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令和2年第3回 産業建設常任委員会 臨時会 本文

1.会議の経過
 午後 3時35分 開会

(第3回臨時会付託案件の審査)
○桜野委員長 ただいまから産業建設常任委員会を開会いたします。
 本日、当委員会に付託されましたのは、案件1件であります。
 これより、議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分を審査いたします。
 初めに、補正予算の内容について当局からの説明を受けます。
 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 それでは、商工観光課からは議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)の所管部分について御説明を申し上げます。
 観光産業回復事業費のアフターコロナ首都圏プロモーション事業費につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束後を見据えた地域経済対策として、首都圏から、記念すべき第70回となみチューリップフェア及び市内観光施設などへの誘客を図るため、来年2月より首都圏JR駅構内の大型LEDビジョンや電車の貸切り、中づり広告などを利用した情報発信を強化するものでございます。
 また、コロナの感染状況を見ながらではありますが、首都圏における観光PRキャラバンを感染症対策をしっかりと行いながら、県を代表する観光地である立山黒部貫光株式会社、黒部峡谷鉄道株式会社などとタイアップして実施するとともに、今回新たに市内事業者とも連携を図りながら、観光施設の紹介や特産品販売などを実施することにしております。
 なお、本事業につきましては、国の地方創生臨時交付金により取り組むとともに、先般の6月議会で予算措置をいただきました宿泊割引券などの事業費2,510万円につきましても、国の地方創生臨時交付金の対象となったことから、今回、一部財源組替えをお願いするものであります。
 商工観光課からの説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○桜野委員長 続きまして、津田農業振興課長。
○津田農業振興課長 農業振興課の所管部分について御説明いたします。
 園芸振興対策費におきまして増額補正をお願いするものでございます。事業内容につきましては、チューリップ切り花の魅力発信販路開拓支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一時的に落ち込んだ花卉の需要を喚起するために、となみブランドであるチューリップ切り花の魅力を発信し、さらなる販路拡大を図るものです。砺波切花研究会が事業主体となって首都圏の恵比寿三越に次ぐ新たな販路開拓のためのキャンペーンを実施するもので、日本橋とやま館などでの切り花によるディスプレー、切り花配布などを実施するものです。
 また、ウィズコロナ、アフターコロナの下においても販売を促進するため、砺波切花研究会のホームページの充実を図るとともに、新たにインターネット広告を活用した通信販売を実施するもので、所要額を計上しております。
 以上で農業振興課からの説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○桜野委員長 続いて、林農地林務課長。
○林農地林務課長 引き続き、農地林務課から補正予算の所管部分について御説明申し上げます。
 緑化促進事業費につきましては、となみ「花と笑顔」のプロジェクトと銘打って、新型コロナウイルスで一時的に落ち込みました花卉の需要を喚起するとともに、となみブランドでありますチューリップ切り花をはじめとする花の魅力や花の持つ癒やし効果により、街中、花と笑顔で満開とし、市民の笑顔があふれ、来訪される方が思わず笑顔になる取組を行うための所要額を計上するものでございます。
 具体的には、1点目といたしまして、花で心の免疫力アップ運動と称し、保育所や幼稚園のほか、公共施設、福祉施設など、100施設にチューリップ切り花などの花束をお届けし、心の免疫力を高めていただくものでございます。
 2点目といたしましては、となみまるごとチューリップフェアと称し、市民参加によってチューリップ球根などをプランターに植え込んでいただき、プランターを各地区自治振興会へ配布することにより、第70回となみチューリップフェアの開催を市内全域で盛り上げ、花のまち砺波のイメージを高めるとともに、市が一体となりチューリップで来訪者を歓迎するものでございます。
 農地林務課からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○桜野委員長 最後に、栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 土木課所管の案件につきまして説明いたします。
 除雪対策費につきましては、南般若地区から歩道用除雪機、乗用の1人乗りの小型ロータリー1台の老朽化による更新について要望を受けまして、県へ事業の要望、協議を行っておりましたところ、先般、県単独事業の富山県地域ぐるみ除排雪促進事業の採択があったことから、歩道用除雪機1台の早期購入準備を進めるものであります。
 事業費につきましては除雪対策費で、4月に購入した車道用の除雪機の購入予算、執行差額の財源を組み替えて対応するものであります。その財源の内訳につきましては、購入予算執行分の国庫補助金の減額、新規事業による県補助金の追加とその地元負担金をその他諸収入に追加し、一般財源を減額するものであり、補正予算額の増減はないものであります。
 土木課からは以上であります。よろしくお願いいたします。
○桜野委員長 以上で説明は終わりましたので、付託案件に対する質疑に入ります。
 発言される方は挙手の上、委員長の許可を得てお願いいたします。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 川辺委員。
○川辺委員 それでは、私のほうからまず口火を切らせていただきます。まず、農地林務課の林課長、お願いします。
 花卉類のコロナに対する落ち込みはもちろん十分分かっておりますが、街中を花束、花で飾るというような趣旨のことも今御発言されましたけれども、まずもって、これはいつ頃のことを思っていらっしゃるんですか。要は、来訪者を歓迎するという、そこが一つ引っかかるところ。それから、各施設にお届けするにしても、いつ頃のことを思って想定して言っていらっしゃるのか、そこら辺をまず教えてください。
○桜野委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 まず、具体的な取組はいつからかというような御質問であったかと思います。
 まず、花で心の免疫力アップ、これは花束を各施設にお配りするという事業になります。これについては、早ければ9月から取り組んでいきたいなというふうに考えております。
 もう一つのまるごとチューリップフェアということで、チューリップ球根を植えましたプランターの配布につきましては、まず植え込みについては11月22日を予定してございます。その後、各地区のほうにお渡しいたしまして、主要となる道路等に設置、配置をしていただき、来年の開花時期に来訪される市民、また市外の方々に御覧になっていただきたいというものでございます。
 以上でございます。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 よく分かりました。要は、球根のプランターは来年のチューリップフェアというものを意識しての話かというふうに考えております。
 それもそうなんですが、その花束なんですけど、9月からの中で、コスモスは分かる。そのほかにどのような花があるんでしょうか。よろしくお願いします。
○桜野委員長 林農地林務課長。
○林農地林務課長 今ほどの質問でございますが、実際に想定してございますのは、チューリップの花束がメインというふうに考えてございます。
 ただ、チューリップの切り花につきましては、砺波切花研究会等に確認いたしますと、供給の時期が12月からというようなことを伺っておりますので、したがいまして、9月からということになりますと、こちらにつきましては、どういう花があるのかということもまた検討させていただきまして、各施設のほうにお配りさせていただきたいなと存じます。よろしくお願いいたします。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 本当に今、一生懸命走りながら動いていらっしゃることだと思います。大変発想はすばらしいと思っておりますし、そのように花を探してくるのも大変だというような気持ちもあるんですが、行われる以上、しっかりとしたものを持っていっていただきたい。何か5本ほどで、はい、どうぞというのはやめてほしいなというふうに、これは希望であります。お願いします。
 商工観光課の大浦課長、お願いします。
 アフターコロナ首都圏プロモーション事業、もちろんこれは毎年のように行われておることは十分承知しております。先ほどの農林振興課のほうもちょっと気にはなるんですけれども、要は首都圏へ出向くということに対しまして、今の現状からすると、行くのも拒まなければならない、来てもらうのも拒まなければならないような現状の中で、本当にどこまでできるというふうにお考えなのかが1つ。
 それと、来春の第70回のとなみチューリップフェアは是が非でも成功させなければならんと思っております。それに向けて行ってほしい気持ちもあるんですけれども、それも含めた中でこのプロモーション事業をどのように進められるか、もう一度お伺いしたい。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 首都圏はこういう状況ということですが、私どもとすれば、とにかく実施の方向で進めてまいりたいというふうに思っております。中止にすることはいつでもできるのですが、予約という部分もありますし、特に東京の状況、いろいろあると思いますけれども、交通広告とかこういうビジョンの部分、また電車の中づり部分については予約が必要になってきますので、取りあえず予約を進めてまいりたいというふうに思っております。感染対策もしっかりやりながら、とにかくPRしていきたいなというふうに思っております。
 状況によってはいろいろ考えていきたい、調整はしていきたいなというふうに思っております。
○桜野委員長 川辺委員。
○川辺委員 思いは当然でしょうし、それから、こちらから向かわれる方の感染対策というものをしっかりとしていただきたい。
 もう一点お願いしたいんですが、首都圏を狙わなければならないのは、当然人口数的なものもあるんでしょうけれども、これだけ首都圏がこういう状況になってくると、首都圏近辺と言っても同じかもしれませんが、もう少し方向を変えた観光客勧誘というものもお考えいただくところではないでしょうかと思ったりするんですが、そういうお考えはおありではないでしょうか。
○桜野委員長 大浦商工観光課長。
○大浦商工観光課長 となみチューリップフェアとか砺波市の観光PRにつきましては、首都圏だけではなくて、他の地方についても実施してまいりたいというふうに思っております。その中で、首都圏プロモーションも進めていくということですので、その他の地域も感染状況も含めながらPRに努めていきたいというふうに思っております。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 除雪対策費についてお伺いします。
 南般若地区の小型ロータリーの老朽化に伴う更新ということですが、老朽化しておられる、今回更新されるロータリーというのは、購入後何年ほどたっているものなんでしょうか。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 今現在所有している機械につきましては、平成18年、したがいまして14年経過した機械でございます。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 今回、ロータリーを更新する上で、平成18年よりも前に購入しておられるような小型ロータリーというのは市内に存在するんでしょうか。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 南般若地区の平成18年よりも先に購入した機械も、他の地区にはございます。
 以上であります。
○桜野委員長 山本篤史委員。
○山本篤史委員 そうなると、いろんな事情があったかと思いますが、南般若地区のロータリーを優先的に更新するようになった原因というのは、多分故障とか、新しく交換する部品がないとか、いろんな事情があるかと思いますが、どのような事情で南般若地区を優先的に更新することになったのか、お尋ねします。
○桜野委員長 栄前田土木課長。
○栄前田土木課長 南般若地区で現在使っている機械につきましては、非常に故障の頻度が高くなっていまして、修繕費が非常にかかると。特に、除雪作業をする際に雪をかき込むオーガ、そういったところの能力が非常に落ちて作業効率が悪くなっているということから、地元のほうで早く更新させてくれという要望があったものでございます。
○桜野委員長 ほかに質疑、意見はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○桜野委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより、付託案件を採決いたします。
 お諮りいたします。議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分、以上、案件1件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○桜野委員長 挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で産業建設常任委員会の審査を終了いたします。

○桜野委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成については、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○桜野委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。
 以上で産業建設常任委員会を閉会いたします。
 市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでした。

 午後 3時52分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会産業建設常任委員会

   委員長   桜 野 孝 也



令和2年第3回 産業建設常任委員会 臨時会 議事日程・名簿

            産業建設常任委員会

1.会議に付した事件
  ・第3回臨時会付託案件の審査

1.開会及び閉会の日時
    7月30日  午後 3時35分  開会
    7月30日  午後 3時52分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 桜 野 孝 也     副委員長 山 森 文 夫
   委員 林   忠 男       委員 山 本 善 郎
   委員 川 辺 一 彦       委員 山 本 篤 史

1.欠席委員(なし)

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則      部  長 老 松   司

 商工農林部次長           商工農林部次長
 商工観光課長 大 浦 信 雄      農業振興課長 津 田 泰 二

 商工農林部             建設水道部
 農地林務課長 林   憲 正      土木課長 栄前田 龍 平

1.職務のため出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和2年第3回 本会議 臨時会(第1号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時03分 開会

               開 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより令和2年第3回砺波市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。

                日程第1
              会議録署名議員の指名
○議長(山本善郎君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
  9番 川 辺 一 彦 君
 11番 島 崎 清 孝 君
 12番 川 岸   勇 君
を指名いたします。

                日程第2
              会期の決定について
○議長(山本善郎君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は本日1日と決定いたしました。

                日程第3
            議案第72号及び議案第73号
○議長(山本善郎君) 次に、日程第3 議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)及び議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。

              (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 久しぶりにマスクを取りますと、何か裸でしゃべっているような感じで緊張しております。
 本日、砺波市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員各位には出席をいただき、厚く御礼を申し上げます。
 さて、令和2年7月豪雨災害では、熊本県をはじめ、フラワー都市交流を通じ本市と親交のある久留米市など、九州地方を中心に全国各地に大きな被害がもたらされました。
 この災害により亡くなられました多くの方々やその御遺族に対し、改めて深い哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われました多くの方々にお見舞いを申し上げ、一日も早く復旧・復興されることを心から願うものであります。
 また、先日来の豪雨で東北地方でも洪水被害が発生するなど、大雨による被害は全国どこで、いつ発生するか分からない状況であり、本市においても一層の緊張感を持って防災・減災対策に取り組んでまいります。
 一方、国内の新型コロナウイルス感染症の感染状況については、緊急事態宣言の解除前後からしばらくは小康を保っていた感染者数が、6月下旬以降、東京都をはじめ大都市圏を中心に再び増加に転じ、全国への拡大が危惧される状況にあります。
 富山県においても、7月2日に、5月18日以来45日ぶりとなる感染者が確認されて以降、散発的ではありますが感染者の確認が続いております。
 このように長期化するコロナ禍の中で、経済の振興と感染拡大防止策を同時に進めなければならないという非常に厳しい局面になっております。
 こうした中、本市では、国・県の施策とも十分に連携を図り、本市の実情に合った施策を迅速かつ着実に実行し、新しい生活様式に対応してきたところであります。さらに、今回提案いたしました補正予算では、コロナ禍の長期化を考慮し、特別定額給付金の基準日後に出生した新生児に対し、1人当たり10万円を給付することにより、保護者の経済的負担軽減を図り子育てを支援してまいります。
 また、今後の第2波、第3波に備え、医療においては、市立砺波総合病院に本館とは別棟の情報支援棟を改修して、感染排除処理システムを備えた発熱外来を設置し、発熱や呼吸器症状などの感染が疑われる患者さんに対し適切な診療を行うとともに、院内感染を防ぎ、通常診療もしっかりと維持していける体制を整えてまいります。
 また、光ファイバー未整備の庄東地区を含めた市内全域のケーブルテレビ網の光化によって、オンライン授業やテレワークのための情報通信基盤を整備してまいります。このことにより、今後のコロナ禍に負けないICTを活用した新たなサービスの創出や5Gを活用した次世代サービスの展開にも資するものと考えております。
 このほか、新型コロナウイルス感染症対策のための諸施策を中心に、本臨時会で補正予算の追加をお願いするものであり、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 次に、この間実施してまいりました主な新型コロナウイルス感染症対策事業の進捗状況等について申し上げます。
 不足しております子ども用マスクについて、6月初めに3歳以上のお子さんと小学生に1人10枚ずつ配布したのに加えて、7月中旬には通気性が高い夏用布マスク3枚を3歳以上のお子さんと小学1年、2年生に配布したところであります。
 また、感染リスクの高い三世代同居世帯を対象に、50枚入りマスク1箱を配布する「みんなで安心!三世代応援マスク配布事業」は、1か月半余りで約1,600件の申請を受け、順次配布を進め、好評を得ているところであります。今後も、三世代同居世帯が安心して世代間で支え合いながら生活できるよう、積極的に支援をしてまいります。
 次に、「砺波市特別定額給付金給付事業」につきましては、6月末時点で未申請の方を対象に勧奨はがきを送付し給付申請を促すとともに、民生委員児童委員の御協力を得て、独り暮らしの高齢者世帯など御自身での申請が困難な方への訪問による申請支援を行ったことにより、本日現在で支給対象者のうち99.4%の方に振込みを終えております。8月21日が申請期限となっていることから、引き続き未申請の方への勧奨を行うなど、適切かつ丁寧に対応してまいります。
 次に、商工業の振興について申し上げます。
 これまでの補正予算で対応してまいりました利子補給等の支援、休業協力金、家賃補助などに加え、新型コロナウイルス感染症からの地域経済回復事業として、商工団体等と連携を図りながら発行いたします「砺波市プレミアム付商品券」と「グルとな&安心おかえり券」には、一部は抽せんとなるなど、数多くの申込みがあったところであります。
 商品券の引換えについては、「3つの密」を避けるため、指定された購入日と場所で、7月20日から8月2日まで引換え中であります。商品券の利用期限であります来年1月31日までに各登録店舗で御利用いただき、となみの元気を取り戻すことにつなげてまいりたいと考えております。
 次に、観光振興について申し上げます。
 市内のホテルや旅館の事業継続を図るため、砺波市ホテル旅館組合と庄川峡観光協同組合とに委託し発行いたしました県民限定の「本物を魅せる となみへお出かけ宿泊割引券」につきましては、7月24日現在で1,000泊を超える申込みがあり、また8月1日からの「本物を魅せる となみへお出かけ優待券」につきましても、県内及び近県から多くの申込みがあったことから、宿泊施設の経営回復はもとより、様々な業種への波及効果により、地域経済の活性化にも順調につながっているものと考えております。
 今後とも、市民や事業者などのニーズに適切に対応し、関係者と連携した実効性のある施策を引き続き打ち出してまいりたいと考えております。
 それでは、これより本日提出いたしました議案について説明を申し上げます。
 まず、議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出それぞれ5億829万4,000円を追加し、歳入歳出予算総額を283億9,095万4,000円とするものであります。
 歳出予算の主なものとしては、
  地域情報化推進事業費        2億4,016万6,000円
  新生児特別給付金給付事業費            2,730万円
  ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費  2,425万8,000円
  緑花促進事業費                  1,060万円
  観光産業回復事業費                1,700万円
  小学校教育奨励費                 3,120万円
  文化会館管理運営費                1,980万円
など、新型コロナウイルス感染症対策に必要となる諸経費ほかについて精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源の主なものは、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等の国庫支出金であり、不足する額727万9,000円を繰越金で措置するものであります。
 次に、議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、発熱外来の整備をはじめとする新型コロナウイルス感染症対策について精査の上、所要の補正を行うものであります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 十分に御審議の上、可決をいただきますようお願いを申し上げます。
○議長(山本善郎君) この際、暫時休憩いたします。

