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平成11年3月定例会 目次

     平成11年3月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(3月3日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  3
  報告事項 ……………………………………………………………………………  3
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第1号から議案第23号まで
    提案理由の説明………(安念市長) ………………………………………  3

★第2号(3月8日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 21
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 21
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 21
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 21
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 22
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 22
  議案第24号から議案第33号まで
    提案理由の説明………(安念市長) ……………………………………… 23
  市政全般に関する代表質問
   21番  松本 恒美 議員 ………………………………………………… 25
      ・平成11年度予算案について
      ・行財政改革と地方分権について
      ・東海北陸自動車道の完成に伴う経済効果等について
      ・水道料金について
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
   12番  山岸 銀七 議員 ………………………………………………… 37
      ・商店街活性化対策について
      ・ケーブルテレビ事業について
      ・増山城跡の整備計画について
      ・国保事業の今後の見通しについて
   15番  柴田 豊明 議員 ………………………………………………… 52
      ・米の関税化に伴う砺波農業の方向について
      ・消防行政の対応について
      ・体育施設の充実について
      ・学校教育の問題点とその対策について
    8番  高田 隼水 議員 ………………………………………………… 62
      ・環境保全について
      ・田園整備事業について
      ・知的障害者の施設整備について
   17番  金堂 久哉 議員 ………………………………………………… 73
      ・用排水路の改良事業について
      ・陸上自衛隊富山駐屯地の現状と将来計画について
    4番  松本  昇 議員 ………………………………………………… 80
      ・介護保険で市民が老後安心できる条件について
      ・広域圏の高速道路~アクセス道路整備について
      ・市内の公共設備に伴う保全管理について

★第3号(3月9日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 89
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 89
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 89
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 89
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 90
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 90
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
   11番  河原  誠 議員 ………………………………………………… 91
      ・青少年問題について
      ・下水道計画について
      ・2000年国体の準備状況について
    6番  石田 隆紀 議員 …………………………………………………105
      ・平成10年度農作物生産の反省と今後の対応について
      ・ ‘99砺波チューリップフェアの取り組みについて
      ・市特産の球根生産拡大の対策について
    3番  江守 俊光 議員 …………………………………………………114
      ・職員の勤務体制について
      ・地区公民館の運営について
    5番  池田 昭作 議員 …………………………………………………119
      ・総合病院の増改築と経営方針について
      ・老人保健施設について
      ・庄川河川敷の整備について
      ・文化財(石仏)の保存対策とPRについて
   13番  西尾 英宣 議員 …………………………………………………133
      ・平成11年度予算について
      ・下水道事業について
      ・社会福祉及び介護保険にかかる問題点について
      ・こて絵の土蔵の保存について
    2番  金嶋 久貴子 議員 ………………………………………………149
      ・「建設投資」より「福祉の充実」
      ・砺波の文化遺産について
      ・幼児教育は子供の立場での取り組みを
      ・給食センターの改善
   18番  前田 喜代志 議員 ………………………………………………162
      ・99年度予算について
      ・介護保険体制と保険外の高齢者福祉について
      ・図書館の分散配置を
      ・人と自然にやさしいまちづくりについて
      ・下水道計画の見通しについて
  議案の常任委員会付託 ……………………………………………………………180
  請願の常任委員会付託 ……………………………………………………………180
  各特別委員会の審査報告 …………………………………………………………181

★第4号(3月17日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………191
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………191
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………191
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………191
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………192
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………192
  議案第1号から議案第33号まで
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………193
   質 疑 ……………………………………………………………………………201
   討 論
    討論……………(西尾議員) ………………………………………………201
   採決(議案第1号及び議案第33号まで) …………………………………202
  請願 2件
   「消費税を三%にもどすことを求める」意見書についての請願
   討 論
    反対討論………(西尾議員) ………………………………………………204
   採 決 ……………………………………………………………………………205
  国民年金等の年金制度の改善に関する請願
   討 論
    反対討論………(西尾議員) ………………………………………………205
   採 決 ……………………………………………………………………………206
  砺波地方衛生施設組合議会議員の選挙 …………………………………………206
  砺波地方介護保険組合議会議員の選挙 …………………………………………207
  議員提出議案第1号
   提案理由の説明……(石田議員) ……………………………………………208
   質疑・討論 ………………………………………………………………………209
   採 決 ……………………………………………………………………………209
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査 …………………………………………209
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………210
  請願審査結果 ………………………………………………………………………213



平成11年3月定例会(第1号) 議事日程・名簿

     平成11年3月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
  第1 会議録署名議員の指名
  第2 会期の決定について
  第3 施政方針並びに議案第1号から議案第23号まで、平成11年度富山県砺波
     市一般会計予算外22件
     (提案理由の説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   3月 3日  午前10時15分  開議
   3月 3日  午前11時07分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成11年3月定例会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午前10時15分 開議

◯議長(宮木君) 会議に入るに先立ち、去る2月26日に御逝去されました、砺波市名誉市民の片岡清一氏の御冥福をお祈りするため、1分間の黙祷を捧げたいと思います。
 全員、御起立をお願い申し上げます。
 黙祷、お願します。
  (黙 祷)

◯議長(宮木君) 黙祷を終わります。御着席ください。
 どうもありがとうございました。

◯議長(宮木君) ただいまより、平成11年3月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願いいたします。

◯議長(宮木君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により、議長において指名いたします。
  11番 河 原   誠 君
  12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君
を指名いたします。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本3月定例会の会期は、本日から3月17日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から3月17日までの15日間と決定いたしました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第3 施政方針並びに議案第1号から議案第23号まで、平成11年度富山県砺波市一般会計予算外22件を議題といたします。
 市長から提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 本日、ここに平成11年3月砺波市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多忙中にもかかわらず、御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。
 まず最初に、去る2月26日に砺波市名誉市民で、元砺波市長及び元郵政大臣を歴任された片岡清一先生が御逝去されました。清廉潔白な人柄で、国政での御活躍とともに郷土砺波市発展のために尽力されました。先生の御功績を市民一同とともに讃え、謹んで哀悼の意を表し、心より御冥福をお祈りするものであります。今月20日には、皆様とともに「お別れの会」を挙行する予定にいたしております。
 さて、これより市政運営についての所信を述べるとともに、提出いたしました平成11年度一般会計予算案をはじめとする重要諸案件についてその大綱を御説明申し上げ、議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じております。
 私は、昨年1月に市長に就任して以来約1年余りが経過いたしました。その間、市民参画の市政を目指し、積極的に各種諸会合等に出席し、市民の皆様の目線でものを考え、市勢の発展に懸命に努力をしてまいりました。2年目を迎え、これからも4万市民の期待に応えるよう全力を尽くす所存でありますので、議員各位並びに市民の皆様の御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 本年1999年は、1900年代最後の年であると同時に、次の新しい世紀を迎える前夜であります。新世紀をまたごうとしているこの重要な時期に、我が国は今まで経験したことのない経済的危機に直面し、さらには、地球温暖化やダイオキシンなどの環境問題、少子・高齢化や情報化の進展、多様化する犯罪など問題が山積しております。
 こうしたなか、国においては、安定した政治基盤をつくることが肝要との判断から、連立政権が誕生いたしました。そして、今年を「経済再生元年」と位置づけ、景気回復を目指した平成11年度予算案の審議が、最も速いペースで進められております。
 私は、21世紀を間近に控え、来るべき新世紀のためにも、今こそ行政改革、財政改革、教育改革などの構造的な改革を進めることが肝要かと存じます。
 一方、地方自治体においても、財政が危機的な状況にあり、歳出内容を吟味し、財政の健全化に努力していかなければなりません。しかしながら、市民ニーズはますます高度化・多様化しており、豊かな市民生活の実現と福祉の向上のため、創意工夫を行いながら、諸施策を推進する必要があります。
 現在、砺波市は、4万人を超えた人口がその後も着実に増加しており、活気あるまちとして市内外から高い評価を得ております。こうしたときこそ市民の皆様の協調と融和のもとで、住民サービスを推進し、個性豊かな地域づくりと活力ある市政運営をしてまいりたいと考えております。
 次に、平成11年度の予算編成の基本方針について申し上げます。
 我が国経済は、依然として景気の足踏み状態が続いておりますが、金融システムの安定化策等により、不良債権処理、金融機関の再編が進み、緊急経済対策をはじめとする景気回復のための諸施策の実施により、緩やかながら回復の兆しがあらわれてくるものと期待しております。こうした状況のなかで、政府は平成11年度をプラス成長へ転換する年として位置づけ、平成11年度の経済運営においては、財政構造改革の基本的な考え方を維持しながらも、当面の景気回復に全力を尽くすという観点から、平成10年度第3次補正予算と一体的にとらえた予算編成とされたところであります。
 一方、地方財政におきましても、国と同一基調により地方財政計画が決定され、地方財政計画の規模は約88兆5,300億円、一般歳出ベースでは74兆6,800億円程度と対前年度比1.8%の増とされたところであります。
 このような状況を踏まえ、当市の新年度予算編成の基本方針は、国・県の新年度予算編成方針に加え、地方財政計画等を勘案しながら、当面する少子・高齢化、環境対策等の時代の要請に応えると同時に、一層の経費の節減を図る等、財政の健全化に意を配し、第6次砺波市総合計画後期修正計画に基づき、各種施策を着実に推進することとしたところであります。
 このような基本方針に基づき編成いたしました平成11年度の会計別予算案の規模は、
 一般会計158億6,500万円(対前年度比9億3,200万円 6.2%増)
 特別会計 75億1,400万円(対前年度比2億7,890万円 3.6%減)
 企業会計122億6,730万円(対前年度比5億1,350万円 4.4%増)
 総  額356億4,630万円(対前年度比11億6,660万円 3.4%増)となったところであります。
 次に、歳出予算の概要及び市政の運営と施策につきまして、5つの施策に基づき、御説明申し上げます。
 第1に、「行財政改革と広域行政等の推進」について申し上げます。
 今まで、行財政改革の声は、国、地方を問わず幾度となく叫ばれてきましたが、日本経済の成長基調の中で大きな進展は見られず、国・地方の財政赤字は毎年増え続け、主要先進国中最悪の状況に陥っております。しかし、地方分権の推進や規制緩和、官民の役割分担の見直しなどが叫ばれ、新時代に対応する新たなシステムの構築が求められている今こそ、真摯に行財政改革を推し進めなければならないと考えております。
 まず、行政改革の推進につきましては、昨年、平成10年度事務改善委員会を設置し、「市民サービスの向上」「組織・人員の見直し」「事務事業の見直し」の3つの基本目標ごとに具体的な提案事項について研究を行っております。この委員会での提案事項を含め、行政改革の推進に関する事項で具体的に実施に移すものについては、昨年10月に設置しました行政改革市民会議で十分御審議をいただき、御意見、御提言を反映してまいりたいと考えております。
 また、特別職の報酬の改定につきましては、去る1月14日に砺波市特別職報酬等審議会を開催し、昨今の経済情勢、地方自治体の行財政改革の必要性の観点から据え置きの答申をいただきましたので、改定は行わないことにいたしました。
 次に、広域行政の推進について申し上げます。
 消防の広域化につきましては、現在の1市5町1村に加え、この4月より五箇三村の政令指定を受け、1市5町4村の砺波広域圏全市町村の加入により、常備消防事務を砺波広域圏事務組合で実施することになります。
 また、介護保険実施に向けた体制として、介護保険認定審査会、保険給付事務等については、砺波地方12市町村で構成する砺波地方介護保険組合で実施することとし、準備を進めております。
 私は、今後の地方分権の受け皿となるためにも、総合的・効率的な行政を展開し、各市町村の特色を有機的に結び、圏域内の住民福祉の向上を主眼に、さらに行政の広域化について幅広く話し合ってまいりたいと考えております。
 次に、まちづくり計画につきましては、本年・来年が現行の総合計画の仕上げの時期に当たるとともに、新世紀への計画づくりの年であると位置づけております。輝かしい21世紀の砺波市を建設するため、新総合計画をはじめ中心市街地整備計画、緑の基本計画など、諸計画の策定に全力を傾注してまいりたいと考えております。
 次に、男女共同参画の推進につきましては、少子・高齢化や女性の進出分野の拡大など女性をめぐる社会環境の変化に対応するため、21世紀に向けて女性と男性が互いに協力・信頼し合い、支え合う社会づくりを目指して、男女共同参画基本法案が今国会において審議される予定になっております。
 当市においても、その関連施策推進の指針となる「砺波市男女共同参画プラン」の策定を行うため、昨年、企画推進会議や策定委員会などの庁内組織と庁外の組織である男女共同参画プラン市民委員会を設置し、現在庁内の策定委員会において、基本目標や課題等について調査・研究を進めております。本年の秋までには、計画の中間報告書をまとめたいと考えております。
 また、情報公開につきましては、砺波市情報公開審議会において昨年から4回にわたり審議が行われ、去る2月15日に答申をいただきました。今後は、この提言を受け、6月定例会に砺波市情報公開条例案を上程いたしたいと考えております。
 次に、国際交流事業につきましては、平成元年10月3日に当市とトルコ共和国ヤロバ市とが姉妹都市の締結を行い、それ以来国際親善を深め、両市間の友好交流を図ってまいりましたが、このたび姉妹都市盟約の締結10周年を迎えることになりました。
 本年は、当市の市制施行45周年の節目の年に当たり、その記念式典の際に、ヤロバ市長御夫妻を招待して式典に華を添えていただきたいと考えております。
 また、本年はオランダ王国リッセ市のキューケンホフ公園が開園50周年を迎えることになり、リッセ市長から記念式典への招待を受けております。私は、4月に行われるこの記念式典において祝意を表するため、議長とともにリッセ市を訪問し、両市の友好交流を一層深めてまいりたいと考えております。
 第2に、「若者の定着と豊かな高齢社会の実現」について申し上げます。
 今や日本人の多くが、人類の願いである長寿を享受できるようになりました。その一方で、老後の生活に対する不安も広がっております。21世紀の本格的な少子・高齢化社会に向けて、明るく健康で生きがいを持って充実した生活を送れるよう、社会の仕組みや人々の意識を変えていく必要があると考えております。
 こうしたなか、平成10年度において計画の策定を進めてまいりました「砺波市障害者福祉計画」並びに「砺波市児童育成計画(エンゼルプラン)」の計画ができ上がりましたので、今後は実施に移してまいりたいと考えております。
 また、老人保健福祉計画につきましては、見直しを図ることで準備を進めております。
 社会福祉事業につきましては、平成9年度から2カ年の継続事業で建設を進めてまいりました(仮称)南部福祉センター・デイサービスセンターの工事がほぼ完成いたしました。福祉センターの名称を「苗加苑」とし、竣工に向けて諸準備を進めているところであります。また、利用者の利便性に配慮するため、麦秋苑を含めて、従来の開館時間を30分繰り上げ午前8時30分としたいと考えております。
 このたび、社会福祉法人「たびだちの会」が、精神障害者の方が共同生活により自立を目指す男性のグールプホーム「ゆうゆう荘」を市営東矢木団地に開設いたしました。市営住宅でのグループホーム事業は富山県内では初めての試みであり、開設に向け御尽力くださいました関係の方々、そして事業実施に御理解と御協力をいただきました団地並びに地域住民の皆さんに対し、心から感謝を申し上げたいと存じます。
 なお、平成9年に油田地内で女性のグループホームを開設しており、今回の男性のものとあわせて男女それぞれのグループホームを開設したことになります。
 今後とも、ノーマライゼーションの理念のもとに、施設のみならず心のバリアフリー化を図るための施策を積極的に推進し、障害のある人もない人も共に生きる社会の実現を目指していきたいと考えております。
 児童福祉対策につきましては、平成10年度におきまして、鷹栖保育所の増築工事を施工してまいりましたが、予定どおり4月から3歳以上児のクラス増及び2歳児の受け入れ枠の拡大に対応できることになりました。
 平成11年度の入所申込みに際しましては、育児休業明けの乳児や低年齢児の保育の希望が高まってきているなか、できる限り保護者の要望に応えるため、出町保育所、鷹栖保育所及び油田保育所におきまして、定数の改定が必要となりましたので、所要の措置を講じて受け入れをしてまいりたいと考えております。
 また、国の第3次補正予算によりまして、平成11年度に整備を予定しておりました鷹栖保育所乳児室の整備が、国庫負担事業として認められましたので、早急に工事に着手し引き続き整備を進めてまいりたいと考えております。なお、保護者からの要望の多い乳児保育や、乳幼児の健康指導、育児相談業務などに対応するため、保育所に保健婦を1名配置してまいります。
 さらに、一時的な事由により、家庭での育児が困難になった保護者のための一時保育事業につきましては、平成9年度から東般若保育園で実施してまいりました。これまでの利用状況などを検討し、平成11年度において新たな事業の実施について準備を進めてまいります。
 次に、少子化対策につきましては、最近の当市の出生数は平成2年の312人から増加傾向に転じ、年間400人前後と増えており、今後とも「安心して産み、育てる」環境づくりに努めたいと考えております。そのための支援といたしまして、昨年度に引き続き、通院医療費の助成を2歳未満児から3歳未満児までに引き上げることにいたしております。このような児童福祉対策と少子化対策の推進により、若者の定着化を図りたいと存じております。
 次に、高齢化対策について申し上げます。
 だれしもが、健康で生きがいを持って一生を送ることが課題であります。平成12年度から介護保険制度も始まりますが、寝たきりにならないための施策を展開しなければなりません。そのために、従来から実施しております基本健康診査、がん検診等の受診しやすい体制に努めるとともに、生活習慣病予防のための食生活改善等の施策や保健婦を増員して訪問指導等をきめ細かく実施してまいります。
 また、介護保険事務のうち、申請受付、訪問調査、保険料の普通徴収、サービス提供等については、各市町村の窓口等で対応するため、その体制整備に努めているところであります。さらに、国の第3次補正予算で介護保険関連施設整備事業により機能回復訓練や介護教室、健康教室等が実施できる(仮称)砺波市高齢者能力活用センターを建設し、高齢者や障害者等の支援や情報提供の場として利用していただきたいと考えております。
 一方、寝たきり等のサービスの供給体制につきましては、ホームヘルパーを昨年度に引き続き増員し、午前7時から午後9時までの巡回型サービスを開始する予定にいたしております。デイサービスにつきましては、南部デイサービスがオープンすることから、最低1週間に1回の利用ができることになります。この南部デイサービスセンターに併設してヘルパーステーション、在宅介護支援センターを開設することにしております。
 在宅介護支援センターにつきましては、市役所、やなぜ苑、総合病院、庄東と南部の間にネットワーク化を図り、各支援センターが介護保険の受付、訪問調査、ケアプランの作成の業務を行い、介護保険スタートに備えてまいりたいと考えております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 病院事業を取り巻く環境は、引き続き非常に厳しい状況にありますが、昨今の医療情勢、地域社会の医療ニーズ、さらには将来の見通しを的確に見きわめて、増改築事業の推進、業務の効率的運営により健全経営を図り、保健・福祉とも連携しながら、安定的医療供給の確保に努めてまいりたいと存じます。
 増改築計画につきましては、必要な諸手続を済ませた後、工事の発注をしてまいりたいと考えております。工事の方法は、まず最初に、西棟の工事に取りかかり、次に、東棟の工事、既存棟の改修と順次工事を進め、すべての工事の完成は平成16年度を予定しております。
 第3に、「快適な環境の都市づくり」について申し上げます。
 大量生産・大量消費型の社会は、大量の廃棄物を生み、地球環境に大きな負担をかけております。美しい環境を守り子孫に引き継ぎ、循環型の経済社会を築き上げることが重要であると考えております。私たちは、散居村というすばらしい環境の中で、恵まれた自然を守りながら、快適で安心して暮らせるまちづくりを進めていかなければなりません。
 県では、国の第3次補正予算により農林水産省の補助を受け、砺波平野の散居村の保存活用事業に乗り出す計画もあり、散居村の中心に位置する砺波市としては、これに対し積極的に協力を行っていく考えであります。
 このように、近年、散居村の景観保存など、散村に関する関心が高まっております。この総合的な研究を進めるため、砺波散村地域研究所では、全国的な人文地理学会を開催するなど成果を上げてまいりましたが、さらに、その機能を充実させるため、砺波市立砺波散村地域研究所設置条例を制定し、研究所を市の機関としてその存在を明確にしてまいりたいと存じます。このことにより、散村地域と砺波平野そしてその周辺全域にわたる自然、人文、社会の諸分野において、総合的な研究をより一層推し進めていきたいと考えております。
 次に、土木関係事業について申し上げます。
 高規格幹線道路につきましては、北陸自動車道の4車線化、能越自動車道の整備が鋭意進められております。東海北陸自動車道につきましては、平成11年度に白鳥ICから荘川IC間、平成12年には福光ICから上平IC間の開通が予定されており、平成17年度の中部国際空港の開港までに全線開通を視野に入れ、石川県から和歌山県に至る「日本大横断連携軸構想」において、多様な広域連携に向けた調査が国において進められます。
 国道整備として、国道156号砺波除雪拡幅事業につきましては、荒高屋地域全域を対象とした用地買収を進め、一部において工事着工が予定されております。また、国道359号砺波東バイパスにつきましては、昨年11月から工事が着工され、2000年とやま国体までの一部供用開始を目標として進められているところであります。
 県道整備につきましては、砺波福光線は、平成11年度も引き続き物件移転、用地取得及び工事が進められ、また、井栗谷大門線は、本年秋ごろに(仮称)峰橋の施工が完了し供用開始される予定であります。
 市道につきましては、十年明鷹栖線において、現在進めております工区の年内の完成を予定しており、一層の交通の円滑化が図られるものと思っております。頼成徳万線につきましては、本年度で大型物件の移転契約も終え、平成11年度に歩道新設事業が完了する予定であります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 街路事業のうち、国道359号の西町・末広町地内の整備につきましては、用地買収・物件移転が完了した箇所から順次道路築造工事が施行されており、平成11年度においても引き続き事業の進捗を図るものであります。また、都市計画道路豊町高道線は、道路築造工事が完了し、現在交通安全施設等の附帯工事を進めており、太郎丸東部土地区画整理組合の施行区域も含め4月から全線の供用を開始する予定であります。
 また、秩序ある市街化を図るため、都市計画の用途地域の見直しを行い、中神・杉木地区等の一部約34ヘクタールを用途地域に含めていくことで、現在都市計画決定に向けた手続を進めているところであります。
 一方、出町中心市街地の整備改善と商業の活性化の一体的な推進を図るため、都市基盤・居住環境の整備を目的とし、地元関係者とともに地域のまちづくりの方針を検討、協議を行い、中心市街地整備の基本計画の策定を行っていきたいと考えております。
 公園建設事業の砺波総合運動公園の整備につきましては、今年6月に開催されるプレ国体までに、(仮称)富山県西部総合体育館や(仮称)砺波市温水プールの建築工事との一体的な整備を図りながら、公園西側をおおむね完成するよう整備を進めてまいります。
 土地区画整理事業の組合施行につきましては、太郎丸東部地区においては補助事業完了に向け、また、深江地区においては出町文教ゾーンの整備にあわせてそれぞれ工事が進められ、太郎丸西部地区及び砺波駅南地区においては換地処分及び清算業務に入る予定であります。また、杉木地区においては引き続き組合設立に向け準備が進められております。
 公営住宅建設事業につきましては、新栄町団地の3号棟27戸の建設に昨年12月より着手し、鋭意工事を進めております。平成11年度は引き続き4号棟12戸及び5号棟の中堅所得者層を対象とした特定公共賃貸住宅12戸の建設に着手する予定にしております。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 公共下水道事業につきましては、約430ヘクタールの事業区域において整備を進めております。進捗状況は3月末で281ヘクタールの供用開始となる予定であります。平成11年度において、深江、鷹栖東町の整備に着手することにしており、深江土地区画整理区域内については整備が完了する予定であります。
 特定環境保全公共下水道につきましては、約241ヘクタールの事業区域において整備を進めております。進捗状況は3月末で、82ヘクタールの供用開始となる予定であり、平成11年度においても引き続き油田地区の整備を図ってまいります。
 農業集落排水につきましては、東般若地区において、水洗化率は92%となっており、施設も順調に稼働しております。般若地区では処理施設が昨年4月1日より供用開始し、本年度において管路整備が完了いたしました。また、栴檀野地区では、平成11年度において管路工事を進めるとともに、処理場建設工事にも着手することにしております。
 なお、水洗化の促進につきましても、積極的に啓発活動に取り組み、下水道に対する認識の高揚を図り、水洗化率の向上に努めてまいります。
 また、下水道整備基本計画の見直しにつきましては、昨年8月から本年2月まで3回にわたる下水道計画検討委員会で御審議をいただき、去る2月10日に下水道マップの見直しについて答申をいただいたところであります。この答申につきましては、議会で御審議をいただき、下水道マップの見直しをしてまいりたいと考えております。
 次に、上水道料金について申し上げます。
 当市の上水道事業において、砺波広域水道企業団では平成11年度から供給単価が引き下げられることにより、収支改善効果が見込まれますので、その還元方法として、多くの一般家庭が使用しているメーター器口径13ミリメートル及び20ミリメートルの基本料金単価を立方メートル当たり3円引き下げるとともに、一般会計からの繰入額を減額しようとするものであります。
 次に、ごみ対策について申し上げます。
 昨年4月から家庭用小型焼却炉への助成を廃止してから、可燃ごみの処理量が約10%余り増加しております。この可燃ごみのうち家庭から出る生ごみは約18%であり、従来から推進しているコンポストによる生ごみの堆肥化をさらに進めるとともに、ごみ減量化対策の一環として、本年4月から「電気式生ごみ処理機」に対する助成を実施してまいりたいと考えております。
 なお、砺波広域圏事業でありますが、終末処理場を安定型から水処理を行う管理型に移行するための事業に着手いたします。
 さらに、これからの情報化社会に対応したまちづくりは、21世紀に向けての大きな課題でありますが、国の第3次補正予算で新世代地域ケーブルテレビ施設整備の促進が図られることになりましたが、今後、市行政でどのように広く活用を図っていけばよいのか、調査・研究を進めてまいりたいと考えております。
 第4に、「スポーツと文化・教育の推進」について申し上げます。
 スポーツは日常生活の中で、私たちの心や体を鍛えるとともに、コミュニケーション形成にも欠くことのできない重要な役割を果たしております。
 現在当市では、市民がいつでも、どこでも気軽にスポーツに親しめるよう、小・中学校の体育施設を開放するとともに、推進役である体育指導委員やスポーツ指導員の研修会などを開催し、資質の向上を図っております。
 また、2000年とやま国体を目指し、砺波市体育協会と連携して指導者育成や選手の育成・強化に努めるとともに、競技会場の整備についても庄川河川敷内のサッカー・ラグビー場の改修や多目的競技場の一部改修を予定いたしております。
 総合運動公園においては、(仮称)富山県西部総合体育館をはじめ、(仮称)砺波市温水プール、野球場夜間照明施設が今年6月に完成いたしますので、職員を配置し、市のスポーツ施設の管理運営機能の充実を図るとともに、県と連携して市民が利用しやすい運営に努めてまいりたいと考えております。
 次に、2000年とやま国体の準備の状況について申し上げます。
 本国体開催を来年に控えた平成11年度は、競技別リハーサル大会開催の年であります。
 6月のラグビーフットボールを皮切りとして、当市開催4競技大会を本国体の運営の習熟、国体歓迎機運の盛り上げの機会として鋭意準備を進めており、各専門委員会では、リハーサル大会の実施計画に反映する各種要項や要領をはじめ、会場レイアウトなどの詰めを行っております。
 競技会は、実行委員会に実施本部を設けて運営することとなりますが、組織的には市職員がその骨格を担い、多くの市民に各業務の協力員、補助員として準備、運営に参加していただくこととして、市民総参加の国体となるよう関係団体に御協力をお願いしております。また、競技協会の役員編成やアナウンサーなどの公募による式典協力員、さらに合唱隊、吹奏楽隊も学校や市民団体の協力により編成が決まり、リハーサル大会における実施体制を整えております。
 次に、教育の振興について申し上げます。
 学校でのいじめや不登校など子供たちが直面する問題はますます深刻化しており、今こそ学校・家庭・地域がお互いに手を携え、人間尊重の精神に満ち、人間として必要な基本的資質を養いながら個性や能力を伸ばし、たくましく「生きる力」を育てることが大切であります。中央教育審議会の中間答申、教育課程審議会最終答申の中でも、子供たちが身につけるべき「生きる力」を育むには、心の教育の推進が大事であると示されています。当市では、来年度も引き続き「心の教育推進事業」を進めてまいります。
 一方、出町小学校建設事業につきましては、子供たちが楽しく通学したくなるような愛着心が芽生える学校、地域住民が利用しやすい学校とするため、子供たちの意見、地域住民の意見、先生の意見等を参考にするとともに、学校視察等もしながら基本設計作業を進めているところであります。平成11年度には用地取得を進めるとともに、実施設計に着手したいと考えております。
 また、般若中学校の施設改修を図るための準備として、耐震診断を行ってまいりたいと考えております。
 幼稚園においては、平成11年度より子育て支援を図るため、出町幼稚園、北部幼稚園、般若幼稚園の3園において「預かり保育」を試行的に行ってまいります。
 生涯学習の振興につきましては、新たに学校・地域・家庭の相互の関係を深め、世代間交流を推進する事業を実施する予定であります。これは新旧の諸事業を再編・強化し、子供たちが人とのふれあいの中で直接体験したり、奉仕活動に参加するなどの体験を通し、その個性を確立できる機会を提供するものであります。また、「生涯学習と連帯感にあふれた地域づくり」をテーマに、市民大学「学遊塾」などの各種講座を充実させ、地区公民館活動をはじめとした社会教育関係団体の活動を支援してまいります。
 青少年の国際交流につきましては、姉妹都市のオランダ王国リッセ市のジュニア使節団を4月から5月にかけて招聘し、市内の一般家庭におけるホームステイや学校訪問などを通して市民の皆さんとの交流を深めていただく予定であります。
 文化財保護につきましては、富山県の中世3大山城として学術価値の高い増山城跡総合調査の3年次調査を行うとともに、増山城跡の保存活用並びに整備に向け増山城跡利用活性化計画の策定に着手いたします。また、市内における開発行為等に基づく埋蔵文化財調査を実施してまいります。
 文化会館につきましては、幼稚園児から中学生までの発達段階に応じた団体鑑賞プログラムを展開するとともに、11月23日に市制45周年記念事業として、市民参加による合唱団とリトアニア国立交響楽団による「第九」となみ公演を開催するなど、多彩な自主事業を計画しております。
 美術館につきましては、パリに暮らす人々の日常をとらえた「ロベール・ドアノー展」、アメリカの雄大な風景を撮り続けた「アンセル・アダムスの世界展」、一貫して前衛書道を追求している当市出身の「表立雲展」、幻想的な夢の世界を描いたベルギーの「ポール・デルヴォー展」などを予定しております。また、市内の児童、園児を対象にした「子供の造形アトリエ」などワークショップによる美術館教育を推進するとともに、収蔵美術品の収集や市有美術品の調査も行いたいと考えております。
 第5に、「産業経済の振興」について申し上げます。
 最近の我が国経済の動向は個人消費税の落ち込みが長く、先行き不透明感もあって低調な動きが続いている一方で、一部に新しい胎動も感じられ、底を打ったとの見方も出ています。
 しかし、本県では景気は低迷状態が長引き極めて厳しい状況にあり、当市においては、中小企業金融安定化特別保証をはじめとする各種制度金融で中小企業や地場産業の経営安定に努めているところであります。
 また、勤労者の生活安定のため、勤労者小口事業資金の貸付制度を新たに実施して勤労者の支援をしたいと考えております。
 一方、個人消費の喚起や地域経済の活性化を図ることを目的に交付する地域振興券につきましては、3月20日から交付を開始し、15歳以下の児童のいる世帯の世帯主には郵送とし、65歳以上の交付対象者には申請手続をする必要があるため、3月20日から3月22日の3日間は、市役所の休日開庁や17地区へ出向くなど、便宜を図りたいと考えております。
 次に、工業の振興について申し上げます。
 第4工業団地につきましては、北陸コカ・コーラボトリング株式会社が昨年11月、隣接の中越テック株式会社が12月に完成し、この4月より本稼働に入る計画であります。
 また、松下電子工業株式会社の第3期工事につきましては、工場の建設が完了し、7月操業を目指し準備が進められております。
 さらに、東海北陸自動車道全線開通を見据えた工業団地の準備調査に着手したいと考えております。
 次に、商業の振興について申し上げます。
 砺波市商業活性化基本計画の実行につきましては、商業活性化推進会議を組織し、活性化プロジェクト構想について短期的なプロジェクトの具体化として、地区一体のにぎわいづくりや空き店舗の活用を検討してまいります。
 次に、観光について申し上げます。
 今年のチューリップフェアは、メインテーマを「世界に広げる花の感動」とし、特に花の植え替え量を増やす等の内容を充実させ、期間中きれいな花であふれるような会場づくりの諸準備を進めております。この施設の準備と並行し、フェアが市民ぐるみで盛り上がるよう、期間中の催事への参加やボランティア活動の募集を行っているところであります。
 また、夢の平レクリェーション地帯の整備につきましては、年々増えるコスモスウオッチングやスキー客の利便を図るため、駐車場の整備を進めるほか、夢の平全体の利用方法も検討したいと考えております。
 次に、緑花関係事業につきまして、平成12年に砺波市において、全日本菊花連盟全国大会を予定しております。この大会は全国の菊花愛好者が丹精込めた菊花を一堂に展示、審査するもので、全国から約1,200名、約4,000点の菊花が出品される菊花コンクールとしては国内最大規模のものであります。平成11年度には全国評議会、全国総会が本市で開催される予定であり、大会の成功に向けて準備委員会を組織し、準備を進めてまいりたいと考えています。
 次に、農林業について申し上げます。
 国民生活の基盤である食料の安定供給や洪水の防止、水資源の涵養など、多面的機能を持つ農業・農村の持つ役割は極めて重要であり、今後とも21世紀を展望した国際競争に対抗できる産業として自立できる農林業を確立することが必要であります。
 国においては、新農業基本法案等新たな食料・農業・農村政策の構築に向けて審議されているところであります。市といたしましては、これらの推移を見ながら砺波型農業の確立を図っていきたいと考えております。
 次に、米の生産調整につきましては、平成10年度と同面積の1,245.9ヘクタールの配分を受けており、転作の団地化への誘導、米需要安定対策、稲作経営安定対策への加入促進により確実な実施に努めてまいります。
 また、本年4月からの米の関税化への切り換え等、市場性がより強まる米流通につきましては、JAとなみ野の販売戦略の構築を関係市町村とともに支援し、有機米など付加価値の高いものや、食味がよく、市場競争力の高い米の生産促進に努めてまいります。
 園芸特産関係につきましては、チューリップ球根の維持拡大や圃場条件の改良に向け、良質堆肥の投入、土壌改良剤の散布への支援などの各種施策を推進してまいります。また、白ネギなどの野菜や果樹、花卉を取り入れた複合経営の取り組みを誘導するよう関係機関とともに努めてまいります。
 農業農村整備事業につきましては、基盤整備促進事業農道舗装「西宮森地区」の整備を予定しているほか、ふるさと農道「南砺地区」は、平成11年度より本格的に改良工事を進めてまいりたいと考えております。
 県営事業関係では、かんがい排水事業「庄川地区」をはじめ、土地改良総合整備事業3地区、「鷹栖北部地区」「太田地区」「太田西部地区」がそれぞれ11年度で完了予定となっております。なお、県では、引き続き平成12年~13年ごろの着工を目途に、庄川左岸流域における基幹用排水路の整備等について調査を進めているところであります。
 林業政策につきましては、民間でのシイタケ栽培用オガ粉の需要が旺盛で、その供給が追いつかない状況であり、生産性の向上と経営の強化を図るため、オガ粉製造施設の増設と、それに伴う効率化機械の導入、また、林業家のオガ粉生産用原木供給用の作業道開設等の要望に応えるため、砺波森林組合が平成11年度より3カ年計画でスタートさせる経営基盤強化林業構造改善事業に対し、支援を図ってまいりたいと考えております。
 また、中山間地域の活性化及び国土保全対策として進めております県営中山間地域総合整備事業により、ため池の整備並びに集落道の整備を引き続き実施してまいりたいと考えております。
 次に、歳入予算のうち、主なものについて御説明申し上げます。
 まず、一般会計におきましては、市税は52億768万3,000円、前年度比3.2%減を計上いたしました。この見積もりに当たりましては、経済情勢や資産評価等の動向と税制改正の内容及び地方財政計画を勘案し、過去の実績等を踏まえて、見込み得る額を計上いたしました。
 特に、個人市民税につきましては、恒久的減税の実施により、前年度比10.5%減を見込み、また、法人市民税につきましても、最近の経済情勢から前年度比24.6%減を見込んで計上いたしました。
 なお、今回の恒久減税に伴う財源措置については、たばこ税の一定割合の地方への移譲、地方税の代替的性格を有する財源として地方特例交付金の創設、減税補てん債の発行により、財政運営に支障がないよう措置されることになっております。
 また、固定資産税につきましては、0.05%の税率の引き下げをいたしますが、企業の新規参入や民間の開発行為により前年度比4.4%の増を見込んで計上いたしたところであります。
 国民健康保険税率につきましては、おおむね2年ごとに改定を行っており、最近の経済情勢や財政調整基金等の状況を勘案し、今回見直しを行い、資産割の税率を現行の15%から5%引き下げて10%に改定しようとするものであります。
 次に、地方交付税につきましては、公共事業等の財政措置が引き続き実施されることや、過去の実績等を勘案し、41億円、前年度比7.9%増を計上いたしております。
 また、国・県支出金につきましては、民生費負担金、公共事業費補助金など歳出に見合う額を算定し、国庫支出金9億6,260万円、前年度比9.4%減、及び県支出金7億9,871万1,000円、前年度比55.2%増を計上いたしました。
 市債につきましては、地方財政計画や地方債計画を勘案して、適債事業を慎重に検討しながらも、出町小学校建設事業の着手もあって、17億6,600万円、前年度比23.6%増を計上いたしました。
 その他の収入につきましては、社会・経済情勢の動向を考慮するとともに、過去の実績などを検討の上、計上いたしております。
 また、特別会計及び企業会計につきましては、国庫支出金、使用料及び手数料、繰入金、市債、事業収益などの収入を過去の実績、業務予定量など精査のうえ、計上いたしております。
 次に、予算以外の案件について申し上げます。
 条例関係につきましては、砺波市福祉センター苗加苑の新設に伴いその管理運営に関し必要な事項を定めるもの、砺波散村地域研究所の研究体制及び調査等事業の強化を図るためのもの、そして、市職員の定数を見直すものなど13件であります。
 条例以外の案件につきましては、美術館収蔵美術品として財産を取得するもの1件であります。
 以上をもちまして、平成11年度における市政運営の基本方針及び提出いたしました諸議案の説明といたします。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明4日から7日までの4日間は、議案調査のため休会といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、明4日から7日までの4日間は休会とすることに決しました。
 次回は、3月8日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午前11時07分 閉議



平成10年12月定例会(第4号) 議事日程・名簿

     平成10年12月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
  第1 議案第67号から議案第83号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補
     正予算(第4号)外16件
     (委員長報告、質疑、討論、採決)
  第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願外2件
     (討論、採決)
  第3 議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について
     (提案理由説明、採決)
  第4 議員提出議案第6号 道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出につい
               て
     (提案理由説明、討論、採決)
  第5 議員提出議案第7号 高金利の政府資金地方債の借り換え等を求める意見書
               の提出について
     (提案理由説明、討論、採決)
  第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月22日  午後 2時32分  開議
  12月22日  午後 3時44分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成10年12月定例会(第4号) 本文 

1.会議の経過
 午後 2時32分 開議

◯議長(宮木君) 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) これより、本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。
 日程第1 議案第67号から議案第83号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外16件を議題といたします。
 これより、各常任委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員長 石田隆紀君。
 〔産業建設常任委員長 石田隆紀君 登壇〕

