というふうになると、一度自動的に消してしていいですかと、廃棄していいですかと、そういうことも自動的にチェックになっていくというのがあります。これが1つ目の大きな機能、ファイル管理機能でございます。
 2つ目といたしましては、文書の管理機能です。これは文書というのは、外から来るもの、収受するもの、あるいは職員が自発的に起案するもの、このようなものがございますけれども、これをシステム化することによって電子決済が可能となります。これまでは文書を起案して、担当者が係長、課長、部長というふうに順番に回ってきたわけですが、この文書管理システムを導入することによって、電子上で担当が起案すれば次の上司においてチェックして、担当のほうとしては実際の決裁状況がこれまでいろんなところと合議でやったもので回らなくちゃいけなかったものが、電子上ではシステムの中で決裁が可能となっていく、そのようなことも可能となってまいります。
 あとは、これまで紙文書であったり、メールであったような、そちらについても収受は可能となってまいります。
 それと、これまで登録した部分というのは、文書件名簿とかというもので管理をしておりましたが、システム上で一覧表で出てきて容易に検索等が可能となっている、そのような形で、今回導入する文書管理システムの機能的な部分ではそういうものが挙げられるのかなと思っております。
 2つ目の御質問であった、県内の導入状況というか、どのような状況であったかということでお聞きされています。
 今回、私どもが入れるシステムというのは、県の共同利用型クラウドを利用します。市庁内にサーバーを置くわけではなくて、県の共同するサーバーの中でものを置いていくわけなんですが、今、お聞きしておると、県内では4つの市で導入と聞いております。呉西であれば高岡市、射水市、南砺市、呉東のほうで魚津市が県共同利用型クラウドでこの文書管理システムを導入しているという状況でございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 確かにすばらしいシステムだなと思いますが、当然ながら大きな予算を使うわけで、そこで知りたいのは、導入によってどんな効果を期待しておられるのか、具体的な効果です。それともう1つは、導入に向けたスケジュールをどんなふうに考えておられるのか、この2点について説明をお願いいたします。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 具体的な効果とスケジュールという御質問であったかと思います。
 まず、具体的な効果というか、導入することで大きく3つほどのことが期待できるのではないかと感じております。
 まず1つ目が、文書の保存であったりとか、管理というのが迅速化、スピーディーになるということ。これは文書管理というのは、私自身もそうですが、自分たちの書類を身の回りに置いたり、共有のロッカースペースに置いたりします。こういうものがサーバー上に置かれるということでございますので、場所がどこにあるかというのはすぐ分かりますし、スムーズに出ます。あと、必要な文書がどこにあるかということは、検索する機能によってすぐ出てくるわけです。過去のこの文書、どこにあったっけといってファイルを見に行くということはなくなっていく、そのような形で保存管理の迅速化というのが1点目に挙げられております。
 2つ目に、やっぱりペーパーレス化でしょうか。ペーパーでやっていったものをデジタル化することによりまして、ペーパーレス化の推進になります。これは先ほども申しましたが、文書の保存場所のスペースの削減にもつながります。ひいては、将来的には、例えば庁舎を建てるときに、これまでかなりのスペースを要した、容積を取っている書庫とか、ああいうものを少しずつ縮減することも可能になってくるのではないかなと思います。ペーパーレス化のそういう副産物ということは期待できるかなと思っています。
 あとは、やはりセキュリティーの強化です。データ上ということになりますと、当然ながら職員によってアクセスできないような部分もございますし、ほかの部署からできるところとできないところがございますが、ロッカーの中でぽっと置いておくといろんな部分での出入りであったりとか、文書のそういうセキュリティーという面からは、セキュリティーの強化が期待できるのではないかなと感じております。
 それとスケジュールでございますが、これは新年度、令和5年度に導入ということでございます。年度当初、4月にはまず既定の見直しとかを進めながら、各課にどれぐらいのボリュームのどのような文書がございますかということを照会をかけて、これを7月ぐらいまでに照会をかけたりして取りまとめしていきたいと思います。
 その後、同時進行でシステムの構築に向けて協議をしながら、業者と協議したり、原課とそれぞれの課で協議をしていって、データの移行等を行っていきたいと思います。
 やっぱり実際システム運用するにはかなり時間もかかると思うんですけれども、年明けの1月をめどに、やはり紙ベースとデータ上のことをしっかりと両方並行運用しながら試行を行って、令和6年度の4月からはシステムの本格運用にできないかなという形でスケジュールを組んでいる次第でございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 大変よく分かりました。時間のかかることも理解しますし、ペーパーレス化につながるということも、それから、それにも時間がかかるということもよく分かりました。
 1つ確認だけ、最後にさせてください。県共同利用型クラウドを使われるという話で、既に導入されている市もあるとお聞きしましたが、その文書、そのフォーマットそのものが共通化されるということではなくて、あくまで共同のクラウドを使うというふうに理解すればいいんですか。例えば、先ほど射水市や高岡市の中では既に利用されているという話でしたが、文書そのものが共同化されている、フォーマットが共同化されている、統一化されているということではなしに、クラウドを利用するそのクラウドが統一化されるということなのか、その部分だけお願いいたします。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 県の共同型クラウド利用するということですが、サーバーについては共同でやるんですが、システム的な部分についてはすべからく一緒である、フォーマットが全て一緒であるという部分ではないと考えております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 私のほうから予算に関する消防施設管理費9,690万8,000円、この事業の原資並びに会計処理について、確認を含めて質問をさせていただきたいと思います。
 栴檀山消防分団の器具設備建設費6,900万円、それから消防施設整備費で2,500万円と予算化されていると認識しておりますけれども、この財源として地方債、約8,980万円が計上されていると思うんです。このことについて辺地債を使ってその事業を推進すべきということでありますので、当然この辺地債というものを使ってやられると私は思っているんですけれども、まず最初に、二俣財政課長に、これ全体が三千何がしの金ですけれども、辺地債で活用されるというふうに解していいのか。一般の言われる地方債ではなくて、そういう活用をしていくべきだと思うんですけれども、その確認の意味でちょっとお答え願いたいなと思っています。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 栴檀山消防分団器具置場建設事業につきましては、辺地債を充当する予定にしております。
 具体的には6,944万6,000円のうち、旧器具置場の除却工事費用300万円余を除いた6,640万円に辺地債を充当しております。また、消防施設整備費2,590万円につきましては、このうちの事業の中で、栴檀山辺地に該当します消火栓新設工事190万円余に辺地債を充当しております。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 それでは、この辺地債と地方債を使った場合のメリットというのは、やっぱり財源的に市としては非常に効果があると思うんですが、どれぐらいなものですかね。約9割近くの特別交付税の対象になるということなんだけれども、いろんなメリットがあるというふうに理解しているんだけれども、どういうふうに解釈されていますか。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 ただいまの地方債を活用したメリットということでございますが、辺地債につきましては充当率が100%で、交付税措置率、今年度交付税に措置される率が80%になりますので、今ほど申しました80%については今年度交付税措置されるというものでございます。
 そのほかの残りの地方債につきましても、消防関係につきましては、従来、過疎債と同率の緊急防災減災事業債を充当しておりますので、この消防事業につきましては、特に有利な起債を活用しているということで御了承いただきたいと存じます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 非常に効果があるということなんですけれども、それでもう1つ、今度は加藤砺波消防署長にお尋ねしたいんだけれども、造成工事費が1,800万円、それから建設工事費として5,000万円が計上してあると思うんです。そこで工事費が約1,900万円、何でかかるのかなと。山間地であるために、何か造成費が高くつくのかなと、建設費の割には高いなという感じを持つものです。その内容についてお示し願いたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 造成工事につきましては、まず、土地の選定につきまして、消防分団器具置場は地区の防災拠点となることを踏まえまして、地滑り危険地域に該当しないこと、消防車が安全、迅速に出動できることを考慮して選定をいたしましたが、当該用地は盛土になっていることから、大雨や地震等で器具置場に影響が生じないよう対策が必要でございます。
 つきましては、造成工事の予算額には、盛土ののり面に擁壁を設置する、また、地盤改良を行う経費を計上したところであります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 よく分かりました。
 それで、この事業進捗の計画ですけれども、どのようなことを今考えておられますか。この年度内も含めてだろうと思うんですけれども、この計画の進捗について、考え方についてお願いします。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 計画につきましては、竣工につきましては年度内を目途といたしまして、なるべく早い時期に建設できるように事業を進めてまいりたいというところでございます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 やはり市当局にお願いしたいことは、こういった辺地債を使って、計画に基づいて財源対策をやっていかれるのが望ましいのではないかなと思いますので、強く地域コミュニティーの活性化に向けて取り組んでいただきたいなということを要望します。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 引き続きまして、消防施設についてお尋ねをしたいと思います。
 防火水槽の新設、鷹栖地区で申請する予算が計上されているわけでございますが、この防火水槽の規模、そしてまた地上式もしくは地下式を検討されていると思いますが、どういう計画か、まずお聞きしたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 消防水利につきましては、国が定めております消防水利の基準におきまして、常時貯水量が40立方メートル以上または取水可能水量が毎分1立方メートル以上でかつ連続40分の給水能力を有するものでなければならないと定められております。
 このことから、設置いたします防火水槽の水量は40立方メートルとなっております。また、防火水槽につきましては地下に埋設をいたしますので、地下にあります水槽から蓋をまくりまして、消防車が給水するという形となっております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 消防水利の設置率につきましては、事前に資料を頂いておるわけでありますけれども、大変、地区によって設置率にばらつきがあります。設置基準から申しますと73.5%となっておるわけでございますが、消防水利、防火水槽並びに消火栓、これは消防水利になると思いますが、今後の整備計画についてお尋ねしたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 消防水利の設置率につきましては、国が実施しております消防施設整備計画実態調査において、指定されております調査方法に基づき算定をしているものでございます。消防水利の設置につきましては、市内全域の水利の設置状況を踏まえまして、延焼拡大の危険性、地区の水利設置率などを考慮した上で市総合計画への位置づけを検討しております。
 市といたしましては、引き続き、計画的に消火栓や防火水槽を設置し、設置率の向上に努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 火災を早期に鎮圧するためには、消防水利が大変重要であると認識しておるわけでございます。
 1点、この消防水利の設置についてお尋ねしたいと思いますが、庄下地区の防火水槽は3基となっておりますが、実は今、庄下地域を挙げて企業誘致を取り決めました2つの事業所があるわけでありますけれども、地元からも要望いたしまして、法人で防火水槽を設置していただきました。それぞれ設置していただきましたので、40トンの防火水槽が2つあるわけでありますが、矢木と坪内にあるわけであります。これは、この民間が開発行為をやってやられたときは、こういう消火栓とか防火水槽というのは、この数字の中に上がってこないんでしょうか。そこら辺、お尋ねしたいと思います。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 開発行為で設置する防火水槽、また私費で設置する防火水槽、消防水利がございます。
 消防水利の設置率に計上しております水利の数は、市で設置をした消防水利の数を計上しております。開発行為で設置いたしました消防水利につきましては、その企業または管理される団体が管理をされるものとなっておりまして、消防が随時点検をしているわけではなく、消防水利につきましては常時使用可能な状態に置いてあるものが水利とすると定められておりますことから、市において設置いたしました消防水利を設置率に計上しているというものでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 これから用水の水止めがなります。そのときはフェーン現象等も起こって火災が発生しやすい時期になってまいるわけでございますので、この消防水利が大変重要と考えておりますので、設置の推進に努めていただきたいと思います。要望でございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 私のほうから、今の話の答弁の確認だけさせてください。
 ということは、民間で設置された消防水利につきましては、市の水利の充足率にはカウントしないということですね。確認だけさせてください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 市で設置した消火栓、防火水槽につきまして設置率に計上しているということでありまして、開発行為等で設置される、また企業が独自で設置をされる消火栓、防火水槽でございますが、これにつきましては、充足率には計上はしていないというものでございます。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 引き続きまして、事業名、消防団機械等整備費のうちのポンプ車両更新事業費についてお尋ねをいたします。
 昨年に引き続き、令和5年度もポンプ車の更新を予定されておりますが、ポンプ車両の更新規定はどのようになっているのか、まずお聞かせください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 分団が使用する車両の更新につきまして、ポンプ及び車両の経年劣化を踏まえ、消防ポンプ自動車はおおむね20年、小型動力ポンプ付積載車はおおむね18年を基準年とし、計画的に更新するよう市総合計画、実施計画に位置づけております。
 また、複数の更新を控えており、更新順序を決定しなければならない場合などでは、アワーメーターの数値、走行距離、修繕履歴及びポンプ性能検査の結果を踏まえ、消耗が進んでいるものから選定することとしております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 それでは、消防ポンプ自動車更新の予算額の算定とか入札方法についてはどうなっているのかお答えください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 消防ポンプ自動車の予算額につきまして、消防車製造メーカーから参考見積りを徴収し、金額を精査した上で予算要求し、査定を経て決定した金額を計上しております。
 購入に至る事務手続につきまして、指名審査委員会において入札指名業者を選定し、指名競争入札を行います。その後、落札業者と契約締結を行い、車両の艤装を開始し、中間検査、納入検査を経て納車となります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 指名の競争入札を行っておるということですね。了解しました。
 それでは、車両更新の費用についてなんですけれども、本年度の当初予算では1,920万1,000円が計上されておりましたが、今回の令和5年度の当初予算では2,032万2,000円が計上されておりまして、112万1,000円の増額になっております。これは新たな資機材の追加や性能向上などが図られたものなのか、その増額となった理由と、その予算額の積算方法についてお答えください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 予算額につきましては、先ほど答弁申し上げたとおり、参考見積りを徴収しております。その金額を精査し、金額を計上しております。
 高額になった理由につきまして、消防ポンプ自動車のベースとなる車両が安全基準の見直しにより、自動ブレーキや各種安全装置が義務化されたことによる値上がりと、車両の艤装に必要な部材等の高騰が影響したものであります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 安全装置が義務化されたということが大きな原因の一つだということは分かりました。
 それで、今は世界的に半導体不足の影響がありまして、自動車そのものの納期が遅れているという状況、皆さん御存じだと思うんですけれども、消防ポンプ車両につきましても、年度を繰り越している自治体もあるとお聞きをしております。
 消防団の災害現場での活動を維持、向上させるためにはやはり速やかな車両更新が必要であるというのは当然のことでありまして、納期については心配をしております。年度内の納入が可能なのかどうなのかということをについて、加藤砺波消防署長の考えをお聞かせください。
○山田委員長 加藤砺波消防署長。
○加藤砺波消防署長 車両の納期につきまして、消防ポンプ自動車は、車両のベースとなる消防専用シャシを消防車製造メーカーが調達をし、部品等の取付けや加工等を行います。消防専用シャシの調達は契約締結後になりますことから、予算が可決されれば、直ちに契約に必要な手続を行えるよう準備を進めております。また、契約締結後、消防車製造メーカーに対し、ベース車両の調達や車両、製作状況を随時確認し、年度内に車両が納入できるよう努めてまいります。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 分かりました。消防分団の士気向上のためにも、実際にしっかりと活躍するためにもよろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 私は、電子入札システム導入事業費141万3,000円につきまして、質問いたしたいと思います。
 県との共同利用が、本年の4月から開始予定と聞いておるわけでございますが、まずこの準備状況についてお尋ねしたいと思います。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 こちらの電子入札システムにつきましては、従来、紙で行われていた入札に伴う一連の手続につきまして、富山県及び県内の11市町が共同で運用しますとやま電子入札共同システムを利用しまして、本年4月から本市においてはインターネットを利用した電子入札を導入するものでございます。
 準備の状況でございますが、昨年度、令和4年度の予算でシステム構築の予算を計上させていただき、システムについては既に構築をされております。そしてまた、周知状況でございますが、昨年2月に砺波市の建設業協会等の会合で概要を説明したことを皮切りに、市内業者や準市内業者等への周知に努めております。また、併せてホームページや広報となみにも掲載しながら、今現在は、業者における利用者登録の業務を進めている段階でございます。
 現在のところ、予定どおり本年4月から電子入札を行う予定にしております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 関係する建設業協会等にも周知をしたということの、今、お話がございました。ある程度事務にたけた企業であると、そういうのはスムーズに行えると思いますけれども、小さな企業はそこまでいっていない方もおられるのではなかろうかなと思いますが、この紙ベースでの入札の猶予期間というのは考えておられるんでしょうか。お聞きしたいと思います。
○山田委員長 二俣財政課長。
○二俣財政課長 ただいまの御質問につきましては、先行して実施しております他市の例も参考にしまして、本市におきましては、経過措置として運用開始から当初の6か月、具体的に申し上げますと本年の9月末までの入札につきましては、業者の申出により紙の入札書も受け付ける経過措置を行いたいと考えております。
 しかしながら、この経過措置を過ぎた後においては、紙での入札を廃止し、電子入札することで、入札参加者の利便性向上と業務の効率化を図ってまいりたいと考えております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 私のほうから、庁内ネットワーク諸費につきまして、質問させていただきます。
 職員の多様な働き方を推進するために、本庁舎職員のテレワーク環境の整備費用などが予算計上されております。テレワークの導入を進めるため、タブレット端末機を職員に貸与するということでありますが、セキュリティー上の問題について問題はないのかということをお聞かせください。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 セキュリティー上の問題につきましては、地方公共団体情報システム機構、いわゆるJ-LISというところがありまして、マイナンバーカードの関連システムとか、住民基本台帳ネットワークシステムなどを運用しているところでありますが、そこのシステムを使用しまして、外部から安全にリモート接続できるシステムを構築する予定としております。
 また、生体認証としまして、ログインするときに顔認証を行いまして、顔認証してまばたきをしてログインするというやり方を考えておりまして、もしタブレット端末機の紛失等がありましても、本人でなければログインできないというやり方をしていく予定にしております。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 安心しました。顔認証の話をお聞きしていたんですけど、まばたきをしなくてはいけないというところで、実に安心をいたしました。
 続きまして、本会議の答弁にもありましたように、ウェブ会議の推進、将来的には議会への関係資料をはじめ、会議資料のペーパーレス化を進めるということでありました。その具体的な内容についてお聞かせください。
 また併せまして、今ほど財政課長のほうでは、ちょっと意味合いが違いますが、6か月という試行期間みたいな話がありましたが、答弁においては当分の間、試行期間ということで紙ベースを併用しながら取り組むということを答弁なさったと思うんですけれども、今後ペーパーレス化に対する目標時期というのを設定する必要があると考えております。そのことについても併せてお答えください。
○山田委員長 端谷広報情報課長。
○端谷広報情報課長 今ほどの御質問ですが、まず、議会関係資料や庁内会議の資料をペーパーレス化にするというふうに進めていきたいと考えておりますが、議会の関係資料につきましては、目標でありますが、議案書や議案説明資料、予算に関する説明書など、PDFデータで提供することができればと考えております。
 また、目標の時期ですが、ペーパーレス化を全て一遍にというのはなかなか、答弁でも言ったとおり難しいと思いますので、徐々に、資料をまずデータで見るということから皆さんに慣れていただきまして、将来的には完全にペーパーレス化となるというのは、新庁舎建設に向けて、段階的に紙資料を減らしていきたいなと考えております。まずは皆さんに慣れていただくところから始まるのではないかなと思っております。よろしくお願いいたします。
○山田委員長 今藤副委員長。
○今藤副委員長 ただ、個人的にはなんですが、完全ペーパーレス化というのはいかがなものかなと思っている部分も実はあります。
 どうしても漏れては困るものは、逆にペーパーのほうが漏れないということもあるでしょうし、この時期までは大丈夫だけどこれ以降は駄目だという書類もあると思うんです。人事案件であったり、いろいろあると思うんです、考えれば。そんなものについては、100%ペーパーレスを目指すのではなく、しっかりと精査して進めていただきたいと、これは要望でございます。
○山田委員長 それでは、この際、暫時休憩をいたします。再開時間は10時35分といたします。

