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平成16年9月定例会[ 請願審査結果 ] 

                   請 願 審 査 結 果

┌────┬─────────────┬────────┬─────┬─────┬────┬───┐
│    │             │        │     │     │    │   │
│受理番号│   件    名    │請願者住所氏名 │紹介議員名│委員会名 │審査結果│意 見│
│    │             │        │     │     │    │   │
├────┼─────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │政府米の買い入れと、備蓄 │農民運動富山県連│     │産業建設 │    │   │
│ 14 │を充実させる意見書提出を │合会      │境 欣吾 │常任委員会│継続審査│   │
│    │求める請願        │  小林 定雄 │     │     │    │   │
├────┼─────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │アメリカ産牛肉の輸入解禁 │農民運動富山県連│     │産業建設 │    │   │
│ 15 │に反対する意見書提出を求 │合会      │境 欣吾 │常任委員会│不採択 │   │
│    │める請願         │  小林 定雄 │     │     │    │   │
├────┼─────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │             │富山県教職員組合│     │     │    │   │
│    │             │執行委員長   │     │     │    │   │
│    │教育基本法の改定ではな  │ 広橋 里志  │     │民生文教 │    │   │
│ 16 │く、その理念の実現を求め │富山県高等学校教│境 欣吾 │常任委員会│不採択 │   │
│    │る意見書採択の請願書   │職員組合    │     │     │    │   │
│    │             │執行委員長   │     │     │    │   │
│    │             │ 小谷 一郎  │     │     │    │   │
├────┼─────────────┼────────┼─────┼─────┼────┼───┤
│    │             │富山県教職員組合│     │     │    │   │
│    │             │執行委員長   │     │     │    │   │
│    │義務教育費国庫負担制度の │ 広橋 里志  │     │民生文教 │    │   │
│ 17 │堅持を求める意見書採択の │富山県高等学校教│境 欣吾 │常任委員会│継続審査│   │
│    │請願書          │職員組合    │     │     │    │   │
│    │             │執行委員長   │     │     │    │   │
│    │             │ 小谷 一郎  │     │     │    │   │
└────┴─────────────┴────────┴─────┴─────┴────┴───┘



平成16年9月定例会(第3号) 議事日程・名簿

     平成16年9月砺波市議会定例会会議録(第3号)

1.議事日程
  第1 市政一般に対する質問、並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年
     度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決
     処分の承認を求めることについて
     (一般質問、質疑、委員会付託)
  第2 政府米の買い入れと、備蓄を充実させる意見書提出を求める請願外3件
     (委員会付託)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    9月15日  午前10時01分  開議
    9月15日  午後 2時52分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 社会福祉              商工観光
 課  長 老 松 邦 雄 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成16年9月定例会(第3号) 本文

1.会議の経過
 午前10時01分 開議

◯副議長(江守君) これより本日の会議を開き、直ちに本日の日程に入ります。

◯副議長(江守君) 日程第1 市政一般に対する質問、並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 通告に基づき、順次発言を許します。
 1番 瘧師富士夫君。
  〔1番 瘧師富士夫君 登壇〕

◯1番(瘧師君) それでは、お許しをいただきましたので、通告に基づき、質問と若干の要望、提案をさせていただきます。
 まず第1に、男女共同参画の取り組みについてお聞きいたします。
 平成11年に公布された男女共同参画社会基本法によれば、男女共同参画社会とは「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意志によって社会のあらゆる活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、ともに責任を担うべき社会」とあります。そして、その前文には、この社会の実現を21世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置づけ、社会のあらゆる分野において、実現に向けての施策の推進を図っていくことが重要であると明記されております。
 私なりに解釈しますと、これからの社会を支えるウエートの高くなるであろう女性の社会進出を促すために、まず男女平等の権利を確保すること。そして地方分権、国際化、情報化、少子高齢化が進行する社会環境に対応し、生きがいのある、豊かで安心した生活ができるように、仕事、育児、家事、介護、地域活動にと、男女が助け合い、責任も分かち合い、自ら主体性を持って新しい社会システムづくりを構築していくことが我が国の重要な課題であるということであり、したがって、住民と行政が一体となって取り組むべき課題であり、いわば自立する地方自治体が、今後、住民本位の地域づくりを進めていく上で乗り越えなくてはならない大きなテーマであると思うのでございます。
 砺波市では、国や県との整合性を保ちながら、実行計画の策定がなされ、約1年半にわたり、多くの市民の皆さんの努力をもって、平成12年3月に「となみ男女共同参画プラン」としてまとめられました。このプランでは「男女共同参画社会の実現で住みよい砺波を」をメインテーマに、詳細な課題と具体的な施策目標、数値目標が掲げられております。
 さらに平成13年9月の市議会定例会で、議員提出議案として提案されていた男女共同参画都市宣言が議決されました。県内では富山市に次ぐ2番目の都市宣言でございました。平成14年11月には都市宣言記念大会が盛大に開催されたのは、記憶に新しいところでございます。
 現在は、市内17地区から選出された推進委員で構成される砺波市男女共同参画推進連絡会が研修会を開くなど、自らの自己啓発を重ね、広報の発行、フォーラム等の開催で市民への意識改革を促し、さらに、それぞれの地区で地区集会を実施することで地区民への浸透を図る御尽力をしていただいております。
 知り合いの推進委員数名の方にお話をお聞きしますと、自分自身の勉強にはなるけれども、なかなか地区に浸透させることが難しいという返事が返ってまいります。その理由は、まず、推進委員の皆様自身に温度差があるということでございます。市街地、住宅地、農村地、山間地といった地域的な違い、それから、大家族、核家族など家族形態による違い、また年齢による世代間の格差など、男女共同参画の理解度に足並みがそろわない点を挙げられておりました。
 そして砺波市には、いわゆるジェンダーと呼ばれる根強い性別役割分業意識や慣習、しきたりがあり、男女がともに意識の切りかえをするのが思うに任せない。また、回復の兆しはあるとは言え、依然として高い失業率にあえぐ厳しい環境のもとでは、雇用を確保していくことが精いっぱいで、男女がともにゆとりを持って仕事や家庭や地域社会で両立した活動のできる条件にないのではないか。年1回の地区啓発活動では、参画の理解がなかなか得られないなど、その理由を挙げられておりました。それでも異口同音に、推進委員の地道な活動がこれからも必要であると認識されておりますので、ただただ頭が下がるばかりでございます。
 先日、推進委員の皆さんで企画された「男女共同参画推進のつどい」に私も出席させていただきました。市役所3階の大ホールに大勢お集まりでございましたが、圧倒的に女性が多かったようでございます。夫婦で参加いただいた方が、より理解が深まるのではないでしょうか。共同体の最小単位は家庭であります。男女共同参画のできた理想の家庭・夫婦が、周りに連鎖する効果が期待できるかもしれません。
 砺波市が男女共同参画推進をするに当たり、その基本計画として作成された「となみ男女共同参画プラン」は、計画期間が本年平成16年度までとなっており、新市発足に伴い、計画の見直しを図る時期に来ております。生意気にもそれぞれの重点目標を私なりに分析してみますと、平等観に立った学校教育、健康づくりの推進、福祉の向上など、行政が主導で行った環境整備については、安全で安心で健康なまちづくりを進める砺波市の取り組みと歩調を合わせるように、基本的課題は概ねクリアされてきたと思います。しかし、家庭・地域社会における男女平等の推進と啓発については、前述した推進員の方のお話にあったように、まだまだ市民に浸透させるには気の長い話であるようです。
 そして、社会活動における政策・方針決定の場への女性の参画について言えば、本日、女性がお一人もいらっしゃらない、この市議会の議場をごらんいただければおわかりだと思います。女性が議会の場に不在である。すなわち自己決定能力を備えた1人の力が別の力となり、女性全体のステージを押し上げていく、いわゆるエンパワーメントに期待できない状況は、砺波市が男女共同参画を推進しにくい環境であることを何よりも雄弁に語っていると思います。
 市政運営に女性が参画できる機運を高める前段として、自治会、町内会、各種審議会に女性の登用を促すよう求めていくべきであります。同プランの具体的施策によれば、審議会等に女性委員を登用させる数値目標として登用率25%を掲げられておりますが、現在のところ、どの程度の登用率なのでしょうか。
 また、砺波市行政側では女性職員の管理部門への登用、能力開発が進んでいるのか、お聞かせいただきたいと思います。
 男女共同参画は全国的な取り組みではありますが、砺波市には今まで策定委員、推進委員さんらが積み上げてきました財産がございます。例えば、どこかの空き施設に男女共同推進の拠点を設け、砺波市内外から有能なエキスパートを登用し、推進員の協力もいただいてリーダーシップを発揮してもらうのはいかがでございましょうか。今後の展望について市長の御所見もお聞きしたいところでございます。
 続いて、女性の人権侵害の対応についてお聞きします。
 前述したように、男女共同参画社会とは、女性と男性が性別による固定的な役割分担にとらわれず、職場で学校で地域で家庭で、それぞれの個性と能力を発揮できる社会のことを言います。しかし、依然として男女平等や女性の人権を省みない行為がなくならないのが現状でございます。それは私たちのごく身近な家庭の中で起きていることなのです。もう耳慣れた言葉とは思いますが、配偶者による暴力をドメスティック・バイオレンス、略称でDVといいます。暴力は夫婦間のことであっても犯罪であり、被害者は多くの場合、女性でございます。DVにおける「暴力」とは、殴る、ける、物を投げつけるなど、身体的な暴力はもちろん、言葉による精神的な暴力も含まれます。これはどこの家庭でも見られるささいな夫婦げんかのことではありません。御安心ください。暴力が繰り返され、どんどん頻繁に過激さを増していく状態を言うのでございます。夫、恋人から暴力を受けている女性の割合を内閣府が調査したところ、約5人に1人が暴力を受け、実に20人に1人の割合で「命の危険を感じるくらいの暴行を受けた」と結果が出ました。平成13年10月、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律、DV防止法が施行されてから、県内では富山地裁に51件の夫から引き離してほしいという申し立てがあり、37件の保護命令が出されました。このうち、接近禁止命令、退去命令は14件、接近禁止命令のみは23件となっています。
 県女性相談センターに寄せられた昨年度のDV相談は354人、延べ1,372件に上り、最近は夫対象の相談だけでなく、交際中の相手や、元の夫からの暴力など多様化し、また30代、40代からの相談が最も多く、中でも子供連れの被害者が増えているのが特徴であるとのことです。
 同センターには、加害者から逃れるために、約20人が収容できる一時保護施設が併設され、利用者が日常生活に必要なものはすべて完備されています。相談員は、利用者に関する外部からの問い合わせには答えないということになっているそうです。それでもストーカーまがいにつけ回し、連れ戻そうとし、さらなる暴力の危険性がある場合に裁判所へ保護命令の申し立てを行うのです。
 同センターの所長さんの話によれば、加害者のタイプが特定できない。年齢、職業、学歴に関して一定の共通点がない。人物の地位、ステータスに全く関係がないということでした。聞いて驚くような職業の方がいらっしゃいました。警察でも、DV法施行後、被害者の立場に立った積極的な対応がされているようでございます。
 ただいまお話ししたのは、被害の表面化した部分であります。「法は家庭に入らず」といいますが、外から見えにくい家庭という隔離された環境の中で起きることから、世間体や経済的な理由で女性が耐えることで表にあらわれないケースが多くあるように思います。また、単に夫婦間の問題にとどまらず、子供に及ぼす悪影響は推して知るべしでございます。いずれにしても、女性に対する暴力は、女性の人権を著しく侵害する行為であり、男女共同参画社会を実現する上で克服すべき重要な課題であります。
 DV改正案がこの5月国会で成立し、12月に施行されます。都道府県のほか、市町村においても支援センターの業務を実施することができるようにすることなど、被害者の自立支援を自治体の責務としたことが改正の柱となっております。改正法により、被害者の問題解決の選択肢が広がったのでございます。県及び市町村、警察のより連携強化が必要と思われます。この点について、砺波市として今後どのように対応されるのか、当局の答弁を求めます。
 続いて、少子化対策としての子育て支援サービスについてお聞きいたします。
 砺波市は、企業誘致、土地区画整理事業など、先輩方の心血を注ぐ努力により、今日、人口約4万2,000人となりました。これは平成に入り約5,000人の増加であり、県内の市では出色の増加率であります。この人口増加は、出生が上回る自然増加よりも、転入者が転出者を上回る社会増加によるものであり、人口の伸び率より世帯数の伸び率が大きく上回っていることから、地域格差はありますが、より核家族化、幾つかの地区では都市化に向かって進んでいると言えます。1世帯当たりの人数についても、平成元年の4.1人から、現在3.5人に推移していることから、家族形態の変化がうかがえます。
 このような変化の中で、砺波市は、安心して子供を産み育てる環境づくりや、親子の健康を維持して、子供の健全な成長発達ができる環境づくりなど、子育て支援サービスの充実を進めてまいりました。特に乳幼児の保育については、少子化の進行を意識した、特徴のある事業を展開してこられたと思います。幼稚園に保育所を併設した幼保一体化は、県内初の試みでありました。また、子育て支援センターが併設され、これにより、育児不安に対する相談、情報提供の場、保護者同士の情報交換の場になっております。
 本年4月にオープンした健康センターには、母子及び乳幼児の保健活動、栄養指導も実施されております。また、乳幼児の医療費については通院費助成の拡大が図られ、子育てに要する経済的負担を軽減させました。
 このように地方が知恵を出し、汗をかく努力をしても、現在の日本には光明が見えてこないのであります。厚生労働省が公表した平成15年人口動態統計によれば、1人の女性が一生の間に産む子供の平均数が全国で1.29、富山県で1.35という、いずれも過去最低の数値を示しました。予想を超える急速な少子化の進行は、年金を初め社会保障政策の変更を迫り、ひいては日本の将来を危うくする要因となります。
 さらに懸念されるのは、過去最低水準にまで低下した婚姻率と、初婚年齢の急激な上昇です。晩婚化からさらに非婚へと事態は進行しております。結婚せずに親にいつまでも依存して同居している「パラサイトシングル」の増加は、消費経済を停滞させる一因でもあります。
 全国に推定400万人にも及ぶ定職につかないフリーターの存在、最近では働く意欲がなく、家でぶらぶらしている「ニート」と呼ばれる若者の出現。これらの社会現象は、労働力の低下を招くことはもとより、社会経済の根幹を揺るがす極めて重大な問題であります。
 前述したさまざまな子育て支援サービスは、少子化に対応する施策としては大変有効であると思いますが、制度を生かし、次への希望を見出す家族もあれば、一方では、制度に甘んじ、その段階でとどまってしまう家族もあるのではないかと思います。その前の段階で、人間教育といいますか、人間の精神的な部分を何とかしなければ、根本的な少子化に歯どめをかける対策とはなりにくいのではないかと思います。背後に若者の雇用の安定という問題はありますが、家族がぬくもりを持ち、子供を産み育てることに喜びを実感し、苦しいことはあっても、親として子供に生きる力を示していく、生命を育む家族再生が根底に必要ではないかと思うのであります。
 前回、6月定例会の一般質問で取り上げられました次世代育成支援対策砺波市行動計画の策定に当たり、この「家族再生」をキーワードの1つとして取り入れていただくよう御提案し、市長の御意見をちょうだいいただければと思います。
 以上でございます。ありがとうございました。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 瘧師議員にお答えをいたします。
 それぞれすばらしい御意見をいただきました。それぞれ御意見につきましては、参考にさせていただきたいと思います。
 まず、砺波市の男女共同参画の取り組みについてお答えをいたします。
 市が御委嘱を申し上げております男女共同参画推進員の皆さんが連絡会を構成されて、それぞれ地区にも出向かれて懇談会をされる、あるいはフォーラムの開催、そして先般は大勢の皆さんが参加されて、集いの会があったわけでございます。熱心に寸劇などをしていただいて、具体的に男女共同参画の必要性を訴えておられました。瘧師議員も出席されておったわけでございますが、随分皆さんに御足労をかけておることを、まずもって感謝を申し上げたいと、このように思っておるところでございます。
 いろいろ分析をされたわけでございますが、これらの分析につきまして、私どももさらに勉強していかなければならない一面があると、このように理解をいたしております。
 お尋ねの市の審議会等への女性の登用率でございますが、平成16年3月31日現在で23.9%であります。お話にございましたように、25%、クォーターにまで達しておりませんが、一歩一歩前進をしております。
 平成12年に男女共同参画プランを立てた、その時期には8.9%でした。したがいまして、15ポイントほど増になっておりますが、計画以下になっておるということは残念でございますけれども、いずれにしても増加をしておるということについて御理解をいただきたいと、このように存じておる次第でございます。
 それから、審議委員等につきましては、専門性の高いものもございますし、その意味で関係団体の長の皆さんに審議委員になっていただいております。なお、私はできるだけ公募ということで進めておりますが、なかなか女性の皆さんは応募していただけないという一面もございます。これからも目的達成のために、プランづくりは絵に描いたもちではございませんので、そのように働きかけをしていきたいと思います。
 なお、このような形で若干伸びてきた経緯につきましては、議会の皆さんの御理解もあって伸びてきたものと、このように思っておりますので、これからもこの点については御支援をいただきたいと、こう思っておる次第でございます。
 なお、自治会とか町内会とか、女性の登用等については、行政から口を挟んで申し上げることはなかなか難しいわけでございますが、その意味で、地域で懇談をしていただいておる、そのことで機運を盛り上げていただければ大変ありがたい、いや、根強く啓発活動をしていただければありがたいと、このように思っておるところでございます。
 それから、次は、女性職員の管理部門への登用でございます。内閣府の調査に基づきますと、全国市町村の一般行政職における管理職に占める女性の割合は、平成16年の4月1日現在で全国では5.2%になっております。砺波市は11.4%となっておりますので、この面では倍ほどですが、これからも能力開発をしていただいて、登用しているという、そういうことが大切ではないかと思います。いずれにしても、県内各市と比較してみましても、登用率は高い方だと、こう思っておりますが、しかし、まだまだの感があるような気がいたしますので、職員研修を含めて能力開発をしなければならない、こんなことを実は思っております。
 もう1点は、そのようになかなか進まない。各地域にあっても登用が少ない。それから審議会もまだ25%になっていない。あるいは職員も、少しは他の市町村よりもいいけれども、もっと高めるというのは必要だと思います。
 昨年、一昨年、ヨーロッパに行ってまいりました。主要なポストで幾つか女性が占めておられて、我々に対してスピーチをしてくれました。違うなということ。それは私は宗教的な問題や、歴史的な問題や、従来の慣行というものが日本にまだまだあるのかなという感じをしております。そういう社会背景を少し変えるという、そういう運動、根からそのことを変える、これこそ改革をしなければいけないなという感じをします。
 先日はまた盤錦市へ行ってまいりました。盤錦市でも人民政府、つまり、市役所でありますけれども、副主任クラス、あるいは人民大会、いわゆる共産党本部でありますが、女性がちゃんとその地位についておられまして、それぞれパーティーに来てスピーチをされるという状況でございます。少し中国とは制度が異なりますけれども、学ぶべき点があるのではないか、こんなことを実は思ってまいりました。その意味では、推進員の皆さんを初め、我々ももっともっとこのことを認識を高めていくべきではないか、このように思っております。
 なお、男女共同参画プランにつきましては平成16年でございますが、もう1つは、条例をつくろうということで提案をしております。これにつきましては、新市となる関係もございますので、新市における条例制定に向けて取り組んでいただきたいと、こんなことを思っておるところでございますので、御理解をいただきたい、このように思います。
 なお、適任者がおられたら拠点づくりをして採用したらどうかということであります。これも前向きに検討していきたい。高岡市はそういう意味で採用されたようでありますが、適任の方がおられるとすれば、少しそういう土壌づくりという意味で前向きに検討していきたいと、このように思っております。いずれにしても、提案がございましたように、これからのいい社会をつくるためにも、ぜひ女性の登用、女性の参画をぜひお願いしたいものだと、このように思っておる次第でございます。
 次に、少子化対策と子育ての支援サービスであります。これらにつきましては、随分現在の状況を分析されて、御意見をいただいたわけでございます。十分そのことを拝聴していただきまして、これからの子育て支援等についての活力にさせていただきたいと、こう思っております。
 議員が御指摘のとおり、今後も少子化がこのまま進行しますと、国の社会問題だと、私はそう思っています。社会、経済全体に影響を及ぼすことになると、このように認識をしております。そのことについては同感であります。そのためには、国もあるいは地方公共団体、そして民間の企業の皆さんも一体となってこのことを認識しなければいけないのではないかと、このように思っております。
 今、企業でも働く人を募集しても、就職問題いろいろございますけれども、どちらかといいますと、なかなか3Kといいますか、そういう仕事に来ないということで、今、ブラジル、中国から随分来ておりますね。そのことが本当に正しいのかどうか。もっと地域の皆さんが地域で働くという、そういう体制づくりをしないといけないし、少子化ですから、どんどん少なくなる。そうすると、どんどん中国、ブラジルからも入ってこられるのではないか。国際化の時代ですから、それも必要でありますけれども、将来の日本を考えるときに、実際にはそのことがいいことなのかどうか。本当に考えさせられるところが私はあると思います。
 これから、話にもございましたように、次世代育成計画、次世代育成支援行動計画をつくりたいと思っております。つきましては、提案理由でも申し上げましたが、庄川町と一緒になってつくろうということで、まだ合併しておりませんけれども、一緒になってこの計画をつくろうということで、合意をいたしまして進めておるわけでございます。
 庁内には、ワーキンググループとして子育て部会、事業所部会をそれぞれ設けております。そして、子育ての部門につきましては、4つの重点検討項目を設けて、いわゆる親、家庭、地域が支える子育ての支援の方法、提案にもございました家族再生、まず、基本的には家いわゆる家庭での議論、それが大切だと思います。また、家庭がベースでございますから、家庭の再生という言葉が本当に正しいのかどうかわかりませんよ。わかりませんが、家庭が私はベースだと思う。家庭の温かみがあれば、子育てというのはそれでほとんど80%、90%終わると思う。あと、社会がどうかかわるかということになるんではないかと思う。したがいまして、提案されました家族再生という、そういう言葉は別として、ベースは家庭にあるという認識を高めていくということが、これから教育の部門、福祉の部門でも訴えていきたい、私はそのように思っております。
 それで、4つの部門と申し上げましたのは、保育所、幼稚園での支援の方法、それから親、基本的に教育の親権は親にありますから、親、それを取り巻く家庭、もう1つは地域、これらの支援策、いろいろ分析しながらどう対応するかということだと、このように思っております。
 なおまた、近ごろ発生しております虐待の問題もございますので、この原因と防止をどうするかという具体論も考えなきゃいけないと、こう思っております。
 それから、近ごろよく言われております食の問題。食が犯罪を犯す原因になっているんではないかという専門家の意見などもありますので、それが正しいかどうか私もよくわかりませんよ。わかりませんが、食育等については十分対処しなきゃいけないんじゃないか。学校でも今、この食育を取り上げていただいておりますが、これらの4つの項目でそれぞれ分析しながら対処していくということでございます。そんなことなどを今思っておるところでございます。
 瘧師議員から幾つかの提案がございましたが、この提案を大事にしていきたいと、こう思っております。
 いずれにしましても、今日の社会背景がございます。いいも悪いもない社会背景というものが1つございますので、この少子化に対する考え方、これは本当に国も考えなきゃいけませんし、地方自治体も考えなきゃいけませんし、民間企業でも考えていただきたいと、このように思っております。いずれにしても、私は大きい政治課題ではないかと、このように思っております。
 先般、竹村健一さんの講演を聞きました。郵政の改革の以前に、いわゆる次世代の対策を進めるのが大切ではないか。私も同感でございました。ぜひ国の大きい課題として、このことを改革の一環に入れてやるべきではないかと、このように思います。いずれにしても、地方自治団体もこのことを十分考えて、私は先取りして、こども園をつくったり、支援センターをつくったり、相当金もかかるわけでありますけれども、進めておることを御理解をいただきたいと、このように存じておる次第でございます。
 女性の人権等については、総務部長からお答えします。
 以上でございます。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) それでは私から、女性の人権侵害への対応についてお答えを申し上げたいと存じます。
 議員がおっしゃいましたとおり、本年6月の配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律の改正によりまして、従来、都道府県が行うとしておりました配偶者暴力相談支援センターの業務が、本年の12月から市町村でも行うことができるとされたわけであります。加えまして、被害者の自立支援について明確化がなされるということでございます。そこで、配偶者暴力相談支援センターの設置につきましては、対応の要員でございますとか、あるいは財政措置等、課題が大変大きなものがあるというふうに認識をいたしております。つきましては、今後十分検討を加えさせていただきたいというふうに存じております。
 また、被害者の自立支援や適切な保護を図るために、社会福祉事務所を初めといたしまして、県の女性相談センター、警察等の関係機関とも十分密接な連携をとりながら、随時対応してまいりたいというふうにも存じております。
 なお、被害者が潜在している可能性もありますので、配偶者間であっても暴力行為については犯罪であると、そういったふうなことについて被害者の一時保護等の救済制度、あるいは相談窓口等についての制度的なありようについて、機会を積極的にとらえまして、広報紙等を活用しながら周知を図ってまいりたいというふうに存じております。
 以上でございます。