◯産業建設常任委員長(石田君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今12月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外4議案、請願2件を審査するため、去る12月16日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、産業建設常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)のうち、本委員会所管部分、議案第69号 平成10年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第70号 平成10年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第72号 砺波市高道勤労者運動施設設置条例の制定について、議案第79号 市道路線の認定及び廃止について、受理番号37番 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願、受理番号51番 コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願、以上議案5件、請願2件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案についてはそれぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願2件については、いずれも不採択とすることに決したのであります。
 ここで、要望、意見について申し上げます。
 まず、株式会社フラワーランドとなみの経営状況の報告の中で、今年の集中豪雨による浸水被害の状況と、今後の対策並びに特産品の販売等の今後の展開についてただしたところ、8月の大雨は時間当たり51ミリという記録的な豪雨であったことに加え、用水路の構造的なものがあり逆流したことや、施設がバリアフリーとなっているため店内に水が入りやすい状況にあったことが今回の浸水の被害となった原因であったとのことでありました。
 施設の対応として、今後の大雨に備え、ビニールシートや土のうで一時的にしのぐこととしているが、根本的には、用水路の改修を含め、関係機関とも協議を行い対処しなければ解決しないとのことでありました。当委員会からも、関係機関と協議を行い対策を講ずるよう要望したところであります。
 また、特産品の販売に当たっては、今年から新たにインターネットを開設し、通信販売の方法などを取り入れることにより、より範囲を拡大し、全国に向け情報の発信を行ってきたとのことであり、球根、鉢植えセット、切り花や大門そうめんの注文の売上高は全体の25%を占めているとのことでありました。
 また、近年のガーデニング等のブームもあることから、花の市場はかなり広いと思われ、瞬時に情報を流し、瞬時に注文を取り配送するシステムをとりながら、砺波市のチューリップなどの特産品について、さらにPRしながら販売の普及と売り上げの増進に努力をしていきたいとのことでありました。
 次に、転作率が101.75%と高い達成率となっているが、その状況と転作内容についてただしたところ、市内17地区に転作地区対策会議が設置されており、転作配分を行っているとのことであり、地区全体で転作計画を進めている地区については、達成率が100%近く行われておりますが、転作が取り組みにくい中山間地につきましては達成率が高い状況にあることから、地区間において調整が行われる場合もありますが、地区間の移動についてはまとまりにくい状況もあり、達成率が100%に近づくよう要請していきたいとのことでありました。
 また、実転作については、今年の1,245.9ヘクタールの転作生産調整面積が配分され、そのうち作付けされた面積は1,004ヘクタールで、果樹等は6ヘクタール、大麦22ヘクタール、大豆586ヘクタール、飼料作物82ヘクタール、花卉球根62ヘクタールが主なものであり、その他、調整水田66ヘクタール、保全管理6.7ヘクタールという実績となっているとのことでありました。
 しかし、このことは、昨年の転作の面積配分が遅かったこともありますが、今年も昨年同様の面積配分となることから、101%以内となるよう農家に対し早く指導を行っていただくこと、また調整水田や保全管理に対しても作付指導を行うよう意見を付したところであります。
 次に、長雨の影響により大麦、大豆に影響が大きかったが、そのうち大豆の規格外Aについての取り扱いについてただしたところ、過去において、大豆の需要があるにもかかわらず出荷ができないという状況があり、平成5年度に枠が拡大され、3.5等の加工用大豆として設け、交付対象を行った経緯があり、現在、規格外Aとして交付の対象とする旨、県から農林省へ要望をしていただいたところでありますが、規格外Aを交付の対象とすることは難しい状況であるとのことでありました。
 なお、農業共済金については、12月25日に支払いの予定となっていること、転作の奨励金につきましても、国からの8割に加え、JA農協が2割立替払いをし、共済金同様の12月25日に支払う予定となっているとのことでありました。
 また、麦・大豆緊急対策事業の助成金の支払いについて状況をただしたところ、麦・大豆緊急対策事業につきましては、国の制度内容が市町村まで届くのが遅かったことがありますが、近日中に転作会議を開催し、新たな緊急対策補助制度について周知をするよう進めるとのことであり、その中で、緊急対策助成金については今月25日の支払いを予定として進めており、転作関係の県単独事業の大麦・大豆の種子代助成については、現在播種されている大麦と来年に播種される大豆についての590ヘクタール分は、申請・交付作業を早めに進め対応するとのことでありました。
 次に、中小企業金融安定化特別補償制度の申し込み状況及びその対応についてただしたところ、今年の10月から始まった制度でありますが、中小企業に対する資金の貸し渋り問題が取りざたされている中で、土地などの担保がないために資金が借りられないということがありますが、現在の砺波市への申し込みは98件になっており、すべて認定をし銀行への手続きを行っているとのことでありました。
 利用者については、破産、会社整理、銀行取引停止、粉飾決算がない中小企業者に対し融資を行うもので、運転資金を保証協会が保証するものであり、2.2%から2.5%で貸し付けを行っているとのことでありました。
 次に、庄東地区において農業集落排水事業が取り組まれているが、事業規模及び負担金等の状況をただしたところ、東般若地区農業集落排水事業については既に完了しており、平成9年度から供用を開始しているところでありますが、総事業費として24億7,900万円、加入者420口、1口当たり59万円となっております。
 また、般若地区は35億3,000万円で611口、約58万円であります。栴檀野地区におきましては、事業認可の事業費として30億5,800万円で408口あり、これを単純に割り返しますと75万円になりますが、地形勾配や土質を考慮に入れた事業費であり、現在、管路の実施設計が完了し、管路工事の60%完了した段階では75万円に達しないと見込んでいるとのことでありました。
 このほか、土木・農地災害における補助対象外事業の取り組み、農家の育成と農業の将来見通し、高道勤労者運動施設の関連施設等の状況、公共工事の前払いの状況、下水道マップ見直し等について意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会は先進地の調査研究として、9月28日から30日まで秋田県大潟村及び横手市を行政視察いたしました。
 大潟村では、日本のモデルとしての農業施策を展開しており、昭和41年から始まった八郎潟干拓事業は、主要食糧の米の増産を目的に着手され、生産性及び所得水準の高い農業経営の確立を目指して取り組まれており、その状況について調査いたしました。
 また、横手市では、防雪都市づくりを市の最重点施策の1つに掲げ、機械除雪の充実、流雪溝の整備、小路対策を柱に、雪を克服する市民運動が積極的に進められており、市民の協力を得ながら都市づくりを進めている状況について調査をしてまいりました。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、産業建設常任委員会の御報告といたします。

◯議長(宮木君) 民生病院常任委員長 高田隼水君。
  〔民生病院常任委員長 高田隼水君 登壇〕

◯民生病院常任委員長(高田君) 民生病院常任委員会の審査の結果とその概要について御報告を申し上げます。
 今定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外4議案を審査するため、去る12月17日、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、民生病院常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第68号 平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第71号 平成10年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第78号 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について、議案第80号 砺波地方介護保険組合の設立について、以上5議案であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 ここで、主な意見、要望等について申し上げます。
 まず、今定例会に議案提案されております砺波地方介護保険組合が設立されるに当たり、関連して介護サービスを受けるために必要な手続きについて説明を求めたところ、申請に当たり、どの程度の介護が必要かを判断するために、本人または家族が要介護認定の申請を行うことから始まることとなりますが、受付については平成11年10月から行うことになり、申請を受けた後、利用の状況など85項目を調査し、その調査結果や医師の意見書をもとに、介護認定審査会で要介護、要支援の状態が判定されるとのことでありました。その後、介護の必要度に応じたサービスの種類ごとに、利用限度額の範囲内でケアプランを作成し、保健・医療・福祉サービスが総合的に受けられることとなるものであります。
 なお、在宅サービスの費用として、最高限度額に対し10%の自己負担として見た場合に、週2回の通所リハビリテーションが利用できる要支援の場合の月額6,000円となるものから、要介護5の生活全般にわたって、全面的な介護が必要な場合の月額3万5,000円までの6段階の区分があるとのことであり、また施設サービスの場合では、特別養護老人ホームで、食事代を含め月額の自己負担5万4,000円、老人保健施設で5万7,000円、療養型病床群では6万9,000円となる見込みであるとのことでありました。
 次に、介護保険電算システム及び介護保険広域化事務推進協議会負担金について負担内容等をただしたところ、まず介護保険電算システム委託料として、今回、砺波市分の2,000万円を予算計上しており、国庫補助金が2分の1あるもので、12市町村の事業費総額は1億3,000万円となるものであります。
 このことは、12市町村の住基システムと介護保険システムを広域化として結ぶ必要があることから、それぞれ異なった機種や単独システムを統一するために高額となりますが、広域化を前提としたソフト開発を行うことにより経費を縮減しているとのことでありました。
 また、介護保険広域化事務推進協議会負担金の総額については1,800万円を見込んでおり、砺波市は410万4,000円を予算計上したとのことであり、今回の予算は準備段階のものとしての考えから、広域福祉圏の負担割合に準拠し、均等割10%、人口割90%で積算したとのことでありましたが、今後の市町村の負担割合については、事務組合の運営費にかかる経費と介護サービスの費用に対し、どのような基準が適当であるかなどを協議し、今後進めていきたいとのことでありました。
 次に、市内において土地区画整理が完了し、新たに住居表示が行われている中で、地域と行政とのかかわりについてただしたところ、新たな地名、町名をつけることは地区の住民の意見を大切にしていくことが必要であり、行政が規制できるものではないと考える。しかし、歴史的な地名、町名が消えていくことから、住民の方たちで十分に協議をしていただきたく、新たな住居表示の提出がなされた場合には、行政としては住居表示審議会に諮り審議をし、手続きを進めたいとのことでありました。
 なお、区画整理事業を行う場合に、区域の範囲が示された場合には、地名、町名の表示などについて事前に説明をし、理解を得ておくことを確認したところであります。
 次に、空き缶等のポイ捨て防止及び犬のふんの始末についての啓発や指導など総合的な防止対策についてただしたところ、空き缶等のポイ捨てや犬のふんの始末については一人一人のモラルの問題でありますが、2000年とやま国体を間近にし、砺波のイメージアップを図り、また生活環境美化の促進という観点から、チラシの配布や看板の設置などについて対策を講じてまいりたいとのことでありました。
 次に、エンゼルプランの策定に当たり、意見聴取した内容及び育児の教育をどのように関連づけていくのかただしたところ、小学校1年から3年までの児童や幼稚園、保育所などの入所者の親及び家庭で保育をしている方を対象に、子育てをするための希望や小学生の放課後の生活実態などについてアンケート調査を実施したとのことであり、調査結果として、病気回復時の子供の対策、一時保育の要望、児童館の利用、安心して遊べる広場などの内容のものが多かったとのことでありました。
 これらのアンケートの調査結果をもとに、また先の策定委員会での多くの意見などを取りまとめ、砺波市独自のエンゼルプランを策定していきたいとのことでありました。
 このほか、広域入所保育所の状況、地域振興券の高齢者交付対象者へのPR、民生児童委員の実務の実態、砺波医療圏の今後の動向、療養施設等の受け入れと将来的展望等について意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会は先進地の調査研究として、10月27日から29日にかけ、広島県御調町及び広島市、東広島市を行政視察いたしました。
 御調町の公立みつぎ総合病院では、地域住民の健康づくり、疾病予防から治療、リハビリテーション、在宅ケア、さらには福祉までも含む包括的医療を提供することを理念として病院運営が行われており、現在、診療圏域人口7万人の地域中核的総合病院として、保健・医療・福祉の連携と統合を図っており、これらの保健福祉活動について研修をいたしたところでございます。
 また、広島市では、市営住宅の建て替えに合わせて、特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、在宅介護支援センターを一体とした高齢者福祉施設と高齢者住宅を併設した江波沖住宅の運営と現状について、また東広島市では障害者や高齢者にやさしいまちづくり総合計画について調査研究を行ったところであります。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げまして、民生病院常任委員会の報告とさせていただきます。

◯議長(宮木君) 総務文教常任委員長 山岸銀七君。
  〔総務文教常任委員長 山岸銀七君 登壇〕

◯総務文教常任委員長(山岸君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 今定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分外8議案、請願1件を審査するため、去る12月18日午前10時より、三役をはじめ関係部課長の出席を得て委員会を開催いたしました。
 本定例会において、総務文教常任委員会に付託されました諸案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、議案第73号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第74号 砺波市税条例の一部改正について、議案第75号 工事請負契約の締結について、議案第76号 工事請負契約の締結について、議案第77号 字の区域の新設について(出町地区)、議案第81号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第82号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特別会計予算、議案第83号 砺波市地域振興券交付事業特別会計条例の制定について、受理番号49番 消費税の減税を求める請願、以上議案9件、請願1件であります。
 当局から議案の詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託議案については、それぞれ原案のとおり可決することに決したのであります。
 また、請願1件については不採択とすることに決しました。
 ここで、要望、意見について申し上げます。
 まず、今回の地域振興券交付事業の実施に際して、特別会計の設置条例及び予算の提案がなされたことについて、65歳以上の交付対象者の範囲の拡大を図る考えはないかただしたところ、市において地域振興券交付事業の実施に向けプロジェクトチームを設置し準備を進めているところであり、またこの事業の財源のすべては国の補助となっており、一般財源の持ち出しは行っておらず、このとから、国の基準に示している対象者に限り交付するものとして実施することとし、市単独で交付対象者の拡大を図ることについては考えていないとのことでありました。
 また、地域振興券の申請及び交付事務手続きに際しましては、先の臨時福祉金の対象となった65歳以上の方を中心に、比較的高齢で交通に不便な方々が多いことなどから、対象者すべてに振興券が行き渡るように配意すべきではないかとただしたところ、一定期間を定め、土曜、日曜についても各地区またはブロック単位に巡回受付会場を設置し、対象者に便宜を図るとともに、PR、周知に努め円滑な交付手続となるよう計画をしていきたいとのことでありました。
 次に、砺波市情報公開制度の実施に向け審議会が設置され、また市議会においても情報公開検討委員会を設置し検討を進めることとしたが、情報公開審議会の進捗状況と今後の取り組みについてただしたところ、過日、第1回目の審議会を開催し、情報公開制度の導入経緯及び取組状況、主な検討事項等について説明を行ったところであり、次回の審議会から具体的な内容について審議していただくとのことでありました。
 また、今後の取り組みとして、国の情報公開法案の進捗状況等を勘案し、市の立場で今後どのように進めるかについて審議会等の意見を聞き、実施時期を含めて検討していきたいとのことでありました。
 次に、地区公民館分館について、現在の建設補助金の申請件数及び補助金支出と県民福祉条例との符合についての考え方をただしたところ、地区公民館分館建設補助金については、現在、新築で4館の申請があり、補助金の支出に関しては、県民福祉条例に定めるバリアフリー化の条件があることから、申請について様式を変える必要があり、再度申請手続きを行っていただき、確認の上、補助金の交付をしていきたいとのことでありました。
 なお、今後において、公民館分館の新築、増改築に際しては、県民福祉条例の趣旨にのっとった整備を周知するとともに、事前に施行内容を確認するなど、手続に関して配意するよう要望したところであります。
 次に、固定資産税の税率の改正により約1億円の減収になるが、ほかに景気対策を講ずる施策がないのかただしたところ、基本的には、現在の経済情勢にかんがみ、国の恒久的減税と相呼応しての景気浮揚、不況脱却対策として税率の改正を行うものであり、現時点での歳入予算見積もりでは、平成11年度の固定資産税は増収の見込みであるとのことでありますが、今後の経済情勢により、新規の設備投資がなく、現状のまま推移すれば、平成12年度の固定資産税の税収はやや減収となることも考えられるとのことでありました。
 また、今後の税率改正については、議会とも協議をし判断をしていきたいが、現時点では当面変えない方向であるとのことでありました。
 なお、当委員会として、各地区からの各種の多様な行政需要、要望については、今後、税収の確保に努めるとともに、施策の緊急度、優先度等を勘案し、住民サービスの向上に努められたい旨の要望をいたしたところであります。
 このほか、審議会等の審議状況の公表、美術館入館者の対策、入札業務、幼稚園の3歳児受け入れ対策、国体の準備状況などについて意見、要望があったところであります。
 最後に、当委員会は先進地の調査研究として、10月5日から7日にかけ山形県長井市及び天童市を行政視察いたしました。
 長井市では、家庭からの生ごみ等を原材料とした堆肥の生産を行うこととし、レインボープランについて先進的に取り組んでいる循環型地域社会を目指す事業の取り組みを研修し、市民ぐるみの運動と行政のかかわりについて状況を調査してまいりました。
 また、天童市では、昭和63年に条例制定された情報公開の制度化までの取り組み等について先進地調査を行い、市民の市政への参加を一層推進させるための体制等についてその状況を調査してまいりました。
 以上、まことに簡単でありますが、審査結果と研修報告の一端を申し上げ、総務文教常任委員会の御報告といたします。

◯議長(宮木君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 議案第67号 一般会計補正予算介護保険広域事務費並びに議案第80号 介護保険事務組合の設立について反対の立場で討論いたします。
 砺波市としての高齢者福祉事業のこれからの中核をなす介護保険事業を、特別会計を含めてすべてを広域圏事務組合にゆだねることは、市の福祉事業を放棄するに等しいものであります。
 本来、市町村には、介護認定や保険料、介護サービスの水準などをどうするのか決定する権限があります。住民に身近な自治体として、議会議員や市長が直接選挙で選ばれることから、住民の意思でコントロールをしやすい関係にあります。ところが、特別会計を広域圏に移せば、住民のコントロールが働かなくなるおそれがあります。
 介護保険が実施されると、40歳以上の人は例外なく保険料を取られます。ところが、いざサービスが必要になっても、介護認定から外れればサービスは受けられません。現在、各自治体で行われている要介護認定のモデル事業についても漏れるのに、広域圏事務組合で行うとますます増える危険性があります。湊谷県議会議員の質問に、「認定に漏れる例もある」との原厚生部長の報告があります。
 また、保険料やサービスの利用料金を負担できないような経済的弱者は、サービスを受けられなくなる可能性が強いのです。これでは、「保険あって介護なし」「第2の消費税だ」と言われるゆえんです。そうさせないための対策を国に要求するとともに、砺波市としても独自に対策を考える必要があります。
 例えばホームヘルパーの手数料減免を受けて、無料の人たちについての対処が問題です。保険料をもらう以上、現在より制度を後退させてはならないと考えるからです。もっと言えば、保険料をもらう以上、現在の福祉サービスに加え、さらによくなるようにしなければなりません。
 11月に行われた介護保険の広域化についての市町村長会議でも、事務庁舎の建設、連絡用車の購入、電算システムの構築、職員が派遣できないことなど強く要望が県に出されていますが、「県は冷たい返事」と11月10日の新聞に報道していますが、不明確なままの出発でよいのでしょうか。
 自民党の議員からも、議員数の問題や高齢化率の違いなどの質問が出されましたが、40名の議員が必要だが24名の議員で出発したいと議会軽視のスタートにしようとしています。一部事務組合で、当市独自の施策を実行しようにも、他の市町村が認めなければ実行できないことは明らかです。
 福祉や介護は、本来、身近な市町村が住民の顔が見える規模の行政区域できめ細かに実施すべきもので、介護保険法では事業の実施主体は市町村に定めています。十分に時間をかけて検討すべきものです。広域化が必要であっても、介護保険開始をしてからでも決して遅くはありません。
 以上の理由により、私はこの議案に反対するものです。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、議案第67号及び議案第80号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第67号 平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)、議案第80号 砺波地方介護保険組合の設立についての委員長報告は、原案のとおり可決であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、議案第67号及び議案第80号は、原案のとおり可決されました。
 続きまして、議案第68号から議案第79号まで並びに議案第81号から議案第83号までの15議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第68号 平成10年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第69号 平成10年度砺波市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、議案第70号 平成10年度砺波市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)、議案第71号 平成10年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)、議案第72号 砺波市高道勤労者運動施設設置条例の制定について、議案第73号 砺波市職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第74号 砺波市税条例の一部改正について、議案第75号 工事請負契約の締結について、議案第76号 工事請負契約の締結について、議案第77号 字の区域の新設について(出町地区)、議案第78号 住居表示を実施すべき市街地の区域及び当該区域内の住居表示の方法について、議案第79号 市道路線の認定及び廃止について、議案第81号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第82号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特別会計予算、議案第83号 砺波市地域振興券交付事業特別会計条例の制定について、以上15議案に対する委員長報告はそれぞれ原案のとおり可決であります。
 委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議案第68号から議案第79号まで並びに議案第81号から議案第83号までの15議案は、原案のとおり可決されました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願外2件を議題といたします。
 請願に対する委員会の審査結果につきましては、お手元に配付してあります委員会審査報告書のとおりであります。
 これより、受理番号37番 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願について討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、本請願を採決いたします。
 お諮りいたします。受理番号37番 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
 続きまして、受理番号49番 消費税の減税を求める請願について討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 緊急の景気対策として、消費税3%に戻すことを求める意見書の提出について賛成討論をいたします。
 本案を提案する理由を述べますが、議員として我が国経済を憂え、国民の生活を憂える立場を鮮明にされるように最初に訴えるものであります。
 24兆円に上る政府の緊急経済対策のうち、直接国民の消費購買力を引き上げる政策として商品券8,000億円が計上されました。このことは、所得税減税によって結局は預貯金に回ってしまう対策をとるよりも、直接消費に回る対策が必要と考えられ始めてきたものとして意義があると考えます。このような政策展開は、国民をして一層直接消費拡大につながる方法を求めさせるものとなります。
 11月11日から15日まで、消費税の5%分還元セールに最初に踏み切ったのはイトーヨーカ堂でしたが、大型店はたちまちこれに追随したではありませんか。国民の多くは、昨年4月からの消費税については、2%上がったとは受けとめておらず、5%取られるという心理が作用したのであります。消費を妨げるこの重い5%を下げるか取り払うか、砺波市民の切実な願いであります。
 零細なお店では5%還元はおろか、2%割引もできないのであります。ここに消費税の残酷な一面が出てきます。
 林 義郎会長が率いる自民党税制調査会では、去る11日、来年に実施する所得税減税で定率減税方針を正式に決定しましたが、大蔵省モデル、子供2人と片働き夫婦の4人家族を使った我が党の調査では、年間所得862万円以下が増税になることが明確になっています。
 また、97年分の国税庁の統計では、年収800万円以下の給与所得者は全体の86.3%も占めているのであります。特に、特別減税の廃止により、所得税、住民税の課税階層が、年収427万円以上のクラスから306万円以上のクラスへと引き下げられるために、今まで課税されなかった中低所得者層では新たに課税されることとなります。これでは、減税によって不況対策が進むどころか、ますます不況を長引かせ深刻化することは火を見るよりも明らかです。
 自民党小渕内閣の緊急経済対策は、こうして見てくると、第1に、3年前に政府自身がやめるべきだと判定した従来型公共事業の積み増し、第2に、庶民に増税、大金持ちと大企業に減税という逆立ち筋違い減税、第3に、景気対策に役立たない商品券発行という愚策3点セットと言うべきです。
 今年6月、経済企画庁景気緊急検討委員会は、昨年4月の消費税5%から景気後退が始まったとしています。地方自治体の取り分を現行のまま確保した上で、消費税3%へ減税することによって、すっきりと政府が不況対策に乗り出す潮時ではないでしょうか。ぜひとも消費税を3%に戻し、食料品は非課税にする意見書の提出を求めるものであります。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号49番 消費税の減税を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。消費税の減税を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。
 続きまして、受理番号51番 コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願について討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) コメの関税化をやめWTO協定の改定を求める意見書の提出について、この意見書案は極めてわかりやすい問題であり、党派を超えて御賛同いただくよう心からお願いをするものです。
 農水省は、2000年のWTO協定の見直し協議を前に、突如として4つの選択肢なるものを持ち出し、全国の農業団体にどの選択肢を選ぶかと慌ただしく求めてきました。しかし、農水省が示した選択肢には、初めからWTO協定を改定するという選択肢は全くありません。国際化時代とは、かつて中曽根内閣の時代に自民党が打ち出したフレーズでしたが、もし真に国際的な視点で物を見るなら、1996年の世界食料サミットでは、21世紀の食料不足に警鐘を乱打し、各国に増産を呼びかけていることを直視する必要があります。
 インドネシアの政変は、我々にIMF体制の危険を知らせるとともに、インドネシア国民が直面している生活の逼迫を如実に知らせてくれたものでありましたが、その中で浮き彫りになったことは、この国では数百万トンもの米不足が発生しているという驚くべき実態です。
 言うまでもないことながら、WTO協定第9条第3項の義務免除規定で、米の輸入義務を除くことができることとされており、加盟国の3分の2以上の支持があればこれは実現するのであります。しかも、先に述べたように、現実には、国際環境の点では、発展途上国やEUの認識を勘案すれば、外交努力は実を結ぶ可能性が大きいと考えられるのでありますから、初めからWTO協定の改定を度外視する農水省はまことに弱腰外交であり、憤りさえ覚えるのであります。
 日本が米の輸入をやめれば、発展途上国の食料難を緩和する上でどれほど大きな影響を与えることでしょう。北朝鮮の食料不足なども慄然とさせられる現実ではありませんか。
 自民党は、かつて米自由化反対決議をしたことがありました。コメという主食の問題で、政党丸ごと変節し、転向者になっていいのですか。農家と農村に密着している我々地方議員は農業を見捨てていいのですか。
 とりわけ、世界にも誇る散居村、砺波市の農業を破滅に導く米自由化を容認させてよいのですか。いま一度考え直していただきたいと思うのであります。
 「ローマは一日にして成らず」という言葉がありますが、ローマ帝国が食料生産を植民地に依存した瞬間から滅亡を迎えました。一日にして成らないローマは、しかしその衰退も早かったのであります。我が国の飽食の時代もいつかは終わる、こんな罰当たりなことをしていていいのですか。この不安はだれしも抱いていることではありませんか。
 皆さんの御賛同をいただくよう心から訴えるものであります。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、受理番号51番 コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願を採決いたします。
 お諮りいたします。コメの完全自由化(関税化)を許さず、WTO協定の改定を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり不採択とすることに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第3 議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。

◯議長(宮木君) 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。
 現砺波市固定資産評価審査委員会委員の水木保男氏については、12月22日をもって任期満了となりますので、引き続き同氏を砺波市固定資産評価審査委員会委員として選任いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ慎重に御審議をいただき、御同意賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) お諮りいたします。本議案については事情を十分御了承のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、本議案はこの際、直ちに採決することに決しました。
 これより、議案第84号を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第84号 砺波市固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案に同意することに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議案第84号は原案に同意することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第4 議員提出議案第6号 道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 6番 石田隆紀君。
  〔6番 石田隆紀君 登壇〕

◯6番(石田君) 議員提出議案第6号について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 道路は生活を支える最も基本的な社会基盤であり、また21世紀に向けて、国土の均衡ある発展と地域間の連携、交流が確保されるとともに、活力とゆとりある地域社会を実現するために欠くことのできない重要な基盤施設であります。
 このため、道路交通機能の確保はもとより、住みよいまちづくりの要として、さらには高齢化、少子化が進展している中、どこに住んでいても快適な生活が営める「全県一都市社会」を実現するためには、生活道路から高規格道路、高規格幹線道路に至る体系的な道路網の整備を一層促進する必要があり、道路予算枠の確保、拡大はもとより、それを支える道路特定財源をぜひとも堅持していかなければなりません。
 とりわけ、本市は富山県の西部に位置し、北陸自動車道、東海北陸自動車道と国道156号、359号が交差する要衝として道路整備を進めているところでありますが、扇状地における散居村としての地理的制約や、雪に強く、安全で住みよい生活環境づくりの実現のための道路整備を図ることが重要な課題であります。
 よって、政府におかれましては、道路整備の安定的確保を図るため、揮発油税、自動車重量税などの道路特定財源制度を堅持するとともに、地方の道路整備予算の確保、重点配備について特段の措置を講じられるよう強く要望いたします。
 砺波市議会といたしましても、適切な御決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(宮木君) これより、提案理由に対する討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。
 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 道路特定財源の堅持に関する意見書の提出について一言申し述べます。
 本件は、道路建設のみに対する異常に突出した投資を目的としています。
 日本の本格的な道路建設は、1954年の第1次道路整備5箇年計画策定から始まり、道路投資額は1956年から1986年までの30年間に86.3倍となり、建設的経費については101倍となっています。中でも、高速道路など有料道路の建設投資額は717倍という驚異的な伸びを示しています。
 また、毎年多大な人的・物的被害を出している河川災害などを防止するための治水事業5箇年計画は、道路投資の4分の1以下に過ぎません。また、下水道整備も4分の1以下、都市公園整備に至っては道路整備の5%以下というお粗末な状況です。
 社会資本整備に関する世論調査では、社会資本の整備についての要望の第1番が福祉・厚生・医療関係施設で27.1%、2番が治山・治水で22.8%、3番が防災施設で19.9%となっており、道路は19.2%と4番目に過ぎません。国民が望むものとは著しく異なるものになる危険をはらむものと考えます。
 99年度予算大蔵原案でも、高規格幹線道路など巨大プロジェクトが計画されていますが、国債発行31兆500億円、一般会計総額に占める国債依存度は37.9%と当初予算としては過去最大となっています。
 以上の理由により、道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出について反対をするものです。

◯議長(宮木君) ただいまは反対討論がありました。
 次に賛成の討論があります。
 19番 林 紘君。
  〔19番 林 紘君 登壇〕

◯19番(林君) 私は、賛成の立場で簡単に申し上げます。
 砺波市は、北陸自動車道、東海北陸自動車道及び能越自動車道と国道156号線、国道359号線が交差する交通の要衝として道路整備が進められているところでありますが、その水準はいまだ不十分であるがため、より一層推進する必要があります。
 以上のことから、道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出については賛成をいたします。
 以上で終わります。

◯議長(宮木君) 以上で討論を終結いたします。
 これより、議員提出議案第6号 道路特定財源制度の堅持に関する意見書の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。よって、議員提出議案第6号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第5 議員提出議案第7号 高金利の政府資金地方債の借り換え等を求める意見書の提出についてを議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 12番 山岸銀七君。
  〔12番 山岸銀七君 登壇〕

◯12番(山岸君) 議員提出議案第7号について、提案者を代表いたしまして提案理由の説明をいたします。
 全国において、過年度に発行した金利の高い縁故債について、適宜、繰上償還や借り換えを行っている中、当市におきましても、先の決算審査特別委員会の委員長報告にも述べられておりましたように、平成8年度及び平成9年度において、高い金利の縁故債について借り換え等の対応をされたところであります。
 しかし、政府資金については、こういった縁故債のような借り換え等に応じられておらず、このことは地方公共団体の財政運営において主たる財源が地方債で措置されたことなどから、その残高及び公債費は増嵩を続け、高金利の地方債の償還は重い負担になっております。
 地方公共団体を取り囲む環境が急激に変化し、金融システムや行財政等制度的枠組みも大きく変わろうとしている局面を迎え、長期償還の起債借り入れによる資金調達は、環境変化に対して地方財政の大きな負担を生じさせるに至っている状況であります。
 したがって、今日の地方財政の苦しい状況を、単に地方自治体の責任としてだけとらえることはできず、国と地方自治体一体の問題として認識する必要があります。
 よって、政府におかれましては、政府資金地方債についても、高金利のものについては低利借り換えを認めるなど、地方公共団体の公債費負担の軽減措置を講ぜられるよう強く要望いたします。
 砺波市議会といたしましても、適切な御決議を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。

◯議長(宮木君) これより討論に入ります。
 討論の通告はありませんので、議員提出議案第7号 高金利の政府資金地方債の借り換え等を求める意見書の提出についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立全員であります。よって、議員提出議案第7号は原案のとおり可決することに決しました。

◯議長(宮木君) 次に、日程第6 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から、会議規則第69条の規定により、お手元にお配りいたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会から申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申し出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

◯議長(宮木君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。
 これをもちまして、平成10年12月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 市長より御挨拶がございます。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 今回の12月定例会に提出いたしました議案につきましては、それぞれ議決を賜りまことにありがとうございました。深く御礼を申し上げます。
 議会中、貴重な御意見や御忠告を賜りまして、十分その意見を体得して今後対応してまいりたい、このように思っている次第でございます。
 一般会計で3億7,400万円、下水道等で1億1,000万円、さらに地域振興券発行の特別会計等につきましては2億1,000万余円など、これから作業を進めるわけでございますが、いずれにいたしましても、それぞれ景気回復のための予算でございまして、鋭意作業を進めてまいりたいと思っている次第でございます。
 なお、このような厳しい状況の中にあって、職員のベースも引き上げていただきまして、深く御礼を申し上げます。この上は、さらに市民サービスの向上のために督励をしてまいりたいと思っている次第でございます。
 本年は、経済不況でもあり、あるいは議会中でも議論のあった異常気象による農作物等の不作で農村も冷え込んでいるところでございます。この後、さらに生産調整の話やあるいは明年度予算など、いろいろ仕事もまいっておりますし、あるいは、今天気はようございますけれども、いつ雪が降るか、その意味で除雪対策も考えておりますが、職員ともども努力をしてまいりたい、このように思っている次第でございます。
 いよいよ年末を迎え、本日は大変いい天気でございますけれども、寒さも加わってまいりますので、御健勝でよいお年をお迎えになられんことをお祈り申し上げまして、御礼の御挨拶といたします。
 ありがとうございました。

◯議長(宮木君) これをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後3時44分 閉議

 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

 平成10年12月22日

      議    長    宮 木 文 夫

      署名議員      高 田 隼 水

      署名議員      村 中 昭 二

      署名議員      堀 田 信 一



平成10年12月定例会[ 請願審査結果 ]

                請  願  審  査  結  果
┌────┬────────────┬────────┬─────┬─────┬────┬───┐
│受理番号│  件      名  │請願者住所氏名 │紹介議員名│委員会名 │審査結果│意 見│
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │食料自給率を引き上げ、日│国民の食糧と健 │     │     │    │   │
│ 37 │本の食と農を守る意見書採│康を守る運動富 │西尾 英宣│産業建設 │不採択 │   │
│    │択を求める請願     │山県連絡会代表 │     │常任委員会│    │   │
│    │            │森川 潔    │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │            │全日本年金者組 │     │産業建設 │    │   │
│ 49 │消費税の減税を求める請願│合砺波支部支部 │西尾 英宣│常任委員会│不採択 │   │
│    │            │長 川島 一夫 │     │     │    │   │
├────┼────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │コメの完全自由化(関税 │農民運動富山県 │     │産業建設 │    │   │
│ 51 │化)を許さず、WTO協定│連合会     │西尾 英宣│常任委員会│不採択 │   │
│    │の改定を求める請願   │森川 潔    │     │     │    │   │
└────┴────────────┴────────┴─────┴─────┴────┴───┘



平成10年12月定例会(第3号) 議事日程・名簿

     平成10年12月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問並びに議案第67号から議案第81号まで、平成10
     年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外14件
     (一般質問、質疑、委員会付託)
  第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願外2件
     (委員会付託)
  第3 議案第82号及び議案第83号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特
     別会計予算外1件
     (提案理由説明、質疑、委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月15日  午前10時04分  開議
  12月15日  午後 3時34分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成10年12月定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時04分 開議

◯議長(宮木君) ただいまから本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。
 日程第1 市政一般に対する質問並びに議案第67号から議案第81号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外14件を議題といたします。
 昨日に引き続き、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第50条によって、それぞれ20分以内といたします。
 通告により、発言を許します。
 16番 中西宏一君。
  〔16番 中西宏一君 登壇〕

◯16番(中西君) お許しを得ましたので、私は、市政一般について、質問と要望をいたします。
 激動の平成10年も12月となり、あと少しで新しい年を迎えることになり、今年最後の議会となりました。
 今年は、当市にとってもいろいろなことがありましたが、今年一年を振り返って、砺波市にとってどんな年であったのか。成果と回顧を含めて、安念市長の印象をお聞かせいただきたいと思います。
 昨日の各議員の質問に対する御答弁のあったところですが、来年はどのような年と位置づけるのか、抱負をお聞かせください。
 毎年、今の時期には、国・県・市町村において、新年度予算編成に当たられるわけですが、当市はどのような考え方で臨むのか。核となる施策は何かをお伺いいたします。
 次に、地方分権と行政改革について、市長の考えておられる行革とはどんなものか、市民に具体的に提示していただきたいと思います。
 私の記憶では、平成7年に分権が始まり、今年5月に地方分権推進計画が作成され、それぞれの県や市町村が地域に根ざした行政のあり方を探し始めました。住民の声を聞き、かゆいところに手が届く行政、これから迎える21世紀の少子・高齢化社会に向けて、福祉施設や社会基盤整備に向けて、行政基盤の充実強化を図っていくことが求められている。第6次勧告では、基準を明確にする必要がある。構造的改革が必要。プランづくりは終わり、実行の段階だが、残された課題がたくさんある。地方がどう受けとめて実行するか。今までは、国と地方は上下関係から対等の関係になるも、法律をどのように改正するのか。すみ分けできる原則、法律の解釈が国と地方では違う。基本的な仕組みが変わった。地方と国の考え方は、パートナーの立場、さまざまな構想を通してさまざまな戦略に現実にいかにかかわっていくか、きっちりと議論をしていくことが必要になる。地方分権とは、国がやっている基本を地方が担当する。したがって、地方の仕事が増えることになる。片方では行政改革をやり、国の仕事を地方がやる。相手方の趣旨を理解して行動する。分権戦略は、都道府県市町村枠組みの中で現在の制度を基本としていくが、地方行政改革の整備が必要となる。市町村の規模の問題、広域化を進める、合併を推進する。ガイドラインをどうするか。介護保険制度・広域行政など、小規模の市町村は財政問題で合併せざるを得なくなる時代になっている。地方自治体の主役は住民である。最終は住民の投票権にあるが、なかなか難しい。地方議会が中心になる。発想の転換、改革アイデア、設計図を描き、どのように実施していくか。コスト関係をいかに効率的に取り組むか。民間の経営感覚・新しい合理的な感覚で、少ない負担でより質の高いサービスをしていくかを決定し、実行する。住民を含めて行政改革を積極的に責任を果たす。きちんと物事をやることが望まれているが、安念市長は12市町村の会長であり、どのように対処されるのかお伺いいたします。
 次に、環境保全型農業の推進について申し上げます。
 地球は太古の昔より、純粋な水、新鮮な空気、肥沃な土など、我々人類の繁栄のために多大な恩恵を無償で与えてきました。一方人類は、こうした自然の恵みをより生かす道として農業を営み、さらに商業、工業の発展を遂げてきたのです。しかし、今、21世紀を迎えるに当たり、産業革命以来、急速に発達してきた我々の文明は、周知のとおり大きな過渡期を迎えています。果たして人類は、現在の趨勢のままで、今までのような進歩が今後とも期待できるのでしょうか。
 私は、先日、農学博士の陽 捷行先生の講演を拝聴し、感銘をいたしました。その一部を紹介すると、「人類の活動が地球環境に深くかかわって、地球のあり方を根底から覆しつつある。このような人類の活動に対して、地球生命圏の悲鳴が至るところで聞こえる。それは、地球温暖化・オゾン層破壊・酸性雨・土壌侵食・地下水汚染や枯渇など。このような環境の悪化は、農林水産業にも顕在化している。かなりの既存農地で生産が低下し、耕地の拡張は既に頭打ちの現実がある。森林は伐採され、漁場は乱獲され、土壌は侵食され、食料生産は既に陰りが見られる。今、地球は人口が増え続け、食糧増産なくして増加しつつある人口を養うことは不可能である」というのが概要であった。
 さて、私たちは、21世紀に向けて、このような難題を農業生産と環境保全の面からどのように解決したらいいのでしょうか。農業の持つ環境保全機能を強化させ、少しでも問題の解決を図る策を提案したい。
 農林水産省に「環境保全型農業対策室」があり、「有機減農薬農業振興協議会」が設置されている市が数多くあるが、砺波市はどのように推進していくのかお伺いいたします。
 また、有機減農薬が広がりを見せているが、必要な資材、施設、機械はいずれも生産者の負担となっているので、市として、これらのメニューを早急に取り込み、必要な資金枠を確保するとともに、有機農産物に取り組む生産者に広く周知することが重要と考えるが、これに対してどう取り組まれるのかお伺いいたします。
 また、有機農産物及び無農薬農産物の認証制度が始まっているが、どのように対処されるのかお伺いいたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 中西議員にお答えをいたします。
 まず、どんな年であったか、そして、これからどう考えているのか、その抱負を述べよ、そのことにつきまして、私の所見を申し上げたいと思います。
 今年の1月に前市長から引き継ぎをいただきまして、基本的には岡部市政を継承しながら市政の執行に携わることを皆さん方に申し上げたところでございます。
 さて、御意見の中にも若干ございましたが、少子・高齢化、情報化、価値観の多様化、さまざまな条件が、今変わろうとしておるところでございます。大変重要な任務を引き継いだことを考えると、改めて身の引き締まる思いでございます。先日も、「にこやかにやれ」という激励もいただきましたが、緊張の連続であることを申し添えておきたいと思います。
 回顧と印象ということでございますが、年当初からの不況感といいますか、都市銀行あるいは大手証券会社あるいは上場企業等が倒産をするような状況でもございますし、天候不順によります農産物の被害あるいは社会的には毒物混入事件など実に悲惨な事件もございまして、何か暗いような1年であったように思うわけでございます。
 ただし、その中で、その成果といいますか、実態を申し上げますと、新しい取り組みといたしましては、行政改革あるいは情報公開、男女共同参画の時代を迎えますので、それらの取り組みを議会の皆さんにも御了解を得て、今、審議会を開催し、市民の皆さんの御意見を頂戴をしておるということでございます。
 それから、建設等の事業につきましては、これは引き継いだ事業でございますけれども、シルバーワークプラザができたり、あるいは砺波の橋上駅ができたり、あるいはハイテクミニ団地もでき上がったわけでございます。さらに着工といたしましては、温水プールあるいは高道勤労者体育館などを着工させていただいておるわけでございます。さらに、イベントといたしましては、富山県の生涯学習フェスティバルあるいは星野富弘さんが「花の詩画展」を開催してくれまして、多くの皆さんに参加をしていただいたことをうれしく存じておるわけでございます。また、表彰などにつきましては、在宅福祉事業の推進に対する表彰で厚生省からも頂戴をし、あるいはアメニティーあふれる優良地方公共団体ということで表彰もいただきました。また、年の初頭でございましたが、ある報道機関から「住みよさ第1位」という評価もいただいております。また、そのほかには、消防の広域化あるいは農業共済組合の広域化、福光を含めまして大型になったということでございます。さらに、皆さん方にもいろいろ検討していただきましたが、大型プロジェクトとして、総合病院の増改築を決定をしていただきまして、いよいよ事業に取りかかるわけでございます。さらに、これに関連いたしまして、民間では大型のホテルあるいは療養型病院の建設ラッシュになったことなどがあるのではないかと思っております。さらに、2000年国体を迎えまして、市民会議を設立をさせていただきまして、今、そのことについて一生懸命努力をいただいておるわけでございます。
 これらの成果につきましては、私の成果ではございませんで、市民全体の成果であろうと思っておるところでございます。
 いずれにしましても、初めての課題で苦労の大きい年であったということを感じております。新しいことを実行するということになりますと、幾つかの困難な問題も生じてまいります。いずれにしましても、住民の福祉の向上、住民の幸せのために、皆さんとともに対話をして、ニーズに応えるように努力してまいりたい、このように思っておるわけでございます。
 そして、来年の抱負はどうかということでございますが、簡単に申し上げますと、来年、再来年は、20世紀から21世紀へつなぐ時期であると私は思います。その意味で、現行の総合計画を何とか仕上げたい。そして、新世紀へつなぐ総合計画もつくって、皆さんとともに明るい21世紀を迎えたいというふうに思っておりまして、職員ともども精力を挙げて対応していきたいと思っておる次第でございます。
 次に、地方分権等につきましての御意見がございました。
 地方分権につきましては、経済基調が、御存じのように、高度経済から低成長経済へと転換をしてきたわけです。そして、先ほども申しましたように、環境の問題、福祉の問題、新しい都市づくりの問題等、いろいろ出てまいっておりますし、特に高齢化社会を迎えるために多様な要請を抱えることになるわけです。そのことから、中央主導で、中央で旗を振るだけでは市民の幸せにはつながらないということで、地方へのシフトを考えられておることは、皆さんも御承知だろうと思います。したがって、地方分権の必要性が叫ばれまして、国でも「地方分権審議会」等で検討されて、先般、数次にわたって勧告をされておることは御承知だと思います。
 したがって、その論議の中の一節を見ましてでも、地域の住民が自分たちで決定をする。その責任も自分たちが負うという行政システムであるべきだろうということでございます。したがって、自分たちの要求は自分たちでやる。何もかも国のペースでやるということになりますと、膨大な財政も必要になってまいるわけでございますので、地方への移管というのは、その一面もあるのではないか。国全体としては、統一性や公平性ということを重視はしておりますが、それぞれ画一的であったり、あるいはそのことによって集権を中央に吸い上げることを避けたいということでございます。
 何度も申し上げますが、地方は地方で特色のあるものを目指していくということだろうというふうに思っております。具体的に言われておりますのは、機関委任事務の廃止や権限委譲の推進、国庫補助金等の整理合理化、地方税財源の確保などいろいろ言われておりますが、私もそのように感じておるところでございます。
 したがって、我々地方自治体におきましても、これを受けるとすれば、もう少し体力・力を備えていくことが大切ではなかろうかと思います。
 中西議員さんが述べられたように、おおむね私は合致しているのではないかと思っております。そして、十分に議論せよということでございます。職員を含めまして議会の皆さん、市民の皆さんともよくこの点を議論をしてまいって、それなりの体質強化を図るべきだと、このように思うわけでございます。
 次に、地方分権に関連いたしまして、町村合併等についての御意見もございました。これにつきましては、6月議会でも中西議員さんに申し上げたところでございます。
 制度としてはなかなか進まない。したがって、住民発議、それらを認めるという状況にございます。そして、合併協議会などを設けて、いわゆるなかなか進まない合併論議をここらで掘り起こしていこうという考え方も一部あることは御承知のとおりでございます。
 なお、今日、合併の動きというのは、そう多くはございません。現状では随分遅いようでございますが、地方分権あるいは地方財政という立場から、ある程度国は指導をしておりますけれども、なかなか進まないのが今日ではないかと思います。
 砺波市といたしましては、御存じのように、ごみ処理問題でございますとか、消防とか共済あるいはこれから始まります介護保険等につきまして、広域的な取り組みをして、広域的なスケールメリットを出していこうというふうに、積極的に進んでおるわけでございます。
 なおまた、話し合いによりまして、幾つかの事務等を一緒にやろうという話が出てまいった段階では、皆さんとともにお話をしてまいりたいと思うわけでございます。
 いずれにしても、広域合併につきましては、分権論議の中で十分議論されております。国の指針であろうかと思いますが、他の市町村との関係もございまして、慎重に私は住民の意向などを大切にして議論をされるものと思っておるわけでございます。
 この議論の中で、一般民家につきましては、それぞれやっているではないかという御意見、全くそのとおりだと思います。経済におきましても、金融ビッグバンという中で、それぞれの金融機関が大型合併を施行したり協定したり、業務提携をやっておりますし、企業の大型合併もございます。これは、そのような意味でも、これから21世紀へ向かう経済の基盤をつくるためにもつくられておるのではないかというふうに思いますので、これらを参考にしながら我々も対処していくべきだというふうに思っておる次第でございます。
 次に、環境保全型農業等についての御意見でございます。御指摘のとおりだと思っております。
 二酸化炭素との関連で地球が温暖化し、フロン等によりオゾン層の破壊等、地球環境が随分深刻化していくことについては、先般の京都会議でも示されたとおりでございます。我々も、そのような削減目標を設定する、地方自治体もそれにかかわることが必要でございますので、このことも対処してまいりたいと思っておるわけでございます。
 また、この面での農業の問題は、私は十分かかわりがあるというふうに思うわけでございます。長い歴史の間、農業の役割というのは、そのような意味で、国土の保全、地域社会を形成するという立場で、農村の役割が多分にあったというふうに思っております。御意見のとおり、環境保全型農業の推進に当たっては、官・民一体で努めるべきだと、このように考えておるわけでございます。
 その他、有機農業等につきましては、産建部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 中西議員の有機農業についてお答え申し上げます。
 有機減農薬農業につきましては、現在、一部の農家で行われております。これは、砺波普及改良センターにおいて、実施田の生育調査あるいは品質調査を行い、普及促進の資料を今つくっておるところでございます。
 また、市といたしましても、豊富な土づくりを行うため、堆肥の散布にかかる費用の一部も助成しているところでございます。
 有機農産物の認証制度ということでございますが、中西議員さんにおかれましても、環境保全型農業に取り組んでおられますことは伺っておりますが、有機農産物の認証については、化学農薬、化学肥料を一切使わないで3年間経過したもの、いわゆる堆肥による土づくりを行った補助について登録が表示されるということになっております。
 今後、このような有機農産物をつくるためにはいろいろな問題をクリアしなければならないというふうに思っております。しかしながら、「特別栽培農産物」という表示もございまして、これは化学肥料や化学農薬を5割以下に抑えるというものでございます。現在、東般若や高波地区で約50ヘクタール栽培しておられますが、「特別栽培米」として出荷されており、非常に好評であります。
 市としても、有機農産物は理想だというふうには思っておりますが、いろいろな問題点もございますので、その中間的な減農薬農業を推進していきたい。そして、付加価値のある農産物の普及に、関係機関と協議しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 6番 石田隆紀君。
  〔6番 石田隆紀君 登壇〕