 午後 2時15分 休憩

 午後 2時54分 再開

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) 休憩前に引き続き、質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 16番 嶋村信之君。
 〔16番 嶋村信之君 登壇〕
○16番(嶋村信之君) それでは、通告に基づき、今臨時議会に上程されております議案について、分割方式で一般質問させていただきます。
 今回のコロナウイルスは、言葉という人間の基本的なコミュニケーションを利用して拡大したと見られております。幸いにも日本語の発音自体にウイルスを飛散させにくい特徴があるようです。英語では摩擦音があり飛沫が発生することや、英語や中国語には有気音があり、このときに飛沫を遠くまで飛ばします。しかし、日本語にはほとんど有気音はありません。
 新型コロナウイルスではエアロゾルでも感染が広がりを見せており、これは他の感染症に見られないことです。エアロゾル発生量が少ない背景には、沈黙は金、言わぬが花と言われている日本では、口数の少ないことを美徳とする文化があります。
 欧米諸国では、口を動かすときの表情が隠れることを嫌ってマスク着用の習慣がありません。日本では以前から、健康な人でも予防の観点からマスクを着用することが定着しております。
 また、日本の風土が関係しており、例えば挨拶は握手よりもお辞儀をする、家に入るときには靴を脱ぐ、小まめに手を洗い頻繁に入浴する習慣があります。その上、災害時、人々はお互いに協力し合って集団で苦難を乗り越えてきました。こうした思考傾向は、今回の自粛、自制の行動にもつながっていると言われております。また、諸外国に比べて新型コロナウイルス感染率が低いと言われるゆえんであります。
 したがって、感染症は科学的な視点だけでなく、その国や地域の風土や歴史といった多面的、複眼的な視点で捉えていく必要があります。ダーウィンは、最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き延びることができるのは変化できるものであると「進化論」で述べております。これからの時代は従前の考え方にこだわることなく、時代の変化に対応した新しい生活様式の定着を図らなきゃなりません。
 今回、政府は、2兆円を増額した2次補正は、1、家賃支援を含む雇用維持と事業継続、2、新しい生活様式への対応にそれぞれ1兆円ずつ使い道を配分され、本市の配分量は、1、人口や事業所数、感染状況から2億5,462万8,000円、2、人口や財政力などに応じて2億9,656万5,000円、合計5億5,119万3,000円配分されております。
 最初に、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の活用について、病院事務局長にお尋ねいたします。
 地域の実情に応じて医療提供体制の整備に使える新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金が、1次補正で1,490万円余、及び2次補正では2兆2,370億円に増額された上、全額国の費用で事業を実施することになり、今臨時議会で計上されております。具体的には、病床の確保、入院医療機関の人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO)などの整備といった事業に活用できます。
 そこで1点目、病床の確保、入院医療機関の人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO)などの整備はどこまで充足されているか、お答えください。
 以上、1点目を終わります。
○議長(山本善郎君) 答弁を求めます。
 堀池病院事務局長。
 〔病院事務局長 堀池純一君 登壇〕
○病院事務局長(堀池純一君) 私からは、1項目めの新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金の活用についての御質問にお答えいたします。
 市立砺波総合病院では、現在、新型コロナウイルス感染症対応といたしまして、専用の設備と構造を持つ感染症病床等9床を専用病床として確保しております。
 当院といたしましては、今後とも新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を活用しながら、感染症拡大状況に応じた病床の確保に努めてまいりたいと考えております。
 次に、人工呼吸器をはじめとした医療機器の整備につきましては、既に保有しております体外式膜型人工肺(ECMO)などの機器に加える形で、人工呼吸器や血液浄化装置、生体情報モニターなど、第2波に備えるための複数の医療機器について充足を図るべく事業計画を提出したところであります。
 本事業計画に対する国の了承が得られ次第、速やかに整備を進めてまいりたいと考えているところであります。
 私からは以上であります。
○議長(山本善郎君) 嶋村信之君。
 〔16番 嶋村信之君 登壇〕
○16番(嶋村信之君) 次に、国の医療提供体制の整備を受け、市立砺波総合病院新型コロナウイルス感染症対策発熱外来の設置について伺います。
 1点目、発熱外来の設置に伴い、PCR検査及び抗原検査はどこまで可能になるのか、病院長に伺います。
 2点目、発熱外来設置のスケジュールについて病院事務局長にお尋ねいたします。砺波医療圏の中核病院であり、新型コロナウイルス感染症指定医療機関として、発熱外来設置は地域住民の待望しているところでもあり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策強化を図る観点からも時宜を得たものであります。
 報道によりますと、昨日、新型コロナウイルスの感染者数は全国で新たに1,260名が確認され、1日当たりの感染者が初めて1,000人を超え、これまで感染者が確認されていなかった岩手県でも2名の陽性が判明いたしました。これで47都道府県全てに感染者確認されたことになります。
 したがって、本市においても、新型コロナウイルス感染者が出ないとも限りません。しかし、発熱外来設置のスケジュールを見る限り、来年の2月下旬から3月上旬の完成となっております。発熱外来棟は新築ではなく情報支援棟を改修して設置されると伺っております。
 そこで、第2波、第3波に備えるためにも、発熱外来棟の完成を早めることはできないのか、お答えください。
○議長(山本善郎君) 答弁を求めます。
 病院長 河合博志君。
 〔病院長 河合博志君 登壇〕
○病院長(河合博志君) 私からは、市立砺波総合病院新型コロナウイルス感染症対策発熱外来の設置についての御質問にお答えいたします。
 まず、1点目の発熱外来の設置に伴い、PCR検査や抗原検査はどこまで可能になるのかの御質問にお答えいたします。
 いわゆる発熱外来につきましては、来院される患者さんのうち、新型コロナウイルスの感染が疑われる方専用に診察や検査を行う目的で設置するものであります。
 一方で、県では、かかりつけ医から紹介のある軽症の患者さんを対象に、集中的にPCR検査を実施する体制として、医療圏ごとに地域の医師会が中心となって、地域外来・検査センターを設置し既に運用が開始されておりますが、当院が設置を予定する発熱外来は、院内感染を防止するためのものであり、目的が異なるものであります。
 当院といたしましては、主に入院医療を担う感染症指定医療機関として、同センターとの連携に努めるとともに、院内感染の防止を主眼とする発熱外来の効果的な運用のため、医師の判断に基づくPCR検査や抗原検査を必要に応じて実施していくものであります。
 私からは以上であります。
○議長(山本善郎君) 答弁を求めます。
 堀池病院事務局長。
 〔病院事務局長 堀池純一君 登壇〕
○病院事務局長(堀池純一君) 2点目の発熱外来設置のスケジュールについての御質問にお答えいたします。
 発熱外来の設置に際しましては、設計や設備改修の資材及び運用のための医療資機材の調達に必要な期間を考慮した標準的な工程を設定しているところであり、改修に先駆けて発注する設計業務の中で、資材や工法の選択において、可能な限り工期が短縮できる方法の採用を予定するなど、早期の設置に努力しております。
 また、感染状況によりましては、情報支援棟の基本的な区画の整備を最優先し、そこで移動可能な簡易陰圧装置等を設置した上での仮診察室の一部供用や、感染症対策陰圧テントを活用した診察による対応なども視野に入れながら、患者さんの来院状況に応じた臨機応変な対応を取ってまいりたいと考えております。
 私からは以上でございます。
○議長(山本善郎君) 嶋村信之君。
 〔16番 嶋村信之君 登壇〕
○16番(嶋村信之君) 今ほど病院長からも院内感染を防ぐ目的というお話がございました。院内感染をなくすためにも、できるだけ早く発熱外来棟の完成をしていただきたいと思っております。
 次に、災害時における避難所に対する避難所等配置新型コロナウイルス感染拡大防止購入費等に関する予算について、企画総務部長にお尋ねいたします。
 今、首都圏や関西圏では新型コロナウイルス感染症が拡大しており、昨日の報道によると、全国で新型コロナウイルス感染者が1日当たり1,260名となり過去最高になる中、幸いにも砺波市では新型コロナウイルス感染者は1人も出ておりません。これからも感染者ゼロを目指し、市民の新しい生活様式を定着するためにも、さらなる周知を図らなければなりません。
 また、7月22日からGo Toキャンペーンがスタートしたことから感染のリスクが高まります。さらに、災害時の新型コロナウイルス感染拡大防止のための避難所の運営を図らなきゃなりません。
 そこで1点目、避難所を開設した場合、入り口のカメラで一人一人体温を測定することや、避難所での段ボール製のパーティションで家族ごとなどに居住空間を区切り、内部に段ボールベッドを設置し、消毒ができるようパーティションをビニールで覆い、居住空間ごとに消毒液も必要であります。また、症状が出た場合の専用スペースやトイレは、一般の避難者とは、ゾーン、動線を分ける必要があります。
 そこで、新型コロナウイルス感染拡大防止のためにどのような物品を調達されるのか、またレイアウトに係る物品も含まれているのかお答えください。
 2点目、3密を避けるため、1人の居住空間として通常の倍の広さを確保するため、避難所の収容人数は半分程度になると思われます。厚生労働省は、発生した災害や被災者の状況等については、避難所の収容人数を考慮し、あらかじめ指定した指定避難場所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所の開設を図るとともに、ホテルや旅館等の活用等を検討することとの通知が出されております。
 そこで、避難所増設を含んだ避難所等配置新型コロナウイルス感染拡大防止購入費になっているのか、お答えください。
○議長(山本善郎君) 答弁を求めます。
 畑企画総務部長。
 〔企画総務部長 畑  進君 登壇〕
○企画総務部長(畑  進君) 私からは、3項目めの避難所等配置新型コロナウイルス感染拡大防止購入費等について、一括してお答えをいたします。
 本議会で計上しております補正予算につきましては、さきに策定をし、避難所運営マニュアルに追加をしました新型コロナウイルス感染症対策編に基づき、感染拡大防止に配慮した避難所運営に必要な物品等を整備するものであることから、避難所のレイアウトや避難所増設を考慮し、計上しているものであります。
 整備する物品等につきましては、受付用パーティション、体調不良者等離隔用テント、間仕切り、簡易トイレ、サニタリー類、換気用大型扇風機、バルーンライト、発電機等に加え、避難所の増設及び中山間地における孤立集落解消のための移動系デジタル行政無線機の増備等を行うものであり、9月27日に予定しております市総合防災訓練では、そうした物品などを活用し、新型コロナウイルス感染症対策を含めた訓練を行うこととしております。
 私からは以上であります。
○議長(山本善郎君) 嶋村信之君。
 〔16番 嶋村信之君 登壇〕
○16番(嶋村信之君) 次に、砺波市新生児特別給付金の支給について、教育委員会事務局長にお尋ねいたします。
 特別定額給付金の支給は、令和2年4月27日現在の住民基本台帳に記録されている者を対象に、世帯構成員1人につき10万円が支給されていました。
 しかし、政府の第2次補正を受け、今臨時議会で基準日以後に生まれた新生児も、令和3年4月1日までに生まれた場合は給付されることになりました。以前から、基準日後に生まれた、保護者や妊産婦さんから、コロナ禍の中、生み育て、大変苦労しているのに対象外とは、また生まれてくる子に影響ないかしら、心配しているなどの声が寄せられております。今回の新生児に対する特別給付金の支給は時宜にかなったものであり、関係者から大変喜ばれております。
 また、特別定額給付金の支給により、本市の出生率向上に期待しているものであります。
 そこで1点目、申請方法と周知の仕方についてお答えください。
 2点目、給付方法及び振り込まれるまでの期日についてお答えください。
○議長(山本善郎君) 答弁を求めます。
 構教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 構 富士雄君 登壇〕
○教育委員会事務局長(構 富士雄君) 私からは、4項めの砺波市新生児特別給付金の支給についての御質問にお答えいたします。
 まず、1点目の申請方法と周知の仕方につきましては、新生児の出生等の届出日が7月31日以前と8月1日以降に分けて実施することとしております。
 そこで、7月31日までに出生届等を提出された方につきましては、4月28日以降の出生が確認できますことから、市から保護者に対して給付金の申請に係る書類を郵送することで制度の周知を図り、申請いただくこととしております。
 8月1日以降に出生届等を提出される方には、市民課で諸手続を終えた後、こども課の窓口において児童手当や子育て支援の医療費の申請などをなされることから、その際に併せて給付金の申請手続を行っていただくこととしております。
 また、市の広報やホームページはもとより、母子手帳を発行しております健康センターにおきましてもパンフレットを配布し周知を図り、少しでも安心して妊婦生活が送ることができ、お子さんが誕生されたときの喜びの一つにしていただきたいと考えております。
 次に、2点目の給付方法及び振込みされるまでの期日につきましては、7月31日までに届出された方に対しまして、給付金の申請に係る書類を郵送し、その申請書を受け付けた後、速やかに給付手続を行うこととしており、8月中に支給ができるよう努めてまいります。
 また、8月1日以降に届出をされる方には、こども課の窓口において申請手続を行っていただき、翌月の15日に支給をすることと考えております。
 なお、今回の給付につきましては、既に児童手当の支給実績のある口座を利用できるよう申請書の記載内容を工夫するなど、手続の簡素化を図りながら速やかな支給に努めてまいります。
 以上であります。
○議長(山本善郎君) 嶋村信之君。
 〔16番 嶋村信之君 登壇〕
○16番(嶋村信之君) 次に、児童生徒の夏季休業中の学習保障や健康管理について、教育委員会事務局長にお尋ねいたします。
 気象庁は、今年の夏は南から暖かな空気が流れ込みやすい状況が続くため、この先1か月間の平均気温は、西日本から関東甲信では平年並みか平年より高くなる見込み、梅雨の間は蒸し暑く、梅雨が明けると一気に35度を超えるような猛暑がやってくる可能性があると発表しております。
 したがって、マスクを着用するタイミングの工夫や、エアコンと換気の組合せによる室内温度の整備は、熱中症にかからないための対応が必要であります。
 さきにも述べましたが、新しい生活様式を定着するため、以前とおりの取組であってはなりません。児童生徒は新型コロナウイルスによる長期休校の影響により、外出自粛による運動不足などにより、通常より体力が懸念されており、その上、熱中症のリスクの高まりも指摘されております。
 砺波市全小中学校では、幸いにして、この2年間、熱中症にかかった生徒は2名程度と伺っております。このことは学校において適切な指導のたまものと思います。
 しかし、今年は全く事情が違います。新型コロナウイルスの発症に伴い、今後一人一人が感染防止の3つの基本である、1、身体的距離の確保、2、マスクの着用、3、手洗いや3密を避ける等の対策をこれまで以上に取り組まれた生活様式を実践することが求められております。
 今年の夏はこれまでと異なる生活環境下であることから、例年以上に熱中症に気をつけることが重要です。十分な感染対策を図りながら熱中症予防対策もこれまで以上に心がける必要があります。
 令和2年度に必要な熱中症予防行動について、環境省と厚生労働省において作成されている資料の内容を見ると、熱中症事故は体育、スポーツ活動だけでなく、部活動、屋内での授業中、登下校においても発生しており、教育課程内外を問わず適切な熱中症の防止措置を取ることが必要です。また、気象状況や空調設備等の整備状況等を踏まえた活動内容を設定することも重要です。
 また、外出自粛が長く続いたことにより、体はまだ暑さに慣れていない状況も考えられますので、軽めの運動から始めるなど、暑さに徐々に慣れるようにすることが大切だと周知をしております。
 本市は、幸いにも全小中学校に冷房装置が設置されており、臨時休業に係る夏季休業期間短縮経費として電気料の予算が今回提案されております。通常、冷房は窓を閉じた状態で使用するのが普通ですが、今年は事情が違います。それは冷房中であってもコロナウイルスの感染症を防ぐために窓を開く必要があります。
 そこで1点目、学校現場が冷房設備の下、安心して児童生徒が学習できる配慮が必要と思うがいかがか、お答えください。
 2点目、夏季休業期間短縮に伴う学習指導員の人件費増が計上されており、学習指導員の活用についてお尋ねいたします。
 文部科学省初等中等教育局長通知、令和2年4月10日付、新型コロナウイルス感染症対策のための臨時休業等に伴い、登校再開後の指導について、児童生徒が学校に登校することができるようになった時点で、可能な限り、令和2年度の教育課程内での補充のための授業や教育課程に位置付けない補習を実施することとの通知を受け、本市も学習指導員を各学校に配置しております。
 学習指導員は、学校再開後、教員がサポートする学習プリント等の印刷業務、授業準備の補助、保護者への連絡、健康管理等に関わる業務を補助し、教員のサポートを小中学校へ配置の予算を活用し、本市においても今臨時議会で人件費が計上されております。また、今回、県から緊急スクール・サポート・スタッフも全小学校に配置されております。
 そこで、新しい生活様式の対応の一環として、学習指導員、緊急スクール・サポート・スタッフを活用し、特に体力のついていない小学校1年生には、教科書の必要なところをプリント化し、自宅へ持ち帰るようにして、重いランドセルの代用として校外学習等で利用している軽いリュックサックで対応ができないか、お答えください。
 なお、新1年生の保護者から、勉強のことも気になるが、それよりも子どもの健康が気になり、元気に帰宅すると安心しますなどの声が寄せられたことを付言しておきます。
 以上、終わります。
○議長(山本善郎君) 答弁を求めます。
 構教育委員会事務局長。
 〔教育委員会事務局長 構 富士雄君 登壇〕
○教育委員会事務局長(構 富士雄君) 私からは、5項目めの児童生徒の夏季授業中の学習保障や健康管理についての御質問にお答えいたします。
 まず、1点目の学校現場が冷房設備の下、安心して児童生徒が学習できる配慮につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、教室内の換気を十分に行う必要があります。
 しかしながら、各学校の構造上、教室の配置に違いがありますことから、状況に応じて窓や室内扉を開けたままにしたり、定期的に換気したりしながら、授業や学校活動を行っているところであります。
 今後とも、適切な換気や室温管理に努めるとともに、熱中症指標計などを活用しながら、児童生徒が安全で安心して学習ができる環境に努めてまいりたいと考えております。
 次に、2点目の教科書の必要なところのプリント化及び軽いリュックサックで対応できないかにつきましては、夏場の気温が高くなる時期のみならず、通年において、教科書の必要なところを宿題としてのプリント化や、家庭学習に必要のない教科書などの学習教材を学校に置いていくことの指導を行い、これまでも可能な範囲で荷物の軽量化に努めてきております。
 また、ランドセルの代用として軽いリュックサックでの対応につきましては、ランドセルの使用を必須としているものではありませんので、このような御提言がありましたことを学校やPTAに伝えてまいりたいと考えております。
 以上であります。
○議長(山本善郎君) 以上で、通告による質問並びに質疑は終わりました。
 これをもって、質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたします。