◯副議長(江守君) 6番 嶋村信之君。
  〔6番 嶋村信之君 登壇〕

◯6番(嶋村君) 本日より47日後の11月1日には新市としてスタートするわけでありますが、昨日の宮木議員の代表質問を受け、市長は「御支援をいただけば命をかけて市民奉仕に尽力していきたい」と、11月に行われる市長選に力強い出馬表明をされたことに対し、心から歓迎する一人でございます。
 それでは、通告に従い、4項目について質問させていただきます。
 まず最初に、新市へ向けてのビジョンについて質問いたします。
 1つには、今、三位一体の構造改革の中で、地方分権がクローズアップされてきていることは周知のとおりでございます。そこで、何のための地方分権なのか、また、従来の公平性、均一性、平等性の強調は中央政権的な発想から来ており、これでは地域に元気が生まれてこないのであります。また、職員の誇りと自信にもつながりません。「かけがえのないもの、オンリーワン、とっておきの行政マン」、このような言葉に象徴されることが、新市のための仕事、また、職員が目指すべき姿ではないでしょうか。
 行政サービスの機関として市民のために柔軟な施策を打ち出すためには、何といっても生きた情報が欠かせないのであります。地域の中にどんな問題があるのか、どんなユニークな人材がいるのか、住民の望むことは何なのか。そういった情報が、当然必要になってくるわけであります。そのためには、デスクでの仕事もありますが、もっと職員が外に出る。現場を知る。問題意識を磨く。自分自身がネットワークの中心になる。そういった仕事の仕方こそが地方分権型の新職員像と思いますが、新市のスタートに当たり、市長の所見をお聞かせください。
 2つには、今問題になっております市税滞納の件であります。
 税務課から、平成16年5月末日まで催告書を出した市税滞納額は4億7,797万2,000円、市税の滞納件数は1,180件と聞いております。市行政改革市民会議でも問題提起されましたが、正直者が報われるためにも、税の滞納者をなくするためにも、今後の具体的な取り組みについてお答えください。市税を納めたいが納められない方もおりますので、その点は十分配慮していただくよう付言しておきます。
 なお、富山市、高岡市等では、市税滞納整理の強化策として、対策本部を設置し、休日窓口を開いておりますが、本市でも対策本部を設置してはどうでしょうか、伺います。
 3つ目には、新市のまちづくりの施策で「民間等の資金を活用した住民参加型公募地方債等の検討を進めます」とあります。そこで、市民参加の1つの方法として、住民参加型公募地方債等を発行されるのか。また、発行するとすれば、公募地方債額はどの程度お考えなのかお答えください。
 4つ目には、新市へ向けての基本方針、主要施策は、「新市まちづくり計画」に詳しく述べております。しかし、砺波市経営方針は具体的に見えてきません。昨日、井上議員から群馬県清水太田市政の紹介がありましたが、太田市経営方針は、1.市民の目線で考えます。2.質の高い行政サービスを目指します。3.経営資源を有効に活用します。4.成果を検証し、改善をします。と具体的に示し、大変市民にわかりやすい表現であります。特に4の「成果を検証し、改善をします」とあります。国は、3年前に国民に公表する政策評価制度を法制化しました。これは、予算のむだ遣いをなくし、効率的で質の高い行政を実現するためにできたものであります。したがって、自治体が、民間企業並みのコスト意識と経営感覚を持ち、必要最小限の費用で、質の高い行政サービスを実施する時代に入っているわけであります。そこで、政策評価制度を導入し、砺波市経営方針として取り入れてはどうか、市長にお考えを伺います。
 次に、子供たちの教育環境の充実について質問いたします。
 教育現場では、教職員が一丸となって、日々一生懸命子供一人ひとりの成長のため、御苦労をされておりますことを存じております。しかし、教師には限られた時間、そして、子供たちにかかわれる内容も限界があります。教育現場は大変忙しく、教師にゆとりがないのであります。7月の行事を見ても、教師は、成績の処理、学級事務、校務分掌の仕事、保護者会等の準備、保護者会等がございます。
 本来、夏季休業へ向けての一番大事なことは、児童生徒への個別指導、生徒指導や夏季休業中の児童生徒一人ひとりの課題学習の相談等が、多忙なために十分できていないのが現状ではないかと思われます。
 そこで、1つは、子供の学習評価をもう少し長いスパンで見ることができないのか。すなわち、2学期制へ移行される考え方を持っているのか。近年、全国的に見ても各自治体で既に2学期制の導入、検討をしております。お隣の金沢市は平成15年度から導入し、小矢部市では2学期制導入への検討会を始めたと聞いております。
 また、過日、新聞等で報道されておりますとおり、学区制の撤廃や、小中学校一貫教育等が浮上しております。その背景には、小学校から中学校への移行によって生じる心理的負担を軽減した、ゆとりのある安定した生活や、子供の多様な資質や能力を伸ばす系統的、継続的な学習、心の教育や生活指導と関連づけた生き方の指導等々が求められています。その上、本県においてもいじめは7年ぶりの増加となり、前年度比50件増の170件、小中学生の不登校数も12件増の987件になりました。特に小学校のいじめは、前年度より22件増え、全体の増加数の半数近くを占めております。関係者は、少子化や核家族化の進行で「低学年を中心に、良好な人間関係を築けない児童が増えつつある」と分析いたしております。
 教育も今、将来を見据えた発想の転換が求められており、2学期制の導入を検討してはどうでしょうか。ちなみに2学期制の導入により、10日間程度の授業日数が確保されます。教育長の答弁を求めます。
 2つには、各学校での習熟度別学習の取り組みについてお尋ねいたします。
 手元の資料にありますが、小中学校では、算数科については、現在、7校すべての小学校で習熟度別学習を取り入れられ、それなりの成果を上げております。国語科の習熟度別学習は1校しか実施しておりません。できない背景には、教員の不足があります。近年、青少年の凶悪な犯罪はともあれ、先ほど、いじめの問題で少し述べておりましたが、1つは、友達同士でコミュニケーションがうまくとれない子、すなわち、自分の思いが相手に上手に伝えられない子が確実に増えてきております。そのために、キレたり、刃物等で傷をつけてしまう衝動的な行動に出てしまうといわれております。
 そこで、国語科の習熟度別学習をぜひ取り入れていただき、さらに、生きる力を育む豊かな人間教育をしていただきたいと思います。導入について教育長に伺います。
 次に、健康で安心して暮らせるまちづくりについてお尋ねいたします。
 日本は今、超高齢社会へ歩みつつあります。高齢者の増加を厄介なことと考える向きが多いですが、私は、目指すべき社会を、元気な高齢者が多い社会、健康寿命を延ばす社会、すなわち、高齢者生き生き社会にしていきたいと考えております。そのためには、高齢社会を支える大きな柱であります介護保険制度について、介護予防に力点を置くという視点が、今後極めて重要になると考えております。
 砺波市の介護認定者数の推移を見ますと、介護保険がスタートした平成12年には821名で、65歳以上の受給率は9.6%でしたが、平成16年には介護認定者数1,440名となり、受給率も16.3%となっております。
 また、介護保険の市負担金の推移を見ましても、平成12年には2億397万8,000円から、平成16年には3億6,239万2,000円となり、伸び率も1.78倍となっております。平成17年には介護保険制度が見直しをされるわけでありますが、このままの推移でいきますと、砺波市の介護認定数は5人に対し1人の割合になるのも、そんなに遠い先ではありません。
 介護予防につきましては国レベルでも検討を始めておりますが、砺波市といたしましても、私は早急に介護予防戦略が必要であると認識いたしております。
 そこで、次のことについて提案いたします。
 1.市に「介護予防連絡協議会」を設置し、医療機関、介護事業所、社会福祉協議会や民生委員、教育、スポーツ関係者、地域の自治組織等の関係者との連携と、介護予防事業計画への市民の参画を図る。2.介護保険制度における要支援や要介護1の方、要介護状態になるおそれのある虚弱の方々を対象に、新たな介護予防サービスを創設をする。3.各地区に地域体育館が整備されておりますので、地区体育館を介護予防サービス拠点とする。4.筋トレなど効果のある介護予防及びリハビリプログラムの開発をするとともに、トレーニング機器等を配備する。あわせて、一人ひとりの高齢者の特性に合わせた、予防介護の取り組みをサポートする人材の配置を行う。5.その他として、高齢者の様態に応じたリハビリテーションプログラムが実施できるような各種専門職の育成。また、痴呆性高齢者のグループホームを初め、痴呆性高齢者サービスの拠点をつくるとともに、痴呆の早期発見、相談、診断体制の整備等が早急に取り組みをしなければならないと思いますが、これらの点への対応をお聞きいたします。
 2つ目には、平成17年度、新市の65歳以上の人口割合は22.3%の1万1,195人ですが、10年後の平成27年には25.8%の1万3,764名であり、4人に1人が高齢者になるのであります。これでは、いかに健康寿命を延ばしても、介護保険制度にも限界があると思われます。
 そこで、元気なうちに介護等のボランティア活動をし、自分が介護の必要なときにはしていただく。言いかえれば、ボランティア貯金であります。幸い、砺波市ボランティア連絡協議会には30団体、956名の会員が登録されており、その上、市ヘルスボランティア連絡協議会等もあります。この基盤を生かし、1市民1ボランティア運動を推進してはどうでしょうか。また、ボランティアにかかわる相談、NPO設立等の支援のために、ボランティアセンターを本格的に取り組みをすることが、住民と行政が協働する都市の一つと思われます。そこで、行政が協働する都市づくりの推進をするため、専任の職員を配置することを提案いたしますので、お答えください。
 9月1日現在では、県内のNPO法人も100団体となり、砺波市においても6団体が法人認証数です。今後、福祉分野が中心だった活動も、まちづくりや教育、国際協力、文化、スポーツ振興へと広がりを見せていくものと期待しております。また、最近話題になっておりますフリーターや若い無業者の就業対策にもつながっていくものと期待をいたしております。
 3つ目には、2003年5月に施行されました健康増進法25条によって、受動喫煙の防止が設置管理者に義務づけられました。また、健康増進法の施行を受け、「職場における喫煙対策のためのガイドライン」が3点について改正されました。
 1点は、非喫煙所にたばこの煙が漏れない喫煙室を設置すること。2点は、たばこの煙が拡散する前に吸引して屋外に排出すること。3点は、喫煙室等に向かう風速が毎秒0.2メートルであること。以上のことを踏まえ、健康増進法25条の受動喫煙の防止、また、健康増進の促進、疾病予防の啓発のためにも、庁内を全面禁煙の方法をとられるのか。または今の不十分な分煙方法を改め、個室型の分煙方法にされるのか、当局の方針を示してください。
 次には、市の土地区画整理事業についてお尋ねいたします。
 現在、杉木地区土地区画整理事業が実施され、事業計画では平成22年度に完成すると伺っております。現在、杉木地区土地区画整理事業は、計画の約4割が完成いたしております。実際、現場に足を運び、状況を見ましたが、道路も舗装され、生活道路として利用されております。ところが、その道路で交通事故が発生しております。それは、交差点に「止まれ」の交通標識が設置されていないためであります。道路の管理は土地区画整理事業組合であり、市道へ移管されない限り、県公安委員会から道路標識の許可が出ないことは理解しております。完成する平成22年までの6年間も放置しておくことは、事故の増加につながります。そこで、完成した道路から市道への移管ができないものか、お尋ねいたします。
 また、過日、市長提案理由説明の中で、交通安全対策について触れられておりましたが、9月21日から秋の全国交通安全運動が始まります。砺波市は、関係各位の努力にもかかわらず、交通事故の発生状況は、前年と比較すると人身事故数、負傷者数、物損事故数、すべてが増加いたしております。
 現在、ところどころの交通標識等が、台風等の影響もあり、破損いたしております。この機会に、交通事故防止に万全を期するためにも、交通標識等の総点検を実施してはどうか。対応予定を伺います。
 以上で私の質問を終わらせていただきますが、本年の新春対談で、市長は「元気な砺波市をさらに住みよいまちにしたい」との熱い思いを込め、「改革するものは改革をし、市民サービスの増強を図ることが一番大事ではないかと思っております」と述べておられますが、同感であります。新市のスタートに当たり、市長初め職員の皆さん、市勢発展と市民へのサービス向上のために一層の御尽力をいただきますようお願い申し上げ、終わります。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 嶋村議員にお答えをいたします。
 まず、発言の冒頭に私に対する、昨日の発言について歓迎の弁をいただきました。まことにありがとうございます。よろしくお願いを申し上げたいと思います。
 さて、新市へ向けてのビジョンについて、地方分権型の職員像についていろいろ御意見がございました。御意見のとおりだと、このように理解をいたしております。改めて私の考え方を申し上げたいと思います。
 平成12年4月に地方分権一括推進法が施行されました。地方自治体は自立と責任、その上に政策を競うという時代に入ったといわれております。そこで、国が定めた全国画一的な制度やルール、それに頼るものではないと。市民のニーズを受けて、地域がその実態に合ったルールづくりを進める、そういうことだと。簡単に言えば、地方分権というのはそんなものだと、私はそのように認識いたしております。したがいまして、地方自治体の職員は、いま少し風向きが多いわけでございますけれども、このことを認識した上で対応しなければならないと思います。したがいまして、御意見のとおり、市民に接して、市民のニーズを把握する。そして、常々申し上げております市民参画の中でいろいろ立案をするということになろうと私は思います。
 ついては、市民の事業を完結したら、それに対する評価、検証も必要でございますし、このことを情報公開しなきゃいかんと。そのことが意見として反映してくるわけですから、そのような気持ちで対処していきたい。私を含め、全職員がそんな気持ちで対応することが大切だと、このように思っております。
 なおまた、今求められている職員像ということは、1つには、自らが自己決定、決定したら自己責任、これをちゃんと胸に秘めなければいけないと、こう思っております。つきましては、自己決定する段階では、先ほど申しましたように、ニーズの把握を十分しなきゃいかん。したがいまして行動しなきゃいけません。そこで初めて企画能力も私は生まれると思います。そして、いろんな企画をしても、遂行する能力、これも育ってくると思います。そのように私は感じております。したがいまして、これからさらに、このことを皆さんと一緒に進めさせていただきたいと思います。
 また、議員も述べられましたが、市民の目線で的確な情報を収集する。そのとおりでございますので、そのためには、私どもは職員研修を十分やらなきゃいかんと思います。自己研修でしたら、好きなものだけ勉強します。だから、視野が広くならないと思う。自己研修も必要です。しかし、第三者を入れたり、地域へ出たりすることによって、随分視野が広まると思う。そのことが大切だと思いますので、私は出前講座、それから地元説明、今、どんどん行っております。そのことによって、実際的に市民との対話も生まれておりますので、このことをさらに進めさせていただきたいと、このように思っております。
 今、一種のボランティアでございますけれども、職員に申し上げておるわけですが、議会からもそのことを言われておったんですけれども、例えばコミュニティー活動。例えばごみの分別収集等については、朝、収集しておるわけですが、地元の振興会長さんを初め、区長さん方もお世話になっておりますが、せめて君たちも出なさいということで、当番制でそこへも行かせております。それから、それぞれ子供を持っております。PTA活動にも出なさいと、そのように言っておりますし、その他、生涯学習だとか、体育団体、あるいは地区の運動会等がございますが、出ないやつもおるらしいけれども、それは厳しく律して、世話役としてネットワークを張っておくことが行動力につながりますから、おっしゃるような、そういう体制づくりをこの地方分権型社会の中で進めさせていただきたいと思います。いろいろごもっともな御意見もございましたので、拝聴させていただきました。
 次に、地方自治体にも企業経営を求められておると。砺波の経営方針はいかんと、こういうことでございます。きのうも井上議員に申し上げましたが、清水市長につきましては、存じておりまして、研修にもやりまして、その結果等を聞きました。すばらしい方だなと、このように敬服をいたしております。
 清水市長は、経営方針ということで訴えられておりますが、私は、市長になってからも常に政治方針として市民の目線に立てと。どこにも表題としては書いてございませんよ。清水市長は随分本も書いて、私も1冊読みました。『市長のひとりごと』という本がございますが、読みましたが、そのようにアピールはされておりますが、私は内々的に、私の政治方針として、市民の目線に立てと。ついては、市民参画なんだと。そのことを忘れるなと。この政治姿勢という課題で私は常にそのように職員に申し上げております。
 もう一つは、公平で清潔な政治をしようと、そのことを訴えておるわけでございます。
 そして、今日的には、今おっしゃっております地方分権の時代ですから、地方分権は、今申しましたように、自己決定と自己責任のある時代。行政全体も自己決定と自己責任があるわけですから、もちろん、職員も自分で決めたら、自分でちゃんと責任を持ちなさいと。堂々と自分の視野を広めて、そのような行動をしてもらいたいということを申し上げておきたい。
 清水市長のようにアピールはしておりませんけれども、私の政治目標といいますか、そういう姿勢でおりますことを嶋村議員に申し上げておきたいと、このように思っておるところでございます。
 おっしゃるとおり、これからはさらに経営感覚というのはおっしゃるとおり必要であります。ただし、経営感覚だけでこの公務というものはできるのかどうか。カルロス・ゴーンに言わせると、日本人の経営感覚は甘い。3年で何兆円も回復したんですから。ただし、そのときのやり方は、大きい何万坪というところをばさっと売ってしまって、それでお金に換えて、いいところでもうかるところだけやるというのが経営方針です。それは外国人の考え方でしょう。日本人ではやれないと思う。ただし、あれが象徴的な経営方針であるとするならば、私ども地方自治体にとっては賛成できない。企業はそれでいい、黒字を残すんだから。そして中小企業だったら、現実的に御存じのようにもうからないときは切る。人員削減をやる、給料削減をやる。
 今、一般的に言われる経営方針というのは、そのようなことで来ておりますから、そこで国保あたり、全部シフトしてくるわけですね、聞いてみると。市町村はそんなわけにいかんと思う。そのことは十分嶋村議員も御存じだと思いますが、私は企業の経営方針、市役所の経営方針という言葉を使うとすれば、そのことを念頭に置かないと、福祉サービス、住民サービス、それを旨としております市役所としては、対応できないのではないか、このように認識しておりますが、そのことは、御批判があるかもしれませんが、そのように思っております。
 ただし、民間の企業の学ぶべきところは多分にあると思う。そこで、清水市長の提案されました、いわゆる貸借対照表、それは私ども採用したんです。これは経営感覚のバランスの問題ですから。ただ、中身は一般企業と違いますのは、財産をどう取り扱うか。仮に言うと、市道も財産です。学校も財産ですね。これをどう財産に評価するか。この辺のところを今、総務省も悩んでおります。確かに貸借対照表的な物の考え方で経営しなさいという理論は合っております。合っておりますけれども、それらの貸借を考えるときに、2つの理論がございまして、私どもは今、太田市がやっているような形のものをやっておりますけれども、いろいろ議論のあるところでございまして、本当に分析できるかどうかというのはいろいろ問題のあるところです。ただし、この地方の経営者の皆さんに学ぶ点は多分にありますから、そのようなものをこれからもどううまくつかんでやっていくか。
 もう一つは、そういう感覚を職員に植えつけなきゃいかんと思う。そんなことなどを私は考えております。いろいろ御批判もあると思いますが、いずれにしても、職員を初めとして、いわゆる経営感覚、プラスマイナスの感覚を持つということが大切だろうと、このように思っておりますが、あくまでも赤字、黒字という、そういうことにとらわれることが本当に正しいのかどうか。
 そして、サービス等については、どこへ貸借対照で載せるのか。人件費は出てきます。収入も出てきますよ。ただし、サービスという評価が実はなかなか出にくい一面があるわけですね。感覚を持たなきゃいけませんけれども、そういうような形で数字的にはあらわれないということも一つあるということで、御理解をいただければありがたいと思います。
 今は決算書によりましてバランスシートを書いて皆さんに広報として出していることを御理解をいただきたい。これからもそれらに基づきましてコストなども考えなきゃいかんと思う。あまりにもコスト、コストでコストを考えますと、私はどこかの会社のような形で、黒字を残すために削減するというものではないと、このように思っておりますので、その点は嶋村議員も御理解いただけると思いますが、私の考え方でございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
 なお、多くの提案や御意見がございました。いろいろ参考にさせていただきたい。言われる趣旨についてはよく理解できますが、おっしゃるような形でのものでは、行政サービスという一面から考えますと、市役所はそんなわけになかなかまいらないと、そのことを御理解をいただきたいと、このように思っているところでございます。
 その他の質問については、助役、教育長、担当部長からそれぞれお答えを申し上げますが、最後に、支援の弁もございました。合併してよかったなという合併をすることが私は大切だと思います。そのことで合併協議会の皆さんにもいろいろ議論していただいて、あのような建設計画を立てましたので、そしてこれを忠実に、わかりやすく施行していくということが大切ではないかと、最後にそのことをつけ加えて答弁といたします。ありがとうございました。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 嶋村議員御質問の健康で安心して暮らせるまちづくりの中で、5点ほど質問がございました。
 まず、第1点、介護予防連絡協議会を設置すればどうかということであります。
 現在、医師会と、あるいは社会福祉協議会、民生委員、自治振興会、老人クラブ、介護事業所等の皆さんで構成をいたしております在宅介護支援センター運営協議会というものがございます。この協議会では、介護予防や地域での支え合いについて御意見や御提言をいただいております。また、地域ケア会議におきましても、サービス事業所間の情報交換のほか、意見交換が行われているわけであります。
 そこで、介護予防連絡協議会を設置すればどうかという御提案でございますけれども、現在、この協議会が機能いたしておりますので、新たにこういう御提言のものを立ち上げるといたしますと、屋上屋になるという懸念がございますので、関係機関とさらにこの協議会を通じて連携をとりながら、介護予防の充実を図ってまいりたいというふうに思っておるわけであります。
 第2点といたしまして、要支援や介護度1の方への新たな介護予防サービスを創設すればどうかという御提言でございます。現在、2005年に見直す予定であります介護保険制度の中で、7月末の国の中間報告では、要支援、要介護1の軽度の支援者を対象とした新予防給付の創設が公表されておるわけであります。この中では、高齢者の状態に合った介護予防プランを策定いたしまして、サービスといたしましては、筋力向上トレーニング、転倒骨折予防、あるいは閉じこもり予防等の新たなサービス導入が検討されているところでございます。また、それに合わせまして、総合的な介護予防システムを確立いたしまして、市町村の老人保健事業や介護予防事業の見直しを図るということも検討されているところでございます。そのため、介護予防サービスにつきましては、国の介護保険制度の見直し内容を見ながら、今後のサービスの充実を進めてまいりたいというふうに考えておるわけでございます。
 それから、第3点、各地区の地区体育館を介護予防のサービスの拠点とすればどうかという御提言でございます。学校体育館や社会体育館のない地区におきまして、地域体育館を整備をいたしております。この地域体育館を介護予防サービスの拠点にするという考え方につきましては、これを具体化をすることになりますと、その地域のコンセンサスというものを得るためには、いろいろクリアすべき課題が多くあると存じております。これを拠点サービスにするという位置づけをしなくても、その地域の皆さんにおきましては、この体育館を利用して、リハビリや軽運動など手軽にできるスポーツのメニューを充実して、このメニューを取り入れることにより、その機能が果たせるものではないかというふうに思っておるわけであります。
 第4点といたしまして、筋トレなどの介護予防、あるいはリハビリプログラムの開発、介護予防をサポートする人材を配置すればどうかという御提言でございます。
 近年、高齢者の転倒予防、それから生活機能の維持向上のために、筋力増強が重要視されているところでございます。中でも、御説のパワーリハビリといたしまして、短期的に効果の得られる各種機器を使った筋肉トレーニングが注目されておるわけであります。しかしながら、パワーリハビリは対応がマンツーマンでしなきゃならない。それから、機器が大変高価である。それと、限られた人数しか使用できないというデメリットがございますことから、砺波市では自分でできる筋力増強運動を中心とした転倒予防教室などの各種の予防教室を、老人クラブやいきいきふれあいサロンにおいて実施をいたしております。そのサロンにおきましては、総合病院のドクターや理学療法士とも連携をしながら、その機能をさせておるところでございます。
 それから、第5点といたしまして、リハビリプログラムが実施できる専門職の配置、あるいはグループホームの整備をすればどうかという御提言でございます。
 リハビリテーションのプログラムの作成には、理学療法士が当たっておるところでございます。先ほども言いましたように、今後の介護保険の見直しの中では、総合的な介護予防システムの内容に合わせまして、専門職の設置についても検討するということになっております。
 グループホームにつきましては、現在、市内に2カ所、合わせて26床ほどございます。今後の建設につきましては、第2期の砺波地方介護保険事業計画に基づいて行われることになっておりますけれども、現在のところ、平成19年度までの建設計画になっておる中で、平成17年度に見直しをされるわけでありますが、この中には市内の個人病院がさらに18床建設するということで位置づけられているところでございます。
 以上でございます。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 教育関係についていろいろ御提言、御質問がございましたが、その中で教育環境の取り組みについてのうちの2学期制の導入についてどう思うかということでございますが、富山県内では2学期制の導入は公立学校ではありません。しかし、従来の3学期制を改めて2学期制の導入が他県ではごく一部に実施されております。先ほど金沢市が取り込んだと、これは取り込まれました。金沢市の教育長からその事情を聞きました。それから、小矢部市が前向きに検討しているということもありましたけれども、2年ほど前までは相当検討しておりましたけれども、今、検討中止の状態です。それは後ほど御説明いたします。
 そこで、2学期制の導入につきましては、新教育課程のねらいである生きる力を育む教育を展開していく中で、子供たちの時間的なゆとり、それから精神的なゆとり、これを確保してやることが大変大切でございます。そのために2学期制がどうだという論が出てきたんだと思いますが、果たして2学期制を導入したことによって、今言いました児童生徒の時間的なゆとり、精神的なゆとりが取れるのかどうかということをしっかり検討、研究する必要があります。
 なお、2学期制の導入につきましては、制度上では自治体で2学期制、3学期制ということは決めることができるようになっております。そこで、砺波地区の砺波教育事務所管内の教育長連絡協議会等でこのことについて議論をいたしております。それが先ほどの小矢部市の問題でございます。
 いろいろ議論を重ねていくうちに、1市1町村だけでは学校教育は成り立っておりません。砺波地区、特に砺波地区という1つのブロックで連絡調整あるいは交流をしながら、教育活動が展開されておるわけですので、1市だけで2学期制を導入しても、あちこちで不都合が発生いたします。そのために、やるのならば砺波地区全部そろってやろうと。そういうことを条件にしながら検討をしております。
 ところが、砺波地区は、御案内のように町村合併が刻々と近づいております。その1つの大きな歴史の幕が開いてから、具体的な検討に入っていくということになると思われます。したがって、小矢部市も一服したというのは、その問題もありますし、いろいろ検討していった結果、結局、ブロックでやらないと都合悪くなってきたということにお気づきになったようでございます。
 このことを踏まえながら、各学校、保護者、地域では、先ほど言いましたように、2学期制の効果について十分議論をする必要がある。父兄も、学校の教職員はもちろん、地区の方もみんな入れて、本当に2学期制というのはどういういいことがあるんだろうということをもう少し議論をさせていただいて、最終的には学校の管理者であります校長等の意見も十分加味しながら、そしてまた、富山県内ではまだ公立学校は動いておりません。県教委もそのことについての強い指導もありません。そういうことで、県の動きなども考慮しながら検討していきたいと思っております。
 それから、2点目のコミュニケーション能力、これを高めるために、習熟度別の学習を国語の中にも取り入れたらどうかという、このお考え、まことに当を得ております。コミュニケーションがとれないために表現できない、自分の思いを果たせないためにとんでもない行為に出てしまうという、そういう現況があらわれていることは確かでございます。したがって、砺波市内の小学校では、そういう少人数指導による学習は算数科のみです。一部、国語をちょっと取り入れている学校もありますけど、算数科に主眼を置いております。
 なぜ算数科なのかといいますと、これは当然のように算数という勉強は、学習内容が系統的、順番にきちっと階段をしっかり踏んで上がっていかないと、1つ踏み外すと、次になかなか上れないという、そういう特徴を持った教科でございますので、少人数学級が一番適当だということで、市内の学校ではこれに取り組んでおるわけですが、これに取り組むためには、今までは担任が1人でやっておったのを、今度は2ないし3でやるわけですから、クラスの中に先生が3人入ってくる場合もあるし、2人入ってくる場合があるものですから、一体何を、だれが、どのようにしてやるのかということを、子供の前に出ない先にきちっとそのプログラムをつくっておかないと、子供の前へ出てからこうしよう、ああしようでは遅いわけですね。そういうために、習熟度学習というのは事前の準備が必要です。周到な準備が必要でございまして、その周到な準備をするためには、効果を上げるためには、それだけの時間とエネルギーが必要だということでしょう。
 それを国語科にどうだろうかということでございますが、算数科で手いっぱい。教職員の数も、習熟度別に教職員が配置されてくるわけですが、それが各学校に大体1人来ておるんです。それが国語科にそういうものをやるということになると、算数の方がおろそかになるか、あるいはもう一枚よこせということになってくることもあって、まず、教職員の数が少し足らないということ。
 それと、そういう習熟度学習というものがぐんぐん前に出ていきますと、クラス、学級というものは1つの仲間で成立しております。勉強の強い子もおれば、弱い子もおるわけです。力の強い子もおれば、そういうものが渾然一体となってクラスというものができておるわけです。1つの社会ができておるわけですから、その中での、助け合ったり、支え合ったりすることの、その学級の動きが、学級というスクラムで行くのじゃなくて、教科の勉強の力というものだけが先走っていって、クラスというものの構成に不安感が出てくるのではないかという問題もあります。
 だから、教員の問題、それから学級担任の活動の問題、そういうことを組み合わせていくうちに、時間割をどうするかという問題も出てくるわけですね。したがって、算数で今一生懸命やっていますので、もう少し内容が明確になってきて、教職員の配置もやや多くなってきた段階で、国語科へということが話題になってくると思います。
 しかし、時代は待っておれません。そのときが来るまでやらないということではないんです。やらなきゃならないんですね。そこで、各学校では、国語科での習熟度別をやらないんですが、国語科で身につけなければならない、今言いましたお話をする、お話を聞く、そういう伝え合う力を、国語だけでなしに、他の教科でもそういうことを積極的に取り入れるということ。特にクラス会やあるいは生徒会などではディスカッションをやるわけですが、そのときに意図的にコミュニケーションを高めるための手だてを工夫していきたいと。
 こういうことをやっているほかに、もう1つは、静かなコミュニケーションのとり方、これが読書です。今、市内のほとんどの学校では、朝10分から15分間、校内がしんとなって、全部読書をしている。一昨日、庄南小学校へ行ってきましたら、朝15分ほど学校に人がおらんようになったような感じです。それで聞いてみますと、静かに本を読んでいる。そのおかげで県内の読書の割合が、小学校の平均が1年間に大体4冊ほど読むそうです。それが庄南小学校ではここ2年ほどの間に8.5冊ぐらい読むようになった。それは環境をつくってやることによって子供は本に対して目を通すということ。それを支えるために、砺波市では図書館司書を市単独でつけております。もっとつけたいんですけども、今のところは大体1校0.5人つけております。
 このようにして、会話や読書で要旨をつかみ取る力、このことについては国語科だけでなく、他の教科も取り入れて丁寧に進めていきたいと、こう考えております。
 終わりに、学校運営や生徒指導等について、きょう全般に教育関係に随分御丁寧な御発言をいただきました。これを参考にしまして、やがて来る新しい市の教育環境をきちっと整備して、父兄に安心して学校へ子供たちをよこしていただけるようなことにしていきたいと思います。どうもありがとうございました。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) 私からは、3点についてお答えをさせていただきたいと存じます。
 まず、市税の滞納者対策についてでございます。
 お尋ねの具体的な滞納者対策についてまず申し上げますと、納期内に納付がなかった場合、まず、納期限後20日以内に督促状を発行いたしております。それでも納まらない場合は、催告書を発行することになります。そして、この催告でも納められない場合につきましては、休日、夜間も含めまして電話催告、あるいは臨戸訪問を行いまして、納税を促しているところでございます。なお、あわせまして、納税相談も随時行っているところでございます。
 そこで、議員御心配の生活困窮者の方々に対しましては、その担税力についても十分配慮いたしまして、分割納付の計画を立てるなど、配慮をさせていただいているところでございます。しかしながら、担税力が十分あるにもかかわらず、分割納付の約束を守っていただけない方、あるいは納税相談等にも応じていただけない方々につきましては、預貯金などの財産調査も実は実施をさせていただいております。その結果、財産の差し押さえも行うということで厳しく対応させていただいております。
 一方、滞納整理推進の具体的な方策といたしましては、人材の育成にも努めているところでございます。専門的な研修を受けまして、法律知識などを身につける努力もいたしているところであります。今後、より複雑な事案等も発生する時代背景もございますので、この研修にはもっと意を配してまいりたいというふうに思っております。
 なおまた、新市におきましては、若干の人員増を図りまして、滞納整理の体制を強化をしたいというふうにも思っております。あわせまして、目下、月曜日に行っております窓口時間の延長業務の一環といたしまして、市税の収納あるいは納税相談事務も加えてまいりたいというふうにも思っているところでございます。
 なお、近年、広域的な滞納整理機構が幾つかの県で設置されたというふうに聞いております。そこで一定の効果も上がったということでございますので、先日開催されました県の市長会におきまして、滞納整理機構の設置について県に要望することで採択がなされたところでございます。いずれにいたしましても、当市では歳入全体の3割を占めるということで、大変重要な財源でございます。今後とも市税の収入確保に意を配してまいりたいというふうに思っております。
 次に、公募地方債について申し上げたいと存じます。
 地方自治体が平成14年度から発行できることに相なったわけでございますが、住民参加型ミニ市場公募債のメリットといたしまして、幾つか述べさせていただきたいと思います。
 御存じのことと思いますが、まず、発行体といたしまして、すなわち、自治体といたしましては、資金調達手法の多様化が図られることがあります。そしてまた、住民の行政への参加意識が高揚するという点もあろうかと思います。一方、引き受け機関、すなわち金融機関にとりましては、自己の新たな顧客の獲得ができるというメリットもあろうかと思います。そして何より肝心な地域住民にとりましては、特に低金利時代におきましては、資金の運用対象が広がるということなどが考えられるものというふうに認識をいたしております。
 しかしながら、御存じだと思いますが、本件につきましては、市債の枠が特に拡大をされるというようなこともなく、あるいは一方では県の許可が必要になるということもございまして、特別有利な制度が付加されているものではないということをまず御理解をいただきたいと存じます。
 加えまして、これらを発行いたしますと、国が発行する債券よりも高い利回りを設定しているのが通例となっております。しかも、市債残高を増嵩させるという心配があるということ。それから償還方式につきましては、満期一括償還方式というルールが固定されているようでございます。したがいまして、繰上償還等の柔軟な対応がしにくいという面もあろうかと思います。つきましては、今後の財政状況に幾つか心配な点もあろうかなというふうに思っておりますので、慎重に検討を加えさせていただきたいというふうに思っております。
 最後に、受動喫煙防止策について申し上げたいと存じます。
 議員御指摘のとおり、昨年の5月1日に健康増進法が施行されたわけでございます。事務所その他、多数の利用者がいる施設の管理者に対しましては、受動喫煙防止対策を講ずることの努力義務が課せられたということでございます。そこで、市庁舎におきましては、平成13年11月に空気清浄機型の喫煙対策機器を2カ所設置をさせていただいております。そして受動喫煙対策を講じてきたわけでありますが、今申し上げました健康増進法の施行に伴いまして、分煙をより徹底するために、昨年6月から、一部の場所を除き、禁煙といたしながら、喫煙場所を外部への排気が可能な箇所2カ所で実施をしているということでございます。
 さらに、御案内のとおり、現在、11月の合併に向けまして、庁舎の改修を行っているところでございます。そこで、当面は空きスペースを利用いたしまして、隔離をされた喫煙室を設置いたしまして、受動喫煙の防止が図られるように計画をさせていただいているということでございます。
 以上でございます。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 嶋村議員の健康で安心して暮らせるまちづくりのうち、超高齢化社会を支援するため、1市民1ボランティア活動の推進についてお答えいたします。
 少子高齢化社会の進行に伴いまして、市民が安心して暮らせるまちづくりには、お互いに支え合うボランティア活動の推進がより一層必要となってまいりました。市ではボランティアのまち砺波を目指しまして、昭和54年に社会福祉協議会内にボランティアセンターを設置させていただきまして、ボランティア活動の普及と啓発を行ってきたところでございます。また、平成8年には、ボランティア団体連絡協議会を設置させていただきまして、ボランティア団体相互の情報交換を行うなど、ボランティア活動の基盤整備に努めてきたところでございます。
 御提案のボランティア貯金は、ボランティア活動の一層の推進には有効な手段の1つではないかと思います。ただし、ボランティアとは福祉活動に無料奉仕で参加、協力するということでございますので、その活動に貯金制度を取り入れるということは、慎重に考えていかなければならないことではないかと思います。したがいまして、御提案の制度につきましては、今後、実現の具体策につきまして研究させていただきたいと思っております。
 なお、社会福祉協議会内にありますボランティアセンターには、専任のボランティアコーディネーターを配置しております。市民団体やボランティアグループなどの活動支援に努めているところでございます。
 以上でございます。

◯副議長(江守君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 嶋村議員さんの土地区画整理事業についての市道に移管されていない道路に対する交通事故防止のための道路標識設置についての御質問でございますが、土地区画整理区域内の「止まれ」などの道路規制標識につきましては、道路移管にかかわらず公安委員会が設置することになっております。したがいまして、杉木土地区画整理組合では、平成17年度に向け供用いたします道路の44カ所の標識につきましても、既に公安委員会と協議を行っているところでございます。
 それからまた、工事中の道路につきましても、住民への安全に対する啓発を促すとともに、危険な箇所につきましても、適切な対応をとられるよう、今後とも組合に対して指導をしてまいります。
 また、市道への移管につきましては、通常は換地処分の公告後でありますが、一定区域内の道路が完成した場合には、組合で道路台帳などの必要な書類を整えていただき、道路管理者と協議の上、管理を引き継ぐことができます。
 次に、交通標識など道路施設の補修に対する御指摘に関しましては、今回の台風により破損いたしました道路施設もあることから、現在も順次、道路パトロールを実施しており、破損箇所を確認し、速やかに関係機関と協議をいたしまして、交通事故防止に努めてまいります。
 以上でございます。

◯副議長(江守君) この際、暫時休憩いたします。

 午前11時41分 休憩

 午後 1時01分 再開

◯議長(松本君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続けます。
 8番 林 忠男君。
  〔8番 林 忠男君 登壇〕

◯8番(林君) 本年11月、砺波市、庄川町との合併を間近に控え、今回、砺波市市議会最後となる定例議会におきまして質問の機会を与えていただき、ありがとうございます。それでは、通告に従いまして、2項目について質問をいたします。
 まず最初に、人間愛の尊重、人道、博愛の精神を育む教育の推進についてお伺いいたします。
 人間愛を尊重し、人道、博愛の精神活動を続けている世界に広がる赤十字。災害救護や奉仕団といった多彩な活動の中に青少年の豊かな心を育てることを目的として、学校単位で組織された青少年赤十字があり、80年の歴史を持ち、学校ごとにあいさつ運動や清掃・募金活動などを通じて児童生徒らは人の生命と尊厳を大切にする人道的な精神を育み、気づき、考え、実行する態度を養っています。
 このように多彩な活動をする青少年赤十字(JRC)は、青少年が赤十字精神に基づいて世界平和と人類の福祉に貢献できるよう、日常生活の中で望ましい人格と精神を自ら形成することを目指しています。
 国内では、1922年に学校を活動基盤として結成され、約1万校に235万人のメンバーがいます。県内では1923年に上滝尋常小学校で初めて少年赤十字団が結成され、平成15年では249校6万2,154名が参加しており、加盟率は63%でありました。ほかの青少年団体の活動と異なり、小中高校、幼稚園、保育所の中に組織され、各校の教諭や保育士が指導者となる点が特徴であり、全校で参加する学校もあれば、学年や学級単位、クラブ活動として取り入れる学校もあり、各校が自主的に活動内容を決めています。
 JRCでは、児童生徒の自主的で自立した生活態度を養うことや国際親善を目標とし、具体的な実践目標としての「奉仕」「健康・安全」「国際理解・親善」、この3つを実践目標に掲げ、生命と健康を大切にし、社会や人のために尽くす責任を自覚し、主体性を育むために、気づき、考え、実行するという3つの態度目標を掲げています。
 それに赤十字の7つの基本原理は、人道、公平、中立、独立、奉仕、単一、世界性の持つ意味を理解し、生活に生かすことや、人道の4つの問題、利己心、無関心、認識不足、想像力の欠如を克服するため、社会に関心を持ち、知識を深め、人を思いやる想像力と、新しいアイデアを生かすことを目指しています。
 態度目標は、平成14年度から導入されている新学習指導要領の基本方針である、自ら学び、自ら考える力の育成とも大きな関連を持っています。救急法の学習や、美化活動、国際交流などを行っています。県内でも各校ごとにあいさつ運動や清掃活動、地域奉仕団と連携したひとり暮らしのお年寄り宅の訪問、点字講習会などを行っています。
 こうした活動の中でも近年注目を集めているのが、戦争や内乱で荒廃した国や開発途上国への海外援助事業で、1円募金を主財源とした青少年赤十字教育等支援事業は、現地へ文房具やスポーツ用品を送ったり、アルバムの交換を通してメンバー同士の各学校での交流を図ったりしており、県内でも少しずつ取り組まれていると聞いております。
 子供たちの豊かな心、生きる力を育てるため、これからさまざまな形で理解促進を図り、当市でも教育的観点から効果があると感じますので、取り組みを積極的に考えていかなければならないのではないかと感じます。これをしなければならないといった義務のような考え方ではなく、地域や世界の人々の平和や福祉に貢献するような活動を学校の裁量で自由に行うことができる、大変よい仕組みであります。
 富山県内では、富山市立柳町小学校で取り組まれ、健康な体と豊かな知性を持ち、自主創造性に富む子供の育成をテーマに、目指す子供像、賢く、仲よく、元気よくの具現化に向けて、いかにしてJRC活動を取り入れるかに取り組まれています。
 また、富山市立四方小学校では、生き生きと学び、主体的に働きかけていく子供の育成に取り組まれています。
 また、全国でユニークな発想の取り組みでは、愛知県安城市立三河安城小学校の、豊かな感性と思いやりの心を持ち、自ら実践する児童の育成をテーマに、体験活動などを生かした道徳の時間の充実を通した活動や、京都府京都市立養徳小学校での着衣水泳教室や、奈良県桜井村立朝倉小学校の、認め合い、支え合い、仲間とともに伸びる子の育成を目指して、地域とのつながりを大切にしたすばらしい活動などがあります。
 当市での青少年赤十字活動に加盟されている小学校では、出町小学校、北部小学校、庄東小学校、鷹栖小学校で取り組まれています。また、中学校では出町中学校、庄西中学校が加盟校であります。現在、加盟されている各小中学校での青少年赤十字事業の活動は、どのようなテーマで、また、内容はどのような研究をされているのかをお尋ねいたします。
 県外の幼稚園、保育所でも活発な活動をされていると聞いております。当市での未加盟校の小中学校も含めて、学校教育をより効果的に行うため、また教育目標を達成するための機能として、取り組みへの啓発の考えはないのかをお尋ねいたします。
 次に、子育てアドバイザーについてお尋ねをいたします。
 子育てアドバイザーは、皆さんが安心して子育てができるように、さまざまな地域の施設で身近な相談や支援をしていただける先輩ママのことであります。かつては、同居している祖父母や隣近所の人たちがお互いに子育てをサポートしていましたが、現在においては核家族化、少子化の状況では、自分自身の子供に対して虐待をしているのではないかといった悩みを抱えて子育てをしている親が急増しているといわれております。いろいろな悩みについては、自分の子供に当てはまらないことも多くあるようで、このようなときに、何でも話せる友達のように、安心して頼れる母親のように、やさしく教えてくれる先生のような、親身になって相談に乗ってもらえるのが必要になってまいりました。それが子育てアドバイザーなのであります。
 現在、当市では子育てアドバイザーは北部、太田の両子育て支援センターに各2名のパートが配置され、8時間勤務と6時間勤務で対応がされており、子育ての悩みに対する相談や助言をしていただいております。豊富な子育て経験による育児の技術や知識を身につけてのお手伝いをしていただいていることを知り、大変すばらしい事業をもっと拡大して各保育所にも配置を考えていただきたいと思っております。ぜひ取り組みをお願いするものであります。
 一方、地域には、豊富な情報や経験をお持ちの民生委員、児童委員の先生方に、子育てに悩む保護者との定期的な交流をしていただくことや、子育ての講座の開設をすることにより、核家族化の親子をよく知る機会もでき、育児についての話や悩みの相談窓口となり、子育てアドバイザーになっていただくことを考えていただけないかと思います。
 今、各地でこのような取り組みができつつありますので、当局のお考えをお聞かせください。また、専門知識を有する方々も応援していただけるスペシャルアドバイザーもありますが、当局で取り組みを考えているのか、お尋ねをいたします。
 新市の将来への社会基盤整備につながっていく、真の安心して産み育てることができるまちづくりへの対応策として取り組みをお願いするものであります。当局の明快なる御答弁を御期待申し上げ、私の質問を終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 教育長 堀田良男君。
  〔教育長 堀田良男君 登壇〕

◯教育長(堀田君) 林忠男議員の人間愛の尊重、人道、博愛の精神を育む教育の推進について、多くの事例を挙げながらの御提言、お答えいたします。
 御指摘のとおり、砺波市内の小中学校では青少年赤十字に加盟している学校が多くあります。今ここで、加盟している学校のテーマや活動内容の一部を紹介してみます。
 出町小学校では、一人ひとりがかけがえのない存在として互いに尊敬するとともに、助け合い、学び合い、励まし合って、ともによりよく生きていこうという意欲を育てるということをテーマに掲げて、老人医療施設の訪問や、アルミ缶を集めたり、校舎の清掃活動、それから総合的な学習などに赤十字活動を取り入れております。3年生では郷土の文化、4年生では環境、5年生では健康と福祉、6年生では国際理解、それぞれ発達に応じてテーマを掲げて、ボランティア活動など、体を通して取り組んでおります。
 また、庄西中学校では、身近にできるボランティア活動を実践しようということを合い言葉にしながら、生徒会が中心となって校内や地域の美化、それから小さな親切運動などを、ボランティア手帳というものを持ちながら、それに実際にやったことを記入して、自分たちの行動を確かめ合っております。
 赤十字創設の精神である公平、中立、奉仕、先ほどおっしゃいましたが、7つの原則があります。その原則を根底とした教育理念のもとに赤十字活動が展開されるわけですが、そのことが、今学校で求められている生きる力を育成するということと密接な関係ができております。日々の教育活動において青少年赤十字の事業の目的と、現在の学校教育の目標とが合致する場面が多いということもありまして、80年の歴史を持つJRCの精神を体しながら、積み重ねているところでございます。
 まとめてみますと、青少年赤十字に加盟の有無にかかわらず、この指導理念を重視した教育活動を展開していくよう指導していくことが大切だと考えております。
 以上です。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 林議員の子育てアドバイザーについてお答えいたします。
 日中、母子だけになって孤立しがちな家庭の育児を応援しようと、市では平成13年度から北部保育所で子育て支援センターを開設いたしました。現在、北部保育所、太田保育所、東般若保育園の3カ所があります。本年度は東般若保育園でセンターの建設が進められております。利用者数は、北部保育所では年間238日、1万3,948人、1日平均で58.6人の方が相談になります。それから太田保育所では年間233日で9,030人、1日平均38.8人となっております。年々、利用者が増えております。
 利用者からは、知り合いができるし、同年代の子供と遊べる。こういうところがあると安心である、そういう意見とか、それから子育ての悩みをスタッフに相談できるのがいいというふうに好評でございます。
 新たな子育て支援センターの設置につきましては、核家族化で家族のきずなが弱くなってきている今日でありますので、センターの役割はますます大きくなってきております。次世代育成支援行動計画の中で、ニーズ調査結果を参考にしながら検討していきたいと考えております。
 乳幼児期に周りの大人から愛され、人に対する信頼感を得た子供は、情緒が安定しまして、そこから自ら考え、行動に責任を持つようになってまいります。自分の気持ちをコントロールしながら他人を大切にする。人間と社会のため役立つことに誇りを持つようになります。それが次世代を育成する者の願いでもございます。その意味で、民生委員、児童委員の方々に子育てアドバイザーになっていただくことにつきましては、個人の問題であるから強制はできませんけれども、さまざまな角度から積極的に実際の体験に基づいた子育てアドバイスをお願いしたいと思っております。
 また、スペシャルアドバイザーにつきましては、制度としてではなく、各地区で専門知識を持っている方々の豊富な知識を生かしていただきたいと、そういうふうに考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 2番 境 欣吾君。
  〔2番 境 欣吾君 登壇〕