◯6番(石田君) お許しを得ましたので、市政一般について3項目の事項について、質問と提案、要望をさせていただきます。
 初めに、今年の農産物収穫状況についてですが、水稲は初期の生育が平年より良く、その後の幼穂形成期の大事なころより雨の日が多く、8月12、13日の集中豪雨による稲の倒伏に加え、9月には2度の台風に遭い、穂発芽による品質の低下と減収で痛手を受けました。
 春はチューリップの開花が早まり、チューリップフェアには大変な影響がありましたが、その後、天候は平年並みになり、チューリップ球根の生育もよく、平年並みの収穫となりました。
 大麦の生産は、収穫前の日照と高温により登熟が進まずやせ細ってしまい、減収となりました。
 大豆におきましては、長雨による軟弱徒長に加え、台風の影響で葉が吹き飛ばされた上、雨による腐敗粒の発生が多く、収穫時には大豆コンバインによる汚損粒も多く、栽培管理者泣かせの年でした。
 秋野菜に至っては、長雨と台風の打撃で全国的な不作と言われています。キャベツやレタスの緊急輸入がなされましたが、値段の高騰は避けられない様相となっています。砺波ふれあい市でも、野菜は30分足らずで品切れだったようです。また、夕市においても、野菜を求める人が多いと聞いています。
 今年は農家にとって、米の減収と品質の低下、転作面積の増加に加えて転作作物の減収と、ダブルの痛手でした。請負中核農家にとっては、賃借料の支払いを11月末に清算しなければならないことから、資金繰りに大変だったようです。米価の引き下げと大豆や大麦が収益につながらなかったのがその原因のようです。
 いろいろと申し上げましたが、これが今年の農業の姿ではないでしょうか。
 昨日、松本 昇議員からも質問がありましたので一部ダブるところもありましょうが、私のほうから、今年から始まりました「緊急生産調整推進対策」を実施するための基盤となる用排水対策について要望します。
 今年の集中豪雨に関しましては、記録的なことでありましたが、水田の持つ水の調整機能がいかに大切であるかをまざまざと見せつけられました。8月、9月は、水稲にとっては水の要らない時期であり、雨水はすぐに排水路に流れ込み、下流では受け切れずあふれたものです。しかし、これが梅雨時期であればどうなっていたのかわかりませんが、28%の転作面積での排水路の規格が合致しているのかどうか。これ以上の転作をしてもその機能があるのか。基盤整備の設計はどの程度を基準としてなされていたのか心配です。来年の転作面積も、今年と同様28%の転作率であると伺いましたが、今年と同じ転作面積では、排水路の改修が必要ではないでしょうか。
 当市は、いち早く基盤整備に取り組まれたところでもありますし、現在、都市総合整備事業で河川の改修がなされているところもありますので、今後の改修を推進していただくように、県や国に要望していくべきと思いますが、当局の考えをお伺いいたします。
 次に、先に申し上げました今年の大豆についてお伺いいたします。
 今年集荷された大豆の品質検査のうち、1等から3等のものが17.7%、何とか合格が30%とのことでしたが、大豆コンバインによる収穫で、よい大豆がさやから弾いてしまい、ロスが多かったようです。刈り取った圃場には多くの発芽大豆が見受けられたことからもうなずけますが、来年度の作付種子の確保が心配です。
 エンレイ品種は大豆の中でも品質もよく、豆腐づくりには最適と聞いていますが、種子の確保について、JAとなみ野や農業共済と協力して対応されるよう要望するものです。
 さらに、今年の大麦の作付は、砺波市全体で61ヘクタールとなっていますが、昨年よりも1ヘクタールほど増えています。中核農家にはメリットもなく、敬遠されています。大豆のような栽培管理者への補助制度もなく、今後、県やJAに働きかけていくべきではないでしょうか。
 また、当市には、大門そうめんという立派な特産品があります。私の記憶では、小学生のころ、小麦を栽培して、水車を利用し製粉して、そうめんの原料とするために二毛作栽培していたのが思い出されます。現在は、すべて輸入小麦になっているようですが、少しでも地元産の小麦を使用して生産すべきと思います。春まきの小麦もあるようですし、今後、県農業試験場や砺波農業改良普及センターへ話しかけ、実現するよう願うものです。
 来年1月には、食料、農業、農村基本法案が国会に提出予定であり、WTO次期交渉では、新たな農産物貿易ルールの確立を求められています。ミニマムアクセスに変わって関税化される米の輸入自由化が進もうとしています。多様化した農業形態の中で、これからの対応が懸念されます。的確な情報の収集と対応が砺波市農業の発展につながるよう努力していくべきと思います。
 次に、高齢化社会を迎えて、温泉掘削をすればいかがなものでしょうか。
 砺波広域圏1市5町4村のうち、温泉掘削を行政でしていないのは当市だけではないでしょうか。温泉やお湯のつく施設は市内にも幾つかありますが、温泉として加温しないでお湯が出ているところはありません。
 昭和62年から3年にかけて、市では温泉脈の調査がなされています。その報告書には、2~3カ所の場所が示されています。すべて栴檀山地区にありますが、そのうち、伏木谷周辺で、やや浅いところにあるようです。
 栴檀山定住圏創造施設コスモス荘のオープンから4年、利用者の増大もままならず、減少気味と伺っています。風呂もありますが、天然温泉となりますと、また違った効果が出るのではないでしょうか。
 さらに、湯治のできる老人健康施設の併設を考え、これからの高齢化に対処すべきではないでしょうか。市長の御意見をお伺いします。
 次に、今年度の除雪対策についてお尋ねします。
 11月1日に除雪対策本部が設置され、本格的な冬に向け、準備が整えられたところです。18年周期の寒波襲来の年と言われていますが、既に関東平野に初雪が降り、昭和38年の豪雪によく似ていると言われています。
 全員協議会の説明では、万全を尽くすとお伺いしましたので心強く思いますが、2点についてお願いをいたします。
 1点は、学校周辺の歩道除雪を登校前に完了しておくことです。
 消雪装置のある道路でも、歩道の消雪はなされていないのが大半です。早い時間帯の歩道除雪を実施していただきたいと思います。
 2点目は、道路のわだちやくぼみの水たまり、車道と歩道の縁の水たまりが、歩行者や自転車通学の人にとっては水はねがあり大変です。散水されているときに、実情を把握して対処していただきたいと思います。
 また、歩道のないところでは、路肩に堆積された土や草などを除去して、雪解け水の排水に努力していただきたいと思います。
 関係当局の取り組みと努力をお願いし、質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 石田議員さんの御質問にお答えを申し上げます。
 最初に、農産物等の状況から農業の実態につきましていろいろ述べられました。今年1年は、厳しい農業・農村の実態ではなかったかなと、このように思っておりますので、認識は一緒だというふうに思っております。
 その中で、生産調整に対する御意見でございます。
 平成10年度から始まりました生産調整対策につきましては、過去最高の28%を上回る転作率でございました。この取り組みにつきましては、それこそ地元の皆さんに話し合いをしていただきまして進めていただいたことに深く感謝を申し上げるわけでございます。そして、転作田の団地化を進めるなど、それぞれ基幹作物はチューリップをはじめいろいろございますが、特に大豆、大麦等の作付推進をお願いをしてきたところでございます。
 御存じのように、現場では3分の1にわたる転作率でございますので、私は、限界感があるように存じておるわけでございます。これ以上転作ということになると、私どもも少し考え直さざるを得ないのではないかと思います。
 そこで出てまいったのが、いわゆる今御指摘の保水力がなくなってしまって、下流に全部水があふれるという実態でございます。これが全部水田でございましたら、そう問題は発生しないと思いますが、いわゆる豆であったり大麦であったりしますと、それぞれ一挙に排水されますので、おっしゃるとおり、問題が生じておることは、私も承知しておるところでございます。
 そこで、御指摘にもございましたように、土地総合整備計画事業等が行われております。その段階では、設計基準等を見直してもらわないといけないのではないかと思います。頭から、それぞれ計算上、このような断面になっているということではなくて、もっとこのことも考え、いわゆる田の汎用性を考えて、これから私はお願いすべきものだと思っております。
 どうか石田議員さんも専門家でございますので、いろいろ御提言をいただければありがたいと思います。そして、このことにつきましては、市の問題ではなくて、広い意味で、県をはじめとする関係団体にもそのことを訴えてまいりたい、このように思っておる次第でございます。
 次に、大豆等につきまして、御意見等を賜りました。
 大豆と麦との組み合わせによります団地化というのは、今年も進めることになっておりますので、それらについても十分配慮してまいって、特に大雨の段階、台風のとき、それらを見ますと、そのことによって腐敗粒等が発生したわけでございますから、技術的にもいろいろ指導を仰ぎたいなということを実は思っております。
 先般、農業士の皆さんの会合がございまして、そんなような指導も、市に対しての要望でございますが、県に対しても強い意見もございましたので、技術的な面におきましても要望してまいりたいと思っておるわけでございます。
 ただし、国の政策でございますし、米を守るという立場から、一応受けざるを得ないかなと思っております。そのためには、どうしても今県が指導しております大豆と大麦に頼らざるを得ないかなと思っております。
 ついては、先般からこのことについての種子の問題等を要請をしてまいりました。今回の予算の中にも、緊急生産調整推進対策並びに大麦・大豆生産振興特別対策事業等の予算を盛り込んでおります。十分ではないかもしれませんが、種子の確保とそれらにつきまして、さらに技術的な問題あるいは生産に対する協調の面につきまして、農協あるいはそれらの関係団体に助成措置を講じていくようにお願いをしておるところでございます。
 それから、麦の問題につきましては、61.5ヘクタールという麦を今年の秋にも播種されたところでございます。
 これからは、いろいろ品種的な問題で議論もあったようでございますが、富山県産の大麦の品質は利用者からも要望されておるようでございますので、今のところ、この品種しかないというような状況でございます。いろいろ議論のあるところでございますが、これを受けて立っていくべきかなと思っております。
 それから、小麦栽培等につきまして御意見がございました。
 石田議員さんがおっしゃるとおり、我々も少年のころには、二毛作で小麦をまいた覚えがございます。それは、地元で消費をして、地元の産品として加工されたことを聞いております。おっしゃるとおりでございますので、これからはそういう意味で、需要が確実でございましたら、そのような指導もあるのではないか、このように思っておるわけでございます。そのようなことも含めながら、今後検討させていただきたいと思います。
 なおまた、米の問題で若干申されましたが、関税化への指向といいますか、方向が出たようでございます。このことが正しいのかどうか、生産者団体を含めまして、十分議論されるべきと思っておるわけでございます。
 いずれにしましても、麦・大豆とも不作であったことから、転作等の団地化定着等について随分苦労が多いと思いますし、心配もしておりますが、何とか国の施策に、あるいは県が要望している方向で努力をしてまいりたいと思っておるわけでございます。
 次に、コスモス荘に温泉をつくったらどうかということです。
 確かに秋のコスモスウオッチングあるいは春のチューリップフェアあるいは冬のスキーシーズンにつきましては、おかげさまで利用をいただいておりますが、平日の利用率は、そう芳しいものではございません。したがって、御指摘のように、温泉でもあればお年寄りの皆さんもどんどん来てくれるのではないか、私もそのように感じております。
 このことにつきましては、大分以前でございましょうけれども、議会でも議論のあったことを承知しております。そして、前市長が調査をするということで、富山大学の先生が調査をされまして、確かに温泉は出るという結果は出ております。しかし、温泉開発については相当の経費負担が要るわけでございまして、そのリスクがどうなるのか、そのことについては、どなたもまだ十分議論されておりませんし、「私が資本を出そう」というような人もございませんので、今、見合わせておるところでございます。
 そういった面でのいい面もございますけれども、あとのリスクを考えますと、なかなか着手できないのが現状ではないかと、このように思っております。気持ちは十分わかりますけれども、いましばらく考えさせていただきたい、このように思うわけでございます。
 あと、除雪対策等につきましては、産建部長から申し上げたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 石田議員さんの歩道除雪についてお答えを申し上げます。
 現在、市内の市道の歩道は63キロメートルございますが、歩道の幅員の広いものにつきましては、常用の除雪車で約20キロメートルの除雪を本年行います。それから、歩道の幅員の狭いものにつきましては、いわゆる小型のハンドガイドというもので15キロメートル、全歩道の約55%ほど除雪計画しております。
 ただ、歩道の除雪については、広い道路いわゆる除雪帯のある道路については並行してやれるのでありますが、現在、市内の市道の中でそういう道路が少のうございますので、どうしても車道のほうからあけます。その後、歩道のことになりますので、朝の通学路に支障の出ることもございますが、努力してまいりたいというふうに思っております。
 将来的には、やはり地区ぐるみの中で対応することも今後検討していくべきだというふうに考えております。
 それから、融雪等の路肩の整備でございますが、これにつきましては、機械でやるほうが非常に難しゅうございまして、どうしても人間の手が必要ということになります。それらのことも研究しながら、今後、市民の皆さんとともに協力を得ながら改善していくべき課題だろうというふうに考えておりますので、今後とも、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) 13番 西尾英宣君。
  〔13番 西尾英宣君 登壇〕

◯13番(西尾君) 参議院選挙の惨敗によって総辞職に追い込まれた橋本内閣にかわって小渕内閣は、国民の切実な願いよりも銀行やゼネコンを助ける政治を行い、不況が一層深刻な事態になっています。不況打開に無策の小渕内閣のもとで、国民の悲鳴と生活防衛の切実な願いが渦巻いています。今こそ不況打開に力を入れていくのが政治の緊急課題です。
 当面する市政の諸問題について伺います。
 2000年4月へ向けて介護保険法の実施の準備が始まっています。開始まであと1年4カ月です。重い保険料、利用料負担、介護基盤の深刻な立ち遅れなど多くの問題点を持つ介護保険に、市民は不安を募らせています。全国市長会のアンケートでも、市の4割が、「必要な体制が整備できるかどうか自信がない」と答えています。保険料だけ徴収されて、いざ介護が必要な状況になっても、サービスの体制は十分とは言えない心配があります。1年4カ月で、要介護認定実態調査、介護給付、保険料徴収体制を確立することが差し迫った課題となっています。
 高齢者実態調査が行われましたが、この結果、介護保険事業計画書にどのように生かしていくのか伺います。
 遅くても来年度の後半に計画書を作成することになりますから、11年度予算に反映すべきものと考えます。特に特別養護老人ホームの待機者35名の対策または訪問入浴サービス、給食サービス、ケアホームなど、砺波市で行われていませんが、対応をどのようにされるのか伺います。
 第2に、介護保険事業計画については、委員の半数は一般公募とすること。討議内容を公開し、委員以外の医療、福祉関係職種団体の意見を広く聞くこと。追加的サービスを行うに当たっては、介護保険料を増額しなくても行えるように措置をされたい。
 現状のサービスを低下させないということは、サービスの回数量を減らさない、サービスの種類を減らさない、サービスを受けやすい状態を保つ、手続き、利用料を増やさないと考えますが、見解を伺いたい。
 一部事務組合になって、具体的にこういうサービスを守ることができますか。
 第3に、介護保険監視市民オンブズパーソンを設置することを求めるものであります。
 次に、介護保険を広域的に行うことで計画されています。福祉や介護は、本来身近な市町村が住民の顔が見える行政区域できめ細かに実施すべきもので、介護保険事業の実施主体は市町村に定めています。
 市長は9月議会で、中核都市として責務があり、デメリットは全くないと述べられました。しかし、広域化は市町村の責任原則を曖昧にするデメリットがあります。一部事務組合という緩衝地帯を設けて市町村責任を間接化することになります。
 第2に、行政の中身を組合方式に切り換えることで、一層わかりにくく、見えなくなっていきます。行政の中身が不透明感を増すだけ、行政責任が一層曖昧になっていくおそれがあります。一部事務組合が行っている行政や事業の内容について構成団体の住民は参加しにくく、地域住民の暮らしや要求から遊離した存在として機能するなど制度的な欠点があります。
 第3に、組合方式の非民主的な運営、秘密主義があり、事務局の独善的な運営と議会制民主主義の形骸化が各地で起きています。組合の事務執行に対し、各市町村の議会で選ばれた議員で構成しますが、監視やチェックの目が届きにくくなります。財政負担の軽減や効率化だけを目的にして、公的介護保障の目標である「きめ細かなサービス」や「住民参加」の保障がなおざりにされます。市民は広域化を決して望んでいません。
 市民の老後を支える仕事をだれがするのかという大事な問題を、もっと時間をかけて検討すべきです。本当に必要な場合、介護保険開始してからでも遅くはありません。
 富山県は、西部社会福祉事務所を設けて、町・村の福祉を支えています。他の町・村のこともありますが、市民のことをまず考えるべきであります。
 市長は、議会や住民の意見を十分に聞かずに、一部事務組合の進めることを撤回すべきです。市長の見解を求めます。
 次に、国保のことを伺います。
 「国保の保険証が取り上げられたため病院に行けない」「国保税が高いので医者にかからず保険税だけを納めている」、昨年春の民放の報道は大きな反響を呼びました。
 国民健康保険法第1条「社会保障と国民保健の向上に寄与する」と定めています。国保は国の責任で医療を国民に保障する社会保障制度の一つです。保険料の滞納者が年々増えています。督促状対象者は566名、加入者の11%にもなって深刻な実態です。
 昨年より、3カ月保険証を発行、資格証明書も10件発行しています。年間の保険税は平均で8万2,283円、所得に対する負担率は6.9%です。健康保険組合では3.7%ですから、国保の負担は極めて高いことがわかります。低所得者に過重な負担が押しつけられています。全国平均では、所得150万円から200万円という低所得者でも、平均保険税は16万1,000円、負担率は9.3%、さらに100万円以下では10~20%という過酷な負担です。国保は、被保険者の高齢化とともに、低所得者、無職世帯が増えており、無職世帯は43.5%、過去最高になっています。
 国保証の取り上げは11年前より開始されていますが、大きな社会問題になっています。高過ぎる保険税が滞納の原因であるにもかかわらず、長期滞納者を悪質と決めつけて保険証を取り上げていますが、保険税さえ払えない人に医療費負担を全額払わせる、まさに非人道的な措置、生存権を否定するものです。3カ月保険証も同じです。
 不況の深刻化の中で市民の生活を考えると、市長の公約であります「国保税の引き下げ」を求めるものです。資格証明書の発行や短期保険証の発行を直ちにやめられたい。市長の見解を求めます。
 砺波福祉作業所の対策について伺います。
 旧油田小学校の建物を使って行われていますが、老朽校舎であり対策が急がれます。砺波養護学校からも、通所や実習希望者の受け入れができるように職員の増員のための要望が提出されています。来年度は3名の入所の要請がありますが、指導員不足で預けることはできない状況です。油田自治振興会からも改築の要請があります。
 厚生省からは、現在、福祉作業所に対して、事業費の1割、年間110万円の補助が出されています。厚生省自身も「老朽校舎で大変危険です」と述べ、知的障害者のデイサービスや授産施設への移行を打ち出しています。整備費もつきますし、運営費も15人規模で1,100万円の補助金が出ることになります。15人以上になると、授産施設への移行をされればもっと補助率がよくなるとの回答でした。
 現在の入所は19名、そのうち砺波市民は10名であり、早急に検討されることを求めます。
 次に、農業問題について伺います。
 今年の異常気象は大水害を引き起こし、転作大豆は壊滅的な被害を受けました。平成2年に次ぐ大被害であったが、平成2年のときには「大豆種子確保緊急対策事業実施要綱」を定め、脱粒経費、乾燥調製経費、手選別の経費が出ています。規格外大豆についても交付金が支出されています。今年は「規格外A」という特別枠を設けて実施されましたが、交付金の対象にならないと言っています。
 市として、農家の苦労に報いるためにも対策が必要であります。
 大豆は「エンレイ」1種で580ヘクタールの作付が行われていますが、大規模農家は収穫時期も同じときになって大変です。また、エンレイの品種改良によって、多少雨風が強くても耐え得る品種の改良が求められています。
 共済金の早期支払いを実施するとともに、大豆共済の引き受け方式を農家単位ではなく、水稲や麦のように一筆単位に改善するように、国に働きかけられたい。
 転作について伺います。
 来年度も、今年と同じ配分を検討されていますが、大麦、大豆の被害から、昨日の松本議員、先ほどの石田議員の質問にもありましたが、自主的転作こそ農家のやる気を出すことになるもので、根本的に転換をしていかなければならないと考えます。
 ふれあい市では、野菜は30分で売り切れるようになりました。市内の消費者が市内の農家から直接購入できるように流通システムを検討するときであります。
 さて、日本農業がWTOの体制に移行、食管制度が解体されてから、砺波市農業はさまざまな困難に直面しました。特に大規模農家ほど深刻な状況に追い込まれています。今年は特に作業委託を受けた刈り取りを優先し、穂発芽米発生などによる等級落ちで大変なダメージを受けました。中核農家は、これ以上の面積の拡大はできないと訴えています。
 「アグリTONAMI21」では、農地の流動化率35~55%までに高める計画になっていますが、家族農業をもっと重視し、支援する方針で取り組んでいくことこそ、砺波の農業を守る施策であります。
 特定農家への土地の集積のために兼業農家をやめさせる施策をやめられ、認定農家も家族農家も協調して行っていくことこそ大切です。伊那市では、小規模農家も活用できるスーパージャンプ資金で、農家から大変喜ばれています。国際的な食料不足が叫ばれているとき、食料自給率42%の日本がこれ以上の農業破壊を進める米の完全自由化(関税化)を許すことは、民族の死活にもかかわる重大な事態を招くものです。
 米の完全自由化についての見解を伺います。
 次に、下水道の対策について伺います。
 自然豊かな散居の里砺波、この美しい自然を保ち、快適な生活環境を築くためにも、下水道の普及は急がなければならない重要な課題です。
 当市の下水道の普及率は28.5%、9市では最低、県下の自治体の中でも下位グループ、県は12年までに72%の目標を立てています。
 下水道計画検討委員会の中間報告が提出されました。「合併浄化槽の排出先の下流では汚れている」「設置費は安価であるが、排出先が用水路を兼用している場合、安易に受け入れられない」と述べて、「長期的には、耐用年数、維持管理、排出先の問題があり、広い範囲で取り入れるべきではない」とまとめています。2つの重大な事実の誤認を前提に結論を出しています。合併浄化槽は汚水処理はできない。能力がないと前提にしています。
 高岡市の水道原水を受け入れている和田川の直前の上流のアリーナの合併浄化槽が設置されて排出されています。これは明らかに水道の原水を汚していない、完全に処理をしている証明ではないですか。耐用年数は短期にしか持たないと述べておられますが、強化プラスチックが地下へ埋めてありますから半永久的と言われ、モーターは7年間は持ち、年間の維持管理費も2~3万円です。団地からの汚水についての科学的な根拠は全くない、合併浄化槽の能力を知らない報告です。合併浄化槽は、集合処理ができるまでの措置としていますが、下水道整備基本計画の1つの柱として考えていくもので、政府も認めています。
 般若地区の農集で1軒のみ離れている家は、合併浄化槽で取り組まれました。砺波市は自治省方式で行われたために、起債対応のみで借入金と利息を砺波市に負担させています。厚生省方式では、国庫補助55万5,000円が来るものです。
 厚生省は、今年度いっぱいで単独浄化槽を製造中止、合併浄化槽を普及するための条例や要綱を制定するように指導しています。県下9市で取り組まれていないのは砺波市だけであり、異常事態、環境を守る姿勢が疑われます。
 過日、厚生省交渉で、「農業振興地域内であって、農業集落排水施設の処理区域周辺地域を新たに特定地域生活処理地域にする」さらに「第3次補正で、下水道計画以外のところであれば対処する」と述べています。
 受益者負担1割で面的な整備ができるもので、ぜひ検討していかなければならないものであります。下水道の取り組みについて伺います。
 次に、ごみ問題について伺います。
 県下の自治体に先駆けて、ごみを減量するためにと有料指定袋制度にされて7年経過しました。しかし実態は、可燃ごみは増える一方で、平成3年度の6,442トンが9年度は7,161トンに、逆にごみは増えているではありませんか。事業系のごみは激増、4年度1,530トンが9年度2,837トン、2倍に増えています。手数料収入も9年度決算では3,600万円と、市民の負担は大変深刻です。簡易焼却炉の補助をダイオキシン対策でやめられたことは評価できますが、有害なごみを集める全市収集体制になっていなく、有害なごみは心配です。今こそ、有害なごみを燃やさないためにも、全市収集することが求められています。
 現在の自治体のごみ行政は排出後の対策で、ごみを燃やし、ごみを埋める対処施策ですから、大規模な焼却炉と最終処分場に莫大な投資をしなければならない。自治体の財政を圧迫しています。
 ごみを減量するために、事業所へのごみの減量化計画書を提出されることなど、市が強力に指導すべきです。
 婦人会やPTAなどボランティア任せで新聞や雑誌の収集を行っていますが、市が缶や瓶を集めているように、古紙や古布など10種類に分別して、市が収集することでないですか。また、生ごみ処理機を学校や保育所へ設置されたい。また、家庭用の生ごみ処理機に他の自治体で補助を出しているように、ごみの減量とリサイクルにもっと力を入れていくことが求められています。
 最後に、油田地区に、勤労者体育館の建設について伺います。
 油田地区は、油田小学校が東部小学校に統合されて以来、地域に体育館がなく、大変不便な思いでいます。砺波市の中で最も人口が増えた地区で、4,116人、1,242世帯となりましたが、勤労者が勤めを終えた後の心地よい汗を流す場所がありません。婦人会やスポーツ愛好者が東部小学校の体育館が使えないこともよくあります。
 「一市民一スポーツ」を砺波市のスローガンにしていますが、中央体育館だけでなく、近くに体育館こそ必要ではないですか。
 市民総参加で進められている2000年とやま国体を目前に控え、油田地区に気軽に活用できるスポーツの施設を強く要望いたします。
 災害の避難場所は油田地区にはなく、震災や台風など災害が起きたときの対策としても必要ではないですか。
 過日、通産省に出向き補助金について伺うと、「電源地域産業再配置促進費補助金」がありますが、体育館の要望は多くあり、11年度についてはヒアリングをしているところであります。市長からも要望が来ていますが、来年の1月か2月までに11年度予算を検討していますと答えています。ぜひとも、人口急増の油田地区に体育館を要請いたしまして、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 西尾議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、国民健康保険の高邁な理論がございました。全面的に、私は受け入れるつもりはございません。
 御存じのように、国民健康保険制度は相互扶助で、その理念に基づいて実施をされておるわけでございます。病気やけがという医療費の支払いに備えるために、普段から被保険者の方々に納めていただく国民健康保険税と国庫補助金などで賄うことになっておることは、西尾議員さんも御承知だと存じております。
 そこで、具体的にございました資格証明あるいは短期保険証の廃止についての御意見でございますけれども、長期滞納者等、随時訪問をいたしまして、納税相談を実施をしております。そのような形で徴収に努めておるわけでございますが、御理解をされない納税者については、相談の機会も多く持つ意味で、短期保険証を発行するという手立てでございます。そのような現状を御理解をいただきたいと思います。
 このことにつきましては、監査委員さんからも厳正に対処するよう、平等性からいって徴収をするように努めよという御指摘もいただいておるわけでございますので、相互扶助の理念に基づいて、ぜひことのことを理解をしていただきたいと思うわけでございます。
 いろいろその他に御意見がございましたが、介護保険法等が出てまいりますと少しは変わってくるかと思いますが、おかげさまで市民の御協力によりまして、国保会計も何とか黒字を残し、そして基金も積立てすることができるわけでございます。
 なお、前にも例がございましたように、インフルエンザが発生いたしますと、急遽に予算が膨大になるわけでございますので、その辺のこともお含みおきを願いたいと思います。
 それで、保険税につきましての御質問でございます。
 国民健康保険税につきましては、医療給付費の動向や制度の改正も一時ございます。そのことから、2年に一度議会の皆さんとも協議をしながら改正をいたしております。ちょうど今年は2年目に当たります。現在、事務的にいろいろ検討いたしております。
 これにつきましては、医療費の動向あるいは今の繰越金のこと、あるいは基金のことなどいろいろ考えなければいけませんが、御存じのように、平成12年から介護保険法が出てまいりますと、重税感というのは少しあるのではないかという懸念が私はございます。そのことを踏まえまして、片や性格は違いますが、国民健康保険税があって、さらに介護保険もある。ただし、片一方は療養型の病院にも入るわけですから、その分については国民健康保険の関係から、そちらのほうへ回るという状況もございますので、この際、今が改正をする時期ではないかな、このように思っております。
 ただし、12年から介護保険が始まりますと、先ほどもいろいろ議論されておりましたけれども、どのように介護保険がなるのか、その辺の動向も見極めなければいけないのではないか、このように思っておりますので、専門家の意見も若干聴取をしながら改定の方向で進みたいと思っておるわけでございます。
 次に、福祉作業所の改築問題であります。
 御指摘のとおり、砺波市福祉作業所は油田にございます。市有物件でございます旧油田小学校の建物を利用して、今、知的障害者の方々のために対応をいたしておるわけでございます。したがって、これを利用していただきまして、それぞれが社会復帰をされることを念願をしておるところでございます。
 先般、この施設が老朽化をしたということで、内部も一部改修してあげました。福祉圏域内には、知的障害者ということで新しく施設もつくろうという動きもございまして、先般、提案理由の説明の中でも申し上げました。それとは別に、通所ということでございますので、存続を今希望されております。ぜひこれはそのように存続させてあげたいと思っております。ただし、関係者の皆さんは、法人化等については望まない、自主的な任意団体で、私たちでやりたいんだという意見がございます。
 西尾議員さんのおっしゃるように、法人化して、それだけの職員も置いて、そのような施設にするとすれば、これは措置費、その他もございますので、おっしゃるような財源も出ると思いますが、この親御さんたちは、自分たちは自主的で任意団体でいいんだと。この任意団体につきましても、実は県からも補助をいただいておりますし、それに相呼応する立場で、市税からも実は支出をさせていただいておるわけでございます。
 言われる趣旨も理解できますので、これからは皆さん方とも協議しながら、施設の整備あるいは充実等については検討してまいりたい、このように思うところでございます。
 次に、最後の御質問でございましたが、体育館の整備につきまして、先般の林議員の代表質問でもお答えをいたしましたし、今後の自民会の大きい要望の中にもございましたので、そのことについては十分理解をしておりますし、市民もそのように要望されておることは認識をいたしております。
 ただ、小・中学校の体育館あるいは体育施設がないところが優先されるべきだと思っております。油田地区ももともとそのように言われておったところでございますので、ぜひ建設をしたいなと、このように思うわけでございます。
 これらにつきましては、通産省にも行ってこられたようでございます。そのように進めたいと思いますけれども、2年続きの体育館建設で、おまえのところばっかりという御意見も実はございます。何とか努力をしていきたいと思いますが、住民はそれぞれ待っておられます。油田だけではなくて、他の市町村もお待ちになっているようなことでございますので、総合的に知恵を絞って対応していきたいと思っております。
 これらにつきましては、皆さん方の御協力もお願いを申し上げて進めさせていただきたいと思います。
 あと、介護保険等につきましては、助役から申し上げますが、特に組合立にすることについては、メリットよりもデメリットが大きいという手厳しい御批判でございますが、私はそうでないと思います。そのことについては、議員の皆さんにも御了解をいただいておりますが、やはり広く砺波圏域が公平にそれぞれ措置されること。そして、そのことが経費負担の減少にもつながればなどなどございますので、そう手厳しい言い方で御批判されても困るのではないか。
 なおまた、私は、福祉サービスについては、現在皆さん方の御意見もお聞きして、今日進めさせていただいておるわけでございます。市といたしましては、このようなサービス、組合がそれぞれの一定ラインで仕事をいたしますけれども、それ以下のものについては、私は市独自で措置をいたしますので、サービスは絶対に落としたくない、このように思っております。これも皆さん方との議論のあるところでございますが、そんなことなど思っておりますので、組合設立について、撤回ということでございましたが、私は、撤回いたしません。
 その他、細部につきましては、助役からお答えを申し上げたいと思います。
 なおまた、一つ気にかかった問題がございますが、大豆の転作等でございます。
 高度な理論でございますけれども、石田議員にもお答えしたように、今、日本の置かれている米の状況、この現実を私は見なければいけないと思います。頭から否定するのはいかがなものか、そのところの調整を、好きでやっているわけではないんですけれども、その現実を私は見ることが大切ではないかと思います。そのことを踏まえまして、後ほど産建部長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 西尾議員の御質問のうち、福祉施策と介護保険対策について御答弁を申し上げます。
 ただいま、介護保険の御質問につきまして、基本的なことを市長から答弁がございました。あと、市長の答弁以外のところを私のほうからお答えをいたします。
 まず、介護保険に係る準備状況でございますが、この準備状況のうち、介護保険事業計画で策定する内容等につきましてはどのように進んでおるかということでございますが、実は、まだ正式に介護保険事業計画の中身をどういうぐあいにしてつくるのかというふうなことが厚生省から示されておりませんけれども、事務段階では、それの準備対応をいろいろと進めているところでございます。
 それからまた、委員の選考に当たりましては、住民の意見が反映するように、十分に配意をして進めていきたいと考えておるところでございます。
 それから、保険料につきましては、これも厚生省から、まだ正式な策定プログラムが示されておりません。これが提示されれば、それに基づいて試算をすることにしておるところでございます。
 次に、介護保険監視市民オンブズパーソンの設置をしろということでございますが、ただいま御提案をしております規約には、そのような規定を織り込んでおりません。
 ただ、監査委員には、識見のある民間の方にお願いをしたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 それから、介護保険の給付サービスの整備状況でございます。
 これは、昨日の高田議員の御質問に、個別の状況につきまして縷々御答弁を申し上げましたので、総括的に申し上げますならば、要介護認定されました市民の方々に対しまして、希望されるサービスにはいろいろ選択があるわけでございますけれども、十分に対応していけるような整備が平成12年4月までには相整うもの、また、相整わなければならないというふうに考えておる次第でございます。
 あと、基本的なところは市長から答弁がございましたので、次に、環境施策についてのうち、下水道の推進についてお答えをいたします。
 まず、水洗化率の状況についてでございます。
 先ほどの西尾議員の御質問の中でございましたのが、処理人口普及率が約29%ではないかということでございました。いわゆる水洗化率の状況については、10月末現在で、各それぞれ事業別の水洗化率の状況につきましては、まず、公共特環事業では、処理区域内の戸数が2,087戸に対しまして、水洗化済戸数が1,341戸ということで、水洗化率は64%でございます。それから、農集のほうは、処理区域内の戸数が995戸に対しまして、水洗化済戸数が568戸でございまして、水洗化率は57%でございます。
 次に、下水道の御質問のうち、現在いろいろと進めておる中で、公共と農集は事業費が高く、合併処理浄化槽を取り入れて下水道事業を推進すべきでないかという御質問についてお答えをいたします。
 下水道整備基本計画につきましては、見直しをさせていただくということでございます。この8月に、下水道計画検討委員会を設置をいたしまして、現在まで2回の委員会を開催してきているところでございます。
 第1回目の委員会での御意見、御要望に基づきまして、去る12月1日の第2回目に複数の案をお示しをして、ただいま検討いただいておるところでございます。
 1月下旬には検討委員会の意見がまとまりますので、それを踏まえまして、市長から年度内には議会に御審議をいただくというふうにして、御審議をいただいた上で、下水道マップの見直しを行っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 次に、同じく環境施策の御質問のうち、ごみ対策についてでございます。
 ごみの減量化やリサイクルを目指しまして、平成4年7月に、県下で初めてごみの分別収集を開始したわけでございまして、現在7年目を迎えておるわけでございます。
 分別収集につきましては、地区ごみ対策委員会などの御協力をいただきまして、順調に推移をしているものと考えておるところでございます。
 ごみの量につきましては、分別収集を開始して以来、年々減少してきていたのでございますが、本年4月と前年同月比、昨年との比較を見ますと13.6%ということで、増加をしておるわけでございます。
 この要因といたしましては、1つには、最近ダイオキシン問題が生じまして、平成9年度で簡易焼却炉の補助制度を廃止したことに見られますように、家庭、事業所での焼却が減少したということが大きな原因だろうと思うわけでございます。それからまた、平成4年から見ますと、人口が約2,600名ぐらい増加しております。こういうような人口増というようなこともあろうかと思います。それから、事業所の事業活動の活発化というようなことも挙げられるのではなかろうかと思うわけでございまして、これらがごみの量の多くなった要因ではないかと思うわけでございます。
 それから、ごみの減量化、リサイクルを進めていくためにはどうかということで、特にリサイクル等については、婦人会とかPTAに頼っているのではないかということでございますが、分別収集は市の業務として厳然として行っておりますので、そのことはよろしく御理解をお願いをしたいと思うわけでございます。その上で、婦人会とかPTAの皆さんの御協力をいただいている、ボランティアでお願いしている、そういうものが相まって、この事業を進めておるということを御理解を賜りたいわけでございます。
 まず、ものを大切に使う、それから、ごみになるようなものはできるだけ買い求めない。そして、どうしてもごみを出される場合は、リサイクルまたは再利用していただくというようなことにつきまして、いろいろとPRをしてお願いをしておるところでございます。それからまた、各地区で実施をされます婦人会やPTAなどによります有価物集団回収や、婦人会が実施しておられますマイバッグ運動などに支援をいたしまして、ごみの減量化やリサイクルを進めているところでございます。それからまた、スーパーや大型店など事業者の方々が行っております牛乳パックやトレーの回収は、リサイクルの大きなウエイトを占めるものではないかと思うのでございますが、これらに市民の皆さんの協力をお願いをしておるわけでございます。さらに、瓶、缶、ペットボトル等につきましては、資源ごみとして収集をしておりまして、これらはそれぞれ、瓶、自動車などの部品、衣服などにリサイクル活用をされておるわけでございます。
 このように、ごみの減量化やリサイクルにつきましては、市民、事業者、行政が一体となって進めているところでございますけれども、より一層の推進を図ってまいりたいというふうに考えておるわけでございます。
 その次に、有害なごみ対策についてでございますが、市内全域にわたっていないんじゃないかという御指摘でございますけれども、このごみの収集につきましては、市全域を対象としておるわけでございまして、有害なごみにつきましては、家庭で処理せずに分別収集のところへ出していただくように、市民に協力をお願いをしておるところでございます。
 次に、生ごみ対策について申し上げます。
 生ごみを処理をする方法といたしましては、当市といたしましては、コンポストによる堆肥化をいたしまして、土に返すことを優先として考えているところでございます。
 しかし、最近、電気式生ごみ処理機が一般家庭に利用されてきておるところでございます。しかしながら、電気式生ごみ処理機はエネルギーを消費するものでございまして、普及の促進を図るための補助制度を取り入れたらよいかどうか、このことにつきましては、十分に検討させていただきたいと考えておるところでございます。
 また、学校や保育所での電気式生ごみ処理機の導入につきましては、これらでのごみの発生量が多いわけでございまして、現在の電気式のものでは処理が困難であるというようなことで、導入は難しいのではないかというふうに考えておるわけでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 西尾議員さんの農業政策についてお答え申し上げます。
 大豆の被害等につきましては、先ほど市長のほうから答弁のあったところでございます。
 その中で、「規格外A」のランクのことでございますが、今年度は大変なときであり、「規格外A」というランクを設けて検査を実施したところでございますが、県といたしましても、農林省へ要望されたところでございます。
 国のほうでは、平成5年に、1、2、3等というのから、特に特定加工用大豆ということで、当時の規格外を認定した。さらに上乗せということが今のところ難しいというお話を伺っております。
 大豆共済の加入の一筆単位とのことでございますが、現行は農家単位であります。要望については共済組合へ申し入れいたします。
 家族農家を主体とした砺波型農業という御提案でございます。
 砺波市は、御承知のとおり、米単作地帯ということでございます。このような状態の中で、米の生産費の中の機械等の割合が30%、肥料等農薬15%がかかると言われております。これは大きな農家のことでございますので、これが小さな農家になると、機械の経費がもっとかかるというふうに思われます。そういう意味から、市では集落営農を推進しておるということでございます。
 それから、農産物の自由化についてでございますが、国では、今月中にWTOに通報するための最終調整を行っているとお聞きしております。
 その方向は、食料安保や農業・農村の多面的な機能の維持という考え方を協定に反映したいということ。それから、輸出国、輸入国のバランスのとれた協定、米の輸入量を最小限に抑えるというのは基本方針であると伺っております。
 市といたしましても、米は国民の主食であり、稲作自体の市農業に与える影響も大きいので、国内自給を基本としたルールづくりが大切だというふうに考えておりますが、こういう基本的なことは、国のほうで定めるべきと思っております。
 以上であります。