              議案の常任委員会付託
○議長(山本善郎君) ただいま議題となっております議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)及び議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、会議規則第37条第1項の規定により、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の各常任委員会に付託いたします。
 この際、暫時休憩いたします。

 午後 3時27分 休憩

 午後 4時55分 再開

○議長(山本善郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 本日の会議時間は、議事の都合により、会議終了時まで延長いたします。

              (常任委員会の審査報告)
○議長(山本善郎君) これより、付託いたしました案件につきまして、所管の委員長の審査結果の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 桜野孝也君。
 〔産業建設常任委員会委員長 桜野孝也君 登壇〕
○産業建設常任委員会委員長(桜野孝也君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました案件1件について審査するため、先ほど市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 それでは、本日、産業建設常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分の案件1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 議案第72号 所管部分の令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)につきましては、地域経済の維持・回復に向けた対策として、園芸振興対策費では、チューリップ切り花の魅力発信や販路開拓支援事業として新たな需要拡大を図るほか、緑化促進事業費では、「となみ“花と笑顔”のプロジェクト事業」として、花で市民を笑顔にする事業の実施、観光産業回復事業費では、「アフターコロナ首都圏プロモーション事業」として、チューリップフェア及び市内観光施設等への誘客のPRを行うための予算補正を行うとのことでありました。
 また、除雪対策費では、富山県地域ぐるみ除排雪促進事業による除雪機械を購入する事業に予算補正を行うとのことでありました。
 以上、審査の結果を申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 民生病院常任委員会委員長 山田順子君。
 〔民生病院常任委員会委員長 山田順子君 登壇〕
○民生病院常任委員会委員長(山田順子君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました案件2件について審査するため、先ほど市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 それでは、本日、民生病院常任委員会に付託されました案件の審査結果を御報告いたします。
 付託案件は、議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分及び議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)の案件2件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、審査の概要について申し上げます。
 議案第72号 所管部分の令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)につきましては、新型コロナウイルス感染症対策における「生活支援」対策として、市民の安心・安全及び公共交通維持の観点から、夜間公共交通維持確保支援事業やデマンドタクシー感染防止運行支援事業、妊産婦に対するオンライン保健指導を行うための環境整備を図る等の予算補正を行うとのことでありました。
 次に、議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、情報支援棟を改修し感染排気処理システムを備えた発熱外来の設置及び人工呼吸器や感染症対策テント等の医療器械・備品の購入、個人防護具・消毒材料を購入するほか、一般会計においても消毒薬購入等に係る病院事業会計への繰出金の予算補正を行うとのことでありました。
 以上、審査の結果を申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 総務文教常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔総務文教常任委員会委員長 有若 隆君 登壇〕
○総務文教常任委員会委員長(有若 隆君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について御報告申し上げます。
 本日、当委員会に付託されました案件1件について審査するため、先ほど市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 それでは、本日、総務文教常任委員会に付託されました案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)所管部分の案件1件であります。
 当局から議案についての詳細な説明を受け、慎重に審議いたしました結果、付託案件については、原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 ここで、主な審査の概要について申し上げます。
 議案第72号 所管部分の令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)につきましては、新型コロナウイルス感染症対策における「生活支援・教育の再開」対策として、オンライン授業やテレワークなどのための情報通信基盤の整備として、光ケーブル未整備地区を含む市内全域のケーブルテレビ網を光ケーブル化する事業に取り組むほか、国の特別定額給付金対象外である新生児に支給する新生児特別給付金の給付事業、低所得の独り親世帯等を支援するひとり親世帯臨時特別給付金の支給、学校関係では、小中学校の臨時休業に係る夏季休業期間短縮に伴う冷房設備稼働による電気料の増額や、小学校の休業期間中に長時間の開所を行った放課後児童クラブの運営費、学校再開に伴う3密対策と、GIGAスクール構想で配置する1人1台端末を有効活用するため、大型モニターや電子黒板を全教室に配置する、それぞれ予算補正を行うとのことでありました。
 また、第2波への感染症対策として、感染症拡大予防の環境整備として、消防団や避難所等への感染防止物品等の購入及び市立図書館への図書消毒機の設置をはじめ、保育所などへのオゾン脱臭機等の設置、文化施設感染症防止対策として、文化会館、砺波市美術館、砺波民具展示室の空調設備等の整備に要する予算補正を行うとのことでありました。
 以上、審査の結果を申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

               (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

               (討  論)
○議長(山本善郎君) これより討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認めます。

               (採  決)
○議長(山本善郎君) これより、議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)及び議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決されました。

○議長(山本善郎君) 以上で、本臨時会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(山本善郎君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 本日の臨時会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
 今般提案いたしました一般会計補正予算案並びに病院会計補正予算案につきまして、可決をいただき、誠にありがとうございました。
 さて、今臨時会の冒頭でも触れましたように、新型コロナウイルス感染症につきましては、大都市部での感染の急増と全国への拡大が危惧される状況にありまして、昨日、1日に国内で新たに確認された感染者が1,000人を大きく超え、過去最多を更新いたしました。
 このような状況の下、感染拡大防止策の着実な実施と、市民生活と地域経済を守り、このコロナ禍を乗り切るための継続的な取組が一段と重要となってまいります。
 本市はこれまで特別定額給付金をはじめとする国、県の施策を速やかに実施するとともに、独自施策について、金融支援や家賃支援などの事業者支援や、独り親世帯等への給付金支給などの緊急対策、プレミアム付商品券等の地域振興策などを本市の実情に合わせ、きめ細かく、かつ迅速に実施してまいりました。
 また、今回可決をいただきました発熱外来の整備や市内全域の光ケーブル化事業、小中学校全教室への大型モニター等、学習機器の整備事業などの施策は、第2波、第3波への備え、次代の発展への基盤になるものと考えております。
 これまでこれらの諸施策をタイムリーに実行できましたのも、6月の定例会に加えまして、これまで3回の臨時会において、各種施策に対し賜りました議員各位の御理解のおかげと改めて感謝を申し上げます。
 今後とも、これらの施策を着実に実行するとともに、関係機関と連携しつつ、市民の皆さんの声にも耳を傾けながら、状況の変化に機敏に対応してまいる所存であり、引き続き必要な施策について、適時適切に御提案申し上げることとなるものと存じますので、議員各位のより一層の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。
 結びに、議員各位をはじめ関係各位に重ねてお礼を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) これをもちまして、令和2年第3回砺波市議会臨時会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 5時10分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   山 本 善 郎

   署名議員   川 辺 一 彦

   署名議員   島 崎 清 孝

   署名議員   川 岸   勇



令和2年第3回 本会議 臨時会(第1号) 議事日程・名簿

        令和2年第3回砺波市議会臨時会会議録

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定について
   第3 議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)及び議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
      (提案理由説明、質問、質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、採決)

1.本日の会議に付した事件
   日程第1 会議録署名議員の指名
   日程第2 会期の決定について
   日程第3 議案第72号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第5号)及び議案第73号 令和2年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
        (提案理由説明、質問、質疑、委員会付託、委員長報告、質疑、討論、採決)

1.開議及び閉議の日時
   7月30日  午後 2時03分  開会
   7月30日  午後 5時10分  閉議

1.出席議員(18名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  13番 大 楠 匡 子 君    14番 今 藤 久 之 君
  15番 稲 垣   修 君    16番 嶋 村 信 之 君
  17番 林   忠 男 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

                   病  院
 病 院 長 河 合 博 志 君    事務局長 堀 池 純 一 君

                   教育委員会
 教 育 長 山 本 仁 史 君    事務局長 構   富士雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和2年第3回 本会議 臨時会 目次

          令和2年第3回砺波市議会臨時会会議録目次

★7月30日
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  2
  会期の決定について ………………………………………………………………  3
  議案第72号及び議案第73号
   提案理由の説明 ………(夏野市長)…………………………………………  3
   質 疑 ……………………………………………………………………………  7
  議案の常任委員会付託(議案第72号及び議案第73号)…………………… 16
   常任委員会の審査報告 ………………………………………………………… 16
   質 疑 …………………………………………………………………………… 19
   討 論 …………………………………………………………………………… 19
   採 決 …………………………………………………………………………… 20
  閉会の挨拶 ………………………………………………………………………… 20
  閉会の宣告 ………………………………………………………………………… 21

 

令和2年6月 本会議 定例会(第4号) 本文

1.会議の経過
 午後 2時04分 開議

○議長(山本善郎君) ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
 本日の日程は、あらかじめお手元に配付してあります議事日程第4号のとおりであります。

                 日程第1
           議案第33号から議案第42号まで
○議長(山本善郎君) これより本日の日程に入ります。
 日程第1 議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)から議案第42号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。