◯2番(境君) お許しをいただきましたので質問をいたします。
 最初に、となみ野田園空間博物館事業に関連して質問と幾つかの提案をし、見解を伺いたいと思います。
 まず、散居村ミュージアムのコア施設の管理運営についてです。
 だれがどのように行っていくのかということで、県と話し合い中であると言われておりましたけれども、先ごろ、県も運営に参加をしていくとのことでした。この事業の持つ地域的な広がりから言っても、また事業の持つ意義や経過から言っても、中核を担う施設の運営が砺波市の単独責任になるというのは納得のいかないところでした。その意味では、あるべき方向に向かっているのかと思いますけれども、砺波市、南砺市が県とどういう役割の果たし方をして協力をしていくのか、具体的になっていることをお聞かせ願いたいと思います。
 ミュージアムの建設については、来年度で完了することになっています。しかし、もともとこの事業は将来にわたって田園空間を守り育てていくという壮大なものです。まさにこの事業はミュージアムの完成で終わるのではなくて、今から始まったのだと考えるべきだと思います。築いた拠点を足場にして、どのようにとなみ野の平野をつくっていくのか、砺波市としても大いに役割を果たしていくべきだと思います。
 言うまでもなく砺波平野は、一軒一軒の市民の皆さんのお宅や事業所、公の施設や工場、アパートや集合住宅、道路や水路などさまざまなものから成り立ち、しかも、それぞれが時の流れとともに変化をしていきます。私は田園空間を保全するということを考えるとき、単に今ある貴重な空間を守ろうということではなく、未来に向けて空間をつくり上げていく、そういう視点から考えることが大切でないかと思います。限られた一区画を昔ながらの典型的な散居の空間として頑固に守っていくというのではなく、従来から虫食いの要素とされてきたものをも柔軟に取り込んで、さらに創造的につくり上げていくイメージが必要でないかと思います。
 裸のアパートや工場、住宅団地が無計画に建ち並んでいったのでは空間は壊されます。しかし、これからの建造物をできるだけ伝統的なものにすべき、あるいは一軒一軒十分に距離を置いて建てるべき、こういうふうに言っても、市民の皆さんの理解が得られるか疑問です。現在の典型的な景観をつくっているお宅を守っていくための支援と同時に、毎日進んでいる新たな建設、これをどうしていくのかということも同時に考えるべきだと思います。
 その上で決定的に大切なのは、市民の皆さんの理解だと思います。今自分たちが手にしているすばらしい財産を元手にして、将来に向けてさらに美しい空間をみんなで力を合わせてつくり上げていこうじゃないか、そういう合意をどれだけ広く継続的に築いていけるか、このことが大切だと思います。
 率直に言いますと、私自身、自宅の周りには雑木が自然流で育っておりますけれども、その存在を長い間、快く思ってこなかった者の一人です。秋の落ち葉は半端ではありません。頻繁な雨どいの掃除が必要になります。冬には雪の重みで道路の上に枝が垂れ、他の方々の交通の妨げになったりもします。すっきりと整理をすればどんなに楽だろうかと思ったものです。しかし、カイニョ倶楽部の方から、1軒に5メートル以上の木が10本あれば、家族6人が発する二酸化炭素を十分吸収するというふうなこと、あるいはカイニョには乾燥、保湿、空気の浄化、香り、堆肥の源、憩い、防音、生物との共生など40以上もの効能があるのだと、こういうふうな話を聞いてからは、我が家のうっそうとした木立が美しく見えてきたものです。
 空気のありがたさは日常生活ではなかなか自覚できません。同じように、散居の中で生活する者は、示されないと、そのよさを自覚できないということもあるのではないでしょうか。カイニョのあるお宅で生活する者が、スンバの片づけを誇りを持って行えるように、改めてその意義を知る機会、これをつくることが大切だと思います。
 この事業を進めていくものとして、カイニョのお宅が枝打ちや植樹を行う際に補助をする散居景観保全事業があります。1市5町1村で取り組まれておりますけれども、協定を結んでいる地域の割合は、井波町が最高で75%を超えているのに対し、砺波市は最低で26%台だと伺っております。地域の数の違いなど一概に言えないところもあると思いますけれども、この事業への理解がなかなか浸透していない実態を示すものでもあると思います。この事業の促進を、市民の皆さんが一緒に考え、話し合う機会、これをつくることはできないでしょうか。地域協定を促進するために立派な冊子もつくられておりますけれども、私は、単に協定を結ぶ地域の数を実務的に増やすというだけではなくて、市民の皆さんがこれからの田園空間をどのようにつくっていくのか討論し、一緒に考える機会を設けることとセットで進めることができないかと思います。
 砺波の市町村合併についての住民への説明では、砺波市が独自に作成されました資料をプロジェクターで示すということもされておりましたけれども、例えばこういうことも地域ごとに取り組めないでしょうか。心ある民間の方々の協力を仰ぐことも大切だと思います。あるいは、日ごろから散居についての造詣の深い方や市民の方、あるいは工場などの事業を営んでおられる方、市内に生活しておられるさまざまな分野の方々に参加をしていただくシンポジウムを開く、こういったことなども提案したいと思います。
 広報で定期的に繰り返し、カイニョの効能やカイニョとのつき合い方について知らせていく、こういうことも大切だと思います。
 8月に「散居村ミュージアムを考える会」という、市民の皆さんによる集まりが設立されました。そこに参加をさせていただきましたけれども、そこでも貴重な意見が聞かれました。その中には、ジャスコの社長は、店舗の開店の際にはお客に苗木を配り、店舗の周囲を取り巻くように準備した地面に植えて帰ってもらうことをどこでもやっている。自分の植えた樹木の生育が気になってお客が店に足を運ぶんだと、こういうことです。ミュージアムの植林も、近隣の人たちに来てもらって植えてもらえばいいではないか。そして自分たちの植えた木の生育を確認してもらうときに、あわせて自宅のカイニョについての相談もする、そういうふうなことができないだろうかという意見がありました。大変大切な参考になる意見だと思います。
 あるいは、農業の振興と散居村の保全とは一体であるから、今はやりの特区を設けて転作を除外してもらうことはできないか、こういうふうな意見もございました。あるいは、子供のときから散居村の景観の大切さについて触れたり理解したりする機会が大切。教育のカリキュラムにも組み込むことを考えるべきでないか、こういうふうな御意見もありました。
 ミュージアムの建設に向けて御苦労いただいている企画準備委員会の皆さんからも、今後の空間づくりに多くの貴重な意見をいただいておりますけれども、この中でも子供たちに教育の場で伝えていくことについて触れられております。ぜひ検討していただきたいと思います。
 3ヘクタールもの美田をつぶし、公共投資の見直しが強調されるこのときに、巨額の血税を投じて行う建設です。施設の建設に当たる今から、その使い方、将来に向けた取り組みのビジョンについて、市民の皆さんが発言し、市民の皆さんが主体的に築いていくことのできる仕組みをつくり、むだでなかったと言える事業にぜひともしていただきたいと思います。
 県に対して提案していくべきこと、市で独自に展開できること、いろいろあると思います。市民が心をそろえてこの事業に臨もう、こういうふうになるまでには大変地道な努力の積み重ねが必要だと思います。しかし、このように地域的な広がりという点でも、息の長さという点でも、ほかの地域では絶対にまねのできない壮大な取り組みです。たくさんの人たちの努力の集積が少しずつ形になってあらわれてきたなら、どんなにすばらしいだろうと思います。そして、その努力が50年、100年と受け継がれていったら、どんな平野をつくることができるのだろうかと、心を躍らせて取り組みたいものだと思います。市民の皆さんからいただいた提案への回答も含め、今後の取り組みに対する考え方についてお聞かせ願いたいと思います。
 次に、国民健康保険についての見解を伺います。
 今議会の議案にも示されているように、平成15年度の国保会計は赤字決算となっており、基金を取り崩すことになりました。また、合併協議会のホームページを閲覧しますと、「国保会計の税率と運営状況について」という表題の表があり、会計の平成18年までのシミュレーションが示してあります。今年度以降、いずれも赤字となっており、基金で対応できるのかどうかということが心配される内容になっております。もちろん、不確定な中身の多いもとでの予測は、先日、担当課長さんにもお聞きしましたところ、例えば今年度は所得割の税が増加傾向にあるのだというふうな話でもございましたが、予測は難しいのかもしれませんが、しかし、何がしかの見通しのもとでシミュレーションされたのだと思います。現時点での会計に対して、どのように見ておられるのか、考えをお伺いしたいと思います。
 高齢人口が増えるというばかりではなく、リストラの影響や、若者のフリーター化など、社会的には必ずしも歓迎されない要因による国保の世帯数が増えているようです。お聞きしましたら、砺波市で平成13年度に5,399世帯であった国保世帯が、今年度では6,054世帯へと増えております。同時に、平成13年度では1,099世帯だった軽減措置を受ける世帯が、平成16年度では1,602世帯へと増えています。国保世帯に対する割合は20%そこそこから26.5%になっています。実に国保世帯の4分の1以上の世帯が軽減措置を受けておられる、こういうふうなことでございます。
 このことを反映して、世帯数が増えているにもかかわらず、国保税調定額は平成13年度で9億1,300万円であったものが、平成15年度では8億6,600万円に落ち込んでおります。納税者が増えても、それが税収の増加には直接結びつかないのが現状です。明らかに、この間の不況のつめ跡と思われます。
 一部で景気の持ち直しの兆しが喧伝されておりますが、毎日の生活との違和感を覚えるのは私だけではないと思います。懸念されるのは、国保会計の赤字を理由に、安易な税率の引き上げを行うことによって、先々の生活に不安を抱いておられる人たちを、さらに希望の持てない思いにさせてしまうことです。何かあったら大変だから保険証だけは確保しておかないとと、そういう必死の思いで国保税を納めておられる方がたくさんおられる状況です。そういったことは何としても避けたいと思います。
 市でも努力しておられるように、重症化してからの受診にならないように、検診を充実させる。あるいは健康教室、生活指導や、健康体操、筋肉トレーニングなどの普及、そういった予防的な事業を積極的に行うなど、健康に生活する人たちの人口を増やし、医療費の増大を抑える努力も必要だと思います。いずれにせよ、病気に苦しむときに安心して受診できるかどうかは決定的であり、市民にその条件を保障することは、行政の最も大切な仕事の一つでないかと思います。その遂行のために、一般会計からの繰り入れも考慮に入れるべきだと思います。見解を伺いたいと思います。
 次に、下水道計画について質問し、考えをお聞かせいただきたいと思います。
 当市においては、下水道事業が公共下水道事業のほかに、農業集落排水事業や特定地域生活排水処理事業で行われております。栴檀山地域は一軒一軒に合併処理浄化槽を備え、その維持管理を砺波市が行う特定生活排水処理事業での下水道事業が進められています。さらに現在、当面すぐに下水道整備が見込めない、主に国道156号線以西の地域では、合併浄化槽の整備に際し、補助をするという対応をしておられます。
 私は、栴檀山地域以外での合併浄化槽の整備を、市の下水道事業として取り組まれてはいかがかと提案したいと思います。当市では、先の砺波商工会議所50周年記念事業の一環として取り組まれた「となみパワー博」にも合併浄化槽の展示をされるなど、その普及に力を入れておられます。市民の皆さんが、どの地域で生活していても公平に快適な生活が保障される条件をつくる上でも、生活排水などによる環境への負荷を少しでも早く取り除くということからも、砺波のような散居村では合併浄化槽の普及が大変有効だと思います。その意味で、この普及をさらに進めていただきたいと思うのですが、私は、このようにして設置された浄化槽の維持管理も砺波市が行うべきでないかと提案したいと思います。
 平成14年の3月に国土交通省、環境省、農林水産省が共同で「生活排水処理施設整備計画策定マニュアル」というものをつくりました。縦割りの弊害が指摘される行政で、3省が共同でマニュアルを作成したというのは画期的で、その前書きに書いてある「公共事業の効率化が強く求められているが、生活排水処理施設整備についてもその例外でない。過大な投資を避け、効率的な整備を図ることが重要である」、そういった思いのあらわれと受け取れます。
 従来は、公営の合併浄化槽による下水道事業の可能な地域を、例えば水源の上流地域など特定の地域に限定していたのを、枠を取り払って、どこでも実施できるようになりました。マニュアルでは、合併浄化槽について、「今後の生活排水対策の重要な柱として計画的に整備推進を図っていくことが重要である」と述べ、「合併処理浄化槽の整備対象地域が、下水道などの集合処理以外の地域とするといったような消極的な位置づけにならぬように」と、わざわざ断りを入れているほどです。
 砺波市の現行のやり方の継続は、必ずしもこの提起に沿ったものではありません。最大の問題は、せっかく公の補助も行って整備された合併処理浄化槽の維持管理が個人任せにされていることです。浄化槽の保守点検、清掃、法定検査など、これらがきちんとなされてこそ生活排水対策と言えます。行政が責任を持ってやるべきことです。
 当市では、公共下水道工事の区域でも、本管から80メートル以上離れているお宅では合併浄化槽を備えるのだということですが、その根拠は、先のマニュアルに基づく計算だということです。しかし、このマニュアルでは、経済効果比較の結果示される家屋間限界距離というのは、管渠にしろ、合併処理浄化槽にしろ、その維持管理は行政が行うという前提のもとに計算されたものではないでしょうか。見解を伺いたいと思います。
 最後に、介護保険の見直しが来年行われると聞いています。その中では、要支援や要介護度1など、比較的介護度の低い人たちへのサービスの見直しが検討されていると聞いています。不要な介護は自立を妨げ、かえって介護度の高い方に誘導するものである、こういった乱暴な議論がされているようですが、これは現実を全く無視したものであり、増大するこの層でのサービス需要を意識して、単に財源対策として打ち出したのだというふうに言われても仕方がないと思います。
 不要な介護が提供されているのかどうかは、営利を追求して不適切なマネジメントが行われていないかどうかをチェックして正していくべきことだと思います。一律に介護度の低い人たちへのサービスを打ち切る口実にはなりません。砺波市が、取りざたされているようなこのような見直しについてどのように考えておられるのか、お聞きしたいと思います。
 私は、日々の生活でヘルパーさんの訪問を心待ちにし、それが断たれると生活に著しい困難を抱える方々の切なる希望を、ぜひともつなぐようにしてほしいと思いますし、砺波市もそういう意向であるということを強く国に対して示してほしいと思います。
 以上で質問を終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 境議員にお答えをいたします。
 まず、田園空間整備事業(仮称)ミュージアムということでございますが、この管理運営についてどうなったのかということでございます。この議論につきましては、砺波市に任せたいということです。任せたいということは、県は負担せんというような、そういう状況であったわけですが、県が計画して、県がお建てになるのだったら、県でやるべきでないかと、こういう私の考え方でございます。しかも、田園空間整備というのは砺波だけの問題でございませんので、広く砺波地方の田園空間をどうするかという主導的な立場にあるわけですから、県が責任を持つべきだと、このようにお願いをしておりますし、西尾さんもそのことについて県とも随分やりとりをやられたようでございます。
 先般、このことについて役割分担といたしまして、県の責任において管理運営の受け皿となるNPO法人等の組織をつくりたいと、県は関係市町村と連携して運営に努力すると、こういうことになったわけでございますので、あくまでも県が主体的に管理運営をするということになろうかと思っております。
 県は応分の負担をするとともに、合併後、南砺市の負担についても協議するようであります。南砺市は了解されるかどうか知りません。知りませんが、責任を持って合意を得られるように努力すると、このようになっていますから、もし、合意が得られないとすれば、その分、県が担当すると思います。
 私は、砺波市内にありますから、幾ばくかのサポートをしましょうと。全部知らん顔というわけにまいらんと思いますので。というのは、地域とのつなぎ性もございますから、その面で主体を県がとってもらうとすれば、市としてもサポートして、合理的に進めるべきだと、こういう認識に変わりございませんので、このことを申し上げておきたいと、このように思います。
 次は、田園空間というのは、今だけの問題でないんだと。後世に向かってどういう施策をどう展開するのかということでございます。おっしゃるとおり、先般の飯田議員の質問に答えましたように、新しく景観法が出てまいりました。景観法の中身は、どちらかといいますと、砺波地方の散居形態、それにターゲットを絞っておったようでございますので、ついては、この砺波地方に課せられた法律ではないかと、そういう意味で理解をいたしておりますので、散居村全体の保全、それと同時に、情報発信をする、そういうことだろうと、このように思っております。
 したがいまして、田園空間を守り育てていくセンターだと、私はそう考えております。その意味で、景観法の持つ基本的理念をここから発信するということも大切ではないか。したがいまして、田園空間を後世に残すということは大切なことだと、このように認識しておりまして、その辺は意見も一致しておるわけです。
 何よりも、農業として今発展してきたわけですね。そのことを忘れてはいかんと私は思います。したがいまして、農業の振興、それが基本になると、このように思います。やっぱり生産地という考え方をしなきゃいかんわけです。景観だけで飯を食えませんから、そのベースになる農村の振興を大事にすることが、おのずからこの田園空間整備を守ることになるのではないか、こんな理解を持っております。
 したがいまして、言いかえれば、農業・農村の地域づくりセンターだと、このようにも理解をしてまいりたい。ぜひそういう意味での御協力を私は賜りたい、こういう認識でいきたいと思います。
 それから、さらに、この施設につきましては、確かに有識者の皆さんや地元の皆さんの意見もございます。いろいろ協議もされておりますので、全部が合意しているわけでございませんが、私はこの施設について理解を求めるためのいわゆるソフト事業、おっしゃるような提案もございます。有識者の皆さんもそのように活動したいとおっしゃっておられますから、十二分にそれを利用していただく。それから、市内やあるいは圏域の皆さんだけではなくて、県外からも、市外からも大いに来ていただいて、その行事に参加してもらう方策を考えなければいけないと思います。ついては、体験活動。一時、私はグリーンツーリズムの拠点という考え方をしておりましたが、そういう思想も持った方がどうだろうかと、こう思っております。ぜひそんなことで、有識者の皆さんや、いろいろ今、話し合いをされております。先般も私の方へ御意見を持ってこられた方もございますが、皆さんの活動の場になればありがたいと、このように思っておるところでございます。
 次に、散居景観を生かした地域づくりの協定のことでございます。枝打ち費用等の補助に対する散居景観保全事業でございますが、砺波市は締結率が少ないと、こういうことでございますが、数からいきますと一番多いんです。というのは、17地区ございます。仮に庄東4地区を除きましても、結構、地域の集落の数があるわけです。だから、そういうことを差しおいて評価をいたしますと、パーセンテージでいきますと、それは少ないかもしれません。ただし、数から言いますと、随分多いんですよ。そのことをひとつ理解をいただきたいと思います。
 締結が今43あります。指摘されました井波が18です。したがって、地区数そのものが小さいですから、締結率が75%という数字、それは合うとるんです。合うとりますけれども、数からいきますと、私どもは43もありますから、そんなに悲観された言い方をされないで、ますます頑張ってくれと、こういうことにひとつ切りかえていただきたいと、このように思うわけでございます。
 いずれにしましても、このことについてもよく理解を求めて、皆さんで提携する。そういう意味でのコミュニティーを大事にすること、おっしゃるとおりだと、このように認識しておりますので、これからも働きかけていきたいと、このように思っております。
 それから、せっかくつくる、どこか秋田かどこかの例をおっしゃいましたが、私もそのように思っております。カイニョは、絵が描いてあっていろいろありますが、これを業者に全部植えてもらうというのは、私は芸当が薄いと思う。でき得れば市民の皆さん相寄って、逆に言うと、募金して、おれは植えてやろうかという気持ちの皆さんにそれぞれ植えていただいて、そのことがその地域を守る、そのミュージアムを守ることに私はなると思うから、その辺のアイデアをお互いに出して、市民自ら植える、こんなことでいかがなものか。基本的設計は、いろんな樹木がございますから、いわゆるここの特徴であるような、そういう樹木をやって、そして、おれも協力してやろうかというような皆さんがおられるとすれば、それを植えてもらって、そしてでき得れば、全部管理までいかなくても、活着するときまでに水をやるとかしてもらった方が、一つの施設としてのまとまりもできますし、施設を大事にする思想も生まれると思う。
 ぜひそんなことで、今お話ありました点では、利活用も広くしてもらうという意味で、そのようなミュージアム建設をしていきたい。植樹は大変なことでございますが、ぜひそんなことなど進めさせていただきたいと。
 前々から申し上げておりますように、この施設は学校教育の関係にも私は重要な位置づけがあると思う。その意味では、教育委員会ともタイアップして、総合学習等で利活用してもらうということも大事でございます。その意味で、小学生用の散居村に係る副読本も作成をいたしておりますので、そのことによって子供たちにこの散居村を理解してもらうことが大変重要なことだろうと、このように思っております。幾つか提案がございましたが、参考にさせていただきたいと、このように思います。
 そこで、その地域については、転作を除外してもらうために特区を設けたらどうかと。農業振興と散居村の保全が一体であるから、特区を設けたらどうかという提案でございます。これは以前に柴田議員さんからもこのような提案がございましたが、いろいろ検討しておりますけれども、なかなか難しい面がございます。その地域の特性といいますか、作目等の関係もあるんですね。国は例えばチューリップを主要作物に指定してくれればいいんだけど、チューリップはなっていないでしょう。富山県と私どもは作目として認定をしてカバーをしておりますけれども、そういう作目の関係があって、特区というのは国が決めることですから、その面ではちょっと難しい面がある。
 だから、地域性のことと、それから作物の問題と、もう一つは、この特区を全部に波及することができるかどうか。確かに特異性はこの地域はあるんですよ。ただし、特区を発令しますと、そうではない人もおるわけです。その面が1つございますので、研究はしますが、なかなか困難なことだろうと、このように思っております。
 いずれにしましても、優良農地でございますので、ぜひそのことを広く含めて、ミュージアムを含め、田園空間全体を考えて対処していただきたいと、このように思っておるところでございます。
 先般もお話ししておりましたが、この平野につきましては文化庁からも重要な地域として選定をされておりますので、後世に残していくということも十分考えていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 次に、国保会計について申し上げます。
 国保会計の単年度収支は、平成13年から実はマイナスになっております。それは御承知のとおりであります。平成15年度には、これまでのありました繰越金もなくなりまして、財調を取り崩すというようなことでございますが、財調がおかげさまであるものですから、今のところ、収支の面では調整をさせていただいておるということでございます。
 そこで、境議員さんから会計についての分析があったわけです。意見にもございましたように、リストラや若者のフリーター、そんなこともあって、国保の被保険者はどんどん増えてきております。7月1日現在で、平成14年度では1万1,655人の被保険者、平成15年度は1万2,088人、平成16年度はまた増えまして1万2,461人。おおよその数字から言いますと、平成14年から800人の増、昔で言うと800人というと小さい村一村ですよね。その分がここへどっと押し寄せてきているわけですね。そんな関係もございまして、被保険者が増加しているということ。
 もう一つは、国保税の調定でありますが、細かい数字は別として、今、平成15年度は8億4,800万円、8億4,900万円になりましょうか。それで、平成16年度は8億7,800万円ですから、平成16年度は若干増えております。これは家族が増えた、人数が増えたということですが、しかし、被保険者が増えた比例に従って上がったかというと、上がっていないんですね。というのは、給料の少ない人等々が入ります。そんなこともございますから、比例して国保税は上がっていないというのが現況でございます。ついては、その意味では、厳しくなるわけでございます。
 そこで、国は国保会計が大変だということで、国も大変なものですから、御存じのように、国保の被保険者70歳以上75歳未満については、医療負担が国保会計に移ったわけです。だから、国保会計はそういう年齢の問題、国の制度改正もございまして、医療費負担が実は国保にのしかかってきたということであります。私は経済不況の一因と、国の制度改正が市町村の国保にしわ寄せをした。大変遺憾だと。市長会でもこれは議論しているんですけれども、そのような制度に対して、今、反発をいたしておるわけです。
 こんなことなどございますが、いずれにしても随分厳しい時代を迎えております。境議員がおっしゃるとおりでございます。
 そこで、国保会計が赤字になったら国保税を上げるのでないかという御心配でございますけれども、市といたしましても、決して引き上げするということは思っておりません。したがいまして、抑制策はやっぱり健康事業であると思う。早期発見、早期治療で、そのことを積極的に取り組む必要が私はあると思います。それしかないんではないかと。いずれにしましても、高齢化時代ですから、横滑りで毎年上がっていきますね。これまで国が面倒を見たのを見ないということですから、人間も増えますし、負担も増えてくるということであります。
 従来、70歳以上については国が面倒を見たんです。今度は75でなきゃ面倒を見んという、そういう制度改正があったもんですから、どうしても膨らむということになるわけでございます。私どもとしては、健康センターをつくらさせていただきました。従来、富山市にありました健康増進センターへ行っていただいて、一日ミニドックをやったわけでありますが、今年から健康センターにその機能を移しておりますので、先般のデータから言いますと、受診者数は8月までに昨年の2倍、受診をしておられます。その意味で、予防事業に随分効果があるということになっておると思いますが、この辺のところを力を入れていきたいと、このように思います。
 それから一方、よく前から、不足したら一般会計から金出してやりゃいいねかと安易に言われますと、税金の低いものについての計算する方法ですから、これは一般会計から入れます。ただし、赤字出たら一般会計から国保会計へ出せと、こういう意見も実はあったわけでありますが、国保会計へ繰り入れるとしますと、税金をもらった皆さんに、いわゆる国保に加入していない皆さんからの税金をもらっているわけです。だから、税金の二重取りみたいになるんですね。だから、その辺のところ、不公平感が生まれると思いますので、制度としては繰り入れは私は無理だと思う。
 もう一度申し上げますと、赤字になったら、安易に一般会計から国保会計へ入れなさいと、こういう意見は前々あるんですが、それは国保へ入っていない皆さんからも市税をもらうわけですね。そうすると、その分をこちらへ入れますと、国保会計の皆さんと段差ができるわけ。不公平感が。だから、それはなかなか、私は承知しておりますけれども、そういうこともございまして、繰り入れは私は困難ではないかなと、このように実は思っております。
 そして、御心配の国保税率の見直しでありますが、当面は予防事業等に力を入れてまいりますので、医療費の動向も見なきゃいけません。その推移を見守っていきたいと、このように思っております。ただ、今、合併をいたしますので、合併時の調整が1つございます。そのこともございますが、当面は私は税率を見直す考え方はございません。今そのように思っております。できるだけ、合併しても皆さん方に負担感を増大するようなことでは、皆さんは異論があろうと思います。できる限り頑張りまして、税率を見直すようなことは考えておりませんので、その点、御理解をいただきたいと、このように思っております。
 いずれにしましても、この国保につきましては、不況ということと、もう一つは、国の制度改正、それによって地方自治体がしわ寄せを受けておるわけでございますので、このことについては、私どもの責任で国保会計が赤字になったとは私は思いたくないんです。いわゆる国の今の経済不況という関連、少しずつ右肩上がりになりましたけれども、ぜひそういう方向に転換してもらう。だから、もう一遍、国は70歳まで戻してほしいというのが私の気持ちでございますので、その点、御理解をいただきたいと思います。
 それから、次に、介護保険の見直しであります。
 現在、2005年の介護保険制度見直しを行われております。7月末に国の中間報告が出ました。それは、要支援、要介護の軽度を対象にして、従来の介護給付を新たな新予防給付に移行するという、そういう方向で公表されました。今はまだ中間報告の段階でありますが、内容的にはまだ十分知らされていないんですけれども、軽度の皆さんの新介護給付を考えるということであります。
 確かに、今、軽度の皆さんが増えてきているんです。こういう軽度の皆さんが増加しておることもございまして、国はどうもこの軽度については抑制を図りたいということではないかなと。今はまだ中身がわかりませんので、どうもその文言から言うと、要支援、要介護1については軽度ですから、これらの数字を抑えたいという気持ちがあるのではないかと、こんなことを実は思って心配をしております。
 それで、確かに現実、砺波地方介護保険組合でも、軽度の皆さん、要支援、介護度1の皆さんについても増加しておりますし、これが給付費も実は増加をしている状況であります。そんなことなどを見ますときに、今度の改正はどうもそこに焦点があるような気がいたしておるわけでございます。
 ただ、私は、要支援と要介護1の軽度介護者、これにサービスしなかったら、必ず介護度2、3に進むと思う。そのことを国は理解しているかどうか。これは固定するものではないですよ。いずれ要支援の皆さんは要介護度1へ行くわけですよ。どうしても行きますよ。要介護1からサービスしないと、給付して安心感を持って、自立で頑張ってくれというのは、要介護1だとか要支援の皆さんなんです。これにある程度サービス給付をしないと、私は進捗すると思う。かえって増えてくるおそれがあるような気がします。だから、国は一体現実を知っておるのかどうか。恐らく元気な皆さんだけでの議論だと思う。大学の先生だとか、病院の先生だとか、いろいろそういう議論をしておると思いますが、私はドクターでないからわかりませんが、素人の目から見ても、要介護度1とか、あるいは要支援とかいう人たちは進むと、こう思っておるので、そのことの議論が私はないのではないかな。とにかく抑制をしたいという考え方のようでございます。
 私はその意味で、従来の介護サービスを維持することが大切ではないか、このように今思っておるわけでございます。いずれにしましても、このことが増えてまいりますと、また保険料の値上げになりますので、ぜひ今の制度を、要支援、要介護度1も支援をしていって、そして自立に向かっていく保険体制というのは私はつくるべきではないか、このように思っております。
 なおまた、これらにつきましてのケアプランの作成ですね。マネージャーの質なんかもしっかりしていかないと、不公平感が出てまいりますので、その意味での、逆にその辺の制度をきちっとしなきゃいかんと。何でもかんでも給付するんだということではなくて、その辺のところを現実、我々がやっておりますところを見ていただいて、改正されるものは改正させていただきたい。どうも私の見当では、要支援、要介護度1等については、現実、増えてきているんですけれども、使い過ぎだというような状況でございますので、これは抑制したいということなんですが、何度も申し上げますけれども、これをとめますと、かえって私は逆効果があるような気がいたしますので、そのような考え方を持っておりますことを申し上げておきたいと思います。
 あと、下水道等につきましては、水道部長からお答えします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 水道部長 宮井 正君。
  〔水道部長 宮井 正君 登壇〕

◯水道部長(宮井君) 境議員の下水道事業についての御質問、市営の合併浄化槽事業を全市で展開できないかについて答弁申し上げます。
 現在、当市が進めております下水道整備につきましては、平成11年度に作成した下水道整備基本計画に基づくものであり、庄東地区は農業集落排水事業による整備とし、山間地である栴檀山地区は個人処理を基本として、合併処理浄化槽での整備手法を選択するとしております。また、庄西地区(庄川の西側区域)につきましては、集合処理を基本として、特定環境保全公共下水道事業で整備することが明記されております。
 このような状況を踏まえて、栴檀山地区以外の合併浄化槽の整備を市の下水道事業として取り組んではどうかとの議員の御提案につきましては、現在、和田川の水源地である栴檀山地区については市の管理が必要と判断をしております。それ以外の合併浄化槽補助地域は、おっしゃるとおり、生活排水処理施設整備マニュアルに基づき、家屋間限界距離80メートル以上、あるいは下水道の整備計画が10年以上ない区域としての北部地区については、合併浄化槽の設置について補助区域としているところであり、現時点では個人の管理としているところであります。
 これを市が整理、管理をすればどうかということになるかと思いますが、基本的には特定環境保全公共下水道の整備区域であり、当市は現在も工場進出開発行為により、多くの住宅建設が予定されること、また住民の要望も集合処理での整備を多くの方が望んでいることもある中で、一度、合併処理浄化槽での整備区域とした場合には、将来、集合処理下水道事業での整備ができなくなるということになります。
 以上のことを踏まえまして、現行のまま整備を進めていくべきと考えております。
 また、個人設置の合併浄化槽の管理がしっかり行われないのではないかという御質問につきましては、県の浄化槽協会とタイアップして、浄化槽の検査受検の指導強化、徹底を図っております。しかしながら、現在、富山県の水質検査の受検率が低いと聞いておりますが、当市の補助した合併浄化槽については、受検率100%となっているところでございます。
 補助した以外の合併浄化槽が今後とも適正な維持管理がなされるよう、砺波厚生センターと連携し、受検依頼通知等により徹底してまいりたいと考えております。
 今後、浄化槽設置数の推移を把握しながら、適正な管理ができる仕組みを検討してまいりたいと考えております。
 なお、公共事業の見直しや補助金の大幅カットが年々強化される現状では、整備手法の見直しは避けては通れないものと考えております。その点では、議員の御提案をも含めて検討される時期が来るものと考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 19番 前田喜代志君。
  〔19番 前田喜代志君 登壇〕