 午前10時30分 休憩

 午前10時35分 再開

○山田委員長 それでは、ただいまより委員会を再開いたします。
 委員の皆様、質疑をお願いいたします。
 神島委員。
○神島委員 学校規模適正化検討事業について伺います。
 新年度に検討委員会の設置をされると伺っていますが、どのようなメンバーで委員が構成されるのか、また、今後どのように進められるのかお聞きいたします。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 新年度に設置を検討しております委員会につきましては、そのメンバーといたしまして、学識経験者のほか、地域の代表の方、それからPTAの関係者、さらには学校の関係者、また公募の委員を予定をしておるものでございます。
 次の御質問の、今後どのように進めていくのかという点につきましては、来年度、新年度におきまして、今も申しました適正化に関する検討委員会を設置いたしまして、今年度、砺波市立学校の適正規模・適正配置に関する基本的な考え方を教育委員会のほうで定めましたので、それにのっとりまして、市内の学校の状況、児童生徒数あるいは学級数、そういったものの現状や今後の予測、それを照らし合わせまして検討していくと。また、地域や保護者の皆さんにも広く現状等を周知しながら、適正化の具体的な方策について検討を進めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 今の砺波市立学校の適正規模・適正配置に関する基本的な考え方の中に、適正化に関して、特に考慮する項目で地域の特性に配慮するとともに、保護者や地域住民と十分に協議を行うとうたってあります。学校問題は大変重要な問題でありますので、十分に住民の声を生かして進めていっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 奨学資金の貸付金並びに奨学資金貸付給付金についてお伺いしたいなと思っております。
 この両方については、経済的な面から就学を支援されるということで、特に今回は奨学資金を拡大されるということで、受給される側にとっては非常にありがたいと感じております。
 そこで、このたび奨学資金を拡大されたいろんな要因があるかと思うんですが、その辺のところをお聞かせください。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 新年度からですが、今年度大学生が3万円のところを4万円に、今年度高校生が1万円のところを1万5,000円にそれぞれ拡大する予定といたしております。
 その拡大をさせていただきたいと考えている要因につきましては、この奨学金というのは、実はその奨学金を選考するときに奨学金選考委員会というものに諮っておりまして、今年度の選考委員会におきましては、その委員の中から貸付給付額の増額の検討を提案されたことがまず1点。
 次に、昨今の物価上昇傾向、これが中長期的に続くことが見込まれますので、今後の学費等の支弁がさらに増加することが懸念をされております。
 これらのことを勘案いたしまして、今回増額を予定させていただきたいと考えておるものでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 分かりました。今から申し上げるのは要望でございますが、親は進路先が決まりますと、そこから送られてきた資料の末尾のほうに貸付事業とか、給付金事業というのは必ずチェックします。
 3月からどこかこの辺だと思うんですが、本市の今回の貸付給付事業につきましても免除制度がございますね、両方に、双方に応じて。これは、4年後、2年後になりますか、若者が砺波市に戻ってきて、就業してもらうことによってその免除制度が効力を発するというメリットが物すごいあるかなと感じております。個人的にはその事業に対してPRなされて、とにかく砺波市に戻ってきてねということを発信していただければありがたいなと思っております。要望です。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 スクールバス運行費について伺います。
 冬季の間、スクールバスの運行は庄東小学校が2台、庄川小学校が3台されていますが、この乗車状況はどんな感じになっていて、空きスペースがあるかどうか伺います。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 この2校それぞれの学校におきましては、複数の路線に分けてこのバスを運行しております。今、大体平均して全体で申しますと、庄東小学校におきましては、補助席を使用しない場合ですが、平均で大体6割ぐらい。庄川小学校におきましては、平均で約7割ぐらいの乗車率になっております。ただし、この路線を幾つか分けておりますので、その中でも乗車が多いところでは満席に近い路線もあるというのが現状でございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 冬場の間だけなんですが、その空きスペースを般若とか庄川の中学生が利用することができないか、難しい問題だと思いますが、いかがなものでしょうか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 このスクールバスにつきましては、小学生児童を対象に、遠距離のお子さんを対象に運ぶことを目的として車両の編成とか路線を決定しております。そこに中学生の生徒も乗車するとなりますと、もしかすると乗れるお子さんもいらっしゃるけど乗れない人もいるとか、そういうことが生じて、公平性の観点からは少し難しいのかなということと、あと、下校時間が小学校と中学校で違いまして、中学校の帰りの時間が小学校の下校時刻と合っていないということなどを考えますと、現時点での実施というのは難しいのではないかなと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 現在、非常に難しいかもしれませんが、中学生が冬場、自転車で来てはいけないという話もありますので、できましたら前向きな検討をお願いできないかと思います。よろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 市営バスの再編に伴って、新たに砺波北部小学校のマイクロバスと庄東小学校のワゴン車を購入する予算が計上されておるわけでございますが、高波線と栴檀山線かなと思っておりますけれども、この砺波北部小学校のマイクロバスと庄東小学校のワゴン車というのは、何人乗りを想定されておるんでしょうか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、庄東小学校のほうはワゴン車を検討しておりまして、定員は14名でございます。一方、砺波北部小学校のほうはマイクロバスを予定しておりまして、定員は29名でございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 このマイクロバスは29人乗り、ワゴン車は14人乗りということで、それぞれお子さんたちが乗られるには、定員には大丈夫だということでございますね。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 庄東小学校のワゴン車なんですが、栴檀山地区のお子さんを送迎することを予定しておるんですが、今現在11名で、今後若干減るような予測もありますので、14名の定員でそういう状況でございます。
 一方、砺波北部小学校につきましては、高波方面のお子さんを乗せるわけなんですが、マイクロバス29名、現在、高波地区で市営バス等をしているお子さんが38名でございまして、定員より多うございます。これはどうする予定かと申しますと、そのバスを、先ほど神島委員のときに路線が幾つか分かれているという話がありましたが、バスを2回走らせて、例えば遠いお子さんをまず拾って、学校に1回着いて、すぐ近いお子さんを迎えに行ってもう一度学校に来るといったような形で、距離的なものの関係でそんな時間はかかりませんので、例えば2回、そういうふうに迎えに行くという形を考えておるところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 市営バスの稼働は来年の4月1日でございますので、先ほど今藤副委員長の発言にもございましたように、消防ポンプ車の架装にも時間がかかるということのお話がございました。半導体不足によりこの納車等が遅れているということは想定をされます。来年度末までに購入をしていただくよう早期発注に努めていただいて、子供たちの足の確保に支障のないようにしていただきますようお願い申し上げます。これは要望でございます。
○山田委員長 引き続き、有若委員、お願いいたします。
○有若委員 小学校教育奨励費の特別教室、理科室の電子黒板の導入についてお伺いをいたしたいと思います。
 普通教室における電子黒板、これはGIGAスクール構想において、教育のICT環境整備を推進するために順次導入をされております。そしてまた、中学校の特別教室、理科室にも本年度配備されました。新年度は小学校8校に8台の整備をされるということでございますので、大変いいことであると思っておりますが、特別教室、音楽室等もあるわけでありますが、今後の整備計画についてどのように考えておられるかお伺いしたいと思います。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 普通教室はこれで全て普通学級も特別支援学級も入っておりますし、特別教室は来年度小学校の理科室を入れることで小中学校の理科室に入ることになります。
 あと、もし入っていないという今の話にすれば、音楽室などの特別教室が考えられるということになるわけなんですが、現在の型の電子黒板の前にもちょっとだけ型の古い電子黒板が各校に入っていたり、その前から大型のモニターを各学校では使用しておりました。そういったものがまだ資産として残っておりますので、現状、例えば体育館などではその大型モニターを体育館に配置しまして、例えばマット運動のビデオなどをみんなで見るという、既にそういう活用をしております。
 もし今後、学級が少し減るような予測もありますので、そこの関係で出てくるような電子黒板を他の教室に回して有効に活用するといったことも考えておるところでございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 児童センター管理運営について伺います。
 庄川4児童館を東山見保育所で統合運営されるということで、本会議でありましたが、トイレを今回改修されると。これ以外にどこか改修されるところがあるのか、例えば、遊戯室の窓ガラスは強化ガラスになっていますが、小学生がボール遊びした場合に安全性を考えたネットを張るとか、また、一応施設の半分を利用されるということで、半分は自治振興会が使用される予定と聞いていますが、そこに何か仕切り等、そういった計画があるのかどうかを伺いたいと思います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 トイレ改修以外に何かするのかということでございます。
 ほかの団体の利用も想定しておるものでございますので、エリアを区切る仕切りの設置についても予定をしているものでございます。
 その他の物品につきましては、必要なものを今後検討してまいりたいと思います。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 また必要にということで、あと、この改修計画に当たって、今の庄川の4児童館の現場の方の声も反映されているんでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 現場の方についてですが、改修工事については、事務所において準備を進めているところでございます。
 現場のほうにつきましては、施設の利用方法や今後の備品の配置について、現場の声を聞きながら対応してまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 現場の声もまた聞いてあげてください。
 あと、この新児童館は東山見保育所の入り口の左側のスペースを使用されると伺っていますが、利用者をどのぐらいで考えられているのか伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 利用者について特に設定等はしてございませんが、現在、東山見児童館のほうで使っていらっしゃるお子さんは、確実に近くでございますのでいらっしゃると思います。また、青島のほうからも少しずついらっしゃるのではないかと思っているところでございます。また、駐車場も整備してございますので、駐車場を利用した方もいらっしゃるのではないかと思っております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 あそこは本当に駐車場も広いですから、庄川以外の方でもひょっとして利用されると思いますので、スペースが広いですからもっとほかの部屋も使って、年代別に居場所をつくるとか、遊戯室にロッククライミングみたいなものとか、庄川の木工技術を生かした遊具、庄川ウッドプラザなんかもそういったものを使うという話がありますが、こういった児童館にも設置してはいかがと思いますが、どうでしょうか。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 利用方法については、利用者の年代等に合わせて柔軟に対応してまいりたいと考えております。
 今ほど神島委員提案の庄川の木工を生かした遊具につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 統合するに当たって、開館日は、日曜日は今のところ閉館という話を聞いていますが、保護者の方から室内で遊べる場所が少ないという話もありますので、何か日曜日も開館できるような方向で検討することできないんでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 日曜日の開館につきましては、職員の配置が必要となります。市内のほかの施設との連携等も考慮しながら、今後検討してまいりたいと考えております。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 東山見保育所の立地条件がちょっと車で行くには不便ですが、駐車場は三、四十台止まると思いますし、非常に環境のいい場所でありますので、本当に、今、庄川水記念公園も庄川ウッドプラザも子育てに使える場所になるとか、庄川の図書館には子供専用の図書のスペースもあるということですから、庄川全体がそういった子育てできるような環境整備をすればいいんじゃないかと思いますので、今後、先のことになりますが、本当に日曜日とかいろいろな時間を延長するとかも検討していってもらいたいと思います。これは要望です。
 では引き続き、保育施設整備の事業について伺います。
 庄川4保育所閉所に伴い、不用物が発生し、その処分委託料として660万円が計上されていますが、この不用物をできるだけ有効利用できないかということで、今のSDGsの観点からも必要だと思いますので、不用物を一覧化して市のホームページとか、そういったもので公開してはいかがでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 まず4保育所において、不用物の有効利用ということでございます。現在、庄川4保育所の備品につきましては、市内の公立保育所、認定こども園、幼稚園で使えるものについて確認しておるものでございまして、備品の移動や交換等を今後行っていく手続を進めるものでございます。
 あわせまして、他課、ほかの課における事業においても必要なものがあるものについては、移動あるいは交換等する予定としてございます。
 また今回、保育所につきましては譲渡の関係があったかと思います。地域の団体に施設譲渡をしていくことから、活用できるものについては活用いただく対応で考えているものでございます。なるべく処分をするもののないように進めていきたいと考えております。
 もう1つ、一覧表の作成につきましては、基本的には利用できないものを処分する予定でございます。予定はしてございません。処分をする物品を減らし、なるべく費用のかからないように対応してまいりたいと考えておるものでございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 なるだけ無駄にならないように、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 私は増山城跡の整備、活用について、2点、大きくお尋ねしたいと思います。
 史跡の公有地化事業として950万円が計上をされておるわけでございますが、増山城跡は国指定の史跡となっておりますが、この土地の現状についてまずお聞きしたいと思います。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 私からは、増山城跡の現状についてお答えいたします。
 まず、史跡の指定面積、エリアの面積につきましては60万1,200平米余りでございます。現在、既に公有化になっている面積につきましては3,200平米余りとなっております。
 今回、新たに公有化をする予定面積につきましては、1万2,225平米となっているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 そうしますと、今度新たに購入する1万平米、約1ヘクタールですね。これを購入しますと、面積と公有化率は幾らになるんでしょうか。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 今回購入する面積を含めまして、公有化面積は4万2,319平米となり、公有化率は全体の7%となる予定でございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 4ヘクタール余りということでありまして、公有化率が7%ということでございます。今後の公有化を図る予定についてお伺いしたいと思います。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 今後の公有地拡大の計画についてというお話でございますが、何年度までに公有化するという具体な計画はございませんが、史跡整備を実施する範囲については、将来的に公有地化したいと考えております。これは地権者の意向もございますので、そういう時期が来ましたら検討していきたいと考えております。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 次に、同じ増山城のサイン整備工事791万4,000円が計上されておるわけでございます。
 令和2年度から誘導案内看板等、順次整備されてきておりますけれども、これまでの整備された状況について、まずお伺いしたいと思います。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 これまでは、まず増山城の外回りから増山城跡に誘導するための看板を設置してまいりました。それから、今度は中の部分、場内の中での冠木門とか、あとは総合案内板、そしてそれぞれの遺構解説サイン等順次整備してきたところであります。
 なお、令和6年度までに、場内の遺構解説サインの追加、また一の丸の侵入防止柵、二の丸の休憩用ベンチ、そして七曲り登山口の新たな門の設置を予定しているところでございます。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 今後の整備は令和6年度までで整備していくという話を聞いたわけでございます。
 増山城は越中三大山城の一つでありまして、県内には松倉城、魚津ですね。それから高岡の守山城、そして当市の増山城があるわけでございます。砺波の歴史を語るに南北朝時代に築城された、これは和田城でありますけれども、戦国時代にも歴史上名をはせた増山城であります。この城跡並び周辺の整備を図ることは大変重要なことであると考えておりますので、後世にこの史跡を残すことが大変重要であると思っておりますので、しっかりと取り組んでいただきますよう要望しておきます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 庄川美術館館の大型ブロンズ像とか、作品ですね、それから美術館の運営費について関連して質問したいと思っておりますけれども、庄川美術館の大型ブロンズ像は、庄川水記念公園の旧ソーラーカー展示室あるいは絵画、彫刻等は庄川支所の2階に移転、展示するという計画になっているわけですが、このことについて私ども総務文教常任委員会では、3月3日だったと思うんですけれども、現地視察をさせていただきました。その中で、庄川支所の2階がちょっと狭いような感じもするんですけれども、いろんな工夫はされると思うんですけれども、この点についてどのような展示等されるのか。そして、この展示に当たって、その移転計画といいますか、展示作業をどのように当たられるのか。それについてまず質問をしたいなと思っております。よろしくお願いします。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 大型ブロンズ像は旧ソーラーカー展示室に移設するということで、大きなものを6体入れるわけですけれども、屋外展示をしていく予定でありまして、エリアが確定次第、順次進めていくこととしております。
 それから、絵画等につきましては、庄川支所の2階を昨年度整備して、それぞれ棚、ラックなどを作って、面積的には十分、730点余りほど移設する計画をしております。
 移転計画につきましては、新年度から進めていくことと、早々から発注なり準備をしていくわけですが、中には絵画等は砺波市美術館でも常設展示を考えているところでありまして、いろいろ御意見を伺いながら準備、進捗させていきたいという計画でございます。令和5年度内で移設を完了する予定でございます。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 関連して、庄川水資料館のデジタルコンテンツ事業について尋ねますけれども、庄川水資料館も2023年度に閉館して、この展示してある資料等をデジタル映像化していくと。来場者にはQRコードで読み取っていただいて、新年度事業にデジタルコンテンツ事業という形で予定されているんですけど、この15か所も計画されると書いてあるわけですけれども、このデジタル化映像に向けてどのようなものを今考えておいでなのか。
 それから、デジタル化するということで、QRコードの場所ですね、これは先般の一般質問あるいは産業建設常任委員会の中でもまちづくり基本計画をつくって、皆さんの意見を聞いて進めていくということも記憶に残っているんですけれども、この基本計画についてどのように考えておられるのか、どのような計画をつくられるのか、そこらをちょっとお示し願いたいなと思っております。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 まちづくり基本計画につきましては、私どもにつきまして、まずそれまでに地域の方の意見を聞きながら、例えばこの15か所のQRコード設置箇所についても、その中に意見を聞きながら場所を選定していく必要があるかと考えております。
 ちょっと前後しますが、まずデジタルコンテンツですね。これはどのような内容かということの御質問にお答えしたいと思います。
 まず、庄川の水と地域の関わりや歴史、産業、そして生活文化の発展や、水防とかこういったような庄川に関する資料をデジタル化し、今回、新たにウェブを作成して、庄川水記念公園の来場者にスマートフォンやタブレットを使ってQRコードを読み込んで、水資料の新しいウェブの中での作成した資料にアクセスできるようなものを今、新たにつくることとしております。
 また、この中には、今現在、生涯学習・スポーツ課で運用しております「砺波正倉」がありますが、そのサイトにも水資料に関する情報が入っておりますので、そういったものとも連携するようなものを今考えているところであります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 私、デジタル化することに反対しているわけじゃないんだけど、今見ている資料の中でも非常に目に訴えるものが幾つもあると思うんで、そこは工夫して展示するものは展示していったほうがどうかなと思うことで私は要望したいと思います。
 全てをデジタル化するよりも、やっぱり既存の目で訴えていくものが、いいものがあると思いますので、そこらも工夫していただきたいと思っております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、社会体育振興助成費の困窮世帯支援費についてお伺いしたいと思っております。
 今回、新しい新規事業ということで非常にこれはありがたいなと思っています。家庭事情も考慮されながら、生徒の希望に寄り添った支援であると強く認識しております。
 この令和5年度から始まる地域クラブ移行に向けての、要は実施しない、部も実施しない休日に向けてのことなんですが、生徒は、今、現段階では参加する、しないというのはまだ希望制でありますので、人数のほうの確定はまだなされていない、この状況の中で、現段階の中でこの支援費が計上された。非常にありがたい制度なんです。ですが、その計上された、何らかのデータがないとこれが上がってこないんだろうなと感じております。その試算されたことにつきましてお願いいたします。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 経済的理由で就学が困難と認められる要保護、準要保護世帯の生徒を対象に、休日の部活動に参加する人数、今、確定はしていませんが、この人数に対する保険料や活動費を算出して上げたものでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 そうしましたら、今現段階でのいろんな支援をいただいている数の割合を通じて算出なされたということでございますね。
 それでは、いろんな競技があります。土曜、日曜、希望する生徒が活動するに当たって、運動部もしくは文化部等々があると思うんですけれども、その生徒への配分といいますか、その辺のところはどのように考えておられますか。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 どのような配分かというのは実際まだ把握はしておりませんけれども、出てきたものに対しては、基本、平等に扱っていきたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 続きまして、砺波市野球場スコアボード改修事業設計業務委託料についてお伺いしたいなと思っております。
 まずは、このスコアボードの改修に向けて予算計上されたことについて、非常に感謝申し上げたいなと思っております。
 そこで、今後、この改修に向けて、基本設計を業者に委託するに当たって大まかな仕様が決められる、改修のイメージをお互いに共有されながら基本設計に移るんだろうと思うわけであります。現段階で、どのような利便性の高いスコアボードをイメージしておられるのかお伺いしたいなと思っています。
○山田委員長 三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 現状のスコアボードは30年前に整備した磁気反転式タイプであります。老朽化が進み、部品調達もできないことから、例えば、災害時に野球場を救援物資の配送拠点にする際の防災情報ボードとしても活用できるなど、複合的な利用可能なLEDパネル化を考えているところでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、私も8月の定例会で一般質問させていただいた内容でございますが、汎用性の高いスコアボードとなるように、また切にお願い申し上げて質問を終わります。
○山田委員長 これで、令和5年度の当初予算の質疑を終わります。
 次に、補正について2件ございますので、順次お願いしたいと思います。
 神島委員。
○神島委員 保育実施委託運営費について伺います。
 全国的に問題になっています園児の送迎車に置き去り防止のために、置き去り防止装置を計画されていますが、どのような装置になるのでしょうか。伺います。
○山田委員長 安地こども課長。
○安地こども課長 装置につきましては、降車時確認式といいまして、エンジンを止めた際にメロディーが再生され、車内後方にあるボタンを押さないとメロディーが消えないということで、後ろのほうまで行って置き去り園児がいないかを確認するという、降車時確認式という装置を考えてございます。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 子供は未来の宝でありますので、こんな事故が起きないようにまたよろしくお願いいたします。
 引き続き、スクールバス運行費について伺います。
 これも今ほどと同じなんですが、置き去り防止装置が計画されていると思いますが、これは同じような装置なのか、どのような装置を考えておられるか伺います。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 教育総務課のほうで担当しますのはスクールバス等の装置なんでございますが、今、この装置につきましては国がガイドラインを定めておりまして、そのガイドラインに適合するリストをメーカーが申請して、それが順次発表されてきております。
 そして、今ほどこども課のほうで申しました降車時確認式と、あともう1つ自動検知式といいまして、しばらくバスのエンジンが止まりましたら、その何分後かに動くものが車内にあった場合に感知して警報を鳴らすという、降車時確認式と自動検知式というものがありまして、それについて今ほど申しましたとおり、メーカーから順次新しいものが順番に発表されております。
 そこらをどの方式がいいのかというのを、また出てきたメーカーのものを確認しまして、設置を検討してまいりたいと思います。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 人の目で後ろを確認するんじゃなくて、本当に機械で、センサーで確認することは本当に非常に重要だと思いますので、その辺も十分、どちらがいいか検討されて、本当に事故が起きないようなシステムを組まれるように、よろしくお願いいたします。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは、補正予算、換気対策備品購入費についてお伺いしたいなと思っております。
 5類に移行すると言いながらも、学校環境の整備には非常に大切な予算立てかなと感じております。換気、空気の循環を促すために、サーキュレーターやCO2モニターというものを購入なされるという話を伺いました。小学校、中学校あるんですが、どこに設置するように今考えておられるのか、その辺のところお願いします。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、サーキュレーターにつきましては、各教室と職員室にそれぞれ1台の設置を予定しております。
 CO2モニターにつきましては、各校に1台の設置を予定しておるものでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 それでは改めて確認でございますが、今、CO2モニターについては各校に1台ということでございますか。この1台で効果は上がりますか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 このCO2モニターなんですが、CO2モニターはいろいろ種類がございまして、壁かけ式のものですとか据置き型とかあるんですけれども、今回設置を予定しているものは持ち運びができるような形のものを各校に1台予定しておりまして、養護教諭などが必要に応じて計測するといった形で活用してまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 各校に1台ということなんですが、例えば、教室と廊下が一体化されていない壁のないオープン教室については、場合によっては必要ないのかなと、持ち運びでいいのかなと思っておりますが、壁がある教室、御承知のとおり換気の基準、CO2は1,500ppm以下でなくてはいけないと、それ以下で換気しなさいというふうになっているわけです。
 多分、常設のほうが利便性というか効率性がいいのではないかなと思っているんですが、1台だとちょっとどうかなと感じますが、いかがなものでしょうか。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 壁のある教室のことにつきましては、学校の教室によって児童生徒の人数が多い学級もあれば少ない学級もあるというところでございまして、例えば、その持ち運びのもので何度か各教室を測ってみると。そうしたら、こういう条件でこういうふうに窓を開けるとこれぐらいの濃度になるんだなということが分かってくると思いますので、そういうものをいろいろ何度か測って把握することで、日頃の換気等の目安とするようにした形で活用してまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 これは要望でございますが、1台というふうに限定されず、現場の先生方の御意向をお聞きになられて、ケースによってはいろいろと柔軟に対応しなければいけない部分も出てくるのかなと感じますので、その辺のところはまた御配慮ください。
○山田委員長 ほかに質疑ございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 ほかに質疑がないようでございますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。ただいま議題となっています議案第1号、議案第10号から議案第15号、議案第18号から議案第20号、議案第23号から議案第26号及び議案第28号、以上15件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第10号 砺波市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について、議案第11号 砺波市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第12号 砺波市立美術館条例の一部改正について、議案第13号 砺波市保育所条例の一部改正について、議案第14号 砺波市児童館条例の一部改正について、議案第15号 砺波市子育て支援医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第18号 砺波市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第19号 砺波市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第20号 砺波市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第23号 財産の無償譲渡について、議案第24号 財産の無償譲渡について、議案第25号 辺地に係る総合整備計画の変更について、議案第26号 砺波市過疎地域持続的発展計画の変更について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、以上、15件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山田委員長 挙手全員であります。よって、15件の付託案件は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。
 次に、要望が3件提出されております。
 砺波市柳瀬1024番地47、高田ゆり子氏から、新型コロナウイルス感染対策に関する陳情書が、コドソラ代表与那城千恵美氏から、日本全体で解決すべき問題として、普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める陳情が、砺波市建設業協会から要望書が提出されておりますので御報告いたします。
 次に、請願1件、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書を審査するため、委員間討議をいたしたく、暫時休憩いたします。