             (各常任委員会の審査報告)
○議長(山本善郎君) 以上の案件につきましては、各委員会に付託してありますので、その審査結果について各委員長の報告を求めます。
 産業建設常任委員会委員長 桜野孝也君。
 〔産業建設常任委員長 桜野孝也君 登壇〕
○産業建設常任委員長(桜野孝也君) 産業建設常任委員会の審査結果とその概要について報告いたします。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外2件について審査するため、去る6月17日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催しました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第41号 市道路線の認定及び廃止について、議案第42号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、以上3件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、チューリップ球根ネット栽培実証普及事業補助金の内容及びネット栽培機械の完成見込みについてただしたところ、補助金については、農家の方にネット栽培とはどんなものか知ってもらうための実証であり、その資材代や機械の賃借料とのことでありました。完成見込みについては、機械はほぼ完成しているが、ネットの張り具合の圧力や耐久性といった課題が残っているとのことで、二、三年のうちに最終目標である実用化まで持っていきたいとのことでありました。
 また、平成24年から取り組まれているこの事業の主体はどこなのかただしたところ、コンソーシアムを組織し、その中で代表機関は県球根組合とのことでありました。
 次に、企業誘致対策費について、場所や面積及び今後の展開についてただしたところ、現在、日本立地センターに産業適地調査を委託しており、これまでに市内28か所の候補地を市の担当者と共に現地確認をしたとのことで、その中でもスマートインター柳瀬工場適地はよい場所であるとのことでありました。レディメード方式による工業団地の造成には約3年から4年かかるとのことであり、今後の企業誘致については、現在、県内外の約2,000社に対し立地意向調査を実施し、その中で砺波市を評価していただいた企業に対し、企業立地ガイドの送付や企業訪問を行っていく予定であるとのことでありました。
 これに関連して、スマートインター柳瀬工場適地から国道156号へのアクセス道路についてただしたところ、今後の課題として用排水路等も含めて検討していきたいとのことでありました。
 次に、1億円産地づくり条件整備事業であるニンジンの自動選別機導入の目的と効果についてただしたところ、自己選別により、収穫後速やかに処理から納品までを行うことにより、作業委託費の低減、製品化の向上を見込めるとのことでした。
 また、次の1億円産地品目となり得るかただしたところ、県全体では可能なものとして考えているとのことで、本市においても今後面積を拡大していきたいとのことでありました。
 次に、新型コロナウイルス感染症に係る地域経済回復事業についてただしたところ、砺波市プレミアム付商品券は、1万円で1万2,000円分の商品券が市内全域の小売業やサービス業等で利用できるものであり、グルとな&安心おかえり券は、1万円で1万3,000円分の商品券が市内の飲食店やタクシー、運転代行に利用できるもので、これらは、市内の商工会議所及び商工会の会員等の事業所で取り扱うとのことでありました。このほか、本物を魅せるとなみへお出かけ宿泊割引券では、県が行うキャンペーンに呼応し、対象の市内ホテル、旅館に宿泊する富山県民に対し、県の割引と別枠で1人当たり1泊1,000円の割引券を発行するものであるとのことでありました。また、国のGo Toキャンペーンに呼応した、本物を魅せるとなみへお出かけ優待券では、国が旅行代金の2分の1を補助するのに対し、市の割引を宿泊料金の2分の1で1人当たり1泊上限5,000円とするもので、詳細については現在協議中であるとのことでした。県内外の多くの人に砺波市へ来ていただくため、しっかりとPRしていきたいとのことでありました。
 このほかの付託案件に関しては、砺波チューリップ公園再整備事業について、市道路線の認定及び廃止について、また、市政一般に関しては、となみ夢の平スキー場のペアリフトの活用について、夢の平コスモス荘の運営状況について、中山間地域における受益者負担制度の見直しについて、第70回となみチューリップフェアについて、新型コロナウイルスによる市内経済への影響についてなどの意見及び要望があったところです。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 民生病院常任委員会委員長 山田順子君。
 〔民生病院常任委員長 山田順子君 登壇〕
○民生病院常任委員長(山田順子君) 民生病院常任委員会の審査結果とその概要について、御報告いたします。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外5件について審査するため、去る6月18日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第34号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第35号 砺波市手数料条例の一部改正について、議案第36号 砺波市福祉センター条例の一部改正について、議案第37号 砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例の一部改正について、議案第38号 砺波市営バス条例の一部改正について、以上6件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件については、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免についてただしたところ、主たる生計維持者の収入が前年に比べて10分の3以上の減少が見込まれる世帯は一部を減額するとされ、申請に当たっては収入の減少を明らかにする書類が必要であり、直近の収入の状況が分かるものを添付、事業収入の場合は帳簿の写し等がこれに該当するとのことでした。
 そこで、保険税の減免の内容及び所得金額との関連についてただしたところ、主たる生計維持者の令和元年中の合計所得金額に応じて、減免割合は10分の2から10分の10までの5段階があるとのことでありました。また、減免申請の開始時期については、令和2年度の国民健康保険税の納税通知書発送日の翌日の7月15日から税務課で受付するとのことでした。
 関連して、期間経過後の減免申請の市長が認めるやむを得ない理由についてただしたところ、大規模な災害が起こり、避難生活やけがなどにより申請ができずに期限が過ぎてしまった場合で、今回の新型コロナウイルス感染症では、濃厚接触者として外出を控える必要があったり、入院していたなどが該当するとのことでした。
 続いて、低未利用土地等譲渡の所得に係る国保税の控除特例に該当する地域についてただしたところ、都市計画区域内であって、「未利用土地」には、空き地、空き家、空き店舗、工場跡地、耕作放棄地、管理を放棄された森林が該当し、「低利用土地」には、一時的に利用されている資材置場や青空駐車場が該当して、低未利用地であったこと及び譲渡後の土地利用について市による確認が必要となるとのことでした。
 次に、マイナンバーカード取得までの所要期間についてただしたところ、通常は1か月程度で本人に交付案内通知書を送付し、本人に窓口に取りに来ていただくところ、現行はコロナウイルス感染症予防で密にならないよう交付の調整を図っており、1か月半程度となっているとのことでした。また、カードが交付されていない間の証明方法については、マイナンバー通知カードは、記載された住所等に変更がない場合は、引き続きマイナンバーを証明する書類として使用できるとのことでありました。
 関連して、マイナンバーカードの健康保険証等としての活用予定についてただしたところ、国においては、マイナンバーカードを健康保険証としても使えるよう準備を進めており、令和3年3月の開始を予定しているとのことでした。また、交付円滑化の取組については、交付用のパソコンを1台増設する予定であることのほか、交付申請者を対象に、6月16日から26日までの火曜日から金曜日の夜7時まで窓口を時間延長してマイナンバーカードの交付を行っているとのことでありました。
 次に、麦秋苑の入浴施設の廃止の経緯についてただしたところ、昨年11月に指定管理者である市社会福祉協議会から修繕が困難との報告を受け、地区自治振興会等と協議を行った上で、令和2年3月末で廃止したとのことでした。また、利用料金改正の算出根拠については、全事業費のうち入浴経費が占めていた割合を算出し、入浴経費分を除いて算出したとのことでありました。
 さらに、中学生、高校生も含めた麦秋苑、苗加苑、北部苑の利用促進については、北部フェスタなど地域を巻き込んだイベントでは高校生以下の年齢層の多くの参加が見られており、今後、中高生の利用が増えるよう福祉センターの多機能化を検討するとのことでした。
 このほか、付託案件に関しては、国保税の基礎課税額、介護納付金課税額に係る課税限度額の引上げについてなどの意見、要望があったところです。
 次に、市政一般に関しては、新型コロナウイルス感染症に伴う生活福祉資金貸付けについてただしたところ、緊急小口資金について今年3月から5月末までの相談件数は60件、申請件数は44件、決定件数は39件と昨年同期比約20倍以上となっているとのことでした。総合支援資金については、今年3月から5月末までの相談件数は3件、申請件数は3件あり、決定件数がまだゼロ件であることについて、スピード感を持って進めていきたいとのことでした。
 次に、新型コロナウイルス感染拡大予防のため中止している人間ドック等の健康診断の再開についてただしたところ、3密を避け、1日20名程度で7月から再開するとのことでした。開始するのは、労働安全衛生法に定める生活習慣病健診で、日帰りドック、ミニドックであり、1泊2日のドックは当面見合わせるとのことでした。
 このほか、妊産婦に対するオンラインによる保健指導等の実施について、電話、オンライン診療の現状について、介護福祉施設への支援について、消費者安全確保地域協議会(見守りネットワーク)の設置についてほか、4件の意見及び要望があったところです。
 以上で、審査結果とその概要について申し上げ、民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 総務文教常任委員会委員長 有若 隆君。
 〔総務文教常任委員長 有若 隆君 登壇〕
○総務文教常任委員長(有若 隆君) 総務文教常任委員会の審査結果とその概要について、御報告申し上げます。
 今6月定例会におきまして、当委員会に付託されました議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外3件について審査するため、去る6月19日午前10時より、市長をはじめ関係部課長の出席を得て、委員会を開催いたしました。
 初めに、付託案件の審査結果を報告いたします。
 付託案件は、議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第39号 財産の無償譲渡について、議案第40号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第42号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、以上4件であります。
 当局から詳細な説明を受け、慎重に審議した結果、付託案件につきましては、それぞれ原案のとおり「可決」することに決したのであります。
 次に、付託案件及び市政一般に関する質疑、意見、要望の概要について申し上げます。
 まず、教育委員会など移転費における工事や引っ越しの日程等についてただしたところ、教育委員会の移転に伴う本庁舎東別館などの工事については、8月のお盆頃から着手し、約1か月程度の工事期間を経て9月中下旬に完了を予定している。引っ越しはその都度予定しているが、移動は週末を利用して行い業務に支障がないように準備し、9月下旬には完了したいとのことでありました。
 これに関連して、教育委員会が移転した後の庄川支所の空きスペースの活用策についてただしたところ、地域のコミュニティーの利用を模索している。また、市民の憩いの場として活用できないか地域の皆さんと検討していきたいとのことでありました。
 次に、小中学校教育奨励費の児童生徒1人1台端末整備事業費について、GIGAスクール構想におけるコンピューター端末の整備を本年度一括して行うことについてただしたところ、端末は県による共同調達を予定しており、同一仕様での一括納入を予定している。年度内の納品に向けて県にも要望していくとのことでありました。
 これに関連して、コンピューター端末の納入単価と財源措置についてただしたところ、端末は県の共同調達を予定しているが、補助単価の1台当たり4万5,000円で納入が可能であろうと考えているとのことでありました。端末の財源措置については、全台数の3分の2が国庫補助金で措置され、3分の1が国の地方財政措置分として地方交付税で措置されることになっているとのことでありました。
 さらに、校内通信ネットワーク工事の見通しと光通信環境について及び端末整備後の活用についてただしたところ、校内通信ネットワーク工事の見通しについては、夏休み期間のほか土曜、日曜の工事についても検討したい。通信ネットワーク工事の施工順については施工業者と今後調整したい。また、全ての小中学校には光回線が引かれているとのことでありました。端末整備後の活用については、児童生徒が順調に活用できるよう教員の研修にも取り組んでいきたい。また、外部人材のICT支援員の活用も検討したいとのことでありました。
 次に、家庭学習のための通信機器整備支援事業の要保護・準要保護世帯へのインターネット通信環境の支援についてただしたところ、今後、臨時休校する場合があったときに家庭学習が可能となるインターネット通信環境を提供するため、要保護・準要保護世帯でインターネット通信環境が整っていない家庭にポケットWi―Fiを貸与するもので、小学校238台、中学校135台を予算計上している。
 なお、パソコンのない要保護・準要保護世帯には、学校のパソコンを貸出しする予定であるとのことでありました。
 そのほか、地域コミュニティー活動備品整備費補助金の申請状況と地区への周知について、学校再開に伴う感染症対策、学習保護などに係る支援事業について、寄附による図書購入の対応について、学校給食センターの衛生管理改善事業費の加工業者への支援策についてなどの質疑及び意見があったところです。
 また、市政一般に関しては、新型コロナウイルス感染症による市財政及び市税に与える影響について、住宅用火災警報器の設置調査の状況について、消防団員の加入状況と備品配布状況について、消防水利、消火栓、防火水槽の充足率と設置見通しについて、コロナ禍を避けるために行われたテレワークや時差出勤についての評価と今後の対応について、砺波市立学校のあり方検討事業の進捗状況と今後の予定について、国勢調査の調査員確保状況及び調査、準備における新型コロナウイルス感染症による影響について、第2次砺波市総合計画後期計画策定の人口ビジョンのデータについて、新砺波図書館の開館に向け、貸出し業務などに当たるボランティア、図書館お助け隊!の募集目的、活動内容、人員について、小学校プールの水泳授業における新型コロナウイルス感染防止対策について、小中学校の夏休み大幅短縮について、保護者や児童生徒への事前説明と周知徹底についてなどの質疑及び要望があったところであります。
 以上、審査の結果と概要について申し上げ、総務文教常任委員会の報告といたします。
○議長(山本善郎君) 以上をもって、各委員長の審査結果の報告を終わります。

                 (質  疑)
○議長(山本善郎君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑はございませんか。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 質疑なしと認めます。

                 (討  論)
○議長(山本善郎君) これより、委員長報告に対する討論に入りますが、通告がありませんでしたので、討論なしと認めます。

                 (採  決)
○議長(山本善郎君) これより採決をいたします。
 まず、議案第34号 砺波市国民健康保険税条例の一部改正についてを採決いたします。
 お諮りいたします。本案に対する委員長の報告は、原案のとおり可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立多数であります。よって、本案は、委員長の報告のとおり可決されました。
 次に、議案第33号、議案第35号から議案第42号までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。以上の案件に対する各委員長の報告は、原案のとおり可決であります。以上の案件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 〔賛成者起立〕
○議長(山本善郎君) 起立全員であります。よって、以上の案件は、各委員長の報告のとおり可決されました。

                  日程第2
         所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
○議長(山本善郎君) 次に、日程第2 所管事務調査に係る閉会中の継続審査についてを議題といたします。
 議会運営委員会及び各常任委員会から会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました閉会中の継続審査申出一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申出がありました。
 お諮りいたします。議会運営委員会及び各常任委員会からの申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議会運営委員会及び各常任委員会の申出のとおり、それぞれ調査終了するまで、これを閉会中の継続審査とすることに決しました。

                 追加日程第3
○議長(山本善郎君) 次に、お諮りいたします。本日、市長から、議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまで、以上、議案29件が提出されました。
 お諮りいたします。この際、これを日程に追加し、追加日程第3を議題といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまでを日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。

議案第43号から議案第71号まで
○議長(山本善郎君) それでは、議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまで、以上29議案については関連がありますので、一括して議題といたします。

               (提案理由の説明)
○議長(山本善郎君) 議案について、提案理由の説明を求めます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) ただいま追加提案をいたしました議案第43号から議案第71号までの砺波市農業委員会委員の任命についてを御説明いたします。
 議案第43号か議案第71号までにつきましては、現砺波市農業委員会委員の任期が本年7月19日をもって満了となりますので、農業委員会等に関する法律の規定に基づく砺波市農業委員会委員として、議案の第43号で源通一郎氏、44号で石田智久氏、45号で飯田輝一氏、46号で鴨井克之氏、47号で川邉 洋氏、48号で樋掛雅彦氏、49号で野原外茂雄氏、50号で飛田明雄氏、51号で松原光雄氏、52号で西原 登氏、53号で吉田一馬氏、54号で山本憲政氏、55号で平木 哲氏、56号で片山雅喜氏、57号で江成周彦氏、58号で黒田英嗣氏、59号で原野敬司氏、60号で山本 渉氏、61号で齋藤 徹氏、62号で堀田敬三氏、63号で前野 久氏、64号で土田英雄氏、65号で吉田孝夫氏、66号で境 真由美氏、67号で亀永理恵氏、68号で川邉孝之氏、69号で宮﨑雄介氏、70号で舘 和香子氏、71号で老 健氏をそれぞれ任命いたしたく、議会の同意を求めるものであります。
 何とぞ御審議の上、御同意をいただきますようお願いを申し上げます。
○議長(山本善郎君) お諮りいたします。本案については、事情十分に御承知のことと存じますので、この際、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案はこの際、直ちに採決することに決しました。

                 (採  決)
○議長(山本善郎君) これより、議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまでを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまでは、原案に同意することに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(山本善郎君) 御異議なしと認めます。よって、議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまでは、原案に同意することに決しました。

○議長(山本善郎君) 以上で、本定例会に付議されました全案件を議了いたしました。

               閉 会 の 挨 拶
○議長(山本善郎君) 市長から御挨拶がございます。
 市長 夏野 修君。
 〔市長 夏野 修君 登壇〕
○市長(夏野 修君) 6月砺波市議会定例会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
 今定例会に提出いたしました一般会計補正予算をはじめ、当面必要となってまいりました諸案件につきましては、それぞれ御審議の上、可決をいただき、誠にありがとうございました。
 議会中にいただきました各般の御意見や御要望などの趣旨にも意を配しながら、今後とも適正で効率的な市政の運営に努めてまいりたいと存じます。
 さて、政府が19日に発表いたしました6月の月例経済報告では、景気は新型コロナウイルス感染症の影響により極めて厳しい状況にあるが、下げ止まりつつあるとし、緊急事態宣言の全面解除に伴う個人消費の持ち直しなどを反映させ、2年5か月ぶりに全体判断を改善させております。
 しかし、これは大変厳しかった4月、5月との相対的な評価であることから、今後の経済の力強い回復と社会変革の推進を実現するため、第1次補正予算を含む新型コロナウイルス感染症緊急経済対策及び第2次補正予算を可能な限り速やかに実行するとしております。
 折しも同じ19日には、都道府県をまたぐ移動の自粛も全面解除されたところであり、本市といたしましては、今定例会で御承認をいただきました地域経済回復のための諸施策を速やかに取り組んでまいりますとともに、国、県の施策とも十分に連携しながら、切れ目なく適時に新たな施策を講じてまいりたいと考えております。
 また同時に、国内におきましては、経済活動の再開によりまして人々の動きが活発になるにつれ、感染拡大のリスクが高まっていくことが避けられないことから、引き続き感染を防ぐための取組が重要となってまいります。
 本市といたしましても、市民の皆さんと共に新しい生活様式の実践に取り組み、できる限り感染リスクの低減を図りますとともに、医療体制の充実をはじめとした第2波、第3波への備えをしっかり行ってまいりたいと考えております。
 6月初めには学校が再開いたしまして、子供たちがマスクをしてではありますが、友達と元気に登校する姿が見られるようになり、また、週末には外出自粛から解放されました人々で市中のにぎわいが戻りつつあると感じられるようになりました。
 この新型コロナウイルスの存在が前提であります新しい日常を、皆さんと共に工夫しながら、以前と遜色のない充実した生活にしてまいりたいと願うところでございます。
 以上のような観点から、新型コロナウイルス感染症対策につきまして、今後も引き続き必要な措置について、時機を失することのないよう御提案申し上げることとなるものと考えておりますので、議員各位のより一層の御理解と御協力をいただきますようお願いを申し上げます。
 結びに当たりまして、議員各位をはじめ関係各位に御礼を申し上げまして、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。

               閉 会 の 宣 告
○議長(山本善郎君) これをもちまして、令和2年6月砺波市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。

 午後 2時42分 閉会

  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

令和    年    月    日

   議    長   山 本 善 郎

   署名議員   有 若   隆

   署名議員   山 田 順 子

   署名議員   堺   武 夫



令和2年6月 本会議 定例会(第4号) 議事日程・名簿

         令和2年6月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
   第1 議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)から議案第42号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第4号)まで
      (委員長報告、質疑、討論、採決)
   第2 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について
  追加日程
   第3 議案第43号 砺波市農業委員会委員の任命についてから議案第71号 砺波市農業委員会委員の任命についてまで

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
   6月24日  午後 2時04分  開議
   6月24日  午後 2時42分  閉会

1.出席議員(18名)
   1番 開 田 哲 弘 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 山 本 篤 史 君     4番 桜 野 孝 也 君
   5番 有 若   隆 君     6番 山 田 順 子 君
   7番 雨 池 弘 之 君     8番 堺   武 夫 君
   9番 川 辺 一 彦 君    10番 山 本 善 郎 君
  11番 島 崎 清 孝 君    12番 川 岸   勇 君
  13番 大 楠 匡 子 君    14番 今 藤 久 之 君
  15番 稲 垣   修 君    16番 嶋 村 信 之 君
  17番 林   忠 男 君    18番 山 森 文 夫 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修 君    副 市 長 齊 藤 一 夫 君