◯19番(前田君) 9月定例会トリを務めさせていただきます。
 地域福祉のパワーアップについて、まずお尋ねしたいと思います。
 地域の福祉力はどのような現状にあるか。どこの地域に住んでいても、同じように支え合いのある生活ができているか。総体として地域の福祉力が向上しているとしても、そこに地域差があるとすれば、遅れているところをどう引き上げていくか、その方策が必要ではないか。
 また、国は精神医療にメスを入れて、病床数の削減を打ち出しております。通院患者を支援するサービス拠点の準備、これについてはどのように考えているのか。
 地域の共同意識や近隣のつながり、家族関係の変化など、次第に地域を取り巻く環境が変化してまいりました。福祉の相談支援活動においても、保健や介護、医療、教育など他の分野との連携が重要になっており、民生委員、児童委員、個人の力だけでの対応では解決の難しい事例が増加しているのではないか。地域福祉を中心的に担い、大きな役割を果たしておられる民生委員、児童委員の活動について、次の点を伺いたいと思います。
 地域住民の福祉ニーズを日常的に把握したり、抱えておられる問題の相談や支援、関係機関などとのパイプ役となって活動いただいておりますが、相談支援件数はどのくらいを推移しているか。最近の傾向はどうか。この12月には、3年ぶりの改選を迎えます。1人の活動日数などはどのくらいになっているのか。地域内の世帯数の増加などに対応した民生委員定数の増はないのか。
 そして最近は、先ほどからも述べられておりますように、子供の虐待が社会問題になってまいりました。これについても、保育所、あるいは児童の健全育成活動、学童保育事業などとの連携も必要になります。行政の対応がスムーズにいかないと、問題をずっと引きずった状態の生活が続くことになります。その間で立ち往生するような場面がしばしばございます。複雑多岐にわたる専門的な相談機能の充実強化と、個人おのおののケースに合った行政の臨機応変な対応を求めたいのであります。
 次に、環境に配慮した清掃業務についてお伺いいたします。
 石けんを使った安全な清掃業務をどう進めていくか。このことですが、清掃に使われている大方の洗浄剤や界面活性剤は、環境汚染源の一つになっております。下水処理場においても分解されないで、河川や海洋に放出され続けている化学物質を含んでおります。それによる水生生物への将来にわたる影響が心配されております。
 砺波市は環境基本条例や環境基本計画の精神を踏まえて、この環境に配慮した清掃業務のあり方、清掃業務へのそうした改善が今求められております。
 次の点についてお伺いいたします。
 市では、床などの清掃業務にどのような洗浄剤を使用しているか。除菌剤や防腐剤などの添加物が入っているのかどうか。これらの添加物の成分が蒸発し、空気中に飛散して、人の吸う空気を汚染し、子供たちなどアレルギー症状の悪化につながります。
 委託業者の使用している業務用洗剤の成分はどういうものなのか。品名はあっても、成分内容の表示がないのではないか。製造者責任が問われている時代に、業務用洗剤には内容表示を義務化していない、このこと自体も問題であります。まず、内容表示の義務化を国に働きかけていただきたいのであります。
 また、廃液の処理方法はどのようになされているか。廃液を中和している業者もありますが、PHの調整だけでは化学物質の有害性が除去されるわけではありません。したがって、環境汚染をより低めていくためには、清掃業務に使用される合成洗剤をやめて、もっと分解性の高い石けんを使用する方法に切りかえが必要ではないか。
 洗剤問題の第2点目は、合成洗剤を使わない、石けんによる環境に配慮した安全な清掃業務に改善するためには、市役所の本庁だけではなくて、出先機関を含む建物の清掃全部について、洗剤対策の推進方針をしっかりと確立する。なぜそういうことが必要かということですが、学校などでは、市の予算だけではなくて、PTAや後援会の予算も利用させていただいて薬剤を購入している事例もございます。市の財政の執行伝票だけでは確認できないというものが出てまいりますから、洗剤対策推進方針を立てて、市のすべての機関で徹底していくことが必要ではないか。
 清掃業務が業者委託である場合には、この洗剤対策推進方針を遵守するよう、契約時の仕様書にもしっかり明記するべきではないか。
 これらの点について、改善の方向をどう具体化していくか、市長の見解を伺います。
 財政問題についてですが、平成16年度の市税の状況はどうか。
 今議会の市長の提案理由説明で、国の地方財政運営で財源不足は必至である。市税収入の増収は見込まれない。行財政の効率化の推進で市勢発展に努めると説明がありました。平成16年度市税の状況は、対前年比ではどのように推移しているか。また、当初予算の見積もりに対してはどのように推移しているか。
 一方で国の三位一体改革は、地方自治体からの圧倒的な批判にもかかわらず、地方自治権の拡充といった方向への転換は見られておりません。こうした動向に対し、行財政の効率化の推進を挙げられた市長の真意はどこにあるのか。地方交付税や国庫補助金などの大幅削減を乗り越えていくためにやむを得ないとの判断がそこにあると思いますが、砺波市がこれからも市民生活を守り、自立した自治体として存続、発展していくために、住民も汗を流し、行財政の効率化の取り組みが同時に、砺波市に住むことに誇りと愛着を感じられるまちにしていくという点で、成果の上がるように、ともに手を携え、きのうも市長から繰り返し答弁ございましたように、住民との協働をどう強めていくか。その改革方向を含んだ行財政の効率化、これをどう一つ一つ具体化していくかということが、これからの大きな課題ではないか。この点、市長の御所見を伺いたいと思います。
 そして最後に、地方交付税と合併特例債についてでございます。
 合併特例債についての質問がきのうからもございました。合併後の市の財政計画が示されておりますけれども、実際問題として、その財政の見通しはどうか。歳出で公債費が伸びていく。しかし、他方では、国の圧縮予算の影響が年度ごとに出てこざるを得ない。したがって、基準財政需要額も下がっていくことが十分考えられる。
 補助金が削減されますと、当然、基準財政需要も低まるということが並行して出てまいります。地方交付税に合併特例債の元利償還額が算入されたとしても、交付税交付額は、そのようなことから頭打ちになってくる。合併の建設計画に挙げられたおのおのの事業を十分に精査をして、実施に当たっては事業費総額を極力抑制していかなければ、交付税を借金の返済に回したら、あとの多様なメニューに充てる余裕が全くなくなってしまいます。市長はどのように認識されておりますか。
 今日まで全体として今、人口減少期。もう人口増の分水嶺は越えたといわれておりまして、富山県も減少期に入っております。当砺波市では、わずかながら増え続けている世帯数や人口の伸び。ここには、住みやすさ、育てやすさ、働きやすさ、楽しみやすさなど、これらの総合力でほかの自治体を超えるものが、このまちにはあると言えるのではないか。このよさを無理な財政運営で後退させてはならない。こういう思いから、無理な予算執行にならないように、合併特例債の適用に当たっては十分慎重にお願いしたいと思い、ただすわけであります。
 以上、簡単でございますが、質問にかえさせていただきます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 前田議員にお答えいたします。
 まず、地域福祉のパワーアップについての御意見でございます。
 今は少子高齢化時代でございます。ついては、家庭のあり方もいろいろ変化をしておりまして、議論のあるところでございますが、住民の皆さんは、福祉に対するニーズも多くなっております。増大もしております。また多様化もしております。その意味で、地域福祉のパワーアップということでございます。そのとおりだと思います。
 なお、この間、新潟、福島の洪水の問題、新潟の洪水問題、いずれにしてもひとり暮らしや老人の皆さんが犠牲になっておるわけでございます。その意味で、地域福祉ということを十分考えないといけないと。口先だけで助け合い、支え合いということではいけないと思っております。ぜひこのことを強調してまいりたい。稲垣議員さんからも、防災についての御意見がございました。これの原点は、行政がいろんなマップをつくったり、計画を立てたりしておりましても、隣近所の支え合いがないと、私は十分に行動が展開できない、こんな気がしてならないわけでございます。
 従来、福祉は、家庭福祉であったわけです。家庭の中での支え合いで福祉があったわけです。それが困難なら、親戚での福祉をお互いにやったもんです。それもなかなか困難なら、いわゆる集落福祉、隣近所で支え合ったという原点があったわけでありますが、近ごろ、そうとは言うておられんもんですから、一般的に社会福祉と、こうなったんです。だから、原点は、今、核家族やその他の問題があるし、若い連中はあまり認識がないですから、せめて隣近所の集落福祉というのは考えなきゃいかんなと。もう一遍もとへ戻って考えてもらう。社会福祉、社会福祉と全部言われますと、みんな行政におんぶするわけですから、この辺のところを、おっしゃるような地域福祉のパワーアップということになるんではないか。
 ついては、これらを醸成する体制として、地域住民はもちろんですが、それに関心の深いボランティア、それから制度的に委員を発令しております民生・児童委員等々、中心になって構成をしていかなきゃならない。今、各地区に福祉協議会をつくっていただいております。大変ありがたいことでございますので、そこにはもう一度皆さんでしっかりやろまいかという体制づくりをしていただくことが、何より大切ではないか。それの指導援助を社会福祉協議会にお願いしておるわけです。各地区からも、理事さんも出ております。代議員さんもおられますから、その人たちが中心になって、この集落、地域におけるパワーアップをしてもらいたいと、私はそのように認識しておるわけでございます。
 民生・児童委員は名誉職ではございません。大変御苦労されております。市民との接点もあるわけですね。どうかすると、従来、おれは民生委員でという名誉職の感覚があったけど、今はそれは一切ないはずです。研修もやりまして、十分認識をしていただいております。
 私は常に申し上げておるのは、住民との接点をお願いしたいと。ついては、皆さんも研修してもらいたい。ボランティアですから、専門的な勉強をしていただくのは大変でしょうけれども、せめて研修会や協議会や研究会に出ていただいて、いろんなケースを勉強していただきたいと、そういうことを申し上げております。そのことによって、福祉制度の制度を生で精通することができるのではないかと、このように実は思っておるところでございます。ぜひそういう気持ちで今後とも対応していただきたいと思います。
 今冬の雪がどっと降りました。つきましては、民生委員さんに、ひとり暮らしであったり、あるいは老夫婦の家庭であったり、全部出向いていただいて報告を受けました。その意味では大変ありがたいと思いますが、民生委員さんだけの仕事でないと思います。それを支えるのは住民だと思う。民生委員さんも住民との接点を持つ。住民も、でき得れば、支え合い、集落福祉という意味で、ちょっと声かけをしていただいたり、戸をたたいていただいたりすることが、これから大変重要なことではないかと、このように思っておりますので、言われるパワーアップについての基本的な理念は、そのように考えておるところでございます。
 あと、民生の問題でお聞きの点については、民生部長からお答えいたします。
 次は、財政問題であります。
 まず、市税の見通し等については、先にも述べたとおりでございます。市税全体の見通しにつきましては、今、年度の半ばでございますので、正確には申し上げることはできませんけれども、恐らく平成15年度決算、今度、決算を皆さん方に認定をするために提案をしておるわけですが、減収は避けられないのではないかと思っております。残念ながら。
 少し細かくなりますが、本年度の当初予算と比較しますと、何とか当初予算、厳しく査定したこともございますけれども、健全財政を維持したいものですから、厳しく査定した面もございますが、その比較でいきますと、確保できるのではないか。平成15年度よりも少なくなるんですが、今度の当初予算は十分私は確保できると、このように確信をいたしております。いずれにしても赤字にならないようにしていかないと、赤字で合併したなんて言われると、議員さんも私どももしかられるわけですから、ぜひ赤字にならないように努めてまいりたいと、こう思っております。
 税目別に見ますと、個人市民税では前年度決算に比べまして5,000万円の減収になる状況であります。5,000万、大きいですよね。その理由といたしまして、所得の減でございます。依然として給与所得が上がりません。したがいまして、減少。上がるどころか、やめられた方というのは課税できんわけですから、従来、特別徴収でさっといただきましたが、そんなわけにもまいらなくなりました。その面で少なくなる。
 それから、次は固定資産税でありますが、固定資産税は税収のウエートも一番大きいわけですが、同額か、少し上回るかということです。これもこの前、説明いたしましたように、土地の値下がりがございまして、その調整をいたしました。したがいまして、相対的に下がるわけですね。ただ、今、おかげさまで開発行為等が出てまいっております。あるいは、区画整理等で整備をしていただきました。その上に、田から宅地になり、宅地から物が建つという、そういう状況でございますので、少し上回るのではないかと、このように存じております。それから、軽自動車税につきましては、ほとんど同額と思っております。
 これから決算期を迎えます企業等の動向も見なければなりませんが、この動向を見ておりますと、法人市民税も現段階では前年度並みか、でき得れば、今、右肩上がりと、このようにいわれておりますので、少し上回るかなと、こんな状況でございますので、少し細かくなりましたが、申し上げたわけでございます。
 そこで、おっしゃるとおり、行財政の効率化を図るようにということでございます。一般財源が重要なところでございますけれども、この税収そのものがそのように上がってまいりませんので、おっしゃるように行財政の効率化をしなければならない、このように思います。つきましては、これも御意見にございましたように、住民との協働、行政も住民との協働を進めていくということが大切であろうかと思います。市民もこの立派な郷土をみんなで守ろうという認識に立っていただければ幸いだと、このように思っております。
 合併に当たりましては、きのうも申し上げましたが、幾つかの柱をつくりました。この柱をつくるに当たりましては、それなりに進めなければなりませんが、でき得れば、皆さん方の御協力をいただいて、これも協働作業によるまちづくりというものを進めた方が、より一層効果が上がるし、利活用もしていただけるのではないか、このように思っております。
 御意見十分尊重いたしまして、施策に反映させていただきたいと、このように思う次第でございます。
 次に、地方交付税と合併特例債について申し上げます。
 新市財政計画では、歳入歳出の各項目を過去の砺波市と庄川町の実績や、今度提案しております平成15年度の決算等に基づきまして積算をいたしております。そして、健全な財政運営を基本として、10年間の計画を立てたわけでございます。10年間計画を立てましたが、新聞紙上、いろいろ議論されております経済財政運営、構造改革に関する基本2004、具体的には三位一体でありますが、この実現に向かって補助金等の削減はさらに強化されるのではないか。削減されてもいいんですけれども、税源移譲、明確ではないというのが現実でございます。したがいまして、このことがどう影響するのか。十分考えていかないと、難しい問題も発生するのではないか、このように実は思っておるわけでございます。
 それから、地方交付税制度につきましても、議員の御心配の点についてはよくわかります。財源保障と財源調整の2つの機能を持っておるわけですが、引き続き、両機能を国が本当に認識しているのかどうか。ぜひ従来の交付金制度の基本理念は守っていただきたい。ただし、頭から6%、今度も6%、そのことが本当にいいのかどうか。しかも、これまで、例えば地総債を使った場合には、その半分は元金も利子も見てやるという約束があるんですが、どこへ消えていったのかね。どうも国はうそつきみたいな気がしてならないわけですから、あんまり信じられませんが、ぜひそういうことを堅持してほしい。確かにその上には構造改革2004という、そういうものを閣議決定していますので、それでいくんでしょうけれども、前の約束がどうなったのか。いささか私どもとしては理解に苦しむところでございますので、市長会等でもこのことについて問題視をしておるわけですが、どうも十分な手当てをしていただけないのではないか、このように思っております。
 なお、今度の新市建設計画につきましては、県を通じて総務省に行っておるわけですね。それが全部コピーで流れまして、交付税課、あるいは地方債課、それぞれ全部、調整課を含めて出回っておりますので、理解をしていただいておると思いますが、どう動くかによっていろいろございますので、今、前田議員心配の点は多分に私も心配しております。そこで、特例債も地方債です。特別扱いのそこだけ赤いお金が回るわけではございません。同じ地方債です。ただ、理論としては、財源にもプラスしてやるよという、そういう特例法上の措置がございますけれども、いずれにしても借金でございますので、このことを十分念頭に置いて慎重にやらないといけないと、このように思っております。おっしゃるとおり、その点を認識をしていきたいと、こう思っております。
 おかげさまで、合併を目前にして、先日、平成15年度の一般会計の決算を認定してもらうことで提案しておりますが、良好な繰越金が出ております。このことは、平成16年度、そして新市スタートの予算にも影響いたします。そんなことから、厳しい折でございますけれども、余裕を持った財源として理解をしていただけるのではないか。恐らく決算認定をしていただけると思いますが、そのような繰越金を出したことで、ほっといたしておるわけでございます。議員各位の皆さんの今後の御協力をいただきたいと、このように思っております。
 平成16年度は、10月31日で切ります。その後は暫定予算でいきます。暫定予算も前もって決めておりましたことで、新しいものは一切入れません。暫定予算でございます。必要なものだけ予算化をして、そして11月以降の専決でもって処理をして、あと執行してまいります。そのことについては、特例事項で皆さん方議会で議決をしていただいて、執行するということになります。したがいまして、平成15年度の繰越というのは随分有利な財源になるわけです。そのことを含めて、そのあと、平成16年度の終わりの方の本予算を組むことになると思いますが、その点でまた御協力したいと思います。御指摘のありましたことにつきまして、十分配慮しながら執行してまいりたい。そのことをお約束を申し上げて、答弁といたします。
 あとの質問につきましては、助役、民生部長からお答えをいたします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 前田議員御質問のうち、環境に配慮した清掃業務について、5点ほど御指摘がございました。お答え申し上げます。
 現在、市が委託をしております清掃業者は3社でございます。それぞれ洗剤を使用しております。いずれもアルカリ洗剤で、無リンのものであり、防腐剤、除菌剤は含まれていないことを確認をいたしております。
 そこで、その成分を確認いたしましたところ、エタノール、非イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、それから脂肪酸、金属イオン封鎖剤、染料、香料、水等でございます。御指摘のとおりに、洗浄剤の容器に成分の表示はありません。学校施設の清掃に関しては、製品安全データシートの提出を求めて、その洗剤成分の確認を行っております。議員御提案の業務用洗剤容器の内容成分表示につきましては、確かに必要なことだと存じております。これは砺波市だけの固有の問題ではなくて、これは全国的な問題でありますので、今後、提起をしてまいりたいというふうに存じております。
 また、清掃業務により発生した廃液は、布やモップでふき取り、そして下水道へ排出しておるのが現状でございます。これは産業廃棄物として分類されるべきものでないかというふうに存じております。これからはそういうふうに指導してまいりたいというふうに思っております。
 それから、分解性の高い洗浄剤への切りかえにつきましては、市販の製品であるのか、あるいは清掃の効果があるのかどうかということが今のところまだわかっておりませんけれども、切りかえが今の時点で可能であるかどうか。これは課題として次の契約時にそのあたりを研究して取り組んでみたいというふうに思っております。
 それから、洗剤の対策推進方針を確立すればどうかという御提言であります。当市の環境基本計画では、きれいな川、水辺の自然を守り育てるまちづくりを掲げておるということでございます。その中で農薬や合成洗剤使用量を削減して、地域ぐるみで河川美化を推進することを目指しておりますので、議員御提案の洗剤対策の推進を目指した手法について検討してまいりたいと考えております。
 今後の清掃業務委託で環境面、健康面に配慮した洗剤の使用を仕様書に明記いたしまして、契約の際には、使用する洗剤のデータをチェックして、その対応策を検討してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 前田議員の地域福祉のパワーアップについてのうち、民生委員、児童委員の人数や任期などの実態、それから活動内容についてお答えいたします。
 民生委員、児童委員は市町村の民生委員推薦会を経まして、都道府県知事が推薦し、厚生労働大臣が委嘱することになっております。委嘱期間は3年間でございまして、今年11月末が現委員の任期となり、新委員の推薦について、現在、手続中でございます。
 民生委員、児童委員の1人当たりの活動日数は、昨年度では平均110日となっております。民生委員、児童委員への相談支援件数は平成9年度が2,221件、委員1人当たり28.8件、平成12年度は1,780件、委員1人当たり23.1件、平成15年度が1,571件、委員1人当たり20.4件と、やや減少ぎみに推移しております。これは介護保険の導入に伴いまして、要援護高齢者の相談がケアマネジャーの方に移っていることによるものでございます。高齢化はもちろん、核家族化や地域連帯感が薄くなってきておりますので、民生委員の仕事はいわば福祉のデパートのようになってきております。介護以外のその他の相談件数ですが、支援件数とも増加傾向にございます。
 市内の民生委員、児童委員の定数は、区域を担当する民生委員、児童委員72名、主任児童委員が5名の合計77名となっております。区域を担当する民生委員、児童委員の配置基準でございますが、10万人未満の市では120世帯から280世帯まで。砺波市の現在の定数の平均担当世帯は168世帯でありますので、世帯数が増加しているとは言いますけれども、基準内であるということで、定数増とはならないものであります。
 ただし、近年、児童問題がいろんな面でクローズアップされておりますことから、主任児童委員は現在5名でございますが、次は10名に増える予定になっております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 以上で通告による質問並びに質疑は終わりました。
 ほかに質疑はありませんか。
  〔「なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 質疑なしと認めます。
 これをもって、市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたします。

◯議長(松本君) ただいま議題となっております議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件及び報告第11号 専決処分の承認を求めることについては、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会並びに決算審査特別委員会に付託いたします。

◯議長(松本君) 次に、日程第2 政府米の買い入れと、備蓄を充実させる意見書提出を求める請願外3件については、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。

◯議長(松本君) これをもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月16日から9月23日までの8日間は、委員会審査等のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、明9月16日から9月23日までの8日間は、休会することに決定いたしました。
 なお、次回の本会議は、9月24日午後2時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 2時52分 閉議



平成16年9月定例会(第2号) 議事日程・名簿

     平成16年9月砺波市議会定例会会議録(第2号)

1.議事日程
  第1 決算審査特別委員会の設置について
  第2 市政一般に対する質問、並びに議案第50号から議案第72号まで、平成
     16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第
     11号 専決処分の承認を求めることについて
     (代表質問、一般質問)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    9月14日  午前10時00分  開議
    9月14日  午後 2時55分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 社会福祉              商工観光
 課  長 老 松 邦 雄 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

 1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成16年9月定例会(第2号) 本文

1.会議の経過
 午前10時00分 開議

◯議長(松本君) これより本日の会議を開き、直ちに日程に入ります。

◯議長(松本君) 日程第1 決算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。
 お諮りをいたします。平成15年度に属する砺波市各会計の決算を審査をするため、10名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、10名の委員をもって構成する決算審査特別委員会を設置することに決しました。
 続いて、委員の選任についてお諮りいたします。
 ただいま設置することに決定されました決算審査特別委員会委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、指名いたしたいと思います。
 決算審査特別委員会委員に
  1番 瘧 師 富士夫 君
  3番 福 島 洋 一 君
  5番 井 上 五三男 君
  7番 飯 田 修 平 君
  9番 柴 田   智 君
 11番 江 守 俊 光 君
 13番 石 田 隆 紀 君
 15番 村 中 昭 二 君
 17番 山 岸 銀 七 君
 19番 前 田 喜代志 君
 以上、10名を指名いたしたいと思います。これに御異議ござませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました10名の諸君が決算審査特別委員会委員に選任されました。

◯議長(松本君) 日程第2 市政一般に対する質問並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 これより、市政全般対する代表質問並びに提出議案に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 18番 宮木文夫君。
  〔18番 宮木文夫君 登壇〕

◯18番(宮木君) お許しを得ましたので、私は自由民主党砺波市議会議員会を代表いたしまして、本定例会に上程されました議案と当面する諸問題4点についてお伺いをいたします。
 まず第1点は、歴史と伝統のある砺波市50年余の回顧について、安念市長にお伺いをいたします。
 本年4月、砺波市制発足50周年式典が文化会館で大勢の市民参加の中、開催されました。また、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を目指し、11月1日に庄川町と砺波市が合併することが現実となりました。あと数えること48日となりました。
 砺波市制50年と7カ月の歴史に一応のピリオドが打たれます。その間、初代市長五島円右衛門氏を初め、時の市議会議員の方々、多くの市民の方々の砺波市勢発展と活性化、市民生活向上と安定のため、日夜努力の歴史であったと推測をいたします。
 我が砺波市の議会を振り返ってみても、あるときは激論を交わし、汗と涙の結晶であり、また、あるときは感動と歓喜の歴史であったと思います。長く砺波市の歴史を育んでいただいた先人の方々に深甚なる感謝を申し上げます。
 ここで、安念市長にお伺いをいたします。
 あなたも砺波市制発足当時から市の職員を歴任され、砺波市制最後の市長として市政を担当されました。砺波市制50年の思い出、回顧をお聞かせ願いたいと思います。
 第2点のお伺いは、新生砺波市政の執行者、新市長についてお伺いをいたします。
 今、砺波市民と庄川町民の間に少しの不安と大きな望み、期待を背負って11月1日に合併の運びとなり、あと50日を切りました。新生砺波市の誕生が間近になってきました。これまでの道のりでは、県で推進してきた合併プランは、砺波広域圏1市5町4村でありました。それに対して、安念市政は市民の声に耳を傾け、我々市議会とともに十分議論の上、1市1町、砺波市と庄川町を選択、勇断されました。我々議会も心から賛辞をお送りいたします。
 さて、あと48日で新生砺波市の誕生であります。条例では首長、即ち市長の選挙は合併発足50日以内に行うこととなっております。安念市政の誕生は平成10年1月から担当され、その間「ダイナミック砺波」を旗印に数多くの行政手腕を発揮されました。固定資産税の見直し、水道料金の定額化、下水道マップの見直し、市長への手紙、砺波総合病院の改修、ミニ体育館の新設、未就学児の医療費の無料化等々、数え上げると枚挙にいとまがありません。某紙の全国住みよさランキング上位をキープされ、市民の皆さんも安念市政を高く評価し期待をしております。
 いよいよ新生砺波市の誕生であります。新市長の誕生であります。安念市長には市政担当6年10カ月の経験と手腕があります。市民の多くは引き続き新生砺波市政の執行者、かじ取りを望む声が大であります。安念市長、今こそ勇気と決断を持って新生砺波市長選に臨まれることと思います。安念市長の決意のほどをお聞かせ願いたいと思います。
 第3点目は、引き続き新市政を担当していただくものとして、新生砺波市の展望とビジョンについてお伺いをいたします。
 新生砺波市の人口4万9,200人余り、5万人都市となる日もそう遠くはないと思います。安念市長が常々提唱されました市民の皆さんに目の届く政治、市民の皆さんに光が届く政治、そして小回りのできる政治が5万人都市像と、私たちも同感の思いであります。「花香り、水清く、風さわやかなまち 砺波」をまちづくり理念とし、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を築くため、市民の皆さんとともに努力したいと、提案理由の説明にも言われました。新生砺波市の永遠の繁栄と栄光のために、多くの諸問題も山積していることと思います。
 日本政府は、経済財政運営と構造改革の早期取り組みを進めたいと言っている中、「三位一体」改革のもと、地方政治は財源的にも不況に立たされると思います。その中において、新生砺波の財政対策、福祉政策、教育課題、環境問題、農工商業の取り組み、サービス業の拡大等々、骨格的なビジョンプランをお聞かせ願いたいと思います。
 第4点目は、働く場の確保について提案とお伺いをいたします。
 新生砺波市5万市民の暮らしと生活安定のため欠くことのできないのが、働く場をもっと確保することだと思います。砺波市は住みたいまちだ、住みよいまちだと、人々が寄り集まってくるようなまちづくりが理想であり、望ましいと思います。
 そのため、歴代市長は努力し汗をかき、第1工業団地から第4工業団地へと推移してきたところであります。その結果、工業生産出荷指数も年々上昇してきております。しかし、これで満足とはだれも思っていません。幸い我が国経済もようやく国内民間需要が伸びてきていると言われております。景気回復が続くと見込まれているところでございます。
 我が自民党砺波市連合支部における本年度の活動方針の中に、工業用水の確保と新規工業団地の開発と推進を最重点事項として取り上げています。今こそ第5工業団地の確保であります。庄川と散居に広がる新生砺波市であります。母なる川庄川があります。きれいな水が流れ、散居の里には多くの美田があり、豊富な水をたたえております。市長の提案説明にもありましたように、地下水の涵養対策であります。そのきれいな水を生かし活用すべきと提案をいたします。
 富山県では地下水のくみ上げ制限もありますが、上田、米原両県議会議員を交えて、県にも根気強く何度も何度も交渉し、その改善を図るべきと思います。
 もう1つの方策は、庄東丘陵地の開発であります。広大な土地があります。観光的開発もよし、工場誘致もよし、休養地的な利用もよし、何か利用活用すべきと思います。
 今や地域間競争時代と言われて長く歳月がたちました。市民一人ひとりが工場誘致のセールスマンであり、もちろん市当局の職員一人ひとりがセールス的自覚を持たなければなりません。市民一丸となって働く場を確保し、豊かな住みたい新生砺波市を育んでいこうではありませんか。安念市長の新生砺波市の執行者としての展望とビジョンをお聞かせ願います。
 長く続いた砺波市議会先輩議員多くの方々に心から感謝を込め、私の代表質問を終わります。ありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 宮木議員の自民会を代表しての御質問にお答えをいたします。
 御質問の中には私への評価もいただきました。議員各位、市民の方々の御協力によりまして、市長という重責を担わせていただいているものと、このように思い深く感謝を申し上げたいと思います。
 初めに、砺波市のこれまでの50年を振り返って、回想についてお尋ねでございます。
 現在、砺波市は昭和27年4月に1町5村により第1次合併を行い、その後、数次にわたりましての合併がございまして、今日の市域となったところでございます。
 市制施行が昭和29年4月で、今年でちょうど50年を迎える節目の年となりました。第2次、第3次の合併について、私も思い起こすわけでございますが、当時の議会の皆さん、市の担当の皆さんあるいは課長の皆さんまでも、それぞれ御苦労された思いがございます。
 現在、砺波市は昭和32年9月に若林村が分村して合併をされました。そのことも随分厳しい合併であったように思う次第でございます。しかしながら、砺波市へ編入したいという住民の希望を受け入れまして、温かく迎え入れたわけでございます。そして全体で人口が3万7,000人ちょっとございました。その後、昭和48年には経済の活性化等がございました。そんな関係もあったと思いますが、若者たちが東京、大阪へどんどん出てまいりまして、3万4,000人まで減少したところでございます。その後増加に転じまして、平成9年にはおかげさまで4万人を突破することになり、今日4万2,000人を数える元気な砺波市になったと、このように私は思っております。その間、社会基盤の整備や市民福祉の充実、教育文化の振興、産業経済の発展、代々の市長や代々の議会の各位の皆さん、そして先人の皆さん方の御努力によってこのように躍進をしたと、このようにまず回顧をいたしておるところでございます。
 特に、私がいろいろ担当してまいりました業務が印象的に残るわけでございまして、このことについて回顧の一端を申し上げたいと思います。
 昭和37年からのいわゆる農業基本法が出て、農業改善事業にいち早く県内で取り組みました。農村基盤整備を全域的にその後進めたわけでございます。その後、北陸自動車道、砺波インターの開通でございますが、私はこの線引きの作業にも加わったわけでございます。その後、国道156号あるいは国道359号を初めとして、道路網を議会の皆さんと一緒になって整備をしたことが思い出されるわけでございます。
 なお、工業等の振興等につきましては、まず、太田工業団地、私も酒を担いで1軒1軒農地の買収に当たった覚えがございますが、その後、2次、3次、4次と団地形成をして、おかげさまで全部売れたわけでございます。その面では大変幸せであったと思います。
 なお一方、市街地につきましては、区画整理事業が昭和40年代から始めれました。なかなか大変でした。それぞれ土地の権利の問題もございます。いろいろ相続の問題もございます。隣同士の関係もございました。随分苦労いたしました。おかげさまでそのような区画整理が進むことによって、付近の皆さんもいいもんだと、いい町になったということで、多くの皆さんがこの事業に参画をしていただいて、町の広がりが、実はできたわけでございます。その後、下水道事業でございましたり、あるいは上水道の拡張も実はあったわけです。第7次拡張計画というのは大々的に大きい計画でございましたが、これらを成し遂げてきたわけでございます。
 区画整理が進むと同時に大型店舗等が、こんな4万人の都市でありますけれども、幾つも進出してきたわけでございます。そんなこともございまして、にぎやかになったとこのように思っております。その裏には環境整備がございました。広域圏事業ではございましたが、ほとんどが砺波市が負担をするという形での大型ごみ処理施設もつくりました。その後、ダイオキシン対策でさらにまた投資をしたということでございます。そんなことなどで環境整備も、その裏に皆さんの御協力によってでき上がったと、このように思っております。
 なお、医療福祉の面では砺波圏域内の中核病院としての市立砺波総合病院がございます。数次にわたります増改築がございましたが、今回おかげさまで議会の皆さんの御協力によりまして、全面的な増改築ができて、中核病院になったということを誇りに思っております。
 なお、この間、大きい問題として学校統廃合がございました。裁判沙汰にもなりました。私も裁判所へ何度か出てまいりました。ただし、そのこともお互いに理解をしていただいて、義務教育施設の建設がそれぞれでき上がったことを思っておるところでございます。これらを踏まえて皆さんの御協力によりまして、先ほどもお話の中にございましたが、全国住みよさランキングで高い評価をいただいておるということでございます。これもひとえに皆様方の御協力と深く感謝を申し上げて回顧といたしたいと、このように思っております。
 さて、今私たちを取り巻く社会はそんな甘いものではございません。国際化が進んでおります。情報化も進んでまいりました。そして何よりも少子高齢化という時代を迎えておるわけでございます。21世紀は地方自治法がその姿を変えるという時代ではなかろうかということで、合併特例法が出たわけでございます。その潮流の中で議会と市民の皆さんの御協力をいただいいて、お話にもございましたように、庄川町との合併を目の前にしたわけでございます。このことにつきましては、本当に皆さん方随分議論された、そのことを深く感じておるわけでございます。
 なおまた、この50年の間に財政的にも随分苦しい時代がございました。再建団体になろうという一歩手前でございました。そのときに私に当時の市長が、「お前財政を担当しろ」と、借金をする仕事を毎日やっておりました。何とか御協力をいただいて乗り切ることができたことを、今回想の一端として思う次第でございます。
 いずれにしましても、このことも市民の皆さんの御協力があったからだと、このように思っておる次第でございます。これからはそのような苦労のあったことを回顧しながら、さらに希望を持って歩んでまいりたいと、このように思っておる次第でございます。
 以上、回顧の一端を申し上げた次第でございます。
 次に、新市の展望、課題について申し上げます。
 本来ならば、新市長が申し上げる事柄だろうと、このように思います。新市建設計画づくりにかかわってまいりました立場から申し述べてみたいと、このように思います。
 今日、我が国では、これまでの制度や枠組みにとらわれないで、新しいあり方が問われております。この背景には先ほども申しましたように、少子高齢化や国際化の進展、あるいは男女共同参画社会の推進、それから地球環境の保全等の対応が言われております。また、国民の価値観やライフスタイル等の多様化、高度情報化の進展等がございます。また、産業構造の変革や分権型社会づくりのための地方行政の改革も、実は言われておるわけでございます。これは地方の潮流として市民生活に大きな影響を及ぼし、今後ますますこの度合いを深めることが予想されることから、先見性をもって対処することが必要であろうと、このように思っておるところでございます。
 こうした状況を踏まえまして、自治体を取り巻く状況はさまざまな課題を背負い、中央集権型行政機構から地方分権型の行政機構へ、また官民一体となったパートナーシップのまちづくりの構想を目指していくものだと、このように思っております。いわゆる連携によります人づくり、まちづくりを展望して政策づくりをしなければならないと、このように思います。
 そこで、新市のまちづくりの課題を整理してまいりますと、合併協議会でも先ほど申しましたような展望に立って協議されてまいりました。まず、健康福祉面では心身の健康づくりがございます。それから長寿社会を迎えましたので、高齢者保健福祉の充実をしていかなければならない。また障害者の自立を支援する福祉でなければならない。なおまた、少子化に対応する子育て環境、そしてこれらをみんなで支える福祉活動が必要だと、このように思って、第1の柱は健康と福祉に焦点を合わせたわけでございます。
 第2の柱は、教育、文化、スポーツであります。何よりも学校教育の充実であります。そしてさらには生涯学習を推進する、そういう行政でなければならないと思っております。そして心と体を育むスポーツの振興、そして伝統文化やいわゆる芸術活動の振興も合わせて行わなければならないと思います。なおまた、近ごろ特に言われております青少年の健全育成、そのためには家庭の教育力の充実を訴えていく必要があると、このように思っております。さらには、国内外との多様な交流を推進するということで、第2の柱は一貫して教育を柱としたわけでございます。
 次に、生活環境都市基盤では、おかげさまですばらしい庄川町と合併することになりました。清流庄川を抱えております。そして砺波全体が有名な散居村でございます。この景観保持を生活環境では進めなければならないと、このように思っております。そのためには、さらに循環型社会の形成を訴えていくということも必要でしょう。そして中心市街地を軸とした基盤整備もさらに行う必要があると思います。
 なお、その上には、さらに通信基盤等々が情報化を活用した、そういう基盤づくりも必要だろうと、このように思っておるところでございます。いずれにしても、皆さんが住む住環境、そして安心して暮らせるこの地域、その構築のために柱立てをしたわけでございます。
 次に、農林、商工観光、労働分野におきましては、この基盤となります従来から進めてまいりました農業づくりを、さらにさらに展開をする。米が安くなりました。放棄田も出ます。それではこの郷土が守られません。ついては農業振興によるベースづくりをしなければいかん。特徴ある花であったり、あるいは特に砺波市の場合は、球根産地でございますが、こういう花卉のブランド化、園芸化、そして主要作物の増進ということを、この際考える必要があろうと思います。
 次は、にぎわいのある商工業の振興であります。
 なおまた、伝統産業等、特に庄川町等についてはすばらしい伝統産業があるわけですから、これらを育成し、そして発展に結びつける、そういう施策も必要だろうと思います。したがいまして、自然、文化、食をそれぞれいざなう魅力ある観光のまちとしていきたいと、こう思っておるところでございます。
 次に、先ほども若干述べられておりましたが、雇用環境の整備をするために、工業立地等を進めることが必要だろうと、そのような意味で企業誘致の推進を図っていこうと、このように思っておりますし、なおまた、地産という時代を迎えました。そのことも大事にして柱立てをしていきたいと、こう思っておるところでございます。
 いずれにしましても、これらを進めるためには、提案でもございましたように、皆さんで協働でやる、いわゆる住民と行政が協働してやる、そういうまちづくり体制をする必要があろうと思います。ついては、これらを推し進める財政という問題もございます。この財政の健全化を図りながら、皆さんに対する経費負担を軽減して、財政の硬直化を招かないための施策を行ってこそ、初めて今申し上げましたそれぞれの施策が成り立つものと、このように思っております。ついては、この裏には行政改革等厳しくやらなければいけないのではないかと、このように考えておるところでございます。
 いずれにしても、課題は多くございます。今その一端を申し上げたわけですが、さらに議会の皆さんからいろいろ御提案があろうかと思いますけれども、それらを含めまして、多くの市民とも議論をいたしまして、進めたいと思います。
 いずれにしましても、私はこの砺波、庄川にはすばらしい人材と資源があると、このように思っておりますので、これらを活用し、皆さん方のお力をかりて、この新市を形成すべきだと、このように理解をいたしております。そのことが今申されましたように、「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」と、このように将来像を掲げたわけでございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 いずれにしましても、新市誕生まで私自身も最善を尽くしてまいりたいと、そのように思っておりますので、御支援、御協力をお願い申し上げたいと、このように存じております。
 次に、企業誘致について申し上げます。
 当市では、就労の場の確保と税収の拡大を進める上で、これまで先ほども若干申し上げましたが、太田の工業団地を初めといたしまして、以来、4次、東般若第4工業団地を造成して、おかげさまで完売をさせていただいて、どこかの市のように団地が売れなくて、財政が苦しむということはございません。幸い皆さんの御協力によりまして、そういう不良債権がないということだけ御理解をいただきたいと思います。
 こうした取り組みの中で、おかげさまで製造品目が、20年前と比べますと、物価高もございますが、約4倍になっております。県内第4位になる工業進出、そのような意味では顕著であると、このように思っております。この20年前はもう9市のうち、本当に少なかったのですが、今おかげさまで県内第4位になったということでございます。
 ただし、市内の工業における従業者数につきましては低位でございます。これもおっしゃるとおり企業誘致を進めることによって雇用の安定を図るということが何より大切だと、このように思っております。
 工業出荷額だけは大きいのですけれども、市内の従業員数につきましては、少ないというそういう逆現象がきております。その意味では市内の皆さんが働いて、市内の皆さんが所得を得て、そのことが財政安定につながるということでございますので、ぜひそのことを考えていきたいなと、こう思っております。
 先般、工業高校に問い合わせました。就職率100%であります。市内の企業からぜひ新採をほしいんだという要望もございまして、お願いする立場ではございませんが、そっとお願いをしておきました。どうにか何十人か市内に張りつきましたが、子供たちの志向がどうも地元志向でないんです。みんな都会へ行きたいという志向があるようです。親元を離れて出て行きたいという志向があって、なかなかとめられないというのが現状のようでございます。その意味では、青少年時代から砺波はいいところだということを教えなければいかんのではないかと、先生方にもそのことを申し上げて、パンフレットも送っておきましたが、そのような対策もこれから必要ではないかと、こんなことを思っておるところでございます。
 それから、いわゆる工場誘致等につきましては、おかげさまでまだ貫通はしておりませんけれども、東海北陸自動車道が目の前に貫通をみております。なおまた砺波平野というすばらしい環境もございます。したがいまして、いわゆる公害のないそういう企業等につきまして、全面的にお願いをしていくという、そういう姿が大事だろうと、このように思っております。
 なおまた、水の話も出てまいりました。県の基準につきましては、1つの井戸について2,000トンという抑制を実はしております。抑制される気持ちはわかります。確かに地下水は有限であります。ついては、地球全体を守る、この地域を守るという意味では、この地下水の保全というものも大切だろうと思います。しかしながら、従来ありました企業等についてはもっと取っておるわけですから、ぜひそのことも緩和していただきたいというのは、私の気持ちでございます。
 いずれにしても、県の規制があることは宮木議員も承知のことだと思いますが、なかなかこの殻を破れないのが現状でございます。しかしながら、これに対応してこのたび湧水地をつくりまして、そして涵養をするという施策をしたわけでございます。これからも先ほど私が提案いたしましたように、地下水を涵養をするという立場に立って、この地下水を取らせていただくという方向転換をしなければいけないんではないかと、私たちはそのように思っておりますので、その節はまたよろしくお願いいたしたいと、このように思っております。
 次に、庄東丘陵地の開発等につきましては、国道359号東バイパスが着々進んでおりますが、いわゆる庄東地域の開通が平成19年と予定されております。このような恵まれたアクセスがございますので、私は脚光を浴びるものと、このように思っております。つきましては、適地がございましたら、御指導をいただければありがたいと思います。
 なお、第5工業団地の問題もございましたが、前の議会でも申し上げましたように、今手だてはしております。地主の皆さんにも理解をいただいておりますし、地元の皆さんにも了解をいただいておりますので、即この造成をするということになりましたら、そのような手だてをしてまいりたいと、このように計画をしておることを申し上げておきたいと思います。
 なお、中山間地についても企業の進出があればということでございます。私は確かに先般フランスへ行きましたときに、中山間地を利用される企業団地がございました。その意味では理想の企業団地ができるように思います。ただし、庄東の中山間地というのは、私は砺波市にとって大事な宝庫だと思う。緑をとってみてもすばらしい緑があります。何よりも私は団地形成というよりも、これを林業活動であろうと、いろんなアクセス道路であろうとつくりまして、守るということがまず原則であるのではないか。ただし、静かなところで本当に高密度な企業等があるとすれば、私はそれは地元の皆さんと協力して配置をすることを考えますけれども、基本的にはこの庄東丘陵地帯というのはすばらしい環境にあると思いますので、まず、何よりも保存をすると、その上に立ってアクセス道路等をつくっていきます。これからもつくりたいと思いますが、そこでいい地域があるとするならば、私はそのような気持ちを持って対処するということであります。
 もう1つ嫌なことは、嫌とは言いませんけれども、和田川水源が実はあるわけであります。これにつきましては、少しネックになると思う。水源ですから立派なんですが、この水源とのつながりが出てまいりますので、いろいろ問題点があると思います。そのこともひとつ考えて、あの重要な緑の宝庫を大事にするというような考え方があると思います。
 かえって別の意味で、いわゆる皆さんが森林浴をしたり、レクリエーションをしたり、そういう意味での開発というのがあってもいいのではないだろうかと、私はそんなことを思っておりますので、これから皆さんとともに道路等の整備をしながら、知恵を絞ってまいりたいと、このように思うわけでございます。いずれにしましても、企業誘致につきましては、継続的でかつ根気よく進めることが必要だろうと、このように思っております。
 新市組織の中で庄川町との話し合いの中には、新しくこの担当部署、窓口を設けることにいたしております。まだ決定ではございませんが、そのような話し合いをしております。しかし、それはそれとして、職員一人ひとりが砺波市のPR塔として頑張ること、また、議会の皆さんにもこのすばらしい地域を宣伝してもらうこと、そのことが何より大切ではないかと、このように思いまして、お願いをするところでございます。
 さて、末尾になりましたが、御質問の2番目にありました私の身の振り方についてでございます。宮木議員からは、新しい砺波市の市政運営について期待を込めてお尋ねでございます。ありがたい気持ちでいっぱいでございます。
 今、地方自治の流れは、先ほども申し上げましたように、地方分権であります。そして住民自治を目指すものであると、このように私は考えております。この11月の庄川町と合併することによりまして、さらに自治能力を高めること、行財政基盤の強化と同時に効率化を図ることを議論してまいりました。庄川町民も含めた市民と協働による新しい砺波市のまちづくりを進めなければならないと、先ほども新市の展望等の課題の中で申し上げましたが、そのように思っておるところでございます。
 ついては、新砺波市の建設方針でございます新市まちづくり計画を実行しなければならないと思います。先ほどは若干申し上げましたが、本当に進めるという、そういう体制が必要だろうと、このように思っております。
 私は、常々市民の目線で市民が主役の政治を進める、そして公正で清潔な市政、市民参画の市政、地方分権の推進を掲げて、今日市政の運営をしてきたつもりでございます。この政治生命は、今後とも変わることはございません。ただし、市民の評価はいろいろとあると、このように存じておる次第でございます。
 今、市議会の自民会の代表質問という形で市民の皆さんの思いも含めながら期待を込めて、新市市長選挙への決意を尋ねていただきました。この発言を重く受けとめておきたいと、このように存じております。しかし、市民の信頼と協力が何より大切なことでございます。ぜひこのことについて応援がなければ出馬することはできないと、このように思っております。
 先日、先輩から、お前は大分丸くなったな、しかしまだ頭が高いぞ。それも一つの特徴かな。庄川とうまくやれや、今、君は合併の土壌をつくって種をまいた。せめて双葉になって青々するぐらいまで汗をかけやと、叱責を受けながら支援をいただきました。
 私は、後援者からも決意の催促をいろいろ受けておりますが、今後援会では集約中ということでございます。本日の宮木議員の発言を受けて、浅学の身でありますけれども、御支援をいただければ命をかけて市民奉仕に尽力してまいりたいと、このように存じております。何とぞ議員各位並びに市民各位の御支援を賜りますようお願いを申し上げて、宮木議員の自民会を代表しての質問にお答えいたします。ありがとうございました。