 午前11時24分 休憩

 午前11時25分 再開

○山田委員長 それでは、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、委員間討議を開始いたします。
 受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、請願要旨を事務局に朗読させます。
○石黒議事調査課長 受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書。
 請願者の氏名、庄川美術館・水資料館を活かす会代表林 清納氏、紹介議員境 欣吾議員。
 請願の要旨、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館が2024年3月に閉館し、2024年度以降に解体されようとしています。
 庄川美術館は、1989年、平成元年、庄川町出身で二紀会名誉会員であった松村外次郎氏から彫刻作品を送られたことに端を発し、県内初の町立美術館として開館しました。松村外次郎の収納作品の常設展、県、郷土ゆかりの作家の企画展、実技講座や講演会、美術に親しめる普及活動等を行われ、生涯教育の場に提供してきました。
 庄川水資料館は、庄川地域が山から切り出した木材を集積し搬送する地であったことや、砺波平野の要にあって河川の管理に関わる人たちの様子や庄川の恵みを後世に伝える貴重な資料館で、木工や木彫、工芸に育んできたことなどを伝えています。
 市当局は、両施設廃止の理由に雨漏りで大修理が必要としています。確かに雨漏りは修繕の必要がありますが、耐震化もされており、大修理が必要な老朽化した施設とは言えません。また、両施設とも高台にあって、高齢者や障害者が来館しにくいとも言いますが、この高台こそが四季折々の庄川峡と嵐山の絶景を楽しめるところです。
 当会は、両施設の設立から34年、運営に関わった関係者の皆さんの思いや、この施設を愛し、誇りにしてきた幾多の人々の願いを受け止めて、現在の地に美術館、水資料館を存続させた庄川水記念公園の再整備を強く要望し、憲法第16条、請願法に基づき、貴職に対して下記事項を請願します。
 請願項目1、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館を存続すること。2、松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の機能移転計画を再検討すること。
○山田委員長 それでは、各委員の皆様から御意見を賜りたいと存じます。意見を求めます。
 今藤副委員長。
○今藤副委員長 委員間討議申出者としまして、まず最初に発言をさせていただきたいと思います。
 このことにつきましては、2021年の11月定例会におきまして、請願の紹介議員であります境 欣吾議員の本会議一般質問以来、幾度も幾度も議論のあったところであります。
 残念な思いは持っておりますが、私はこの請願に対して反対の立場であります。
 まず、今回は請願書が提出されたとのことで、総務文教常任委員会では所管の請願ということでもあり、議論する上で必要であろうと、先ほど川岸委員からもありましたように、松村外次郎記念庄川美術館と庄川水資料館、さらには一部収納場所としての庄川支所の視察を教育委員会の説明を受け、行いましたことを申し上げます。
 請願項目は2つの項目から成り立っております。1つ目は、松村外次郎記念庄川美術館と庄川水資料館を存続すること。2つ目は、松村外次郎記念庄川美術館と庄川水資料館の機能移転計画を再検討することであります。
 まず1つ目につきましては、砺波市公共施設再編計画の中でも両施設とも廃止となっており、時期につきましても短中期と位置づけされております。これまでの当局による答弁にもありますように、存続させるメリットよりもデメリットの大きさがあまりにも大きいからであります。2022年の2月定例会本会議におきまして、境 欣吾議員の質問の中で、御本人が「問題は改修しながらでも存続させておくべき大切な施設と位置づけるかどうかです」と発言をなさっております。私もそのとおりだと思います。まさに、そのことの判断の差が文字どおり今回の議論の要であると考えております。
 時間の制約もありますので、端的に申し上げます。元来、公的な仕事は、採算性で語るものでも、費用対効果で語るものでもないという思いは持っております。例えば、僻地医療などは、公でないとできるものではありません。しかしながら、そこには物事の優先順位やバランスというものを考える必要があるのは当然のことであります。昨年の8月定例会では、「令和6年度以降、2つの施設を10年間存続させるには、最低6億5,000万円以上の経費が見込まれ、その後も維持管理に相当の費用が将来負担として必要になることを御理解いただきたいと思います」との答弁もございました。このことの財源はどうするのか、誰が負担をするのか。予算が無限でない限りは優先順位やバランスを考慮する必要があり、どんなに残念でも決断すべきと考えます。
 私自身、美術工芸やものづくりに身を置いている者として、両施設が廃止されることは誠に残念ではありますが、不可避であろうと考えます。
 ということであれば、当請願の2つ目の項目であります機能移転計画の再検討につきましても、再検討ではなく現在検討中であり、当然のことながら検討を行わなければならないのは明白であります。したがいまして、今回の請願には反対するものであります。
○山田委員長 川岸委員。
○川岸委員 今、今藤副委員長から説明されたとおりでないかなと私は思っています。
 私の意見としては、庄川美術館は平成元年、庄川水資料館については平成2年に開館して、もう両施設とも30年経過している状況にあって、例えばこの10年間を見ても、防水工事されて1,000万円以上の経費を費やしたということも聞いております。それから、これから大々的に防水工事を実施するとなると、また3,000万円以上の経費がかかるということも言われております。
 それから、費用対効果を見ていった場合、両施設利用収入というのは年100万円ということも聞いておりますし、それにかかる経費は1,400万円以上ということもあり、費用対効果から見ても維持することは大変難しいのではないかなということです。
 それで、教育委員会のほうは、両施設を移転して美術的な機能を生かしていきたいということも考えていますので、やっぱり現実的な機能は残るわけですので、この地で生まれた芸術文化は継承されていくのではないかなと私は思っております。
 それから庄川美術館、庄川水資料館を廃止することについて、地元の自治振興会、砺波庄川まちづくり推進協議会の皆さんをはじめ住民の皆さんは、地域の新たなにぎわいと、それから砺波市と庄川地域の新たな観光拠点づくりのために、やはり庄川美術館、庄川水資料館の解体もやむなしということで、周辺整備の方針に賛成の意見が多く出されているということも聞きますので、当請願に対しては反対するものであります。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 両委員の言われたとおりかなと思っております。
 先ほど質問の中で川岸委員より、3月3日に当委員会で松村外次郎庄川記念美術館並びに庄川水資料館の現地調査を行ってまいりました。雨漏り箇所や展示品も確認をさせていただきました。そしてまた、展示品の移転箇所の庄川支所の準備状況も確認をさせていただいたわけでございます。すばらしい展示品、そしてまた、歴史的にも保存すべき庄川の水の歴史といいましょうか、こういうものが多々ございました。
 先ほど川岸委員の要望の中にもあったんですが、こういうものはしっかりと郷土資料館等に保存、展示すべきということであると思っておりますし、これをやっぱり広く市民に見ていただくということが大変大事であると思っております。
 また、両館は建設してから30年余が経過しておりまして、公共施設再編計画では、先ほど言われましたように機能は継続、建物は中短期で廃止しておるわけでございます。今後の施設や設備の維持管理費の増嵩が見込まれ、新たな庄川エリアのにぎわいの創出及び地域活性化の核となる庄川水記念公園の再整備計画が、地元の皆さんで構成する検討委員会において、これからの時代にふさわしいリニューアルする案が、今、検討が進められており、来年度、基本実施設計の予算も計上されておることからこの請願に賛同することができません。
○山田委員長 神島委員。
○神島委員 今、この庄川美術館と庄川水資料館は本当に高台にあって非常に景観がよいところにあります。今後、再整備を検討された内容では、芝生の広場とか遊具を設置される予定ということで、本当に今後は子育ての世帯を含めて多くの方が来られると思います。
 そういうことによって、先ほど有若委員が言われましたが、本当に庄川の活性化につながると思います。庄川の活性化ということは砺波の活性化につながると思いますし、また、松村外次郎さんの作品を屋外で展示することによって、多くの方が見ることができることによって、本当にすばらしい松村外次郎さんのことを知ってもらういい機会にもなると思いますので、そういうことに関して請願には反対です。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 私は、この松村外次郎先生、そして先生の業績や功績、並びにその庄川に対する豊かなまち、水の歴史というものを後世の方々にどのようにして残して伝えていくかということで、まずこれが市民全体の願いではないかなと思っております。
 ただ、今、この機能移転のことについての再検討ということでありますが、今、当局のほうは機能は移転しますよ、そして、その業績も功績も違う角度でやっぱり考えていますという話であれば、私は将来一歩踏み出す上ではよいことかなと感じていますので、この請願については賛同できません。
○山田委員長 ほかに御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 意見も出尽くしたようでございますので、これで委員間討議を終了し、暫時休憩いたします。時間もございませんので、再開の時刻を11時43分といたしたいと思います。

 午前11時40分 休憩

 午前11時43分 再開

○山田委員長 それでは、委員会を再開いたします。
 請願の処理についてお諮りいたします。受理番号3番 松村外次郎記念庄川美術館・庄川水資料館の存続を求める請願書について、これを採択とすることに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔挙手なし〕
○山田委員長 挙手なしであります。よって、本請願は不採択と決しました。
 以上で、付託並びに送付されました案件の審査を終了いたします。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山田委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について質疑、御意見はございませんか。
 向井委員。
○向井委員 それでは、適応指導教室「ひよどり」から、4月1日に開所されます教育支援センターの支援についてお伺いしたいなと思っております。
 非常に御苦労があると思います。今年度は学校復帰ということを目的とせず、社会生活への適応とか、居場所づくりにも重点を置いて運営されてきたということをお聞きしております。
 今年度、一定の効果が当然あったものと、または新たな課題もあって令和5年度に向けて引き継ぐものもあると思います。どのようなこの1年間の総括といいますか、その辺のところをまたよろしくお願いします。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 適応指導教室「ひよどり」、来年度からは教育支援センター「ひよどり」、今年度につきましては、もともと例えば教室の感じの部屋づくりをしていた、そういった形の中で子供たちの様子を見ていたんですが、やはり学校を連想したくないという児童生徒もいたものですから、リラックスできる居場所づくりも必要であるということで、その「ひよどり」の中に円テーブルを置いたり、あるいはマット、座卓、そういったものを置いて、子供たちがリラックスできる場所、そういう居場所づくりをまず施設の整備の面からも進めております。
 さらには、令和4年度で初めて、これまでは、もちろんそこの生活指導員は来た児童生徒に対して対応していたんですが、生活指導員が自ら学校のほうを訪問するという事業を始めておりまして、2月末時点では約50回、希望する学校のほうに出向いております。
 成果としましては、不登校傾向の児童生徒と面談ができたことで、「ひよどり」の見学につながったり、あるいは不登校傾向の児童が生活指導員と会うために登校するようになったといったよい事例もあったところでございます。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 効果があったということで、令和5年度に向けて、今度は教育支援センターというふうに変わります。
 ということで、新たな社会的自立に向けて、今年度から次年度に向けて、新しい支援体制というものも当然出てくるかなと感じておるんですが、名称の変更と併せて聞かせていただければありがたいです。
○山田委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、通所されています児童生徒に対しましては、ケース会議といいまして、関係者が集まって会議をしながら支えていく仕組みがあるんですが、そこに保護者と学校だけではなくて、関係機関や教育センターあるいは専門家も含めた形で回数を増やすなど、そのケース会議の強化を図っていくことにしております。
 また、学校訪問を本年度から始めましたけれども、児童生徒に加えまして、令和5年度は保護者の面談も併せて実施できないかということで、今、計画をしておるところでございます。
 関係者が連携をしましてチームで子供たちを支援する体制をさらに整えまして、児童生徒が安心できる居場所づくりに、これからも努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 向井委員。
○向井委員 要望でございますが、保護者の面談もワンチームでやられるという話も、今お聞きしました。個人的には、家庭教育は全ての教育の出発点だと僕は思っています。ですから、学校関係者だけでなくて、いろんな機関だけでなくて、その家庭とチームになって子供たちのために何がいいのか、どのような支援がいいのかということを図りながら一歩一歩、すぐに解決できるものではありませんが、一歩一歩、子供たちのために進めていただければと思っております。期待しています。お願いします。
○山田委員長 有若委員。
○有若委員 トリを務めさせていただきます。住宅用火災警報器の設置啓発について、お伺いをしたいと思います。
 最近、全国で住宅火災が多発をいたしておりまして、死者が出ている惨状であります。住宅用火災警報器の設置条例から10年以上が経過をいたしておりまして、コロナ禍でもあり、なかなかこの啓発活動ができなかったわけありますけれども、住宅用火災警報器の耐用年数も、もう10年以上過ぎているものも多々あるかと思いますが、この更新、設置の啓発について、消防団の協力も得ながら進めなきゃならないと考えておりますが、これについてどのように考えておられるのかお伺いしたいと思います。
○山田委員長 横山総務課長。
○横山総務課長 住宅用火災警報器の設置啓発についてという御質問だったかと思いますが、警報器の耐用年数というか、10年を経過すると劣化等によってなかなか正常に作動しないおそれもあるということで、その更新であったりという部分につきまして、引き続き、特に高齢者であったりとか、老老世帯であったりとかという部分についての啓発が必要であるかという御意見であったと思います。
 本市においては、平成30年、市内の鹿島地内で発生しました住宅火災をきっかけに、独り暮らし高齢者であったり、老老世帯に向けて令和元年度から火災警報器の設置というのを進めてまいりました。ただ、まもなく新型コロナウイルス感染症が発生しまして、消防団員が対面でお伺いして設置したりとか、啓発するというのがなかなか難しい環境でありました。
 しかしながら、今般、少しばかり、僅かでありますが新型コロナウイルス感染症の収束の兆しが見えてきたことから、先般、消防団分団長会議に赴きまして、地域の見守り活動を兼ねまして、いま一度、独り暮らし高齢者や老老世帯に向けて警報器の設置の確認であったり、啓発ですか、そちらのほうを依頼したところでございます。
 ちょうどこれから春の火災予防期間がありますもので、その際に併せて動いていただけないかということでお願いし、今後も住宅用火災警報器の設置に努めてまいりたいと考えております。
○山田委員長 ほかに御質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 皆さん、御苦労さまでございました。委員の皆様はしばらくお待ちください。