 企画総務              福祉市民
 部  長 畑     進 君    部  長 黒 河 英 博 君

 商工農林              建設水道
 部  長 島 田 繁 則 君    部  長 老 松   司 君

 病  院
 事務局長 堀 池 純 一 君    教 育 長 山 本 仁 史 君

 教育委員会
 事務局長 構   富士雄 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広



令和2年6月 総務文教常任委員会 定例会 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開会

(6月定例会付託案件の審査)
○有若委員長 ただいまより総務文教常任委員会を開会させていただきます。
 本定例会において当委員会に付託されましたのは、案件4件であります。
 これより、議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分外議案第39号、議案第40号、議案第42号の3件について審査をいたします。
 初めに、補正予算の内容について、第3号、第4号を一括して当局からの説明を受けます。
 森田財政課長。
○森田財政課長 おはようございます。
 私からは、一般会計補正予算のうち財政課所管部分について御説明申し上げます。
 説明のほうは補正予算(第3号)でございます。よろしくお願いいたします。
 庁舎維持管理費につきましては、現在、庄川支所内にございます教育委員会事務局を本庁舎東別館に移転するため、東別館や庄川支所の内装や電気工事など必要な改修工事、それと引っ越しに係る業務委託等、そして書庫等の備品購入費として2,520万円を追加して補正するものでございます。
 私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 引き続き、企画調整課から補正予算案の所管部分につきまして御説明いたします。
 企画費でございます。当事業では、地域コミュニティー活動備品整備費補助金に590万円を計上いたしております。これは、一般財団法人自治総合センターの宝くじの社会貢献広報事業として、地域コミュニティー活動に必要な備品等の整備に対する助成事業であり、本市では各地区自治振興会からの推薦を受け、事業の適性を審査し、県に対し推薦を行っております。
 このたび、令和2年度助成事業として推薦したもののうちから、鷹栖東部自治連合会に250万円、福山自治会に220万円、新屋敷自治会に120万円の3団体に対しまして、合計590万円の助成決定を受けたことから、歳入歳出それぞれに590万円を計上する補正予算案をお願いするものであります。
 企画調整課の説明は以上であります。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 次に、横山こども課長。
○横山こども課長 引き続き、こども課からは補正予算案の所管部分について御説明いたします。
 児童扶養手当給付費につきましては、ひとり親世帯等へ支給されます児童扶養手当のシステムにおきまして、国のマイナンバー情報連携データの標準レイアウト改版に対応するためのシステム改修を行う必要があることから、このシステム改修の業務委託料といたしまして129万4,000円の補正予算を計上するものであります。
 なお、財源の一部には、母子家庭等対策総合支援事業費補助金として、補助率国庫3分の2の86万2,000円が充当されるものであります。
 次に、ひとり親家庭世帯等緊急支援事業費につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、経済的負担の影響を大きく受けますひとり親家庭を応援するために、県と市が共同でひとり親家庭応援事業と称しまして、児童扶養手当を受給している家庭に対しましてお米券20枚、これは8,800円分のお米と引換えが可能となるものでございますが、このお米券を市が購入しひとり親世帯等へ配布するものであります。
 なお、申請を必要としておらず、市で把握しております児童扶養手当受給者に対しまして簡易書留にて郵送することとし、本市では支給対象家庭は約230世帯を想定しております。
 事業費全体といたしまして248万5,000円を計上するものであり、財源の一部について、202万5,000円を県費補助金として見込んでいるものでございます。
 続きまして、こども課から議案第42号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第4号)の所管部分について御説明いたします。
 ひとり親家庭世帯臨時特別給付金給付事業費につきましては、今般のコロナウイルス感染症対策に際し、国において、子育てと仕事を1人で担う低所得のひとり親世帯に特に大きな困難が心身に生じていることを踏まえまして、世帯の子育て負担の増加や収入の減少に対します支援を行うため臨時の特別給付金を支給するものであり、本年6月分の児童扶養手当を受給している世帯に対しまして、1世帯に5万円、第2子以降1人につきまして3万円を給付するものであります。
 ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業費の1,498万円につきましては、対象世帯数を230世帯、児童数を346人と見込んだ金額でありまして、事務費を加えました計1,505万8,000円を計上したところであり、財源としては全額、母子家庭等対策総合支援事業費補助金を充当するものであります。
 こども課からは以上でございます。よろしくお願いいたします。
○有若委員長 次に、河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 引き続き、教育総務課から補正予算案の所管部分について御説明申し上げます。
 小学校保健管理費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策として消毒液や非接触式体温計など保健衛生用品を購入するもので、事業費84万6,000円を計上するものでございます。なお、財源の一部に県支出金を充てるものであります。
 次に、小学校教育奨励費につきましては、まず国のGIGAスクール構想に基づいた児童1人1台端末の整備を進めるもので、国の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策に呼応し、令和5年度に達成する予定であった端末整備を本年度に前倒しして小学校の全学年に整備を進めようとするもので、事業費は1億3,447万2,000円を計上するものでございます。なお、財源の一部に国庫支出金を充てるものであります。
 このほか、篤志家3名からの寄附を財源として、小学校の図書備品等を購入する予算を計上するもので、事業費45万円を計上しております。
 次に、中学校保健管理費につきましては、小学校保健管理費と同様に、新型コロナウイルス感染症対策として消毒液や非接触式体温計など保健衛生用品を購入するもので、事業費48万2,000円を計上するものであります。なお、財源の一部に県支出金を充てるものです。
 次に、中学校教育奨励費につきましては、小学校教育奨励費と同様に、国のGIGAスクール構想に基づいた生徒1人1台端末の整備を進めるもので、令和5年度に達成する端末整備を本年度に前倒しして中学校の全学年に整備を進めようとするもので、事業費7,456万8,000円を計上するものでございます。なお、財源の一部には国庫支出金を充てるものでございます。
 次に、給食センター管理費につきましては、学校の臨時休業による給食停止に伴い、学校給食の基本物資を提供している事業者に富山県学校給食会が支援するに当たり、砺波市負担分を支出する事業費241万3,000円、また学校給食再開に向けた調理業者の衛生設備更新等への補助として事業費75万円、合わせて316万3,000円を計上するものであります。なお、財源の一部に諸収入を充てるものでございます。
 小学校教育奨励費につきましては、まず学校再開に伴う学習保障等に係る支援として電子黒板やモニターを購入する費用であり、事業費950万円の補正予算を計上するものであります。なお、財源の一部には国庫支出金を充てるものであります。
 このほか、各家庭においてインターネットを使った学習を可能にするため、要保護・準要保護世帯でインターネット環境が整っていない家庭にポケットWi―Fiを貸与するもので、事業費357万円を計上するものであります。事業費の一部には国庫支出金を充てるものでございます。
 次に、小学校児童就学奨励費につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、要保護・準要保護児童生徒の世帯を支援するため、本市独自の施策として臨時特別給付金を支給するものであります。
 ただし、既に砺波市ひとり親世帯等臨時特別給付金の給付を受けておられる世帯は除くものとして、事業費510万円を計上するものでございます。
 次に、中学校教育奨励費につきましては、小学校教育奨励費と同様に、まず学校再開に伴う学習保障等に係る支援として電子黒板やモニターを購入する費用でございまして、事業費500万円の補正予算を計上するものでございます。なお、財源の一部に国庫支出金を充てるものであります。
 このほか、各家庭においてインターネットを使った学習を可能にするため、要保護・準要保護世帯でインターネット環境が整っていない家庭にポケットWi―Fiを貸与するもので、事業費202万5,000円を計上するものです。財源の一部には国庫支出金を充てるものでございます。
 次に、中学校生徒就学奨励費につきましては、小学校児童就学奨励費と同様、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、要保護・準要保護生徒の世帯を支援するため、本市独自の施策として臨時特別給付金を支給するものであります。事業費は190万円を計上しております。
 教育総務課からは以上であります。どうぞよろしくお願いをいたします。
○有若委員長 次に、小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 砺波図書館からは、引き続き補正予算の所管部分について御説明いたします。
 新図書館整備事業費につきましては、新砺波図書館整備に向け図書の購入に役立てていただきたい旨の寄附申込みがあり、図書購入費の費用100万円の追加補正をお願いするものでございます。
 砺波図書館からは以上であります。どうぞよろしくお願いいたします。
○有若委員長 次に、三井生涯学習・スポーツ課長。
○三井生涯学習・スポーツ課長 引き続き、生涯学習・スポーツ課の所管部分の補正予算について御説明申し上げます。
 体育施設費につきましては、平成11年に開館し21年目を迎える砺波市温水プール、25メートルプールの昇温バルブが故障し、自動での水温管理ができなくなったことから設備を更新するものであります。
 また、温水プール更衣室に設置のコインリターン式ロッカーが、経年劣化により扉の開閉不良や施錠に不具合が生じているものがあることから、24台を更新するものであり、この2つの更新費用として370万円を追加計上するものであります。
 生涯学習・スポーツ課からは以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○有若委員長 以上で説明は終わりましたので、付託案件に対する質疑に入ります。
 それでは、発言される方はどうぞ。
 大楠委員。
○大楠委員 それでは、補正予算(第3号)の教育委員会の移転費について少しお伺いさせていただきたいと思います。
 合併から15年が経過した今年、教育委員会が庄川支所から本庁舎に移転されることになりました。平成27年に教育委員会の組織が改正された後も、いろいろな不便さを感じながら業務をこなしてこられたと思っておりましたが、今回の新型コロナウイルス感染症による学校やこども園等の教育委員会関係への大きな影響対策として、やはり市長部局との密接な連携が必要となってきたということで、それが後押しとなり今年度の移転となったのではないかなと思っておりますが、業務の効率などの点からも、私もやらなければならなかったことであると認識しております。
 そこで、今回の補正予算に計上されています移転費2,520万円の内訳につきまして、工事内容をまずお伺いいたしましたところ、本庁舎の東別館の改修に約1,447万円、庄川支所の改修のほうに約250万円ということで、工事費の合計は1,727万円というふうに伺っております。
 今回のこの総額2,525万円。残りの約800万円は、先ほども説明がございましたが、書庫などの物品、そして引っ越し経費ということでよろしいでしょうか。
○森田財政課長 おっしゃられましたとおり、引っ越し費用470万円と備品購入の300万円余りという金額で残りの金額となっております。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 そこで、今ほども書庫などの物品に約300万円というお答えでありましたけれども、今現在、庄川支所で使っている書庫があると思うんですが、そこら辺は全部交換という形になるんでしょうか。
○有若委員長 森田財政課長。
○森田財政課長 全てではございませんで、一部には引っ越しして使用するものがございます。ただし、重量的な制限もございますので、その重量を考慮した上で東別館のほうの施設で使えるものを購入するということで備品購入を考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 分かりました。
 経費のほうはそれで了解いたしましたが、移転に関する資料を全員協議会のときに頂いておりますが、順番にところてん方式のように進めていくと、教育委員会の移転は9月末完了を予定しているという計画書を頂いたわけでありますが、教育委員会の引っ越しに係る日数といいますか、日程をどのように計画されているのか教えてください。
○有若委員長 森田財政課長。
○森田財政課長 引っ越しに関しましては、本議会の議決をいただいた場合、早速発注業務にかかりまして入札等の契約行為を進めるわけでございますが、計画のほうでは、まず庄川支所1号別館について改修を進めまして、8月のお盆前後に工事を進めていきたいと考えております。
 これに伴いまして、その改修が終わりました時点で、砺波広域圏でありますとか砺波区の検察庁を移転すると。それで本格的に東別館の工事に入りたいと考えております。
 東別館の工事については約1か月程度を予定しておりまして、9月中下旬をめどに工事を予定しております。その工事が完了次第、教育委員会の引っ越しを9月の中下旬の週末を利用しまして引っ越しの手続を進めたいと考えております。9月末には引っ越しが完了しているということを予定しているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 すみません、私は単純に引っ越しに係る予定だけを聞きたかったんですが。要は何を聞きたいかというと、引っ越しによって業務に影響はないのか。つまり通常どおりずっと業務をしていただけるのかどうかということの確認をしたかったんです。
○有若委員長 森田財政課長。
○森田財政課長 引っ越しの移動に関しましては、週末を利用して引っ越しをしたいと考えております。それまでの間に書類の整理とかそういうことで、業務に支障がないような感じの中で引っ越しの準備を進めていって、一気に引っ越しをしていきたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 業務には支障はないということでよろしいんですよね。
 最後なんですが、今現在、教育委員会が入っている庄川支所の2階、そこが空いた後の利用について、何か活用を考えていらっしゃるのか聞かせていただきたいと思います。
○有若委員長 森田財政課長。
○森田財政課長 教育委員会の引っ越しに伴いまして2階のフロアは空くということになりますので、地域のコミュニティーの利用ができないかということを模索しているところでございます。
 また、公共施設の再編に伴いまして、いろんな施設からの展示物等が出てきたときに、そこを市民の憩いの場として活用することもできないかということを地域の皆様と検討していきたいと考えているところでございます。
 私からは以上でございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 地域コミュニティー活動備品整備費補助金についてお伺いしたいと思います。
 こちらのほうなんですけれども、昨年もちょっと聞かせていただいた際に、ジャンボ宝くじ等を財源とした補助金ということ、そして、昨年は2件あったものが今年は3件ということで認識しております。
 昨年の説明であれば、申請の内容が適正であれば全て県のほうに上げると、県に対して推薦を行うということもお聞きしておりまして、今年、地域から市のほうに上がってきた件数は何件で、そのうち適正でなかったものがあったのかどうか。全て上げた状態が3件だったのかということをちょっと確認させてください。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 申請件数、今年の決定ですので、昨年、令和元年の申請でございますが、全部で5件ございました。5件のうち審査をして、5件を県のほうへ推薦をしております。そのうち3件が採択を受けたということでございます。
 私からは以上であります。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 5件のうち3件が採択されたということで、2件、はじかれちゃった結果なんですけれども、そういったものについては、今年度、はじかれた理由とかがフィードバックされて、そこを改善した上でもう一回申請するということは可能なんでしょうか。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 不採択になった団体につきましては、不採択の通知をさせていただいております。過去にも、引き続き数年間、申請を継続で出されている団体もございます。そこは団体の、また地区の御判断かと思いますが、それは可能と考えております。
 以上であります。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 直近6年間の実績ということで資料も頂きました。11地区の自治振興会で利用されているというふうな感じで見受けられました。
 各自治振興会に対して、この補助金の案内というのは、振興会長が集まった会議場とか、そういった場面で行われると思うんですけれども、各地区の小さなコミュニティーの会館とかの設備等も大分古くなってきているところが多数あるかと思います。そういった地区からの申請というのがなかなか上がってきていないんじゃないかなというふうにも考えられるんですけれども、そういった部分というのは、各振興会長のほうからその下の自治会とか、そういったところに対して案内がなされているということで考えれば、下のほうに説明するための資料が足りなくて説明できないとか、そういったことは考えられますか。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 毎年、各自治振興会には、例年8月から9月にかけまして募集の御案内、さらには当事業の要綱をつけてお配りしております。その後、各自治会等への御案内につきましてもお願いをしており、その案内が行っているものと認識をしております。
 さらに、不足の資料でありますとか、こちらで御説明の必要があれば出向いて御説明をしたりとか、お電話でお伝えをしたりとかという対応をさせていただいておりますので、振興会から自治会への連絡は行っているものと思っております。
 以上であります。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 それでは、補正予算(第3号)の小学校教育奨励費、併せて中学校教育奨励費についてお伺いしたいと思います。
 当初は3か年計画で、市内全小中学校において1人1台の端末の整備を行うという方針が出されておりましたけれども、前倒しでの整備計画が決まり、今年度中に整備されることになりました。ありがたいなと思う反面、やはり心配されることも幾つかあります。
 頂いたGIGAスクールの整備資料を見ますと、まず校内の通信ネットワークのほうを6月から整備を進め、かなり大まかな予定になっておりますので、私がこの図を見て思ったのは、8月頃から端末の共同購入を進める予定なのかなというふうに見ているわけなんですけれども、日本全国の小中学校全てにおきまして端末を整備するとなると、品物は、たとえ令和3年までの間に納品ということであっても、ちゃんと準備できるのかなというのを心配しているものであります。
 また、校内のネットワーク整備につきましても、本来であれば、当初は夏休み中における工事を予定されていたと思うのですが、新型コロナウイルスの影響で夏休みが短くなったため、工事予定にも影響が出てくるのではないかなと思っておりますが、それぞれの見通しをお聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、校内通信ネットワークの整備につきましては、夏休みの活用に併せまして、短くなった分ですが、土曜、日曜などの期間に工事をするということも検討したいと考えております。
 それから、端末につきましては資料にも記載させていただきましたが、県による共同調達というのを予定しておりまして、8月中旬に端末の入札を行う予定であると伺っております。県のほうでは令和3年の3月まで、年度内の納入を目指すということでございましたので、こちらからもさらに働きかけていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 校内のネットワーク整備につきましては、土日も活用して進めたいというお答えをお伺いしたわけなんですけれども、整備の順番といいますか、砺波市内の小中学校における順番というものをどのように考えていらっしゃるのかなというのを確認したいと思うんですね。普通でしたら学校単位で進められるのが効率いいがかなと思うんですけれども、頂いた資料を見ていますと、当初、令和2年度で整備する予定だった小5、小6、中1分が先なのか。つまり、学校ごとという形ではなく学年ごとで進めていくのか、そこをお聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今のは端末のお話でございましたでしょうか。端末につきましては、県のほうで一括の共同調達なんですが、納期は同じに合わせていただくようにお願いしているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 一括で端末は準備されるということで分かりましたが、それではネットワークのほうの順番というのはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 ネットワークのほうにつきましては、先日、入札を終えたところでございまして、今契約作業を進めておりますが、業者のほうとどのような順番で進めるのが効率がよいかということを今後検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 年度内に整備するのは大変だとは思うんですが、よろしくお願いしたいと思います。
 整備されたら活用していかなくちゃいけないなと思うんですね。いくら情報機器を使い慣れた児童生徒とはいえ、特に児童などは、端末を使いこなすのに、すぐ使いこなせるわけではないと思うんですね。使いこなすのに時間を要するものと思っているんですが、児童が端末を使いこなせるようになるまでの時間はどのように見込んでおられて、それを今年度のようにタイトな授業日数の中でどうやって確保される予定なのか、お聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 端末の納入が年度内いっぱいになるということも考えられまして、現実的に学校現場のほうで活用できるのは次年度以降になろうかというふうに考えております。