◯議長(宮木君) 答弁漏れについてのみ、再質問を許します。
 13番 西尾英宣君。

◯13番(西尾君) 2点について、再質問をいたします。
 介護保険の広域化についても、財政基盤の安定あるいは職員が少なくても済むとか認定審査にばらつきがない保険料の統一を挙げておられます。
 高齢化率は、平村31.4%、利賀村26.4%、上平村24.5%、城端23.7%、井口23%、庄川21.7%、福光21%、福野20.51%、砺波市18.8%、砺波市だけでやるよりも、保険料は高くなることは明らかです。デメリットはないとのことですが、手続きや保険料が高くなることなど大変です。
 今までも、やなぜ苑80床のみでは待機者が35人、砺波広域圏では150人おられ、何度も何度もこの場で、特別養護老人ホーム増室を要望いたしましたが、砺波福祉圏の中で検討している、砺波市にはなかなか難しいという当局の答弁でした。厚生省か県の方が言っておられるのかと、私は耳を疑いました。
 昨日の高田議員の質問にもありましたように、議員についてもできるだけ少なくし、村は1人、町は2人、市は4人と。政策立案あるいはチェック機能についても全く軽視をするものであり、私は、介護保険の広域組合による実施については再検討されたいと思います。
 次に、合併浄化槽について、私が耳を疑ったのは、今井助役は、砺波市は下水道が進んでいるとの御答弁でした。これは普及率で見なければならないんです。砺波市全域でどれだけなっているかと。

◯議長(宮木君) 西尾議員、再質問ですので簡潔にお願いします。

◯13番(西尾君) 普及率は、新湊市76.6%、富山市75.4%、高岡市72.5%、砺波市は28.5%、県下の自治体でも最低のランクです。
 そういう面で、合併浄化槽についての見方について何の答弁もないのです。合併浄化槽の整備事業の手引き、昭和63年9月12日厚生省の通達では、「合併浄化槽は製造、施工、維持管理が適正に行われて、機能が有効に生かされる。下水道と並ぶ生活排水処理施設として確立しているものである」しかも、63年10月27日には、「合併処理浄化槽は一般に処理機能もよく、し尿に加えて生活雑排水の適正処理も行うことから、放流同意者の添付を一律に求めることは違法の疑いがある。単独処理浄化槽の場合は、生活雑排水については無処理であるため、地域によっては合理的範囲の者の同意を求める指導を行うことも強用される場合もあり得るが、このような場合には、むしろ合併処理浄化槽の設置について積極的な指導を行われたい。地域住民の慣習として、放流同意が存在する場合には、浄化槽に対する正しい理解、知識の普及を図り、不合理な放流同意の解消に努められたい」。
 検討委員会の中間報告も出されましたが、これによると、設置費が安価であるが、排水先や用水路を兼用している場合もあり、安易に受け入れられないとか、団地などの合併処理浄化槽の排水先の下流では、明らかに汚れているのがわかる。公共特環で対応できる区域は集合処理とすべきである。まさに合併処理についての見解が全くない見方をしておる。

◯議長(宮木君) 西尾議員、端的に言ってください。

◯13番(西尾君) この合併浄化槽に対する見識について、砺波市当局の見解を求めたい。
 この中間報告についても、放流同意を得るものでないということを、私は合併浄化槽について述べたいと思います。厚生省でちゃんと通達を出して不合理な放流同意の解消を求めているんですから。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。

◯市長(安念君) 西尾議員の再質問にお答えをいたします。
 第1点は、介護保険法のことについてでございます。
 高齢化率で左右するのはいかがなものでしょう。随分高齢化率の高いところでも、今の国保のデータの中に、受診率もないし、寝たきり老人も少ないという村もあるわけです。いつかそういうことをおっしゃっておられたことを思うわけですが、だから一概に、私は、そういう人口に対する高齢化率で判断をして、一種のセットといいますか、そういうことでいいのかどうか。それを私はもう少し考えていただきたいと思います。
 そのことによって、砺波市民が保険料が高くなる、こういう限定の仕方もいかがなものかなと思うわけでございます。確かに国庫補助あるいは県費と市費と保険料で賄うのが介護保険のやり方ですが、十分に国庫補助も半分入ってきているという理解の上に立って、12.5%をどのような形で平等にやるのか、これから少し議論させていただきたいと思います。
 西尾議員さんは限定されたような形で、専らセット方式でものを考えるのはいかがなものかと。私は、今、時代はまさにボーダレス時代で、いわゆる市町村境界のない時代だということを考えますと、理論的に進めさせていただきたいと思います。
 今言われたことにつきましては、これから事務当局でもいろいろ勉強させていただくということで、御理解をいただきたいと思います。
 それから、合併浄化槽は絶対にないという、そういう意見で、今、答申しておるわけではございません。今、議論をしていただいているんです。あえて砺波市が云々という言い方にこだわられますけれども、そうではなくて、みんなの御意見を聞いて、その合併浄化槽のいいところも皆さんにお話ししているわけですから、しかも、地域的に考えますと、膨大な経費と、これによるともっとこれだけ安くなりますよという話もきちっとしていますので、その上で、できれば皆さんで協定をしながらやるというのがいい方向ではないかと思っておりますので、そんなにおしかりをこうむるようなことはしていないことを申し上げて、お答えにするところでございます。

◯議長(宮木君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時52分 休憩

 午後 1時02分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き、市政一般に対する質問を続けます。
 2番 金嶋久貴子君。
  〔2番 金嶋久貴子君 登壇〕

◯2番(金嶋君) 今月の4日、「男女共同参画プラン市民委員会」の第1回が公募の委員も含めて開かれました。市民においては、男女共同参画社会は「聞いたことがある」といった程度の認識で、実際のところ何のことかさっぱりというのが現状です。ですが、私たちは、この社会を生きやすいものにするために、多様で厚みのある社会を目指して、この男女共同参画社会の実現に取り組まなければなりません。そのためには、プラン策定段階でいかに市民を参画させるか、つまり巻き込むかが重要です。
 プランづくりは、能力のある職員が学習をすれば、ある程度はできます。ですが、それでは市民のものとはなり得ず、絵にかいた餅でしかありません。機能することはなかなか望めないのではと思います。プラン策定の過程でいかに市民を巻き込んで十分に意見を交わすかが、とりもなおさず意識改革につながることになり、その後の変革が図りやすくなるものと思います。
 助役さんが推進会議長と伺っておりますが、委員会に公募が入った、各界からの人にも委員になってもらった、議論はそれで十分できる、4回開催して意見聴取すれば市民にも反映できるとは、まさかお考えになってはいらっしゃらないでしょう。市民委員会の報告を広報に載せるなどあらゆる機会をとらえてアピールをしなければ、なかなか展開しないのではと思います。
 そこで、今後の市民への参加・呼びかけ方法としては、アンケート等の意識調査、中間発表、意見募集、公聴会、アピール、啓発のチラシの定期的発行、講座開催、啓発ビデオや映画の上映などさまざまな手段・努力が考えられますが、今後具体的にどのような方法をお考えでしょうか。現時点ではどのような計画をお持ちなのか。後期計画第4年次実施計画を見ますと、平成11年度には120万円の計上がされていますが、どのように取り組まれるのかお聞かせください。
 また、プラン策定に当たっては、市民委員会、庁内策定委員会、県の男女共同参画推進員との連携をどのようにされていくのかお聞かせください。
 国のほうでも男女共同参画社会基本法の制定が進展しており、来年度には成立の運びとなります。男女共同参画審議会では、5つの基本理念を答申として出しました。
 1.個人としての人権を尊重する。
 2.男女が平等であることを阻んでいる要因を取り除く。
 3.男女が対等に政策や方針決定にかかわる。
 4.家族としての責任を男女で担う。
 5.男女共同参画の視点に立って国際協力を進める。
とあります。
 さらに、この法案にはポジティブアクションが盛り込まれております。ポジティブアクションとは日本語で言えば「積極的是正措置」の意味ですが、例えば女性管理職を一定期間内に意識的に増やす、またそのための資質向上の研修を積極的に行うといったことです。これをプランに盛り込むのは当然必要ですが、砺波市のプラン策定を待ってから行うのではなく、現在、即、順次取り組むべきであると思います。
 そこで、市長はどのような方針で当市の女性管理職の登用及び職員の研修を計画されているのか、この分野での市の方針を市民に伝えることも、男女共同参画社会の実現に向けての1つの大きなアピールでありステップと思いますのでお聞かせください。
 このような基本的な意識改革・改善は生活全般に及び、重箱の隅をつつくと言われるようなことも当然出てまいります。それは細かなところまで意識差があり、差別があり、配慮が必要だということだというふうにお考えください。重箱の隅がきれいになっていないと、幾らいい料理を盛り込んでも、そこから腐ってまいります。
 例えば、具体的にはお茶くみ、されどお茶くみであります。私は庁内でお茶をあちこちでいただきますが、出してくださるのはなぜかいつも女性です。たかがお茶ではありますが、仕事は中断されます。女性だから中断は当たり前、気配りは女性がするものというものではないでしょう。礼儀とかサービスとして必要ならば、男女平等に交代すべきであると思います。
 2項目としまして、情報公開条例制定について申し上げます。
 審議会を5回開催し、来年3月制定予定とのことですが、専門家ばかりの審議会ならいざ知らず、わずか5回の審議で十分な検討ができるとは考えられません。このような市民参画のための重要な条例制定には、もっと時間をかけて検討すべきと考えます。少なくとも1年以上はかけるべきではないでしょうか。その間に、先ほど、男女共同参画策定の際の市民への呼びかけ・参加方法として8つの案を挙げましたが、このことを情報公開条例でも取り組まれ、市民の理解を得た上で制定されたいと存じます。安易な制定は市民の理解が得られず、利用がされないということが生じては意味がありません。現に、お隣の高岡市では、制定はしたけれど数カ月間利用は全くなかったと聞いております。そのようなことがないように、今後は十分に市民へのアクセスをとるべきと考えます。方針をお聞かせください。
 また、情報公開の対象となる文書は、国の法案に準じたものにされたい。今法案は案の段階ですが、内容を見ますと、「決済・供覧という手続を受けたもの」に限定せず、「行政機関の職員が職務上作成しまたは取得した文書・図画及び電磁的記録」、例えば意思形成過程文書、資料、議事録を含めたものにしていただきたい。
 決済されたものは当然公のものであり、それに基づいて施政が行われるものであって、公開というよりはむしろ納得していただけるよう説明をしなければならないものであります。今までは、決済手続を経ていないものは未確定なものであり、公開すると混乱が生ずるとされて、公開対象にはなっていないことが多うございました。ですが、重要なのは、決定されてからではなく、その意思形成過程がどのようであったか、何に基づいて判断され決定されたのかということであり、それこそが透明性の求められるものであります。対象文書には、意思形成過程のものも含むべきで、それがなければ条例の意義は半減すると私は考えております。
 また、情報公開請求権者は砺波市民に限定せず、「何人も」とされたいと思います。情報公開条例の大きな目的の1つである市民参画は、広くさまざまな角度の視点が必要です。例えば、他市町村在住の当市出身者が、現在の居住地と比較して砺波市のことを知りたいと思ったとき、あるいはかつて砺波市に住んでほかへ移った人が利用したいと思っても利用できないというのは、いかにも狭義ではないでしょうか。限定する理由は何なのでしょう。国の法案でも「何人も」となっております。要綱案では「国民に限定し外国人を排除する積極的な意義が乏しく、他方広く世界に情報の窓を開くことにより政策的意義を認める」とありました。砺波市が請求権者を「何人も」と門戸を広く開放することにより、その波及効果は他市町村にも及び影響は大きいものと思われます。ぜひともそのようにされたいと存じます。
 次に、育児対策について申し上げます。
 働いているお母さん方から何度も聞くこととして、急な残業や子供の病気のときなど、既存の保育制度では対応がかなわず、夫婦そろってやりくりに四苦八苦するとのことです。また、専業主婦の人でも、急な用事で一時預かりを頼みたいが親戚は遠いということがあって、どうにもならず苦労するということを聞きます。
 そこで、このような変動的・変則的保育への対応として、労働省の事業に「ファミリーサポートセンター制度」というのがございます。これは地域における育児の相互援助活動を有償で行うものです。現在は富山市で実施しており、利用会員128名、援助会員60名、両用会員21名の合計219名が、月平均50~60回利用しているとのことです。労働省の補助は2分1、県の補助は4分の1、自治体負担が4分1であり、富山県は現在700万円の予算で運営、市の持ち出しは175万とのことでした。
 労働省に直に問い合わせたところ、要件としては、人口5万人以上、会員300名、アドバイザー1名設置とのことでしたが、この要件は絶対ではなく、アドバイザーは必置ではあるけれども、人口は4万人でもよく、会員は当面150名ぐらいでもよいとのことでした。砺波市にもこのような制度があれば、子育てがしやすくなり、安心して働け、また気分にもゆとりができて暮らしやすくなるのではと思います。来年度予算にぜひ盛り込んでいただきたいと思います。
 次に、市役所の中で私はよく生活環境課を訪れますが、この部門は福祉部門と並んで市民の日常生活と密着しております。環境保全(公害や地下水関連)、ごみやし尿関係、自然保護、犬・鼠族、昆虫関係、公共交通関係、駐車場、駐輪場の管理、消費生活関連などを受け持っておりますが、それらに関する苦情・相談が年間1,300件前後もあり、その対処に追われているのが現状です。このほかに窓口対応なども毎日毎日数件もあり、多忙を極めております。対処に追われ、最も重要な環境保全のための立案や啓発、さまざまな施策を環境面からチェックする余裕がなかなかありません。他の自治体では、行政自らがISOを取得したり基本計画を策定し、それに基づいての環境監査をする機能を持つ行政も増えつつあります。
 近年、ダイオキシン問題や環境ホルモン問題等環境関連のことが多く浮上しております。また、企業においてもISOやHASAAPに取り組むところなど、砺波市内にもたくさん出ております。このような市民生活あるいは経済活動に密着した重要な部門なのですが、今の体制・人員ではとてもそこまでできないのではと思います。昨日も市長は、「21世紀は環境文明を迎えるのではないか」とおっしゃいました。そこで、来年度には人員の配置をぜひとも強化し、環境行政に取り組まれたいと思います。
 次に、先般、北陸地方建設局が本年8月27日に発表した「平成11年度予算概算要求資料」と同じく同省本年発表の「ダム事業に関する総点検項目」を見ておりましたら、利賀ダムのところで気になるところがございました。事業目的の3点の1つに「工業用水」というのがあるのですが、「地域開発、利水事業の状況(利水)」の項で、「富山県西部地方拠点都市の指定(平成5年)を受け、高岡市では高岡オフィスパーク、砺波市では第3・第4工業団地の整備に伴う工業用水、神通川左岸流域下水道の整備に伴う上水道の需要の増加が考えられる」と、今年度の発表にありました。
 さて、砺波市の第3・第4工業団地は、今後工業用水の利用の計画がまだあるのでしょうか。建設省の思い違いなのでしょうか。建設省は、利賀ダム計画の理由の1つに、「利水の要望がある」としております。高岡市にしろ砺波市にしろ、先の利水事業はほとんど終了しているにもかかわらず根拠に挙げられているというのは、何とも不思議なことです。これはどういうことなのでしょうか、お答えください。
 いずれにしろ砺波市は利水者の1人と挙がっております。これまでの日本のダム事業を見る限り、砺波市には当然受水団体としてのアロケーション(費用割り当て)があると想定されます。当市としては、どのような利水計画のもとにどのように試算をされているのか。毎年要望書は出しているけれども何も考えてはいないわけではないと私は思います。お聞かせください。
 さらに、この利水計画は、富山県の水需要の推移を全く考慮していないのではと考えられます。1997年改定の「富山県長期水需要の見通し」によりますと、1992年の生活用水需要は1億3,780万トン、供給可能量は2億5,010万トンで、181%の過剰供給が可能となっております。同じく工業用水の92年度の需要は3億1,750万トン、供給可能量は4億5,370万トンで、これも143%の過剰です。大幅に余っているのが、今も同じ実態として続いております。この長期水需要見通しによりますと、2010年には、生活用水の下水道整備の利用増を見ても、宇奈月ダム、利賀ダムの完成により、さらに倍近くの供給過剰となると書いてあります。今日、節水こそすれ、過剰をどんどん増やすというのは全く不思議な計画ですが、これは県のこととして置いておきましょう。
 また、地下水の適正揚水量は、2010年になっても2億9,400万トンの余裕があるとされています。逆に、工業用水の県西部の需要量は、2010年には年間2,141万トンの減少と予測されています。
 つまりは、現在でも供給過剰で、将来は下水道整備や生活用水の利用は増でも、人口の減少による推移や工業用水の需要の減が見込まれているにもかかわらず、利水を見込んでダムをつくるというのがこの計画です。これは税金でつくられるのであります。利賀ダムからの利水は年間約300万トンが想定されていますが、この分では利水が見込めず、遊休施設となることは明らかと判断されます。しかも、その利水の対象の一部は、我が砺波市ということで記録されております。それは、我が砺波市が「工業用水の確保をする上で欠かすことのできない重要な事業」と利賀ダムを位置づけ、建設促進の要望を毎年建設省に行い、市長は建設促進期成同盟会で役員を務めていらっしゃいます。そこで、当市としては、今後の水需要をどのように考えて要望されているのかお聞かせください。
 利賀ダムの事業目的のその1に「洪水調整」が挙げられております。これもまた何とも不思議な計算の上に立っております。87年度策定の「庄川水系工事実施基本計画」では、基本高水流量のピークを150年に一度の大降雨として、毎秒6,500トンとしております。ですが、県営ダムでは50年に一度、宇奈月ダムでさえも100年に一度という想定で、150年に一度というには余りにも過大な計画で、妥当性を見出すことが全くできません。
 そして、これに基づいて設計された利賀ダムの機能は、計画高水流量毎秒770トン、そのうちダム建設により毎秒550トンの洪水調整となり、約65%のカットとされています。ですが、これは下流の雄神基準地点では、計画高水流量の13%のピークカットとなり、具体的には30センチのカットにすぎません。現在、雄神基準地点の庄川合口用水堰堤から下流域では、堤防幅9メートル、堤防高は計画高水位プラス2メートルの高さを目標として順次整備を行い、現在60%の整備がされております。今後ともこの計画は進み、整備をされることになっております。片や2メートル対応の整備ができつつあるにもかかわらず、30センチのために900億円を投資して新たにダムをつくる必要性をどのように考えて、当市では「重要な治水事業」と位置づけ、建設促進を要望されているのでしょうかお聞かせください。
 利賀川は土砂崩壊の激しい川で、昭和48年につくられた県営利賀ダムの堆砂率は、24年経過後の平成8年では67.8%埋まっております。昭和49年建設の利賀川ダムでは、約40%の堆砂であります。両者とも50年を待たずに埋まってしまう可能性がございます。同じ川でつくられる利賀ダムが、150年間65%カットの水量調節可能の状態を維持するとは到底考えることはできません。これも納得のいかないことです。事業目的の3には「流水の正常な機能維持」とありますが、現在の自然に流れている川の流量は正常ではないとどこで判断されるのか、建設省に問い合わせても、現在のところ回答は返ってまいりません。
 今まで述べましたように、私はこのダムの目的には整合性が見出せません。しかるに、当砺波市では毎年建設省へ利賀ダムの建設促進を要望し、市長は促進期成同盟会の役員を務めていらっしゃいます。そこで、建設目的の「利水」「洪水調節」「流水の正常な維持」の3点と150年対応計画を砺波市はどのように妥当と考え判断し、要望・促進をされているのか、さらにアロケーションについてもお聞かせください。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 金嶋議員の質問にお答えをいたします。
 男女共同参画社会の実現に向かいまして、審議会を開催をして進めさておるところでございます。いろいろ具体的な専門的な御意見もございました。この面につきましては、助役から御説明をいたしたいと思います。
 次いで、ポジティブアクションにつきましての問いでございます。
 お話にもございましたように、積極的な是正措置、審議中にかかわらずさらに前向きの姿勢で早く実施をせよということでございましょう。その趣旨につきましては、よくわかっておるつもりであります。
 現在、砺波市の女性職員につきましては、平成10年度定員管理で女性職員の占める割合は、42.6%まできておるわけでございます。私の若い職員時代を思い起こしますと、隔世の感があるのではないかと思っております。ただし、庁内だけではございませんで、幼稚園の先生とか保母さんあるいは保健婦さんという特別な技術を必要とする現場に私どもが皆さんの要請に応えて配置をしているということでございましょう。その意味で、女性の皆さんに随分頑張っていただいているということを理解をしているわけです。したがいまして、市役所も人員配置等については率先して適材適所に進めまして、その能力を十分発揮をしていただきたいと思っております。そのためには、女性の皆さんもよく研究をしてもらいたいし、勉強もしていただきたいし、研修にも参加をしていただきたい、このように思っております。
 したがって、今お尋ねの登用計画については、数字で示しなさいということでございますけれども、市民サービスの視点に立って登用することが必要だろうと思っております。今後においても、男女別け隔てなくその資質の向上のために研修に参加していただいて、男女共同参画の趣旨に沿って対応してまいりたい、このように思っている次第でございます。
 なお、また、御意見の中にお茶くみなどの御意見もございました。拝聴すべきものと考えております。私も35、6年前になりますけれども、アメリカで生活をしておりまして、そのような仕事もしてまいりました。これは今日当然のことだと思っておりますので、そのように指導をしてまいりたいと思っております。
 次に、情報公開条例につきまして細部にわたる御質問でございます。
 当面考えておりますことを申し述べたいと思います。
 情報公開への市民の関心・ニーズが一応高まってきておりますし、広く市民サービスの面から、私は早急に制度化いたしたいと思っております。金嶋議員さんはゆっくり時間をかけてということでございますが、国の情報公開案が現在継続審議中でございます。平成12年の4月までには施行されるという予定であります。また、国から条例化をするようにという指導をいただいておりますので、住民に十分周知をいたしまして、私はなるだけ早期に公布し、むろん議会の議決も要するわけでございますが、1年の周知期間を置いて平成12年度からできれば実施したいと思っております。
 なお、現在、公開審議会を開催いたしております。委員の皆さんの意見も尊重してまいりたい、このように思っている次第でございます。
 次に、細部にわたりますが、決済・供覧等の事案決定前の文書に掲載される内容は、まだ最終決定したものではございませんので、組織的に認知された情報とはなっておりませんので、事案決定前の文書に記載される内容について、責任のある対応ができないのではないかと、私はそのように思っております。事案決定前に文書を開示することは、特定の個人または団体に不当な利益をもたらしたり、不測の損害をこうむらせたりするおそれがあるのではないか。また、開示後内容の変更が発生しますと無用の混乱も生じますので、行政への信頼を失わせてはいけない。不信感を抱かせる、そういうことも予想されるからでございます。
 したがって、公開対象文書は、決済・供覧等一定の手続を終了したものとするべきではないか、このように思っております。意思決定過程にあってでも、住民の利益になるような情報については、これはおっしゃるとおり提供すべきものと思っておりますが、今のところ私は意思決定過程というのは少し考えものだと思っております。なお、最終的にはこれも審議会の皆さんの意見を承りたいと思っております。
 次に、請求権者についてでございます。一般市民だけでなくて、広い皆さんにも公開すべきではないかということでございます。
 当市の行政活動としては、私は市民に対してなされるものであると思います。したがって、その目的は、市民に市政へ参画をしてもらうということにあるのではないかと思います。当市の運営に関する経費負担は、御存じのように実は市民が負担をいたしております。それを「何人にも」、そんな形で言いますと、市外の皆さん、特に商業目的等で行政情報を利用される可能性もあると思います。その面では、国の法律との整合性もございますので、十分考えさせていただきたいと思います。ただし、現行の行政活動、他の市町村に住所を有する通勤・通学者たちにもという趣旨もよく理解できます。確かに通勤・通学者や、あるいはそこに土地を持っておられるという方もおられるわけです。そのことを考えますと、これらを含めた広義な市民、そういう人たちには開示をしてもいいのではないかと思っておりますので、これも審議会の皆さんの意見を聞いてみたいと思っておるところでございます。
 それから、次は生活環境課の強化でございます。
 生活環境課の課題、事務については、増加しておることは私も十分認識しております。ごみ問題、環境問題、多くのことにつきましては、市民の皆さんにも協力をいただいて実施をしている今日でございます。市民の日常生活と直結している場が、実は生活環境課でございます。特に、近ごろ、公害問題でございますとか、苦情だとか、相談だとか、金嶋さんがおっしゃったように多くの相談業務もございます。近ごろ言われておりますダイオキシンや環境ホルモンにつきましても、あるいは自然保護の関係につきましても、あるいは散居村の形態云々という意味におきましても、いろいろ相談窓口になっております。そのことから強化をしていきたいというのが本音でございます。
 ただし、職員の配置については、限られた職員定数の中で、事務事業も厳しく見直して、住民サービスに怠りのないようにしておりますが、そこだけを増員をするという約束は今できないと思いますので、今後慎重に取り扱いをさせていただきたいと思っております。
 それから、次は、利賀ダムの建設についてでありますが、利賀ダムのことにつきましては随分よく調査をされて質問されました。
 基本的には庄川に氾濫があってはならない、これがまず原則であります。数字的にも申されましていろいろ御指摘もございましたが、洪水が起こるたびにその計画高水等については改定をされております。御質問にもございましたように、そのように今計画高水を修正をして、その一部分を利賀ダムでも認めるというようなことになっていることは、私も聞いております。
 先般、南町あるいは出町の中心市街地で、雨によります溢水があったわけです。これにつきましては、当時私も都市開発課長を長くやりまして、実はそれなりに雨量を計算して断面をつくりまして補助金をもらうという仕事をしてまいりましたが、いかんせん予想に反した、しかも集中的な豪雨によってあのような形になるわけです。計算だけで物事はなかなか判断できないのではなかろうか、こんなことを実は思っております。そんなことから、氾濫があってはならないということで、特に自然災害というのは絶対という言葉が当てはまらないのではなかろうか、より安全なところで計画してほしいなというのが私の本音でございます。
 そして、また、流水につきましては、私も庄川べりでございますので、小さいときから庄川で泳いだものでございますが、昔はもっと水量があったのではなかろうか。ただし、戦時中は一時途絶えたことは御承知だと思いますが、私の小さいときにはもっと流水があったような気がいたしております。現在も、庄川漁連等から増水を要望されております。したがって、定時に常に一定水量の確保が必要なことだと思いますし、そのことがこの地域の地下水の涵養になると思いますので、ぜひ常時流水を期待したい、こんなことなどを実は思っておるわけでございます。
 なお、用水等の利用あるいはアロケーションとかいろいろ言われた問題もございますが、これらにつきましては産建部長からお答えをいたします。
 だだし、そこで、現在の利賀ダムにつきましては、御存じのように事務所が砺波市にございまして、もう工事用の道路が発注されているわけです。このことから、直轄の関係機関が今おっしゃいました事項等についてはいろいろ議論されると思いますが、同じ砺波広域圏管内であります利賀を含めて、この過疎地域がこのことによってより豊かな山村となり、そしてそれに波及する市町村も発展することになるのではないか、経済的な効果、経済的な浮揚策にもなるのではないかということを期待をいたしておるわけでございますので、その点、御理解いただければ幸いだと思います。
 その他細部につきましては、産建部長からお答えをいたします。
 なお、男女共同参画プランにつきましては助役、児童対策につきましては民生部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 金嶋議員の御質問のうち、男女共同参画社会実現に向けて、市民の参加によるプランづくりを進める必要があるのではないかという御質問にお答えをいたします。
 砺波市男女共同参画プラン策定のために、庁内に関係部課長で構成いたします企画推進会議が設置されたわけでございますけれども、私がその取りまとめ役を仰せつかっておりますので、このプランを策定するに当たりましての基本的な考え方を申し上げたいと思うわけでございます。
 この計画の策定に当たりましては、1つには、市民に男女共同参画社会実現のための必要性を啓蒙普及すること、2つには、この実現に向けて市が具体的にどのような施策を講ずる必要があるのか、3つには、市民に何をお願いし、そのためにどのような施策を講ずる必要があるのかなどに重点を置きながら、策定に努めてまいりたいと考えておるところでございます。
 このプラン策定に当たりましては、総合計画やエンゼルプランなどの市の各種計画と十分調整を図りながら策定する必要があると考えておるところこでございますので、そういう各プランとのすり合わせの必要があろうかと思っておるところでございます。
 この基本的な考え方に基づきましてプランを策定するに当たりましては、議員の御質問にございましたように、プランをプランに終わらせることなく、プランづくりから市民を巻き込んで進めていくということは大変重要であるというふうに考えております。
 御提案をいただきましたいろいろな方法を参考に、どのように進めていけばよいか十分検討を進めてまいりたいと思うわけでございますが、具体的な方法といたしましては、1つには、県が設置しております市内の富山県男女共同参画推進委員の方々とタイアップをして進めていくことが重要ではないかと思っておるわけでございます。それからまたアンケート調査、また市の広報によるPR、これらも必要なことであろうと思っておるわけでございます。
 次に、平成11年度の総合計画における事業費の内容でございますが、総合計画には男女共同参画社会実現のための事業費を計上しているわけでございます。これらにつきましては、11年度の予算要求に向けましてその内容の精査等を十分にいたしまして、市民会議の運営、また県の男女共同参画推進委員との合同研修や仕事の進め、それからシンポジウムの開催、そしてまたプランかできました計画書やそのダイジェスト版の策定というようなものを盛り込んでおるところでございます。3月議会には御提案をいたしまして、十分にその内容の御審議をお願いしたいと思っているところでございます。
 次に、庁内の企画推進会議、そして市民会議、策定委員会、それから県の男女共同参画推進委員の皆さんとの連携についてのお尋ねにお答えをいたします。
 先ほど申し上げましたように、庁内の企画推進会議が市長の命のもとに計画を策定するということになっておるわけでございますが、その会議のもとに、ワーキンググループといたしまして、実務レベルの機関として、策定委員会というものを設置しているわけでございます。この庁内の2つの組織に対しまして、各種団体や公募された方によります市民委員会の皆様方には、いろいろと御提言をいただきまして、プラン策定に反映をさせていきたいと考えておるわけでございます。
 先に開催いたしました第1回の会合でもそのことをお願いいたしましたところ、既に現在までにもいろいろと意見をお寄せいただいておるところでございます。したがいまして、4回の会議でこの委員会を閉じるというつもりは毛頭ございませんで、必要に応じてまた開催をする予定にもしておりますし、また随時御意見をお伺いするということをしながら計画に反映をさせていきたいというふうに考えております。
 それから、富山県男女共同参画推進委員の皆さんには、日常の活動を通じていろいろと感じておられますところを御提言をいただきたいというふうに考えておるわけでございます。また、推進委員の皆さん方には、市民に啓発普及をしたり、市民を巻き込んでいろいろとこの策定に参画いただく、そういう面におきまして御協力をお願いしたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 民生部長 小倉隆男君。
  〔民生部長 小倉隆男君 登壇〕

◯民生部長(小倉君) 私のほうから労働省の推奨いたしておりますファミリーサポートセンター事業につきましてお答えしたいと思います。
 議員おっしゃいますように、これは労働省が補助制度として進めておるものでございまして、平成10年度に全国で41カ所が開設されているというふうに伺っております。砺波市のほうでは、乳児保育の希望というのが非常に年々高まってまいりまして、公立の保育所では、スペースをつくりながら、設備をしながら、乳児保育の対応を行ってまいりました。そしてまた、保育所へお子さんを出していらっしゃらない方々の保育相談「すくすく広場」を毎月各保育所で1回ずつ実施して進めてきております。
 今、平成9年度から東般若の私立の保育所で「一時保育」というのを実施していただいております。1日当たり3名程度の利用があるようでして、少しずつ希望も多くなっておるというふう伺っております。
 今進めております「砺波市児童育成計画」の中では、実態調査をさせていただいておりましたが、この中でも緊急時や突発的なことが発生した際の保育サービスを望まれる御意見が多くありました。こういったことをいろいろと私どもも考えておるわけですが、策定委員会の委員さんの中でも、こういった突発的な保育対応というのは必要でなかろうかという御意見もちょうだいいたしております。こういったことから、エンゼルプラン策定の中でこの対応をどういふうにしていくか、進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 金嶋議員の利賀ダムについてお答え申し上げます。
 ダムの基本計画では、洪水調整量が1,970立方メートル、利水用のうち流水の正常化の容量が622立方メートル、いわゆる工業用水と言われるものが48万立方メートルとお聞きしております。洪水と流水の正常化容量が99.34%、工業用水と言われるものは0.6%の割合というふうにお聞きしております。
 洪水の確率のことでございますが、いわゆる中小河川では50分の1、50年に一度の確率。大河川では、河川の特徴あるいは下流の都市の対応等で、100分の1から200分の1の計画で、大都市では200分の1ということで計画されておるようでございます。これは日雨量で計画されておりまして、例えば100年の確率でありますと2日間で350ミリ、150年の確率でありますと2日間で約370ミリを想定しているようでございます。今年の洪水のときの雨量等の発表を見ますと、400ミリ以上のところが新聞・テレビで多く報道されていたように思います。
 工業用水については、1日最低8,640立米、毎秒0.1立米の許容が可能とお聞きしております。砺波市の第3・第4工業団地につきましては、既に県のほうから認可を受けておりますので、その中でそれぞれ対応されておりますが、将来市としても工業団地あるいは工場等の誘致のときに利用することがあれば幸いであるというふうに思っております。工業用水の流量はどれだけほどのものかという例えでございますが、企業団の最大水利権が1日5万5,000トンであります。毎秒0.637立方メートルでありますので、大体この6分1程度が想定されていいのではないかと思っております。
 アロケーションにつきましては、直接は市の協定でございませんので定かではございませんが、県に対しては通常のダムの建設の場合は約3分の1だというふうに伺っております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 再質問を許します。
 2番 金嶋久貴子君。

◯2番(金嶋君) 情報公開条例についてお伺いいたします。
 意思形成過程については混乱を生じるというふうにおっしゃいましたけれども、それを対象情報とすることと公開・非公開の判断は本来は別のものであります。公開・非公開は文書の内容によって判断すればよいことであって、あらかじめすべて非公開とすることは住民に対して非常に不親切であると思います。ですから、条例としては、「意思形成過程も公開する。ただし……」という形で、決定の材料を別に設けるという形にするべきではないかと思います。
 それと、工業団地のことですが、第3・第4工業団地については、地下水で今対応こされていらっしゃるという話ですが、建設省ではそうではなくてダムのというふうになっております。それは、今おっしゃったように、「将来的な」というふうにすり替えをされてもそれはよしとしましても、その辺はそういう簡単な安易なところで建設目的とされて、そしてなおかつ砺波市も希望的観測でやっているという、砂上の楼閣ではありませんが、それがそのダムの目的になるというような形のものについては、私は非常に行政としてはいい加減ではないかなというふうに思いますがいかがなものでしょうか、お聞かせください。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 情報公開につきましての公開・非公開等の問題につきまして、御趣旨も理解をいたしますが、今公開制度審議会を開催をしておりますので、その趣旨も申し上げて、事務当局の考え方も申し上げて議論をさせていただきたいと思っております。
 それから、利賀ダムにつきましては、随分曖昧ではないかというお話でございますが、計画されましてから随分時間もたっております。その上に立って、今いろいろ別の視点から勉強されておるようでございますが、先ほども私が申し上げましたように、直轄でございますので、関係機関あるいは技術的な問題、その後、公共ダム等についてはいろいろ議論されていることも承知しておりますので、その面については遺憾だとは言いませんけれども、さらに議論されてきて整合性のある答えが出てくるのではないかと思っておるところでございますので、私のほうからとやかく返事できるものではございませんので、その点、御了承願いたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 5番 池田昭作君。
  〔5番 池田昭作君 登壇〕