○山田委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○山田委員長 次に、閉会中の継続審査についてをお諮りいたします。
 本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山田委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでございました。

 午前11時53分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   山 田 順 子



令和5年2月 総務文教常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            総務文教常任委員会

1.会議に付した事件
  ・2月定例会付託案件の審査
  ・市政一般における本委員会の所管事項について
  ・閉会中継続審査の申出について

1.開会及び閉会の日時
    3月10日  午前 9時00分  開会
    3月10日  午前11時53分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 山 田 順 子     副委員長 今 藤 久 之
   委員 川 岸   勇       委員 有 若   隆
   委員 神 島 利 明       委員 向 井 幹 雄

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
   議長 川 辺 一 彦

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 企画総務              会  計
 部  長 島 田 繁 則      管 理 者 東 川 弘 美

 企画総務部次長           企画総務部
 総務課長 横 山 昌 彦      企画政策課長 高 畑 元 昭

 広報情報課長 端 谷 真奈美      財政課長 二 俣   仁

 税務課長 境   真 一      砺波消防署長 加 藤 裕 久

 庄  川
 支 所 長 小 西 喜 之      教 育 長 白 江   勉

 教育委員会             教育委員会次長
 事務局長 森 田   功      こども課長 安 地   亮

 教育総務課長 河 合   実      生涯学習・スポーツ課長 三 井 康 司

 監  査        
 事務局長 竹 村 和 敏

1.職務のため出席した事務局職員

                   議事調査課長
 事務局長 津 田 泰 二      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 吉 水 慎 一      議事係・調査係主任 榮   朋 江