◯議長(松本君) これより市政一般に対する質問並びにただいま議題となっております案件に対する質疑を行います。
 通告により発言を許します。
 9番 柴田 智君。
  〔9番 柴田 智君 登壇〕

◯9番(柴田君) お許しをいただきましたので、私は通告に従い、市政一般に対する質問と要望をさせていただきます。
 平成の合併は国の施策として地方分権を唱え、住民が自ら地域の将来を考え、自分の子や孫のために何をすべきかという視点で考える自己決定、自己責任で自分たちのふるさとを守っていく「地方の時代」を提唱しています。私は多くの研修に臨み、初めは砺波広域圏を視野に入れた10万人都市を目指したときもありましたが、最終的には住民の皆様方の小さくてもよい、お互いが合併してよかったと思える合併を推進してきました。
 安念市長は、17地区へ熱意を持って市民の皆様と意思の把握に当たられました。その結果、歴史に残る合併という大事業を協議していくことから、幅広い視点で議論を展開する必要のため、両市町より議会議員、学識経験者、各界の代表者と住民に開かれた会議の場として、平成15年4月1日に法定合併協議会を設立し、平成16年4月2日合併協定調印式、6月18日県議会で合併関連議案決議、7月1日には総務省公示、合併効力発生、8月16日には第16回合併協議会では新砺波市市章が、両市町民の3,000件のアンケートにより、イラストレーター斉藤勉氏のデザインが採用されたところであります。
 合併協議会の報告では、現在まで条例整備進捗状況として条例174、進捗率100%、事務事業調整項目2,155、第17回で残りの調整で終了と聞いております。地域のコミュニティー活動としての振興会、公民館行事、各種協議会等、両市町の住民の手で新しく組織され、受け継がれていくことを確認したところであります。
 さて、砺波市・庄川町合併協議会から提出されました新市まちづくり計画、新市建設計画における合併特例債事業等について、平成16年から平成26年まで10年間を見据え、どのような手法をもって地域の発展と住民福祉の向上を図られるのかお伺いいたします。
 安念市長には、新市誕生、そして引き続き手腕を発揮していただけることと、私は思っております。本来は、新市砺波市長としてお答えいただきたいのでありますが、合併を控えたタイミングもありますので、これまでの4万2,000人の砺波市政をリードしてこられました市長としての抱負、理念を差し支えなければ範囲内でお聞かせ願いたいと思います。
 次に、これからの企業誘致の取り組みにつきましては、先日坂城テクノセンター、亀山市のサンヨー電気工場誘致状況等を研修してまいりました。各訪問先では行政と県がスクラムを組んで、時には市長と県知事が隠密の状態で企業に出向き、誘致にこぎつけた事例も聞いてまいりまいた。サンヨー電気亀山工場誘致には多額の金額が投資されたと聞いておりますが、関連企業を誘致することで投資額の回収ができるとのことでありました。
 現在、市内には4工場団地に22社が立地稼働しておりますが、産業の構造が変化したときには工場がついていけないときなど、行政としての指導、対応策などできていると思っております。さらに砺波市を中心に、高岡オフィスパーク、小矢部市フロンティアパーク、南砺地域を中心とする企業間格差競争の中で、県を巻き込んでの企業誘致合戦が今後とも大変進むように思っております。行政は住民を巻き込み、行政の元気のあるときこそ環境を重視しながら、現工業団地拡大に手を打つべきかと思っております。
 企業誘致の見直しにつきましては、今日的不況のあおりで、市内では不幸にも閉店や倒産を余儀なくされた地所が数多く見受けられます。買いたいが後の固定資産税等を考えたら、なかなか手が出ない状況と聞いております。現在の固定資産税率を変えることができませんので、せめて固定資産額の半額という減免措置を足腰が強くなるまでの3年から5年間をめどに緩和することができないかお伺いいたします。
 次に、3年後予想される団塊の世代の元気な退職者が、平成19年から毎年750人、その後、6年間で4,300人が年金受給までの間、生活支援の立場からも個人個人の技術、巧みを生かした作業所的な職場が必要となってきます。この現象は全国的規模のために、第3次産業等を考慮した企業誘致が必要となってきますので、行政としてのお考えをお伺いいたします。
 次に、市内における2人から50人規模の中小企業やハイテクミニ企業団地への育成、業績向上への指導について、行政としてどのような取り組みをなされているのか、企業の技術がありながら営業力が弱い2人から3人の企業について、行政としてどのような指導をなされているのかお尋ねいたします。
 次に、農業への取り組みについて、9月7日夜、台風18号は8月30日夜に最接近しました台風16号とほぼ同じコースをたどり、「ここ数年で最も風が強い台風」として、富山市では最大瞬間風速42.7メートルを記録するなど、台風の被害は北海道、近畿、中四国を中心に死者32人、行方不明14人、負傷者数は900人を超え、8日午後3時には宗谷海峡付近で温帯低気圧に変わりました。
 市内の被害としては、水田の2,700ヘクタールの3%の80~100ヘクタールの稲が倒れ、大豆では761ヘクタールにフェーン現象によるはだずれが7割に起き、光合成に問題が出てきそうであり、現在さやは半分ほどになっておりますし、粒が小さいのではないかと心配されております。サトイモ、リンゴを初めとする果実の落果被害はどれだけであったか、今後の対策としてお尋ねいたします。
 次に、砺波市の特産物対策について、特にチューリップ、サトイモ、白ネギ、千石豆等生産者は年々高齢化し、体力の限界を理由にやめざるを得ない状況と、猫の目のように変わる農業方針の中で、後継者を育てていくことができないのが今日の状況であります。このようなときこそ農業公社が支援に当たるべきと思っております。高齢化対策についてお伺いいたします。
 次に、集団営農組織につきましては、17地区それぞれ中核営農、集団営農組織化され、多いところでは6組織もあり、生産規模拡大に大変苦慮している地区もあると聞いております。農協では1支店1農場の取り組みを考え、転作カウントや拠出金等国からの細かい仕組みの受け皿を1カ所にまとめ、事務の合理化や消耗品削減に取り組みたいとのことであります。砺波市水田農業推進協議会の現状はどのように推移しているのか、また、行政当局の取り組みをお尋ねいたしまして、質問とさせていただきます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 柴田議員にお答えをいたします。
 まず、お尋ねでありました新市建設に当たっての考え方を示せということでございます。建設計画の議論について携わった一人といたしまして、このことを申し上げたいと思います。
 従来、別々でまちづくりをしてまいったところでございます。今度は一緒になるわけでございますが、従来の砺波市の総合計画、庄川町の総合計画、それらを一致することがまず基本であります。ただし、舞台が大きくなりましたから、エリアも大きくなりましたので、それを調整するということでのまちづくりを進めてきました。それを先ほど代表質問でも申し上げました5つの項目にして調整をさせていただいたことでございます。このことは十分御承知のことと存じております。
 そして、これらに対する理想等の話がございましたが、いずれにしても、最善の姿をどうするかというのが、私は理想だと思います。その場合には表題を掲げるだけではございませんで、裏に財源というのがございます。もう1つは、体制があります。市民感情がございます。そのことをどう調整していくかということであります。
 当初はまず何よりも、砺波市と庄川町の人間関係、これはもう基本だと思う。何事をやるにしても行政と市民が協働する。そのことが砺波市民と庄川町民が意思が一致する、そのことを建設計画のベースに置くべきだと、このように理解をしております。
 先ほど申し上げましたように、砺波市の総合計画が年次的にあります。庄川にもありました。それらを調整してつくり上げますが、これをもう1つ、エリアが大きくなるということも考えながら、調整をするというのが、私は重要であると思いまして、柱立てをあのような5つにしたわけでございます。そして第1の柱が、「笑顔あふれる福祉都市」と、このように決めさせていただいたわけでございます。
 なお、これらについての特例債をどう活用するかということでございます。まず、重要なことは新市になりましても、地方自治法上総合計画を立てなさいというのが条文にあるわけですから、今合併協議会でいろいろ柱立てをしました。それは移行するに当たってどうしても必要でございます。ただし、新市になりますと、もう1つ、この柱立てを肉づけをしなければいかんと思います。新しい議会でそのことを議論していただいて、肉づけをするということになりますので、その点ではちょっとその後の問題は言いにくいんですけれども、今話し合いの中で進めておりますことは、まず、基本的な理念に立ちまして、両市町を連絡する市道、それから県道は事業主体ではございませんが、県道の整備をやらなければいけません。これはぜひお願いしたいと思います。
 今回、中沖知事さんの砺波市と南砺市に重点を置いてやろうという、そういう意思表示がございます。だから、私どもがお願いをしておる県道整備について、私は予算づけをされたものと、こう理解をいたしております。その受け入れをしなければなりません。県道でございますけれども、市町村が負担をしなければならない。それに対応することを考えていきたい。市道等については直接私どもの仕事でございますが、これらについてはそのように進めさせていただきたい。ただし、道路等については地主の皆さんの御協力をいただかないと進みませんので、ぜひその面ではこの該当する地主の皆さんの御協力をお願いしたいと、このように思っております。
 それから、バス等について前の議会でも議論があったところでございますが、両市町を結びますバスレーン、先般予算にも載せましたが、今調査をしていただいてコンサルタントから明示をしていただくことになります。あとは国土交通省の陸運の許可をいただいて、この連絡調整するバス路線を進めたいなと、当面はそんなことを思っております。なおまた、市庁舎等、この庁舎もそうでありますが、特に庄川町の庁舎等についての改修、関連いたします電算システム等の整備をいち早くやらなければならないと、このように思っております。そのことによって基本的な一体感がまずできるのではないかと、このように思っております。
 その後の特例債の特徴的なものを申し上げますと、これも両市町で協議をさせていただきました。1つは、東部小学校の大規模改修であります。これはもう私どもの総合計画でもあったわけですから、これを特例債を使ってやろうと。なるべく財源を特例債を使うことによって削減をしていくというので、大きい事業でございますから、この点御協力をいただきたい。
 もう1つは、北部の総合福祉施設であります。これらにつきましても、ぜひ用地も買収しましたし、議会の皆さんも御理解いただいておりますが、特例債でやろうと。まず高齢化社会を迎えましたので、そこで対処をするということになります。
 それから、庄川町からのお話がございました庄川市民プラザの整備をいたしたいということでございますので、これも両市町で話し合いの中でやろうということになっておりますので、その点御理解をいただいて、まず、福祉、教育関係を早期に進めたいというのが、私の考え方でございますので、御理解をいただきたいと、このように思っておる次第でございます。
 あと、特例債を使う計画等をいろいろ示しておりますが、今御存じのように「三位一体」の議論であります。補助金カットの時代であります。税源移譲はまだ明確になっておりません。補助等については地方6団体、何とか、かんとか反対もあったようでありますが、提案をいたしました。ボールが投げられてキャッチをして、それを打ち返したわけでありますが、そのことで税源移譲がどうなるか、そのことも実は心配でございますので、本当に今私どもが計画しておるものを、皆さん理解していただいてやってくれるかどうか、その点心配な面がございますが、努力をしていきたいと、このように思っておるところでございます。合併した途端に赤字だというようなことを言っても恥ずかしい話ですから、財政バランスもよく考えながら進めていきたいと、このように思う次第でございます。
 ただしもう1つは、合併したから、この格好のいい合併特例債で物をつくると、それだけだけの合併ではございません。この際に住民サービスを十分徹底する、合併してよかったなと、そういう機運を出さないといけないと思います。そのことをお聞きになったわけでございませんが、裏には物をつくって、特例債を使うということではなくて、その前に合併してよかったなという意味では、職員一丸となってサービスを徹底するということを、私は思っております。そのような理解で今後進めさせていただきたいと、このように思います。
 いずれにしましても、平成17年度以降につきましては、速やかに議会の皆さんで議論をしていただいて、この総合計画策定に取り組んでいただきたいと、このように思っておる次第でございます。この答弁につきましては、担当者ではございませんので、苦慮したわけでございますが、話し合いの方向として取り決めましたことを述べさせていただいたわけでございます。
 なお、私に対する期待について深く感謝を申し上げて答弁といたします。
 その他の質問につきましては、助役、産業建設部長からお答えをいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 助役 野村泰則君。
  〔助役 野村泰則君 登壇〕

◯助役(野村君) 柴田議員から企業誘致について3点の御質問がございました。
 1点、これからの企業誘致の取り組みについて。2点、元気な定年退職者に対する働く場所の提供について。3点、中小企業とハイテクミニ企業団地の育成、業績向上への計画について答弁をいたします。
 砺波市では、バブル経済が崩壊した後、業績の悪化等から数社の企業、工場が閉鎖をされ、一部には競売物件として公示されたものがあることは承知をいたしております。しかし、一方では、新たな設備投資を進められている企業もありますので、少し明るい兆しが見え始めてきているのかというふうに推察をいたしております。したがいまして、議員御提言の競売物件を取得された企業への固定資産税を軽減すればどうかという御意見でありますけれども、税の公平性という面から見ますと、これらのものに対する税を減免するというのは、市民の一般の皆様方には御理解が得にくいということではないかというふうに思っております。やはり、これは企業誘致条例に基づく対応をしたほうがいいんじゃないかというふうに思っておるわけであります。
 次に、定年退職者が年金受給までのつなぎについては、御意見としては理解はできるところでございますけれども、本来行政的には就職の場のあっせんにつきましては、地域の総合雇用サービス機関でありますハローワークのほうがその機能を発揮すべきものというふうに考えておるわけであります。
 なお、砺波市といたしましては、高年齢の就労機会を支援するために、45歳以上65歳未満の離職者が再就職に向けて、新たな技術を取得しようとする場合に教材費の一部を支給し、再就職が容易となるように援助をしているところでございます。
 また、高齢者を含めた雇用の拡大を図るために、市といたしまして、緊急雇用創出特別基金事業に取り組んでおります。本年度におきましては、13事業で約30名の雇用の創出を目指しておるわけであります。今後とも制度の普及、PRを積極的に行い、雇用の拡大に努めてまいりたいと考えておるわけであります。
 次に、中小企業者への行政指導の現状についてでありますけれども、砺波市におきましては、行政としては直接的な経営指導は実施いたしておりません。しかしながら、中小企業の経営の安定、拡大の面からは、小口事業資金などの融資制度を継続的に行うとともに、融資保証料の2分の1を助成しまして、中小企業の育成を図っているなど、側面から援助をしておるわけであります。
 一方、砺波商工会議所内の中小企業の相談所におきましては、所定の研修を受けた専任の職員が中小企業への経営診断や指導、助言をいたしております。砺波市といたしましては、企業の診断、指導として補助金を交付いたしております。
 また、ハイテクミニ企業団地につきましては、入居者間で運営協議会を組織していただいておりまして、商工会議所が指導しております。企業間の融和やあるいは開発製品を紹介するなど、各社一体となった販路に取り組んでもらっておるわけであります。いずれにいたしましても、今後とも商工会議所と連携をいたしながら、企業誘致や企業の業績向上の支援に努めてまいりたいと考えておるわけであります。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 産業建設部長 藪田康男君。
  〔産業建設部長 藪田康男君 登壇〕

◯産業建設部長(藪田君) 柴田議員さんの農業の取り組みについての、最初に台風16号による農作物の被害ですが、水稲においては強風により全倒伏した面積が5ヘクタール、倒伏度が4割から6割の圃場面積が30ヘクタールでありました。また、大豆についてはフェーン現象により全圃場において茎や葉が枯れる被害がありました。果樹のリンゴにおいては、3本の倒木、枝の損傷を受けたものが1本ありました。なお、柿には被害がございませんでした。
 次に、台風18号の被害状況でございますが、水稲については、コシヒカリ作付面積2,739.6ヘクタールのうち、全倒伏した面積が100ヘクタールあり、また、ほとんどの圃場では倒伏度が4割から6割の被害を受けた状況であります。大豆につきましては、栽培面積761.5ヘクタールのうち、茎や葉の損傷を受けた面積が約500ヘクタールありました。果樹のリンゴにつきましては、落果したものが2割、約2トンの被害でありました。柿につきましては、倒木15本、枝の損傷25本で、全体の2割の被害でありました。ブドウには被害がありませんでした。なお、その他の施設園芸作物につきましては、現在調査中であります。
 この台風による被害に対して、今後の対策といたしましては、まず、水稲においては晴天時に刈り取り作業を進めるとともに、農業共済制度では品質補償方式加入者においては、品質及び収量について農家所得が補償されるところであります。また、今年度から制度化されました担い手経営安定対策により、担い手農家で制度加入の方には、稲作減収補てんがあるところであります。
 次に、大豆においては、強風により茎や葉への損傷があったことから、今後の登熟に影響し、大粒比率の低下などが心配されるところであります。また、大豆栽培の損傷が心配されるところでありますが、農業共済センターにおいてこの被害状況につきましても、共済の対象になるのか、現在調査中であります。大豆の減収に対しましても、共済加入者に対し補てんがあるものであります。
 果樹においては、落果や倒木、枝の損傷により収量への影響が心配されますので、収穫物及び樹体については農業共済の対象となることから、詳細な被害状況についても現在調査中であります。今回の大きな被害に遭われた農家の方は、県の経営支援策が確立された時点で対応してまいります。
 次に、農産物生産者の高齢化対策について申し上げます。
 議員が述べられましたように、市では水田農業ビジョンにも位置づけたチューリップを初め、サトイモ、白ネギ、千石豆の特産作物の振興を進めているところであります。しかしながら、生産者は年々高齢化し、現状を確保することさえも厳しい状況でございます。
 平成13年4月に設立されました農業公社では、チューリップを中心とした球根圃場の作業受託や機械レンタル事業の展開を実施し、球根生産農家の労働力の軽減の一助となっているところであります。
 また、議員御指摘のように、今後は、新規担い手確保や意欲ある農業者育成のため、農業公社を活用し、退職者の方々を対象とした農業体験や農地あっせんなど、地域農業の発展と地域社会の活性化に寄与するよう、公社事業の充実強化の展開を図っていきたいと思います。
 次に、集団営農組織の現状について答弁をいたします。
 現在、法人営農組織は17組織、集落営農組織は45組織あります。4月から始まりました米政策改革大綱により、集落営農組織の設立に向けて協議されました地区や中核農業者が中心となり進められる地区など、地区の水田農業について地域のリーダーや担い手づくりが進められようとしております。
 集団営農組織化推進には農業の経営性や効率性が必要であり、議員御指摘のように、地域によっては新たな集団営農組織化が困難となる地域もあることから、必要に応じ普及センターの指導を得ながら支援してまいりたいと考えております。
 また、JAとなみ野が提唱しております一村一農場については、議員御指摘のように一地区一農場への統合合併構想がありますが、このことにつきましても、今後さらに関係機関とともに協議しながら、将来に向け砺波市の農業を守っていきたいと思います。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 7番 飯田修平君。
  〔7番 飯田修平君 登壇〕