◯5番(池田君) お許しをいただきましたので、若干の質問と要望をさせていただきます。
 まず初めに、今年の正月元旦のある新聞社の社説の中で、「国難という言い方が決して誇張とは思えない状況の中で新しい年を迎えた。今の日本は、市場経済の世界化という大潮流に合うように、戦後の経済や行政の仕組みを懸命につくり直しているところであるから、そのためにいろいろなところでギシギシときしみ、傷つき、血を流しているということだろう。しかし、現在の困難は一朝一夕に乗り切れるものではなく、日々の事象に動転せず、事の本質を見極めながら黙々と粘り強く進むほかはあるまい」、こういうふうに報じられておったわけでありますが、残念ながらこの一年、全く年頭の指摘のとおり、政治・経済・金融などあらゆる分野におきまして不況・不安にさらされてきたという実態でありますが、このときこそ行政としてしっかりした将来像を見定め、まちづくりの指針を市民に訴えていかなければならないと思います。
 さて、本年度は、午前中の石田議員の質問にもございましたように、農家の経営上は大変苦しい年となりました。本年度は例外としても、今こそ日本農業の未来を真剣に考えていかなければなりません。
 その点から考えられることは、今、日本農業の最大課題は、まず第1に、米を含めた農産物の総輸入自由化時代において、21世紀に向けての食料供給システムをどう確保するのかということであります。第2点は、条件の不利な中山間地域においては、後継者・担い手が減り続け、その結果、地域社会構成や経済基盤が崩れかかっている状態をどう立て直すかであります。第3には、国民が求める安全な生活環境、そして食の安全性という新しい社会的ニーズに対して、農政がどう応え、現場の農村がいかに対応すればよいかということであります。
 また、農業を取り巻く社会情勢が著しく変わってきていることを知らなければなりません。すなわち、第1に、広く国民の間で、物だけに頼る物質的な豊かさから、心のゆとり、自然や環境面での豊かさに重きを置く価値意識がより強くなってきたということであります。第2には、先ほどのお話もございましたが、世界の食料需給の見通しは、21世紀に向けてかなり逼迫する様相が各方面から指摘されておるということであります。第3に、従来の農業政策と言えば、米価を引き上げたり、規模拡大や効率性の向上のための財政支援というどちらかと言えば価格支持政策でありましたが、国際化された今日、政策の軌道修正が求められているということであります。
 要約すると、新しい農政のシグナルは、環境対応であり、資源管理であり、そして国民や消費者に安全・安心・安定を供給するための食料供給システムをどうつくるかであります。国では、今、食料・農業・農村政策の再構築を図るため、新たな農業基本法の制定を目指しておりますが、田園都市砺波市も、時代の動向を見ながら、21世紀に向けて砺波ならではの個性ある農業・農村を築き上げていかなければなりません。
 それでは、広範な農政問題の中から一部分ではありますが、当面の具体的な農政問題についてお伺いをいたします。
 まず、農業振興公社の開設についてお尋ねいたします。
 今後ますます顕著になっていきます農家数の減少、農業従事者の高齢化に対処するためには、農地の利用集積、農作業の受委託等を推進することで農業者の経済力の向上を図るとともに、若い担い手の育成などが当面の急務となってきているのでありますが、改善の動きは鈍いようであります。
 となみ野農協さんの「一村一営農組織運動」の企画があることも承知しておりますが、ここはやはり第三セクター方式で(仮称)農業振興公社を開設して、積極的に進めることが重要かと存じます。
 ちなみに滑川市では、本年4月から財団法人滑川市農業公社を発足させ、農地保有合理化及び農作業受委託の推進に関する事業、担い手の育成に関する事業、農業者等研修支援事業、都市農村交流活性化事業、地域特産品開発流通支援事業、農業情報集発信支援事業などの事業を推進しているとのことであります。
 なお、先般、砺波市農業委員会からなされました平成11年度農業施策に関する建議の中にも、農業振興公社の開設について要望がなされていると聞いております。当市として積極的にこれに対応される意思がないかどうか、市長の御所見をお聞かせください。
 次に、地域の農道・用排水改修事業に対し、市単独の助成制度を設けられる考えがないかであります。
 土地改良整備事業等によって進められている農道・用排水改修事業等につきましては、市から国で定められました基準の助成措置は講じていただいておるわけでありますが、しかし、混住社会が進む中で、地域の農道・用排水は、農業用としてはもちろん、地域全体の生活環境の面からもなくてはならない重要な施設となっているのであります。今、農道・用排水等の改修に当たっては、環境に十分配慮した施設の設置や、道路、路肩や水辺の安全対策として、ゆとりある広場、公園等の設置が求められているのであります。その点から、農家負担軽減のため、地域の環境対策の一環として、改修事業に対し助成をしてほしいという要望が強いのでありますが、対応される考えはないかどうかお尋ねをいたします。
 第3点は、集落営農組織の育成であります。
 集落営農組織化がなかなか進まないのが実態のようであります。その理由はいろいろあると思いますが、1つには、集落営農を始めようとしても、法人組織化の問題、税金問題を含め会計経理が複雑なこと、補助事業としての基準が厳しいこと、事務的な面でも手続が厄介なことなど、取り組みがたい面があるのではないでしょうか。
 また、集落営農にはさまざまな助成措置がある反面、農協への米出荷やカントリーエレベーターの利用などが義務づけされるのであります。さらに、集落営農を選択すれば、せっかく自前で投資した乾燥調製施設を捨てなければならず、農家の貴重な現金収入となる乾燥調製作業を奪うことにもなるのであります。補助事業だからやむを得ない面もありますが、国・県に要望され、規制を緩和して、取り組みやすく指導していただきたいものであります。市内の集落営農組織の実態と、市の指導・育成方針をお聞かせください。
 次に、環境保全型農業の推進についてでありますが、このことにつきましては、午前中、中西議員が質問されておりますので、重複しないように簡単に申し上げます。
 近年、国民の環境に対する関心や健康・安全志向の高まりの中で、土づくり等を重視して、化学肥料・農薬の節減等による環境保全型農業への取り組みが注目されております。
 経済ジャーナリストの浅井隆氏によりますと、近い将来、確実に農業の時代がやってくる。無農薬・有機栽培の自然食が21世紀の食文化の主流になると強調されているのであります。既に欧米では食の一大革命が始まろうとしており、現に知識人の間で玄米や野菜を中心とした自然食ブームが起きていると言います。すなわちアメリカやヨーロッパでは、かなり早い時期より食への安全に対する現象として、有機農産物やオーガニック食品へのニーズが高まっているということであり、自然食レストランが開設されておるということでもあります。
 さて、農水省の調査によりますと、平成7年度に環境保全型農業を実施した農家数は10万7,300戸で、水稲販売農家に対する割合は5%と低い数字ではありますが、生産者の7割の方は「経営は成り立つ」と回答しておるとのことでありますし、今後この事業は確実に伸びるものと期待されています。
 ついては、指導のための指針等の作成、展示圃の設置、シンポジウムの開催、栽培基準・認証制度の制定など、積極的に今後この面での指導・育成を強められるよう要望いたしておきたいと思います。
 次に、新規就農者のための支援策についてお尋ねいたします。
 農業に従事する若い担い手は、長期にわたる減少傾向を脱し、わずかながらもここ数年増加傾向で推移しており、また農業生産法人、市町村農業公社等の増加に伴い、雇用者として農業に参入してくる者も近年増加しつつあるということであります。資料によりますと、農家子弟の新規学卒就農者数と39歳以下のUターン就農者の合計は、平成2年度から徐々に増加しており、8年度では8,500人にもなっておるということであります。
 さて、若い人たちの新規就農に当たっての問題点は、技術、農地、資金であるとされており、これまで各地において多様な取り組みが行われているようでありますが、各種支援策を実施している市町村ほど新規就農者が多くなっているとのことであります。
 ついては、当市における新規就農者の動向はどのような状態でございましょうか。あわせて、新規就農者に対する支援策についてお聞かせください。
 次に、農家女性の活動支援と農業者年金の加入状況についてお伺いします。
 『農業白書』によりますと、農家女性の就業状況の変化を見ますと、「家事等が主」から「農業が主」になった者は、平成2年以降増加傾向にあり、8年度は3万2,500人であり、このうち39歳以下の比較的若い女性は5,200人にもなっていると言います。また、農協の正組合員として活動している女性の数は71万9,000人に上っており、農協理事としての役員数も113人と、この5年間に倍増しているということであります。さらに、選挙によって選出された農業委員は、平成8年の改選では、前回よりも2倍の102人が誕生しているといいます。
 このように、農村・農家経営上に占める女性の活動は目覚ましいものがありますが、しかし、農村における古い因習や役割分担意識等によって女性に対する評価はまだ不十分な状況にあります。女性が男性と対等なパートナーとして、農村社会の活動に参画していくことが不可欠であることから、女性の貢献を正当に評価し、その地位を高めていくことが求められているということであります。現在、平成4年に国が策定いたしました「農山漁村の女性に関する中・長期ビジョン」等により、いろいろな取り組みをされておるところでありますが、例えば夫婦の間での役割分担やルールを明確にした家族経営協定の締結、男女共同参画2000年プランの策定、男性の意識改革を目指しての研修会の開催等を行っているところがあると聞いております。市としての考えがあればお聞かせください。
 また、農業者年金について、当市における女性の加入状況はどのようになっているのでありましょうか。ようやく平成8年4月から農業者年金加入者の配偶者も加入の道が開かれたことがありますが、潜在的に加入対象者があると見られますので、女性の福祉向上のためにも、この制度の普及・推進を図っていただきたいと思いますが、実態はどのようになっているかお尋ねをいたします。
 最後に、土地利用計画を見直し、具体的に優良農地を確保する対策を立てるべきではないかと思うのであります。
 農業が衰退し、都市地域が漫然とスプロールに拡散してきて、地方都市は都市だか農村だかわからないところが増えてきているからであり、さらに中山間地では過疎化と高齢化で荒廃農地・荒廃林地が増えておるということであります。このような事態の複合進行で、高度成長以来、日本は110万ヘクタールの農地が減ったわけでありますが、我が砺波市も例外ではなく、30年前には5,078ヘクタールありました農地が現在は4,130ヘクタールと約20%、950ヘクタールが減少しているのであります。このことから、今の状態で推移すれば、全国的にも有名な散居村集落の自然豊かな砺波の農地集団が、虫食い状態になってしまうのではないかと懸念されるのであります。
 新農業基本法の案では、いかなる事態においても国民を飢えさせない体制、食料安全保障の確立を図ることが一番重要であるとし、そのために確保されるべき農地面積を、どこの地でどういう農地をどれだけの量を確保するのか明確にするよう求めているのであります。
 以上の観点から、優良農地を確保しながら、散居村の景観を保持し、砺波農業を守っていかなければならないと思います。
 なお、まちづくりで最も大切なことは、土地利用計画をきちっと決めることでもあると言われております。いろいろな観点から土地利用計画を確立することが当面重要かと考えますが、市長の御所見をお聞かせください。
 以上で、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 池田議員の質問にお答えをいたします。
 質問の冒頭に、国難時代である、しっかりやれという声援をいただきました。その意に沿って進めさせていただきたいと思います。
 なお、池田議員からは、農業・農村論を拝受をいたしました。御趣旨のとおりだと存じております。御指摘にもございましたように、いずれ「新農業基本法」が定まれば、それらの問題についても指針を示されるものと、このように存じておるわけでございます。
 お尋ねのことにつきまして、私の所見になると思いますが、お答えを申し上げたいと思います。
 まず、第1点は、農業公社の設立でございます。
 公社の主なる仕事は、農地の受委託であろうかと思います。農地を集積して合理的にそれを耕作して経済性を発揮するということでございましょう。その面では、砺波市は流動化率が最も高いわけでございまして、現在のところ26%と県内でも優位な地位があります。これに先駆けまして、農業機械銀行、パイロット事業、そういったことがそれぞれ起因をして、今日の大型な住宅農家ができ上がったものと思っておるわけでございます。
 近年は、米価の下落や生産調整が多くなったということで、鈍化をしているようでございます。その意味で、農業経営基盤の強化を図るためには、1つの方策でもあろうかと思います。したがって、農業公社というのは、砺波市の場合、農地流動化という主眼点を置くとすれば、そう必要ではないんじゃないか、このように私は思います。流動化政策だけでなくて、先ほども御指摘がございましたように、農業諸事業、消費者の交流あるいは特産物等の販売、それら幾つかあると思いますが、そんなことを複合的にやる公社であればと思います。
 そこで、先ほども意見の中にございましたが、農業委員会から建議をされました。私も、建議を頂戴しながら議論をいたしました。具体的にどんな方法があるのだろうか、申し上げました。資金の関係、人材の関係、それよりもどういう事業にウエートを置くかというベースがないのではないか。公社をつくれという建議はありがたいのですが、中身もしっかりしてください、そのように私は逆に意見を求めておるところでございます。
 そこで、農業委員会との約束ですが、あちこちにいい公社があるようだからという話でございました。私は、そうではなくて、具体的に見ていただいて提言をしてくださいと申し上げておりますので、その時点でまた具体化されるならば、皆さんと一緒にお話し合いをして方向を定めたい。当面は、流動化だけのものでございましたら、混乱が生じても困りますので、人の問題や部屋の問題や資金の問題がございますので、もう少し考えさせていただきたいと思っております。
 次に、用水事業等に対する市単の助成策でございます。
 このことについては、言われる趣旨はわかりましたし、先ほど石田議員からも言われておりますので、それなりに配慮してまいりたいと思いますが、今年から新しく「ため池等整備事業農業用施設緊急防災事業」というメニューがありまして、本年から20%に補助率をアップしているわけでございます。そうすれば現行で受益者負担は10%になるわけで、そのように措置をしておりますし、それから土地改良区の農業用水利施設の維持管理費の低減を図るために維持管理適正化事業を始めました。これについても10%出すことにいたしまして、議会でも了解をいただいております。
 そんなこと等がございますから、今申された、例えば、さらに転作が続いて基幹の排水がどうしても老朽化したというような話でございましたら、汎用という考え方で少しまた議論をさせていただきたい、こんなことを思うところでございます。
 それから、次は、優良農地の確保でございます。
 言われるとおりでございます。現在の農地のスプロール化が進むことによりまして、砺波の美しい散居村が実は壊れるというようなこと、ぜひひとつこのことは考えていかなければいけないと思います。一面、開発もしたいし、保全もしたいという相反する状況ではございますけれども、できる限り世界にまれな散居村という形態を守りたいというのが私の本音でございます。したがって、農地利用あるいは土地政策というものにつきましては、これから総合計画を考えます基本的なフレームになりますので、十分有識者の皆さんの御意見も聞いて樹立をしてまいりたいと思っておるわけでございます。
 いろいろ提言をしていただきましたが、これらのことにつきましても、新農業基本法等につきまして、どのような指針が出るか、重大な関心を寄せていきたいと思っているわけでございます。農地は確かに個人の資産でありましょう。ただし、狭義な意味では、公共の財産でもあると思う。そこで、環境問題も言われている今日、農業・農村の果たす重要な役割を認識いたしておりますので、その点、農家の皆さんにも御理解をしていただいて、優良農地等についてはぜひ確保といいますか保全をしたいという私の気持ちを述べまして、お答えといたしたいと思います。
 なお、集落営農、環境保全型農業の関係あるいは新規就業者、女性の農業者等につきましては、産建部長からお答えをいたします。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 池田議員さんの、まず最初に集落営農組織の育成についてお答え申し上げます。
 現在、市内では共同利用が17組織されております。営農組織というのは、リーダーが必要だというふうに思っております。そういうことで、現在17組織されております。
 先ほども申し上げましたが、農業に関する機械のコストが非常に高い、それをいかにコストダウンするかということが、議論の最大のところだろうというふうに考えております。そういう意味で、カントリーエレベーターとかをつくっているわけでございます。そういう意味で、今後とも集落営農というものの体制を整えながら、それを裏づけするいろいろな政策をやっていきたいというふうに思っているところでございます。
 それから、環境保全型農業につきましては、中西議員さんにもお答えいたしましたが、将来的には無農薬の有機農産物が最高だと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、中間的には特別栽培農産物を進めていきたいというふうに思っております。それには、良質の堆肥等の製造を支援していく必要があろうというふうに思っておるところでございます。
 新規就農者支援につきましてですが、平成7年から10年まで15名となっております。その中には、14名が営農組合への就職、1名が自立しておられます。
 現在の支援策でございますが、就農研究資金あるいは就農準備資金制度、長期研究事業の実施等の整備がされております。また、新規就業者におきましては、県・市の補助による「新規担い手規模拡大事業」等により、農業機械とか施設整備の支援をしているところでございます。
 それから、男女共同参画によるいろいろのことで御提言がございましたが、これは今男女共同プランのほうでいろいろ御検討されると思いますが、夫婦の間の農業まで提言できるのかどうかということは、私はそこまでタッチすべきではないというふうに思っております。
 それから、女性の農業者年金のことについてお聞きでございますが、これは農業委員会の業務でございますが、私がお聞きしているところで申し上げますと、現在のところ、砺波市では一般の女性加入者は8名であると伺っております。
 平成8年4月から農地の権利名義を持たない女性も年金に加入する可能性があるというふうにお聞きしております。しかしながら、単に農業に従事しているというだけではだめなので、国民年金掛金者であり、かつ夫も農業者年金に加入していなければ女性は入れないということでございます。このような人が砺波市にどれだけいるかといいますと、当市では大体15名ほどおられるのではないかと思っております。これらについては、農業委員会のほうでいろいろとこれから進めていかなければならんだろうというふうに思っております。
 以上であります。

◯議長(宮木君) 18番 前田喜代志君。
  〔18番 前田喜代志君 登壇〕

◯18番(前田君) 私は、4点にわたりまして、市政一般についての質問をいたします。
 最初に、男女共生社会の推進についてお伺いしたいと思います。
 2010年に砺波市はどんな雰囲気のまちになっているか。一人の人間が生まれて教育を受け、働き、老年世代となって死を迎えるまで、医療をはじめ保育、教育、労働条件、自然環境、住環境、地域社会の条件、文化や年金、介護等々さまざまな問題と出会いがあります。
 男女がともに生き合える社会づくりを進める上で、労働時間、労働環境など労働条件がどのようであるかは、妊娠・出産・育児、介護への気兼ねと結びついております。ましてパートあるいは派遣というような雇用形態による差別は、それを倍加させております。子の育ちを考えるとき、保育所、児童館、公園、遊び、あるいは通所・通園・通学、安全性、見守りといった地域条件はどのようであるか。家庭での家事・育児・介護などの男女による支え合いはどうか。住まいの広さ、家賃の高さ、近隣との関係、通勤や保育所への送迎、出産費、保育料・教育費の負担、受験・就職の壁など、本当にたくさんのことがまさに絡まり合っております。生活は生まれて死ぬまでずっとつながっており、そのトータルが一人一人の生涯であるから、どのように縦横に連携のとれた施策が実行されていくか、本当に重要事であります。
 仕事と家事が両立できて、子供を生み育てることに夢を持てる社会に、2010年ぐらいにこの砺波市もちゃんとなり得るか。2010年の砺波市の到達目標をどんなところに置いてプランづくりの議論が進められていくか、市長の基本認識を伺っておきたいと思います。
 また、具体的な環境整備をどのように進めていくか。
 先ほどからもありましたが、民主主義的な形式ができても実質が伴わないという問題は大変重要です。これまで足かせをされていたために走った経験がなかったし訓練もされていなかった者に、「さあ、足かせを外したから一緒に走れ」と言われても、そこには無理があります。歴史的・社会的にこれまで足かせをはめられて力をつける機会を奪われてきた人に対して、社会全体で支え持ち上げていく一つの仕方としての積極的な差別是正の措置、この砺波市版をどう展開していくか。
 例えば、公募による市民中心の「となみ男女共生広報紙編集委員会」などを組織して、市民委員会と連携しながら、市民による手づくりの広報紙をつくり上げて、編集委員会が自ら企画し、執筆し、校正もやって、日常的な問題を取り上げながら男女共生を効果的に進めるとか、あるいは市の審議会などには、当然両性の参加のための割当制をとって、女性委員の比率を何%にするといった段階的な目標値を定めて、女性の政策決定の場への参画をさらに一層促していくとか、職場における性的嫌がらせ防止対策の実施を直ちに取り組むなどして、男女共生社会に向けていよいよ市役所が本腰で動き出した、職員全体にそのように波及していくような手法をとるなど、足元から率先実行に移して、市役所が事業体のモデルとなって推進指導に当たるような具体策を求めたいのであります。市長の考えを伺っておきたいと思います。
 市民への継続的な啓発についてどう取り組まれるか。
 国全体でさまざまな差別解決に向けたプログラムを持ち、法的な強制力とともにこれを監視し、是正し改善して実質化していく、そして法の強制力なしにでも差別がより少ない一定の社会水準に行き渡り、人々が生活を楽しめる社会になっていくとき、この是正措置の役割が終わります。
 社会的に残る観念や慣習による間接的な差別、そのために事実上女性が不利になることはまだまだいっぱいあります。それだけに、意識改革の仕事は容易なことではありません。性差別でも、肌の色の差別でも、出身地の差別でも、人としてとってはいけない行動があるということを社会の共通の認識にしていくこと。差別する側、される側の両方が変わる必要があり、それは社会の力になっていく、差別の解消が社会を強くするという積極性をみんなで育てていくような、そういう姿勢が大事です。
 1988年にスウェーデンでは「平等政策5カ年計画」が始まりました。労働環境では、男女の賃金差をなくし、各職員の男女比率を均衡させ、労働時間の男女差を縮める。教育では、技術系の3分の1は女子に、保健・看護科の20%は男子にする。家庭では、もっと多くの男性により長期の連続育児休暇を、もっと多くの男性に育児のための短縮労働など、スウェーデンの平等政策のねらいは、職場での優位にしがみついて家庭での役割を担おうとしない男性の意識を改造しようとするところにあったと言われます。
 意識改革と法のしばりは車の両輪であります。そこで、「男女共同参画啓発月間」を設けるとか、あるいは広報で毎号にわたり意識改革を促すとか、市のプランを待たずとも取り組めるものから着実に手がけていく姿勢を示していただきたいのであります。
 第2点目は、情報公開についてでございます。
 まず、実施機関に外郭団体も加えていただくことについて質問をいたします。
 市の出資比率が50%以上で、地方自治法に基づき、議会に対し経営状況報告が義務となっている団体はもちろん、25%以上出資している団体についても公開対象にされたい。市の情報公開条例の条文中に、出資法人等の情報公開の責務を明記していただきたい、このように思います。
 この間、議会の中でも、各外郭団体の状況報告がないじゃないかということで議論もあったように、議会にはもちろん、市民にも開かれた市政として進めていかなければなりません。市民から見れば、文化振興会や花と緑の財団はもちろん、社会福祉協議会、シルバー人材センター、砺波福祉会でなされている働きはすべて市役所の仕事の一環をなしているのであり、これらの外郭団体の予算書や決算書など、団体の財務関係書類や事業報告書くらいは公開されるのは当然と思います。土地開発公社も同様とされたいと思います。
 さらに、農業共済や広域水道、あるいは広域圏、衛生施設、新たにできる介護保険などの一部事務組合については、個々に条例をもって情報公開が進められるように、ぜひ努めていただきたいと思います。
 次に、請求権者の範囲について。
 「何人も」という表現について先ほど答弁もございましたが、ストレートにそういう表現ができないとしても、「情報の入手を必要とする理由を明示して、請求する個人及び法人その他の団体」というような表現をして、実質的には制限を設けないような、まさに市民の側に立った公開制度となるよう最善の努力を払われたいと思います。
 非開示事項の定め方については、「非開示情報が記録されているときは開示しないことができる」、その旨を規定している自治体がたくさんあるわけですけれども、「非開示情報が記録されているときを除き開示しなければならない」、このように改正している自治体が最近増えております。原則公開の考えをより明確にするためのものであります。
 さらに、先ほどもございましたが、意思形成過程にかかる情報で事務事業の意思形成に著しい支障を及ぼすおそれがある場合でも、その著しい支障を立証できない場合は原則公開としなければ、事実上市民参加を弱めることになるので、この点でも原則公開の姿勢を貫いていただきたいと思います。
 第3点は、わかる授業・楽しい学校を目指して今何が大切になっているか、この点について教育長にお伺いをいたします。
 ゆとりを生む学校・学級づくりが今課題ではないでしょうか。数年前、国の1学級40人の学級編制基準に違反して、児童・生徒数が40人以下でも2つの学級に分けて少人数学級を実施している学校があり、会計検査院がこの是正を指摘して社会問題になりました。その後、文部省はチームティーチング方式の導入を進めましたけれども、学級編制基準の40人を見直すことはしてきませんでした。現場では、少人数のほうが教師の目が行き届き、きめ細かな教育が可能だ。だから、現場に合った基準に法律のほうを直してもらいたいとの期待が強かったのに、文部省は現場が法律に合わせるべきだとしてきたのです。
 そして、地方分権の時代の学校教育はどうあるべきかが論じられ、この9月、小・中学校の学級編制や教職員の配置を県や市の判断で弾力的に運用できるよう、2001年実施に向け法整備を図る旨、中央教育審議会の答申が出されるに至りました。「国の定める40人は、あくまでも教職員の人件費算定基準である」「都道府県、市町村の裁量で少人数学級を実現することは可能」として、また「市町村立学校の学級編制は、県の認可制から事前協議制・届出制に改める」などの内容です。
 一方で、既に長野県のある町では、村で少人数学級を実施しています。その町や村の教育委員会が独自に予算を組み、講師を採用しているわけです。その根拠を聞いてみますと、1人転出して40人になった。ずっと20人と21人の2学級だった。40人1学級より教員の目が行き届いて子供のためになる。新しい校舎の教室を有効に使いたい。少人数のほうがゆとりがある。障害のある児童がいる。非行など問題がある。特殊学級3人いないけれども、通学に無理が出てくるし、友達と離れるのはつらいだろうなど、教育にかける自治体の姿勢がそこにうかがえます。
 人づくりにことのほか熱心な我が砺波市で、どう現場の期待に応えるか。
 30人学級の実現について、県が予算措置するように強く迫っていただきたいと思います。直ちにすべての学校で、すべての学年でとの願いはあるけれども、11年度から一歩ずつ実施に移れないか。例えば11年度の砺波市の小学校全校・全学年で実施したとして、20人、25人の教職員を一挙に増員しなければならない。そんなことはできるわけがないと非難の声も上がるかもしれないわけです。
 そこで、まず第1に、「30人学級移行6カ年計画」によって学年順位で移行できないか。小学校1年生だけなら、4~5名の教職員の配置で十分可能なわけです。県がだめでも、市独自でできる範囲であります。長野県の小さな町や村でもやっていることです。
 第2に、特別非常勤講師による対応の現状と活用法について。
 専門の知識や技術を持つ地域の人たちを学校に迎え、趣味や経験を生かして授業で先生を補佐する。地域の人材を教育に生かし、開かれた学校づくりを進めることで、「普段の授業以上に面白い、楽しい」と生徒の声が聞こえれば、非常にいい面が出てくるのではないか。単に進路指導のために社会人が教壇に立つというのではなく、英語、国語、社会、理科、音楽、コンピューター、美術、保健体育、技術家庭、道徳など、担当教諭と相談しながら授業を組み立て、経験を生かしてアドバイスをいただく。特別非常勤講師としては、国の補助金制度も生かせるわけですが、特別非常勤講師という枠にはまった形ではなくても、無報酬のボランティアでいいからアシスタントティーチャーとして委嘱されれば、都合のつく範囲で協力したいという方もあるのではないか。
 第3に、全小学校に教育活動指導助手を2人ずつ配置して、教科学習をバックアップしたり児童の相談に乗るなど、学校の教育活動全般にわたって補助的な役割を果たしていただく。例えば、特に算数や国語の理解度に個人差の出てくる小学校3年生から5年生に教科補助者を置き、授業に当たっては担任が児童一人一人の理解度を指導助手に伝え、それに基づいて2人で効果的な授業を実施してもらい、小学校時の教科嫌いをつくらない。早い時期に手を打つことで、その後の中学校や高校での学習への取り組みに響かないようにする。また、学校現場には不登校などさまざまな課題もあり、指導助手の配置で担任の先生に多少でもゆとりができて児童との接触が増えるようになれば、効果は何倍にもなる。これも全小学校に直ちにできなくても、職員配置全体を見ながら、当面35人、40人という学級を抱えているところから試行的に実施するなど、学ぶための基礎学習のときだけに、学力差、教科嫌い解消に力を入れなければならないと思います。
 第4に、小・中学校各校に専任の司書教諭の配置を求めたいと思います。
 以上のことなどを着実に実行に移して、児童・生徒に対するきめ細かな指導を進めることで、今抱えている解決困難なさまざまな問題も、結果としてよい方向になっていくのではないか、こういう期待を持つところであります。
 最後に、子供が遊びやすい環境にある川はどれほどあるか。
 公共事業に、ビオトープの考え方をぜひ取り入れていただきたい。米づくりだけを考えて用排水路を整備してきてしまった。今、コンクリートのない水辺はどこにあるでしょうか。セミの鳴き声を聞けない、トンボやホタルの舞が見られない。生き物を身近に感じられる場は激減しています。普通のふるさとの風景が思い描けなくなっているわけです。セミやトンボを追いかけて遊んだ風景画に変わって、大空に浮かぶ熱気球が見えてくるわけです。動植物が生息する水と緑のネットワークを図ることで生き物たちの生息空間を復元し、生物の多様性を確保していく。川の整備に当たっては、コンクリートを使わない区間を設けて川幅を広げ、えざらいをしないで、自然に育ってきた灌木をそのまま残すなどして「子供の水辺」を再生したり、流線を曲線状にすることで、水深や流れの速さ、川底に変化を持たせ、いろいろな種類の生物が住みやすいようにするなど、公園や川などの公共事業の実施に当たっては、ぜひともこのビオトープ創造への指針を定めていただいて、施策推進に当たっていただきたいのであります。
 ことに、週休2日制完全実施を目前にしておりながら、子供の遊び場はどこにあるか、このような時代です。ぜひとも力を入れて推進いただきたいと思います。
 以上で、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 前田議員にお答えをいたします。
 まず第1点は、男女共生社会の推進ということでいろいろ御意見を賜りました。賜りました御意見につきましては、十分配慮してまいりたいと思っております。これから21世紀を迎える新世紀でございますので、その意味からも今から十分配慮しながら、明るい社会に向かって皆さんとともに努力をしていきたい、こういうことでございます。このことが男女共同参画社会ということで、総理府も推奨し、労働省もバックアップをしているわけでございます。
 総理府が先般この男女共同参画社会の推進で、「行政に望むことは」ということでアンケート調査をいたしました。その1番は、保育の施設、高齢者や病人の施設、介護サービスの充実ということであったようであります。2番目は、男女平等を目指した法律や制度制定を早く行いなさいという促進の調査のようであります。3番目は、女性を政策決定の場に積極的に活用するということで労働省は集約をされておりますので、ほとんど皆さんがこのような期待をお持ちのようでございます。
 これは我々も十分承知した上で、これから砺波市民の意向も踏まえまして、砺波市に即応する、そしてどこの市町村よりもすばらしいと言われるような形のものをつくり上げたいというのが、私の気持ちでございます。
 先般、助役を中心にしていろいろ議論をしていただいて、それを今の委員会に提案をしました4つの基本目標というのがございます。1つは、平等観に立った教育・啓発の推進、2つは、社会活動への男女共同参画の促進、3つは、働く場・家庭・地域における男女共同参画の推進、4つは、健康づくりの推進と福祉の向上、こういうことを集約をして、これから皆さん方の御意見も拝聴するわけでございますが、労働省が調査をしたそのことも念頭に置きながら目標設定等をこれから進めさせていただきたい、このように思っておるわけでございます。
 次に、具体的な環境整備ということでございます。
 確かに差別と言われる実態もあるようでございます。そのことについては十分配意をしながら是正をするという行政の一端もあると思います。現在、ワーキンググループの中でも研究をされております。その段階で、即数字というわけにはいかないと思いますが、目標設定というものがなければ具体化はしないだろうと思っておりまして、そのような議論もして環境整備を図りたいな、こんなことを思っております。
 ただ、即時に数字を出しなさいという、先ほど金嶋議員さんの御意見もございましたが、もう少し時間をかしていただいて、いずれそれぞれに数値目標を出すことも必要だということで、全部が否定しているわけではございません。そのことによって環境整備が行われるというように私も思いますので、その辺は、審議会等もございますが、それぞれワーキンググループ内で議論をしていただいて、調査研究をしていきたいと思っております。
 次に、啓発等の問題でございます。
 これは確かに重要なことでございますが、男女共同参画社会というその言葉自身が意図することは今十分ではないということでございますから、これらを違和感なく使ってもらえる社会にならなければいけないと思っております。そのことも含めまして必要なことは、我々を含めて、私を含めて、意識改革ではないかと思います。そのような気持ちで市役所が中心になりまして意識改革を図り、先ほどから幾つか実行提案も申されましたが、それら提案のありましたことも含めまして対応してまいりたいと思っておる次第であります。
 次に、情報公開についてでございます。
 法解釈上、独立法人である外部団体を実施機関とすることはできなく、全国的にもほとんどの自治体で実施機関とはしていないのでございますが、御指摘にもございましたように、出資比率が50%以上あるいはそれに相当する機関等については、措置を講ずるように協力を要請したいと思っております。
 それから、当市では、先般、11月に関係機関・団体に集まっていただきまして、情報公開に対する説明会をいたしまして、できるだけ情報公開ができるような体制づくりを実はお願いをいたしたところでございます。これは強制はできませんけれども、市はこのような方向で進めたいということを申し上げて、御協力をお願いをいたしておるところでございます。ぜひ皆さん方にこのことを理解をしていただいて、情報公開の趣旨を了知していただいて参加をしていただければありがたい、このように私は思っておるところでございます。
 なお、請求権者、非開示事項等につきましては、先ほど金嶋議員にも申し上げましたが、細部につきましては総務部長から申し上げたいと思います。
 いずれにしましても、住民の利益を考えて行うべきであることは基本でございますので、それをベースにした上で情報公開制度の内容を定めていきたい、このように思っておるわけでございます。
 あと、学級問題、ビオトープ等につきましては、教育長及び助役からお答えを申し上げます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 前田議員の御質問のうち、公共事業にビオトープを取り入れたらどうかという御質問にお答えいたします。
 自然と人間の共生が叫ばれ、地球環境を守ることの必要性が認識されております今日、公共事業にビオトープを取り入れることは大変重要なことであると考えております。
 国や県におきましても、河川や公園、用排水路などの農村基盤、また学校における校庭の整備などにこの考えを取り入れており、治水事業や公園整備事業、農村基盤整備事業、また屋外教育環境整備事業などの公共事業に、このビオトープを取り入れることとしておるわけでございます。
 当市におきましても、これまで砺波チューリップ公園内の「郷土の森」や各小・中学校にある学校名をつけた「南部の森」とか「北部の森」には、鳥がすみつきやすいように巣箱を設けたり、区画整理事業における児童公園にホタルが生息するような水辺空間を設けたりしているところでございます。また、現在建設中の総合運動公園内の「花の咲く池」にもビオトープを取り入れ、動植物、昆虫、魚などが生息しやすいように配意をしておりますが、今後公共事業において十分にこのビオトープ事業を取り入れるよう配慮してまいりたいと考えておる次第でございます。
 それから、実は、昨日の松本議員の御質問の中で御紹介をいただきましたし、また本日、中西議員の御質問に市長が今年を回顧いたしました中で申し上げましたが、環境庁から「アメニティーあふれる優良地方公共団体表彰」を受賞したわけでございます。これは本県で初めての受賞でございまして、花と緑に包まれた自然豊かな中に、環境保全に市民ぐるみで取り組んでまちづくりをしてきたことが評価されたわけでございまして、今後ともこの受賞に恥じないように、市といたしましても、公共事業を進めるに当たりましては、自然との共生に配慮したまちづくりを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田君) 前田議員の質問にお答えしたいと思います。
 4点あるかと思いますが、第1点目から順次申し上げます。
 まず第1点の、6カ年で小・中学校の30人学級の実現を考えなさいという御質問でございますが、議員御存じのように、学級編制の基準については、いわゆる義務教育の標準法で定められておりまして、先ほどのお話の中に40人の定員ということで申されたそれでございます。
 今回の中教審の答申では、これを国が教員給与費を負担するための基準とし、国の負担によらない場合の40人以下の学級編制や定数以上の教職員配置を都道府県や市町村の裁量で弾力的に運用できるようにすることが盛り込まれておりました。
 ゆとりのある教育の実現のために、あるいは少子化という時代背景からも、学級定員の削減は将来的な流れではあるというふうに思います。地域の特性に応じた教育ができる反面、施設づくりと人づくりのどちらに主力を置くかというような選択は別としましても、財政力のある地方とないところでは格差が生じることになるということが問題でございます。単に教員給与費に限らず、学級定員の削減によって、将来教室数の不足が生ずる場合の増改築などの建設費に対しても、国・県の負担が明記されないと、なかなか市町村の裁量も発揮しにくいというのが現実であると思います。
 ここ2、3年は、小学校1年から3年生の各クラスは、21人~40人というところで推移をしておりますが、40人に近い人数のクラスは少ないわけでございまして、大体30人を1~2名超えても、これを2クラスに分け、市独自に教員を配置するというのは、現在のところ大変困難でございます。
 砺波市の場合、大体40人定員でございますが、2クラスで少ないところは20名と21名、つまり41名で2クラスになっている学校が現在ございます。ですから、私たちが一般的に聞きますと、40人が定員だからどのクラスも40人になって、そしてはみ出した分で1クラスつくられるというのでございませんで、40人をオーバーしたらとにかく2クラスになるということで、今申し上げたように、砺波市内の場合にも、20人の学級と21人の学級があるわけです。したがって、平均いたしますと、砺波市の場合には、1学級大体33~34名というところでございます。これが現在の状況であります。
 ただし、今のままの状態でよろしいというふうには私も考えません。財政的な措置ができましたならば、非常に大きいクラスは今38名というクラスもございますが、これらについてやっぱり何か補助教員のような人がおることが学級経営上好ましいのではないかというふうに考えております。
 次に、第2点目の、特別非常勤講師による対応の現状と拡充についてでございます。
 特別非常勤講師は、すぐれた知識や技能を有する社会人を学校教育に活用することによる学校教育の多様化と活性化を狙いに、教員免許を有しない者でも、都道府県の許可により、小学校では音楽・図画工作・家庭科・体育に限って、また中学校では全教科を担当できるように、昭和63年に制度化されました。今回、教育職員免許法の改正により、都道府県への届け出で済むように簡略化するとともに、小学校でも全教科担当することができるようになったわけでございます。
 そこで、富山県においては、ほかの県に先駆けて中学校のクラブ活動に非常勤講師制度が導入され、砺波市の3中学校へは21人の非常勤講師が派遣されています。なお、市の単独の費用として、別途11人を委嘱しているところでございます。したがって、県のほうからの派遣と市単を合計しますと、32名の非常勤講師を委嘱しているわけでございます。
 次に、教科への導入については、県の教育委員会としては、財政当局に予算要求をしているが、今のところは大変厳しい財政状況であり、見通しは決して明るくないようでございます。
 その次に、産休や育児休業の代員講師とは当然別のもので、制度化されても届け出すばすぐ配置されるものではないけれども、制度化と配置を県に要望していかなければならないというふうには考えております。特別非常勤講師の活用ではございませんが、市内の現在の学校では、社会人の方の活用状況はどうなっているかということでございます。
 これは、例えば、小学校では、茶道やゲートボールクラブ、それからお茶とかお花、焼き物というふうなクラブ活動に援助して指導していただいている方がおりますし、またスキー教室の指導、それから生活科の地域探検ということで校下に出かけて行ったりした場合にその先々で御指導いただいているとか、学校園の栽培などのときに来ていただいて一緒に指導を受けながらお世話をしていただいているというようなことが、小学校の場合ではございます。
 また、中学校の場合は、地域学習だとか保健指導、進路指導、ボランティア活動、スキー教室などといったことで、3中学校ではそれぞれに社会人の方の御指導を仰いでいるというのが現状でございます。
 これらの社会人の方の御指導を仰いでいるのは、いずれもボランティアということでお願いをしているのが実情でございます。
 3番目に、全小学校に教育活動指導助手の配置ということでございますが、チームティーチングなど指導方法の改善ができるような教職員配置の改善が、平成12年度までの8年計画で実施されており、全学年・全教科というわけにはいかないまでも、無担任教諭や教務主任・教頭などで、できる限りそのような対応に当たることに努力していきたいと思っております。現在、県からチームティーチングの先生の配置は、大変数が少のうございます。
 その次に、市で教育活動指導助手を配置するのは、現在のところ財政的には大変困難ではないかというふうに考えております。
 4番目に、小・中学校各校に専任の司書教諭をということでございます。
 学校図書館法の附則には、「当分の間置かないことができる」とあります。実はこれはもう何十年も前からこのままになっておりまして、私どもも何十年間、毎年の図書館大会のときに陳情してまいりましたが、やっと今回、中央教育審議会からこれは義務づけなさいというふうな話が出て、決まったわけです。そして、2003年までにすべての学校に学校図書館司書教諭が配置されることに決まりました。保健室に養護教諭がいるように、学校図書館には学校図書館司書がいるというような形で配置されれば問題はございませんが、今のところ専任としての位置づけがないようでございます。したがって、そうなりますと、ほかの教科やクラス担任とのかけ持ちというふうなことになるわけでございまして、これでは本来の司書教諭としての仕事が立派に果たせないという心配を私たちは大変しております。そこで、全国の都市教育長会議、また全国の教育委員連合会から、専任でなければだめだということで、現在も陳情を続けているところでございます。この後もさらに国や県へ働きかけていく所存でございます。
 では、砺波市の場合にはどうするかということですが、その間については、富山市や高岡市、小杉町などの例を参考にしまして、まず来年度(11年度)は、各中学校に午後半日ずつの嘱託職員を配置することを現在考えておるところでございます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 総務部長 中島和之進君。
  〔総務部長 中島和之進君〕