令和5年2月 民生病院常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前 9時00分 開会

(2月定例会付託案件の審査)
○山本委員長 ただいまから民生病院常任委員会を開会いたします。
 最初にちょっとお断り申し上げておきますが、本日の進め方でございます。
 最初に一般会計予算所管部分について18件ほど、それから審査し、そしてその後、令和4年度の砺波市一般会計補正予算について4件ほど、それからその後、どこで休憩を入れるか分かりませんが、長丁場になりますと少し休憩を入れたほうがいいのかなと思っておりますので、随時やっていきたいと思います。最後に、市政一般につきましても4件ほど予定しておりますので、どうかひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それでは、本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件11件であります。
 これより、議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分外10件についてを審査いたします。
 なお、議案に対する当局説明につきましては、議案説明会において説明を受けておりますので、付託案件に対する質疑から始めたいと思っております。
 それでは、ひとつよろしくお願いいたします。
 開田委員。
○開田委員 では、私のほうから住宅取得・家賃支援事業補助金7,765万円という予算についてお伺いします。
 予算額のほうは、これは前年と同じ金額の予算取りをしているわけですけれども、このやっておられる中身を、前年と同じことを全くやっているのか、何かまたやっている内容に効果のよしあしがあって少し変わっているのかという部分をちょっとお聞かせください。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 住宅取得支援、家賃支援事業につきましては、令和5年度につきましては、今年度と同じ支援内容で実施したいと考えております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 こちらの内容というのは、いろんな相談もあって、やるということなんだと思うんですけれども、まず、令和4年度の予算がほぼほぼ執行されるような状況で今回も組んでいるのか、そういった見直しとかするような内容のものは1つもなかったということで同じ金額なのでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 予算額は前年と変わりませんが、この予算の中で昨年度は住宅取得につきましては50件を予定しておりました。ただ、今年度の、今回2月定例会に補正予算案を計上させていただいた状況も考慮いたしまして、令和5年度は60件の計上と。その分、家賃支援のほうは実態に即した件数に、若干件数のほうは減らして計上しております。
 一応、結果的にはその2つ合わせまして予算額は昨年と同額ということで計上させていただいております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 たまたま金額が一緒になったということで、内容的には若干色が変わっているということが分かりました。
 そうしましたら、ここに関連して移住・定住サポートステーション事業というのがあるかと思います。首都圏からの人を対象にやっている事業だと思いますけれども、こちらの事業の内容、そしてその効果という部分についてどういうふうに評価され、今年の予算に生かしておられますか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 この移住・定住サポートステーション事業につきましては、県内の呉西圏域の連携事業の一つとして取り組んでいる事業でございます。先ほど委員おっしゃられましたとおり、首都圏のほうで6市が集まりまして、移住や関係人口に関するセミナーの実施ですとか、相談会を実施しております。
 昨年までは、ちょっと新型コロナウイルス感染症の関係がございまして、実際に東京のほうに行って相談会を実施することはできませんでしたが、今年度は1月に東京のほうで移住相談会を実施しております。また、それ以外に、昨年の11月と12月にオンラインで移住相談会を実施しております。
 この効果につきましては、この東京で実施いたしました相談会にいらっしゃいました相談者の方が砺波に興味を持っていただきまして、砺波市の佐々木邸を利用して宿泊いただいて、ちょっと現地を見ていただく予定としておりましたが、実は1月末から2月上旬にかけまして一時大雪ということで、首都圏の方がこちらのほうの雪がひどくなりそうということで、残念ながら急遽キャンセルされ実施はかないませんでしたが、そういったところを来年度も重点というか、そこにまた力を入れてやってまいりたいと考えております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 今のように砺波のほうに誘導するという取組、昨年の実績の中では、何件ぐらい誘導できたものなんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 昨年度は今ほど申し上げました1件と、直接この移住相談会を経由したわけではないですが、別の事業で砺波に興味を持っていただきまして、実際に市内の商業施設とか観光施設を見ていただいた方がおります。ですので、昨年はこの移住・定住事業も含めて、それ以外の事業からいらっしゃった方も含めますと、今年度は今のところ2件であります。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 新型コロナウイルス感染症が収まればまた増えるという期待もあるんですけれども、この事業について、いろんな人がその場で知ってもらって増やさないといけないという中で、この昨年の実績の数というのはやっぱり新型コロナウイルス感染症の影響で少なかった、それとも新型コロナウイルス感染症が収まれば、これはもっと増えるという算段でいらっしゃるんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 新型コロナウイルス感染症が収まってまいりましたので、こういった相談会を契機に、こちら砺波に訪れていただける方は増えるのではないか、増えてほしいという思いでおります。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 空き家対策事業費があります。こちらのほうで969万4,000円ということなんですけれども、空き家の対策、コーディネーターとか利活用事業とかという事業になります。
 まず、空き家のコーディネーターの仕事というのは、空き家を調査して、多分登録を進めたり、そういったこともお仕事かなと思っていますし、状況を確認するというのもお仕事かと思います。
 空き家のコーディネーターのその調査というのは、大体同じ物件に対して毎年行われていて、その都度状況を把握できているという感じでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 今ほどおっしゃられましたように、空き家コーディネーターに各自分の地区の空き家の把握をお願いいただいております。
 毎年12月から3月までにかけまして、12月中には地区の空き家コーディネーターと当課の職員2人一緒に、その地区内の今までの空き家がどうなったか、あるいは新しく発生した空き家について全て、現地を回りまして確認しております。
 そういった中で、一緒に空き家コーディネーターと空き家を確認して、こういったものであれば登録できるなとかといったところを、一応相談して状況を把握しているところであります。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 現在の空き家の数というのは502軒あったと思うんですけれども、こちらについて、今のこちらの職員とコーディネーターと2人で全数チェックされているということであるかと思います。
 使える空き家があるならば、それはどんどんバンク登録に結びつけていくべきだと思うんですけれども、そういった交渉もコーディネーターのほうで行われているんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 その交渉につきましては、具体的な交渉というのはコーディネーターにはそこまではお願いしておりません。こういったバンクに登録するとか、空き家の今後の解体をするとか、今ほど言いました登録については市の市民生活課のほうで相談を受け付けておりますとか、そういった相談に乗りますということで、コーディネーターにはそちらのほうへ、窓口のほうに誘導していただくところを主にお願いしているということでございます。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 ちょっと個人的に思うのが、コーディネーターの数が少ないんじゃないかなという気がします。般若地区でもコーディネーターはいますけど、その方1人で般若地区全域の空き家のことを調べられて、それを空き家バンク登録に結びつけるというのは、ちょっと酷かなという部分を感じております。
 もう少し空き家コーディネーターを増やして、もう少し小さい単位で空き家を登録するほうの誘導に持っていければいいんじゃないかと思いますけれども、そういった方向性というのは何かお持ちでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 そのコーディネーターの人数を増やすということでございますが、確かにおっしゃられるとおり、現状は各地区1名のコーディネーターにお願いしております。各地区1名ということであれば、戸数が少ないあるいは面積が少ない、広いということで、1人でカバーし切れる部分は限られておりますので、今後、空き家件数も増えると、増えてほしくはないんですが、増えるんじゃないかなということも踏まえますと、そういった点もちょっと今後は検討していくべきかなとは考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、交通安全対策費の中の高齢者運転免許自主返納事業費についてお伺いしたいと思います。
 高齢者が運転免許を返納した折に支給される支援券は、大変見直されまして用途が広がっており、活用率も高くなっているようです。
 令和3年度の使用金額は243万4,000円、令和4年度は1月末時点で194万円ということで、単純計算でもこれまでに返納された方で1人約1万円ほど使われているのではないかと考えられます。有効期間が2年間なので、これから使用される方も多い状況であり、大変皆さんに有効に使われているなということが分かります。
 しかし、返納される方の数を見ましたら、年々減少傾向にあるようです。令和元年度は243人だったのが、令和2年度は207人、令和3年度が187人、令和4年度は156人、これはまだ1月末現在ですが。
 年々減っているようですが、この要因について、まずお聞かせいただきたいと思います。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 返納の数が減っているということでございますが、令和4年度については、現状を見ますと、昨年度同程度あるいはそれ以上に返納される見込みとなっております。近年は大体200人前後で推移しており、この数字が通常といいますか、平生の数字ではないかなと思っております。
 ただ、令和元年度からすごく減ったように見えておりますが、これは減少したというよりも、令和元年の4月に、皆さん御存じのように東京の池袋で高齢者による死亡事故がございました。そういった状況で、県内とかそういったところでも一時的に令和元年度は返納された数が増えたので、そういった事情もありまして、年々減っているというよりも令和元年度がちょっと多かったのではないかなと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 たまたま令和元年度は多かったので、大体200人前後できているよということであるのであればよいのですが、高齢者の中には、このような免許証を自主返納すると支援券がもらえるということを知らずに、免許証の有効期限が過ぎて、そのまま失効されている方もおられるのではないかと思うんですが、いかがですか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 まず、さきの免許を自主的にもう返納された方につきましては、警察署のほうで返納の手続を行います。今現在、砺波警察署では、返納された方に対しましては漏れなく皆さんに、こういう支援の制度があるので、このままこの書類を持って市役所のほうへ行かれということで御案内いただいておりますので、そういった返納された方については漏れなくこの支援の制度があるということは行き渡っていると思います。
 ただ、後段の知らずに失効されている方、これは全くゼロとは言い切れませんので、ホームページですとかそういったところで、さらにまた周知はしていかないといけないかなと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 先日の新聞報道にもありましたけれども、2022年に全国で起きた75歳以上のドライバーによる車やバイクの交通死亡事故は、前年に比べて33件増の379件ということで2年連続増加しています。団塊世代が75歳以上となり始めた影響とも見られ、今後、増加傾向が続くのではないかという懸念もされています。
 市では、令和5年度には公共交通の見直しも行われ、チョイソコも始まっておりますし、市営バスなどの利便性が高まることも期待できます。
 また、先ほども申しましたが、現在、返納により交付されている支援券の使い勝手、とてもよいと思いますので、この免許証自主返納事業の周知をさらに進めていただいて、返納を増やす取組をされてはどうかと考えます。お考えをお聞かせください。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 今後の取組につきましては、チョイソコ事業が来年度には砺波市全域に広がるということで、企画政策課のほうで各地区に、また改めてその制度について説明会を開くと聞いております。
 その中でも、いろいろチョイソコの質問の中で、この支援券は使えるんですかという質問もいただいていると聞いております。ですので、そういった説明会の際に、この支援制度があって、その支援券がチョイソコにも使えますよといった周知を企画政策課と連携して進めて、こういった制度もあるので、自分の運転に自信がない方については返納していただくように勧めてまいりたいと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 市内全域で広がるチョイソコの説明会の折には、ぜひともこの免許証自主返納事業のことをお伝えして、砺波市において高齢ドライバーによる交通事故が起きないよう、免許証の自主返納を勧めていただきたいと思います。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 砺波市では、令和5年度にEV車2台配備するということで出されております。そのうち1台が市民課、もう1台が市民生活課ということで、福祉市民部の中に2台のEV車が配備されるというふうになります。
 EVについては環境にいいということで、何回か議会の中でも話題になった部分でありますので、導入されることについてすごくうれしく思っている次第です。
 まず、このEV車は、所有する形態、購入とかリースとかあると思うんですけれども、これはどちらも購入ということなんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 電気自動車、EV車を来年度2台、公用車として導入する予定となっております。
 市民生活課に導入しますEV車につきましては、既存の車の更新ということで購入を考えております。
 市民課で導入されるEV車につきましては、財源の関係もありましてリースで、軽の電気自動車を導入する予定でございます。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 EV車ということになりますと、充電の設備等も必要になるかと思います。この充電の設備というのは、市民にも開放されるような形になるのかどうかというところが気になるところですが、こちらについてはいかがでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 充電設備につきましては、庁舎管理という部分もありますが、今私が伺っているところでは、あくまで公用車2台分の充電設備ということで、まちなかにあるような立派なスタンドではなく、専用のコンセントを設置いたしまして、市役所の場合、業務時間が朝の8時半から夕方5時15分までということで、夜間、稼働していない時間に充電するということでありますので、充電用のコンセントを設置する予定と伺っております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 この件は分かりました。
 コンビニ交付サービス事業費についてお伺いしたいと思います。
 まず、コンビニ交付サービス事業が始まって、これの利用されている状況、それに伴って効果というか、大分それが利用されているかということが分かると思うんですけれども、そういう部分についてはどういうふうに判断されていますでしょうか。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 コンビニ交付サービスは昨年の12月から開始しており、3か月経過したところです。住民票や印鑑証明書など、証明書の発行数全体に占めるコンビニでの交付発行数を調べてみましたら、12月では大体7%、1月には8.2%、2月には9.6%と徐々に多くなってきております。中でも住民票の発行割合が10%を超えるほどで、やや多くなっている状況です。
 現在、市民の方へのサービスとして、休日や時間外に住民票のみ予約交付を受け付けておりますが、この件数を、昨年度の12月から2月の3か月と今年度の12月から3か月の発行数を比較しましたら、昨年度は3か月で21通だったものが、今年度は8通ということで若干少なくなっているということが分かりました。
 今後は、マイナンバーカードを持つ方が増加してコンビニ交付サービスが浸透すれば、この予約による住民票の交付は徐々に少なくなっていくのではないかなと思っております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 この項目の予算、昨年の予算書と比べてみますと、1,200万円ほど増額しているように見えます。
 この1,200万円というのは、どういったことでそういうふうに見えているんでしょうか。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 増額の主な要因ですが、まず、今おっしゃられたコンビニ交付に係ります費用なんですが、システムの保守料、利用料、また、発行していますコンビニ業者への手数料などが毎月かかってまいります。
 令和4年度は12月開始でしたので、4か月分だけ計上しておりましたが、令和5年度は1年分、12か月分になったということで、700万円余り増加しております。
 そのほかにマイナンバーカードを交付しておりますが、そこでの更新作業や交付の数が多くなるということが見込まれますので、交付体制を拡充するために会計年度任用職員の方を1名増員することを考えておりますので、そこでも増額となっております。
 あとは、住基システムの改修などもございますので、それが積み重なって増額になったものと考えております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 よく理解できました。
○山本委員長 境委員。
○境委員 私からは、地域支援事業費の中からお伺いします。
 砺波市の単独事業で平成16年にホームヘルプサービスが始まっております。生活を支援するために重要な役割だったと思うんですが、昨年7月に、助成の対象者がこれまでの要介護1以上から要介護3以上となりました。
 対象外になられた利用者の方に混乱がなかったかどうか、まずお聞かせください。
○山本委員長 河西高齢介護課長。
○河西高齢介護課長 多分、地域支援事業費ではなく、在宅福祉対策事業費のホームヘルプサービス利用助成だと思います。
 そちらのほうの要介護度が変更になったということでの御質問だと思っておりますが、一応対象者の介護度を変更するに当たりましては、事前に予算が通ってからではございますが、居宅介護事業所のケアマネジャーや訪問介護事業所等に対しまして、何度も説明会を開催いたしまして事前に周知しておりました。
 また、利用者にも事前には周知した上で、時期的には年度での切替えなんですが、7月からの切替えということもありまして、少し時間もあったということで十分に御理解いただいたと思っております。
 実は全く苦情も問合せもなく、大変スムーズに移行できたことを私どもも大変喜んでおります。
○山本委員長 境委員。
○境委員 スムーズに移行できて混乱がなかった、市民の方にとってもありがたいことだったと思いますし、私たちもそれを聞いて安心いたします。
 それに、今の質問に併せてなんですが、今後この対象となる方の見込み数、これが増えるかどうかというのは分かるものでしょうか。
○山本委員長 河西高齢介護課長。
○河西高齢介護課長 増えるというか、実は先ほども申しましたように、令和4年7月からの改正ということで、今年度の実績もかなり減っておりますし、実は利用者の統計を取ってみましても介護1、2で在宅の方がやっぱり多いものですから、その1、2の方での低所得者の利用が多かったので、この後、今要介護3以上になったことによって、逆にかなり利用者が増えたりもすることも正直ない状況ではないかと思っています。
 といいますのは、やはり砺波市内には特養とか老健とかの入所系の施設のほかに、地域密着型のグループホームとか、有料老人ホームといった特定施設が結構あるので、金銭的に余裕があればですけど、そういったところも利用していらっしゃる方も多いですし、今現在、やっぱり特養関係ではどうしても金銭的問題とか、状況的なことから優先的に入れる、優先順位が上がることによりまして、傾向としては入所される方も多いことで、数的にはそんなに増えていかないのではないかと予想しています。
 ただ、新型コロナウイルス感染症の状況によって、施設によっても、みとりはやっぱり家でしたいとかという状況が、この後どういうことになるのか分からないので、令和5年度については少し余裕を設けたような予算にはさせていただきました。
○山本委員長 境委員。
○境委員 おうちで見てあげたいという思いにぜひ応えていただけたらなと思います。
 在宅福祉費の中で、最後の説明のほうに在宅医療・介護連携推進事業費というのがあるんですけれども、そのことで少し質問させてください。
 高齢者ですとか障害者の自立した生活を送るために、地域の医療、介護、あと福祉、サービスだけでなく、暮らしていらっしゃる地域でサポートしていくことも非常に必要じゃないかと思います。地域で既にそういう活動もあるわけなんですけれども、この在宅医療と介護連携推進事業で共有された情報というのが多分あると思うんですが、こういう情報は地域で活用することが可能なのかどうかお聞かせください。
○山本委員長 河西高齢介護課長。
○河西高齢介護課長 今ほどの在宅医療・介護連携推進事業費につきましては、こちらは高齢介護課のほうで予算取りをさせていただいておりまして、地域ケア会議と私どもは呼んでおりますが、自治振興会や民生委員協議会、あと医師会や歯科医師会等、薬剤師会とかの医療機関の代表者とか介護事業所、厚生センター、そして砺波市の関係課で、地域から医療・福祉を考える会を開催しています。
 その中で、地域包括ケアシステム、今おっしゃられたように地域でも在宅の方とか高齢者の方を支えていこうという形の、高齢者だけではなく、障害者をはじめ子育てママ、子供も、そういう形のものを市全体として確認する大きな会議という形の位置づけで開催しているもので、この会議を踏まえて地域包括支援センターのほうでは、また細かく在宅医療と介護の連携事業という形のものを開催しております。
 そちらは地域包括のほうの予算の中で、介護保険の事業の中で実施させていただいております。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 では、私のほうから1点お願いします。
 いきいき百歳体操の関係の予算が計上されております。私も今年からいきいき百歳体操のほうへ出かけて、少し足腰が弱ってきているところを何かサポートしなければならないと思って行っております。
 12月定例会だったか、この件についていろいろ一般質問も出ておりまして、村井福祉市民部長のほうから、参加者を募るように何か考えなければならないなということでお話しされておりました。
 この点について、来年度、具体的な拡充方法について何か思いがあるのかどうかという点についてお聞かせ願います。
○山本委員長 河西高齢介護課長。
○河西高齢介護課長 いきいき百歳体操の事業につきましては、令和4年度も実施いたしましたが、福祉センター等でチャレンジ事業を開催しております。令和4年度はR-1の事業とタイアップさせていただいて、福祉センターの苗加苑で12回を1クールで開催させていただきましたが、全くいきいき百歳体操に参加していない方と、大体今は苗加苑の地区の方、あといきいき百歳体操の実施をされていない地区と幾つか絞り出ししながら案内を送らせていただいて開催したものです。
 今年度については全地区を対象にはしていなかったので、また同様のものを同じ形ではしたいと思っておりますが、R-1とタイアップできるかどうかはまた今後の課題としております。
 福祉センターだけでなく、福祉センター以外の会場も現在模索しているところで、まだ検討中ということです。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 ますますたくさんになるように祈っているわけなんですが、参加してみて分かったのは非常に男性の参加者が少ない。中野地区なんか20人ほどいるんですが、男性は私だけです。ほかの地区の状況も多分男性は少ないのではないかなと思っていて、男性がもうちょっと参加できるような方法も含めて何か考えながら、ますます発展するように考えていただきたいと思いますが、何かそれについて思惑があればお聞かせ願います。
○山本委員長 河西高齢介護課長。
○河西高齢介護課長 12月でしたか、前回の議会の一般質問のときでしたか、お答えしましたが、なかなか男性を集める特別策というのが逆にあったら教えていただきたいほどなので、やっぱり男性はどうしても働くというところに気持ちが行きませんか。ちょっと聞いてみたいんですけど。
 というところがやっぱりあって、確かに、例えばいきいき百歳体操に行くことで、何か自分の役割とか、働いているみたいな部分がもうちょっとあればいいのかもしれないんですけど。私たちとしても、どうしても声かけて口コミでといったら女性のほうが確かに広がりやすいですし、男性に「行ってこんまいけ」って言っても、「わしはそんなに暇じゃない」とか。どうですか。そういう感覚になるという部分が多いのかなと思っていて、逆に本当に奥さんに、「あんた、ちょっこ最近、何やら体の動きも悪いし、ちょっこ運動せんなんちゃ。ただでできるよ」みたいな感じで誘ってもらうのが一番いいのかなと。
 奥さんだったら「だらくさい」と言ってやっぱり思われるから、近所のおっかちゃんたちに誘ってもらったほうがいいんじゃないかなというところではありますが、何せ、やっぱりお世話をしていただく方を育成することが、私たちは大事じゃないかなと思っています。
 そこで、先ほどのチャレンジ事業でも割と年齢若めのって言ったらおかしいですけど、70代前半とか、やっぱりもうちょっと人のお世話をしてもらえるような意欲のある方もお誘いしながら、今年度はそのチャレンジ事業で2回以上増えておりますし、そういった形で会場を増やす、併せて男性の参加もしていただけたらなと思いますが、特段、すみません、何か知恵があったら教えてください。