◯7番(飯田君) お許しをいただきましたので、通告に従い、3項目について順次質問させていただきます。
 まず、ユニバーサルデザインによる施設づくりの考え方についてでございます。
 第1点目に、旧出町小学校跡地周辺における生涯学習拠点施設整備の基本構想について質問いたします。
 先月、埼玉県騎西町の生涯学習センター施設を視察してまいりました。この生涯学習センターは、町民から強い要望のあった町立図書館と老朽化した中央公民館の複合化を図り、今日の高度で多様な学習ニーズに対応しようと建設された生涯学習拠点施設で、1階には図書館と多目的ホール、2階には生涯学習関連の研修室や活動スペースが整備された複合施設であります。この施設のコンセプトは利用者である町民全体の施設であること。また、わかりやすくだれにでも使いやすい施設、そして施設内外へ楽しさの伝わる施設であることなどであり、何よりも年齢や障害の有無にかかわらず、だれにでもやさしく利用しやすいユニバーサルデザインに対応した施設となっていることであります。
 そこで、この施設について少し紹介しますと、1階は南北2つの駐車場に対して、2つの玄関が設置され、この2つの玄関は敷地内に整備された遊歩道とつながりを持つとともに、道路からの来館者やバスによる来館者に最も便利な位置になっています。また、外部との間に壁をつくらない建物構成で、施設の外を通る人から中がよく見え、自然に施設内部へ導かれるようなつくりとなっております。2階はできる限りの開口部が設置され、活動やにぎわいが外部から見えることが大切にされており、また、中央吹き抜け空間を中心に1階と2階の一体感をつくり出しています。
 さて、砺波市では既に平成5年度において、「出町文教ゾーン土地利用構想」を策定し、出町小学校移転跡地において新図書館を含めた生涯学習センター的な施設づくり計画を発表しております。これを受けて平成13年6月に生涯学習計画検討委員会を立ち上げ、高度な情報化時代における砺波市の生涯学習拠点施設として、生涯学習センターはどうあるべきか、出町小学校移転跡地を含めた出町文教ゾーン一帯の有効利用について、この2つのテーマについて2年間にわたり議論され、その結果を「出会い、ふれあい、学び合い」と題して提言されております。この内容については、大変すばらしいものであり、先に述べましたユニバーサルデザインを既に基本的に先取りした提言であり、だれにもやさしい施設づくり、環境づくりを目指すものであると思います。同時に市民の皆さんの熱い思いが感じられます。私はこの提言を決して画餅に帰してはならないと思います。
 今後の生涯学習のあり方、拠点施設としての生涯学習センターの位置づけ、また、各文教施設との導線等せっかくのすばらしい文教ゾーンでありますから、すべての砺波市民のためのデザイン、ユニバーサルデザインの徹底を図りながら、具体的な議論と積極的な方向づけをすべき時期と考えているところであります。
 今年度は旧校舎を臨時的な生涯学習施設として利活用しようと取り組まれているところですが、これはあくまで遊休施設の暫定活用であります。新市建設計画における合併特例債事業としても、生涯学習センター建設事業が取り上げられております。近年、図書館の老朽化、市民の多様な学習ニーズの増大、中心市街地の活性化対策など、課題解決のための要請は日増しに強くなってきているところであります。
 そこで、生涯学習拠点施設としての生涯学習センターはどうあるべきなのか、そして出町文教ゾーン一帯の有効利用について、すべての人が学ぶ喜びを享受し、いつでも、だれでも自由に利用可能な施設として、どのような整備をされるのか、基本的な考え方をお示し願いたい。あわせて今後の整備計画についてもお伺いしたいと思います。
 この件につきましては、前田議員、稲垣議員とそれぞれ質問をされ、安念市長のお考えを伺っております。非常に難しい課題も山積しておるわけでございますが、新市建設計画の途上、ここであえて安念市長の基本的な考え方について、前向きなお答えを期待し質問いたします。
 2点目に、北部地区総合福祉施設の整備事業での基本的な考え方についてお伺いします。
 この整備事業については、「7月に整備検討委員会を設置し、これまで2回の委員会を開催し、検討していただいているところであり、今後意見を取りまとめていただき、年内に基本設計を策定したい」と市長は提案理由の中で述べられております。
 まだ検討段階で無理な質問になろうかと思いますが、現時点での検討委員会の意見内容と高齢者、障害者に対応した建物及び設備のユニバーサルデザイン化の基本的な考え方についてお聞きしたいと思います。
 さて、昨年10月、秋田市の福祉複合施設を視察してまいりました。この施設の特色は、保育所、知的障害者通所授産施設、知的障害者及び老人デイサービスセンター、高齢者生活支援ハウス、そして地域交流スペースを一つ屋根の下に建設し、建物の中をそれぞれの利用者はもちろんのこと、地域住民が分け隔てなく共存し、自由に行き来しているというものであります。つまりここで特筆すべきは、これらの施設ごとの機能の一体化活用と土地の有効利用を図るとともに、高齢者や障害者、そして21世紀を担う子供たちが世代を超えて相互に理解し合い、さらには周辺地域の人々と交流を重ねることにより、福祉の理想であるノーマライゼーションの実現を目指していることであります。
 北部地区においては、既に「北部こども園」として幼・保一体型の取り組みがされており、保育所も一つ屋根の下という考え方は現実的ではありませんが、例えば、子供たちがこのような地域交流スペースでの高齢者や障害者と日ごろから接する機会を持つことで、思いやりやいたわりの心を持った子供たちが育ってくれるのではないかと思います。
 建物の中をそれぞれの利用者や地域の皆さんが分け隔てなく自由に行き来でき、自然な交流が芽生えてくるような施設、これこそ真に求められる福祉施設であり、今後の地域福祉の推進を目指すことになると思います。この北部地区の福祉施設整備事業の中で、福祉複合施設として整備する考えがあるのかどうか、あるとすればその基本的な考え方について、また、今後の地域福祉のあり方も含めてお尋ねしたいと思います。
 第2項目目に、景観計画の策定についてお伺いします。
 まず、今日の景観保護に向けた取り組みと、市民の意識について質問いたします。
 夢の平から展望する散居景観は、だれもが息をのむくらい美しく、四季折々に、また時間の経過とともに神秘的と感じられるくらいに際立った景観を演出してくれます。この美しい景観は先人から受け継いだ貴重な財産であり、私たちふるさとの原風景として愛着と誇りを持って次代に引き継がなければなりません。しかしながら、近年の住宅団地の造成や農業の停滞、生活様式の変化による散居村の減少などにより、この豊かな恵みはどんどん失われつつあります。今こそ地域住民、企業、行政が一体となって、景観保護に向けたより積極的な取り組みが求められていると思います。
 県、砺波市における景観保護に向けた取り組みは、今日までハード、ソフト両面でいろいろな施策がなされてきたところですが、それに対する市民の意識はどの程度変わってきたのか、この景観保護に向けた市民への意識づけの観点から、これまでの取り組みの成果についてどのように評価されているのかお聞きしたいと思います。
 次に、景観法に基づく、今後の景観計画策定の取り組みについて伺います。
 今年6月に公布された景観法は、都市、農山漁村等における良好な景観の保全を規定し、そのための努力を国民や事業者、行政に義務づけたものとなっております。市町村による景観計画の作成については、行政と住民とが協働して取り組む場として景観協議会を設置し、住民合意によるきめ細やかな景観に関するルールづくりによる景観協定を結ぶことができるとされております。
 景観計画の区域については、農地の形質変更等の規制、耕作放棄地対策の強化等が盛り込まれており、これらの規制は私権の制限を伴うだけに、行政と住民、事業者の相互の連携、協力が重要なポイントであり、景観協定に際してはその趣旨を十分に認識しなければなりません。しかも、景観法は罰則規定が盛り込まれることになっております。昨年文化庁は、砺波平野の散居村を「極めて地域色豊かで身近な存在、日本人のふるさとや心の原風景にも通じる文化遺産」と位置づけ、重要な文化的景観として選定し、保存の重要性を強調しております。しかし、散居村は砺波平野全体にわたって家屋が点在しており、それぞれが地域住民の生活の場であります。
 今回の景観法案の枠の中で散居景観の保護を考えるということになりますと、文化庁の追い風があったとしても、生活を営む地域住民のコンセンサスが得られるのかどうか。私は、住民合意によるルールづくりには、困難な課題が山積していると思います。このすばらしい散居景観保護のために、行政と住民等が今後どのように取り組めばいいのか大変難しい課題でありますが、そのために知恵を絞らなければならないと思います。景観法案に基づく景観計画の策定については、市長の率直なお考えをお聞きしたいと思います。
 3項目目に、ケーブルテレビの諸問題について伺います。
 最初に、ケーブルテレビの加入率について質問いたします。
 平成13年初めCATVが整備され、ほぼ同時期に砺波市コミュニティー番組が放映されて丸3年になります。この間、加入率の向上が最大の命題としてあり、そのためのいろいろな取り組み、対策がなされてきました。議会においてもたびたび質問し、議論をしてきたところであります。しかしながら、笛吹けど踊らずで30%に満たない状況がずっと続いてきました。ところが今年になっての加入率は7月末で36%と、昨年同期より7ポイント向上したと聞いております。いろいろと御苦労された結果であり、評価したいと思います。反面、今後の加入増については、いろいろな面でもっともっと努力を強いられるだろうことは容易に想像がつきます。
 そこで、今回の加入率を7ポイント押し上げた要因について、どのように分析されているのか、今後の加入率アップにつなげられる位置づけの中でお聞かせいただきたいと思います。
 次に、ケーブルテレビの市場調査について伺います。
 昨年12月のケーブルテレビ市場調査の結果報告書を見させていただきました。これは加入者、未加入者それぞれにアンケート調査をされたもので、それぞれの立場で市民の率直な意向を反映した、つまり、回答者が思っていることを率直に回答できる質問内容であり、実態を反映した大変評価のできるものとなっていると思います。この調査結果からケーブルテレビのさらなる加入率アップのための新たな手だてが見えてくると思います。そこで今回のこの市場調査の意義についてお聞かせください。
 ところで、私は、今後は砺波市のコミュニティー番組の構成、内容について市場調査をする段階にきているのではないかと思います。加入率は低迷していてもケーブルテレビのコミュニティー番組は、実際見たことがあるぞという視聴者はもっともっといらっしゃると思います。アンケートの設問内容など、難しい課題もあろうかと思いますが、番組構成、内容についていろいろな要望を手に入れることになります。実際に見ている市民の皆さんの声をどんどん取り入れることこそ、既設コーナーのマンネリ化を防ぎ、内容の充実、市民が見たいと思うおもしろさにつなげることができるのではないでしょうか。このことについてのお考えもお聞きしたいと思います。
 3点目に、砺波市のコミュニティー番組の実績と今後の課題について質問します。
 コミュニティー番組の放送時間は60分、その中でいろいろな番組が企画編成されており、番組構成はかなり盛りだくさんなものとなっています。第1回放送時からみますと、随分充実してきていますが、市民にもっと親しみを持っていただくためには、まだまだ課題が多いように思います。そこで、コミュニティー番組の制作をする中で、市民の目線をどのようにとらえて企画編成をされているのでしょうか、現状をお聞かせ願いたいと思います。
 また、放送サイクルについては、毎週金曜日に番組を切りかえて放送されております。1週間同じ内容のものを放送し続けるということですから、いつも同じ内容でおもしろくないといったり、例えば、「地区だより」にしても後回しの地区はその内容が古くなり、魅力が薄れてしまうことにもなります。これもいろいろな制約を考えての取り組みだと認識をしておりますし、確かにメリットもあると思います。しかし、市民の見たいという気持ちの足かせになっているとすれば、今後見直すことも必要になってくると思います。この放送サイクルについてのお考えをお尋ねします。
 以上、3点について質問をします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 飯田議員にお答えをいたします。
 まず、ユニバーサルデザインによる施設づくりであります。御意見もっともでございます。お尋ねの旧出町小学校跡地につきまして、生涯学習拠点施設整備構想が示されました。出町の皆さんが中心になって学識者も入れましてつくられた構想でございます。ありがたく承ってきたところでございます。
 6月議会で、稲垣議員さんにもこの質問にお答えをしたところでございます。砺波市生涯学習施設計画検討委員会という形で議論をされまして、述べられましたように「出会い、ふれあい、学び合い」というキャッチフレーズで生涯学習施設を提言をいただいたものでございます。随分、奥深くまで勉強されて、あちこちの施設も見てこられたようでございまして、すばらしい提言だと思って感謝をいたしておるわけでございます。
 今市民の学び志向といいますか、そのことが随分流通をしております。あるいはお年寄りの皆さんは、福祉施設ではなくて、そういう学習施設の憩いの場がほしいと、これもそのとおりだと思います。その意味では多くの機能を有する施設づくり、もちろん図書館も言われておりますが、そういうこともおっしゃっておられまして、いろいろ勉強されたことについて喜んでおります。
 なお、周辺の道路計画、今雨が降りますと浸水するわけですが、あそこを開発しますと、そういう意味での浸透池といいますか、貯水池といいますか、そういうものを考えておられますし、そういう意味での調整池といいますか、できれば緑もあってもいい、木もあってもいいというようなことでございまして、総合的に考えていただきました。特に今からは駐車場であります。そのことをどう配置をしていくか、いろいろ提案をしていただいておりまして、それなりに参考にしております。随分大規模な構想でございますので、うまく財源が伴うかどうかちょっと心配でございますが、私が今ここで言うべき問題ではないと思いますけれども、とにかく立派な計画で真摯に受けとめていくべきだと、こう思っておるわけでございます。
 なおまた、名目上は特例債適用事業ということで進めておりますので、その点は御理解をいただきたいと、こう思っておりますが、先ほども述べましたように、三位一体の絡みでどのようなことになるのか、借金の補助金を減らすのは、適債事業でありながら地方財政計画で借金計画も抑えようという一面もございます。といいますのは、適債事業等々につきましては、後から面倒をみてやるという有利な起債ですから、それはやっぱり抑えてくるのではないかと、こう思っております。やるとすれば、私は2年間ぐらいかからなければいかんな、設計を含めて3年ぐらいかかるのではないかと思っております。できれば早くやって、そういう拠点的な機能を進めるのが重要だと思いますが、裏にはそういう財源もあるということで御理解をいただきたいと、このように思っております。
 いずれにしても、そのことを考えながら新市で考えていただきたいと、今計画されておりますことをベースにして前向きに進める必要があると、このように思っておるところでございますので、その点よろしくお願いしたいと思います。
 なおまた、今それの補完事業ではございませんけれども、遊休施設があるわけですが、これを放置するというわけにはいかないと思いまして、9月にはオープンできると思いますが、改修をしていただきまして、ふれあいセンターとして利活用していただきたいと思って整備をしております。したがいまして、前々あった小学校でございますから、おっしゃるようなユニバーサルデザインというわけにはまいりませんけれども、これらの建設したものについてどう利用していただけるのか、その実態も把握していきたいなと、こう思っております。
 立派なものをつくって利用するのは当たり前でございますが、今の既存施設をどう利用し活用し、そしてどういう人たちが利用するか、その実績を私は見極めたい、そのことによって新しい(仮称)生涯学習センターを建設するときにも、そのことを参考にしてスペース等を考える必要があるのではないかと、こう思っておりますので、その点御理解をいただきたい。このことについてはいろいろ施設を見学されたようでございます。さらに他市町村にもすばらしいモデル的な施設があると思いますが、それらの施設を参考にしていきまして、特におっしゃるような普遍的な施設といいますか、ユニバーサル施設というものを考えて参考にしていきたいと、このことを申し上げておきたいと思います。
 次に、北部の総合福祉施設整備の基本的な考え方について、おっしゃるとおりユニバーサルデザイン化をするのは当たり前だと思う。特に福祉でありますから、高齢者を迎えますので、そのような考え方を十分把握していかなければいけないと、このように思っております。
 今、地元の皆さんを含めて有識者で整備検討委員会を進めております。もちろん整備検討委員会だけではございませんので、それを土台にして、いずれまた議会の皆さんにも議論をしていただきたい、私はそうあるべきだと、このように思っております。
 特に、異世代交流の場という考え方が一つございます。老人福祉施設に間違いないんですが、いわゆる異世代交流、そういう場であるということを私は認識しております。もちろん高齢者がおりますので福祉という一面がございますが、若い人との交流の場、これはこれから必要なことではないか、こう思っておりますので、それらを考える施設づくりをしなければならない、このことを思っております。
 なお、福祉等につきましては、デイサービスであったり、短期入所であったり、あるいは機能回復訓練するようなそういう場でもあったりする必要があると思います。したがいまして、これらと同時に子供たちのふれあい、先ほど言いました異世代、子供たち、中年層、壮年層、そして老人という異世代交流の場、それが何より大切ではないかということを私は思っておりますので、その意味で御理解をいただければありがたいと、このように思う次第でございます。
 銘打って北部福祉総合センターですが、裏には異世代の交流センターでもあると、私はそのように思っておりますので、どう意義づけられるかわかりませんけれども、そのように思います。ぜひ御指摘ございますように、ユニバーサルデザインを取り入れることは当然だと思いますので、そのように思っております。
 なおまた、地域の皆さんにかわいがってもらわなければいかんと、その意味でも地域の皆さんに自分たちで参画する施設づくり、そのことを議員の皆さんに申し上げておきます。皆さんが提案することは、行政に参画するんだよと、そしたら皆さんが利活用せんならんがよと。でき得ればNPOみたいものをつくって、自分たちで運営してもいいよというような構えをしてくださいと、このように、できるかできないかわかりませんが、どうも砺波はまだまだNPO等につきましては、幼児期といいますか、できにくい場面でございますけれども、ぜひそんな気持ちで提案してくださいということを申し上げております。
 設計した段階では、また飯田議員の専門分野を教えていただくように、御指導していただくようにお願いをいたしたいと、このように思っております。
 次に、景観計画の策定であります。
 今日の景観等につきましては、随分国でも議論をされて景観法ができたことは御承知のとおりだと思います。さて、市民意識はどうか、まだ私は理解されていないと。新聞報道にもございますし、私どももまだPR不足でございますので、この景観法等についてはまだ理解されていない一面があると思います。そのことについては重要なことでございますから、これから十分PRをして、この砺波平野に広がる美しい散居形態、これらを次世代に残しておくことが、私ら行政の責任であると、このようにも認識いたしております。
 そんなことから、議会の皆さんも議論していただきまして、景観だけではなくて、環境をよくしようということで、「花と緑のまちづくり条例」であったり、それから開発行為等がございましたら、緑化協定を結んでもらう、あるいは結婚や出生や新しく住宅を新築された皆さんには記念樹を交付して、ぜひ植えてくださいと、あるいは生垣補助等についても、こんな例はどの市町村にもないんじゃないかと思いますけれども、とにかく緑を大事にしてもらうという形での補助事業もしておるわけでございます。
 なおまた、先般からカイニョを守ろうということで、散居景観を生かした地域づくり協定も結ばれておりまして、結構数は多いんですよ。ただし、集落数が多いものですから、何か少ないような感じもございますけれども、結構皆さんに認識を持っていただいておりますし、あるいは歴史、文化、景勝、住宅融資ということで、いわゆる住宅金融公庫からも融資を受けられる制度もございます。これらを十分PRをしていきたいと、このように思っておるところでございますので、いずれにしましても、まだ十分な景観法等についての意識づけができていないというのが現状かなと思って反省をしておるところでございますが、行政としては今後このことについては十分取り組んでまいりたいということをお約束したいと思います。
 それから、景観計画策定についてでございます。
 近ごろは、経済性や機能性といいますか、自分の生活のためにというか、そんなもので、広い意味での美しさ、あるいは環境等、そういう一面がだんだんなくなってきたのではないかという気がいたしております。したがいまして、この景観計画策定というのは、私は意義があるような気がいたします。ぜひこういった意味でこの景観計画をつくろうという地域にあっては、私は支援をしていきたいと、このように思っております。
 特に、この景観法につきましては、砺波地方の散居村形態が緑の涵養で評価をされております。この保存のためにも、私は公布されたような気がしております。これは勝手な解釈でございますけれども、そのように認識をいたしておるわけでございます。
 そこで、景観法に基づく保全地域をどうするかということは大変難しいことでございます。一つ指定しますと、規制が全部あります。先ほど工業誘致の話もありましたが、一切工業誘致はできません。一切異物的な建物もできません。色彩までチェックされるということであります。したがいまして、前にも高田議員からも指摘があったので、そんなことを考えろということもございましたが、完全に財産権を犯すことになるのです。だから最後はけんかして裁判になる、そんなもの一々裁判を受けて立つというわけになかなかいかないのではないか。そのときには自分たちでこの地域を守ろうということで、固い意思があるとすれば、その所有者全体の調印をしていただいてやることが大事ではないかと、こう思っております。
 なかなかそこで難しいんですが、幸い富山県の景観法ができましたので、この景観法では少し緩いんですね。これに乗っかっていましばらくいくべきではないか。ただし、例えば中野のこの地区はやろうということでしたら、大いに私は支援をしてまいりたいと、そう思っております。ただし、財産権が制約されますから、分家ぐらいならいいと思いますよ。しかも、木も植えます。生垣もやりますということでしたら、これはいいと思いますけれども、やあ弱った、これは人に売らんならんということになって、どこかの会社や企業が来て異物なものが建ちますと、その地域はバランスが崩れますし、制約がありますから、随分財産権の問題が出てくるのではないかと思います。いずれにしましても、このPRをして、そして緩やかな規制という立場で、皆さんで同意をしてやる地域、そういうものがあっても、私はいいと思う。その場合には私ども行政としては支援できるのではないだろうか、このように実は思っております。
 いずれにしましても、伝統的なすばらしい散居形態というのは何とか守りたいという気持ちは十分飯田議員同様、私は持っておりますが、ただ、そういう意味での、なかなか法律を適用して、先ほどおっしゃったように罰則もあるよということから考えると、なかなか難しい一面があるということです。すばらしいことなんですけれども、県の景観法等々で規制されておる程度なら、指導、助言をして守っていくということではないかと思っています。ただし、この法律に基づいて市町村で、「はい、ここです」というのは難しい。ただ、皆さんがわかったぞと、全部判こを押して出していただいて、そのエリアを決めたら、それはそれで私は応援していきたいと思います。そんなことを思います。
 そこで、私は、この景観法の精神を皆さんに訴えて、できるだけ今のすばらしい散居形態を守るというのが行政でやる手かなと、この景観法の趣旨を皆さん理解して、そのようにみんなが協力し合うというような体制づくりが何よりも、その方法しかないんではないかと、こんなことを実は思っておるわけでございます。確かに、以前からこのことについて議論のあったところでございますが、私は財産の制約等があってなかなか困難ですよというのが、私のほうの考え方でございましたので、そのことを申し上げておきたいと、このように思います。
 最後に申し上げますが、当面はこの景観法の趣旨を十分PRをして、でき得ればみんなですばらしい郷土を守ろうと、こういうことで努力をさせていただきたいと、今後の新市になってからも恐らく議論のあるところでございましょうけれども、お互いにそのことを理解し合って、いい郷土をつくり上げていくということに終始したいなと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 ケーブルテレビ等につきましては、総務部長からお答えいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 総務部長 吉田俊和君。
  〔総務部長 吉田俊和君 登壇〕

◯総務部長(吉田君) それでは、私からケーブルテレビ関係についてお答え申し上げたいと存じます。
 まず、ケーブルテレビの加入率につきましては、直近の8月末現在で36.5%まで伸びてきております。その要因につきましては、まず、加入金が半額となりました市町村合併推進特別キャンペーンが大きく働いたものというふうに存じております。さらには日常的に御協力いただいております自治振興会を中心といたしました各地区の区長さん方の御協力、そしてアテネオリンピックの特需、加えまして未加入者の40%を訪問いたしました市場調査やコミュニティー番組の拡充などが考えられるのではないかと思っております。ただ、10月末でこの特別キャンペーンが終わることに相なります。つきましては、今回のような高い伸びが持続するのはなかなか難しいのかなというふうには思っております。
 ただ、一方では、10月から新たにデジタル放送が始まりますので、これらの条件に最も適したケーブルテレビのPRを行い、あわせまして、市場調査の結果などを参考にいたしまして、広域圏事務組合とも協議をしながら、引き続き加入促進を図ってまいりたいというふうに思っております。
 次に、評価をいただいておりますケーブルテレビの市場調査についてでございます。
 本件につきましては、国の緊急雇用対策の交付金を受けまして、加入者の20%、数量的には600件、未加入者の40%、3,200件を対象にいたしまして、地区別に調査結果が把握できるように実施をしたものでございます。これによりまして、視聴者の要望、さらには未加入者の理由等が一部明らかになったようでございます。御紹介をしてみますと、視聴者の皆さんが新たに見たい番組といたしましては、文化会館での講演、あるいは市議会本会議の中継、産地直売情報等が挙げられているようでございます。また、未加入者の多くの方々からは、加入金や利用料の高さの指摘が御意見としてございます。これらの世帯につきましては、条件が変われば加入をしたいという結果が見えているわけでございます。
 反面、現状の情報量で満足をしているという消極的な回答も意外と多く見られたということでございます。しかしながら、3,000件を超える未加入世帯を訪問できたことよりまして、ケーブルテレビのPRにも一定の効果があったものというふうに推察をいたしております。
 なお、ケーブルテレビ事業につきましては、御存じのとおり当市の単独事業ではございませんので、これらの調査結果を広域圏事務組合等関係機関とも共通認識をしながら、加入促進に活用してまいりたいというふうに思っております。
 最後に、コミュニティー番組について申し上げたいと存じます。
 番組の制作に当たりましては、今ほど触れましたケーブルテレビ市場調査の見たい番組アンケートの結果でありますとか、あるいは視聴者からの直接的な御意見、地区特派員の提言等を参考にいたしまして、企画を行っております。さらにこれらの意見をもとにいたしまして、砺波市コミュティー放送等企画委員会という組織がございます。この中で内容の検討、さらには充実を図っているところでございます。
 今、御案内のとおり庄川町との合併が目前でありますが、市場調査の意味合いも含めまして、より一層番組に新鮮味を持たせるよう、市民の意向把握に努めまして、みんなでつくって、みんなで映る、みんなの番組となっていきますように、そして地区特派員を中心とした市民との協働作業を通じまして、市民生活に資する明るい楽しい番組づくりに努めてまいりたいというふうに存じております。
 そこで、放送サイクルについてのお尋ねをいただいたわけでありますが、御案内のとおり放送サイクルにつきましては、金曜日に切りかえを行いまして、1週間連続で放送させていただいております。これにつきましては、一般的に視聴が高いのはどうしても週末になるということで、この時期を目がけて新たな情報を提供をするということにいたしているわけであります。
 なお、コミュティー放送につきましては、ニュース性を追求するよりも、むしろコミュニティーの活性化を図ることが一義的な課題であろうかということで、リピート放送ではございますが、少しでも見る機会を多く担保いたしまして、家庭での会話が弾んで、知人や友人、そして地域へのコミュニケーションの広がりが見られるメリットを逆に生かしてまいりたいというふうに思っております。
 なお、ケーブルテレビ市場調査によりますと、加入者の9割の方がこの番組を視聴されているというふうな結果も出ておりまして、大変心強くありがたく思っております。
 また、地上波放送におきましても、1週間のサイクルを採用しているのが主でございます。つきましては、視聴者になじみがあり、多くのコミュニティー放送がこのような手法を採用いたしておりますことを御理解願いたいというふうに思います。
 なおまた、地区特派員の意見交換も行っておりまして、放送サイクルを短縮することの御提案も、実はこちらからも申し上げておりますが、当面制作にかかる負担が増大をするというようなことなどもございまして、慎重な意見が多いのが現状でございます。
 つきましては、今までいろいろと議論と検討を重ねてきているわけでございますが、当面は現行どおり1週間のサイクルで放送させていただきながら、さらに深めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
 以上で答弁を終わらせていただきます。

◯議長(松本君) この際暫時休憩をいたします。

 午後 0時05分 休憩

 午後 1時02分 再開

◯議長(松本君) 休憩前に引き続き会議を開き、市政一般に対する質問を続けます。
 5番 井上五三男君。
  〔5番 井上五三男君 登壇〕

◯5番(井上君) お許しを得ましたので、通告に従い市政一般について質問をさせていただきます。
 質問の前に、関係各位に一言お礼を申し上げます。
 日本経済も大変厳しい状況がまだ続いており、そして青少年による痛ましい事件、台風による災害があった中、アテネオリンピックでの日本選手の大活躍により史上最多のメダルラッシュは、我々に新たな希望と勇気と元気を与えてくれました。
 私ごとで恐縮でございますが、4月30日に最初の議員協議会が開かれてから、早いもので4カ月半が経過いたしました。振り返りますと、5月の臨時会、6月の定例会、各常任委員会、7月の行政視察、本省への陳情、参議院選挙、8月には1期自民会の行政視察、総務病院常任委員会の行政視察のほか、各種会議、各種行事等に出席、参加させていただき、そして、今回9月定例会まで、その間全くわからない中、いろんなスケジュールをこなし、無事に庄川の清流に乗って今日まで議員活動ができましたのも、ひとえに市民の皆さん、議会、先輩議員、そして市当局の皆さんの御指導、御協力のたまものと感謝を申し上げまして、砺波市制50年の歴史の最後の9月議会の質問をさせていただきます。
 初めに、福祉関係の質問をさせていただきます。
 今、我が国の総人口が緩やかに減少に向かい、かつ低経済成長時代で景気もまだ完全に回復できず厳しい行財政運営を強いられる中、あと1カ月半で新市がスタートいたします。
 新市まちづくりの将来像「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を目指して、私たちは「お互いに健康で支えあうまち」「安心して暮らせるまち」を新市の将来像としております。
 将来像の実現に向けての5つの基本方針の中で、1番目に「笑顔があふれる福祉都市の実現を目指す」となっておりますが、現状は、少子高齢化や核家族化が進み、家庭・地域・社会のあり方が大きく変化する中で、市民が生涯を通じて健康増進を図り、生きがいを持って笑顔で暮らせるよう、保健・福祉・医療それぞれの環境を整備し、また高齢者や障害者等が分け隔てなく社会参加でき、さらに地域では、子供たちの健やかな成長を見守ることができる「次世代育成支援等支えあいのある地域づくり」を推進することが必要となってきます。
 砺波市における高齢化(満65歳以上)の状況を県、国と比較してみますと、昭和55年では砺波市が13.0%でございましたが、平成2年では砺波市が16.6%、富山県が15.1%、国が12.0%。平成12年では砺波市が20.3%、富山県が20.7%、国が17.2%。今年の平成16年4月1日現在では、砺波市が21.3%、富山県が22.7%、国が19.2%と急激に伸びてきております。少子化の進行によりこのまま人口減が進むと、2010年代半ばには4人に1人が高齢者になるという超高齢社会が到来すると予測されます。
 そこで、砺波市の今年4月1日現在のデータでは、満65歳以上の高齢者は8,917人です。その内訳は、65歳から74歳が4,556人、75歳から84歳が3,190人、85歳以上が1,171人です。そして、その中にねたきり老人数が152人、ひとり暮らし老人数が306人となっているのが現状でございます。
 また、老人医療費の助成状況を見ますと、平成14年度と比較しまして、平成15年度は受給者数は若干減っておりますが6,260人、医療費は39億6,184万5,000円、3.7%の増でございます。それから年間1人当たりの医療費は、平成15年度が63万2,883円、これは6.6%の増でございます。これも、年々医療費が増えてきております。
 一方、介護保険給付実績を見ますと、平成15年度では、居宅サービス(訪問介護等)は7億1,123万5,000円、これは平成14年度から見ますと13.3%増加しております。それから、施設サービス(福祉施設、保健施設でのサービス)は、14億1,702万円で、平成14年度よりも3.6%伸びております。トータルしますと、22億2,019万5,000円ということで、全体的に平成14年度よりも7%伸びておりまして、非常に伸びてきております。こんな調子で医療費・介護保険給付がどんどん増えていきますと、介護の必要な高齢者世帯における負担が大きくなり、かつ市の行財政運営にも大きな影響が出てきます。
 今、核家族化が進み、元気な高齢者の方々の実情はと言いますと、ひとり暮らしの高齢者、夫婦で暮らしている高齢者、同居しておりまして日中だけひとり暮らしの高齢者、夫婦で暮らしている高齢者。こういった中で、ふだんの生活内容はと言いますと、一日中家にいる高齢者、車の運転ができないのでどこにも行けない高齢者。また、車の運転はできるけど一人ではどこへも行きたくないという高齢者。相談事・悩み事があっても話す人、場所がない高齢者。このように、いろいろな高齢者の方々がおられます。また、中にはわざわざ車に乗せてもらって、知らない施設・場所で、知らない人の中に入って話をしたくない、遊びたくないという高齢者の方々も多くおられるわけです。
 そこで、痴呆症でもなく、介護を受けなくてもよく、病気でもない元気な高齢者の方々こそ身近な憩いの場が必要だと思いますが、いかがでしょうか。そういう意味で、各地区に公民館類似施設は、砺波市内で、平成15年度現在では144カ所あります。この公民館類似施設と各地区にあります学校教育施設、社会教育施設の体育館、グラウンド等を有機的につないで、もっともっと有効利用して高齢者の健康づくりと生きがいづくりの各地区の拠点にしていただきたい。そのためには、当局がソフト面で各地区へ積極的にプランづくりから参加していただき、そしてマンネリ化にならないよう、長く継続できるようなプランを指導していただき、健康で生き生きとした暮らしの実現のために、高齢者と地域のふれあいを促進するために、スポーツ・レクリエーション活動と、高齢者が豊かな経験、知識、技能を生かして生きがいを持って生活ができるよう、老人クラブ・各種サークル活動を積極的に指導、支援、促進をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。お尋ねいたします。
 またハード面では、予算の関係もありますが、施設内容を十分検討していただき、試験的に市内何カ所かでの地区公民館類似施設にお風呂の設置をしていただきたいのです。なぜかと言いますと、市内の高齢者の方々の意見を聞きましたところ「歩いて行ける近いところで、皆と軽スポーツ、講演会、研修会、法話等の終了後にお風呂に入って昼食を食べ、いろんな人の話を聞き、また自分の話も聞いてもらい、ストレスも解消してすっきり楽しくリフレッシュして、心も体も健康で元気な年寄りでおりたい」というお話を聞き、そのためにも、ぜひ憩いの場にお風呂の設置をしていただき、一日でも長く、元気で人の世話にならないよう頑張っていただければ、老人医療・介護保険が少しでも減額が期待できるのではないか。「笑顔あふれる福祉都市」を目指していくためにも、市当局の温かい御回答をよろしくお願いいたします。
 次に、核家族化が進んで、元気な高齢者だけの世帯にほかの悩みが出てきております。特に、砺波市内の商店、出町の中心市街地商店街が郊外大型店進出により空洞化しつつあり、また各地区の商店もその影響を受け徐々に後退してきております。日常生活上必要な買い物が簡単にできなくなった。といいますのも、買い物に行くのに車が多く怖くて歩いても行けない、自転車はなお怖い、車の運転もできないとこぼしておられ、高齢者の方々は、これからどうして生活をしていけばよいのか危倶されておられます。特に食については、新鮮でおいしい食料品がなかなか買いに行けなくなったと心配されているのが現状でございます。
 また、以前に、出町中心商店街に買い物に行って、雨が降ってきて雨宿りするところもない。またトイレに行きたくなっても駅まで遠いし、また知り合いもいない。どこへ行って頼もうかと本当に弱ったというお話を思い出し、今の郊外の大型店では問題ありませんが、中心商店街では大変心配です。
 そこで提案ですが、今日までの発展に尽くされた先輩、高齢者の皆様方のために、出町中心市街地の空き店舗を利用して高齢者の方々の拠点にし、高齢者の方々の交流の場、憩いの場にできないでしょうか、そこへ行けば何とかなるという安心感、安堵感の出る場にしていただきたい。市が積極的に参加して市民の皆様にアピールをし、うまく運用して、地元の高齢者の方、また他地区から出てこられた高齢者の方々が、だれでも気軽に下足のまま立ち寄って休んでいただき、お互いの情報交換もでき、何より安心して買い物ができ、他の用事もでき、それによって多くの元気な高齢者の方々が中心市街地に足を運んでいただければ、少なからず市街地の活性化の役に立つとともに、高齢者の健康づくりにもなると思いますがいかがでしょうか。市当局の前向きの御回答をよろしくお願いいたします。
 次に、8月に総務病院常任委員会で群馬県の公立富岡総合病院、太田市それから桐生市と3カ所の行政視察をさせていただきました。その中で、太田市の一部を紹介させていただき、質問をさせていただきます。
 東洋経済新報社2004年版の住みよさランキングの中から、8項目ほど比較させていただきます。住みよさランキングは砺波市が9位、太田市は74位でございます。人口は砺波市が4万2,000人、太田市が14万3,091人。昼間の人口比率は砺波市が99.01%でほとんど人口と一緒でございます。太田市は107.77%ということで、15万4,000人ほどということで1万人弱増えております。一般会計は、砺波市が176億円、太田市は479億円。財政力指数は、砺波市が0.56、太田市は0.91。製造品出荷額、砺波市は1,835億円、太田市は何と1兆4,911億円というすばらしい数字でございます。乗用車保有台数(1世帯当たり)は、砺波市は2.01台で全国で2位でございます。太田市は1.73台で52位。1世帯当たり延べ面積は、砺波市は184平方メートルで全国で4位、太田市は94.2平方メートルで444位。39項目の中からこの8項目の簡単な比較をしましたが、財政力指数、製造品出荷額に大きな差が出ております。
 そこで、清水太田市長は独特の手法にて太田市を活性化されておられます。特に、太田市役所を太田市サービス産業株式会社に置きかえて、小さな市役所で大きなサービスを提供する理念で、市長は社長に、職員は社員という立場になって、気持ちを新たにして市民の目線で考える。質の高い行政サービスをする。経営資源を有効に活用する。そしてその成果を検証して改善するという、現場でのTQC(トータル・クオリティ・コントロール)手法を取り入れた経営方針を立てられ、社員にハッパをかけて、自ら行政改革に取り組んでおられました。現在、安念砺波市長が市政に厳しく取り組んでおられる姿が、私は同じだと思いますがいかがでしょうか。
 また、太田市は、行政改革に42項目取り組まれて大きな成果を上げられた中で、4項目をこれから申し上げます。1つ、広告入り窓口封筒を、市内企業の広告協賛を得て実施されておられます。それから公用車への広告の掲載、これは、バス、軽自動車、乗用車等に企業の広告を掲載しておられます。それから3つ目には、定期人事異動に係るFA制度の導入、同一事務、業務5年以上の主任クラスの異動先の優先権が得られるということです。これについては、私もある市役所の方にお聞きしましたら「中堅サラリーマンのマンネリ化を防止するとともに、自主性、積極性を養って所内が非常に活性化できた」と言っておられましたので、ぜひ検討していただきます。4つ目には、職員採用試験の1次試験におけるディベート方式の導入でございます。今までの、学力重視・学歴重視から人物重視をするようにしたということで、よく考えて討論することが基本で、その担当場所での問題について、人の話をよく聞いて、よき判断をして、はっきりと問題について説明をする能力が必要であるとの発想から実施されまして、これについては「学科試験に比べより広い教養力が必要とされ、自己主張、発言力、説得力等の全人的な能力を試すことができ、よい人材の確保ができた」とお聞きいたしました。
 そこで、1番から4番について今後ぜひ検討していただき、取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上、福祉、行革の質問について、市長、市当局の明快な御答弁が、金、銀、銅いずれかのメダルか期待いたしまして、私の質問を終わります。どうもありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 井上議員にお答えをいたします。
 最初に、新議員として種々活動をされて、そのことにつきまして御質問にもあったわけでございます。いろいろご意見もございましたが、随分研さんされたと、このように思って敬意を表したいと思います。特に福祉面につきましても、いろいろ提案があったわけでございます。述べられましたように、新市建設計画でも第1の柱として健康福祉都市を計画いたしております。このことについては、何度も申し上げたところでございます。なお幾つか提案もありましたが、参考にさせていただきたいと思いますが、細部については、民生部長から考え方等についてお答えを申し上げたいと思います。
 さて、行革の問題であります。
 太田市長の清水聖義さんについては、よく存じております。3年ぐらい前ですか、太田市へ勉強に行かせました。今申された事項等、報告をいただきました。助役を置かないとか、いろいろ画期的な提案も受けました。私どもも報告を受けて幾つか議論をしてまいりました。私は、確かにISO等については必要だと。議会でも質問があったのです。ただ、ものすごく金がかかるんです。人も要るんです。だから、コスト計算からいうとどちらが正しいのかなというのは疑問であります。したがいまして、ISO取得で前向きの姿勢でいきましたけれども、お金の問題と人の問題がございまして、終始そこへ有能な人材を配置したほうがいいのかどうか、少し疑問に思いました。もう一つ、ISOを批判するわけではございませんが、ものすごい多くの業者がおられて、どのルートでどうなっているのかよくわかりません。コンサルタントに聞きましてもあいまいでございます。そのこともございまして、実はISOの精神を大事にして、我々は行革をやろうじゃないかということであります。そのことをまず申し上げておきたいと思います。
 確かにユニークな提案がございまして、今申しました助役を置かない。清水さんは独裁的な一面もあるのかなと。近ごろ収入役を置かないというのはあります。その意味で、市長独裁でいいのかどうか。やはり女房役というのは要るのではないかと、私はそう思っています。皆さんはどのようにお考えかしれませんが、そのような考え方を持ちました。
 土曜日も日曜日も営業します。今、国では土曜日、日曜日休みにしようということです。私は40年前アメリカにいました。土曜日、日曜日、サービス産業を除いて全部休みでありました。それは、家庭重視であります。もちろん宗教的な問題もあるでしょう。日曜日の午前中は教会へ集まって、教会で飯を食べて、世間話をして、そしてこれからの展望を開く。土曜日は子供を中心にして野外活動をやったり、子供たちが入っているサークルの応援等々やりますから、その意味で家庭重視もこれから重要性があると思いますから、私ところの職員にだけ「土曜日、日曜日は出てこい」と言うのは、私は無理だと思う。ただし、サービス部門についてはそれは必要だろうと思う。
 したがいまして、相談業務等々につきましては、平日でありますけれども、時間延長等してやろうと、このように思っております。これから改革の時代ですから、そのことも一部重要だと思うけれども、それぞれの家庭をやはり重視してやらないと、いわゆる悲惨な事件等起こっておるわけですから。今、家庭教育、家庭重視を考えなければいけない時代ではないか。改革、改革、改革で、そしてサービスのいい一面がありますけれども、それを無視するような地域社会であってはならないのではないかという気がいたしておりますので、これもいろいろ議論しました。
 広報等につきましては、新聞折り込みでありますね。これも検討してまいりました。ただし、新聞屋というのは何軒も何種類もあるわけです。1カ所にすれば安く上がるかもしれません。ただし、うちは金がかかっても1戸1戸全部持たせてやろうという広報形態ですから、私はこの太田市のやり方は逆に批判したいと、そんなことを思ったりしております。
 確かに、まだまだ幾つかユニークな提案をされています。参考にしていきたいと思いますけれども、その面では子育て支援を補ったり、こども園をつくったりするのは、優先的ではないかということで、改革としてやったわけです。あるいは、太田市はあまりやっていないのですけれども、ぱっと入札制度を変えました。談合するような体質を排除するために、予定価格を公表するというのは画期的です。県内でも早くやりましたので、その面では、予定価格はあいつが言ったのではないか、こいつが言ったのではないか。課長からしゃべったのではないかという疑問は全然ございません。画期的な制度改革だと、私はそう思っております。
 井上議員がおっしゃったように「太田市はいっぱいやっておるけれども、お前は何もやっておらんがではないか」ということもございますので、あえて申し上げますけれども、審議会制度については公募制をやっていますし、まだ幾つかうちもいろんなことをやっておりますので、その点私は太田市に負けないと思う。ただしユニークな市長であることは間違いございません。したがいまして、いろいろ参考にさせていただきたいと思います。
 そこで、提案のありました3つ、4つ、これ全部批判になりますけれども、申しわけございませんが、私はあまり参考にしたくないと、こう思っております。
 まず、第1点の広告であります。調べて見ますと、せいぜい180万円か200万円ほどのお金なんです。そこで私どもも検討しました。袋に何々会社と入れると、行政と癒着しているのではないか、150万円や200万円の金でそのように思われると困る。そこで、仮に入札制度としますと、恐らく混乱しましょう。例えばパチンコ屋を入れろと言われると、これは絶対だめなんです。いやなんです。ただし、皆さん平等で取り扱いしなきゃいけません。そうすると、どんな業者がいいのか。そうしますと、恐らく議員さんあたりでもクレームがつくと思う。それは検討したんです。そこでお金が何千万円入るというのならまた話は別ですが、調べて見るとせいぜい200万円から300万円の話です。それで、公用車に「何々会社、何々」という形で本当にいいのかどうか。私はその点オーソドックスな考え方をしておりますので、このことについてはいかに財源があって、あるいは改革の一部かもしれませんが、たいした金でもないのに、皆さんで議論していただいて「あいつとこいつと、何やら市のあれをやっている。ちょっとお前談合しておるがでないか」と思われても困りますので、その面では私は窓口の封筒等は考えませんし、公用車等についても、もっと別の意味のPR「ポイ捨てをするな」とか「環境を大事にしよう」とか「ごみは分別しましょう」とかいう、そういうPRは必要だろうと思いますが、会社の名前まで入れていいのかどうか。皆さんでまた議論していただきたいのですけれども、そのように思っております。
 確かに、調査しますと、全国的には3,200ある市町村で90ぐらいは採用しておるようです。そこは平穏なところで、別にクレームのつかないようなところではないかなと、こう私は思っております。その点で御理解いただければありがたいと、こう思っておるところでございます。
 いずれにしても、行政と特定業者がそのようなかかわりを持つというのは、疑問や抵抗感というのは、市民にも私はあると思う。ぜひそのことを御理解いただきたいと思っておるわけでございます。
 スポンサー問題については以上にいたしまして、FA制度導入でございます。
 前にもFAとはおっしゃらなかったんですが、希望のところへ職員を配置したらどうかという提案は確かにありました。私も、一時そんなことを思ったんです。「僕はこういうことをやりたい」おそらく意欲を持って私は働いてくれると思う。ただ、市の職員というのは、私は10年間はいろんな仕事を勉強してもらわなければいかん。いかに自分が専門性で「この仕事が」ということで来られたかもしれませんが、市の職員とするならば、10年、15年は多くの勉強をしていただきたい。3年ずつおっても、3回回転すればもう10年近くになるんです。いずれ3つか4つの部署を勉強することによって、市の大局が全部わかると思う。ぜひそういう体制をとっていただきたい。今言われたのは主任クラスのことを言われたようでございますが、その上に立って主任クラスになるわけです。そこで、主任クラスにFAという形で、皆さんに行きたいところを募集するわけです。そうするとある部署に固まった場合に、その人を切る、切ったら私は悲観に思うと思う。それよりも、職場の管理者等の皆さんの意見を聞いて、今評価制度をやっておりますので、その中で課長、部長からの提案がございますので、それを参考にして意欲のあるところへぶつけることが大切ではないかと、このように思います。
 いずれにしても、職員はどこへどう向かおうと、それをこなしていく能力がなければ、いかに専門家であっても、そういうベースがなければいけないと、こんなことを実は思っております。確かに議会でも、堀田議員だったか提案をしてくれましたけれども、そういう趣旨は脳裏に置きながら配置転換をすることが大切だろうと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしても、ある程度希望に沿うという趣旨はよくわかりますが、なかなか希望を満たすというのは困難な一面もあるということでございますので、御理解をいただきたいと思う。一時そのことも考えましたが、泥をかぶったり、あるいは交渉事だったり、「そんながならいやわ」という職員は、実はおるんですよ。「おら、この間に一生懸命財政を勉強したい」という人もおります。「私は社会教育へ行って飛んだりはねたりしたい」という職員もおります。しかし、私は職員は交渉であったり、汗をかいたり、泥をかぶったりするところで勉強することが基本ではないかと、このように思っておることを御理解をいただきたい。
 いずれ、公務員制度も変わります。評価制度も変わってまいります。これらを参考にしながら、いい人事回転をしなければいけない、このように思うところでございます。ただ、もう何カ月しかない私でございますから、こんなことを言うのは恐れ入りますけれども、その気持ちだけをきょう申し上げておきたい。
 それから、新規採用職員につきましては、その気持ちはよくわかります。いわゆるディベートというのは、集団討論という形でしょう。それは、今あちこちで採用されておりますが、ただし、具体的に、今公務員3人か4人とると、百何十人来るんです。これを無差別に集団討論ということで3つぐらいとる。到底ではないが至難の技です。やはりまず基礎的な学力テストをして、上位にあった者については、採用が仮に3人であるとすれば、3~4倍第1次試験でとります。そこで、これまでは1対1の面接でありましたが、それでは比較にならないということで、今は集団面接をやっています。この後どうなるかわかりませんよ。その意味で、集団面接をすることによって、その人の意欲と発言能力等を勘案するということをしておりますので、今おっしゃるような集団討論方式というのはなかなか困難だと、時間的にも困難だということを申し上げておきたいと思います。いずれにしても、有為な人材をどのようにして集めるかということでございますので、今おっしゃった趣旨を検討して進めさせていただければありがたいと、このように思っておるところでございます。
 いずれにしましても、そのことにつきましては、新市で考えられることでございます。職員にはまず行政全体を把握して、その上に立って意欲のある人間に育てる。これは、各職場でのディスカッション、職場での研修等に重点を置いて、課長、部長が判断いたしますので、そういう方向で登用していくということが大切ではないかと、このように思っておるところでございます。
 せっかくの質問でございますが、メダルまでいきませんでしたが、その気持ちだけメダルだと思っておりますし、なおまた、住みよさランキング等々、いかに改革しても市民全体が頑張ることによって、住みよさランキングは上がりますから、市民の皆さんがちゃんとメダルを持っていると、こんな気持ちでおりますので、市民の意向を重視していきたいと、このように思っております。
 以上でございます。あとは民生部長からお答えいたします。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 井上議員の、これからの高齢者福祉についてお答えいたします。
 まず、元気な高齢者の方々の身近な憩いの場につきましては、現在、地域公民館や老人憩いの家など、地域住民が集まりやすい場所を利用して「ふれあいいきいきサロン」を設置いたしまして、健康教室や趣味講座の開催、ゲームやレクリエーション、健康チェックの実施など、地域ごとにさまざまな活動が行われております。現在、市内53カ所で実施されております。本年度は、新たに7カ所ほど設置する予定でございます。議員御指摘のとおり、自宅の近くにある地域公民館などでの高齢者のつどいは、仲間を集めた健康づくりや生きがいづくりに大変有効であり、今後とも多くの方々に利用していただきたいと考えております。
 高齢者の健康づくりや生きがいづくりの地区拠点につきましては、整備されました地区体育館を初め、小中学校体育館、社会体育施設などが利用されております。また、多くの地区で設立されている体育振興会や、地区公民館などが実施しております3世代交流事業は、地域のコミュニケーションづくりにも大変よいことであり、さらに輪を広げていきたいと存じております。
 なお、地区公民館類似施設は、地域で建設し地域で運営されている施設でございますから、お風呂を直接市が設置するということは困難でございます。市内では、現在社会福祉協議会で運営しております麦秋苑、苗加苑、庄東センターなどに浴室がございますので、そちらの方を御利用いただきたいと思います。新たに計画中の北部地区総合福祉施設では、整備検討委員会で浴室も検討されております。地域の高齢者の憩いの場としても整備してまいりたいと存じております。
 次に、市街地の空き店舗の利用につきましては、北電砺波営業所跡地の建物を借りた生きがいセンターにおいて、レクリエーションや趣味の活動の場を提供しております。年間を通しまして、1日平均25名の方々が利用されているところでございます。
 空き店舗の利用につきましては、従来からも指摘されているところでございます。その利用方法につきましては多方面にわたると考えられますので、関係課と一緒に検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 4番 稲垣 修君。
  〔4番 稲垣 修君 登壇〕