 そこで、児童生徒がすぐに端末に慣れるためには、まずは学校の先生がそのことに慣れなくてはいけないということで、今は少しコロナウイルスの関係もあって変更もありますけれども、今年度におきまして先生の端末といいますか、パソコンの研修なども予定しているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 私は、今、大楠委員の質問のあったGIGAスクールに関連して、体制整備、運営管理について何点か質問をしてみたいと思います。
 昨日も県議会のほうでICT教育の推進について議論をされております。県知事のほうからは、CIOという形で外部専門員を招いて、校内デジタル教科書の活用や習熟度に応じた授業などを実施していきたいという議論を聞いております。
 ところで、砺波市の場合、この運営体制というものをどうやっていくのか、これが重要な課題ではないかなと。要するに、こういった組織、教育体系をつくるには、どういう形でどういう整備をされていくのか、そこらの考え方をお聞きしたいなと思っております。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 先ほども申しましたとおり、パソコンに慣れるのはまず先生のほうが必要だということと、あとは、どうしてもそこでできない部分については、外部人材の活用というのも考えていかなくてはいけないというふうに考えております。
 今、導入する端末あるいは導入するソフトが決まりましたら、それに合ったような企業のほうからICT支援員などを派遣してもらうことが可能となっておりますので、そういった方の活用も考えながら進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 今回の定例会においても、教育長から現状、課題等が幾つか報告されております。特に、大容量の通信可能なものにするということであります。すなわち、学校の中でも、授業によっては1クラスしかできないというような報告もあったように私は記憶しているんですけれども、そこらの対応ですね。大容量、要するに5Gに対する対応等もどのように考えていらっしゃるのか。地域や学校によって対応できないところもあるのではないかなと思うので、そこらの対応はどうなのか、ひとつお聞かせ願います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 校内通信ネットワークの整備で、学校内につきましては大容量の通信ネットワークの整備をしてまいりますし、各小学校、中学校につきましては光ファイバーが既に通っておりますので、大容量のものを活用してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 小中学校において、光通信に対応できるようになっているということで理解していいんですね。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 そのとおりでございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 パソコン、タブレットだと思うんですけれども、こちらの共同購入ということで、使用されるOSが3種類、タブレット系だとあると思うんですけれども、県とかでは同一の機種で扱うような方針とかは出ているんでしょうか。
 というのは、例えば引っ越しとかがあって学校が変わったとしても、タブレット操作には慣れるような状況で運用されるような方針であるのかどうか。例えば、タブレットの機種にかかわらず、ソフトが一緒なのでどこへ行っても使えるような状態として認識しているという感じなのか、そういった機械の差というものとかはクリアされているんでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 端末のほうは県のほうで一括購入になりますので、今、仕様を検討しているところでございますが、共同購入される市町村については同じものが入る予定でございます。中に入りますソフトにつきましては、各市町村のほうで今後検討することになっております。
 以上でございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 市町村で検討するということは、例えば砺波市から高岡市に引っ越しした瞬間に、ついていけなくなる子もいるということですか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 まず、ソフトを検討する中におきまして、砺波地区は今のところ共同でソフトを購入できないかということで検討するように話をしているところでございます。もし違うところに行ったとしましても、子どもに対してよいものをそれぞれ検討して入れておられますので、学習の遅れ等になることはないかというふうに考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 回線の話なんですけれども、もう光通信が全ての小中学校につながるようになっているというふうな感じで聞けました。実際に庄東地域でも光通信という話がせんだってから出ているんですけれども、小中学校に対しては光通信が届いているということでよろしいんでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 そういうことでございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 あと、Wi-Fi環境で最終的には使っていく、教室の中の端末とWi-Fiで飛ばして接続することになると思うんですけれども、Wi-Fiのアクセスポイントというのは、一気に集中しちゃうと、コンテンツが大容量であったりすると、遅れとかが生ずる原因になるかと思います。
 考え方としては教室単位での設置ということになるのか、フロアごとに設置するという感じになるのか。例えばフロアだと、教室数も多くなると接続までに時間がかかるということも考えられるんですが、今どのようにお考えでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 おおむね教室単位になっているということですが、一度に何十人という端末が接続されても支障のないような形での整備を計画しているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 今、GIGAスクール構想整備の質問がいろいろ出ているんですけど、私も1点、確認をさせていただきたいと思います。私からは、この整備に関する財源措置について、確認も含めてお聞きをしたいというふうに思っています。
 GIGAスクール構想につきましては、国の当初の触れ込みといいますか、国の教育施策の本当に大きな柱として打ち出しをされたわけであります。
 それで、私は当初、100%国がこの予算措置をするのかなというふうな気持ちも持っていたんですけど、どうやら100%というわけにはいかないということでありまして、私の理解が間違っていましたらちょっと御指摘をいただきたいんでありますけど、国のほうでは、端末に関しては1台4万5,000円という予算の中で見てまいりますよということでありました。台数については、同じく国のほうは3分の2財源を見ますよという理解。それで3分の1は市のほうで、それぞれのところで予算措置をするという理解。
 まず、そういう理解は間違っていないかどうか、ちょっと確認であります。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 委員御発言のとおり、国の補助につきましては端末が1台4万5,000円を上限として計画されております。この予算の中には4万5,000円の3分の2の補助金という形になっております。
 そこで、これがなぜこうなっているのかと申しますと、国は当初、学校のICTを進めるに当たりまして、平成30年度に3クラスに1クラス分のパソコンを整備しようと考えておりました。簡単に言いますと、3人に1台の割合ということでございます。この3クラスに1クラス分のパソコンの整備につきましては地方財政措置、この場合は交付税で対応するということになっておりました。
 その次、令和元年度、昨年の12月に国の補正予算で、国が3人に1台ではなく1人1台端末を整備するという方針を示されまして、このときに令和5年度までに1人1台という目標が掲げられました。
 さらに今年に入りまして、新型コロナウイルス感染症の対策としまして、令和5年度まで整備予定であったものを令和2年度中に1人1台端末を整備しようという形になっております。
 そこで、先ほど申しました3分の1につきましては地方財政措置、交付税措置がなされているということでございますので、残りの3分の2につきまして補助金の交付となっているところでございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 3分の1については、もう交付税扱いになっているということでありますね。
 そこで、1台4万5,000円という、これは国、県の統一仕様のものでありますけど、現状はこの上限の4万5,000円で砺波市の場合も十分に対応できるという理解でよろしいですか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 端末につきましては県の共同調達を予定しておりますが、全国的に見ましても、今はどのメーカーも大体4万5,000円の端末というものをそれぞれ出してきておりますので、4万5,000円で収まるのではないかというふうに現在のところは考えております。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 理解できました。
 この第3号の予算に関する説明書、小学校、中学校とそれぞれ分けて載っているわけでありますけど、小学校のほうをちょっと例に挙げたいと思うんであります。
 小学校の場合、総額約1億3,400万円、そして国のほうの財源内訳は約7,750万円となっているわけであります。それで、一般財源のほうで約5,700万円という、こういう内訳になっているわけでありますけど、この総額に対して、これは単純に割ってみますと、国のほうの補助が57.5%ぐらいの数字、単純に割り算しますと、なっているんですよ。
 国は3分の2を財源措置しますよと言っているんですけど、実際には57.5%という、単純な割り算ですよ、この辺ちょっと、正しい理解をしておきたいなと思うんであります。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 一般財源のただいまの内訳につきましては、今ほど申しました端末の3分の1の部分、それに合わせまして、端末で使用いたします基本的な管理ソフトですとかウイルスソフトの使用料も含んでおるため、その3分の1になっていないということでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 いわゆるソフトの部分が一般財源化されているということでございます。
 小学校の部分、一般財源約5,700万円という財源内訳になっているんですけど、この金額の中でソフトの整備に向けた予算、大まかで結構ですよ、どれぐらい入っているんだということをちょっとお聞きしたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 一般財源約5,700万円の内訳といたしまして、3分の1の端末部分が3,900万円弱、ソフトの代金が1,800万円余りとなっておるところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 ソフトの部分が約1,800万円ということでありますね。
 それでちょっと確認なんですけど、この1,800万円の大きな部分といいますか、内容について。どんなようなものがソフトとしてイメージ的にあるのか、大きいもので結構です。ちょっと教えてください。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 今、全てのソフトをここに計上しているわけではございませんが、基本的な部分としまして、それぞれ子どもに持たせますので、先生が児童生徒の端末を管理できるような管理ソフトですとかウイルスソフトを想定しているものでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 これから詳細は決定していかれるんだろうというふうに思うわけであります。
 そこで、最後、ちょっとお聞きをしたいんですけど、今言われたソフトの部分の約800万円、これについて国の2次補正が先般決まりましたよね。その中で何か対応していくというような考えはどうなんですかね。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 一般財源ですので、できれば先般の国の2次補正に係ります臨時交付金がまた出てまいりますので、その中で対応していけないかということを財政当局や企画部門などとも検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 ぜひとも国のほうで、この第2次の中で見ていただければ、それにこしたことはない。結構大きいですからね、中学校も含めればね。ぜひともお願いしたいと思います。
 私からは以上です。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 図書購入費100万円ということで図書館のほうで上がっております。内容を聞きましたら、寄附金で図書購入に充てるということですけれども、こちらのほうはどんな図書をそろえてくれとかという寄附者の意向とかというのはあるんでしょうか。
○有若委員長 小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 御本人さんからは購入図書の指定はございませんでした。
 以上でございます。
○有若委員長 開田委員。
○開田委員 あと、新しい図書館に購入したものが展示されていくわけなんですけれども、こういった寄附の場合、例えば個人で持っていたコレクション等が贈られた場合とかは、個人の名前が入った文庫、書架が設置されたりするわけなんですけれども、寄附者の場合は特定の何か名前がついたような文庫が出来上がったりはするものなのでしょうか。
○有若委員長 小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 指定寄附の場合には、購入させていただいた本の見開き、1枚めくった、ページを開いたところでございますが、そちらに寄附者の御芳名を記入しているところでございます。
 しかしながら、今回の場合は御本人さんの意向により、その表記も必要ないということでございました。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 私のほうからは、令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)、学校給食センター管理費について2点ほどお尋ねをしたいと思います。
 学校給食基本物資支援金241万3,000円ということで、これは3月分に発注していたものをキャンセルしたということで、その分を補塡するという形になっているわけですけれども、前月に発注するわけですけれども、これはいつまで発注し、どういう形になっているのか、具体的に。今後、第2波、第3波があるかどうか分かりませんけど、その実態はどういう形でこの241万3,000円というものが出てきたのかということをお聞きしたいなと思っております。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 基本物資、パン、米、牛乳といったものでございますが、これにつきましては、富山県学校給食会を通じて供給いたしておるものでございまして、学校給食会が年間を通じて契約をしておるものでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 県の学校給食会が契約しているものであるということですね。
 それと、事前に頂いた資料の中で、学校臨時休業対策補助金衛生管理改善事業についてですけれども、その資料の中で補助対象となるものの中に研修費というものがあるわけですよ。その限度額が従業員3人以下の企業に対して22万円、従業員4人以上の企業に対して5,000円だというわけですよ。この違いは何なんですか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 そのことにつきましては、内容を把握しておりませんので、確認いたしまして後ほど御返事申し上げたいと存じます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 学校給食に入っているこの対象となる業者というものは何社あるんですか。今回の場合1社のみということで、この要綱からすれば設備更新費と消耗品ということで、設備更新費45万円と、あと消耗品30万円の75万円という状況だったというふうに聞いています。
 この設備更新の、特に45万円、内容は何なんですか。ちょっと教えてください。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 設備更新につきましては、自動手洗い消毒器の更新ということでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 学校給食センターに加入している業者というのは何社あるんですか。今回の対象になったのは1社だけなんですけど、これ、何もなかったんですか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 この補助金の対象となりますのが、学校給食の調理・加工業者ということになっております。そこで、学校給食センターのほうから関係する業者のほうへ、こういう補助金があるという御案内を申し上げたところ、1社から申出があったところでございます。
 以上でございます。
○川岸委員 分かりました。
○有若委員長 次へ参りましょう。
 川岸委員。
○川岸委員 同じく補正予算の第4号、小学校教育振興費、小学校教育奨励費という形ですが、学校再開のための感染症対策あるいは学習保障等に係る支援事業費ということ。
 空き教室を活用するということで電子黒板等を活用してやっていくということなんですが、今、学校の空き教室というのはどのような状況になっているのか。少子化になっている状況を私はつかんでいるんですけれども、空き教室の実態はどうなのかなと、それをお示しいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 空き教室につきましては、その学校によって様々な状況にありますが、1クラスあるいは2クラス、3クラスといったところ。ゼロの学校もあるような状況でございます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 ゼロのところもあるということですね。やっぱり小学校とか中学校によっても違いますか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 学校によって状況は少し変わってまいります。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 家庭学習のための通信機器の整備支援事業です。
 先ほども説明があったように、要保護とか準要保護という形の中で支援していきたいと。これに該当する対象者といいますか、家庭といいますか、どのようになっているのかなと。我々はそういった整備はしておりますけれども。家庭によってね。ここらはどんな状況になっているんでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 予算に関しましては、現在、要保護・準要保護の全世帯数のものを要求させていただいております。
 この施策を実施するに当たりましては、今後、学校を通じまして対象世帯のほうに調査をかけまして、その世帯にインターネット環境があるのかどうか、そういったことを確認しながら進めてまいりたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 そうすると、そういった保護者に対して、そこまで設備、機器、例えば無線LANルーターとか、いろんなものを整備しなければならないと思うんですけれども、どこまでの整備を考えていらっしゃるのかなということです。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 この予算に計上させていただきましたポケットWi-Fi、Wi-Fiをつなぐことができる機器を貸出ししたいと思っておりますし、もしパソコン等がないという家庭でございましたら、学校のほうで今コンピュータールームで使っておりますパソコンで、使用していないものを貸し出すことも考えておるところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 もう一度お尋ねしたいんだけど、対象者というのは、小学校も中学校もあるんですけれども、大体調査されんならんがですけれども、大体これだけのもので予算化したわけでしょう。これぐらいでないかなという考え方をちょっとお示しいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 入っている家庭も今の時代ですので多いかと思いますが、一応今は準要保護・要保護世帯でございますので、非常にお困りの家庭もあるのではないかということを考えまして、その台数につきまして要求させていただいておるものでございます。数は小学校で238台、中学校で135台を要求させていただいております。
 以上でございます。
○川岸委員 分かりました。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 今の川岸委員の質問に関連しまして、1つ戻りますが、学校再開に伴う学習保障ということで、今回、大型モニターや電子黒板を購入する補正予算を立てられているわけなんですが、空き教室がない学校があるというお答えでしたもので、空き教室がない場合はどのような形で3密にならない対策を取られる予定か、お聞かせください。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 学校には空き教室のほかに、特別教室、図工室とか音楽室とか理科室とかがありますので、そういったところを活用するといったこともしておりますし、あるいは多目的ルームなどで広く間を取ったときに、前に1台だけだと見にくい場合に2台を活用するといったようなことも検討しておるところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 ほかにございませんか。ほかに質疑、御意見はございませんね。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、付託案件に対する質疑を終結いたします。
 これより付託案件を採決いたします。
 ただいま議題となっております議案第33号、議案第39号、議案第40号及び議案第42号、以上4件を一括して採決をいたします。これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議なしと認めます。
 お諮りをいたします。議案第33号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第3号)所管部分、議案第39号 財産の無償譲渡について、議案第40号 砺波広域圏事務組合規約の変更について、議案第42号 令和2年度砺波市一般会計補正予算(第4号)所管部分、以上4件について、原案のとおり可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。
 〔賛成者挙手〕
○有若委員長 挙手全員であります。よって、4件の付託案件は原案のとおり可決することに決しました。
 以上で、付託されました案件の審査を終了いたします。