◯総務部長(中島君) 前田議員の情報公開について、補足して御説明を申し上げたいと思います。
 基本的には先ほど市長から御答弁申し上げたところでございますし、先に金嶋議員さんにもお答えしたとおりで、それ以上のことをあえて申し上げることはないわけでありますが、ここで少し申し上げたいのは、まず請求権者の範囲で、両議員とも「何人も」を挿入すべきという御主張でございます。
 そもそも行政情報の公開制度の主たる目的は言わずもがなのでございますが、民主主義の健全な発展に資するためには、行政が市民に対してその諸活動状況を具体的に明らかにし説明する責務を全うする制度を整備することが必要という趣旨でございます。この目的・趣旨に照らして、市民に情報が公開されるということは、市民一人一人がこの情報を吟味し適正な判断で適正な意見を形成することを可能にし、さらに市民による行政への監視と参加の充実につながると考えられるからであります。
 以上のことから、情報公開は、「行政に対する理解と信頼の確保」「開かれた行政の実現」「行政への住民参加の推進」の3点が大きな理念となっております。そういう意味におきましては、ベースは「市民」と認識するということでございます。「何人も」という御意向はわかるわけでございますが、情報公開制度は市民をベースにということであれば、「何人も」という表現にこだわるわけではございませんけれども、これについては、情報公開審議会等の御意見も聞きながら、最終的に条例制定時に議員の皆さん方の御意向も審議いただける機会が当然あろうかと思っておるところでございます。
 さらに、非開示事項の基準の定め方につきまして、両議員とも意思形成過程の文書の開示をおっしゃっておるわけでございますけれども、これにつきましても市長は縷々御説明申し上げておるところでございます。最終的には行政の意思決定の後の行政の公文書ということになるわけでありますが、意思形成過程における行政の最終結果に至るまでの必要な資料あるいは公的統計数値等については、当然、いろんな機会に公表されておるものについては公表するわけです。おっしゃる趣旨は、プロセスにおける情報ということですが、それらの大部分は、あらかじめ示されております実態・実績の数値あるいは公式統計等の数値が主たるものになろうかとも思いますので、意思形成過程における云々という文言につきましては、先ほど市長は、いたずらに後々混乱を生ずることのないようにという思いで申し上げておる次第でございます。これにつきましても、情報公開審議会等の御意見を尊重しながら、条例制定に向けて各位の意見を吸収しながら最終条例に織り込んでいくことになろうかと思いますので、その節はよろしくお願いしたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 以上をもって、通告による質問並びに質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 これをもって市政一般に対する質問並びに上程全議案に対する質疑を終結いたします。

◯議長(宮木君) ただいま議題となっております議案第67号から議案第81号までの15議案につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(宮木君) 次に、日程第2 食料自給率を引き上げ、日本の食と農を守る意見書採択を求める請願ほか2件につきましては、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(宮木君) この際、10分間休憩いたします。

 午後 3時18分 休憩

 午後 3時31分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、日程第3 議案第82号及び議案第83号 平成10年度砺波市地域振興券交付事業特別会計予算ほか1件を議題といたします。
 本案について提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) ただいま追加提案いたしました議案について御説明申し上げます。
 今回提案いたしました2議案につきましては、政府の緊急経済対策の一環として、若い親の層の子育てを支援し、あるいは老齢福祉年金等の受給者や所得が低い高齢者層の経済的負担を軽減し、もって個人消費の喚起・地域経済の活性化を図ることを目的に、砺波市が地域振興券を交付するものであります。
 議案第82号につきましては、地域振興券交付事業に係る特別会計予算を設け、歳入歳出予算総額は2億1,365万4,000円となるところであります。
 また、議案第83号につきましては、地域振興券の交付に係る事業の円滑な運営とその経理の適正を図るため、特別会計の設置条例を制定するものであります。
 何とぞ慎重に御審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(宮木君) これよりただいま議題となっています議案に対する質疑に入ります。
 質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 質疑なしと認めます。
 ただいま議題となっております議案第82号及び議案第83号につきましては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(宮木君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。12月16日から21日までの6日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) 御異議なしと認めます。よって、12月16日から21日までの6日間は休会することに決しました。
 なお、次回の本会議は、12月22日午後2時から開会いたします。
 本日はこれをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 3時34分 閉議



平成10年12月定例会(第2号) 議事日程・名簿

     平成10年12月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問、並びに議案第67号から議案第81号まで、平成
     10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外14件
     (代表質問、一般質問)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
  12月14日  午前10時03分  開議
  12月14日  午後 2時47分  閉議

1.出席議員(22名)
   1番 寺 島 良 三 君     2番 金 嶋 久貴子 君
   3番 江 守 俊 光 君     4番 松 本   昇 君
   5番 池 田 昭 作 君     6番 石 田 隆 紀 君
   7番 藤 井 外志男 君     8番 高 田 隼 水 君
   9番 村 中 昭 二 君    10番 堀 田 信 一 君
  11番 河 原   誠 君    12番 山 岸 銀 七 君
  13番 西 尾 英 宣 君    14番 宮 木 文 夫 君
  15番 柴 田 豊 明 君    16番 中 西 宏 一 君
  17番 金 堂 久 哉 君    18番 前 田 喜代志 君
  19番 林     紘 君    20番 吉 澤 邦 麿 君
  21番 松 本 恒 美 君    22番 梶 谷 公 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名
 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 今 井   烈 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 中 島 和之進 君

                   産業建設
 民生部長 小 倉 隆 男 君    部  長 福 田 正 治 君

                   国  体
 水道部長 石 崎 末 吉 君    事務局長 古 井 勝 久 君

 企画調整
 室  長 今 井 孝 夫 君    総務課長 薮 田 康 男 君

                   社会福祉
 財政課長 吉 田 俊 和 君    課  長 石 澤 千栄子 君

 商工観光              上水道
 課  長 吉 田 孝 夫 君    課  長 安 念   茂 君

                   病  院
 病院長  荒 川 龍 夫 君    事務局長 桂   政 樹 君

 教  育
 委員長  長 久 太 郎 君    教育長  飯 田 敏 雄 君

 教育次長 野 村 泰 則 君    監査委員 河 森 正 哲 君

 監  査
 事務局長 坂 井 正 範 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員
 事務局長 老   壽 一      主  幹 神 島 英 弘

 調査係長 竹 林 秀 明



平成10年12月定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時03分 開議

◯議長(宮木君) ただいまから本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(宮木君) 日程第1 市政一般に対する代表質問並びに議案第67号から議案第81号まで、平成10年度富山県砺波市一般会計補正予算(第4号)外14件についてを一括議題といたします。
 これより、市政全般に対する代表質問並びにただいま議題となっています案件に対する質疑を行います。
 通告により、発言を許します。
 19番 林  紘君。
  〔19番 林  紘君 登壇〕

◯19番(林君) おはようございます。
 私は、自由民主党砺波市議会議員会を代表いたしまして、当面する諸問題、提出案件等について若干の質問を市長にいたします。
 最初に、平成11年度の予算編成の考え方と景気対策についてお伺いいたします。
 初めに、本年は、大手金融機関の相次ぐ破綻に伴う不安心理から、個人消費の不振が起こり、また金融機関が貸し渋りを強めるなど、不況の主役が消費者から企業に移った形になっており、このようことから日本列島に不況の嵐が吹きまくり、経済の両輪である生産と消費の落ち込みが雇用を直撃して、新聞を開くと「失業」の活字が目立ち、中でも目立つのは中高年の失業であります。「住宅ローン、子供の教育費など金がかかる一方なのに収入の道が閉ざされた」「先行きに不安が広がる」など、これらが今年1年間の状況かなと思っております。
 また、経済企画庁が3日発表した国民総所得統計速報によると、98年7月~9月期の国民総生産は、個人消費、設備投資、住宅投資の民間需要がすべて落ち込んだことから、物価変動を除いた実質で前期(4月~6月期)に比べ0.7ポイント減少し、年率換算では2.6%の大幅なマイナス成長と、マイナス成長は4期連続となり、戦後のマイナス成長の連続記録を更新したとあります。
 このことを踏まえて、政府は11月に決定した総額24兆円規模の緊急経済対策等を予算計上されました。また、100万人の雇用創出プランや公共事業の大幅な追加等を対策に盛られた事業を具体化するための第3次補正予算が11日に成立し、これからの動向に大きな期待をするものであります。
 さて、当市においても、市税や地方交付税等の一般財源の伸びが期待できない大変薄い中で、人件費、公債費等義務的経費の増嵩や大型プロジェクトの推進、高齢化社会、少子化等への対応が、従来に増して厳しいものがあると思われます。
 市長におかれましては、市長として2回目の予算編成の仕事になるわけでありますが、市民4万人の負託に応えるためにも、どのような予算規模で、また主たる事業見通しはどのように予定されているのかお伺いいたします。また、財政事情の厳しいと思われる収入の見通しについてはどのような見込みでありますか、あわせてお伺いいたします。
 先にも述べましたとおり、11年度においても景気回復の足取りは依然として鈍い状態が続くと思われます。市長は、砺波市の景気対策について、1つの方策として、固定資産税の引き下げを提案理由で言われておりますが、それだけでは効果が薄いように思われます。景気対策については、公共事業等の大幅な導入を図り、まず建設業界に弾みをつけて活性化を図り、可能な限り前倒しの予算を組むことこそ景気回復対策につながると思いますがいかがでありますか、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、自民会からの重点要望事項(政策)の取組み姿勢についてお伺いいたします。
 我が自民会としては、政策を中心にして毎年市当局へ要望事項を提出し、総合計画への対応や予算編成時に反映されるよう当局と協議をしてまいりました。今年は安念市長が新しく誕生されたのを受けて、2月16日初めて自民会からの要望事項を当局に提出しました。10年度の予算編成時に自民会の要望事項を組み入れくださるよう、役員一同で申し入れをしたことに対しては、それなりに事業の推進はされたと評価をいたしております。
 その後、市民サイドからの強い要請が自民会にあり、例えば「自民党市連の女性部との語る会」約100人の参加者や、「自民党市連政調会の集い(各地区代表の方々との語る会)」を開催し、数多くの市政に対する強い要望事項が出てまいりました。自民会で取りまとめました重点要望事項を後日提示いたしますので、新年度に向けての予算編成に当たり、格別の配慮を強くお願いするものであります。
 特に、その語る会の中で要望の強かった事項について申し上げます。
 1つには、北部地区に福祉施設の早期建設。このことについては、市内において均衡ある施設の配置をと皆さんが強く望んでおられる姿がひしひしと感じられました。南部の次はぜひとも北部地区に施設の建設に向けての取組姿勢をお願いいたします。
 2つには、公民館の大規模改修に対する補助率の増額。このことについては、各地区の公民館は今後老朽化が進み、増改築、改修やまたバリアフリー化の整備等が新規に加わり、事業費が増大することが見込まれます。地域コミュニティー活動の拠点施設でもあり、分館同様、補助率の引き上げをお願いいたします。
 3つには、屋内体育館の建設。このことについては、学校施設等のない地区にミニ体育館の設置を望みます。この設置は、現在、電源地域産業再開発促進事業を取り入れて建設に当たっておられますが、まだほかに有利な補助事業はないのかよく検討され、また総合計画に順次組み入れていただくようお願いいたします。特に強かった地区は、高波、若林、油田、栴檀野、太田などでございました。
 4つ目には、新工場団地の確保についてでありました。不況のときこそ次なる対応をすることが肝要であり、新工業団地の選定を早く望む声がかなりございました。市内の工業団地は4団地とも、ともに完売になり、また企業誘致も順調に推移し、当市においての若者の就業の場や人口の増加など活性化につながっております。第5工業団地の選定を早急にされるよう検討願います。
 今回は自民党市連の皆さんの特に要望の強かった4点について、自民会として、砺波市11年度予算編成を目前に、政策の一端として実現に向かって活動を進めております。9月にも当局へ提出いたしております要望書と重複している面もあろうかと思いますが、財政厳しい中にも、多様化する行政需要に応えるためにも、自主財源の確保に努められ、自民会からの重点要望事項に対しての取組姿勢をお伺いいたします。
 また、最大会派である自民会との政策のすり合わせ等をされ、切磋琢磨し、議会との意見調整等を協議されることを強く市長に要望いたします。
 次に、平成10年度12月補正予算等についてお伺いいたします。
 最初に、公民館費(地区公民館・分館)補助費引き上げについてであります。
 町内会の公民館建設の補助費は、昭和49年に建築面積60平米以上の新築された公民館・分館には20万円の補助がなされたのであります。翌年50年度には補助要綱が策定され30万円に増額、また増改築には25万円、53年度には40万円、60年度には50万円、平成6年度には60万円の補助額となっており、建設補助額の改定は段階的に引き上げした経緯があるのであります。
 今年7月下旬ごろに突然公民館・分館の大幅な引き上げの話が出て、私ども自民会はびっくりしたのであります。その後、自民会でも話題になり、政務調査会を開きいろいろと協議を重ねたのであります。
 その主なる内容は、なぜ年度の途中に急に引き上げをしなければならないのか、なぜ多額の補助引き上げをしなければならないのか、また同地区での近年に建設された公民館との関連性や不公平が生じるのではないか、建設予定の公民館はおよそ80%に達しているのではないか、残りわずかの分館だけに対してなぜ高率の補助が必要なのかなど、いろいろと意見が出たのであります。
 9月定例議会には提案されなかったので、話は消えたのかなと思っていたのであります。11月に入りまた話が再現し、10年度は4つの分館が新築されており、そろそろ補助金の支払いの時期も迫っており、どうしても12月定例議会に公民館及び社会教育活動施設建設補助金交付要綱の改正案を提出し、増額補正をしたい旨の話が出てまいったのであります。
 自民会では、再度政務調査会を開き、市側からの説明のあった改正案について協議をしたのであります。近年建設の公民館とのバランスを取りながら、しかも市民の皆さんに理解していただき、公平な補助の引き上げ方法はないものかなど調査研究をいたしました。現在の定額補助金の60万円では近年の時代にそぐわないのかなぁ。しかし、単なる補助の引き上げでは市民サイドの理解が得難いし、そこで調査を続ける一方、県民福祉条例が今年4月1日に施行されたことにかんがみ、公民館等の施設は確認申請を提出する際、バリアフリー化の条件が義務づけられたことなどがわかり、改めて審議の再開をしたのであります。
 県民福祉条例第4条において、集会場または公会堂の整備基準として、公民館などはバリアフリー化が必置となったことに伴い、そのかかった経費について増額補助を検討したのであります。内容は、玄関段差のスロープ化、トイレの洋式化、スロープ、トイレの手すりなどでございます。これならば市民のだれもが納得できるものではないかと、自民会では結論に達したのであります。しかも、定額補助金も、この際60万円の補助から10万円増額して70万円に改定し、またバリアフリー化の整備された建物については補助限度額を80万円として、合わせて最高補助額150万円とすることにし、この結論に達したのであります。
 今回の提案の要綱改正案は、自民会の集約のものと、最高補助額では一致しているものの、基本額とバリアフリー化の金額には違いが生じておりますが、全員協議会での説明で了としたのであります。改正案は、今年建設された皆さんにも理解してもらえるだろうし、近年建設された皆さんにも理解が得られるだろうと思い、改正案を理解するものであります。議会で可決されれば、一日も早く公民館・分館を建設された地区からの交付申請を受け、補助金の支払いについては整備額に応じて交付されるようにと思います。
 自民会としては、このことについては、先に詳細な説明を聞いて事前に協議をしておれば、つまらない話が出なかったなと思っております。単なる補助引き上げとあちこちで話をされては、我々も大変困るのであります。市長はどのように思われましたか、見解をお聞きいたします。
 2つ目に、議案第74号 砺波市税条例の一部改正、固定資産税率の改定についてお伺いいたします。
 今議会に突如として提案されております固定資産税率の引き下げは、12月2日の市長の定例記者会見で具体的な数字が発表されたラジオのニュースを聞いてびっくりしたのであります。翌日には新聞にも記載されました。なぜ議案書も提出されていないのに、また3日に議会運営委員会が開かれることがわかりながら、「固定資産税率引き下げ100分の1.45%」をマスコミ等に正式発表になったのか。議会軽視もはなはだしいと思いますが、市長はどのような考えておられますかまずお尋ねいたします。
 市長は9月議会で、同僚の山岸議員の質問に、「議会の皆さんと相談しながら段階的に対応したい」と答弁されておりますが、いつどこで対応されましたかお伺いいたします。
 自民会といたしましては、7日緊急会合を開き、いろいろと審議をしたのであります。当市としても固定資産税率を、過去、平成5年度の1.6%から、6年度には1.58%に、7年度には1.55%に、8年度には1.53%に、9年度において1.5%へと、県内の平均税率よりも下回る水準まで歳月をかけて改正されてきたのであります。このことは、市長は十分御承知のはずであると思います。
 もちろん固定資産税の標準税率は100分の1.4%でありますが、昨今の経済状況を見ましても、長引く景気低迷等が響き今後の税収も懸念される見通しが強いと思われる中で、市長は、「市民の負担を少しでも軽減し、住民に元気を出してもらいたい。税率引き下げ分は1億円程度に相当するが、人口増加・住宅着工等が順調なことから、影響はほとんどない」と記者会見されたと報道されています。
 市の自主財源の最も大きい割合を占める市民税の確保を念頭に置きながら、今日まで、企業誘致や住民の転入、人口増加対策等を考えながらともに努力し、固定資産税率の引き下げに努めてきたのではありませんか。このことも、市長は一番よく体験されておられるはずでございます。税の軽減は市民だれしもが歓迎することは十分承知しておりますが、しかし、余りにも市長のパフォーマンスで、公約と選挙向けの人気取りのようにも見受けられますが、今この時期になぜ改正が必要なのか、また県内の8市に先駆けて当市が今回改正をしなければならない理由は何か、県内35市町村2番目に当たる優等生になぜならなければならないのか、それほど砺波市の自主財源は豊かでありますかなど、お尋ねいたします。
 また、市長は議案説明会の席で、「2月に自民会からの要望で固定資産税の引き下げの判断をした」とおっしゃいましたが、その事実は何を根拠にされてかお伺いいたします。
 平成9年度の決算において、砺波市の市税収入は、前年度に対して、市民税が2億6,618万2,000円の増収で、固定資産税は2億5,913万円の増収、全体では3億1,756万3,000円、6.1%の増収となっております。個人市民税、給与所得は堅調に推移し、特別減税の廃止により対前年度比3億3,989万円の大幅の増収、法人市民税は不況による景気の落ち込みが依然と続き、対前年度比7,340万7,000円、12.6%の減収、また固定資産税は、やはり不況の波に乗り、個人所得の低下や消費税の引き上げ等に伴い、これまで続いた順調な住宅供給活動に陰りがあらわれて、対前年度比2,591万3,000円、1%の微増にとどまっております。
 また、当市の10年度の固定資産税納税義務者数はおよそ総数で1万4,300人で、その内訳を見ますと、個人では1万3,400人で納税者1人当たり平均は年間約10万円程度、法人では900人であり納税者1人当たり平均年間186万円程度となっております。総額見込みが28億7,900万円と試算されていることを考えると、税率を15%から14.5%に0.5%引き下げることになりますと、年間で個人での納税者は約3,600円、法人での納税者は約6万4,000円の減税効果が出ることになります。このことは、数字の重複はいたしておりますが、大方が個人であるため平均約3,600円で、1日当たりに直すと10円の減税効果になるわけで、市全体としては極めて低く、提案理由の「明るい市民経済活動に弾みがつく」とは、疑問に思います。
 平成11年度の地方財政は不況による税収の落ち込みが響いて財政不足は過去最大の約11兆円を上回ると、自治省の試算が出されております。国債による補てん対策等も不透明であり、一度引き下げた税率はもとに戻せないのであります。また、経済活動の弾みを考えるならば、自主財源の確保を図り、例えば1億の投資でも3億から5億の仕事ができる社会福祉補助事業等のほうへ投資をしたほうが、砺波市民にとってよっぽど活性化に弾みがつくだろうと思います。
 以上のことからしても、もっと砺波市の足腰を立て直して、自主財源をみずから放棄することのないように、将来のことも勘案しながら、この税率改正には再度慎重に時間をかけて、土地評価替えの時期等に合わせ検討されたほうが得策ではありませんか、市長の見解をお伺いいたします。
 次に、議案第76号 工事請負契約の締結についてお伺いいたします。
 リハーサル国体を目前にして体育整備施設等の充実が着々と進められておりますことは、まことに喜ばしい限りであります。今回の野球場夜間照明施設の設計概要予算では、2カ年の継続事業で総事業費2億2,400万円の予算計上でありました。
 我々自民会においても単独で、最近建設されたナイター設備の先進地を視察し、研究もさせていただきました。
 今議会の全員協議会で、ナイター施設の概要や、指名入札され落札された業者との工事契約の締結等の説明もあったところであります。照明設備の概要では、内野750ルクス以上、外野400ルクス以上、光源の選定はコンパクトな2キロワットを使用、利用方式はカードによる照明自動点灯盤の設置、照明の鉄塔は頭部に砺波市のシンボルであるチューリップをデザインなど、いろいろと説明があったところでありました。
 総工事予算額2億1,000万円で10年、11年の2カ年継続事業で建設。最近の経済状況からしても大変興味を持ち、自民会でも調査をしており、その結果では、工事費が約1億7,000万円くらいとの推定をしていたのであります。工事予算額が2億1,000万円で、予定価格はどのくらいかは我々は知りませんが、今回の落札価格が1億2,059万円であります。工事予算額の約60%の落札価格であり、余りにも安いのにびっくりしたのであります。安くて立派な施設ができれば、これにこしたことはありません。大賛成でありますが、そこでお伺いいたします。
 落札の結果から見て、設計価格の見積もり基準が正確性に欠けていたのではないか、落札業者において設計どおり確実に施工できるのか、現下の不況のあおりが特に電気業界にあったのかどうかはわかりませんが、砺波市においての入札で約6割の金額で落札した例は今まであったのかなどについて答弁を求めます。
 また、次年度からの設計価格等の試算においては、もっと慎重にまた厳しく対応し、財源の節減に努める必要があると思われます。この後も各種の工事が予定されておりますが、十分精査されての上、予算編成と予算執行に当たられたいことを指摘し、市長の適正なる見解を求めて、私の代表質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 林議員の代表質問にお答えをいたします。
 まず、平成11年度の予算編成の考え方と景気対策等であります。
 今、御意見にもございましたように、現下の経済情勢はそのとおりだと思いますし、大変厳しいものと感じております。提案理由でもいろいろ申し上げました。政府におきましての当面の緊急経済措置については、先ほどおっしゃったとおりでございます。財政構造改革法までも凍結をして景気回復に全力を尽くすと、このことについては私どもも協賛をするわけでございまして、この緊急経済対策について相呼応してまいりたい、このように思っておる次第でございます。
 そして、この対策の中の重要な施策といたしましては、恒久的な減税がございます。そのことは皆さんも御承知のことと思います。したがいまして、当市といたしましても、この国の施策に相呼応すべく、景気対策の一助を行いたい。一般市民はもとより、今もございましたが、中小企業・法人を含めまして幅広くこの対応ができるのは、私は減税だと思います。したがって、砺波市の減税でやり得るものは固定資産税でございますことは皆さん御承知だと思いますので、私は引き下げることに決断をしたわけでございます。
 また、公共事業に対する取り組みにつきましては、比較的経済効果が大きいとされております。したがって、一般土木事業や下水道事業をそれぞれ早期に発注いたしまして、さらに、先般お認めをいただきました災害復旧対策につきましては、ほとんど先般発注をしたところでございます。さらに、住宅建設といたしましては、新栄町団地の建替え事業等、これこそ前倒しで実施をさせていただいております。
 私は、新聞論調、先般の日曜討論を聞いておりますと、まずは金融システムを確立するというのが今日の一般的な認識であります。そして、短期的には、やっぱり減税であったり住宅ローンの利率を下げたりすることであろうと思います。そして、いわゆる公共投資という肉づけをしなけければ回復できない。このように私は思っておりますし、そのように聞かされております。その上に立って、全産業についてどのように考えていくのか、どのように措置をするのか、これは長期的にもう少しゆっくり考えることが必要ではないかと思っておるわけでございます。
 加えまして、かねてから予定されております出町小学校等の大きい建設事業も新年度から本格化いたしますので、区画整理事業や公園整備事業といった一般公共土木につきましても計画的に実施をさせていただきたいと思っております。幸いにも建設省は先般、359号、直轄工事ではございますけれども着手をされて、これは地方経済の刺激になったと、私は思っておるわけでございます。
 そこで、お尋ねの新年度の予算規模等につきましては、目下作業中ではございますが、第6次総合計画、それらを先般お示しをいたしましたが、約160億円を基本に据えながら今編成を進めさせていただきたいと思っておるわけでございます。
 そこで、一方、御指摘もございましたが、心配される収入見通しでございます。先般、議案説明会でも申し上げましたが、国において行われます減税に関する地方税の減収分、これにつきましては、大蔵・自治両省が話し合いをされまして、補てんするという結果が今日出ましたので、そのような通達をいただいております。そのことを含めまして予算編成については考えてまいりたい、こう思っております。
 それと、減税という中で固定資産税の収入見込みでございますが、目下精査中でございますが、大まかには税率を予定どおり、皆さん方の議決を経ました上で対処いたしますが、私は対前年度並みに確保できるのではないか、そのような試算をいたしておるところでございます。
 歳出につきましては、提案理由でも申し上げましたが、管理的経費の削減を図るとともに、第6次総合計画に基づきながら、事業の進捗を市民の信頼に応えるような立場で編成をさせていただきたいと思います。
 そこで、お尋ねの主な事業であります。
 1つは、今申しました出町小学校の建設事業にかかりたいと思います。それから、継続事業にはなりますけれども、新栄町団地の建替え工事、それから総合運動公園整備、土地区画整理事業等々であります。さらに、大きい事業といたしましては環境対策事業で、廃棄物処理、終末処理場をまずつくる。そして、今のダイオキシンでやかましい処理場を新しく建設する計画に入りたいと思っております。なお、また、厳しい時代ではございますが、国体を迎えまして、リハーサル大会が明年度ございます。皆さん方の全体の御協力を得まして、成功裡に進めさせていただきたい。このことも不況脱却の弾みになるために、みんなで力を合わせて成功させていきたいなということを念願をしておるわけでございます。
 次に、自民会からの要望等につきまして縷々お話がございました。確かに提案等につきましては受けておりますし、なおまた地元の皆さんとお話し合いをされて、要望等について集約をされたようでございます。そのうちの2、3点申されたわけですが、これにつきまして若干触れさせていただきたいと思います。
 なお、今後要望されるということでございますので、十分御意見を賜りながら、予算等について配慮してまいりたいと思っているところを、まず冒頭に申し上げておきます。
 まず、北部地区の福祉施設の建設につきましては、市の老人保健福祉計画を今見直し最中でございます。新しいゴールドプランというものをつくって、皆さんの意見も吸収をして、そしてこの計画を樹立をしてまいりたい、その上で総合計画で位置づけてまいりたいと思っております。
 なお、新しく介護保険の問題やエンゼルプランの問題も早急に進めなければなりません。これらの意見を集約をして、本当に皆さんに喜んでもらえる施設づくりを、この際じっくり意見を聴取しながら進めさせていただきたい、このように思っておる次第でございます。
 次に、地区公民館施設の大規模改修等につきましての御意見でございます。
 現在、工事に要した費用の2分の1を基準にして補助を行っております。地区の公民館というのは、地域コミュニティーの中心的な施設でございます。あながち今は情報化の時代であったり、あるいは急テンポに社会が変化する中で、このお集まりになる施設こそ、これからの都市政策の中でも、あるいは農村振興のためにも、あるいはみずからの保健衛生のためにも、重要な施設だと思っております。あるいはバリアフリー化の時代でございますので、その人たちも気軽に来ていただけるという立場から考えて、今おっしゃいましたように、補助率のあり方等について検討させていただきたい、こう思っておる次第でございます。
 次に、屋内体育館の建設等でございます。
 スポーツを通じてコミュニケーションを図るのは、もともと私の哲学の1つでございます。小・中学校の体育館のないところについては、社会体育館の建設を今後続けさせていただきたい。前市長もそのようにお答えされておりましたことは私もよく存じておるわけでございまして、ぜひひとつ皆さん方と進めさせていただきたいと思います。
 体育は健康のためにも、あるいは仲間づくりのためにもなることは皆さんも御承知だと思いますが、今こういった関係の書物がいろいろ出ておりますが、読んでまいりますと、老化を防ぎ、免疫力を高める。その意味からも医療費の抑制にもつながると思いますので、広く言えば経済的にも効果があると思っておりますので、ぜひこの点を考えながら、今申されました施設づくりに対処してまいりたいと思っておるわけであります。
 次に、新工業団地についてでございます。
 今の社会情勢を見極めますと、業種・規模等を検討の上、次期総合計画等で議論をしていただきたいと思っておりますが、私が今考えておりますのは、20世紀は「機械文明」の時代であった。そして、引き続いて「石油文明」ということで変化したと思いますが、21世紀は「環境文明」、そういう時代を迎えるのではなかろうかと思います。したがって、今や優良企業の中には、環境に対応する企業活動を認証するいわゆるISOという取得をされるようそれぞれ努力されておりますが、このような高度集約的なそしてエコロジー産業を私は期待をいたしたい。そのような時代だと思っておりますので、この辺のことをも含めまして今後の誘致策を考えてまいりたい、こう思う次第であります。
 次に、平成10年度12月補正予算のうちの公民館等についての補助金のアップについての見解を述べよということであります。
 公民館・分館につきましては、これも先ほど申しましたが、地区公民館と同様、コミュニティー活動をする拠点であると私は認識しております。いわゆる生涯学習の場であり、今情報化の時代と言われております。一方通行の情報化だけでなくて、相対して談笑したり、あるいはゲームをしたり、そういう意味での憩いをする大切な場であると私は思っております。
 それから、2つ目は、2002年から始まる学校の週休2日制がございます。そうしますと、お子さん方の遊び場、あるいは児童クラブ等の拠点的な施設になるのではないか、そのように思っております。
 なお、公民館・分館は、地域のそういう意味でのお年寄りの憩いの場にもなりますので、そういう利用度を考えますと、ぜひバックアップをしていくのが地方行政の任務ではないか、このように思ったわけでございます。
 そして、他市のこのような補助について調査をいたしております。それらを見ますと、相当の補助をされていると聞いておるわけでございます。幸いにも議会の皆さんから、この際バリアフリー化、それぞれ経費がかかるわけでございますが、そのような示唆に富んだ御意見もちょうだいいたしましたので、先ほど申されましたような案をまとめさせていただいたわけでございます。
 幾つかの公民館・分館の竣工式にもお招きをいただきまして、地元からも実は強い要望があったわけでございます。私はそのときに皆さんに申し上げたのは、「議会とも相談をしながら補助率のアップを考えたい」と。その場におられました議員さんも御了知だと思いますので、一方的な私の見解ではないことを御理解をいただきたいと思います。今回の引き上げに当たりましては、十分時間をかけて皆さん方の提言を受け入れて改正をするわけでございますが、今後ともその点御理解をいただくようによろしくお願いを申し上げたいと思います。
 次に、固定資産税問題についてでございます。
 いろいろ御指摘もございまして、私に対する注意もございました。十分受けとめてまいりたいと思います。
 固定資産税率につきましては、先ほども申しましたが、景気対策として検討すること及び、今お話もございましたように、さきの議会にも申し上げたところでございまして、この点についてはほぼ御了解をいただいたものと、このように存じておりました。なお、経済関係団体からも強い要望があったことをこの際申し上げておきますが、このことについて実は庁内でも相当の議論を重ねてまいったところでございます。その上に立って私が決断をしたものでございまして、1日、2日で実は唐突的に決断をしたということではございません。なお、その点について十分な相談をしなかったことについては遺憾に思いますので、その点、御理解をいただきたいと存じております。
 さて、もう1つは、なぜこの時期かということでございます。
 これにつきましては、提案理由にも申し上げましたが、今政府は緊急経済対策を盛り込んでおりまして、第3次補正がもう通るわけでございますが、これらのてこ入れと同時に、地方においてもその活性化が促される一要因であろうと思っておりましたし、市民や中小企業の皆さんに明るく希望を持ってもらう、そのように願っておるわけでございまして、この際、固定資産税の税率を下げまして、ささやかではございますが元気を出してもらう、元気のある砺波市になればと思うわけでございます。
 なお、減税影響につきましては、お話にもございましたように1億円ほど見積もっております。砺波市の財政事情も、おっしゃるとおりそんなに楽ではございませんので、大変厳しい状況でございますが、市民の皆さんも頑張っていただく、市もこの際頑張るという姿勢に立って、さらに今の経済状況を判断したことを何遍も申し上げますが、御理解をいただきたいと思うわけでございます。私は、そのことが好転につながれば大変幸いだと思っておるわけでございます。「住みよさ日本一」を先般公表いただきましたが、それこそ実感できるまちづくり、皆さんとともにつくり上げてまいりたい、そのことで御理解をいただければ幸いでございます。
 固定資産税の税収見通しにつきましては、大よそ議員さんも御推定のとおりでございますが、おかげさまで砺波市は、土地区画整理事業等の兼ね合い、あるいは交通の要所という場、いろいろございますが、大規模な資産でしかもおかげさまで非木造の物件が例年よりも多くなっている。そのことにおきまして、税率を下げましても、まだ精査中でございますけれども、前年度並みになることを見込んでいることを再度申し上げておきたいと思います。
 もう1つは、固定資産税の税率を引き下げることについて、おまえだけ格好を出すなということなんでしょうけれども、富山県下では富山市に次いで低い税率となることを御理解いただきたいと思います。全国的には、標準税率の100分の1.4を採用している団体が約90%なんです。当市は、そういう意味で全国的に標準的な固定資産税に仲間入りするのではないか、一般論としてそのように思っておりますことを申し添えておきたいと思います。
 私は、言われるように、そんなに優等生になろうと思っておりません。市民の目線に立って地方行政を行うことが現下のこういう体制の中で必要ではないか、このように思っておりますので、くどいようですが御理解を賜りたいと思います。
 次に、自民会の申し入れの中の景気対策についての内容もございまして、その折にも減税の手法もあるのではないかということをつけ加えておりましたが、ただし、その段階で十分な説明はしておりません。その点については遺憾に思っております。そのことも踏まえまして私は皆さんにある程度御理解をいただいておったものと思った次第でございますので、ちょっとくどくなりますが、弁解になりますけれども、申し上げておきたいと思うわけでございます。
 さらに、引き下げをしたら自主財源がないのではないかという御心配、大変ありがたい御心配でございますが、景気回復が始まれば問題ではございませんけれども、しかし、いずれにしても、活性化を促しながら回復ができれば、税収も自然増という形で入ってくるように思うわけでございます。
 今、地方分権時代を迎えるという底辺もございます。政府に対しても、我々市長会で、住民税・法人市民税を引き下げるという政府対応についてはいささかも反対しませんが、それに影響いたします地方財源につきましては、先般の市長会を通じまして地方財政の確立を要望しお願いをしたところでございますが、その結果、先月その速報が市長会から参りました。今後の補正あるいは新年度予算に対応しての財源は、一部減税補てん債等もございまして借金をするわけでございますが、補充するように連絡をいただいておりますので、財源としては私は何とかいけるのではないか、このように思う次第でございます。
 最後になりますが、議案第76号につきましては、議会の皆様方もいろいろ調査をされて御示唆をいただきました。深く御礼を申し上げたいと思います。
 その経過を経まして議論をしてきたところでございますし、一連の事務的な経過もございますので、助役から説明をいたしますが、一言つけ加えますと、この時期、業者はそれこそ真剣に受注に奔走したのではなかろうか、これこそ本当の指名競争入札であったのではないか、このように私は思っております。そのように確信をしておりますので、今後執行に当たりましては万全を尽くしていきたいと思っておりますので、何とぞよろしくお願いを申し上げまして、答弁といたします。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 林議員の代表質問のうち、議案第76号 工事請負契約の締結につきまして、今ほど市長から基本的な考え方を申し上げたわけでございますが、少し細部にわたりましてお答えをいたします。
 砺波市野球場の設備のうちの大型の夜間照明施設工事につきましては、御指摘のとおり、予算額に対しまして落札額が約60%となったわけでございます。
 このことにつきまして、まず予算計上の際に当たりましては、類似施設の設計書や業者見積もりを参考として数字をはじき出しておるわけでございます。したがいまして、その時点では、実施設計時のように、日本工業規格や建設物価版及び建設省の建築工事積算基準というようなものに基づいて算定したものではございませんので、設計価格や落札価格に比べまして数字が大きくなったものと考えられるわけでございます。しかしながら、実施設計に当たりましては、さきに申し上げましたような基準に基づき、正確に算定をしておるわけでございまして、これに基づく予定価格に対し落札価格は納得のいくものであったと認識をしております。
 次に、このように予算額に対し約60%で落札した例があるかとの御質問でございますが、この御指摘の野球場の夜間照明施設というのは大変大型のものでございまして、当市としても初めてのことでございます。したがいまして、先ほど申し上げましたような類似施設の設計書とか業者見積もりというものを参考にして積算をしているわけでございまして、実施設計に当たりましては相当の金をかけまして専門家に設計をしていただく。そのようなことは予算要求時ではしておりませんので、そこで数字がやや高めに予算要求してまいったのかというふうに思うわけでございます。
 ただし、通常の工事につきましては、予算計上時にも先例等を参考にして積算をしておりますので、御指摘のように、このような事例というのは余り生じないのではないかというふうに承知をしておるわけでございます。
 なお、今後、予算計上におきましても、十分精査をして計上するよう努めてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 再質問を許します。
 19番 林 紘君。

◯19番(林君) 先ほど市長の答弁のあったところでございますが、固定資産税率のことについてお聞きいたします。
 当市では今まで、予算の問題であれ条例であれ、類似都市のものを比較しながら、あるいはまた県内の市の状況等を比較して、こういうふうになっているからこうしたいんだというようなことで進められてきたわけでございますが、固定資産税率の改正だけはなぜ全国的に平均が90%だから砺波市はここに合わせにゃならんのだということについて、私はもっと明快な説明が欲しいというふうに思うわけでございます。
 都合のよいときだけは全国に合わせる、そうでないときは県内だとかあるいは類似都市に合わせるんだということでは、この意味は理解しがたいというふうに思いますので、答弁を求めます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) お答えを申し上げます。
 全国的には90%ということをなぜ採用したかということですが、これは私は減税をする1つの補足意見として申し上げましたので、あえてこれは強調しておりません。あくまでも今の経済情勢は、市民や中小企業、特に商店街等については厳しい状況にあることは皆さんも御承知だと思います。その上に立って、今この分を減税すれば砺波市はつぶれるという状況ではないんです。
 先ほども説明を申し上げましたが、おかげさまで非木造の施設等、あるいは優良農地かもしれませんが農地から宅地に転換した、そのことなどを踏まえますと、実は平均並みの税収が得られるという確信があるんです。その上に立って皆さんにお願いをしているわけですから、その点御理解をいただきたい。
 これから地方分権を迎えるんです。地方で皆さんと話をして、もちろん議会の議決が必要ですが、意向を受けて実施するのが市長の任務だと思っておりますので、御理解を願いたいと思います。

◯議長(宮木君) これより、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行ないます。
 申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、会議規則第50条によって、それぞれ20分以内といたします。このことについては、各派の代表の方にも御協力をお願いいたしたところであります。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕

◯議長(宮木君) ただいまの発言時間の制限について異議があるということでございます。したがって、起立によって採決いたします。
 発言時間を20分以内とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
  〔賛成者起立〕

◯議長(宮木君) 起立多数であります。したがって、発言時間を20分以内とすることに決しました。
 また、このことについては、各派の代表にも通告してありますので、今後検討していただきたい、このように思っております。
 通告により、発言を許します。
 10番 堀田信一君。
  〔10番 堀田信一君 登壇〕