○山本委員長 小西委員、逆質問の答えは何かありますか。
○小西委員 逆質問の答えとしては、男性のやるような日、例えば月1回であったりとか、そういったときに広報とかホームページとかでPRしながら、今週1回、苗加苑とか北部苑とかいろいろ地区を回して、今日は男性の日ですよという日を設けてみたらどうかなと思います。
○山本委員長 河西高齢介護課長、どうですか。
○河西高齢介護課長 ありがとうございます。男性の日というのも参考にさせていただきます。
 ただ、1ついいですか。正直、月1回ではなかなかいきいき百歳体操の効果が見込めないです。できれば継続して、時間をつくって参加していただけたら効果は期待できると思います。
○山本委員長 取りあえず、小西委員の意見を検討してください。
 境委員。
○境委員 生活困窮者自立支援事業費について、私から質問いたします。
 本市の生活困窮世帯への支援事業がいろいろございますが、この中で特に効果の高いものはどういったものか。また、この支援メニューがある、行うということで、受援者、行政側、それぞれにどんな効果が出てきているのか教えていただければと思います。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 今現在、生活困窮者の事業で、市のほうで取り組んでいるのは5つございます。
 一番中心になり、効果があるというのが自立相談支援事業というものになりますが、この中に就労支援も含んでおります。相談者の課題を整理しながらその解決に向けて医療機関、年金事務所、ハローワークなどの関係機関と相談するんですが、必要に応じてこちらの相談員も一緒に同行して、細かな制度とか確認をしたりということで対応しております。
 効果といたしましては、これ、相談者と行政に分けて考えるのがなかなかちょっと難しいんですが、このような支援を実施することで、この事業開始以来、経済的な困窮の方については就労支援することで生活保護の制度に頼らず自立した生活を行えるようになっておられますし、障害があって生活がしづらい、お金に困るといった方には障害年金の制度を利用できるように医療機関、ハローワークとも連携を取って対応しております。生活全般については、障害の支援サービスの事業所がありますので、そういったところにつないで安定した生活が図れるようになっております。
 こういったことで、いろんな困窮者の方がいらっしゃるんですが、効果としてはかなり大きいかなと思っております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 他市の方からも、本市の福祉が非常に充実しているというお話を伺っております。また、非常に丁寧に対応されているということを私も感じております。
 ぜひ今後も生活保護受給になられる前に、またいろいろな生活改善につなげていっていただければなと思っております。お願いいたします。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、私のほうからも今の生活困窮者自立支援事業についてお尋ねをいたします。
 この事業は平成25年に国で制定され、市では平成27年から、私どもにすれば、市が主体となって実施されてきたものと見ておりました。
 その中で今ほど境委員からもありましたように、自立相談支援事業をはじめとする各種支援事業を行ってこられたわけなんですが、このたび、市で賄っていらしたこの事業を、砺波市社会福祉協議会のほうへ委託することになったようであります。
 そこでお尋ねしたいのは、まず、8年間にわたって砺波市として実施されてきておりましたこの事業なんですけれども、新年度から砺波市社会福祉協議会に全面的に委託されることになった意図といいましょうか、目的について、まずお尋ねしたいと思います。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 社会福祉協議会のほうには、既に家計改善事業という生活困窮の事業の中の一つを委託して実施しております。今回新たに、これに加えて自立相談支援事業と子供の学習支援事業の2つを委託することになります。
 社会福祉協議会のほうでは、そもそも資金の貸付制度というのも持っておりまして、生活困窮の方から相談を受けて自立相談支援、就労支援、そういったものを受けまして、あと家計改善といったこともございますので、それも一連の流れで相談を受けて、さらに資金の貸付けが必要といったときには社会福祉協議会の制度を利用していくというふうに、一連の流れで相談を受けて課題解決に向けて取り組むことができるかなというところで、そういったところを期待しております。
 あと、社会福祉協議会のほうでは、地域の福祉関係者と非常に密に関係を取っておりますので、今後、そういった地域を含めて困窮者の支援をしていくことも可能になるのではないかということで、目的といいますか、メリットとして考えております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 支援する内容または事業の内容自身が、社会福祉協議会で賄っている各ほかの事業ともリンクするということになるのかなとは正直思っております。
 ただ、社会福祉協議会もなかなか人材が賄えないということもあったりして、結構いろいろ幅広くやっていらっしゃることからしますと、今度は、今、社会福祉協議会から市のほうへ来ていらっしゃる人材もまた戻すということも伺っておりますけれども、その人材的なものは社会福祉協議会としても大丈夫なのか、そこら辺はどのようにお考えかお聞きしたいと思います。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 この事業、当初から社会福祉協議会の職員をこちらの市のほうに派遣していただいて、その担当者ということで事業を進めております。
 今現在、担当している者も含めますと経験者3名ということになりますので、人材的にも今の1名そのまま社会福祉協議会に、あと就労支援のほうも社会福祉協議会にということにしておりますので、人数的にもそういう能力といいますか、支援できるという体制については十分確保できるかなと考えております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 同じ立場上でいらっしゃる市と社会福祉協議会でありますので、またお互いの連絡は密にしていただきたいものと思っております。
 それから、今まで市役所のほうでそのような事業が行われていたと認識していらっしゃる市民の皆さんに対する、要は広報ですよね。せっかく今まで市役所まで出向いてきたのに、また社会福祉協議会へ行かなければならないのというような市民の戸惑いが生じないかということが心配されるわけなんですけれども、そちらのほうに対する対応はどのようにお考えでしょうか。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 この困窮事業で窓口になりますのが、ほっとなみ相談支援センターということで今対応しております。
 これについては社会福祉協議会と社会福祉課ということで、事業開始当初からその2か所でそういった相談を受けていますということでPRをさせてもらっています。
 今、社会福祉協議会に委託するということで、相談に市役所に来られた方については、当課の職員なり関係課の職員でお話を聞いて、その間、社会福祉協議会の職員にこちらに来ていただいて、そこにうまくつないで、必要で、課の連携ということで税金の状況ですとか、そういったところを確認するときは市の職員と同行して、そういった支援を社会福祉協議会職員と一緒にしていくということで、今までどおり支援を受ける方にあまり負担にならないような対応でということで考えております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 分かりました。今ほども藤森社会福祉課長の言葉にもありましたが、要は事業所または事務所が別々になることによって、離れれば離れるほど、今度、事業所同士の個人情報の開示の壁みたいなものとか、今も言われました税務関係、水道事業関係、そこら辺で多分社会福祉協議会だけが動くとシャットアウトされ気味になるようなところの連携なんですけど、そちらのほうはしっかりとこれからも賄っていっていただきたいと考えております。その確認だけさせていただきたいと思います。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 個人情報の関係、大変大事なことになります。
 先ほど申し上げましたとおり、市の職員が同行して税務課なり上下水道課とか、そういったところにも足を運ぶことで、あと当事者が一緒に動くということになりますので、個人情報についての問題はクリアされるのではないかなと考えておりますし、既に関係各課と調整を今進めておりますので、4月からスムーズに行えるように検討してまいります。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 ありがとうございます。その各連携、離れることによって生じてくる不適合を何とか連携で乗り越えていっていただきたい。市民の皆さんには御迷惑かけないような体制だけは取っていかれるよう、よろしくお願いをいたします。
 では、田村健康センター所長、続いてお願いします。
 砺波広域圏事務組合への負担金の件、2,446万1,000円であります。
 この負担金は新型コロナウイルス感染症の影響によって、ここ3年間にわたって砺波医療圏急患センターにおいても、結局、受診控えというものが発生したことで、センターの維持、運営に影響が出たということになったのでありますが、昨年度の当初予算に比べれば1,100万円ほど増額して今回は組まれました。このことはその3年間において今までも何度かありましたが、砺波広域圏事務組合が補正予算を組んで、そのセンターの運営の資金補塡をしていらっしゃった。それを今回は1年度ですよね。1年間にわたって見てくれたということになると思っております。このことはすごく発展的、進展的な話だなと私も喜んでいるところであります。
 それで、砺波広域圏事務組合のことですので、ここで意見をあまりすることもなんなのでしょうが、砺波広域圏事務組合のこの急患センターの利用者数を見てみると、やはり砺波の市民が令和3年度で43%は利用していらっしゃる、半分弱ですね。それから、この砺波医療圏急患センターの設置場所がやはり砺波市内ということになることからも、やっぱり砺波市としてもそれ相応の負担金を出しているということになりますので、何とかこの砺波医療圏急患センターの利用度を上げていくことに対しても、ある程度御支援をしてあげなければならないのかなという思いが正直あります。
 それで、例えばですけど、砺波医療圏急患センターの場所的なものが市民には見えづらいのかなと思ったりもしておったんですが、私も確認してまいりましたら、結構、病院敷地内に看板が出ていることに目を開けば気がつきました。
 ただ、やはりその看板がもう長年の風雨や太陽光線で色あせてしまって見えづらいとか、どうも陰に隠れていて見えづらいとかということもありましたもので、要は先ほども言いましたけれども、何とかせっかくのものを利用していただくような手はず、または認知度を上げていくための方策に対して、砺波広域圏事務組合のほうへも御意見を言っていっていただきたい。そのことを1つ申し上げたいと思うんですが、こういうことに対しましてどういうふうにお考えでしょうか。
○山本委員長 砺波広域圏事務組合でございますけど、砺波市の立場の範囲内でお答えいただきたいと思います。
 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 砺波医療圏急患センターにつきましては、もともと南砺市の福野にあったんですが、平成16年に市立砺波総合病院の敷地内に来たということです。
 看板等につきましては、今、私も見ましたところ、市立砺波総合病院正面の横に、健康センターも北入り口があるものですから、健康センターと同じ看板で表示をされているということであります。
 しかしながら、利用したことがない方は場所的にはなかなか分かりにくいのかなと思っております。市立砺波総合病院内にある看板もありますので、そちらにつきましては、砺波広域圏事務組合に申し伝えまして分かりやすい表示をすることもありますし、市民の皆さんがたくさん使われているということもありますので、これまでどおり毎月の「広報となみ」でも周知をしますし、それから市のホームページ等でも周知をして、砺波医療圏急患センターという施設があって、夜間休日対応しているということをもっと広く周知をすることで、利用者といいますか、あまり利用してもらうのがいいのかどうかというのはあるんですが、利用したいときには利用できるような周知をしていきたいと考えております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 本当にほかの事業所がやっている話ですので、とやかく言うわけにはいかないところはあるでしょうし、私たち砺波市議会としても、もちろん砺波広域圏事務組合に対する議員としてまた伝えてはいきたいと思っております。
 ですが、先ほどから何遍も言うように、やはり砺波市内の中で、正直、市民からすれば市立砺波総合病院の裏手という位置づけになっていることが余計見えづらいのかな、そんなことも思ったりしますので、どうかそういうふうに目を開けてやっていただければうれしく思っておりますことを伝えます。
○山本委員長 川辺議員も砺波広域圏事務組合の議員でございますので、またそこでひとつもんでいただきたいと思います。
 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、保健事業・介護予防一体的事業費についてお伺いいたします。
 令和3年度から始まったこの高齢者の保健事業と介護予防の一体的事業は、後期高齢者の特徴を踏まえ、生活習慣病等の重症化予防と生活機能維持の両面から支援し、高齢者の健康寿命の延伸を図ることを目的として実施されています。ハイリスクアプローチ、ポピュレーションアプローチという片仮名語が並んでいて分かりにくいのですが、各種データから抽出されたハイリスクを持つ高齢者に対して個別指導を行うハイリスクアプローチとして、生活習慣病等の重症化予防や栄養、口腔、服薬に関わる相談指導を行っておられます。
 保健事業計画によりますと、令和3年度の実績として、栄養、口腔、服薬の相談指導は、該当数67名のところに54名に実施され、80.6%と高い実施率となっておりますが、生活習慣病等の重症化予防は、糖尿病性腎症重症化予防と循環器疾患重症化予防とあり、どちらも30.2%、22.6%と低い実施率となっております。この要因について、まずお聞かせください。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 令和3年度の実施状況を御覧になって御質問いただいておりますが、まず、このハイリスクアプローチの対象者につきましては、一定の選定基準によって抽出されております。実施率は、その当初の基準該当者に対して、実施者の数で算出しております。この実施率の差は、この選定基準の違いによるものと考えております。
 まず、実施率が高くなっている口腔に関する指導につきましては、対象者の選定基準を砺波市独自で決めることができまして、砺波市の健康課題に応じて設定することができますので、基準該当者の人数が、実際に訪問など対応する人数とあまり差が出ないことになっております。そのため、実施率としては高いものとなっております。
 一方、糖尿病や高血圧など生活習慣病の重症化予防につきましては、富山県全体の健康課題に応じて選定基準が定められております。この基準で対象者を抽出しますと、かなりの人数が選定されるということになります。そのため、各市町村の実態に応じて優先的に介入する方をさらに絞り込んで実施するということにしております。そのため、結果的には、分母が基準該当者全体広い範囲になってしまいますが、実施率がやや低くなってしまうということになります。
 しかし、市としては、優先的に支援が必要な方への介入はできている状況となっております。
 今年度も実施途中ではありますが、絞り込んだ重症化予防の対象者に対しては、積極的に介入をしております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 大変きちっとやっていただいていることがよく分かりました。
 もう一つ、ハイリスクアプローチの取組の一つとして、健康状態が不明な高齢者の状態把握や必要なサービスへの接続という事業も行っておられますが、これにつきましては126名の対象者のうち125名に実施されており、大変手厚い取組であるなと感心しております。
 砺波市の介護認定率が下がっているのは、いきいき百歳体操の効果という声もありますが、この事業の成果もあるのではないかなとも思うもので、この事業をしっかり進めていただきたいと思います。新年度、保健師を1人増員されるということですが、この理由についてお聞かせください。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 保健師を増員する予定にしておりますが、この増員予定の会計年度任用パート保健師になるんですが、主に生活習慣病の重症化を予防するため、該当者の家庭を訪問して保健指導を行うこととしております。
 この一体的実施の事業で行っております後期高齢者の方への保健指導は、その方の生活の状態ですとか、薬の管理がきちんとできているかなど、健康管理に必要な生活実態を把握することが必須になっておりますので、原則家庭訪問で実施しております。
 令和5年度には新型コロナウイルス感染症が5類に移行するんですが、今後も感染の流行が予測され、高齢者の家庭への訪問には引き続き配慮が必要になってくることになります。流行期を避けて活動することから、訪問期間がかなり年間でも限られてきますので、その期間に集中的に実施することで、この事業の成果を上げたいと考えております。
 現状では、会計年度の任用パート保健師を1名雇用して訪問活動を行っていますが、実施できる件数がやはり限られてきておりますので、2人体制とすることで担当地区を分担するなど、体制を工夫して効率よく進められることを期待して、増員しようと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 ぜひともしっかりと訪問しての指導を進めていただきたいと思います。
 そこで、さらにこの事業の一つとしまして、新年度にマルチマーカーツールというものを導入されるということですが、このツールの内容、そしてその導入することによる効果についてお聞かせいただきたいと思います。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 マルチマーカーツールといいますのは、ちょっと片仮名の名前なんですが、健診データを分析するソフトの名前になっております。
 国保の健診システムやKDBシステム、その他の健診データを取り込んで分析や集計を行うことができるソフトとなっております。このソフトを使いまして、砺波市の健診の受診率ですとか、メタボの判定、また、健診の所見割合などを集計することができて、砺波市の特徴をつかむことができます。これによって市のデータヘルス計画に基づく保健事業の推進を図ることができます。
 また、健診を受診された市民の方については、健診結果の判定や毎年の健診の結果の一覧を作成でき、その人に合わせた保健指導の教材を作ることができるということで、さらに個人に合わせた支援ができるようになります。さらに保健指導の経過を記録することもできるというソフトになっておりますので、対象者の取組状況などを継続して把握することができます。
 現在使っておりますシステムにつきましては、国保データシステム、KDBシステムを基に集計や分析を行っておりますが、このシステムはやや分析や集計に操作が大変複雑で、かつ時間がかかるということになっておりまして、担当の者が慣れるまでやや難しいソフトだと聞いております。
 また、個人の健診結果ですとか保健指導の内容を、独自のエクセルデータや紙ベースで管理しているという実態でもありますので、データがだんだん増えてきて管理し切れていなかったと聞いております。
 このツールを活用することで、健診担当の担当者が替わっても、比較的簡単に国保世代から後期高齢者の世代まで、継続して保健指導に生かすことができるということを期待して、このツールを導入することにしております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 大変便利なというか、効果があるソフトの導入だなということがよく分かりました。
 個人に合わせた保健指導ができるようになるということで、今後、高齢者の健康寿命の延伸にもつながる大事な取組であると思いますので、しっかり進めていただきたいと思います。
○山本委員長 境委員。
○境委員 私からは、母子保健対策費の母子保健推進費のほうでお伺いしたいと思います。
 出産・子育て応援事業についてです。今年の1月からスタートということで12月の議会でもお話があったと思います。私、それを聞いて、年始の在所の女性の会議にちょっと顔を出して、こういうことが今度始まるんだよという話をしました。ちょっとそのとき分からなかったんですけれども、在所の会合の中で「おめでとう」という声が聞こえまして、なぜかというと、その中に妊婦さんが1人いらっしゃったわけです。「よかったね、よかったね」という声があって、これ、本当にありがたいことなんだなと思っておりました。
 私、そのときに、アプリを使って、都合がまたいいようになっていくよというような話をしておったんですけれども、質問としては、面談が中に3回あるということで、その面談についてちょっと質問させていただければと思います。
 妊娠中にこのアプリを使って運用していくということなんですけれども、このアプリを使うことで妊婦さんにどういった効果が実際あるのかということです。アプリを使わなくてもできるのか、アプリを使ったほうがいいのか、お伺いしたいと思います。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 国が創設しました出産・子育て応援事業につきましては、1月からスタートしておるんですが、この要件として、3回の面談を原則対面でということで、妊娠届出時、母子手帳を交付するときと、妊娠8か月、大体産休に入るときと、出産と育児を行うときにという3回面談をするというのが要件になっております。
 そもそも、砺波では妊娠届出時と出産のときは面談をしております。ただ、妊娠8か月のときは特段面談しておりませんでしたので、これが新たに要件として入ってきたところであります。
 しかしながら、国としても面談で妊婦さんの負担が増になるのはよくないということで、妊娠8か月については、これからもありますが、SNSとか子育て応援アプリなどを使ったそういう相談支援体制でもいいというふうに言っていることから、砺波では今、昨年の6月から導入しました「となみっ子なび」のほうで何かできないかということで、業者にも相談したところ、相談支援ができるということで、それの改修を進め、準備を進めているところであります。
○山本委員長 境委員。
○境委員 今、改修を進められているということなんですけれども、それは具体的にどういった改修になっていくのかお聞かせください。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 改修の内容といたしましては、市のほうから、その該当者の方にアンケート調査を発信して、今悩んでいることがないかということをお聞きし、それを返していただくということ。
 それから、面談の、これは希望でもよいということなので、希望される方はお知らせくださいということで、アプリ内でもできるという形になっております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 アンケートと、また、いろいろな情報が伝わっていくということなんですけれども、今ほどの面談というのは、特に必ず8か月にしなくてはならないということではないというお話だったと思うんですが、確かに私も最初、オンラインでいろいろ面談ができるという、12月のときはそのような話でちょっと思っていたんですけれども、それであれば心配なかったんですが、これが例えばオンラインじゃなく直接面談となると、8か月とかも安定しているようでなかなかやっぱり妊婦さんは体調が不安定なところもあると思います。実際、私も切迫流産になってなかなか外出られないということもありましたので、そういったところに非常にサポートできるようなアプリであったらなと思います。
 今、アンケートというのもあったんですが、例えばですけれども、最初、妊娠届けのときとかは必ず来なければいけませんが、何かオンラインで面談できるような工夫というのはできるかどうかお聞かせください。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 一応アプリ上ではできる機能は追加できると確認をしました。
 ただ、県内でも11市町で、私どもと同じ業者で導入しているんですが、そこまでのオンライン上での面談というのはまだ導入してないということで、全国的にも500ぐらいの自治体が入れているんですが、数か所というところであります。
 原則面談ということになっておりますので、今のところは電話とか、大丈夫であれば訪問して面談しているんですけれども、これからの時代はそういうアプリ上での面談ということであれば、近隣市町村等の状況も動向を見ながら、また考えていきたいなと考えております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 実はその在所の会合のときに女性の皆さんが、ぜひオンラインで、この時代やし、面談できるようになったらいいねという声が結構ありましたので、最後にそれをお伝えさせていただければと思います。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、田村健康センター所長、続いてお願いします。
 予防接種事業でありますが、その中に子宮頚がんワクチンの内容が入っております。
 今回、新年度予算において、この委託費が増加した要因には子宮頚がんワクチン予防接種に使用する、要はワクチンの今まで使っていた2価と4価ワクチンから、今度は9価ワクチンに変更されるからだという御説明を受けたところでありますが、この2価、4価、9価とは何かと思いまして調べてみましたところ、要はワクチンが効くウイルスの数を表すということでありました。
 それで新年度からは、要は対象となるウイルスの数が多い9価ワクチンに変更されるということになったと理解しているんですけど、まずそれでいいですよね。2価、4価から9価になったのは、対抗できるウイルスが多いものになったと理解しているんですが、それでよろしいですか。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 2価と4価がこれまで定期接種のワクチンということで認められておりましたが、9価ワクチンはこれまでは任意で受けてもいいよという形だったんですけれども、いろんな海外の知見とか臨床試験などで安全性が認められたということで、9価ワクチンも定期接種のワクチンに含めるということになりました。
 ということで、2価、4価も使ってもいいんですが、9価ワクチンのほうが9種類のウイルスに対して予防効果が高いということもありますので、そちらのほうをこれからは扱われるんじゃないかということで、当初予算は9価ワクチンの単価で積算をさせていただいたということでございます。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 今のその9価ワクチンも、では、2価も4価も9価もということで定期接種の対象になったということですね。
 結局、9価のほうは効果が強いと、優れているということになるんでしょうけど、要は接種対象者が9価の強そうなのではなくて、今までの2価か4価ワクチンを希望したいと言われた場合の対応はできるのでしょうか。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 選択はできると聞いております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 では、子宮頚がんワクチンをめぐっては、やはり副反応のお話はどうしても出てくるところでありましたが、もちろん今回の9価ワクチンに対してもそれもあるものと思っております。