(市政一般における本委員会の所管事項について)
○有若委員長 次に、その他といたしまして、市政一般における本委員会の所管事項について、質疑、御意見はございませんでしょうか。
 川岸委員。
○川岸委員 先般の定例会の中で副市長から砺波市の状況について報告があったところですけど、宿泊業関係で86%、それから旅行業者で76%、それからサービス業で63%の影響があるという報告があったわけでございます。
 これに関連して、大楠議員だったと思いますけれども、一般会計、特別会計、企業会計に与える影響について質問がなされたところです。
 私は、この中で、令和2年度等において一番影響があるのは法人市民税、また固定資産税あるいは個人住民税等についてはあまり影響はない、副市長と同じ考えであります。
 これら法人市民税等について、ここで金額を推定することはなかなか難しいと思うんですよ。しかしながら、今後、会計上、やっぱり国への支援等も含めて対応を考えていかなければならない問題ではないかなと思います。そこらについてこれからどうすべきか。第2波、第3波があるか分かりませんけれども、財政上の対策をしっかりとやっていく必要があるのではないかなと思っています。そこらに対する会計上の問題から見た対策をどのように考えていらっしゃるのか、そこを聞きたいなと思います。
○有若委員長 市税の関係からまいります。二俣税務課長。
○二俣税務課長 今ほどの新型コロナウイルス感染症の影響による一般会計における令和2年度の市税の見通し、中でも特に法人市民税に対する御質問でございましたが、御指摘のとおり、市税につきましては一般会計の約3割を占めております。当然、今回の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、社会全体の景気が悪化しておりますので、収入減少に伴う納税への全体的な影響はまず間違いなくあると思います。
 特に、企業収益の悪化に伴う法人市民税の減収が大きく見込まれているわけでございますが、法人市民税につきましてはあくまでも申告ということで、申告があって初めて見通せるものでございます。
 ただし、法人市民税のうち、均等割、従業員数や資本金で賄われている部分が約4億円のうち2億円ぐらい、予算上ございますので、直接減収に関わってくるのは法人税割のほうの残りの2億円に当たる部分ではないかと今のところ見込んでございます。
 また、そのほかにつきましても、休業要請や外出自粛に伴います利用客の減少が顕著な入湯税についても減収を危惧しているところでございますが、財政部門と情報連携を密にしまして今後の対策を取っていきたいと考えております。
 私からは以上でございます。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 先ほども言いましたとおり、財政上は大変厳しくなっていくんじゃないかなと見ているので、国等への要望もやはりしっかりとやっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
○有若委員長 二俣税務課長。
○二俣税務課長 今ほどの川岸委員の御提案も含め、財政部門と連携をして協議してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○有若委員長 財政上の観点から、森田財政課長、お願いします。
○森田財政課長 財政当局といたしましては、これまで一般会計で第4号までの補正予算を編成いたしまして、さらに国の第2次補正予算が成立いたしまして、新たなコロナ対策に対応していく必要があると考えておりますので、今回、国の2次補正で成立しております地方創生臨時交付金などの国からの予算を活用いたしまして、新しい生活様式への対応を含めた感染予防と社会経済活動の両立を図るため、幅広い分野で必要な財政出動を検討いたしまして、企業の継続でありますとか事業の縮小がないように、よりよい事業を展開していきたいと考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 次へ行きましょう。
 堺委員。
○堺委員 本年度の予算規模の関係というのか、その執行のことについてお尋ねしたいと思っております。
 一般会計は、前年度からの繰越しを含めて300億円を超える規模になると思います。事業の繰延べもあるから、300億円を超えることはないのではないかと私は勝手に思っておりますが、それでも過去最大の規模だと思って、どんと上がったんですね。
 コロナ禍を避けるために、テレワークやら時差勤務などによって市の事務処理を的確に滞りなくやってこられたと思います。今回の経験といいますか体験を含めて、実績を多分取りまとめておられると思います。
 これらの実施された部署というか分野といいますか、そういうものに加えて、量的なものというか数量的なものを把握しておられると思うので、その概要を、働き方改革になるのかどうか分かりませんけれども、時間外勤務の状況なども含めて説明いただきたいと思います。坪田総務課長、お願いします。
○有若委員長 坪田総務課長。
○坪田総務課長 まず、今回のコロナ禍の状況ということで、感染防止の観点から、私どものほうではテレワークと時差出勤を全庁的に行ったところであります。
 その概要につきまして一端を申し上げますと、テレワークを行うに当たりましては、専用のパソコンを10台用いまして、テレワーク、時差出勤を行う期間、これは4月20日から5月16日であったわけなんですが、その間で22日間使用した実績がございます。
 また、時差出勤につきましては同期間の間、過密防止として3分の1の職員を削減しようという目標を立てまして、休暇の取得、それから時差出勤、早い人間で朝6時半から、遅い人間で夜10時まで働くという時差出勤をしました。それから、週休日、土曜日、日曜日、それからこの間、連休もあったわけなんですが、休日の出勤というようなことで、おおむね3割の職員が時差出勤を行ったということで目標を達しているものと考えております。
 それから、時間外勤務のことをおっしゃいましたが、時間外勤務につきましては、コロナ関連の超勤では、4月、5月で全体でおおむね1,300時間ぐらいの超過勤務があったところでございます。その7割、大体950時間が特別定額給付金に当たる職員であったというふうに考えているところであります。
 以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 ありがとうございました。
 次に行きます。
 これだけの量をいろいろ工夫してやってこられたと思います。会計年度任用職員も任用され、現人員ですね、今の人員で、事務事業は滞りなく、また無理なく、さらに問題なく処理されたということだろうと思いますけれども、改めてお願いします。
○有若委員長 坪田総務課長。
○坪田総務課長 今ほど予算のことと現人員でできるかということでのお話でございますが、今ほども超過勤務の中で言いましたように、多くの時間が割かれているのは定額給付であろうかと思いますので、その部分を具体的に申し上げたいというふうに思います。
 特別定額給付金につきましては、いち早く市民生活支援ということで全庁横断的に対策本部を立ち上げていると。こうしたことから、業務を1つのところに集中せずに平準化をして行うということに工夫を凝らしました。また、専門の職員を配置することによりまして業務の効率性も上げたところであると。
 臨時職員のほうも、一時的ではありますが雇用しておりますし、事務の委託、電算業務等の処理をインテック等に委託をするというようなことで、滞りなく行っているというところであります。
 ただ、職員に関しましては超過勤務に現れておりますように、一時的な無理な状況はお願いをしたわけではございますが、市民の生活支援ということで、いち早く給付をするために行ったということであり、御理解をいただきたいと。現在は通常の勤務となっているということであります。
 そのほかの事業につきましても、同様のことが言えるのではないかなというふうに考えております。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 評価のほうまで答弁いただいたような格好なんですけれども、将来に対する問題というか、市政のほうでもデジタル化とかいろいろなこと、AIを含むかどうか分かりませんけれども、それらを含めた今後の情報化へ向けた職員体制というのか、将来展望も含めて、早過ぎると言われるかも分かりませんけど、答えられるところを答えていただきたいなと思っております。
○有若委員長 坪田総務課長。
○坪田総務課長 情報化というものにつきましては、いろんな観点から進めていかなければならないというふうに考えております。今回はテレワークといった部分でありましたけれども、最大のメリット、今回ではやはり安全に業務を執行できるということであったかなというふうに思っております。
 また、テレワークなどは、子育て中の女性が働くに当たっての活動の支援というような面もあるということから、今後、またそういうものが導入できないかなということを考えるきっかけになったかと思います。
 また、情報化につきましては、AIとかRPAということがございますが、これらは根本的には労働力不足の補塡であったり、あるいは働き方改革というようなことで、導入はやはり必要になってくるものと考えております。やはり持続可能な社会をつくっていくためにでき得るものは情報化していきたいというのが市の考え方でございます。
 以上であります。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 どうもありがとうございました。
 次に行きたいと思います。
 砺波市立学校のあり方検討事業、教育委員会教育総務課長にお世話になると思いますけれども、このことについては、2月定例会の常任委員会でも市政一般のほうでお尋ねをしております。そこでは予定ということで、検討委員会については2年間で8回程度の会議等、等というのは視察のようですけれども、予定していると。会議では、砺波市の学校教育の現状について理解をいただくとともに、将来の児童生徒数の推移、減少するのではないかと思いますが、確認いただくと。さらに、義務教育や小中一貫校などの制度についても研究を深めていくとか。それから、このようなことを踏まえて、まず本市の現状と課題を整理していきたいと。そして、本市の現状を踏まえて、課題解決へ向けた具体的な取組を検討して、市としてよりよい教育環境を整備して、充実した教育が実現できる学校の適正規模、適正配置等について検討をするというようなことであったかと思います。
 また、これに絡んで、会の進捗状況というか、そういうものについて広く市民にも情報提供して、現状を共有していく必要があると考えており、区切り区切りでの対応を検討するようなことであったと思います。
 そこで、現時点における進捗状況というものをお尋ねしたいと思います。河合教育総務課長、お願いします。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 砺波市立学校のあり方検討につきまして、現在、内部であり方検討委員会の設置要綱について検討しているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 例えば、委員構成18人以内とかということをお聞きしているんですけど、それらの人選というか、それからまた、一応これで砺波地方は、コロナについては静かな感じがするんですが、検討会というのはいつ頃第1回目を開かれるんでしょうか。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 要綱を策定しましたら、委員の構成などについてまた検討してまいりますが、第1回の委員会につきましては、コロナ対策の関係などもありまして、秋頃の開催を予定しておるところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 この検討会は2年間で8回程度ということ、これは視察も含めてだろうと思いますが、砺波市立学校のあり方検討会の最終、8回目になるのかちょっと分かりませんけど、それはどの辺を、要するに来年度いっぱいに必ずまとめるという意気込みなのか、遅れたら遅れた分だけ遅らせるということなのか、その辺、答えていただきたいなと思っております。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 砺波市立学校のあり方の検討につきましては、やはり丁寧な議論が大切ではないかというふうに考えているところでございます。したがいまして、期間につきましてはおおよそ2年を予定しているところでございますが、柔軟に対応してまいりたいと考えているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 丁寧な議論は大変必要なことだと思いますが、少子化はどんどん進んでいるという状況下にあるものだから、あんまりのんびりもしておられんのではないかと。
 それともう一つ、市民に対しても区切り区切りで丁寧な情報発信というか、対応をいただきたいと思うんです。そのことをどういうふうに考えておられるか、お尋ねします。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 ただいまの堺委員の御発言のとおり、学校につきましては地域に密着した施設でございますので、検討内容につきましては、また市民の皆様方にも発信してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 的確に対応していただきたいと思います。
 そしたら、次へ行きます。
 2020年の国勢調査への対応の話で、企画調整課長になると思うんですけれども、本年10月に国勢調査が実施されます。新型コロナウイルスの感染防止対策で、従来とは違った対応がされるということも耳に入っておりますが、地方交付税の算定基礎ともされる大変重要な調査だと思います。
 本市の調査員の確保状況、それと、これまでと方法というか手続が変わるようなところがあれば説明いただきたいと思います。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 委員が述べられましたように、本年は5年に1回の国勢調査、大変重要な調査だという認識で思っております。
 国のほうでは、コロナ禍の影響もございますが、10月1日という基準日は変えずに行うということで準備が進められております。
 その中で、今、市町村のほうへ照会が来ているのは、御心配がありました調査員の確保が各市町村でできるのかというようなお問合せが進んでおり、最終的にはそこに支障が出ることであれば、調査の期間でありますとか回収の期間などが今後調整される方向で伺ってはおりますが、おかげさまで、現在、砺波市の調査員の確保状況につきましては、順調に調査員の確保は進んでおります。
 なお、調査員の前には指導員ということで募集をかけて任命するわけですが、これは一昨日、全21地区、指導員が決定したところであります。
 調査員の締切りは7月3日ということになっておりまして、そちらのほうもこの指導員の方が中心になり、今のところ順調に全地区確保に向けていっており、一部の地区でももう確保はされているということで行っており、特段大きな影響がないものと考えております。
 あともう一点、コロナ禍における影響といたしまして、本市ではこの調査員の方への説明会を8月に予定しております。前回であれば3回に分けて行っておりましたが、いわゆる3密を避ける、感染拡大を防止するという意味では、回数を増やして、お互いの距離を取りながら行う必要があるのではないかということを現在検討はしております。
 あと、調査員の方の配付方法などにつきましても、国のほうのマニュアルで示されているのは非接触型の配付ということで、各世帯訪問時にはインターホン越しの会話でありますとか、ドアポストを使っての配付でありますとか、接触を避けるような方向でということを今回国のほうでも示しておりますので、それに伴う説明会などを行っていきたいと思っております。
 あと、インターネットでの回答ということも非常に今回推進を求められるというふうに思っております。その点につきましても、市のほうでも前回同様、インターネットの回答の推進をPRも兼ねてしていきたいと考えております。
 私からは以上であります。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 国勢調査というのは大変基本的に重要なので、的確に進んでおるなと思っているんですが、あとまたよろしくお願いいたします。
 続いて、第2次の砺波市総合計画の策定のことについて企画調整課長にお願いしたいと思います。
 市長の提案説明でもあったところですけれども、第2次の砺波市総合計画の策定については、プロポーザル方式による策定支援業務に係る委託業者の選定を進めていると。それから、市民アンケートは遅れて、後日改めて実施すると。それから、当面は人口や産業などの各種基礎データの分析など、策定に向けた準備を進めるということですね。
 そこで、市ホームページに掲載されていた第2次砺波市総合計画後期計画等策定支援業務委託書の中の人口関係のことについて、どういうことをやっていかれるかということを簡潔に分かりやすく説明いただきたいと思っております。お願いします。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 今、委員が述べられましたように、第2次砺波総合計画策定を支援いただくということで、受注候補者の公募型企画提案ということで、プロポーザルによる業者の選考を現在行っているところでございます。
 その中の仕様書の中で、人口に関する記載があったということでございますが、本市では、人口ビジョンというものを平成27年10月に策定しておりますが、こちらのビジョンにつきましても、策定から4年から5年に総合計画の改定時にはなるということもございますので、現在の少子高齢化に伴う人口減少が叫ばれる昨今の中、やはり人口ビジョンで使われておりますデータを時点更新を行うということで現在考えており、その中には、総人口の推移でありますとか、年齢3区分の人口推移でありますとか、社会動態の推移でありますとか、そういったところを平成27年時点の計画から、さらに最新のデータを分析いたしまして業務を進めていこうということで考えている仕様書でございます。
 私からは以上であります。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 そしたら、あと何点かお聞きしたいと思いますが、その1点は、2020年国勢調査の結果はなかなか難しいかも分かりませんけれども、反映できるのか、するのかどうかということですね。そこになろうかと思いますけど。
 それから、そうなると住民基本台帳も十分対応していかんならんですが、その辺りの対応はどこまで反映されるのかということをお聞きしたいと思います。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 今ほどの御質問ですが、今回の国勢調査の数字につきましては、来年の2月、本来、順調に国勢調査が進めば2月に速報値ということで、まずは人口と世帯数が公表される予定になっております。この数字を用いまして、次の令和3年の総合計画の改定には、その数値データを使った反映をしていきたいと考えております。
 ただ、先ほど申しましたように、国勢調査の公表が、現段階では市町村の調査を踏まえてずれ込むことも国のほうでは新聞紙上でも発表はしております。この辺は状況を注視しながら、使えるものは最新のもので使いたいという考えであります。
 あともう一点、この国勢調査の数字が使えれば当然利用していくわけですが、しかし、最新のデータを基に総合計画を策定していく必要があると考えておりますので、公表が遅れるようであれば、住民基本台帳の世帯数でありますとか人口を用いまして計画策定に役立てていきたい、活用したいと考えております。
 私からは以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 2点目。例えば、本年5月末現在での住民基本台帳人口というのは、年齢3区分のゼロから14歳というのは6,009人なんですね。それで、現在の人口ビジョンの2020年、ちょっと表現が違っておりますが、それの目標人口というのは6,161人と。この乖離というのはあまり大したことがないんですね。今はね。
 ですけど、近年は出生数が293人とか291人とか、どんどん落ちてきておるということで、2020年の人口ビジョン、399人ということで、出生数で見ると73%だったかな。相当落ちてきておるんですね。先の見通しがどうかということもあるんですが、現人口ビジョンのうちで見直しするものは、例えば人口の将来展望はというところでは、人口の現状から見る課題の(1)として、これは人口ビジョンの冊子、あるところを読んでおるんですが、自然動態からの視点、(2)では社会動態からの視点、さらに2、では、今後の方向性などは変わることを想定されると思うんですが、そこで現人口ビジョンの項目で変わるものはどういうものを想定されるのか、何と何なのかということをお聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 高畑企画調整課長。
○高畑企画調整課長 今、堺委員が述べられましたように、人口ビジョンの目標の数値と現在の数値と、特に若い世代のほうの14歳以下のところで数字の落ち込みがあるのではないかという御指摘でございます。
 これは本会議のほうの御質問でもお答えしております。その辺りの認識は十分にしているところでございます。
 しかしながら、一方では、同じく2020年度の推計では、本来の目標値を総人口では上回っておりますし、近年の人口、人口ビジョンができてからの4年間については、社会動向につきましては、4年続けて砺波市は人口が増えている、社会増では増えているというところがございます。これらを踏まえまして、人口ビジョン自体の改訂というものは行いませんが、それぞれに記載しておりますデータにつきましては、やはり現時点での時点更新を行いながら、今後の人口の推移について分析をしていく必要があると思っています。
 そこで見える課題につきまして、委員が述べられますような人口ビジョンの、今後の将来展望みたいなところは、今現在の課題も当然踏襲していく必要もあると思いますし、この分析によって新たに見える課題もあると思っております。これらは、他市で人口が伸びているようなところも参考とさせていただき、若い世代、親世代の考えもお聞きしながら、砺波市の人口増といいますか、減少を食い止めるための施策につきまして、引き続いて行っていくという考えで進めていきたいと考えております。
 私からは以上でございます。
○有若委員長 堺委員。
○堺委員 これまでもよく意見を言わせてもらっておるんですが、若い層が少ないと先が見えんのですね。社会増、砺波市は頑張っておると思いますよ。ですけど、自然減の落ち込みに対して社会増だけではなかなか難しいなと。
 何を言いたいかといいますと、これから砺波市という自治体が持続可能な自治体経営ができるように、新しい人口ビジョン、若い人たちの意見をよく聞いて、総合戦略、それから総合計画を策定していただきたいなと。これは要望です。お願いします。
○有若委員長 次へ参りましょう。
 川岸委員。
○川岸委員 私からは、防火・防災対策という観点から何点か質問をしてみたいと思います。
 前に、消防団のほうから火災報知器の普及推進について各家庭を回っていらっしゃったわけですけれども、この火災報知器ですけれども、現況はどのようになっているのかなということなんですね。団員の方は各家庭を訪問して、いろんな推進、説明をされてきました。この状況はどうなっているのかなと。今はコロナ禍ですので、集計中であるものもあると思うんですけれども、この状況についてちょっと説明願いたいなと思います。
○有若委員長 下保砺波消防署長。
○下保砺波消防署長 私からは、住宅用火災警報器の全戸調査について御説明を申し上げます。
 住宅用火災警報器の全戸調査につきましては、昨年の2月から順次実施しております。現在ですが、調査対象が1万3,000件あるうちの1万件までの調査を終了しております。残り3,000件につきましては随時行っていく予定としておったわけでございますが、現在、コロナウイルス感染症拡大の影響により各戸の調査は見合わせているというような状況でございます。
 私からは以上です。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 分かりました。
 第2点目は、やはり消防団員ですね。私どもも庄東地域に住んでいるものですから、特に団員の加入がなかなか進まないと。ある地区は29名の定員に対して二十数名というような状況も聞いている。また、定数について、事前に調査いただいた602人に対して556人というような充足率になっているということなんですけれども、これからの若い人たちに消防団に加入してもらう、これは本当にこれから地域の核になっていくというのは、私は自信を持っています。避難活動と一緒に、この中心になっていく人たちを育成していくことが大事なことなんじゃないかなというふうに思っていますけれども、そこらの対応等をどのように考えておいでるかということと、それから、数年前に消防団員に対する備品、何年かかけていろんな備品を整備していく。長靴もそうだったと思うんですけれども、そこらの状況はどうなっているのかなということを2点目にお聞きしたいなと思います。
○有若委員長 下保砺波消防署長。
○下保砺波消防署長 それでは、まず第1点目の消防団員の加入状況について御説明申し上げます。
 災害発生時、消防団員の動員力や対応能力を考えると、充足率は現在富山県が90.87%、砺波市が92.36%で、県の平均は上回っているものの、危機感を持って対応していく必要は十分に認識しております。
 また、消防団になりたいなと思うような人が増えるための消防団の魅力についても積極的に発信し、消防団員の確保に努めてまいりたいと思っております。
 私からは以上です。
○川岸委員 なるべく加入に向けて、よろしくお願いします。
○有若委員長 備品の整備状況。
○下保砺波消防署長 第2点目の消防団員への備品の配付状況について御説明を申し上げます。
 この備品の配付というものは、平成26年に消防団員の装備の基準というものが改正されまして、さらに貸与品を増やしまして貸与を始めたものでございます。
 現在では全員に配付するものといたしましては、活動服、アポロキャップ、ヘルメット、はっぴ、制服、制帽、ネクタイ、ベルト、長靴といったものは全員配付しております。あと、ポンプ車等々には防火衣一式といたしまして、ヘルメット、防火衣、防火手袋、ヘッドライトというものを一式にしまして、ポンプ車については5着ずつ、小型動力ポンプ付積載車については4着ずつ配付しております。
 あと、チェーンソーを保有する4車両につきましては、切断保護具というものが義務化されましたので、それぞれ1着ずつ、合計4着配備しております。
 私からは以上です。
○有若委員長 川岸委員。
○川岸委員 では、第3点目についてお伺いします。
 特に、地域によって消火栓あるいは防火水槽ですね。私の地区にあっても防火水槽がなくて全焼したという経験も生んでいます。その地区の要望の中にも、やはり防火水槽等を積極的に導入してくれと。
 ただ、防火水槽等について、やはり設置するとすれば高額な金額になるという話も聞いておりますけれども、ここらの防火水槽、消火栓、これは予算的には数年先まで見越して設置要望等があって、それを予算化していきたいというような話も聞いているんですけど、この実態はどのようになっているのか。やはり地区によって欲しいというところも結構あるものですから、その対応はどうなっているのか、ひとつお願いします。
○有若委員長 下保砺波消防署長。
○下保砺波消防署長 それでは、消火栓、防火水槽の御質問についてお答えいたします。
 現在、砺波市内には1,006基の消火栓、防火水槽等々、消防水利が必要とされております。そのうち856基が設置済みであるところでございます。
 設置率からいきますと71.6%が完了しているところではございますが、我々消防といたしましても、全ての地区で消防水利の充足率100%を目指すわけではございますが、まだまだ長い道のりとなり、限られた予算の中で特定財源等を最大限に活用し、計画的に事業を進めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 新砺波図書館のオープンに向けてということで、何点かお伺いさせていただきたいと思います。
 新しい図書館の工事は順調に進んでいるようで、市長の提案理由の説明にもありましたが、本当に大屋根が美しい全貌が、今、市民の目を楽しませてくれております。旧砺波図書館も5月31日をもって閉館しまして、現在は移転に向けての準備が着々と進められていることと思います。新しい図書館が、ハードだけでなく、機能面、ソフトの面でも使いやすい図書館となるよう期待しているものです。
 そこで、新型コロナの影響というものが出てきている業種、建設業界等でもあるようですが、新砺波図書館の整備において影響があったのか、順調に計画は進捗しているのか、お聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 新砺波図書館の工事におきまして、途中コロナ禍ということで、大手では清水建設が休業いたしましたが、そのあおりを受けまして、砺波図書館のほうでも佐藤工業、砺波工業のJVのほうで、ゴールデンウイークを挟んで10日間の休暇をいただいたという形になります。当初より、ゴールデンウイークには、長期休暇を取られるということもありまして、10日間という間ではございましたが、その中でうまく吸収されて、今は順調に進んでいるという状況でございます。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 順調に工事のほうも進んでいるということでありますので、今後は機能面、ソフト面の充実だと思うんですが、図書館では「図書館お助け隊!」というものを募集して、図書館で活動してくださるボランティアを募集して、図書館運営の手助けをしていただこうというふうに考えていらっしゃるということですが、この「図書館お助け隊!」を募集される目的、そしてまた活動内容、募集される人数などについてお聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 図書館では、新図書館になったときに、想定ではございますが、従来の利用者数の2倍から3倍の方が利用されるということをお聞きしております。
 その中で、新図書館ではセルフ貸出機という新しい機械を導入いたします。そこに新しい方が来られたときに非常に戸惑うのではないかということが想定されたものですから、市立砺波総合病院の受付のようにボランティアの方を募集したいなと思いまして、「図書館お助け隊!」、図書館を助けたいという形でボランティアの方を募集いたしました。
 内容といたしましては、セルフ貸出機を利用する方のサポート、そして館内の案内、館内や外の整理整頓、椅子の整理をしていただいたり、花の水やりをしていただいたりという形でボランティアの方を募集いたしました。
 1回の出ていただく時間につきましては、2時間という形で区切らせていただいた関係上、40名ほど集まればうれしいかなと思っております。
 以上でございます。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 今ほど小西館長もおっしゃいましたが、病院の受付ボランティアは本当に病院を利用される方のためになっているということなんですが、病院のボランティアはりんどうの会がボランティアを統括されているんですが、図書館におけるボランティアのコーディネートというのは、どのような形で進められる予定でしょうか。
○有若委員長 小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 運営をサポートしていただくというか、そこで指示していただく方なんですが、ボランティアで来ていただいた中から経験のある方にシフトとかをいろいろ組んでいただいてということで、図書館とはまた別に管理してやっていっていただきたいと考えております。
 以上であります。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 機能面で、ソフト面での準備も着々と進んでいるということで、本当に期待が高まるものなんですが、そんな中、やはりオープン前の内覧会というものについての開催を望む声も聞こえてくるわけなんですけれども、内覧会開催についてのお考えがありましたらお聞かせください。
○有若委員長 小西砺波図書館長。
○小西砺波図書館長 内覧会につきましては、新型コロナ禍の中、第2波とかがまた想定されること、そして多くの方が一度に来られるということがありまして、非常に対応は難しいと考えております。
 そんな中、コロナ禍によりまして、引っ越し作業が止まるとかということも想定されているものですから、この後4か月のスケジュールの間、非常にままならないといいますか、ちょっと安心しながら進められないということもありまして、図書館といたしましては、11月1日の開館に向け一生懸命努力していきたいと考えており、内覧会の予定は現在のところはございません。
○有若委員長 大楠委員。
○大楠委員 ちょっと残念ではありますが、準備を完了するのが大事でありますし、またこういう状況でありますので仕方がないのかなと思っております。オープンに向けて、またしっかり準備を進めていただきたいと思います。
 続きまして、次の質問に移らせていただきます。すみません、通告していないんですけれども。
 過日の新聞報道で、小学校における水泳の授業の実施のことが報道されておりました。新型コロナウイルスの影響で、小中学校における水泳の授業を取りやめる動きが県内で広がっていると。6月14日の報道によりますと、県内では10市町が水泳授業を中止する決定をしています。そのような中、砺波市においては小学校のみにおいて実施することを決定されております。
 夏休みの短縮などで暑い中の授業が予想される子どもたちに、大好きなプールの授業はさせてやりたいという配慮もあるのではないかと考えます。私も個人的には、ぜひ子どもたちにプールの授業をさせてやりたいと思っているものなんですが、スポーツ庁の見解によりますと、学校の水泳授業については、プールの塩素濃度を適切に管理すれば実施は可能としていますが、砺波市教育委員会として水泳授業を実施すると判断された根拠、3密を回避する対応策についてお聞かせいただきたいと思います。
○有若委員長 河合教育総務課長。
○河合教育総務課長 砺波市といたしましても、スポーツ庁のプールの残留塩素濃度を適切に管理すれば実施が可能であるという通達、あるいは学校保健会のほうにも少し確認を取りましたら、そういったことで大丈夫だろうということもいただいております。また、プールを実施するに当たりましては、保護者の了解も取りたいと考えておるところでございます。
 3密対策につきましては、もちろんプールの残留塩素濃度を適切に管理すること、実施の前には、児童の検温あるいは健康観察によりまして、体調が優れない児童の参加を見合わせること、あるいはプールの中での密接する活動は行わないこと、着替えの際にも3密を避けること、そして、実施に当たって、再度、学校医の指導・助言を受けることなどを考えているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 稲垣副委員長。
○稲垣副委員長 委員長はもうやめてくれという顔をしていましたけど、端的に1点だけ、今の関連でお聞きをしたいなというふうに思います。
 先般の一般質問でも何人かの議員の方から、暑さに向けての小中学校の対応、また対策についていろいろ質問があったところでありますけど、私は1点だけお聞きをしたいんですけど、いや、おまえ、そんなもん心配する必要はないがやということなのか、私は非常に懸念しているのでありますけど、今年はこういう状況の中で、夏休みが大幅に短縮されます。事前に資料を頂いておりますけど、26日間短縮という、いまだかつてない経験をするわけであります。
 私がお聞きしたいのは、このことについて保護者もいろんな不安を持っておられるんじゃなかろうかなと思います。それから、いわゆる当事者である児童生徒もいろいろと健康面、それから心理的な部分で不安をお持ちではなかろうかなというふうに私は非常に懸念しているわけであります。別に砺波市の児童生徒だけではありません。今回は全国でありますので。
 とはいうものの、この辺を事前に保護者に教育現場では説明をなさっておられるのか。本当に僕は教育現場は大変だろうと思います。これから大変苦労されるんじゃなかろうかなというふうに思っています。そういったことで、保護者及び児童生徒に対して、この辺の周知徹底、理解をどんなふうに現場として今現在やっておられるのかね。もう目先に来ているわけであります。その辺をお聞きしたいなというふうに思います。
○有若委員長 教育長でいいですか。
○稲垣副委員長 どなたがいいですかね。教育長、よろしいですか。何か急に言いまして。
○有若委員長 山本教育長。教育長でお願いします。
○山本教育長 前例のない夏休みの短縮ということで、どのような状態が現場で起きるのか、実のところ私どももなかなか想定しにくいというのが実際のところであります。
 ただ、そうではあるのだけれども、やらねばならんという、この辺のところを御理解いただきたいんですが、その中であっても、子どもたちをいかにこの長い学習の期間に健やかに育てるかということであれば、その学習の内容、それから指導の在り方も従来のままというわけにはいかないし、それから何より懸念いたしますのは、実はこれで6月、一月たちます。
 初めのこの一月というのはそれまでの関係から緊張感もあり、子どもたちはそれほど大きなトラブルといいますか、そういうものは今のところ起きていないようでございます。ただ、今後一月たち二月たつ中で、さらにこの緊張状態を継続するのがいいのか。その辺は先ほどのプールのこともございました。やはりプールに入れるというだけで学校生活に潤いをもたらすものならば、少しは何とかならないのかというのは、基本的に言いますと、そのような立場でいくことが大切ではないかと思っております。
 従来のものをそのままやるということは、もう新しい生活上無理でございます。ですが、何もかもできないという出発点は、その状況によってはいかがなものかと。これは現場とも、それから保護者の了解も得ながらやっておりますし、今回の短縮については、既に保護者のほうにはお伝えしております。御了解いただけているのかなと今は判断しているところでございます。
 以上でございます。
○有若委員長 ほかに質疑、御意見はございませんね。
 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 ないようでありますので、以上で市政一般における本委員会の所管事項についての質疑を終了いたします。
 市長をはじめ当局の皆さん、御苦労さまでした。委員の皆さんはしばらくお待ちください。