◯4番(稲垣君) 先の6月定例議会に引き続き、お許しを得ましたので、通告に従い市政一般について2項目の質問並びに若干の要望、意見を述べさせていただきます。
 まず最初に、新砺波市の防災対策についてお尋ねいたします。
 申し上げるまでもなく、政治、行政の最大にして最低限の使命は、国は国民の、自治体は住民の生命、身体、財産を守ることであります。「豊かで住みよいまち」とか「健康で文化的なまち」である以前に、何よりも大切なことは、住民が「安全に暮らせるまち」「安心して住めるまち」でなければなりません。
 まず第1は、合併後の災害への備えについてであります。
 先般、砺波市防災会議の「砺波市地域防災計画書」並びにその「資料編」を拝見いたしました。あわせて184ページにわたる大変立派なものでございますが、内容はあくまでも現在の砺波市を対象とするものであり、厳密にはこの10月31日をもって失効し、また砺波市防災会議も再編されることと思います。
 そこで、いささか心配になるのは、合併直前あるいは直後に地震や火災、台風などの大規模災害が発生した場合、新砺波市として迅速で適切な対応がとれるのかということでございます。重箱の隅をつつくように思われるかもしれませんが、こと防災については一日の空白も許されないことは言うまでもありません。この点につきまして、庄川町の防災計画とのすり合わせ等、現状はどのようになっているのか、御説明を願います。
 第2は、新砺波市の中長期的な災害対策に対する基本的な姿勢についてであります。
 結論から申し上げますと、これまでの砺波市の災害対策は、雪と火に少々偏っていたのではないかと、私には感じられます。「となみ21世紀プラン」の環境、生活基盤に関する主要事業を見ても、雪対策と消防が重点となっております。無論、砺波市の歴史の中で、豪雪と大火が特別な意味を持っていることは否定いたしません。38・56豪雪、また2度にわたる出町大火が大きな被害をもたらしたことを忘れたわけではありません。しかし、当時と現在とでは状況がかなり違ってきています。融雪装置が随分と普及し、また除雪能力も大幅に向上いたしております。そして、何よりも地球温暖化の影響からか、このところずっと暖冬が続いております。
 火事の心配も同様であります。今日、建物の耐火、防火性は確実に向上し、また消防力も、機械化の進歩、広域化により、着実に向上いたしております。もちろん、冬には雪は降ります。そして毎年火事も発生いたします。決して油断してもよいというわけではありませんが、日ごろの防災に対する市民意識も高く、ある程度安心のできる体制が整ってきているのではないでしょうか。
 問題は、これらに比較して地震や風水害への具体的、行動的な対策が市民の目には見えにくいということであります。何となく安心なような、不安なような、そしてよくわからない、そんな曖昧模糊とした状態に置かれているのではないでしょうか。
 御承知のとおり、今年7月新潟と福井での局地的な集中豪雨によって、両県は甚大な被害をこうむりました。九州や四国ではなく、まさにお隣、近県でのことであります。
 テレビで被害の様子を見ながら、改めて豪雨災害の怖さを痛感するとともに、もし富山だったら、砺波だったらと思い、背筋が寒くなったものであります。
 また、今年は特に台風の多い年でありますが、このたびの18号は県内でも猛威を振るい、富山市で最大瞬間風速42.7メートルの観測史上最強を記録し、県内各地でも多数の重軽傷者、家屋の一部損壊、倒木、農作物等に大きな被害を与え、重ねて自然災害の怖さを見せつけられたところでございます。
 さて、県はこの9月の補正予算案の中で、約11億6,000万円の防災対策費を提案しております。その中の豪雨災害対策では、「洪水ハザードマップ」の基礎資料となる浸水想定区域図の作成に向けての予備調査を実施するとのことでありますが、率直なところ、今さらという感じがしてなりません。いずれにせよ、このような災害を異常気象によるものだとか、何十年、何百年に一度のことと、安易に片づけてはならないということであります。異常気象も2年、3年と続けば通常となってしまい、何十年、何百年に一度という基準も根拠のないものとなってしまいます。大切なことは、今後も異常が続くことを前提に備えをしないと、本当の災害対策として機能していかないのではないかと私は考えます。このような状況を踏まえ、砺波市も合併を期に、地震や風水害を重点とした総合防災対策、防災計画を根本から見直すよい機会と考えますが、いかがでしょうか。
 そこで、防災対策について、私の意見を若干述べさせていただきます。
 今後、自治体の防災対策、計画においては、情報の管理が大きなウエートを占めてくるものと考えております。情報管理といえば、つい何でもかんでも隠して外部に漏らすなという話に聞こえがちでありますが、私の言う情報の管理とは、市当局が必要かつ十分な知識・情報を、適切な時期に適切なルート、適切な内容で市民に提供できる体制を構築することであり、あわせて、市民の情報が市当局に随時フィードバックされる仕組みの構築であります。それらの情報を共有することこそ、行政と市民の相互信頼と連帯意識をより強固なものにすることと確信いたしております。
 「市民が主役のまちづくり」という精神は、何も平常時に限ったものではありません。むしろ、防災時、災害時にこそ生かされるべきものであり、「助けてもらう」という姿勢から「みんなで立ち向かう」という姿勢こそ、今後何よりも必要不可欠な要素であると考えます。
 さて、行政と市民を直接結ぶ情報媒体でありますが、地域防災計画の中では、市の広報車やサイレン、そして県の高度情報通信ネットワークまで、さまざまな媒体が列記されております。しかし、現実にはエフエムとなみや砺波ケーブルテレビなどの地域民間メディアが最も頼りになるのではないかと私は考えます。ただし、懸念されるのは、災害時において民間メディアが実際有効に機能するかという点であります。事前の契約、演習、訓練等、さらには新南砺市との検討や調整も必要になるかと思われますが、いかがでしょうか。
 次に、行政と市民を間接的に結ぶ組織的な情報ネットワークですが、メディアによる一方的な情報伝達だけではなく、個別に具体的な指示や依頼を伝える仕組み、また逆に情報をフィードバックする仕組みも欠かすことができません。
 これらについては、各地区の自治振興会や公民館が消防署の補助的な役割を果たすべきなのでしょうが、現状は時間的、人員的にもおのずと限界があります。加えて、地域や地元企業からのボランティアを募集し、防災リーダーとして養成するのも一考かと思いますが、いかがなものでしょうか。
 以上、防災対策について長々と申し上げましたが、私自身の取り越し苦労であればと心に願いつつ、市制50年、今や砺波市は「住みよさ」「暮らしやすさ」の点で全国トップクラスの評価を得るに至りました。無論、現状に満足することなく努力を継続すべきは言うまでもありません。今後、新砺波市の50年は、さらに地域ぐるみの防災体制のもと、「災害に強い安全なまち」でも日本一を目指していくべきではないかと考えますが、いかがなものでしょうか。安念市長のお考えをお聞かせ願います。
 それでは、取り急ぎ第2の項目に移らせていただきます。
 第2の項目は、市立砺波総合病院の運営についての要望でございます。
 まず、このたびの病院増改築事業の竣工、まことにおめでとうございます。
 さて、私は総務病院常任委員会の1年生メンバーとして鋭意勉強中の身でありますが、総合病院に対する市民の関心は非常に高く、多くの方からいろいろと意見が寄せられております。その中でも、一般外来土曜日診療を望むサラリーマンを初め、各方面からの声が多く、私といたしましては安易に賛成も反対もできず、正直返答に窮しているところでございます。病院内でも検討課題の一つになっているようでありますが、まずは、医師を初めとする要員の確保、さらには収益とコストのバランスが大きな問題と思われます。私は、地域の自治体病院の果たすべき役割、使命は何かという根本から考えるべきではないかと思います。
 「地域に開かれ、地域住民に親しまれ、信頼される病院」こそが、砺波総合病院の経営理念であります。だからといって、採算を度外視して過度のサービスを提供する必要もありません。逆に、すべての面で民間的経営感覚、発想を導入し、収益性を最優先すべきという意見にもどこか無理を感じます。恐らく、運営責任者である病院長のお悩みもさぞかしと存じます。
 思うに、自治体病院の運営は単独で考えるべきものではなく、その地域医療全体のバランスを考慮し運営されるべきものではないかと私は考えます。要するに、自治体病院こそ最もフレキシブルに運営されなければならないのではないかと私は考えます。例えば、週半ば水曜日の午後を休診にし、土曜日の午前中を一般外来診療とすることは可能なのではないでしょうか。そうすれば、入院患者の土曜日受け入れも可能となり、空きベッド対策にもつながります。その場合、領域外とは存じますが、早期発見・早期治療につながるミニドック、日帰りドックのための健康センターの健診機能も視野に含め、御検討願います。
 話は一方的となりましたが、私の期待としては、常に柔軟な思考と姿勢を持って、とりあえず月に1日でも2日でもよいです。ニーズの高い内科、整形外科から土曜日診療を実施されてはいかがかと考えますが、現状での問題点を含め、小杉病院長の率直なお考えを期待し、ここに私の質問を終わります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 稲垣議員にお答えをいたします。
 災害に対する御心配のあまりに、細部提案を含めての質問でございました。熱心に調べられたことにつきまして、敬意を表したいと思います。
 その防災対策でございます。
 近年は、全国的に地震や風水害、大規模災害が発生いたしております。今年になりましてから台風も何度か上陸をいたしました。7月の新潟・福島災害、あるいは福井の災害等があって、人命も失われたと聞いております。なおまた、9月5日、6日には紀伊半島沖にも地震があったわけでございます。この台風16号、18号につきましては、富山県に接近いたしまして、農業災害は若干ございましたけれども、さしたる被害もなかったわけで喜んでおるわけでございます。
 ただ、議員も御承知のとおり、この砺波平野東部には地震発生の可能性が高いといわれます高清水(たかしょうず)断層がございます。そのこともございまして、防災訓練におきましては、地震災害を想定して毎年行っておるところでございます。本年は、県の防災訓練がございました。少し変更になりましたが、そのこともございまして、兼ねてこの砺波の防災訓練も行いたいと、こう思っております。
 述べられましたように、防災行政というのは、市民の生命、財産を守るための最も重要な行政任務であると、このように思っております。案外関心が少ないのが現状でありますけれども、行政は常にこのことを念頭に置かなければならない。昨夜も豪雨がありました。若干でございますが、あちこちで溢水の状況もございました。おかげさまで職員も出てくれまして、すぐ連絡をして調整をし、浸水のところにつきましては、防除にも行っておるわけでございます。そのように、職員にもこのことを徹底させていただいております。
 さて、庄川町との合併、その時点で空白ができるのではないかという御心配でございます。このことにつきましては連絡調整を密にしなければなりませんが、まず消防団の統合であったり、あるいは防災行政無線の周波数の統合であったり、いろいろ協定をしなければならない問題、一元化しなければならない問題は、事前に協議をさせております。そして、新市発足と同時に、これらの諸規定等につきましては、職務執行者が11月1日に全部判を押すことになっております。そのように、規則条例整備を行ったところでございます。先般も合併協議会でも報告いたしましたが、ほぼ100%に近い条例規則をつくり上げましたので、ただ新市でございますので11月1日にそれぞれ判を押して、その後、議会の承諾を得るという形での報告事項になるかと思いますが、進めさせていただいておるわけでございます。したがいまして、31日までは砺波市の今の防災計画マニュアル等は生きておりますし、1日からは新市になりました統合、整合性を持ったものを決裁をするということでございますので、空白が生じないようにいたしておるわけでございます。
 マニュアルにつきましても、今それぞれ持っておりますマニュアル等についても調整をさせておりますので、職務執行者の体制の中でそれらを進めるということになっております。なおまた、少し遅れると思いますが、全世帯につきましては、この防災計画につきまして、市民生活ガイドブックを配布することになっております。そこにも記載してございます。例えば、「避難するところはここですよ」というようなことの指示を書いたものを出したいと思っております。そのことをまず申し上げておきたい。したがいまして、合併時には空白が起きないということでございます。
 次に、防災計画上、地震、火災、水害、雪害等の幾つかの問題がありますが、おっしゃるとおり、従来豪雪等についての脅威感があります。これについては、いろんな事業、例えば大型ブルドーザーを買ってくれというような話、あるいは火災等についてはあちこちで発生をしておりますので、それらに対する予防策等については、確かに今ニーズは多いのでその対応はしております。
 今、常備消防は広域圏体制でございますが、消防本部が中心になってそのことを進めておりますが、おっしゃるように、地震等につきましては案外皆さん心配しておられないようですが、これは何よりも複合的な災害になりますので、重要なことだと認識しております。御存じのように、阪神・淡路大震災等につきまして、その問題があったわけです。これは地震で崩壊する、火事が起こる、水がなくなる、インフラ等の問題、ライフラインの問題、全部かかってくるわけですから、このことに対してどうするのかというのは、先ほど言いましたように防災訓練等で幾つかのメニューを持ってやらせていただいておりますので、おっしゃるとおり、このことについては、我々ももう少し気を配って、住民とも提携しながら進めなければならない、このように思う次第でございます。
 なお、浸水等の問題、きのうも若干あったわけですが、このことについては県が中心になりまして「浸水対策アクションプログラム」をつくりまして、幾つか整備をしてまいりました。例えば、幹線水路が増水するわけですから、壁のかさ上げをやったり、あるいは水門を早くとめるための気象情報をキャッチしながら、すぐとめる。きのうもちょっと遅かったのではないかと思いますけれども、そのようなことを用水管理者、これは市が管理しておりませんので、管理者の許可がないととめるわけにまいりません。そういったところとの連携部分を逐次進めることによって、溢水対策も十分防止できるのではないかと、こんなことを思っております。
 このことについても、幾つかマニュアルを持っておりますので、職員によく徹底をしていただいて、きのうも出てくれましたが、すぐ出動する態勢、そして地下道等については水がたまったわけですから、すぐ消防でかいてもらいました。そんなことなどをしておりますので、おっしゃる気持ちは十分わかりますので、その気持ちで対処しなければならないと、このように思っております。
 なお、新市の防災計画につきましては、先ほど言いましたように空白期間を置きませんけれども、今申し上げましたことをさらに細かくディスカッションして、どうスピーディーに対処するか、そういう計画をつくっていくことが大切だと、このように思っております。ハザードマップにつきましては、国土交通省が持っておるのです。例えば、庄川の大河川についてのハザードマップは持っています。ただし、先般の新潟や福井は、小河川がやられたわけです。県がそのハザードマップを持たなかったんです。県管理のハザードマップをつくるようにということで、やっと今度予算が出て、おっしゃるとおり遅きに失したという状況であります。ただ、これまで特別災害がなかったのでしょうけれども、新潟・福井を参考にされて大枚予算化をされたようでございます。いわゆる浸水想定図がなければ、私どももその浸水想定図を見て、どこに避難しなさいということが市町村の任務ですから、浸水するところへ避難場所を持っていても意味がないわけですから、県管理のハザードマップは、やはり大事です。大きい庄川のハザードマップはそれなりにございます。それらを想定したものはございますが、今県が予算化をしたというのはそこでございますので、ぜひ早くやっていただきたい。そのためには、我々もデータづくりの資料、材料を大いに提供していかなければならない、このように思っておるところでございます。
 それから、防災情報のことにつきましても重要なことでございます。今情報化でございますので、いろんな情報があると思います。提案でもございましたが、CATVやFMを使うということも必要でございましょう。これらにつきましては、県管理のものもございますし、相手は会社であったりしますので、その辺の提携はしなければいけません。何よりも考えなければいけないのは、それぞれ電力、電気であります。これはこの間の災害を見ますと、何千戸、何万戸が停電ということになりますと、言うこと聞かんがです。したがいまして、これから衛星を使った無線の時代、携帯電話の時代だと私は思っております。その意味で、おっしゃるような避難場所等の防災災害情報を、どうこれから構築していくか、それがまた重要なことだと思います。
 いずれにしても、御意見のございましたことにつきましては、十分参考にしていきたいと、このように思っております。
 なおまた、インフラの問題等々がございます。電気が何よりでありますが、まず最初に命にかかわるのは水だと思います。その意味では、私どもの上水道、あるいはこの原水を供給しております広域水道企業団等々にもそのことをよく知らしめていかなきゃいかんと思います。
 もう一つ、命とかかわりがあるのは隣近所だと思います。昔は隣の家というのは大事にしておったものですが、近ごろ都市化現象といいますから、あまり隣戸班とか町内会とか、立派なところもありますけれども、新しくでき上がった団地等については十分なコミュニケーションがとれていないところがあると思います。したがいまして、精神的なことになると思いますが、このことを十分理解をしていただいて、隣同士仲良くする、連絡もしようというような体制づくり、簡単にいうと隣戸班といいますか、隣組といいますか、そのことの協調が大事だと思います。今も、自主防災組織というのは20ぐらいございます。それぞれ歴史的な経緯がございまして、自分たちで守ろうという集落の体制がございます。あるいは、防災、約240ぐらいあると聞いておりますけれども、これらについてもこれからこのことを理解をしてもらって、そして若い世代に認識を新たにしてもらうという意味のPR等していかなければいけないのではないかと、私は思っております。
 ぜひ、自主防災制度、隣戸班等、仲良くするそういう体制づくりをしていただいて、でき得ればその皆さんのリーダーの育成をしていかなければいかんと思います。幾つか消防団を回りますと、自主防災組織がございますので、そこへも顔を出すことがございますが、これもちょっと高齢化しております。昔火事で焼けてこんなことがあったという認識で組織を持っておられますけれども、ちょっと若い人に認識が不足しているといいますか、そういうこともございますので、ぜひそのための啓発をしなければいけないのではないかと、このように思っております。
 いずれにしても、「災害は忘れたころにやってくる」とございますが、「災害はいつでもやってくる」という認識で、行政に携わる立場の者が認識をしておかなければならないと、このように思っておるところでございます。
 せっかくの防災等の御質問、提案もございました。十分参考にさせていただいて、周知徹底して、市民の財産、生命を守るという最低限の仕事だけは守り続けていきたいものと、このように思っております。ありがとうございました。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 病院長 小杉光世君。
  〔病院長 小杉光世君 登壇〕

◯病院長(小杉君) 稲垣修議員の貴重な御意見と質問に対して、フレキシブルな頭で検討してきたことを踏まえまして、お答えをしたいと思います。
 病院の一般外来、土曜診療についての御質問でございますが、お答えいたします。
 自治体病院の使命の一つとして、地域住民の医療を確保することは非常に大切なことと認識しておりまして、この観点から、この間救急医療や一般医療を確保するとともに、地域の医療水準の向上に努めてまいりました。しかしながら、近年では国の考え方もございますが、医療資源を有効に活用する目的のために、患者様方の大病院志向を解消すべく、入院を中心とする病院、それから外来を中心とする診療所とするための機能分化施策が打ち出されております。病院の外来診療に対する診療報酬点数は、低減化や包括化が一層進められているのが現状でございまして、専門性の低い一般外来患者さんがどんどん増えますと、逆に必ずしも収益向上につながらないような変化になっております。これが現状でございます。
 議員御質問の、外来の混雑緩和と住民サービスの提供につきましては、御存じのとおり診療所が土曜日に開院していることから、当院では土曜日の一般外来診療はすることなく、患者様納得の上でのかかりつけ医との紹介関係、あるいは、連携と予約制度の徹底により、紹介患者の受け入れを中心とした外来診療体制を確立し、初診及び紹介患者様は午前中に集中する、再診患者様は午後の専門外来診察に分離するような混雑解消対策を検討しておりまして、それによってサービス向上に努めていきたいと考えています。
 また、CTスキャンあるいはMRIなどの放射線画像診断や内視鏡検査等、高度な医療機器の利用や、診療所(開業医)などからの紹介に関しましては、人員的な問題はありますけれども、今後土曜日の利用、受け入れについて積極的に検討していきたいと考えております。
 なお、6月議会でもお話ししましたが、地域に開かれ、地域住民に親しまれ、信頼される病院という当院の理念に基づきまして、さらにそれを推進するために地域回りなどの機会を得まして、市民の皆様の御意見、御要望を直接拝聴させていただいて、それに対応したいと考えています。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 3番 福島洋一君。
  〔3番 福島洋一君 登壇〕

◯3番(福島君) お許しをいただきましたので、私は通告に基づき、砺波健康センターの充実と、もっと広くPRしてほしいことと、また無医村対策の件2件につきまして、質問と要望をさせていただきます。
 まず、50年の歴史を刻まれました砺波市議会の最後の会議に質問の機会をいただき、まことに光栄に存じます。
 私も含め、自分の体のこと、健康状態のこと、そして自分の身体を維持するために行動を起こすこと等、あまりにもむとんちゃくで、自分なりに勝手ないい方にしか解釈しないのが人間のさがでないでしょうか。犬の散歩にはつき合ってでも、自分のことになると何もしない。いわゆる目的意識がないからでしょう。砺波市の65歳以上の高齢化率は、平成15年の統計で8,875人であります。21.3%を占める現状と、今後の福祉の観点からも、老若男女を問わず、自分の健康への意識の高揚、運動する意義をしっかり認識し、少しでも老い、ぼけの状態の回避を図ることが、今後の介護行政が掲げる問題であろうかと思います。
 その思いで、私が経験しましたことを踏まえ、どんなことであろうと運動し、いかに血流を促すことが自分自身の健康のために大切なことかを訴え、砺波市健康センターの充実と、砺波市民にもっとしっかりとセンターの活動内容のPRをお願いするものであります。
 私が初めて健康づくりに目覚めましたのは、とやま健康パークで平成12年度経営者健康づくり体験セミナーいわゆるTHPセミナーに参加する機会があったからであります。THPとは、トータル・ヘルスプロモーション・プランの略称でありまして、労働安全衛生法の規定に基づいた「事業所における労働者の健康保持増進のための指針」による「働く人を対象とした心と体の健康づくり」のことであります。従来の健康診断では、疾病の早期発見、早期治療に重点が置かれ、健康診断で異常なしの人が健康管理の指導の部分から除外されることが少なくありませんでした。しかし、異常のない人の中にも、高血圧や糖尿病といういわゆる生活習慣病の予備群と思われる人が数多く含まれております。
 生活習慣病は、その名のとおり長期間に及ぶ生活習慣の偏りを背景として起こるものであります。したがって、今異常のない人であっても、偏りの少ない生活習慣を維持することが生活習慣病の予防には欠かせません。ライフスタイルの偏りに着目し、その偏りが増大することや、その結果として健康障害の発生を防ぐことを目的としており、そのため、健康測定によって各人の健康状態やライフスタイルを把握し、その結果に基づいて運動指導、メンタルヘルスケア、栄養指導及び保健指導が実施されます。ただし、スタッフから理想的なライフスタイルを一方的に押しつけるのではなく、各人がたくさんある健康づくりメニューの中から、関心を持って実施できるものを見つけ出せるよう、指導してくれるシステムであります。
 以上のように、このセミナーは健康診断データをもとに、食事・運動・休養について医師や専門スタッフからアドバイスをしてもらい、健康スタジアムでの講義や実践を通して、自分自身にあった健康づくりを見つけ出すためのものでありました。
 私が体験したその内容は、まず富山県健康増進センターにおいて健康度測定を行いました。胸部X線、身体計測、尿検査、骨密度、血圧、安静時心電図、ゆらぎ測定、血液検査、肺機能、眼底、聴力、視力、診察と、1日ドック並みの健診を受け、健康パークに移動し、運動負荷試験(血圧計、心電図計を体につけて専用自転車で目標の心拍数になるまでの持久力を測定するもの)、最大酸素摂取量、上体起こし回数、握力、垂直跳び、長座位体前屈、全身反応時間、閉眼片足立ちなどの体力測定を受け、事前に提出してあります100項目以上の問診表にて、食習慣、栄養素等摂取状況の把握、食事のバランス、食塩・砂糖の摂取内訳、休養状態、休養の評価、自律神経バランスの評価に至るまで出てまいります。
 そのデータをもとに、施設で行う運動メニュー、施設に来れない場合の家庭での運動メニューが示されます。いよいよ実践に入るわけでありますが、私の場合、家庭用では目標心拍数毎分110拍とし、50%の強さでの25分のウオーキング、腰痛予防体操を7動作15回ずつ1セット、腹式呼吸法、家庭入浴がテーマになりました。健康パーク内での施設におきましては、50%の強さでの水中ウオーキングが35分間、マシン運動7つの器具で20回が1セット、疲労回復コース温泉・サウナに入浴し、ボディソニック等が課せられました。
 施設の場合、事前に身長、体重、体脂肪率、血圧の測定をし、ストレッチ、自転車こぎを心拍数毎分120拍にセットし、30分トレーニングコースで汗を流します。この消費エネルギーが約200キロカロリー、このエネルギーを食べ物に置きかえますと、御飯茶わん1杯であります。また、ビールにしまして中瓶1本であります。ショートケーキになりますと、たったの3分の2個であります。それほどのものにしかなりません。汗を一生懸命かいた割にはさほどエネルギーが消費しないことを、身をもって体験するいい機会でありました。いかに運動って大変だなと実感せざるを得ません。その後プールに入り、水中ウオーキングを35分間、たまに横に水着で入るお風呂がございますので、一休みしながら頑張ってまいりました。上がりは、施設内の温泉につかりリフレッシュして、帰るときにもう一度体重、血圧など一式を測定し、記録して帰るわけでありますが、上下の血圧の10~15ダウンが見られ、いかに運動し血流を促すことが、血管の掃除をし、血の流れがスムーズになり、ひいては血圧を下げることに貢献しているかを身をもって感じる結果になりました。3カ月の期間フリーで施設が使えるコースでありましたので、その間に水中ウオーキング、水泳の習慣づけができました。その後、砺波温水プールに通う動機にもなりましたし、朝のウオーキングの習慣づけにもなりました。運動をする機会を、単にダイエットのため、体を鍛えるとかでなく、いかに血管の中の掃除をし、血液をよどみなく流すことが自分の体にとって大切かを、皆さん一人ひとりが自覚して、そしてその意識づけをだれがするかであります。そのことを行政サイドで大いにPRしていただきたいところであります。
 介護保険は、法律で5年後の制度見直しがうたわれております。来年がその時期となり、一部報道によりますと、厚生労働省が検討している見直しの内容によりますと、まずサービスの再編、介護度が比較的軽い「要支援」「要介護1」に対しては、筋力強化や食事改善指導などの介護予防のためのメニューを新設する。その一方で、炊事や簡単な家事援助は原則としてサービスの対象から外されそうな方向とのこと。一番利用度の多い部分を切るようなことになりますと、ようやく介護が受けられそうになった人の気持ちを踏みにじることになりますので、できることならばそうならないことを願う一人であります。
 それらを判断しますと、40代になったら本人の自覚で生活習慣病を予防する運動を起こし、せっかく砺波健康センターに立派な健康診断設備が整い、スペースもあるようですので、体力測定の設備、そしてシステムが構築されること、ひいてはそのことが市民の健康増進のためになればと思うものであります。もしくは、砺波西部体育館の体力測定システムを連動することができないかと思うものであります。
 先ごろ、民生文教常任委員会での横浜市スポーツ医科学センターでの視察の内容がスポーツ版人間ドックとうたった、スポーツプログラムサービス(SPS)と称するサービスを、350万人横浜市民のスポーツ支援、18区の区ごとにあるスポーツセンターの中心施設として市民サービスの場に支援活動している実態をかいま見たときに、そしてまた4人に1人が高血圧である今の日本の状態を見たとき、いかに自分自身がそのことに気づくか。気づかせるPRをし、データをもとに、ウオーキングでもいい、血液を全身駆けめぐらせ、血管の詰まりをなくするための運動の習慣づけをしてもらうことが、ひいては介護保険にかかわる要素を先延ばしにできることであろう思います。
 また、自民会1期生の視察で北海道の厚真町を訪れ、でき上がったばかりの厚真町総合ケアセンター「ゆくり」を視察しました。その「ゆくり」の意味は、町民にいつでも気軽に訪れてもらい、「ゆっくり」と自分の体力や症状に合わせて利用し、いつまでも健康でいてほしいとの願いが込められておりました。
 施設は高齢者のためのパワーリハビリテーションに対応した最新の機器を導入し、トレーナーの指導によって弱くなった筋力を回復させたり、低下を防ぐ努力をされ、カラオケ機器での音楽療法、歩行姿勢をビデオによって分析する装置、流水プールでの訓練、介護実習室、介護用品の展示指導などの姿を見たときに、今後の介護行政のあり方を見た気がしました。
 ただし、サービスの休館日が日曜日なのはなぜか。お役所くささがにじんでいて気になりました。なぜならば、日曜日に孫の面倒を親に任せて家族に送ってもらい、施設を利用しようと思うお年寄りも必ずいるはずであります。その人たちに元気になってもらうことが一番でなかろうかなと思ったからであります。
 民間におきましては、2、3年前までは日曜日が休みでありました住宅メーカー、そしてまた自動車ディーラー等が、お客様の見地に立ち、生き残りをかけた営業形態に立った日曜日営業に変化しているからであります。
 砺波市に戻しますが、既に西部体育センターと砺波健康センターの連携も一部スタートしております。明るく楽しい健康的な生活を送るために、「ヘルシーアップandいきいき教室」が企画されておりますが、知らない人が大半です。行政サイドでもっとバックアップしていただきたいとあえて申し上げるとともに、健康センターでの健康診断、日帰りミニドック、一泊ドック等、一般市民にまだまだ知られていないように思われます。市民が自分の体のことをもっと認識し、健康と運動のかかわりを理解し、健康保持に努める環境を構築するためにも、そして6月議会の安念市長さんの答弁にもありましたように、合併協議会のこれからの新市のまちづくりアンケートの中で一番心配なのが健康だと、そして老後の福祉をどうするかであったことから、健康と福祉に力点を置き、そこに柱を置いてまちづくりをすることが大切だと認識され、そのように計画を立てておられるそうでありますが、それらを含め当局の考えをお尋ねします。
 次に、無医村対策についてお尋ねします。
 庄東地区の東般若地域や栴檀野地域には診療所がなく、栴檀山地域につきましては、厚生労働省の補助事業で僻地医療拠点病院として、砺波総合病院が年間80日弱の巡回診療を行っているだけと聞いております。般若地域には診療所と療養型病院がそれぞれ1カ所ありますが、医師が高齢なことや初期医療に対する積極性に不足する感があるのが現況であります。
 病診連携による紹介医療システムが推進される今日、当地区では家族の車に乗せてもらい、紹介状なしで大病院の診察を受けざるを得ない状況にあります。紹介状がないことは、病状把握の諸検査に時間を要し、おのずと長く待たねばならず、大きなハンディを負うことになります。送迎を頼む家族に気兼ねをしながら出かける、ひいては無理に我慢をしてしまった結果、重大な症状になっていたなど、よい方向には進展いたしません。このようなことを防止するため、庄東地区に、ぜひともかかりつけ医機能を充足するための診療所の設置をお願いするものであります。
 地区の健康診査一つをとりましても、庄東地区から一番近いところで柳瀬の「ながいクリニック」であります。結核・肺がん検診の場合は、検診車が来ますので地元で検診を受けることができますが、庄東地区の65歳以上の人口高齢化率は、平成15年度末で般若が27.0%、東般若が30.5%、栴檀野が29.2%、栴檀山が38.8%となり、砺波市全体が21.3%でありますから、飛び抜けて高いのが現状であります。
 地区民、特にお年寄りがゲートボールをしていらっしゃる姿を見ますと、頼もしいものがあります。歩くことや、自転車に乗り2~3キロ移動することは苦にならない方たちでありますが、車が運転できません。また、自転車で特に砺波大橋を渡るなんて危険きわまりない状態であります。薬をもらいに行って交通事故に遭ったなど、とんでもないことになるおそれさえ感じられます。特別ぐあいの悪い人は、家族の車で砺波総合病院等に診察に出かけますが、簡単な治療、投薬は家族に気兼ねせずに自由に受けたいのが心情であります。東般若地区でも、診療所設置に向けていろいろ検討しておりますが、いまだ先が見えません。サテライト方式の診療所の設置を切にお願いするものであります。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 福島議員にお答えをいたします。
 まず、私からは無医村地域の対策についてでございます。
 かつて合併時の昭和30年代には、市内全域にわたって開業医、診療所、特に国保の診療所でございましたが、開設をされておりまして、地域住民の健康管理を担っておられました。しかし、昭和40年代、人口の減もございましたが、診療所はそれぞれ独立をされ、個人経営になりました。それはいいんですけれども、主力は人口の多いところへ移動するというような状況でございまして、国保直営診療所は徐々に廃止をして、独立された皆さんも診療所を閉鎖された経緯もあるわけであります。その被害と言ったら言葉は悪いんですけれども、東般若であったり栴檀野であったりしているわけでございます。そういう歴史的な経緯をまず御承知をいただきたい。
 ドクターが少ないかといえば、そうでもない。総合病院を別にいたしましても、実は5、6カ所市街地形成する場所に新しく開業されました。その意味では、住みよさランキングでもドクターの数とか病院の数がカウントされますので、砺波市は医療に関してはそう不足しておるとは思っておりませんので、その面ではありがたいと、こう思っております。
 ただ、福島議員がおっしゃるように、「なくなったものをどうするがや」ということでありまして、このことは随分悩んでおられると思います。
 砺波総合病院につきましては、中核病院として重複もしております。私の計算から言いますと、せいぜい遠くても20分ぐらいだろうと思います。その意味で、市内のどこからも病院へ行けると。なお、緊急等については常に配置をしておりますので、その面では住民全体の健康管理は別として、救急病院としての体制づくりはしておると思います。その点では、ほかの市町村以上にいいんではないかと思います。
 ただ、栴檀山のことについて述べられましたが、これは、特別厚生労働省が僻地医療、総合病院が僻地医療の拠点病院ということで認定をいただいております。ついては、栴檀山が県が指定します無医地区の認定をいただいておるわけですから、認定をいただいた以上、補助金をもらって中核病院ですから、僻地へ出向くというスタイルになっております。この栴檀山があるからそんなことを何かできんかという話ですが、認可をいただけないと到底できないわけでございまして、そのことの趣旨をまず説明しておきたいと、こう思っております。したがいまして、栴檀山等については、巡回診察をさせていただいております。僻地というのは随分かわいそうなところですが、医療の面については随分プラスになっておるということでございます。そういうことで、あまり栴檀山をねたまんがにしてほしいと、このように思っておる次第でございます。
 無医地区の対象につきましては、その地区が概ね半径4キロメートル以内に50人以上が居住をしていること、そして病院、医療機関とのつながりが薄いと、そのことを県がいろいろ計算をして指定をするわけですから、東般若、栴檀野等につきましては、大変申しわけないんですけれども、その枠にないということで、残念でございますけれども、認定をしていただけないということでございます。
 また、地域には高齢者がおられるんですけれども、一診療所と一病院があるわけです。このことも、ネックになると言えばこれはまた失礼なんですが、それがあるという規定があるのですから、ちょっとその辺がなかなか認定されない一要因でもあるということでございます。したがいまして、庄東地区、特に東般若に診療所を設けろと言われても、これは設置はなかなかできない。もちろん、県の指定がないと、今申し上げたような僻地診療等々の措置ができないということを御理解いただきたいと思います。
 なお、東般若につきましては、前々から診療所の設置について御苦労されておるようでありますが、ぜひ民活で、話し合いで設置されるように期待をいたしておるところでございます。ぜひそういうことになればいいと思っております。
 東般若だけでございませんで、栴檀野もございますし、昔の村からいえば1つ、2つではないわけでございます。東般若がどうのこうのということになれば、皆そのようにおっしゃると思いますが、そのように考えていただきたい。
 ただ、私は太田の者ですから太田のことを申し上げますと、太田の直営診療所が最後まで直営診療所で残りました。一時苦しいことがございました。村から全部銭を集めて、維持管理を今日までしたという歴史的な経緯がございます。幸い、高田さんという先生がおられて、熱心に地区回りもしていただいて、診療所を維持管理してきたということがございますので、そのこともあまりねたまんがにしてほしい。そういう歴史的な経緯があるということを御理解いただきたいと、このように思っておる次第でございます。
 そこで、診療所のないところについては、確かに今、胃がんと肺等については集団検診をやっておりまして、出向いております。これは、指定されておりますから出向いておりますが、私は今おっしゃいました基本検診、今度合併します庄川町にもあるんですが、いわゆる僻地に近いようなところの60歳以上の皆さんが、自転車というのはかわいそうですから、できれば医師会とも協議して、基本検診だけでもできないかなと、今そう考えています。これがうまくいくとすれば、集まっていただいて、基本検診をやっていただいて、そこでいろんな検診をしますので、そこで早期発見できるものでしたらそのようにした方が、より健康管理という面ではよいのではないかと、このように思っております。
 私は、健康を第一の柱に掲げる立場から、診療所のないところその他につきましては、出向いてそういう方法をとればどうかなということを、今思っております。庄川とのバランスもございますが、ぜひ検討してまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。私も相談を受けておりますので気持ちはよくわかりますが、なかなか喜んで東般若、栴檀野へ行ってやろうかという医者が見つからないのが現状でございます。このことを申し上げておきたいと、このように思っておるところでごさいます。
 なお、健康センターについては随分詳しく説明をされました。その利用とPR等、あるいは機械・器具等の話も出てまいりましたが、提案等については参考にさせていただきたいと思いますが、具体的には民生部長からお答えいたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 答弁を求めます。
 民生部長 小西竹文君。
  〔民生部長 小西竹文君 登壇〕