 ですが、これはやはり今の新型コロナウイルス感染症と同じく、やはり接種者、対象者に御理解をいただくことが大切だと思うんですけど、そちらへの対応は進んでいるかというよりも、対応ができているかというところをお聞きしたいと思います。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 9価ワクチンにつきましても副反応はございます。治験によりますと、この接種部位の痛みとか腫れが、2価、4価よりも大きいと言われておりますが、頭痛とかそういう身体的なものについては同程度と言われております。
 それから、9価ワクチンにつきましては、15歳以下であれば、2価、4価でやると3回接種なんですが、2回でいいということで、その分、身体的にも負担は軽減されるのかなということで、9価のほうを選ばれるのではないかなと思っております。
 今の副反応に対する対応につきましては、定期接種の補償制度と同じように対応することになっておりまして、国のほうでもパンフレット等も利用しながら周知を図っていくということになっておりますし、まずは接種をされた方は、もし副反応があればお医者さんに診ていただいて、その後、都道府県にもその協力専門医院というのがありますので、そちらのほうで診ていただくという形の体制は整えられているところでございます。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 よく分かりました。対象者がどうしても保護者がいらっしゃるお子様ということになりそうなので、どうぞ保護者の方にも御理解していただけるように進めていただきたいと思います。
○山本委員長 河合病院長、ちょっと突然でございますが、2価、4価、9価の意味は、さっきおっしゃっていた、そのような認識でよろしいですか。
○河合病院長 そうですね。
○山本委員長 確認です。
 開田委員。
○開田委員 私からは、環境基本計画等支援事業の目的と策定についてということでお聞きしたいと思います。
 こちらの予算のほうが、前年比から見ると380万円ほど増えていまして、中身を見ますと環境基本計画策定支援業務委託料等ということで400万円の予算が今回見込まれています。
 第2次砺波市環境基本計画の策定及び印刷製本費ということで、多分冊子を作って皆さんに配られるのかなと思うんですけれども、これ、まずどれぐらいのボリュームを作られることになるんでしょうか。部数というか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 この冊子部数のほうは、一応、今予定では300部を作成する予定としております。併せて概要版のほうも300部作成する予定としております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 事業の概要として、生活環境の美化推進、市民の環境整備に対する意識の高揚、市民に向けてどんどん発信していきましょうというツールだと思っていたんですけれども、300部ということになると、誰かが教えていって皆さんに伝えるという感じかなと思います。
 これ以外にも何かホームページとかで掲載するようなことは、別個に考えていくことになるんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 当然計画を策定いたしましたら、ホームページ等で公表等もしてまいりたいと。広く市民のほうに、この計画の意義あるいは内容を知っていただくために、そういった機会を捉えて周知してまいりたいと考えております。
○山本委員長 開田委員。
○開田委員 10年分の計画ということで、息は長いんですけれども、その目標に向けて多くの方が参加し、実践できるような仕組みもまたつくっていただけたらよいかなと思います。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、じんかい処理費の中のプラスチックごみ一括回収に向けた啓発事業費についてお伺いしたいと思います。
 令和6年度から始まるプラスチックごみ一括回収に向けて、令和5年度は啓発活動を進めるということで計画が進められていると思いますが、その啓発活動の進め方はどのようになるのかお聞かせいただけたらと思います。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 令和5年度は、一括回収開始に向けて周知をするということでございますが、まず、市民へ広く周知する上でこの一括回収の意義を、今考えておりますのは、市内の大型商業施設等でイベントでポスター掲示、パネル掲示等をして、まず周知を図りたいと考えております。
 次に、住民の方へのこの制度、回収の方法あるいは分別方法も周知してまいるわけですが、これにつきましては、各地区に環境美化対策委員会等もございますし、自治振興会のほうに出前講座といった形でこちらから伺いまして、周知を図ってまいりたいと思います。
 あと、この一括回収したプラスチックのごみがどういった形で集められて、どういったところへ行って、最終的にどういった形で再商品化されるかといったことを知っていただくということで、再資源化施設等の見学ツアー等を募集して開催したいと思います。
 あとは通常どおり、市の広報やホームページ等で周知してまいりたいと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 市内の大型商業施設を利用したり、また、住民に向けては出前講座なども利用して啓発されるということで、ぜひともしっかりと進めていただきたいと思うんですが、具体的にいつ頃からとかというのは、今、何か方向性とかあるんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 具体的に、大筋で回収の方法ですとかという案はございます。これは広域圏、砺波市、南砺市一緒に取り組みましょうということなので、回収方法について細部まで調整をいたしまして、具体的には、こっちはまず国に申請が必要になりますので、国の申請が7月頃までを予定しております。申請が終わりまして、それ以降、商業施設から順に、先ほど言いました各地区へ順次説明をしてまいりたいと思います。
 再資源化施設のツアーについては、できれば参加者、実際小さい子供にもぜひ参加いただければいいかなということで、調整して夏休み等を利用して、小さいお子さんにも環境に対する意識を植え付ける意味でも実施できたらなと、現在考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 最近、頂きました資料を見ますと、砺波市の燃えるごみの量は増加しているようです。このプラスチックごみ一括回収が進められることで、燃えるごみが減ることは期待できます。しっかり啓発して進めていただきたいと思います。
 また、県内の自治体では、「燃えるごみ」という表記から「燃やすしかないごみ」という表記に替えてごみの減量化を進めているという例もありますので、参考にされてはと思います。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 燃えるごみの中から、そうやってプラスチック、資源にできるものを出していって、最終的には本当に資源化できない、本当に燃やすしかないごみしか入らない袋という意味で、今の「燃やすしかないごみ」という表記もあるかなと思います。その辺はまた参考にさせていただきたいと思います。
○山本委員長 境委員。
○境委員 私からは、特定健康診査等事業費の健診結果提供者謝礼事業について少しお聞きしたいと思います。
 この健診結果の提供ということなんですが、これまでどのような方がどのぐらい御自身の健診結果を提供されたのか、まずはお聞かせください。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 現在40歳以上の国保の被保険者宛てに特定健診の受診票をお送りして、年1回は特定健診を受診していただくように勧めております。そのときに、職場での健診を受診した方や、ほかの機関で人間ドックなどを受診したので特定健診を受けないという方には、そのほかの機関で健診を受けた結果の提出を依頼しております。実際には結果が出たらその表を持ってきてもらって、コピーをさせていただいております。
 その結果、令和4年度では、国保の方は約80人ほどの方から結果を提供していただいております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 80名の方が提供されたということなんですが、この提供された健診結果というのは、今までの特定健診の方と合わせてデータとして市に蓄積されているんでしょうか。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 ただいまの御質問ですが、提供していただいたデータにつきましては、健診システムというシステムに入力しまして、データを蓄積しますし、市の受診率に反映することができております。
 その結果、ほかの機関の結果からも必要があれば特定保健指導などにつなぐということもしております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 有効に活用していくためにはやっぱり総量が多いほうがいいのではないかなと思うんですけれども、今回のその健診結果提供の謝礼事業ですが、何をどのような形でどうやって渡すのかお聞かせください。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 お渡しするものにつきましては、今は明治のR-1と引換えできるクーポン券をお渡しする予定にしております。
 予算的には150人分を想定しております。
 お渡しするタイミングとしましては、昨年までと同様、ほかの職場で健診を受けた方ですとか、そういう方には健診結果を提供してくださいというふうに呼びかけまして、窓口に来ていただいたときにお渡ししようと思っております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 分かりました。150人ということで、昨年80人ですので、さらにたくさんのデータをこれをきっかけに持ってきてくださればいいなと思います。
 実は私も半日ドックを受けておりまして、データを出したことは一度もなかったので、またやらせていただければと思います。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 続きまして、健康診査事業の拡大についてお伺いします。
 健康増進事業の一環として、国民健康保険加入者のうち、30歳から39歳になる方の健康診査事業を拡大されますが、まず、これまでの39歳以下の健康診査の状況についてお聞かせください。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 令和4年度までは、39歳以下の方につきましては、健康センターのほうで年に1回ないし2回、集団健診を行っておりました。この中で実績では、国保の方は令和4年度では55人が受診しておられるという状況になっております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 今回、若いうちから健康に対する意識を高め、早期に生活習慣の改善を図ることで、高血圧や糖尿病などの発症を予防することを目的としてこの事業を予定されるということですが、最近の晩婚化等により、私の周りでも30歳を過ぎた娘が健康診査受診したいんだけど対象にならないんかねという問合せを受けておりました。
 これまでは健康カレンダー等での案内でしたし、年に一、二回だけの実施でしたので、受診したくても気づかなくて受診できなかったという方もおられたようです。
 今年度から、この30歳から39歳の方にも健康診査事業拡大されることはとてもいいなと思っております。この取組によって、対象者全員、約500人に受診券などが届けられるということになります。これまで、先ほどの数字55人から見ますと、はるかに上回る受診者が期待できますし、また、健康診査を受けることで早めに病気を予防することができて医療費の削減にもつながるのではないかと思っております。
 そこでお伺いしますが、受診をし損ねてしまうケース、初めてであり忘れたり、忙しくて忘れたり、そういう健康診査の期間内に受診できなかった場合の対応についてお聞かせいただきたいと思います。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 期間は、一応健康診査の実施期間と合わせて6月から9月の半ばということで3か月ほど見ておりますが、その期間に受診できなかったという方につきましては、ほかの特定健診なども同じなんですが、こちらのほうで助成しております市立砺波総合病院での1日ミニドックの受診を御紹介したいと思っております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 そこで、特定健康診査につきましては、過去に受診期間が延長されたこととかもあったと思うんですが、今の予定では、それこそ8月31日を予定というのを、今、大西市民課長は9月中旬ぐらいみたいなことおっしゃいましたが、基本的には、これまで8月末までだったのが9月いっぱいまで延長しますということがあったような気がしているんですけれども、そのような延長についてのお考えをお聞かせください。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 期間の延長につきましては、私、9月半ばと言いましたが、基本的には8月末までとしておりまして、9月半ばというのは8月の末にまだ未受診の方に対して受診勧奨を行いますので、そこで忘れていたという方には9月の半ばまでできますよというふうにお勧めして、医療機関に行っていただいておりますので、基本的には長くても9月の半ばになるかと思います。
 市内の医療機関にお願いして実施しておりますので、それ以上期間を延ばすというのは、今のところは予定はしておりません。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 その受診勧奨は、この30歳から39歳の方にもされるのでしょうか。
○山本委員長 大西市民課長。
○大西市民課長 受診勧奨につきましては、40歳以上の法令で決められた特定健診を受診される方を対象にしたいと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 受診勧奨はまだないということであれば、たくさんの方に受診していただけるよう、周知のほう、しっかりお願いしたいと思います。
 続いて、砺波市病院事業会計の予算についてお伺いしたいと思います。
 今回の予算では、入院収益について、昨年は1日平均330人でしたが、315人の入院患者数を、外来収益については1日平均850人、昨年度は832人という外来患者数で算出されておられますが、入院患者数は減少見込み、外来患者数は増を見込まれたのは、新型コロナウイルス感染症の影響をどのように考えられての数なのかお聞かせいただけたらと思います。
○山本委員長 三井病院医事課長。
○三井病院医事課長 大楠副委員長の御心配のとおり、令和4年度におきましても、新型コロナウイルス感染症への対応を継続し、病院では多くの陽性の患者さんの入院加療、発熱外来の開設など対応してまいりました。このため急を要さない診療等について、一時的な制限を行わざるを得ない期間もありましたが、現在も砺波医療圏で唯一の感染症指定医療機関として、診療体制の確保に努めているところでございます。
 そこで、令和5年度でございますが、医療収益に係る患者数につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類の移行に伴います流行の推移は見通せないものの、院内の感染症の対策は継続し、感染症に対応した病棟運営、また、発熱外来の開設も継続いたしまして、これまでと同様の診療体制の確保を進めてまいりたいと思い、設定しているものでございます。
 そのうち、入院収益の単価につきましてでございますが、体制整備に伴います施設基準の新たな届出、診療プロセスや在院日数の適正化などによりますDPC係数の向上、また、地域連携の取組の強化に伴います予定入院患者割合の増加により、単価の向上を見込んでいるものでございます。
 また、入院収益の1日平均入院患者数につきましては、在院日数の適正化や入院前からの退院支援の推進、地域の医療機関との連携を一層図ることにより、1日の平均患者数は、令和5年度予算においては、前年に比べて減少するものと見込んでいるものでございます。
 次に、外来収益でございますが、外来収益の単価につきましては、こちらのほうも医療機関との機能分化と連携といたしまして、症状の安定した患者さんにつきましては、逆紹介を進めております。
 また、外来化学療法が拡大しておりまして、これに伴います薬剤料相当分について増加を加味しており、単価の上昇を見込んでいるものでございます。
 また、外来の1日平均の患者数につきましては、令和元年度は実績が895人、約900名でございましたが、令和2年度は緊急事態宣言の影響などから820人と大きく減少したところでございました。このため令和3年度予算は825人と予算上では計画しておりましたが、実質では850人でございました。令和4年度予算は832人でございますが、現在の実績等も加味して、令和5年度では850人を見込んでいるものでございます。
 外来におきましても、医療機関との機能分化と連携を推進しておりますので、外来患者数は年々減少傾向が続いてきたところでございますが、発熱外来の開設等により、逆に減少傾向は鈍化しているところでございます。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 綿密な計算の下、コロナ禍の感染症の影響も含めて立てられた予算であるということがよく分かりました。
 そこでもう一つ質問なんですが、歳出予算の中で医師が3名の減とありますけれども、この影響というのはないのでしょうか。
○山本委員長 嶋村病院総務課長。
○嶋村病院総務課長 医師は対前年予算比較で3名減という御指摘でございますが、これにつきましては、あくまで予算要求、昨年の11月、12月の予算編成作業時での人員数を見積もったものでございます。
 御存じのように、医師につきましては大学医局の人事によるところが大きいものですから、その後の、今、大学医局のほうからの人事発表がこちらのほうにもどんどん通知がされてきておりますが、現在のところ86人ということで予算にはなっておるんですが、4月1日の見込みとしましては88人ということで、減員数は確保できるものと考えておりますので、特段、医療提供体制には影響はないものと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 88人確保できる見込みということで、入院・外来患者数には影響は出ないだろうということの御説明だったと思います。
 先ほどの答弁にもありましたけれども、市立砺波総合病院は砺波圏域の大事な中核病院でありますので、しっかりと医療体制を維持して対応していただきたいと思います。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、私も市立砺波総合病院につきまして御質問をさせていただきます。
 今ほどの大楠副委員長のほうで医師の減数の話が出ましたので、それはそれでいいのかなと思っておりますが、それに1つプラスして、要は医師の数は88人確保できる見込みであるという今の御回答だったと思っております。その中に、今までも、そして多分現在もでしょうけれども、前から言われている呼吸器外科、内科という部署に対する医師の確保というのは、今どのような状況でしょうか。ひとつお聞かせください。
○山本委員長 嶋村病院総務課長。
○嶋村病院総務課長 呼吸器内科につきましては現在もといいますか、大学等のほうから月曜日と木曜日に派遣医師ということで診察をお願いしております。主に気管支ぜんそく、間質性肺炎などの重症化するおそれのある疾患を専門医の立場として診ていただいておるということでありますが、令和5年度につきましても、呼吸器内科につきましてはこれまでどおり、週2回の診療に当たっていただくという予定にしております。
 外科系ということになれば、そういった手術が必要な場合については大学のほうへ紹介をするということになっております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 分かりました。やはり国全体にしても、呼吸器内科、外科は少ない医師の部類の方々だとは聞いておるんですが、またひとつ在籍できるような方を探していただければと思っております。
 それでは次に、病院事業収益の医業外収益であります。
 こちらの中に6億4,000万円という、要は新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金が計上されているわけでありますが、この令和5年度における新型コロナウイルス感染症の推移というものは、現時点では何とも言えないところにあるのでしょうけれども、ここにこの6億4,000万円という数字を計上されたその理由といいましょうか、経過についてお聞かせをいただきたいと思います。
○山本委員長 嶋村病院総務課長。
○嶋村病院総務課長 新型コロナウイルス感染症の病床確保の交付金につきましては、この今回の、来年度当初の予算額につきましては、これはあくまでも国がまだ当分の間、病床確保は続けていきたいと、暫定的にはまた減らす方向にあるかと思いますが、そういった考えに基づきまして、予算編成時におきまして現在の病床確保数、現在は当院は最大で40床、プラスそれを確保することに伴って休止しなければいけない病床数が17床あるわけなんですが、これが変わらないものということと、交付金の単価につきましても変わらないということを前提にしまして、予算編成段階において、まずは今年度の実績見込みを出しました。それを基にしまして、来年度の当初予算、前提としましては、先ほど言いましたように病床確保数、それから交付金の単価は変わらないということを前提にして、来年度の当初予算額を見積もったものでございます。
 ただし、5月8日以降、感染症法上の分類が5類に位置づけられるということで、確保病床数やそういった交付金制度の考え方、これは具体的なものは詳細が国からまだ示されておりませんので、これらについては現段階では流動的なものであるということで、ひとつ御了承いただければと思っております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 よく分かりました。この先が見えないという状況の中で配られた予算案というふうに理解をしたところであります。でありますので、今、確保していらっしゃる約40床だったと思いますが、その部分がこの後どういうふうに国が方針を示すかによっても流動性があるということで理解をしたところであります。
 それでは続きまして、今度は野崎病院管財課長にお聞きしたいと思っております。資本的支出、建設改良費の中であります。
 ここにはもともとMRIとか、今までも出てきた放射線システムとかというような機材などはもちろん入替え、更新の手続をしていらっしゃるんですが、この中にあります建設改良費の中の付帯施設設備に計上してあります、まず、中央監視装置更新工事ですよね。これが1億5,500万円見てありますが、これは防災に関するものだという情報だけ知っているんですけど、一体何に対して使われるのか。それと、どこのエリアに装着されるのか。それをまずお聞かせください。
○山本委員長 野崎病院管財課長。
○野崎病院管財課長 中央監視装置更新工事につきましては、西棟地下1階にございます防災センター内にあります、中央監視装置と言われるモニターやサーバーなどの装置を更新するものでございます。
 院内全域の冷暖房の運転操作、それから受電設備の状況、空調設備、給排水・衛生設備の制御状況を一元的に監視できる装置が中央監視装置でございます。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 防災ではなくてそういう各機器を動かすため、または中央管理するためという意味合いですね。
 では、これは西棟の地下1階と言われましたけど、市立砺波総合病院全体をそこ1か所で集中管理できるというものを今回更新されるということでよろしいでしょうか。
○山本委員長 野崎病院管財課長。
○野崎病院管財課長 おっしゃられたとおりでございます。院内全域を監視する装置でございます。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 この資料には平成13年から使用していたものを更新するとありました。要は20年は経過していることになります。それによって、結構、その当時入れたものと機能的なものに変わりはあるのですか。それとも、先々にあるのは更新しながらあるようなエアコンであったり、またはいろんなものであると思いますが、あくまでもそれを集中管理するためのものということからすれば、機能的な変化はあるのでしょうか、ないのでしょうか。
○山本委員長 野崎病院管財課長。
○野崎病院管財課長 先々に、例えば空調施設だとか、いろんなタンクとか受水槽とかございますので、そこは機能的には変わっておりません。ただ、中央で表示するそのモニターシステムにいろんな異常、アラーム等が出てまいりますので、その表示の仕方だとか、画面の展開だとか、要は操作しやすいように現代版に改良されている装置と理解をしております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 分かりました。まずもってこれは今回更新することで、また今後20年は大丈夫だと思えばいいということが分かったところであります。
 では、もう一点であります。
 同じく付帯施設設備として計上してありますナースコールであります。もちろんナースコールはさすがに私もよく分かるわけでありますが、今回3,630万円という工事を計上されていますけれども、この今回行われるエリアはどれぐらいの範囲を想定されているのか、まずお聞きしたいと思います。
○山本委員長 野崎病院管財課長。
○野崎病院管財課長 ただいまの御質問でございますが、エリアは令和5年度につきましては、西病棟5階のナースコール設備を更新するものでございます。
 予算に関する説明書の補足資料にも書いてありますとおり、保守部品の供給停止、これが大きく関わっておりまして、取りあえず、まず西病棟5階を更新しまして、部品取りをして、それを保管しておきます。その後、5か年間をかけまして、病院全10病棟全て更新したいと考えております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 でありましたら、今回はあくまでも10病棟あるうちの1病棟分ということになりますね。ではこの後、来年以降、今年も入れて5か年間かけてということであれば、1年に2病棟ほどずつということになりますが、それで全部変わるという理解でよろしいですね。
○山本委員長 野崎病院管財課長。
○野崎病院管財課長 今ほどの御質問でございますが、おっしゃられたとおりでございます。5年間ほどかけて更新していきたいと考えております。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 だんだん病院機能もよくなっていくのかと思いますが、ハード面、一番外側といいましょうか、壁も今、順番にやっていらっしゃいますし、それから空調設備もまだ更新しなければならないところもあるかと思いますが、またどうぞ計画的に進めていただきますようお願いします。
○山本委員長 以上で予定しておりました予算関係は終わります。
 続けて補正予算に行きたいところですが、どうでしょう。5分ほど休憩入れていきたいと思いますが、よろしいですか。再開時刻を11時ということで、よろしくお願いします。