◯10番(堀田君) 私から安念市長に、質問、要望、提案をさせていただきます。
 なお、第1項目の景気対策や市内商工業の育成等につきまして、今市長の答弁もございましたが、それを踏まえまして質問をさせていただきたいと思っております。
 景気対策につきましては、ただいま私どもの自民会の林幹事長から、国・県の経済状況や国の施策、いろいろなことについてお話があったところでございます。私自身もいろいろと調査をさせていただいているわけでございますが、景気が悪い、何々が悪い、どうこうが悪いという話もありますが、これは人のせいにしてはだめだと。これは都市経営も同じでありまして、市長さんは都市経営者でありますから、そういう観念に立っていろんな意味で施策を打ち出していただきたい、このように私は念願をしているところでございます。
 先ほどから市長の答弁を聞いておりましたが、いわゆる税金で賄うと申しますか、税金に対してのいろんな施策をとるんだということについてはわかります。しかし、4万市民をどのように幸せにしていくかという視点に立ったときには、安念市長のお話は非常に説得力に欠けるのではないか、このように私は思っているところでございます。
 特に、皆さん方も御承知のとおり、来年度就職をしたいという高校生の約38%、4割が就職ができない。それから、大学を出る予定なんだけれども、大体女性が多いわけでありますが、3割ほどの皆さんが就職ができない、こういう大変な、日本の戦後初めての経験、経済不況下かもわかりませんが、何としてもそういう夢と希望を持った若者たちの雇用を見つけてやる、これも市長の大きな仕事ではないかと思っているところでございます。
 その点におきまして、先ほど、自民会の林幹事長から、景気対策も兼ねまして、新工業団地を調査研究して早く実現していかなければならないのではないかという質問をさせていただきましたところ、市長は次期総合計画で取り組んでいきたいというお話でございました。これは、先の3月議会でもそういうお話でございました。次期総合計画で取り組んでいくということになりますと、平成13年がスタートであります。果たしてその時期でよろしいのでしょうか。
 私ども自民会も政策として掲げ、公害のない企業を選びながら、私どもも今日まで一丸となって企業誘致に取り組んできた結果、第4工業団地まですべて完売したのであります。
 これから迎えます本当の意味の都市間競争の中で、私どものとなみ野そして砺波市は、100年の間にこんなチャンスがあるかどうか、それくらいチャンスの多い経済効果、企業誘致も含めまして、大変立地条件のいい砺波市になっていくのであります。何かと申しますと、モータリゼーション時代でございます。昨日も、尾西インターから一宮ジャンクションまで開通をいたしました。2005年に「愛知万博」が開かれるわけでありますが、それに向かって、日本道路公団、そして建設省も、我々自由民主党も一丸となって、早期に小矢部砺波ジャンクションまでの貫通を運動しているところでございます。
 その中で私どもは、例を挙げて申し訳ございませんが、例えば米原ジャンクションのような通過都市にしてはいけないと。特に、安念市長も先ほど強調されましたが、地方の時代と。やはり自分たちで、自ら自分たちのまちをつくっていかなければならない。そういう考え方を持ったときに、どういう考え方を持って市長並びに砺波市は対策を立てていかなければならないか、私はそういう視点に立って、市長の現状認識と今後の対策についてお尋ねをしたいのでございます。どうぞ明確な御答弁を期待したい、このように思うわけであります。
 次に、物品購入等についてでございます。
 砺波市を株式会社に例えるならば、一市民が株主であります。そういう市民の安心して暮らせる市づくり、そしてまた商工業者、農業も含めてでございますが、健全な経営、そして夢と希望の持てるバックアップをしていかなければならないのではないかなと思うわけでございます。私自身も富山県内、北陸、いろいろと調査研究を進めさせていただいているところでございますが、どうも砺波市は今まで、他市町村等からのお願いを受け入れると申しますか、ウイングが広かったと申しますか、私どもはそのように感じているわけでございます。どうかこれからは地元の商工業者の人たちの育成というものにしっかり本腰で取り組んでいただきたい。特に、最低でも市内に営業所があるところを入札の条件にしていくとか、私はそういう方々に来ていただいて、そしてまた砺波市民を雇用していただく、これは大変ありがたいことでございます。そういうような一定基準の見直しもしっかりとしていく時期になったのではないかと思うわけでございまして、この点につきましても安念市長より御答弁をいただきたいと思っております。
 また、それに伴いまして、商工業の皆さん方が、商店街の皆さん方自身も、例えばお菓子づくりをやっておられる方々につきましても、総理大臣賞はもらった、宮内庁の表彰はもらった、のみならず産業フェアと申しますか商工業フェアというものも開催をしていただいて、市長さんからのお褒めの言葉や市長賞を設ける。または、我々議会としても議長賞を設け、相乗効果のあるようなイベント関係を商工業者の皆さんとタイアップをしながら進めていかなければならないのではないかと思いますが、御答弁をいただきたいと思います。
 次に、「まちづくりは人づくり」についてお尋ねをいたします。
 全国に671の都市がございます。私ども自民会もいろいろと国内の視察をしているわけでございますが、どういうまちが元気なまちか、どういうまちが活気のあるまちか、こういう視点で私どもは視察関係をしているところでございます。その中では、やはり行政主導型の都市は元気がないということでございます。行政の皆さんも勉強していただいて、そこに住む人たちをいかに巻き込むか、一緒になって都市づくり、まちづくりに入っていくか、こういうことをうまくやっていらっしゃる方々が、非常に活気のある市町村ではないかという結論に達しているのであります。
 その点におきまして、先ほど安念市長から、第7次総合計画で取り組むお話もございました。平成13年度からスタートになるわけでございますが、先の議会では河原議員からも、どのように進めていくかということで質問をさせていただきました。いろいろな多方面にわたっての提案もあったわけでございますが、それについては今後検討していくという回答をいただいたところでございます。
 特に、私はまちづくりのプランニングというものが一番大事ではないかと思います。そのプランニングを、行政主導型でなくて、そこに住む砺波が好きな人、または砺波にお勤めになっていても結構でございます、そういう若者たちによって策定に対しての研究にぜひ早めに取り組んでいただきたい。恐らくそういう方々は自主的に申し込みをしていただけるのではないか、このように私は思っているわけでございますが、この取り組み方についてお考えがございましたら御答弁をいただきたいと思います。
 また、私も商工業関係を非常に心配している一人でございます。特にこの商工業関係につきましては、私の調査によりますと、昭和55年から平成6年度まで、商業近代化の取り組みをなさってまいりました。この取り組みに入ってこられました皆さん方が現在の商工会議所の議員になられたり、または商工業のリーダーになっておられるとか、私は非常にいい政策ではなかったかと思っているわけでありますが、今現在ストップをしているわけであります。行政主導型が決していいとは思いません。しかし、みんなでやっていこうじゃないかと呼びかけをしていくのも、私は大事な行政の仕事と思うわけでございますが、この辺につきましても安念市長のお考えを聞きたい、このように思うわけでございます。
 続いて、チューリップフェアがマンネリ化と申しますか、入場者数が少々落ち込んでまいりました。温暖化とともに開花の時期の問題、いろいろと難しい問題もございます。しかし、このままにしていいのでしょうか。私自身も大変心配をしている一人でございますが、しかし、やり方によっては第2会場を設けるというような発想で今年取り組まれました商工会議所青年部会等が先頭に立ちまして、チューリップの花びらでアートをつくるという大変いい発想で行われたわけであります。これにつきましても、近隣の美術大学等の皆さんの協力を得たり、非常にいい発想で行われたのでありますが、経費的にも非常に高くついたということも聞いております。
 しかし、これにつきましても、第1回目でございましたからいろんなことで問題点もあったと思うわけでございますが、皆さん方が、そのイベントが終わってからも、世界一のところを視察しようじゃないかということで、自らベルギーのブリュッセルにあるグラン・プラス広場、ここが世界一の広場だそうでございます。それはチューリップの絨毯のようなものでございます。これは2年に1度、8月に行われているということでございます。
 私自身は、そういうことも考えて、第2会場づくりにしっかりと物心両面で応援していくという体制をとっていくことも大変大切な施策ではないかと思いますが、この辺についてもお考えを聞きたいと思っています。
 また、チューリップを栽培しておられます花卉球根組合の皆さん方も、つい先日50周年の式典を開かれました。一つの節目かもわかりません。私は、これからのチューリップフェアに対しても、これは通告をしておりませんが、例えば映画で全国に知らせていく、またはシリーズドラマでチューリップ物語をしていただく、いろんな発想があるのではないかと思っております。どうかそういういろんな砺波市づくりに熱心な方々をどのように取り込んでいくか、こういうところが大変大事なことではないかと思っておりますので、安念市長よりお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 次に、3番目でございますが、用途地域のまちづくり委員会についてお伺いいたします。
 現在、砺波市は、市街地中心では、約382ヘクタールが用途地域ということで指定をされております。これにつきましては、住民による計画づくりをし、そして実行をし、管理と保全を考える組織づくりをしていかなければならないのではないかという視点に立って、質問をさせていただくところでございます。
 砺波市の都市区画整理事業は非常にうまく進んでおります。これにつきましては、安念市長が当時都市開発課長として先頭に立たれたことを私は思い出しているのであります。私の住む太郎丸中部土地区画整理が第1号でありました。17.2ヘクタールで取り組みました。私も換地の責任者として、北陸、いろいろな先進地を視察して、研究して取り組んだことを覚えております。
 自分たちのまちは自分たちでつくっていこうという考え方を持って行うこの事業、これを計画したのは国であります。建設省であります。それをうまく利用して活性化に結びつけてきたのが砺波市であると思うわけでございますが、残念ながら区画整理は終わりましたら解散をいたします。せっかくつくり出した人たち、せっかく自ら研究してつくり出して実行もした皆さん、その皆さんを放ったらかしにしてしまうわけであります。一部は緑地関係の管理もしていただいておりますが、災害があったりいろんなことがございます。全体的な構想計画、こういうこともしっかり立てていかないことが、今回の市街地で起きた大雨の洪水にも関連するのでございます。
 計画の中では、水をためていく調整池プランがあったんですが、そのブロックだけで考えてしまうと、まあ何とかなるだろうということで、安易な方向に走ってしまいます。しかし、後のことを考えていくと、全体的な構想を考えていかないと、これはやはりいいものにならないのではないかと思うわけであります。これにつきましては、安念市長が一番よく御存じでございます。どうかそういう視点に立って答弁をいただきたい。
 また、太郎丸東部地区が、インターチェンジを降りまして、真っ直ぐにチューリップ公園に向かう日本一の道路計画もしております。今回、セットバック方式と申しまして、「花と緑日本一」の砺波にふさわしい、道路から3メートル下がって物を建てたりしよう、その3メートルについては緑地帯にしよう、花や緑を植えていただきたい、こういう取り組みをされました。これも画期的なことであります。これも太郎丸東部だけで終わってはいけません。今後全体的に考えていくことも必要だと思いますし、またそのセットバック方式も、権利者が換地が終わって自分のものになったから適当に売ってもいいだろうという発想になりますと、何にもなりません。これについても市長は今後どのように取り組んでいかれるか、お話をいただきたいと思います。
 最後に、「健康で生きがいの持てる社会づくりの創造計画」という視点で質問をさせていただきます。
 これは、健診や食生活の改善のみならず、生涯スポーツと地域との連携による医療費の逓減プログラムをつくっていかなければならないのではないか、こういう視点に立って質問をさせていただくのであります。
 今回、砺波総合病院が増改築計画を立てておりまして、実施計画に入っていったところでございます。我が自由民主党議員会も、医療のみならず保健と申しますか、健康を保つということで、健康づくりセンターをぜひとも入れるべきということを強く主張してまいりましたが、今回組み入れられたことは大変大きく評価をいたしているところでございます。
 しかし、やはり病院に頼らず、病気にならないように、健康は自ら考えていく、地域とともに連携をしていく。先ほどの林議員の質問に、市長から答弁がありました。これからはスポーツ関係・体育関係も非常に大事ではないかという答弁がございまして、市長はそういうことも考えていらっしゃるということも私は思ったわけでございます。
 この医療費関係でございますが、一般市民にしてみると保険を使うわけでありますが、これも先進地の調査をさせていただきました。厚生省が医療費関係の統計を出しているところでございますが、一番高いのが北海道であります。一番低いのが長野県でございます。このモデル地区の長野県をしっかりと調査研究をしてモデルにしていくべきだと言っているのが、厚生省であります。また、専門家でございます。その中にあっても、駒ヶ根市や伊那市というのは非常に低いのでございます。
 総合病院の今回の医療体制、介護保険、こういうときこそ、できるだけ病院にかからないように、地域とともに長生きを、健康を楽しんでいくというような方針づくりも、これからしっかりと立てていくことが大変重要なことではないか、こういう視点に立って質問をさせていただいたところでございます。
 以上で終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 堀田議員さんにお答えをいたします。
 最初に、今日の不況に対する要望、提案、それぞれございました。中でも工業団地を急げとおっしゃっておったわけでございますが、気持ちは十分わかりますけれども、いま現実に資金面あるいは進出する企業が本当にあるのかどうか、いろいろデータを調べてみましても、なかなか見当たらないのが現状でございますので、私はこの際じっくり考える時間をもう少し持たせていただきたいということを冒頭に申し上げておきたいと思います。
 なお、不況等につきまして、少し視点を変えましてお答えを申し上げたいと思います。
 不況そのものは、我々地方自治体の責任の一端はありますが、だれが巻き起こしたのだろうか、この原点を探る必要があると思います。そこで、常々政府は経済報告を出しておりますが、先日の「低迷状態が長引き極めて厳しい状態である」という一言に尽きるようでございます。しかし、先般からの『日経』あたりの言い方では、「変化に胎動が生じられるよ」というのが一般論のようでございますので、私は安易な考え方かもしれませんが、前向きに動くのではないかという期待を持っておるところでございます。
 先般、そんなこともございまして、我々も一端を担うということになれば、先ほど言いましたような形で公共投資、ただしそれも選択的に行う、あるいは直轄の工事をどんどん進めていただきたいという願いで進めさせていただいておるわけでございます。そのような気持ちで、先ほど林議員にもお答えしたような気持ちでこれから進めさせていただきたい、こう思っております。
 そして、雇用情勢等についてもいろいろ言われておりますが、職安の調べから言いますと若干よくなってきているという報告もいただいております。しかし、砺波市内にも、販売不振や受注減で、現実的には倒産の企業もあることを承知しておるわけでございます。それで、我々地方といたしましても、先ほど申しましたような形で、県と相対応してでございますけれども、企業の活動を確保するためには、何といっても私は金融対策だろうと思っております。
 10月に実施されました中小企業安定化特別保障というのがございます。御存じのように、貸し渋り等で中小企業の皆さんも苦慮されてきたわけですが、これに実は支援をいたしておりまして、今のところ約80件、そのような対応を今いたしておるわけでございます。そのほかに、小口事業資金、節季資金、地域産業対策資金、そのような資金を積極的に保障をかけまして、経営安定のために寄与いたしたい。今後、会議所さんあるいは職業安定所さんとも連携をしながらそれらに対応してまいりたい、こう思っておりますことを申し添えておきたいと思います。
 次に、景気対策に関連いたしまして、市内の商工業者の育成ということでございます。
 御意見のとおりでございまして、私は市内業者の育成には、ぜひそこで物を買うように、そのような指示も出しておりまして、その認識に立っておるわけでございます。とりわけ昨今の社会環境にかんがみまして、中小の市内業者の経済活性化は、従来に増して我々もそういう金融対策等をしながら支援をしたいということでございます。そこで、申し上げたように、我がほうの庁用備品等も一層市内業者を優先する立場で執行させていただきたい、このように思っております。
 ただ、堀田議員さんも御承知だと思いますが、地方自治法上、契約の締結権がありますが、その中で言われておりますのは、一般競争入札あるいは指名競争入札、随意契約、競り売り等契約条件としてはあるんですが、随意契約につきましては政令で規制をいたします。その辺を御承知願いたい。一方的に随意契約をするというわけにまいりません。もちろん見積もりも取る、話し合いもするという形態だと思いますが、条件規制がございますので、一方的に勝手にそれはまかりならないというのは、実は法規制がございますので、その点、御理解をいただきたい。あくまでも公平な指名競争入札であったり、一般競争入札であったり、あるいは見積もり入札をしなければならない、そういう原則があることを御理解をいただきたい、このように思っております。
 したがって、明日になると思いますが、追加提案をいたしたいと思います。例えば、俗に言われる商品券、「地域振興券」の発行もございます。これらにつきましては、その印刷を含めまして、市内業者の皆さんに話をかけたいと思います。市内で物を買ってくださいよ、そういう視点に立って私はやりたいと思っておりますので、その点、御理解をいただきたいと思います。
 次に、商工業フェアの開催にタイアップをしたらどうかということでございます。私もその趣旨には大いに賛成をしていきたいと思いますが、市内には御存じのように幾つかの業者がありまして、私も聞いておりますけれども、テクノホールだとかあるいは高岡のテクノドームなどで開催されますと、それなりに出店をされておるようでございます。しかし、市内全体を考えますと、御存じのように、素材の一次加工であったりあるいは中間的な加工製品が多いわけでございまして、最終的な完成品というのはちょっと見当たらないのではないか。そんな関係で、このようなフェアが開催されなかったのではないか。恐らく会議所さんでもこんなことを考えておられたと思いますが、そのような機運があっても数が少ない、1つや2つあってもということでできなかったのではないかと思っておる次第でございます。
 しかも、やるとすれば、いろんな諸経費もかかります。地方自治体も御協力を申し上げますけれども、こと商業でございますので、みずからの負担もありましょう。あるいは数の少ないということもございましょう。そういうデメリットもありますし、運営費の兼ね合いもございまして、そのようなまとまりがなかったのではないか、そのように実は思っております。
 ただし、今堀田議員からおっしゃいましたように、こういう時期こそそんなアイデアを持つべきだということについては、私も十分理解できるところでございます。
 これからはどうかということですが、私は幾つかのイベントを共同でおやりになって、「商工フェア」とか名前はどうあろうとも、おっしゃるように特産品だとか名産品を皆さん方が提供し合ってやられる方法もどうか、このように思っておるわけでございます。いずれにしましても、企業の皆さんの御協力や、あるいはお客さんが来ないのではいけませんので、魅力のある何かを考えるということなども想定しなければいけないかな。その意味では、会議所さんあるいは工場協会の皆さんとも一度は相談をしてみたい、このように思うわけでございます。
 それにしましても、堀田議員さんも御存じのように、先般の「冬のふれあい市」は、私はすばらしいにぎわいであったと思います。このことを考えますと、協力された婦人会等の団体の皆さんにも随分お力添えをいただいんですが、あれだけの人員の皆さんがお出ましになるということでございますので、考えようによってはできるのではないか。その辺は皆さんとともに協議をしてまいりたい、このように思う次第であります。
 次に、まちづくりは人づくりという御提案でございます。
 このことについては、堀田議員さんの哲学のようなものでございまして、いつも敬服して聞いておるわけでございます。先月号でしたか、市長会が発行しております『市政』においても、萩原先生の「まちづくり論」が出ておりました。おっしゃるとおりでございまして、行政とかお役所に頼るというのではなくて、自ら自主的に、そしてそれも時間をかけてやると。例えば、20歳の段階で議論をしておったら、30歳になったら恐らく成功するだろうというところまでおっしゃっております。それも、自らのアイデアを、若い間のアイデアをどんどん出し合う、そういうことこそ大事だということを書いてございましたが、私はそのとおりだと思っておるわけでございます。
 今おっしゃいました第7次総合計画研究につきましては、自主的にどんどん御意見をいただくこと、大変ありがたいことだと思っております。ぜひひとつ議員さんもその面で、若い人と一緒になって御提言をいただければ、恐らく独創的ないいアイデアも生まれてくると思いますので、ぜひお願いいたしたいと思います。
 私のほうから申し上げるのは大変恐縮ですが、萩原さんもおっしゃるように、行政主導型であってはならない。堀田さんもそのようにおっしゃっておったんですけれども、ぜひそこは、それこそ自主的・技術的に行われることを希望してやまないところでございますので、その点、御理解をいただきたいと思うわけでございます。
 その次に、商業近代化研究会の再スタートでございます。
 長い間そのような取り組みをさせていただいて、おっしゃるとおり、この研究会がきっかけになりまして、市の経営者協会などの機関のリーダーをされている。青年会議所とか商工会議所の青年部の皆さんも、そのような形で育っていただければいいな、こんなことを思っておるわけでございます。
 堀田議員さんも自主的に幾つかの経済団体に参加されて、いろいろすばらしい意見等を展開されておりますが、このような形で参加をさせていただくならば私はありがたいと思っておるわけです。このあと、砺波市の商業活性化基本計画、あるいは砺波市の中心市街地の活性化の問題等々がございます。これらにつきましても、積極的な意見を賜ればありがたい、こう思っておるわけでございます。
 今後は、このような研究会については、やる気のある人たち、自主的な活動、そして商業振興の発展を考える、そういう人たちの機運が高まれば、大いに協力をして進めさせていただきたい、このように思う次第であります。
 次に、チューリップフェア等の兼ね合いで第2会場をつくったらどうかということでございます。
 昨年は、チューリップの花びらによる「タピ・ドゥ・フルーとなみ」というのを商工会議所青年部で実施をしていただきまして、大変ありがたく思ったわけでございます。私もその場に参加をいたしました。相当雨の中、風の中、努力をしていただきましたが、実は観衆が少なかったわけでございます。何とかお客さんを呼ぶように、幾つか今方策を考えておるようでございますが、チューリップ街道のような仕掛けをすることによって誘導できないかどうか、専門的に、そしてまた若い人の意見も聞いて、第2会場的な発想をそちらに持ち込んだらどうかと思っております。
 その意味では、市街地の活性化になります。ただし、それはお互いに知恵と汗を流すということでございますし、もう一つはぜひ地元商店街の皆さんに参画してもらう。これはお願いでございますが、そのイベントにもぜひ参加をしていただきたいなというのが、私の偽らざる気持ちでございますので、その点、御了解をいただきたいと思うわけであります。
 それから、用途地域とまちづくりの関係であります。
 おっしゃるとおり砺波市の用途地域は142ヘクタールぐらいございまして、そのうち周辺部は、堀田議員さんなんかの御協力によりまして、土地区画整理事業が進みました。これも関係者の絶大なる協力によったものでございまして、現在185ヘクタール、約50%、実はまちづくりに御協力をいただいたわけでございます。
 さて、お尋ねのように、でき上がったらその組合は解散だということでございます。私は、解散は法手続上やらなければいけませんけれども、その後、持続的にまちづくりのために皆さんが貢献していただければ大変うれしいと思います。御存じのように、農村地域では土地改良区がずっと水管理や農道管理やそれぞれ自主管理をされておることを考えますと、その例に従いまして、その組合も、そういう任意団体であってもそのようにまちづくり──今も貢献されておるんですけれども、あったらいいなということでございます。でき得れば組合がそれぞれ独立的でなくて、連携プレーをとって全体的に輪を広げていくという体制がいいのではなかろうか、このように思うわけでございます。そうしないと、ちぐはぐな、花があったりなかったり、会社・工場だけがあったり、大事な幹線に倉庫群が並んだりするのはどうか。その意味で、私はそのように思うわけでございます。
 そして、発想としてセットバック等の問題がございますが、これにつきましては、産業建設部長からお答えをいたしますけれども、ぜひそのような気持ちで進んでいくことが、先ほどおっしゃいましたように、通過都市にならないような砺波市づくりのためにも必要ではないか、このように思うわけでございます。
 なお、健康で生きがいのある社会づくりの創造計画ということで、すばらしい発想で御提言をいただきました。私も従来からそういう気持ちを持っております。ぜひそういう意味での実現をするように努めたいと思います。
 細部については民生部長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。
 ありがとうございました。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 民生部長 小倉隆男君。
  〔民生部長 小倉隆男君 登壇〕

◯民生部長(小倉君) 健康で生きがいの持てる社会づくりの創造計画につきましてお答えをいたしたいと思います。
 議員おっしゃいますように、医療費は富山県も全国的には高い位置にございます。その中で、当市は県下では最も低い位置にございます。ちなみに平成2年から平成9年まで、国民健康保険全体の医療費を見てみますと、1人当たり、平成2年では23万2,592円、平成9年では34万5,485円と48.5%の伸びです。また、老人医療費でございますけれども、平成2年では1人当たりが46万1,532円、平成9年では60万2,627円、30.5%の伸びでございます。
 この増え続ける医療費を抑えるためと社会的な入院を減らすことを目的の1つといたしまして、今回2000年から介護保険制度が創設されました。この背景には、保健・福祉・医療が連携することによりまして、少しでも改善しようとするねらいがあるものというふうに思っております。当市では、現在、保健の分野では、生活習慣病予防のための基本健康診査やがん健診、これらを受診しやすい体制づくりを進めてきております。そして、病気にならないために、その入り口のほうでとめようと、食生活を改善する推進員の皆さんが各地で活動していただいておりまして、市民の意識づけに努めていただいております。このほか、ヘルスボランティアの方々の地域での活動、そして保健婦によります訪問指導、そしてまた高血圧ですとか糖尿病などの病態別の健康教室を開催して指導をさせていただいておるところでございます。
 医療の分野におきましては、今も議員さんがおっしゃいましたとおり、総合病院の増改築にあわせまして健康づくりセンターを設置させていただきまして、ドクターや保健婦によります栄養指導等にあわせまして、運動処方も取り入れた生活習慣病の予防を一層進めてまいりたいというふうに思っております。
 福祉の分野では、これからは病後の寝たきりをできるだけ防止するため、訪問看護、訪問リハビリあるいはヘルパーの派遣にも十分に対処してまいりたいと思っております。
 また、今後は、堀田議員御提言のスポーツとの連携につきましても、関係機関あるいは関係団体のほうで十分にやっていただいておりますが、私どもも参考といたしまして、一層その分野と連携して取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞひとつよろしくお願いしたいと思います。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 堀田議員さんのいわゆる公共空間のセットバックについてお答え申し上げます。
 都市計画法で地区計画というのがありまして、これは行政上の手続が必要でございます。都市計画決定を行うことが第一でございまして、主としてこれは地区の皆さんの利用する道路・公園・広場など公共空地としての配慮あるいは規模、そういうものを制限するための法律でございます。
 そのことを踏まえまして、市といたしましては、市街地の全体をながめまして、そういうところがほかに該当するのかしないのか、これらも含めまして研究していきたいというふうに思っております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時50分 休憩

 午後 1時03分 再開

◯議長(宮木君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 8番 高田隼水君。
  〔8番 高田隼水君 登壇〕

◯8番(高田君) お許しを得ましたので、市政一般について3項目、質問、要望並びに若干の提案をさせていただきます。
 第1項目は、教育に関しまして、高等教育機関についてお伺いをいたします。
 高等教育機関は、高度な技術や能力を持った若手人材を養成する教育機関であり、また、地域の生涯学習や学術研究の重要な拠点でもあります。今後も社会経済の高度化に伴い、市民の高等教育機関に対する期待や要望はますます高まっていくものと思います。
 今後、砺波広域圏に高等教育機関を設置することが必要ではないでしょうか。
 いろんな必要性もあるかと思いますが、その一端として、第1に、従来から小矢部市に予定をされておりました中小企業大学の進展がなかなか先が見えないということ。
 2番目として、平成10年度砺波広域圏内の高校卒業生の進学状態につきまして、普通科では進学率が、砺波89%、井波80%、福光97%、福野92%、平61%であります。また、普通科を除きました実業科等では、砺波工業高校22%、井波61%、福光66%、福野42%。これを全体で見ますと、71%の進学率ということであり、この進学率も、年々増加をたどっているようでございます。いわゆる平成10年度砺波広域圏で1,035人の高校卒業生がいたわけですが、そのうち737人が進学をしておるという現状でございます。
 3番目として、教育費の問題があります。大学に進学する場合、自宅から通学するのと、親元を離れて生活する場合との費用の差は、一概には言えませんが、平均的に月10~15万円は、下宿の場合が余計かかるだろうと言われております。父兄の負担は年間120~180万円も出費が多くなる割合になります。近年、生活費のうち教育費の占める割合が非常に高くなり家計を圧迫し、これらも少子化の原因の1つともいわれております。
 4番目に、地域の活性化に必要であるかと思います。若者(大学生等)が集まるところには、他の若者も集まってくると思います。お隣の金沢市の商店街などは、夜遅くまで大変にぎわっておりますが、やはり若者を引きつけることが市街地の活性化の有効な手段となるのではないでしょうか。
 ちなみに、県内の高等教育機関卒業者のうち、県内就職率は、大学では60.82%、短期大学は84.84%、高等専門学校、専修学校を含めてですが63.10%ということを見ても、地域活性化に非常に有効ではないかというように思うわけでございます。
 これらのことから、ぜひ高等教育機関の設置、誘致をしていただきたいと思いますが、今述べましたことはほんの一例に過ぎません。
 それでは、その方法として、現在、生徒数の減少そしてまた社会的環境によって、砺波広域圏内でも高等学校の統廃合が近い将来はあるのではないかと言われておりますが、高等学校が1校でも2校でも減少するとすれば、減少する高校をとりあえず専修学校なり短期大学として利用、活用するのも一つの方策ではないでしょうか。高等学校の統廃合というどちらかと言えば後ろ向きの行政を逆手に取りまして、専修学校、短期大学として利用するという前向きの行政を考えるのも一方法ではないでしょうか。
 砺波広域圏では、高等学校統廃合のために高校が1校なり余分という言葉が適切かどうか知りませんが、そういうふうになるとしたならば、それらをマクロ的に見て、専修学校あるいは短期大学に昇格をさせるということもどうでしょうか。
 文部省は、平成5年以降、大学、短期大学の新設や学部、学科の増設については、原則としては抑制の方針をとっておりますが、例外的に扱う一分野には、情報、社会福祉、医療技術、先端技術となる人材養成などはこの限りではないと言っておりますし、そのような分野でも考えたらどうでしょうか。無論、この件に関しては県当局との話し合いが必要なことは言うまでもありません。
 以上、高等教育機関の設置についてお尋ねをいたす次第でございます。
 次に、幼稚園の施設(教室)の充実についてお伺いいたします。
 3歳児受け入れ後の施設(教室)の現況について、教育長にお伺いをいたします。
 近年、女性の各分野への進出が進み、子育てと仕事の両立の必要性に迫られております。このことを支援するため、我が砺波市では、平成9年より3歳児受け入れを実施されましたが、これは時代に即応した適切な施策であったと思います。しかし、3歳児受け入れに関していろんな問題が生じています。
 大きな問題としては、幼稚園の多くは、4歳児、5歳児の受け入れを基準としていた関係上、1.園児数増加に伴う職員の問題、2.施設(教室)の問題です。
 職員の件に関しましては、平成10年度より4カ所の幼稚園に専任の園長を配し、順次他の幼稚園にも専任の園長を配することと、職員の不足に関しましては、増員、講師等を入れて解決されたと思いますし、解決されていくと思います。
 施設(教室)の問題に関しましては、大半の幼稚園が4歳児、5歳児受け入れを基本としていたので、3歳児の受け入れにより教室が1つ不足する結果となっております。出町、北部、般若幼稚園以外では、基本的には教室2つ、職員室1つ、遊戯室1つの構成から成り立っているわけです。すなわち教室の絶対数が1つ不足している次第です。対策としては、遊戯室を教室のかわりに使っているところが多いようでございます。遊戯室を使用しない場合には、3歳児と4歳児、4歳児と5歳児の混合で教室を使用すれば2教室で足りるわけですが、3歳児、4歳児、5歳児では、成人での1歳の年齢差とは意味が違います。体力、知能、知識等に大きな違いがあり、混合クラスをつくることには無理が生じます。その結果、教室の不足が生じ、遊戯室を教室がわりに用いているところがあるわけです。
 遊戯室で教育をしている園児の保護者からは、なぜ自分たちの子供だけが遊戯室なのかという声がありますが、それはそれとして、それよりもまた、教育上も正式の教室で教育するのが望ましいことであることは言うまでもありません。現状と問題点はないのか、教育長にお伺いいたします。
 次に、上記の教室の問題について、市長にお伺いいたします。
 市長は就任以来、ハード面は必要最小限度にとどめ、ソフト面を重視していきたいとのことですが、専任園長の配属につきましては、まさにソフト面重視の一端かと思います。しかし、園児を教育する場所(教室)が不十分ではいかがでしょうか。
 市長の提案である必要最小限のハード面の一端として、教室不足の幼稚園に、同時に各幼稚園に増室をすることは無理かと思いますが、増室をするために環境の整ったところから、順次各幼稚園に増室をされるよう11年度予算に組み入れながら、また、安念市政の方針を取り入れて、今後新しく策定されるであろう第7次総合計画には、幼稚園の教室の問題解決の方策を示すべきであると思います。
 また、職員の補充、増員も講師が多いようですが、児童数の増減も関係するので困難な面もあると思いますが、できるだけ正式の職員として採用することが、本人もやる気になり望ましいと思います。
 以上、お伺いいたします。
 第2項目は、道路関係について、県道砺波福光線(建設省補助事業)の工事促進について、部長にお伺いいたします。
 この区間の整備については、物件補償をあと10カ所残すのみとなりましたが、今後の見通しについてはいかがでしょうか。
 現在、整備済区間(約3分の2)は、道路の路面工事を残すのみとなっております。
 そこで、現在までに整備が完了したところまでの路面工事の促進についてお伺いいたします。なぜなら、この道路は砺波市と南砺方面を結ぶ重要な路線であり、また、路線の途中には公共建物(郵便局、農協支店、地区公民館関係など)、また商店も多数あり、作業車や商業車の出入り、その他種々な面で支障を来しております。
 整備開始されてから平成3年より8年経過いたしました。関係住民は路面整備を待っていますので、見通しについてお伺いいたします。
 また、県単事業工事区間には、通学路となる箇所が約400メートルぐらいあり、現在、仮設歩道となっていますが、整備の促進により正式の歩道の設置をお願いをするものでございます。
 次に、県道本町高木出線の整備について。
 苗加インター線との交差点に信号機が必要だと思います。平成11年3月に完成予定の(仮称)南部福祉センターの交差点がそこにできるということなので、当然高齢者の横断が多いと想像されます。交通安全上、設置が必要ではないでしょうか。
 また、本線と接続している市道鹿島荒高屋線のうち、南部小学校付近の歩道設置についてお伺いをいたします。
 この件に関しては、市当局より10年度に、交通安全等施設整備事業として採択をするように関係各部署に陳情をいただいたと聞いておりますが、新年度には、ぜひ採択をされるように望みます。
 この路線は、能越自動車道へのアクセス道路として大型車両の通行が頻繁であり、登下校の生徒は大変な危険にさらされております。一つ間違えば大事故になる事故が多発している現況です。事故を未然に防ぐためにも歩道の新設を望むものです。
 第3項目は、福祉関係介護保険についてお伺いいたします。
 10月5日に、砺波地方介護保険広域化事務推進協議会が発足いたしましたが、現在までの進捗状況と今後の見通しと若干の問題点について当局にお伺いいたします。
 1.施設サービスについて。
 介護認定審査会で「要介護」と認定され、施設サービスを受けるべく施設の選択をした場合、本人の希望どおりの施設(特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養型病床群)に入所できるのでしょうか。例えば各施設の収容人員の絶対数、入所希望者のばらつきなどはどうなるのか。例えば10月末現在で特養ホーム入所待機者は、砺波福祉圏内では158人ぐらいと聞いております。
 2.在宅サービスについて。
 要介護者に対するメニューが示されていますが、砺波市をはじめとして各砺波福祉圏の市町村において、すべてのメニューが可能か、また、不可能ならば、その対策についてはどう対処されるのでしょうか。
 3.介護保険組合の設立について。
 介護保険組合が介護保険制度を実施するに必要な事務を、例えば一例として、介護認定審査会、介護保険料計画、保険料賦課徴収等がありますが、これらその他もすべて組合で行うとすると、住民にサービス面で問題が生じると思われますが、組合が行う分野と市町村の窓口が行う分野との線引きが必要だと思います。
 4.一部事務組合議会について。
 議員定数(案)では24名、市が4名、町が2名、村が1名とのことですが、市町村別の議員定数の算定基準についてお伺いをいたします。
 この件は、次に述べます経費負担との関連も考えていただきたいと思う次第です。
 5.一部事務組合の経費負担についてお伺いをいたします。
 市町村への経費負担の算定基準はいかがでしょうか。砺波福祉圏の中核都市として、他市町村よりある程度の費用を多く負担することが、場合によっては仕方ないかもしれませんが、それが当市の過分な負担にならないように注意をしなければならないのではないでしょうか。
 経費を他市町村より多く、また、全経費のうちで砺波市負担分の比率が高い場合には、組合に関連する事柄等についても、それに見合ったものでなければいけないのではないでしょうか。例えば組合議会の砺波市の定数も、経費負担に見合った定員数であるべきではないでしょうか。
 従来から、砺波福祉圏の費用分担比率基準は、均等割10~20%、残額人口割となっているような場合もあるようですが、それに準ずることも一つの選択肢かもしれませんが、全く新しい発想の転換もまた必要かと思う次第でございます。例えば各市町村の65歳以上の人口比率なども参考に考えることが必要ではないでしょうか。介護保険の対象者は、一般的には高齢者が多いと想像されるからでございます。
 ちなみに、65歳以上の人口比率は、多い順位では、1位平村33.2%、2位利賀村28.2%、3位上平村26.4%であり、逆に少ないのは、1位砺波市19.3%、2位福岡町の20.7%、3位小矢部市の21.3%となっております。いずれも9年度10月1日現在の数値でございます。これらの数値をも経費分担に加味することが必要ではないでしょうか。
 経費負担の基準が、例えば均等割10~20%、残りを人口割とするならば、経費内に占める砺波市の負担分は25%前後となると思います。例えば議員定数に当てはめるのは何かと思いますが、手身近な問題で議員定数を参考に、24人の定員とすれば、経費負担割合を砺波市が25%前後とすれば、24人×25%=6人となるわけでございます。これはほんの一例に過ぎませんが、経費負担とある程度はバランスのとれた施策、方針で、すなわち義務と権利のバランスを明確にして臨んでいただきたいと思うわけでございますが、これらについてお伺いをいたします。
 以上、私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 高田議員の質問にお答えをいたします。
 まず最初に、高等教育機関の誘致でございます。
 従来から、砺波広域圏事務組合では、教育問題研究会を設置いたしまして、調査研究、検討をしてきたところでございますが、大学等高等教育機関への進学率は、言われるとおり、随分高いわけでございます。進学予定者の絶対数は、これから、私は若干減るのではないかという心配もしておりますが、それは別といたしまして、この辺の皆さんの進学率が高いということは了解をいたしておるところでございます。
 そこで、広域圏管内では、本当に真剣に検討されて、それぞれ誘致をするということでお金も集められて基金を持っておるわけでございますが、御存じのように、あるときは女子短大がよかろう、あるときは外国の大学の日本分校もどうかといういろいろな意見もございました。ただし、そのときの調査の段階では莫大な資金が必要であるということで、誘致が障害になったことを存じておるわけでございます。その後、一部から、そうとは言っても、進学率の高い砺波圏域内で専修学校でもいいのではなかろうかという話も一部ございました。ただし、今、実現をしている状況ではございません。
 したがって、希望される点につきましては十分理解をしておるところでございますが、今でも広域圏管内にあればいいなと、私も望むものでございます。しかしながら、今はそのような関係で難しい問題があるというふうに理解をしておるわけでございます。
 そして、お話の中にもございましたように、父兄の出費も大きいわけです。その出費の大きい分が他の市町村に回っているということにつきましては、モンロー主義かもしれませんが、何か残念でならない。何とかその分を地方にも還元をというような気持ちは私にもよく理解できますので、でき得るものならという気持ちを今でも持っておるわけでございます。
 さらに、今、高等学校の再編のときに空き地等があるのではないか。そのときには、専修大学、短大というような提言もございました。言われるとおりだと思いますが、先般、高等学校の統廃合はあるのかという話を聞きましたところ、一切今はそういう審議をしていないということでございました。しかし、少子化の時代ですから、県はどのように対応されるのか、その時期には、やはり提言のあったように対応していくことも一つの方策かなと、このように思っております。
 なおまた、御存じのように、国の教育審議会等で「中高一貫教育」というものを高く言われておりますから、その意味で、今後どのような展開になるのか、その動向をも眺めてみたい、このように思います。
 提案がありましたその趣旨に対して十分応じてまいりたいし、私もその意見に賛成をしておるわけでございます。
 いずれにしても、今、広域圏に基金が積まれておりますので、いい話がございましたら、積極的に乗り出してみたいというような気持ちは今でも持っておるわけでございます。
 次に、幼稚園の施設の問題でございます。
 3歳児の受け入れにつきましては、地域の皆さんの強い要望もございまして、実は実現をしたわけでございます。あちこちで、確かに今、3歳児受け入れによって教室がない、複合教育をしているという御意見を賜ります。それらにつきましては、後ほど教育長から申し上げると思いますが、私は、エンゼルプランという大前提に立つならば、そして女性の皆さんが社会進出をするということを考えますと、これは大変いいことだろうと思っております。ただし、そのことが施設までいくのかどうか、もう少し検討させていただきたいというふうに思っておるわけでございます。
 いずれにしても、複合教育のよさもあるようでございますので、十分教育委員会とも考慮して進めさせていただきたいと思います。
 なお、おっしゃるとおり、教育は人を相手にするという一面がございますので、教諭の配置については意を用いたいと思いますし、幼児教育の重要性、それらのことを考えますと、十分教育委員会とも協議しながら、教諭の充実、施設等については、これからも配慮をしてまいりたいと思う次第でございます。
 なお、あとの問題につきましては、助役、産建部長から申し上げますし、介護の問題について若干触れられましたので、細部につきましては助役からお答えいたしますが、介護メニューをどうするのか、一律ではないかというような意見でございます。
 今、私が考えておりますのは、これまで皆さんに御理解をいただいておりまして、ホームヘルパー等も入れ、あるいは支援チームをつくってきたという経緯もございます。したがって、今のサービスを統一化することによって落とすわけにはいかないと思います。これを落とすと、何のために介護保険法が出て統一化されたと言われても、これはそんなわけにまいらないと思います。そして、私は、統一するものは統一をして、あとは市町村で特徴を出すことも大切ではないかと思っております。その辺は、組合議会ができますので議論をしてまいりたいと思いますが、私の心情は、そういうことでございます。
 なお、経費分担について種々御意見をいただきましたので、また参考にしてまいりたいと思いますが、その点につきましては、高田議員も御理解をいただいておるようでございます。
 細かく精査すれば若干の経費負担にもなろうかと思いますが、その点は議会の皆さんの御理解をいただきたいと、実は思っておる次第でございます。よろしくお願いいたします。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 高田議員の一般質問のうち、介護保険につきまして、今、市長から基本的な考え方を述べましたが、細部にわたります御質問につきましてお答えをいたします。
 現在の準備状況、そしてまた今後の見通しにつきまして、そのうち、施設サービスについてどのようになっておるかということでございます。
 まず、介護保険のサービス基盤となりますところの施設サービスにつきましては、砺波福祉圏の12市町村が協力して取り組んできているところでございます。
 その整備状況を施設別に申し上げますと、まず、特別養護老人ホームでございますが、砺波医療圏の計画目標490床に対しまして、現在485床でございますが、平成12年4月に井波町で50床が開設されることになります。合わせまして535床となるわけでございまして、計画目標をクリアすることに相なるわけでございます。
 それから、老人保健施設でございますが、これは計画目標420床に対しまして、本年度末で既に443床が予定されておるわけでございます。これも計画目標を達成しておるわけでございます。
 次に、療養型病床群でございますが、計画目標537床に対しまして、平成12年4月までに699床が整備されることとなっておるわけでございます。
 したがいまして、介護保険の受皿となりますところの施設の面から見ますと、いずれの部門におきましても、目標をクリアするものというふうに考えておるわけでございます。
 御質問にもございましたが、砺波福祉圏での待機者が158名おられるということでございますが、これらの施設でほぼ足りるのではないかというふうに考えておるわけでございます。
 次に、在宅サービス関係についてお答えをいたします。
 ホームヘルプサービスでございますが、当市の常勤のホームヘルパーは、現在20名でございます。11年度には、南部デイサービスセンターの開設等に伴いまして、増員をお願いしたいというふうに考えております。
 介護保険のホームヘルプサービスにつきましては、民間事業者からの申し入れ等もございますので、十分に活用を図っていけるのではないかというふうに考えております。
 次に、ショートステイにつきましては、やなぜ苑、福寿苑、そしてあかり苑、それぞれに20床ずつ、計60床で対応したいと考えておるところでございます。
 次に、デイサービスにつきましては、やなぜ苑、庄東デイサービスセンターに加えまして、来年4月から南部デイサービスセンターを開設することになりますので、1週間に最低1回の利用をしていただけるものというふうに考えております。
 また、このほか市内4つの療養型病床群の病院に、デイサービスと同じ形態のデイケアが開設されることになっておりますので、十分対応できるものと考えておるわけでございます。
 次に、訪問入浴につきましては、民間事業者が先日も参りまして、ぜひやりたいというふうな希望を聞いておりますので、これらの業者の方を使って対応していけるものというふうに考えておるわけでございます。
 以上述べましたように、平成12年からスタートいたします介護保険に対しまして、施設、在宅、いずれのサービスの御要望にも対応していけるものというふうに考えておるところでございます。
 次に、砺波地方介護保険組合でどのような事務を取り扱うのかという範囲の件につきましてお答えをいたします。
 共同処理する事務の範囲といたしましては、被保険者資格管理、認定審査会の設置及び運用、介護保険事業計画の策定、保険料賦課徴収、保険給付事務、会計事務、その他庶務一般でございまして、いわゆる介護保険に係る事務全般を範囲とすることを規約にお願いをしておるわけでございます。
 なお、市町村との事務のすみ分けの件でございますけれども、ただいま申し上げましたように、事務組合で全般を取り扱いますが、それぞれ構成市町村の窓口で相談受付事務を行っていただき、介護認定審査会にかけるための訪問調査事務、保険料の普通徴収というふうな事務につきましては、事務組合から構成市町村へ事務委託をしたいというふうに考えております。
 なお、これらの点につきましては、議員御指摘の経費負担等の問題もございますので、十分調整をしながら、より合理的で、かつ市民、住民の皆様方に十分御理解いただけるような事務の配分をしていきたいというふうに考えております。
 次に、この組合の議員定数の件でございます。どのような算定基準で設定をしたかということでございますが、この組合の業務につきましては、介護保険業務に限られるということを踏まえまして、議会の規模は余り大きくなくてもよいのではないかとの考えから、構成市町村に最低1人置くこととし、村1人、町2人、市4人の計24名で構成する案で御提出をしておるわけでございます。経費負担、それから人口というようなものを加味した数字にはなっておらないということを御理解を賜りたいというふうに考えるわけでございます。
 次に、経費の負担の件でございますが、この組合の経費につきましては、組合運営経費と介護報酬の保険者負担金負担分があります。これらを構成市町村でどのように負担をするのか決めなければならないわけでございます。現在、いろいろと事務段階で検討しておるわけでございます。
 議員御指摘の高齢化率というふうなものも当然加味しなければいけないというふうにも考えております。また、介護報酬の保険者負担分などというのは各市町村で明確になるわけでございますので、これらをどういうふうに負担をしていくかというようなことは十分これから詰めまして、準備段階をいろいろと担当していただいております砺波地方介護保険広域化推進協議会の役員会の議を経まして、議会の皆様方にも十分に御協議を申し上げながら決定をさせていただきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田君) 高田議員さんからの質問のうち、3歳児受け入れ施設の現状について答弁申し上げます。
 児童心理学の面、それから発達心理学者の説からも、幼児期の人間の基本を養う期間は0~3歳児までが非常に大事だということはかねてから言われているところでございます。しかしながら、先ほど市長が申しましたように、少子化、それにあわせて女性の社会進出ということが非常に多くなりました。そのため、当市におきましても、子育ての援助並びに社会進出に対して少しでも力添えになればというふうなことで、3歳児を受け入れましょうという相談が、実は一昨年に始まったわけでございます。そして昨年度は、各幼稚園の代表の方に、県内及び県外に出張研修をしていただきまして、一体複合保育をした場合のメリットはどういうことがあるのか、さらにデメリットはどういうことがあるのかということを、後ほど報告をしていただきました。
 その結果、いろいろございました。例えば複合の編成の仕方でも、3歳児が多くいて4歳児が少ない学級編制の場合には、確かに3歳児を指導する面に非常に重点を置かなければいけないのでなかなかやりにくいということ。今度は、それとは逆に3歳児が少なくて、年長の子供さんのほうが多い学級編制の場合には、非常にうまくいっているという報告です。それはなぜかと申しますと、複合のいわゆる異年齢の子供が一緒になることによって、年長のお子さんは、妹や弟の面倒を非常にかい性よく見てあげているという事実です。ですから、遊びの場合でも生活の場合でも、例えば誕生会などの場所のしつらえや配膳の仕方、外での花壇づくりなどの場合、お兄ちゃんやお姉ちゃんが妹や弟の手助けをして花壇をつくってあげるというふうな面では非常に複合保育のよさがあるんだという報告を受けました。私たちはその報告を、現場の先生方が直接見て研修をして報告をしてくださったわけですので、大変力強い思いをしたわけでございます。
 とは申しましても、やはり3歳児が非常に多い場合には、やはり3歳児を中心にした年齢別の学級編制をしたほうが望ましいのは間違いのないことでございますけれども、そのように、例えば教室なりそういったふうなものを9つの園全部につくって、それから3歳児受け入れをしましょうということになると、日暮れて、道なお遠しというような感じで、いつ具体的に実施できるか見通しがつかないわけです。そこで、とりあえず3歳児を入れるための最善の策として、混合保育をしていこうと。それで、先生方には、3歳児と4歳児を合体したクラスにしたほうがいいのか、それとも4歳児と5歳児の上のほうを合体したほうがいいのか、それはそれぞれの園の児童の年齢の構成が違いますから、自分とこの園で一番いい方法をとってくださいというふうなことでお願いしました。したがって、どの園もが全部同じ方式にはなっていないはずでございます。そういったふうな現状を一言お知らせ申し上げておきます。
 議員がおっしゃるとおり、低年齢であればあるほど、年齢に応じた大切な指導がございます。限られた財政の中で、出町幼稚園の改築など多くの事業を進めなければならないという状況のもとで、実は3歳児保育を導入したわけでございます。
 今ほど申しましたように、今のところは複合保育もやむを得ない措置であったというふうに考えております。
 おっしゃるとおり、遊戯室が一部の学習の部屋に充てられたりしていて、何か行事をするときには大変都合が悪いということもよく承知をしております。年齢に沿った十分な指導と効果的な教育というものをするためには、施設の不足をカバーする努力は、この後もなお続けてまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 高田議員さんの道路関係についてお答え申し上げます。
 まず初めに、砺波福光線のことでございます。
 九本杉の交差点からJR高儀駅前のほうにおいては、今、国の補助事業で施工しております。大体1,900メートル弱ございますが、全体事業の56%が進捗しておるところでございます。用地が約70%、道路改良が40%ということでございます。この用地買収の終わったところから早く改良せよということでございますが、私どももそのようにして県のほうへ要請しておるところでございます。
 また、11年度の市の重要施策の中にも織り込んでおりますし、同盟会もございますので、同盟会からも県のほうへ要請しているところでございます。
 完成目標は平成15年というふうにお聞きしておりますが、それが1年でも早まるように努力してまいりたいというふうに思っております。
 それから、九本杉の交差点から市街地側につきましては、1事業1国庫補助ということで福野のほうに向けて先行したわけでございますが、こちらのほうは県のほうへお願いしまして県単事業で進めておるわけでございます。これも早急に国庫補助でやらないとなかなか進みませんので、そのように進めるよう努力してまいりたいというふうに思っておるところでございます。
 それから、南部福祉センターの交差点の信号機については、かねてから地元からの要望も強いところでありまして、私どもといたしましては、道路改良と同時に公安委員会のほうへお願いしておったところでございます。
 公安委員会のほうでは、交通量の調査をしていきたい、そして、必要があれば設置したいというようなことでございますので、また地元の皆さんと一緒に公安委員会のほうへ陳情を申し上げたいというふうに思っておるところでございます。
 もう1つは、市道鹿島荒高屋線のことでございます。
 これにつきましては、砺波市の環状線の一つとして私どもは位置づけておりまして、そのことを踏まえて今年の9月に測量の補正予算を通していただきまして、現在、測量をやっておる最中でございます。
 私どもといたしましては、平成11年度から事業ができるように、国のほうへ要望している最中でございます。また、議員さんの力強い御支援もよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 再質問を許します。
 8番 高田隼水君。