◯民生部長(小西君) 福島議員の砺波市健康センターの充実についてお答えいたします。
 健康センター3階で実施している健康診断、日帰りドック、ミニドックなどの利用者へのPR方法といたしましては、ケーブルテレビでの内容紹介や市広報を使って行っているところでございます。
 利用実績につきましては、1日当たりの利用者数は毎月増えてきております。7月では1日当たり18人となっており、8月末までの利用者数は1,118人で、着実に増えてきております。今後ともメディアなどを活用いたしまして、利用促進を図りたいと考えております。
 また、体力測定の設備を加えて活用方法をPRしてはどうかという質問でございましたが、3階健診センターでは健診後の生活習慣病予防対策といたしまして、健診結果に基づき専門家の運動指導、保健指導を行い、利用者へのPRを図っているところでございます。各種体育施設との連携につきましては、県西部体育センターを利用いたしまして、糖尿病事後教室のメニューの中で、アクアビクスやウオーキングを取り入れ、連携を図っているところでございます。また、ヘルスボランティア養成講座、健康づくり栄養教室では、体力測定やアクアビクスなどを積極的に取り入れて行っているところでございます。今後とも、各種学級や講座におきまして、運動メニューの大切さを働きかけていきたいと存じております。
 以上でございます。

◯議長(松本君) 以上をもって、本日の日程を終了いたします。
 次回は、明9月15日、午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。

 午後 2時55分 閉議



平成16年9月定例会 議案一覧

      本定例会に付議された議案等の件名

議案第50号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)
議案第51号 平成16年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第52号 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)
議案第53号 平成16年度砺波市霊苑特別会計補正予算(第1号)
議案第54号 平成16年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)
議案第55号 砺波広域圏事務組合の規約変更について
議案第56号 砺波広域圏事務組合の財産処分について
議案第57号 砺波広域水道企業団の解散について
議案第58号 砺波広域水道企業団の解散に伴う財産処分について
議案第59号 砺波地方衛生施設組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の
       変更について
議案第60号 砺波地区老人福祉施設組合の規約変更について
議案第61号 砺波地方介護保険組合の規約の変更について
議案第62号 庄川右岸水害予防市町組合規約の変更について
議案第63号 庄川左岸水害予防市町村組合規約の変更について
議案第64号 富山県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規
       約の変更について
議案第65号 富山県市町村会館管理組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規
       約の変更について
議案第66号 砺波市・庄川町合併協議会の廃止について
議案第67号 砺波市公平委員会の共同設置の廃止について
議案第68号 証明書等の交付等に係る事務の相互委託の廃止について
議案第69号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償に係る認定及び審査に
       関する事務の委託の廃止について
議案第70号 高速自動車国道に関する救急業務に係る関係関連事務の受託の廃止に
       ついて
議案第71号 決算の認定について
議案第72号 決算の認定について
議案第73号 砺波市教育委員会委員の任命について
議案第74号 砺波市教育委員会委員の任命について
報告第11号 専決処分の承認を求めることについて
 専決処分第10号 損害賠償に係る和解について
 専決処分第11号 平成16年度砺波市病院事業会計補正予算(第1号)
議員提出議案 地方分権推進のための「国庫補助負担金改革案」の実現を求める意見書
第  2 号 の提出について
議員提出議案
第  3 号 拉致による安否不明者の早期解決等を求める意見書の提出について
請    願 政府米の買い入れと、備蓄を充実させる意見書提出を求める請願
請    願 アメリカ産牛肉の輸入解禁に反対する意見書提出を求める請願
請    願 教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書採択の請願
       書
請    願 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書採択の請願書
議員の派遣について
所管事務調査に係る閉会中の継続審査について



平成16年9月定例会 目次

     平成16年9月砺波市議会定例会会議録目次

★第1号(9月7日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………  1
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………  1
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………  1
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………  1
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………  2
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………  2
  開会の宣告 …………………………………………………………………………  2
  報告事項 ……………………………………………………………………………  2
  会議録署名議員の指名 ……………………………………………………………  3
  会期の決定 …………………………………………………………………………  3
   施政方針並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県
   砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処
   分の承認を求めることについて
  提案理由の説明 ………(安念市長)……………………………………………  3

★第2号(9月14日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 13
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 13
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 13
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 13
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 14
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 14
  決算審査特別委員会の設置について …………………………………………… 14
  市政全般に関する代表質問並びに提出案件に対する質疑
   18番  宮木 文夫 議員 ………………………………………………… 16
      ・市制50周年を振り返って
      ・市長の進退について
      ・新市の展望・課題について
      ・企業誘致について
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
    9番  柴田  智 議員 ………………………………………………… 27
      ・新市まちづくり計画について
      ・企業誘致について
      ・農業の取組について
    7番  飯田 修平 議員 ………………………………………………… 36
      ・ユニバーサルデザインによる施設づくりについて
      ・景観計画の策定について
      ・ケーブルテレビの諸問題について
    5番  井上 五三男 議員 ……………………………………………… 49
       ・これからの高齢者福祉について
      ・市当局の行政改革について
    4番  稲垣  修 議員 ………………………………………………… 60
      ・新砺波市の防災対策について
      ・市立砺波総合病院の一般外来土曜診療にむけての検討
    3番  福島 洋一 議員 ………………………………………………… 69
      ・砺波市健康センターの充実を
      ・無医村地域の対策

★第3号(9月15日)
  議事日程 …………………………………………………………………………… 79
  本日の会議に付した事件 ………………………………………………………… 79
  開議及び閉議の日時 ……………………………………………………………… 79
  出・欠席議員の氏名 ……………………………………………………………… 79
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ……………………………………… 80
  職務のため議場に出席した事務局職員 ………………………………………… 80
  市政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑
    1番  瘧師 富士夫 議員 ……………………………………………… 81
      ・男女共同参画と女性の人権について
      ・子育て支援について
    6番  嶋村 信之 議員 ………………………………………………… 91
      ・新市へ向けてのビジョンについて
      ・教育環境の取り組みにについて
      ・健康で安心して暮らせるまちづくりについて
      ・土地区画整理事業について
    8番  林  忠男 議員 …………………………………………………109
      ・人間愛の尊重、人道、博愛の精神を育む教育の推進について
      ・子育てアドバイザーについて
    2番  境  欣吾 議員 …………………………………………………114
      ・田園空間整備事業について
      ・国保会計について
      ・下水道事業について
      ・介護保険の見直しについて
   19番 前田 喜代志 議員 …………………………………………………129
      ・住民福祉のパワーアップについて
      ・環境に配慮した清掃業務について
      ・財政問題について
  議案の常任委員会並びに決算審査特別委員会付託(議案第50号から議案第
  72号) ……………………………………………………………………………139
  請願の常任委員会付託 ……………………………………………………………139

★第4号(9月24日)
  議事日程 ……………………………………………………………………………141
  本日の会議に付した事件 …………………………………………………………141
  開議及び閉議の日時 ………………………………………………………………142
  出・欠席議員の氏名 ………………………………………………………………142
  説明のため議場に出席した者の職・氏名 ………………………………………142
  職務のため議場に出席した事務局職員 …………………………………………143
  報告事項 ……………………………………………………………………………143
  議案第50号から議案第72号
   各常任委員会の審査報告 ………………………………………………………144
   決算審査特別委員会の報告 ……………………………………………………153
   質 疑 ……………………………………………………………………………153
   討 論 ……………………………………………………………………………153
   採 決(議案第50号から議案第72号まで) ……………………………154
  請願4件
   政府米の買い入れと、備蓄を充実させる意見書提出を求める請願
    質 疑 …………………………………………………………………………154
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………155
    採 決 …………………………………………………………………………155
   アメリカ産牛肉の輸入解禁に反対する意見書提出を求める請願
    質 疑 …………………………………………………………………………156
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………156
    採 決 …………………………………………………………………………157
   教育基本法の改定ではなく、その理念の実現を求める意見書採択の請願書
    質 疑 …………………………………………………………………………157
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………157
    採 決 …………………………………………………………………………159
   義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書採択の請願書
    質 疑 …………………………………………………………………………159
    討 論
     賛成討論 …………(境議員)……………………………………………159
    採 決 …………………………………………………………………………160
  議案第73号から議案第74号
   提案理由の説明 ………(安念市長)…………………………………………160
   採 決(議案第73号) ………………………………………………………161
   採 決(議案第74号) ………………………………………………………161
  議員提出議案第2号
   提案理由の説明 ………(山岸議員)…………………………………………161
   討 論 ……………………………………………………………………………162
   採 決 ……………………………………………………………………………162
  議員提出議案第3号
   提案理由の説明 ………(山岸議員)…………………………………………163
   討 論 ……………………………………………………………………………163
   採 決 ……………………………………………………………………………163
  議員の派遣について ………………………………………………………………164
  所管事務調査に係る閉会中の継続審査 …………………………………………164
  万歳三唱の動議 …………(山岸議員)…………………………………………164
  閉会の宣告 …………………………………………………………………………165
  請願審査結果 ………………………………………………………………………169



平成16年9月定例会(第1号) 議事日程・名簿

     平成16年9月砺波市議会定例会会議録(第1号)

1.議事日程
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定
   第3 施政方針並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺
      波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の
      承認を求めることについて
      (提案理由説明)

1.本日の会議に付した事件
   議事日程に同じ

1.開議及び閉議の日時
    9月 7日  午前10時04分  開議
    9月 7日  午前10時32分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)
1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 高齢児童              商工観光
 課  長 齊 藤 一 夫 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹



平成16年9月定例会(第1号) 本文 

1.会議の経過
 午前10時04分 開議

◯議長(松本君) ただいまから、平成16年9月砺波市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
 本日の日程に入るに先立ち、報告事項を申し上げます。
 監査委員より、地方自治法第235条の2第1項の規定により実施した例月出納検査の結果報告をお手元に配付のとおり受けておりますので、御検討をお願い申し上げます。

◯議長(松本君) これより、本日の日程に入ります。
 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第109条の規定により議長において
  7番 飯 田 修 平 君
  8番 林   忠 男 君
  9番 柴 田   智 君
 を指名いたします。

◯議長(松本君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本9月定例会の会期は、本日から9月24日までの18日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月24日までの18日間と決定いたしました。

◯議長(松本君) 次に、日程第3 施政方針並びに議案第50号から議案第72号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)外22件、及び報告第11号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。
 市長 安念鉄夫君。
  〔市長 安念鉄夫君 登壇〕

◯市長(安念君) 提案理由の説明を申し上げます。
 本日、ここに一般会計補正予算案を初め当面必要となってまいりました議案等につきまして御審議願いたく、市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には御多忙中にもかかわらず御出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 まず、平成15年度一般会計及び特別会計の決算の概要と当面の財政運営について御説明いたします。
 平成15年度一般会計決算は、歳入総額187億3,276万5,000円、歳出総額172億2,586万5,000円、翌年度へ繰り越すべき財源は1億6,509万9,000円で、実質収支では13億4,180万1,000円の黒字決算となりました。また、特別会計は、国民健康保険事業特別会計が43万7,000円、同太田診療所特別会計が1,279万5,000円、下水道事業特別会計が31万2,000円、農業集落排水事業特別会計が51万円とそれぞれ黒字決算となり、赤坂霊苑特別会計は収支差し引き残金なしとなっております。一方、老人保健医療事業特別会計は1,800万3,000円の赤字決算となり、歳入不足が生じましたので繰り上げ充用を行っております。
 さて、政府が発表する8月の月例経済報告において、我が国経済は、国内民間需要が着実に増加していることから景気回復が続くものと見込まれております。一方、原油価格の高騰や世界的な金利上昇等が経済に与える影響には留意する必要があると存じております。
 また、政府は「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取り組みを加速・拡大し、平成17年度予算編成に当たっては財政確立への姿勢の明確化、構造改革をさらに進めることとしております。
 一方、三位一体改革に関連し、国は地方への3兆円規模の税源移譲を目指し、その前提となる補助金削減について全国知事会など地方六団体の提案を求めており、市長会においても議論されているところであります。
 また、財務省では平成17年度予算の要求額の上限となる概算要求基準について、一般歳出上限を48兆2,000億円とする方針を閣議で了解されております。平成16年度当初予算に比べ6,000億円増となっておりますが、公共投資関係費を前年度当初予算比3%、政府の判断で増減できる裁量的経費は2%、それぞれ削減することとしており、平成16年度当初予算近くまで削りたい考えであります。
 このような国の歳出削減への取り組みで、地方との調整が続く中、十分な税源移譲が図られないまま地方歳出の抑制が図られる場合もあることから、地方財政の運営に当たっては財源不足が生じることは必至であります。
 さらには、本市においても最も主要な財源である市税収入の増収が見込まれないことから、極めて厳しい現状を踏まえ、行財政の効率化の推進を図りながら市政の発展に努めてまいりたいと考えております。
 次に、主な事業の進捗状況等について申し上げます。
 まず、市町村合併について申し上げます。
 砺波市と庄川町との合併につきましては、市民各位の御支援によって7月1日に砺波市と庄川町の合併に係る総務省告示が行われ、平成16年11月1日の新「砺波市」誕生が正式に決定されたところであります。ついては、新市建設計画に基づき、新砺波市のまちづくりの理念である「花香り、水清く、風さわやかなまち 砺波」として「庄川と散居に広がる 健康フラワー都市」を築くため、市民の皆様とともに努力いたしたいと存じております。
 次に、国際交流事業について申し上げます。
 友好交流都市の中国盤錦市が市制20周年の記念すべき年を迎えましたことから、盤錦市長から私と市議会議長に招請があり、去る9月1日から5日まで盤錦市を訪問してまいりました。盤錦市の20周年と砺波市の50周年をともにお祝いし、さらに協調しながら発展することを誓い合ったところであります。
 次に、社会福祉事業について申し上げます。
 まず、高齢者福祉について申し上げます。
 北部地区総合福祉施設の整備につきましては、7月に整備検討委員会を設置し、これまで2回の委員会を開催し検討していただいているところでございますが、今後御意見を取りまとめていただき、年内には基本設計を策定いたしたいと考えております。
 次に、児童福祉について申し上げます。
 次世代育成支援行動計画の策定につきましては、公募を含めさまざまな分野の方々から広く意見を聞くため、砺波市、庄川町それぞれ11名の委員から成る策定委員会を設置いたしました。また、事業所部会と子育て部会から成るワーキンググループを庁内に設置し、具体的な計画策定に着手しております。
 次に、病院事業について申し上げます。
 増改築事業につきましては、今月末ですべて完工する予定であり、10月2日には竣工式典を挙行し、関係の皆様とともに長期にわたった工事の竣工をお祝いしたいと考えております。
 病院経営につきましては、引き続き厳しい経営環境であることから、より一層の経営の効率化と医療技術の向上を図り、地域の皆様に信頼される病院づくりに努めてまいりたいと考えております。
 次に、環境政策について申し上げます。
 環境基本計画で掲げております「ごみを減らし、循環型社会の輪を広げるまち」を実現するため、平成17年4月から容器包装リサイクル法に基づき紙とプラスチックの分別収集実施に向け、市民各位の御協力と御理解をお願いいたしたく、9月末から10月末にかけて市内全自治会での説明会を開催してまいりたいと考えております。
 次に、交通安全対策について申し上げます。
 去る8月23日開催されました砺波市交通安全対策会議において、9月21日から30日までの10日間実施される「秋の全国交通安全運動」における実施計画が承認され、各種行事や交通安全教室が実施されることとなっております。
 次に、商工業の振興及び労働関係について申し上げます。
 中心市街地の商業振興を図るため、砺波商工会議所が財団法人富山県新世紀開発機構からの補助を受け、景観事業に着手することとなりました。この事業は、市街地の中心商店街で計画されており、植栽やイルミネーションなどにぎわいを創出するものであります。市といたしましても、事業の円滑な実施に協力するとともに、支援に努めてまいりたいと考えております。
 また、工業の振興として、本年4月に工業用水道の給水を開始したことから、環境基本計画に位置づけております地下水の涵養対策として、柳瀬地内の約4,600平方メートルの水田を借用し、水稲の収穫後から農業用水の地下浸透を進めるものであります。この取り組みは県内で初めての試みであり、地下への涵養水量による地下水位の変動などを含め検証し、今年度から継続して実施してまいりたいと考えております。
 そのほか、雇用情勢では、依然として厳しさが残るものの有効求人倍率が緩やかに上昇しており、改善が進んでおります。10月15日には、ハローワークとなみが「再就職セミナー&合同就職面接会」を実施することからその支援を行い、求職者の早期就職の推進に努めてまいります。
 次に、観光事業について申し上げます。
 本年で第12回を迎えました「カンナフェスティバル」は、子供に人気の高いカンナ大迷路のほか、チューリップ四季彩館では「藤城清治の世界展」を開催するなど、多くの来場者に楽しんでいただけたものと存じております。また、「となみ産業フェア」にあわせた「となみ夢まつり」がチューリップ公園で開催されました。関係団体の協力で盛況裡に終えたところであります。
 また、17回目を迎えます「コスモスウオッチング」は、10月2日から17日までの16日間、夢の平スキー場で開催される予定であります。今年もペアリフトを運行し、空中より100万本の色とりどりのコスモスと眼下に広がる散居村を十分に楽しんでいただけるものと存じております。
 次に、農林関係事業について申し上げます。
 農作物の作柄につきましては、チューリップ球根生産については、5月末の降雨等により、球根腐敗病の発生等により予定球数に対する出荷率はやや減となったところであります。今後は、耕種的防除等の見直しにより次年度の作柄安定につながるよう、関係機関と協力のもと指導をしてまいりたいと存じます。
 次に、稲作の主力品種である「コシヒカリ」につきましては、出穂後の異常高温により、乳白粒などの未熟粒の発生が懸念されることから、出穂後の徹底した水管理の指導を行ってきたところであります。また、今年度は高温であったため斑点米や着色米の発生原因となるカメムシが例年より多く発生したようであり、一斉防除の呼びかけを行ったところであります。
 なおまた台風が発生しておりますが、直撃が心配されておるところでございます。
 次に、本年4月から始まった米政策改革大綱での水稲作付達成率は約101%となったところであります。また、産地づくりの取り組みでは、ビジョン目標面積に対し大麦は概ね達成し、大豆は約96%、チューリップ、牧草は約80%の取り組みとなったものであります。今後は、地域ごとの特徴ある農業を生かすため、農家の皆様とお互いに知恵を出し合い、砺波の農業を守り育てていきたいと考えているところであります。
 次に、農山村の整備を図る各事業につきましては、国、県の補助金交付決定に基づき、鋭意事業の推進に努めております。
 また、田園空間整備事業の中で計画されております(仮称)散居村ミュージアムの整備につきましては、県において工事着工に向けた諸準備が進められております。今後とも、県初め関係団体と協議を進めていきたいと考えております。
 次に、市内17地区の土地改良区の統合整備につきましては、去る8月9日に合併予備契約調印式が行われ、その後各土地改良区でそれぞれ合併が議決され、今後は11月に合併認可申請書を県へ提出し、平成17年2月には合併が認可され、「砺波市土地改良区」が発足する予定であります。
 次に、土木事業について申し上げます。
 国道整備につきましては、国道359号砺波東バイパス事業は太田久泉遺跡の発掘調査中であり、新長大橋の下部工事の年内着手に向け、関係機関との協議が現在進められております。さらに事業進捗のため、庄東地区での芹谷野段丘通過工法の検討が継続して行われております。
 県道整備事業の主な路線として、主要地方道富山戸出小矢部線改良事業では詳細設計がほぼ終わっております。また、主要地方道砺波小矢部線改良事業では設計が大詰めとなっております。
 市道整備事業の主な路線として、鹿島荒高屋線は用地買収を進めており、今年度分の工事発注を行います。また、伏木谷線、権正寺線は工事施工中であり、堀田島線は工事発注済みであります。また、三島町堀田島線の消雪施設を新たに延長整備するとともに、消雪施設リフレッシュ事業として駅南線の工事に着手したところであります。
 次に、都市計画事業について申し上げます。
 県施行の街路事業国道359号の整備につきましては、広上町交差点西側の区間において、物件移転、用地買収がすべて完了し、築造工事が発注されたところであり、引き続き事業促進に努めてまいります。
 次に、土地区画整理事業について申し上げます。
 杉木土地区画整理事業につきましては、計画的に工事発注が行われ、順調に事業が進捗しております。また、太郎丸東部土地区画整理事業につきましては、10月8日に完工式が予定され、年度内には解散が見込まれております。深江土地区画整理事業につきましては、残っておりました物件移転が完了し、今後は道路や公園工事等が行われます。出町東部第2地区につきましては、8月9日に組合設立準備委員会事務所が開設されたところであり、この事務所を拠点として早期に組合が設立されるよう期待しております。
 このように各土地区画整理組合は順調に事業が進められており、地方都市のモデルとして、今後とも土地区画整理事業が円滑に実施されるよう技術的援助を進めてまいります。
 次に、下水道事業について申し上げます。
 公共下水道事業につきましては、杉木・太郎丸地内の工事を推進し、特定環境保全公共下水道事業につきましては南般若・庄下地区の工事を進めており、追加予算を含めた両事業の発注率は95%に達しておるところであります。また、栴檀山地区の浄化槽市町村整備推進事業につきましては今年度の工事を終えたところであります。
 次に、教育関係について申し上げます。
 砺波東部小学校増改築事業につきましては、合併特例債を充てることとして上級官庁と協議を進めてきたところであり、体育館改築につきましては6月15日付で国庫補助の認定を受けたものであり、合併後の新市の予算に計上し、今年度中の着工ができるよう準備を進めてまいりたいと存じます。
 次に、6年目を迎えます「社会に学ぶ14歳の挑戦」事業につきましては、10月4日から実施する予定で、現在、事業所等の協力を得ながら準備を進めているところであります。
 以上、主な事業の進捗状況及び当面の課題等について、その概要を申し上げました。
 これより、本議会に提出いたしました議案等につきまして、御説明申し上げます。
 まず、議案第50号 平成16年度富山県砺波市一般会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ1億7,671万2,000円を追加補正し、歳入歳出予算総額は174億2,128万5,000円となるところであります。
 歳出予算の増額補正の主なものとしては、
 庁舎維持管理費              220万0,000円
 工業団地周辺環境対策事業         164万2,000円
 農道整備事業             2,563万2,000円
 市道改良事業               930万0,000円
 市営住宅維持管理費          1,000万0,000円
 病院会計事業費          1億5,000万0,000円
などであり、そのほか当面必要となってまいりましたやむを得ない諸経費について、精査の上、計上したものであります。
 これらの歳出補正に対する財源として、
 県支出金               1,043万8,000円
 寄附金                  130万0,000円
 諸収入                  225万4,000円
であり、不足する額1億6,272万円を前年度繰越金で措置するものであります。
 このほか、債務負担行為につきましては、かんがい排水事業に係る元利償還金補助として追加をするものであります。
 次に、議案第51号 平成16年度砺波市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ1,135万2,000円を追加補正し、歳入歳出総額は24億7,035万2,000円となるところであります。
 歳出補正は、退職被保険者の療養給付費交付金について、精算の結果、超過額を返還するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、財政調整基金繰入などで措置するものであります。
 次に、議案第52号 平成16年度砺波市老人保健医療事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、歳入歳出それぞれ6万2,000円を追加補正し、歳入歳出総額は35億680万2,000円となるところであります。
 歳出補正は、平成15年度の医療費適正化国庫補助金の確定に伴い、超過額を返還するものであり、これらの歳出補正に対する財源として、一般会計繰入金で措置するものであります。
 次に、議案第53号 平成16年度砺波市霊苑特別会計補正予算(第1号)につきましては、歳入歳出それぞれ640万円を追加補正し、歳入歳出総額は1,620万円となるところであります。
 歳出補正は、第2赤坂霊苑墓地管理料、永代使用料などの増額に伴い、積み立てを行うものであります。
 次に、議案第54号 平成16年度砺波市病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、資本的収入において、一般会計から1億5,000万円の繰り入れを行うもので、資本的収入の総額が18億5,600万円となるところであります。
 次に、議案第55号 砺波広域圏事務組合の規約変更についてから議案第70号 高速自動車道国道に関する救急業務に係る関係関連事務の受託の廃止につきましては、砺波市と庄川町との合併に伴いまして規約の変更等を行うものであります。
 次に、議案第71号 決算の認定につきましては、地方自治法の定めるところにより、平成15年度富山県砺波市一般会計並びに砺波市国民健康保険事業、砺波市国民健康保険太田診療所、砺波市老人保健医療事業、砺波市赤坂霊苑、砺波市下水道事業及び砺波市農業集落排水事業の各特別会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、議案第72号 決算の認定につきましては、地方公営企業法の定めるところにより、平成15年度砺波市水道事業会計、砺波市工業用水道事業会計及び砺波市病院事業会計の各決算について、監査委員の意見を付して認定をお願いするものであります。
 次に、報告第11号 専決処分の承認を求めることにつきましては、専決処分第10号 損害賠償に係る和解について外1件であります。
 以上をもちまして、本日提案いたしました議案等の説明といたします。
 何とぞ、慎重に御審議の上、可決、認定、承認を賜りますようお願い申し上げます。

◯議長(松本君) 以上をもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
 お諮りいたします。明9月8日から9月13日までの6日間は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

◯議長(松本君) 御異議なしと認めます。よって、明9月8日から9月13日までの6日間は休会とすることに決定いたしました。
 次回は、9月14日午前10時から開会いたします。
 本日はこれをもって散会いたします。
 御苦労さまでございました。

 午前10時32分 閉議



平成16年6月定例会(第4号) 議事日程・名簿 

     平成16年6月砺波市議会定例会会議録(第4号)

1.議事日程
  第1 議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会計補
     正予算(第1号)外4件、及び報告第3号 専決処分の承認を求めることに
     ついて
     (委員長報告、質疑、討論、採決)
  第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件
     (質疑、討論、採決)
  第3 砺波市選挙管理委員会委員の一般選挙
  第4 砺波市選挙管理委員会委員補充員の一般選挙
  第5 議員提出議案第1号 地方分権を確立するための真の三位一体改革の実現を
     求める意見書の提出について
     (提案理由説明、討論、採決)
  第6 議員の派遣について
  第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.本日の会議に付した事件
  日程第1 議案第43号から議案第47号まで、平成16年度富山県砺波市一般会
       計補正予算(第1号)外4件、及び報告第3号 専決処分の承認を求め
       ることについて
       (委員長報告、質疑、討論、採決)
  日程第2 安心と信頼の年金制度改革を求める意見書採択に関する請願書外2件
       (質疑、討論、採決)
  議案第48号 砺波市監査委員の選任について
  議案第49号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
  日程第3 砺波市選挙管理委員会委員の一般選挙
  日程第4 砺波市選挙管理委員会委員補充員の一般選挙
  日程第5 議員提出議案第1号 地方分権を確立するための真の三位一体改革の実
       現を求める意見書の提出について
       (提案理由説明、討論、採決)
  日程第6 議員の派遣について
  日程第7 所管事務調査に係る閉会中の継続審査について

1.開議及び閉議の日時
   6月21日  午後 2時04分  開議
   6月21日  午後 3時05分  閉議

1.出席議員(20名)
   1番 瘧 師 富士夫 君     2番 境   欣 吾 君
   3番 福 島 洋 一 君     4番 稲 垣   修 君
   5番 井 上 五三男 君     6番 嶋 村 信 之 君
   7番 飯 田 修 平 君     8番 林   忠 男 君
   9番 柴 田   智 君    10番 寺 島 良 三 君
  11番 江 守 俊 光 君    12番 松 本   昇 君
  13番 石 田 隆 紀 君    14番 高 田 隼 水 君
  15番 村 中 昭 二 君    16番 堀 田 信 一 君
  17番 山 岸 銀 七 君    18番 宮 木 文 夫 君
  19番 前 田 喜代志 君    20番 松 本 恒 美 君

1.欠席議員(なし)

1.説明のため議場に出席した者の職・氏名

 市  長 安 念 鉄 夫 君    助  役 野 村 泰 則 君

 収入役  柳 原 和 夫 君    総務部長 吉 田 俊 和 君

                   産業建設
 民生部長 小 西 竹 文 君    部  長 藪 田 康 男 君

                   企画調整
 水道部長 宮 井   正 君    室  長 永 田 俊 満 君

 総務部
 次  長 有 若   隆 君    検査室長 米 田 俊 一 君

 総務部
 付け室長 堀   秋 博 君    財政課長 仁 木 芳 行 君

 社会福祉              商工観光
 課  長 老 松 邦 雄 君    課  長 五 嶋 親 秀 君

 水道部
 次  長 安 念   茂 君    病院長  小 杉 光 世 君

 病  院              教  育
 事務局長 島 田 正 広 君    委員長  桃 井 千 秋 君

 教育長  堀 田 良 男 君    教育次長 小 幡 和日出 君

                   監  査
 監査委員 畑   尚 之 君    事務局長 竿 田   実 君

1.職務のため議場に出席した事務局職員

 事務局長 喜 田 豊 明      主  幹 浅 田 章 敬

 調査係長 田 嶋 和 樹