 午前10時55分 休憩

 午前11時00分 再開

○山本委員長 それでは、再開したいと思います。
 補正予算の部分につきましては4件でございますので、ひとつ張り切ってよろしくお願いいたします。
 境委員。
○境委員 一般会計補正予算の障害福祉サービス費の障害者自立支援給付費についてお聞きします。
 障がい者の住まい、就労自立支援というのは非常に重要だと考えておりますが、まず、支援を必要とする障がい者の数というのは増加傾向にあるのかどうかお聞きします。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 知的障がい者が持たれる療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、精神障がい者の方が利用されます自立支援医療の認定者数、いずれも増加傾向にありますので、こういった福祉サービスを利用される方も当然増えてくると考えております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 自立支援、住まいもですが、先ほども言いましたが、就労先というのは非常にセットで必要になってくると思っております。こうした施設の数というのは、今、足りているのかどうかお伺いします。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 このセットというのは、例えばグループホームから作業所へというような意味合いかと思いますが、現在、自宅から作業所へ通われる方もいらっしゃいますので、必ずしもセットで必要ということではないと考えます。
 ただ、最近の傾向としては新しくグループホームも建設されますので、そこから福祉作業所のほうへ通われる方というのは大変増えてきているのが現状でございます。
 施設数なんですが、市内だけでも昨年度からグループホームが2棟、B型の支援事業所が1件増加しております。あと砺波圏域内では南砺市、小矢部市についてもそれぞれ施設数が増えておりますので、充足というのはなかなかちょっと難しいんですが、不足しているということはないのではないかと考えております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 不足していないという感覚でいて大丈夫ということで、安心しております。
 今後ですけれども、障がい者の方の自立に向けて、就労支援、取組いろいろあると思うんですが、事業所と企業と、また行政というのがしっかり情報交換をしていかなければならないというか、何が求められているのかというニーズをしっかりと把握し続けることが必要なんじゃないかなと思うんですけれども、こうした取組は今どうなっているのかお聞かせください。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 情報交換は大変大事だと思っております。
 一般企業へのこういった就労の関係についての支援につきまして、今、砺波地域障害者自立支援協議会の中の就労支援部会というものがございます。こちらのほうで数年前までは、砺波市だけになりますが、各企業を回って、いろんな情報交換をその場でさせていただいておりました。
 ただ、新型コロナウイルス感染症の関係も多分あると思うんですが、ここ二、三年はしていないのが現状でありますので、行政のほうも協力しながら、そういったものを再度実施していけるように働きかけをしていきたいなと考えております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 なかなかグループホームの皆さんも今のこの新型コロナウイルス感染症の状況で、外出ですとか、例えば自宅に帰るというのも難しいという話も私聞いております。企業を回るということもなかなか難しいかもしれませんが、ぜひそうした支援を今後もしていっていただけたらなと思っております。
 続きまして、人口対策費、住宅取得支援事業補助金について質問させていただきます。
 先ほども予算のほうで質問がありましたが、非常に申請数が伸びております。非常に評価の高い施策ではないかなと思っております。建築が済んでから申請ということなんですが、これはやっぱり建築の前にこういうのがあるんだよというのを知らしめておく必要があると思っております。
 それで、国の着工数も調べてみましたが、国のほうは2021年度は伸びていて、2022年度が春以降減少しておりました。ところが、富山県の着工数が非常に伸びているということです。
 ところが、物価高騰ですとか、人の気持ちというのか、着工数のスピードを落とすような要因も今出てきているような気がいたします。
 地域の住宅着工を考える人の流れとか数の推移、業者の方との話合いなど、これもなんですが、情報共有は今されているのかお伺いします。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 業者間の情報共有ということでございますが、この支援制度が始まるに当たりまして、県の宅地建物取引業協会ですとか、この辺ですと宅地建物取引業協会の砺波支部ということで、3市回って制度の説明をしてきたところでございます。
 また、年に1回程度は情報交換する機会というのは設けております。そういった中でこういった制度、もし変更、拡充等がございましたら、そこで情報提供している状況でございます。
○山本委員長 境委員。
○境委員 ぜひ情報提供をしっかりとしていただけたらなと思っております。
 本市は、やはり若い人とお話ししていても分かるんですが、たくさんの小売店があったりとか、今回も企業誘致がされるわけです。若い世代の移住定住に向けた、ちょっと言い方はあれかもしれませんが、非常にいい玉をたくさん持っているんじゃないかなと思っております。
 一方で、やはり新聞やニュース等で近隣他市のいろいろな施策、猛追がちょっと気になるようなところもあります。地域の方からも「大丈夫け」と言われることもあるんですけれども、これを振り切るというか、するためには、やはりこのままずっと魅力を発信し続けて、ぜひ砺波で住んでくださいと言っていかなければならないと思うんですけれども、今後、こうした情報提供、提供だけではなく魅力発信、どのように考えていらっしゃるかお聞かせください。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 ただいまの質問ですが、今現在もいろいろな大型商業施設のデジタルサイネージですとか、富山くらし・しごと支援センター、東京では有楽町とか大手町、あと大阪・名古屋オフィスでパンフレットをお配りして周知しているところでございます。
 今後、新たにその魅力等を周知するに当たりまして、今、新しく市のプロモーションブックが作成されましたので、この中には当然砺波市の魅力ですとか、うちで実施しております支援事業についても書いてございます。ですので、このプロモーションブックをさらに配布あるいはイベントや相談会、各課で、もし県外等そういったプロモーションに行かれる際には、そういった機会を捉えて、広く周知をしてまいりたいと考えております。
○山本委員長 境委員。
○境委員 プロモーションブック、私も見せていただきましたが、自分もいろいろ出るときに、私が住んでいるところはこういうところなんだよというふうに、またアピールさせていただければと思っております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 関連するんですけれども、定住促進空き家利活用事業補助金についてお伺いしたいと思います。
 令和4年度の空き家利活用支援の実績は、2月22日現在で、昨年の13件より少ない7件となっておりますが、今回の補正額254万円の内訳について、まずお聞かせください。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 今回補正いたします254万円の内訳につきましては、空き家を購入された方、その空き家を改修する補助金、1件当たり50万円の部分が4件ございますので、その200万円とその空き家に賃貸、借りて住まわれる方の家賃補助の12か月分を4件と6か月分の1件、合計54万円を合わせました254万円を今回補正で計上させていただいております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 昨年は13件で、今何件なのかはちょっとはっきり数字は分からないんですが、2月末か現在では7件となっていたと思うんです。今、254万円の今の内訳で補正されるわけですけど、そうしたら予算的には令和4年度はどのような予算立てだったんでしょうか。
○山本委員長 小竹市民生活課長。
○小竹市民生活課長 この補助金の当初予算の計上につきましては、前年等の実績あるいはこれまでの経緯も含めまして、例年350万円を計上させていただいております。
 そういった中で、申請の相談等が、これは空き家バンクに登録した物件が対象になりますので、ぜひ購入を考えようかなというような物件も、年によって多く出たりあまり出なかったりということもありまして、なかなか申請件数は見込めないものですから、一応例年350万円余りを計上しまして、もし相談等ありまして不足するようであれば補正をさせていただいているところです。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 申請が増えるのは大変うれしいことで、補正も仕方がないというか、ぜひしなくてはいけないものだと思っております。
 そのほか、頂いた資料の中では空き家登録バンクを利用した移住・定住人口が堅調に増えているという数字も出ておりましたし、また、空き家登録バンクの購入件数のほうも昨年度は6件となっており、増えてきておるようです。
 となみ暮らし応援プロジェクトの住宅取得支援や家賃支援事業も大幅に件数を増やしておられますので、この事業が本当に浸透してきているなということを感じております。
 この砺波市への移住・定住者が今後も増えるよう、この事業の周知をさらに進めて取り組んでいただきたいと思います。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 私のほうからは、田村健康センター所長に1つ質問いたします。
 保健衛生費、新型コロナウイルスワクチン接種対策費の返還1,480万円余りありますが、これについて、令和3年度の決算が確定したということで返納するものだと伺っておりますが、この期間というのは、令和3年4月1日から令和4年3月31日までの期間で来たものの数がこういうことなんでしょうか。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 今回返還するものにつきましては、令和3年度の後期分ということで、具体的には令和3年11月から令和4年3月の5か月分の交付のものでございます。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 そうしましたら、その分で1,400万円余りというのはかなりの金額だと思いますが、その間に、要は注射、ワクチンを接種した人の数がそれだけ減ったからそういうふうになったと考えればいいんですか。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 実際、交付申請したときには、1、2回目の接種に加えまして、3回目の接種の積算で交付を受けております。
 この頃すごく接種の前倒しを国のほうが進めてきたということで、11月前に1、2回目の接種を終えなくてはいけないとかということで、この期間の接種が前倒されたといいますか、計画の申請よりも前倒されたということで、今回1,400万円ほどを返すことになったということになります。
 逆に令和3年前期につきましては、3,000万円ほどの追加交付を受けているということであります。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 要はその接種者が減ってなったわけではないということがよく分かりましたので、では仕方ないなということです。よく分かりました。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでございますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。ただいま議題となっております議案第1号から議案第4号、議案第9号、議案第16号、議案第17号、議案第28号から議案第30号及び議案第32号、以上11件を一括して採決いたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りいたします。議案第1号 令和5年度砺波市一般会計予算所管部分、議案第2号 令和5年度砺波市国民健康保険事業特別会計予算、議案第3号 令和5年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第4号 令和5年度砺波市霊苑事業特別会計予算、議案第9号 令和5年度砺波市病院事業会計予算、議案第16号 砺波市国民健康保険条例の一部改正について、議案第17号 砺波市斎場条例の一部改正について、議案第28号 令和4年度砺波市一般会計補正予算(第9号)所管部分、議案第29号 令和4年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第30号 令和4年度砺波市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)、議案第32号 令和4年度砺波市病院事業会計補正予算(第5号)、以上、11件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○山本委員長 挙手全員であります。よって、11件の付託案件は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたしたいと思います。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○山本委員長 それでは次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について、質疑、御意見はございませんか。
 小西委員。
○小西委員 昨年10月に、砺波保護司会の方々と意見交換会をさせていただきました。その際に、保護司の皆さんの業務内容であったりとか、いろんなことを勉強させていただきましたし、また、苦労話もお話しいただきました。
 その中にあって、世の中の高齢化ということで、保護司の皆さんもかなり高齢化しているということをお伺いいたしまして、「保護司の仕事柄、高齢者になって代わりたいけど成り手がおらんのや」と、「わしは今で80歳過ぎとんがや」と、「もう代わりたいがや」という話がありました。それって、自分で探してこんかったら、もうその後、誰も成り手がおらんもんで、その成り手が見つかるまで、俺、ずっとしとらんながないかという心配をされていらっしゃいました。
 このことについて、全国的にも同様な関係があるのではないかなということで、法務省、全国保護司会連盟が共同で、責任者確保に向けたマニュアルがつくられておるようでございます。
 令和2年度には、保護司の適任者確保のための緊急行動宣言というものが出されているようでございます。そんな中にあって、本市としては、この困っていることについて何か対応策を考えてあげられるのではないかなと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。
○山本委員長 藤森社会福祉課長。
○藤森社会福祉課長 この成り手不足ということにつきましては、保護司会だけでなくて、多くの組織で今言われております。ただ、すぐに解決できるような妙案はなかなかないというのが現状でございます。
 まずは保護司の役割、活動内容、また犯罪や非行した人の立ち直りについてどういった支援が必要なのかといったことを多くの方に知っていただくことが大事だと思っております。このことにつきましては、既に市の広報に、保護司会のほうで作成された記事、年2回、1ページずつの紙面を取って掲載をしております。
 これに加えまして、今後、市のホームページへの掲載、あと図書館で関係図書の企画展示、こういったものを通じまして、多くの市民の方の目に触れるようにしていけばどうかと考えております。
 今後も保護司会のほうと協力しながら、今ほどの件については進めていきたいと考えております。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 ぜひよろしくお願いします。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 それでは、集団検診事業について、田村健康センター所長にお伺いしたいと思います。
 令和5年度から健康カレンダーが新しく健康ガイドブックという冊子となり、カラーで大変見やすいものとなったと思っております。分かりやすく、見ていましてもとても読みやすいなと思います。
 その中のがんの集団検診なんですけれども、これまで市内各地区の集会所等で実施されておりました胃・大腸がん検診、そして結核、肺がん検診の場所が集約されます。検診の場所を集約された理由について、まずお聞かせください。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 がん検診の会場につきましては、令和2年度、新型コロナウイルス感染症の感染が拡大したということで、一旦、がん検診を中止しまして、見直しをして、令和3年、令和4年と会場を集約して行っておりました。
 令和4年度につきましては少し広げるということで、市内を4つのブロックに分けまして、10か所で行ってきたところでございます。
 そういう理由で、新型コロナウイルス感染症の影響で会場のほうを集約したということでございます。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 新型コロナウイルス感染症の影響で集約されたということですけれども、見ておりますと、地区体育館が残っていたり、地区的にそのブロック的に偏りがあるようにも見えたりするんですけれども、その辺はしっかりブロックごとに均等になるというか、不公平のないような形になっているんでしょうか。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 以上の4つのブロックには、必ず1か所は置くようにしておりますし、あと、実は前年度の受診率が悪かったところ、例えば高波地区とかは高波体育館で行ったりとかということで、そういう少し配慮もしながら今回は設定をしたところでございます。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 コロナ禍になってから検診の場所が集約されているということですけれども、近くにあるから行きやすかったという市民の皆さんにとっては、利便性が悪くなっているのかなと思いますし、また今年度から、がん検診に係る個人負担額も増額が予定されております。胃がん検診が300円高くなり、ほかの部分はそのままだったかもしれませんが、これらのことから、受診率を上げるため、下がることも懸念されますので、その受診率を維持するためというか、上げるための何か対策をお考えでしたらお聞かせください。
○山本委員長 田村健康センター所長。
○田村健康センター所長 受診率につきましては、今、新型コロナウイルス感染症の関係もありまして、少し受診率が下がっているということもあります。
 令和5年度におきましては時間を延ばしたりということで、もう少しその枠も広げながら、広報もしながら受診していただくように進めていきたいと考えておりますし、会場につきましても、今後どのような場所がいいのかということで検討して、受診率の向上に努めていきたいと考えております。
○山本委員長 大楠副委員長。
○大楠副委員長 日本人の2人に1人はがんにかかると言われております。がん検診を受けることで病気を早期に発見し、重症化することを防ぐことができます。自覚症状があってから受診していては遅いと思いますので、この定期的ながん検診の受診をしっかりと周知していただいて、対策を取っていっていただきたいと思います。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 私のほうからは病院に1つお話をお伺いしたいと思います。
 ある開業医から紹介で市立砺波総合病院に行きましたが、市立砺波総合病院からさらに金沢大学附属病院を紹介されて行ってきましたというお話を受けました。その際に何が問題かというと、開業医でレントゲンやCTを撮り、市立砺波総合病院は市立砺波総合病院で再度MRIを撮りCTを撮られたと。金沢大学附属病院に行ったら、またCTとMRIを撮られたということで、撮影料金が計3回取られましたという話があります。
 最近はそういったものを当然紹介されたところへ、自分のところの病院で撮ったデータを持って行っているわけなんですが、そこらあたりの共有というか、例えば飲み薬は何飲んでいるかとか、お薬手帳とかいっぱいありますが、そういう情報というのは共有されるものではないかという、ごく自然に、一般社会人としては不思議でならんという思いがあります。そこらあたりについて教えてください。
○山本委員長 三井病院医事課長。
○三井病院医事課長 私のほうからは、一般的な状況についてお答えするものでございます。
 医療機関で実施しております検査につきましては、病気の診断、その後の治療方針の決定、また治療の経過観察などのために医師がその都度、医学的判断によって決定しております。
 このため、申し訳ないところではございますが、紹介状とともに検査結果等の添付がございましても、その共有する検査結果とは別に、治療計画に基づき、検査項目によっては毎回検査する場合もございます。また、保有しております検査機器の精度や性能によっては、医療機関ごとに改めて検査する場合もあったのではないかなと想像するところでございます。
 検査に限らず、診療に御不明な点がございましたら御遠慮なく御相談いただきたいと思います。
○山本委員長 小西委員。
○小西委員 ともかく患者にしてみると、その先生が「これが要るがや」と言われたら「ああ、そうですか」と言うしかないので、そこらあたりも含めて、例えば、その患者にこういうデータをもらっていますけど、こうですという説明が、その都度その都度あれば比較的分かりいいかなと思いますので、今後の医療に向けてまたよろしくお願いしたいと思います。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 それでは、河合病院長にお願いをしたいと思います。
 先ほどからも出ております病院を取り巻く関係、そして今のウィズコロナを迎えるということになるのかどうかは何とも言えませんが、そういう中において、今年度、次年度といいましょうか、令和5年度の病院における経営方針――ないしは経営戦略といいましょうか――等についてお聞かせいただきたいと思います。
 先ほども言いましたとおり、現在は、新型コロナウイルス感染症は、どちらかというと落ち着きを見せているのかなと私たちは感じております。
 その中で、政府は5月8日をめどとして、感染法上の2類相当から5類相当へ変更するという方針を出されたことは国民の皆さんが知ってらっしゃることと思っております。
 また、国民や市民に対して、マスクの着用の判断基準、または医療機関での診療体制における変更の方向性などについても徐々に示されてきているようでございます。中でも病院経営に直結する部分として、先ほどもありました病床確保料とか、または診療報酬額、これらは国から直接的な支援措置として入ってきているものなのですが、これらも徐々に縮小されていくのではないかと推測してしまうところであります。
 このように、今後、ウィズコロナ社会が進展を見せるようになっていけば、これからの病院経営にも変化が必要とされてくるのではないかと思うところから、市立砺波総合病院としても何がしかの工夫が必要になってくるのではないかと思っております。
 そこで、地域医療構想であったり医療計画策定の関係もあるでしょうけれども、砺波医療圏における地域の中核病院である市立砺波総合病院の今後とも担っていく役割、または病院の経営面として資する方向性などについて、河合病院長がお考えになっておいでのことなどあればお伺いしたいと思っております。よろしくお願いします。
○山本委員長 最後の質問になりますので、ごゆっくりと。
 河合病院長。
○河合病院長 総論的なことから、たくさん話していいのなら非常にたくさん話しますけど、あんまり長くなり過ぎるのもあれですので。
 医療計画があり、そして地域医療構想があり、さらにはこれまでどおり、持続的に公立病院が医療提供できるような公的病院改革プランというものがあって、今回、新型コロナウイルス感染症が出て、改めて公的病院の経営強化プランというものが出ています。
 その中で一番重要視されているのは、それぞれの病院の機能の明確化、それと連携、そして医師と看護師の確保及び働き方改革に対応しつつ、持続可能な形で良質で高品位な医療を提供していく、そういう努力をすることが求められています。
 まず、医師の確保という点で、先ほどの呼吸器内科医、呼吸器外科医の確保ということについてお答えしますけれども、富山県について見れば、呼吸器外科というよりは全国的に外科医が足りないという状況が続いています。富山県、福井県について見れば、さらに医師が足りないという状況があります。
 実際に、富山大学の医学部は定員110人ですけれども、富山県で専攻医になった医師は令和3年は52人、福井県は45人、石川県は118人ですので、大学に入った人の半分は出ていくという状況にあって、外科医は令和2年8人、令和3年11人しか富山県ではなってないです。外科医については少ないのは石川県も一緒で、令和4年、この4月に富山県の9病院から外科医が1人減らされます。市立砺波総合病院は減らす対象にはなっておりません。
 ですので、現在の医師の確保状況を持続するというのはもうみんな一生懸命で、新たに確保するというのはもう非常に難しいです。富山県で言ってみれば、令和3年度は耳鼻科医になった人はゼロ、放射線科医になった人はゼロ、救急医になった人はたった1人です。大体は内科医か外科医、整形外科医になるんですけど、それでも足りないという状況が続いています。
 もう一つは、コロナ禍によって、コロナ禍の前から少子高齢化、人口減少というのは日本の医療に大きな影響を与えてきて、2025年問題であるとか言われてきたんですけれども、新型コロナウイルス感染症によって、そういう新型コロナウイルス感染症に対する、新興感染症に対する対応以外にそういう人口減少による、特にこういう中核病院に対する影響というのは非常に大きく出ました。
 大体この10年間を見てみると、砺波医療圏の人口の減少に伴って、市立砺波総合病院の年間の延べ入院患者数が減っています。十数年前、年間14万人ぐらいだったのが12万人になり、11万人になり、それが新型コロナウイルス感染症によってさらに1割減りました。
 それが新型コロナウイルス感染症が終わった後、戻ってくるかどうかというのはまだ分かっていないのでどうなるかということですけれども、それ以前に、富山県の病床数というのは平成28年に1,866床あったんですけれども、それを令和7年には1,038床に減らそうということになっています。1,866床が現在は1,560床と300床減っています。この減った300床というのは、ほとんど療養病床を介護医療院にしたもので、急性期病床数というのはこの5年間ぐらいずっと変わらず606病床あります。ただそれを令和7年には391病床――砺波医療圏ですよ――に減らそうと、215病床減らそうという計画が富山県にはあります。
 実際に、高齢者の人口はまだ保たれていると言われていますけれども、高齢者はやはり在宅にかなり移行しているので、市立砺波総合病院で見た場合でも、65歳から75歳ぐらいまでの患者さんは減っていないんですが、それ以上の高齢者の患者さんがごそっと減っていますね、見ると。やはり在宅でみとられる人が増えているんじゃないかなと考えています。
 一方で、このコロナ禍においては、市立砺波総合病院の砺波医療圏における患者の受入れ能力というのは、やはり最も大事だということはもう富山県にも砺波厚生センターにもはっきりとしたことで、市立砺波総合病院のビジョンとしては急性期病院として砺波医療圏の地域の皆さんの命を守る、そういう立場を貫くと。南砺市民病院であるとか、独立行政法人国立病院機構北陸病院のように、療養型病床を持つことによって経営安定化を図るということはしないというのが市立砺波総合病院のビジョンです。
 一方で、砺波医療圏の急性期病床が606床から391床に減るに当たって、市立砺波総合病院は減らす必要があるのか、あるいは経営の安定化を図るためには何かすることがあるのかということを5年前から計画しておりまして、1つには緩和ケア病棟をつくることを計画しております。計画しておりますというか、もう準備しております。
 市立砺波総合病院では、平成13年から8床の緩和ケア病床というものを持っております。それを1つの病棟丸ごと緩和ケア病棟にすることによって、緩和ケア病棟の入院加算を取ることができて経営に非常に貢献することができます。そのためには一番のネックは緩和ケア専門の専門医、そしてその病棟にだけいる医師の確保ということが大事なんですけれども、それは幸い一昨年確保することができましたので、緩和ケア病棟を開設するための、今年はもう設計に入っております。
 ただ、開設は令和7年以降を目指しているので、いつになるかちょっとまだはっきりとした日時は言うことができませんけれども、1つの病棟を緩和ケアにすることでやや規模が縮小するとともに、先ほど大楠副委員長が言われたように2人に1人ががんになる状況で、がん患者さんの苦痛を取ると、外来在宅への移行をスムーズにすると、そしてさらに終末期をみとってあげるというそういう機能を持つ急性期と、地域包括ケア病棟を持っていますので、急性期と一部回復期の急性期多機能病院として機能していこうと考えています。
 実際に緩和ケアというのは、入院期間がある程度長くはなりますけれども、診療報酬上の手当も厚いので、緩和ケア病棟を開設することによって診療報酬もかなり増えることが見込まれていますので、そういう計画を立てております。
 令和5年度設計です。まだでした。現在のところはそういう状況です。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 1病棟分ですもんね。結局、何十床ぐらいになるんですか、1病棟というと。
○山本委員長 河合病院長。
○河合病院長 1つの病棟40床あるんですけれども、それを緩和ケアの要件を満たすために14床にします。なので、26床分減ることになります。
 ところが、40床を14床に緩和ケアとして機能を替えて持つことで、その病棟の収益は実は2倍になるんです。緩和ケアはそれくらい、ある程度手当の出る機能ではあります。
○山本委員長 川辺委員。
○川辺委員 河合病院長、ありがとうございました。いずれにいたしましても、本当に病院という機能がしっかりと整っていることで、私たち市民は本当に安心して生活していけるものと思っております。また今後ともよろしくお願いいたします。
○山本委員長 ほかに質疑、御意見はございませんね。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 ないようでございますので、以上で、市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 市長はじめ当局の皆様、長時間御苦労さまでした。委員の皆さんは、もうしばらくお待ちください。

○山本委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議がないようでございます。そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○山本委員長 次に、閉会中の継続審査についてお諮りいたします。
 本民生病院常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がございますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山本委員長 御異議ございませんので、そのように決定させていただきます。
 以上で民生病院常任委員会を閉会いたします。
 御苦労さまでございました。

 午前11時44分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会民生病院常任委員会

   委員長   山 本 善 郎