◯8番(高田君) 私の質問の趣旨が不十分だったのかもしれませんが、2点ばかり確認の意味を含めまして、再質問をさせていただきます。
 まず、介護保険組合の件でございます。
 議員定数案が24名ということでございますが、これについて、明確な基準がなかったのではないかと思います。各市町村が1名ずつで、あと1名、2名にしたようなお話でしたが、どういう基準で、4名、2名、1名になったのか、参考までにお聞かせいただきたいと思います。
 こういうところで理想の数字を言っていてはだめなんですが、22~25%、それから各ものをシミュレーションしますと、村は最低1名は必要だと思いますが、町は2名と3名のところ、市はやはり砺波市が一番多くて6名、小矢部市が5名ぐらい、そうすると、うまく経費負担とバランスがとれるのではないかと思います。これは議員定数が増えますから、今の行革の時代に逆行するという面もありましょうが、しかし、経費的にはそんなに増えてもと思います。これは1つの案ですが、とにかく基準をお知らせいただきたいということが1点でございます。
 第2点は、幼稚園の教室についてお伺いいたします。
 3歳児を受け入れるために、教室をつくっていたのでは遅いと、これはそのとおりでございます。3歳児を受け入れされたのですから、その後どうするかということは、3歳児と4歳児あるいは4歳児と5歳児の組み合わせ等でうまくいっておるところもあるしということで、それもそうかと思いますが、原則的には、先ほどの市長のお話にございましたように、エンゼルプラン等でゆくゆくは、やはり3歳児、4歳児、5歳児と、1つの年齢で1つの教室でいくんだということでございましょうか、そこら辺をお聞きしたいわけです。
 以上2点、再質問をさせていただきます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 助役 今井 烈君。
  〔助役 今井 烈君 登壇〕

◯助役(今井君) 基準というのを数字なり、また、具体的なものをどういうぐあいにして出したかということでございます。
 先ほどの御答弁でも申し上げましたように、この組合の業務は介護保険に限られるわけでございますから、大きな規模でなくてもいいのではないかということが1つの考え方の基本でございます。
 それで、この案を検討いたしますときには、5案ほどつくったわけでございます。そうしましたときに、先ほども答弁をいたしましたが、最低各市町村1名という基準を置いたということでございます。そうしますと、村を1名といたしまして、町を2名、市を4名で、計24名でございます。
 ただ、先ほども御答弁申し上げましたが、これに人口割合とか負担金割合を加味しておらないということでございます。これを、人口割合等を加味しておりますところの砺波広域圏方式等で算定をいたしますと、40名近い議員の方々が必要ではないか、それからまた、各市町村、村を1名といたしましても、人口割合を中心にして計算をいたしますとそのぐらいになりますし、それからまた、村を1名として計算いたしましても、30名近いような数になるわけでございます。
 したがいまして、大体人口1,000名ぐらいの村が4つあるわけでございますが、それらをベース1にしますと、どうしても町や市の数が多くなってくるわけでございます。したがいまして、行政団体ごと、村1名、町2名、市4名、こういうふうな計算をした、これが基準でございます。御理解を賜りたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田君) 高田議員の先ほどの質問にお答えします。
 1学級の定員が35名ですので、複合のクラスをつくっても、35名をオーバーした場合には2クラスにしなければなりません。それで、園児が増えても教室は建てないというわけにはいかないと思います。
 現在、一番の様子見というのは何かと申しますと、園児の数が年度によって非常に多くなったり少なくなったりということで変動が激しゅうございます。それが大体落ちついたところでないと、つくってもそれがむだになるというふうなことがございますので、そこら辺を考えた上で対応していかなければいけないというふうに思っております。したがって、これから子供が増えても絶対建てないというわけではございません。
 例えば一昨昨年、高波の場合には、4歳児と5歳児の全園児が6名のときがございました。そうしますと、先生のそばに小さな子供さんが来ると影に隠れてしまうというような状況の場合にも、やはり建てられた建物はきちんと使っているわけでございます。それから、出町と北部の場合には3歳児の教室も建てたんですが、そこへ集中して来るために、せっかく建てたんだけれども、まだ子供がいっぱいいっぱいだというところもございます。そこら辺は、1つの園に勤務上の都合もあると思うんですけれども、やはり上限を決めまして、地元に上がっていただくお子さんには上がっていただくというふうなことで、集中し過ぎるための隘路というふうなものは検討していかなければいけないと思います。

◯議長(宮木君) 4番 松本 昇君。
  〔4番 松本 昇君 登壇〕

◯4番(松本君) お許しを得ましたので、先に通告いたしました事項、3月議会にも申し上げておりました事項について、現在の進捗状況並びに状態についてお尋ねを申し上げたいと思います。
 まず1点目、砺波広域圏の懸案となっております産業廃棄物、俗に言う廃棄物処理施設整備の進捗状況についてお尋ねを申し上げます。
 最近は、産業構造の変化に伴いまして、産業廃棄物の量並びに質についても多様化が進み、環境問題が大きくクローズアップいたしております。地球環境保全の対応が急務かと思われます。3月議会の時期にも、施設の場所につきましてお尋ねを申し上げましたところ、地元の理解が未解決とのことであり、その後、新聞の発表によりますと、処分場建設整備計画が完了し、県の審査や厚生省のヒアリングを受けられたというようなことでございますが、事業の採択が得られておるかどうか、現在の状況についてお尋ねいたします。
 なお、その時点で、平成11年から着工建設との発表もあったように思っております。処理施設の適地確保、地元の理解が大変大切であり、産業廃棄物を取り巻く社会情勢が大変困難な状況となっておりますので、今現在の状態をお聞かせ願いたいと思います。
 ただし、公衆衛生の向上、生活環境の保全、市産業経済の健全な発展を図るためにも重要な課題の一つであろうと認識をいたしております。砺波広域圏の産業基礎をなすものでもあり、環境基本条例を制定され、計画を推進されるよう切に要望いたします。
 次に、2点目でございますが、ごみ焼却場の排煙に含まれている猛毒のダイオキシンについてでございます。
 がんや奇形などの原因となるダイオキシンは猛毒有機塩素化合物で、プラスチックや塩素漂白された紙など塩素を含む可燃性のごみを安易に燃やしますと、焼却炉の温度が不安定となり、現在発生しているというのが我々が耳にしている状態でございます。特に家庭用の自家用焼却炉につきましても、取り扱いは十分規制されるべきであろうと思います。当市におかれましても補助制度は中止され、各自の家庭で自粛しておいでるだろうと思います。
 完全燃焼させるためには、850度という大変高温で焼却炉を連続運転する必要があるということでございます。手前どもの広域圏におきましては、1日の処理能力も70トンというようなことでございますので、100トンの能力は出ないものと思います。
 その時点で聞いていた広域圏の現在の処理数値は47ナノグラム/立米だったかと思います。近い将来には、間欠が5ナノグラム/立米とのことでございますので、平成14年までに整備する必要があるということでございます。
 全連続炉の24時間使用ということは、私どもの地域性から考えましても、将来は1ナノグラムというような数字が与えられると思いますが、ごみばかり出るのが能ではございませんので、現在の70トンのクリーンセンターの設備をいかようにしていかれるか。そのときには、集じん装置の改良でバックフィルターで対応していきたいというような話でございました。しかし、いずれも数億円の予算が必要との3月議会での説明であったように思います。
 近ごろ京都国際会議が開催され、地球環境問題がクローズアップされるようになりましてから、CO2 、ダイオキシン削減のため、政府もごみ焼却施設に対しまして緊急特別財政支援を実施しているとのことでございますので、当地におかれましても事業採択が得られるよう、関係機関に砺波広域圏として特に御努力を要望いたします。
 次に、この施設を国に要望されている状態について、最終処分場並びにごみ焼却場の国策の金融特別財政支援の枠についてお尋ねをいたします。
 今年度、市関係者並びに市民の努力によりまして、先日も市長から発表がありましたとおり、環境庁長官表彰を受賞されましたことをまずもってお祝いを申し上げます。
 ごみの対策などを評価されたとのことでございまして、快適な環境づくりに功績があったとのことでもあり、花と緑のまちをつくる施策にも評価があった。なお、市の分別収集によるごみ対策が評価を受けたとのことでございますので、環境問題に対応するには、市民がライフスタイル、産業経済の仕組みなどを変えていかなければならない。そのためには、市民が自然や環境をめぐるさまざまな問題を理解し、関心を持ってモラルを高め、自然環境保全計画を決定し、規制行為などを定めていかれ、意識を改める行事が一番大切かと思います。
 廃棄物処理施設整備、最終処分場の浸出液処理施設の排水基準、強化に対応するため、改良事業に補助財政支援を受ける努力を関係各位に切にお願いを申し上げます。
 次に、4点目、本年度の転作の自然災害を教訓に、将来計画と共済組合(農協)、農林課の対応、指導についてお尋ねをいたします。
 本年度は、台風7号豪雨で甚大な被害を受け、その後、日照り不足で不稔、病気の発生で品質の低下も避けられず、陰の話によると、減収5~6割前後の作柄とのことで、農家の方々も大変に困っておいでるとの話でございました。
 その折に、被害に輪をかけまして、被害程度に関係なく全圃場を刈り取り、仮収穫をすることが義務であるというようなきつい指令があったように思われます。生産者は被害査定の決定もなく、来年の種子計画もできず、水稲計画もあり困っておるということでございました。
 今後の転作は、農家の必達義務ではございますが、将来を考慮し、適地適作の転作に対する生産指導をお願いしたいと思います。
 例えば農家の生産意欲を高めるため、何としても、自主性、自発性を尊重するとともに、そのためには、生産者の希望作付けについて、適地適作に基づいて第1~第3程度までに希望作物を調査研究され、第1希望をできるだけ採用していただき、どうしてもできないようならば第3までの作付けについて集計を取られ、そこを産地化されるよう御指導願いたいと思います。
 あくまで農家の自主性、自発性を尊重することになると思いますが、将来の転作計画を念頭に、対応、御指導を切にお願いいたしまして、質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 松本議員にお答えをいたします。
 砺波広域圏廃棄物処理施設についての整備状況のお尋ねでございます。
 まず、砺波広域圏の廃棄物につきましては、一般廃棄物でございまして、産業廃棄物というような話もございましたが、その辺は御理解をいただきたいと思います。
 先般は、地元の了解ということであったということですが、地元の皆さんにも十分御理解をいただきまして、最終処分場については合意をいたしております。その点、地元の皆さんに深く感謝を申し上げる次第でございます。
 したがって、クリーンセンターとなみでは、最終処分場の整備事業を具体的に方針づけまして、整備計画書を先般の理事会並びに広域圏関係議員にもお集まりをいただきまして、8月末に策定したところでございます。
 その内容は、基本計画、基本設計の積算根拠、さらには水処理施設の仕様書、環境影響調査が主なものであります。この環境影響調査の中に、「地元の了解点を達するように」ということが盛り込まれておりますので、縷々御説明をいたしてきたところでございます。
 この整備計画を9月上旬に、県の環境政策課に提出いたしまして、10月上旬には、県環境政策課によるヒアリングがございました。11月下旬に至りまして、国によるヒアリングが厚生省で行われ、新規に建設する管理型処分場については、国の構造指針に合致していることから、特に問題がなかったことを御報告を申し上げたいと思います。その後、自主設計等につきまして準備を進めておるところでございますので、この点も御了解をいただきたいと思います。
 したがって、平成11年度に着手いたしまして、12年度には完成をする予定であります。
 次に、焼却施設の関連で、ダイオキシン問題でございます。
 言われるとおり、ダイオキシン類の削減については、公共団体としても責任がございますので、配慮してまいるのが当然だと思います。
 そこで、おっしゃっておられますバックフィルター、その他についてでございますが、松本議員さんも申されましたように、ごみの焼却施設から排出されるダイオキシン類を削減するためには、廃棄物処理法に基づく政令が改正されまして、既設の焼却施設については、平成14年までには5ナノグラムとなるように定められたわけでございます。
 今、確かに先般の調査では47ナノグラムございまして、その後、婦人会等の皆さんや地区のごみ対策委員会の皆さんによります分別収集によりまして、今、27ナノグラムになっておるということでございます。
 いずれにしても、発生するという施設でございますので、これからその面について考えてまいる所存でございます。
 これをクリアするためには、電気集じん機をバックフィルターに改良する必要がございますので、これに対応していきたいと思っております。
 その他、施設改良といたしましては、焼却ガスの再燃焼後の第2次焼却送風機の設置、それから、ガスの減温をする装置、空気を大量に送り込むための誘引送風機等をそれぞれ改良する必要がございます。それらの全体改良をこれから考えなければならないと思うわけであります。
 そして、3項目に申されました国の緊急特別財政支援枠ができたわけでございます。したがって、私どもは、国のダイオキシン類削減のためのごみ焼却施設整備に対する緊急特別財政支援を受けたいというふうに思っております。そして、若干前の計画よりも変更になりますが、11年度から13年度までやりたいと思います。
 と言いますのは、緊急経済対策に基づきまして、それともう1つは、国民に対する安心感を享受するためにも早くやれという指導を先般受けましたので、対応してまいりたい、このように思います。
 したがって、この改良事業については、約2年要すると考えております。平成11年には整備計画を策定いたしまして、国に対する補助要望をしてまいりたいと思っております。
 従来は、平成13年、14年で完了したいということを思っておりますが、このような緊急特別財政支援を13年で打ち切るということになりますので、あったら財源でもございます。そのことを考えまして、少し変更させていただいて、早く実施をしたいと思っております。
 もちろん健康にかかわる重要な問題でございます。大きい資金が必要になりますけれども、ダイオキシンの毒性については、今あちこちで議論されておる状況でもございますし、一般の皆さんも御心配をされておりますので、ぜひ御協力によりまして進めさせていただきたいと思います。
 なお、当面は、ダイオキシン類の発生がなるべく少なくなるような分別収集と、その他連続で焼却するようなことなどいろいろ考えていきたいというふうに思っておる次第でございますので、御了解をいただきたいと思います。
 それから、農産物の災害等につきましては、産建部長からお答えを申し上げます。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 福田正治君。
  〔産業建設部長 福田正治君 登壇〕

◯産業建設部長(福田君) 災害等について御答弁申し上げます。
 本年は、転作の基幹作物であります大麦及び大豆につきましては、異常な気象や台風により非常に大きな減収や品質の低下を招いたところであります。さらに水稲につきましても、呉西では96の「やや不良」ということで、農家には大変な年であったろうというふうに思っております。
 これらの作物の被害評価につきましては、砺波広域農業共済組合で手続きされておりまして、大麦は8月25日に、水稲、大豆につきましては、今月の下旬に共済金の支払いが行われると伺っております。
 大豆の被害につきましては、刈り取り前に評価されたとも伺っております。
 刈り取り、収穫につきましては、転作の助成の要件でございますので、やむを得なかったのかなというふうに思っております。
 なお、平成11年度の大豆につきましては、大麦と同様、県・農協と協調いたしまして、種子の確保の助成を行っていきたいというふうに考えております。
 種子の確保でございますが、平成11年度、約600ヘクタールを予定して、大豆の種子は確保してございます。
 それから、生産調整につきましては、当分の間、米の需給のバランスから必要だとは思っておりますが、議員が述べられました転作作物につきましては、それぞれ生産者が付加価値のある作物を適地でつくられることが最もよいというふうに思います。
 ただ、御承知のとおり、国は、機械の効率的な運用ということで作物の統一化と団地化を言っているわけで、これに高い助成金もやっておるわけですが、議員さんの提案されました方法を検討いたしますと、国の作物を統一する緩和が必要かというふうなことも考えられますので、今後、これらのことも国・県と協議しまして、農家の皆さんの少しでも転作しやすい方向へと努力してまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 1番 寺島良三君。
  〔1番 寺島良三君 登壇〕

◯1番(寺島君) お許しをいただきましたので、先に通告いたしました2項目について、質問と要望をさせていただきます。
 まず最初に、教育問題についてお尋ねいたします。
 このたび、学習指導要領が約10年ぶりに改定されることになり、2002年度から実施される完全学校週5日制のもとでの学習内容、指導方法を示した小・中学校の学習指導要領案が11月18日、文部省から公表されました。
 新指導要領では、「ゆとりの中で自ら学び考える力を育成する」ことを柱に、創意工夫を生かした教育のため、「総合的な学習時間」を新設し、授業時間を弾力化し、学校裁量範囲が大きく広げられました。
 小学校3年以上で新設する「総合学習」は、問題解決能力の養成やボランティアなど体験的活動を重視し、国際理解や情報、環境、福祉、健康などを例示するにとどめ、具体的な授業内容は学校の裁量に委ねられます。授業時間も現行より週当たり2時間減り、現行の小学校45分、中学校50分としている授業時間は、教科の特質などに応じて各学校で自由に定められることになります。また、教科内容は、基礎・基本に厳選し、内容のスリム化を図り、現行より約3割削減され、授業時間の8割程度で履修できるものに絞られました。抽象的で高度な内容は削除したり、上の学年に移行したりしたほか、中学校では各教科で選択授業を可能にし、選択幅も拡大されました。また、国際化や情報化に対応し、小学校の総合学習で、国際理解の一環として外国語会話ができるようになり、中学校では、外国語(英語)は「聞く・話す」を重点化されます。中学校の技術・家庭で情報を必修化し、コンピューターなどの活用が推進されます。また、失われつつある「日本人としての自覚」の育成をより強調され、小学校の音楽で、国家「君が代」の指導強化が図られました。
 今回の改正案は、従来の「詰め込み教育」の弊害から、学校嫌いや授業についていけない子供の続出、子供のストレス増大、自殺、さらには少年犯罪の凶悪化など大きな社会問題となり、「ゆとりと心の教育」の重要性が求められてきたことによるものと思われます。
 新学習指導要領案の改正された点の具体的な説明をいただき、今後の砺波市の対応についてお聞かせください。
 今回打ち出された改正案の中で、特に私が注目したい点は、「総合学習」の新設であります。これは、授業時間、内容とも教科の枠にとらわれず、学校の現場教師の裁量で自由に選択ができ、まさに生徒主役の授業が実現できることは、子供らが自ら学び考える力を育てることに大いにつながっていくと期待します。既に一部の学校では、2002年から実施される「総合学習」をにらんだ取り組みをされていると聞いておりますが、その内容と成果、問題点についてお伺いいたします。
 また、現場の教師が子供に何を学ばせるか、どれだけ選択肢を与えられるかなど、まさに教師の力量が問われることになりますが、一方で教科内容が3割削減されることで、ほかの教科の遅れを「総合学習」の時間を利用されることが懸念されます。新しい取り組みに戸惑いもあると思いますが、総合学習の目的を学校現場の一人一人の教師がしっかりと理解し、確実に実現していただきたいと思います。
 しかし、幾ら「詰め込み教育」から「自ら学び考える教育」に改革を唱えても、学力偏重の入試制度が大きく変わらない限り、塾に頼る傾向がさらに強まり、真の「ゆとり」は生まれないように思われますが、その点についても見解をお聞かせください。
 次に、高齢者福祉の充実についてお伺いいたします。
 先般、県政世論調査の結果が発表されましたが、要望事項のトップが「社会福祉」続いて「高齢者対策」となっておりました。
 富山県は全国平均の16%より高い19.7%と高齢化が進んでおり、関心の高さをあらわしております。砺波市の高齢化率は19.8%と、県平均よりもさらに高齢化が進んでおり、高齢者福祉の対策の充実が強く求められているところです。
 多くの高齢者の方は、各地域で、高齢者学級、サークル、講演会、研修会、ゲートボールなどの活動に積極的に参加されております。その利用場所の多くが地区公民館となっているようです。
 富山県福祉条例が今年4月から施行され、施設のバリアフリー化、玄関・段差のスロープ化、トイレの洋式化、スロープ・トイレの手すりの取りつけが必要となりました。新しい公民館は整備されているようですが、大半の地区公民館では整っていない状況です。高齢者が気軽に集まり自主活動を行う拠点の施設の整備が急がれています。
 今回、公民館及び社会教育活動施設建設補助金の改正案が出されておりますが、補助金の引き上げだけではなく、砺波市におけるすべての公民館が高齢者にとってやさしい施設になるよう整備指導をお願いいたします。
 そうすることにより、今後実施が予定される介護保険制度の導入に伴い、地域が支える在宅介護の支援、地域ケアの場所としての役割を果たすこともできると思います。さらに地域の連携が整えば、地域でのボランティア活動も活発になるのではないでしょうか。その点についてもお考えをお聞かせください。
 また、高齢者福祉サービスの質の向上や効率化を進める中で、福祉の情報通信の高度化は有効な手段として期待され、砺波市においても、今後考えていかねばならない問題だと考えます。
 先日、新聞報道で、ひとり暮らしの高齢者の生活状況をセンサーで把握できる「高齢者生活状況確認システム」を県工業技術センター工学研究所と立山科学工業が共同で開発し、2000年の介護保険導入に向けて商品化される予定の記事が掲載されておりました。今月にも始まる実用実験では、高岡市ふれあい福祉センターと大山町保健センターをデータの集約地点として、ひとり暮らしの高齢者の家に設置したセンサーで集約したデータは無線で各センター内のコンピューターに集められ、寝室での在室時間、冷蔵庫の開閉回数、トイレの使用回数など、時系列で高齢者の動きを知ることができるそうです。このシステムでは、監視カメラなどを設置する必要がないため、高齢者のプライバシーも保護される利点があり、将来的には介護する側が毎日1軒1軒の家を回らなくても、ひとり暮らしの高齢者の状態を地域でまとめて知ることができるようになるようです。砺波市においても、このシステムの導入を検討してはどうでしょうか。
 今後ますます在宅介護が求められる中、将来的にさらに進んで、家庭にいながら診療を受けられるようにできないものでしょうか。例えば直接医療機関に行かなくても、家庭にいながら血圧や体温、脈拍などのデータを医療機関や健康管理センターへ送信し、担当医にテレビ電話で問診をしてもらい、健康診断や日常の健康管理を手軽に行うことができれば、診療や介護に要する家族の負担を大幅に軽減することができます。何かと制約もあるとは思いますが、今後の健康、福祉の情報化についての見解をお聞かせください。
 以上で私の質問を終わります。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 寺島議員の御質問にお答えをいたします。
 まず、高齢者福祉の充実のためということで、公民館の有効利用等について御意見がございました。そのとおりだと存じております。
 自治振興会単位で設置されております地区公民館あるいは地区の集会場、そういう分館等についての御意見でございますが、午前中に林議員にお答えを申し上げたところでございます。
 確かにおっしゃるとおり、地域住民の地域コミュニティーの拠点である、高齢者の生きがいセンターでもあるという役割を持っていることは、私も承知をいたしておるわけでございます。これらの施設が、高齢者や体の不自由な人により使いやすいようにする、そのことこそ、高齢化社会を迎えた立場で大切なことだと思っておるわけでございます。
 公民館分館及び地区公民館につきましては、何度も申し上げますが、富山県民福祉条例もできまして、御存じのバリアフリー化という時代を迎えておりますので、その制度も重要なことでございますので、当市もそれに乗っかって進めさせていただきたい、このように思っておるわけでございます。
 このことが地域の皆さんにも普及をされて、地域の各公共施設をはじめとして、そのような利用される施設に皆さんが活用されるならば、なおありがたいというふうに思うわけでございます。
 次に、福祉の情報化等について申し上げます。
 福祉の情報化につきましては、介護保険事業に対する当市の福祉情報の電算化をするために、実は準備をいたしております。できれば国庫補助金も頂戴をして進めていきたいと思っております。
 介護保険情報については、今、広域化の準備室でも協議をいたしております。御要望や提案がありましたことにつきましては、研究をさせていただきたいと思います。
 なおまた、在宅医療、その他につきましていろいろ御意見もございました。
 この件につきましては、病院長の見解なども聞きたいと思いますが、私は、高齢者に対する一方的な情報だけ、一方的な伝達あるいはデータ集積だけでいいものかどうか。やはり医療や保健ということになりますと、対面的に情報交換をしたり、いろいろ御意見も聞くということがサービスではないかというようなことも思います。私の考え方は古いかもしれませんけれども、今おっしゃいましたいろいろな措置があるとは思いますけれども、本当の福祉というのは、私は対面的に、もちろんデータ蓄積をしながら、その中からいろいろ分析することも必要でしょう。ただし、実際に顔を見て対応するのが真の福祉ではないか、こんなことを思う次第でございます。
 あとは、教育長なり民生部長からお答えを申し上げます。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 教育長 飯田敏雄君。
  〔教育長 飯田敏雄君 登壇〕

◯教育長(飯田君) 寺島議員の質問にお答えします。
 学習指導要領案について、具体的に説明をしろというお話でございましたが、これを具体的に申しますと2日ぐらいかかりますので、要点、特にきちっと押さえておかなければいけない点をお話申し上げようと思います。
 まず最初に、学習指導要領の性格でございます。3つございまして、1つは、教育内容について、国全体としての一定の水準を保つ必要があり、また、学校は公の性質を有するものであることから、そこで行われる教育は、自由に放任されるべきものではなく、一定の基準に基づいて行われるべきものであるということ。第2点は、教育の機会均等の原則については、全国いずれの地域、学校、教師にあっても、子供が受ける教育の水準は同一のものが保障されるべきものであり、全国的な基準が必要であるということ。第3点は、教育基本法や学校教育法に定める教育の目的、目標の実現、時代の進展に応じた教育水準の発展、向上のためにも全国的な基準を設けることが必要でございます。
 これらのことから、学校教育法で定めておりまして、昭和33年、43年、52年、そして平成元年ということで、今度は10年ぶりの平成10年の改定ということになったわけでございます。
 今回の改定の特徴は、完全学校週5日制のもとで、議員おっしゃるとおり「ゆとりの中で特色ある教育を展開し、自ら学び、自ら考える、生きる力を育成すること」を基本的なねらいとしております。
 その基本的なねらいは、実は4点ございまして、第1点は、豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成すること。具体的には、次の3点になります。第1点は、幼稚園や小学校低学年では、基本的な生活習慣や善悪の判断などの指導の徹底やボランティア活動を重視すること。第2点は、小学校では、人物、文化遺産中心の歴史学習、中学校では、歴史の大きな流れをつかむことを重視する歴史学習に改善すること。第3点は、中学校の英語では、「聞く・話す」教育を重視すること、これが3つの重点でございます。
 2番目に、「自ら学び、自ら考える力を育成する」ということでして、具体的にはこれも3点ございまして、第1点は、各教科及び総合的な学習の時間での体験的な学習、問題解決的な学習の充実。第2点は、各教科などで知的好奇心や探究心、論理的な思考力や表現力の育成を重視すること。第3点は、コンピューター等の情報手段の活用を一層推進するとともに、中学校技術・家庭科に、情報に関する内容を必修化させるということです。
 次には、「ゆとりある教育活動を展開する中で、基礎・基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実する」。具体的には、第1点は、年間授業時数は、現行より週当たり2単位時間削減するということ。第2点は、教育内容を厳選し、ゆとりの中で、基本的、基礎的な繰り返し学習をなし、その確実な定着を図るということ。第3点は、中学校における選択学習の幅を一層拡大すること。これも議員さんおっしゃったとおりでございます。
 大事なことは、創意工夫をして学校の裁量枠をうんと取りなさいということは、自由に好きなことをしなさいということではなくて、日本の国民として社会に適応できる、生活に必要なミニマムなものはきちっと基礎・基本として定着させなさいということが押さえられているわけでございます。一部では、華やかな総合学習の面が非常に取り上げられておりますが、このような解釈は誤りであるというふうに私は考えます。
 次に、「各学校が創意工夫を生かし、特色ある教育、特色ある学校づくりを進める」ということで、具体的には、総合的な学習の時間をつくり、各学校が創意工夫した教育活動を展開する。次に、授業の1単位時間や授業時数の運用を弾力化すること。次に、教科の特質に応じ、目標や内容、複数学年をまとめるなどの基準の大綱化を図ること。先ほど議員おっしゃいました、例えば難しいものについては上の学年に繰り送るというふうなことを指しているわけでございます。
 さて、そこで、新指導要領の実施時期については、幼稚園では平成12年度からこれを実施することになります。小・中学校では平成12年度からの移行措置を経て、平成14年度から全面実施をするということになっております。その移行期間の間に十分準備をしておきなさいということでございます。
 そこで、総合学習について特に御指摘がございましたので申し述べますと、総合的な学習の時間を創設する趣旨は、各学校が地域や学校の実態に応じて創意工夫を生かして特色ある教育活動を展開できるような時間を確保することにある。また、自ら学び、自ら考える力などの生きる力は全人的な力であることを踏まえ、国際化や情報化をはじめ社会の変化に主体的に対応できる資質や能力を育成するため、教科などの枠を超えた断続的、総合的な学習をより円滑に実施するための時間を確保することであるというふうなことを申しております。
 各学校が独自にカリキュラム、指導方法、指導資料を開発し、実践しなければならないので、それぞれの学校の企画、立案、指導、実践力がはっきりあらわれることになります。
 当市では、一昨年より砺波市教育センターの研修員に、これを課題として研修をさせております。また、平成9年度末から本年度にかけての職員の県内研修については、総合学習の先進校がどのように先導的な試行を行い、これを実施しているかの勉強を中心に、県内の研修をさせているところでございます。
 いずれにしましても、御存じのように、この総合学習は、点数をつけたり、これこれのものをどうしてもこのように指導しなさいというふうに目標に沿った指導をさせるというのではなく、子供たちの自由な拡散的な発想を大切にしながら、しかもそれが拡散的といっても雲散霧消するようなことではいけませんので、そこに教師が一人一人の生徒の追求の過程を想定した意味ある活動をさせるための指導が必要ということになりますので、全くこれは、教師の力量そのものがあらわれてくる教科であるというふうに考えております。
 最後に、総合学習というのが評価の対象になると、勢い学校では、受験のためのまたは点数取りの授業を展開するおそれはないかというふうな御質問でございますが、今一番困っているのは、私学においては、完全週5日制をするしないは関係がないわけでございます。その学校の経営方針によって、5日制にしてもいいし、しなくてもいいということになります。そうしますと、それらの学校が、もしも受験のための勉強にあと1日を使うということになると、これは大変いかがなものかというふうなことも思われます。
 何よりも、入試制度との関連につきましては、新指導要領案が発表されたときに、現在の有馬文部大臣の新聞紙上での談話もありましたが、入試のための準備教育へと逸脱するようなことがあっては、今回の改定案も水泡に期すことは火を見るよりも明らかであり、議員がおっしゃるとおり、入試制度の抜本的な改革が必要だと思います。特に今言われていることは、大学入試の抜本的改革なくしてこの制度が生きることはほとんど望めないだろうという極論を申している向きもございます。参考までに申しておきます。
 以上です。

◯議長(宮木君) 答弁を求めます。
 民生部長 小倉隆男君。
  〔民生部長 小倉隆男君 登壇〕

◯民生部長(小倉君) 私のほうから、地域の連携による老人福祉対策につきましてお答えしたいと思います。
 現在、地区公民館や集落公民館を利用いただきまして、市の社会福祉協議会が推進しておりますふれあいのまちづくり事業の中で、ふれあいサロンとして地域でそれぞれ取り組んでいただいております。
 この事業は、週に1度あるいはまた月に1度、元気な高齢者から虚弱な方々に近くの公民館に集まっていただき、お茶を飲んだり、あるいはまたゲームをしていただいたり、お互いの情報交換もしながら一日を過ごしていただくものでございますが、この事業の中で、食生活改善推進委員の皆さんあるいはヘルスボランティアの皆さんの協力をいただきまして、健康チェック等もしていただいております。
 現在は18カ所で運営いただいておりますが、新年度も箇所数を増やすことを現在検討いたしております。
 以上でございます。

◯議長(宮木君) 以上をもって、本日の日程を終了いたします。
 次回は、明12月15日午前10時から開会いたします。
 本日は、これをもちまして散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 2時47分 閉議