○有若委員長 お諮りいたします。本委員会の審査経過と結果報告の作成につきましては、委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定させていただきます。

(閉会中継続審査の申出について)
○有若委員長 次に、閉会中の継続審査についてお諮りをいたします。
 本総務文教常任委員会の所管事項について、閉会中もなお継続して審査する必要がありますので、会議規則第111条の規定により申出することといたしたく、これに御異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○有若委員長 御異議がないようですから、そのように決定をさせていただきます。
 以上で総務文教常任委員会を閉会いたします。
 大変御苦労さまでございました。

 午後 0時03分 閉会

  砺波市議会委員会条例第29条第1項の規定により署名する。

砺波市議会総務文教常任委員会

   委員長   有 若   隆



令和2年6月 総務文教常任委員会 定例会 議事日程・名簿

            総務文教常任委員会

1.会議に付した事件
  ・6月定例会付託案件の審査
  ・市政一般における本委員会の所管事項について
  ・閉会中継続審査の申出について

1.開会及び閉会の日時
    6月19日  午前10時00分  開会
    6月19日  午後 0時03分  閉会

1.出席委員(6名)
  委員長 有 若   隆     副委員長 稲 垣   修
   委員 大 楠 匡 子       委員 川 岸   勇
   委員 堺   武 夫       委員 開 田 哲 弘

1.欠席委員(なし)

1.委員外出席議員
 議  長 山 本 善 郎

1.説明のため出席した者の職・氏名

 市  長 夏 野   修      副 市 長 齊 藤 一 夫

 企画総務              庄  川
 部  長 畑     進      支 所 長 川 島 ひとみ

 会  計              企画総務部次長
 管 理 者 南   佳 子      総務課長 坪 田 俊 明

 企画総務部次長
 財政課長 森 田   功      砺波消防署長 下 保 範 翁

 企画調整課長 高 畑 元 昭      税務課長 二 俣   仁

                   教育委員会
 教 育 長 山 本 仁 史      事務局長 構   富士雄

 教育委員会事務局次長        
 こども課長 横 山 昌 彦      教育総務課長 河 合   実

 生涯学習・スポーツ課長 三 井 康 司      砺波図書館長 小 西 喜 之

 監  査
 事務局長 石 崎   進

1.職務のため出席した事務局職員

 事務局長              主  幹
 議事調査課長 村 井 一 仁      議事係長 石 黒 哲 康

 主  幹
 調査係長 林   哲 広      議事係・調査係主任 松 口 あかね